JP2002138770A - 防火ガラスパネル - Google Patents

防火ガラスパネル

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JP2002138770A
JP2002138770A JP2000338879A JP2000338879A JP2002138770A JP 2002138770 A JP2002138770 A JP 2002138770A JP 2000338879 A JP2000338879 A JP 2000338879A JP 2000338879 A JP2000338879 A JP 2000338879A JP 2002138770 A JP2002138770 A JP 2002138770A
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glass
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outdoor
heat
sheet
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JP2000338879A
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English (en)
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Kiminari Sugiura
公成 杉浦
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】十分な耐候性を備え、しかも建築基準法第2条
第7号の規定に基づく建設大臣認定に係る性能評価の試
験基準を満たす防火ガラスパネルを提供する。 【解決手段】建物に設けられた天窓に屋外空間と屋内空
間とを仕切るべく備えさせる防火ガラスパネルPであっ
て、屋外側ガラス2と屋内側ガラス3とを、それらの間
に空隙部4が形成されるように間隔を隔てて並設すると
共に、前記屋外側ガラス2と前記屋内側ガラス3の外周
部間を封止用材料5で封着してあり、前記屋外側ガラス
2を、強化板ガラスで構成すると共に、前記屋内側ガラ
ス3を、少なくとも一枚の耐熱強化板ガラス又は耐熱強
化板ガラスと同等若しくはそれ以上の耐熱性を備える板
ガラス6を含む複数の板ガラス6,7の板面どうしを、
接着材層8を介して一体化させたものから構成してあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋内空間で発生し
た火災の屋外空間への類焼を防止する防火ガラスパネル
に関し、更に詳しくは、建物に設けられた天窓に屋外空
間と屋内空間とを仕切るべく備えさせる防火ガラスパネ
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防火ガラスパネルとして
は、法規(建設省告示第1399号第5項)により耐火
30分の屋根に使用できる部材として指定されているこ
とから、金網をガラスの中に入れて成形してある、いわ
ゆる網入り板ガラスから構成されるものが用いられてい
る。このような網入り板ガラスでは、火災の際、加熱に
より割れた板ガラスが、ガラス内に挿入してある金網に
より保持されることによって、防火性能が維持されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の防火ガラスパ
ネルは天窓に備えさせることから、壁等に設けられた通
常の窓に備えさせるガラスパネルに比べて、降雨の際に
降り注ぐ雨水の量及び日常浴びせられる日射の量は非常
に多いため、高い耐候性も要求されるのであるが、従来
の網入り板ガラスでは、金網を挿入してあるが故に錆割
れや熱割れといった現象が発生し、あまり高い耐候性を
有していないという問題がある。
【0004】つまり、ガラス内に金網を挿入してあるた
め、網入り板ガラス外面には金属製の金網がむき出しに
なっている箇所があり、特に雨水が溜まり易い小口面か
ら、錆が発生し錆割れし易い。また、日射を浴びること
により、特に冬場などには、その中央部とサッシュ枠に
嵌め付けてあるエッジ部との温度差が大きくなり網入り
板ガラス周縁部に引っ張り応力が働くのであるが、金網
を挿入してあるとガラス自体の強度は低下するため、網
入り板ガラスの場合、熱割れし易い。この為、従来の網
入り板ガラスでは、あまり高い耐候性を有していないと
いう問題がある。
【0005】また、建築基準法第2条第7号に規定され
