JP2002140082A - データ記録装置および方法、データ再生装置および方法、データ記録再生装置およびデータ記録再生方法 - Google Patents

データ記録装置および方法、データ再生装置および方法、データ記録再生装置およびデータ記録再生方法

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JP2002140082A
JP2002140082A JP2000331739A JP2000331739A JP2002140082A JP 2002140082 A JP2002140082 A JP 2002140082A JP 2000331739 A JP2000331739 A JP 2000331739A JP 2000331739 A JP2000331739 A JP 2000331739A JP 2002140082 A JP2002140082 A JP 2002140082A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無駄な電子透かし情報の検出を省略して、処
理の負荷を軽減したデータ記録装置を提供する。 【解決手段】 複数種類の外部入力インターフェース手
段の種類に応じて、それぞれの外部入力インターフェー
ス手段を通じて入力されるデータに対して電子透かし情
報の検出をするか否かが決定されている。電子透かし情
報を検出しないと決定されている外部入力インターフェ
ース手段を通じて入力されるデータに対しては電子透か
し情報の検出をせずに、データ記録を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、著作権
管理情報などの付加情報が埋め込まれているオーディオ
データなどを記録/再生するデータ記録装置およびデー
タ記録方法/データ再生装置およびデータ再生方法、並
びに、データ記録再生装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CD(Compact Disc)など
の高速アクセスが可能な記録媒体に記録されたオーディ
オデータなどのデジタルデータは、高速かつ容易にコピ
ーすることが可能である。しかも、デジタルデータのコ
ピーにおいては、コピーされて得られた複製データは、
元の情報に対して劣化がほとんどない。このため、著作
権保護の観点から、不正なコピーに対して有効な対策を
講じる必要性が叫ばれており、不正コピー防止技術が種
々提案されている。
【0003】そこで、音楽コンテンツやビデオコンテン
ツの著作権保護を目的として、オーディオデータやビデ
オデータなどの主データに、この主データに影響を与え
ない形式で、複製制御用や、再生制御用、また、複製な
どの履歴追跡用などに用いられる著作権管理情報を埋め
込む電子透かし技術が提案されている。
【0004】例えば、SDMI(Secure Dig
ital Music Initiative)方式で
は、オーディオデータに電子透かし情報を埋め込み、S
DMI方式に対応の装置では、この電子透かし情報を必
ず検出して、オーディオコンテンツを選別(記録制御や
再生制御を含む)をしなければならない。
【0005】例えば、このSDMI方式をIEEE(T
he Institute ofElectrical
and Electronics Engineer
s,Inc.)1394シリアルバス規格のインターフ
ェース(以下、IEEE1394インターフェースとい
う)に適用したデータ記録装置は、図17に示すように
構成される。なお、この場合、電子透かし情報は、オー
ディオPCMデータに埋め込まれる。
【0006】図17において、入力端子1には、IEE
E1394インターフェースを備えるデータ再生装置か
らの圧縮されたオーディオデータが供給される。この圧
縮オーディオデータは、前記データ再生装置において、
図18に示すような出力制御が行われて送られてくる。
【0007】すなわち、圧縮オーディオデータが、IE
EE1394インターフェースを介してデータ再生装置
から出力されるが、この圧縮オーディオデータの出力に
際しては、例えばSCMS(Serial Copy
Management System)情報が用いられ
て、IEEE1394インターフェース出力制御がなさ
れる。図18のフローチャートを参照して説明する。
【0008】先ず、ステップS1において、IEEE1
394バスを通じて出力先と通信を行い、出力先はIE
EE1394インターフェースに対応した装置(以下、
コンプライアントの装置という)であるか否か判別す
る。この判別の結果、コンプライアントの装置ではない
と判別したときには、ステップS5に進み、圧縮オーデ
ィオデータは暗号化処理して出力するが、その暗号化を
解く暗号キーは出力先には送出しない。これにより、コ
ンプライアントでない装置での暗号化の解読を不能にし
ている。なお、ステップS5で、暗号化データおよび暗
号キーの両方を渡さないようにする方法もある。
【0009】また、ステップS1での判別の結果、出力
先はコンプライアントの装置であると判別されたときに
は、ステップS2に進み、その出力先のコンプライアン
トの装置は記録装置であるか否か判別する。出力先が記
録装置ではないと判別されたときには、ステップS4に
飛び、圧縮オーディオデータは暗号化処理して出力する
とともに、その暗号化を解く暗号キーも出力先に送出す
る。
【0010】ステップS42で出力先がコンプライアン
トの記録装置であると判別された場合には、ステップS
43に進み、SCMS情報を解読して、「1世代コピー
可」とされているか否か判別する。そして、記録が禁止
されているときには、ステップS45に進み、圧縮オー
ディオデータは暗号化処理して出力するが、その暗号化
を解く暗号キーは出力先には送出しない。
【0011】ステップS43でのSCMS情報の解読の
結果、記録可であると判別したときには、ステップS4
4に進み、圧縮オーディオデータは暗号化処理して出力
するとともに、その暗号化を解く暗号キーも出力先に送
出する。すなわち、圧縮オーディオデータは、IEEE
1394インターフェースを通じて、コンプライアント
の記録装置に転送される。
【0012】以上のIEEE1394インターフェース
出力制御により、SCMS情報によりコピー可とされて
いるときにのみ、転送先のデータ記録装置では、暗号解
読可能とされ、記録が可能である。SCMS情報により
記録不可とされているときには、圧縮オーディオデータ
の暗号解読が不可となり、正常な記録ができないことと
なる。
【0013】以上のような処理がなされて送られてくる
データは、図17のデータ記録装置の入力端子1を通じ
て入力され、IEEE1394インターフェース2を通
じて暗号解読回路3に供給される。記録が可能であると
きには、暗号化データに付随して暗号キーも送られてく
るので、IEEE1394インターフェース2を通じて
これを取得し、その暗号キーを用いて、暗号解読回路3
では、暗号解読が行われる。
【0014】暗号解読回路3で暗号が解読された圧縮オ
ーディオデータは、オーディオPCMデータに埋め込ま
れている電子透かし情報(図面中では、WM(Wate
rMarkの略)と記載する)を検出するために、圧縮
解凍回路4に供給されて、圧縮されていたデータが伸長
デコードされる。そして、伸長デコーダされたオーディ
オデータは、記録制御回路5に供給される。
【0015】圧縮解凍回路4からのオーディオPCMデ
ータは、また、電子透かし情報検出回路6に供給され
る。電子透かし情報検出回路6では、オーディオPCM
データに電子透かし処理により埋め込まれている著作権
保護のための付加データを抽出する。この付加データ
は、例えば、SCMS情報と同様に、「1回コピー可
能」、「コピー禁止」、「コピーフリー」などを示す情
報とされる。
【0016】システムコントローラ10は、例えばマイ
クロコンピュータを備えるもので、電子透かし情報検出
回路6からの電子透かし情報を解釈し、コピー禁止であ
れば、記録制御回路5を制御して、記録を禁止する。す
なわち、例えば記録制御回路5以降の回路へのオーディ
オPCMデータの供給を停止する。
【0017】電子透かし情報の解釈の結果、「1回コピ
ー可能」あるいは「コピーフリー」であるときには、シ
ステムコントローラ10は、記録制御回路5を、それ以
降の回路へオーディオPCMデータを供給するように制
御して、記録を許可する。記録制御回路5からのオーデ
ィオデータは、電子透かし情報書換回路7に供給され
る。
【0018】そして、システムコントローラ10は、電
子透かし情報が「1回コピー可能」の状態であると解釈
したときには、電子透かし情報書換回路7において、電
子透かし情報を「1回コピー可能」の状態から、「コピ
ー禁止」の状態に書き換えるようにする。
【0019】電子透かし情報書換回路7からのオーディ
オPCMデータは、圧縮回路8に供給されて、再度、デ
ータ圧縮され、また、暗号化回路9に供給されて暗号化
される。そして、記録変調回路11に供給されて、所定
の記録変調が行われた後、記録ヘッド12に供給され
て、記録可能な光ディスク13に記録される。
【0020】光ディスク13は、サーボ回路15からの
制御を受けて所定の回転速度に制御されるスピンドルモ
ータ14により回転駆動されている。なお、システムコ
ントローラ10には、使用者のキー入力を受け付けるた
めのキー操作部16と、使用者に必要な表示情報を提供
するための表示素子としてのLCD(LiquidCr
ystal Display;液晶ディスプレイ)17
が接続されて設けられている。
【0021】以上のようにして、図17の例の場合に
は、IEEE1394シリアルバスインターフェースに
より、オーディオデータがセキュアに伝送されるととも
に、電子透かし情報により記録制御が行われて、確実な
著作権保護が図られるものである。
【0022】なお、最近は、電子透かし情報を用いて、
データ再生装置において再生制限を行うことも提案され
ている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子透かし
情報は、主データに対して、スペクトラム拡散処理を利
用して埋め込んだり、エネルギーの高いデータの周辺に
埋め込んだり、マスキング効果を用いて埋め込んだりす
るなどの方法が、従来から提案されているが、いずれに
しても、その検出および書き換えは、記録装置や再生装
置に大きな負担を強いることになり、装置のパフォーマ
ンスを劣化させる。
【0024】また、上述の図17および図18に説明し
たようなセキュアに保護された圧縮コンテンツの記録に
おいては、電子透かし情報を検出するために、暗号を解
読し、また、圧縮を解凍して、PCMデータに戻す必要
があり、記録の際には、再度、暗号化し、また圧縮しな
ければならず、その点でもパフォーマンスを劣化させて
しまっている。また、余分な処理を必要とする分だけ、
消費電力が増えたりする問題もある。
【0025】さらに、電子透かし情報の検出に時間がか
かる場合も多く、使用者が記録開始キーや再生開始キー
を操作してから、実際に記録開始または再生開始となる
までの間が長くなって、使用者に違和感を感じさせるよ
うな場合もある。
【0026】この発明は、以上の点にかんがみ、できる
だけ、装置のパフォーマンスの劣化や無駄な電力消費を
防止することができるようにすることを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明によるデータ記録装置は、入力され
るデータを記録する記録手段と、前記入力されるデータ
に埋め込まれる付加情報を検出する検出手段と、前記検
出手段で検出された付加情報に基づいて前記記録手段を
制御する記録制御手段と、を備え、前記データがセキュ
アな状態で入力されるか否かに応じて、前記検出手段に
より前記入力されるデータに埋め込まれる付加情報を検
出するか否かが決定されていることを特徴とする。
【0028】例えば、前述したIEEE1394インタ
ーフェースのように、データがセキュアな状態で入力さ
れる場合には、記録制御のための付加情報は、記録装置
側で検出してチェックする必要がない。このことから、
この請求項1の発明のように、入力されるデータがセキ
ュアな状態であるかどうかを応じて予め付加情報の検出
を行わないように設定しておけば、無駄な付加情報の検
出動作を省くことができ、装置のパフォーマンスが良く
なる。
【0029】また、請求項3の発明においては、請求項
1において、セキュアにデータが入力されるセキュア入
力インターフェース手段と、非セキュアにデータが入力
される非セキュア入力インターフェース手段と、を備え
ると共に、前記検出手段は、前記非セキュア入力インタ
ーフェース手段から入力されるデータのみから前記付加
情報を検出することを特徴とする。
【0030】この請求項3の発明によれば、セキュア入
力インターフェース手段を通じたデータについては、付
加情報の検出は行わず、非セキュア入力インターフェー
ス手段を通じたデータについては、付加情報の検出を行
って、記録制御を行うように設定されている。したがっ
て、無駄な付加情報の検出動作を省くことができ、装置
のパフォーマンスが良くなる。
【0031】また、請求項4の発明は、請求項3におい
て、前記セキュア入力インターフェース手段から入力さ
れるデータから、著作権管理情報を抽出する抽出手段
と、前記抽出手段で抽出された前記著作権管理情報に基
づいて前記セキュア入力インターフェース手段から入力
されるデータの記録を制御する別の記録制御手段と、を
備えることを特徴とする。
【0032】この請求項4の発明においては、セキュア
入力インターフェース手段を通じて入力されたデータに
ついても、著作権管理情報に基づいて記録制御が行われ
る。この場合に、例えば電子透かし処理などにより埋め
込まれている付加情報に比べて、セキュア入力インター
フェース手段を通じて入力されたデータに付加されてい
る著作権管理情報が簡単に抽出できるようなものであれ
ば、わざわざ電子透かし情報を検出しなくても、セキュ
ア入力インターフェース手段を通じて入力されたデータ
について、適切な著作権保護を得ることができる。
【0033】また、請求項24の発明は、複数種類の外
部入力インターフェース手段と、前記外部入力インター
フェース手段の種類に応じて、それぞれの外部入力イン
ターフェース手段を通じて入力されるデータに対して設
けるか否かが決定されており、設けると決定されている
外部入力インターフェース手段を通じて入力されるデー
タに埋め込まれている付加情報を検出する付加情報検出
手段と、前記付加情報検出手段で前記付加情報が検出さ
れたデータの記録を、前記付加情報の検出結果に応じて
制御する記録制御手段と、前記データの記録を実行する
ための記録手段と、を備えることを特徴とする。
【0034】この請求項24の発明によれば、外部入力
インターフェース手段の種類に応じて、その外部入力イ
ンターフェース手段を通ったデータについて、付加情報
検出手段によって付加情報を検出するか否かをが予め設
定される。
【0035】すなわち、例えば、外部入力インターフェ
ースが認証が可能な装置からのデータを受けるもの(請
求項25参照)、セキュアなインターフェース手段であ
る(請求項26参照)場合には、付加情報検出手段によ
る付加情報の検出を省略しても差し支えないので、その
ように設定する。一方、認証ができなかったり、非セキ
ュアなインターフェース手段である場合には、いわゆる
出処進退が定かでないとして、付加情報検出手段により
付加情報を検出して、その検出結果により、記録を制御
するようにすることができる。
【0036】また、請求項28の発明は、請求項24に
おいて、前記複数種類の外部入力インターフェース手段
には、アナログ入力インターフェース手段と、デジタル
入力インターフェース手段とを含み、前記アナログ入力
インターフェース手段と前記デジタル入力インターフェ
ース手段のいずれか一方を通じて入力されたデータにつ
いては、付加情報検出手段を設けないことを特徴とす
る。
【0037】例えば付加情報が電子透かし処理によりデ
ータに埋め込まれている場合に、埋め込まれるデータの
形態がデジタルPCMデータであった場合、アナログデ
ータに変換されると、電子透かし情報の検出が困難にな
る場合がある。逆に、埋め込まれるデータの形態がアナ
ログデータであった場合に、デジタルPCMデータに変
換されると、電子透かし情報の検出が困難になる場合が
ある。そこで、この請求項28の発明においては、検出
が困難になる方のデータ形態のデータについては、付加
情報の検出を行わないようにする。
【0038】このようにすれば、検出が困難で検出でき
ないかもしれない付加情報の検出を実行することによる
