JP2002133284A - 広告システム、これを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体および広告装置 - Google Patents

広告システム、これを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体および広告装置

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JP2002133284A
JP2002133284A JP2000330358A JP2000330358A JP2002133284A JP 2002133284 A JP2002133284 A JP 2002133284A JP 2000330358 A JP2000330358 A JP 2000330358A JP 2000330358 A JP2000330358 A JP 2000330358A JP 2002133284 A JP2002133284 A JP 2002133284A
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Japan
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advertisement
advertiser
customer
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conference room
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JP2000330358A
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English (en)
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Yasuo Ogaki
靖男 大垣
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Electronic Service Initiative Kk
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ELECTRONIC SERVICE INITIATIVE
Electronic Service Initiative Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】顧客が広告を検索する際のパフォーマンスを向
上させ、商品の購入プロセスの効率化が可能で、広告主
は自分が要求する顧客アピール度に応じて広告入札価格
の高低を決定でき、顧客と広告主の利便性を向上させ、
広告主は広告のみではなく商品を必要とする顧客の公募
情報を収集し、必要時に顧客と商談することができ、顧
客はより本質的に必要とする商品自体の有用性等を考慮
した上で商品購入の検討ができ、顧客が商品等の良し悪
しをより客観的に判断でき、広告主は安心して電子会議
室で商談できる。 【解決手段】商品ID毎に、商品情報を格納して管理す
る商品データベースDB16と、商品ID毎、広告ID毎
に、広告情報を格納して管理する広告データベースDB15
と、商品ID毎、広告ID毎、広告対象ID毎に、広告
対象情報を格納して管理する広告対象データベースDB10
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広告システム、こ
れを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体およ
び広告装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の広告システムにおいて、広告料金
の設定主体、分類項目の階層化および電子会議室の匿名
性の3点について以下に説明する。
【0003】A.広告料金の設定主体 アクセス頻度の高いウェブページには、視聴率が高いテ
レビ番組と同様に、スポンサーがつく。宣伝効果が高い
からである。ウェブページを使用した広告の代表例とし
て、バナー広告がある。バナー広告は、ウェブページの
所定の場所に表示される小さな見出し画像であり、この
画像に会社や商品等の広告内容が表示されたものであ
る。ここでいう商品とは、製品だけでなく製品とサービ
スの両方をいう。多数のバナー広告が表示されているウ
ェブページにおいて、顧客の目につきやすい表示エリア
は人気が高く、それだけバナー広告料金も高く設定され
ている。バナー広告の料金はウェブページの管理者が表
示エリア毎に一方的に設定しており、広告主は自社の予
算に応じて表示エリアを決定している。
【0004】B.分類項目の階層化 従来より検索者は、単一の階層化された分類項目と複数
の階層化されていない分類項目から、知りたい情報を検
索していた。例えば、図書検索システムの場合、書籍の
種類に関する人文、科学などが階層化された分類項目、
著者・出版社などが階層化されていない分類項目として
情報が整理され、検索されていた。また、インターネッ
トのショッピングサイトの場合、商品分類(コンピュー
タ、家電製品、音楽、書籍など)が階層化された分類項
目、価格・商品名・製造者・販売者などが階層化されて
いない分類項目として情報が整理され、検索されてい
た。
【0005】C.電子会議室の匿名性 従来、商談は実際に人々が会議室に集まり行われてい
た。通常相手の身元は事前に確認済みであったり、比較
的容易に相手の身元を確認することが可能であった。ま
た、実際に会って会議をした場合、匿名性を維持する事
は比較的困難であった。他方、インターネットを利用し
た会議室システムの場合は、匿名性が高く、参加者間で
の情報公開を制限する仕組みは存在したが、不特定・特
定多数の利用者間で、身元情報の確認や電子会議室の参
加者間での情報交換を制限する仕組みはなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の広告
システムは、広告料金の設定主体の点で、以下の(A
1)に示す問題がある。 (A1) 従来の広告システムでは、ウェブページの管理
者が広告料金を一方的に設定しているため、広告主が広
告に対するコストパフォーマンスの適正を判断して広告
料金を設定することが困難であった。つまり、従来の広
告システムにおける広告料金は、あらかじめ決められた
固定料金または固定単価によって決定されていた。広告
主は自身の価値観に基づいた広告料金を設定することを
強く望んでいるが、これを実現する機能を備えた広告シ
ステムは従来なかった。
【0007】また、従来の広告システムは、分類項目の
階層化の点で以下の(B1)〜(B10)に示す問題が
ある。 (B1)階層化された分類項目を2つ以上持っていない
ので、検索の容易性を継承しつつ、細かく分類すること
