JP2002126230A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002126230A
JP2002126230A JP2000326813A JP2000326813A JP2002126230A JP 2002126230 A JP2002126230 A JP 2002126230A JP 2000326813 A JP2000326813 A JP 2000326813A JP 2000326813 A JP2000326813 A JP 2000326813A JP 2002126230 A JP2002126230 A JP 2002126230A
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JP
Japan
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drum
ball
display device
variable display
mounting
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Application number
JP2000326813A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Toshiyuki Shudo
敏幸 周藤
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動部材を動作させることにより識別情報を
可変表示可能な可変表示装置を備えた遊技機において、
表示領域の端部から内部を視認し難くできる遊技機を提
供する。 【構成】 可変表示装置は、回転ドラムの表面側を透視
可能に被覆するドラムレンズ190を備え、前記ドラム
レンズ190は、少なくとも前記回転ドラムに対応した
表示領域を形成する表面部197と、該表面部197の
端部に立設された鍔状突出壁198と、を有し、前記鍔
状突出壁198に内部を透視し難いようにするための光
拡散パターン198aを形成した。これにより、表示領
域の端部から内部を視認し難くできる。また、ドラムレ
ンズ190の表面部197によって視認性が向上された
表示領域と、該表示領域の端部との視覚的な差別化を図
ることができ、ひいては図柄の視認性をより一層向上で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、識別情報が付され
た可動部材を動作させることにより識別情報を可変表示
可能な可変表示装置を備えた遊技機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、可変表示装置を備えた遊
技機は、可変表示装置の複数列の可変表示部で図柄(識
別情報)を可変表示し、各可変表示部の表示結果が予め
定めた大当り図柄(特定表示結果)になったときに特定
遊技状態を発生するようになっていた。このような可変
表示装置には、外周面に図柄を付した回転ドラムやベル
ト等の可動部材を機械式に回転させることで図柄の可変
表示を行うものが提案されていた。また、可動部材を備
えた可変表示装置は、可動部材を個々に取り付けた複数
の取付基板を収容筐体内に並列状態で収容することで構
成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ように複数の可動部材を並設して図柄の表示領域を形成
する構成では、可動部材と該可動部材に隣接する他の構
成部材とが干渉し合わないように可動部材を隣接する他
の構成部材から若干離して配置していた。このため、表
示領域の端部から内部が視認できてしまうという問題を
有していた。本発明は、上記した問題に鑑みなされたも
ので、その目的とするところは、可動部材を動作させる
ことにより識別情報を可変表示可能な可変表示装置を備
えた遊技機において、表示領域の端部から内部を視認し
難くできる遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明においては、識別情報が付された可
動部材を動作させることにより識別情報を可変表示可能
