JP2002134778A - 天蓋パネル - Google Patents

天蓋パネル

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JP2002134778A
JP2002134778A JP2000324137A JP2000324137A JP2002134778A JP 2002134778 A JP2002134778 A JP 2002134778A JP 2000324137 A JP2000324137 A JP 2000324137A JP 2000324137 A JP2000324137 A JP 2000324137A JP 2002134778 A JP2002134778 A JP 2002134778A
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Yusuke Oketani
勇介 桶谷
Yukinobu Hirama
幸伸 平間
Akio Yoshimura
昭夫 吉村
Masaharu Shimakura
正春 島倉
Norihito Itabashi
則仁 板橋
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Takiron Co Ltd
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Takiron Co Ltd
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    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
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    • F24S25/10Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules extending in directions away from a supporting surface
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種の処理槽、貯留槽等を覆うために用いら
れる覆蓋や駐車場、工場、倉庫等の屋根に使用される天
蓋パネルに、太陽電池セルを組み込むことにより、低コ
ストで、太陽光をエネルギ源として発電を行えるように
した天蓋パネルを提供すること。 【解決手段】 アクリル樹脂製の表面層3とFRP製の
基材層4の間に、太陽電池セル2が配設され、これら表
面層3、太陽電池セル2及び基材層4が一体に形成され
ている天蓋パネル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の処理槽、貯
留槽等を覆うために用いられる覆蓋や駐車場、工場、倉
庫等の屋根(塀、工場、倉庫の壁面等の鉛直面を構成す
る部材を含む。)に使用される天蓋パネルに関し、特
に、太陽電池セルを組み込むことにより、太陽光をエネ
ルギー源として発電を行えるようにした天蓋パネルに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、浄水場においては、原水
に凝集剤を添加して凝集・沈澱処理した後、この処理水
をオゾン処理し、さらに活性炭処理及び砂濾過処理する
処理方法が採用されており、これらの処理は、それぞれ
専用の処理槽において行うようにしている。
【0003】ところで、これらの処理を行う処理槽は、
通常、上方を解放したままのものが多く用いられてお
り、このため、大気中の塵埃が処理槽内に侵入したり、
処理槽内に太陽光が直接照射されることによって藻類が
大量に発生することにより、処理水の処理工程に支障が
生じたり、処理水の品質が低下するという問題があり、
さらに、外部からの侵入者や飛来物に対する保安面等の
安全対策の点等においても問題があった。
【0004】これらの問題に対処するため、金属製又は
合成樹脂製の覆蓋により処理槽の上方を覆う試みもなさ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来より、
エネルギーの供給システムに関して、石油等の化石燃料
の枯渇や環境汚染の問題が叫ばれ、水力、地熱、太陽
光、風力といった再生可能なエネルギー源を用いたエネ
ルギーの供給システムの開発が、緊急の課題として要請
されている。
【0006】しかしながら、都市部のような狭小な場所
では、水力、地熱、太陽光、風力といった再生可能なエ
ネルギー源を用いた大規模なエネルギーの供給システム
を構築することが困難で、僅かに、太陽電池セルを配列
して組み立てた太陽電池パネルを、建物の屋根等に設置
することが行われるに止まっているのが現状である。
【0007】そして、太陽電池パネルを建物の屋根等に
設置する場合にも、建物の屋根等を建造した後、別途太
陽電池セルを配列して組み立てた太陽電池パネルを、単
に設置するようにしているため、システムの構築費用が
高くつき、商用ベースでは採算が取れず、このため、都
市部のような狭小な場所にあって、数少ない太陽光の有
