JP2002139526A - 計測装置 - Google Patents

計測装置

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JP2002139526A
JP2002139526A JP2000337112A JP2000337112A JP2002139526A JP 2002139526 A JP2002139526 A JP 2002139526A JP 2000337112 A JP2000337112 A JP 2000337112A JP 2000337112 A JP2000337112 A JP 2000337112A JP 2002139526 A JP2002139526 A JP 2002139526A
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JP2000337112A
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Hiroyuki Kondo
弘幸 近藤
Tomohiro Fujii
友弘 藤井
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要な時のみ動作し、極力計測対象物が稼動
中である時のみ計測することにより消費電力を抑えるこ
との出来る計測装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 計測対象物1への入力電流から電流を計
測する電流計測手段4と、時間を計測する時間計測手段
5と、電流計測手段4で計測された電流値と時間計測手
段5で計測された時間をもとに省電力状態へ移行する省
電力状態移行手段6と、省電力状態移行手段6により省
電力状態に移行している状態において計測対象物1の稼
動を検出する稼動検出手段7と、稼動検出手段7により
稼動検出されると通常状態に復帰する通常状態移行手段
8を設けた構成を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計測対象物が稼動
中である時のみ計測することにより消費電力を抑える計
測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年省エネルギーが重要視されている
が、電気に関してはどこでどれだけの電力を消費してい
るかということを把握し、対策ポイントを発見し、対策
を行い、検証するというサイクルを行う必要がある。そ
こで電力消費を把握するには計測装置が必要となるが、
各機器に取り付けた場合、計測装置自身の消費電力があ
り、多数設置すればするほど計測装置自身の消費する電
力が無視できなくなってきて省エネを行っているのかそ
うでないのかわからなくなってくる。特に機器が稼動し
ているときはよいが待機中や電源が入っていない場合は
むだな電力を消費することになり、計測装置をはずした
ほうが省エネになるということになりかねない。
【0003】従来の計測装置は常に電源が入っており、
計測対象物の電源ON、OFFに関わらず連続して計測
していた。したがって計測入力がなくても計測してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のものでは、計測装置は常に電源が入っており、計測対
象物の電源ON、OFFに関わらず連続して計測してお
り、計測入力がなくても計測しているため、省エネを行
うために設置する計測器がそれ自身の消費電力で省エネ
にならなくなり、特に計測器を多数設置した場合にはそ
の消費電力は無視できなくなる。
【0005】本発明は、上記従来の課題に鑑み、必要な
時のみ動作し、極力計測対象物が稼動中である時のみ計
測することにより消費電力を抑えることの出来る計測装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の計測装置は、計測対象物への
入力電流から電流を計測する電流計測手段と、時間を計
測する時間計測手段と、前記電流計測手段で計測された
電流値と前記時間計測手段で計測された時間をもとに省
電力状態へ移行する省電力状態移行手段を設けた構成を
有している。
【0007】また、本発明の請求項2の計測装置は、計
測対象物への入力電圧と入力電流とから電力を計測する
