JP2002139573A - 放射線測定装置 - Google Patents

放射線測定装置

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JP2002139573A
JP2002139573A JP2000331106A JP2000331106A JP2002139573A JP 2002139573 A JP2002139573 A JP 2002139573A JP 2000331106 A JP2000331106 A JP 2000331106A JP 2000331106 A JP2000331106 A JP 2000331106A JP 2002139573 A JP2002139573 A JP 2002139573A
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radiation
measured
distance
measuring
detectors
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JP2000331106A
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Kouichirou Natsume
浩一郎 棗
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Measurement Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】変形している長尺の被測定体に対しても、その
長尺方向に亘って精度の高い放射線量分布または放射線
強度分布を取得すること。 【解決手段】長尺の被測定体1から放出される放射線を
検出する、長尺方向に沿って配置された複数の放射線検
出器3と、各放射線検出器3と被測定体1表面との間の
長尺方向と直交する方向における距離をおのおの測定す
る距離検出器5と、距離検出器5によって測定された各
放射線検出器3と被測定体1表面との間の長尺方向と直
交する方向における距離に基づいて、各放射線検出器3
によって検出された検出結果を補正し、補正された各検
出結果に基づいて被測定体1の長尺方向における放射線
量分布または放射線強度分布を演算する演算回路7とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば原子力発電
所や原子燃料再処理施設等といった放射性物質を取り扱
う施設において、特に使用済燃料集合体や、放射性物質
を内包する配管などの長尺状の被測定体から放出される
放射線の、長尺方向に亘った放射線量または放射線強度
の分布を測定する放射線測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、原子力発電所や原子燃料再処
理施設等の、放射性物質を扱う施設においては、長尺の
被測定体である燃料集合体等から放出されるガンマ線や
中性子線について、長尺方向に亘った放射線量または放
射線強度の分布を測定する放射線測定装置が適用されて
いる。
【0003】図15は、この種の従来から用いられてい
る放射線測定装置の構成を示す概念図である。
【0004】この種の放射線測定装置では、長尺方向
(軸方向)Vに沿って、複数の放射線検出器3が配置さ
れている。そして、図中下向き矢印で示すように、被測
定体1を、その下端部1b側から放射線検出器3で囲ま
れた領域に挿入する。被測定体1を挿入する側には、挿
入側にセンタリング機構(上部)2aが、また下部側に
もセンタリング機構(下部)2bがそれぞれ備えられて
おり、これらセンタリング機構2a、2bにしたがって
被測定体1を挿入することによって、被測定体1が挿入
途中で放射線検出器3に衝突することなく挿入される。
【0005】このようにして、被測定体1は、長尺方向
Vの各部位におけるガンマ線や中性子線が各放射線検出
器3によって検出される。この検出された結果は、測定
回路4へと出力される。測定回路4では、各放射線検出
器3から出力された検出結果に基づいて、被測定体1の
長尺方向Vに亘った放射線量または放射線強度の分布を
求めることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の放射線測定装置では、以下のような問題があ
る。
【0007】すなわち、図15に示すようにして被測定
体1の長尺方向Vに亘るガンマ線や中性子線の放射線量
または放射線強度の分布を高い精度で求めるためには、
各放射線検出器3の、被測定体1との表面間距離がそれ
ぞれ等しくなければならない。
【0008】しかしながら、各放射線検出器3の、被測
定体1との表面間距離をそれぞれ等しくすることは極め
て困難である。もちろん、被測定体1は、その上端部1
aおよび下端部1bが、それぞれセンタリング機構(上
部)2aおよびセンタリング機構(下部)2bによって
位置決めされているが、通常、被測定体1は若干なりと
も変形している場合がほとんどである。特に被測定体1
が、使用済の燃料集合体の場合、原子炉内という高温、
高圧、高放射線量という厳しい環境下に長年さらされる
ことによって微妙な変形は免れない。被測定体1自体が
長尺方向Vに沿って変形していると、例えば図16に示
すように、放射線検出器3と被測定体1との表面間距離
は、各放射線検出器3毎にそれぞれ異なるものとなって
しまう。
【0009】このように、各放射線検出器3と被測定体
1との表面間距離が異なると、被測定体1の線源強度が
同じであっても、被測定体1から放出される放射線が、
放射線検出器3に到達するまでにそのエネルギーが減衰
される効果が異なり、長尺方向Vに亘って正確な放射線
量分布または放射線強度分布を取得することができない
という問題がある。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、各放射線検出器と被測定体との表面間距離
に基づいて、各放射線検出器によって検出された検出結
果を補正し、もって、変形している長尺の被測定体に対
しても、その長尺方向に亘って精度の高い放射線量分布
または放射線強度分布を取得することが可能な放射線測
定装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、以下のような手段を講じる。
【0012】すなわち、請求項1の発明では、長尺の被
測定体から放出される放射線を検出する、長尺方向に沿
って配置された複数の放射線検出器と、各放射線検出器
と被測定体表面との間の長尺方向と直交する方向におけ
る距離をおのおの測定する距離測定手段と、距離測定手
段によって測定された各放射線検出器と被測定体表面と
の間の長尺方向と直交する方向の距離に基づいて、各放
射線検出器によって検出された検出結果を補正し、補正
された各検出結果に基づいて被測定体の長尺方向の放射
線量分布または放射線強度分布を演算する補正演算手段
とを備える。
【0013】従って、請求項1の発明の放射線測定装置
においては、以上のような手段を講じることにより、長
