JP2002135931A - 閉空間の信号漏洩システムのケーブル布設方法およびそれに用いる給電ケーブル - Google Patents
閉空間の信号漏洩システムのケーブル布設方法およびそれに用いる給電ケーブルInfo
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- JP2002135931A JP2002135931A JP2000325230A JP2000325230A JP2002135931A JP 2002135931 A JP2002135931 A JP 2002135931A JP 2000325230 A JP2000325230 A JP 2000325230A JP 2000325230 A JP2000325230 A JP 2000325230A JP 2002135931 A JP2002135931 A JP 2002135931A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】トンネルや屋内などの閉空間での無線送信に利
用される信号漏洩システムにおいて使用する給電ケーブ
ルを、捩れやキンクの発生なく、閉空間に比較的簡便に
設置することができるものにする。 【解決手段】閉空間内の深部に設定された信号漏洩空間
に配置された漏洩同軸ケーブルに対して閉空間の外部か
ら信号を給電する給電ケーブルであって、リングコルゲ
ート管からなる外部導体21と、その中心に配備される
内部導体23との間に発泡樹脂からなる絶縁体24を介
在して同軸ケーブル本体25を構成し、この同軸ケーブ
ル本体25に沿って支持線26を配備するとともに、こ
れら同軸ケーブル本体25と支持線26を樹脂材の被覆
22で一体連結してある。
用される信号漏洩システムにおいて使用する給電ケーブ
ルを、捩れやキンクの発生なく、閉空間に比較的簡便に
設置することができるものにする。 【解決手段】閉空間内の深部に設定された信号漏洩空間
に配置された漏洩同軸ケーブルに対して閉空間の外部か
ら信号を給電する給電ケーブルであって、リングコルゲ
ート管からなる外部導体21と、その中心に配備される
内部導体23との間に発泡樹脂からなる絶縁体24を介
在して同軸ケーブル本体25を構成し、この同軸ケーブ
ル本体25に沿って支持線26を配備するとともに、こ
れら同軸ケーブル本体25と支持線26を樹脂材の被覆
22で一体連結してある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネルや屋内な
どの閉空間での無線送信に利用される信号漏洩システム
におけるケーブル布設方法、および、これに用いる給電
ケーブルに関する。
どの閉空間での無線送信に利用される信号漏洩システム
におけるケーブル布設方法、および、これに用いる給電
ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、トンネルや屋内などの閉空間
での無線送信には漏洩同軸ケーブルやアンテナが利用さ
れているのであるが、近年、放送、通信、防災事業のサ
ービス拡充として、閉空間内の深部に残された不感地帯
に対しても無線通信を行う要望が出てきた。
での無線送信には漏洩同軸ケーブルやアンテナが利用さ
れているのであるが、近年、放送、通信、防災事業のサ
ービス拡充として、閉空間内の深部に残された不感地帯
に対しても無線通信を行う要望が出てきた。
【0003】この場合、据付スペースやコストの関係
で、送信機器などの設備は閉空間の外部に設置しなけれ
ばならず、そこで、閉空間外部から閉空間内の深部まで
の長距離区間に低損失の給電ケーブルを布設する必要が
生じてきた。
で、送信機器などの設備は閉空間の外部に設置しなけれ
ばならず、そこで、閉空間外部から閉空間内の深部まで
の長距離区間に低損失の給電ケーブルを布設する必要が
生じてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】低損失給電ケーブルと
しては、コルゲート管からなる外部導体と、その中心に
配備される内部導体との間に発泡樹脂からなる絶縁体を
介在してなる同軸ケーブルが従来から利用されているの
であるが、この同軸ケーブルは、絶縁体に発泡樹脂が利
用されているために概して柔軟であり、長尺になると捩
れやキンクが発生しやすくなるものであった。また、こ
