JP2002135117A - Fftおよびデシメーションを用いてサンプルおよびホールド回路におけるタイミングのミスマッチを低減するシステムおよび方法 - Google Patents

Fftおよびデシメーションを用いてサンプルおよびホールド回路におけるタイミングのミスマッチを低減するシステムおよび方法

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Mark C Spaeth
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイミングのミスマッチを低減すること。 【解決手段】 入力と出力の間に並列に結合される複数
のサンプルおよびホールド下位回路を具備する高速サン
プルおよびホールド回路。複数のサンプルおよびホール
ド下位回路に結合する較正回路を具備し、この較正回路
は、前記複数のサンプルおよびホールド下位回路でホー
ルド信号を変調し、それによって、前記複数のサンプル
およびホールド下位回路と、それらと関連する歪との間
のタイミングのミスマッチを低減する。複数のサンプル
およびホールド下位回路と関連するタイミングのミスマ
ッチを検出し、それら下位回路でホールド信号を変調す
る。このタイミングのミスマッチは、前記サンプルおよ
びホールド回路の出力データをデジタル・データに変換
し、その高速フーリエ変換を行い、その結果として得ら
れるエネルギー・スペクトラムを分析することによって
検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般には電気回路
に関し、更に詳しくは、サンプルおよびホールド回路に
おけるタイミングのミスマッチを低減するシステムおよ
び方法に関する。
【0002】
【従来技術】アナログ・デジタル変換器(ADC)は、
アナログ入力信号を取り入れて、そのアナログ入力を表
示する1つ以上のデジタル信号を生成する重要なアナロ
グ回路である。構成要素が音声入力(アナログ入力)を
受信して、その音声データを内部処理のためのデジタル
・フォーマットに変換する通信アプリケーションのよう
な多くのアプリケーションにおいて、ADCは用いられ
ている。そのようなADCを用いる代表的なアプリケー
ションが、従来技術の図1および図2においてそれぞれ
例示されている。例えば、従来技術の図1においては、
代表的なベース・トランシーバ・ステーション(BT
S)10が例示されており、そこでは、RFアナログ入
力信号12が受信され、増幅されそしてデジタル信号1
4に変換されて、ベースバンド・セクション16および
ネットワーク・インタフェース・セクション18におい
て処理される。同様に、従来技術の図2には、ラジオ信
号22およびセンサ信号24のような様々なアナログ信
号が、デジタル信号に変換されそれに続いて処理され
る、自動車マルチメディア・システム20の概略図が例
示されている。更には、これに限定される訳ではない
が、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)読み取りチ
ャンネル・アプリケーションの含まれるその他の多くの
システム・アプリケーションが存在する。
【0003】ADCの最もやっかいな部分の1つは、そ
の前端のサンプルおよびホールド(S/H)回路であ
る。ADCのスピードが大きくなり続けるにつれて、S
/H回路の設計はよりやっかいなものとなり、そのよう
なS/H回路のスピードを向上させるために様々な解決
法が提案されている。S/H回路のスピードを向上する
1つの従来技術の回路による解決法が、従来技術の図3
において例示されており、参照番号30で指定されてい
る。S/H回路30は、並列して一緒に結合される4つ
のS/H下位回路32a乃至32dからなる。S/H下
位回路32a乃至32dの各々は、個別にS/H回路と
して作動し、ここで入力VINは、「サンプリング・モー
ド」の間および入力の状態が出力で「ホールド・モー
ド」に維持されている間に、それぞれ出力VOUTに送ら
れる。
【0004】図3のS/H回路30の速度は、時間的に
インターリーブされるいくつかの個別のS/H下位回路
を用いることによって増大される。S/H回路30の代
表的なサンプル・タイミング図が、従来技術の図4に例
示されている。時間的にインターリーブされる多重のS
/H下位回路では、各下位回路が4つのクロック(CL
K)サイクルで1つのサンプルおよびホールド・サイク
ルを推移しているのに対し、唯一のS/H下位回路で同
様の速度が望まれるならば、サンプルおよびホールド機
能は、各々半(1/2)クロック・サイクル内で完了す
るものでなくてはならないということに注意すること。
したがって、上記並列構成では、個別のS/H下位回路
素子からより高いパフォーマンスを必要とすることな
く、全体の速度が向上される。
【0005】再度従来技術の図3を参照すると、S/H
回路30全体の出力でのパス・ゲートは、可能な速度制
限であるかのように思えるかもしれないが、通常そのよ
うなS/H回路には1つ以上の出力バッファが続けられ
ている。そのような場合、パス・ゲートのRCフィルタ
および出力バッファの入力容量は、通常、並列処理を通
して得られる速度と比較してかなり小さい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の図3の回路
30に備えられる技術の1つの問題は、S/H下位回路
32a乃至32dが完全にマッチしていなければエラー
が生じ得るというものである。S/H回路30と関連す
るミスマッチの3つの主要なタイプは、オフセットのミ
スマッチ、利得のミスマッチおよびタイミングのミスマ
ッチである。従来の個別のS/H下位回路の動作が以下
で簡単に記述されており、タイミングのミスマッチがS
/H回路30のパフォーマンスに与える影響を評価して
いる。
【0007】従来技術の代表的なサンプルおよびホール
ド下位回路が、従来技術の図5に例示されており、参照
番号40で指定されている。回路40は、図3における
詳細な構造の回路32aである。トランジスタM1は、
サンプリング・スイッチとして作動し、CHOLDは、サン
プリング・キャパシタとして動作する。サンプリング・
モードにおいて、サンプリング信号「S」が仮定され、
それによってスイッチ42を閉じ、M1を活性化する
(M1をオンとする)。M1をオンとしてVINが出力V
OUTに送られる。
【0008】S/H回路におけるタイミングのミスマッ
チに関する重大な時間のポイントは、サンプリング・ス
イッチM1が非活性化され、またはオフとされるときの
瞬間を取り扱う。完全なCLK/N期間からのM1の非
活性化の偏差が、様々な下位回路の間でタイミングのミ
スマッチを引き起こし、結果として出力VOUTで歪を生
じる。M1を非活性化するために、サンプル信号「S」
は、ローとなり、ホールド信号「H」が仮定され、それ
はスイッチ43を閉じさせる。この瞬間に、M1のゲー
トが接地に引き下げられ、そしてM1をオフとする。各
S/H下位回路は、それ自体のホールド信号「H」を有
しており、結果として、タイミングのミスマッチの主要
な源は、「H」によって駆動されるスイッチM1と各下