効利用を図り易い環境下にある浄水場等においても、太
陽光をエネルギー源として用いたエネルギーの供給シス
テムを構築することが困難であった。
【0008】本発明は、上記従来の太陽光をエネルギー
源として用いたエネルギーの供給システムの有する問題
点に鑑み、各種の処理槽、貯留槽等を覆うために用いら
れる覆蓋や駐車場、工場、倉庫等の屋根等に使用される
天蓋パネルに、太陽電池セルを組み込むことにより、低
コストで、太陽光をエネルギー源として発電を行えるよ
うにした天蓋パネルを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の天蓋パネルは、アクリル樹脂製の表面層と
FRP製の基材層の間に、太陽電池セルが配設され、表
面層、太陽電池セル及び基材層が一体に形成されてなる
ことを特徴とする。
【0010】この天蓋パネルは、アクリル樹脂製の表面
層とFRP製の基材層の間に、太陽電池セルが配設さ
れ、これら表面層、太陽電池セル及び基材層が一体に形
成されるようにしているため、この天蓋パネルは、所定
の強度を有し、劣悪な環境下においても耐久性を有する
ものとなり、この天蓋パネルを、各種の処理槽、貯留槽
等を覆うために用いられる覆蓋や駐車場、工場、倉庫等
の屋根等に適用するだけで、太陽光をエネルギー源とし
て用いたエネルギーの供給システムを簡易に構築するこ
とができる。
【0011】この場合において、アクリル樹脂製の表面
層を、スプレー、塗布又は注型により形成することがで
きる。
【0012】これにより、アクリル樹脂製の表面層、太
陽電池セル及びFRP製の基材層の一体性を簡易に確保
することができるとともに、アクリル樹脂製の表面層を
簡易に形成することができる。
【0013】また、アクリル樹脂製の表面層を、成形品
により形成することができる。
【0014】これにより、耐久性、特に、長期間に亘っ
て光透過性の良好な天蓋パネルを得ることができる。
【0015】さらに、太陽電池セルの外周縁に熱膨張差
吸収部を形成することができる。ここで、「熱膨張差吸
収部」とは、太陽電池セルとアクリル樹脂製の表面層及
びFRP製の基材層との熱膨張差を吸収するために設け
られるもので、この熱膨張差吸収部は、シリコンゴム等
の弾性体を封入するようにしたり、空洞に形成すること
ができる。
【0016】これにより、この熱膨張差吸収部におい
て、夏季と冬季、日中と夜間の温度差によって生じる、
太陽電池セルとアクリル樹脂製の表面層及びFRP製の
基材層との熱膨張差を吸収することができ、太陽電池セ
ルとアクリル樹脂製の表面層及びFRP製の基材層の剥
離等を防止し、耐久性の一層良好な天蓋パネルを得るこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の天蓋パネルの実施
の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】図1に、本発明の天蓋パネルを各種の処理
槽、貯留槽等を覆うために用いられる覆蓋1に適用した
実施例を示す。
【0019】この覆蓋1は、浄水場の処理槽の上方を覆
うのに適した形状(必要に応じて、同じ覆蓋1を複数個
組み合わせて用いることができる。)としたもので、特
に限定されるものではないが、例えば、図1(A)に示
すように、一体に形成した上板10及び側板11並びに
取付用のフランジ部12からなり、平面形状が1m×3
mの長方形をし、上板10の中央部が上方に膨らんだ形
状に形成するようにしたり、図1(B)に示すように、
平面形状が1m×3mの長方形をし、上板10が一方か
ら他方に向けて傾斜した形状に形成するようにすること
ができる。
【0020】この場合において、覆蓋1を構成する上板
10は、図2に示すように、アクリル樹脂製の表面層3
と、ガラス繊維等の任意の繊維及びアクリル樹脂等の任
意の樹脂からなるFRP製の基材層4の間に、アモルフ
ァス太陽電池セル2(導線等の付属部材(図示省略)を
含む。以下、同じ。)が配設され、これら表面層3、太
陽電池セル2及び基材層4が一体に形成されるように構
成されている。なお、覆蓋1を構成する側板11及び取
付用のフランジ部12は、必要に応じて、アクリル樹脂
製の表面層を備えた、ガラス繊維等の任意の繊維及びア
クリル樹脂等の任意の樹脂からなるFRPで以て形成す
ることができる。このため、覆蓋1を構成する上板10
は、所定の強度を有し、劣悪な環境下においても耐久性
を有するものとなり、この覆蓋1を用いるだけで、太陽
光をエネルギー源として用いたエネルギーの供給システ
ムを簡易に構築することができるものとなる。
【0021】また、本実施例においては、表面層3と基
材層4の間に配設した太陽電池セル2の外周縁に熱膨張
差吸収部5を形成するようにしている。熱膨張差吸収部
5は、太陽電池セル2と表面層3及び基材層4との熱膨
張差を吸収するために設けられたもので、この熱膨張差
吸収部5は、シリコンゴム等の弾性体を封入するように
したり、空洞に形成することができる。この熱膨張差吸
収部5は、熱膨張差吸収部5において、夏季と冬季、日
中と夜間の温度差によって生じる、太陽電池セル2と表
面層3及び基材層4との熱膨張差を吸収することがで