の同軸ケーブルの布設には、例えば、図7に示すよう
に、閉空間の天井部などに設置された吊り金具60の下
端に分割型の固定金具61,62を介して挟持固定する
ことになり、ケーブル外径以上に大きく固定金具62を
開いて給電ケーブル70を捩れの無いように挿通した
後、2本のボルト63を締め上げ操作することになり、
ケーブル布設作業が、煩わしく手間がかかるものとなっ
ていた。
しては、コルゲート管からなる外部導体と、その中心に
配備される内部導体との間に発泡樹脂からなる絶縁体を
介在してなる同軸ケーブルが従来から利用されているの
であるが、この同軸ケーブルは、絶縁体に発泡樹脂が利
用されているために概して柔軟であり、長尺になると捩
れやキンクが発生しやすくなるものであった。また、こ
の同軸ケーブルの布設には、例えば、図7に示すよう
に、閉空間の天井部などに設置された吊り金具60の下
端に分割型の固定金具61,62を介して挟持固定する
ことになり、ケーブル外径以上に大きく固定金具62を
開いて給電ケーブル70を捩れの無いように挿通した
後、2本のボルト63を締め上げ操作することになり、
ケーブル布設作業が、煩わしく手間がかかるものとなっ
ていた。
【0005】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであって、長尺の給電ケーブルを捩れやキンクの
発生なく、閉空間に比較的簡便に設置することができる
ケーブル布設方法、および、このケーブル布設方法を実
施するのに好適な給電ケーブルを提供することを目的と
するものである。
たものであって、長尺の給電ケーブルを捩れやキンクの
発生なく、閉空間に比較的簡便に設置することができる
ケーブル布設方法、および、このケーブル布設方法を実
施するのに好適な給電ケーブルを提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次のように構成している。
達成するために、次のように構成している。
【0007】すなわち、請求項1に係る発明の閉空間の
信号漏洩システムのケーブル布設方法は、閉空間内の深
部に設定された信号漏洩空間に、支持線を備えた自己支
持型の漏洩同軸ケーブルを吊り下げ布設するとともに、
この漏洩同軸ケーブルに対して閉空間の外部から信号を
給電する給電ケーブルを吊り下げ布設する閉空間の信号
漏洩システムのケーブル布設方法であって、前記給電ケ
ーブルを、リングコルゲート管からなる外部導体と、そ
の中心に配備される内部導体との間に発泡樹脂からなる
絶縁体を介在してなる同軸ケーブル部分に沿って支持線
を備えた自己支持型に構成し、漏洩同軸ケーブルと給電
ケーブルを、閉空間の適所に配備した固定金具にそれぞ
れの支持線を介して支持させることを特徴とする。
信号漏洩システムのケーブル布設方法は、閉空間内の深
部に設定された信号漏洩空間に、支持線を備えた自己支
持型の漏洩同軸ケーブルを吊り下げ布設するとともに、
この漏洩同軸ケーブルに対して閉空間の外部から信号を
給電する給電ケーブルを吊り下げ布設する閉空間の信号
漏洩システムのケーブル布設方法であって、前記給電ケ
ーブルを、リングコルゲート管からなる外部導体と、そ
の中心に配備される内部導体との間に発泡樹脂からなる
絶縁体を介在してなる同軸ケーブル部分に沿って支持線
を備えた自己支持型に構成し、漏洩同軸ケーブルと給電
ケーブルを、閉空間の適所に配備した固定金具にそれぞ
れの支持線を介して支持させることを特徴とする。
【0008】請求項2に係る発明の給電ケーブルは、閉
空間内の深部に設定された信号漏洩空間に配置された漏
洩同軸ケーブルに対して閉空間の外部から信号を給電す
る給電ケーブルであって、リングコルゲート管からなる
外部導体と、その中心に配備される内部導体との間に発
泡樹脂からなる絶縁体を介在して同軸ケーブル本体を構
成し、この同軸ケーブル本体に沿って支持線を配備する
とともに、これら同軸ケーブル本体と支持線を樹脂材の
被覆で一体連結してあることを特徴とする。
空間内の深部に設定された信号漏洩空間に配置された漏
洩同軸ケーブルに対して閉空間の外部から信号を給電す
る給電ケーブルであって、リングコルゲート管からなる
外部導体と、その中心に配備される内部導体との間に発
泡樹脂からなる絶縁体を介在して同軸ケーブル本体を構
成し、この同軸ケーブル本体に沿って支持線を配備する
