JP2002135881A - 水中受波器 - Google Patents

水中受波器

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JP2002135881A JP2000323719A JP2000323719A JP2002135881A JP 2002135881 A JP2002135881 A JP 2002135881A JP 2000323719 A JP2000323719 A JP 2000323719A JP 2000323719 A JP2000323719 A JP 2000323719A JP 2002135881 A JP2002135881 A JP 2002135881A
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友宏 坪井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動子と構造物の接触条件の変化が極めて少
なく、水圧による音響性能の劣化、あるいは変化を極め
て少なくすることができる水中受波器を提供する。 【解決手段】 水中送受波器において、円筒状振動子1
1と、この筒状振動子11の上下に形成されるフランジ
17,14と蓋19,16との間に緩衝部Aを具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中音響機器に係
り、特に水中受波器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
図5に示すようなものがあった。
【0003】図5はかかる従来の水中受波器の構成図で
ある。
【0004】この図において、1は中空円筒型振動子、
2はその中空円筒型振動子1内部の空気室、3はその中
空円筒型振動子1の下部に配置される下フランジ、4は
その中空円筒型振動子1の上部に配置される上フラン
ジ、5は下フランジ3と上フランジ4とを連結するボル
ト、6はそのボルトに螺合するナット、7はモールド、
8はリード線である。なお、フランジ3,4と中空円筒
型振動子1は直接またはゴム等の弾性材料を介して接触
する。
【0005】図5に示すように、中空円筒型振動子1を
使用した水中受波器は小型高感度の送受波器を実現でき
る方式の一つであり、その両端に水密を保つためのフラ
ンジ3,4が設けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6
(a)の状態から図6(b)に示すように、フランジ
3,4は水圧9によって撓み、中空円筒型振動子1との
接触面の状態(形状、圧力)が変化する。このため、中
空円筒振動子1の振動状態が変化して音響特性の劣化ま
たは水圧特性としてその影響が出る。これは僅かな変形
ではあるが、振動子の振動を制限する変形となる。ま
た、水密構造に変形が起こり、耐水圧性も低下するとい
った問題があった。
【0007】本発明は、上記問題点を除去し、振動子と
構造物の接触条件の変化が極めて少なく、水圧による音
響性能の劣化、あるいは変化を極めて少なくすることが
できる水中受波器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕水中送受波器において、筒状振動子と、この筒状
振動子の上下に形成されるフランジと蓋との間に緩衝部
を具備することを特徴とする。
【0009】〔2〕上記〔1〕記載の水中受波器におい
て、前記緩衝部内に緩衝材を設けることを特徴とする。
【0010】〔3〕上記〔1〕又は〔2〕記載の水中受
波器において、前記筒状振動子は円筒状振動子又は楕円
筒状振動子であることを特徴とする。
【0011】〔4〕上記〔1〕又は〔2〕記載の水中受
波器において、前記上下の蓋を支えるために前記筒状振
動子の真ん中に支柱を設けることを特徴とする。
【0012】〔5〕上記〔1〕又は〔2〕記載の水中受
波器において、前記筒状振動子内部の空気室を真空とし
たことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0014】図1は本発明の第1実施例を示す水中受波
器の構成図、図2はその水中受波器の組立の状態を示す
図である。
【0015】これらの図において、11は中空円筒型振
動子、12はその中空円筒型振動子内部の空気室、13
はその中央部に配置される支柱、14はその支柱13の
下部に設けられる下フランジ、15はOリング、16は
支柱13の下端部との螺合によってOリング15を介し
て締着される下蓋、17は上フランジ、18はOリン
グ、19は支柱13の上端部との螺合によってOリング
18を介して締着される上蓋、20はリード線、21は
スポンジ(緩衝部材:緩衝部A)、22はモールドであ
る。
【0016】中空円筒型振動子11の両端に金属製のフ
ランジ14,17を設ける。このフランジ14,17の
側面にはOリング15,18が設けられ、さらに中央に
は穴14A,17Aが開けられ、この穴に蓋16,19
を支える支柱13が貫通する。貫通した支柱13の両端
に蓋16,19をねじ込む。これにより蓋16,19と
フランジ14,17の間に緩衝部Aを構成する。このよ
うにして構成されたものの周囲にウレタン等でモールド
22し、水密を施す。上記したように、フランジ14,
17と蓋16,19の間には中空円筒型振動子11とフ
ランジ14,17の緩衝部Aが形成される。この緩衝部
Aは、スポンジ21のみにより形成することもできる
し、空洞部を形成するようにしてもよい。
【0017】以下、この第1実施例の水中受波器の動作
について説明する。
【0018】図3は本発明の第1実施例の水中受波器を
モデル化した図であり、図3(a)は空中でのモデル化
した図、図3(b)は水中でのモデル化した図である。
【0019】図3(b)に示すように、水圧24が加わ
ると、上下の蓋19,16は支柱により支えられフラン
