JP2002130581A - 配管装置の加熱システム - Google Patents

配管装置の加熱システム

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JP2002130581A JP2000330559A JP2000330559A JP2002130581A JP 2002130581 A JP2002130581 A JP 2002130581A JP 2000330559 A JP2000330559 A JP 2000330559A JP 2000330559 A JP2000330559 A JP 2000330559A JP 2002130581 A JP2002130581 A JP 2002130581A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱が必要な流体を移送するための配管装置
において、効率が良く、しかも加熱のし過ぎやアンバラ
ンスな加熱が行われない加熱システムを提供する。 【解決手段】 水平管部1aと起立管部1bと水平管部
1cとバルブ2とから成る配管装置において、それらの
管部に複数のヒータ3a,3b,3cを密接状に配設
し、かつ配管全長に1本の光ファイバ4を温度センサー
として配設し、光ファイバ温度センサーにより配管全長
にわたる温度分布および所定位置の温度の時間的変化を
算出し、その出力の情報に基づいて複数のヒータへの通
電を選択し、各管部を選択的に加熱できる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工業プラント等に
おいて配管装置を加熱するシステムに関するもので、例
えば、配管が接続された貯蔵タンク、ポンプ設備、フィ
ルター、流量計、バルブ等を含む配管装置を加熱するシ
ステムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】工業プラント等において、フェノール、
アスファルトまたは硫黄等の材料を配管装置によって、
所定の場所から他の所定の場所へと移送させようとする
場合、これらの材料が固化しないように配管装置を所定
の温度に加熱する必要がある。例えば、フェノールであ
れば融点が41℃であるので、配管装置をまんべんなく
50℃〜60℃の温度に保つ必要がある。そのために、
配管装置の全体(その長さは最大で1km以上に及ぶ)
に電熱線ヒータを沿わせ、さらに断熱材で保温する等の
工夫がされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に配管装置は水平
にまっすぐに敷設されているわけではなく、上下左右に
曲がりくねって敷設されていたり、途中で分岐したり、
バルブ、フィルター、流量計のような付属機器が配置さ
れていたり、貯蔵タンクが配置されていたりする。前述
した所定の温度に加熱され、流動性を発現した流体がこ
のような曲がりくねった配管装置中を流れると、部分的
に配管装置の一部において温度が低下してしまう事態が
発生する。これは、配管装置の全長が全て同じ環境下に
置かれていないことや、ヒータから伝達される熱量が部
分的に少なくなってしまっていること、さらには、配管
装置の支持架台部分やバルブ等の付属機器が配置されて
いる部分において保温効果が低下し、保温が不均一にな
っている、といった問題が複合化することによって発生
する。特に野外に配設された配管装置では、これらの要
因に加えて、雨風の影響や保温構造の経時変化があり、
この問題はさらに顕在化してしまう。
【0004】上記問題を解決するには、できるだけ細か
く各所に温度センサーを配置し、さらにそれに対応させ
てヒータを細かく配置していけば良い。しかし、それで
は配線が複雑になり、コスト的および信頼性の点におい
て現実的ではない。そこで、実際には、数カ所において
配管装置の温度を測定し、さらに適当に分割配置したヒ
ータに適時通電することで、上述した問題に対処してい
る。しかし、これでは、配管装置のどこかで温度低下が
あり、そのためそこで配管装置内部で移送物が固化し詰
まってしまったり流れが悪くなってしまった場合、それ
を検出できない問題が生じる(数少ない温度センサーを
配置した部分で温度低下が発生するとは限らない)。ま
