JP2002132561A - 差分バックアップ方法および装置 - Google Patents

差分バックアップ方法および装置

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JP2002132561A
JP2002132561A JP2000321099A JP2000321099A JP2002132561A JP 2002132561 A JP2002132561 A JP 2002132561A JP 2000321099 A JP2000321099 A JP 2000321099A JP 2000321099 A JP2000321099 A JP 2000321099A JP 2002132561 A JP2002132561 A JP 2002132561A
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JP2000321099A
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Noriaki Suzuki
憲明 鈴木
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】必要最小限の情報を記録するとともに、短時間
でリストア処理を行うことのできる差分バックアップ方
法および装置を提供する。 【解決手段】ファイリングサービス1に対する各種操作
により発生する差分情報をオブジェクト管理データベー
ス3に順次記録するとともに、各種操作により無意味と
なる差分情報を削除してバックアップする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、差分バックアッ
プ方法および装置に関し、特に、ファイリングサービス
等におけるバックアップおよびリストアの処理を高速に
行う差分バックアップ方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファイリングサービス等においては、格
納(登録)されるオブジェクト等が随時変更されるた
め、差分バックアップ方式により、バックアップを行う
ことが多い。差分バックアップ方式は、全体のバックア
ップを行った後に、オブジェクトの変更等に伴う差分情
報をバックアップするものである。
【0003】ここで、一般的な差分バックアップの手順
について説明する。図20は、従来の差分バックアップ
処理の流れを示すフローチャートである。差分バックア
ップ処理では、まず、ファイリングサービス全体のバッ
クアップを行う(ステップ801)。なお、全体のバッ
クアップをキャビネット等のデータ格納単位で行うシス
テムもある。
【0004】その後、オブジェクトの追加や変更、削除
等の操作があると、その操作内容を時系列に差分情報と
して記録する(ステップ802)。この差分情報は、例
えば、図21に示すような形態で記録される。
【0005】差分情報の記録は、所定の条件、例えば、
一定時間の経過や差分情報の記録量が一定量を超える等
の条件に適合するまでの間(ステップ803でNO)、
オブジェクトに対する操作が生じる毎に行われる。そし
て、所定条件に適合すると(ステップ803でYE
S)、記録した差分情報をメディアに格納し(ステップ
804)、その差分情報を削除して(ステップ80
5)、ステップ802の処理に戻り、差分情報の記録を
続ける。
【0006】このようにして記録した差分情報に基づい
て、ファイリングサービスに障害等が発生した場合に、
リストアを行うことになる。
【0007】次に、差分情報に基づくリストアの手順に
ついて説明する。図22は、従来の差分リストア処理の
流れを示すフローチャートである。ファイリングサービ
ス等のリストアを行う場合には、まず、上述のステップ
801で行った全体バックアップに基づいて、全体のリ
ストアを行う(ステップ901)。
【0008】次に、全体リストアを行ったファイリング
サービスに対して、上述のステップ804でメディアに
格納した差分情報を反映させる(ステップ902)。こ
の差分情報の反映は、差分情報を格納したメディアの全
てに対して行い(ステップ903でYES)、全てのメ
ディアに格納されている差分情報の反映を終了すると
(ステップ903でNO)、ファイリングサービスの運
用を開始する(ステップ904)。
【0009】このように、従来の差分バックアップ方式
では、サービスの運用時の操作内容を差分情報として記
録しておき、リストア時に記録しておいた差分情報に従
って、オブジェクトに対する操作を再現していた。
【0010】なお、同様のバックアップを行うものとし
て、特開平7−230400号公報記載の「情報管理シ
ステムのバックアップ構造およびそれを用いた復旧方
法」等がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
差分バックアップ方式では、サービスの運用時の操作内
容を差分情報として記録しておき、リストア時に記録し
ておいた差分情報に従って、オブジェクトに対する操作
を再現していた。
【0012】しかしながら、上述の方法では、記録する
差分情報として不要な情報を含むことがある。例えば、
あるオブジェクトを追加登録した後に、当該オブジェク
トが削除された場合、差分情報にはオブジェクトの登録
と削除の両者の情報が記憶され、そのオブジェクト自体
もバックアップされることになる。
【0013】同様に、リストアを行う際にも、操作内容
を再現するため、オブジェクトを追加登録した後に当該
オブジェクトを削除するといった処理が実行されること