る耐火構造の屋根には、万一火災が発生した際、消火活
動のため人が屋根に乗ることを想定し、基準の一つとし
て、建築基準法第2条第7号の規定に基づく建設大臣認
定に係る性能評価の試験(以下、単に火災試験と略称す
ることがある)が規定されている。つまり、屋根1m 2
あたりに65kgの重りを載荷した集中荷重状態で屋根
の屋内側から火災による加熱を行ったときに、火炎の屋
外側への貫通や重りの落下が、30分間発生しない必要
がある。ところが、従来の網入り板ガラスでは、かかる
試験基準を満たさないため、天窓が建築基準法第2条第
7号に規定される耐火構造を満たさないことから、近
年、かかる試験基準を満たす新たな防火ガラスパネルが
強く望まれている。
【0006】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、十分な耐候性を備え、しかも建
築基準法第2条第7号の規定に基づく建設大臣認定に係
る性能評価の試験基準を満たす防火ガラスパネルを提供
するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明に係る防火ガラスパネルの第1の特徴構成は、特
許請求の欄の請求項1に記載したとおり、図1〜4に例
示するごとく、建物に設けられた天窓1に屋外空間と屋
内空間とを仕切るべく備えさせる防火ガラスパネルPで
あって、屋外側ガラス2と屋内側ガラス3とを、それら
の間に空隙部4が形成されるように間隔を隔てて並設す
ると共に、前記屋外側ガラス2と前記屋内側ガラス3の
外周部間を封止用材料5で封着してあり、前記屋外側ガ
ラス2を、強化板ガラスで構成すると共に、前記屋内側
ガラス3を、少なくとも一枚の耐熱強化板ガラス又は耐
熱強化板ガラスと同等若しくはそれ以上の耐熱性を備え
る板ガラス6を含む複数の板ガラス6,7の板面どうし
を、接着材層8を介して一体化させたものから構成して
あるところにある。
【0008】同第2の特徴構成は、特許請求の欄の請求
項2に記載したとおり、図1,5に例示するごとく、建
物に設けられた天窓1に屋外空間と屋内空間とを仕切る
べく備えさせる防火ガラスパネルPであって、屋外側ガ
ラス2と屋内側ガラス3とを、それらの間に空隙部4が
形成されるように間隔を隔てて並設すると共に、前記屋
外側ガラス2と前記屋内側ガラス3の外周部間を封止用
材料5で封着してあり、前記屋外側ガラス2を、強化板
ガラスで構成すると共に、前記屋内側ガラス3を、複数
の板ガラス17,18の板面どうしを、含水珪酸ソーダ
を主剤とする接着材層19を介して一体化させたものか
ら構成してあるところにある。
【0009】同第3の特徴構成は、特許請求の欄の請求
項3に記載したとおり、図1,6に例示するごとく、建
物に設けられた天窓1に屋外空間と屋内空間とを仕切る
べく備えさせる防火ガラスパネルPであって、屋外側ガ
ラス2と屋内側ガラス3とを、それらの間に空隙部4が
形成されるように間隔を隔てて並設すると共に、前記屋
外側ガラス2と前記屋内側ガラス3の外周部間を封止用
材料5で封着してあり、前記屋外側ガラス2を、強化板
ガラスで構成すると共に、前記屋内側ガラス3を、耐熱
強化板ガラス又は耐熱強化板ガラスと同等若しくはそれ
以上の耐熱性を備える板ガラス20と、その板ガラス2
0の屋内空間側の板面に一体に被覆させる耐熱性及び透
視性を有する樹脂膜21とから構成してあるところにあ
る。
【0010】更に、特許請求の欄の請求項4に記載した
とおり、上述の第1〜第3の特徴構成において、前記屋
外側ガラスを構成する強化板ガラスの厚みが、5mm以
上であれば、一層好ましい。
【0011】尚、上述のように、図面との対照を便利に
するために符号を記したが、該記入により本発明は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【0012】〔作用〕本発明に係る防火ガラスパネルの
第1〜第3の何れの特徴構成によっても、以上のように
屋外側ガラスと屋内側ガラスとからいわゆる複層ガラス
に形成して、強化板ガラスからなる屋外側ガラス層と、
断熱層としての空隙層と、耐熱・防火層としての屋内側
ガラス層との3層構造で構成されるので、屋内空間で火
災が発生したとしても、十分な防火性能を備えるのは勿
論のこと、建築基準法第2条第7号の規定に基づく建設
大臣認定に係る性能評価の試験基準も十分に満たすので
ある。そして、このような層構造から十分な防火性能と
耐火構造を有するので、かかる防火ガラスパネルを構成
する、各板ガラス(強化板ガラス、耐熱強化板ガラス、
及び、耐熱強化板ガラスと同等若しくはそれ以上の耐熱