位回路スイッチへのホールド信号「H」の到着とにおけ
るそれぞれのミスマッチに関係している。更には、たと
え様々な下位回路32a乃至32dの「H」信号の間に
タイミングのミスマッチが生じないとしても、様々な下
位回路の間でのスイッチ43またはM1のサイズのミス
マッチが存在していてそれが不利益にもタイミングのミ
スマッチに貢献する。
【0009】タイミングのミスマッチが大きく低減され
るサンプルおよびホールド回路において、速度を向上す
る回路および方法が、技術的に必要とされている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によると、高速S
/H回路においてタイミングのミスマッチを低減するシ
ステムおよび方法が開示される。
【0011】本発明によると、様々なS/H下位回路に
おけるサンプリング・スイッチに関するタイミングのミ
スマッチが、その下位回路のホールド信号がS/H下位
回路間のタイミングのミスマッチを最小化するように変
調されるよう、その下位回路を較正する(calibr
ating)ことによって低減される。上記のように、
ホールド信号の各下位回路のスイッチへの到着に関連す
る様々なS/H下位回路間のタイミングのミスマッチ
が、大きく低減されまたは完全に除去される。
【0012】本発明の1つの観点によると、並列S/H
回路内の下位回路が、正弦波形のテスト信号をS/H回
路入力のアナログ入力に送出し、そしてその回路出力を
分析することによって、タイミングのミスマッチを低減
するように較正される。例えば、アナログ、一般的には
正弦波形の出力が、デジタル・データに変換されて、例
えば、高速フーリエ変換(FFT)を用いて処理され
る。その処理されたデータは、例えば、エネルギー・ス
ペクトラムであり、続いて分析されて、S/H下位回路
間のタイミングのミスマッチが大いに低減されるか完全
に除去されるように、ホールド信号を変調することによ
って、1つ以上のS/H下位回路を較正するよう使用さ
れる。
【0013】本発明の別の観点によると、高速S/H回
路が、並列して一緒に結合された複数のS/H下位回
路、較正回路(calibration circui
t)およびそれと結合されるメモリを具備している。そ
の較正回路は、S/H下位回路の各々について、ホール
ド信号を変調するよう動作可能である。本発明の代表的
な例示において、較正回路は、1つ以上の所定周波数で
エネルギー振幅を最小化するように動作して、1つ以上
のS/H下位回路のホールド信号を変調し、それによっ
てタイミングのミスマッチと関連する歪を低減する。S
/H回路出力の処理および分析に基づいて、1つ以上の
S/H下位回路についてホールド(「H」)信号を変調
する必要のある制御データが識別され、メモリにセーブ
される。続いて、較正回路は、メモリにアクセスし、制
御データを用いて1つ以上のS/H下位回路についてホ
ールド信号を変調し、それによって、タイミングのミス
マッチを低減する。
【0014】本発明の更に別の観点によると、S/H回
路において、タイミングのミスマッチを低減する方法が
提供される。その方法は、複数のS/H回路の1つ以上
についてホールド信号を変調することを具備する。その
変調されたホールド信号は、続いて、それぞれのS/H
下位回路内で使用され、それによって、それらの間でタ
イミングのミスマッチを低減し、そうして出力歪を低減
する。本発明の代表的な例示において、適当なホールド
信号の変調の識別は、正弦波形信号をS/H回路の入力
に入力することによって達成される。そして、S/H出
力がデジタル化され、分析されて、タイミングのミスマ
ッチ状態を測定するのに用いられる。例えば、デジタル
出力データについてFFTが行われ、それと関連するエ
ネルギー・スペクトラムが分析されて、タイミングのミ
スマッチが存在し、それによってその状態を確立してい
るのかどうかが確認される。そしてその状態は、お互い
に独立する下位回路についてのホールド信号を変調する
のに用いられる。例えば、各S/H下位回路について所
望の変調ホールド信号を確立するのに必要な制御データ
が識別され、メモリにセーブされ、そしてそれに続い
て、較正回路によって使用されて、S/H下位回路の各
々についてホールド信号のタイミングをもたらす。
【0015】以下のおよび関係する目的を達成するため
に、本発明は以下に十分に記述され、とりわけ請求項に
おいて指摘される特徴を具備する。以下の記述および添
付した図面は、本発明の、ある例示された実施例を詳細
に説明する。しかしながら、これらの実施例は、発明の
原理が使用される様々な方法の内の2,3のみを指示す
るものであって、本発明は、そのような実施例の全てお
よびそれらと均等なものを含むことが意図されている。
発明のその他の目的、利点および新規な特徴は、図面と
関係して考慮されるとき、以下の発明の詳細な記述から
明らかとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】ここで、本発明は、添付した図面
に関して記述されるが、同様の番号が付けられた素子
は、同様の部分を表す。本発明は、高速S/H回路にお
いてタイミングのミスマッチを低減するシステムおよび
方法に向けられている。時間のインターリーブされた複
数のS/H下位回路を使用するS/H回路において、タ
イミングのミスマッチは、ホールド信号の変調による較
正を介して低減され、それによってS/H下位回路の各
々の間で所定のタイミング関係を確立する。本発明の1
つの代表的な観点によると、較正は、正弦波形のテスト
信号をS/H回路入力に入力し、その回路出力を分析す
ることによって達成される。例えば、S/H回路の出力
は、デジタル・データに変換され、例えば、FFTを行
う信号分析回路を用いて処理される。そして、結果とし
て得られるエネルギーのスペクトラムが分析されて、様
々なS/H下位回路間のタイミングのミスマッチを識別
する。そして、そのような分析が、1つ以上のS/H下
位回路それぞれについてのホールド信号を変調するのに
用いられる。
【0017】ここで図に目を向けると、図6aは、高速
並列結合のS/H回路におけるタイミングのミスマッチ
を識別して低減するための、参照番号100で示された
システムすなわち回路を例示する概略図である。S/H
回路100には、複数のS/H下位回路102a乃至1
02d(例えば、4つの下位回路)が含まれており、そ
れらは、入力部分(それにはアナログ入力端子VINが含
まれる)と出力端子V OUTとの間で並列に一緒に結合さ
れている。S/H回路100にはまた、ADC103、
較正回路104および、例えば、その回路の出力VOUT
と入力部106との間にそれぞれ結合されるS/H下位
回路102a乃至102dと関連する信号分析回路10
5が含まれる。較正回路104は、1つ以上の様々なS
/H下位回路についてホールド信号を変調することによ
って、様々なS/H下位回路102a乃至102dを較
正するよう動作可能である。下位回路102a乃至10
2d間の所望のタイミング関係を結果として生じる較正
は、ホールド信号によって駆動される様々なS/H下位
回路102a乃至102dのスイッチにおけるミスマッ
