JP2002131747A - 反射型液晶表示装置及びそれに用いられる光学多層膜 - Google Patents

反射型液晶表示装置及びそれに用いられる光学多層膜

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Abstract

(57)【要約】 【課題】光源装置の外部への光量の損失を抑えて光量の
向上を達成すると共に、表示面における映り込み等を可
及的に防ぐことができる反射型液晶表示装置及びそれに
用いられる光学多層膜を提供する。 【解決手段】側面部に光源を備え、係る光源から発せら
れる光を液晶表示素子に対して照射する照光面を有する
導光板と、前記照光面から入射した光を反射する反射構
造を備えた液晶表示素子と、係る液晶表示素子と前記導
光板との間に密着して設置され、屈折率の異なる二以上
の薄膜が積層されてなる光学多層膜とからなり、係る光
学多層膜が前記光源から発せられる光を導光板の内部に
おいて多重反射させる多重反射作用膜と、導光板の厚さ
方向から入射する光の前記照光面における反射を防止す
る反射防止膜とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、フロントライト型の光
源装置を備えた反射型液晶表示装置及びその表示面と前
記光源装置との間に設置され、表示の明瞭性を高めるこ
とができる光学多層膜に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、暗所等においても液晶表示装
置の表示部分(以下、表示面とする)の視認性を向上さ
せる構造として、フロントライト構造を採用した反射型
液晶表示装置の開発が進んでいる。この反射型液晶表示
装置は、従来のバックライト型液晶表示装置とは異なる
構成をなし、液晶表示素子の表示面と使用者との間に光
源を備えた透明の導光板が設置されることによって、導
光板の照光面から出射される光が前記表示面を照らすと
共に、前記導光板を介して液晶表示素子の表示面が使用
者に視認されるものである。
【0003】反射型液晶表示装置の具体的な構成として
以下に、従来の反射型液晶表示装置について図面を用い
て説明する。図4は、反射型液晶表示装置の従来の構成
を示す断面図である。図4(a)に示すように、従来の
反射型液晶表示装置1は、光源装置2と係る光源装置2
に設けられた導光板22の照光面に対向するように設置
された液晶表示素子3とから構成されていた。前記導光
板22はほぼ平板形状をなし、その一の端面には光源2
1が設置され、係る光源21から発せられる光が前記導
光板22の他の端面を照光面として照光対象である液晶
表示素子3を照射すると共に、従来は前記照光対象とな
る液晶表示素子3と光源装置2との間には空気層4が存
在していた。なお、反射型液晶表示装置1の従来の構成
の説明においては、液晶表示装置としての主要部分のみ
を図示し、液晶表示装置の筐体及び光源を覆う反射板等
の図示は省略する。ここで、前記空気層4が導光板22
と液晶表示素子3との間に介在することにより、導光板
22の厚さ方向から入射する光が対向電極兼反射板35
にて反射する光路bと、前記照光面及び空気層4及び
第一の基板のそれぞれの層の界面で表面反射する光路b
とに別れ、反射型液晶表示装置1としてのコントラス
トを低下させるという問題が生じていた。また、導光板
22の経時的な劣化によって、導光板22が液晶表示素
子3に対して曲率を有するようになり、導光板22と第
一の基板の表面が接触することによるニュートンリング
発生等による表示ムラ等、反射型液晶表示装置1として
の信頼性を低下させるという問題が生じていた。係る問
題を解決する反射型液晶表示装置として、図4(b)に
示すように、特開平11−326903号公報によれ
ば、前記空気層4のかわりに1.40〜1.55の屈折
率をの接着層5を設け、全光線の透過率90%以上とし
た反射型液晶表示装置1が開示されている。このような
構成をなすことによって、導光板22と空気層4との境
界面における表面反射を防ぐと共に、導光板22の経時
的な劣化による表示ムラ等の不具合を解消することがで
きるとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
反射型液晶表示装置、特に特開平11−329603号
公報の反射型液晶表示装置においては、光源装置、特に
導光板と液晶表示素子のガラス基板との間に空気層を介
在させずに、導光板及び液晶表示素子のガラス基板とほ
ぼ同じ屈折率を有する接着層を備えることにより、導光
板の厚さ方向から入射する光の表面反射を防ぐことはで
きても光源からの光を有効に液晶表示素子に光を到達せ
しめることができないという問題があった。すなわち、
導光板の照光面から液晶表示素子の表面までの間の屈折