無駄な電力消費を削減できると共に、装置のパフォーマ
ンスも向上する。
【0039】また、請求項29の発明は、請求項24に
おいて、前記複数種類の外部入力インターフェース手段
には、圧縮データを入力データとして受けるものと、非
圧縮データを入力データとして受けるものとを含み、前
記圧縮データを入力データとして受ける外部入力インタ
ーフェースまたは非圧縮データを入力データとして受け
るもののいずれか一方を通じて入力されたデータについ
ては、付加情報検出手段を設けないことを特徴とする。
【0040】例えば付加情報が電子透かし処理によりデ
ータに埋め込まれている場合に、埋め込まれるデータの
形態が圧縮データであった場合、伸長データに解凍され
ると、電子透かし情報の検出が困難になる場合がある。
逆に、埋め込まれるデータの形態が非圧縮データであっ
た場合に、圧縮データに変換されると、電子透かし情報
の検出が困難になる場合がある。そこで、この請求項2
9の発明においては、検出が困難になる方のデータ形態
のデータについては、付加情報の検出を行わないように
する。
【0041】このようにすれば、検出が困難で検出でき
ないかもしれない付加情報の検出を実行することによる
無駄な電力消費を削減できると共に、装置のパフォーマ
ンスも向上する。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明による装置および方法のいくつかの実施の形態につい
て説明する。以下に説明する実施の形態は、記録または
再生対象のデータがオーディオデータの場合であって、
また、付加情報は、複製世代制限情報などの記録制御情
報や再生制御情報などを含む著作権管理情報が、電子透
かし処理によりオーディオデータに埋め込まれている場
合である。
【0043】また、以下に説明する実施の形態において
は、電子透かし情報を検出するか否かを決定する条件と
して、入力データがセキュアであるなど、電子透かし
情報による記録制御や再生制御が本来不要と考えられる
状態を基準にする場合と、電子透かし情報の検出が困
難な状況に入力データがなっているかどうかを基準にす
る場合と、の2通りがある。
【0044】まず、上記の場合におけるデータ記録装
置、データ再生装置、データ記録再生装置について説明
し、次に、の場合におけるデータ記録装置および再生
装置について説明することとする。
【0045】[入力データがセキュア/非セキュアな
どにより電子透かし情報を検出するか否かを決定する場
合] [データ記録装置の実施の形態]図1は、この場合の実
施の形態のデータ記録装置20のブロック図を示すもの
で、この例では、記録媒体としてCD−R(Compa
ct Disc−Recordable)やCD−RW
(Compact Disc−ReWritable)
あるいはその倍密度記録が可能な光ディスクを用いる。
そして、電子透かし情報は、PCM信号の状態のオーデ
ィオデータに埋め込まれている場合である。
【0046】この電子透かし情報の埋め込み方法として
は、例えばPCM信号の下位ビットに挿入する方法、マ
スキング効果を用いて埋め込む方法、エネルギーの高い
データの周辺に埋め込む方法、スペクトラム拡散を用い
る方法などのうちの一つが用いられている。
【0047】図1に示すように、このデータ記録装置2
0は、複数個の外部入力インターフェース、この例では
アナログ入力インターフェース22と、IEC(Int
ernational Electrotechnic
al Commission)958インターフェース
23と、USB(Universal SerialB
us)インターフェース24と、IEEE1394イン
ターフェース25とを備える。
【0048】この例では、これら4個の外部入力インタ
ーフェース22〜25がセキュアであるかどうかが勘案
される。上述のしたように、IEEE1394インター
フェース25は、セキュアな外部入力インターフェース
であるので、これを通じて入力されたデータについては
電子透かし情報の検出は行なわず、その他の外部入力イ
ンターフェースを通じたデータについては電子透かし情
報の検出を行なうように、2つの信号経路を設けるよう
に構成されている。
【0049】アナログ入力インターフェース22は、そ
のコネクタジャックで構成されるアナログ入力端子21
aを通じたアナログオーディオ信号を受け、それをA/
D変換器26に供給してオーディオPCM信号に変換し
てPCM信号セレクタ28に供給する。
【0050】IEC958インターフェース23は、い
わゆる光デジタル入力端子21bを通じて入力されたオ
ーディオPCM信号を受けて、PCM信号セレクタ28
に供給する。
【0051】USBインターフェース24は、そのコネ
クタジャックで構成される入力端子21cを通じた圧縮
オーディオデータを受け、それを圧縮解凍回路27に供
給して圧縮を解凍することによりオーディオPCM信号
に変換してPCM信号セレクタ28に供給する。
【0052】また、IEEE1394インターフェース
25は、そのコネクタジャックで構成される入力端子2
1dを通じた暗号化されている圧縮オーディオデータを
受ける。このIEEE1394インターフェース25を
通じて入力されたデータは、後述するように、セレクタ
28には供給されることなく、別個の経路を経由して光
ディスクに記録される。
【0053】いずれの外部入力インターフェースからの
データを記録するかは使用者が指定する。その指定のた
めなどに用いられるキー操作部43が設けられる。この
キー操作部43は、前記指定のための入力選択キーの
他、記録開始キー、停止キーなどの複数個のキーを備
え、使用者が操作したキーに応じたキー操作信号をシス
テムコントローラ100に供給する。
【0054】システムコントローラ100は、例えばマ
イクロコンピュータを備えるもので、キー操作信号を解
釈して、どのようなキーが操作されたかを判別し、その
判別結果に応じた制御を行なう。
【0055】そして、システムコントローラ100は、
使用者により操作されたキーが入力選択キーであって、
IEEE1394インターフェース25以外が選択され
たと判別したときには、PCM信号セレクタ28をその
選択された外部入力インターフェースからの信号を選択
して出力する状態に制御すると共に、後述する記録信号
セレクタ34をPCM信号セレクタ28からの信号の経
路を選択する状態に制御する。
【0056】また、システムコントローラ100は、使
用者により操作されたキーが入力選択キーであって、I
EEE1394インターフェース25が選択されたと判
別したときには、記録信号セレクタ34をIEEE13
94インターフェース25からの信号の経路を選択する
状態に制御する。
【0057】なお、操作されたキーが何であるかを使用
者に報知したり、その他の使用者に報知することが必要
な情報を表示するための表示素子として、この例ではL
CD44がシステムコントローラ100に接続されて設
けられている。
【0058】PCM信号セレクタ28から出力されたオ
ーディオPCM信号は、記録制御回路29に供給される
と共に、電子透かし情報検出回路30に供給される。電
子透かし情報検出回路30は、PCM信号セレクタ28
からのオーディオPCM信号に電子透かしの付加情報が
埋め込まれているときには、その電子透かし情報を検出
し、その検出結果の著作権管理情報をシステムコントロ
ーラ100に供給する。
【0059】システムコントローラ100は、この著作
権管理情報を解釈し、コピー禁止であれば、記録制御回
路29を制御して、記録を禁止する。すなわち、例えば
記録制御回路29以降の回路へのオーディオPCMデー
タの供給を停止する。
【0060】また、著作権管理情報の解釈の結果、「1
回コピー可能」あるいは「コピーフリー」のように複製
記録が可能であると判別したときは、システムコントロ
ーラ100は、記録制御回路29を、その後段の回路へ
オーディオPCM信号を出力をするように制御して、複
製記録を許可する。記録制御回路29からのオーディオ
データは、電子透かし情報書換回路31に供給される。
【0061】そして、システムコントローラ100は、
著作権管理情報に含まれる複製制御情報が複製記録を許
可する場合であっても、「1回コピー可能」のように、
複製世代や複製回数を制限する場合においては、電子透
かし情報書換回路31において、電子透かし情報を「1
回コピー可能」の状態から、「コピー禁止」の状態に書
き換えたり、コピー可能回数を減じたものに書き換える
ようにする。電子透かし情報の書き換えが不要のときに
は、この電子透かし情報書換回路31は、バイパスある
いはスルーされる。
【0062】電子透かし情報書換回路31からのオーデ
ィオPCMデータは、この実施の形態では、オーディオ
データは圧縮すると共に暗号化して記録するために、ま
ず、圧縮回路32に供給されて、データ圧縮され、続い
て、暗号化回路33に供給されて暗号化される。そし
て、暗号化されたデータは、記録信号セレクタ34を通
じて、ECCエンコーダ35に供給される。
【0063】ECCエンコーダ35では、その入力デー
タについて、例えばCIRC(Cross Inter
leave Reed−Solomon Code)を
用いるエラー訂正エンコード処理を行う。そして、EC
Cエンコーダ35は、そのエラー訂正エンコード処理し
たデータを記録変調回路36に供給する。
【0064】記録変調回路36では、例えばEFM(E
ight−to−FourteenModulatio
n)方式による記録変調を行う。
【0065】記録変調回路36は、その変調したデータ
を記録アンプ(図示せず)を通じて記録ヘッド37に供
給する。記録ヘッド37は、光ディスク40にデータを
書き込む。光ディスク40は、スピンドルモータ41に
より回転駆動されるが、サーボ回路42により、線速度
一定のサーボ制御により、所定の回転速度となるように
される。サーボ回路42は、例えば記録すべきオーディ
オPCM信号に基づいて速度サーボ信号を生成して、ス
ピンドルモータ41に供給する。サーボ回路42は、ま
た、システムコントローラ100からの制御信号を受け
て、記録ヘッド37の光ディスク40の半径方向の位置
制御を行なう。また、トラッキング制御も行なう。
【0066】光ディスク40がCD−Rの場合には、記
録ヘッド37は、光ディスク40の記録層の屈折率を変
化させることにより、データを記録する。また、光ディ
スク40がCD−RWの場合には、結晶/アモルファス
(非結晶)により、データが記録される。
【0067】IEEE1394インターフェース25を
通じて入力されるオーディオデータについては、この実
施の形態では、電子透かし情報の検出は行なわないが、
それに付随するDRM(Digital Right
Management)情報に従った制御を行なうよう
にする。このDRM情報は、暗号化および圧縮された状
態のデータからでもSCMS情報などの著作権管理情報
を簡単に分離することができるものである。
【0068】このため、この実施の形態では、IEEE
1394インターフェース25を通じて入力されたデー
タは、記録制御回路38に供給されると共に、DRM解
読回路39に供給される。DRM解読回路39は、IE
EE1394インターフェース25を通じて入力された
データにDRM情報が付随しているときには、それを解
読し、その解読結果をシステムコントローラ100に供
給する。
【0069】システムコントローラ100は、このDR
M解読結果に応じて、複製記録が禁止されるときには、
記録制御回路38を、その後段の回路へのオーディオP
CMデータの供給を停止するように制御することによ
り、記録を禁止する。また、複製記録が許可される場合
には、記録制御回路38を、その後段の回路へのオーデ
ィオPCM信号の供給を許可するように制御して、複製
記録を許可する。
【0070】記録制御回路38からのオーディオデータ
は、記録信号セレクタ34に供給される。すなわち、I
EEE1394インターフェース25を通じて入力され
たデータは、暗号化されていると共に、圧縮されている
ので、入力されたデータの形態のままで、複製記録が可
能となる。
【0071】次に、以上説明したデータ記録装置20に
おける記録時の処理動作を、図2および図3のフローチ
ャートを参照しながらさらに説明する。このフローチャ
ートは、主としてシステムコントローラ100での制御
を基準に記述したものである。
【0072】まず、システムコントローラ100は、キ
ー操作部43の記録キーが操作されたと判別すると(ス
テップS11)、キー操作部43における入力選択キー
の操作状態から、いずれの外部入力インターフェースが
記録対象データの入力経路として選択されているかを識
別する(ステップS12)。そして、識別した入力経路
がセキュアな経路か、すなわち、この例の場合には、I
EEE1394インターフェース25が選択されている
か否かを判別する(ステップS13)。
【0073】IEEE1394インターフェース25が
選択されていると判別したときには、システムコントロ
ーラ100は、記録信号セレクタ34を、IEEE13
94インターフェース25からのデータ側、つまり、記
録制御回路38の出力を選択する状態に制御する(ステ
ップS14)。
【0074】そして、システムコントローラ100は、
DRM解読回路39からのDRM情報の解読結果を解釈
し(ステップS15)、複製記録が可能であるかどうか
を判別する(ステップS16)。システムコントローラ
100は、記録可能であると判別したときには、記録制
御回路38を前述した記録許可状態に制御して、記録信
号セレクタ34からECCエンコーダ35、記録変調回
路36を介して記録ヘッド37にデータを供給し、光デ
ィスク40にデータを記録する(ステップS17)。
【0075】一方、ステップS16において、DRM解
読結果により複製記録が不可であると判別したときに
は、記録制御回路38を前述した記録禁止状態に制御し
て、記録を禁止し(ステップS18)、記録が不可であ
ることをLCD44に表示して使用者に報知する(ステ
ップS19)。
【0076】また、ステップS13において、IEEE
1394インターフェース25以外が選択されていると
判別したときには、システムコントローラ100は、P
CM信号セレクタ28を、使用者により選択指示された
入力経路を選択する状態に制御する(ステップS21)
と共に、記録信号セレクタ34を、PCM信号セレクタ
28からの信号側、つまり、暗号化回路33の出力を選
択する状態に制御する(ステップS22)。
【0077】そして、入力経路として選択されたのはア
ナログ入力インターフェース22であるか否か判別し
(ステップS23)、そうであれば、入力アナログデー
タをA/D変換器26にてデジタル信号に変換し(ステ
ップS24)、また入力経路として選択されたのはUS
Bインターフェース24であって、データが圧縮されて
いるか否か判別し(ステップS25)、そうであれば、
圧縮解凍回路27により圧縮を解凍する(ステップS2
6)。圧縮されていないと判別されたときには、つま
り、IEC958インターフェース23が選択されたと
きには、圧縮解凍のステップS26をスキップする。
【0078】次に、記録しようとするオーディオPCM
データに電子透かし情報が埋め込まれているか否か判別
する(ステップS27)。この判別は、例えば、電子透
かし情報検出回路30で、PCM信号セレクタ28から
のデータについて電子透かし情報の検出を所定時間行な
い、その所定時間以内に、電子透かし情報を検出できな
かったか否かにより行なう。
【0079】そして、電子透かし情報が検出できたとき
には、システムコントローラ100は、その電子透かし
情報を解釈し(ステップS28)、検出された電子透か
し情報が正当なものであるか否か判別する(ステップS
29)。この判別は、例えば、電子透かし情報が改ざん
されたために、本来、有り得ないような情報内容になっ
ていたりしていないかどうかの判別である。
【0080】検出された電子透かし情報が正当なもので
あると判別したときには、その電子透かし情報、つまり
著作権管理情報の解釈の結果、そのデータの複製記録が
可能であるか否かを判別する(ステップS30)。
【0081】ステップS29で正当でないと判別したと
き、また、ステップS30で複製記録が不可であると判
別したときには、ステップS18に移行して、記録を禁
止する。そして、記録が不可であることをLCD44に
表示して、使用者に報知する(ステップS19)。
【0082】また、ステップS30において、複製記録
が可能であると判別したときには、電子透かし情報の書
き換えが必要であるかどうか判別する(ステップS3
1)。複製記録制御が世代制限や複製個数制限等のため
に電子透かし情報の書き換えが必要であると判別したと
