JP2002129214A - ステーブクーラー - Google Patents

ステーブクーラー

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JP2002129214A
JP2002129214A JP2000321570A JP2000321570A JP2002129214A JP 2002129214 A JP2002129214 A JP 2002129214A JP 2000321570 A JP2000321570 A JP 2000321570A JP 2000321570 A JP2000321570 A JP 2000321570A JP 2002129214 A JP2002129214 A JP 2002129214A
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JP
Japan
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copper
copper plate
stave cooler
steel
refrigerant passage
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Application number
JP2000321570A
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English (en)
Inventor
Makoto Takahashi
誠 高橋
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 銅の使用量を従来の銅製ステーブクーラーに
比べて低く抑えるとともに容易に組み立ることができ、
設備費を低減させることができるステーブクーラーの提
供。 【解決手段】 炉内側の冷却面を銅板1で形成し、銅板
1の背面が、箱内に冷媒を流すための冷媒通路6が複数
列に間隔をおいて配置された鋼製の仕切板3により形成
されている鋼製の冷媒通路箱2の開放側に被せられて固
定されているステーブクーラー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高炉や電気炉など
の炉壁を冷却するために使用するステーブクーラーに関
する。
【0002】
【従来の技術】高炉や電気炉などの炉壁を冷却するため
にステーブクーラーが使用されている。近年、高炉の羽
口から吹き込む微粉炭の量が増えるにつれて、高炉炉壁
への熱負荷が増大し、かつ変動するようになり、従来の
鋳鉄製ステーブクーラーに代わって銅又は銅合金(以下
「銅」という。)からなる銅製ステーブクーラーが高炉
炉壁冷却の主流になってきている。銅製ステーブクーラ
ーは、冷却能力が高く寿命の面で鋳鉄ステーブクーラー
より優れている。
【0003】従来の銅製ステーブクーラーの構造とし
て、例えば、特公昭63−56283号公報には、銅か
らなるステーブ本体にドリル加工により水路を穿ち、水
路両端を栓溶接するとともに、冷却水配管をステーブ本
体に溶接したステーブクーラーが記載されている。
【0004】また、特開平11−293312号公報に
は、銅の鋳造時に中子により水路を形成し、中子を除去
した後、ステーブ本体に冷却水配管を溶接した銅製ステ
ーブクーラーが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】銅製ステーブクーラー
は、前述のとおり鋳込工法で水路を内蔵した銅ステーブ
を製作するもの、あるいは圧延銅を機械的に水路を穿孔
加工して製造されるが、いずれも水路を挟んで冷却側及
び非冷却側が銅で構成されるため、多量の銅を使用する
必要があり、また、製造にも手間が掛かることで設備費
が高くなるという欠点があった。
【0006】そこで、本発明は、銅の使用量を従来の銅
製ステーブクーラーに比べて低く抑さえるとともに容易
に組み立ることができ、設備費を低減させることができ
るステーブクーラーを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のステーブクーラ
ーは、炉内側の冷却面を銅板で形成し、炉内側が開放さ
れた箱内に複数列に間隔をおいて配置された鋼製の仕切
板により冷媒を流すための冷媒通路が形成されている鋼
製の冷媒通路箱の開放側に前記銅板が被せられて密閉さ
れた冷媒通路が形成されていることを特徴とする。銅板
の冷却面には炉内の溶融物が溜まる凹部を形成してもよ
い。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明のステーブクーラー
の一実施例の縦断面図、図2は冷媒通路箱の縦断面図で
ある。
【0009】本発明のステーブクーラーは、炉内側の冷