チを低減し、そしてそれによって、S/H下位回路10
2a乃至102d間のタイミングのミスマッチを低減し
て出力VOUTでの歪を低減する。そのような機能性が達
成される方法が、以下により詳細に記述されている。
【0018】本発明の1つの観点によると、アナログ入
力信号107、例えば、所定のテスト周波数を有する正
弦波形信号FTESTが、S/H回路100の入力部106
に選択的に結合される。例えば、図6aに例示されるよ
うに、FTESTは、スイッチング装置108を通して入力
部106に結合される。第1スイッチ108aを開いて
アナログ入力信号VIN109をS/H回路102aの入
力部106から切り離し、またS/H回路102aを入
力テスト信号107に結合する第2スイッチ108bを
閉じるよう動作する制御回路(図示されていない)によ
って、スイッチング装置108は制御される。したがっ
て、S/H回路102a乃至102dは、それぞれ、テ
スト較正モードにおいて結合され、標準または通常のア
ナログ・サンプリング・モードにおいて切り離されるよ
うに、スイッチング装置108を用いて選択的に使用さ
れる。
【0019】本発明の1つの観点により、テスト信号1
07が、S/H回路102a乃至102dの入力部10
6に送り込まれ、そうしてアナログ入力VINをFTEST
置き換える。そして、S/H回路100は、通常通り動
作して、様々な下位回路102a乃至102dのホール
ド信号のタイミングに基づいた状態を表す出力
(VOU T)を有する。すなわち、タイミングのミスマッ
チがなければ、アナログ入力信号107は、一般にV
OUTで忠実に再生されるのに対し、S/H下位回路間の
タイミングのミスマッチの存在は、VOUTで信号107
に幾分かの歪を引き起こす。
【0020】そして、アナログ出力信号は、ADC10
3を用いてデジタル・データDOUTに変換される(例え
ば、図6bに例示される代表的なデジタル・データD
OUTを参照)。そして、そのデジタル・データDOUTは、
信号分析回路105に入力され、分析されて、様々なS
/H下位回路102a乃至102d間にタイミングのミ
スマッチが存在するかどうか識別する。そして、信号分
析回路105によって行われる分析に基づいて、較正回
路104は、1つ以上の下位回路102a乃至102d
のホールド信号を変調(例えば、「H」をH(MOD)に変
調)する。そして、変調されたホールド信号は、出力で
再度入力(FTEST)をサンプルするのに用いられ、ま
た、出力VOUTは、再度信号分析回路105を用いて評
価され直す。このプロセスは、信号分析回路105およ
び較正回路104を用いて、ホールド信号のタイミング
が、S/H下位回路102a乃至102dの各々につい
て個別に確立されるまで続けられる。そしてそれに続い
て、変調されたホールド信号(例えば、S/H下位回路
102a乃至102dの各々について異なるH(MOD)
が、その後較正回路104と関係して較正を達成する制
御データとして、メモリ109にセーブされる。そし
て、較正回路104およびメモリ109が、標準または
通常モードの動作で用いられて、様々なS/H下位回路
102a乃至102d間のタイミングのミスマッチを低
減し、それによって、それと関連する出力VOUTでの歪
を、図6cに例示されるとおり低減する。信号分析回路
105は、一旦有効な較正のために必要な制御データが
識別されると、もはや必要ではなくなるということに注
意すること。
【0021】前述の通り、図6aの較正回路104は、
様々なS/H下位回路102a乃至102dを個別に関
連するホールド信号を変調するよう動作する。結果とし
て、各S/H下位回路102a乃至102dと関連する
ホールド信号が変調される方法および/または程度は、
相互に異なる。本発明の1つの代表的な観点によると、
様々なS/H下位回路102a乃至102dについての
ホールド信号は、ホールド信号を与えられた量だけ遅延
させることによって変調される。しかしながら、その代
わりに、ホールド信号を変調させる他の方法も使用さ
れ、かつそのようなホールド信号の変調は、本発明の範
囲内に入るものと考えられる。
【0022】信号分析の様々な形態が、図6aの信号分
析回路105において使用され、タイミングのミスマッ
チを識別し、かつそのような信号の分析は、本発明の範
囲内に入るものと考えられる。本発明の1つの代表的な
観点によると、信号分析回路105は、図6bに例示さ
れるように、デジタル信号プロセッサ(DSP)回路1
10を具備する。DSP回路110は、デジタル・デー
タDOUTについて高速フーリエ変換(FFT)のような
フーリエ変換を行うよう適合されているか、またはそう
でなければそのように構成されている。一般に周知の通
り、フーリエ変換は、時間が変化する入力信号(時間変
域信号)を取り入れて、その信号を周波数変域に変換
し、ここで、信号の振幅は、ある周波数の範囲に渡って
変化する。FFTは、例えば、図6bに例示されるよう
に、デジタル・データDOUTが周波数変域に変換され
て、それによってエネルギー・スペクトラム110aを
提供するデジタル・フーリエ変換アルゴリズムである。
【0023】タイミングのミスマッチを示さないS/H
回路100から結果として得られる代表的なエネルギー
・スペクトラム(例えば、理想的な応答)が、図7aに
例示されており、参照番号120で指定されている。図
7aのスペクトラム120について、100MHzの入
力信号(FTEST)が1000MHzまたは1GHz(f
CLK)でサンプルされている。これに対して、2つ以上
のS/H下位回路102a乃至102d間でタイミング
のミスマッチを示すS/H回路から結果として得られる
代表的なエネルギー・スペクトラムが、図7bに例示さ
れており、参照番号130で指定されている。タイミン
グのミスマッチによる歪を示すエネルギー・スペクトラ
ム130は、図7aの理想的な応答スペクトラム120
とは異なっており、とりわけ、様々な周波数でエネルギ
ー・スパイク132が存在する(ここで周波数は、入力
テスト信号周波数fTESTおよびクロック信号周波数f
CLKの関数である)。結果として、有効な較正(ホール
ド信号変調)は、これらの周波数でエネルギー・スパイ
ク132を最小化することであり、それによってデジタ
ル化された出力DOUTのエネルギー・スペクトラム13
0を、図7aの理想的なスペクトラム120に近づかせ
る。タイミングのミスマッチは、与えられたf TESTおよ
びfCLKについて特定の周波数で歪を生じさせるので、
これらの特定の周波数でFFT出力を検査することによ
って、他のS/H非理想から独立して、タイミングのミ
スマッチを低減することが可能である。
【0024】デジタル・データDOUTを分析するとき、
S/H回路100が2つより多くのS/H下位回路10
2を有するならば、可能なミスマッチが種々あって、続
いてのエネルギー・スペクトラム(例えば、図7bのス
ペクトラム130)の分析は、どのS/H下位回路10
2が結果として得られる歪(タイミングのミスマッチに
よって引き起こされる)の原因であるのかを測定するの
が困難であるので、厄介なものとなり得る。本発明の1
つの代表的な観点によると、2つのS/H下位回路の出