性を備える板ガラス)は、その内部に金網を挿入する必
要もなく、板ガラス自体の機能を発揮し、十分な耐候性
を備え、しかも、一般の複層ガラスのような断熱性、遮
音性、透視性を備えている。
【0013】そして、第1の特徴構成によれば、屋内側
ガラスは、複数の板ガラスの板面どうしを接着材層を介
して一体化させたものからいわゆる合わせガラスに形成
し、その板ガラスのうち少なくとも一枚を耐熱強化板ガ
ラス又は耐熱強化板ガラスと同等若しくはそれ以上の耐
熱性を備える板ガラスとして構成すればよいので、簡便
である。
【0014】同第2の特徴構成によれば、屋内側ガラス
は、複数の板ガラスの板面どうしを接着材層を介して一
体化させたものからいわゆる合わせガラスに形成し、そ
の接着材層を、加熱されると発泡することにより高い断
熱性を発揮する含水珪酸ソーダとから構成し、適宜成形
した板ガラスを、強化や耐熱などの処理を施さずにもち
いることができるので、簡便である。
【0015】同第3の特徴構成によれば、屋内側ガラス
は、所定の耐熱性を有する板ガラスの屋内空間側の板面
に、耐熱性及び透視性を有する樹脂膜を一体に被覆させ
るので、製造が簡易である。また、高い耐熱性を備える
と共に、万一、不慮の事故により板ガラスが破損したと
してもその落下・飛散等を防止して、上述のように十分
な耐火性能を発揮することができる。
【0016】更に、上述の第1〜第3の特徴構成におい
て、前記屋外側ガラスを構成する強化板ガラスの厚みが
5mm以上であれば、火災試験の際に載荷される1m2
あたり65kgの重りの集中荷重に、確実に耐えること
ができる。
【0017】〔効果〕本発明に係る防火ガラスパネルの
第1乃至第3の何れの特徴構成によっても、上述のよう
に簡易な構成により、合理的かつ経済的に、十分な耐候
性及び耐火構造を備える防火ガラスパネルを提供するこ
とができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図3は、本発明に係る防火
ガラスパネルの一実施形態を示すもので、防火ガラスパ
ネルPは、建物に設けられた天窓1に屋外空間と屋内空
間とを仕切るべく備えさせてある。
【0019】図2に示す如く、前記ガラスパネルPは、
屋外側ガラス2と屋内側ガラス3とを、それらの間に空
隙部4が形成されるように間隔を隔てて並設すると共
に、屋外側ガラス2と屋内側ガラス3の外周部間を封止
用材料5で封着してあり、屋外側ガラス2を、強化板ガ
ラスで構成すると共に、屋内側ガラス3を、少なくとも
一枚の耐熱強化板ガラス又は耐熱強化板ガラスと同等若
しくはそれ以上の耐熱性を備える板ガラスを含む複数の
板ガラス6,7の板面どうしを、接着材層8を介して一
体化させたものから構成してある。
【0020】前記屋外側ガラス2と前記屋内側ガラス3
とは、図2に示す如く、スペーサ9を介して厚み方向に
間隔をあけた状態で、それらの外周部間を封止用材料5
で封着することで一体化してあり、ガラスパネルPはい
わゆる複層ガラスに形成し構成してある。そして、当該
実施形態においては、屋外側ガラス2と屋内側ガラス3
との間の空隙部4には、乾燥空気が封入してある。尚、
前記空隙部4の厚みは、屋外側ガラス2と屋内側ガラス
3の干渉を避けるため、火災試験に合格すべく、少なく
とも6mm以上とすることが好ましく、12mm以上と
するのがより好ましい。
【0021】前記封着材料5としては、当該実施形態に
おいては、1次シール材5aにブチルゴム系シーリング
材、2次シール材5bにポリサルファイド系シーリング
材を用いて、空隙部4を防湿すると共に、屋外側ガラス
2と屋内側ガラス3との間で大きな接着力を得るように
構成してある。そして、前記スペーサー9はアルミニウ
ム製であり、スペーサ内部9aには、空隙部4の乾燥状
態を維持し易いように、乾燥材10を封入してあり、空
隙部4とスペーサ内部9aとは、スペーサ9に設けた通
気孔11を通して連通可能な状態に構成してある。因み
に、スペーサー9の形状は、断面U字型のものでもよい
が、図2に示す如く、屋外側ガラス2、屋内側ガラス3
に対する面にくびれ9bを形成した断面O字型のスペー
サー9を用れば、前記1次シール材5aは、くびれ9b
に確実に保持され易く、空隙部4内に移動するようなこ
とをし難くなる。
【0022】前記屋外側ガラス2は、防火ガラスパネル
Pが後述する火災試験に合格すべく、1平方メートル当
たり65kgの集中荷重に対する耐荷性を備えると共
に、加熱により破損し難い板ガラスから構成してあれば
よく、例えば、表面圧縮応力が約1.0×108 Pa
(1000kgf/cm2 )以上に熱強化してある1枚