ができない。 (B2)階層化されていない分類項目の項目数を増やす
と、項目の選択が難しくなる。 (B3)広告主が想定する広告対象を効果的に絞り込ん
で設定することができない。 (B4)商品情報と広告情報が分離して別々に管理され
ていなかったので、同じ商品の広告を広告対象別に効果
的に広告を行えなかった。 (B5)顧客(検索者)が必要とする商品を効果的に絞
り込むことが難しかった。通常、商品の選択を行う場
合、顧客自身の業種、業務などを対象としている商品を
選択するが、インターネット上の広告システムでは商品
分類のみ階層化され細分化されている。かかる広告シス
テムにおいては、業種・業務などが十分に細分化されて
いないため、目的とする商品を効果的かつ容易に検索で
きなかった。 (B6)同じ広告検索条件でも顧客プロファイル別に異
なる広告を効率的に表示できなかった。顧客プロファイ
ルを広告システムが保持している場合や、顧客プロファ
イル毎に異なる広告や検索結果を提供する場合には、そ
のプロファイル情報を広告システムから読み出した後、
このプロファイル情報を検索条件として広告情報や検索
対象情報を検索する必要があったため、比較的複雑な検
索・抽出処理が必要であった。 (B7)従来の広告システムは、商品分類のみを階層化
した分類項目として情報が整理・保存されていた。この
ため、顧客(検索者)の業務や業種等を検索条件として
設定できる場合も、これらの分類項目は十分に細分化・
階層化されていない分類項目であったため、効果的かつ
効率的に検索することが難しかった。さらに、最近は細
分化された特定用途・業種向けの商品も多く、また複数
の用途・業種にも利用可能な商品が多く販売され、商品
分類を細分化するのみでは検索効率や広告効率を向上さ
せることは難しかった。 (B8)従来の広告システムでは、商品情報を格納する
データベースと広告情報を格納するデータベースは同一
であったか、1対1の関係を持っていた。この為、顧客
の分類別に異なる広告を行うことはできなかった。さら
に、従来の広告システムは広告対象別に異なる広告を効
率的に行うためのデータベースも保持していなかった。
顧客が商品を検索する際、多くの関連した情報を保持す
る多くのデータベースを検索する必要があった場合、デ
ータベースを複数設置する等の手法を用いてパフォーマ
ンスを向上させる手法を容易に利用できなかった。 (B9)従来の広告システムでも、広告主の情報に比べ
広告される商品の仕様などの情報は比較的容易に入手可
能または検索可能である。しかし、顧客が商品を購入す
る場合、その広告主の所在地、資本金、従業員数などの
プロファイル情報が購入を決定する際の重要な要素とな
る場合も多い。従来の広告システムには、広告主のプロ
ファイル情報を組み合わせて広告の絞り込み検索を行え
るものはなかった。 (B10)商品(広告)情報が整理されたシステムの場
合、例えばCADソフトウェアを購入するユーザーは同
じ製造業であっても自動車製造業、電気機械製造業、電
子機械製造業等、業種に用途・使用方法が異なるため、
すべてのCADソフトウェアを広告されても顧客自身の
業種とは全く関係のないCADソフトが広告される。顧
客(検索者)にとっては必要とする商品を見つけるため
には、必要のない製品や広告も参照しなければならなか
った。これを防ぐために、業種分類を細分化し項目の項
目数を増すことも可能だが、単純に項目数を増やすと、
選択肢が多すぎた場合は適合する業種分類の選択が煩雑
・困難になる。
【0008】さらに、従来の広告システムは、電子会議
室の匿名性の点で以下の(C1)〜(C10)に示す問
題がある。 (C1)従来の広告システムでは、広告しか行うことが
できず、広告の効果として発生する広告主と顧客との間
の商談を行うことができなかった。ここでいう商談とは
価格交渉のみではなく、商品の仕様の問い合わせなども
含む。顧客側は、規格化された商品を除く多くの商品の
仕様や提供方法、実績、提案内容などの商品情報を知
り、これらの商品情報を総合的に評価・検討する必要が
ある場合が多い。しかし、従来の広告システムでは商談
を行うための電子会議室が提供されていなかった。 (C2)従来の広告システムは、広告主が顧客に対して
商品に関する情報を提供する形式であった。このため、
顧客が必要とする商品を効果的に募集したり、広告主
は、自社の商品を必要とする顧客の公募情報を収集でき
ず、商談のチャンスを逃していた。 (C3)インターネットにおける商取引や情報交換のメ
リットは相手の身元が簡単に特定できない点にある。一
般に広告主が商品を顧客に提案する際、広告主は顧客の
具体的な特徴を考慮した上で提案をおこなう。しかし、
まったく新規に商品を購入する場合や既存サービス・商
品の入れ替えを行う場合、現状にとらわれず革新的な提
案を期待する場合など、顧客が匿名性を保ちたい場合が
ある。 (C4)一方、顧客は広告主の匿名性を保ちたい場合、
すわなち広告主のプロファイル情報を知りたくない場合
もある。技術革新の早い現在においては、中小の企業が
提供する商品がもっとも顧客のニーズに適している場合
もおおい。広告主の身元を知った上で各企業の提案を判
断した場合、本来もっとも重視すべき商品自体の有用性
よりも、企業名などのネームバリューにより購入元決定
の判断が左右される可能性が考えられる。 (C5)広告主は自身が電子会議室に投稿した情報が競
合他社に漏洩することを不安に感じ、安心してネットワ
ーク上で商談することができない。 (C6)インターネットを利用した電子会議室システム
の場合、参加者の身元が不明確であった (C7)電子会議室システム参加者の間での情報公開設
定が出来なかったため、取引先毎に別の電子会議を開催
したり個別に連絡する必要があった。 (C8)取引条件などを含む商談を複数の取引先と同時
に行うには従来の会議室システムでは不適切であった。 (C9)顧客は自身を匿名とし、商品の購入交渉(商
談)を行いたい場合があったが、そのような場所は提供
されていなかった。 (C10)顧客は取引先(広告主)を匿名として、広告
主のプロファイル情報を知らずに、商品の購入交渉(商
談)を行いたい場合があったが、そのような場所は提供
されていなかった。
【0009】本発明はかかる事情に鑑み、(1)顧客が
広告を検索する際のパフォーマンスを向上させることが
でき、(2)商品の購入プロセスの効率化が可能とな
り、(3)広告主は自分が要求する顧客アピール度に応
じて広告入札価格の高低を決めることができ、(4)顧
客と広告主の利便性を向上させることができ、(5)広
告主は広告を行うのみではなく自身が提供する商品を必
要とする顧客の公募情報を収集し、必要とあれば顧客と
商談することができ、(6)顧客はより本質的に必要と
する商品自体の有用性や自社ニーズに対する適合性を考
慮した上で商品購入の検討ができ、(7)顧客が商品や
提案の良し悪しをより客観的に判断でき、(8)広告主
は自身が会議室に投稿した情報が競合他社に漏洩する危
険を意識することなく安心して商談を電子会議室で行う
