JP2002128282A - バラ物の払出装置 - Google Patents

バラ物の払出装置

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JP2002128282A
JP2002128282A JP2000333164A JP2000333164A JP2002128282A JP 2002128282 A JP2002128282 A JP 2002128282A JP 2000333164 A JP2000333164 A JP 2000333164A JP 2000333164 A JP2000333164 A JP 2000333164A JP 2002128282 A JP2002128282 A JP 2002128282A
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JP
Japan
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horizontal table
loose
groove
dispensing
discharge port
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Application number
JP2000333164A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Iguchi
達雄 井口
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バラ物の脈動排出を防止できるバラ物の払出
装置を提供する。 【解決手段】 バラ物1の貯槽2の底部に設けられた水
平テーブル4と、水平テーブル4に開口された払出溝5
と、払出溝5の上方を覆って水平テーブル4から所定間
隔を隔てて配置され、水平テーブル4上にバラ物1を所
定の安息角で傾斜安定させる山型部材6と、山型部材6
内に収容され払出溝5に沿って移動する台車10と、台
車10に設けられ、水平テーブル4と山型部材6との間
にて回転し、水平テーブル4上に傾斜安定したバラ物1
を切り出し、これを払出溝5から落荷する回転パドル8
と、台車10に吊下され、払出溝5から落荷されたバラ
物1を一時貯留するホッパ17と、ホッパ17の排出口
22にその開口面積を調節すべく設けられたゲート25
と、ゲート25を駆動するアクチュエータ26と、排出
口22の下方に配置されたコンベヤ23とを備えたも
の。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭や木材チップ
等のバラ物が貯蔵された貯槽からバラ物を掻き出して排
出する回転パドル式のバラ物の払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバラ物の払出装置を図4、図5お
よび図6に示す。図4に示すように、バラ物a(石炭)
を貯蔵する貯槽bの底部には、水平テーブルcが設けら
れており、水平テーブルcには、紙面裏表方向に払出溝
dが形成されている。払出溝dおよび水平テーブルcの
上方には、水平テーブルcから所定間隔を隔てて山型部
材eが配置されており、水平テーブルc上に払出溝dを
挟んでバラ物aが所定の安息角で傾斜安定するようにな
っている。山型部材e内には、払出溝dに沿って移動す
る台車fが収容されている。台車fは、図5にも示すよ
うに、山型部材e内に付設されたレールg上を走行する
車輪hを有する。
【0003】台車fには、水平テーブルcと山型部材e
との間にて回転することで、水平テーブルc上に傾斜安
定したバラ物aを切り出し、これを払出溝dから落荷す
る回転パドルiが設けられている。回転パドルiは、周
方向に等間隔が隔てられた切り出し用の腕部jを複数
(図例では6本)有する。また、台車fには、払出溝d
から落荷されたバラ物aを受けるシュートkが吊下され
ている。シュートkは、対向配置された一対の板体l、
lを有し、払出溝dから落荷されたバラ物aを、払出溝
dの下方にその溝dに沿って敷設されたベルトコンベヤ
mに案内するものである。
【0004】この構成によれば、回転パドルiを回転さ
せながら台車fを払出溝dに沿って移動することによ
り、水平テーブルc上に払出溝dを挟んで傾斜安定した
バラ物aが回転パドルiの腕部jによって切り出されて
払出溝dから落荷し、シュートkに案内されてベルトコ
ンベヤm上に載荷される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかるバラ
物の払出装置にあっては、回転パドルiの複数(図例で
は6本)の腕部jによって水平テーブルc上のバラ物a
を切り出しているため、回転パドルiが1回転する間に