の強化板ガラスから構成することができ、その厚みは少
なくとも5mm以上とすることが好ましい。
【0023】前記屋内側ガラス3は、図2に示す如く、
本実施形態では、2枚の板ガラス6,7、すなわち耐熱
強化板ガラス6と単なる板ガラス7とを、接着材層8を
介して一体化させ、いわゆる合わせガラスに形成して、
構成してある。
【0024】前記耐熱強化板ガラス6は、防火ガラスパ
ネルPが火災試験に合格すべく、十分な耐火性能を有す
る耐熱強化板ガラスの一例であり、表面圧縮応力が約
1.7×108 Pa(1700kgf/cm2 )以上に
熱強化してある1枚の耐熱強化板ガラスから構成するこ
とができ、耐熱強度上必要な表面圧縮応力を付与するた
め、その厚みは少なくとも5mm以上とすることが好ま
しい。尚、板ガラス6は、このように熱強化により耐熱
性を付与された耐熱強化板ガラスからなるものに限ら
ず、かかる耐熱強化板ガラスと同等の耐熱性若しくはそ
れよりも高い耐熱性を備える板ガラス(例えば、ホウケ
イ酸ガラス・化学強化板ガラス等その他の耐熱性ガラ
ス)から構成してあっても良い。また前記板ガラス7と
しては、熱強化や耐熱強化を施していない単にフロート
成形されたフロート板ガラスを用いることができ、後述
のように耐熱強化板ガラス6と一体化させ合わせガラス
に製作する上において、その厚みは少なくとも3mm以
上とすることが好ましい。尚、板ガラス7は、勿論フロ
ート板ガラス以外の磨き板ガラス等を用いてもよい。
【0025】そして、前記接着材層8は、当該実施形態
では、PVB(ポリビニルブチラール)樹脂膜からな
り、耐熱強化板ガラス6とフロート板ガラス7との間に
はさみ、加熱圧着により、図2に示す如く、耐熱強化板
ガラス6とフロート板ガラス7の板面どうしを一体化さ
せてある。尚、接着材層8は、PVB樹脂膜に限らず、
その他の一般の合わせガラスで用いられるEVA(エチ
レンビニルアセタート)樹脂膜やUV硬化樹脂膜等から
なるものでもよく、また、THV(テトラフルオロエチ
レンヘキサフルオロプロピレンビニリデンフルオライ
ド)膜からなるものであれば、一層耐火性能を向上させ
ることができる。
【0026】そして、以上のように構成してある防火ガ
ラスパネルPを、天窓に取り付け施工するにあたって
は、例えば図3に示す如く、一般に乙種防火戸(防火設
備)で行われている防火標準施工法を使用すればよい。
つまり、防火ガラスパネルPを、不燃性のセラミックフ
ァイバーで形成されるバックアップ材12を介して、サ
ッシュ枠14に嵌め込み施工すればよい。当該実施形態
では、防火ガラスパネルPを略水平に設置するので、図
3に示す如く、凹溝空間15の下辺部(つまり屋内空間
側)に沿って、ペーパー状のバックアップ材12aを設
置し、その上に屋内側ガラス3が屋内空間側となるよう
防火ガラスパネルPを設置し、室外側ガラス2とサッシ
ュ枠14との間にロープ状のバックアップ材12bを隙
間なく全周充填して、防火用シーリング材(例えば、東
レ・ダウ・コーニング・シリコーン社製 シリコンシー
リング材SE5007)13で止水・仕上げを兼ねた施
工を行い、防火ガラスパネルPの端縁部を挟持固定し
て、サッシュ枠14に嵌め込み固定してある。
【0027】尚、図示しないが、前記サッシュ枠14
は、鉄製や鉄製の部材で補強されたアルミニウム製や木
製のものでよいが、火災が発生した際に、サッシュ枠1
4自体が燃えてしまい防火ガラスパネルPが抜け落ちて
しまう虞のないよう、耐火ボードで囲ったり、耐火材で
被覆しておく必要がある。
【0028】以上のように、本発明に係る防火ガラスパ
ネルPは、夫々の板ガラスに金網が挿入されていないた
め、各板ガラスの性能が十分に発揮され、十分な耐候性
を有すると共に、視界を遮るものもなく、優れた視認性
を確保することもできる。
【0029】
【実施例】上述のように構成してある防火ガラスパネル
について、火災試験(建築基準法第2条第7号(耐火構
造)の規定に基づく建設大臣認定に係る性能評価試験)
を行った。試験基準としては、略水平に設置した防火ガ
ラスパネルの、屋内側ガラスに1m2 あたり65kgの
集中荷重を負荷した状態で、屋内側ガラスを加熱炉内側
にむけて加熱を行い(加熱曲線はISO834に規定さ
れる加熱曲線を用いた)、加熱開始から30分間に、火
災の屋外空間側への貫通、及び、65kgの重りの室内
空間側への落下が生じなかった場合に、合格と判定し
た。
【0030】尚、試験には、図2に示した構成の防火ガ
ラスパネルPを用い、その寸法は約1m×1mであり、
屋外側ガラス2の強化板ガラス(表面圧縮応力が約1.