電力計測手段と、時間を計測する時間計測手段と、前記
電力計測手段で計測された電力値と前記時間計測手段で
計測された時間をもとに省電力状態へ移行する省電力状
態移行手段を設けた構成を有している。
【0008】また、本発明の請求項3の計測装置は、上
記請求項1から2の構成に加え、省電力状態移行手段に
より省電力状態に移行している状態において所定の入力
電流が入力されると計測対象物の稼動を検出する稼動検
出手段と、この稼動検出手段からの信号により通常状態
に復帰する通常状態移行手段を設けた構成を有してい
る。
【0009】また、本発明の請求項4の計測装置は、上
記請求項3の構成に加え、計測対象物の稼動を検出する
稼動検出手段における所定の入力電流を設定する稼動検
出レベル設定手段を設けた構成を有している。
【0010】また、本発明の請求項5の計測装置は、上
記請求項1、3、4の構成に加え、省電力状態移行手段
により省電力状態に移行する所定の電流値を設定する省
電力状態移行電流設定手段を設けた構成を有している。
【0011】また、本発明の請求項6の計測装置は、上
記請求項2、3、5、6の構成に加え、省電力状態移行
手段により省電力状態に移行する所定の電力値を設定す
る省電力状態移行電力設定手段を設けた構成を有してい
る。
【0012】また、本発明の請求項7の計測装置は、上
記請求項1、2、5、6の構成に加え、第1の所定期間
を設定する第1の所定期間設定手段を設けた構成を有し
ている。
【0013】また、本発明の請求項8の計測装置は、上
記請求項3から7の構成に加え、省電力状態であっても
第2の所定期間周期で通常状態に移行することとした構
成を有している。
【0014】また、本発明の請求項9の計測装置は、上
記請求項8の構成に加え、第2の所定期間周期で通常状
態に移行した後、電流計測手段で計測される電流が所定
電流値以下であれば、その時点から前記時間計測手段に
より計測された第1の所定期間、前記電流値が所定電流
値以下であった場合に省電力状態に移行することとした
構成を有している。
【0015】また、本発明の請求項10の計測装置は、
上記請求項8の構成に加え、第2の所定期間周期で通常
状態に移行した後、電力計測手段で計測される電力が所
定電力値以下であれば、その時点から前記時間計測手段
により計測された第1の所定期間、前記電力値が所定電
力値以下であった場合に省電力状態に移行することとし
た構成を有している。
【0016】また、本発明の請求項11の計測装置は、
上記請求項8から10の構成に加え、第2の所定期間を
設定する第2の所定期間設定手段を設けた構成を有して
いる。
【0017】また、本発明の請求項12の計測装置は、
上記請求項8の構成に加え、省電力状態移行手段は第2
の所定期間周期で通常状態に移行した後、省電力状態に
移行する条件となっていても、第3の所定期間は通常状
態を維持することとした構成を有している。
【0018】また、本発明の請求項13の計測装置は、
上記請求項12の構成に加え、第3の所定期間を設定す
る第3の所定期間設定手段を設けた構成を有している。
【0019】また、本発明の請求項14の計測装置は、
上記請求項2、3、5、6、7、8、10、11、1
2、13の構成に加え、省電力状態の期間における電力
量を省電力状態になる時点での電力と前記省電力状態の
期間から推定して積算する省電力状態電力量推定手段
と、通常状態の電力量を計量するとともに今までの累積
電力量と前記省電力状態電力量推定手段により推定され
た電力量を加えて電力量を求める電力量計量手段を設け
た構成を有している。
【0020】
【発明の実施の形態】請求項1記載の計測装置は、省電
力状態移行手段が前記電流計測手段で計測される電流が
所定電流値以下になり、その時点から前記時間計測手段
により計測された第1の所定期間前記電流値が所定電流
値以下であった場合に、省電力状態に移行することがで
きる。
【0021】また、請求項2記載の計測装置は、省電力
状態移行手段が前記電力計測手段で計測される電力が所
定電力値以下になり、その時点から前記時間計測手段に
より計測された第1の所定期間前記電力値が所定電力値
以下であった場合に、省電力状態に移行することができ
る。
【0022】また、請求項3記載の計測装置は、稼動検
出手段が省電力状態移行手段により省電力状態に移行し
ている状態において所定の入力電流が入力されると計測
対象物の稼動を検出することができる。
