JP2002132303A - 制御系の自動設計装置及び制御系の自動設計方法 - Google Patents

制御系の自動設計装置及び制御系の自動設計方法

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JP2002132303A
JP2002132303A JP2000330825A JP2000330825A JP2002132303A JP 2002132303 A JP2002132303 A JP 2002132303A JP 2000330825 A JP2000330825 A JP 2000330825A JP 2000330825 A JP2000330825 A JP 2000330825A JP 2002132303 A JP2002132303 A JP 2002132303A
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coefficient
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control model
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Hideki Sato
英樹 佐藤
Ikushi Kondo
育史 近藤
Nobuyuki Koga
信行 古賀
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Mitsubishi Space Software Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計者の経験に頼らず短時間で制御モデルの
設計パラメータの最適値を自動的に算出できる制御系の
自動設計装置及び自動設計方法を提供する。 【解決手段】 1入力1出力線形制御モデルを可制御標
準形に置き換えた時に算出される特性多項式の係数を評
価指標として、係数図法に基づいて安定性、速応性、及
びロバスト性を判定し、判定に基づいて1入力1出力線
形制御モデルの制御器パラメータの最適な値を算出する
制御器パラメータ算出部6と、制御器パラメータ算出部
の算出結果に基づき画面に係数図を作成し表示装置に表
示させる係数図作成・表示部5とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータを利
用した制御系の自動設計方法に関し、特に、1入力1出
力線形制御モデルを可制御標準形に置き換えた時に算出
される特性多項式の係数を評価指標として、係数図法を
基にして安定性/速応性/ロバスト性を判定し、対象と
する制御モデルの設計パラメータの最適な値を自動的に
算出する制御系の自動設計装置及び制御系の自動設計方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、制御系設計時の設計仕様とし
て、安定性/速応性/ロバスト性がある。通常、制御系
の設計時には、システムの安定性/速応性/ロバスト性
のバランスをとりながら設計を進めることとなる。ここ
で、安定性/速応性/ロバスト性は相反する要素であ
り、制御系設計時には、経験が有効となり、試行錯誤が
必要となる。
【0003】従来の技術では、古典制御、現代制御理論
に基づき、評価指標の算出/グラフ作図を行い、人間の
経験により最適と判断されるパラメータを制御器パラメ
ータとしていた。すなわち、安定性の評価では、制御器
パラメータの値を様々に変化させ、極零配置図、ナイキ
スト線図、Hurwitzの方法等を用いて根がS平面の左半
平面に存在すれば、安定と評価していた。速応性の評価
では、立ち上がり時間、整定時間、行き過ぎ量を算出
し、人間の経験を元にして、速応性の良し悪しを判断し
ていた。ロバスト性の評価では、ボード線図を作成し、
ゲイン余裕/位相余裕を元にロバスト性の良し悪しを判
断していた。
【0004】図5は係数図法基本ブロック図である。係
数図法基本ブロック図は、制御対象の状態方程式を可制
御標準形に変換し、制御器の状態方程式を可観測標準形
に変換したものをブロック図で表現したものである。係
数図法においては、対象とするシステムのブロック図を
係数図法基本ブロック図に置き換えて取り扱う。
【0005】安定性/速応性/ロバスト性を一つの図で
表現する係数図法では、コマンド伝達関数Ba(s)、
プラント伝達関数の分母Ap(s)、プラント伝達関数
の分子Bp(s)、コントローラ伝達関数の分母Ac