ジ14,17に密着することはなく、わずかに周囲が変
形するが、緩衝部Aでこの変形が吸収されるため、フラ
ンジ14,17に垂直方向からの力はほとんど加わら
ず、水平方向の圧力のみが加わる。よって、中空円筒型
振動子11に水平方向のみの水圧が作用する。
【0020】また、フランジ14,17側面のOリング
15,18面は水圧でつぶれる方向に変形させることが
可能である。
【0021】このように構成したので、第1実施例によ
れば、 (1)振動子と構造物の接触条件の変化が極めて少な
く、水圧による音響性能の劣化、あるいは変化を極めて
少なくすることができる。 (2)縦方向の振動結合を少なくすることができる。 (3)Oリング面が水圧でつぶれる方向に変形可能であ
るため、及び振動子と構造物の間の水密構造の変化が少
ないため、耐水圧性を高くかつ一定に保つことができ
る。
【0022】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0023】図4は本発明の第2実施例を示す水中受波
器の構成図である。なお、第1実施例と同じ部分につい
ては、同じ符号を付してそれらの説明は省略する。
【0024】この図に示すように、第1実施例に比べ
て、支柱31を著しく太くして中空円筒型振動子11と
の隙間を極力狭くしたものを、モールド型にセットして
真空層の中に入れ脱気する。この結果、フランジ14,
17と円筒型振動子11の隙間から空気が抜けて空気室
12部分が真空になる。上下のフランジ14,17間も
支柱31の隙間から緩衝部Aに空気が逃げ真空になる。
この状態でモールド材を流し込み真空注型を行う。リー
ド線(図示なし)部分は目途めする。
【0025】このように構成したので、第2実施例によ
れば、 (1)支柱を太くすることにより、上下の蓋の耐水圧性
を高めることができる。 (2)振動子と支柱の間の距離を狭くすることで生じる
空気室のスティフネス増加を、真空にすることによって
無くすことができる。 (3)真空注型によりモールドの品質を向上させること
ができる。
【0026】なお、本発明は以下のような利用形態を有
する。
【0027】本発明は、水中送波器、水中受波器及び水
中送受波器に使用されるが、これらの構造は水中だけで
はなく、弾性体(地中や気体中、水以外の流体)中で使
用される機器にも応用することができる。
【0028】更に、振動子は円筒状以外に断面が楕円状
でも応用できる。
【0029】また、振動子は圧電子、磁歪材、光ファイ
バや歪ゲージ等を着けた円筒等素材は何でもよい。
【0030】水密はモールドのほかに振動子面とフラン
ジ部分の水密構造(接着材、Oリング等)とすれば、油
入れホース構造にも応用できる。
【0031】また、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0032】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。
【0033】(A)振動子と構造物の接触条件の変化が
極めて少なく、水圧による音響性能の劣化、あるいは変
化を極めて少なくすることができる。また、縦方向の振
動結合を少なくすることができる。
【0034】(B)支柱を太くすることにより、上下の
蓋の耐水圧性を高めることができる。また、振動子と支
柱の間の距離を狭くすることで生じる空気室のスティフ
ネス増加を真空にすることで無くすことができる。さら
に、真空注型によりモールドの品質を向上させることが
できる。
【0035】(C)さらに、Oリング面が水圧でつぶれ
る方向に変形可能なため及び振動子と構造物の間の水密
構造の変化が少ないため、耐水圧性を高くかつ一定に保
つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す水中受波器の構成図
である。
【図2】本発明の第1実施例を示す水中受波器の組立の
状態を示す図である。
【図3】本発明の第1実施例の水中受波器をモデル化し
た図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す水中受波器の構成図
である。
【図5】従来の水中受波器の構成図である。
【図6】従来の水中受波器をモデル化した図である。
【符号の説明】
11 中空円筒型振動子 12 中空円筒型振動子内部の空気室 13,31 支柱 14 下フランジ 14A,17A 穴 15,18 Oリング 16 下蓋 17 上フランジ 19 上蓋 20 リード線 21 スポンジ(緩衝部材:緩衝部A) 22 モールド 24 水圧

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)筒状振動子と、(b)該筒状振動子
    の上下に形成されるフランジと蓋との間に緩衝部を具備
    することを特徴とする水中送受波器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の水中受波器において、前
    記緩衝部内に緩衝材を設けることを特徴とする水中送受
    波器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の水中受波器におい
    て、前記筒状振動子は円筒状振動子又は楕円筒状振動子
    であることを特徴とする水中送受波器。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の水中受波器におい
    て、前記上下の蓋を支えるために前記筒状振動子の真ん
    中に支柱を設けることを特徴とする水中送受波器。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の水中受波器におい
    て、前記筒状振動子内部の空気室を真空としたことを特
    徴とする水中送受波器。
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