になり、このような無駄な処理を含めたリストア処理に
要する時間が多大なものとなっていた。
【0014】そこで、この発明は、必要最小限の情報を
記録するとともに、短時間でリストア処理を行うことの
できる差分バックアップ方法および装置を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、請求項1の発明は、全体バックアップを行った後
に発生したオブジェクトの操作に基づいて、全体バック
アップ情報との差をバックアップする差分バックアップ
方法において、前記全体バックアップ情報との間に生じ
た差を差分情報として記録するとともに、前記差分情報
のうちオブジェクトの操作により前記差が打ち消された
差分情報を抹消することを特徴とする。
【0016】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記オブジェクトは、該オブジェクトを識別
する識別情報が付与され、前記差分情報は、前記識別情
報に基づいて記録されることを特徴とする。
【0017】また、請求項3の発明は、請求項1の発明
において、前記差分情報は、前記オブジェクトの追加記
録情報、削除記録情報、変更記録情報の1若しくは複数
の組み合わせとして構成されることを特徴とする。
【0018】また、請求項4の発明は、請求項3の発明
において、前記追加記録情報と前記削除記録情報と前記
変更記録情報は、それぞれ、同一のオブジェクトに対す
る情報を1つ以内だけ記録することを特徴とする。
【0019】また、請求項5の発明は、請求項3の発明
において、前記差分情報は、追加されたオブジェクトが
削除された場合に、該オブジェクトの追加記録情報が抹
消されることを特徴とする。
【0020】また、請求項6の発明は、請求項3の発明
において、前記差分情報は、オブジェクトの移動を該オ
ブジェクトの削除記録情報および追加記録情報で表し、
該移動されたオブジェクトが削除された場合に、該オブ
ジェクトの追加記録情報が抹消されることを特徴とす
る。
【0021】また、請求項7の発明は、請求項3の発明
において、前記差分情報は、変更されたオブジェクトが
削除された場合に、該オブジェクトの変更記録情報が抹
消されることを特徴とする。
【0022】また、請求項8の発明は、請求項1の発明
において、前記差分情報は、オブジェクトの追加、削
除、移動、変更の情報が記録され、追加、削除、移動、
変更の順に差分バックアップ情報として保存されること
を特徴とする。
【0023】また、請求項9の発明は、請求項8の発明
において、前記差分バックアップ情報は、オブジェクト
の追加、削除、移動、変更の順にリストアされることを
特徴とする。
【0024】また、請求項10の発明は、全体バックア
ップを行った後に発生したオブジェクトの操作に基づい
て、全体バックアップ情報との差をバックアップする差
分バックアップ装置において、受け付けた操作指示に基
づいてオブジェクトの操作および管理を行うオブジェク
ト管理手段と、前記オブジェクト管理手段による操作に
より前記全体バックアップ情報との間に生じた差を差分
情報として記録するとともに、前記差分情報のうちオブ
ジェクトの操作により前記差が打ち消された差分情報を
抹消する差分情報記録手段とを具備することを特徴とす
る。
【0025】また、請求項11の発明は、請求項10の
発明において、前記オブジェクト管理手段は、前記オブ
ジェクトに該オブジェクトを識別する識別情報を付与
し、前記差分情報記録手段は、前記オブジェクト管理手
段により付与された識別情報に基づいて前記差分情報を
記録することを特徴とする。
【0026】また、請求項12の発明は、請求項10の
発明において、前記差分情報記録手段は、前記オブジェ
クトの追加記録情報、削除記録情報、変更記録情報の1
若しくは複数の組み合わせとして前記差分情報を構成す
ることを特徴とする。
【0027】また、請求項13の発明は、請求項12の
発明において、前記差分情報記録手段は、前記追加記録
情報と前記削除記録情報と前記変更記録情報とのそれぞ
れに同一のオブジェクトに対する情報を1つ以内だけ記
録することを特徴とする。
【0028】また、請求項14の発明は、請求項12の
発明において、前記差分情報記録手段は、追加されたオ
ブジェクトが削除された場合に、該オブジェクトの追加
記録情報を抹消することを特徴とする。
【0029】また、請求項15の発明は、請求項12の
発明において、前記差分情報記録手段は、オブジェクト
の移動を該オブジェクトの削除記録情報および追加記録
情報で記録し、該移動されたオブジェクトが削除された
場合に、該オブジェクトの追加記録情報を抹消すること
を特徴とする。
【0030】また、請求項16の発明は、請求項12の
発明において、前記差分情報記録手段は、変更されたオ
ブジェクトが削除された場合に、該オブジェクトの変更
記録情報を抹消することを特徴とする。
【0031】また、請求項17の発明は、請求項10の
発明において、前記差分情報記録手段は、前記差分情報
としてオブジェクトの追加、削除、移動、変更の各情報
を記録し、該各情報を追加、削除、移動、変更の順に差
分バックアップ情報として保存することを特徴とする。
【0032】また、請求項18の発明は、請求項17の
発明において、前記差分情報記録手段は、前記差分バッ
クアップ情報をオブジェクトの追加、削除、移動、変更
の順にリストアすることを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る差分バック
アップ方法および装置の一実施の形態について、添付図