た、上記移送物が詰まってしまったり、流れが悪くなっ
た部分を特定せずに、配管装置全体を加熱することは、
場所によっては、不必要に過剰な加熱をしてしまう危険
がある。過剰な加熱をすると、移送材料によっては、爆
発的な体積膨張や気化が発生し、事故が発生する危険性
がある。
【0005】本発明は、上述した諸問題をよりシンプル
なシステムで、しかも低コストで解決できる配管装置の
加熱システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、配管装置を加
熱するシステムにおいて、配管装置に沿って光ファイバ
温度センサーを敷設し、前記センサーによりリアルタイ
ムで配管装置全長にわたる温度分布および所定位置にお
ける温度の時間的変化を計測し、これらの情報から配管
装置の各部分に応じた加熱および昇温速度を制御した加
熱を行うシステムに関する。
【0007】即ち、請求項1の発明による配管装置の加
熱システムは、加熱が必要な流体を移送するための配管
装置と、前記配管装置を加熱するための複数の加熱手段
と、前記配管装置に沿って配置された光ファイバ温度セ
ンサーと、前記センサーにより計測される配管装置全長
にわたる温度分布および所定位置における温度の時間的
変化を算出する第1の手段と、前記第1の手段からの出
力により、前記複数の加熱手段による配管装置の加熱の
有無、または加熱状態を制御する第2の手段と、を備え
ることを要旨とする。
【0008】ここで、前記配管装置とは、配管、配管が
接続された貯蔵タンク、配管を介して移送物を移送する
ためのポンプ設備、移送物中から塵や不純物を除去する
ためのフィルター、移送物の流量を計測するための流量
計、移送物の流れを制御するバルブ等を含めたものをい
う。勿論、配管装置としては、これら構成要素を全て備
えている必要はなく、その少なくとも1つを備えていれ
ばよい。請求項1の発明によれば、配管装置の全長にわ
たってリアルタイムに得られる温度分布に基づいて、必
要な箇所を選択的に加熱することができる。こうするこ
とで、無駄なエネルギーを使うことなく、また加熱が必
要でない部分を過剰に加熱することが防げる。また、配
管装置の所定位置における温度の時間的変化に基づい
て、その位置に適した昇温を行うことができる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、第1の手段から出力される配管装置全長の温度分布
に関する情報に基づいて、第2の手段は複数の加熱手段
への通電を適宜選択し、所定の温度以下となった配管装
置部分を選択的に加熱することを要旨とする。請求項2
の発明によれば、移送物が部分的に配管装置内に詰まる
原因となる配管装置の部分的な温度低下をリアルタイム
で検出し、しかもその部分を選択的に加熱することがで
きる。こうすることで、不必要な加熱を行うことなく効
率よく配管装置における部分的な詰まりを防止すること
ができる。
【0010】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、第1の手段から出力される配管装置の所定位置にお
ける温度の時間的変化に関する情報に基づいて、第2の
手段は前記所定の位置またはその近傍の加熱手段への通
電状態を制御し、前記所定の位置の昇温速度を制御する
ことを要旨とする。請求項3の発明によれば、各部分に
要求される昇温状態を適宜選択でき、ある部分では昇温
が速く、他部分では昇温が遅いといった不具合を解消す
ることができる。また、急激な昇温により、移送材料が
急激に膨張したりする問題の発生を防止できる。また、
任意の場所の昇温プロファイルを予め知ることが容易に
できるので、このデータをコンピュータに記憶させてお
くことで、移送物を移送しない状況においては、省エネ
ルギーのために加熱を行わず、移送物を移送させる場合
にのみ、効率的に無駄なく必要な箇所を適切に加熱昇温
させることが容易に行える。
【0011】本発明において用いる光ファイバ温度セン
サーとは、光ファイバにレーザーパルスを入射すると、
その一部が後方散乱光として入射側に戻ってくる現象を
利用したもので、一般に分布型光ファイバ温度センサー
と呼称されているものである。この方式では、後方散乱
光の戻ってくる時間から光ファイバ中のどの位置からの