ことができる広告システム、これを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体および広告装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の広告システム
は、広告主通信端末との間および顧客通信端末との間で
通信網を介して通信可能な管理サーバで動作しうるシス
テムであって、商品ID毎に、商品情報を格納して管理
する商品データベースと、商品ID毎、広告ID毎に、
広告情報を格納して管理する広告データベースと、商品
ID毎、広告ID毎、広告対象ID毎に、広告対象情報
を格納して管理する広告対象データベースとを備えたこ
とを特徴とする。請求項2の広告システムは、請求項1
記載の発明において、前記広告対象データベースが、前
記広告対象情報を、階層化された分類別に格納して管理
していることをことを特徴とする。請求項3の広告シス
テムは、請求項1記載の発明において、広告主プロファ
イル情報が格納されており、該広告主プロファイル情報
が前記顧客通信端末から検索条件として指定可能であ
り、前記広告主プロファイル情報を検索キーにして前記
広告対象データベースから広告を検索するための検索手
段を備えたことを特徴とする。請求項4の広告システム
は、請求項1記載の発明において、顧客プロファイル情
報が格納されており、該顧客プロファイル情報が前記広
告主通信端末から広告対象となる顧客の条件として指定
可能であり、前記顧客プロファイル情報を検索条件にし
て前記広告対象データベースから広告先を絞り込むため
の絞り込み手段を備えたことを特徴とする。請求項5の
広告システムは、請求項1記載の発明において、広告I
D毎、入札ID毎に、広告の入札情報を格納して管理す
る入札データベースと、複数の広告が順位付けして表示
される広告表示ウェブページと、広告主の入札価格の順
に、広告の表示優先順位を決定する表示優先順位決定手
段とを備えたことを特徴とする。請求項6の広告システ
ムは、請求項1記載の発明において、広告主通信端末と
顧客通信端末との間で商談を行うための電子会議室を備
えたことを特徴とする。請求項7の広告システムは、請
求項1記載の発明において、前記電子会議室が、公募に
よる公募手段を備えたことを特徴とする。請求項8の広
告システムは、請求項1記載の発明において、前記電子
会議室に入室する顧客のプロファイル情報を非公開にす
る顧客匿名手段を備えたことを特徴とする。請求項9の
広告システムは、請求項1記載の発明において、前記電
子会議室に入室する広告主のプロファイル情報を非公開
にする広告主匿名手段を備えたことを特徴とする。請求
項10の広告システムは、請求項1記載の発明におい
て、電子会議室において、広告主と顧客との間でやりと
りされる商談内容の公開を一部制限する商談内容公開制
限手段を備えたことを特徴とする。請求項11のコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体は、請求項1、2、3、
4、5、6、7、8、9または10記載の広告システム
が記録されたことを特徴とする。請求項12の広告装置
は、請求項11記載のコンピュータ読み取り可能な記録
媒体を備えたことを特徴とする。
【0011】請求項1の発明によれば、商品情報と広告
情報を分離して管理することにより、1つの商品に対し
て、顧客に応じて別々の広告を行うことができる。ま
た、広告対象データベースには広告に必要なすべての情
報が格納されているため、データベースの複製を作成す
る事により容易に複数のデータベースサーバーの設置を
行えるので、顧客が広告を検索する際のパフォーマンス
を向上させることができる。請求項2の発明によれば、
広告対象データベースに広告対象情報が階層化された分
類別に格納して管理されているので、広告主が想定する
広告対象を効果的に絞り込んで設定することができる。
請求項3の発明によれば、顧客が検索を行う際に、広告
主のプロファイル情報を利用して検索対象を絞り込むこ
とができるので、顧客は個別に広告主のプロファイル情
報を調査する必要がなくなり、商品の購入プロセスの効
率化が可能となる。つまり、顧客は、広告主のプロファ
イル情報を検索絞込み情報とともに利用することによ
り、別途に調査、検索、情報の参照を行う必要性がなく
なり、顧客の利便性を向上させることができる。他方、
広告主は、自社の商品を購入しない顧客からの問い合わ
せを未然に防ぐなどの効果を期待できる。請求項4の発
明によれば、広告主が商品広告を行う際に、顧客のプロ
ファイル情報を利用して広告対象を絞り込むことができ
るので、広告主は個別に顧客のプロファイル情報を調査
する必要がなくなり、商品広告の効率化が可能となる。
つまり、広告主は、顧客のプロファイル情報を広告対象
絞込み情報として利用することにより、別途に調査、情
報の参照を行う必要性がなくなり、広告主の利便性を向
上させることができる。また同様の仕組みを用いて、予
算等に応じて広告対象を絞り込める。請求項5の発明に
よれば、表示優先順位決定手段によって広告主の入札価
格の高低により表示優先順位が決定されるので、入札価
格が高ければ高い程、広告表示ページに掲載される広告
の表示優先順位は高くなり、顧客に対するアピール度を
高くすることができる。つまり、入札価格と顧客アピー
ル度との相関関係を高くすることができるから、需要と
供給のバランスにより合理的な価格を設定することがで
きる。したがって、広告主からの入札により広告の価格
を設定することができる。また、表示優先順位決定手段
によって、定期的に表示優先順位を変更することによ
り、広告主は自分が要求する顧客アピール度に応じて入
札価格の高低を決めることができる。請求項6の発明に
よれば、電子会議室を設けることによって、広告の効果
として発生した商談を行うことができ、従来は別途に行
う必要のあった商談プロセスをシステム上で行うことが
でき、顧客と広告主の利便性を向上させることができ
る。請求項7の発明によれば、広告主が広告を登録する
際に、広告対象として設定した条件に一致する顧客プロ
ファイルをもつ顧客から商品の募集があった場合に、公
募手段によって、広告主は電子会議室の参加依頼通知の
設定を行うことができる。これにより、広告主は広告を
行うのみではなく自身が提供する商品を必要とする顧客
の公募情報を収集し、必要とあれば顧客と商談すること
ができる。請求項8の発明によれば、顧客匿名手段によ
って、顧客を匿名とすることにより、顧客はより本質的
に必要とする商品自体の有用性や自社ニーズに対する適
合性を考慮した上で商品購入の検討が可能となる。請求
項9の発明によれば、広告主匿名手段によって、広告主
を匿名とすることにより、顧客はより本質的に必要とす
る商品自体の有用性や自社ニーズに対する適合性を考慮
した上で商品購入の検討ができる。請求項10の発明に
よれば、商談内容公開制限手段によって、広告主と顧客
との間でやりとりされる商談内容を一部非公開にして公
開を制限することができるから、広告主は自身が会議室