率が小さいため、導光板の内部での多重反射が生じるこ
とがなく、液晶パネル面に輝度ムラを生じさせると共
に、光源と反対側の面へ十分な光量を提供することがで
きなかった。
【0005】本発明は、以上の従来技術における問題に
鑑みてなされたものであり、光源装置の外部への光量の
損失を抑えて光量の向上を達成すると共に、表示面にお
ける映り込み等を可及的に防ぐことができる反射型液晶
表示装置及びそれに用いられる光学多層膜を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に提供する本願第一の発明に係る反射型液晶表示装置
は、側面部に光源を備え、係る光源から発せられる光を
液晶表示素子に対して照射する照光面を有する導光板
と、前記照光面から入射した光を反射する反射構造を備
えた液晶表示素子と、係る液晶表示素子と前記導光板と
の間に密着して設置され、屈折率の異なる二以上の薄膜
が積層されてなる光学多層膜とからなり、係る光学多層
膜が前記光源から発せられる光を導光板の内部において
多重反射させる多重反射作用膜と、導光板の厚さ方向か
ら入射する光の前記照光面における反射を防止する反射
防止膜とを備えたことを特徴とする。
【0007】係る構成とすることにより、導光板の内部
において光源から発せられる光を多重反射せしめ、液晶
表示装置素子の方向に効率よく光を照射すると共に、導
光板と多重反射作用膜との組合せによる多重反射構造に
よって副次的に生じる導光板の厚さ方向からの光の反射
を抑制することができる。ここで、前記導光板の厚さ方
向から入射する光とは、光源装置を構成する光源の光で
はなく、導光板を介して液晶表示素子に入射する外光を
指す。従って、前記光源から発せられる光の導光板内に
おける多重反射を促進させると共に、外光に対しては前
記照光面における反射を抑制することができ、表示面に
写り込みが少なく、高輝度の液晶表示装置を提供するこ
とができる。
【0008】前記課題を解決するために提供する本願第
二の発明に係る反射型液晶表示装置は、請求項1に記載
の反射型液晶表示装置において、前記多重反射作用膜
は、導光板の屈折率及び前記照光面において反射する所
定の光量に基づいて設定された屈折率を有する一以上の
薄膜であり、前記反射防止膜は、前記多重反射作用膜の
屈折率と前記導光板の屈折率とに基づいて設定された屈
折率を有し、前記導光板と前記多重反射膜に介在する一
以上の薄膜であることを特徴とする。
【0009】係る構成とすることにより、導光板と液晶
表示素子との間に密着されてなる光学多層膜が、導光板
側に位置する反射防止膜と液晶表示素子側に位置する多
重反射作用膜とからなり、導光板の内部における多重反
射と、照光面における外光の反射、すなわち表示面にお
ける写り込みの防止とを達成することができる。ここ
で、前記前記照光面において反射する所定の光量とは、
導光板の屈折率と多重反射作用膜との屈折率の差によっ
て割合が決定される屈折する光量及び反射する光量のう
ちの反射する光量を指す。すなわち、多重反射作用膜が
設けられることによって、その屈折率は導光板の屈折率
よりもある程度大であることが要求される。
【0010】前記課題を解決するために提供する本願第
三の発明に係る反射型液晶表示装置は、請求項1又は請
求項2に記載の反射型液晶表示装置において、前記多重
反射作用膜の屈折率は、導光板の屈折率及び前記照光面
において反射する所定の光量に基づいて設定された屈折
率を有し、前記反射防止膜の屈折率は、多重反射作用膜
の屈折率と前記導光板の屈折率とに基づいて設定された
屈折率を有すること特徴とする。
【0011】係る構成とすることにより、多重反射作用
膜の機能を損なうことなく、反射防止膜としての機能を
発揮しうる屈折率を設定し、その屈折率を有する反射防
止膜を採用することによって、導光板の内部における多
重反射と照光面における外光の反射防止とを確実に達成
することができる。ここで、前記多重反射作用膜の屈折
率は導光板の屈折率に比べて大とすることが好ましい。
【0012】前記課題を解決するために提供する本願第
四の発明に係る反射型液晶表示装置は、請求項1乃至請
求項3の何れか一に記載の反射型液晶表示装置におい
て、導光板の屈折率をn、前記多重反射作用膜の屈折
率をnとしたとき、前記反射防止膜の屈折率nが、
(n×n1/2とほぼ等しく設定されたことを特
徴とする。
【0013】係る構成とすることにより、多重反射作用
膜の機能を損なうことなく、反射防止膜としての機能を
発揮しうる屈折率を設定し、その屈折率を有する反射防
止膜を採用することによって、導光板の内部における多
重反射と照光面における外光の反射防止とを確実に達成
することができる。ここで、前記多重反射作用膜の屈折
率は導光板の屈折率に比べて大とすることが好ましく、
例えば導光板の屈折率が1.5〜1.6であるとき、