【0023】また、請求項4記載の計測装置は、稼動検
出レベル設定手段が所定の入力電流が入力されると計測
対象物の稼動を検出する稼動検出手段における所定の入
力電流を設定することができる。
【0024】また、請求項5記載の計測装置は、省電力
状態移行電流設定手段が電流計測手段で計測される電流
が所定電流値以下になり、その時点から前記時間計測手
段により計測された第1の所定期間前記電流値が所定電
流値以下であった場合に、省電力状態移行手段により省
電力状態に移行する所定の電流値を設定することができ
る。
【0025】また、請求項6記載の計測装置は、省電力
状態移行電力設定手段が電力計測手段で計測される電力
が所定電力値以下になり、その時点から前記時間計測手
段により計測された第1の所定期間前記電力値が所定電
力値以下であった場合に、省電力状態移行手段により省
電力状態に移行する所定の電力値を設定することができ
る。
【0026】また、請求項7記載の計測装置は、第1の
所定期間設定手段が第1の所定期間を設定することがで
きる。
【0027】また、請求項8記載の計測装置は、省電力
状態であっても第2の所定期間周期で通常状態に移行す
ることができる。
【0028】また、請求項9記載の計測装置は、第2の
所定期間周期で通常状態に移行した後、電流計測手段で
計測される電流が所定電流値以下であれば、その時点か
ら前記時間計測手段により計測された第1の所定期間、
前記電流値が所定電流値以下であった場合に省電力状態
に移行することができる。
【0029】また、請求項10記載の計測装置は、第2
の所定期間周期で通常状態に移行した後、電力計測手段
で計測される電力が所定電力値以下であれば、その時点
から前記時間計測手段により計測された第1の所定期
間、前記電力値が所定電力値以下であった場合に省電力
状態に移行することができる。
【0030】また、請求項11記載の計測装置は、第2
の所定期間設定手段が第2の所定期間を設定することが
できる。
【0031】また、請求項12記載の計測装置は、第2
の所定期間周期で通常状態に移行した後、省電力状態に
移行する条件となっていても、第3の所定期間は通常状
態を維持することができる。
【0032】また、請求項13記載の計測装置は、第3
の所定期間設定手段が第3の所定期間を設定することが
できる。
【0033】また、請求項14記載の計測装置は、省電
力状態電力量推定手段がバックアップ手段によりバック
アップされて動作するカレンダ時計手段で計測される省
電力状態の期間における電力量を通常状態になった時に
直前の省電力状態になる時点での電力と前記省電力状態
の期間から推定して積算することができ、電力量計量手
段が通常状態の電力量を計量するとともに今までの累積
電力量と前記省電力状態電力量推定手段により推定され
た電力量を加えて電力量を求めることができる。
【0034】以下、本発明の実施の形態について説明す
る。
【0035】(実施の形態1)図1において、1は、本
発明の計測装置の計測対象となる計測対象物、2は、計
測対象物の電源ラインから電流を検出する変流器である
CT、3は、計測対象物1の電源ラインから電圧を検出
する変圧器であるPT、4は、CT2とPT3より電力
を計測する電力計測手段、5は、所定期間を計測するた
めの時間計測手段、6は、本計測装置を通常状態から省
電力状態へ移行させる省電力状態移行手段、7は、電力
計測手段4の電力値により計測対象物1が稼動状態であ
ることを検出する稼動検出手段、8は、稼動検出手段7
により計測対象物1の稼動状態が検出されれば省電力状
態の本計測装置を通常状態へ移行させる通常状態移行手
段、9は、所定の入力電流が入力されると計測対象物1
の稼動を検出する稼動検出手段7における所定の入力電
流を設定する稼動検出レベル設定手段、10は、電力計
測手段4で計測される電力が所定電力値以下になり、そ
の時点から時間計測手段5により計測された第1の所定
期間、前記電力値が所定電力値以下であった場合に、省
電力状態移行手段6により省電力状態に移行する所定の
電力値を設定する省電力状態移行電力設定手段、11
は、前記第1の所定期間を設定する第1の所定期間設定
手段、12は、省電力状態であっても第2の所定期間周
期で通常状態に移行する第2の所定期間を設定する第2
の所定期間設定手段、13は、第2の所定期間周期で通