面を参照して詳細に説明する。
【0034】図1は、この発明を適用するファイリング
サービスの基本概念を示した図である。
【0035】ファイリングサービス1は、クライアント
2(2−1〜2−n)からの指示に基づいてオブジェク
ト(画像およびその属性)を保管する。保管するオブジ
ェクトは、その属性に基づいてオブジェクト管理データ
ベース3を用いて管理を行い、画像データを画像データ
格納部4に格納する。
【0036】オブジェクト管理データベース3では、オ
ブジェクトに該オブジェクトをユニークに識別できるI
D情報(識別情報)を付して管理を行うが、このID情
報の値を再利用することはない。また、オブジェクト管
理データベース3は、ID情報を用いてオブジェクトの
親子関係を保存し、これによりオブジェクトの階層構造
を表現している。なお、各オブジェクトは、複数の親オ
ブジェクトを持たないものとする。
【0037】まず、オブジェクト管理データベース3に
よるオブジェクトの管理方法について説明する。オブジ
ェクト管理データベース3は、図2に示す属性テーブル
(AttributeTable)31と、階層構造テーブル(Hierar
chyTable)32、画像ファイルテーブル(ImageFileTab
le)33により、各オブジェクトを管理している。
【0038】属性テーブル31は、オブジェクトの属性
等を示すもので、オブジェクトに付したID情報とオブ
ジェクトの名前、属性等が保存される。階層構造テーブ
ル32は、オブジェクトの親子関係を示すもので、親と
なるオブジェクトのID情報(以下、親IDと称する)
と、その子となるオブジェクトのID情報(以下、子I
Dと称する)等が保存される。画像ファイルテーブル3
3は、オブジェクトの実体を示すもので、オブジェクト
のID情報と対応する画像ファイル名(画像ファイル
は、画像ファイル格納部4に格納されている)等が保存
される。
【0039】そして、オブジェクトの追加や削除、移
動、変更等の操作があった場合には、属性テーブル3
1、階層構造テーブル32、画像ファイルテーブル33
のそれぞれに保存されている内容を変更することで、オ
ブジェクトの管理が行われる。
【0040】オブジェクトが追加された場合、例えば、
ID情報の値が「0010」で名前が「0010」、属
性が「ATR10」、対応する画像ファイルが「FIL
E0010」のオブジェクトが、ID情報の値が「00
01」のオブジェクトの子として追加された場合には、
図3に示す属性テーブル31−1、階層構造テーブル3
2−1、画像ファイルテーブル33−1のように、追加
されたオブジェクトのID情報等が新たに保存される。
【0041】オブジェクトが削除された場合、例えば、
ID情報の値が「0010」で名前が「0010」、属
性が「ATR10」、対応する画像ファイルが「FIL
E0010」で、ID情報の値が「0001」のオブジ
ェクトの子であるオブジェクトが削除された場合には、
図4に示す属性テーブル31−2、階層構造テーブル3
2−2、画像ファイルテーブル33−2のように、削除
されたオブジェクトのID情報等が抹消される。
【0042】オブジェクトが移動された場合、例えば、
ID情報の値が「0010」で名前が「0010」、属
性が「ATR10」、対応する画像ファイルが「FIL
E0010」で、ID情報の値が「0001」のオブジ
ェクトの子であるオブジェクトが、ID情報の値が「0
002」のオブジェクトの子として移動された場合に
は、図5に示す属性テーブル31−3と画像ファイルテ
ーブル33−3のように、両テーブルには何ら変更は加
えられず、同図の階層構造テーブル32−3には、ID
情報の値が「0001」のオブジェクトの子である情報
が抹消され、新たにID情報の値が「0002」のオブ
ジェクトの子である情報が追加される。
【0043】オブジェクトが変更された場合、例えば、
ID情報の値が「0010」で名前が「0010」のオ
ブジェクトの属性が、属性が「ATR0010」に変更
された場合には、図6に示す属性テーブル31−4のよ
うに、属性情報のみが変更される。また、オブジェクト
の変更に際して、対応する画像データが更新された場合
は、同図に示す画像ファイルテーブル33−4のよう
に、対応する画像ファイル名も変更される。なお、オブ
ジェクトの変更に際しては、図6に示すように、階層構
造テーブル32−4には、変更が加えられない。
【0044】次に、図1に示したファイリングサービス
1における差分バックアップ方法について説明する。差
分バックアップは、全体のバックアップを行った後に操
作された内容を差分情報として記録することで行うが、
その差分情報は、図7(a)に示す追加記録テーブル
(InsertLogTable)51と、図7(b)に示す削除記録
テーブル(DeleteLogTable)52、図7(c)に示す変
更記録テーブル(ModifiedLogTable)53に記録され
る。
【0045】追加記録テーブル51は、オブジェクトが
追加された場合に、追加されたオブジェクトのID情報
をその親オブジェクトのID情報と併せて記録する。削
除記録テーブル52は、オブジェクトが削除された場合
に、削除されたオブジェクトのID情報をその親オブジ
ェクトのID情報と併せて記録する。変更記録テーブル
53は、オブジェクトが変更された場合に、変更された
オブジェクトのID情報を記録するが、その際に画像デ
ータの更新があった場合には、その旨を併せて記録す
る。
【0046】追加記録テーブル51、削除記録テーブル
52、変更記録テーブル53への差分情報の記録は、オ
ブジェクトの追加や削除、移動、変更等の操作があった