尺の被測定体が変形しているような場合においても、被
測定体と各放射線検出器との距離を測定し、この距離に
基づいて検出結果を補正することができ、長尺方向に亘
った放射線量分布または放射線強度分布を精度よく得る
ことができる。
【0014】請求項2の発明では、長尺の被測定体から
放出される放射線を検出する、長尺方向に沿って配置さ
れた複数の放射線検出器と、複数の放射線検出器と被測
定体表面とを含む画像を撮像する撮像手段と、撮像手段
によって撮像された画像に基づいて、複数の放射線検出
器のうちのいずれか1つと被測定体表面との間の、長尺
方向と直交する方向における距離を測定する第1の距離
測定手段と、撮像手段によって撮像された画像、および
第1の距離測定手段によって測定された距離に基づい
て、各放射線検出器と被測定体表面との間の長尺方向と
直交する方向の距離をおのおの測定する第2の距離測定
手段と、第2の距離測定手段によって測定された各放射
線検出器と被測定体表面との間の長尺方向と直交する方
向の距離に基づいて、各放射線検出器によって検出され
た検出結果を補正し、補正された各検出結果に基づいて
被測定体の長尺方向における放射線量分布または放射線
強度分布を演算する補正演算手段とを備える。
【0015】従って、請求項2の発明の放射線測定装置
においては、以上のような手段を講じることにより、長
尺の被測定体が変形しているような場合においても、画
像処理技術を用いて被測定体と各放射線検出器との距離
を測定し、この距離に基づいて検出結果を補正すること
ができ、長尺方向に亘った放射線量分布または放射線強
度分布を精度よく得ることができる。
【0016】請求項3の発明では、長尺の被測定体から
放出される放射線を検出する、長尺方向に沿って配置さ
れた複数の放射線検出器からなる第1の放射線検出器群
と、被測定体を挟んで第1の放射線検出器群のおのおの
の放射線検出器と対向して、被測定体から放出される放
射線を検出する、長尺方向に沿って配置された複数の放
射線検出器からなる第2の放射線検出器群と、第1の放
射線検出器群の各放射線検出器、第2の放射線検出器群
の各放射線検出器、および被測定体表面を含む画像を撮
像する撮像手段と、撮像手段によって撮像された画像に
基づいて、第1の放射線検出器群の放射線検出器と被測
定体表面との間の長尺方向と直交する方向の距離、およ
び第1の放射線検出器群の放射線検出器と対向して配置
された第2の放射線検出器群の放射線検出器と被測定体
表面との間の長尺方向と直交する方向の距離の比をそれ
ぞれ測定する距離比測定手段と、距離比測定手段によっ
て測定された各距離の比に基づいて、各放射線検出器に
よって検出された検出結果を補正し、補正された各検出
結果に基づいて被測定体の長尺方向における放射線量分
布または放射線強度分布を演算する補正演算手段とを備
える。
【0017】従って、請求項3の発明の放射線測定装置
においては、以上のような手段を講じることにより、長
尺方向に沿って、被測定体の左右両側に一対の放射線検
出器を配置することによって、被測定体と各放射線検出
器との距離を測定すること無く、検出結果を補正するこ
とができ、長尺方向に亘った放射線量分布または放射線
強度分布を精度よく得ることができる。
【0018】請求項4の発明では、請求項1乃至3のう
ちいずれか1項の発明の放射線測定装置において、被測
定体の上端部および下端部を所定の位置に配置する端部
位置合わせ手段と、被測定体の各放射線検出器に対する
向きを所定の角度に調節する角度調節手段とを備える。
【0019】従って、請求項4の発明の放射線測定装置
においては、以上のような手段を講じることにより、被
測定体の両端部の位置合わせと、放射線検出器に対する
向きを調節することができるので、被測定体の長尺方向
に亘った放射線量分布または放射線強度分布を精度よく
得ることができる。
【0020】請求項5の発明では、請求項4の発明の放
射線測定装置において、各放射線検出器と被測定体表面
との間の長尺方向と直交する方向における距離を調節す
る距離調節手段を備える。
【0021】従って、請求項5の発明の放射線測定装置
においては、以上のような手段を講じることにより、被
測定体と放射線検出器との間の距離を調節することがで
きるので、被測定体の長尺方向に亘った放射線量分布ま
たは放射線強度分布を精度よく得ることができる。
【0022】請求項6の発明では、請求項5の発明の放
射線測定装置において、距離調節手段を、各放射線検出
器に備える。
【0023】従って、請求項6の発明の放射線測定装置
においては、以上のような手段を講じることにより、被
測定体と放射線検出器との間の距離を調節することがで
きるので、被測定体の長尺方向に亘った放射線量分布ま
たは放射線強度分布を精度よく得ることができる。
【0024】請求項7の発明では、請求項5または請求
項6の発明の放射線測定装置において、長尺方向と直交
する被測定体の断面の中心を通る軸を中心として被測定
体を回動させる回動手段を備え、各放射線検出器は、被
測定体が回動手段によって所定角度回動された状態で被
測定体から放出される放射線を検出し、回動手段は、こ
の状態で各放射線検出器によって放射線の検出が行われ
ると、被測定体を更に所定角度回動させ、各放射線検出
器は、この状態で被測定体から放出される放射線を検出
することを、被測定体が軸を中心として少なくとも1回
転するまで行う。
【0025】従って、請求項7の発明の放射線測定装置
においては、以上のような手段を講じることにより、被
測定体の全ての側面を対象とした測定を行うことができ
る。
【0026】請求項8の発明では、請求項1乃至7のう
ちいずれか1項の発明の放射線測定装置において、少な
くとも被測定体を水中に配置し、放射線検出器は、被測
定体から放出され、水中においてそのエネルギーが減衰
された放射線を検出する。
【0027】従って、請求項8の発明の放射線測定装置
においては、以上のような手段を講じることにより、被
測定体を水中に配置した状態において、放射線を測定す
ることができる。水は放射線を遮蔽する効果があること
から、作業員の被ばく量を低減させることができる。
【0028】請求項9の発明では、請求項1乃至8のう
ちいずれか1項の発明の放射線測定装置において、放射
線はガンマ線であって、各放射線検出器を、ガンマ線を
検出するガンマ線検出器とする。
【0029】従って、請求項9の発明の放射線測定装置
においては、以上のような手段を講じることにより、被
測定体から放出されるガンマ線を測定し、その長尺方向
に亘ったガンマ線強度またはガンマ線量の分布を得るこ
とができる。
【0030】請求項10の発明では、請求項1乃至8の
うちいずれか1項の発明の放射線測定装置において、放
射線は中性子線であって、各放射線検出器を、中性子線
を検出する中性子検出器とする。
【0031】従って、請求項10の発明の放射線測定装
置においては、以上のような手段を講じることにより、
被測定体から放出される中性子線を測定し、その長尺方
向に亘った中性子線強度または中性子線量の分布を得る
ことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の各実施の形態に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0033】なお、以下の各実施の形態の説明に用いる
図中の符号は、図15と同一部分については同一符号を
付して示すことにする。
【0034】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態を図1から図5を用いて説明する。
【0035】図1は、第1の実施の形態に係る放射線測
定装置の構成の一例を示す概念図である。
【0036】すなわち、図1に示す本実施の形態に係る
放射線測定装置は、図15に示す従来技術の放射線測定
装置に、距離検出器5と、距離測定回路6と、演算回路
7とを付加した構成としている。
【0037】放射線検出器3は、被測定体1から放出さ
れるガンマ線や中性子線といった放射線を検出するもの
であって、検出対象とする放射線がガンマ線の場合には
ガンマ線検出器を、検出対象とする放射線が中性子線の
場合には中性子検出器をそれぞれ用いる。
【0038】距離検出器5は、各放射線検出器3毎に備
えた近接センサ、光電センサ、レーザセンサ、超音波セ
ンサ等であって、自己が備えられた放射線検出器3と被
測定体1との表面間距離dを測定し、その測定結果を距
離測定回路6に出力する。この表面間距離dは、図2に
示すように、長尺方向Vと直交する方向Hに沿って測定
する。
【0039】距離測定回路6は、各距離検出器5によっ
て測定された表面間距離dの測定結果を取得する。
【0040】演算回路7は、距離測定回路6によって取
得された各放射線検出器3と被測定体1との表面間距離
dに基づいて、測定回路4によって取得された各放射線
検出器3によって検出された検出結果を補正し、補正し
た検出結果を用いて、被測定体1の長尺方向Vに亘った
放射線量や放射線強度の分布を取得する。
【0041】測定対象とする放射線がガンマ線の場合、
演算回路7は、以下に示すような演算にしたがってガン
マ線の長尺方向Vに亘った放射線量や放射線強度の分布
を取得する。すなわち、ガンマ線の、媒質中における減
衰を、ガンマ線検出器である放射線検出器3によって検
出された検出結果S、被測定体1のガンマ線強度P、被
測定体1と放射線検出器3との間の距離x、媒質の密度
ρ、媒質中におけるガンマ線の吸収係数μ、定数αを用
いて表すと、下記(1)式の関係が成立する。 S=αPe-μρx・・・・(1) ここで、密度ρ、線吸収係数μは測定条件によって決定
するパラメータである。すなわち、測定を水中で行った
場合においては、密度ρは水の密度に相当し、線吸収係
数μは水中におけるガンマ線の吸収係数に相当する。一
方、測定を気中で行った場合においては、密度ρはこの
気体の密度に相当し、線吸収係数μはこの気体中におけ
るガンマ線の吸収係数に相当する。
【0042】このように、密度ρ、線吸収係数μは測定
条件によって決定するパラメータである。また、距離x
は、距離測定回路6によって取得された各放射線検出器
3と被測定体1との表面間距離dに相当するので、上記
(1)式を変形して得られる下記(2)式に基づいて被
測定体1のガンマ線強度Pを演算する。 P=S/(αe-μρx)・・・(2) このようにして、長尺方向Vに沿って備えられた複数の
放射線検出器3からの検出結果Sに基づいて、おのおの
ガンマ線強度Pを演算することによって、長尺方向Vに
亘ったガンマ線強度Pを取得する。
【0043】一方、測定対象とする放射線が中性子線の
場合、演算回路7は、以下に示すような方法で中性子線
の長尺方向Vに亘った線量や強度の分布を取得する。
【0044】図3は、被測定体1から放出される中性子
の、水中における中性子束分布について計算した結果の
一例である。この中性子束分布は、被測定体1の形状等
の条件から、公開されている計算コード(ANISN、
MCNP等)を用いて計算する。このような計算コード
を用いた計算を媒質(水中、気中等)毎に予め計算して
おき、演算回路7は、その計算結果をテーブルデータと
して格納する。そして、演算回路7は、中性子検出器で
ある各放射線検出器3によって検出された検出結果と、
距離測定回路6によって取得された表面間距離dと、測
定条件に応じたテーブルデータとに基づいて、被測定体
1の放射線量や放射線強度を補正し演算する。
【0045】このようにして、長尺方向Vに沿って備え
られた複数の中性子検出器である放射線検出器3からの
検出結果に基づいて、おのおの中性子線量または中性子
線強度を求めることによって、長尺方向Vに亘った中性
子線量または中性子線強度の分布を取得する。
【0046】次に、以上のように構成した本実施の形態
に係る放射線測定装置の動作について図4および図5に
示すフローチャートを用いて説明する。
【0047】図4は、本実施の形態に係る放射線測定装
置によって、放射線としてガンマ線を測定する場合にお
ける動作を示すフローチャートであり、図5は、放射線
として中性子線を測定する場合における動作を示すフロ
ーチャートである。
【0048】本実施の形態に係る放射線測定装置によっ
て、放射線としてガンマ線を測定する場合には、図4に
示すように、まず被測定体1を、その下端部1b側から
放射線検出器3で囲まれた領域に挿入する。被測定体1
を挿入する側には、センタリング機構(上部)2aが、
また下部側にもセンタリング機構(下部)2bがそれぞ
れ備えられており、これらセンタリング機構2a、2b
にしたがって被測定体1を挿入することによって、被測
定体1が挿入途中で放射線検出器3に衝突することなく
挿入される(S1)。
【0049】このように装置内に被測定体1が挿入され
ると、各距離検出器5によって、各放射線検出器3と被
測定体1との表面間距離dが測定され、その各測定結果
が距離測定回路6に出力される(S2)。
【0050】次に、長尺方向Vの各部位に備えられた各
放射線検出器3(ガンマ線検出器)によってガンマ線が
検出され、検出結果が、測定回路4へと出力される(S
3)。
【0051】ステップS3において測定回路4へ出力さ
れた各放射線検出器3によって検出された各検出結果
は、ステップS2において距離測定回路6に出力された
各放射線検出器3と被測定体1との各表面間距離dを用
いて、上述した(1)式、および(2)式を用いて演算
回路7で補正される(S4)。
【0052】演算回路7においては、更に、ステップS
4で各表面間距離dを用いて補正された各検出結果か
ら、被測定体1の長尺方向Vに亘ったガンマ線量やガン
マ線強度の分布が取得される(S5)。
【0053】一方、本実施の形態に係る放射線測定装置
によって、放射線として中性子線を測定する場合におけ
る動作は、図5に示す通りであって、まず、公開されて
いる計算コードを用いて、被測定体1の形状、およびこ
の測定がなされる媒質(水中、気中等)の測定条件が考
慮された計算条件に基づいて、図3にその一例を示すよ
うな中性子束の減衰曲線を計算する。この計算された減
衰曲線のデータは、テーブルデータとして演算回路7に
格納される(S10)。