2.0以上の屈折率を有する薄膜を多重反射作用膜とし
て採用することが望ましい。すなわち、多重反射作用膜
の屈折率は、それによって設定される反射防止膜の屈折
率が導光板の屈折率に近似となる屈折率とならないよう
に、導光板の屈折率よりも大に設定される必要がある。
また、前記前記反射防止膜の屈折率nが、(n×n
1/2とほぼ等しく設定されたとは、反射防止膜の
機能を損なわない程度の誤差であればよく、具体的な誤
差の範囲としては、±0.2(屈折率)が好ましい。
【0014】前記課題を解決するために提供する本願第
五の発明に係る反射型液晶表示装置は、請求項1乃至請
求項4の何れか一に記載の反射型液晶表示装置におい
て、液晶表示素子に光を導光する導光膜が多重反射作用
膜と液晶表示素子との間に一以上設けられたことを特徴
とする。
【0015】係る構成とすることにより、多重反射作用
膜によって得られた光量を液晶表示素子に有効に到達さ
せることができる。
【0016】前記課題を解決するために提供する本願第
六の発明に係る反射型液晶表示装置は、請求項5に記載
の反射型液晶表示装置において、前記導光膜は、その屈
折率nが多重反射作用膜の屈折率をn、係る多重反
射作用膜と密着せしめられる前記液晶表示素子の基板の
屈折率をnとしたとき、n<n<n と設定され
た薄膜であることを特徴とする。
【0017】係る構成とすることにより、多重反射作用
膜によって得られた光量を少ない損失で液晶表示素子に
到達させることができる。
【0018】前記課題を解決するために提供する本願第
七の発明に係る反射型液晶表示装置は、請求項5又は請
求項6に記載の反射型液晶表示装置において、前記反射
防止膜及び多重反射作用膜が積層された領域が所定の間
隔を有して前記導光膜に覆われて形成されたことを特徴
とする。
【0019】係る構成とすることにより、導光板の厚さ
方向から入射する外光を導光板の照光面で反射させるこ
となく選択的に液晶表示素子へ取り入れると共に、光源
からの光を導光板の内部で多重反射させることができ
る。
【0020】前記課題を解決するために提供する本願第
八の発明に係る反射型液晶表示装置は、請求項7に記載
の反射型液晶表示装置において、前記所定の間隔は液晶
表示素子の画素ピッチとほぼ等しいことを特徴とする。
【0021】前記課題を解決するために提供する本願第
九の発明に係る反射型液晶表示装置に用いられる光学多
層膜は、側面部に光源を備え、係る光源から発せられる
光を液晶表示素子に対して照射する照光面を有する導光
板と、前記照光面から入射した光を反射する反射構造を
備えた液晶表示素子との間に密着して設置され、前記光
源から発せられる光を導光板の内部において多重反射さ
せる一以上の多重反射作用膜と、係る多重反射作用膜と
前記導光板との間に介在し、導光板の厚さ方向から入射
する光の前記照光面における反射を防止する一以上の反
射防止膜とからなることを特徴とする。
【0022】係る構成とすることにより、導光板と液晶
表示素子との間に密着されてなる光学多層膜が、導光板
側に位置する反射防止膜と液晶表示素子側に位置する多
重反射作用膜とからなり、導光板の内部における多重反
射と、照光面における外光の反射、すなわち表示面にお
ける写り込みの防止とを達成することができる。ここ
で、前記前記照光面において反射する所定の光量とは、
導光板の屈折率と多重反射作用膜との屈折率の差によっ
て割合が決定される屈折する光量及び反射する光量のう
ちの反射する光量を指す。すなわち、多重反射作用膜が
設けられることによって、その屈折率は導光板の屈折率
よりもある程度大であることが要求される。
【0023】前記課題を解決するために提供する本願第
十の発明に係る反射型液晶表示装置に用いられる光学多
層膜は、請求項9に記載の反射型液晶表示装置に用いら
れる光学多層膜において、前記多重反射作用膜の屈折率
は、導光板の屈折率及び前記照光面において反射する所
定の光量に基づいて設定された屈折率を有し、前記反射
防止膜の屈折率は、多重反射作用膜の屈折率と前記導光
板の屈折率とに基づいて設定された屈折率を有すること
特徴とする。
【0024】係る構成とすることにより、導光板と液晶
表示素子との間に密着されてなる光学多層膜が、導光板
側に位置する反射防止膜と液晶表示素子側に位置する多
重反射作用膜とからなり、導光板の内部における多重反
射と、照光面における外光の反射、すなわち表示面にお
ける写り込みの防止とを達成することができる。ここ
で、前記前記照光面において反射する所定の光量とは、
導光板の屈折率と多重反射作用膜との屈折率の差によっ
て割合が決定される屈折する光量及び反射する光量のう
ちの反射する光量を指す。すなわち、多重反射作用膜が
設けられることによって、その屈折率は導光板の屈折率
よりもある程度大であることが要求される。
【0025】前記課題を解決するために提供する本願第