きには、電子透かし情報書換回路31によりその電子透
かし情報の書き換えを実行する(ステップS32)。
【0083】電子透かし情報の書き換えを実行した後、
あるいは、電子透かし情報の書き換えが不要であると判
別したときには、PCMデータを圧縮および暗号化し
(ステップS33)、その後、ステップS17に進ん
で、上述したようにして記録を実行する。
【0084】なお、この実施の形態では、ステップS2
7で電子透かし情報が検出できないと判別したときに
は、ステップS33以降に進んで、記録を実行するよう
にする。これは、電子透かし情報が埋め込まれていない
従来のコンテンツの存在と、コピープロテクトが不明で
ある状態を考慮したものである。しかし、コピープロテ
クトが不明なコンテンツは入手経路が不明なので、記録
不可とするようにしても良い。
【0085】以上説明したように、この実施の形態のデ
ータ記録装置においては、セキュアな入力経路の場合に
は、電子透かし情報の検出を行なわないようにしたこと
により、当該セキュアな入力経路のデータについての複
製記録処理は非常に簡単になり、パフォーマンスが向上
する。すなわち、図17に示した従来例と比較すると、
従来は、セキュアな経路であっても、電子透かし情報の
検出のために、暗号を解読し、圧縮を解凍し、そして、
それを記録するために、再度、圧縮し、暗号化する必要
があったが、図1の実施の形態において、それらの圧縮
解凍回路、暗号解読回路、圧縮回路、暗号化回路が不要
になるものである。
【0086】もしも、IEEE1394インターフェー
スのようなセキュアなものしか外部入力インターフェー
スとして有しない記録装置の場合には、電子透かし情報
の検出回路および記録制御回路も不要になるものであ
る。
【0087】なお、セキュアなインターフェースとして
は、IEEE1394インターフェースに限定されるわ
けではなく、セキュアUSBインターフェースなど、S
AC(Secure Authentication
Channel)によるものであれば、どのようなもの
であっても良い。
【0088】また、セキュアなインターフェースとして
は、データが暗号化されていることは必須条件ではな
く、例えば相手機器との認証がとれる態様のインターフ
ェースであって、データは暗号化せずに伝送するような
ものをセキュアとして扱うことも可能である。
【0089】[の場合のデータ再生装置の実施の形
態] データ再生装置の第1の実施の形態 図4は、この第1の実施の形態のデータ再生装置50の
ブロック図を示すもので、この例は、再生対象のオーデ
ィオデータを複数個の外部入力インターフェースを通じ
て受ける場合であり、この例も、電子透かし情報は、P
CM信号の状態のオーディオ信号に埋め込まれている場
合である。
【0090】この電子透かし情報の埋め込み方法として
は、例えばPCM信号の下位ビットに挿入する方法、マ
スキング効果を用いて埋め込む方法、エネルギーの高い
データの周辺に埋め込む方法、スペクトラム拡散を用い
る方法などが用いられるのは上述と同様である。
【0091】図4に示すように、このデータ再生装置5
0は、複数個の外部入力インターフェース、この例では
アナログ入力インターフェース52と、IEC958イ
ンターフェース53と、USBインターフェース54
と、IEEE1394インターフェース55とを備え
る。
【0092】この例では、これら4個の外部入力インタ
ーフェース52〜55がセキュアであるかどうかが勘案
される。上述のしたように、IEEE1394インター
フェース55は、セキュアな外部入力インターフェース
であるので、これを通じて入力されたデータについては
電子透かし情報の検出は行なわず、その他の外部入力イ
ンターフェースを通じたデータについては電子透かし情
報の検出を行なうように、2つの信号経路を設けるよう
に構成されている。
【0093】アナログ入力インターフェース52は、そ
のコネクタジャックで構成されるアナログ入力端子51
aを通じたアナログオーディオ信号を受け、第1入力セ
レクタ58に供給すると共に、A/D変換器56に供給
してオーディオPCM信号に変換して電子透かし情報用
セレクタ59に供給する。
【0094】IEC958インターフェース53は、い
わゆる光デジタル入力端子51bを通じて入力されたオ
ーディオPCM信号を受け、そのオーディオPCM信号
をD/A変換器60に供給する共に、電子透かし情報用
セレクタ59に供給する。D/A変換器60は、その入
力データをアナログデータに変換して、第1入力セレク
タ58に供給する。
【0095】USBインターフェース54は、そのコネ
クタジャックで構成される入力端子51cを通じた圧縮
オーディオデータを受け、それを圧縮解凍回路57に供
給して圧縮を解凍することによりオーディオPCM信号
に変換し、そのオーディオPCM信号をD/A変換器6
1に供給すると共に、電子透かし情報用セレクタ59に
供給する。D/A変換器61は、その入力データをアナ
ログデータに変換して、第1入力セレクタ58に供給す
る。
【0096】また、IEEE1394インターフェース
55は、そのコネクタジャックで構成される入力端子5
1dを通じた暗号化されている圧縮オーディオデータを
受ける。このIEEE1394インターフェース55を
通じて入力されたデータは、第1入力セレクタ58およ
び電子透かし情報用セレクタ59には供給されることな
く、別個の経路を経由して再生される。
【0097】いずれの外部入力インターフェースからの
データを再生するかは使用者が指定する。その指定のた
めなどに用いられるキー操作部72が設けられる。この
キー操作部72は、前記指定のための入力選択キーの
他、再生開始キー、停止キーなどの複数個のキーを備
え、使用者が操作したキーに応じたキー操作信号をシス
テムコントローラ200に供給する。
【0098】システムコントローラ200は、例えばマ
イクロコンピュータを備えるもので、キー操作信号を解
釈して、どのようなキーが操作されたかを判別し、その
判別結果に応じた制御を行なう。
【0099】そして、システムコントローラ200は、
使用者により操作されたキーが入力選択キーであって、
IEEE1394インターフェース25以外が選択され
たと判別したときには、第1入力セレクタ58をその選
択された外部入力インターフェースからの信号を選択し
て出力する状態に制御すると共に、電子透かし情報用セ
レクタ59も、同様に選択された外部入力インターフェ
ースからの信号を選択する状態に制御する。さらに、シ
ステムコントローラ200は、後述する第2入力セレク
タ64を第1入力セレクタ58からの信号の経路を選択
する状態に制御する。
【0100】また、システムコントローラ200は、使
用者により操作されたキーが入力選択キーであって、I
EEE1394インターフェース55が選択されたと判
別したときには、第2入力セレクタ64をIEEE13
94インターフェース55からの信号の経路を選択する
状態に制御する。
【0101】なお、システムコントローラ200には、
操作されたキーが何であるかを使用者に報知したり、そ
の他の使用者に報知することが必要な情報を表示するた
めの表示素子として、この例ではLCD73がシステム
コントローラ200に接続されて設けられている。
【0102】第1入力セレクタ58から出力されたオー
ディオPCM信号は、再生制御回路62に供給される。
また、電子透かし情報用セレクタ59から出力されたデ
ータは、電子透かし情報検出回路63に供給される。電
子透かし情報検出回路63は、電子透かし情報用セレク
タ57からのオーディオPCM信号に電子透かしの付加
情報が埋め込まれているときには、その電子透かし情報
を検出し、その検出結果の著作権管理情報をシステムコ
ントローラ200に供給する。
【0103】システムコントローラ200は、この著作
権管理情報を解釈し、再生禁止であれば、再生制御回路
62を制御して、再生を禁止する。すなわち、例えば再
生制御回路62以降の回路へのオーディオデータの供給
を停止する。
【0104】また、著作権管理情報の解釈の結果、再生
が可能であると判別したときは、システムコントローラ
200は、再生制御回路62を、その後段の回路へのオ
ーディオ信号を出力を許可するように制御して、再生を
許可する。再生制御回路62から出力されたアナログオ
ーディオデータは、第2入力セレクタ64に供給され
る。
【0105】IEEE1394インターフェース55を
通じて入力されるオーディオデータについては、この実
施の形態では、電子透かし情報の検出は行なわないが、
それに付随するDRM(Digital Right
Management)情報に従った制御を行なうよう
にする。
【0106】このため、この実施の形態では、IEEE
1394インターフェース55を通じて入力されたデー
タは、再生制御回路67に供給されると共に、DRM解
読回路68に供給される。DRM解読回路68は、IE
EE1394インターフェース55を通じて入力された
データにDRM情報が付随しているときには、それを解
読し、その解読結果をシステムコントローラ200に供
給する。
【0107】システムコントローラ200は、このDR
M解読結果に応じて、再生が禁止されていると判別した
ときには、再生制御回路67を、その後段の回路へのオ
ーディオPCMデータの供給を停止するように制御する
ことにより、再生を禁止する。また、再生が許可されて
いると判別した場合には、再生制御回路67を、その後
段の回路へのオーディオPCM信号の供給を許可するよ
うに制御して、再生を許可する。
【0108】再生制御回路67からのオーディオデータ
は、暗号解読回路69において暗号解読され、続いて圧
縮解凍回路70において圧縮が解凍される。そして、圧
縮解凍されたオーディオデータは、D/A変換器71に
よりアナログデータに変換された後、第2入力セレクタ
64に供給される。
【0109】第2入力セレクタ64は、前述したように
して、使用者のキー操作による入力選択に応じたシステ
ムコントローラ200からの選択制御信号により、選択
制御される。そして、この第2入力セレクタ64は、選
択したアナログオーディオデータをオーディオアンプ6
5を通じてスピーカ66に供給する。そして、スピーカ
66によって音響再生される。
【0110】次に、以上説明したデータ再生装置50に
おける再生時の処理動作を、図5のフローチャートを参
照しながらさらに説明する。このフローチャートは、主
としてシステムコントローラ200での制御を記述した
ものである。
【0111】まず、キー操作部72の再生キーが操作さ
れたと判別すると(ステップS41)、キー操作部72
における入力選択キーの操作状態から、いずれの外部入
力インターフェースが再生対象データの入力経路として
選択されているかを識別する(ステップS42)。そし
て、識別した入力経路がセキュアな経路か、すなわち、
この例の場合には、IEEE1394インターフェース
55が選択されているか否かが判別される(ステップS
43)。
【0112】IEEE1394インターフェース55が
選択されていると判別したときには、システムコントロ
ーラ200は、第2入力セレクタ64を、IEEE13
94インターフェース55からのデータ側、つまり、D
/A変換器71の出力を選択する状態に制御する(ステ
ップS44)。
【0113】そして、システムコントローラ200は、
DRM解読回路68からのDRM情報の解読結果を解釈
し(ステップS45)、再生が可能であるかどうかを判
別する(ステップS46)。再生可能であると判別した
ときには、システムコントローラ200は、再生制御回
路67を前述した再生許可状態に制御する。
【0114】したがって、IEEE1394インターフ
ェース55を通じて入力されたデータが、暗号解読回路
69で暗号解読され、圧縮解凍回路70で圧縮解凍さ
れ、D/A変換器71でアナログデータに変換され、第
2入力セレクタ64およびアンプ65を通じてスピーカ
66に供給されて、音響再生される(ステップS4
7)。このとき、電子透かし情報の検出およびその検出
結果に基づく再生制御は行なわないので、再生キーを操
作してから、音響再生までのパフォーマンスは良好なも
のとなる。
【0115】一方、ステップS46において、DRM解
読結果により再生が不可であると判別したときには、再
生制御回路67を前述した再生禁止状態に制御して、再
生を禁止し(ステップS48)、再生が不可であること
をLCD73に表示して使用者に報知する(ステップS
49)。
【0116】また、ステップS43において、IEEE
1394インターフェース55以外が選択されていると
判別したときには、システムコントローラ200は、第
1入力セレクタ58および電子透かし情報用セレクタ5
9を、使用者により選択指示された入力経路を選択する
状態に制御する(ステップS50)と共に、第2入力セ
レクタ64を、第1入力セレクタ58からの信号側、つ
まり、再生制御回路62の出力を選択する状態に制御す
る(ステップS51)。
【0117】そして、システムコントローラ200は、
電子透かし情報検出回路63の出力を監視して、再生し
ようとするオーディオPCMデータに電子透かし情報が
埋め込まれているか否か判別する(ステップS52)。
この判別は、例えば、電子透かし情報検出回路63で、
オーディオPCMデータについて電子透かし情報の検出
を所定時間行ない、その所定時間以内に、電子透かし情
報を検出できなかったか否かにより行なう。
【0118】そして、電子透かし情報が検出できたとき
には、システムコントローラ200は、その電子透かし
情報を解釈し(ステップS53)、検出された電子透か
し情報が正当なものであるか否か判別する(ステップS
54)。この判別は、例えば、電子透かし情報が改ざん
されたために、本来、有り得ないような情報内容になっ
ていたりしていないかどうかの判別である。
【0119】検出された電子透かし情報が正当なもので
あると判別したときには、その電子透かし情報、つまり
著作権管理情報の解釈の結果、そのデータの再生が可能
であるか否かを判別する(ステップS55)。
【0120】ステップS54で正当でないと判別したと
き、また、ステップS55で再生が不可であると判別し
たときには、ステップS48に移行して、再生を禁止す
る。また、ステップS55において、再生が可能である
と判別したときには、再生制御回路62を前述した再生
許可状態に制御して、再生を実行する(ステップS5
6)。
【0121】なお、この実施の形態では、ステップS5
2で電子透かし情報が検出できないと判別したときに
は、ステップS56に進んで、再生を実行するようにす
る。これは、電子透かし情報が埋め込まれていない従来
のコンテンツの存在と、再生についてのプロテクトが不
明である状態を考慮したものである。しかし、再生につ
いてのプロテクトが不明なコンテンツは入手経路が不明
なので、再生不可とするようにしても良い。
【0122】[データ再生装置の第2の実施の形態]以
上の実施の形態は、外部入力インターフェースがセキュ
アか否かにより、電子透かし情報の検出を行なうか否か
を決定するようにしたものであるが、記録再生メディア
がセキュアかどうかにより電子透かし情報の検出を行な
うか否かを決定するようにしても良い。この第2の実施
の形態は、その場合の例である。
【0123】例えば、出願人は、従来のCD(Comp
act Disc)と同様の記録密度(以下、この密度
を単密と略称する)で記録する場合と、より高密度で、
以下の説明の例では2倍の記録密度(以下、この密度を
倍密と略称する)で記録する場合との両方が可能である
光ディスク(以下、CDxと称する)を提案している。
このデータ再生装置の第2の実施の形態では、従来のC
Dや、CD−R(Compact Disc−Reco
rdable),CD−RW(CompactDisc
−ReWritable)だけでなく、この高密度記録
が可能な光ディスクCDx(記録が可能なCDx−R,
CDx−RWも含む)を再生対象とする。
【0124】この第2の実施の形態では、CDxとして
は、単密のディスクと、倍密のディスクと、単密と倍密
とが混在するディスク(混在ディスクはピット記録され
る再生専用タイプのみ)の3種が存在する。これら3種
のディスクには、それぞれを識別するための識別データ
が、ディスクのリードインエリアのTOC情報に含めら
れて記録される。
【0125】そして、この第2の実施の形態では、単密
のディスクあるいは混在ディスクの単密記録エリアに
は、従来のCDと互換があり、CDプレーヤで再生可能
な連続記録形式でオーディオデータが記録されている。
また、倍密のディスクあるいは混在ディスクの倍密記録
エリアには、ファイル形式で、かつ、データ圧縮される
と共に、暗号化されてオーディオデータが記録されてい