常状態に移行した後、省電力状態に移行する条件となっ
ていても、第3の所定期間は通常状態を維持する第3の
所定期間を設定する第3の所定期間設定手段、14は、
日付更新と時計機能を持ったカレンダ時計手段、15
は、省電力状態においてカレンダ時計手段14の動作を
バックアップするバックアップ手段、16は、カレンダ
時計手段14で計測される省電力状態の期間における電
力量を通常状態になった時に直前の省電力状態になる時
点での電力と前記省電力状態の期間から推定して積算す
る省電力状態電力量推定手段、17は、通常状態の電力
量を計量するとともに今までの累積電力量と省電力状態
電力量推定手段16により推定された電力量を加えて電
力量を求める電力量計量手段である。
【0036】図2において、18は、本計測器が通常状
態から省電力状態へ移行する省電力状態移行電力、19
から21および24は、計測対象物1の電力と省電力状
態移行電力18の交点となるポイント、22と25と2
7は、第1の所定期間の終了ポイント、26は、第1お
よび第2の所定期間の開始ポイント、23は、稼動検出
手段7で検出される稼動検出レベルである。
【0037】以上のように構成された計測装置につい
て、図1と図2を用いてその動作を説明する。例えば計
測対象物1をエアコンとし、エアコンの消費する電力お
よび電力量を計測計量すると、エアコンの電源ラインか
らCT2により電流、PT3により電圧を電力計測手段
4に入力する。電力計測手段4ではCT2からの電流と
PT3からの電圧により電力を計測し、さらにこの電力
から電力量計量手段17でこれを積算して電力量を計量
することもできる。
【0038】一方CT2からは稼動検出手段7へも電流
を入力し、省電力状態では稼動検出レベル設定手段9で
設定された稼動検出レベルとこの電流値を比較し、これ
に達すると稼動を検出して通常状態移行手段8において
通常状態へ移行させる。
【0039】図2では前記エアコンの電源ラインで計測
される電力の時間推移および本計測装置の動作状態を示
しており、ポイント19で省電力状態移行電力設定手段
10で設定された省電力状態移行電力18の電力値を下
回る。ここで省電力状態移行手段6において時間計測手
段5で時間計測を開始する。しかしポイント21で第1
の所定期間設定手段11で設定される期間t1に満たな
い期間で省電力状態移行電力18を上回るので時間計測
手段5での時間計測は中止、リセットされる。
【0040】ポイント21でまた省電力状態移行電力1
8の電力値を下回り、ポイント22で第1の所定期間設
定手段11で設定される期間t1に達するので、省電力
状態移行手段6により省電力状態へ移行する。ここでわ
ずかに消費している電力はエアコンの待機電力である。
【0041】その後電流値が稼動検出レベル設定手段9
で設定された稼動検出レベル23に達すると、稼動検出
手段7により通常状態となる。ポイント24で再度省電
力状態移行電力18の電力値を下回り、省電力状態移行
手段6において時間計測手段5で時間計測を開始する。
ポイント25で再度期間t1に達するので省電力状態へ
移行する。ポイント26ではまだ省電力状態移行電力1
8の電力値を下回っているが、第2の所定期間設定手段
12で設定される期間t2に達するため、省電力状態で
はあるが通常状態へ移行する。
【0042】しかし、さらにポイント27ではまだ省電
力状態移行電力18の電力値を下回っているため、再度
省電力状態へ移行する。
【0043】このように期間t2毎に通常状態に移行す
ることにより、推定演算する電力量を定期的にチェック
することで、微修正することができる。
【0044】ここでポイント22では、省電力状態電力
量推定手段16において、省電力状態へ移行する直前の
電力計測手段4からの電力を記憶しておき、ポイント2
2からポイント23までの省電力期間をバックアップ手
段15でバックアップされたカレンダ時計手段14で計
測し、ポイント23において前記記憶された電力が前記
省電力期間一定で連続すると仮定して積算し、前記省電
力期間の電力量を推定演算する。その推定演算された電
力量を通常状態では電力計測手段4で計測された電力を
積算して電力量を求める電力量計量手段17の電力量へ
加算する。こうすることにより大部分の主要な機能が停
止している省電力状態が存在しても電力量計量を行うこ
とができる。ポイント25とポイント26においても同
様である。