際に行われる。そこで、オブジェクトの追加、削除、移
動、変更の操作があった場合を事例として、以下に差分
情報の記録方法を説明する。
【0047】まず、図8および図9を参照して、オブジ
ェクトが追加された際の差分情報の記録について説明す
る。図8は、オブジェクトが追加された際の差分情報の
記録処理の流れを示すフローチャートであり、図9は、
オブジェクトが追加された際の差分情報の記録例を示し
た図である。
【0048】オブジェクトが追加された際には、追加さ
れたオブジェクトのID情報をその親オブジェクトのI
D情報とともに、追加記録テーブル(ILT)51に記
録する(ステップ101)。
【0049】例えば、ID情報が「0010」のオブジ
ェクトが、ID情報が「0001」の子として追加され
た場合には、追加記録テーブル51は、図9に示す追加
記録テーブル51−1の状態から追加記録テーブル51
−2の状態に変化する。
【0050】次に、図10乃至12を参照して、オブジ
ェクトが削除された際の差分情報の記録について説明す
る。図10は、オブジェクトが削除された際の差分情報
の記録処理の流れを示すフローチャートであり、図11
および図12は、オブジェクトが削除された際の差分情
報の記録例を示した図である。
【0051】オブジェクトが削除された際には、まず、
削除されたオブジェクトのID情報が、追加記録テーブ
ル(ILT)51に記録されているか否かを調べる(ス
テップ201)。
【0052】削除されたオブジェクトのID情報が、追
加記録テーブル51に記録されていた場合には(ステッ
プ201でYES)、追加記録テーブル51から対応す
る記録を抹消し(ステップ202)、処理を終了する。
追加記録テーブル51にID情報が記録されているオブ
ジェクトは、上述したように全体バックアップの後に新
たに追加されたオブジェクトであるか、全体バックアッ
プの後に移動されたオブジェクトである(オブジェクト
が移動された場合の差分情報は後述する)。つまり、追
加記録テーブル51に記録されているオブジェクトが削
除された場合には、差分情報としては、追加されたとい
う記録をキャンセルすることと同意となる。
【0053】例えば、ID情報が「0010」のオブジ
ェクトが削除された際に、追加記録テーブル51が図1
1(a)に示す追加記録テーブル51−11の状態であ
った場合、当該オブジェクトは、全体バックアップの後
に新たに追加されたオブジェクトであるため、その記録
を抹消して追加記録テーブル51−12の状態とする。
【0054】また、ID情報が「0010」のオブジェ
クトが、ID情報が「0001」の子からID情報が
「0002」の子として移動されていた場合には、追加
記録テーブル51と削除記録テーブル52の状態が、そ
れぞれ図11(b)に示す追加記録テーブル51−2
1、削除記録テーブル52−21の状態となっている
(詳細は後述する)。この状態で当該オブジェクトが削
除された場合には、削除記録テーブル52の状態はその
まま(52−21)で、追加記録テーブル51から当該
オブジェクトの記録を抹消して追加記録テーブル51−
22の状態とする。これにより、差分情報としては、削
除記録テーブル52に記録されていた削除記録のみが残
ることになる。
【0055】一方、削除されたオブジェクトのID情報
が、追加記録テーブル51に記録されていなかった場合
には(ステップ201でNO)、当該オブジェクトのI
D情報が、変更記録テーブル(MLT)53に記録され
ているか否かを調べ(ステップ203)、削除されたオ
ブジェクトのID情報が、変更記録テーブル53に記録
されていた場合には(ステップ203でYES)、対応
する記録を抹消し(ステップ204)、その後、削除記
録テーブル(DLT)52に削除されたオブジェクトの
ID情報を記録する(ステップ205)。また、削除さ
れたオブジェクトのID情報が、変更記録テーブル53
に記録されていなかった場合には(ステップ203でN
O)、削除記録テーブル(DLT)52に削除されたオ
ブジェクトのID情報を記録する(ステップ205)。
【0056】この場合には、いずれの場合も削除された
オブジェクトのID情報を削除記録テーブル52に記録
することになるが、オブジェクトが削除された場合に
は、そのオブジェクトに対する変更の記録は無意味なも
のとなってしまうため、変更記録テーブル53に記録が
ある場合には、その記録を抹消している。
【0057】例えば、ID情報が「0003」のオブジ
ェクトが削除された際に、変更記録テーブル53が図1
2(a)に示す変更記録テーブル53−31の状態であ
った場合、当該オブジェクトの変更記録は不要となるた
め、変更記録テーブル53から該当する記録を抹消して
変更記録テーブル53−32にの状態とし、削除記録テ
ーブル52にID情報が「0003」のオブジェクトの
削除を記録し、その状態を削除記録テーブル52−31
から削除記録テーブル52−32のように変更する。
【0058】また、ID情報が「0004」のオブジェ
クトが削除された際に、変更記録テーブル53に該当す
るID情報が記録されていなければ、削除記録テーブル
52の状態を図12(b)に示す削除記録テーブル52
−31から削除記録テーブル52−32のように変更す
る。
【0059】次に、図13および図14を参照して、オ
ブジェクトが移動された際の差分情報の記録について説
明する。図13は、オブジェクトが移動された際の差分
情報の記録処理の流れを示すフローチャートであり、図
14は、オブジェクトが移動された際の差分情報の記録
例を示した図である。
【0060】オブジェクトが移動された際には、まず、