十一の発明に係る反射型液晶表示装置に用いられる光学
多層膜は、請求項9又は請求項10に記載の反射型液晶
表示装置に用いられる光学多層膜において、導光板の屈
折率をn、前記多重反射作用膜の屈折率をnとした
とき、前記反射防止膜の屈折率nが、(n×n
1/2とほぼ等しく設定されたことを特徴とする。
【0026】係る構成とすることにより、多重反射作用
膜の機能を損なうことなく、反射防止膜としての機能を
発揮しうる屈折率を設定し、その屈折率を有する反射防
止膜を採用することによって、導光板の内部における多
重反射と照光面における外光の反射防止とを確実に達成
することができる。ここで、前記多重反射作用膜の屈折
率は導光板の屈折率に比べて大とすることが好ましく、
例えば導光板の屈折率が1.5〜1.6であるとき、
2.0以上の屈折率を有する薄膜を多重反射作用膜とし
て採用することが望ましい。すなわち、多重反射作用膜
の屈折率は、それによって設定される反射防止膜の屈折
率が導光板の屈折率に近似となる屈折率とならないよう
に、導光板の屈折率よりも大に設定される必要があるま
た、前記前記反射防止膜の屈折率nが、(n×
1/2とほぼ等しく設定されたとは、反射防止膜
の機能を損なわない程度の誤差であればよく、具体的な
誤差の範囲としては、±0.2(屈折率)が好ましい。
【0027】前記課題を解決するために提供する本願第
十二の発明に係る反射型液晶表示装置に用いられる光学
多層膜は、請求項9乃至請求項11の何れか一に記載の
反射型液晶表示装置に用いられる光学多層膜において、
液晶表示素子に光を導光する導光膜が多重反射作用膜と
液晶表示素子との間に一以上設けられたことを特徴とす
る。
【0028】係る構成とすることにより、多重反射作用
膜によって得られた光量を液晶表示素子に有効に到達さ
せることができる。
【0029】前記課題を解決するために提供する本願第
十三の発明に係る反射型液晶表示装置に用いられる光学
多層膜は、請求項11に記載の反射型液晶表示装置に用
いられる光学多層膜において、前記導光膜は、その屈折
率nが多重反射作用膜の屈折率をn、係る多重反射
作用膜と密着せしめられる前記液晶表示素子の基板の屈
折率をnとしたとき、n<n<n と設定された
薄膜であることを特徴とする。
【0030】係る構成とすることにより、多重反射作用
膜によって得られた光量を少ない損失で液晶表示素子に
到達させることができる。
【0031】前記課題を解決するために提供する本願第
十四の発明に係る反射型液晶表示装置に用いられる光学
多層膜は、請求項12又は請求項13に記載の反射型液
晶表示装置に用いられる光学多層膜において、前記反射
防止膜及び多重反射作用膜が積層された領域が所定の間
隔を有して前記導光膜に覆われて形成されたことを特徴
とする。
【0032】係る構成とすることにより、導光板の厚さ
方向から入射する外光を導光板の照光面で反射させるこ
となく選択的に液晶表示素子へ取り入れると共に、光源
からの光を導光板の内部で多重反射させることができ
る。
【0033】前記課題を解決するために提供する本願第
十五の発明に係る反射型液晶表示装置に用いられる光学
多層膜は、請求項14に記載の反射型液晶表示装置に用
いられる光学多層膜において、前記所定の間隔は液晶表
示素子の画素ピッチとほぼ等しいことを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る反射型液晶
表示装置及びそれに用いられる光学多層膜の一実施の形
態における構成について図面を参照して説明する。図1
は、本発明に係る反射型液晶表示装置及びそれに用いら
れる光学多層膜の一実施の形態における構成を示す断面
図である。なお、本発明に係る反射型液晶表示装置及び
それに用いられる光学多層膜の一実施の形態における構
成の説明においては、前述の従来の構成と同様に、液晶
表示装置としての主要部分のみを図示し、筐体及び光源
を覆う反射板等の図示は省略して説明する。図1(a)
に示すように、本発明に係る反射型液晶表示装置1は、
光源装置2と、係る光源装置2に対向するように位置さ
れた液晶表示素子3と、係る液晶表示素子3及び前記光
源装置2に挟まれるように密着され、三層の薄膜よりな
る光学多層膜100とからなる。前記光源装置2は、光
源21と、係る光源21を一端面に備え、ほぼ平板形状
をなす導光板22とからなり、前記光源21から発せら
れる光が前記導光板22の他の端面を照光面として照光
対象を照射する。ここで、本発明に係る反射型液晶表示
装置及びそれに用いられる光学多層膜における照光面と
は、特に断りがない限り導光板22の照光面、すなわち
光学多層膜100に密着される面若しくは液晶表示素子
3を照射するべく対向する面を指す。前記液晶表示素子
3は、ガラスよりなるほぼ平板形状の第一の基板31及