な可変表示装置を備えた遊技機において、前記可変表示
装置は、前記可動部材の表面側を透視可能に被覆するカ
バー部材を備え、前記カバー部材は、少なくとも前記可
動部材に対応した表示領域を形成する表面部と、該表面
部の端部に立設された壁部と、を有し、前記壁部に内部
を透視し難いようにするための所定の処理を施したこと
を特徴とする。このように構成することにより、表示領
域の端部から内部を視認し難くできる。また、この構成
によれば、カバー部材の表面部によって視認性が向上さ
れた表示領域と、該表示領域の端部との視覚的な差別化
を図ることができ、ひいては識別情報の視認性をより一
層向上できる。
【0005】また、請求項2の発明においては、識別情
報が付された可動部材を動作させることにより識別情報
を可変表示可能な可変表示装置を備えた遊技機におい
て、前記可変表示装置は、前記可動部材の表面側を透視
可能に被覆するカバー部材を備え、前記カバー部材は、
少なくとも前記可動部材に対応した表示領域を形成する
表面部と、該表面部の端部に立設された壁部と、を有
し、前記壁部に内部を透視し難いようにするための光拡
散パターンを形成したことを特徴とする。このように構
成することにより、表示領域の端部から内部を視認し難
くできる。また、この構成によれば、カバー部材の表面
部によって視認性が向上された表示領域と、該表示領域
の端部との視覚的な差別化を図ることができ、ひいては
識別情報の視認性をより一層向上できる。
【0006】また、請求項3の発明においては、前記壁
部は、前記表面部から遊技機の前方に向かって立設され
ていることを特徴とする。このように構成することによ
り、カバー部材の強度を向上することができる。また、
この構成によれば、表示領域に奥行き感を持たせること
ができる。
【0007】また、請求項4の発明においては、前記壁
部の近傍に発光体を設けたことを特徴とする。このよう
に構成することにより、発光体の光を壁部に形成された
光拡散パターンで拡散することができ、ひいては壁部に
おける美観性を向上することができる。
【0008】また、請求項5の発明においては、前記壁
部は、前記表面部の側端に立設された側壁部を含むこと
を特徴とする。このように構成することにより、表示領
域の側端から内部を視認し難くできる。
【0009】また、請求項6の発明においては、前記壁
部は、前記表面部の上端に立設された上壁部を含むこと
を特徴とする。このように構成することにより、表示領
域の上端から内部を視認し難くできる。
【0010】また、請求項7の発明においては、前記可
変表示装置の表面側を装飾する装飾部材を備え、該装飾
部材に前記カバー部材を取り付けたことを特徴とする。
このように構成することにより、カバー部材を取り付け
るための部材を別途設ける必要がなくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。まず、図1乃至図4を参照
して実施形態に係る遊技機としての弾球遊技機1の全体
の構成について説明する。弾球遊技機1は、図1及び図
2に示すように、縦長な方形状に枠組み形成される外枠
2と、該外枠2の一側に開閉自在に軸支され且つ弾球遊
技機1の主要構成部のほぼすべてが集約して設けられる
前面枠3と、該前面枠3の前面上部に開閉自在に設けら
れる前面開閉枠4とから構成されている。また、前面枠
3に設けられる主要構成部としては、上記した前面開閉
枠4、遊技盤40、上皿19、下皿27、灰皿29、操
作ハンドル30、機構板100、玉発射装置87があ
る。また、図示の実施形態では、弾球遊技機1の側方に
遊技者に遊技玉を貸し出すためのカードユニット装置3
1が付設されている。
【0012】前面開閉枠4には、後述する遊技盤40の
遊技領域41をほぼ透視し得る円形透視窓5が開設さ
れ、該円形透視窓5の裏面から複層ガラス板が装着され
ている。また、前面開閉枠4の上側には、円形透視窓5
の外周に沿って、装飾ランプ6〜8,9’,10’が臨
んでいる。この装飾ランプ6〜8,9’,10’は、遊
技状態に応じて点灯又は点滅されるものであり、特別の
遊技状態の発生時や継続時を遊技者に報知すると共に遊
技の雰囲気を盛り上げるものである。また、円形透視窓
5の外周には、払い出すべく賞球が不足したこと(後述