腕部jの数と同じ数だけ切出量の粗密が生じる。このた
め、シュートkを介してベルトコンベヤm上に載荷され
るバラ物aは、蛇が連続的に卵を飲み込んだような脈動
状態となる。
【0006】この脈動(バラツキ)が大きいと、ベルト
コンベヤmのベルトから荷零れが生じることがあり、こ
れを防止するにはベルト幅を広くする必要がある。すな
わち、脈動が大きいと、ベルトコンベヤmの定格運搬能
力以上にベルト幅を広くする必要があり、コストアップ
の原因となっていた。逆をいえば、上記脈動を回避でき
れば、より幅の狭いベルトコンベヤを採用でき、低コス
トとなる。
【0007】なお、数値シミュレーションによれば、瞬
間切出量のバラツキの割合は、運搬量に対して、回転パ
ドルの腕部が6本の場合で±5〜10%、4本の場合で
±10〜30%であった。
【0008】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、バラ物の脈動排出を防止できるバラ物の払出装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明に係るバラ物の払出装置は、バラ物の貯槽の底部に
設けられた水平テーブルと、該水平テーブルに開口され
た払出溝と、該払出溝および水平テーブルの上方に配置
され、水平テーブル上にバラ物を所定の安息角で傾斜安
定させる山型部材と、該山型部材内に収容され上記払出
溝に沿って移動する台車と、該台車に設けられ、水平テ
ーブルと山型部材との間にて回転し、水平テーブル上に
傾斜安定したバラ物を切り出し、これを上記払出溝から
落荷する回転パドルと、上記台車に吊下され、上記払出
溝から落荷されたバラ物を一時貯留するホッパと、該ホ
ッパの排出口にその開口面積を調節すべく設けられたゲ
ートと、該ゲートを駆動するアクチュエータと、上記排
出口の下方に配置されたコンベヤとを備えたものであ
る。
【0010】また、上記回転パドルの回転数を検出する
検出器と、該検出器で検出される回転パドルの回転数の
大小に応じて上記アクチュエータにより排出口の開口面
積を大小とし、上記ホッパ内にバラ物が溢れることなく
貯留されるようにする第1コントローラとを備えること
が望ましい。
【0011】また、上記コンベヤの下流側に設けられた
計量器と、該計量器の出力をフィードバックして上記ア
クチュエータにより排出口の開口面積を調節し、バラ物
の排出量を制御する第2コントローラとを備えることが
望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を添付図面に
基いて説明する。
【0013】図1に示すように、バラ物1(石炭)を貯
蔵する貯槽2は、その側部に紙面裏表方向に延出された
一対の傾斜壁3を有すると共に、底部に紙面裏表方向に
延出された水平テーブル4を有する。水平テーブル4に
は、払出溝5が紙面裏表方向に形成されている。払出溝
5および水平テーブル4の上方には、水平テーブル4か
ら所定間隔を隔てて山型部材6が配置されており、山型
部材6の下方の水平テーブル4上に払出溝5を挟んでバ
ラ物1が所定の安息角で傾斜安定するようになってい
る。
【0014】詳しくは、山型部材6は、紙面裏表方向に
延出形成されており、その底面の左右両端部には、紙面
裏表方向に延出された調整ゲート7が下方へ伸縮自在に
設けられている。この調整ゲート7によって水平テーブ
ル4との間の間隙を調節することにより、山型部材6の
下方にて所定の安息角で傾斜安定するバラ物1の高さ
(体積)を調節できる。これにより、後述する回転パド
ル8によるバラ物1の初期切出量(基本切出量)を可変
にできる。
【0015】山型部材6内には、紙面裏表方向に沿って
トンネル9が形成されており、トンネル9内には、台車
10が払出溝5に沿って移動自在に収容されている。台
車10は、図2にも示すように、トンネル9内に付設さ
れたレール11上を走行する車輪12と、レール11の
内側に接触するガイドローラ13とを有する。台車10
には、水平テーブル4と山型部材6との間にて回転する
回転パドル8が設けられている。回転パドル8は、水平
テーブル4上に傾斜安定したバラ物1を切り出し、これ
を払出溝5から落荷するものである。
【0016】回転パドル8は、台車10の下面に回転可
能に取り付けられた回転体14と、回転体14に周方向
に等間隔が隔てて複数(図例では6本)設けられた切り
出し用の腕部15とを有する。腕部15は、水平テーブ
ル4上にて回転するものであり、その下面に水平テーブ
ルとの摩耗を防止するための駒部材16を有する。回転
パドル8が回転すると、図3に示すように、回転体14
を挟んでその前後対角線上のバラ物1が各腕部15によ
って水平テーブル4から切り出され、払出溝5へ落荷さ
れる。
【0017】このように落荷されたバラ物1は、図2に