力のみが一度に分析されるようにデジタル出力データD
OUTをデシメートすることによって、上で識別された問
題は克服される。例えば、S/H下位回路102aおよ
び102bがお互いに関してタイミングのミスマッチを
示すかどうか評価するために、S/H下位回路102a
および102dと関連するデジタル・データのみが分析
されるようDOUTがデシメートされる。
【0025】タイミングのミスマッチが存在しないとき
(例えば、理想的な応答)のデシメートされたデータの
代表的なエネルギー・スペクトラムが図7eに例示さ
れ、参照番号160で指定されている。これに対して、
タイミングのミスマッチによる歪を示すDSP回路11
0によって生成される代表的なエネルギー・スペクトラ
ムが図7fに例示され、参照番号170で指定されてい
る。図7fにおいて、S/H下位回路がそれぞれ動作す
る入力テスト信号周波数fTESTおよびクロック周波数f
CLKの関数である特定の周波数で、歪がエネルギー・ス
パイク172として現れていることに注意すること。S
/H下位回路102aおよび102cの1つまたはそれ
以上の有効な較正は、結果として図7fのピーク172
を最小化する。
【0026】デジタル・データDOUTをデシメートして
2つのS/H下位回路102aおよび102c間のタイ
ミングの関係を分析した後、マスタと考えられる同じ下
位回路の1つ(例えば、S/H下位回路102a)と、
S/H下位回路の別のもの(例えば、下位回路102
b)との間で、DOUTの別のデシメーションが行われ
る。そのようなデシメーションを達成する1つの代表的
な方法は、合計M個のS/H下位回路があって、M=2
Nであり、ここでNが整数(例えば、M=4そしてN=
2)であるならば、第1の下位回路102aをマスタと
し、マスタおよび第[(M/2)+1]下位回路と関連
するデータのみが残るまで、2でデジタル・データをデ
シメートする。これらの下位回路で分析を行った後、異
なるS/H下位回路が、例えば、CLK信号線を再経路
付けすることによって、第[(M/2)+1]下位回路
となるように、物理的にS/H下位回路102b乃至1
02dを再マッピングすることができる。したがって、
M=4ならば、DOUTはS/H下位回路からのデータを
以下のように表す: 12341234123412341234...; これは、前述の方法でデシメートされ、 13131313131313131313... となる。前述のようにS/H下位回路を再マッピングす
ると、DOUTは、 13241324132413241324...; であり、これは、前述の方法でデシメートされ、 12121212121212121212... となり、以下同様である。
【0027】図7eおよび図7fは、本発明の1つの代
表的な観点による前述のデシメーションおよび分析を例
示する。図7eは、デシメートされたデータについての
エネルギー・スペクトラム160を例示し、ここで、対
応するS/H下位回路102aおよび102bは、タイ
ミングのミスマッチによる歪を示さない(例えば、理想
的な応答)。前記例において、入力テスト信号周波数f
TEST=100MHzであり、クロック信号fCLK=1G
Hzである。更には、信号分析の簡略性および安定性の
ために、確実にfTEST<fCLK/2(N+1)かつfTEST≠f
CLK/Nとすることが望ましい。
【0028】図7fは、同じS/H下位回路102aお
よび102cと関連するエネルギー・スペクトラム17
0を例示し、ここで、それらの間にタイミングのミスマ
ッチ(およびそれ故の歪)が存在する。典型的には、2
つの下位回路についてのいかなるタイミングのミスマッ
チもfCLK/2±fTESTで現れるが、しかしながら、前
述のデシメーションのためミスマッチ(もしあるなら
ば)は、fCLK/2±fC LK/4±fTESTで生じる。した
がって、例えば、エネルギー・スペクトラム170の分
析は、これらの周波数(例えば、150MHz、350
MHz、650MHzおよび850MHz)でのエネル
ギーに焦点を当てる。図7fにおいて、それぞれのS/
H下位回路102aおよび102b間のタイミングのミ
スマッチを低減するために、較正(下位回路102aお
よび/または102bの一方または双方についてのホー
ルド信号の変調)が必要とされることを指示する、問題
の周波数にエネルギー・スパイク172が存在すること
に注意すること。較正回路104による較正に際して、
前述の分析は、関連する較正をもって再度行われ、その
プロセスは、問題の周波数でのエネルギーが、例えば、
図7eの理想応答スペクトラム160に示されるよう
に、最小化されるまで繰り返す。そして、望ましい条件
を達成するのに必要な制御データが、その後のS/H回
路100の動作のためにメモリ109にセーブされる。
【0029】ここで、較正プロセスの詳細に目を向ける
と、関連する較正回路104(または各下位回路がそれ
自体の較正回路を使用するならば、代わりに較正下位回
路)を有する代表的なS/H下位回路102aが、図8
により詳細に例示される。S/H下位回路102aに
は、サンプリング・スイッチM1およびホールディング
・キャパシタCHOLDが含まれている。更には、下位回路
102aには、図示される通り、スイッチ111および
114がそれぞれ含まれている。S/H下位回路102
aは、以下の代表的な方法で較正回路104と関係して
動作する。サンプリング信号「S」が仮定される(ハイ
となる)とき、スイッチ111が閉じられ、それによっ
てVddをM1のゲートに結合してM1をオンとする。同
時に「S」が仮定され、ホールド信号「H」がローとな
り、スイッチ114を開かせる。M1がオンのとき、入
力(正弦波形の入力信号FTEST)は、M1を通り、それ
は導通し、およびバッファ116を通って出力VOUT
送られる。そのようなS/H下位回路の動作は、サンプ
リング・モードを構成する。
【0030】サンプリング・モードを中断するときにな
ると、ホールド信号「H」はハイとなり、一方サンプリ
ング信号「S」はローとなり、それらはそれぞれスイッ
チ114を閉じさせ、他のスイッチ111を開けさせ
る。出力VOUTの電圧状態は維持され、一方M1は、ホ
ールディング・キャパシタCHOLDによってオフとなる。
したがって、前記状態の間、S/H下位回路102a
は、「ホールディング」モードの動作をしており、ここ
で、出力での状態は、ホールド信号がスイッチ114に
到達してそれを閉じ、そうして回路の接地電位がノード
44に現れるタイミングに影響を与える時間の関数であ
る。
【0031】従来技術の図3と関係して先に記述された
通り、CLK端と、ホールド信号(「H」)の上昇端が
スイッチ114を閉じてトランジスタM1をオフとする
サンプリング瞬間との間に遅延がある。この遅延が、全
ての下位回路について正確に同じものでないとき、S/
H下位回路102a乃至102d間にタイミングのミス
マッチが生じる。本発明は、各S/H下位回路102a
乃至102dについてスイッチ114(H(MOD))を活
性化するのに用いられるホールド信号のタイミングを変
調することによって、そのようなタイミングのミスマッ