(s)、コントローラ伝達関数の分子Bc(s)を元に
して係数図を作成し、安定度指標γにより安定性を、等
価時定数τにより速応性を判断する。
【0006】図6は係数図である。係数図は、係数図法
基本ブロック図における閉ループ伝達関数の特性多項式
の係数(an,・・・,a2,a1,a0)を片対数グラフ
上に表現した図である。ここで、閉ループ伝達関数の特
性多項式P(s)は、(1)式又は(2)式で表され
る。
【0007】
【数1】
【0008】係数図法では、作図した係数図により安定
性/速応性/ロバスト性の判断を行う。係数図の曲率が
大であれば安定性が良く、曲率が小であれば安定性は悪
い。係数図の傾きが左下がりであれば速応性が良く、左
上がりであれば速応性が悪い。ロバスト性については、
制御対象のパラメータの変化に対する特性多項式の係数
折れ線の変化として考える。具体的には、特定のパラメ
ータの変化に対する係数図を幾つか予め求めておき、そ
れによって安定性・速応性の変化を推定する方法をと
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一般に、設計パラメー
タの値を決定する際には、人間である設計者が判断する
ため、経験によりバラツキが生じる。また、パラメータ
を様々に変化させて値を決定する際には、設計者の豊富
な経験が必要であった。また、上述のように、従来の方
法においては、設計者が試行錯誤を繰り返しながら設計
パラメータを決めていくため、経験の差によるバラツキ
が生じ、最適値の判定としてあいまいな部分が発生する
問題があった。また、設計者が試行錯誤を繰り返して設
計パラメータの値を決定するので、設計に時間がかかる
という問題があった。
【0010】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、設計者の経験に頼らず、短時間
で制御モデルの設計パラメータの最適値を自動的に算出
できる制御系の自動設計装置及び制御系の自動設計方法
を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る制御系の
自動設計装置は、1入力1出力線形制御モデルを可制御
標準形に置き換えた時に算出される特性多項式の係数を
評価指標として、係数図法に基づいて安定性、速応性、
及びロバスト性を判定し、判定に基づいて1入力1出力
線形制御モデルの制御器パラメータの最適な値を算出す
る制御器パラメータ算出部と、制御器パラメータ算出部
の算出結果に基づき画面に係数図を作成し表示装置に表
示させる係数図作成・表示部とを備えている。
【0012】また、係数図作成・表示部は、表示された
係数図の制御器パラメータの変更入力をされて、1入力
1出力線形制御モデルの修正を可能とする。
【0013】また、この発明に係る制御系の自動設計方
法は、1入力1出力線形制御モデルを可制御標準形に置
き換えた時に算出される特性多項式の係数を評価指標と
して、係数図法に基づいて安定性、速応性、及びロバス
ト性を判定し、判定に基づいて1入力1出力線形制御モ
デルの制御器パラメータの最適な値を算出する制御器パ
ラメータ算出工程と、制御器パラメータ算出工程の算出
結果に基づき画面に係数図を作成し表示装置に表示させ
る係数図作成・表示工程とを備えている。
【0014】さらに、係数図作成・表示工程は、表示さ
れた係数図の制御器パラメータの変更入力をされて、1
入力1出力線形制御モデルの修正を可能とする。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
制御系の自動設計装置の全体構成を示すブロック図であ
る。図1の自動設計装置は、1入力1出力線形制御モデ
ルにおいて、係数図を用いて対象とする制御モデルの設
計パラメータの最適な値を自動的に算出する。
【0016】図1において、1は、対象とする制御モデ
ルの基本的入力パラメータの値を入力および変更するた
めの入力装置であり、キーボードおよびマウス等で構成
される。2は、係数図作成・表示部5で算出された係数
図、過渡応答および制御器パラメータ算出部6で算出さ
れた設計パラメータの最適値を表示するための表示装置
である。
【0017】また、3は、入力装置1より得られた入力
データを入力パラメータ処理部に出力する処理および、
入力データ、係数図作成・表示部より得られた出力デー
タを表示装置2に出力する処理を行なう入出力制御部で
ある。
【0018】さらに、4は、入出力制御部3より得られ
た入力データを係数図作成・表示部5及び制御器パラメ
