JP2002132536A - Lsiデバッグシステム - Google Patents

Lsiデバッグシステム

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JP2002132536A
JP2002132536A JP2000324795A JP2000324795A JP2002132536A JP 2002132536 A JP2002132536 A JP 2002132536A JP 2000324795 A JP2000324795 A JP 2000324795A JP 2000324795 A JP2000324795 A JP 2000324795A JP 2002132536 A JP2002132536 A JP 2002132536A
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JP
Japan
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lsi
signal
input signal
debug
internal
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JP2000324795A
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Yoshihiro Tanaka
由浩 田中
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CPUなどが組み込まれたシステムLSIに
おいて、専用ICEが必要なく、また外部端子数の都合
上モニタ出力端子からLSI内部の動作状態を断片的に
しかえられなくても、LSI内部のプログラムカウンタ
の遷移やメモリバスの遷移などの詳細な情報を得ること
ができるデバッグシステムを提供する。 【解決手段】 まず、実チップのシステムLSI104
を動作させ、そのLSI104に入力される信号を入力
信号キャプチャ部106においてキャプチャして、入力
信号蓄積部107で一旦蓄えておく。次に、信号を再生
してLSI104に入力するが、信号再生を一時停止で
きる手段を設けておき、一時停止させている間に予めL
SI内部に搭載しておいた内部アクセス回路128を用
いて、内部の動作状態を観測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロプロセッ
サと命令メモリがLSI内部に組み込まれ、外部端子か
らは内蔵マイクロプロセッサのプログラム実行中の動作
が直接監視できないLSIや、LSI外部端子にモニタ
出力端子が設けられ、限られた本数のモニタ出力端子で
は内部論理回路の動作を部分的にしか監視できないた
め、十分なデバッグ効果の得られないLSIなどのデバ
ッグシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、微細加工技術が飛躍的に進歩し、
単独の機能だけではなく、マイクロプロセッサ、RO
M、RAM、周辺I/Oユニット、信号処理回路、エラ
ー訂正回路、画像圧縮伸長回路など、複数の機能が集積
された大規模なLSIが作られるようになった。そし
て、このことにより、システムの高機能化、低コスト
化、低消費電力、高速性が実現されている。
【0003】従来では、このようなLSIをデバッグす
るのに、LSIチップの4本程度のデバッグ用端子をモ
ニタ端子として使用し、モニタする箇所を切り替えなが
ら内部論理回路の動作を観測するのを一般的な手法とし
ていた。しかしながら、LSIチップのダイサイズの制
約及びLSIのパッケージコストの点から、取り出せる
入出力端子の本数が限られるため、集積化される回路の
大規模化,高機能化に伴って、内部動作を詳細に観測す
ることが難しくなってきた。
【0004】さらに、マイクロプロセッサを組み込んだ
高性能なLSIにおいては、命令の読み込みの大半をL
SI内部で行うため、外部端子から命令の挙動を観測す
るのが難しくなっているにもかかわらず、内蔵されるソ
フトウェアの検証,デバッグがこのような高性能LSI
では特に重要であり、この検証やデバッグの工数がシス
テムLSIの開発全体工数に占める割合は非常に大きい
ものである。
【0005】現在、内蔵されたソフトウェアのデバッグ
を行う場合、ICE(In-Circuit-Emulator)を用いる
のが最も有効とされている。しかし、ICEを用いたデ
バッグシステムにも、次に述べる2つの大きな問題があ
る。第1番目は、マイクロプロセッサの動作周波数が高
速化し、遅延時間の問題からICEの実現が困難になっ
てきたこと、そして、第2番目は、汎用LSI以外のカ
スタムLSIでは、そのLSIごとに独自のICEを作
製しなければならないため、開発日程や開発コストの点
で不利なこと、である。例えば、携帯電話機向けのLS
Iでは、マイクロプロセッサやDSPコアに加え、メー
カ独自の回路を1チップに集積して、LSIごとに専用
ICEも開発しなければならない。
【0006】そこで、ICEの機能をすべて持ち備えて
はいないが、上記の問題を解決した大規模なシステムL
SI向けのデバッグシステムとして、日経エレクトロニ
クス1995年7月31日号133頁や、1999年3
月22日号215頁に記載されたオン・チップ・デバッ
グという手法があり、実際にLSIのデバッグ回路とし
て実用化されている。
【0007】ここで、図9を用いて、分岐情報を圧縮し
て出力するオン・チップ・デバッグ機能を備えたLSI
のデバッグシステムについて説明する(以下この例を従
来例1とする)。図9は、従来例であるオン・チップ・
デバッグ機能を備えたLSIデバッグシステムのブロッ
ク構成及びデバッグ専用バスで伝送する情報を示す図で
ある。
【0008】図9において、CPUコア701には、デ
バッグ専用回路702が接続されており、そのデバッグ
専用回路702とトレースアナライザ703は、デバッ
グ専用バス704を介して接続されている。デバッグ専
用バス704は、デバッグ情報を4本のデータ信号線、
1本のクロック信号線、及び1本のストローブ信号線の
合計6本の信号線を使って、4ビットバス幅で転送を行
うものである。デバッグ専用回路702は、CPUコア
701の動作を監視し、デバッグに必要な情報をデバッ
グ専用バス704に出力するものである。このデバッグ
専用回路702からの情報の出力は、CPUコア701
の動作周波数に対してデバッグ専用バス704のデータ
転送能力が低いため、すべてのデバッグ情報をリアルタ
イムに転送できない。そこで、オン・チップ・デバッグ
機能を備えたLSIデバッグシステムにおいては、デバ
ッグ専用バス704に出力する情報を最小限にする工夫
をしている。具体的に説明すると、デバッグ専用回路7
02は、リアルタイム・トレースを行う上で重要なコー
ド(プログラムの分岐やループでの分岐先コールアドレ
スなど)のみに着目して、それらをデバッグ情報として
デバッグ専用バス704を介してトレースアナライザ7
03に転送し、トレースアナライザ703がそれ以外の
コードにおけるトレース情報をソース・コードから補完
する。このデバッグ情報転送の様子を示しているのが、
図9の下半分である。上述した通り、デバッグ専用回路
702は、図9中の斜線で示した部分のみを選択し、ト
レースアナライザ703に必要なデバッグ情報を転送す
る。
【0009】また、上記のオン・チップ・デバッグ機能
を備えたLSIデバッグシステム以外の方法として、シ
ミュレータを用いたデバッグ環境がある(以下この例を