とともに、これら同軸ケーブル本体と支持線を樹脂材の
被覆で一体連結してあることを特徴とする。
【0009】本発明によると、漏洩同軸ケーブルと同様
に支持線を備えた自己支持型にした給電ケーブルは、漏
洩同軸ケーブルと同様に支持線を介して閉空間に布設す
ることができる。
に支持線を備えた自己支持型にした給電ケーブルは、漏
洩同軸ケーブルと同様に支持線を介して閉空間に布設す
ることができる。
【0010】ここで、給電ケーブルの支持線および漏洩
同軸ケーブルの支持線は同じ固定金具で支持することが
可能であり、漏洩同軸ケーブル用の固定金具と給電ケー
ブル用の固定金具をそれぞれ準備しておく必要がなくな
る。
同軸ケーブルの支持線は同じ固定金具で支持することが
可能であり、漏洩同軸ケーブル用の固定金具と給電ケー
ブル用の固定金具をそれぞれ準備しておく必要がなくな
る。
【0011】また、支持線は、同軸ケーブル本体に対し
て十分径が小さいものであり、挟持式の固定金具で挟持
固定するにしても、固定金具を少し開くだけで支持線を
容易に挿通することができる。
て十分径が小さいものであり、挟持式の固定金具で挟持
固定するにしても、固定金具を少し開くだけで支持線を
容易に挿通することができる。
【0012】また、給電ケーブルの同軸ケーブル本体
は、絶縁体に発泡樹脂を利用するとともに、外部導体を
リングコルゲート管で構成しているので、低損失の送電
を行うことができる反面、柔軟で捩れやすいものとなっ
ており、支持間隔を大きくとることが難しいものとなる
が、この同軸ケーブル本体に沿って強度の高い支持線を
配備して被覆で一体化することで、送電性能を低下させ
ることなく給電ケーブル全体としては捩れにくく剛性の
高いものとすることができ、支持線にのみ任意に張力を
かけて、大きい支持間隔で給電ケーブルを布設すること
が可能となる。
は、絶縁体に発泡樹脂を利用するとともに、外部導体を
リングコルゲート管で構成しているので、低損失の送電
を行うことができる反面、柔軟で捩れやすいものとなっ
ており、支持間隔を大きくとることが難しいものとなる
が、この同軸ケーブル本体に沿って強度の高い支持線を
配備して被覆で一体化することで、送電性能を低下させ
ることなく給電ケーブル全体としては捩れにくく剛性の
高いものとすることができ、支持線にのみ任意に張力を
かけて、大きい支持間隔で給電ケーブルを布設すること
が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の態様を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0014】図1に、トンネルや屋内などの閉空間での
無線送信に利用される信号漏洩システムの概略構成が示
されている。
無線送信に利用される信号漏洩システムの概略構成が示
されている。
【0015】図において、10は、閉空間S内の深部の
適所に吊架された漏洩同軸ケーブル、20は、漏洩同軸
ケーブル10に接続される低損失型の給電ケーブル、3
0は、閉空間Sの外部に設置された送信機器、40は、
漏洩同軸ケーブル10の終端に接続された終端器であ
り、漏洩同軸ケーブル10および給電ケーブル20は、
閉空間Sの天井部に固定金具50によって吊架支持され
ている。そして、送信機器30から出力された各種の情
報信号が、給電ケーブル20を介して漏洩同軸ケーブル
10に供給され、この漏洩同軸ケーブル10から情報信
号が閉空間Sの所定域に漏洩発信されるようになってい
るのである。
適所に吊架された漏洩同軸ケーブル、20は、漏洩同軸
ケーブル10に接続される低損失型の給電ケーブル、3
0は、閉空間Sの外部に設置された送信機器、40は、
漏洩同軸ケーブル10の終端に接続された終端器であ
り、漏洩同軸ケーブル10および給電ケーブル20は、
閉空間Sの天井部に固定金具50によって吊架支持され
ている。そして、送信機器30から出力された各種の情
報信号が、給電ケーブル20を介して漏洩同軸ケーブル
10に供給され、この漏洩同軸ケーブル10から情報信
号が閉空間Sの所定域に漏洩発信されるようになってい
るのである。
【0016】前記漏洩同軸ケーブル10は、図4の縦断
正面図で示されるように、スロット波付きのアルミテー
プで筒状に形成されるとともに、ポリエチレンからなる
絶縁被覆12で内外から覆われた外部導体11の中心