に投稿した情報が競合他社に漏洩する危険を意識するこ
となく安心して商談を電子会議室で行うことができる。
請求項11の発明によれば、広告システムをコンピュー
タで読み取ることができる。請求項12の発明によれ
ば、広告システムを動作させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本実施形態の広告装置1のネ
ットワーク図である。同図において、符号2は、インタ
ーネットや専用線、VPN 等の通信網を示している。この
通信網Nを介して、広告装置1には、多数の顧客の通信
端末2(以下顧客通信端末2という)および多数の広告
主の通信端末3(以下広告主通信端末3という)が通信
可能に接続されている。インターネットを介して広告装
置1と通信する場合、顧客通信端末2および広告主通信
端末3には、それぞれウェブブラウザをインストールし
ておけばよい。なお、前記顧客通信端末2および広告主
通信端末3は、コンピュータであっても携帯電話であっ
てもよい。
【0013】広告装置1のハードディスクやDVD ディス
ク、CD-ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に
は、広告システム10(以下単に広告システム10とい
う)が記録されており、広告装置1上で動作可能にイン
ストールされている。広告システム10が記録されたコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体も、広告装置1と同
様に、本発明の一実施形態である。なお、広告システム
10を動作させるOSは、LINUX やUNIX(登録商
標)、WindowsNT/2000/98 等、特に限定されない。な
お、広告システム10のデータベースマネージメントシ
ステムは、リレーショナルデータベースやオブジェクト
リレーショナルデータベース、オブジェクトデータベー
ス等、特に限定されない。なお、広告システム10を記
述するプログラミング言語は、HTML、XML 、Perl、C、
JAVA(登録商標)等、特に限定されない。
【0014】図2および図3はいずれも広告システム1
0のデータベース構成図である。同図に示すように、広
告システム10は、構成部品データベースとして、広告
対象DB10〜投稿DB43を備えており、また、後述する処理
プログラム21〜23およびウェブページW0〜W9を
備えている。データベース中の符号PK、FKはそれぞ
れ主キー、外部キーを示している。
【0015】まず、データベースを説明する。部署分類
DB11は、部署分類ID毎に、部署分類名を格納して管理
するデータベースである。業務分類DB12は、業務分類I
D毎に、業務分類名を格納して管理するデータベースで
ある。業種分類DB13は、業種分類ID毎に、業種分類名
を格納して管理するデータベースである。商品分類DB14
は、商品分類ID毎に、商品分類名を格納して管理する
データベースである。
【0016】上記のごとく、業種分類も階層化され細分
化されているため、顧客(検索者)が必要とする商品を
容易に検索でき、広告主は同じ商品であっても顧客セグ
メント別に適切な広告が可能となる。
【0017】広告DB15は、広告ID毎に、広告情報を格
納して管理するデータベースである。広告DB15は、商品
IDを外部キーとして有している。広告情報としては、
広告のタイプ、契約、広告文、ホームページ、問合せ
先、表示順序、表示位置等を格納しておけばよい。
【0018】商品DB16は、商品ID毎に、商品情報を格
納して管理するデータベースである。商品情報として
は、商品情報、商品説明、ホームページ、問合せ先等を
格納しておけばよい。ここでいう商品とは、製品だけで
なく製品とサービスの両方をいう。
【0019】広告対象DB10は、広告対象ID毎に、広告
対象情報を格納して管理するデータベースである。広告
対象DB10は、外部キーとして、広告ID、商品ID、部
署分類ID、業務分類ID、業種分類ID、商品分類I
Dを備えている。広告対象情報としては、広告のタイ
プ、資本金(広告主と顧客)、従業員数(広告主と顧
客)、予算規模、株式公開状態(広告主と顧客)、地
域、検索者の業種分類ID、検索者の部署分類ID、表
示優先順序、表示位置、公募通知、その他の広告対象情
報等を格納すればよい。
【0020】前記広告対象DB10、広告DB15および商品DB
16に、広告情報と商品情報を分離して管理することによ
り、1つの商品に対して、顧客に応じて別々の広告を行
うことができる。また、広告対象DB10には広告に必要な
すべての情報が格納されているため、複数のデータベー
スサーバーの設置を容易に行えるので、顧客が広告を検
索する際のパフォーマンスを向上させることができる。
【0021】広告入札DB21は、広告入札ID毎に、広告
入札情報を格納して管理するデータベースである。広告
入札DB21は、外部キーとして、商品分類ID、業種分類
ID、部署分類IDおよび業務分類IDを備えている。
【0022】入札DB22は、入札ID毎に入札情報を格納
して管理するデータベースである。入札DB22は、外部キ
ーとして、広告入札IDおよび広告対象IDを備えてい
る。入札情報としては、入札価格等を格納すればよい。
【0023】下位組織DB31は、下位組織ID毎に、ポリ
シー情報等の下位組織情報を格納して管理するデータベ
ースである。下位組織DB31は、外部キーとして、部署分
類IDを備えている。下位組織DB31を設けることによっ
て、広告主側には、部署単位での広告管理を可能にした
り、部署分類により、異なる広告を顧客に対して行うこ
とができる、というメリットがある。
【0024】ルート組織DB32は、ルート組織ID毎に、
ルート組織情報を格納して管理するデータベースであ
る。ルート組織情報としては、資本金、従業員数、株式
公開状態、ポリシー情報を格納すればよい。ルート組織
DB32を設けることによって、会社などの組織全体のプロ
ファイルを効率的に管理できるとともに、広告システム
利用方法等に関して、組織としてのポリシーを徹底させ
ることができるというメリットがある。
【0025】個人DB33は、個人ID毎に、個人タイプお
よびプロファイル情報等の個人情報を格納して管理する
データベースである。前記プロファイル情報には、顧客
のプロファイル情報と広告主のプロファイル情報とが混
在に格納されているが、個人タイプの値によって区別で
きるようになっている。つまり、個人タイプに顧客を示
す値が格納されている場合には、プロファイル情報を顧
客のプロファイル情報として区別し、個人タイプに広告
主を示す値が格納されている場合にはプロファイル情報
を広告主のプロファイル情報として区別している。個人
DB33は、外部キーとして、ルート組織ID、下位組織I
Dを備えている。個人情報としては、部署分類ID、業
務分類ID、業種分類IDを格納しておけばよい。
【0026】また、個人DB33は、プロファイル情報を保
持しているため、顧客プロファイル(資本金、従業員