従来例2とする)。
【0010】ここでは、図10を用いて、DVDなどの
ディジタル記録メディアからの再生信号をエラー訂正し
て、ホストコンピュータに転送する機能をもつシステム
LSIの1チップシミュレーション環境801を例に用
いて説明する。図10は、従来例である1チップシミュ
レーション環境を用いたデバッグシステムの一構成例を
示す図である。
【0011】図10において、開発対象としてのLSI
のハードウェア記述802には、DVDのディスクの再
生信号モデル803から、リードチャネルデータ804
とリードチャネルクロック805が入力されている。こ
のLSI802内の各部は、LSI802に内蔵された
CPU812によって制御され、CPU812は、デー
タメモリ814を使用しながら、命令メモリ813の制
御プログラムにしたがって動作するものである。外部シ
ステムコントローラモデル806は、LSI802への
コマンド発行やステータスの確認を行うものである。
【0012】この1チップシミュレーション環境801
において、ディスク再生信号モデル803から入力され
たリードチャネルデータ804は、復調回路807で復
調された後、一旦DMA/バス制御部808によって、
ワークメモリ809に格納される。格納された復調デー
タは、エラー訂正回路810によってエラー訂正され
る。訂正されたデータは、一旦ワークメモリ809に蓄
えられ、ホストPCモデル815からのデータ転送要求
を受けたホスト転送回路811によって、DMA/バス
制御部808を通してワークメモリ809から読み出さ
れ、ホストPCモデル815へ転送される。
【0013】このように構成された1チップシミュレー
ション環境801を用いて、命令メモリ813のプログ
ラムデバッグを行う場合、ディスク再生信号モデル80
3、外部システムコントローラモデル806、ホストP
Cモデル815などの外部モデル、及び開発対象である
LSIのハードウェア記述802を全て含む1チップシ
ミュレーション環境801を使ってシミュレーションを
行い、CPU812のプログラムカウンタの挙動やワー
クメモリ809の状態などをみたり、内部の論理回路の
詳細な動きを観測したりすることによって、命令メモリ
813のプログラムデバッグを行うことができる。
【0014】さらに、上記シミュレーションによるデバ
ッグ方法を発展させたものとして、図11に示す特開平
10−111815号公報がある(以下この例を従来例
3とする)。図11は、従来例であるシミュレーション
によるデバッグシステムの構成を示す図である。
【0015】図11において、デバッグの対象となるタ
ーゲットシステム901にはプローブユニット902が
接続され、シミュレーションモデル903はプローブユ
ニット902からのデータを使用する。ターゲットシス
テム901は、非同期I/Oインターフェース911、
メインメモリ912、プローブユニット用ソケット91
3、及びそれらを接続するバス914を備え、プローブ
ユニット902の内のCPU921によって動作するも
のである。
【0016】このような構成のデバッグシステムにおい
ては、まず、メインメモリ912の初期内容を読み出し
て、シミュレーションモデル903内のメインメモリ9
33に保存しておき、次にターゲットシステム901と
プローブユニット902を動作させ、プローブユニット
902内のCPU921に入力される信号を入力信号ス
ヌープユニット922が取り込み、トレースメモリ92
3に格納する。そして、これらの入力信号情報信号とシ
ミュレーションモデル903内のメインメモリ933に
保存されたメインメモリ912の初期内容の情報を用い
て、集積回路に相当するシミュレーションモデル903
でシミュレーションを行い、CPU931の内部動作や
バス動作を再現して観測するものである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例1においては、マイクロプロセッサのプログラム
カウンタの動きを観測することができるが、不具合の原
因はLSIに入力されるデータやマイクロプロセッサの
演算結果などに関連して発生してくるため、プログラム
カウンタの流れの情報だけでは、そのシステムの挙動を
知る手がかりにはなるものの、不具合の原因を突き止め
るのは難しいという問題があった。
【0018】また、上述の従来例2においては、上記従
来例1の欠点を克服し、システム全体の動作をシミュレ
ーションで行うことでLSI内部の状態を全て観測でき
るようにしたが、ターゲットボード上のLSIを実際に
動作させた時に発生した不具合をデバッグする場合、シ
ステムに存在する全てのハードウェアを正確にモデル化
し、且つそれらハードウェアモデルのコマンド発行のタ
イミング、LSIへの入力データを与えるタイミング、
入力データのスピードなどの条件が全て揃わないと、な
かなか不具合が発生した状態を再現することができない
という問題があった。
【0019】つまり、システムLSIのデバッグ環境で
は、実際に発生した不具合の再現とLSI内部動作の観
測とを同時に実現できることが望まれる。そして、これ
を実現できるのが従来例3である。従来例3では、上記
従来例2の欠点を克服し、ターゲットボード上でLSI
を動作させ、LSIに入力される信号を全てスヌープし
てトレースメモリに格納しておき、これらの入力信号情
報を用いてLSIのシミュレーションを行うことで実動
作時に発生した不具合現象を再現することも、内部動作
の観測もできるようにしたが、大規模なハードウェア記
述を含むシステムLSIの動作をシミュレーションする
のには非常に時間がかかるという問題があった。つま
り、上記従来例3のデバッグ環境は、大規模なシステム
LSIのソフトウェアデバッグを行うのに向かない、と
いった欠点がある。
【0020】例えば、実動作では数10m秒の時間であ
っても、シミュレーションで確認しようとすると数時間
程度かかってしまう。また、発生頻度の低い不具合とし
て、例えば10分に1回しか起こらない不具合現象を解
析する場合を考えると、単純に比例計算すればLSIの
シミュレーションに数ヶ月かかることになる。
【0021】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たものであり、大規模な専用ハードウェアの中にマイク
ロプロセッサや命令メモリが組み込まれ、外部端子から
は内蔵マイクロプロセッサのプログラム実行中の動きが
直接監視できないシステムLSIに対しても、ICEと
同等の機能をもったデバッグシステムを提供することを
目的とする。
【0022】また、LSI外部端子にモニタ出力端子が
設けられ、限られた本数のモニタ出力端子で、それらモ
ニタ端子からは断片的な情報しか得られなくても、LS
I内部のプログラムカウンタの遷移やメモリバスの遷移
などの詳細な情報を得ることができるデバッグシステム
を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、請求項1記載のデバッグシステムは、大規模なハー
ドウェアの中にマイクロプロセッサや命令メモリ、キャ
ッシュメモリなどが組み込まれたシステムLSIのデバ
ッグや不具合解析に用いられるデバッグシステムであっ
て、前記LSIへの入力信号の全てあるいは一部を取り
込んで入力信号情報として蓄積する信号蓄積手段と、前
記信号蓄積手段からの入力信号情報を再生、または該信
号の再生を一時停止する信号再生手段と、前記LSIの
内部回路として、内部動作状態の読み込みや内部動作状
態の書き換えを行う内部状態操作手段とを備え、前記信