【0045】またここでの省電力状態の電力量を推定す
る方法は前記方法以外にもt1間の平均電力から求めて
もよく、ニューロやファジー推論等どのような方法でも
よい。
【0046】(実施の形態2)図1は実施の形態1と同
様であるので説明を省略する。
【0047】図3において、28は、第1と第2と第3
の所定期間の開始ポイント、29は、第1の所定期間の
終了ポイント、30は、第3の所定期間の終了ポイント
である。
【0048】図1と図3と図4を用いてその動作を説明
する。
【0049】図3において、ポイント28で期間t2に
より通常状態になった後、実施の形態1では期間t1後
のポイント29で再度省電力状態になっていたが、第3
の所定期間設定手段で設定された期間t3は通常状態
で、t3後に省電力状態へ移行する。
【0050】図4は、図3のポイント28以降の状態の
変化を示している。t2毎に通常状態へ移行し、t2の
ポイントからt3後に省電力状態になることを繰り返
す。7:55に通常状態、8:05に省電力状態、8:
55に通常状態、9:05に省電力状態、9:55に通
常状態、10:05に省電力状態である。
【0051】このようにすることで、例えば継続的に計
測対象物1が省電力状態であり、毎正時刻に通信でデー
タ収集する場合でも、その時前もって通常状態となって
いるので省電力状態で通信機能が働かないといったこと
がなく、またちょうど正確に8:00、9:00、1
0:00にデータ収集できるわけではなく、データ収集
する側の時計狂いや通信エラーによるずれがあったとし
ても、通常状態に移行している幅を持たせることにより
通信応答することができる。
【0052】(実施の形態3)図5において、31は、
本発明の計測装置の計測対象物であるエアコン、32
は、エアコン31の電源コードを差込みその電力消費量
を計測するとともに電灯線通信を行う計測装置、33
は、エアコン31とそれのつながる計測装置32の電源
のための電源コンセント、34は、本発明の計測装置の
計測対象物であるテレビ、35は、テレビ34の電源コ
ードを差込みその電力消費量を計測するとともに電灯線
通信を行う計測装置、36は、テレビ34とそれのつな
がる計測装置35の電源のための電源コンセント、37
は、本発明の計測装置の計測対象物であるビデオ、38
は、ビデオ37の電源コードを差込みその電力消費量を
計測するとともに電灯線通信を行う計測装置、39は、
ビデオ37とそれのつながる計測装置38の電源のため
の電源コンセント、40は、計測装置32、35、38
と電灯線通信を行い各計測装置で計量される電力量のデ
ータを収集し表示する監視装置、41は、監視装置40
の電源のための電源コンセントである。
【0053】以上のように構成された計測装置につい
て、図1と図5を用いてその動作を説明する。
【0054】エアコン31の消費する電力は計測装置3
2により計量され、テレビ34の消費する電力は計測装
置35により計量され、ビデオ37の消費する電力は計
測装置38により計量される。エアコン31、テレビ3
4、ビデオ37についてはそれぞれリモコン操作できる
ものとし、メイン電源はON状態でリモコンにより動作
のON、OFFを行うものとする。エアコン31、テレ
ビ34、ビデオ37の計測対象物はそれぞれ待機電力が
異なり、そのそれぞれの待機電力に上方マージンをみた
値を省電力状態移行電力設定手段10によりそれぞれに
対応する計測装置で設定する。計測対象物はそれぞれ待
機電力に落ち着くまでの時間およびON動作間隔が異な
り、そのそれぞれの時間に上方マージンをみた値を第1
の所定期間設定手段11によりそれぞれに対応する計測
装置で設定する。計測対象物はそれぞれ稼動時の立ち上
がり特性が異なり、そのそれぞれの時間に上方マージン
をみた値を稼動検出レベル設定手段9によりそれぞれに
対応する計測装置で設定する。
【0055】このようにして各計測対象物の消費する電
力を各計測装置が計量する。この各計測対象物の電力量
を監視装置40にて集中監視する。監視装置40で収集
する各電力量のデータ間隔は正時刻の1時間毎とする
と、監視装置40からは電灯線通信によりコンセント4
1を介して順次計測対象物にデータ収集コマンドが送信
される。
【0056】監視装置40から正時刻の1時間毎にデー
タ収集コマンドが送信されてくるので、この時各計測装
置は第2の所定期間設定手段12により1時間を設定
