JP2002135227A - デジタル放送受信機 - Google Patents

デジタル放送受信機

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JP2002135227A
JP2002135227A JP2000319006A JP2000319006A JP2002135227A JP 2002135227 A JP2002135227 A JP 2002135227A JP 2000319006 A JP2000319006 A JP 2000319006A JP 2000319006 A JP2000319006 A JP 2000319006A JP 2002135227 A JP2002135227 A JP 2002135227A
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cutout
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JP2000319006A
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Hiromoto Furukawa
博基 古川
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 デジタル放送受信機において初期引き込み後
のシンボル切り出し処理を迅速に行うとこと移動受信環
境下で安定してシンボル切り出しを行うことの両立が困
難であった。 【解決手段】 受信信号のデコード開始制御を行う初期
引き込み手段と、前記初期引き込み手段の開始トリガ位
置を基準として順次OFDMシンボルを切り出し復調を
行うデジタル復調手段と、前記受信信号から伝送路のイ
ンパルス応答のパワー特性(以下CIRパワー特性と呼
ぶ)を推定するCIRパワー特性推定手段と、前記CI
Rパワー特性から、前記シンボルの切り出し位置と所望
のシンボル切り出し位置との差を検出するシンボル誤差
検出手段と、前記シンボル誤差検出手段で検出した誤差
に対して、前記初期引き込み開始からの時間経過にとも
ない変化する調整利得を乗じた値を用いてシンボル切り
出し位置を調整するシンボル切り出し調整手段を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は欧州デジタル音声放
送(DAB)などのOFDM伝送を用いたデジタル放送
を受信するデジタル放送受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル放送受信機としては、特
開平10−126353号公報、特表平10−5076
16号公報などに欧州DAB方式のデジタル音声放送受
信機が示されている。
【0003】図7に従来のデジタル音声放送受信機のフ
ロック構成図を示す。1は受信した高周波信号をアナロ
グIF信号に復調するRFユニット、2はアナログIF
信号をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換
器(ADC)、3はADC出力から信号パワーの小さい
ヌルシンボルを検出し、デジタル復調の開始トリガを発
生する初期引き込み手段、4はデジタルIF信号をベー
スバンド信号に変換するIF復調手段、5はベースバン
ド信号をシンボル単位でFFT処理しOFDM復調する
OFDM復調手段、9はOFDM復調手段5の出力信号
から伝送路のインパルス応答のパワー特性を推定するC
IRパワー特性推定手段、90はCIRパワー特性推定
手段9で推定したCIRパワー特性の重心位置を求め、
重心位置が所望の位置になるようにOFDM復調部での
FFTのシンボル切り出し位置を制御するシンボル切り
出し誤差検出制御手段である。6はOFDM復調手段5
の出力の誤り訂正を行う誤り訂正手段、7はエンコード
されたオーディオ信号を復号するオーディオデコード手
段、8はオーディオPCM信号をアナログ信号に変換す
るデジタル−アナログ変換器(DAC)である。
【0004】図7の従来のデジタル放送受信機について
以下動作を説明する。RFユニット1で受信された信号
がIF信号にダウンコンバートされ、ADC2でデジタ
ルIF信号に変換される。IF信号はさらにIF復調手
段4でベースバンド信号に変換される。初期引き込み手
段3では、IF信号パワーを監視することによりヌルシ