号再生手段により再生された前記信号を前記LSIに加
えて動作させ、かつ、前記信号再生手段により前記信号
の再生を一時停止している時に、前記内部状態操作手段
により前記LSI内部の状態の読み込みや書き換え操作
を行うことを特徴とするものである。これにより、前記
信号再生手段からの再生信号を前記LSIに加えて動作
させ、かつ、前記信号再生手段が信号再生を一時停止し
ている時に前記内部状態操作手段が、前記LSI内部の
状態の読み込みや聞き込み操作を行うことができ、外部
端子から内蔵プロセッサの動作が直接観測できない大規
模なシステムをもったLSIに対しても、ICEと同等
の機能を持ったデバッグシステムが提供できる。
【0024】また、請求項2記載のデバッグシステム
は、請求項1記載のデバッグシステムにおいて、前記L
SIは、ダイナミックRAMが外付けされたLSIであ
り、前記ダイナミックRAMは、 スタティックRAM
の周囲にI/F変換回路を実装してなるものであること
を特徴とする。これにより、実際に製品となる段階でダ
イナミックRAMの外付けが必要なLSIをデバッグす
る場合に、前記LSIがポーズ状態になってもダイナミ
ックRAMの記憶内容を保持することができる。
【0025】また、請求項3記載のデバッグシステム
は、請求項1記載のデバッグシステムにおいて、前記L
SIは、ダイナミックRAM混載LSIであり、前記ダ
イナミックRAM混載LSIの内部回路として、該LS
Iの動作クロックより速いクロックの供給を外部端子か
ら受けて動作するデバッグ用DRAM制御付加回路をさ
らに備えることを特徴とするものである。これにより、
ダイナミックRAM混載LSIをデバッグする場合に、
前記LSIがポーズ状態になってもダイナミックRAM
の記憶内容を保持することができる。
【0026】また、請求項4記載のデバッグシステム
は、大規模なハードウェアの中にマイクロプロセッサや
命令メモリ、キャッシュメモリなどが組み込まれたシス
テムLSIのデバッグや不具合解析に用いられるデバッ
グシステムであって、前記LSIへの入力信号の全てあ
るいは一部を取りこんで入力信号情報として蓄積する信
号蓄積手段と、前記信号蓄積手段からの入力信号情報を
再生する信号再生手段と、前記LSIの内部回路とし
て、内部動作状態を前記LSI外部おいて監視するよう
出力する内部状態モニタ手段と、前記内部状態モニタ手
段から出力される信号を取り込んで蓄積する内部状態蓄
積手段を備え、前記信号再生手段により再生された前記
信号を前記LSIに加えて動作させ、かつ、前記内部状
態モニタ手段の出力状態の切り替えと前記信号再生手段
による前記信号の再生を繰り返しながら、前記LSI内
部の詳細な動きの情報を分けて前記内部状態蓄積手段に
蓄積していき、最後にまとめて解析を行うことで、前記
LSI内部のプログラムカウンタの遷移やメモリバスの
遷移などの情報を復元することを特徴とするものであ
る。これにより、前記信号再生手段からの再生信号を前
記LSIに加えて動作させ、かつ、前記内部状態モニタ
手段の出力状態の切り替えと前記信号再生手段で信号再
生することを繰り返しながら、前記LSI内部の詳細な
動きの情報を分けて前記内部状態蓄積手段に蓄積して、
最後にまとめて解析を行うことができ、限られた本数の
モニタ出力しかないLSIで、そのモニタ端子からは断
片的なデータしか得られなくてもLSI内の詳細な情報
が得ることができる。
【0027】また、請求項5記載のデバッグシステム
は、請求項1記載のデバッグシステムにおいて、前記信
号蓄積手段の中に格納する入力信号情報を前記LSIへ
の入力信号から取り込まず、前記LSIの動作状態を想
定して前記LSIへの入力信号を生成する入力信号生成
手段からの入力信号情報を前記信号蓄積手段に蓄積する
ことを特徴とするものである。これにより、想定上の信
号をLSIにとりこませることによって、そのときのL
SI内の状態を解析したり、厳しい条件下での想定テス
トを行うことができる。
【0028】また、請求項6記載のデバッグシステム
は、請求項2または請求項3記載のデバッグシステムに
おいて、前記信号蓄積手段の中に格納する入力信号情報
を前記LSIへの入力信号から取り込まず、前記LSI
の動作状態を想定して前記LSIへの入力信号を生成す
る入力信号生成手段からの入力信号情報を前記信号蓄積
手段に蓄積することを特徴とするものである。これによ
り、想定上の信号をLSIにとりこませることによっ
て、そのときの該LSI内の状態を解析したり、厳しい
条件下での想定テストを行うことができる。
【0029】また、請求項7記載のデバッグシステム
は、請求項4記載のデバッグシステムにおいて、前記信
号蓄積手段の中に格納する入力信号情報を前記LSIへ
の入力信号から取り込まず、前記LSIの動作状態を想
定して前記LSIへの入力信号を生成する入力信号生成
手段からの入力信号情報を前記信号蓄積手段に蓄積する
ことを特徴とするものである。これにより、想定上の信
号をLSIにとりこませることによって、そのときのL
SI内の状態を解析したり、厳しい条件下での想定テス
トを行うことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
請求項1に記載されている、実施の形態1について説明
する。まず、図1を用いて、本実施の形態1におけるデ
バッグシステムの構成を説明する。図1は、実施の形態
1における、デバッグシステムの構成を示す図である。
【0031】図1において、開発対象となるLSI10
4は、ターゲットボード102に実装されており、ター
ゲットボード102は、例えば、光ディスクドライブの
場合、スピンドルモータや光ピックアップなどに代表さ
れる機構ユニット103と組み合わされて動作するもの
であり、該機構ユニット103から送られる再生データ
の波形処理を行うフロントエンドプロセッサ用LSI1
15や、ターゲットシステム101の処理制御を行う1
チップマイコンなどを備えて、ターゲットシステム10
1を構成するものである。
【0032】ターゲットボード102上では、開発の対
象となるLSI104の端子から信号測定用プローブ1
05が引き出され、入力信号キャプチャ部106に接続
されている。なお、このLSI104内部については、
後で詳しく述べる。
【0033】入力信号キャプチャ部106は、入力信号
蓄積部107に接続されており、ターゲットシステム1
01の起動と同時にLSI104に入力される信号をキ
ャプチャし、入力信号蓄積部107において、入力信号
再生部108からの要請があるまで、上記信号を蓄えて
おくものである。
【0034】入力信号再生部108は、入力信号蓄積部
107に蓄えられていたターゲットシステム101が起
動した時にLSI104に入力される信号を再生し、再
生入力信号109としてLSI120に入力するもので
ある。ただし、LSI104とLSI120は同じもの
である。また、入力信号再生部108は、入力信号再生
カウンタ140とポーズ時刻指定レジスタ141とを備
え、入力信号再生部108の動作を一時停止させること
ができ、さらにこの時デバッグ制御部111に入力信号
再生部108の動作が一時停止していることを伝えるポ
ーズ信号142を出力するものである。
【0035】入力信号再生カウンタ140は、信号入力
経過時間(経過時間カウント値)をカウントするもので
あり、これに沿って入力信号蓄積部107に保存されて
いた信号の再生が行われる。この入力信号再生カウンタ
140は、経過時間カウント値とポーズ時刻指定レジス
タ141に設定されたレジスタ設定値とが一致するとカ
ウントを一時停止し、これにより再生入力信号109の