する玉切れスイッチ115が作動したとき)を報知する
玉切れランプ9や、入賞玉の発生に基づいて所定個数の
賞球が払い出されたことを報知する賞球ランプ10(な
お、賞球未払出分がある場合に報知する方式でもよい)
が設けられ、更に、前面開閉枠4の上部左右に遊技の進
行に応じた効果音を発生するスピーカ12a,12bが
設けられている。なお、各ランプ6〜8,9,10,
9’,10’の前方は、それぞれ透光性を有する赤色、
緑色等のランプカバーで被覆されるようになっている。
特に、玉切れランプ9の点灯を赤色発光で行い、賞球ラ
ンプ10の点灯を緑色発光で行うことにより、遊技者に
対して状況を報知するようになっている。また、スピー
カ12a,12bの前面には、パンチメタル11が取り
付けられてスピーカ12a,12bから発生される音声
を通すようになっている。また、スピーカ12a,12
bの近傍(パンチメタル11の裏面側)には、それぞれ
光装飾用の装飾LED37,38が前面開閉枠4に取り
付けられている。
【0013】次に、前面開閉枠4の下側に取り付けられ
る上皿19の構成について説明すると、上皿19は、複
数の合成樹脂製部材を組合せた皿部材を固着することに
より構成されている。上皿19の開放側の上方には、玉
抜き操作レバー21が設けられている。この玉抜き操作
レバー21は、左右方向に移動可能に設けられ、スプリ
ング(図示しない)の付勢力に抗して一方向に移動させ
ることにより、上皿19に貯留されていた玉を裏面側に
形成される玉抜き路(図示しない)を流下させて下皿2
7に誘導するものである。
【0014】上記した上皿19について、さらに詳細に
説明すると、上皿19は、その上流側に形成される賞球
払出口20から払い出された賞球を一旦貯留した後、発
射位置に玉を供給するものである。また、上皿19に
は、弾球遊技機1に隣接して設けられるカードユニット
装置31を介して遊技玉を借り受ける際に操作する操作
部が設けられている。この操作部は、球貸スイッチ24
と返却スイッチ25(共に図12に符号のみを記載)と
表示LED(図示しない)が実装される残高表示基板2
3からなり、該残高表示基板23が上皿19の上面に臨
むように設けられている。また、上皿19の開放側に
は、前面開閉枠4を前面枠3に対して施錠し且つ前面枠
3を外枠2に対して施錠する施錠装置84を操作するた
めのシリンダー錠26が臨んでいる。
【0015】また、前面枠3の下部に取り付けられる下
皿27は、前記上皿19から溢れた賞球であって余剰球
通路(図示しない)を介して接続樋93から排出される
余剰の賞球を貯留するものであり、その下皿27の前面
壁には、玉抜き操作レバー28がスライド可能に取り付
けられるようになっている。この玉抜き操作レバー28
を操作することにより、下皿27に貯留されていた賞球
を下方に玉抜きして持ち運び可能な玉箱に移し替えるこ
とができる。また、下皿27の左側には、灰皿29が設
けられ、右側には、操作ハンドル30が設けられてい
る。操作ハンドル30は、図2に示す玉発射装置87の
発射装置電動機88(ステッピングモータ)の駆動を一
時的に停止させるための単発発射スイッチ91及び遊技
者が操作ハンドル30を触れていることを検知するタッ
チセンサ(図示しない)を内蔵していると共に、弾発力
を調節する指掛け部30a(図1参照)を備えるもので
ある。
【0016】一方、弾球遊技機1の背面には、図2に示
すように、入賞玉の発生に基づいて所定個数の賞球を払
い出すための各種の機構を装備した機構板100が設け
られると共に、前記操作ハンドル30に対応する裏面に
は、発射装置電動機88及び打球槌(図示しない)を有
する玉発射装置87が固着され、その玉発射装置87の
側方には、機構板100の余剰球通路から流下してきた
玉を前記下皿27に誘導する接続樋93が固着されてい
る。上記した構成のうち、玉発射装置87には、発射制
御基板90が付設されており、この発射制御基板90に
よって玉発射装置87が駆動制御されるようになってい
る。
【0017】以上で、弾球遊技機1の全体の概略構成を
説明したが、以下、弾球遊技機1を構成する要素のう
ち、遊技盤40と、機構板100の詳細な構成について
順次説明する。
【0018】まず、主に図3を参照して遊技盤40につ