0×108 Pa)の厚さは5mm、空隙部4の厚さ12
mm、屋内側ガラス3の耐熱強化板ガラス(表面圧縮応
力が1.7×108 Pa)6の厚さは6mm、フロート
板ガラス7の厚さは5mmであった。
【0031】それでは、試験結果について、詳述する。
加熱開始後、まず3分程度で、屋内側ガラス3のフロー
ト板ガラス7にクラックが入り始めたが、フロート板ガ
ラス7は、中間の接着材層(PVB樹脂膜)8で、保持
されているためこの段階では、破片は落下しなかった。
さらに加熱が進むと、フロート板ガラス7と耐熱強化板
ガラス6の間の接着材層8は、若干の発泡と変色をし、
加熱約7分を過ぎると、フロート板ガラス7のクラック
の隙間からもれだした接着材層8が加熱炉内側で燃え始
めた。約12分ぐらいまでこの状態が続くが、次第に、
接着材層8の保持力もなくなり、フロート板ガラス7の
一部が加熱炉内側に落下し始めた。この時点で、フロー
ト板ガラス7の上面にある耐熱強化板ガラス6に直接火
炎があたるようになるが、この耐熱強化ガラス6は、そ
の全体の温度が既に十分上昇しておるため、火炎によっ
て温度が急激に上昇しても、割れを起こさない程度の状
態であった。そして、この耐熱強化板ガラス6は、屋内
側ガラス3のうちフロート板ガラス7がなくなった部分
では、火炎を遮る材料として機能を果たした。更に加熱
を続けると、約20分で、継続していた接着材層8の燃
焼がほぼ終了した。この時点で、最下面のフロート板ガ
ラス7はすべて落下しているが、その上面に使用してい
る耐熱強化板ガラス6が破損せず、そのまま火炎を防ぐ
状態が加熱終了まで続いた。最上部(屋外側)にある、
単板の強化板ガラス2は、下にある耐熱強化板ガラス6
によって火炎の影響を直接受けないため、温度上昇が起
り難く、強化板ガラスとして本来の機能が損なわれてい
ることなく、平米65kgの重りに耐え、火炎の貫通並
びに、表面の温度上昇をおさえ、30分の火炎加熱に耐
えることができ、かかる火災試験に合格と判定された。
【0032】尚、比較例として、上述の実施例と同様に
構成してある防火ガラスパネルについて、屋外側ガラス
2を加熱炉内側にむけて同様の火災試験を行ったとこ
ろ、火炎に直接されされる強化板ガラス2が、加熱開始
から5〜6分で、加熱に耐えられず細かい粒状に破砕
し、落下してしまった。すると、空隙部4が開放され、
屋内側ガラス3が直接火炎にさらされ、すぐに耐熱強化
板ガラス6及びフロート板ガラス7が割れてしまい、火
災が貫通すると共に重りが落下してしまい、かかる火災
試験には不合格であった。
【0033】〔別実施形態〕 〈1〉先の実施形態では、図2に示した如く、屋内側ガ
ラス3は、屋外空間側に耐熱強化板ガラス6を屋内空間
側にフロート板ガラス7を併設し、接着材層8を介して
一体化したものについて例示したが、図4に示す如く、
屋内側ガラス3は、屋外空間側にフロート板ガラス7を
屋内空間側に耐熱強化板ガラス6を併設し、接着材層8
を介して一体化して構成してあってもよい。尚、その他
の点は、上記実施形態と同様である。
【0034】そして、図4に示した構成の防火ガラスパ
ネルPについて、上記実施例と同様の条件で火災試験を
行った結果について、以下詳述する。
【0035】加熱開始後、まず3分程度で、本実施形態
においては、中間層にあたるフロート板ガラス7に部分
的に少数のクラックが入り始めた。この段階では、最下
面にある耐熱強化板ガラス6は、まだ割れずに、そのま
まの状態を保持していた。さらに加熱が進むと、屋内側
ガラス3の中間の接着材層(PVB樹脂)8が、若干の
発泡と変色を始めた。約8分を過ぎると、最下面の耐熱
強化板ガラス6が、火炎の熱に耐えきれなくなり破砕す
る場合とそのような破砕が生じない場合とあった。かか
る破砕が生じない場合には、屋内側ガラス3はそのまま
フロート板ガラス7と耐熱強化板ガラス6とが接着材層