出力が一時停止する。
【0036】デバッグ制御部111は、入力信号再生部
108を起動させたり、ポーズ時刻指定レジスタ141
に一時停止させたい時刻を設定するものであり、またポ
ーズ信号142がアサートされている間には、LSI1
20内の内部アクセス回路128を使ってLSI120
の内部を観測するものである。また、観測終了後には入
力信号再生部108に対してポーズ解除信号143を出
力し、入力信号再生部108の一時停止を解除させるこ
とができる。
【0037】ここで、開発対象であるLSI104(L
SI120)内部の構成について説明する。LSI12
0内部には、組み込みCPU121の他に、I/Oイン
ターフェース122、専用信号処理回路123、DMA
コントローラ124、データメモリ125、命令メモリ
126、システムバス127、内部アクセス回路12
8、バス切替回路129が内蔵されている。CPU12
1は、システムバス127を通してリード・ライトなど
のアクセスを行うものである。
【0038】内部アクセス回路128は、デバッグシリ
アル通信信号112によってデバッグ制御部111と接
続されており、CPU121と等価なリード・ライトの
アクセス波形を発生でき、CPU121の代わりにLS
I内部のレジスタやメモリに対してアクセスできるもの
である。
【0039】バス切替回路129は、CPU121か内
部アクセス回路128のどちらか一方を、システムバス
127に接続するための切り替えを行うものである。た
だし通常は、CPU121がシステムバス127に接続
されている。
【0040】次に、図2及び図3を用いて、ユーザーが
デバッグを行う場合の、本実施の形態1におけるデバッ
グシステムの動作について説明する。図2(a)は本実
施の形態1における、入力信号蓄積部に格納された入力
信号情報の一例を示す図であり、図2(b)はその波形
図であり、図3は本実施の形態1における、入力信号再
生部において再生された再生入力信号の一例を示す波形
図である。
【0041】まず、前段階として不具合現象をキャプチ
ャするための本実施の形態1におけるデバッグシステム
の動作について説明する。今、ターゲットシステム10
1上で、開発対象であるLSI104(LSI120)
を動作させ、不具合現象が起こったとする。ユーザは、
ターゲットシステム101の起動と同時にLSI104
に入力される信号を入力信号キャプチャ部106でキャ
プチャし、入力信号蓄積部107に蓄えておく。
【0042】ターゲットボード102上には、開発対象
であるLSI104(LSI120)の他に、フロント
エンドプロセッサ用LSI115や、1チップマイコン
116なども搭載されている。フロントエンドプロセッ
サ用LSI115は、機構ユニット103から送られて
きたディスク再生時のRF信号117を波形処理し、開
発対象であるLSI104(LSI120)に、2値化
されたディスク再生データ信号118(CHDT[3:
0])及びディスク再生クロック信号119(CHCL
K)として与える。また、1チップマイコン116は、
ターゲットボード102上のLSI104へのコマンド
発行を行い、ターゲットシステム101全体の処理制御
を行う役目を担っている。
【0043】ここで、図2を用いて、入力信号蓄積部1
07に格納された入力信号のデータの一部について説明
する。まず、図2(a)に示す一番上の行に記された信
号名はLSI120(LSI104)の端子名であり、
この端子に入力信号が印加されることを表す。
【0044】CHDT[3:0]、及びCHCLKはフロ
ントエンドプロセッサ用LSI115からLSI104
(LSI120)に与えられる入力信号である。また、
A[4:0]は1チップマイコン116からLSI104
(LSI120)に与えられるアドレス入力信号であ
る。NWRはライト信号、そしてDT[7:0]は書き
込みデータ信号を表し、NWR及びDT[7:0]はA
[4:0]と同様に1チップマイコン116からLSI1
04(LSI120)に与えられる入力信号である。こ
こで、CHDT[3:0]、A[4:0]、DT[7:0]
の[3:0]、[4:0]、[7:0]は、それぞれ信号線
のビット幅を表しているもので、例えばA[4:0]は
5ビットのアドレス入力信号である。
【0045】また、Timeの欄の数値は動作を開始し
てからの絶対時間を格納しており、このデータ例では、
時間の分解能を1nSecとし、入力信号再生カウンタ
140のカウントする1カウントが、図2における最小
分解不能単位に相当するものである。Valの欄の数値
は、ビットの“1”,“0”の論理値で、High信号
あるいはLow信号のどちらの入力レベルを印加するか
を示すものである。
【0046】次に、後段階としてLSI120(LSI
104)の内部動作を解析するための本実施の形態1に
おけるデバッグシステムの動作について説明する。 1) まず、ユーザは、デバッグ制御部111から入力信
号再生部108を起動させ、入力信号蓄積部107に蓄
えておいた入力信号データを再生して、LSI120に
再生入力信号109として与え、先の不具合現象が再現
できることを確認する。 2) 次に、ユーザは、デバッグ制御部111より、ポー
ズ時刻指定レジスタ141に入力信号再生部108を一
時停止させたい経過時間カウント値を書き込み、再度、
デバッグ制御部111から入力信号再生部108を起動
させる。 3) 起動した入力信号再生部108は、入力信号再生カ
ウンタ140によって経過時間をカウントしていき、ポ
ーズ時刻指定レジスタ141に設定された経過時間カウ
ント値で一時停止する。この時、再生入力信号109の
LSI120への入力が一時止められ、入力信号再生部
108よりポーズ信号142がデバッグ制御部111に
出力され、入力信号再生部108が一時停止しているこ
とを伝える。そしてポーズ信号142がアサートされて
いる間、デバッグ制御部111は内部アクセス回路12
8を使ってLSI120の内部を観測する。 4) LSI120より必要な情報が得られたら、デバッ
グ制御部111はポーズ時間レジスタ141に、入力信
号再生部108を新たに一時停止させたい経過時間カウ
ント値を書きこみ、入力信号再生部108にポーズ解除
信号143をアサートする。 5) ポーズ解除信号143により入力信号再生部108
の動作の一時停止が解除されると、再び入力信号再生部
108から再生入力信号109の出力が開始され、それ
に伴いLSI120も継続して動作する。
【0047】上述の3)〜5)を繰り返すことにより、ある
処理を実行途中にLSI120内部の動作を停止させ、
その時点でのLSI120の内部レジスタやメモリの値
などを観測することが可能となる。
【0048】ここで具体例として、ユーザがLSI12
0内のDMAコントローラ124のレジスタ値を観測し
たい場合を説明する。ただし、この時すでに入力信号再
生部108は、ポーズ時刻指定レジスタ141に設定さ
れた経過時間カウント値に達して一時停止されており、
デバッグ制御部111にポーズ信号142を出力してい
るとする。
【0049】まず、デバッグ制御部111から、DMA
コントローラ124の何番地のアドレスをリードするの
かについての指示がデバッグシリアル通信信号112を
介して内部アクセス回路128に送られる。内部アクセ
ス回路128はバス切替信号130をバス切替回路12
9に送り、バス切替信号130を受け取ったバス切替回
路129は、内部アクセス回路128がシステムバス1
27をアクセスできるように接続を切り替える。そし
て、内部アクセス回路128はリードアクセス信号13