数、業種、所在地など)別に同じ分類条件でもプロファ
イル情報を利用してさらに顧客別に最適化された広告が
可能となる。
【0027】図3に示すように、電子会議室DB41は、電
子会議室ID毎に、電子会議室情報を格納して管理する
データベースである。電子会議室情報としては、個人I
D(議長)、会議室のタイプおよび会議室情報を格納し
ておけばよい。会議室のタイプには、例えば、実名公開
タイプ、顧客匿名タイプ、モデレーテッドタイプ(第3
者による司会(議長)が存在する)等を格納するように
しておく。
【0028】メンバーDB42は、メンバーID毎に、メン
バー情報を格納して管理するデータベースである。メン
バーDB42は、外部キーとして、電子会議室ID、個人I
Dを備えている。メンバー情報としては、メンバー分
類、参加状態等を格納すればよい。
【0029】投稿DB43は、投稿ID毎に、投稿情報を格
納して管理するデータベースである。投稿DB43は、外部
キーとして、電子会議室ID、関連投稿IDを備えてい
る。投稿情報としては、投稿のタイプ、タイトル、内
容、投稿情報等の情報を格納すればよい。
【0030】広告システム10には、ユーザ登録処理2
1、広告検索処理22、検索による電子会議室の作成処
理23、公募による電子会議室の作成処理24、表示優
先順位決定処理25、顧客匿名処理26、広告主匿名処
理27および商談内容公開制限処理28のプログラムを
備えている。そこで、各処理プログラムについて説明す
る。
【0031】まず、ユーザ登録処理21を説明する。ユ
ーザ登録処理21は、ユーザ登録要求に応じて、ユーザ
情報を細かな業種毎に広告対象DB10に格納するためのプ
ログラムである。
【0032】つぎに、広告検索処理22を説明する。図
4は広告検索処理のフローチャートである。同図に示す
ように、顧客通信端末2から、業務、業種、部署、商品
等の検索条件を入力し、プロファイル利用の設定を入力
し、ログイン時に保存された会社情報、業種、部署等の
プロファイル情報を入力値とともに、広告システム10
に送信する。広告システム10では、検索条件の取得と
確認処理が実行される。
【0033】プロファイル情報を利用する場合には、セ
ッションテーブル内のプロファイル内のハッシュをベー
スに、プロファイル情報の改ざん確認が実行される。プ
ロファイル情報が何らかの原因、例えばクラッキングに
よって改ざんされている可能性があるからである。そし
て、クライアントとデータベースのハッシュが一致しな
ければ、顧客通信端末2にエラーメッセージが表示され
る。このエラーメッセージには、例えば、再ログインが
必要であるとの旨が表示されるようにしておけばよい。
【0034】ついで、プロファイル情報を利用する場合
も、しない場合も、広告対象DB10のうち、検索条件が一
致する広告IDを入札価格順にソートし、バナー広告以
外の普通広告を抽出するとともに、バナー広告のレコー
ドから条件が一致するレコードを抽出する。なお、広告
システム10に広告対象DB10と同様のデータ構造を備え
たテーブルを備えておけば、処理速度が向上するので、
好適である。
【0035】そして、抽出されたバナー広告と普通広告
は、検索結果として、顧客通信端末2に送信される。
【0036】つぎに、検索による電子会議室の作成処理
23を説明する。図5は電子会議室の作成処理フローチ
ャートである。同図に示すように、顧客通信端末2か
ら、必要とするサービス・製品条件の設定を入力し、広
告システム10に送信する。広告システム10では、広
告対象DB10をベースに、条件の取得と確認と広告の検索
処理が実行される。そして、検索結果が顧客通信端末2
に送信される。このとき、広告主が電子会議室に参加す
る条件も送信される。広告主が電子会議室に参加しない
設定を行っている場合には、顧客はその商品の広告主の
電子会議室参加を依頼できない。
【0037】顧客通信端末2では、必要とするサービス
・製品を選択し、この選択結果を広告システム10に送
信する。広告システム10では、電子会議室DB41をベー
スに、電子会議室が作成され、ステータスは参加者募集
中となる。広告対象DB10および商品DB16をベースに、選
択結果の取得と会議開催通知先が検索される。そして、
広告主通信端末3に、電子会議室への参加・不参加の通
知依頼が送信される。そこで、広告主は広告主通信端末
3から、参加・不参加を選択し、選択結果を広告システ
ム10へ送信する。
【0038】広告システム10では、参加・不参加が処
理されて、参加状態がメンバーDB42に格納される。参加
・不参加の処理は、全ての対象者に対して実行される。
そして、電子会議室のステータスが会議可能となる。つ
いで、顧客通信端末2および広告主通信端末3のいずれ
にも、電子会議開始可能通知が通知される。
【0039】つぎに、公募による電子会議室の作成処理
24を説明する。図6は公募による電子会議室の作成処
理フローチャートである。同図に示すように、顧客通信
端末2から、必要とする商品条件の設定を入力して、広
告システム10に送信する。広告システム10では、広
告対象DB10をベースに、公募条件の取得と確認と広告の
検索が実行される。そして、検索結果から公募対象の広
告数が顧客通信端末2に送信され、電子会議室の作成が
実行される。そして、公募対象へ顧客の入力した公募条
件とともに広告主通信端末3に通知される。
【0040】広告主通信端末3には、公募が通知され
る。そこで、広告主は広告主通信端末3から、参加する
場合のみ参加要求を広告システム10に送信する。広告
システム10では、電子会議室DB41に参加者が追加され
る。ついで、電子会議室のステータスが会議可能とな
る。そして、顧客通信端末2および広告主通信端末3
に、電子会議開始可能通知が通知される。
【0041】つぎに、表示優先順位決定処理25を説明
する。広告には、普通広告とバナー広告があり、広告表
示優先順位を設定する処理はそれぞれ異なる。まず、普
通広告表示優先順位の設定処理を説明する。図7は普通
広告表示優先順位の設定処理のフローチャートである。
同図に示すように、顧客通信端末2において、登録済み
の広告を選択する。広告システム10では、広告入札DB
21をベースに、この分類の入札は開催されているかどう
か判別される。入札が開催されていない場合には、広告
入札が作成され、広告入札DB21に格納される。入札が開
催されている場合には、顧客通信端末2からの入札設定
要求に応じて、入札設定が入札DB22に登録される。そし
て、顧客通信端末2から入札価格登録要求があると、入
札価格が仮登録される。そして、入札DB22をベースに優
先順位表示処理されて、顧客通信端末2に現在の優先順
位が表示される。顧客が顧客通信端末2で、順位と価格
を確認すると、広告システム10では確認処理される。
そして、入札価格を変更する場合には、前記入札価格の
仮登録を再び行う。入札価格に変更がない場合には、入
札DB22に入札価格が登録される。他の入札済み広告の優
先順位に変更があり、入札設定により通知が必要な場合