移動されたオブジェクトのID情報が、追加記録テーブ
ル(ILT)51に記録されているか否かを調べる(ス
テップ301)。
【0061】移動されたオブジェクトのID情報が、追
加記録テーブル51に記録されていた場合には(ステッ
プ301でYES)、追加記録テーブル51から対応す
る記録を抹消し、移動後の記録を新たに追加する(ステ
ップ302)。また、この処理に代えて対応する記録を
変更してもよい。追加記録テーブル51にID情報が記
録されているオブジェクトは、上述したように全体バッ
クアップの後に新たに追加されたオブジェクトである
か、全体バックアップの後に移動されたオブジェクトで
ある。つまり、追加記録テーブル51に記録されている
オブジェクトが移動された場合には、差分情報として
は、該当するID情報のオブジェクトが、初めて追加さ
れたという記録と同意となる。
【0062】例えば、ID情報が「0010」のオブジ
ェクトが、ID情報が「0001」のオブジェクトの子
からID情報が「0002」のオブジェクト子に移動さ
れた際には、追加記録テーブル51の状態は、図14
(a)に示す追加記録テーブル51−51から追加記録
テーブル51−52に変更される。この処理は、ID情
報が「0001」のオブジェクトとの親子関係を抹消
し、ID情報が「0002」のオブジェクトとの親子関
係を記録したこととなる。
【0063】また、同様の場合に、追加記録テーブル5
1の状態を図14(b)に示す追加記録テーブル51−
61から追加記録テーブル51−62に変更変更しても
よい。これは、追加記録テーブル51の記録内容を変更
する処理ではあるが、処理の内容としては図14(a)
に示したものと同意である。
【0064】一方、移動されたオブジェクトのID情報
が、追加記録テーブル51に記録されていなかった場合
には(ステップ301でNO)、移動元の情報(旧親子
関係)を削除記録テーブル(DLT)52に記録し、移
動先の情報(新親子関係)を追加記録テーブル(IL
T)51に記録する(ステップ303)。追加記録テー
ブル51にID情報が記録されていないオブジェクト
は、全体バックアップの前から登録されていたオブジェ
クトであるため、移動元の親子関係を解消した記録と移
動先に新たな親子関係が築かれた記録が必要となる。こ
のため、移動したオブジェクトを一度削除して、新たに
追加したことと同意となる記録を行う。
【0065】例えば、ID情報が「0018」のオブジ
ェクトが、ID情報が「0001」のオブジェクトの子
からID情報が「0002」のオブジェクト子に移動さ
れた際には、追加記録テーブル51と削除記録テーブル
52は、それぞれ図14(c)に示す追加記録テーブル
51−71の状態から追加記録テーブル51−72の状
態に、削除記録テーブル52−71の状態から削除記録
テーブル52−72の状態に変更される。
【0066】次に、図15および図16を参照して、オ
ブジェクトが変更された際の差分情報の記録について説
明する。図15は、オブジェクトが変更された際の差分
情報の記録処理の流れを示すフローチャートであり、図
16は、オブジェクトが変更された際の差分情報の記録
例を示した図である。
【0067】オブジェクトが変更された際には、まず、
変更されたオブジェクトのID情報が、追加記録テーブ
ル(ILT)51に記録されているか否かを調べる(ス
テップ401)。
【0068】変更されたオブジェクトのID情報が、追
加記録テーブル51に記録されていた場合には(ステッ
プ401でYES)、差分情報の記録としては何ら処理
を行わずに終了する。これは、追加記録テーブル51に
ID情報が記録されているオブジェクトは、上述したよ
うに全体バックアップの後に新たに追加されたオブジェ
クトであるか、全体バックアップの後に移動されたオブ
ジェクトであるためで、差分情報としては、変更後のオ
ブジェクトが、初めて追加されたという記録と同意とな
るためである。
【0069】変更されたオブジェクトのID情報が、追
加記録テーブル51に記録されていなかった場合には
(ステップ401でNO)、当該オブジェクトのID情
報が変更記録テーブル(MLT)53に記録されている
か否かを調べる(ステップ402)。
【0070】変更されたオブジェクトのID情報が、変
更記録テーブル53に記録されていた場合には(ステッ
プ402でYES)、オブジェクトの変更にともない画
像データの更新が無ければ(ステップ403でNO)、
差分情報の記録としては何ら処理を行わずに終了し、画
像データの更新があれば(ステップ403でYES)、
変更記録テーブル53に記録されている対象情報を「画
像データ更新有り」に変更する(ステップ404)。こ
の処理では、変更されたオブジェクトのID情報が、変
更記録テーブル53に記録されていた場合には、改めて
変更のあったことを記録しない。これは、一度変更され
たオブジェクトが更に変更された場合は、直前の変更が
無効となるためである。ただし、オブジェクトの変更に
伴って画像データの更新があった場合には、その旨を記
録しておく必要がある。
【0071】例えば、ID情報が「0006」のオブジ
ェクトが変更された際に、画像データの更新があれば、
変更記録テーブル53は、図16(a)に示す変更記録
テーブル53−81の状態から変更記録テーブル53−
82の状態に変更される。
【0072】一方、変更されたオブジェクトのID情報
が、変更記録テーブル53に記録されていなかった場合
には(ステップ402でNO)、変更記録テーブル53
に新たに当該オブジェクトの変更を記録する(ステップ
405)。このとき、オブジェクトの変更に伴って画像