1を出力し、DMAコントローラ124における目的の
番地の値を読み出し、その値を内部アクセス回路128
の内部に一旦ラッチする。デバッグ制御部111は、内
部アクセス回路128にラッチされたリードデータをデ
バッグシリアル通信信号112で読み出す。以上のよう
にして、LSI120のDMAコントローラ124より
必要な情報が得られたら、デバッグ制御部111はポー
ズ時間指定レジスタ141に新たに一時停止させたい経
過時間カウント値を書き込み、その後に入力信号再生部
108にポーズ解除信号143をアサートする。そして
ポーズ解除信号143により入力信号再生部108の動
作の一時停止が解除されると、再び入力信号再生部10
8から再生入力信号109の出力が開始され、それに伴
いLSI120も継続して動作する。
【0050】次に、図3を用いて、経過時間カウント値
を横軸にした上述のポーズ開始、ポーズ解除の動作の様
子を示す。図3において、CLK、RESET、CHD
T[3:0]、CHCLK、A[4:0]、NWR、DT
[7:0]は、図1においてターゲットボード102上
の開発対象であるLSI104(LSI120)に与え
られる入力信号であり、本実施の形態1におけるデバッ
グシステムの入力信号再生部108から出力される再生
入力信号109に相当するものである。
【0051】図3では、経過時間カウント値=175の
時と、経過時間カウント値=375の時にポーズを行っ
ている。そしてポーズしている間は、入力信号再生部1
08から出力される再生入力信号109は変化しない。
その間デバッグ制御部111は、内部アクセス回路12
8を使ってLSI120の内部を観測することができ
る。このポーズ時間に制限はなく、必要な内部状態の解
析を完了した後、入力信号再生部108にポーズ解除信
号143を出力してポーズを解除し、動作を再開させれ
ばよい。
【0052】さらに、本実施の形態1において、内部ア
クセス回路128にICEのリアルタイムトレースに相
当する機能をさらに持たせるには、LSI120(LS
I104)が以下に示す構成をとるようにする。
【0053】1. バス切り替え回路129は、通常C
PU121がシステムバス127をアクセスするように
接続している。このバス切り替え回路129の中に、C
PU121がリードやライト動作を行った際のリードや
ライトの少なくとも1回分の履歴情報を保持しているラ
ッチ回路を設ける。 2. 上記1.のラッチ回路の情報を、内部アクセス回路
128がリードできるようにLSI120内部を構成す
る。 3. デバッグ制御部111が、LSI120が1クロ
ック動作するごとにポーズして内部アクセス回路128
でLSI120の内部アクセスの履歴情報や内部のレジ
スタの状態を観測する。
【0054】本実施の形態1におけるデバッグシステム
が上述の構成をとることにより、当該バックシステムは
ICEと同等のトレース機能を実現することができ、さ
らにポーズ中にLSI120の内部状態を観測するなど
のステップ実行相当の機能を実現できる。
【0055】以上のことより、本実施の形態1における
デバッグシステムは、デバッグ制御部111においてポ
ーズ時刻指定レジスタ141に設定された経過時間カウ
ント値と、入力信号再生カウンタ140の値とが一致し
たときに入力信号再生部108の動作を一時停止させる
ようにし、その一時停止間にCPU121の代わりにL
SI120内部のレジスタやメモリをアクセスできる内
部アクセス回路128によって開発対象であるLSI1
04(LSI120)内部をデバッグするようにしたの
で、LSI外部端子からは内蔵マイクロプロセッサの動
きが直接監視できなくても、ICEと同等のデバッグ機
能を持たせることできる。
【0056】(実施の形態2)以下、本発明の請求項
2、請求項3に記載されている、実施の形態2について
説明する。実施形態の形態1で説明したデバッグシステ
ムのデバッグの対象となるLSI104(LSI12
0)は、基本的にダイナミックな論理素子を持たないこ
とが前提となる。このダイナミックな論理素子の代表例
にはダイナミックRAMがあり、ダイナミックRAMと
は大容量なメモリを実現できるが、定期的にリフレッシ
ュしないとその記憶内容を保持できないものである。よ
って、実施の形態1のデバッグシステムを用いて前記ダ
イナミックRAMと一緒にLSIをデバッグすると、ポ
ーズ信号142がアサートされてデバッグシステムがポ
ーズ状態になり、それに伴ってリフレッシュ動作が停止
してしまうのでダイナミックRAMの記憶内容が保持さ
れないことになる。
【0057】本実施の形態2では、LSI104(LS
I120)上に付加回路を追加し、ダイナミックRAM
を備えるLSI104をデバッグする時にダイナミック
RAMの記憶内容が保持されるようにする。
【0058】まず、第1の例として、図4を用いて実際
に製品となる段階でダイナミックRAMの外付けが必要
なLSIを解析する場合について説明する。図4は、実
施の形態2において、ダイナミックRAMが外付された
LSI120aを解析するデバッグシステムを示す一構
成例を示す図である。
【0059】図4において実施の形態1と異なる点は、
デバッグ対象であるLSI120a(LSI104)に
外付けされたダイナミックRAMと、LSI120aの
内部に、前記ダイナミックRAMのメモリをコントロー
ルするダイナミックRAM制御回路401とを備えてい
るところである。
【0060】本来LSI120aにはダイナミックRA
Mが外付けされるが、本実施の形態2のデバッグシステ
ムにおいては、図4に示すように、デバッグの対象とな
るLSI104(LSI120a)に実際にダイナミッ
クRAMを外付けせず、スタティックRAM403を外
付けしてシステムを構成する。また、スタティックRA
M403とダイナミックRAMの端子機能との違いは、
外部からダイナミックRAMとして見えるようにデータ
変換するI/F変換回路402をスタティックRAM4
03の周囲に実装することで吸収する。
【0061】また、ユーザが前記LSI120aに対し
てデバッグを行う場合の、本実施の形態2におけるデバ
ッグシステムの動作については、ダイナミックRAMの
代わりにスタティックRAMを用いているためリフレッ
シュ動作が必要なく、実施の形態1のデバッグ動作と同
様にしてLSI120aを解析することができる。
【0062】次に第2の例として、図5、図6を用いて
ダイナミックRAMをLSI内部に備えるDRAM混載
LSIを解析する場合について説明する。図5は本実施
の形態2において、DRAM混載LSI120bをデバ
ッグするデバッグシステムの一構成例を示す図であり、
図6は本実施の形態2における、DRAM混載LSIに
対してデバッグを行う場合の、デバッグ用DRAM制御
付加回路におけるタイミングを示した図である。
【0063】図5において、412はダイナミックRA
Mであり、411は本デバッグシステムの通常状態とデ
バッグ状態とにおいて、ダイナミックRAM412に対
して入力されるアクセス信号を切り換える切替回路であ
り、413はダイナミックRAM制御回路401から出
力されたDRAMアクセス信号410からダイナミック
RAM412のACスペックを満足する実ACタイミン
グDRAMアクセス信号414を作成し、且つダイナミ
ックRAM412に対するリフレッシュ信号416を生
成するデバッグ用DRAM付加回路である。また、前記
デバッグ用DRAM付加回路413は、LSI120b
の内部動作スピードを低くしたときの影響や、実施の形
態1において説明したデバッグ状態におけるLSI12