も示すように、台車10に吊下されたホッパ17に一時
貯留される。ホッパ17は、台車10の下面に取り付け
られた支持フレーム18に2個取り付けられており、詳
しくは回転体14を挟んでその前後対角線上の2箇所か
らバラ物1が落ちてくる直近に位置されている。各ホッ
パ17、17は、払出溝5の縁部側に位置する傾斜三角
板部19と、その反対側に位置する垂直三角板部20
と、それらの間に介設された略台形板部21とから漏斗
状に形成され、その下端部に排出口22を有する。各板
部19、20、21の傾斜角度は、バラ物1が滑り落ち
る角度(安息角以上)に設定されている。
【0018】排出口22は、図1にも示すように、各略
台形板部21の夫々の下端部に、コ字状に切り欠いて形
成されており、その下方に配置されたベルトコンベヤ2
3の中心に向けられている。すなわち、各排出口22
は、各ホッパ17ごとに、コンベヤ23の搬送方向の前
後に、2個ずつ形成される。そして、各ホッパ17の2
個の排出口22、22は、その下端が繋がってV字状と
なっている。
【0019】べルトコンベヤ23は、図2にも示すよう
に、水平テーブル4の下方に区画されたコンベヤ室24
内に、払出溝5の真下に位置させて、払出溝5に沿って
敷設されている。このベルトコンベヤ23は、バラ物1
を最終的に貯槽2の外部に運び出すものである。
【0020】排出口22には、その開口面積を調節する
ゲート25がスライド自在に設けられている。ゲート2
5には、スライド駆動用のアクチュエータとしてパワー
シリンダ26(電動式、空圧式、油圧式等)が設けられ
ている。シリンダ26は、図2に示すコントローラ27
からの指令を受けてゲート25の開度を調節する。
【0021】コントローラ27には、回転パドル8の回
転数を検出する検出器28が、接続されている。コント
ローラ27は、検出器28で検出される回転パドル8の
回転数(rpm)の大小に応じてシリンダ26により排
出口22の開口面積を大小とし、ホッパ17内にバラ物
1が溢れることなく貯留されるようにする。
【0022】すなわち、回転パドル8の回転数が小さい
ときには、回転パドル8によるバラ物1の切出量が少な
いため、排出口22の開口面積を小さくしてホッパ17
内にバラ物1を確保し、逆に、回転パドル8の回転数が
大きいときには、回転パドル8によるバラ物1の切出量
が多いため、排出口22の開口面積を大きくしてバラ物
1がホッパ17から溢れないようにする。
【0023】また、各排出口22の各ゲート25は、夫
々シリンダ26によって、等しくスライド移動されるよ
うになっている。各排出口22からのバラ物1の排出量
を等しくし、ホッパ17内にバラ物1を偏りなく貯留す
るためである。
【0024】ところで、図2において、左方のホッパ1
7では、右方のホッパ17から排出されコンベヤ23に
より搬送されたバラ物1との衝突を避けるため、搬送方
向の前後にそれぞれ排出口22、22およびゲート2
5、25を設ける必要があるが、右方のホッパ17では
この必要はない、しかし、本実施形態では、右方のホッ
パ17にも搬送方向の前後にそれぞれ排出口22、22
およびゲート25、25を設けている。これにより、両
ホッパ17、17からのバラ物1の排出量を略等しくで
き、定量を連続的に排出できるからである。
【0025】また、図2に示すように、ベルトコンベヤ
23の下流側には、バラ物1の搬送重量を検出する計量
器29が設けられている。計量器29は、コンベヤ23
のベルトの下面に接して配置されたアイドルローラ30
と、アイドルローラ30に加わる荷重を検出するロード
セル31と、別のアイドルローラ32と、アイドルロー
ラ32の回転数(rpm)を検出する回転センサ33と
を有する。ロードセル31および回転センサ32の出力
は、無線によりコントローラ27に送信されるようにな
っている。そして、コントローラ27内にて、コンベヤ
23によるバラ物1の単位時間当たりの搬送重量が算出
されるようになっている。
【0026】コントローラ27は、計量器29の出力す
なわち上記搬送重量をフィードバックとしてシリンダ2
6を作動させることで、排出口22の開口面積を適宜調
節し、バラ物1の排出量を所望の設定量(単位時間当た
りの搬送重量)に制御する。すなわち、コントローラ2
7は、算出された搬送重量が予め定められた設定量より
も大きい場合には排出口22の開口面積を小さくし、算
出された搬送重量が設定重量よりも小さい場合には排出
口22の開口面積を大きくする。なお、本実施形態にお
いては、上記コントローラ27は、特許請求の範囲に記
載された第1コントローラと第2コントローラとを兼用
する。
【0027】以上の構成からなるバラ物の払出装置によ
り、貯槽2内のバラ物1を払い出すときには、回転パド
ル8を回転させながら台車10を移動させる。すると、
図3に示すように、水平テーブル4上にて所定の安息角