ータ算出部6に出力する入力パラメータ処理部である。
5は、入力パラメータ処理部1及び制御器パラメータ算
出部より得られたデータより特性多項式の係数を算出し
係数図および過渡応答の出力を行なう係数図作成・表示
部である。
【0019】また、6は、入力パラメータ処理部4より
得られた、制御モデルパラメータ、安定度指標、等価時
定数の規範パラメータより、規範パラメータを満たす制
御器パラメータの最適値を出力する制御器パラメータ算
出部である。制御器パラメータ算出部6は、1入力1出
力線形制御モデルを可制御標準形に置き換えた時に算出
される特性多項式の係数を評価指標として、係数図法に
基づいて安定性、速応性、及びロバスト性を判定し、こ
の判定に基づいて1入力1出力線形制御モデルの制御器
パラメータの最適な値を算出する。
【0020】次に本実施の形態の動作を図2〜図4のフ
ローチャート参照しながら説明する。図2は入力パラメ
ータ処理部4の動作を示すフローチャートである。この
フローチャートは、係数図作成・表示部5に表示された
係数図の制御器パラメータの変更入力をして、1入力1
出力線形制御モデルの修正を可能とする制御器パラメー
タ変更手段を表している。図2において、入力パラメー
タ処理部4においては、まず、入力装置からの入力デー
タがパラメータ初期化か、パラメータ更新かを判定する
(ステップS7)。
【0021】そして、パラメータ更新の場合は、制御対
象および制御器パラメータを更新し、係数図作成・表示
部5に更新データを出力することで処理を終える(ステ
ップS9)。
【0022】一方、パラメータ初期化の場合、制御器パ
ラメータの最適化を行なう必要があれば、制御器パラメ
ータ算出部6に制御対象パラメータおよび規範パラメー
タを出力し、処理を終える。また、最適化を行なう必要
がなければ、制御対象パラメータおよび制御器パラメー
タを係数図作成・表示部5に出力し、処理を終える(ス
テップS8)。
【0023】図3は係数図作成・表示部5の動作を示す
フローチャートである。このフローチャートは、後で述
べる制御器パラメータ算出工程の算出結果に基づき、画
面に係数図を作成し表示装置2に表示させる係数図作成
・表示工程を表している。図3において、係数図作成・
表示部5においては、まず、制御対象パラメータおよび
制御器パラメータより特性多項式の係数を算出する(ス
テップS10)。
【0024】次に、感度関数および相補感度関数を算出
する(ステップS11)。さらに、過渡応答を算出する
(ステップS12)。最後に、生成した係数図および過
渡応答を入出力制御部3に出力し、処理を終える(ステ
ップS13)。作成された係数図は、この後、表示装置
2に表示される。
【0025】図4は制御器パラメータ算出部6の動作を
示すフローチャートである。このフローチャートは、1
入力1出力線形制御モデルを可制御標準形に置き換えた
時に算出される特性多項式の係数を評価指標として、係
数図法に基づいて安定性、速応性、及びロバスト性を判
定し、この判定に基づいて1入力1出力線形制御モデル
の制御器パラメータの最適な値を算出する制御器パラメ
ータ算出工程を表している。図4において、制御器パラ
メータ算出部6は、まず、入力となる安定度指標および
等価時定数の初期値を設定する(ステップS14)。
【0026】次に、入力となる安定度指標および等価時
定数を満足する制御器パラメータを算出する(ステップ
S15)。制御器パラメータの算出手順を以下に示す。
【0027】手順1:入力したAp,Bpより、プラン
ト行列Pを作成し、Ac,Bcの次元よりコントローラ
ベクトルCの次元を設定する。 手順2:以下の場合分けに従い、制御器パラメータを算
出する。 case 1:プラント行列Pが正方行列の場合 case 2:プラント行列Pにおいて、行より列の要素数が
多い場合 case 3:プラント行列Pにおいて、列より行の要素数が
多い場合 case 4:Ac,Bcに“*”以外に値を指定したとき場
【0028】各caseの計算アルゴリズムを以下に示す。
プラント伝達関数Ap(s)、Bp(s)及びコントロ
ーラ伝達関数Ac(s)、Bc(s)の次元をそれぞ
れ、Dim_ap、Dim_bp、Dim_ac、Dim_Bcとすると、プラン
ト伝達関数Ap(s)、Bp(s)及びコントローラ伝
達関数Ac(s)、Bc(s)は(3)式のように記述
することができる。
【0029】
【数2】
【0030】また、システムの特性多項式P(s)の次
元をDim_aとすると、(5)式のように記述することが
できる。
【0031】
【数3】