0bの一時停止状態の影響をダイナミックRAM412
が受けないように、デバック制御分111からダイナミ
ック回路動作用クロック415の供給を受けている。
【0064】次に、図5、図6を用いて、ユーザがDR
AM混載LSI120bに対してデバッグを行う場合
の、本実施の形態2におけるデバッグシステムの動作に
ついて説明する。まず、DRAM混載LSI120bの
通常の動作状態においては、ダイナミックRAM制御回
路401から出力されたDRAMアクセス信号410が
切替回路411を介してダイナミックRAM412に出
力され、メモリをコントロールしている。
【0065】一方、本実施形態2のDRAM混載LSI
120bのデバッグ状態においては、ダイナミックRA
M制御回路401から出力されたDRAMアクセス信号
410が、一度デバッグ用DRAM制御付加回路413
に入り、実ACタイミングDRAMアクセス信号414
に変換された後、切替回路411を介してダイナミック
RAM412に出力される。また、ダイナミックRAM
制御回路401の動作クロックと、デバッグ用DRAM
制御付加回路413の動作クロックであるダイナミック
回路動作用クロック415とは異なる周波数であり、ダ
イナミックRAM制御回路401の動作クロックは、ダ
イナミック回路動作用クロック415に比べて数倍低い
ものである。よって、図6においてはDRAMアクセス
信号410が実ACタイミングDRAMアクセス信号4
14より数倍遅いクロックで動作しているので、1回の
DRAMリードにかかる時間も遅くなっている。
【0066】以下、図6を用いて、本実施の形態2にお
いてDRAM混載LSI120bをデバッグする際、デ
バッグ用DRAM制御付加回路413がDRAMアクセ
ス信号410を受けて、実ACタイミングDRAMアク
セス信号414を出力する動作について説明する(以下
の動作〜は図6の〜に対応している)。
【0067】 ダイナミックRAM制御回路401が
DRAMリード動作を開始し、DRAMアクセス信号4
10を出力する。 デバッグ用DRAM制御付加回路413が、DRA
Mアクセス信号410を受けて、実ACタイミングDR
AMアクセス信号414を出力し、DRAMリード動作
を完了する。 デバッグ用DRAM制御付加回路413が、ダイナ
ミックRAM412をリフレッシュするためのREF信
号416を出力する。 ダイナミックRAM制御回路401の、DRAMリ
ード動作が完了する。この時、ダイナミックRAM41
2の読み出しデータとして、でデバッグ用DRAM制
御付加回路413が読み出したデータが渡される。 デバッグシステムがポーズ状態に入っても、デバッ
グ用DRAM制御付加回路413が必要な周期ごとに、
ダイナミックRAM412をリフレッシュするためのR
EF信号416を出力する。
【0068】以上のことより、本実施の形態2における
デバッグシステムは、デバッグの対象であるLSIが、
DRAM外付けする必要のあるLSIや、DRAM混載
LSIであっても、上述のように必要な回路を付加する
ことにより、デバッグシステムのポーズ状態によってダ
イナミックRAM412内の記憶内容が抹消されること
なく、デバッグを行うことができる。
【0069】(実施の形態3)以下に、本発明の請求項
4に記載されている、実施の形態3について説明する。
現在の開発環境では、内部の論理回路の動作を同時に観
測できるのは、モニタ端子として使用しているデバッグ
用端子の本数に限られているため、断片的な情報しか得
られず、ロジックアナライザなどの測定装置で観測して
LSI内部の動きを推察するのみであった。そこで、本
実施の形態3では、この課題の解決を図っている。
【0070】まず、図7を用いて、本実施の形態3にお
けるデバッグシステムの構成を説明する。図7は、実施
の形態3における、デバッグシステムの構成を示す図で
ある。図7において、実施の形態1で説明した図1と異
なる点は、入力信号再生部108が入力信号再生のポー
ズ機能をもっていない点と、LSI120(LSI10
4)の内部に内部アクセス回路128、バス切替回路1
29をもたず、代わりに内部モニタ回路501、およ
び、モニタ信号キャプチャ部502、内部状態蓄積部5
03を持つ点である。
【0071】内部モニタ回路501は、一般的に4本程
度であるデバッグ用端子をモニタ端子として使用してお
り、例えば、LSI内部論理回路の中に、動作を監視し
たい個所が40箇所あったとすると、この40箇所の動
きを4本の端子で切り替えて外部に出力するものであ
る。
【0072】モニタ信号キャプチャ部502は、その内
部モニタ回路501からのモニタ信号をキャプチャする
ものである。内部状態蓄積部503は、モニタ信号キャ
プチャ部502からのモニタ信号を蓄積するものであ
り、これにより内部状態蓄積部503にLSI120内
部の遷移状態が格納できる。
【0073】次に、図8を用いて、ユーザーがデバッグ
を行う場合の、本実施の形態3におけるデバッグシステ
ムの動作について説明する。図8は、本実施の形態3に
おける、組み込みCPU121のプログラムカウンタ遷
移状態を内部状態蓄積部503に格納する様子を模式的
に示した図である。
【0074】(1) ユーザは、実施の形態1と同じよう
に、不具合現象をキャプチャするための前段階の手順を
実行し、不具合現象が起こった時のLSI104(LS
I120)に入力される信号を入力信号キャプチャ部1
06でキャプチャして、入力信号蓄積部107に蓄えて
おく。 (2) 次に、ユーザはデバッグ制御部111から入力信
号再生部108を起動させ、入力信号蓄積部107に蓄
積しておいた入力信号データを再生して、再生入力信号
109としてLSI120(LSI104)に加える。
この時、同時に内部モニタ回路501の出力端子から内
部論理回路の動きを観測する。
【0075】ここで例えば、LSI120内部の組み込
みCPU121のプログラムカウンタ遷移状態を観測し
たい場合を考える。 (3)まず、内部モニタ回路501をプログラムカウンタ
値の下位4bitが力されるように切り替える。 (4) そして上述の(2)の操作を行い、内部モニタ回路5
01の出力をモニタ信号キャプチャ部502で取りこ
み、内部状態蓄積部503に蓄積する。 (5) 次に、内部モニタ回路501をプログラムカウン
タ値の次の4bitが出力されるように切り替え、上述
の(4)の操作を繰り返すことで、全てのプログラムカウ
ンタの遷移状態を内部状態蓄積部503に格納する。
【0076】上記方法を用いれば、LSI120内部に
組み込まれた命令メモリ126などのバスの遷移も同様
に内部状態蓄積部503に格納することができる。そし
て、最後にソースコードと上記方法によって得られたプ
ログラムカウンタの遷移状態とを照らし合わせて解析す
れば、LSI120の内部論理回路の動作を、詳細に解
析することが可能である。
【0077】以上のように、本実施の形態3におけるデ
バッグシステムにおいては、LSI外部端子の限られた
モニタ端子から断片的な情報しか得られなくても、LS
I120(LSI104)内部動作状態をLSI120
外部から監視できるように出力する内部モニタ回路50
1と、その出力される信号を蓄積する内部状態蓄積部5
03を持つことにより、LSI120内部のプログラム
カウンタの遷移やメモリバスの遷移などの詳細な情報を
得ることができる。
【0078】なお、本発明の各実施の形態におけるデバ
ッグシステムにおいては、ユーザが前段階の操作として
LSI104(LSI120)を実際に動作させて、そ
のLSI104への入力信号を取りこみ、入力信号情報
を入力信号蓄積部107に格納している。しかし、入力