き、太陽電池セル2と表面層3及び基材層4の剥離等を
防止し、耐久性の一層良好な覆蓋1を得ることができる
ものとなる。
【0022】さらに、必要に応じて、表面層3と太陽電
池セル2の間、あるいは、太陽電池セル2と基材層4の
間に、シリコン樹脂系接着剤等からなる接着層(図示省
略)を形成することができる。この接着層は、表面層3
と太陽電池セル2、あるいは、太陽電池セル2と基材層
4の密着性を高め、剥離等を防止するとともに、外部か
ら加わる衝撃を緩和することができ、耐久性の一層良好
な覆蓋1を得ることができるものとなる。
【0023】また、アクリル樹脂製の表面層3は、基材
層4の表面に太陽電池セル2を配設し、その上にアクリ
ル樹脂をスプレー又は塗布してコーティングすることに
より形成したり、アクリル樹脂を注型、例えば、レジン
トランスファー成形法により形成することができる。
【0024】このうち、レジントランスファー成形法を
用いた覆蓋1の製造方法の一例について、図3を用いて
さらに詳細に説明する。まず、下型M1の上に、プリフ
ォームされたガラス繊維40を載せるとともに、このプ
リフォームされたガラス繊維40の上にインサート部品
としてのアモルファス太陽電池セル2を導線により結線
して配列する(図3(1))。次に、その上に上型M2
を合わせ、上型M2及び下型M1を閉じる(図3
(2))。そして、溶融状態のアクリル樹脂を上型M2
の注入口Gから圧入する(図3(3))。これにより、
アクリル樹脂は、上型M2と下型M1の間に形成された
空間内を移動しながら、プリフォームされたガラス繊維
40に含浸されるとともに、空間内に充填される。その
後、注入口Gに栓Sをし、アクリル樹脂を硬化させるこ
とにより、太陽電池セル2がインサートされた状態に成
形される(図3(4))。そして、上型M2を離型し、
下型から成形品であるアクリル樹脂製の表面層3とガラ
ス繊維及びアクリル樹脂からなるFRP製の基材層4の
間に、アモルファス太陽電池セル2を配設し、全体が一
体に形成された覆蓋1を取り出す(図3(5))。
【0025】このように、アクリル樹脂製の表面層3
を、スプレー、塗布又は注型により形成することによ
り、アクリル樹脂製の表面層3、太陽電池セル2及びF
RP製の基材層4の一体性を簡易に確保することができ
るとともに、アクリル樹脂製の表面層3を簡易に形成す
ることができるものとなる。
【0026】また、アクリル樹脂製の表面層3は、上記
のスプレー、塗布又は注型により形成するほか、プリフ
ォームされた成形品(別工程で製造されたアクリル樹脂
板や一連の工程で成形された(例えば、真空成形法や注
型によりプリフォームされた)アクリル樹脂板)を用い
て形成することができる。
【0027】次に、この覆蓋1の製造方法の一例を、図
4を用いて説明する。まず、下型M1の上に、アクリル
樹脂製の表面層3となるプリフォームされた成形品(別
工程で製造されたアクリル樹脂板)を載せる(図4
(1))。なお、この場合、別工程で製造されたアクリ
ル樹脂板に代えて、スプレー、塗布又は注型により、ア
クリル樹脂製の表面層3を形成(プリフォーム)するこ
とができる。このプリフォームされたアクリル樹脂製の
表面層3の上にインサート部品としてのアモルファス太
陽電池セル2を導線により結線して配列する(図4
(2))。次に、その上にプリフォームされたガラス繊
維40を載せる(図4(3))。そして、その上に上型
M2を合わせ、上型M2及び下型M1を閉じ、溶融状態
のアクリル樹脂を上型M2の注入口Gから圧入する(図
4(4))。これにより、アクリル樹脂は、上型M2と
下型M1の間に形成された空間内を移動しながら、プリ
フォームされたガラス繊維40に含浸されるとともに、
空間内に充填される。その後、注入口Gに栓Sをし、ア
クリル樹脂を硬化させることにより、太陽電池セル2が
インサートされた状態に成形される(図4(5))。そ
して、上型M2を離型し、下型から成形品であるアクリ
ル樹脂製の表面層3とガラス繊維及びアクリル樹脂から
なるFRP製の基材層4の間に、アモルファス太陽電池
セル2を配設し、全体が一体に形成された覆蓋1を取り
出す(図4(6))。
【0028】このように、アクリル樹脂製の表面層3
を、プリフォームされた成形品を用いて形成することに
より、表面層3の性状が安定し、耐久性、特に、長期間
に亘って光透過性の良好な覆蓋1を得ることができるも
のとなる。
【0029】ところで、図1に示す実施例の覆蓋1は、
上板10及び側板11並びに取付用のフランジ部12を
一体に形成するように構成したものであるが、このほ
か、図5に示すように、上板10と、側板11及び取付
用のフランジ部12とを別体に形成し、適宜の固定部材
や接着剤を用いて一体化することができる。この場合、
上板10は、図1に示す実施例の覆蓋1の上板10と同
じ構成とするようにし、一方、側板11及び取付用のフ
ランジ部12は、必要に応じて、アクリル樹脂製の表面
層を備えた、ガラス繊維等の任意の繊維及びアクリル樹
脂等の任意の樹脂からなるFRPのほか、金属等の他の
材料で以て形成することができ、さらに、既設の覆蓋を
利用して、その上面に上板10を、適宜の固定部材や接