【0032】このとき、システムの特性多項式P(s)
の次元Dim_aは(7)式のように記述できる。
【0033】
【数4】
【0034】特性多項式の次元をDim_a=Dim_ap+Dim_ac
-1としたとき、特性多項式は(8)式のように計算でき
る。
【0035】
【数5】
【0036】Dim_a=Dim_bp+Dim_bc-1のときは、同様に
特性多項式P(s)を、(9)式のように記述すること
ができる。
【0037】
【数6】
【0038】いま、(5)式及び(8)式より、以下の
関係が成り立つ。
【0039】
【数7】
【0040】ここでベクトルAは(6)式であるが、以
下の関係より、(11)式のように書きなおすことがで
きる。
【0041】
【数8】
【0042】case 1: プラント行列Pが正方行列の場合
(Dim_a=Dim_ac+Dim_bcの場合)プラント行列Pが正方
行列であることより、コントローラベクトルCは、
【0043】
【数9】
【0044】として求めることができる。 case 2: 行より列の要素数が多い場合(Dim_a<Dim_ac+
Dim_bcの場合) この場合、未知数の数(Dim_ac+Dim_bc)が方程式の数
(Dim_a)より多いため、解析的に、コントローラベク
トルCを求めることができない。よって、(Dim_ac+Dim
_bc-Dim_a)個のコントローラ値を任意に決めること
で、コントローラベクトルCを求めることとする。コン
トローラベクトルC及び、プラント行列Pを下記のよう
に書きなおす。
【0045】
【数10】
【0046】これらを(10)式に代入することで、未
知のコントローラベクトルを求めることができる。
【0047】
【数11】
【0048】case 3: 列より行の要素数が多い場合(Dim
_a>Dim_ac+Dim_bcの場合) この場合、未知数の数(Dim_ac+Dim_bc)より方程式の
数(Dim_a)が多いため、コントローラベクトルを決定
しても、(Dim_a-Dim_ac-Dim_bc)個のγが、入力され
た最大値と最小値との範囲に入るとは限らない。したが
って、コントローラベクトルCを最適化する必要があ
る。以下の手順で計算する。
【0049】a.(10)式を次のように書きかえる。
【0050】
【数12】
【0051】b.P2、A2を用いて、
【0052】
【数13】
【0053】を解き、コントローラベクトルCを求め
る。
【0054】case 4: コントローラベクトルCに既知の
要素が存在する場合 プラント行列P、コントローラベクトルCを以下のよう
に変形する。
【0055】
【数14】
【0056】(20)式により、case 1〜case 3の場合
分けを行ない計算する。
【0057】その結果より、安定度指標および等価時定
数を算出する。
【0058】出力された安定度指標及び等価時定数が、
規範パラメータの範囲に入っているか確認する。
【0059】規範パラメータの範囲中に入っていない場
合、入力となる安定度指標及び等価時定数の更新を行な
い、その後、新たに制御器パラメータの算出手順の処理
を行なう。なお、安定度指標,等価時定数のパラメータ
設定は、安定度指標(小→大)、等価時定数(大→小)
の2重ループ構造としている。尚、安定度指標は高感度
であるため0.01刻みとし、等価時定数は、目標値の
数値範囲の1%を刻み幅としている。
【0060】規範パラメータの範囲内に入っている場
合、制御器パラメータを係数図作成・表示部5に出力
し、処理を終える。
【0061】上述のように、このような構成の制御系の
自動設計装置においては、1入力1出力線形制御モデル
を可制御標準形に置き換えた時に算出される特性多項式
の係数を評価指標として、係数図法に基づいて安定性、
速応性、及びロバスト性を判定し、判定に基づいて1入
力1出力線形制御モデルの制御器パラメータの最適な値
を算出する制御器パラメータ算出部6と、制御器パラメ
ータ算出部6の算出結果に基づき画面に係数図を作成し
表示装置2に表示させる係数図作成・表示部5とを備え
ている。これにより、設計者の経験に頼らず、短時間で
制御モデルの設計パラメータの最適値を自動的に算出で
きる。
【0062】また、係数図作成・表示部5は、表示され
た係数図の制御器パラメータの変更入力をされて、1入
力1出力線形制御モデルの修正を可能とする。これによ
り、操作性が良くなり利用価値の高い装置とすることが
できる。
【0063】
【発明の効果】この発明に係る制御系の自動設計装置
は、1入力1出力線形制御モデルを可制御標準形に置き