び第二の基板32が対向して設置され、前記第一の基板
31の対向面に透明電極34が設けられると共に前記第
二の基板32の対向面に対向電極兼反射板35が設けら
れ、前記第一の基板31及び第二の基板32の間に液晶
層33が介在されてなる。すなわち、この第一の基板3
1と導光板22の照光面とに挟まれる態様で光学多層膜
100が密着して設置されている。また、図1(b)に
示すように、前記光学多層膜100は屈折率の異なる三
の薄膜が積層されてなる。この積層された薄膜は、導光
板22に設置される側から第一の薄膜101及び第二の
薄膜102及び第三の薄膜103とし、第一の薄膜10
1の屈折率をn、第二の薄膜102の屈折率をn
第三の薄膜103の屈折率をnとすると、n>n
>nが成り立つ。すなわち、種々の屈折率の薄膜をこ
のように積層することによって、第二の薄膜102は導
光板から出射した光を導光板22の内部で多重反射させ
る機能を備えた多重反射作用膜としてはたらく。また、
第一の薄膜101は、多重反射作用膜としてはたらく第
二の薄膜102が導光板22に直接設置されることによ
って生じる表示面における写り込みを解消するために設
けられた反射防止膜である。さらに、第三の薄膜103
は、第二の薄膜102からの光を第二の薄膜102から
入射した光を第三の薄膜103と第二の薄膜102との
間にある屈折率の差を用いて、界面付近において反射さ
せ、多重反射を起こさせることを目的として形成されて
いる。この場合、第二の薄膜102側から入射した光が
第三の薄膜103の屈折率差によって反射するため、第
三の薄膜103の膜厚は、波長λの入射光の第三の薄膜
103の内部における実効的な波長λ程度(λ=λ
/n)以上の膜厚を有する薄膜である。
【0035】ここで、導光板22の屈折率をnとし、
前記液晶表示素子3の第一の基板31の屈折率をn
すると、n及びnの相関関係を考慮し、前記n
に対して所定の程度高い屈折率が要求される。この
所定の程度高い屈折率とは例えば、導光板22の照光面
上に第二の薄膜102が形成されたと仮定した場合、入
射光に対して望ましい反射光を得るために設定される屈
折率であって、第二の薄膜102の材料としてはそのよ
うに設定された屈折率を有する材料が選択される。ま
た、第一の薄膜101の屈折率nは、 n=(n・n1/2……………………………………………………式 (1) で求められる屈折率にほぼ等しいことが望ましい。すな
わち、第一の薄膜101は、前記第二の薄膜102の設
置によって反射される光を担保するために設けられる薄
膜層であるため、第二の薄膜102の機能を損なわない
程度に液晶表示素子3の方向に導光せしめる屈折率を有
しなければならない。但し、式(1)を厳密に成立させ
ようとした場合、nを完全に満たす光透過性の物質を
入手することは難しい場合がある。そのため、数%の反
射を許容することでnに近い屈折率を有する物質を用
いても構わない。また、このような第一の薄膜101に
おいてnに近い屈折率を有する物質を適用したとして
も本発明の本質を何らはずれるものではないことは言う
までもない。従って、前記式(1)によって得られた屈
折率を呈する材料が第一の薄膜101の材料として採用
される。さらに、第三の薄膜103の屈折率nは、 (nair=1.0)<n<n……………………………………………… 式(2) (nairは、空気中における屈折率とする。)を満た
す屈折率にほぼ等しいことが望ましい。すなわち、第三
の薄膜103は、前記第二の薄膜102及び第一の基板
31の間にあって、液晶表示素子3が位置する方向に十
分に導光せしめる屈折率を有しなければならない。従っ
て、前記式(2)によって得られた屈折率を呈する材料
が第三の薄膜103の材料として採用される。ここで、
第三の薄膜103は、代替手段として第二の薄膜102
と第一の基板31とを接着する接着層として採用しても
良く、選択された第一の薄膜101及び第二の薄膜10
2のみで、導光板22の内部における多重反射効果及び
反射防止の効果がなされれば設置されなくてもよい。
【0036】次に、本発明に係る反射型液晶表示装置及
びそれに用いられる光学多層膜の一実施の形態における
光源から発せられる光の挙動について図面を参照して以
下に説明する。図2は、本発明に係る反射型液晶表示装
置及びそれに用いられる光学多層膜の一実施の形態にお
ける光の挙動を示す断面図である。図2に示すように、
導光板22の屈折率と第一の薄膜101の屈折率の差と
により、光源21から発せられた光は導光板22の内部
を多重反射する(光路a)。ここで、導光板22の内部
で反射せずに第一の薄膜101へ入射した光、すなわち
導光板22の内部における損失光は、第一の薄膜101
の屈折率と第二の薄膜102の屈折率との間に生じる有
効な屈折率差により反射することによって担保される。