ンボルを検出し、OFDM復調手段5に復調開始のトリ
ガを送る。このトリガは、DAB伝送フレームの開始位
置を表す。OFDM復調手段5では、DAB伝送フレー
ムのフォーマットに従い、FFTに必要な所定のサンプ
ルデータを切り出し、FFTする事により時間データを
周波数データに変換する。シンボル長が決まっているの
で、フレーム開始から所定のシンボル長間隔で順次ヌル
シンボル、位相基準シンボル(PRS)および後続のシ
ンボルが復調される。つまり、フレーム開始位置を制御
することによりシンボル切り出し位置を制御できること
になる。
【0005】CIRパワー特性推定手段9において、O
FDM復調手段5で周波数データに変換されたPRSと
ETS300401で定義された位相基準シンボル(PRS0)
から伝送路の周波数特性が推定される。推定した伝送路
の周波数特性を逆フーリエ変換(IFFT)することに
より伝送路の複素インパルス応答を求め、さらに複素イ
ンパルス応答の各ポイントのパワーを順次算出しインパ
ルス応答のパワー特性(以下CIRパワー特性とよぶ)
を演算する。
【0006】図8にCIRパワー特性の一例を示す。N
はDAB伝送モードで決まるFFTポイント数である。
ガードインターバルを持つOFDM伝送において、受信
機で推定したCIRパワー特性のインパルスがガードイ
ンターバル内に収まっている場合には隣接シンボルによ
る干渉が起こらないことが知られている。この原理を利
用すべく、シンボル切り出し誤差検出制御手段90で
は、CIRパワー特性の重心位置:Gpを求め、この重
心位置が、所望の位置、例えばガードインターバルの真
ん中:△/2、に来るようOFDM復調手段のフレーム
開始位置を制御する。△/2−Gpがシンボル切り出し
誤差:ERRとなる。ERRが正の場合は、シンボルの
切り出しが所望のタイミングより遅く、負の場合は所望
のタイミングより早い。そこで、ERRが正の場合は、
ERRだけ次のフレームの切り出しタイミングを早くす
る。ERRが負の場合は、−ERRだけフレーム切り出
しタイミングを遅くする。
【0007】初期引き込み手段3では、IF信号のパワ
ー特性からフレーム開始位置を推定しているため、移動
受信環境下などでは、信号レベルがダイナミックにかつ
大きく変化するため精度よくフレーム開始位置を推定す
ることは困難である。そこで、初期引き込み後はCIR
パワー特性により、所望のフレーム切り出し位置と実際
の切り出し位置の誤差を検出し、次のフレーム切り出し
タイミングを調整することを繰り返して、フレーム切り
出し位置の精度を向上し、隣接シンボルによるシンボル
干渉を防ぎ、よりよい受信性能、より少ないデータ誤り
率を得る。このように適正にフレーム開始位置が制御さ
れることにより、OFDM復調手段5の出力がエラー訂
正手段6で誤り訂正され、エンコードされて送られてき
たオーディオサービスがオーディオデコード手段7で正
しくデコードされデジタル−アナログ変換手段8により
PCM信号に変換される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、初期引き込み後は、より早く所望の位
置でフレーム切り出しができるように、フレーム同期制
御手段でCIRパワー演算手段で算出されたCIRパワ
ー特性から算出されるシンボル切り出し誤差を用いて迅
速に次のフレームのシンボル切り出しを行う必要があ
る。一方、移動環境下においてはフェージングによりC
IRパワー特性が急激にかつ大きく変化することがあ
る。特に単一周波数ネットワークにおいては、複数の送
信機からの送信波を受信するため、高速移動時には送信
機と受信機の見通し条件が急激に変化するため瞬時に重
心位置が大きく変化し、しばしば大きなシンボル切り出
し誤差が観測されることがある。シンボル切り出し誤差
検出制御手段90は少なくとも1フレームの遅延を持つ
ため、大きな誤差をフレーム切り出しに用いると、例え
ば図9(a)のように主として送信機Aの信号を受信し
ており、CIRパワー特性の重心位置:Gpを所望の制
御位置:△/2になるように制御すると、図9の(b)
のように次のフレームでは、送信機Bの信号を主として
受信した場合には、遅延制御の影響のため送信機Bによ
る信号がガードインターバルの外に出てしまい隣接シン
ボルによる符号間干渉を招き、データの誤り率が大きく
なることがあると言う問題がある。
【0009】本発明は上記課題に鑑み、初期引き込み直
後は、速やかに所望のシンボル切り出し位置に近づけ、