し、各計測装置の時間ずれも考慮し、例えば正時刻の5
分前に通常状態となるようにする。また、通信が終了す
れば計測対象物の稼動状態により省電力状態とするの
で、第3の所定期間設定手段13により通信エラー時の
タイムアウトやリトライ時間を考慮して例えば10分の
通信可能時間を設定する。このようにすることにより計
測対象物が長期間にわたって省電力状態となっていても
通信することが可能になる。通常状態になる期間をマー
ジンをもって設定することでも通信エラーを回避するこ
とができる。計測対象物が長期間にわたって使用されて
いない場合には、計測装置を常時通常状態にしておくと
計測装置自身の消費電力が無視できないが、省電力状態
にすることで低消費電力化がはかれ、省エネルギーに貢
献できる。
【0057】また、第2の所定期間の開始タイミングを
設定できるようにしてもよく、第2の所定期間の時間計
測を時間計測手段5により行うのではなく、バックアッ
プ手段15によりバックアップされたカレンダ時計手段
14により行ってもよい。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1記載の計
測装置は、計測電流から計測対象物が稼動していない状
態では省電力状態になり、計測を行いたい必要な時のみ
動作することにより消費電力化できるという優れた効果
を奏する。
【0059】また、本発明の請求項2記載の計測装置
は、計測電力から計測対象物が稼動していない状態では
省電力状態になり、計測を行いたい必要な時のみ動作す
ることにより低消費電力化できるという優れた効果を奏
する。
【0060】また、本発明の請求項3記載の計測装置に
ついても、請求項1から2のいずれかと同様の効果のあ
る優れた計測装置を実現できるものであり、さらに入力
電流から稼動検出をすることで、稼動検出だけのために
専用の入力を設けなくともよく構造が簡単になるという
優れた効果を奏する。
【0061】また、本発明の請求項4記載の計測装置に
ついても、請求項3と同様の効果のある優れた計測装置
を実現できるものであり、さらに稼動検出レベル設定手
段を設けているため、計測対象物の特性に合わせた稼動
検出動作が行えるので1機種であらゆるものに対応する
ことができるという優れた効果を奏する。
【0062】また、本発明の請求項5記載の計測装置に
ついても、請求項1、3、4のいずれかと同様の効果の
ある優れた計測装置を実現できるものであり、さらに省
電力状態移行電流設定手段を設けることにより、計測対
象物の特性に合わせた省電力動作が行えるので1機種で
あらゆるものに対応することができるという優れた効果
を奏する。
【0063】また、本発明の請求項6記載の計測装置に
ついても、請求項2、3、4のいずれかと同様の効果の
ある優れた計測装置を実現できるものであり、さらに省
電力状態移行電力設定手段を設けることにより、計測対
象物の特性に合わせた省電力動作が行えるので1機種で
あらゆるものに対応することができるという優れた効果
を奏する。
【0064】また、本発明の請求項7記載の計測装置に
ついても、請求項1、2、5、6のいずれかと同様の効
果のある優れた計測装置を実現できるものであり、さら
に第1の所定期間設定手段を設けることにより、省電力
状態と通常状態のチャタリング状態を回避できるという
優れた効果を奏する。
【0065】また、本発明の請求項8記載の計測装置に
ついても、請求項3から7のいずれかと同様の効果のあ
る優れた計測装置を実現できるものであり、さらに第2
の所定期間周期毎に通常状態に移行することにより、推
定演算する電力量を定期的にチェックすることで、微修
正することができるという優れた効果を奏する。
【0066】また、本発明の請求項9記載の計測装置に
ついても、請求項8と同様の効果のある優れた計測装置
を実現できるものであり、さらに第2の所定期間周期で
通常状態に移行した後、電流計測手段で計測される電流
が所定電流値以下であれば、その時点から前記時間計測
手段により計測された第1の所定期間、前記電流値が所
定電流値以下であった場合に省電力状態に移行すること
で、さらに低消費電力化できるという優れた効果を奏す
る。
【0067】また、本発明の請求項10記載の計測装置
についても、請求項8と同様の効果のある優れた計測装
置を実現できるものであり、さらに第2の所定期間周期