一方、導光板22の厚さ方向から導光板22に入射する
光は、導光板22の屈折率と第二の薄膜102の屈折率
との差に比べて、導光板22の屈折率との差を小に設定
された第一の薄膜101が設置されていることにより、
反射光量よりも屈折しながら液晶表示素子3の方向へ進
入し、液晶表示素子3内に設けられた対向電極兼反射板
35にて反射され、外部へ出射する(光路b)。
【0037】次に、本発明に係る液晶表示装置及びそれ
に用いられる光学多層膜の一実施の形態における製造方
法について説明する。本発明に係る液晶表示装置及びそ
れに用いられる光学多層膜の一実施の形態における製造
方法は、ゾル−ゲル法や蒸着法等が挙げられる。例え
ば、印刷法を用いて、光源装置2の導光板22の照光面
上及び液晶表示素子3の第一の基板31上の何れかに各
薄膜溶液若しくはゾルを塗布し、加熱することによって
各薄膜が得られる。また、蒸着法による薄膜形成は、C
VD法又はスパッタ法によって各膜を積層し、光学多層
膜100を形成することができる。このとき、光学多層
膜100に所定の形状を与える場合には、薄膜形成後
に、ドライエッチング法や弗酸等によるエッチングで所
定の形状に形成することができる。さらに、前述したよ
うに、例えば光学多層膜100が反射防止膜及び多重反
射膜の二層と導光膜と同様の接着層とからなる場合に
は、予め導光板22に反射防止膜及び多重反射膜を順次
積層し、前記第一の基板31若しくは前記多重反射膜に
前記接着層を貼付することによって、本発明に係る反射
型液晶表示装置を製造する。
【0038】(実施例)ここで、以上説明した本発明に
係る液晶表示装置及びそれに用いられる光学多層膜の一
実施例について説明する。、まず、一般的なガラスの屈
折率を1.5〜1.6、すなわち液晶表示素子3の第一
の基板31及び第二の基板32の屈折率を1.5〜1.
6とし、これに伴い、導光板22の屈折率nも1.5
〜1.6と設定する。導光板22の屈折率nに対して
第二の薄膜102の屈折率nは、光源21から発せら
れる光が導光板22の内部で十分に多重反射しうる数値
に設定する必要があるため、n=2.0〜2.3に設
定する。また、第一の薄膜101の屈折率nは、前述
した式(1)に従って求められるため、n=1.7〜
1.9と設定することができる。さらに、第三の薄膜1
03の屈折率nについても、前述した式(2)に従っ
て求められるため、n=1.3〜1.6と設定するこ
とができる。
【0039】次に、本発明に係る反射型液晶表示装置及
びそれに用いられる光学多層膜を有効に機能させ得るた
めに、各薄膜が形成されるべき厚さについて説明する。
各薄膜の厚さは、入射する光の波長に基づいて設定する
ことが望ましく、特に第三の薄膜103の厚さについて
は、入射光を有効に反射させるために入射する光の波長
より大に設定する必要がある。従って、入射する光の第
一の薄膜101中における光の波長をλとすると、第
一の薄膜101の厚さdは、 d=λ/4+mλ/2 と設定することができ、例えば、n≒1.7であるC
eFを第一の薄膜101として採用した場合、中心の
波長λ=550nmとすれば、d=47nmと設定す
ることができる。次に、真空中における波長λである光
の第二の薄膜102内部での波長をλとした場合、第
二の薄膜102の厚さdは、 d=λ/2+mλ/2 と設定することができ、例えば、n≒2.2であるC
eOを第二の薄膜102として採用した場合、中心の
波長λ=550nmとすれば、d=57nmと設定す
ることができる。このCeOを以外にも、ZnO
ZnSやTiO等の材料を採用することもでき、IT
Oを用いてもよい。さらに、第三の薄膜103の厚さd
は、真空中(=空気中)における波長λである光の第
三の薄膜103内部での波長をλとした場合、前述し
たように有効に反射させるために、 d>λ/n を満たすことが必要であるため、波長λが400nm<
λ<700nmとすれば、第三の薄膜103としてMg
F(屈折率1.38)を利用した場合、d>507n
mと設定することができる。この第三の薄膜103の材
料としては、氷晶石や、MgFやCaF等の材料を採用
することができる。これらの数値は、あくまでも一例で
はあるが、各薄膜の厚さの設定においては、少なくとも
±10%以下が望ましく、±5%以下であればさらに望
ましい。
【0040】次に、本発明に係る反射型液晶表示装置及
びそれに用いられる光学多層膜の一実施の形態における
光源から発せられる光の挙動について図面を参照して以
下に説明する。図2は、本発明に係る反射型液晶表示装
置及びそれに用いられる光学多層膜の一実施の形態にお
ける光の挙動を示す断面図である。図2に示すように、
導光板22の屈折率と第一の薄膜101の屈折率の差と
により、光源21から発せられた光は導光板22の内部
を多重反射する(光路a)。ここで、導光板22の内部