信号情報をLSI104の入力信号から取り込まず、L
SI104の動作状態を想定してLSI104へ入力す
るデータ、タイミングを自動的に生成するツールなどを
用意し、その入力信号情報を入力信号蓄積部107に格
納してLSI104のデバッグを行っても良い。これに
より、実際の動作ではあり得ない入力信号パターンがL
SI104に加わっても、LSI104が異常な状態に
陥ることがないか、といったより厳しいテストや解析が
行える。
【0079】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のデバッグシステ
ムによれば、大規模なハードウェアの中にマイクロプロ
セッサや命令メモリ、キャッシュメモリなどが組み込ま
れたシステムLSIのデバッグや不具合解析に用いられ
るデバッグシステムであって、前記LSIへの入力信号
の全てあるいは一部を取り込んで入力信号情報として蓄
積する信号蓄積手段と、前記信号蓄積手段からの入力信
号情報を再生、または該信号の再生を一時停止する信号
再生手段と、前記LSIの内部回路として、内部動作状
態の読み込みや内部動作状態の書き換えを行う内部状態
操作手段とを備え、前記信号再生手段により再生された
前記信号を前記LSIに加えて動作させ、かつ、前記信
号再生手段により前記信号の再生を一時停止している時
に、前記内部状態操作手段により前記LSI内部の状態
の読み込みや書き換え操作を行うようにしたので、わず
かな回路を予めLSIの中に搭載しておくだけで、IC
Eがもつ機能とほぼ同等の機能を備えたデバッグシステ
ムを実現できる。
【0080】また、本発明の請求項2記載のデバッグシ
ステムによれば、請求項1記載のデバッグシステムにお
いて、前記LSIは、ダイナミックRAMが外付けされ
たLSIであり、前記ダイナミックRAMは、 スタテ
ィックRAMの周囲にI/F変換回路を実装してなるも
のであるようにしたので、デバッグ対象であるLSIが
実際製品とする際にダイナミックRAMを外付けする必
要のあるものでも、デバッグ状態中に前記LSIがポー
ズ状態になってもダイナミックRAMの記憶内容を保持
できるデバッグシステムを実現できる。
【0081】また、本発明の請求項3記載のデバッグシ
ステムによれば、請求項1記載のデバッグシステムにお
いて、前記LSIは、ダイナミックRAM混載LSIで
あり、前記ダイナミックRAM混載LSIの内部回路と
して、該LSIの動作クロックより速いクロックの供給
を外部端子から受けて動作するデバッグ用DRAM制御
付加回路をさらに備えるようにしたので、デバッグ対象
であるLSIがダイナミックRAM混載LSIの場合で
も、デバッグ状態中に前記LSIがポーズ状態になって
もダイナミックRAMの記憶内容を保持できるデバッグ
システムを実現できる。
【0082】また、本発明の請求項4記載のデバッグシ
ステムによれば、大規模なハードウェアの中にマイクロ
プロセッサや命令メモリ、キャッシュメモリなどが組み
込まれたシステムLSIのデバッグや不具合解析に用い
られるデバッグシステムであって、前記LSIへの入力
信号の全てあるいは一部を取りこんで入力信号情報とし
て蓄積する信号蓄積手段と、前記信号蓄積手段からの入
力信号情報を再生する信号再生手段と、前記LSIの内
部回路として、内部動作状態を前記LSI外部において
監視するよう出力する内部状態モニタ手段と、前記内部
状態モニタ手段から出力される信号を取り込んで蓄積す
る内部状態蓄積手段を備え、前記信号再生手段により再
生された前記信号を前記LSIに加えて動作させ、か
つ、前記内部状態モニタ手段の出力状態の切り替えと前
記信号再生手段による前記信号の再生を繰り返しなが
ら、前記LSI内部の詳細な動きの情報を分けて前記内
部状態蓄積手段に蓄積していき、最後にまとめて解析を
行うことで、前記LSI内部のプログラムカウンタの遷
移やメモリバスの遷移などの情報を復元するようにした
ので、外部端子数の都合上、内部論理回路の観測が困難
であったLSIにおいても、多数の内部ポイントの同時
観測が可能になる。
【0083】また、本発明の請求項5記載のデバッグシ
ステムによれば、請求項1記載のデバッグシステムにお
いて、前記信号蓄積手段の中に格納する入力信号情報を
前記LSIへの入力信号から取り込まず、前記LSIの
動作状態を想定して前記LSIへの入力信号を生成する
入力信号生成手段からの入力信号情報を前記信号蓄積手
段に蓄積するようにしたので、実際の動作だけでなく、
より厳しい条件でのテストや解析をすることができる。
【0084】また、本発明の請求項6記載のデバッグシ
ステムによれば、請求項2または請求項3記載のデバッ
グシステムにおいて、前記信号蓄積手段の中に格納する
入力信号情報を前記LSIへの入力信号から取り込ま
ず、前記LSIの動作状態を想定して前記LSIへの入
力信号を生成する入力信号生成手段からの入力信号情報
を前記信号蓄積手段に蓄積するようにしたので、実際の
動作だけでなく、より厳しい条件でのテストや解析をす
ることができる。
【0085】また、本発明の請求項7記載のデバッグシ
ステムによれば、請求項4記載のデバッグシステムにお
いて、前記信号蓄積手段の中に格納する入力信号情報を
前記LSIへの入力信号から取り込まず、前記LSIの
動作状態を想定して前記LSIへの入力信号を生成する
入力信号生成手段からの入力信号情報を前記信号蓄積手
段に蓄積するようにしたので、実際の動作だけでなく、
より厳しい条件でのテストや解析をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるデバッグシステ
ムを模式的に示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1における入力信号蓄積部
において格納された入力信号情報の例を示す図及びその
波形図である。
【図3】本発明の実施の形態1における入力信号再生部
における再生された入力信号の例を示す波形図である。
【図4】本発明の実施の形態2における、ダイナミック
RAMが外付けされたLSIをデバッグする場合の、デ
バッグシステムを示す図である。
【図5】本発明の実施の形態2における、ダイナミック
RAM混載LSIをデバッグする場合の、デバッグシス
テムを示す図である。
【図6】本発明の実施の形態2における、ダイナミック
RAM混載LSIをデバッグする場合の、デバッグ用D
RAM制御付加回路がDRAMアクセス信号を受けて、
ACタイミングDRAMアクセス信号を出力して動作す
るタイミングを示す図である。
【図7】本発明の実施の形態3におけるデバッグシステ
ムを模式的に示す図である。
【図8】本発明の実施の形態3におけるLSI内部解析
例を示す図表である。
【図9】従来のデバッグシステムの第1の例としてオン
・チップ・デバッグ機能を備えたLSIデバッグシステ
ムを模式的に示す図である。
【図10】従来のデバッグシステムの第2の例としてシ
ミュレーションモデルの一例を模式的に示した図であ
る。
【図11】従来のデバッグシステムの第3の例としてシ
ミュレーションによるデバッグシステムを模式的に示す
図である。
【符号の説明】