却面には銅板を使用するが、銅板の背面には、銅板を冷
却するために安価な鋼製の冷媒通路箱2を固定してい
る。
【0010】図1に示すように、本発明のステーブクー
ラーは、炉内側の冷却面となる銅板1と、この銅板1の
裏面に固定された、冷媒を流す冷媒通路6が形成された
鋼製の冷媒通路箱2とからなる。炉内側の冷却面となる
銅板1には圧延あるいは鋳造により製造された板を使用
し、冷媒通路箱は鋼あるいは鋳鉄を使用する。したがっ
て、従来の銅製ステーブクーラーに比べて、銅の使用量
を大幅に低減させることができる。
【0011】図1及び図2に示すように、鋼製の冷媒通
路箱2は、鋼板2aの周囲に鋼製の枠2bを溶接して囲
んで炉内側が開放された箱を形成し、箱内に鋼製の仕切
板3を間隔をおいて複数列溶接して冷媒通路6を形成す
る。冷媒通路6の最下段には冷媒供給管5を接続し、最
上段には冷媒排出管4を接続する。冷媒供給管5から供
給された冷媒は冷媒通路6を通り冷媒排出管4より排出
される。
【0012】なお、冷媒通路箱2は、鋼板の溶接に代え
て鋳造により、鋼板2a、枠2b及び仕切板3を一体に
形成してもよい。
【0013】図3は銅板と冷媒通路箱の嵌合部分の説明
図、図4は嵌合部分の縦断面図である。
【0014】冷媒通路箱2の鋼板2aの周囲には、銅板
1を固定するため、適宜の間隔をおいてボルト7aを通
すボルト孔7が形成される。一方、銅板1の縁の数カ所
には、銅板1を冷媒通路箱2に固定するために、ボルト
7aに螺合するボルト穴7bが形成されている。銅板1
のボルト穴7bを設ける部分は、冷媒通路箱2側に突出
させて厚くして、冷媒通路箱2の枠2bを内側に凹ませ
て形成した嵌合凹部2cに勘合する嵌合凸部1bを形成
する。銅板1の嵌合凸部1bと冷媒通路箱2の嵌合凹部
2cとの嵌合により、銅板1と冷媒通路箱2とは、位置
決めが容易となり、強固に固定することができる。銅板
1と冷媒通路箱2の開放部分に被せてボルト7aで固定
した後、銅板1と冷媒通路箱2の周囲の接合部分を溶接
し、密閉された冷媒通路6を形成する。
【0015】以上のとおり、本発明は、鋼板の溶接によ
り冷媒通路箱2を製作し、銅板1を冷媒通路箱2に被せ
て固定し溶接することにより容易に製造することができ
る。図5は本発明のステーブクーラーの銅板の別実施例
を示す縦断面図である。
【0016】本実施例では、銅板の冷却面に溶融物が溜
まる凹部1cを形成するために、リブ1bを形成したも
のである。リブ1bで形成される凹部1cに溜まった溶
融物は冷却されて凝固し、セルフライニングとして機能
し、ステーブクーラーの耐久性を向上させることができ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明のステーブクーラーは、冷却面を
銅製とし、非冷却側を鋼製とすることにより、銅の使用
を水路から冷却側のみに限定でき、銅の使用量が低減で
き、また、組み立ても容易であるため、従来の銅ステー
ブより安く製造でき、設備費が安くなる。
【0018】また、銅板の表面に凹部を形成することに
よってセルフライニングを形成し、ステーブクーラーの
寿命を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のステーブクーラーの縦断面図であ
る。
【図2】 冷媒通路箱の縦断面図である。
【図3】 銅板と冷媒通路箱の嵌合部分の説明図であ
る。
【図4】 銅板と冷媒通路箱の嵌合部分の縦断面図であ
る。
【図5】 本発明のステーブクーラーの銅板の別実施例
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1:銅板 1a:嵌合凸部 1b:リブ 1c:凹部 2:鋼製の冷媒通路箱 2a:鋼板 2b:枠 2c:嵌合凹部 3:仕切板 4:冷媒排出管 5:冷媒供給管 6:冷媒通路 7:ボルト孔 7a:ボルト 7b:ボルト穴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉内側の冷却面を銅板で形成し、炉内側
    が開放された箱内に複数列に間隔をおいて配置された鋼
    製の仕切板により冷媒を流すための冷媒通路が形成され
    ている鋼製の冷媒通路箱の開放側に前記銅板が被せられ
    て密閉された冷媒通路が形成されていることを特徴とす
    るステーブクーラー。
  2. 【請求項2】 銅板の冷却面に炉内の溶融物が溜まる凹
    部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のス
    テーブクーラー。
JP2000321570A 2000-10-20 2000-10-20 ステーブクーラー Pending JP2002129214A (ja)

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