チを低減するか完全に除去する。
【0032】図8のS/H下位回路102aにおいて、
TEST信号が、下位回路入力に送り込まれ、その状態は
ホールド信号「H」のタイミングに基づいて「保持さ
れ」る。したがって、上記強調された信号処理および分
析の記述において、1つ以上の他の下位回路出力と関係
する、サンプルおよびホールド・サイクルにおける出力
OUTを分析することによって、較正回路104は、ホ
ールド信号に応答してそれを変調し、様々な下位回路間
の望ましい所定のタイミング関係を確立(およびそうし
てエネルギー・スペクトラムにおける所定の周波数での
エネルギー・スパイクを最小化)する。
【0033】本発明の1つの代表的な観点によると、較
正回路104は、ホールド信号に遅延を加えることによ
ってそれを変調する。様々な回路が、ホールド信号を遅
延させ、またはそうでなければ、それを変調するのに使
用され、そしてそのようないずれの回路も本発明の範囲
内に入るものと考えられる。1つの代表的な遅延回路1
24が、図9に例示されている。遅延回路124には、
入ってくるホールド信号を取り入れて、その信号をH
(bar)に反転する第1インバータ230が含まれてい
る。第1インバータ230の出力は、結合されている素
子の数によって、様々な量だけ反転されたホールド信号
(H(bar))を遅延するよう動作する、複数の選択的に
使用可能な容量負荷素子232を有する。
【0034】容量負荷素子232には、それぞれスイッ
チSWO乃至SWnと直列の複数のキャパシタCO乃至Cn
が含まれており、それらは、制御回路またはメモリ10
9(図示されていない)からの、制御信号または制御デ
ータDO乃至Dnによって制御される。制御信号が、スイ
ッチ(例えば、スイッチSWO)を活性化するとき、関
連するキャパシタCOは、第1インバータ230の出力
に結合され、それによって遅延をH(bar)に加える。図
9から分かる通り、全てのスイッチが開いているなら
ば、Hと関連する遅延は無視できるものであり、一方、
制御信号DO乃至Dnが、全てのスイッチが閉じられるよ
うに指令するなら、最大のホールド信号の遅延が達成さ
れる。そして、遅延されたH(bar)信号が、第2インバ
ータ234を介して変調されたホールド信号
(H(MOD))として再反転され直す。前述の通り、同じ
サイズのN個のキャパシタは、N個の異なる遅延を提供
する。代わりに、ホールド信号を変調するのにより大き
な解像度が望まれるならば、キャパシタ相互に異なるサ
イズとされ、異なる量の遅延を提供する。例えば、キャ
パシタのサイズが、バイナリなやり方で重み付けられる
ならば、望まれる通り2N個の異なる遅延が達成され
る。
【0035】したがって、先に記述されたように、メモ
リ109にセーブされている制御データが、S/H下位
回路の各々についてホールド信号のタイミングを変調す
るのに用いられる。更には、タイミングのミスマッチは
温度の関数として変化するので、前述された較正プロセ
スが、望み通り、回路温度に基づいた、制御データの異
なる組を生成するのに用いられる。
【0036】本発明の更に別の観点によると、図10に
例示される通り、S/H回路におけるタイミングのミス
マッチを低減する方法が開示され、参照番号300で指
定される。方法300は主として、S/H下位回路と関
連する1つ以上のホールド信号を変調することによっ
て、様々な、時間のインターリーブされたS/H下位回
路間のタイミングのミスマッチを低減することに関す
る。方法300は、ステップ302で始まり、そこでは
アナログ入力信号、例えば、所定周波数fTESTを有する
正弦波形の入力信号が、S/H回路100に入力され
る。S/H回路100は、その通常の方法で動作し、入
力信号の関数であるVOUTで出力を生成する。そして、
出力信号は、ステップ304で分析されて、様々なS/
H下位回路102a乃至102d間にタイミングのミス
マッチが存在するかどうか測定する。S/H下位回路の
各々が、相互に関して正確にマッチされることは比較的
稀であるので、方法300は、存在するミスマッチが、
ステップ306で「十分にマッチされて」いると考えら
れるだけ十分小さいかどうか問い合わせる。もしそうで
なければ(ステップ306でNO)、方法300は、例
えば、ステップ308で上に記述された方法で、図6a
の較正回路104を用いて、1つ以上のS/H下位回路
を変調する。そうでないならば(ステップ306でYE
S)、S/H回路100の出力での歪は受け入れ可能な
レベル以下であり、方法300は、ステップ310で終
了する。
【0037】ステップ304でのS/H回路出力の分析
は、様々な異なる分析方法論で遂行され、そしてそのよ
うな方法論は全て本発明の範囲内に入るものと考えられ
る。本発明の1つの代表的な観点によると、ステップ3
04は、図11のフローチャートに例示されるように実
行される。そのような分析には、例えば、ADC103
を用いることによって、ステップ320でS/H回路出
力データをデジタル・データに変換することが含まれ
る。そして、結果として得られるデジタル・データ、例
えば、図6aのDOUTは、ステップ322で処理され
る。本発明の1つの代表的な観点によると、デジタル・
データについてFFTが行われ、それによって、結果と
して関連するエネルギー・スペクトラムが生じる。
【0038】そして、ステップ322の処理されたデー
タは、所定のデータ・ポイントで分析されて、ステップ
324で、様々なS/H下位回路102a乃至102d
間にタイミングのミスマッチが存在するかどうか識別す
る。例えば、デジタル・データについてステップ322
で、例えば、DSP回路110を用いて、FFTが行わ
れ、それによって時間変域からのデータを周波数変域へ
と変換し、結果としてエネルギー・スペクトラムを生じ
る。そして、そのエネルギー・スペクトラムは、入力テ
スト信号周波数および回路クロック周波数の関数である
1つ以上の所定の周波数で、ステップ324にて分析さ
れる。所定周波数でのエネルギーが、最小値であるかど
うかを分析することによって、タイミングのミスマッチ
が生じるかどうかが、また、もしそうであるならば、ど
の下位回路間にそのようなミスマッチが存在するのかが
測定される。
【0039】本発明の1つの代表的な観点によると、D
SP回路110を用いてデジタル・データについてFF
Tを行うステップ322の信号処理が、図12のフロー
チャートに例示されている。最初に、S/H下位回路1
02a乃至102dの1つと関連するデータの一部が、
ステップ330でのマスタとして選択され、そして、そ
の他の下位回路と関連する全てのデータが、マスタに関
してここに分析される。上の方法で、続いて、タイミン
グのミスマッチを、マスタに関してその他の下位回路の
タイミング関係に影響を及ぼさない方法で、調整するこ
とができる。
【0040】前記分析方法論は、ステップ332で、残
りのデータがマスタおよび第[(M/2)+1]下位回
路と関連するデータのみとなるまで、2でデジタル出力
をデシメートすることによって達成される。このよう
に、M=4の下位回路であるならば、残りのデジタル・
データは、第1および第3下位回路102aおよび10