着剤を用いて一体化することもできる。
【0030】以上、本発明の天蓋パネルについて、各種
の処理槽、貯留槽等を覆うために用いられる覆蓋に適用
した実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例
に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を
逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することが
できるものである。また、本発明の名称「天蓋パネル」
は、その主要な用途を明らかにするために付したものに
すぎず、本発明の天蓋パネルは、各種の処理槽、貯留槽
等を覆うために用いられる覆蓋や駐車場、工場、倉庫等
の屋根のほか、塀、工場、倉庫の壁面等の鉛直面を構成
する部材等、野外で太陽光を受ける部材に広く適用でき
るものである。
【0031】
【発明の効果】本発明の天蓋パネルによれば、アクリル
樹脂製の表面層とFRP製の基材層の間に、太陽電池セ
ルが配設され、これら表面層、太陽電池セル及び基材層
が一体に形成されるようにしているため、この天蓋パネ
ルは、所定の強度を有し、劣悪な環境下においても耐久
性を有するものとなり、この天蓋パネルを、各種の処理
槽、貯留槽等を覆うために用いられる覆蓋や駐車場、工
場、倉庫等の屋根等に適用するだけで、太陽光をエネル
ギー源として用いたエネルギーの供給システムを簡易に
構築することができ、システムの構築コストを低廉化す
ることができる。これにより、都市部のような狭小な場
所にあって、数少ない太陽光の有効利用を図り易い環境
下にある浄水場等の各種の処理槽、貯留槽等を覆うため
に用いられる覆蓋や駐車場、工場、倉庫等の屋根等を利
用して、太陽光をエネルギー源として用いたエネルギー
の供給システムを商用ベースで提供することができる。
【0032】また、アクリル樹脂製の表面層を、スプレ
ー、塗布又は注型により形成することにより、アクリル
樹脂製の表面層、太陽電池セル及びFRP製の基材層の
一体性を簡易に確保することができるとともに、アクリ
ル樹脂製の表面層を簡易に形成することができる。
【0033】また、アクリル樹脂製の表面層を、成形品
により形成することにより、耐久性、特に、長期間に亘
って光透過性の良好な天蓋パネルを得ることができる。
【0034】さらに、太陽電池セルの外周縁に熱膨張差
吸収部を形成することにより、この熱膨張差吸収部にお
いて、夏季と冬季、日中と夜間の温度差によって生じ
る、太陽電池セルとアクリル樹脂製の表面層及びFRP
製の基材層との熱膨張差を吸収することができ、太陽電
池セルとアクリル樹脂製の表面層及びFRP製の基材層
の剥離等を防止し、耐久性の一層良好な天蓋パネルを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の天蓋パネルの一実施例を示し、(A)
は外観斜視図、(B)は外形状の異なる実施例の外観斜
視図である。
【図2】同断面図である。
【図3】天蓋パネルの成形工程の一例を示す説明図であ
る。
【図4】天蓋パネルの成形工程の一例を示す説明図であ
る。
【図5】本発明の天蓋パネルの変形実施例を示し、
(A)は外観斜視図、(B)は上板の外観斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 覆蓋(天蓋パネル) 10 上板 11 側板 12 フランジ部 2 太陽電池セル 3 表面層 4 基材層 5 熱膨張差吸収部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 昭夫 富山県富山市水橋開発277−8 総和レジ ン工業株式会社内 (72)発明者 島倉 正春 富山県富山市水橋開発277−8 総和レジ ン工業株式会社内 (72)発明者 板橋 則仁 富山県富山市水橋開発277−8 総和レジ ン工業株式会社内 Fターム(参考) 2E108 AA02 BN01 CC07 GG16 KK04 LL01 MM00 NN07 5F051 BA03 JA09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクリル樹脂製の表面層とFRP製の基
    材層の間に、太陽電池セルが配設され、前記表面層、太
    陽電池セル及び基材層が一体に形成されてなることを特
    徴とする天蓋パネル。
  2. 【請求項2】 アクリル樹脂製の表面層を、スプレー、
    塗布又は注型により形成してなることを特徴とする請求
    項1記載の天蓋パネル。
  3. 【請求項3】 アクリル樹脂製の表面層を、成形品によ
    り形成してなることを特徴とする請求項1記載の天蓋パ
    ネル。
  4. 【請求項4】 太陽電池セルの外周縁に熱膨張差吸収部
    を形成してなることを特徴とする請求項1、2又は3記
    載の天蓋パネル。
JP2000324137A 2000-10-24 2000-10-24 天蓋パネル Pending JP2002134778A (ja)

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