101 ターゲットシステム 102 ターゲットボード 103 機構ユニット 104 LSI 105 信号観測用プローブ 106 入力信号キャプチャ部 107 入力信号蓄積部 108 入力信号再生部 109 再生入力信号 111 デバッグ制御部 112 デバッグシリアル通信信号 115 フロントエンドプロセッサ用LSI 116 1チップマイコン 117 RF信号 118 ディスク再生信号 119 ディスク再生クロック信号 120,120b LSI 121 組み込みCPU 122 I/Oインターフェース 123 専用信号処理回路 124 DMAコントローラ 125 データメモリ 126 命令メモリ 127 システムバス 128 内部アクセス回路 129 バス切替回路 130 バス切替信号 140 入力信号再生カウンタ 141 ポーズ時刻指定レジスタ 142 ポーズ信号 143 ポーズ解除信号 401 ダイナミックRAM制御回路 402 I/F変換回路 403 スタティックRAM 410 DRAMアクセス信号 411 切替回路 412 ダイナミックRAM 413 デバッグ用DRAM制御付加回路 414 実ACタイミングDRAMアクセス信号 415 ダイナミック回路動作用クロック 416 REF信号 501 内部モニタ回路 502 モニタ信号キャプチャ部 503 内部状態蓄積部 701 CPUコア 702 デバッグ専用回路 703 トレースアナライザ 704 デバッグ専用バス 801 1チップシミュレーション環境 802 LSIハードウェア記述 803 ディスク再生信号モデル 804 リードチャネルデータ 805 リードチャネルクロック 806 システムコントローラモデル 807 復調回路 808 DMA/バス制御回路 809 ワークメモリモデル 810 エラー訂正回路 811 ホスト転送回路 812 CPU 813 命令メモリ 814 データメモリ 815 ホストPCモデル 816 コマンド 1/F 901 ターゲットシステム 902 プローブユニット 903 シミュレーションモデル 911 非同期I/Oインターフェース 912 メインメモリ 913 プローブユニット用ソケット 914 バス 921 CPU 922 入力信号スヌープユニット 923 トレースメモリ 931 CPU 932 入力信号再生ユニット 933 メインメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G032 AA07 AB01 AB20 AC08 AG02 AG03 AK02 AK15 5B042 GA13 GC03 HH03 HH23 MC05 MC07 5B048 AA12 AA20 BB03 DD08 DD10 FF03 5B062 AA08 CC01 DD01 JJ07 JJ08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大規模なハードウェアの中にマイクロプ
    ロセッサや命令メモリ、キャッシュメモリなどが組み込
    まれたシステムLSIのデバッグや不具合解析に用いら
    れるデバッグシステムであって、 前記LSIへの入力信号の全てあるいは一部を取り込ん
    で入力信号情報として蓄積する信号蓄積手段と、 前記信号蓄積手段からの入力信号情報を再生、または該
    信号の再生を一時停止する信号再生手段と、 前記LSIの内部回路として、内部動作状態の読み込み
    や内部動作状態の書き換えを行う内部状態操作手段とを
    備え、 前記信号再生手段により再生された前記信号を前記LS
    Iに加えて動作させ、かつ、前記信号再生手段により前
    記信号の再生を一時停止している時に、前記内部状態操
    作手段により前記LSI内部の状態の読み込みや書き換
    え操作を行う、 ことを特徴とするデバッグシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデバッグシステムにおい
    て、 前記LSIは、ダイナミックRAMが外付けされたLS
    Iであり、 前記ダイナミックRAMは、 スタティックRAMの周
    囲にI/F変換回路を実装してなるものである、 ことを特徴とするデバッグシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のデバッグシステムにおい
    て、 前記LSIは、ダイナミックRAM混載LSIであり、 前記ダイナミックRAM混載LSIの内部回路として、
    該LSIの動作クロックより速いクロックの供給を外部
    端子から受けて動作するデバッグ用DRAM制御付加回
    路をさらに備える、 ことを特徴とするデバッグシステム。
  4. 【請求項4】 大規模なハードウェアの中にマイクロプ
    ロセッサや命令メモリ、キャッシュメモリなどが組み込
    まれたシステムLSIのデバッグや不具合解析に用いら
    れるデバッグシステムであって、 前記LSIへの入力信号の全てあるいは一部を取りこん
    で入力信号情報として蓄積する信号蓄積手段と、 前記信号蓄積手段からの入力信号情報を再生する信号再
    生手段と、 前記LSIの内部回路として、内部動作状態を前記LS
    I外部において監視するよう出力する内部状態モニタ手
    段と、 前記内部状態モニタ手段から出力される信号を取り込ん
    で蓄積する内部状態蓄積手段を備え、 前記信号再生手段により再生された前記信号を前記LS
    Iに加えて動作させ、かつ、前記内部状態モニタ手段の
    出力状態の切り替えと前記信号再生手段による前記信号
    の再生を繰り返しながら、前記LSI内部の詳細な動き
    の情報を分けて前記内部状態蓄積手段に蓄積していき、
    最後にまとめて解析を行うことで、前記LSI内部のプ
    ログラムカウンタの遷移やメモリバスの遷移などの情報
    を復元する、 ことを特徴とするデバッグシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のデバッグシステムにおい
    て、 前記信号蓄積手段の中に格納する入力信号情報を前記L
    SIへの入力信号から取り込まず、前記LSIの動作状
    態を想定して前記LSIへの入力信号を生成する入力信
    号生成手段からの入力信号情報を前記信号蓄積手段に蓄
    積する、 ことを特徴とするデバッグシステム。
  6. 【請求項6】請求項2または請求項3記載のデバッグシ
    ステムにおいて、 前記信号蓄積手段の中に格納する入力信号情報を前記L
    SIへの入力信号から取り込まず、前記LSIの動作状
    態を想定して前記LSIへの入力信号を生成する入力信
    号生成手段からの入力信号情報を前記信号蓄積手段に蓄
    積する、 ことを特徴とするデバッグシステム。
  7. 【請求項7】 請求項4記載のデバッグシステムにおい
    て、 前記信号蓄積手段の中に格納する入力信号情報を前記L
    SIへの入力信号から取り込まず、前記LSIの動作状
    態を想定して前記LSIへの入力信号を生成する入力信
    号生成手段からの入力信号情報を前記信号蓄積手段に蓄
    積する、 ことを特徴とするデバッグシステム
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006052970A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Fujitsu Ltd Cpu内蔵lsiおよびcpu内蔵lsiの実機試験方法
JP2010276544A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Fujitsu Semiconductor Ltd 半導体集積回路及び半導体集積回路の故障診断方法

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