後方散乱光であるかが算出され、また後方散乱光中に含
まれるラマン散乱光強度が散乱場所の光ファイバの温度
に依存していることから、ラマン散乱光強度から任意の
場所の温度を算出することができる。こうして、光ファ
イバの任意の位置における温度をリアルタイム(算出に
数十秒〜数分を要するが実用上リアルタイムといえる)
に得ることができる。これらの情報は電算処理され、光
ファイバの全長にわたる温度分布が得られる。この温度
分布は、ディスプレイ上に表示することもできるし、場
所毎の温度情報に基づく制御信号を外部に出力すること
もできる。また、特定の場所の温度変化に関する情報も
得られ、その情報に基づく制御信号を外部に出力するこ
ともできる。本発明においては、光ファイバを配管装置
に沿わせて配置するだけで、配管装置の温度を計測する
ことができ、温度計測のための配線をシンプル化でき
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態とし
ては、図1に示すように、水平管部1aと、その一端か
ら折れ曲がる起立管部1bと、その上端から更に折れ曲
がる水平管部1cと、前記水平管部1aに設けたバルブ
2とから成る配管装置において、前記管部1a〜1cの
所定部位に複数のヒータ3a,3b,3cを加熱手段と
してそれぞれ設け、かつ前記管部1a〜1cに沿って1
本の光ファイバ4を温度センサーとして設け、前記光フ
ァイバ温度センサーにより計測される配管装置全長にわ
たる温度分布および配管の所定部位における温度の時間
的変化を算出する第1手段および前記手段からの出力に
より前記複数のヒータによる配管装置の加熱の有無、ま
たは加熱状態を制御する第2の手段を備えた構成とす
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて具体的に説明する。図1に示すのは、配管装置の敷
設例である。この敷設例での配管装置は、水平管部1a
と、その一端から折れ曲がる起立管部1bと、その上端
から折れ曲がる水平管部1cと、前記水平管部1aに設
けたバルブ2とから成る。矢印Pは配管内において、フ
ェノール等の加熱が必要な液状材料が移送される方向を
示したものである。前記水平管部1a〜起立管部1b、
起立管部1b〜水平管部1cおよびバルブ2を含む管部
分には、被覆電熱線からなるヒータ3a,3b,3cが
密接状に配置されている。また、水平管部1a〜起立管
部1b〜水平管部1cには1本の光ファイバ4が密接状
に這わせてある。この光ファイバ4は、分布型光ファイ
バ温度センサーの測温部として機能するもので、配管装
置の全体にわたって配置されているのが望ましい。
【0014】前記ヒータ3a,3b,3cは公知の抵抗
加熱式のものや、表皮電流効果により配管を直接ジュー
ル熱によって加熱する加熱管方式のものが単独で、ある
いはそれらを適時組み合わせて利用される。抵抗加熱式
のものとしては、例えばPTC特性を有する平行2線式
のものを用いることができる。配管に配置されるヒータ
は、各部分の加熱昇温特性に合わせて適時付加され、配
管全長における温度状態を計測できる分布型光ファイバ
温度センサーの性能と相俟って、配管全長における均一
で高精度な温度管理が行えるシステムが構築される。
【0015】なお、図1では記載を省いているが、配管
の管部1a〜1cは、図2に示すように保温されてお
り、その保温構造の内側に前記ヒータ3a,3b,3c
と光ファイバ4が配置され、光ファイバは配管自体の温
度を測温し易く、またヒータは配管を効率的に加熱でき
るようになっている。図2において、5はヒータ3aを
管部1aの一部で保持するガラス粘着テープ、6はヒー
タ3aを全長にわたって圧接するためのアルミ接着テー
プ、7は光ファイバ4を管部の全長にわたって圧接する
ためのアルミ接着テープである。8はケイ酸カルシウム
保温筒、9はアルミガラスクロス製防水防湿シート、1
0は外装鉄板である。
【0016】前記光ファイバ4の一端は、図3に示す光
スイッチ11、レーザーパルス発振器12、光ファイバ
の後方散乱光(反射光)の光検出器13および信号処理
装置14を備えた計測装置Aに接続されている。
【0017】また、計測装置Aからは、処理した情報を
ディスプレイ15に表示でき、さらにその情報を制御信