る。
【0126】各ディスクには、単密、倍密の識別データ
だけでなく、記録形式に関する識別データが、TOC
(Table Of Contents)情報やファイ
ルヘッダに含められて記録されている。そして、混在デ
ィスクの場合には、暗号キーの情報も、ディスクに記録
されている。
【0127】図6は、ファイル形式のデータのデータ構
造の一例を示す図である。この例では、コンテンツデー
タに付加されるファイルヘッダには、図示のように、コ
ンテンツを識別するためのコンテンツ毎にユニークなコ
ンテンツIDと、暗号化されているかどうかの情報(暗
号化有無)と、暗号化されている場合のその暗号化方式
を識別するための情報(暗号化方式)と、電子透かし情
報が埋め込まれているか否かの情報(WM有無)と、電
子透かし情報が埋め込まれている場合の電子透かし方式
を識別するための情報(WMID)と、ビデオ、オーデ
ィオ、テキスト、ゲームプログラムなどのコンテンツの
種別を示す情報(コンテンツ種別)などが含まれてい
る。前述もしたように、このファイルヘッダに含まれる
情報と同様の情報は、TOC情報に含めておくこともで
きる。
【0128】図7は、単密、倍密混在ディスク70の例
を示すものである。内周側の単密記録エリア74のデー
タエリア73には、従来のCDと同様に、オーディオP
CMデータが、エラー訂正エンコードされ、記録変調さ
れたものが、連続して記録されている。したがって、こ
の単密記録エリア74のオーディオデータは、従来から
普及しているCDプレーヤで再生可能である。なお、単
密記録エリア74には、リードインエリア71およびリ
ードアウトエリア72が含まれる。
【0129】そして、外周側の倍密記録エリア78は、
内周側の記録エリア74よりも高密度の記録エリアとさ
れている。この例では、倍密記録エリア78は、記録エ
リア74の2倍の記録密度での記録が可能とされてい
る。この倍密記録エリア78のデータエリア77には、
この例の場合には、オーディオPCMデータが圧縮さ
れ、暗号化されたものが、CD−ROMエンコーダによ
りセクタ構造とされ、さらに、エラー訂正エンコードさ
れ、記録変調され、倍密度で記録される。
【0130】そして、リードインエリア71には、この
ディスク70のTOC情報が記録されている。TOC情
報の一部は、リードインエリア75にも記録するように
しても良い。
【0131】この実施の形態の光ディスク70は、CD
のマスターディスクを作成するオーサリングシステムと
同様のシステムにより、記録データに応じたピット列を
形成することにより、作成されるものである。ただし、
倍密記録エリア78は倍密度であるので、従来のオーサ
リングシステムとは、その点が異なる。
【0132】また、倍密度記録エリア78に記録される
暗号化データの暗号を解読するための暗号キーの情報
は、例えばリードインエリア75のピットがウォブルさ
れることにより記録されている。図8は、このピットウ
ォブルによって暗号キーの情報を記録再生することを説
明するための図である。
【0133】この図8において、図8(A)は、EFM
変調データの一部のシリアルデータ列を示す。このシリ
アルデータ列をNRZI変調してチャンネルデータを生
成する(図8(B))。
【0134】通常のコンパクトディスクの場合では、図
8(C)に示すように、図8(B)のチャンネルデータ
に応じて、直線的に移動するレーザビームの照射がオ
ン、オフ制御されて、ピット幅0.5〔μm〕のビット
列が形成される。したがって、このときには、複数個の
ピットとピット間のランドからなるトラックの幅方向の
中心(以下、トラックセンタという)Tcは、図8
(C)の点線で示すように、各ピットPの幅方向の中心
Pcと常に一致する。
【0135】これに対してウォブル法においては、図8
(D)に示すように、各ピットPの形成位置を、付加デ
ータに応じて、トラック方向に直交する方向、つまりト
ラックの幅方向にずらしてピットPを形成するものであ
る。図8(D)の例においては、付加データが“1”の
ときには、ピットPの形成位置を、トラック方向に直交
する方向であって、トラックセンタよりも左側にずら
し、付加データが“0”のときには、ピットPの形成位
置を、トラック方向に直交する方向であって、トラック
センタよりも右側にずらす。
【0136】このとき、ピットPの形成位置のずらし量
は、そのピットの幅方向の中心位置Pc(図8(D)の
一点鎖線)と、トラックセンタTcとの距離が、例えば
50nmというように、オーディオデータの記録時のピ
ット形成位置のずれ量としてCD規格上で許容された範
囲内の値とされている。
【0137】このピットPの形成位置のトラックの幅方
向の変位は、例えばいわゆるプッシュプル法による受光
出力としてのトラッキングエラーとして検出されるの
で、そのトラッキングエラーを2値化することにより、
付加データを再生することができる。しかし、書込み可
能なCD−R,CDx−RやCD−RW,CDx−RW
に記録する場合には、図8(C)のようにしかピットは
形成できず、すなわち、ウォブルさせることはできない
ので、不正なコピーをした場合には、暗号を解読するた
めの暗号キーの情報が再生できないことになり、適正な
著作権保護ができるようになる。
【0138】以上説明したような光ディスクCDxは、
記録データに暗号化が施されていることによって、セキ
ュアであるということができる。特に、混在型ディスク
の場合には、ピットウォブルによって暗号キーが記録さ
れているので、CDx−RやCDx−RWよりも、さら
にセキュアになっている。
【0139】これに対して、従来のCD,CD−R,C
D−RW,いわゆるミニディスク(MD)などは、非セ
キュアなメディアということができる。
【0140】このデータ再生装置の第2の実施の形態に
おいては、以上の点にかんがみ、再生メディアがセキュ
アかどうかにより、電子透かし情報の検出を行なうか否
かを決定するようにする。この例では、再生対象が、暗
号化され、圧縮されて記録されているCDxからのデー
タの場合には、セキュアであるとして電子透かし情報の
検出を行なわず、その他のPCMデータとして記録され
ているディスクからのデータの場合には、非セキュアで
あるとして電子透かし情報の検出を行なうようにする。
【0141】図9は、この第2の実施の形態のデータ再
生装置の一例のブロック図である。この例のデータ再生
装置80は、CDタイプのディスク81の再生系80C
Dと、MDタイプのディスク101の再生系80MDと
を備える。
【0142】再生系80CDでは、装填されたディスク
81がCDxの場合であって、暗号化およびデータ圧縮
されている時には、電子透かし情報の検出を行なうこと
なく、再生を実行するようにする。ただし、この場合も
DRM情報による再生制御は行なう。
【0143】また、装填されたディスク81が従前のC
DやCD−Rであった場合には、そのディスク81から
のデータに電子透かし情報が付加されているときには、
その電子透かし情報の検出を行ない、その検出結果に基
づいて再生制御を行なって、再生を行なうようにする。
【0144】一方、再生系80MDにおいては、電子透
かし情報が付加されている場合には、その電子透かし情
報の検出を行ない、その検出結果に基づいて再生制御を
行なって、再生を行なうようにする。
【0145】再生系80CDは、CDタイプのディスク
81の読み取り装置82を備える。この読み取り装置8
2の光ピックアップ(図示せず)で読み取られたデータ
は、RF回路83を通じて復調回路84に供給され、記
録変調されていたデータが復調される。そして、復調さ
れたデータは、ECCデコーダ85に供給されて、エラ
ー訂正が行われる。このECCデコーダ85の出力デー
タは、セレクタ86に供給される。
【0146】また、ECCデコーダ85でエラー訂正さ
れたデータのうちのTOC情報やファイルヘッダの情報
は、システムコントローラ300に供給される。システ
ムコントローラ300は、TOC情報やファイルヘッダ
の情報から、装填されたディスク81が、セキュアであ
るか、非セキュアであるかを判別し、セレクタ86を選
択制御する信号をセレクタ86に供給する。
【0147】システムコントローラ300で、装填され
たディスク81が非セキュアであると判別されたときに
は、セレクタ86は、その出力データを再生制御回路8
7に供給すると共に、電子透かし情報検出回路88に供
給する。電子透かし情報検出回路88は、電子透かし情
報を検出し、その検出結果をシステムコントローラ30
0に供給する。システムコントローラ300は、電子透
かし情報を解釈して再生を許可するか、再生を禁止する
かを判別し、その判別結果に応じて再生制御回路87を
制御する。
【0148】すなわち、再生が許可される場合には、再
生制御回路87からはデータが出力されて、そのデータ
がデジタル出力端子90dに導出されると共に、D/A
変換器89でアナログデータに変換され、アナログ出力
端子90aに導出される。また、再生が禁止される場合
には、システムコントローラ300からの制御信号によ
り再生制御回路87からのデータ出力が禁止される。
【0149】また、システムコントローラ300で、装
填されたディスク81がセキュアであると判別されたと
きには、セレクタ86は、その出力データを再生制御回
路92に供給すると共に、DRM解読回路91に供給す
る。DRM解読回路91は、DRM情報を検出して解読
し、その解読結果をシステムコントローラ300に供給
する。システムコントローラ300は、そのDRM情報
を解釈して再生を許可するか、あるいは再生を禁止する
かを判別し、その判別結果に応じて再生制御回路92を
制御する。
【0150】すなわち、再生が許可される場合には、再
生制御回路92からはデータが出力される。そして、そ
の出力データは、暗号解読回路93で暗号解読され、続
いて圧縮解凍回路94で圧縮解凍される。そして、圧縮
解凍回路94の出力データは、デジタル出力端子96d
に導出されると共に、D/A変換器95でアナログデー
タに変換され、アナログ出力端子96f0aに導出され
る。
【0151】また、再生が禁止される場合には、システ
ムコントローラ300からの制御信号により再生制御回
路92からのデータ出力が禁止される。
【0152】次に、再生系80MDについて説明する。
再生系80MDは、MDディスク101の読み取り装置
102を備える。この読み取り装置102の光ピックア
ップ(図示せず)で読み取られたデータは、RF回路1
03を通じて復調回路104に供給され、記録変調され
ていたデータが復調される。そして、復調されたデータ
は、ECCデコーダ105に供給されて、エラー訂正が
行われる。
【0153】このECCデコーダ105の出力データ
は、バッファメモリを内蔵するショックプルーフ制御回
路106に供給される。また、ECCデコーダ105で
エラー訂正されたデータのうちのTOC情報は、システ
ムコントローラ300に供給される。
【0154】ショックプルーフ制御回路106は、シス
テムコントローラ300の制御に下に、図示を省略した
バッファメモリの蓄積データが所定値以下にならないよ
うに、その内蔵バッファメモリへの書き込みおよび読み
出しの制御を行なう。これにより、振動などにより、ト
ラックジャンプが生じても、再生信号がとぎれないよう
にしている。
【0155】このショックプルーフ制御回路106から
のデータは、圧縮解凍回路107に供給されて、ATR
AC(Adaptive Transform Aco
ustic Coding)方式により圧縮されていた
オーディオデータが圧縮解凍されて、オーディオPCM
データに戻される。
【0156】この圧縮解凍回路107からのオーディオ
PCMデータは、再生制御回路108に供給されると共
に、電子透かし情報検出回路109に供給される。電子
透かし情報検出回路109は、電子透かし情報を検出
し、その検出結果をシステムコントローラ300に供給
する。システムコントローラ300は、電子透かし情報
を解釈して再生を許可するか、再生を禁止するかを判別
し、その判別結果に応じて再生制御回路108を制御す
る。
【0157】すなわち、再生が許可される場合には、再
生制御回路108からはデータが出力されて、そのデー
タがデジタル出力端子111dに導出されると共に、D
/A変換器110でアナログデータに変換され、アナロ
グ出力端子111aに導出される。また、再生が禁止さ
れる場合には、システムコントローラ300からの制御
信号により再生制御回路108からのデータ出力が禁止
される。
【0158】なお、システムコントローラ300には、
使用者の再生指示などのためのキー操作部112が接続
されると共に、必要な表示情報を表示するLCD113
が接続されている。
【0159】次に、以上説明したデータ再生装置80に
おける再生時の処理動作を、図10のフローチャートを
参照しながらさらに説明する。このフローチャートは、
主としてシステムコントローラ300での制御を記述し
たものである。
【0160】まず、キー操作部72の再生キーが操作さ
れたと判別すると(ステップS61)、装填されたディ
スクがディスク81であるかディスク101であるかを
判別する(ステップS62)。装填されたディスクがデ
ィスク101であると判別したときには、再生系80M
Dをアクティブにして、ECCデコーダ105でエラー
訂正処理を行ない(ステップS63)、圧縮解凍回路1
06で圧縮を解凍(ステップS64)した後、電子透か
し情報が埋め込まれているかどうか検出する(ステップ
S67)。
【0161】すなわち、システムコントローラ300
は、電子透かし情報検出回路109の出力を監視して、
再生しようとするオーディオPCMデータに電子透かし
情報が埋め込まれているか否か判別する(ステップS6
7)。この判別は、例えば、電子透かし情報検出回路1
09で、オーディオPCMデータについて電子透かし情
報の検出を所定時間以上検出したが、電子透かし情報を
検出できなかったか否かにより行なう。
【0162】そして、電子透かし情報が検出できたとき
には、システムコントローラ300は、その電子透かし
情報を解釈し(ステップS68)、検出された電子透か
し情報が正当なものであるか否か判別する(ステップS
69)。この判別は、例えば、電子透かし情報が改ざん
されたために、本来、有り得ないような情報内容になっ
ていたりしていないかどうか等の判別である。
【0163】検出された電子透かし情報が正当なもので
あると判別したときには、その電子透かし情報の解釈の
結果、そのデータの再生が可能であるか否かを判別する
(ステップS70)。
【0164】ステップS69で正当でないと判別したと
き、また、ステップS70で再生が不可であると判別し
たときには、ステップS72に移行し、再生制御回路1
08を再生禁止状態に制御して、再生を禁止する。ま
た、ステップS70において、再生が可能であると判別
したときには、再生制御回路108を再生許可状態に制
御して、再生を実行する(ステップS71)。
【0165】なお、この実施の形態では、ステップS6
7で電子透かし情報が検出できないと判別したときに
は、ステップS71に進んで、再生を実行するようにす
る。これは、電子透かし情報が埋め込まれていない従来
のコンテンツの存在と、再生についてのプロテクトが不
明である状態を考慮したものである。しかし、再生につ
いてのプロテクトが不明なコンテンツは入手経路が不明
なので、再生不可とするようにしても良い。
【0166】ステップS62において、システムコント
ローラ300で装填されたディスクがディスク81であ
ると判別したときには、再生系80CDをアクティブに
し、ECCデコーダ105でエラー訂正処理を行なう
(ステップS65)。そして、TOC情報あるいはファ
イルヘッダを読み込んで解釈し、装填されたディスク8
1がセキュアなものであるか否か判別する(ステップS
66)。
【0167】ディスク81がCD,CD−R,CD−R
Wなどであって、非セキュアであると判別したときに
は、電子透かし情報検出回路88の出力を監視して、再
生しようとするオーディオPCMデータに電子透かし情
報が埋め込まれているか否か判別する(ステップS6
7)。この判別は、例えば、電子透かし情報検出回路1
09で、オーディオPCMデータについて電子透かし情
報の検出を所定時間行ない、その所定時間以内に、電子
透かし情報を検出できたか否かにより行なう。
【0168】そして、電子透かし情報が検出できたとき
には、システムコントローラ300は、その電子透かし
情報を解釈し(ステップS68)、検出された電子透か
し情報が正当なものであるか否か判別する(ステップS
69)。この判別は、例えば、電子透かし情報が改ざん
されたために、本来、有り得ないような情報内容になっ