データの更新が有れば、その旨を併せて記録する。この
処理は、全体バックアップの際に、既に登録されていた
オブジェクトが、最初に変更された場合の処理となる。
【0073】例えば、ID情報が「0008」のオブジ
ェクトが変更された際に、画像データの更新が無けれ
ば、変更記録テーブル53は、図16(b)に示す変更
記録テーブル53−91の状態から変更記録テーブル5
3−92の状態に変更され、画像データの更新が有れ
ば、変更記録テーブル53は、図16(c)に示す変更
記録テーブル53−101の状態から変更記録テーブル
53−102の状態に変更される。
【0074】さて、これまでは、差分情報の記録につい
て説明してきたが、差分情報を記録した後には、記録し
た差分情報に基づいてバックアップ処理が行われること
になる。
【0075】ここで、差分情報に基づくバックアップ処
理について説明する。図17は、バックアップ処理の流
れを示すフローチャートである。なお、バックアップ処
理の全体の流れとしては、図20を参照して説明した従
来の流れと同様であり、図17のフローチャートは、図
20のステップ804での処理に該当する。
【0076】さて、ファイリングサービス1の全体バッ
クアップを行った後、運用の開始とともに差分情報の記
録を開始する。そして、所定の条件に基づいて記録した
差分情報をメディアに記録する際には、まず、追加記録
テーブル51と削除記録テーブル52の両者にID情報
が記録されているオブジェクト、つまり、移動されたオ
ブジェクトの親子関係の情報をバックアップする(ステ
ップ501)。バックアップする親子関係の情報は、移
動元の親オブジェクトのID情報、移動先の親オブジェ
クトのID情報、移動したオブジェクトのID情報等で
ある。
【0077】次に、削除記録テーブル52の記録に基づ
いて、削除されたオブジェクトのうち、親子関係が最上
位のものを算出し、その親子関係をバックアップする
(ステップ502)。最上位のオブジェクトの算出は、
削除記録テーブル52に記録されているID情報のう
ち、追加記録テーブル51には記録が無く、かつ、親と
してのID情報は記録されているが子としてのID情報
が記録されていないオブジェクトを割り出す。この割り
出されたオブジェクトが最上位のオブジェクトである
(最上位のオブジェクトは、その親子関係に応じて複数
存在する場合もある)。例えば、削除記録テーブル52
の記録状態が、図18に示す削除記録テーブル52−1
11のようであったとすると、各オブジェクトの親子関
係は、「0001」>「0010」>「0100」>
「1000」となり、最上位のオブジェクトの親子関係
は、「0001」>「0010」であることがわかる。
実際、削除記録テーブル52−111には、「000
1」は、親IDとしてしか記録されていない(上述の説
明通り、ID情報「0001」のオブジェクトは、削除
されたものではない)。なお、最上位のオブジェクトを
算出する際に、追加記録テーブル51にID情報が記録
されているオブジェクトを除外しているのは、当該オブ
ジェクトが移動されたオブジェクトであるためである。
【0078】次に、変更記録テーブル53の記録に基づ
いて、変更されたオブジェクトのデータをバックアップ
する(ステップ503)。バックアップの対象となるの
は、変更記録テーブル53に記録されているID情報と
同一のID情報を持つオブジェクトの属性データの全て
であって、この際に画像データが更新されているものに
対しては、画像データのバックアップも行う。
【0079】最後に、追加記録テーブル51の記録に基
づいて、追加されたオブジェクトのデータをバックアッ
プする(ステップ504)。バックアップの対象となる
のは、追加記録テーブル51にID情報が記録されてい
るが、削除記録テーブル52にはID情報が記録されて
いないオブジェクトであり、その属性と親子関係、画像
データの全てをバックアップする。なお、削除記録テー
ブル52にID情報が記録されているオブジェクトを除
外しているのは、当該オブジェクトが移動されたオブジ
ェクトであるためである。
【0080】このようにして、差分情報に基づくバック
アップが終了すると、記録されていた差分情報を削除
し、ファイリングサービス1は、通常の動作に戻る。
【0081】続いて、リストア処理について説明する。
図19は、リストア処理の流れを示すフローチャートで
ある。なお、リストア処理の全体の流れとしては、図2
2を参照して説明した従来の流れと同様であり、図19
のフローチャートは、図22のステップ902での処理
に該当する。
【0082】リストア処理では、まず、全体バックアッ
プされたものをリストアし、その後、差分情報に基づく
リストアを行う。
【0083】差分情報に基づくリストアでは、まず、移
動されたオブジェクトをリストアする(ステップ60
1)。この処理では、バックアップ情報(ステップ50
1でバックアップされたもの)から、移動されたオブジ
ェクトのID情報を取り出し、これに基づいて、旧親子
関係を解消し、新たな親子関係を作成して移動処理を行
う。
【0084】このとき、移動先となるオブジェクト、つ
まり、親オブジェクトが存在せず、移動処理を行うこと
が不可能であるオブジェクトに対しては(ステップ60
2でYES)、一時的に別の親オブジェクトの下にその
親子関係を待避する(ステップ603)。なお、このよ
うなオブジェクトは、新たに追加されたオブジェクトの
下に移動されたオブジェクトである。
【0085】次に、削除されたオブジェクトのリストア
を行う(ステップ604)。この処理では、バックアッ
プ情報(ステップ502でバックアップされたもの)か