で通常状態に移行した後、電力計測手段で計測される電
力が所定電力値以下であれば、その時点から前記時間計
測手段により計測された第1の所定期間、前記電力値が
所定電力値以下であった場合に省電力状態に移行するこ
とで、さらに低消費電力化できるという優れた効果を奏
する。
【0068】また、本発明の請求項11記載の計測装置
についても、請求項8から10のいずれかと同様の効果
のある優れた計測装置を実現できるものであり、さらに
第2の所定期間設定手段を設けることにより、計測対象
物の特性に合わせた微修正および省電力動作が行えるの
で1機種であらゆるものに対応することができるという
優れた効果を奏する。
【0069】また、本発明の請求項12記載の計測装置
についても、請求項8と同様の効果のある優れた計測装
置を実現できるものであり、さらに第2の所定期間周期
で通常状態に移行した後、省電力状態に移行する条件と
なっていても、第3の所定期間は通常状態を維持するこ
とで、例えば継続的に計測対象物1が省電力状態であ
り、毎正時刻に通信でデータ収集する場合でも、その時
前もって通常状態となっているので省電力状態で通信機
能が働かないといったことがなく、またちょうど正確に
毎正時刻にデータ収集できるわけではなく、データ収集
する側の時計狂いや通信エラーによるずれがあったとし
ても、通常状態に移行している幅を持たせることにより
通信応答することができるという優れた効果を奏する。
【0070】また、本発明の請求項13記載の計測装置
についても、請求項12と同様の効果のある優れた計測
装置を実現できるものであり、さらに第3の所定期間設
定手段を設けることにより、通常状態に移行している幅
を持たせることができ、例えば個々の通信システムによ
るデータ収集間隔等の差を吸収することができるという
優れた効果を奏する。
【0071】また、本発明の請求項14記載の計測装置
についても、請求項2、3、7、8、10、11、1
2、13のいずれかと同様の効果のある優れた計測装置
を実現できるものであり、さらに大部分の主要な機能が
停止している省電力状態が存在しても電力量計量を行う
ことができるという優れた効果を奏する。また、省エネ
ルギーを促進するためにこのような電力の計測装置を設
置することが多くなるが、このような計測装置が増えれ
ば増えるほどその計測装置自身の消費電力が無視できな
くなってくる。そういった計測装置自身の消費電力を低
消費電力化しつつ電力量も計量することができる優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における計測装置のブロ
ック図
【図2】同実施の形態1における計測装置の説明図
【図3】同実施の形態2における計測装置の説明図
【図4】同実施の形態2における計測装置の説明図
【図5】同実施の形態3における計測装置の説明図
【符号の説明】
1 計測対象物 2 CT 3 PT 4 電力計測手段 5 時間計測手段 6 省電力状態移行手段 7 稼動検出手段 8 通常状態移行手段 9 稼動検出レベル設定手段 10 省電力状態移行電力設定手段 11 第1の所定期間設定手段 12 第2の所定期間設定手段 13 第3の所定期間設定手段 14 カレンダ時計手段 15 バックアップ手段 16 省電力状態電力量推定手段 17 電力量計量手段 18 省電力状態移行電力 31 エアコン 32、35、38 計測装置 33、36、39、41 電源コンセント 34 テレビ 37 ビデオ 40 監視装置

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計測対象物への入力電流から電流を計測
    する電流計測手段と、時間を計測する時間計測手段と、
    前記電流計測手段で計測された電流値と前記時間計測手
    段で計測された時間をもとに省電力状態へ移行する省電
    力状態移行手段とを有し、前記省電力状態移行手段は、
    前記電流計測手段で計測される電流が、前記時間計測手
    段により計測された第1の所定期間、所定電流値以下で
    あった場合に、省電力状態に移行する計測装置。
  2. 【請求項2】 計測対象物への入力電圧と入力電流とか
    ら電力を計測する電力計測手段と、時間を計測する時間
    計測手段と、前記電力計測手段で計測された電力値と前
    記時間計測手段で計測された時間をもとに省電力状態へ