は、顧客通信端末2に、優先順変更通知が表示される。
このようにして、入札DB22に格納された複数の入札価格
の高い順に、広告の表示優先順位を決定することができ
る。
【0042】つぎに、バナー広告表示の設定処理を説明
する。図8はバナー広告表示の設定処理のフローチャー
トである。同図に示すように、顧客通信端末2におい
て、登録済みの広告を選択する。広告システム10で
は、広告入札DB21をベースに、この分類の入札は開催さ
れているかどうか判別される。入札が開催されていない
場合には、広告入札が作成され、広告入札DB21に格納さ
れる。入札が開催されている場合には、顧客通信端末2
からの入札設定要求に応じて、入札設定が入札DB22に登
録される。そして、入札DB22をベースに、現在の落札価
格の送信処理により、顧客通信端末2に現在の落札価格
が表示される。ついで、顧客通信端末2から入札価格登
録要求があると、広告システム10では入札価格が設定
される。そして、顧客が顧客通信端末2で入札価格を確
認すると、広告システム10では確認処理される。そし
て、落札不可または入札価格の変更の場合には、前記の
ように、現在の落札価格が送信される。落札可能かつ入
札価格に変更がない場合には、他の入札済み広告の優先
順位に変更があり、入札設定より通知が必要な場合に
は、顧客通信端末2に、優先順変更通知が表示される。
このようにして、入札DB22に格納された複数の入札価格
の高い順に、広告の表示優先順位を決定することができ
る。
【0043】つぎに、図2〜3に戻って、顧客匿名処理
26を説明する。顧客匿名処理26は、電子会議室DB41
の会議室のタイプにより、電子会議室に入室する顧客の
プロファイル情報を非公開にするか公開にするかを設定
するためのプログラムである。
【0044】つぎに、広告主匿名処理27を説明する。
広告主匿名処理27は、電子会議室DB41の会議室のタイ
プにより、電子会議室に入室する広告主のプロファイル
情報を非公開にするか公開にするかを設定するためのプ
ログラムである。
【0045】つぎに、商談内容公開制限処理28は、電
子会議室のタイプにより、広告主と顧客との間でやりと
りされる商談内容の一部を制限するかしないかを設定す
るためのプログラムである。
【0046】広告システム10は、ユーザログイン画面
W0、ユーザ登録画面W1、W2、W3、W4、W5、
W6、検索画面W7、電子会議室画面W8および公募画
面W9を備えているが、詳細は後述する。
【0047】つぎに、本実施形態の広告システムの作用
効果を説明する。図1に示すように、通信端末から広告
システム10にアクセスすると、図9のユーザログイン
画面W0が表示される。そこで、ログイン名およびパス
ワードを入力して、ログインボタンをクリックする。
【0048】ログインが許可されると、図10のユーザ
登録画面W1が前記通信端末に表示される。そこで、ユ
ーザ基本情報、例えば氏名、会社名、部署名、本店・本
社所在地、勤務所在地、メール、電話、FAX、資本
金、従業員数等を入力する。そして、次へボタンをクリ
ックする。
【0049】すると、図11のユーザ登録画面W2が前
記通信端末に表示される。そこで、業種を選択する。例
えば、サービス業、不動産業、金融・保険業、卸売・小
売業、飲食店、運輸、通信業、電気、ガス、熱供給、水
道業、製造業、建設業、鉱業、漁業、林業、農業、公務
(他に分類されないもの)、分類不能の産業などから業
種を選択する。
【0050】ついで、図12のユーザ登録画面W3が前
記通信端末に表示される。そこで、さらに詳細な業種を
設定をする。例えば、ユーザ登録画面W2で金融・保険
業を選択した場合には、銀行、信託業、中小企業等金融
業、農林水産金融業、政府関係金融機関、貸金業、投資
業等非預金信用機関、補助的金融業、金融附帯業、証券
業、商品先物取引業、保険業等から業種を選択する。
【0051】図13のユーザ登録画面W4が表示され
る。そこで、さらに詳細な業種を設定する。例えば、ユ
ーザ登録画面W3で銀行・信託銀行を選択した場合に
は、普通銀行、信託銀行、長期信用銀行、外国為替銀行
等から業種を選択する。
【0052】図14のユーザ登録画面W5が表示され
る。そこで、登録するかどうかを選択する。登録しない
場合には、戻るボタンをクリックし、登録する場合に
は、登録ボタンをクリックすればよい。
【0053】図15のユーザ登録画面W6が表示され
る。業種を追加登録するかどうかを選択する。業種を追
加しない場合には、しないボタンをクリックし、追加す
る場合には、するボタンをクリックすればよい。
【0054】つぎに、広告主による入札手続を説明す
る。広告主が広告に対する広告料金を入札するときに
は、バナー広告を入札する場合には図19のバナー広告
入札画面W10 を開いて、または、普通広告を入札する場
合には図20の普通広告表示入札画面W11 を開いて、広
告主通信端末3から入札要求を広告システム10に送信
する。広告システム10では、表示優先順位決定手段2
5によって広告主の入札価格の高低により表示優先順位
が決定されるので、入札価格が高ければ高い程、広告表
示ページに掲載される広告の表示優先順位は高くなり、
顧客に対するアピール度を高くすることができる。つま
り、入札価格と顧客アピール度との相関関係を高くする
ことができるから、需要と供給のバランスにより合理的
な価格を設定することができる。したがって、広告主か
らの入札により広告の価格を設定することができる。ま
た、表示優先順位決定手段によって、表示優先順位が変
更されることにより、広告主は自分が要求する顧客アピ
ール度に応じて入札価格の高低を決めることができる。
【0055】つぎに、広告の検索手続を説明する。広告
検索条件を指定すると、図16の検索結果表示画面W7
が前記通信端末に表示される。この検索画面W7は、顧
客が商品を検索した結果表示画面W7である。なお、検
索結果表示画面W7において、検索者のプロファイルに
より、広告主が広告対象に設定した顧客にのみ広告が表
示できる。
【0056】顧客が検索を行う際に、広告主のプロファ
イル情報を利用して検索対象を絞り込むことができるの
で、顧客は個別に広告主のプロファイル情報を調査する
必要がなくなり、商品の購入プロセスの効率化が可能と
なる。つまり、顧客は、広告主のプロファイル情報を検
索絞込み情報とともに利用することにより、別途に調
査、検索、情報の参照を行う必要性がなくなり、顧客の
利便性を向上させることができる。他方、広告主は、自
社の商品を購入しない顧客からの問い合わせを未然に防
ぐなどの効果を期待できる。
【0057】逆に、広告主が商品広告を行う際に、顧客
のプロファイル情報を利用して広告対象を絞り込むこと
ができるので、広告主は個別に顧客のプロファイル情報
を調査する必要がなくなり、商品の広告の効率化が可能
となる。つまり、広告主は、顧客のプロファイル情報を
広告対象絞込み情報として利用することにより、別途に
調査、情報の参照を行う必要性がなくなり、広告主の利