で反射せずに第一の薄膜101へ入射した光、すなわち
導光板22の内部における損失光は、第一の薄膜101
の屈折率と第二の薄膜102の屈折率との間に生じる有
効な屈折率差により反射することによって担保される。
一方、導光板22の厚さ方向から導光板22に入射する
光は、導光板22の屈折率と第二の薄膜102の屈折率
との差に比べて、導光板22の屈折率との差を小に設定
された第一の薄膜101が設置されていることにより、
反射光量よりも屈折しながら液晶表示素子3の方向へ進
入し、液晶表示素子3内に設けられた対向電極兼反射板
35にて反射され、外部へ出射する(光路b)。
【0041】(他の実施の形態)ここで、本発明に係る
液晶表示装置及びそれに用いられる光学多層膜の他の実
施の形態について説明する。図3は、本発明に係る液晶
表示装置及びそれに用いられる光学多層膜の他の実施の
形態における構造を示す断面図である。図3(a)に示
すように、前述した本発明の一実施の形態における構造
のように、光学多層膜100がほぼ同じ大きさの反射防
止膜と多重反射作用膜と導光膜とからなるものではな
く、所定の大きさで積層された二以上の反射防止膜及び
多重反射作用膜が前記反射防止膜が導光板に密接するよ
うに、かつ導光膜に覆われるように形成されている。ま
た、図3(b)に示すように、前記所定の大きさで積層
された二以上の反射防止膜及び多重反射作用膜は、それ
ぞれの間隔が液晶表示素子3の画素ピッチとほぼ同じ長
さに設定されて光学多層膜100中に形成されているこ
とが望ましい。このような構造をなすことによって、導
光板22の内部における多重反射を促進し、外光を選択
的に液晶表示素子3内に導光することができる。また、
導光板22の表示面を平坦にし、そこにコーティング加
工等を容易に行うといった自由度が上がる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る液晶
表示装置及びそれに用いられる光学多層膜によれば、導
光板と係る導光板の屈折率に基づいた屈折率を有する多
重反射作用膜との組合せ構造により導光板の内部におけ
る光源からの光の多重反射を促進すると共に、前記導光
板と多重反射作用膜との間に反射防止膜を介在させるこ
とによって導光板の照光面における外光の反射を防ぐこ
とができる。すなわち、十分に多重反射された導光板内
の光を効率よく液晶表示素子に導光する導光膜を前記多
重反射作用膜と液晶表示素子との間に介在させることに
よって、光源からの光を液晶表示素子に提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る反射型液晶表示装置及びそれに用
いられる光学多層膜の一実施の形態における構成を示す
断面図である。
【図2】本発明に係る反射型液晶表示装置及びそれに用
いられる光学多層膜の一実施の形態における光路を示す
図である。
【図3】本発明に係る反射型液晶表示装置及びそれに用
いられる光学多層膜の他の実施の形態における構成を示
す断面図である。
【図4】反射型液晶表示装置の従来の構成を示す断面図
である。
【符号の説明】
1.反射型液晶表示装置 2.光源装置 3.液晶表示素子 4.空気層 5.接着層 21.光源 22.導光板 31.第一の基板 32.第二の基板 33.液晶層 34.透明電極 35.対向電極兼反射板 100.光学多層膜 101.第一の薄膜(反射防止膜) 102.第二の薄膜(多重反射作用膜) 103.第三の薄膜(導光膜)
フロントページの続き Fターム(参考) 2H042 DA08 DA12 DE04 2H048 GA01 GA04 GA24 GA33 GA61 2H091 FA14Z FA23Z FA37Z FA41X FA41Z GA01 LA16

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側面部に光源を備え、係る光源から発せら
    れる光を液晶表示素子に対して照射する照光面を有する
    導光板と、前記照光面から入射した光を反射する反射構
    造を備えた液晶表示素子と、係る液晶表示素子と前記導
    光板との間に密着して設置され、屈折率の異なる二以上
    の薄膜が積層されてなる光学多層膜とからなり、係る光
    学多層膜が前記光源から発せられる光を導光板の内部に
    おいて多重反射させる多重反射作用膜と、導光板の厚さ
    方向から入射する光の前記照光面における反射を防止す
    る反射防止膜とを備えたことを特徴とする反射型液晶表
    示装置。
  2. 【請求項2】前記多重反射作用膜は、導光板の屈折率及
    び前記照光面において反射する所定の光量に基づいて設
    定された屈折率を有する一以上の薄膜であり、前記反射
    防止膜は、前記多重反射作用膜の屈折率と前記導光板の