に、アルミパイプからなる内部導体13を配備し、外部
導体11と内部導体13との間に、ポリエチレンからな
る螺旋状の絶縁体14を介在して同軸ケーブル本体15
が構成され、また、この同軸ケーブル本体15の外部
に、ケーブル長手方向に沿って鋼撚り線からなる支持線
16を配備し、この支持線16を前記絶縁被覆12で覆
って、同軸ケーブル本体15と支持線16とを一体化し
た構造となっている。
正面図で示されるように、スロット波付きのアルミテー
プで筒状に形成されるとともに、ポリエチレンからなる
絶縁被覆12で内外から覆われた外部導体11の中心
に、アルミパイプからなる内部導体13を配備し、外部
導体11と内部導体13との間に、ポリエチレンからな
る螺旋状の絶縁体14を介在して同軸ケーブル本体15
が構成され、また、この同軸ケーブル本体15の外部
に、ケーブル長手方向に沿って鋼撚り線からなる支持線
16を配備し、この支持線16を前記絶縁被覆12で覆
って、同軸ケーブル本体15と支持線16とを一体化し
た構造となっている。
【0017】また、前記給電ケーブル20は、図2の斜
視図、および、図3の縦断側面図で示されるように、銅
管を波形に屈曲したリングコルゲート管からなる外部導
体21をポリエチレンからなる絶縁被覆22で覆うとと
もに、その中心に銅管からなる内部導体23を配備し、
外部導体21と内部導体23との間に、超高発泡ポリエ
チレン(発泡度約80%)等の発泡樹脂からなる絶縁体
24を介在して低損失型の同軸ケーブル本体25が構成
され、また、この同軸ケーブル本体25の外部に、ケー
ブル長手方向に沿って鋼撚り線からなる支持線26を配
備し、この支持線26を前記絶縁被覆22で覆って、同
軸ケーブル本体25と支持線26とを一体化した構造と
なっている。
視図、および、図3の縦断側面図で示されるように、銅
管を波形に屈曲したリングコルゲート管からなる外部導
体21をポリエチレンからなる絶縁被覆22で覆うとと
もに、その中心に銅管からなる内部導体23を配備し、
外部導体21と内部導体23との間に、超高発泡ポリエ
チレン(発泡度約80%)等の発泡樹脂からなる絶縁体
24を介在して低損失型の同軸ケーブル本体25が構成
され、また、この同軸ケーブル本体25の外部に、ケー
ブル長手方向に沿って鋼撚り線からなる支持線26を配
備し、この支持線26を前記絶縁被覆22で覆って、同
軸ケーブル本体25と支持線26とを一体化した構造と
なっている。
【0018】上記構成の漏洩同軸ケーブル10および給
電ケーブル20は、同一仕様の固定金具50によって吊
架支持される。
電ケーブル20は、同一仕様の固定金具50によって吊
架支持される。
【0019】この固定金具50は、図5および図6に示
すように、閉空間Sにおける所定のケーブル吊架点に設
置された取付けボス51にボルト52によって固定され
る逆L形のベース金具53と、このベース金具53の縦
辺にボルト54およびナット55を介して締付け連結さ
れる一対のクランプ金具56,57とから構成されてお
り、クランプ金具56,57の下端対向面に形成された
凹部56a,57aの間に、漏洩同軸ケーブル10の支
持線16、あるいは、給電ケーブル20の支持線26を
挟持固定することで、漏洩同軸ケーブル10および給電
ケーブル20を閉空間Sに布設するのである。
すように、閉空間Sにおける所定のケーブル吊架点に設
置された取付けボス51にボルト52によって固定され
る逆L形のベース金具53と、このベース金具53の縦
辺にボルト54およびナット55を介して締付け連結さ
れる一対のクランプ金具56,57とから構成されてお
り、クランプ金具56,57の下端対向面に形成された
凹部56a,57aの間に、漏洩同軸ケーブル10の支
持線16、あるいは、給電ケーブル20の支持線26を
挟持固定することで、漏洩同軸ケーブル10および給電
ケーブル20を閉空間Sに布設するのである。
【0020】ここで、クランプ金具56,57は、相当
広い範囲の径の支持線を挟持して固定することができる
ので、漏洩同軸ケーブル10の支持線16、および、給
電ケーブル20の支持線16は必ずしも同一の寸法仕様
にしておく必要はなく、同軸ケーブル本体15,25の
径や重量、等に応じて各支持線16,26の径を設定す
ればよい。
広い範囲の径の支持線を挟持して固定することができる
ので、漏洩同軸ケーブル10の支持線16、および、給