【0054】そして、上述したステップS1、S2と同
様にして、被測定体1が挿入途中で放射線検出器3に衝
突することなく挿入され(S11)、各距離検出器5に
よって各放射線検出器3と被測定体1との表面間距離d
が測定され、その各測定結果が距離測定回路6に出力さ
れる(S12)。
【0055】更に、長尺方向Vの各部位に備えられた中
性子検出器である各放射線検出器3によって、被測定体
1から放出される中性子線が検出され、検出結果が、測
定回路4へと出力される(S13)。
【0056】そして、ステップS13において測定回路
4へ出力された各放射線検出器3によって検出された各
検出結果は、ステップS12において距離測定回路6に
出力された各放射線検出器3と被測定体1との各表面間
距離dと、ステップS10において演算回路7に格納さ
れた中性子減衰曲線のデータテーブルを用いて演算回路
7において補正される。演算回路7は、被測定体1の形
状や、被測定体1から放出された中性子を減衰する媒質
(水中、気中等)に基づいて計算された中性子減衰曲線
について複数のデータテーブルを備えているが、その中
から被測定体1の形状や媒質条件に応じた所定のデータ
テーブルが用いられる(S14)。
【0057】演算回路7では更に、このようにステップ
S4で補正された各検出結果から、被測定体1の長尺方
向Vに亘った中性子線量や中性子線強度の分布が取得さ
れる(S15)。
【0058】上述したように、本実施の形態に係る放射
線測定装置においては、上記のような作用により、長尺
状の被測定体1の長尺方向Vに沿って複数備えられた各
放射線検出器3の被測定体1との表面間距離dをおのお
の測定し、各放射線検出器3によって検出された各検出
結果をおのおのの表面間距離dを用いて補正することが
できる。
【0059】すなわち、被測定体1から放出されたガン
マ線や中性子線などの放射線が放射線検出器3によって
検出されるまでに減衰する割合が異なるような場合であ
っても、個々の表面間距離dに基づいて検出結果を補正
することができる。
【0060】その結果、被測定体1が変形しており、放
射線検出器3との表面間距離dがおのおの異なるような
場合であっても、長尺方向Vに沿って備えられた複数の
放射線検出器3からの検出結果に基づいて、長尺方向V
に亘った放射線量または放射線強度の分布を精度よく取
得することが可能となる。
【0061】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態を図6から図8を用いて説明する。
【0062】図6は、第2の実施の形態に係る放射線測
定装置の構成の一例を示す概念図であり、図1と同一部
分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異
なる部分についてのみ述べる。
【0063】すなわち、第2の実施の形態に係る放射線
測定装置は、第1の実施の形態に係る放射線測定装置で
は各放射線検出器3毎に備えていた距離検出器5を、任
意の1つの放射線検出器3のみに備え、更にカメラ8
と、画像処理回路9と、距離導出回路10とを付加した
構成としている。
【0064】距離検出器5は、第1の実施の形態で説明
したもの同様に近接センサ、光電センサ、レーザセン
サ、超音波センサ等であって、自己が備えられた放射線
検出器3と被測定体1との表面間距離dを測定し、その
測定結果を距離測定回路6に出力する。この表面間距離
dは、図2に示すように、長尺方向Vと直交する方向H
に沿って測定する。
【0065】距離測定回路6は、距離検出器5によって
測定された表面間距離dの測定結果を取得し、この測定
結果を距離導出回路10に出力する。
【0066】カメラ8は、各放射線検出器3と、被測定
体1とを含む画像を撮像し、この撮像データを画像処理
回路9に出力する。
【0067】画像処理回路9は、カメラ8から出力され
た撮像データを画像処理し、この画像処理データを距離
導出回路10に出力する。
【0068】距離導出回路10は、距離測定回路6によ
って測定された表面間距離dと、画像処理回路9から出
力された画像処理データとを用いて、以下に示すように
して各放射線検出器3と被測定体1との表面間距離dを
それぞれ演算して、その結果を演算回路7に出力する。
すなわち、まず、距離導出回路10は、画像処理回路9
から出力された画像処理データから、各放射線検出器3
と被測定体1との表面間距離dの相対値をそれぞれ取得
する。一方、距離測定回路6から距離導出回路10に出
力されるデータは、距離検出器5が備えられた放射線検
出器3と、被測定体1との表面間距離dの絶対値であ
る。したがって、距離検出器5が備えられた放射線検出
器3と被測定体1との表面間距離dの絶対値を、各放射
線検出器3と被測定体1とのそれぞれの表面間距離dの
相対値に掛け合わせることによって各放射線検出器3と
被測定体1とのそれぞれの表面間距離dの絶対値を算出
する。
【0069】演算回路7は、距離導出回路10によって
算出された各放射線検出器3と被測定体1との表面間距
離dに基づいて、測定回路4によって取得された各放射
線検出器3によって検出された検出結果を補正し、補正
した検出結果を用いて、被測定体1の長尺方向Vに亘っ
た放射線量や放射線強度の分布を取得する。対象とする
放射線はガンマ線または中性子線であって、それぞれの
放射線に対する補正方法は、第1の実施の形態で説明し
た通りであるのでここでは重複説明を避ける。
【0070】次に、以上の様に構成した本実施の形態に
係る放射線測定装置の動作について図7および図8に示
すフローチャートを用いて説明する。
【0071】図7は、本実施の形態に係る放射線測定装
置によって、放射線としてガンマ線を測定する場合にお
ける動作を示すフローチャートであり、図8は、放射線
として中性子線を測定する場合における動作を示すフロ
ーチャートである。両図ともに、図4および図5におけ
るステップと同様のステップについては、同一のステッ
プ番号を付している。
【0072】本実施の形態に係る放射線測定装置によっ
て、放射線としてガンマ線を測定する場合には、図6に
示すように、まず被測定体1を、その下端部1b側から
放射線検出器3で囲まれた領域に挿入する。これは、第
1の実施の形態において説明したように、これらセンタ
リング機構2a、2bにしたがって被測定体1を挿入す
ることによって、被測定体1が挿入途中で放射線検出器
3に衝突することなく挿入される(S1)。
【0073】そして、距離検出器5によって、自己が備
えられている放射線検出器3と、被測定体1との表面間
距離dが測定され、その測定結果が距離測定回路6に出
力される(S2)。
【0074】次に、カメラ8によって、各放射線検出器
3と被測定体1とが含まれる画像が撮像され、その撮像
データが画像処理回路9に出力される。そして、画像処
理回路9では、カメラ8から出力された撮像データが画
像処理され、画像処理データが距離導出回路10に出力
される。更に、距離導出回路10では、距離測定回路6
によって測定された表面間距離dデータと、画像処理回
路9から出力された画像処理データとを用いて、各放射