ていたりしていないかどうかの判別である。
【0169】検出された電子透かし情報が正当なもので
あると判別したときには、その電子透かし情報の解釈の
結果、そのデータの再生が可能であるか否かを判別する
(ステップS70)。
【0170】ステップS69で正当でないと判別したと
き、また、ステップS70で再生が不可であると判別し
たときには、再生制御回路87を再生禁止状態に制御し
て、再生を禁止し(ステップS72)、再生が不可であ
ることをLCD113に表示して使用者に報知する(ス
テップS73)。また、ステップS70において、再生
が可能であると判別したときには、再生制御回路87を
再生許可状態に制御して、再生を実行する(ステップS
71)。
【0171】なお、この実施の形態では、ステップS6
7で電子透かし情報が検出できないと判別したときに
は、ステップS71に進んで、再生を実行するようにす
る。これは、電子透かし情報が埋め込まれていない従来
のコンテンツの存在と、再生についてのプロテクトが不
明である状態を考慮したものである。しかし、再生につ
いてのプロテクトが不明なコンテンツは入手経路が不明
なので、再生不可とするようにしても良い。
【0172】ステップS66で装填されたディスク81
がセキュアであると判別したときには、電子透かし情報
の検出は行なわれない。すなわち、システムコントロー
ラ300は、DRM解読回路91からのDRM情報の解
読結果を解釈し(ステップS74)、再生が可能である
かどうかを判別する(ステップS75)。再生可能であ
ると判別したときには、システムコントローラ300
は、再生制御回路92を前述した再生許可状態に制御す
る。
【0173】したがって、再生制御回路92からのデー
タは、暗号解読回路93で暗号解読され、圧縮解凍回路
94で圧縮解凍され、デジタル出力端子96dを通じて
出力されると共に、D/A変換器95によりアナログデ
ータに変換され、アナログ出力端子96aを通じて出力
される。このとき、電子透かし情報の検出およびその検
出結果に基づく再生制御は行なわないので、再生キーを
操作してから、音響再生までのパフォーマンスは良好な
ものとなる。
【0174】一方、ステップS74において、DRM解
読結果により再生が不可であると判別したときには、再
生制御回路92を前述した再生禁止状態に制御して、再
生を禁止し(ステップS72)、再生が不可であること
をLCD113に表示して使用者に報知する(ステップ
S73)。
【0175】なお、上述のセキュアなメディアの例は、
一例であり、電子透かし情報の検出が不要とすることが
できる程度にセキュアかどうかにより、メディアを区分
けするようにしてもよい。
【0176】[データ記録再生装置の実施の形態]図1
1は、データ記録再生装置の実施の形態のブロック図を
示すものである。この実施の形態のデータ記録再生装置
120は、前述した図9のデータ再生装置80の再生系
80CDを、そっくりそのまま、その再生系として備え
る。ただし、図11では、読み取り装置82は、光学ヘ
ッド821と、スピンドルモータ822と、サーボ回路
823からなるものとして示してある。
【0177】そして、システムコントローラ300の代
りにシステムコントローラ400を備えると共に、再生
系80MDに代えて記録系120RECを備える。
【0178】そして、この実施の形態のデータ記録再生
装置120は、CDx−RまたはCDx−RWを記録用
の媒体として用いるようにするもので、オーディオデー
タは、データ圧縮し、また、暗号化して記録するように
する。そして、セキュアな状態で再生されたデータにつ
いては、電子透かし情報の検出を行なうことなく、記録
するようにするものである。
【0179】すなわち、図11に示すように、再生メデ
ィアが非セキュアであるとシステムコントローラ400
で判別されたときにセレクタ86から出力されるデータ
は、再生制御回路87および電子透かし情報検出回路8
8に供給されると共に、記録制御回路121に供給され
る。この記録制御回路121は、電子透かし情報検出回
路88で検出される電子透かし情報に基づいて、システ
ムコントローラ400により制御される。
【0180】この記録制御回路121を通ったデータ
は、電子透かし情報書換回路122に供給される。電子
透かし情報書換回路122は、システムコントローラ4
00からの制御を受けて、電子透かし情報が複製世代制
限情報や複製個数制限情報であった場合等、必要な場合
にオーディオPCMデータに埋め込まれる電子透かし情
報の書き換えを行なう。
【0181】電子透かし情報書換回路122の出力デー
タは、圧縮回路123に供給されて、データ圧縮され
る。圧縮回路123で圧縮されたデータは、暗号化回路
124に供給されて、暗号化処理された後、セレクタ1
26に供給される。
【0182】また、再生メディアがセキュアであるとシ
ステムコントローラ400で判別されたときにセレクタ
86から出力されるデータは、再生制御回路92および
DRM解読回路91に供給されると共に、記録制御回路
125に供給される。この記録制御回路125は、DR
M解読回路91で検出されるDRM情報に基づいて、シ
ステムコントローラ400により制御される。そして、
この記録制御回路125の出力データは、セレクタ12
6に供給される。
【0183】セレクタ126は、セレクタ86と同様
に、システムコントローラ400からの選択制御信号に
より、再生メディアがセキュアか非セキュアかに応じて
選択制御される。
【0184】このセレクタ126から出力されるデータ
は、ECCエンコーダ127に供給されて、エラー訂正
符号が生成付加された後、記録変調回路128に供給さ
れて、記録変調される。そして、記録変調されたデータ
が記録ヘッド129に供給されて、スピンドルモータ1
30により回転駆動されるディスク131に記録され
る。記録ヘッド129からのレーザビームのディスク1
31上の走査位置およびスピンドルモータ130の回転
速度はサーボ回路132により制御される。
【0185】以上のような構成を備えるデータ記録再生
装置120における記録時の処理動作を、図12のフロ
ーチャートを参照しながらさらに説明する。このフロー
チャートは、主としてシステムコントローラ400での
制御を基準に記述したものである。
【0186】まず、システムコントローラ400は、キ
ー操作部112でダビングキーが操作されたか否か判別
し(ステップS81)、操作されたと判別したときに
は、ディスク81からデータを読み出し、復調し、EC
Cデコードする(ステップS82)。次に、再生される
データは、セキュアなものであるか否か判別する(ステ
ップS83)。ここで、前述したように、再生されるメ
ディアがCDx、CDx−R,CDx−RWの場合に
は、セキュアであると判別され、CD,CD−R,CD
−RWなどは、非セキュアであると判別される。
【0187】ステップS83でセキュアであると判別し
たときには、システムコントローラ400は、セレクタ
86を、再生制御回路92にデータ出力するように制御
すると共に、セレクタ126を、記録制御回路125か
らのデータを選択する状態に制御する(ステップS8
4)。
【0188】そして、システムコントローラ400は、
DRM解読回路91からのDRM情報の解読結果を解釈
し(ステップS85)、複製記録が可能であるかどうか
を判別する(ステップS86)。
【0189】記録可能であると判別したときには、シス
テムコントローラ400は、記録制御回路125を記録
許可状態に制御して、セレクタ126からECCエンコ
ーダ127、記録変調回路128を介して記録ヘッド1
29にデータを供給し、光ディスク131にデータを記
録する(ステップS87)。
【0190】一方、ステップS86において、DRM解
読結果により複製記録が不可であると判別したときに
は、システムコントローラ400は、記録制御回路12
5を記録禁止状態に制御して、記録を禁止し(ステップ
S88)、記録が不可であることをLCD113に表示
して使用者に報知する(ステップS89)。
【0191】また、ステップS83において、非セキュ
アであると判別したときには、システムコントローラ4
00は、セレクタ86を再生制御回路87にデータ出力
する状態に選択制御すると共に、セレクタ126を暗号
化回路124側のデータを選択する状態に制御する(ス
テップS90)。
【0192】次に、記録しようとするオーディオPCM
データに電子透かし情報が埋め込まれているか否か判別
する(ステップS91)。この判別は、例えば、電子透
かし情報検出回路88で、セレクタ86からのデータに
ついて電子透かし情報の検出を所定時間行ない、その所
定時間以内に、電子透かし情報を検出できたか否かによ
り行なう。
【0193】そして、電子透かし情報が検出できたとき
には、システムコントローラ400は、その電子透かし
情報を解釈し(ステップS92)、検出された電子透か
し情報が正当なものであるか否か判別する(ステップS
93)。この判別は、例えば、電子透かし情報が改ざん
されたために、本来、有り得ないような情報内容になっ
ていたりしていないかどうか等の判別である。
【0194】検出された電子透かし情報が正当なもので
あると判別したときには、その電子透かし情報の解釈の
結果、そのデータの複製記録が可能であるか否かを判別
する(ステップS94)。
【0195】ステップS93で正当でないと判別したと
き、また、ステップS94で複製記録が不可であると判
別したときには、ステップS88に移行して、記録を禁
止する。そして、記録が不可であることをLCD113
に表示して、使用者に報知する(ステップS89)。
【0196】また、ステップS94において、複製記録
が可能であると判別したときには、電子透かし情報の書
き換えが必要であるかどうか判別する(ステップS9
5)。複製記録制御が世代制限や複製個数制限等のため
に電子透かし情報の書き換えが必要であると判別したと
きには、電子透かし情報書換回路122によりその電子
透かし情報の書き換えを実行する(ステップS96)。
【0197】電子透かし情報の書き換えが終了した後、
あるいは電子透かし情報の書き換えが不要であると判別
したときには、PCMデータを圧縮し(ステップS9
7)、暗号化し(ステップS98)、ECCエンコード
および記録変調して記録を実行する(ステップS9
9)。
【0198】なお、この実施の形態では、ステップS9
1で電子透かし情報が検出できないと判別したときに
は、ステップS97以降に進んで、記録を実行するよう
にする。これは、電子透かし情報が埋め込まれていない
従来のコンテンツの存在と、コピープロテクトが不明で
ある状態を考慮したものである。しかし、コピープロテ
クトが不明なコンテンツは入手経路が不明なので、記録
不可とするようにしても良い。
【0199】以上説明したように、この実施の形態のデ
ータ記録再生装置においては、セキュアな入力経路の場
合には、電子透かし情報の検出を行なわないようにした
ことにより、当該セキュアな入力経路のデータについて
の複製記録処理は非常に簡単になり、パフォーマンスが
向上する。すなわち、図17に示した従来例と比較する
と、従来は、セキュアな経路であっても、電子透かし情
報の検出のために、暗号を解読し、圧縮を解凍し、そし
て、それを記録するために、再度、圧縮し、暗号化する
必要があったが、図11の実施の形態において、それら
の圧縮解凍回路、暗号解読回路、圧縮回路、暗号化回路
が不要になるものである。
【0200】もしも、セキュアなものしか再生しないと
した場合には、電子透かし情報の検出回路およびそれに
基づく記録制御回路も不要になるものである。
【0201】なお、上述のセキュアなメディアの例は、
一例であり、電子透かし情報の検出が不要とすることが
できる程度にセキュアかどうかにより、メディアやイン
ターフェースを区分けするようにしてもよい。また、前
述もしたように、セキュアであることには、データが暗
号化されていることは必須条件ではない。
【0202】また、上述のデータ記録再生装置の実施の
形態では、記録および再生対象の記録媒体は、いずれも
装置から取り出し可能なものとしてが、ハードディスク
ドライブなどのリムーバブルな記録媒体を、記録および
/または再生対象とすることも勿論できる。
【0203】[電子透かし情報の検出が困難な状況に
入力データがなっているかどうかを基準に電子透かし情
報を検出するか否かを決定する場合] [データ記録装置の第2の実施の形態]このデータ記録
装置の第2の実施の形態は、電子透かし情報がオーディ
オPCM信号に埋め込まれると共に、アナログオーディ
オ信号に変換すると、埋め込まれた電子透かし情報が検
出しにくくなる場合である。
【0204】図13は、この場合の実施の形態のデータ
記録装置140のブロック図を示すもので、この例で
は、記録媒体としてCD−R(Compact Dis
c−Recordable)やCD−RW(Compa
ct Disc−ReWritable)あるいはその
倍密度記録が可能な光ディスクを用いる。
【0205】図1に示すように、このデータ記録装置1
40は、複数個の外部入力インターフェース、この例で
はアナログ入力インターフェース142と、IEC95
8インターフェース143とを備える。
【0206】アナログ入力インターフェース142は、
そのコネクタジャックで構成されるアナログ入力端子1
41aを通じたアナログオーディオ信号を受け、それを
A/D変換器144に供給してオーディオPCM信号に
変換してセレクタ145に供給する。
【0207】IEC958インターフェース143は、
いわゆる光デジタル入力端子141dを通じて入力され
たオーディオPCM信号を受けて、記録制御回路146
に供給すると共に、電子透かし情報検出回路147に供
給する。
【0208】電子透かし情報検出回路147は、IEC
958インターフェース143からのオーディオPCM
信号に電子透かしの付加情報が埋め込まれているときに
は、その電子透かし情報を検出し、その検出結果の著作
権管理情報を、例えばマイクロコンピュータを備えるシ
ステムコントローラ500に供給する。
【0209】システムコントローラ500は、この著作
権管理情報を解釈し、コピー禁止であれば、記録制御回
路146を制御して、記録を禁止する。すなわち、例え
ば記録制御回路146以降の回路へのオーディオPCM
データの供給を停止する。
【0210】また、著作権管理情報の解釈の結果、「1
回コピー可能」あるいは「コピーフリー」のように複製
記録が可能であると判別したときは、システムコントロ
ーラ100は、記録制御回路146を、その後段の回路
へオーディオPCM信号を出力をするように制御して、
複製記録を許可する。記録制御回路146からのオーデ
ィオデータは、電子透かし情報書換回路148に供給さ
れる。
【0211】そして、システムコントローラ500は、
著作権管理情報に含まれる複製制御情報が複製記録を許
可する場合であっても、「1回コピー可能」のように、
複製世代や複製回数を制限する場合においては、電子透
かし情報書換回路148において、電子透かし情報を
「1回コピー可能」の状態から、「コピー禁止」の状態
に書き換えたり、コピー可能回数を減じたものに書き換
えるようにする。電子透かし情報の書き換えが不要のと
きには、この電子透かし情報書換回路148は、バイパ
スあるいはスルーされる。電子透かし情報書換回路31
からのオーディオPCMデータは、セレクタ145に供
給される。
【0212】いずれの外部入力インターフェースからの
データを記録するかは使用者が指定する。その指定のた
めなどに用いられるキー操作部154が設けられる。こ
のキー操作部154は、前記指定のための入力選択キー
の他、記録開始キー、停止キーなどの複数個のキーを備
え、使用者が操作したキーに応じたキー操作信号をシス
テムコントローラ500に供給する。
【0213】システムコントローラ500は、キー操作
信号を解釈して、どのようなキーが操作されたかを判別
し、その判別結果に応じた制御を行なう。そして、シス
テムコントローラ500は、セレクタ145を、使用者
により選択された外部入力インターフェースからの信号
を選択して出力する状態に制御する。
【0214】セレクタ28から出力されたオーディオP
CM信号は、ECCエンコーダおよび記録変調回路を含
む記録回路149を通じて記録ヘッド150に供給され
る。記録ヘッド150は、光ディスク151にデータを
書き込む。光ディスク151は、スピンドルモータ15
2により回転駆動されるが、サーボ回路153により、
線速度一定のサーボ制御により、所定の回転速度となる
ようにされる。サーボ回路153は、例えば記録すべき
オーディオPCM信号に基づいて速度サーボ信号を生成
して、スピンドルモータ152に供給する。サーボ回路