いて説明する。遊技盤40は、前面枠3の裏面側に一体
的に形成される遊技盤収容枠部36(図2参照)に収容
固定されるべく、ほぼ正方形状の合板により形成され、
その表面には、円形うず巻き状に誘導レール42が取り
付けられ、該誘導レール42の内側が遊技領域41とさ
れて発射された打玉が落下するものである。遊技領域4
1には、図示の場合、可変表示装置44、特別可変入賞
球装置48、普通可変入賞球装置58等が設けられると
共に、単に打玉を入賞とする入賞口、打玉の流下方向,
速度を変化せしめる風車又は多数の障害釘が設けられ、
また、遊技領域41の最下方には、いずれの入賞領域に
も入賞しない打玉が取り込まれるアウト口69が設けら
れている。
【0019】遊技領域41の構成をその遊技動作に従っ
てより詳細に説明すると、普通可変入賞球装置58の左
右両側には、それぞれ通過玉検出器61,62が設けら
れている。この通過玉検出器61,62は、遊技領域4
1を落下する打玉の通過を検出すると、その検出信号に
基づいて左右一対のLEDからなる普通図柄表示器63
を可変表示(点灯移動)して表示結果を導出する(左右
いずれか一方のLEDのみを点灯表示する)。しかし
て、普通図柄表示器63の表示結果が予め定められた当
りLEDの点灯である場合に、普通可変入賞球装置58
が所定時間開放される。なお、普通図柄表示器63の可
変時間は、通常確率モードのときに相対的に長く(例え
ば、30秒)、確率変動モードのときに相対的に短く
(例えば、3〜5秒)設定されている。また、普通図柄
表示器63の下方には、普通図柄表示器63の可変表示
中に通過玉検出器61,62を通過した打玉数を記憶表
示する普通図柄記憶LED64(最高4個まで記憶表示
する)が設けられている。
【0020】普通可変入賞球装置58は、遊技領域41
のほぼ中央に配置される可変表示装置44と遊技領域4
1の前記アウト口69の上部に配置される特別可変入賞
球装置48との間に配置され、ソレノイド59によって
開閉駆動される電動チューリップタイプの可変入賞球装
置である。そして、普通可変入賞球装置58には、始動
玉検出器60が内蔵され、開放中又は閉成中に受け入れ
た入賞玉を検出するようになっている。しかして、打玉
が始動玉検出器60によって検出されると可変表示装置
44が可変表示を開始する。なお、普通可変入賞球装置
58の開放時間は、通常確率モードのときに相対的に短
く(例えば、0.5秒)、確率変動モードのときに相対
的に長く(例えば、2秒)設定されている。また、普通
可変入賞球装置58が開放していない場合でも打玉を受
け入れるようになっている。
【0021】可変表示装置44は、図3に示すように、
左・中・右の各特別図柄を可変表示する回転ドラム(回
転ドラム201・202・203)を有するドラムタイ
プの表示装置であり、回転ドラムの前方外周には、横長
形状の窓枠部161が開設された表示部飾り部材160
が取り付けられる。そして、可変表示装置44の変動停
止時における図柄の組合せが予め定めた大当り図柄の組
合せ(例えば、同一の図柄が当りラインのいずれかに揃
った場合)である場合に、特定遊技状態となって特別可
変入賞球装置48を次に説明する所定の態様で開閉駆動
するものである。ただし、大当り図柄の組合せの一部
は、確率変動図柄として設定され、この確率変動図柄で
特定遊技状態となったときには、その特定遊技状態終了
後における前記普通図柄表示器63における当り(当り
LEDの点灯)の出現確率や可変表示装置44における
大当り図柄の出現確率が高くなる確率変動モードとなる
ように設定されている。また、表示部飾り部材160に
は、前述したような普通図柄表示器63及び普通図柄記
憶LED64に加えて、飾りLED45と、可変表示装
置44の可変動作中に前記始動玉検出器60によって検
出された玉数を記憶表示する特別図柄始動記憶LED4
6(最高4個まで記憶表示する)と、が設けられてい
る。なお、表示部飾り部材160及び可変表示装置44
の構成については後で詳述するものである。
【0022】特定遊技状態となったときに駆動制御され
る特別可変入賞球装置48は、ソレノイド50によって
開閉駆動される開閉板49を有し、その開閉板49に受
け入れられた打玉を検出する入賞個数検出器52が設け