換えた時に算出される特性多項式の係数を評価指標とし
て、係数図法に基づいて安定性、速応性、及びロバスト
性を判定し、判定に基づいて1入力1出力線形制御モデ
ルの制御器パラメータの最適な値を算出する制御器パラ
メータ算出部と、制御器パラメータ算出部の算出結果に
基づき画面に係数図を作成し表示装置に表示させる係数
図作成・表示部とを備えている。これにより、設計者の
経験に頼らず、短時間で制御モデルの設計パラメータの
最適値を自動的に算出できる。
【0064】また、係数図作成・表示部は、表示された
係数図の制御器パラメータの変更入力をされて、1入力
1出力線形制御モデルの修正を可能とする。これによ
り、操作性が良くなり利用価値の高い装置とすることが
できる。
【0065】また、この発明に係る制御系の自動設計方
法は、1入力1出力線形制御モデルを可制御標準形に置
き換えた時に算出される特性多項式の係数を評価指標と
して、係数図法に基づいて安定性、速応性、及びロバス
ト性を判定し、判定に基づいて1入力1出力線形制御モ
デルの制御器パラメータの最適な値を算出する制御器パ
ラメータ算出工程と、制御器パラメータ算出工程の算出
結果に基づき画面に係数図を作成し表示装置に表示させ
る係数図作成・表示工程とを備えている。これにより、
設計者の経験に頼らず、短時間で制御モデルの設計パラ
メータの最適値を自動的に算出できる。
【0066】さらに、係数図作成・表示工程は、表示さ
れた係数図の制御器パラメータの変更入力をされて、1
入力1出力線形制御モデルの修正を可能とする。これに
より、操作性が良くなり利用価値の高い方法とすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の制御系の自動設計装置の全体構成
を示すブロック図である。
【図2】 入力パラメータ処理部4の動作を示すフロー
チャートである。
【図3】 係数図作成・表示部5の動作を示すフローチ
ャートである。
【図4】 制御器パラメータ算出部6の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図5】 係数図法基本ブロック図である。
【図6】 係数図である。
【符号の説明】
1 入力装置、2 表示装置、3 入出力制御部、4
入力パラメータ処理部、5 係数図作成・表示部、6
制御器パラメータ算出部。
フロントページの続き (72)発明者 古賀 信行 神奈川県鎌倉市上町屋792番地 三菱スペ ース・ソフトウエア株式会社鎌倉事業部内 Fターム(参考) 5H004 GA02 GA08 GA17 GA30 KC08 MA40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1入力1出力線形制御モデルを可制御標
    準形に置き換えた時に算出される特性多項式の係数を評
    価指標として、係数図法に基づいて安定性、速応性、及
    びロバスト性を判定し、該判定に基づいて上記1入力1
    出力線形制御モデルの制御器パラメータの最適な値を算
    出する制御器パラメータ算出部と、 上記制御器パラメータ算出部の算出結果に基づき画面に
    係数図を作成し表示装置に表示させる係数図作成・表示
    部とを備えたことを特徴とする制御系の自動設計装置。
  2. 【請求項2】 上記係数図作成・表示部は、表示された
    上記係数図の制御器パラメータの変更入力をされて、上
    記1入力1出力線形制御モデルの修正を可能とすること
    を特徴とする請求項1記載の制御系の自動設計装置。
  3. 【請求項3】 1入力1出力線形制御モデルを可制御標
    準形に置き換えた時に算出される特性多項式の係数を評
    価指標として、係数図法に基づいて安定性、速応性、及
    びロバスト性を判定し、該判定に基づいて上記1入力1
    出力線形制御モデルの制御器パラメータの最適な値を算
    出する制御器パラメータ算出工程と、 上記制御器パラメータ算出工程の算出結果に基づき画面
    に係数図を作成し表示装置に表示させる係数図作成・表
    示工程とを備えたことを特徴とする制御系の自動設計方
    法。
  4. 【請求項4】 上記係数図作成・表示工程は、表示され
    た上記係数図の制御器パラメータの変更入力をされて、
    上記1入力1出力線形制御モデルの修正を可能とするこ
    とを特徴とする請求項3記載の制御系の自動設計方法。
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