便性を向上させることができる。また同様の仕組みを用
いて、予算等に応じて広告対象を絞り込める。
【0058】つぎに、電子会議室の作成手続を説明す
る。電子会議室を作成したときには、図17の電子会議
室画面W8が前記通信端末に表示される。電子会議室画
面W8には、会議室名、会議室情報、ステータス等が表
示される。また、タイトル、送信先、送信者、日付及び
内容等が表示される。
【0059】電子会議室を設けることによって、広告の
効果として発生した商談を行うことができ、従来は別途
に行う必要のあった商談プロセスをシステム上で行うこ
とができ、顧客と広告主の利便性を向上させることがで
きる。
【0060】公募による電子会議室を作成するときに
は、図18の公募画面W9が前記通信端末に表示され
る。公募画面W9には、業種、業務、部署、サービス・
製品等が表示される。また、必要なサービス・製品の概
要、プロジェクト予算、プロジェクト期間、匿名の利
用、公募条件、資本金、従業員数を入力すればよい。
【0061】広告主が広告を登録する際に、広告対象と
して設定した条件に一致する顧客プロファイルをもつ顧
客から商品の募集があった場合に、公募手段によって、
広告主は電子会議室の参加依頼通知の設定を行うことが
できる。これにより、広告主は広告を行うのみではなく
自身が提供する商品を必要とする顧客の公募情報を収集
し、必要とあれば顧客と商談することができる。
【0062】つぎに、匿名手続および公開制限手続を説
明する。顧客を匿名にしたい場合には、電子会議室作成
時に顧客情報を匿名にする設定をする。広告システム1
0では、顧客匿名処理26によって、顧客を匿名とする
ことにより、顧客はより本質的に必要とする商品自体の
有用性や自社ニーズに対する適合性を考慮した上で商品
購入の検討が可能となる。
【0063】広告主を匿名にしたい場合には、電子会議
室作成時に広告主を匿名にする設定をする。広告システ
ム10では、広告主匿名処理27によって、広告主を匿
名とすることにより、顧客はより本質的に必要とする商
品自体の有用性や自社ニーズに対する適合性を考慮した
上で商品購入の検討ができる。
【0064】商談内容の公開を制限したい場合には、商
談内容の公開レベル、例えば(1) 公開、(2) 広告主間非
公開、(3) モデレーテッド等を設定する。広告システム
10では、商談内容公開制限処理28によって、広告主
と顧客との間でやりとりされる商談内容を一部非公開に
して公開を制限することができるから、広告主は自身が
会議室に投稿した情報が競合他社に漏洩する危険を意識
することなく安心して商談を電子会議室で行うことがで
きる。
【0065】よって、本実施形態の広告システム10に
よれば、(1)顧客が広告を検索する際のパフォーマン
スを向上させることができ、(2)商品の購入プロセス
の効率化が可能となり、(3)広告主は自分が要求する
顧客アピール度に応じて広告入札価格の高低を決めるこ
とができ、(4)顧客と広告主の利便性を向上させるこ
とができ、(5)広告主は広告を行うのみではなく自身
が提供する商品を必要とする顧客の公募情報を収集し、
必要とあれば顧客と商談することができ、(6)顧客は
より本質的に必要とする商品自体の有用性や自社ニーズ
に対する適合性を考慮した上で商品購入の検討ができ、
(7)顧客が商品や提案の良し悪しをより客観的に判断
でき、(8)広告主は自身が会議室に投稿した情報が競
合他社に漏洩する危険を意識することなく安心して商談
を電子会議室で行うことができる。
【0066】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、商品情報と広
告情報を分離して管理することにより、1つの商品に対
して、顧客に応じて別々の広告を行うことができる。ま
た、広告対象データベースには広告に必要なすべての情
報が格納されているため、データベースの複製を作成す
ることにより、容易に複数のデータベースサーバーの設
置を行えるので、顧客が広告を検索する際のパフォーマ
ンスを向上させることができる。請求項2の発明によれ
ば、広告対象データベースに広告対象情報が階層化され
た分類別に格納して管理されているので、広告主が想定
する広告対象を効果的に絞り込んで設定することができ
る。請求項3の発明によれば、顧客が検索を行う際に、
広告主のプロファイル情報を利用して検索対象を絞り込
むことができるので、顧客は個別に広告主のプロファイ
ル情報を調査する必要がなくなり、商品の購入プロセス
の効率化が可能となる。つまり、顧客は、広告主のプロ
ファイル情報を検索絞込み情報とともに利用することに
より、別途に調査、検索、情報の参照を行う必要性がな
くなり、顧客の利便性を向上させることができる。他
方、広告主は、自社の商品を購入しない顧客からの問い
合わせを未然に防ぐなどの効果を期待できる。請求項4
の発明によれば、広告主が商品広告を行う際に、顧客の
プロファイル情報を利用して広告対象を絞り込むことが
できるので、広告主は個別に顧客のプロファイル情報を
調査する必要がなくなり、商品広告の効率化が可能とな
る。つまり、広告主は、顧客のプロファイル情報を広告
対象絞込み情報として利用することにより、別途に調
査、情報の参照を行う必要性がなくなり、広告主の利便
性を向上させることができる。また同様の仕組みを用い
て、予算等に応じて広告対象を絞り込める。請求項5の
発明によれば、表示優先順位決定手段によって広告主の
入札価格の高低により表示優先順位が決定されるので、
入札価格が高ければ高い程、広告表示ページに掲載され
る広告の表示優先順位は高くなり、顧客に対するアピー
ル度を高くすることができる。つまり、入札価格と顧客
アピール度との相関関係を高くすることができるから、
需要と供給のバランスにより合理的な価格を設定するこ
とができる。したがって、広告主からの入札により広告
の価格を設定することができる。また、表示優先順位決
定手段によって、定期的に表示優先順位を変更すること
により、広告主は自分が要求する顧客アピール度に応じ
て入札価格の高低を決めることができる。請求項6の発
明によれば、電子会議室を設けることによって、広告の
効果として発生した商談を行うことができ、従来は別途
に行う必要のあった商談プロセスをシステム上で行うこ
とができ、顧客と広告主の利便性を向上させることがで
きる。請求項7の発明によれば、広告主が広告を登録す
る際に、広告対象として設定した条件に一致する顧客プ
ロファイルをもつ顧客から商品の募集があった場合に、
公募手段によって、広告主は電子会議室の参加依頼通知
の設定を行うことができる。これにより、広告主は広告
を行うのみではなく自身が提供する商品を必要とする顧
客の公募情報を収集し、必要とあれば顧客と商談するこ
とができる。請求項8の発明によれば、顧客匿名手段に
よって、顧客を匿名とすることにより、顧客はより本質
的に必要とする商品自体の有用性や自社ニーズに対する
適合性を考慮した上で商品購入の検討が可能となる。請
求項9の発明によれば、広告主匿名手段によって、広告