られている。また、特別可変入賞球装置48内(開閉板
49の内側)には、打玉の検出(V入賞検出)に伴って
特定遊技状態の継続権を成立させる特定玉検出器51が
設けられており、該特定玉検出器51の上方には、一旦
V入賞検出があると次に開閉板49を開放するまでは打
玉が特定玉検出器51を通過しないようにするVシャッ
ター53が設けられている。このVシャッター53は、
ソレノイド43によって開閉駆動が行われる。しかし
て、特定遊技状態となった場合には、一定時間(例え
ば、28秒)が経過するまで又はその一定時間内に所定
個数(例えば、10個)の入賞玉が入賞するまで開閉板
49を開放(以下、この開放を開放サイクルという)
し、その開放サイクル中に受け入れられた打玉が特定玉
検出器51によって検出されたときに継続権が成立し
て、再度上記した開放サイクルが実行され、各開放サイ
クルにおいて継続権が成立していることを条件に最高1
6回の開放サイクルを繰り返すことができるようになっ
ている。
【0023】以上説明した本実施形態において、打球が
入賞する入賞口及び入賞装置には、入賞玉を検出するた
めの信号が導出される入賞玉検出器51,52,55
a,55b,65a,65bがすべて設けられている。
これは、これらの検出信号に基づいて所定個数の賞球を
払い出すために使用されるものである。しかして、これ
らの入賞玉検出器51,52,55a,55b,65
a,65bは、図12に示すように、主基板151に接
続されている。
【0024】遊技盤40の遊技領域41には、上記した
ようにスイッチやソレノイド、あるいは飾りランプや飾
りLED等の電気的部品が多数設けられるが、これら
は、主基板151や電飾制御基板80に接続されるよう
になっている。即ち、図12に示すように、遊技盤40
に設けられる各スイッチ51,52,55a,55b,
65a,65b,61,62及び各ソレノイド43,5
0,59は、主基板151に接続され、遊技盤40に設
けられる飾りランプ56,67a、飾りLED45、特
別図柄始動記憶LED46、普通図柄始動記憶LED6
4は、電飾制御基板80に接続されている。
【0025】一方、遊技盤40の裏面には、図4に示す
ように、前記可変表示装置44(以下、これを特別図柄
表示器ともいう)の裏面が突出して設けられている。可
変表示装置44の下面には、表示制御基板75が表示制
御基板カバー74に被覆されて取り付けられている。表
示制御基板75は、可変表示装置44の可変表示動作を
主基板151からの情報信号の種類に応じて駆動制御す
るものである。また、可変表示装置44の一側面には、
表示用電源基板85が基板カバー86に被覆されて取り
付けられている。表示用電源基板85は、可変表示装置
44に関わる特定の電力(DC24V、DC15V、図
13参照)を生成するためのものである。
【0026】また、上記した可変表示装置44裏面の周
囲には、カバー体70が取り付けられ、このカバー体7
0に連通するようにその下部に入賞玉誘導カバー体71
が取り付けられている。カバー体70には、その中央に
可変表示装置44が貫通する窓孔72が形成されると共
に、情報端子基板78が取り付けられている。情報端子
基板78は、弾球遊技機1の営業管理上必要な遊技情報
(例えば、特定遊技状態中である旨を報知する大当り1
情報、確率変動図柄で特定遊技状態となり、その特定遊
技状態中及びその大当りによる確率変動中である旨を報
知する大当り2情報(特定遊技状態中と確率変動中に出
力され続ける信号)、確率変動図柄による特定遊技状態
終了後の確率変動中である旨を報知する確率変動情報、
始動玉検出器をONした打玉の数を報知する始動口情
報、特別図柄表示器44の可変動作回数を報知する図柄
確定回数1情報、普通可変表示装置の可変動作回数を報
知する図柄確定回数2情報、及び普通可変入賞球装置の
開閉回数を報知する役物回数情報)を遊技場に設置され
る管理コンピュータに出力するための外部接続端子を有
し、これらの情報が主基板151から与えられるように
なっている。
【0027】また、入賞玉誘導カバー体71の後面側に
は、電飾制御基板80及び効果音制御基板82を収容す
る制御基板ボックス79が取り付けられている。電飾制