線検出器3と被測定体1との表面間距離dがそれぞれ演
算され、その結果が演算回路7に出力される(S2
a)。
【0075】一方、長尺方向Vの各部位に備えられたガ
ンマ線検出器である各放射線検出器3では、被測定体1
から放出されるガンマ線が検出され、その検出結果が、
測定回路4へと出力される(S3)。
【0076】そして、ステップS3において測定回路4
へ出力された各放射線検出器3によって検出された各検
出結果は、ステップS2aにおいて距離導出回路10に
よって演算された各放射線検出器3と被測定体1との各
表面間距離dを用いて、上述した(2)式を用いて演算
回路7で補正される(S4)。
【0077】演算回路7においては、更に、ステップS
4で各表面間距離dを用いて補正された各検出結果か
ら、被測定体1の長尺方向Vに亘ったガンマ線量やガン
マ線強度の分布が取得される(S5)。
【0078】一方、本実施の形態に係る放射線測定装置
によって、放射線として中性子線を測定する場合におけ
る動作は、図8に示す通りであって、図5のステップS
10において説明したようにして、被測定体1の形状、
およびこの測定がなされる媒質(水中、気中等)の測定
条件が考慮された計算条件に基づいて計算された減衰曲
線のデータが、テーブルデータとして演算回路7に格納
される(S10)。
【0079】そして、図5のステップS11と同様にし
て、被測定体1が挿入途中で放射線検出器3に衝突する
ことなく挿入される(S11)。
【0080】更に、図7のステップS2で説明したもの
と同様にして、距離検出器5によって、自己が備えられ
ている放射線検出器3と、被測定体1との表面間距離d
が測定され、その測定結果が距離測定回路6に出力され
る(S12)。
【0081】次に、図7のステップS2aと同様にし
て、距離導出回路10では、距離測定回路6によって測
定された表面間距離dと、画像処理回路9から出力され
た画像処理データとを用いて、各放射線検出器3と被測
定体1との表面間距離dがそれぞれ演算され、その結果
が演算回路7に出力される(S12a)。
【0082】一方、図5のステップS13と同様にし
て、長尺方向Vの各部位に備えられた中性子線検出器で
ある各放射線検出器3では、被測定体1から放出される
中性子線が検出され、その検出結果が、測定回路4へと
出力される(S13)。
【0083】そして、ステップS13において測定回路
4へ出力された各放射線検出器3によって検出された各
検出結果は、ステップS12aにおいて距離導出回路1
0によって演算された各放射線検出器3と被測定体1と
の各表面間距離dを用いて、図5のステップS14で説
明したようにして演算回路7において補正される(S1
4)。
【0084】演算回路7では更に、このようにステップ
S14で補正された各検出結果から、被測定体1の長尺
方向Vに亘った中性子線量や中性子線強度の分布が取得
される(S15)。
【0085】上述したように、本実施の形態に係る放射
線測定装置は、放射線検出器3毎に距離検出器5を備え
ず、任意の1つの放射線検出器3のみに距離検出器5を
備えて、被測定体1と放射線検出器3との表面間距離d
を測定する。そして、この表面間距離dと、カメラ8に
よって撮像された撮像データとに基づいて、他の放射線
検出器3と被測定体1との表面間距離dを求めることに
よって、被測定体1が変形しており、放射線検出器3と
の表面間距離dがおのおの異なるような場合であって
も、長尺方向Vに沿って備えられた複数の放射線検出器
3からの検出結果に基づいて、長尺方向Vに亘った放射
線量または放射線強度の分布を精度よく取得することが
可能となる。
【0086】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態を図9から図11を用いて説明する。
【0087】図9は、第3の実施の形態に係る放射線測
定装置の構成の一例を示す概念図であり、図6と同一部
分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異
なる部分についてのみ述べる。
【0088】すなわち、第3の実施の形態に係る放射線
測定装置は、図6に示す第2の実施の形態に係る放射線
測定装置における距離検出器5、距離測定回路6、距離
導出回路10を省略し、画像処理回路9によって画像処
理された画像処理データを演算回路7に入力するように
した構成としている。また、長尺方向Vに沿って備えた
放射線検出器3は、それぞれ同じ高さに一対に備えてい
る。一対の放射線検出器3(#R)、3(#L)は、そ
れぞれ被測定体1から放出されるガンマ線を検出し、そ
の結果を測定回路4に出力する。
【0089】カメラ8は、各放射線検出器3と、被測定
体1とを含む画像を撮像し、撮像データを画像処理回路
9に出力する。
【0090】画像処理回路9は、カメラ8から出力され
た撮像データを画像処理し、図10に示すように、被測
定体1を挟む一対の放射線検出器3(#R、#L)それ
ぞれの、被測定体1からの表面間距離d、dの比k
を算出し、その結果を演算回路7に出力する。この被測
定体1からの表面間距離d、dの比kは、以下の
(3)式に示す通りである。 k=d/d・・・・・・・(3) 演算回路7は、画像処理回路9において上記(3)式に
したがって算出された比kの値に基づいて、測定回路4
によって取得された各対の放射線検出器3(#R、#
L)によって検出された検出結果を補正し、補正した検
出結果を用いて、被測定体1の長尺方向Vに亘った放射
線量や放射線強度の分布を取得する。この補正は以下の
通りにして行う。
【0091】片側の放射線検出器3(#R)による検出
結果Sは、被測定体1のガンマ線強度P、放射線検出
器3(#R)と被測定体1との表面間距離d、媒質の
密度ρ、媒質に対するガンマ線の線吸収係数μ、定数α
とすると、以下に示す(4)式が成立する。 S=αPe-μρd1・・・・(4) 同様にして、他側の放射線検出器3(#L)による検出
結果Sは、被測定体1のガンマ線強度P、放射線検出
器3(#L)と被測定体1との表面間距離d、媒質の
密度ρ、媒質に対するガンマ線の線吸収係数μ、定数α
とすると、以下に示す(5)式が成立する。 S=αPe-μρd2・・・・(5) 媒質の密度ρ、および媒質に対するガンマ線の線吸収係
数μは、測定条件で決定される定数であり、未知数であ
るk(=d/d)、およびガンマ線強度Pに関し
て、上記(3)式、(4)式、(5)式を解くと、以下
に示す(6)式の通りとなる。 P=((S×α^k)/(α×S^k))^(1/(1−k))・ ・・・(6) 演算回路7は、このようにして、長尺方向Vに沿って同
じ高さに備えられた一対の放射線検出器3(#R、#
L)によって検出される検出結果を用いることによっ
て、放射線検出器3と被測定体1との表面間距離dを測
定すること無く、放射線検出器3が備えられた高さにお
けるガンマ線強度Pを演算する。更に、同様の演算を、
長尺方向Vに沿って備えられた異なる高さにおける一対
の放射線検出器3(#R、#L)に対しても行うことに
より、ガンマ線強度Pの長尺方向Vに亘った分布を取得