153は、また、システムコントローラ500からの制
御信号を受けて、記録ヘッド150の光ディスク151
の半径方向の位置制御を行なうと共に、トラッキング制
御も行なう。
【0215】次に、以上説明したデータ記録装置140
における記録時の処理動作を、図14のフローチャート
を参照しながらさらに説明する。このフローチャート
は、主としてシステムコントローラ500での制御を基
準に記述したものである。
【0216】まず、システムコントローラ500は、キ
ー操作部154の記録キーが操作されたと判別すると
(ステップS101)、キー操作部154における入力
選択キーの操作状態から、アナログ入力インターフェー
ス142が選択されたか否か判別する(ステップS10
2)。
【0217】アナログ入力インターフェース142では
なく、IEC958インターフェース143が選択され
たと判別したときには、記録しようとするオーディオP
CMデータに電子透かし情報が埋め込まれているか否か
判別する(ステップS103)。この判別は、例えば、
電子透かし情報検出回路147で、電子透かし情報の検
出を所定時間行ない、その所定時間以内に、電子透かし
情報を検出できたか否かにより行なう。
【0218】そして、電子透かし情報が検出できたとき
には、システムコントローラ500は、その電子透かし
情報を解釈し(ステップS104)、検出された電子透
かし情報が正当なものであるか否か判別する(ステップ
S105)。この判別は、例えば、電子透かし情報が改
ざんされたために、本来、有り得ないような情報内容に
なっていたりしていないかどうか等の判別である。
【0219】検出された電子透かし情報が正当なもので
あると判別したときには、その電子透かし情報、つま
り、著作権管理情報の解釈の結果、そのデータの複製記
録が可能であるか否かを判別する(ステップS10
6)。
【0220】ステップS105で正当でないと判別した
とき、また、ステップS106で複製記録が不可である
と判別したときには、ステップS110に移行して、記
録を禁止する。そして、記録が不可であることをLCD
155に表示して、使用者に報知する(ステップS11
1)。
【0221】また、ステップS106において、複製記
録が可能であると判別したときには、電子透かし情報の
書き換えが必要であるかどうか判別する(ステップS1
07)。複製記録制御が世代制限や複製個数制限等のた
めに電子透かし情報の書き換えが必要であると判別した
ときには、電子透かし情報書換回路31によりその電子
透かし情報の書き換えを実行する(ステップS10
8)。
【0222】電子透かし情報の書き換えを実行した後、
あるいは、電子透かし情報の書き換えが不要であると判
別したときには、記録を実行する(ステップS10
9)。
【0223】また、ステップS102でアナログ入力イ
ンターフェース142が選択された判別したときには、
入力アナログデータをA/D変換器144においてオー
ディオPCM信号に変換し(ステップS112)、その
オーディオPCM信号の記録を実行する(ステップS1
09)。
【0224】なお、この実施の形態では、ステップS1
03で電子透かし情報が検出できないと判別したときに
は、ステップS109に進んで、記録を実行するように
する。これは、電子透かし情報が埋め込まれていない従
来のコンテンツの存在と、コピープロテクトが不明であ
る状態を考慮したものである。しかし、コピープロテク
トが不明なコンテンツは入手経路が不明なので、記録不
可とするようにしても良い。
【0225】以上説明したように、この実施の形態のデ
ータ記録装置においては、電子透かし情報の検出が困難
であるアナログ入力データについては、電子透かし情報
の検出を行なわないようにしたので、無駄に電子透かし
情報の検出処理が行われることはなく、記録装置として
のパフォーマンスが向上する。
【0226】以上は、データ記録装置の実施の形態であ
るが、アナログ入力インターフェースとデジタル入力イ
ンターフェースとを備えるデータ再生装置の場合も、同
様にして、アナログ入力インターフェースからのデータ
については、電子透かし情報を検出することなく、再生
するようにする。
【0227】なお、以上は、オーディオPCMデータに
電子透かし情報が埋め込まれ、アナログデータからはそ
の電子透かし情報の検出が困難になる場合であったが、
電子透かし情報がアナログデータに埋め込まれるため
に、それがオーディオPCMデータにされると検出が困
難になる場合には、電子透かし情報の検出は、上述の場
合とは逆に、オーディオPCMデータについてはスキッ
プするようにする。
【0228】また、電子透かし情報が、アナログデータ
あるいはPCMデータのどちらに埋め込まれるかを、前
述したTOC情報やファイルヘッダ情報から識別するこ
とができる場合には、その識別結果から、アナログデー
タとオーディオPCMデータのどちらのデータについて
電子透かし情報の検出をスキップするかをきめるように
することができる。
【0229】[データ記録装置の第3の実施の形態]こ
のデータ記録装置の第3の実施の形態は、電子透かし情
報が圧縮オーディオデータに埋め込まれると共に、オー
ディオPCM信号に変換すると、埋め込まれた電子透か
し情報が検出しにくくなる場合である。この場合の電子
透かし情報としては、例えば、オーディオデータがMD
CT(Modified Discrete Cosi
ne Transform)により圧縮される場合にお
いて、DCT係数のうちの、再生したときに電子透かし
情報の埋め込みによる劣化が目立たないDCT係数に埋
め込む方法が用いられる。
【0230】図15は、この場合の実施の形態のデータ
記録装置160のブロック図を示すもので、この例で
は、記録媒体としてCD−R(Compact Dis
c−Recordable)やCD−RW(Compa
ct Disc−ReWritable)あるいはその
倍密度記録が可能な光ディスクを用いる。
【0231】図15に示すように、このデータ記録装置
160は、複数個の外部入力インターフェース、この例
ではIEC958インターフェース162と、USBイ
ンターフェース163とを備える。
【0232】IEC958インターフェース162は、
いわゆる光デジタル入力端子161aを通じたオーディ
オPCM信号を受け、それを圧縮回路164に供給して
オーディオPCM信号を圧縮してセレクタ165に供給
する。
【0233】USBインターフェース163は、そのコ
ネクタジャックで構成される入力端子161bを通じて
入力された圧縮オーディオデータを受けて、記録制御回
路166に供給すると共に、電子透かし情報検出回路1
67に供給する。
【0234】電子透かし情報検出回路167は、USB
インターフェース163からの圧縮オーディオ信号に電
子透かしの付加情報が埋め込まれているときには、その
電子透かし情報を検出し、その検出結果の著作権管理情
報を、例えばマイクロコンピュータを備えるシステムコ
ントローラ600に供給する。
【0235】システムコントローラ600は、この著作
権管理情報を解釈し、コピー禁止であれば、記録制御回
路166を制御して、記録を禁止する。すなわち、例え
ば記録制御回路166以降の回路への圧縮オーディオデ
ータの供給を停止する。
【0236】また、著作権管理情報の解釈の結果、「1
回コピー可能」あるいは「コピーフリー」のように複製
記録が可能であると判別したときは、システムコントロ
ーラ600は、記録制御回路166を、その後段の回路
へ圧縮オーディオ信号を出力をするように制御して、複
製記録を許可する。記録制御回路166からの圧縮オー
ディオデータは、電子透かし情報書換回路168に供給
される。
【0237】そして、システムコントローラ600は、
著作権管理情報に含まれる複製制御情報が複製記録を許
可する場合であっても、「1回コピー可能」のように、
複製世代や複製回数を制限する場合においては、電子透
かし情報書換回路168において、電子透かし情報を
「1回コピー可能」の状態から、「コピー禁止」の状態
に書き換えたり、コピー可能回数を減じたものに書き換
えるようにする。電子透かし情報の書き換えが不要のと
きには、この電子透かし情報書換回路168は、バイパ
スあるいはスルーされる。電子透かし情報書換回路16
8からのオーディオPCMデータは、セレクタ165に
供給される。
【0238】いずれの外部入力インターフェースからの
データを記録するかは使用者が指定する。その指定のた
めなどに用いられるキー操作部174が設けられる。こ
のキー操作部174は、前記指定のための入力選択キー
の他、記録開始キー、停止キーなどの複数個のキーを備
え、使用者が操作したキーに応じたキー操作信号をシス
テムコントローラ600に供給する。
【0239】システムコントローラ600は、キー操作
信号を解釈して、どのようなキーが操作されたかを判別
し、その判別結果に応じた制御を行なう。そして、シス
テムコントローラ600は、セレクタ165を、使用者
により選択された外部入力インターフェースからの信号
を選択して出力する状態に制御する。
【0240】セレクタ165から出力されたオーディオ
PCM信号は、ECCエンコーダおよび記録変調回路を
含む記録回路169を通じて記録ヘッド170に供給さ
れる。記録ヘッド170は、光ディスク171にデータ
を書き込む。光ディスク171は、スピンドルモータ1
72により回転駆動されるが、サーボ回路173によ
り、線速度一定のサーボ制御により、所定の回転速度と
なるようにされる。サーボ回路173は、例えば記録す
べきオーディオPCM信号に基づいて速度サーボ信号を
生成して、スピンドルモータ172に供給する。サーボ
回路173は、また、システムコントローラ600から
の制御信号を受けて、記録ヘッド170の光ディスク1
71の半径方向の位置制御を行なうと共に、トラッキン
グ制御も行なう。
【0241】次に、以上説明したデータ記録装置160
における記録時の処理動作を、図16のフローチャート
を参照しながらさらに説明する。このフローチャート
は、主としてシステムコントローラ600での制御を基
準に記述したものである。
【0242】まず、システムコントローラ600は、キ
ー操作部174の記録キーが操作されたと判別すると
(ステップS121)、キー操作部174における入力
選択キーの操作状態から、IEC958インターフェー
ス162が選択されたか否か判別する(ステップS12
2)。
【0243】IEC958インターフェース162では
なく、USBインターフェース163が選択されたと判
別したときには、記録しようとする圧縮オーディオデー
タに電子透かし情報が埋め込まれているか否か判別する
(ステップS123)。この判別は、例えば、電子透か
し情報検出回路167で、電子透かし情報の検出を所定
時間行ない、その所定時間以内に、電子透かし情報を検
出できなかったか否かにより行なう。
【0244】そして、電子透かし情報が検出できたとき
には、システムコントローラ600は、その電子透かし
情報を解釈し(ステップS124)、検出された電子透
かし情報が正当なものであるか否か判別する(ステップ
S125)。この判別は、例えば、電子透かし情報が改
ざんされたために、本来、有り得ないような情報内容に
なっていたりしていないかどうか等の判別である。
【0245】検出された電子透かし情報が正当なもので
あると判別したときには、その電子透かし情報の解釈の
結果、そのデータの複製記録が可能であるか否かを判別
する(ステップS126)。
【0246】ステップS125で正当でないと判別した
とき、また、ステップS126で複製記録が不可である
と判別したときには、ステップS130に移行して、記
録を禁止する。そして、記録が不可であることをLCD
155に表示して、使用者に報知する(ステップS13
1)。
【0247】また、ステップS126において、複製記
録が可能であると判別したときには、電子透かし情報の
書き換えが必要であるかどうか判別する(ステップS1
27)。複製記録制御が世代制限や複製個数制限等のた
めに電子透かし情報の書き換えが必要であると判別した
ときには、電子透かし情報書換回路31によりその電子
透かし情報の書き換えを実行する(ステップS12
8)。
【0248】電子透かし情報の書き換えを実行した後、
あるいは、電子透かし情報の書き換えが不要であると判
別したときには、記録を実行する(ステップS12
9)。
【0249】また、ステップS122でIEC958イ
ンターフェース162が選択された判別したときには、
入力PCMデータを圧縮回路164においてデータ圧縮
し(ステップS132)、その圧縮オーディオ信号の記
録を実行する(ステップS129)。
【0250】なお、この実施の形態では、ステップS1
23で電子透かし情報が検出できないと判別したときに
は、ステップS129に進んで、記録を実行するように
する。これは、電子透かし情報が埋め込まれていない従
来のコンテンツの存在と、コピープロテクトが不明であ
る状態を考慮したものである。しかし、コピープロテク
トが不明なコンテンツは入手経路が不明なので、記録不
可とするようにしても良い。
【0251】以上説明したように、この実施の形態のデ
ータ記録装置においては、電子透かし情報の検出が困難
であるIEC958データについては、電子透かし情報
の検出を行なわないようにしたので、無駄に電子透かし
情報の検出処理が行われることはなく、記録装置として
のパフォーマンスが向上する。
【0252】以上は、データ記録装置の実施の形態であ
るが、IEC958インターフェースとUSBインター
フェースとを備えるデータ再生装置の場合も、同様にし
て、IEC958インターフェースからのデータについ
ては、電子透かし情報を検出することなく、再生するよ
うにする。
【0253】なお、以上は、圧縮オーディオデータに電
子透かし情報が埋め込まれ、オーディオPCMデータか
らはその電子透かし情報の検出が困難になる場合であっ
たが、電子透かし情報がオーディオPCMデータに埋め
込まれるために、それがデータ圧縮にされると検出が困
難になる場合には、電子透かし情報の検出は、上述の場
合とは逆に圧縮オーディオデータについてはスキップす
るようにする。
【0254】また、電子透かし情報が、圧縮データある
いはPCMデータのどちらに埋め込まれるかを、前述し
たTOC情報やファイルヘッダ情報から識別することが
できる場合には、その識別結果から、圧縮データとオー
ディオPCMデータのどちらのデータについて電子透か
し情報の検出をスキップするかを決めるようにすること
ができる。
【0255】なお、電子透かし情報が検出しにくくなる
場合は、上述の2つの実施の形態の場合に限られるもの
ではない。例えば、検出対象がテレビジョン信号の場合
においては、他のテレビジョン方式に変換したり、走査
線数を変更したりした場合には、変換あるいは変更前の
テレビジョン信号に埋め込まれている電子透かし情報の
検出が困難になるので、そのような場合においても電子
透かし情報の検出をスキップするようにする。
【0256】[その他の実施の形態および変形例]図6
に示すヘッダ情報のように、主データに埋め込まれる電
子透かし情報の方式を識別する手立てがあれば、データ
記録装置またはデータ再生装置が搭載している電子透か
し情報の検出回路が、識別した電子透かし方式に対応し
ているかどうかに応じて、電子透かし情報を検出するか
どうかを決定するようにしても良い。
【0257】また、電子透かし情報が埋め込まれる主デ
ータの形態(圧縮、非圧縮、アナログ、デジタルなど)
を識別することができるときには、上述のの場合の実
施の形態において、その電子透かし情報が埋め込まれる
主データの形態を識別し、その識別結果に応じた、入力
データについて電子透かし情報を検出するか否かを検出
するようにしても良い。
【0258】また、CDxのディスクの場合には、ウォ
ブルピットの存在の有無により、オーサリング装置で記
録されたデータである(ピット記録)であるのか、CD
x−RまたはCDx−RWからのデータであるのかを識
別することができることを利用して、オーサリング装置
で作成されたCDxについて、暗号化されて記録されて
いる情報は、電子透かし情報の検出をスキップし、CD
x−RまたはCDx−RWやその他のディスクからのデ
ータについては電子透かし情報の検出を行なうように構
成することもできる。
【0259】また、ファイルヘッダやTOC情報などか
ら、電子透かし情報の種類を検出し、その検出結果によ
り自装置の電子透かし情報検出回路で検出できる電子透
かし情報か否かを判別し、その判別結果に基づいて、自
装置の電子透かし情報検出回路で検出できない電子透か
し情報のときには、電子透かし情報の検出をスキップす
るようにすることもできる。