8により一体化した状態で、30分の火災加熱に耐える
ことができ、火災試験に合格した。一方、かかる破砕が
生じた場合には、耐熱強化板ガラス6は、破砕が生じて
もまだ接着材層8により保持されていたが、加熱開始か
ら9分を過ぎると、破砕した強化板ガラス6のクラック
の隙間からもれだした、接着材層8が加熱炉内側で燃え
始めた。そして、約20分ごろまで、そのような状態が
続いたが、次第に接着材層8の保持力もなくなり、破砕
した耐熱強化板ガラス6の破片が加熱炉内側に落下し始
め、フロート板ガラス7が直接火災にさらされるように
なった。さらに加熱を続けると、フロート板ガラス7の
一部も加熱炉内側に落下し始め、屋外側の強化板ガラス
2の一部に直接火炎があたるようになった。しかし、こ
の時点では、かかる強化板ガラス2は、十分に温度上昇
しているため、火炎によって、部分的に温度が上昇して
も、割れを起こさなかった。また、封止用材料5は、加
熱炉内側で燃えるため問題なかった。この状態で、強化
板ガラス2は、65kgの重りに耐えるとともに、火炎
の貫通並びにその屋外側板面の温度上昇も抑制され、3
0分の火災試験に合格した。
【0036】このように、当該別実施形態で示した構成
の防火ガラスパネル(図4参照)も、先の実施形態で示
した構成の防火ガラスパネル(図2参照)と同様に、建
築基準法第2条第7号の規定に基づく建設大臣認定に係
る性能評価の試験基準を満たす。因みに、以上の火災試
験の結果からは、先の実施形態で示した構成(図2参
照)の方が、当該別実施形態の構成(図4参照)より
も、より安定した耐火性能を示しており、より好まし
い。
【0037】〈2〉これまでの実施形態において、屋内
側ガラス3に、接着材層8として含水珪酸ソーダ(水ガ
ラス)を用いれば、火災の際には、かかる接着材層8自
体が白濁、発泡し、非常に優れた遮熱層を形成するた
め、火災による屋内側ガラス3の燃え抜きが生じ難くな
り、安定した耐火性能を得ることができる。そして、以
上の実施形態では、屋内側ガラス3は2枚の板ガラス
6,7からなる構成について例示したが、屋内側ガラス
3は2枚以上の板ガラスから構成してあっても勿論良
い。
【0038】〈3〉また本発明に係る防火ガラスパネル
Pは、図5に示す如く、屋内側ガラス3は、2枚の板ガ
ラス17,18の板面どうしを、含水珪酸ソーダ(水ガ
ラス)を主剤とする接着材層19を介して一体化させた
ものから構成してあってもよい。この場合、かかる接着
材層19自体が、火災の際には加熱されることにより白
濁・発泡し、非常に優れた遮熱層を形成することによ
り、十分な耐火性能を発揮するため、板ガラス17,1
8には、例えば、フロート成形したフロート板ガラス
を、強化や耐熱強化することなく、そのまま用いること
ができ、一層経済的である。このとき、板ガラス17,
18の厚さは、2mm以上が好ましく、接着材層19の
厚さは、0.5mm以上が好ましい。因みに、上記実施
例と同様に火災試験を行ったところ、合格であった。ま
た、屋内側ガラス3は、2枚の板ガラスに限らず適宜複
数枚の板ガラスから構成してあればよく、またフロート
板ガラスに限らず、磨き板ガラス等を用いてもよい。
尚、その他の点に関しては、先述した実施形態と同様で
ある。
【0039】〈4〉また、本発明に係る防火ガラスパネ
ルPは、図6に示す如く、屋内側ガラス3を、耐熱強化
板ガラス又は耐熱強化板ガラスと同等若しくはそれ以上
の耐熱性を備える板ガラス20の屋内空間側の板面に、
耐熱性及び透視性を有する樹脂膜21を一体に被覆させ
て、構成してあってもよい。この場合、耐熱性を有する
樹脂膜21を被覆させてあるので、板ガラス20の耐火
・防火性能を向上させることができ、しかも板面に一体
となるように被覆させてあるから、板ガラス20が破損
した場合でも、ガラスの落下・飛散等を防止し易く、ま