2cとそれぞれ関連する。そして、デシメートされたデ
ータは、DSPを用いて処理され、デシメートされたデ
ータについてFFTを行い、そして、結果として得られ
るスペクトラムが、ステップ324で2つのそれぞれの
S/H下位回路間でのタイミングのミスマッチを識別
し、かつ最小化するように分析される。上で記述された
通り、タイミングのミスマッチは、関連するホールド信
号の一方または双方を変調することで下位回路の一方ま
たは双方を較正することによって、最小化することがで
きる。
【0041】そして、分析(ステップ322)は、ステ
ップ336に続き、そこで全てのS/H下位回路が分析
されたかどうか質問がなされる。なされていないならば
(ステップ336でNO)、例えば、回路100からの
デジタル・データ出力のオーダが変えられる(すなわ
ち、下位回路の再指定)ように、それぞれのクロック信
号線を再経路付けすることによって、様々なS/H下位
回路(マスタを除く)102b乃至102dが、ステッ
プ338で物理的に再指定される。そして、整理し直さ
れたデジタル・データが、再度ステップ332でデシメ
ートされる。データは、整理し直されたので、残りのデ
ータは、例えば、S/H下位回路102aおよび102
dと関連するデータである。そして、ステップ334
は、FFTを行い、デシメートされたデータと関連する
エネルギー・スペクトラムを分析して、選択された下位
回路と関連するタイミングのミスマッチを識別し、最小
化する。ステップ332乃至338は、マスタに関して
全ての下位回路が分析されるまで(ステップ336でY
ES)続き、その時点で、ステップ322での分析がス
テップ340で完了する。
【0042】本発明のなおも別の観点によると、図11
の処理および分析ステップ322は、図13のフローチ
ャートに例示されるように、別の方法で行われ、そし
て、参照番号400で指定される。処理および分析には
なおも、デジタル・データについてFFTを行うことが
含まれており、しかしながら、そのような処理が行われ
る詳細は異なっている。最初に、S/H下位回路の1
つ、例えば、第1下位回路102aが、ステップ402
でマスタとして選択される。そして、計数のために用い
られる整数の変数、例えば、Jが初期化されて、ステッ
プ404で2なる初期値を与えられる。その変数は、以
下で更に詳細に記述されるとおり、続いてのデシメーシ
ョン・プロセスで使用される。
【0043】S/H回路100からのデジタル出力デー
タDOUTは、マスタおよび第J下位回路と関連するデー
タを選択することによって、ステップ406でデシメー
トされ、J=2(例えば、12121212...)で
あるので、その第J下位回路は、現在は第2下位回路1
02bである。そして、そのデシメートされたデータが
処理される。しかしながら、デシメーションによって、
タイミングのミスマッチ(分析の目的である)と関連す
るハーモニックス(harmonics)をマスクす
る、結果として得られるエネルギー・スペクトラムに、
ハーモニックスが導入される。したがって、そのデシメ
ーション・プロセスと関連するハーモニックスは、ステ
ップ408で、無視されるか、または、結果として得ら
れるエネルギー・スペクトラムから濾過して取り除かれ
る。そして、結果として得られる濾過されたエネルギー
・スペクトラムは、ステップ410で、分析され、(デ
シメーション・プロセスによって選択された通りの)2
つの選択された下位回路間のタイミングのミスマッチを
識別して最小化するのに用いられる。
【0044】この例が、図7cおよび7dに示されてい
る。図7cは、オフセットの無い1212121
2...デシメーションについての出力スペクトラムを
示す。143a乃至143dと名づけられたスパイク
は、デシメーションによる歪を表す。これらのスパイク
は濾過されて取り除かれる。図7dにおいて、オフセッ
トのある12121212...デシメーションについ
ての出力スペクトラムが示されている。スパイク153
a乃至153dは、デシメーションによるもので無視さ
れる。スパイク152は、タイミングのミスマッチによ
るもので、較正アルゴリズムによって最小化される。
【0045】そして、方法400が続けられ、ステップ
412で整数JがM以上であるかどうか質問され、ここ
でMは、下位回路の合計数(例えば、M=4)を表す。
M以上でなければ(ステップ412でNO)、まだ全て
の下位回路が分析されておらず、そして、下位回路変数
JがJ=3となるようにステップ414で増加される。
そして、デシメーション・ステップ406が、第1およ
び第3S/H下位回路と関連するデータが維持される
(例えば、1313131313...)ように、繰り
返される。ステップ406乃至414は、ステップ41
2で となるまで(全ての下位回路102a乃至102dが分
析されている)繰り返し続けられ、その時点で方法40
0は、ステップ416で終了する。
【0046】前記においてアナログ信号経路が示されて
おり、単一端のものとして記述されているけれども、特
異なアナログ信号経路を用いる実施例もまた使用され、
本発明の範囲内に入るものと考えられる。
【0047】前述の技術は、回路が最初にオンとされて
行われるように記述されているけれども、それは、用い
られるシステムの要件によって、ADCの動作間に、規
則的または不規則な間隔ででもまた適用することができ
る。そのような使用も本発明の範囲内に入るものと考え
られる。更には、前述の技術は、ADCが出力を生成し
ていないADC較正期間中に行われるものと記述されて
いるけれども、それはまた、更なるS/H下位回路が利
用できるならば、バックグランドにおいても行うことが
できる。そのような動作も本発明の範囲内に入るものと
考えられる。
【0048】発明は、ある好ましい実施例に関して示さ
れ、また記述されているけれども、この明細書および添
付した図面を読んで理解することで、他の当業者が等価
の変更および修正を行うことが明らかである。とりわ
け、前述の構成要素(組立体、装置、回路など)によっ
て行われる様々な機能に関して、そのような構成要素を
記述するのに用いられる用語(「手段」と言及すること
を含む)は、そうでないように指示されていなければ、
たとえ構造上、ここに例示される代表的な発明の実施例
における機能を実行する、開示された構造に等価ではな
くとも、記述された構成要素の特定の機能を行う(すな
わち、機能的に等価である)いかなる構成要素にも対応
することが意図されている。更には、発明の特定の要件
が、いくつかの実施例の1つのみに関して開示されてい
る一方で、そのような要件は、所定のまたは特定のアプ
リケーションにとって望ましいかまたは利点があるよう
に、他の実施例の、1つ以上の他の要件と結合されても
よい。更には、用語「を含む(includes)」
が、詳細な説明か請求の範囲かに用いられる程度に、そ
のような用語は、用語「を具備する(comprisi
ng)」と同様に包括的であることを意図している。
【0049】以上の説明に関してさらに以下の項を開示
する。 (1) 高速並列結合のサンプルおよびホールド回路に
おいてタイミングのミスマッチを低減する方法であっ
て、複数のサンプルおよびホールド下位回路と関連する