ら削除されたオブジェクトの最上位のオブジェクトのI
D情報を取り出し、そのID情報に基づいて親子関係を
辿り、そのID情報を持つオブジェクト以下のオブジェ
クトを全て削除する。この際に、取り出したID情報を
持つオブジェクトが存在しなかった場合には、当該オブ
ジェクトは既に削除されたものとみなして、この処理は
スキップする。
【0086】次に、変更されたオブジェクトのリストア
を行う(ステップ605)。この処理では、バックアッ
プ情報(ステップ503でバックアップされたもの)か
ら変更されたオブジェクトのID情報を取り出し、その
ID情報を持つオブジェクトの属性をバックアップ情報
に基づいてリストアする。この際に、画像データが更新
された旨の記録があれば、画像データの更新を行う。
【0087】続いて、追加されたオブジェクトのリスト
アを行う(ステップ606)。この処理では、バックア
ップ情報(ステップ504でバックアップされたもの)
から追加されたオブジェクトの親オブジェクトのID情
報を取り出し、その子オブジェクトとして追加されたオ
ブジェクトをリストアする。この際に、画像データも併
せてリストアする。
【0088】最後に、ステップ603で待避したオブジ
ェクトが存在する場合には(ステップ607でYE
S)、待避したオブジェクトの親子関係の情報に基づい
て、再度、親オブジェクトのID情報の有無を確認した
後に、待避したオブジェクトを移動する(ステップ60
8)。
【0089】このようなリストア処理を、差分バックア
ップ情報を格納したメディアの数だけ繰り返した後に、
ファイリングサービス1の運用を開始する。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、各種操作により発生する差分情報を順次記録すると
ともに、無意味となる差分情報を削除してバックアップ
する、例えば、新たにオブジェクトを追加する操作があ
った後に当該オブジェクトの削除操作があった場合に
は、その両者を差分情報から抹消したものをバックアッ
プするように構成したので、バックアップする情報の情
報量が少なくなるとともに、バックアップに要する時間
が短くなる。
【0091】また、バックアップする情報の情報量が少
なった結果、この情報に基づくリストアに要する時間も
短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用するファイリングサービスの基
本概念を示した図である。
【図2】オブジェクト管理データベース3で使用するテ
ーブルを示した図である。
【図3】オブジェクトが追加された際の属性テーブル、
階層構造テーブル、画像ファイルテーブルの記録例を示
した図である。
【図4】オブジェクトが削除された際の属性テーブル、
階層構造テーブル、画像ファイルテーブルの記録例を示
した図である。
【図5】オブジェクトが移動された際の属性テーブル、
階層構造テーブル、画像ファイルテーブルの記録例を示
した図である。
【図6】オブジェクトが変更された際の属性テーブル、
階層構造テーブル、画像ファイルテーブルの記録例を示
した図である。
【図7】差分情報を記録する追加記録テーブル、削除記
録テーブル、変更記録テーブルを示した図である。
【図8】オブジェクトが追加された際の差分情報の記録
処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】オブジェクトが追加された際の差分情報の記録
例を示した図である。
【図10】オブジェクトが削除された際の差分情報の記
録処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】オブジェクトが削除された際の差分情報の記
録例を示した図(1)である。
【図12】オブジェクトが削除された際の差分情報の記
録例を示した図(2)である。
【図13】オブジェクトが移動された際の差分情報の記
録処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】オブジェクトが移動された際の差分情報の記
録例を示した図である。
【図15】オブジェクトが変更された際の差分情報の記
録処理の流れを示すフローチャートである。
【図16】オブジェクトが変更された際の差分情報の記
録例を示した図である。
【図17】バックアップ処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図18】削除記録テーブル52の記録例を示した図で
ある。
【図19】リストア処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図20】従来の差分バックアップ処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図21】従来の差分情報の記録例を示した図である。
【図22】従来の差分リストア処理の流れを示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 ファイリングサービス 2−1〜2−n クライアント 3 オブジェクト管理データベース 4 画像データ格納部 31、31−1〜31−4 属性テーブル 32、32−1〜32−4 階層構造テーブル 33、33−1〜33−4 画像ファイルテーブル 51、51−1〜51−72 追加記録テーブル 52、52−21〜52−111 削除記録テーブル 53、53−31〜53−102 変更記録テーブル

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体バックアップを行った後に発生した