その後はフェージング環境下でも安定してシンボル切り
出しを行いデータの誤り率の劣化をより小さくできるデ
ジタル放送受信機を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のデジタル放送受信機は、受信信号のデコード
開始制御を行う初期引き込み手段と、最初は、前記初期
引き込み手段の開始トリガ位置を基準として順次OFD
Mシンボルを切り出し復調を行うデジタル復調手段と、
前記受信信号から伝送路のインパルス応答のパワー特性
(以下CIRパワー特性と呼ぶ)を推定するCIRパワ
ー特性推定手段と、前記CIRパワー特性から、前記シ
ンボルの切り出し位置と所望のシンボル切り出し位置と
の差を検出するシンボル誤差検出手段と、前記シンボル
誤差検出手段で検出した誤差に対して、前記初期引き込
み開始からの時間経過にともない変化する調整利得を乗
じた値を用いてシンボル切り出し位置を調整するシンボ
ル切り出し調整手段を有した構成となっている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の第1の実施の形態に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0012】図1は本発明の第1の実施の形態における
デジタル音声放送受信機の構成図を示すものである。図
1において、1は受信した高周波信号をアナログIF信
号に復調するRFユニット、2はアナログIF信号をデ
ジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換器(AD
C)、3はADC出力から信号パワーの小さいヌルシン
ボルを検出し、デジタル復調の開始トリガを発生する初
期引き込み手段、4はデジタルIF信号をベースバンド
信号に変換するIF復調手段、5はベースバンド信号を
シンボル単位でFFT処理しOFDM復調するOFDM
復調手段、9はOFDM復調手段の出力信号から伝送路
のインパルス応答のパワー特性を推定するCIRパワー
特性推定手段、6はOFDM復調手段5の出力の誤り訂
正を行う誤り訂正手段、7はエンコードされたオーディ
オ信号を復号するオーディオデコード手段、8はオーデ
ィオPCM信号をアナログ信号に変換するデジタル−ア
ナログ変換器(DAC)である。これらは従来と同様の
動作を行う。
【0013】10はCIRパワー特性推定手段9で推定
したCIRパワー特性の重心位置を求め、重心位置が所
望の位置との差を検出するシンボル誤差検出手段、11
はシンボル誤差検出手段10で検出したシンボル切り出
し誤差ERRに対して、初期引き込みからの時間経過に
応じて異なった利得を乗じてOFDM復調手段5のフレ
ーム切り出し位置を調整することにより所望の位置でシ
ンボル切り出しを行えるよう調整するシンボル切り出し
調整手段である。シンボル切り出し調整手段11はタイ
マー手段111と調整手段112から構成され、タイマ
ー手段111は、初期引き込み手段3がフレーム開始ト
リガ:INITを出してからの時間を計測し、調整手段
112では、シンボル誤差検出手段10で検出したシン
ボル切り出し誤差:ERRに対して、図2に示すように
タイマー手段111で計測している時間とともに減少す
る利得をERRに乗じて、これを次のフレームの切り出
し位置の調整に用いる。
【0014】第1の実施の形態により、初期引き込み直
後は、検出された誤差を用いてフレーム切り出しの調整
を行うことにより、迅速に所望のシンボル切り出し位置
に近づける事ができる。図2中のG0は利得の最小値で
あり、これ以上利得は小さくならない。
【0015】また、図3に示すように調整手段112に
おいて利得を初期引き込みから一定時間後に小さくする
ように制御することにより同様の効果が得られる。
【0016】また、調整手段112が、図4の斜線部に
示すようにタイマー手段111の時間経過に応じて、徐
々に調整幅の範囲を狭くするよう制限することによって
も同様の効果が得られる。
【0017】さらに、図5のように一定時刻で制御範囲
を切り替えることにより処理を簡素化できる。
【0018】以下本発明の第2の実施の形態について、
図面を参照しながら説明する。
【0019】図6は本発明の第1の実施の形態における
デジタル音声放送受信機の構成図を示すものである。図
6において、1は受信した高周波信号をアナログIF信
号に復調するRFユニット、2はアナログIF信号をデ
ジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換器(AD
C)、3はADC出力から信号パワーの小さいヌルシン
ボルを検出し、デジタル復調の開始トリガを発生する初
期引き込み手段、4はデジタルIF信号をベースバンド
信号に変換するIF復調手段、5はベースバンド信号を
シンボル単位でFFT処理しOFDM復調するOFDM
復調手段、9はOFDM復調手段の出力信号から伝送路
のインパルス応答のパワー特性を推定するCIRパワー
特性推定手段、6はOFDM復調手段5の出力の誤り訂
正を行う誤り訂正手段、7はエンコードされたオーディ
オ信号を復号するオーディオデコード手段、8はオーデ
ィオPCM信号をアナログ信号に変換するデジタル−ア
ナログ変換器(DAC)である。これらは、従来例およ
び第1の実施の形態と同じ動作を行う。
【0020】20はシンボル誤差検出手段10で検出し
たシンボル切り出し誤差:ERRの一定時間の平均値:
AVE1を算出する第1の平均化手段、21はシンボル
切り出し誤差:ERRの絶対値の一定時間の平均値:A
VE2を算出する第2の平均化手段、22は第1及び第
2の平均化手段20、21で算出した第1及び第2の平
均値の比:AVE1/AVE2とシンボル切り出し誤
差:ERRの値をもとに、OFDM復調手段のフレーム
切り出しタイミングを調整することにより所望の位置で
シンボル切り出しが行えるよう調整するシンボル切り出
し調整手段である。シンボル切り出し調整手段22は、
第1及び第2の平均値の比:AVE1/AVE2を算出
する除算手段221とシンボル切り出し誤差:ERRの
値を乗してOFDM復調手段のフレーム切り出しタイミ
ングを調整量を算出する調整手段222から構成され
る。ただし除算手段221はAVE2がゼロの場合は1
を出力する。第1および第2の平均化手段は、初期引き
込み手段3のフレーム切り出し開始トリガにより演算処
理が開始され、最初に平均値が算出されるまでは、第1
および第2の平均化手段は初期値として零でない同じ値
を出力する。平均値を算出する周期としては、伝送フレ
ーム長の数倍以上の時間が好ましい。
【0021】初期引き込み手段3がヌルシンボルを検出
し初期引き込みトリガを発生させた直後から最初に第1
および第2の平均値:AVE1、AVE2が出力される
までは、AVE1=AVE2となるので、除算手段22
1の出力は1になり、シンボル切り出し誤差:ERRが
フレーム切り出し調整量として用いられるため、迅速に
所望のシンボル切り出し位置になるように制御ができ
る。
【0022】移動受信環境下では、CIRパワー特性
が、急激に変化することがあり、第1の平均値AVE1
はCIRパワー特性の重心位置:Gpが所望の位置を中
心として正負に変化するためシンボル切り出し誤差:E
RRの平均値は、ERRの絶対値の平均値より大幅に小
さくなる。このため、除算手段221で算出されるAV
E1/AVE2の値は1に比較して大幅に小さくなり、
AVE1/AVE2×ERRで算出されるフレーム切り
出し制御量も小さくなる。このため、移動受信環境下に
おいても、安定したシンボル切り出し制御が可能とな
り、隣接シンボルによる干渉が防げる。
【0023】また、送信機から離れて受信できる限界に
近い地域や、大きな建物の陰で電波が受信しづらい場所
では、CIRパワー特性の基になる位相基準信号(PR
S)のC/Nが悪くなり、CIRパワー特性が正しく伝
送路特性を表すことができなくなりシンボル切り出し誤
差が大きくなることがあり正しくシンボル切り出し制御
が行えなくなることがある。電波が極めて弱い場所から
比較的電波の強い場所に移動した場合は、大きなシンボ
ル切り出し誤差が検出されることがある。このような場
合には、CIRパワー特性の重心位置:Gpはシンボル
切り出し誤差に相当する時間を中心に振動するため、シ
ンボル切り出し誤差:ERRは正負どちらかにオフセッ
トをもつため、第1の平均値:AVE1は移動環境下に
おいても、前記オフセットに相当する値を持つ。前記オ
フセットが大きい場合には第1と第2の平均値の比:A
VE1/AVE2は1に近い値となり、迅速にシンボル
切り出し位置が調整される。第2の実施の形態では弱電
界地域や建物の陰で電波が届きにくい場所を通過する場
合にも良好にシンボル切り出しが行えるという利点があ
る。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、CIR