【0260】また、コンテンツの種類によって、著作権
保護を強化すべきものとそうでない場合がある。このこ
とを考慮して、ファイルヘッダやTOC情報などから、
コンテンツの種類を検出し、その検出結果に基づいて、
電子透かし情報の検出を行なうか否かを決めるようにし
ても良い。
【0261】また、以上の実施の形態では、付加情報が
電子透かし処理方式により埋め込まれた場合であるが、
他の方式で埋め込まれた場合にも適用可能である。
【0262】また、以上の実施の形態は、記録または再
生対象のデータは、オーディオ信号の場合であるが、記
録または再生対象のデータは、これに限られるものでは
なく、ビデオデータやテキストデータやゲームなどのプ
ログラムデータであっても良い。
【0263】また、記録媒体は、光ディスクに限らず、
例えば、メモリカードやハードディスク、半導体メモリ
であっても良い。
【0264】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、セキュアに保護されたデータについては、付加情報
の検出を行なわないようにしたので、処理が軽くなり、
装置のパフォーマンスが向上する。
【0265】また、入力の種類によって、付加情報の検
出が困難になる場合には、付加情報の検出をスキップす
るようにしたことにより、付加情報の検出処理の負荷を
省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるデータ記録装置の実施の形態の
ブロック図である。
【図2】図1のデータ記録装置の実施の形態の記録動作
を説明するためのフローチャートの一部である。
【図3】図1のデータ記録装置の実施の形態の記録動作
を説明するためのフローチャートの一部である。
【図4】この発明によるデータ再生装置の第1の実施の
形態のブロック図である。
【図5】図4のデータ再生装置の第1の実施の形態の再
生動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】この発明によるデータ再生装置の第2の実施の
形態の動作説明のために用いる図である。
【図7】データ再生装置の第2の実施の形態の動作説明
のための図である。
【図8】データ再生装置の第2の実施の形態の動作説明
のための図である。
【図9】データ再生装置の第2の実施の形態のブロック
図である。
【図10】データ再生装置の第2の実施の形態の再生動
作を説明するためのフローチャートである。
【図11】この発明によるデータ記録再生装置の実施の
形態のブロック図である。
【図12】図11のデータ記録再生装置の実施の形態の
記録動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】この発明によるデータ記録装置の他の実施の
形態のブロック図である。
【図14】図13のデータ記録装置の実施の形態の記録
動作を説明するためのフローチャートである。
【図15】この発明によるデータ記録装置のさらに他の
実施の形態のブロック図である。
【図16】図15のデータ記録装置の実施の形態の記録
動作を説明するためのフローチャートである。
【図17】従来のデータ記録装置の一例のブロック図で
ある。
【図18】図17のデータ記録装置と接続される装置に
おけるデータ出力制御の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【符号の説明】
22…アナログ入力インターフェース、23…IEC9
58インターフェース、24…USBインターフェー
ス、25…IEEE1394インターフェース、29、
38…記録制御回路、30…電子透かし情報検出回路、
31…電子透かし情報書換回路、39…DRM解読回
路、100…システムコントローラ
フロントページの続き (72)発明者 猪口 達也 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 木原 隆 東京都港区三田3丁目13番16号 株式会社 キャリア・デベロップメント・インタナシ ョナル内 Fターム(参考) 5D044 AB07 BC01 BC04 CC04 CC08 DE28 DE50 DE91 EF05 FG18 GK12 GK17 HL08

Claims (69)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されるデータを記録する記録手段と、 前記入力されるデータに埋め込まれる付加情報を検出す
    る検出手段と、 前記検出手段で検出された付加情報に基づいて前記記録
    手段を制御する記録制御手段と、 を備え、 前記データがセキュアな状態で入力されるか否かに応じ
    て、前記検出手段により前記入力されるデータに埋め込
    まれる付加情報を検出するか否かが決定されていること
    を特徴とするデータ記録装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 セキュアにデータが入力されるセキュア入力インターフ
    ェース手段と、 非セキュアにデータが入力される非セキュア入力インタ
    ーフェース手段と、を備えると共に、 前記セキュア入力インターフェース手段から入力される
    データを前記記録手段に供給する第1の経路と、 前記非セキュア入力インターフェース手段から入力され
    るデータを、前記検出手段により検出される付加情報に
    基づいて前記記録制御手段を制御することにより、前記
    記録手段への供給を制御する第2の経路と、 を備えることを特徴とするデータ記録装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、 セキュアにデータが入力されるセキュア入力インターフ
    ェース手段と、 非セキュアにデータが入力される非セキュア入力インタ
    ーフェース手段と、を備えると共に、 前記検出手段は、前記非セキュア入力インターフェース
    手段から入力されるデータのみから前記付加情報を検出
    することを特徴とするデータ記録装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記セキュア入力インターフェース手段から入力される
    データから、著作権管理情報を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段で抽出された前記著作権管理情報に基づい
    て前記セキュア入力インターフェース手段から入力され
    るデータの記録を制御する別の記録制御手段と、 を備えることを特徴とするデータ記録装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、 前記入力されるデータの供給源であるメディアの種類を
    識別する識別手段を備え、 前記記録制御手段は、前記識別手段での識別結果に基づ
    いて前記入力されるデータがセキュアか否かを判別する
    と共に、前記入力されるデータの記録を制御することを
    特徴とするデータ記録装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜請求項5のいずれかにおいて、 前記付加情報は、電子透かし処理により前記データに埋
    め込まれていることを特徴とするデータ記録装置。
  7. 【請求項7】入力されるデータがセキュアか否かに応じ
    て、前記入力されるデータに埋め込まれる付加情報を検
    出するか否かを予め決定してあり、 前記付加情報の検出を行うときには、その検出結果によ
    り、前記入力されるデータの記録制御を行うようにする
    ことを特徴とするデータ記録方法。
  8. 【請求項8】請求項7において、 セキュアにデータが入力されるセキュア入力インターフ
    ェース手段と、非セキュアにデータが入力される非セキ
    ュア入力インターフェース手段とを通じて前記データは
    入力されるものであり、 前記入力されるデータがセキュアのときには、前記付加
    情報の検出を行わずに前記入力されるデータの記録を行
    ない、前記入力されるデータが非セキュアのときには、
    前記付加情報を検出し、その検出結果により、前記入力
    されるデータの記録制御を行うようにすることを特徴と
    するデータ記録方法。
  9. 【請求項9】請求項7において、 セキュアにデータが入力されるセキュア入力インターフ
    ェース手段と、非セキュアにデータが入力される非セキ
    ュア入力インターフェース手段とを通じて前記データは
    入力されるものであり、 前記非セキュア入力インターフェースから入力されるデ
    ータのみから前記付加情報を検出することを特徴とする
    データ記録方法。
  10. 【請求項10】請求項7において、 前記セキュア入力インターフェースから入力されるデー
    タから、著作権管理情報を抽出し、抽出された前記著作
    権管理情報に基づいて前記セキュア入力インターフェー
    スから入力されるデータの記録を制御することを特徴と
    するデータ記録方法。
  11. 【請求項11】請求項7において、 前記入力されるデータの供給源であるメディアの種類を
    識別し、その識別結果に基づいて前記入力されるデータ
    がセキュアか否かを判別すると共に、前記入力されるデ
    ータの記録を制御することを特徴とするデータ記録方
    法。
  12. 【請求項12】入力されるデータを再生する再生手段
    と、 前記入力されるデータに埋め込まれる付加情報を検出す
    る検出手段と、 前記検出手段で検出された付加情報に基づいて前記再生
    手段を制御する再生制御手段と、 を備え、 前記データがセキュアな状態で入力されるか否かに応じ
    て、前記検出手段により前記入力されるデータに埋め込
    まれる付加情報を検出するか否かが決定されていること
    を特徴とするデータ再生装置。
  13. 【請求項13】請求項12において、 セキュアにデータが入力されるセキュア入力インターフ
    ェース手段と、 非セキュアにデータが入力される非セキュア入力インタ
    ーフェース手段と、 を備えると共に、 前記セキュア入力インターフェース手段から入力される
    データを前記再生手段に供給する第1の経路と、 前記非セキュア入力インターフェース手段から入力され
    るデータを、前記検出手段により検出される付加情報に
    基づいて前記再生制御手段を制御することにより、前記
    再生手段に選択的に供給する第2の経路と、 を備えることを特徴とするデータ再生装置。
  14. 【請求項14】請求項12において、 セキュアにデータが入力されるセキュア入力インターフ
    ェース手段と、 非セキュアにデータが入力される非セキュア入力インタ
    ーフェース手段と、を備えると共に、 前記検出手段は、前記非セキュア入力インターフェース
    手段から入力されるデータのみから前記付加情報を検出
    することを特徴とするデータ再生装置。
  15. 【請求項15】請求項13において、 前記セキュア入力インターフェースから入力されるデー
    タから、著作権管理情報を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段で抽出された前記著作権管理情報に基づい
    て前記セキュア入力インターフェースから入力されるデ
    ータの再生を制御する別の再生制御手段と、 を備えることを特徴とするデータ再生装置。
  16. 【請求項16】請求項12において、 前記入力されるデータの供給源であるメディアの種類を
    識別する識別手段を備え、 前記再生制御手段は、前記識別手段での識別結果に基づ
    いて前記入力されるデータがセキュアか否かを判別する
    と共に、前記入力されるデータの再生を制御することを
    特徴とするデータ再生装置。
  17. 【請求項17】請求項12〜請求項16のいずれかにお
    いて、 前記付加情報は、電子透かし処理により前記データに埋
    め込まれていることを特徴とするデータ再生装置。
  18. 【請求項18】入力されるデータがセキュアか否かに応
    じて、前記入力されるデータに埋め込まれる付加情報を
    検出するか否かを予め決定してあり、 前記付加情報の検出を行うときには、その検出結果によ
    り、前記入力されるデータの再生制御を行うようにする
    ことを特徴とするデータ再生方法。
  19. 【請求項19】請求項18において、 セキュアにデータが入力されるセキュア入力インターフ
    ェース手段と、非セキュアにデータが入力される非セキ
    ュア入力インターフェース手段とを通じて前記データは
    入力されるものであり、 前記入力されるデータがセキュアのときには、前記付加
    情報の検出を行わずに前記入力されるデータの再生を行
    ない、前記入力されるデータが非セキュアのときには、
    前記付加情報を検出し、その検出結果により、前記入力
    されるデータの再生制御を行うようにすることを特徴と
    するデータ再生方法。
  20. 【請求項20】請求項18において、 セキュアにデータが入力されるセキュア入力インターフ
    ェース手段と、非セキュアにデータが入力される非セキ
    ュア入力インターフェース手段とを通じて前記データは
    入力されるものであり、 前記非セキュア入力インターフェースから入力されるデ
    ータのみから前記付加情報を検出することを特徴とする
    データ再生方法。
  21. 【請求項21】請求項18において、 前記セキュア入力インターフェースから入力されるデー
    タから、著作権管理情報を抽出し、抽出された前記著作
    権管理情報に基づいて前記セキュア入力インターフェー
    スから入力されるデータの再生を制御することを特徴と
    するデータ再生方法。
  22. 【請求項22】請求項18において、 前記入力されるデータの供給源であるメディアの種類を
    識別し、その識別結果に基づいて前記入力されるデータ
    がセキュアか否かを判別すると共に、前記入力されるデ
    ータの再生を制御することを特徴とするデータ再生方
    法。
  23. 【請求項23】請求項18〜請求項22のいずれかにお
    いて、 前記付加情報は、電子透かし処理により前記データに埋
    め込まれていることを特徴とするデータ再生方法。
  24. 【請求項24】複数種類の外部入力インターフェース手
    段と、 前記外部入力インターフェース手段の種類に応じて、そ
    れぞれの外部入力インターフェース手段を通じて入力さ
    れるデータに対して設けるか否かが決定されており、設
    けると決定されている外部入力インターフェース手段を
    通じて入力されるデータに埋め込まれている付加情報を
    検出する付加情報検出手段と、 前記付加情報検出手段で前記付加情報が検出されたデー
    タの記録を、前記付加情報の検出結果に応じて制御する
    記録制御手段と、 前記データの記録を実行するための記録手段と、 を備えることを特徴とするデータ記録装置。
  25. 【請求項25】請求項24において、 前記複数種類の外部入力インターフェース手段には、デ
    ータを入力する機器との間で認証が可能であるものと、
    可能でないものとを含み、 前記認証が可能でない外部入力インターフェース手段を
    通じて入力されたデータについては、付加情報検出手段
    を設けることを特徴とするデータ記録装置。
  26. 【請求項26】請求項24において、 前記複数種類の外部入力インターフェース手段には、セ
    キュアなインターフェース手段と、非セキュアなインタ
    ーフェース手段とを含み、 前記非セキュアな外部入力インターフェース手段を通じ
    て入力されたデータについては、付加情報検出手段を設
    けることを特徴とするデータ記録装置。
  27. 【請求項27】請求項24において、 前記複数種類の外部入力インターフェース手段には、暗
    号化されたデータを入力データとして受けるものと、暗
    号化されていないデータを入力データとして受けるもの
    とを含み、 前記暗号化されていないデータを入力データとして受け
    る外部入力インターフェースを通じて入力されたデータ
    については、付加情報検出手段を設けることを特徴とす
    るデータ記録装置。
  28. 【請求項28】請求項24において、 前記複数種類の外部入力インターフェース手段には、ア
    ナログ入力インターフェース手段と、デジタル入力イン