た、樹脂膜21は透視性も有することから、透視性を損
なうことのない防火ガラスパネルとすることもできる。
そして、樹脂膜21を単板の板ガラス20の板面に一体
に被覆させるだけでよいので、コストを低減させること
ができるとともに、特別な製造設備も要しないため、安
価で簡易的に製造することができる。
【0040】因みに、前記板ガラス20は、表面圧縮応
力が約1.9×108 Pa(1900kgf/cm2
以上に熱強化して構成してある1枚の耐熱強化板ガラ
ス、又はかかる構成の耐熱強化板ガラスと同等の耐熱性
若しくはそれよりも高い耐熱性を備えた板ガラス(例え
ば、ホウケイ酸ガラス・化学強化板ガラス等その他の耐
熱性ガラス)で、5mm以上の厚さとすると、火災試験
の際には、板ガラス20は殆ど破損することなく、火災
の屋外空間側への貫通、及び、65kgの重りの室内空
間側への落下を防止することができ、好ましい。
【0041】また、前記樹脂膜21は、樹脂系の材料の
中では比較的燃え難い材料であるポリエステル樹脂から
形成すれば、安価で加工が容易であり、板面へ一体に被
覆させた場合でも、透視性は全く問題なく、ヘーズや歪
みもほとんどない。その際ポリエステル樹脂は、シート
状のポリエステル膜を、アクリル系接着材層を介して、
板面に接着して被覆させれば、一層施工性もよく好まし
い。尚、ポリエステル膜の厚さは、板ガラスの破損時に
十分なガラス保持性能を確保するために、20μm以上
とすることが好まく、また、ポリエステル膜が厚すぎる
と、ポリエステル膜がガス化する際の時間が長くなり、
ポリエステル膜が炭化する前に、板ガラス板面の温度が
高くなって、ポリエステル膜が発火し、防火性能が損な
われる虞があるために、その厚さは200μm以下が好
ましい。そして、接着材層の厚さは、できるだけ薄い方
がよく、20μm以下が好ましいが、板ガラス片の飛散
等を防止するための安全性を確保する観点から、ポリエ
ステル膜のガラス板本体板面からの引き剥がし強度(接
着力)を保持するため、最低5μm以上ある方が好まし
い。尚、本発明においてポリエステル樹脂とは、ポリエ
チレンテレフタレートを基材とする樹脂のことであり、
ポリエステル系熱可塑性樹脂、ポリエステル系熱可塑性
エラストマー、ポリエステル繊維などのことを意味する
ものである。因みに、先の実施例と同様の火災試験を行
ったところ、合格であった。尚、その他の点に関して
は、先述した実施形態と同様である。
【0042】〈5〉これまでの実施形態では、スペーサ
ー9はアルミニウム製のものを例示したが、スチール製
のものであれば、火災の際にスペーサー9が溶解せず、
その骨格を保持しつづけることから、火災が貫通する隙
間が発生し難くなり、耐火性能を一層向上させることが
でき、好ましい。
【0043】〈6〉これまでの実施形態では、2次シー
ル材5bとして、ポリサルファイド系シーリング材を例
示したが、シリコーン系シーリング材を用いれば、火災
の際に燃焼したとき発生する異臭が少なくなり好まし
く、また、無機の添加物を混ぜた防火用シリコーン系シ
ーリング材(例えば、信越化学社製シーラント40)を
用いれば、2次シール材から発火する危険性が低減し、
耐火性能を一層向上させることができ、より好ましい。
【0044】〈7〉因みに、図3に例示した如く、防火
ガラスパネルPの小口(エッジ部分)に、例えばアルミ
ニウム製のテープ等を全周に巻くなどして密封シール1
6を施しておけば、火災の際に、封止用材料5が燃焼し
発生する可燃性ガスを密閉し、耐火性能を一層向上させ
ることができ、より好ましい。
【0045】〈8〉また、これまでの実施形態では、前
記空隙部4には乾燥空気を封入してある例を示したが、
空隙部4を減圧状態にして、一層断熱性を備えるように
構成してあってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る天窓構造の概要を示