電ケーブル20の支持線16は必ずしも同一の寸法仕様
にしておく必要はなく、同軸ケーブル本体15,25の
径や重量、等に応じて各支持線16,26の径を設定す
ればよい。
【0021】なお、給電ケーブル20の終端は、次のよ
うにして固定すればよい。すなわち、給電ケーブル20
の終端位置に引留金具(図示省略)を設けて、この引留
金具を閉空間Sの壁面等に固定する。そのうえで、給電
ケーブル20の支持線16の終端を引留金具に連結固定
することで、給電ケーブル20の終端を閉空間Sに対し
て固定する。さらに、給電ケーブル20の同軸ケーブル
本体25の終端にコネクタ(図示省略)を取り付け、こ
のコネクタを介して同軸ケーブル本体25を他の機器
(送信機器30等)に接続する。このような連結構成
は、給電ケーブル20同士を連結する場合にも用いるこ
とができる。
うにして固定すればよい。すなわち、給電ケーブル20
の終端位置に引留金具(図示省略)を設けて、この引留
金具を閉空間Sの壁面等に固定する。そのうえで、給電
ケーブル20の支持線16の終端を引留金具に連結固定
することで、給電ケーブル20の終端を閉空間Sに対し
て固定する。さらに、給電ケーブル20の同軸ケーブル
本体25の終端にコネクタ(図示省略)を取り付け、こ
のコネクタを介して同軸ケーブル本体25を他の機器
(送信機器30等)に接続する。このような連結構成
は、給電ケーブル20同士を連結する場合にも用いるこ
とができる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば以下に示すような効果が期待できる。
によれば以下に示すような効果が期待できる。
【0023】(1)本発明のケーブル布設方法によれ
ば、同軸ケーブル本体の性能を損なうことなく、かつ、
無理をかけることなく大きい支持間隔をもって給電ケー
ブルを支持することができ、閉空間内の深部に設置する
漏洩同軸ケーブルへの信号伝達を低損失で良好に行うこ
とが可能となる。
ば、同軸ケーブル本体の性能を損なうことなく、かつ、
無理をかけることなく大きい支持間隔をもって給電ケー
ブルを支持することができ、閉空間内の深部に設置する
漏洩同軸ケーブルへの信号伝達を低損失で良好に行うこ
とが可能となる。
【0024】(2)固定金具への給電ケーブル装着手順
が、固定金具への漏洩同軸ケーブル装着手順と同様とな
るので、作業性が向上し、施工能率を図る上で有効とな
る。
が、固定金具への漏洩同軸ケーブル装着手順と同様とな
るので、作業性が向上し、施工能率を図る上で有効とな
る。
【0025】(3)給電ケーブルおよび漏洩同軸ケーブ
ルの固定金具が一種類ですみ、設備部品のコスト低減に
有効となるとともに、各ケーブル吊架点における固定金
具の据付間違いの発生もなくなり、作業性を一層向上す
ることができる。
ルの固定金具が一種類ですみ、設備部品のコスト低減に
有効となるとともに、各ケーブル吊架点における固定金
具の据付間違いの発生もなくなり、作業性を一層向上す
ることができる。
【0026】(4)本発明の給電ケーブルによると、同
軸ケーブル本体そのものが柔軟であっても、強度の高い
支持線を沿わせることで給電ケーブル全体としての剛性
を高めることができ、捩れやキンクが発生すること少な
く、所定の姿勢で同軸ケーブル本体を支持することがで
き、所期の性能での給電を行わせることができる。
軸ケーブル本体そのものが柔軟であっても、強度の高い
支持線を沿わせることで給電ケーブル全体としての剛性
を高めることができ、捩れやキンクが発生すること少な
く、所定の姿勢で同軸ケーブル本体を支持することがで
き、所期の性能での給電を行わせることができる。
【図1】信号漏洩システムの概略構成図
【図2】給電ケーブルの斜視図
【図3】給電ケーブルの縦断側面図
【図4】漏洩同軸ケーブルの縦断正面図
【図5】ケーブル支持構造の正面図
【図6】固定金具の斜視図
【図7】従来の給電ケーブル支持構造の正面図
10 漏洩同軸ケーブル 16 支持線 20 給電ケーブル 21 外部導体 22 被覆 23 内部導体 24 絶縁体 25 同軸ケーブル本体 26 支持線 S 閉空間
Claims (2)
- 【請求項1】 閉空間内の深部に設定された信号漏洩空
間に、支持線を備えた自己支持型の漏洩同軸ケーブルを
吊り下げ布設するとともに、この漏洩同軸ケーブルに対
して閉空間の外部から信号を給電する給電ケーブルを吊