する。
【0092】次に、以上のように構成した本実施の形態
に係る放射線測定装置の動作について図11に示すフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0093】図11は、本実施の形態に係る放射線測定
装置によって、放射線としてガンマ線を測定する場合に
おける動作を示すフローチャートであり、図4における
ステップと同様のステップについては、同一のステップ
番号を付している。
【0094】本実施の形態に係る放射線測定装置によっ
て、ガンマ線を測定する場合には、図9に示すように、
まず被測定体1を、その下端部1b側から放射線検出器
3で囲まれた領域に挿入する。これは、図4および図7
において説明したように、これらセンタリング機構2
a、2bにしたがって被測定体1を挿入することによっ
て、被測定体1が挿入途中で放射線検出器3に衝突する
ことなく挿入される(S1)。
【0095】次に、カメラ8によって、各放射線検出器
3と被測定体1とが含まれる画像が撮像され、その撮像
データが画像処理回路9に出力される。画像処理回路9
では、カメラ8から出力された撮像データが画像処理さ
れ、図10に示すように、被測定体1を挟む一対の放射
線検出器3(#R、#L)それぞれの、被測定体1から
の表面間距離d、dの比kが(3)式にしたがって
算出され、その結果が演算回路7に出力される(S2
b)。
【0096】一方、長尺方向Vの各部位に備えられた一
対のガンマ線検出器である各放射線検出器3(#R、#
L)では、被測定体1から放出されるガンマ線が検出さ
れ、その検出結果が、それぞれ測定回路4へと出力され
る(S3)。
【0097】そして演算回路7では、画像処理回路9に
おいて上記(3)式にしたがって算出された比kの値に
基づいて、測定回路4によって取得された各対の放射線
検出器3(#R、#L)によって検出された検出結果
が、上記(6)式にしたがって補正される(S4b)。
【0098】このような補正演算が各対の放射線検出器
3(#R、#L)について行われることによって、放射
線検出器3と被測定体1との表面間距離dを測定するこ
と無く、放射線検出器3が備えられた高さにおけるガン
マ線強度Pが演算される。これによって、ガンマ線強度
Pの長尺方向Vに亘った分布が取得される(S5)。
【0099】上述したように、本実施の形態に係る放射
線測定装置においては、上記のような作用により、放射
線検出器3と被測定体1との表面間距離dを測定しなく
とも、放射線検出器3と被測定体1の表面間距離dの違
いによってもたらされる放射線の減衰効果の違いに基づ
いて検出結果を補正することができる。
【0100】以上により、被測定体1が変形しており、
放射線検出器3との表面間距離dがおのおの異なるよう
な場合であっても、長尺方向Vに沿って備えられた複数
の放射線検出器3からの検出結果に基づいて、長尺方向
Vに亘った放射線量または放射線強度の分布を精度よく
取得することが可能となる。
【0101】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態を図12を用いて説明する。
【0102】図12は、第4の実施の形態に係る放射線
測定装置の構成の一例を示す概念図であり、図12
(a)は立断面図、図12(b)は被測定体1が挿入さ
れる側から見た平面図である。ここでは図1と同一部分
には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異な
る部分についてのみ述べる。
【0103】すなわち、第4の実施の形態に係る放射線
測定装置は、第1の実施の形態に係る放射線測定装置
に、ベアリング11と、保持台12と、ボールネジ13
と、モータ14と、固定部17と、接続部18とを付加
した構成としている。
【0104】ベアリング11は、保持台12に備え、被
測定体1を載荷する箇所であって、断面中心を軸として
回転可能としている。ベアリング11は、被測定体1が
載荷されると回転し、放射線検出器3に対して被測定体
1の任意の面を、任意の角度で向けることができるよう
にしている。
【0105】保持台12は、被測定体1を載荷する台で
あり、被測定体1を載荷する部分にベアリング11を備
えている。この保持台12は、ボールネジ13の回転に
よって、図示する水平方向に移動可能なように、ボール
ネジ13と結合している。
【0106】ボールネジ13とモータ14は、保持台1
2(ベアリング11)を図示する水平方向に移動させる
手段であって、モータ14が駆動すると、それによって
ボールネジ13が回転するようにしている。そして、ボ
ールネジ13が回転することによって、保持台12と接
続した接続部18が、ボールネジ13の軸方向に沿って
移動することによって、保持台12を図示する水平方向
に移動させる。
【0107】固定部17は、保持台12とセンタリング
機構2a、2bとを一体化して固定する部材である。こ
れによって、保持台12が図示する水平方向に移動する
と、センタリング機構2a、2bもそれに連動して図示
する水平方向に移動するようにしている。
【0108】次に、以上の様に構成した本実施の形態に
係る放射線測定装置の作用について説明する。
【0109】本実施の形態に係る放射線測定装置は、ベ
アリング11上に載荷された被測定体1は、ベアリング
11が回転することによって、放射線検出器3に対する
角度が自在に調節される。また、モータ14を駆動する
ことによってボールネジ13が回転し、それによって保
持台12が水平方向に移動することによって、被測定体
1の放射線検出器3に対する距離が自在に調節される。
【0110】上述したように、本実施の形態に係る放射
線測定装置においては、上記のような作用により、ベア
リング11によって、被測定体1の放射線検出器3との
角度ズレがあった場合であっても、このズレを機械的に
自在に調節することができる。また、モータ14および
ボールネジ13によって、被測定体1を水平方向に移動
させることによって、被測定体1と放射線検出器3との
表面間距離dを自在に調節することができる。
【0111】このように、放射線検出器3に対する被測
定体1の配置条件を自在に調節することができるので、
測定に適した条件に被測定体1を配置させ、この状態に
おいて被測定体1から放出される放射線を検出すること
が可能となり、もって、長尺方向Vに亘った放射線量ま
たは放射線強度の分布を精度よく取得することが可能と
なる。
【0112】(第5の実施の形態)本発明の第5の実施
の形態を図13から図14を用いて説明する。
【0113】図13は、第5の実施の形態に係る放射線
測定装置の構成の一例を示す概念図であり、ここでは図
12と同一部分には同一符号を付してその説明を省略
し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0114】すなわち、第5の実施の形態に係る放射線
測定装置は、第4の実施の形態に係る放射線測定装置
に、回転台15と、回転用モータ16とを付加し、更
に、長尺方向Vに亘って複数設けられた放射線検出器3