号として出力し、ヒータ制御装置16により前記ヒータ
1a〜1cの選択や制御を行うことができるようになっ
ている。光ファイバは前記光スイッチ11に複数接続す
ることができ、適宜光スイッチ11により切り替えるこ
とにより、複数の配管装置の温度計測および加熱をまと
めて行えるようになっている。
【0018】前記光ファイバの他端はオープンとしても
よいし、ループさせ、その両端を光スイッチ11に接続
させてもよい。この場合、光スイッチによって交互にレ
ーザーパルスを入射させることで、温度検出動作を両方
向から行い、温度計測精度を高めることができる。ま
た、何らかの理由により、光ファイバが断線した場合、
断線箇所を容易に検出できる。さらに断線してもそれが
一箇所ならば、光ファイバの両端からレーザーパルスを
入射させることで、断線にかかわらず、全長にわたる温
度計測を行うことができる。計測装置Aから出力される
画像情報は、例えば、図4に示すような配管装置の所定
の長さにわたる温度分布や、図5に示す配管装置の特定
部分における温度上昇プロファイルである。また、管理
すべき温度範囲の上限T1および下限T2を画面上に表示
しておけば、監視が行いやすくなる。ヒータ制御装置1
6は、サイリスタ等の通電の切り替えのみならず供給電
力の制御が行えるスイッチング素子を備え、ヒータのO
N/OFFとヒータの発熱量の制御ができる構成となっ
ている。勿論サイリスタを用いる以外に他の公知の手段
によりヒータ制御装置を構成することができる。また、
図3では、ヒータ制御装置16を計測装置Aと一体なも
のとして記載しているが、広範囲にヒータが分散配置さ
れている場合には、適当な位置にヒータ制御装置も分散
配置される。
【0019】図1に示す配管装置の敷設例では、ヒータ
3aに平行してLの管部分でヒータ3cを配置してい
る。これは、バルブ2で流量調整を行った場合に、バル
ブ2の部分で移送材料の温度が低下し易く、またバルブ
を絞った場合にその手前で移送材料が詰まりやすいとい
う問題を解決するためである。バルブ2は保温されてい
るとはいえ、ハンドルは外気に触れており、保温状態は
他の部分より悪いものとなっているので、この部分で移
送物の温度が低下し易い。また、バルブ2を絞った場
合、前述の温度低下と相俟って、流れが悪くなることが
ある。この例では、補助加熱手段としてヒータ3cを配
管の管部分Lに配置し、管部分Lを選択的に加熱するこ
とで、上記の問題を解決するようになっている。
【0020】水平管部1aの温度(そこには当然バルブ
2付近の温度も含まれる)分布は、光ファイバ4を用い
た分布型光ファイバ温度センサーシステムによって図4
に示すようなものがリアルタイム(数十秒〜数分のタイ
ムラグはある)に得られる。したがって、管部1a〜1
cのどの部分の温度が低下してしまっているかは、ほぼ
リアルタイムにわかる。
【0021】本実施例では、配管装置の温度が低下し易
い管部分Lに補助ヒータ3cを配置しておき、そこの温
度が所定の温度以下となると、図4に示すような温度分
布情報に基づく制御信号が図3に示すヒータ制御装置1
6に計測装置Aから送られ、ヒータ3cに通電するよう
に設定しておく。こうすることで、配管の管部分Lの温
度低下が生じても、その部分を選択的に加熱することが
できる。また、配管装置全体にわたって温度分布を計測
できるので、どこかで異常な温度上昇があった場合に、
この加熱状態を制御し、管部分Lを加熱したがためにそ
の影響で他の管部分が異常加熱されてしまうようなこと
を防ぐようにできる。
【0022】また、図1のMで示されるような配管が上
方に曲がって配設されているような場合、下方管部分N
よりMで示される上方管部分が対流により温度上昇しや
すく、そのため過剰に加熱されやすくなる。このような
場合は、下方管部分Nの加熱を行うヒータ3aと上方管
部分Mの加熱を行うヒータ3bを別とし、それらを独立
に制御する構造とする。この場合、上方管部分Mが所定
の設定温度以上となった場合、ヒータ制御装置16に制
御信号が送られ、ヒータ制御装置16によってヒータ3
bの発熱量が減じられるような設定とすればよい。
【0023】また、配管装置の加熱を行い始めた初期
(例えば、移送物の移送を行い始めた時)において、加
熱状態の温度プロファイルは図5のようなものとなる