    移行する省電力状態移行手段とを有し、前記省電力状態
    移行手段は、前記電力計測手段で計測される電力が、前
    記時間計測手段により計測された第1の所定期間、所定
    電力値以下であった場合に、省電力状態に移行する計測
    装置。
  3. 【請求項3】 省電力状態移行手段により省電力状態に
    移行している状態において所定の入力電流が入力される
    と計測対象物の稼動を検出する稼動検出手段と、この稼
    動検出手段からの信号により通常状態に復帰する通常状
    態移行手段を設けた請求項1から2のいずれかに記載の
    計測装置。
  4. 【請求項4】 稼動検出手段が計測対象物の稼動を検出
    する入力電流を設定する稼動検出レベル設定手段を設け
    た請求項3記載の計測装置。
  5. 【請求項5】 省電力状態移行手段により省電力状態に
    移行する所定の電流値を設定する省電力状態移行電流設
    定手段を設けた請求項1、3、4のいずれかに記載の計
    測装置。
  6. 【請求項6】 省電力状態移行手段により省電力状態に
    移行する所定の電力値を設定する省電力状態移行電力設
    定手段を設けた請求項2、3、4のいずれかに記載の計
    測装置。
  7. 【請求項7】 第1の所定期間を設定する第1の所定期
    間設定手段を設けた請求項1、2、5、6のいずれかに
    記載の計測装置。
  8. 【請求項8】 通常状態移行手段は省電力状態であって
    も第2の所定期間周期で通常状態に移行する請求項3か
    ら7のいずれかに記載の計測装置。
  9. 【請求項9】 第2の所定期間周期で通常状態に移行し
    た後、電流計測手段で計測される電流が所定電流値以下
    であれば、その時点から前記時間計測手段により計測さ
    れた第1の所定期間、前記電流値が所定電流値以下であ
    った場合に省電力状態に移行する請求項8記載の計測装
    置。
  10. 【請求項10】 第2の所定期間周期で通常状態に移行
    した後、電力計測手段で計測される電力が所定電力値以
    下であれば、その時点から前記時間計測手段により計測
    された第1の所定期間、前記電力値が所定電力値以下で
    あった場合に省電力状態に移行する請求項8記載の計測
    装置。
  11. 【請求項11】 第2の所定期間を設定する第2の所定
    期間設定手段を設けた請求項8から10のいずれかに記
    載の計測装置。
  12. 【請求項12】 省電力状態移行手段は第2の所定期間
    周期で通常状態に移行した後、省電力状態に移行する条
    件となっていても、第3の所定期間は通常状態を維持す
    る請求項8記載の計測装置。
  13. 【請求項13】 第3の所定期間を設定する第3の所定
    期間設定手段を設けた請求項12記載の計測装置。
  14. 【請求項14】 省電力状態の期間における電力量を省
    電力状態になる時点での電力と前記省電力状態の期間か
    ら推定して積算する省電力状態電力量推定手段と、通常
    状態の電力量を計量するとともに今までの累積電力量と
    前記省電力状態電力量推定手段により推定された電力量
    を加えて電力量を求める電力量計量手段とを設けた請求
    項2、3、7、8、10、11、12、13のいずれか
    に記載の計測装置。
JP2000337112A 2000-11-06 2000-11-06 計測装置 Pending JP2002139526A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011059073A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Panasonic Electric Works Sunx Tatsuno Co Ltd 電力計測装置並びに電力計測システム
JP2011185928A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Ls Industrial Systems Co Ltd 電力量検出装置及び電力量検出方法

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