す図
【図2】本発明に係る防火ガラスパネルの一実施形態の
要部を示す断面図
【図3】本発明に係る防火ガラスパネルの一実施形態の
取付構造を示す断面図
【図4】本発明に係る防火ガラスパネルの別実施形態の
要部を示す断面図
【図5】本発明に係る防火ガラスパネルの別実施形態の
要部を示す断面図
【図6】本発明に係る防火ガラスパネルの別実施形態の
要部を示す断面図
【符号の説明】
P 防火ガラスパネル 1 天窓 2 屋外側ガラス 3 屋内側ガラス 4 空隙部 5 封止用材料 6 板ガラス 7 板ガラス 8 接着材層 17 板ガラス 18 板ガラス 19 接着材層 20 耐熱強化板ガラス 21 樹脂膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物に設けられた天窓に屋外空間と屋内
    空間とを仕切るべく備えさせる防火ガラスパネルであっ
    て、 屋外側ガラスと屋内側ガラスとを、それらの間に空隙部
    が形成されるように間隔を隔てて並設すると共に、前記
    屋外側ガラスと前記屋内側ガラスの外周部間を封止用材
    料で封着してあり、 前記屋外側ガラスを、強化板ガラスで構成すると共に、 前記屋内側ガラスを、少なくとも一枚の耐熱強化板ガラ
    ス又は耐熱強化板ガラスと同等若しくはそれ以上の耐熱
    性を備える板ガラスを含む複数の板ガラスの板面どうし
    を、接着材層を介して一体化させたものから構成してあ
    る防火ガラスパネル。
  2. 【請求項2】 建物に設けられた天窓に屋外空間と屋内
    空間とを仕切るべく備えさせる防火ガラスパネルであっ
    て、 屋外側ガラスと屋内側ガラスとを、それらの間に空隙部
    が形成されるように間隔を隔てて並設すると共に、前記
    屋外側ガラスと前記屋内側ガラスの外周部間を封止用材
    料で封着してあり、 前記屋外側ガラスを、強化板ガラスで構成すると共に、 前記屋内側ガラスを、複数の板ガラスの板面どうしを、
    含水珪酸ソーダを主剤とする接着材層を介して一体化さ
    せたものから構成してある防火ガラスパネル。
  3. 【請求項3】 建物に設けられた天窓に屋外空間と屋内
    空間とを仕切るべく備えさせる防火ガラスパネルであっ
    て、 屋外側ガラスと屋内側ガラスとを、それらの間に空隙部
    が形成されるように間隔を隔てて並設すると共に、前記
    屋外側ガラスと前記屋内側ガラスの外周部間を封止用材
    料で封着してあり、 前記屋外側ガラスを、強化板ガラスで構成すると共に、 前記屋内側ガラスを、耐熱強化板ガラス又は耐熱強化板
    ガラスと同等若しくはそれ以上の耐熱性を備える板ガラ
    スと、その板ガラスの屋内空間側の板面に一体に被覆さ
    せる耐熱性及び透視性を有する樹脂膜とから構成してあ
    る防火ガラスパネル。
  4. 【請求項4】 前記屋外側ガラスを構成する強化板ガラ
    スの厚みが、5mm以上である請求項1乃至3の何れか
    1項に記載の防火ガラスパネル。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008303615A (ja) * 2007-06-07 2008-12-18 Panahome Corp トップライトの構造
JP2015113632A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 旭硝子株式会社 防火複層ガラス及び防火複層ガラスユニット
JP2018071238A (ja) * 2016-10-31 2018-05-10 株式会社Lixil 建具

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