が、図1のバルブ2があるような部分と、そうでない部
分とは、熱容量や保温状態が異なることから、温度上昇
プロファイルが異なるものとなる。この温度上昇プロフ
ァイルが配管の各場所で大きく異なると、移送物の膨張
等によって装置が一部破損したり、移送の初期において
流れが不均一になったりする問題が発生する。このよう
な場合は、配管の各部における温度上昇プロファイルが
極端に違わないように加熱状態を調整する必要がある。
【0024】本実施例の構成によれば、任意の箇所にお
ける温度上昇プロファイルを算出し、その情報に基づい
て配管の各所に配置されたヒータの発熱量をヒータ制御
装置で制御することで、配管の全体にわたって極端に温
度上昇プロファイルが違わないような構成とできる。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
配管装置に光ファイバを沿わすだけの簡単で低コストな
配線で、配管装置全体にわたる温度分布および所定部分
の温度変化に基づいて、ヒータを制御し、効率良くしか
も加熱のし過ぎやアンバランスな加熱が行われない加熱
システムを構築することができる。また、システム全体
を容易に自動化でき、また温度センサーの配線を簡単に
できるので、高い信頼性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す配管装置の斜視構成図
である。
【図2】配管の保温構造例を示す斜視図である。
【図3】分布型光ファイバ温度センサーからの信号を処
理する装置の概略を示すブロック図である。
【図4】ディスプレイに表示される配管の温度分布例を
示すグラフである。
【図5】ディスプレイに表示される所定の配管部分にお
ける温度上昇プロファイル例を示すグラフである。
【符号の説明】
1a 水平管部 1b 起立管部 1c 水平管部 2 バルブ 3a,3b,3c ヒータ 4 光ファイバ 5 ガラス粘着テープ 6 アルミ接着テープ 7 アルミ接着テープ 8 保温筒 9 防水防湿シート 10 外装鉄板 A 計測装置 11 光スイッチ 12 レーザーパルス発振器 13 光検出器 14 信号処理装置 15 ディスプレイ 16 ヒータ制御装置 L 移送物の詰まりが生じ易い管部分 M 温度上昇が生じ易い管部分 N 上方に折れ曲がって配置された配管の下方管部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 行成 東京都品川区北品川2−32−3 六行会総 合ビル ニチアス株式会社A・E事業本部 内 (72)発明者 高橋 修 東京都品川区北品川2−32−3 六行会総 合ビル ニチアスエンジニアリングサービ ス株式会社内 Fターム(参考) 3H025 AA13 AB01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱が必要な流体を移送するための配管
    装置と、前記配管装置を加熱するための複数の加熱手段
    と、前記配管装置に沿って配置された光ファイバ温度セ
    ンサーと、前記センサーにより計測される配管装置全長
    にわたる温度分布および所定位置における温度の時間的
    変化を算出する第1の手段と、前記第1の手段からの出
    力により、前記複数の加熱手段による配管装置の加熱の
    有無、または加熱状態を制御する第2の手段と、を備え
    ることを特徴とする配管装置の加熱システム。
  2. 【請求項2】 第1の手段から出力される配管装置全長
    の温度分布に関する情報に基づいて、第2の手段は複数
    の加熱手段への通電を適宜選択し、所定の温度以下とな
    った配管装置部分を選択的に加熱することを特徴とする
    請求項1に記載の配管装置の加熱システム。
  3. 【請求項3】 第1の手段から出力される配管装置の所
    定位置における温度の時間的変化に関する情報に基づい
    て、第2の手段は前記所定の位置またはその近傍の加熱
    手段への通電状態を制御し、前記所定の位置の昇温速度
    を制御することを特徴とする請求項1に記載の配管装置
    の加熱システム。
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