については、同一高さに唯一の放射線検出器3のみを備
えた構成としている。
【0115】回転台15は、接続部18を介して保持台
12と結合している。そして、回転用モータ16が駆動
することによって自己が回転し、更に、自己に接続して
いる保持台12を、その断面中心を軸として回転させ
る。
【0116】次に、以上の様に構成した本実施の形態に
係る放射線測定装置の動作について図14に示すフロー
チャートを用いて説明する。
【0117】すなわち、本実施の形態に係る放射線測定
装置によって、放射線を測定する場合には、まず被測定
体1を、その下端部1b側から挿入し、ベアリング11
上に載荷する。これは、これらセンタリング機構2a、
2bにしたがって被測定体1を挿入することによって、
被測定体1が挿入途中で放射線検出器3に衝突すること
なく挿入され、保持台12のベアリング11上に載荷さ
れる(S21)。
【0118】次に、被測定体1は、ベアリング11の回
転によって、放射線検出器3に対する角度が調節される
(S22)。更に、モータ14およびモータ14の駆動
に連動して回転するボールネジ13によって、保持台1
2が水平方向に移動し、これによって被測定体1の水平
位置が調節される(S23)。
【0119】このようにして被測定体1の位置が、放射
線の測定に適した位置に調節された状態において、各距
離検出器5によって、各放射線検出器3と被測定体1と
の表面間距離dが測定され、その各測定結果が距離測定
回路6に出力される(S24)。
【0120】次に、放射線検出器3によって、被測定体
1から放出される放射線の検出がなされ、検出結果が測
定回路4へと出力される(S25)。なお、測定する放
射線としては、ガンマ線、中性子線いずれでも良い。
【0121】ステップS25において測定回路4へ出力
された各放射線検出器3によって検出された各検出結果
は、ステップS24において距離測定回路6に出力され
た各放射線検出器3と被測定体1との各表面間距離dを
用いて、図4のステップS4(ガンマ線の場合)、また
は図5のステップS14(中性子線の場合)で説明した
ようにして演算回路7で補正される(S26)。
【0122】同様の測定を、被測定体1の他の側面につ
いても実施する場合(S27:Yes)には、回転用モ
ータ16によって保持台12を回転する。これによって
被測定体1が、その長尺方向Vの軸を中心に回転され、
他の側面が放射線検出器3側に向けられる(S28)。
【0123】そして、この側面から放出される放射線に
ついてもまた、ステップS24からステップS26が行
われることによって、各放射線検出器3によって検出さ
れた各検出結果が補正される。
【0124】一方、被測定体1の全側面についての測定
が完了した場合(S27:No)には、図4のステップ
S5または図5のステップS15で説明したように、演
算回路7において、被測定体1の長尺方向Vに亘った放
射線量や放射線強度の分布が取得される(S29)。こ
の場合、被測定体1の各側面を対象にした放射線量や放
射線強度の長尺方向Vに亘った分布が取得される。演算
回路7では、これら各側面において得られた結果を適宜
加算平均などの演算をするようにして、放射線量の放射
線強度の長尺方向Vに亘った分布を取得するようにして
も良い。
【0125】上述したように、本実施の形態に係る放射
線測定装置においては、上記のような作用により、被測
定体1を回転させることによって、任意の側面を放射線
検出器3側に向けることができる。これによって、長尺
方向Vに沿って備えられた放射線検出器3は、同じ高さ
に1つ備えることのみによって、全側面を対象とした検
出を行うことができる。
【0126】また、第4の実施の形態と同様に、放射線
検出器3に対する被測定体1の配置条件を自在に調節す
ることができるので、測定に適した条件において被測定
体1から放出される放射線を検出することが可能とな
り、もって、長尺方向Vに亘った放射線量または放射線
強度の分布を精度よく取得することが可能となる。
【0127】以上、本発明の好適な実施の形態につい
て、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかか
る構成に限定されない。特許請求の範囲の発明された技
術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更
例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及
び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと
了解される。
【0128】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各放射線検出器と被測定体との表面間距離に基づいて、
各放射線検出器によって検出された検出結果を補正する
ことができる。
【0129】以上により、変形している長尺の被測定体
に対しても、その長尺方向に亘って精度の高い放射線量
分布または放射線強度分布を取得することができる放射
線測定装置を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る放射線測定装置の構成
の一例を示す概念図
【図2】被測定体と放射線検出器との表面間距離を説明
するための模式図
【図3】被測定体から放出される中性子の、水中におけ
る中性子束分布について計算した結果の一例を示す図
【図4】第1の実施の形態に係る放射線測定装置によっ
て、放射線としてガンマ線を測定する場合における動作
を示すフローチャート
【図5】第1の実施の形態に係る放射線測定装置によっ
て、放射線として中性子線を測定する場合における動作
を示すフローチャート
【図6】第2の実施の形態に係る放射線測定装置の構成
の一例を示す概念図
【図7】第2の実施の形態に係る放射線測定装置によっ
て、放射線としてガンマ線を測定する場合における動作
を示すフローチャート
【図8】第2の実施の形態に係る放射線測定装置によっ
て、放射線として中性子線を測定する場合における動作
を示すフローチャート
【図9】第3の実施の形態に係る放射線測定装置の構成
の一例を示す概念図
【図10】被測定体と放射線検出器との表面間距離を説
明するための模式図
【図11】第3の実施の形態に係る放射線測定装置によ
って、放射線としてガンマ線を測定する場合における動
作を示すフローチャート
【図12】第4の実施の形態に係る放射線測定装置の構
成の一例を示す概念図
【図13】第5の実施の形態に係る放射線測定装置の構
成の一例を示す概念図
【図14】第5の実施の形態に係る放射線測定装置によ
って、放射線を測定する場合における動作を示すフロー
チャート
【図15】従来から用いられている放射線測定装置の構
成を示す概念図(変形していない被測定体の場合)
【図16】従来から用いられている放射線測定装置の構
成を示す概念図(変形している被測定体の場合)
【符号の説明】