    ターフェース手段とを含み、 前記アナログ入力インターフェース手段と前記デジタル
    入力インターフェース手段のいずれか一方を通じて入力
    されたデータについては、付加情報検出手段を設けない
    ことを特徴とするデータ記録装置。
  29. 【請求項29】請求項24において、 前記複数種類の外部入力インターフェース手段には、圧
    縮データを入力データとして受けるものと、非圧縮デー
    タを入力データとして受けるものとを含み、 前記圧縮データを入力データとして受ける外部入力イン
    ターフェースまたは非圧縮データを入力データとして受
    けるもののいずれか一方を通じて入力されたデータにつ
    いては、付加情報検出手段を設けないことを特徴とする
    データ記録装置。
  30. 【請求項30】請求項24〜請求項29のいずれかにお
    いて、 前記付加情報は、電子透かし処理により前記データに埋
    め込まれていることを特徴とするデータ記録装置。
  31. 【請求項31】複数種類の外部入力インターフェース手
    段を通じて入力されるデータを記録する方法であって、 前記外部入力インターフェース手段の種類に応じて、そ
    れぞれの外部入力インターフェース手段を通じて入力さ
    れるデータに対して、前記データに埋め込まれている付
    加情報の検出をするか否かが決定されており、 前記付加情報の検出をすると決定されている外部入力イ
    ンターフェース手段を通じて入力されるデータについて
    は、そのデータに埋め込まれている付加情報を検出し、 前記付加情報の検出結果に応じて前記データの記録制御
    を行うことを特徴とするデータ記録方法。
  32. 【請求項32】請求項31において、 前記複数種類の外部入力インターフェース手段には、デ
    ータを入力する機器との間で認証が可能であるものと、
    可能でないものとを含み、 前記認証が可能でない外部入力インターフェース手段を
    通じて入力されたデータについては、付加情報の検出を
    行なうことを特徴とするデータ記録方法。
  33. 【請求項33】請求項31において、 前記複数種類の外部入力インターフェース手段には、セ
    キュアなインターフェース手段であるものと、非セキュ
    アなインターフェース手段とを含み、 前記非セキュアな外部入力インターフェース手段を通じ
    て入力されたデータについては、付加情報の検出を行な
    うことを特徴とするデータ記録方法。
  34. 【請求項34】請求項31において、 前記複数種類の外部入力インターフェース手段には、暗
    号化されたデータを入力データとして受けるものと、暗
    号化されていないデータを入力データとして受けるもの
    とを含み、 前記暗号化されていないデータを入力データとして受け
    る外部入力インターフェースを通じて入力されたデータ
    については、付加情報の検出を行なうことを特徴とする
    データ記録方法。
  35. 【請求項35】請求項31において、 前記複数種類の外部入力インターフェース手段には、ア
    ナログ入力インターフェース手段と、デジタル入力イン
    ターフェース手段とを含み、 前記アナログ入力インターフェース手段と前記デジタル
    入力インターフェース手段のいずれか一方を通じて入力
    されたデータについては、付加情報の検出を行なわない
    ことを特徴とするデータ記録方法。
  36. 【請求項36】請求項31において、 前記複数種類の外部入力インターフェース手段には、圧
    縮データを入力データとして受けるものと、非圧縮デー
    タを入力データとして受けるものとを含み、 前記圧縮データを入力データとして受ける外部入力イン
    ターフェースまたは非圧縮データを入力データとして受
    けるもののいずれか一方を通じて入力されたデータにつ
    いては、付加情報の検出を行なわないことを特徴とする
    データ記録方法。
  37. 【請求項37】請求項31〜請求項36のいずれかにお
    いて、 前記付加情報は、電子透かし処理により前記データに埋
    め込まれていることを特徴とするデータ記録方法。
  38. 【請求項38】複数種類の外部入力インターフェース手
    段と、 前記外部入力インターフェース手段の種類に応じて、そ
    れぞれの外部入力インターフェース手段を通じて入力さ
    れるデータに対して設けるか否かが決定されており、設
    けると決定されている外部入力インターフェース手段を
    通じて入力されるデータに埋め込まれている付加情報を
    検出する付加情報検出手段と、 前記付加情報検出手段で前記付加情報が検出されたデー
    タの再生を、前記付加情報の検出結果に応じて制御する
    再生制御手段と、 前記データの再生を実行するための再生手段と、 を備えることを特徴とするデータ再生装置。
  39. 【請求項39】請求項38において、 前記複数種類の外部入力インターフェース手段には、デ
    ータを入力する機器との間で認証が可能であるものと、
    可能でないものとを含み、 前記認証が可能でない外部入力インターフェース手段を
    通じて入力されたデータについては、付加情報検出手段
    を設けることを特徴とするデータ再生装置。
  40. 【請求項40】請求項38において、 前記複数種類の外部入力インターフェース手段には、セ
    キュアなインターフェース手段と、非セキュアなインタ
    ーフェース手段とを含み、 前記非セキュアな外部入力インターフェース手段を通じ
    て入力されたデータについては、付加情報検出手段を設
    けることを特徴とするデータ再生装置。
  41. 【請求項41】請求項38において、 前記複数種類の外部入力インターフェース手段には、暗
    号化されたデータを入力データとして受けるものと、暗
    号化されていないデータを入力データとして受けるもの
    とを含み、 前記暗号化されていないデータを入力データとして受け
    る外部入力インターフェースを通じて入力されたデータ
    については、付加情報検出手段を設けることを特徴とす
    るデータ再生装置。
  42. 【請求項42】請求項38において、 前記複数種類の外部入力インターフェース手段には、ア
    ナログ入力インターフェース手段と、デジタル入力イン
    ターフェース手段とを含み、 前記アナログ入力インターフェース手段と前記デジタル
    入力インターフェース手段のいずれか一方を通じて入力
    されたデータについては、付加情報検出手段を設けない
    ことを特徴とするデータ再生装置。
  43. 【請求項43】請求項38において、 前記複数種類の外部入力インターフェース手段には、圧
    縮データを入力データとして受けるものと、非圧縮デー
    タを入力データとして受けるものとを含み、 前記圧縮データを入力データとして受ける外部入力イン
    ターフェースまたは非圧縮データを入力データとして受
    けるもののいずれか一方を通じて入力されたデータにつ
    いては、付加情報検出手段を設けないことを特徴とする
    データ再生装置。
  44. 【請求項44】請求項38〜請求項43のいずれかにお
    いて、 前記付加情報は、電子透かし処理により前記データに埋
    め込まれていることを特徴とするデータ再生装置。
  45. 【請求項45】複数種類の外部入力インターフェース手
    段を通じて入力されるデータを再生する方法であって、 前記外部入力インターフェース手段の種類に応じて、そ
    れぞれの外部入力インターフェース手段を通じて入力さ
    れるデータに対して、前記データに埋め込まれている付
    加情報の検出を行なうか否かが決定されており、 前記付加情報の検出を行なうと決定されている外部入力
    インターフェース手段を通じて入力されるデータについ
    ては、そのデータに埋め込まれている付加情報を検出
    し、 前記付加情報の検出結果に応じて前記データの再生制御
    を行うことを特徴とするデータ再生方法。
  46. 【請求項46】請求項45において、 前記複数種類の外部入力インターフェース手段には、デ
    ータを入力する機器との間で認証が可能であるものと、
    可能でないものとを含み、 前記認証が可能でない外部入力インターフェース手段を
    通じて入力されたデータについては、付加情報の検出を
    行なうことを特徴とするデータ再生方法。
  47. 【請求項47】請求項45において、 前記複数種類の外部入力インターフェース手段には、セ
    キュアなインターフェース手段であるものと、非セキュ
    アなインターフェース手段とを含み、 前記非セキュアな外部入力インターフェース手段を通じ
    て入力されたデータについては、付加情報の検出を行な
    うことを特徴とするデータ再生方法。
  48. 【請求項48】請求項45において、 前記複数種類の外部入力インターフェース手段には、暗
    号化されたデータを入力データとして受けるものと、暗
    号化されていないデータを入力データとして受けるもの
    とを含み、 前記暗号化されていないデータを入力データとして受け
    る外部入力インターフェースを通じて入力されたデータ
    については、付加情報の検出を行なうことを特徴とする
    データ再生方法。
  49. 【請求項49】請求項45において、 前記複数種類の外部入力インターフェース手段には、ア
    ナログ入力インターフェース手段と、デジタル入力イン
    ターフェース手段とを含み、 前記アナログ入力インターフェース手段と前記デジタル
    入力インターフェース手段のいずれか一方を通じて入力
    されたデータについては、付加情報の検出を行なわない
    ことを特徴とするデータ再生方法。
  50. 【請求項50】請求項45において、 前記複数種類の外部入力インターフェース手段には、圧
    縮データを入力データとして受けるものと、非圧縮デー
    タを入力データとして受けるものとを含み、 前記圧縮データを入力データとして受ける外部入力イン
    ターフェースまたは非圧縮データを入力データとして受
    けるもののいずれか一方を通じて入力されたデータにつ
    いては、付加情報の検出を行なわないことを特徴とする
    データ再生方法。
  51. 【請求項51】請求項45〜請求項50のいずれかにお
    いて、 前記付加情報は、電子透かし処理により前記データに埋
    め込まれていることを特徴とするデータ再生方法。
  52. 【請求項52】第1の記録媒体からデータを読み出し再
    生する再生系と、前記再生系からのデータを第2の記録
    媒体に記録する記録系とを備えるデータ記録再生装置に
    おいて、 前記記録系に設けられ、前記第1の記録媒体から読み出
    したデータに埋め込まれている付加情報を検出する付加
    情報検出手段と、 前記記録系に設けられ、前記付加情報検出手段で検出さ
    れた付加情報に基づいて記録を実行するかどうかを制御
    する記録制御手段と、 前記再生系から前記記録系に伝送されるデータの形態を
    識別する識別手段と、 前記識別手段での識別結果に基づいて、前記再生系から
    のデータについて、前記付加情報検出手段で前記付加情
    報の検出を行うかどうかを制御する制御手段と、 を備えるデータ記録再生装置。
  53. 【請求項53】請求項52において、 前記識別手段で識別するデータの形態は、前記データが
    セキュアであるかどうかであることを特徴とするデータ
    記録再生装置。
  54. 【請求項54】請求項52において、 前記識別手段で識別するデータの形態は、暗号処理され
    ているかどうかであることを特徴とするデータ記録再生
    装置。
  55. 【請求項55】請求項52において、 前記識別手段で識別するデータの形態は、圧縮されてい
    るかどうかであることを特徴とするデータ記録再生装
    置。
  56. 【請求項56】請求項52において、 前記識別手段で識別するデータの形態は、アナログデー
    タであるかデジタルデータであるかであることを特徴と
    するデータ記録再生装置。
  57. 【請求項57】請求項52〜請求項56のいずれかにお
    いて、 前記付加情報は、電子透かし処理により前記データに埋
    め込まれていることを特徴とするデータ記録再生装置。
  58. 【請求項58】第1の記録媒体からデータを読み出し再
    生する再生系と、前記再生系からのデータを第2の記録
    媒体に記録する記録系とを備えるデータ記録再生装置に
    おいて、 前記記録系に設けられ、前記第1の記録媒体から読み出
    したデータに埋め込まれている付加情報を検出する付加
    情報検出手段と、 前記記録系に設けられ、前記付加情報検出手段で検出さ
    れた付加情報に基づいて記録を実行するかどうかを制御
    する記録制御手段と、 前記第1の記録媒体の種類を識別する識別手段と、 前記識別手段での識別結果に基づいて、前記再生系から
    のデータについて、前記付加情報検出手段で前記付加情
    報の検出を行うかどうかを制御する制御手段と、 を備えるデータ記録再生装置。
  59. 【請求項59】請求項58において、 前記識別手段での識別は、前記第1の記録媒体が、セキ
    ュアにデータが記録されているものであるかどうかであ
    ることを特徴とするデータ記録再生装置。
  60. 【請求項60】請求項58または請求項59のいずれか
    において、 前記付加情報は、電子透かし処理により前記データに埋
    め込まれていることを特徴とするデータ記録再生装置。
  61. 【請求項61】第1の記録媒体からデータを読み出して
    再生系において再生し、その再生されたデータを記録系
    を介して第2の記録媒体に記録するようにするデータ記
    録再生方法において、 前記再生系から前記記録系に伝送されるデータの形態を
    識別し、 前記データの形態の識別結果に基づいて、前記再生系か
    らのデータについて、前記付加情報の検出を行うかどう
    かを制御し、 前記付加情報の検出を行なう場合には、検出された付加
    情報に基づいて記録を実行するかどうかを制御すること
    を特徴とするデータ記録再生方法。
  62. 【請求項62】請求項61において、 前記識別するデータの形態は、前記データがセキュアで
    あるかどうかであることを特徴とするデータ記録再生方
    法。
  63. 【請求項63】請求項61において、 前記識別するデータの形態は、暗号処理されているかど
    うかであることを特徴とするデータ記録再生方法。
  64. 【請求項64】請求項61において、 前記識別手段で識別するデータの形態は、圧縮されてい
    るかどうかであることを特徴とするデータ記録再生方
    法。
  65. 【請求項65】請求項61において、 前記識別するデータの形態は、アナログデータであるか
    デジタルデータであるかであることを特徴とするデータ
    記録再生方法。
  66. 【請求項66】請求項61〜請求項65のいずれかにお
    いて、 前記付加情報は、電子透かし処理により前記データに埋
    め込まれていることを特徴とするデータ記録再生方法。
  67. 【請求項67】第1の記録媒体からデータを読み出して
    再生系において再生し、その再生されたデータを記録系
    を介して第2の記録媒体に記録するようにするデータ記
    録再生方法において、 前記第1の記録媒体の種類を識別し、 前記第1の記録媒体の種類の識別結果に基づいて、前記
    再生系からのデータについて、前記付加情報の検出を行
    うかどうかを制御し、 前記付加情報の検出を行なう場合には、検出された付加
    情報に基づいて記録を実行するかどうかを制御すること
    を特徴とするデータ記録再生方法。
  68. 【請求項68】請求項67において、 前記第1の記録媒体の種類の識別は、前記第1の記録媒
    体が、セキュアにデータが記録されているものであるか
    どうかであることを特徴とするデータ記録再生方法。
  69. 【請求項69】請求項67において、 前記付加情報は、電子透かし処理により前記データに埋
    め込まれていることを特徴とするデータ記録再生方法。
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