で傾斜安定していたバラ物1は、回転パドル8の各腕部
15によってその回転に伴って間欠的に切り出され、各
ホッパ17に落荷されて一時的に貯留された後、排出口
22から連続的にコンベヤ23上に排出される。
【0028】これにより、バラ物1の脈動排出を防止で
きる。よって、コンベヤ23からの荷零れを防止できる
と共に、コンベヤ23のベルトの蛇行も防止できる、こ
れは、他面から考えれば、コンベヤ23のベルト幅を従
来より小さくでき、コストダウンに繋がる。
【0029】また、コントローラ27が回転パドル8の
回転数の大小に応じて排出口22の開口面積を大小と適
宜調節するので、各ホッパ17内にバラ物1が溢れるこ
となく貯留され、バラ物1のコンベヤ23への連続的な
排出を常に確保できる。
【0030】また、コントローラ27が計量器29の出
力をフィードバックして排出口22の開口面積を調節す
るので、バラ物1の排出量を所望の設定量に制御するこ
とができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るバラ物
の払出装置によれば、バラ物の脈動排出を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すバラ物の払出装置の
正面断面図である。
【図2】上記バラ物の払出装置の側面図である。
【図3】上記バラ物の払出装置の平面図である。
【図4】従来例を示すバラ物の払出装置の正面断面図で
ある。
【図5】上記バラ物の払出装置の側面図である。
【図6】上記バラ物の払出装置の平面図である。
【符号の説明】
1 バラ物 2 貯槽 4 水平テーブル 5 払出溝 6 山型部材 8 回転パドル 10 台車 17 ホッパ 22 排出口 23 コンベヤとしてのベルトコンベヤ 25 ゲート 26 アクチュエータとしてのシリンダ 27 第1および第2コントローラとしてのコントロー
ラ 28 検出器 29 計量器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バラ物の貯槽の底部に設けられた水平テ
    ーブルと、該水平テーブルに開口された払出溝と、該払
    出溝および水平テーブルの上方に配置され、水平テーブ
    ル上にバラ物を所定の安息角で傾斜安定させる山型部材
    と、該山型部材内に収容され上記払出溝に沿って移動す
    る台車と、該台車に設けられ、上記水平テーブルと山型
    部材との間にて回転し、水平テーブル上に傾斜安定した
    バラ物を切り出し、これを上記払出溝から落荷する回転
    パドルと、上記台車に吊下され、上記払出溝から落荷さ
    れたバラ物を一時貯留するホッパと、該ホッパの排出口
    にその開口面積を調節すべく設けられたゲートと、該ゲ
    ートを駆動するアクチュエータと、上記排出口の下方に
    配置されたコンベヤとを備えたことを特徴とするバラ物
    の払出装置。
  2. 【請求項2】 上記回転パドルの回転数を検出する検出
    器と、該検出器で検出される回転パドルの回転数の大小
    に応じて上記アクチュエータにより排出口の開口面積を
    大小とし、上記ホッパ内にバラ物が溢れることなく貯留
    されるようにする第1コントローラとを備えた請求項1
    記載のバラ物の払出装置。
  3. 【請求項3】 上記コンベヤの下流側に設けられた計量
    器と、該計量器の出力をフィードバックして上記アクチ
    ュエータにより排出口の開口面積を調節し、バラ物の排
    出量を制御する第2コントローラとを備えた請求項1ま
    たは2記載のバラ物の払出装置。
JP2000333164A 2000-10-31 2000-10-31 バラ物の払出装置 Pending JP2002128282A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2644539A4 (en) * 2010-11-25 2017-11-29 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Mobile discharge device for powder and granular material storage silo and powder and granular material storage silo
WO2021028239A1 (en) * 2019-08-09 2021-02-18 Thyssenkrupp Industries India Pvt. Ltd. Twin wheel plough feeder apparatus and method

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