d…表面間距離 V…長尺方向 H…長尺方向と直交する方向 1…被測定体 2…センタリング機構 3…放射線検出器 4…測定回路 5…距離検出器 6…距離測定回路 7…演算回路 8…カメラ 9…画像処理回路 10…距離導出回路 11…ベアリング 12…保持台 13…ボールネジ 14…モータ 15…回転台 16…回転用モータ 17…固定部 18…接続部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の被測定体から放出される放射線を
    検出する、長尺方向に沿って配置された複数の放射線検
    出器と、 前記各放射線検出器と被測定体表面との間の前記長尺方
    向と直交する方向における距離をおのおの測定する距離
    測定手段と、 前記距離測定手段によって測定された前記各放射線検出
    器と前記被測定体表面との間の前記長尺方向と直交する
    方向の距離に基づいて、前記各放射線検出器によって検
    出された検出結果を補正し、前記補正された各検出結果
    に基づいて前記被測定体の前記長尺方向における放射線
    量分布または放射線強度分布を演算する補正演算手段と
    を備えたことを特徴とする放射線測定装置。
  2. 【請求項2】 長尺の被測定体から放出される放射線を
    検出する、長尺方向に沿って配置された複数の放射線検
    出器と、 前記複数の放射線検出器と被測定体表面とを含む画像を
    撮像する撮像手段と、 前記撮像手段によって撮像された画像に基づいて、前記
    複数の放射線検出器のうちのいずれか1つと前記被測定
    体表面との間の、前記長尺方向と直交する方向の距離を
    測定する第1の距離測定手段と、 前記撮像手段によって撮像された画像、および前記第1
    の距離測定手段によって測定された距離に基づいて、前
    記各放射線検出器と前記被測定体表面との間の前記長尺
    方向と直交する方向の距離をおのおの測定する第2の距
    離測定手段と、 前記第2の距離測定手段によって測定された前記各放射
    線検出器と前記被測定体表面との間の前記長尺方向と直
    交する方向の距離に基づいて、前記各放射線検出器によ
    って検出された検出結果を補正し、前記補正された各検
    出結果に基づいて前記被測定体の前記長尺方向における
    放射線量分布または放射線強度分布を演算する補正演算
    手段とを備えたことを特徴とする放射線測定装置。
  3. 【請求項3】 長尺の被測定体から放出される放射線を
    検出する、長尺方向に沿って配置された複数の放射線検
    出器からなる第1の放射線検出器群と、 前記被測定体を挟んで前記第1の放射線検出器群のおの
    おのの放射線検出器と対向して、前記被測定体から放出
    される放射線を検出する、前記長尺方向に沿って配置さ
    れた複数の放射線検出器からなる第2の放射線検出器群
    と、 前記第1の放射線検出器群の各放射線検出器、前記第2
    の放射線検出器群の各放射線検出器、および前記被測定
    体表面を含む画像を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段によって撮像された画像に基づいて、前記
    第1の放射線検出器群の放射線検出器と前記被測定体表
    面との間の前記長尺方向と直交する方向の距離、および
    前記第1の放射線検出器群の放射線検出器と対向して配
    置された前記第2の放射線検出器群の放射線検出器と前
    記被測定体表面との間の前記長尺方向と直交する方向の
    距離の比をそれぞれ測定する距離比測定手段と、 前記距離比測定手段によって測定された各距離の比に基
    づいて、前記各放射線検出器によって検出された検出結
    果を補正し、前記補正された各検出結果に基づいて前記
    被測定体の前記長尺方向における放射線量分布または放
    射線強度分布を演算する補正演算手段とを備えたことを
    特徴とする放射線測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のうちいずれか1項に記
    載の放射線測定装置において、 前記被測定体の上端部および下端部を所定の位置に配置
    する端部位置合わせ手段と、 前記被測定体の前記各放射線検出器に対する向きを所定
    の角度に調節する角度調節手段とを備えたことを特徴と
    する放射線測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の放射線測定装置におい
    て、 前記各放射線検出器と前記被測定体表面との間の前記長
    尺方向と直交する方向の距離を調節する距離調節手段を
    備えたことを特徴とする放射線測定装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の放射線測定装置におい
    て、 前記距離調節手段を、前記各放射線検出器に備えたこと
    を特徴とする放射線測定装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載の放射線
    測定装置において、 前記長尺方向と直交する前記被測定体の断面の中心を通
    る軸を中心として前記被測定体を回動させる回動手段を
    備え、 前記各放射線検出器は、前記被測定体が前記回動手段に
    よって所定角度回動された状態で前記被測定体から放出
    される放射線を検出し、前記回動手段は、この状態で前
    記各放射線検出器によって放射線の検出が行われると、
    前記被測定体を更に前記所定角度回動させ、前記各放射
    線検出器は、この状態で前記被測定体から放出される放
    射線を検出することを、前記被測定体が前記軸を中心と
    して少なくとも1回転するまで行うようにしたことを特
    徴とする放射線測定装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のうちいずれか1項に記
    載の放射線測定装置において、 少なくとも前記被測定体を水中に配置し、前記放射線検
    出器は、前記被測定体から放出され、前記水中において
    そのエネルギーが減衰された放射線を検出するようにし
    たことを特徴とする放射線測定装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のうちいずれか1項に記
    載の放射線測定装置において、 前記放射線はガンマ線であって、前記各放射線検出器
    を、前記ガンマ線を検出するガンマ線検出器としたこと
    を特徴とする放射線測定装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至8のうちいずれか1項に
    記載の放射線測定装置において、 前記放射線は中性子線であって、前記各放射線検出器
    を、前記中性子線を検出する中性子検出器としたことを
    特徴とする放射線測定装置。
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