り下げ布設する閉空間の信号漏洩システムのケーブル布
設方法であって、 前記給電ケーブルを、リングコルゲート管からなる外部
導体と、その中心に配備される内部導体との間に発泡樹
脂からなる絶縁体を介在してなる同軸ケーブル本体に沿
って支持線を備えた自己支持型に構成し、 漏洩同軸ケーブルと給電ケーブルを、閉空間の適所に配
備した固定金具にそれぞれの支持線を介して支持させる
ことを特徴とする閉空間の信号漏洩システムのケーブル
布設方法。 - 【請求項2】 閉空間内の深部に設定された信号漏洩空
間に配置された漏洩同軸ケーブルに対して閉空間の外部
から信号を給電する給電ケーブルであって、 リングコルゲート管からなる外部導体と、その中心に配
備される内部導体との間に発泡樹脂からなる絶縁体を介
在して同軸ケーブル本体を構成し、この同軸ケーブル本
体に沿って支持線を配備するとともに、これら同軸ケー
ブル本体と支持線を樹脂材の被覆で一体連結してあるこ
とを特徴とする信号漏洩システム用の給電ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000325230A JP2002135931A (ja) | 2000-10-25 | 2000-10-25 | 閉空間の信号漏洩システムのケーブル布設方法およびそれに用いる給電ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000325230A JP2002135931A (ja) | 2000-10-25 | 2000-10-25 | 閉空間の信号漏洩システムのケーブル布設方法およびそれに用いる給電ケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002135931A true JP2002135931A (ja) | 2002-05-10 |
Family
ID=18802624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000325230A Pending JP2002135931A (ja) | 2000-10-25 | 2000-10-25 | 閉空間の信号漏洩システムのケーブル布設方法およびそれに用いる給電ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002135931A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012092724A1 (zh) * | 2011-01-07 | 2012-07-12 | 珠海汉胜科技股份有限公司 | 一种同轴电缆及其制造方法 |
JP2013143835A (ja) * | 2012-01-11 | 2013-07-22 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ケーブルの固定具、ケーブルの固定構造 |
JP2013143837A (ja) * | 2012-01-11 | 2013-07-22 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ケーブルの固定具、ケーブルの固定構造 |
-
2000
- 2000-10-25 JP JP2000325230A patent/JP2002135931A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012092724A1 (zh) * | 2011-01-07 | 2012-07-12 | 珠海汉胜科技股份有限公司 | 一种同轴电缆及其制造方法 |
JP2013143835A (ja) * | 2012-01-11 | 2013-07-22 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ケーブルの固定具、ケーブルの固定構造 |
JP2013143837A (ja) * | 2012-01-11 | 2013-07-22 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ケーブルの固定具、ケーブルの固定構造 |
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