タイミングのミスマッチを検出し、ここで、そのタイミ
ングのミスマッチの検出は、前記サンプルおよびホール
ド回路と関連する出力データをデジタル・データに変換
し、デジタル信号処理回路を用いて実時間で前記デジタ
ル・データの信号処理を行い、その処理されたデジタル
・データを分析し、そのような分析を用いてタイミング
のミスマッチが存在するかどうか判断することを具備し
ており、前記サンプルおよびホールド回路内の複数のサ
ンプルおよびホールド下位回路の1つ以上についてホー
ルド信号を変調し、その変調されたホールド信号を用い
て前記サンプルおよびホールド下位回路をそれぞれ動作
させるステップを具備する方法。 (2) 前記デジタル・データの信号処理を行うステッ
プは、前記デジタル・データのフーリエ変換を行うこと
を具備する第1項に記載の方法。 (3) 前記フーリエ変換は、高速フーリエ変換を具備
する第2項に記載の方法。 (4) 前記処理されたデジタル・データを分析するス
テップは、前記処理された信号データと関連する周波数
スペクトラムを評価し、その周波数スペクトラムに基づ
いてタイミングのミスマッチが存在するかどうか判断す
ることを具備する第1項に記載の方法。 (5) 前記処理されたデジタル・データを分析するス
テップは、更に、1つ以上の所定の周波数で前記周波数
スペクトラムを評価し、その周波数スペクトラムの振幅
が所定の閾値を超えるならば、前記サンプルおよびホー
ルド下位回路間にタイミングのミスマッチが存在すると
判断することを具備する第4項に記載の方法。 (6) 前記1つ以上の所定の周波数は、前記サンプル
およびホールド下位回路と関連する入力テスト信号周波
数およびクロック信号周波数の関数である第5項に記載
の方法。 (7) 前記デジタル・データの信号処理を行うステッ
プは、前記サンプルおよびホールド下位回路の1つと関
連し、前記サンプルおよびホールド下位回路の1つをマ
スタとして確立する前記デジタル・データの一部を選択
し、前記サンプルおよびホールド下位回路の別のものと
関連するデジタル・データの別の部分を選択し、その選
択されたデジタル・データの部分の高速フーリエ変換を
行い、それによってそれと関連するエネルギー・スペク
トラムを生成することを具備する第2項に記載の方法。 (8) 前記デジタル・データの信号処理を行うステッ
プが、更に、(a)先に選択されなかったサンプルおよ
びホールド下位回路の1つと関連するデジタル・データ
の更に別の部分を選択し、(b)そのデジタル・データ
の更に別の部分および前記マスタのサンプルおよびホー
ルド下位回路と関連するデータの高速フーリエ変換を行
い、それによってそれと関連するエネルギー・スペクト
ラムを生成し、(c)前記サンプルおよびホールド下位
回路と関連するデータの全てが選択され、処理されるま
で、ステップ(a)および(b)を繰り返すステップを
具備する第7項に記載の方法。 (9) サンプルおよびホールド下位回路の数がMであ
り、ここでMは1より大きな整数であり、変数Jが前記
サンプルおよびホールド下位回路の特定の1つを表して
おり、Jは整数であり、また前記デジタル・データの信
号処理を行うことは、(a)Jを1に等しく設定し、
(b)第Jサンプルおよびホールド下位回路と関連する
デジタル・データの一部を選択し、ここでその選択され
たサンプルおよびホールド下位回路は、マスタを具備し
ており、(c)Jを増加させ、(d)前記マスタおよび
第Jサンプルおよびホールド下位回路と関連するデジタ
ル・データを選択することによって、デジタル・データ
をデシメートし、(e)その選択されたデジタル・デー
タの高速フーリエ変換を行い、それによってマスタおよ
び第Jサンプルおよびホールド下位回路と関連するエネ
ルギー・スペクトラムを生成することを具備する第2項
に記載の方法。 (10) 前記デジタル・データの信号処理を行うこと
は、更に、(f)Jを増加させ、(g)前記サンプルお
よびホールド下位回路と関連する全てのデジタル・デー
タが処理されるまでステップ(a)乃至(e)を繰り返
すことを具備する第9項に記載の方法。 (11) 前記サンプルおよびホールド回路間の前記タ
イミングのミスマッチに関係しない、前記エネルギー・
スペクトラムにおけるハーモニックスを濾過して取り除
くステップを更に具備する第10項に記載の方法。 (12) 並列結合の、時間のインタリーブされた、関
連する複数のサンプルおよびホールド下位回路を有する
高速サンプルおよびホールド回路を特性化する方法であ
って、正弦波形のテスト信号を前記サンプルおよびホー
ルド回路の入力に結合し、ここで、そのサンプルおよび
ホールド回路の出力は、前記正弦波形のテスト信号入力
の関数であり、前記サンプルおよびホールド回路の前記
出力の信号処理を行い、前記サンプルおよびホールド下
位回路の2つ以上の間にタイミングのミスマッチが存在
するかどうか判断するステップを具備する方法。 (13) 前記サンプルおよびホールド回路の前記出力
をデジタル・データに変換するステップを更に具備する
第12項に記載の方法。 (14) 前記信号処理は、デジタル信号処理を具備す
る第13項に記載の方法。 (15) 前記デジタル信号処理は、高速フーリエ変換
を行い、それによってそれと関連するエネルギー・スペ
クトラムを生成することを具備する第14項に記載の方
法。 (16) タイミングのミスマッチが存在するかどうか
を判断することは、1つ以上の所定の周波数で前記エネ
ルギー・スペクトラムの振幅を評価することを具備する
第15項に記載の方法。 (17) 前記1つ以上の所定の周波数は、前記正弦波
形のテスト信号の周波数および前記サンプルおよびホー
ルド下位回路と関連するクロック信号の周波数の関数で
ある第16項に記載の方法。 (18) 信号処理を行うことが、前記サンプルおよび
ホールド回路の前記出力をデジタル・データに変換し、
第1変数Mを確立し、ここでMは、整数であって、サン
プルおよびホールド下位回路の合計数を表しており、第
2変数Nを確立し、ここでNは、整数であってM=2N
であり、前記サンプルおよびホールド下位回路の2つを
表すデジタル・データの部分を隔離するようにデジタル
・データをデシメートし、ここで、それら2つのサンプ
ルおよびホールド下位回路の1つは、マスタであると考
えられ、また各デジタル・データ部分は、そのマスタの
サンプルおよびホールド下位回路および前記サンプルお
よびホールド下位回路の異なる1つと関連するデータを
表しており、そのデシメートされたデジタル・データの
高速フーリエ変換を行い、それによって2つのサンプル
およびホールド下位回路と関連するエネルギー・スペク
トラムを生成することを具備する第12項に記載の方
法。 (19) 前記デジタル・データをデシメートすること
が、更に、(a)第3変数Jを確立し、ここでJは2に
等しく、(b)マスタとしての第1サンプルおよびホー
ルド下位回路と関連するデジタル・データの部分を識別
し、(c)第Jサンプルおよびホールド下位回路と関連
するデジタル・データの部分を識別し、(d)前記マス
タおよび前記第Jサンプルおよびホールド下位回路と関
連するデータ部分を表すデータの組を処理のために確立