    屈折率とに基づいて設定された屈折率を有し、前記導光
    板と前記多重反射膜に介在する一以上の薄膜であること
    を特徴とする請求項1に記載の反射型液晶表示装置。
  3. 【請求項3】前記多重反射作用膜の屈折率は、導光板の
    屈折率及び前記照光面において反射する所定の光量に基
    づいて設定された屈折率を有し、前記反射防止膜の屈折
    率は、多重反射作用膜の屈折率と前記導光板の屈折率と
    に基づいて設定された屈折率を有すること特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載の反射型液晶表示装置。
  4. 【請求項4】導光板の屈折率をn、前記多重反射作用
    膜の屈折率をnとしたとき、前記反射防止膜の屈折率
    が、(n×n1/2にほぼ等しく設定された
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一に記
    載の反射型液晶表示装置。
  5. 【請求項5】液晶表示素子に光を導光する導光膜が多重
    反射作用膜と液晶表示素子との間に一以上設けられたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一に記載
    の反射型液晶表示装置。
  6. 【請求項6】前記導光膜は、その屈折率nが多重反射
    作用膜の屈折率をn、係る多重反射作用膜と密着せし
    められる前記液晶表示素子の基板の屈折率をn とした
    とき、 n<n<n と設定された薄膜であることを特徴とする請求項5に記
    載の反射型液晶表示装置。
  7. 【請求項7】前記反射防止膜及び多重反射作用膜が積層
    された領域が所定の間隔を有して前記導光膜に覆われて
    形成されたことを特徴とする請求項5又は請求項6に記
    載の反射型液晶表示装置。
  8. 【請求項8】前記所定の間隔は液晶表示素子の画素ピッ
    チとほぼ等しいことを特徴とする請求項7に記載の反射
    型液晶表示装置。
  9. 【請求項9】側面部に光源を備え、係る光源から発せら
    れる光を液晶表示素子に対して照射する照光面を有する
    導光板と、前記照光面から入射した光を反射する反射構
    造を備えた液晶表示素子との間に密着して設置され、前
    記光源から発せられる光を導光板の内部において多重反
    射させる一以上の多重反射作用膜と、係る多重反射作用
    膜と前記導光板との間に介在し、導光板の厚さ方向から
    入射する光の前記照光面における反射を防止する一以上
    の反射防止膜とからなることを特徴とする反射型液晶表
    示装置に用いられる光学多層膜。
  10. 【請求項10】前記多重反射作用膜の屈折率は、導光板
    の屈折率及び前記照光面において反射する所定の光量に
    基づいて設定された屈折率を有し、前記反射防止膜の屈
    折率は、多重反射作用膜の屈折率と前記導光板の屈折率
    とに基づいて設定された屈折率を有すること特徴とする
    請求項9に記載の反射型液晶表示装置に用いられる光学
    多層膜。
  11. 【請求項11】導光板の屈折率をn、前記多重反射作
    用膜の屈折率をnとしたとき、前記反射防止膜の屈折
    率nが、(n×n1/2にほぼ等しく設定され
    たことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の反
    射型液晶表示装置に用いられる光学多層膜。
  12. 【請求項12】液晶表示素子に光を導光する導光膜が多
    重反射作用膜と液晶表示素子との間に一以上設けられた
    ことを特徴とする請求項9乃至請求項11の何れか一に
    記載の反射型液晶表示装置に用いられる光学多層膜。
  13. 【請求項13】前記導光膜は、その屈折率nが多重反
    射作用膜の屈折率をn 、係る多重反射作用膜と密着せ
    しめられる前記液晶表示素子の基板の屈折率をnとし
    たとき、 n<n<n と設定された薄膜であることを特徴とする請求項12に
    記載の反射型液晶表示装置に用いられる光学多層膜。
  14. 【請求項14】前記反射防止膜及び多重反射作用膜が積
    層された領域が所定の間隔を有して前記導光膜に覆われ
    て形成されたことを特徴とする請求項12又は請求項1
    3に記載の反射型液晶表示装置に用いられる光学多層
    膜。
  15. 【請求項15】前記所定の間隔は液晶表示素子の画素ピ
    ッチとほぼ等しいことを特徴とする請求項14に記載の
    反射型液晶表示装置に用いられる光学多層膜。
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