パワー特性から推定されたシンボル切り出し誤差に対し
て、初期引き込みからの時間経過に応じて、利得を乗じ
た値によりシンボル切り出しを調整することにより初期
引き込み後には迅速に所望の位置でシンボルを切り出
し、かつ移動受信環境下においてはフェージングによる
大きなCIRパワー特性の変化に対しても安定してシン
ボル切り出しを行う事により、データの誤り率の劣化を
より小さくできるデジタル放送受信機を提供するもので
ある。また、シンボル切り出し調整幅を初期引き込みか
らの時間経過に応じて狭くするよに制御しても同様の効
果が得られる。
【0025】また、一定時間におけるシンボル切り出し
誤差の平均値を同じ一定時間におけるシンボル切り出し
誤差の絶対値で割った値に応じてシンボル切り出し調整
量を制御することにより、極めて電界強度が弱い場所や
建物の陰で電波が届かない場所が点在するようなところ
を移動しながら受信する場合においても良好にシンボル
切り出しが行えるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるデジタル放
送受信機のブロック図
【図2】本発明のシンボル切り出し調整手段で用いられ
る第1の利得の時間特性例を示す図
【図3】本発明のシンボル切り出し調整手段で用いられ
る第2の利得の時間特性例を示す図
【図4】本発明のシンボル切り出し調整手段で用いられ
る第1の制御範囲の時間特性例を示す図
【図5】本発明のシンボル切り出し調整手段で用いられ
る第2の制御範囲の時間特性例を示す図
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるデジタル放
送受信機のブロック図
【図7】従来のデジタル放送受信機のブロック図
【図8】CIRパワー特性例を示す図
【図9】単一周波数ネットワークにおいて従来のデジタ
ル放送受信機によるCIRパワー特性の変化例を示す図
【符号の説明】
1 RFユニット 2 アナログ−デジタル変換器 3 初期引き込み手段 4 IF復調手段 5 OFDM復調手段 6 誤り訂正手段 7 オーディオデコード手段 8 デジタル−アナログ変換器 9 CIRパワー特性推定手段 10 シンボル誤差検出手段 11 シンボル切り出し調整手段 111 タイマー手段 112 調整手段 20 第1の平均化手段 21 第2の平均化手段 22 シンボル切り出し調整手段 221 除算手段 222 調整手段 90 シンボル切り出し誤差検出制御手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガードインターバルを有するOFDMシ
    ンボル伝送を用いたデジタル放送波を受信しデジタル復
    調するデジタル放送受信機において、受信信号のフレー
    ム開始位置を検出しデコード開始のトリガを発生する初
    期引き込み手段と、 前記初期引き込み手段の開始トリガにより順次OFDM
    シンボルを切り出し復調を開始するOFDM復調手段
    と、 前記受信信号から伝送路のインパルス応答のパワー特性
    (以下CIRパワー特性と呼ぶ)を推定するCIRパワ
    ー特性推定手段と、 前記CIRパワー特性から、前記シンボルの切り出し位
    置と所望のシンボル切り出し位置との差を検出するシン
    ボル誤差検出手段と、 前記シンボル誤差検出手段で検出した誤差に対して、前
    記初期引き込み開始からの時間経過にともない変化する
    調整利得を乗じた値を用いて、前記OFDM復調手段の
    シンボル切り出し位置を調整するシンボル切り出し調整
    手段とから構成されるデジタル放送受信機。
  2. 【請求項2】 前記シンボル切り出し調整手段が、初期
    引き込み開始時刻から、経過時間とともに徐々に利得を
    減少させるよう制御することを特徴とする請求項1記載
    のデジタル放送受信機。
  3. 【請求項3】 前記シンボル切り出し調整手段が、初期
    引き込み開始時刻から一定時刻までと、一定時刻以降の
    2つの利得を有し、前記初期引き込み開始時刻から一定
    時刻後の方が、初期引き込み開始から一定時刻までの利
    得より小さいことを特徴とする請求項1記載のデジタル
    放送受信機。
  4. 【請求項4】 ガードインターバルを有するOFDMシ
    ンボル伝送を用いたデジタル放送波を受信しデジタル復