主を匿名とすることにより、顧客はより本質的に必要と
する商品自体の有用性や自社ニーズに対する適合性を考
慮した上で商品購入の検討ができる。請求項10の発明
によれば、商談内容公開制限手段によって、広告主と顧
客との間でやりとりされる商談内容を一部非公開にして
公開を制限することができるから、広告主は自身が会議
室に投稿した情報が競合他社に漏洩する危険を意識する
ことなく安心して商談を電子会議室で行うことができ
る。請求項11の発明によれば、広告システムをコンピ
ュータで読み取ることができる。請求項12の発明によ
れば、広告システムを動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の広告装置1のネットワーク図であ
る。
【図2】広告システム10のデータベース構成図であ
る。
【図3】広告システム10のデータベース構成図であ
る。
【図4】広告検索処理のフローチャートである。
【図5】電子会議室の作成処理のフローチャートであ
る。
【図6】公募による電子会議室の作成処理のフローチャ
ートである。
【図7】普通広告表示優先順位の設定処理のフローチャ
ートである。
【図8】バナー広告表示の設定処理のフローチャートで
ある。
【図9】ユーザログイン画面W0である。
【図10】ユーザ登録画面W1である。
【図11】ユーザ登録画面W2である。
【図12】ユーザ登録画面W3である。
【図13】ユーザ登録画面W4である。
【図14】ユーザ登録画面W5である。
【図15】ユーザ登録画面W6である。
【図16】顧客が商品を検索した結果表示画面W7であ
る。
【図17】電子会議室画面W8である。
【図18】公募画面W9である。
【図19】バナー広告入札画面W10 である。
【図20】普通広告表示入札画面W11 である。
【符号の説明】
1 広告装置 2 顧客通信端末 3 広告主通信端末 10 広告システム DB10 広告対象DB DB11 部署分類DB DB12 業務分類DB DB13 業種分類DB DB14 商品分類DB DB15 広告DB DB16 商品DB DB21 広告入札DB DB22 入札DB DB31 下位組織DB DB32 ルート組織DB DB33 個人DB DB41 電子会議室DB DB42 メンバーDB DB43 投稿DB
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 210 G06F 17/30 210D 340 340A

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】広告主通信端末との間および顧客通信端末
    との間で通信網を介して通信可能な管理サーバで動作し
    うるシステムであって、商品ID毎に、商品情報を格納
    して管理する商品データベースと、商品ID毎、広告I
    D毎に、広告情報を格納して管理する広告データベース
    と、商品ID毎、広告ID毎、広告対象ID毎に、広告
    対象情報を格納して管理する広告対象データベースとを
    備えたことを特徴とする広告システム。
  2. 【請求項2】前記広告対象データベースが、前記広告対
    象情報を、階層化された分類別に格納して管理している
    ことを特徴とする請求項1記載の広告システム。
  3. 【請求項3】広告主プロファイル情報が格納されてお
    り、該広告主プロファイル情報が前記顧客通信端末から
    検索条件として指定可能であり、前記広告主プロファイ
    ル情報を検索キーにして前記広告対象データベースから
    広告を検索するための検索手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の広告システム。
  4. 【請求項4】顧客プロファイル情報が格納されており、
    該顧客プロファイル情報が前記広告主通信端末から広告
    対象となる顧客の条件として指定可能であり、前記顧客
    プロファイル情報を検索条件にして前記広告対象データ
    ベースから広告先を絞り込むための絞り込み手段を備え
    たことを特徴とする請求項1記載の広告システム。
  5. 【請求項5】広告ID毎、入札ID毎に、広告の入札情
    報を格納して管理する入札データベースと、複数の広告
    が順位付けして表示される広告表示ウェブページと、広
    告主の入札価格の順に、広告の表示優先順位を決定する
    表示優先順位決定手段とを備えたことを特徴とする請求
    項1記載の広告システム。
  6. 【請求項6】広告主通信端末と顧客通信端末との間で商
    談を行うための電子会議室を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の広告システム。
  7. 【請求項7】前記電子会議室が、公募による公募手段を
    備えたことを特徴とする請求項1記載の広告システム。
  8. 【請求項8】前記電子会議室に入室する顧客のプロファ
    イル情報を非公開にする顧客匿名手段を備えたことを特
    徴とする請求項1記載の広告システム。
  9. 【請求項9】前記電子会議室に入室する広告主のプロフ
    ァイル情報を非公開にする広告主匿名手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の広告システム。
  10. 【請求項10】電子会議室において、広告主と顧客との
    間でやりとりされる商談内容の公開を一部制限する商談
    内容公開制限手段を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の広告システム。
  11. 【請求項11】請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9または10記載の広告システムが記録されたこと
    を特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  12. 【請求項12】請求項11記載のコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体を備えたことを特徴とする広告装置。
JP2000330358A 2000-10-30 2000-10-30 広告システム、これを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体および広告装置 Pending JP2002133284A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005081155A1 (ja) * 2004-02-19 2005-09-01 Searchteria Co., Ltd. 情報提供システム、その方法及びプログラム
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