    オブジェクトの操作に基づいて、全体バックアップ情報
    との差をバックアップする差分バックアップ方法におい
    て、 前記全体バックアップ情報との間に生じた差を差分情報
    として記録するとともに、前記差分情報のうちオブジェ
    クトの操作により前記差が打ち消された差分情報を抹消
    することを特徴とする差分バックアップ方法。
  2. 【請求項2】 前記オブジェクトは、 該オブジェクトを識別する識別情報が付与され、 前記差分情報は、 前記識別情報に基づいて記録されることを特徴とする請
    求項1記載の差分バックアップ方法。
  3. 【請求項3】 前記差分情報は、 前記オブジェクトの追加記録情報、削除記録情報、変更
    記録情報の1若しくは複数の組み合わせとして構成され
    ることを特徴とする請求項1記載の差分バックアップ方
    法。
  4. 【請求項4】 前記追加記録情報と前記削除記録情報と
    前記変更記録情報は、 それぞれ、同一のオブジェクトに対する情報を1つ以内
    だけ記録することを特徴とする請求項3記載の差分バッ
    クアップ方法。
  5. 【請求項5】 前記差分情報は、 追加されたオブジェクトが削除された場合に、該オブジ
    ェクトの追加記録情報が抹消されることを特徴とする請
    求項3記載の差分バックアップ方法。
  6. 【請求項6】 前記差分情報は、 オブジェクトの移動を該オブジェクトの削除記録情報お
    よび追加記録情報で表し、該移動されたオブジェクトが
    削除された場合に、該オブジェクトの追加記録情報が抹
    消されることを特徴とする請求項3記載の差分バックア
    ップ方法。
  7. 【請求項7】 前記差分情報は、 変更されたオブジェクトが削除された場合に、該オブジ
    ェクトの変更記録情報が抹消されることを特徴とする請
    求項3記載の差分バックアップ方法。
  8. 【請求項8】 前記差分情報は、 オブジェクトの追加、削除、移動、変更の情報が記録さ
    れ、追加、削除、移動、変更の順に差分バックアップ情
    報として保存されることを特徴とする請求項1記載のバ
    ックアップ方法。
  9. 【請求項9】 前記差分バックアップ情報は、 オブジェクトの追加、削除、移動、変更の順にリストア
    されることを特徴とする請求項8記載の差分バックアッ
    プ方法。
  10. 【請求項10】 全体バックアップを行った後に発生し
    たオブジェクトの操作に基づいて、全体バックアップ情
    報との差をバックアップする差分バックアップ装置にお
    いて、 受け付けた操作指示に基づいてオブジェクトの操作およ
    び管理を行うオブジェクト管理手段と、 前記オブジェクト管理手段による操作により前記全体バ
    ックアップ情報との間に生じた差を差分情報として記録
    するとともに、前記差分情報のうちオブジェクトの操作
    により前記差が打ち消された差分情報を抹消する差分情
    報記録手段とを具備することを特徴とする差分バックア
    ップ装置。
  11. 【請求項11】 前記オブジェクト管理手段は、 前記オブジェクトに該オブジェクトを識別する識別情報
    を付与し、 前記差分情報記録手段は、 前記オブジェクト管理手段により付与された識別情報に
    基づいて前記差分情報を記録することを特徴とする請求
    項10記載の差分バックアップ装置。
  12. 【請求項12】 前記差分情報記録手段は、 前記オブジェクトの追加記録情報、削除記録情報、変更
    記録情報の1若しくは複数の組み合わせとして前記差分
    情報を構成することを特徴とする請求項10記載の差分
    バックアップ装置。
  13. 【請求項13】 前記差分情報記録手段は、 前記追加記録情報と前記削除記録情報と前記変更記録情
    報とのそれぞれに同一のオブジェクトに対する情報を1
    つ以内だけ記録することを特徴とする請求項12記載の
    差分バックアップ装置。
  14. 【請求項14】 前記差分情報記録手段は、 追加されたオブジェクトが削除された場合に、該オブジ
    ェクトの追加記録情報を抹消することを特徴とする請求
    項12記載の差分バックアップ装置。
  15. 【請求項15】 前記差分情報記録手段は、 オブジェクトの移動を該オブジェクトの削除記録情報お
    よび追加記録情報で記録し、該移動されたオブジェクト
    が削除された場合に、該オブジェクトの追加記録情報を
    抹消することを特徴とする請求項12記載の差分バック
    アップ装置。
  16. 【請求項16】 前記差分情報記録手段は、 変更されたオブジェクトが削除された場合に、該オブジ
    ェクトの変更記録情報を抹消することを特徴とする請求
    項12記載の差分バックアップ装置。
  17. 【請求項17】 前記差分情報記録手段は、 前記差分情報としてオブジェクトの追加、削除、移動、
    変更の各情報を記録し、該各情報を追加、削除、移動、
    変更の順に差分バックアップ情報として保存することを
    特徴とする請求項10記載のバックアップ装置。
  18. 【請求項18】 前記差分情報記録手段は、 前記差分バックアップ情報をオブジェクトの追加、削
    除、移動、変更の順にリストアすることを特徴とする請
    求項17記載の差分バックアップ装置。
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