    調するデジタル放送受信機において、 受信信号のフレーム開始位置を検出しデコード開始のト
    リガを発生する初期引き込み手段と、 前記初期引き込み手段の開始トリガにより順次OFDM
    シンボルを切り出し復調を開始するデジタル復調手段
    と、 前記受信信号から伝送路のインパルス応答のパワー特性
    (以下CIRパワー特性と呼ぶ)を推定するCIRパワ
    ー特性推定手段と、 前記CIRパワー特性から、前記シンボルの切り出し位
    置と所望のシンボル切り出し位置との差を検出するシン
    ボル誤差検出手段と、 前記シンボル誤差検出手段で検出した誤差に対して、前
    記初期引き込み開始からの時間経過にともないシンボル
    切り出し位置の調整幅を狭くするように制限を行い前記
    OFDM復調手段のシンボル切り出し位置を調整するシ
    ンボル切り出し調整手段とから構成されるデジタル放送
    受信機。
  5. 【請求項5】 前記シンボル切り出し調整手段が、初期
    引き込み開始時刻から時間経過とともに調整量の制限範
    囲を徐々に狭くすることを特徴とする請求項4記載のデ
    ジタル放送受信機。
  6. 【請求項6】 前記シンボル切り出し調整手段が、初期
    引き込み開始時刻から一定時刻までの制限範囲に対し
    て、前記初期引き込み開始時刻から一定時刻後で、制限
    範囲をより狭くすることを特徴とする請求項4記載のデ
    ジタル受信機。
  7. 【請求項7】 ガードインターバルを有するOFDMシ
    ンボル伝送を用いたデジタル放送波を受信しデジタル復
    調するデジタル放送受信機において、 受信信号のフレーム開始位置を検出しデコード開始のト
    リガを発生する初期引き込み手段と、 前記初期引き込み手段の開始トリガにより順次OFDM
    シンボルを切り出し復調を開始するデジタル復調手段
    と、 前記受信信号から伝送路のインパルス応答のパワー特性
    (以下CIRパワー特性と呼ぶ)を推定するCIRパワ
    ー特性推定手段と、 前記CIRパワー特性から、前記シンボルの切り出し位
    置と所望のシンボル切り出し位置との差を検出するシン
    ボル誤差検出手段と、 前記シンボル誤差検出手段で検出した誤差の一定時間の
    平均を演算する第1の平均値演算手段と、 前記シンボル誤差検出手段で検出した誤差の絶対値の一
    定時間の平均を演算する第2の平均値演算手段と、 前記第1の平均値演算手段で算出した誤差平均値と前記
    第2の平均値演算手段で算出した誤差の絶対値の平均値
    の比に応じて調整利得を変化させ、前記シンボル誤差検
    出手段で検出された誤差に前記調整利得を乗じた値を用
    いて前記OFDM復調手段のシンボル切り出し位置を調
    整するシンボル切り出し調整手段とから構成されるデジ
    タル放送受信機。
  8. 【請求項8】 第1および第2の平均値演算手段が、初
    期引き込み手段がデコード開始のトリガを発生するまで
    同じ零でない値を出力することを特徴とする請求項7記
    載のデジタル放送受信機。
  9. 【請求項9】 初期引き込み手段が信号パワーが他のシ
    ンボルに比較して極めて小さいシンボルを検出すること
    によりフレーム開始位置を決定し初期引き込みトリガを
    発生することを特徴とする請求項1から8いずれかに記
    載のデジタル放送受信機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008503933A (ja) * 2004-06-18 2008-02-07 クゥアルコム・インコーポレイテッド 通信システムにおけるスペクトル推定を用いる時間同期
JP2008211365A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Mitsubishi Electric Corp 復調器およびフレーム同期方法
US8885456B2 (en) 2009-07-10 2014-11-11 Mitsubishi Electric Corporation Demodulator and frame synchronization method

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