し、(e)Jを増加させ、(f)J>Mとなるまでステ
ップ(a)乃至(e)を繰り返すステップを具備する第
18項に記載の方法。 (20) 前記サンプルおよびホールド回路間の前記タ
イミングのミスマッチに関係しない、前記エネルギー・
スペクトラムにおけるハーモニックスを濾過して取り除
くステップを更に具備する第19項に記載の方法。 (21) 本発明は、入力と出力の間に並列に結合され
る複数のサンプルおよびホールド下位回路を具備する高
速サンプルおよびホールド回路に関する。この回路はま
た、その複数のサンプルおよびホールド下位回路に結合
する較正回路を具備する。この較正回路は、前記複数の
サンプルおよびホールド下位回路の1つ以上についてホ
ールド信号を変調し、それによって、前記複数のサンプ
ルおよびホールド下位回路と、それらと関連する歪との
間のタイミングのミスマッチを低減するよう動作可能で
ある。本発明はまた、高速並列結合のサンプルおよびホ
ールド回路におけるタイミングのミスマッチを低減する
方法を具備する。この方法は、複数のサンプルおよびホ
ールド下位回路と関連するタイミングのミスマッチを検
出し、そしてそれら下位回路の1つ以上についてホール
ド信号を変調することを具備する。1つの代表的な方法
において、このタイミングのミスマッチは、前記サンプ
ルおよびホールド回路の出力データをデジタル・データ
に変換し、その高速フーリエ変換を行い、そして、その
結果として得られるエネルギー・スペクトラムを分析す
ることによって検出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数のADCを用いる従来技術のベース・トラ
ンシーバ・ステーションを例示するブロック・システム
・レベルの図である。
【図2】複数のADCを使用する従来技術の自動車用の
マルチメディア制御器を例示するブロック・システム・
レベルの図である。
【図3】並列して一緒に結合された4つのS/H下位回
路を有する従来技術の高速サンプルおよびホールド(S
/H)回路を例示する簡略化された概略図である。
【図4】従来技術の図3の4つのS/H下位回路につい
ての代表的なタイミング動作を例示するタイミング図で
ある。
【図5】従来技術の高速S/H回路におけるタイミング
のミスマッチと関連する問題を例示するのに役立つ、従
来技術の図3において用いられる代表的な従来技術のS
/H下位回路を例示する概略図である。
【図6a】タイミングのミスマッチを識別し、かつ高速
S/H回路においてそのようなタイミングのミスマッチ
を除去するか大きく低減する本発明によるシステムを例
示する概略図である。
【図6b】本発明による代表的な信号分析回路の一部を
例示する波形とブロック図との組み合わせである。
【図6c】高速S/H回路においてタイミングのミスマ
ッチを除去するか大きく低減する本発明による回路を例
示する概略図である。
【図7a】図6bの回路の出力データと関連する代表的
なエネルギー・スペクトラムおよび、そのようなエネル
ギー・スペクトラムを用いて、本発明により、S/H回
路におけるタイミングのミスマッチがどのように識別さ
れるかを例示する波形図である。
【図7b】図6bの回路の出力データと関連する代表的
なエネルギー・スペクトラムおよび、そのようなエネル
ギー・スペクトラムを用いて、本発明により、S/H回
路におけるタイミングのミスマッチがどのように識別さ
れるかを例示する波形図である。
【図7c】図6bの回路の出力データと関連する代表的
なエネルギー・スペクトラムおよび、そのようなエネル
ギー・スペクトラムを用いて、本発明により、S/H回
路におけるタイミングのミスマッチがどのように識別さ
れるかを例示する波形図である。
【図7d】図6bの回路の出力データと関連する代表的
なエネルギー・スペクトラムおよび、そのようなエネル
ギー・スペクトラムを用いて、本発明により、S/H回
路におけるタイミングのミスマッチがどのように識別さ
れるかを例示する波形図である。
【図7e】図6bの回路の出力データと関連する代表的
なエネルギー・スペクトラムおよび、そのようなエネル
ギー・スペクトラムを用いて、本発明により、S/H回
路におけるタイミングのミスマッチがどのように識別さ
れるかを例示する波形図である。
【図7f】図6bの回路の出力データと関連する代表的
なエネルギー・スペクトラムおよび、そのようなエネル
ギー・スペクトラムを用いて、本発明により、S/H回
路におけるタイミングのミスマッチがどのように識別さ
れるかを例示する波形図である。
【図8】本発明による、較正回路と、図6aまたは図6
cの高速S/H回路内の代表的な下位回路とを例示する
ブロック図と概略図の組み合わせである。
【図9】本発明による、図8のS/H下位回路について
のホールド信号を変調する代表的な較正回路を例示する
ブロック図である。
【図10】本発明による、S/H回路におけるタイミン
グのミスマッチを低減する方法を例示するフローチャー
ト図である。
【図11】本発明による、S/H回路の出力を分析して
タイミングのミスマッチを識別する方法を例示するフロ
ーチャート図である。
【図12】本発明の1つの代表的な観点による、S/H
回路の出力データを分析する方法を例示するフローチャ
ート図である。
【図13】本発明の別の代表的な観点による、S/H回
路の出力データを分析する方法を例示するフローチャー
ト図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーク シー、スパエス アメリカ合衆国 マサチューセッツ、ケン ブリッジ、ハーレイ 346 Fターム(参考) 5J022 AA01 AC04 BA01 CA07 CA10 CD02 CE00 CF07

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速並列結合のサンプルおよびホールド
    回路においてタイミングのミスマッチを低減する方法で
    あって、 複数のサンプルおよびホールド下位回路と関連するタイ
    ミングのミスマッチを検出し、ここで、そのタイミング
    のミスマッチの検出は、 前記サンプルおよびホールド回路と関連する出力データ
    をデジタル・データに変換し、 デジタル信号処理回路を用いて実時間で前記デジタル・
    データの信号処理を行い、 その処理されたデジタル・データを分析し、そのような
    分析を用いてタイミングのミスマッチが存在するかどう
    か判断することを具備しており、 前記サンプルおよびホールド回路内の複数のサンプルお
    よびホールド下位回路の1つ以上についてホールド信号
    を変調し、 その変調されたホールド信号を用いて前記サンプルおよ
    びホールド下位回路をそれぞれ動作させるステップを具
    備する方法。
JP2001195266A 2000-06-28 2001-06-27 Fftおよびデシメーションを用いてサンプルおよびホールド回路におけるタイミングのミスマッチを低減するシステムおよび方法 Abandoned JP2002135117A (ja)

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