御基板80は、図12に示すように、遊技盤40の遊技
領域41(必ずしも遊技領域41の内部に設けられなく
てもよく、遊技盤40に設けられていれば良い)に設け
られる飾りランプや飾りLED、及び前面枠3や前面開
閉枠4に設けられる飾りランプや飾りLED等を主基板
151からの情報信号に応じて一括して駆動制御するも
のである。また、効果音制御基板82は、前記スピーカ
12a,12bを駆動制御するものであり、主基板15
1からの情報信号に応じて遊技内容に対応した効果音を
発生させるものである。また、効果音制御基板82に
は、音量を切り替える音切替スイッチ83が設けられて
いる。
【0028】次に、弾球遊技機1の背面に設けられる機
構板100の構成について図2を参照して説明する。図
2において、機構板100は、玉を貯留する貯留タンク
105と該貯留タンク105に貯留された賞球を下流側
に整列しながら誘導する玉整列レール部材108及びカ
ーブレール部材111と、カーブレール部材111から
の玉を誘導する玉通路114と、入賞に基づく賞球を払
い出す玉払出装置116等が設けられる。玉整列レール
部材108の下流側上部には、外部との信号線が接続さ
れる外部接続端子を有する情報端子基板132が設けら
れる。情報端子基板132に設けられる外部接続端子1
33からは、外部(例えば、管理コンピュータ)へ貯留
タンク105にて玉が不足している旨の玉切れ情報と貸
球情報と賞球情報とが出力される。
【0029】また、カーブレール部材111の下流側に
は、垂直状に玉通路部材が設けられる。具体的には、左
右2列の玉通路114から玉通路部材が構成され、該2
列の玉通路114には、それぞれ玉切れスイッチ115
が通路に臨むように設けられている。この玉切れスイッ
チ115は、図12に示すように、主基板151に接続
され、玉切れスイッチ115が玉を検出しなくなったと
きには、玉払出装置116の作動を停止して玉の払出を
不能動化させるようになっている。玉払出装置116
は、ほぼ直方体形状をなすケースの内部に収容されて機
構板主体101の前面側に着脱自在に取り付けられるよ
うになっている。
【0030】また、機構板100の下部後面側には、電
圧の異なる複数の電力を生成する電源ユニット基板13
7を収容する電源ユニットボックス136と、遊技盤4
0に設けられる可変表示装置44や特別可変入賞球装置
48等の遊技装置の動作を制御する主基板151を収容
する主基板ボックス150と、前記玉払出装置116の
動作を制御する払出制御基板144を収容する払出制御
基板ボックス143が設けられる。
【0031】以上、弾球遊技機1の構成、遊技盤40の
構成、及び機構板100の構成について説明してきた
が、次に、配線接続される回路構成について、図12を
参照して説明する。主基板151には、遊技盤40に設
けられる各玉検出器(スイッチ)51,52,55a,
55b,61,65a,65b及び始動玉検出器60、
また、満タンスイッチ129及び玉切れスイッチ11
5、更に、払い出された賞球を検出する賞球カウントス
イッチ120からの信号が入力されるものである。
【0032】また、主基板151は、遊技盤40に設け
られるソレノイド43,50,59を駆動制御すると共
に、外部情報端子78へ遊技情報を出力する。また、主
基板151は、電飾制御基板80、効果音制御基板8
2、表示制御基板75、払出制御基板144と接続さ
れ、制御信号を主基板151から各制御基板80,8
2,75,144への一方向通信によりそれぞれ出力す
る。電飾制御基板80は、主基板151から入力される
電飾制御信号に応じて、各種ランプ6〜10,56,6
7a及び各種LED37,38,45を表示駆動制御
し、効果音制御基板82は、主基板151から入力され
る効果音制御信号に応じてスピーカ12a,12bを駆
動制御する。また、表示制御基板75は、主基板151
から入力される表示制御信号に応じて特別図柄表示器4
4、普通図柄表示器63の表示結果を導出するように制
御する。払出制御基板144は、主基板151から入力
される払出制御信号に応じて玉払出装置116を駆動制
御すると共に、発射制御基板90へ発射制御信号を出力
する。また、払出制御基板144は、カードユニット装
置31、残高表示基板23と接続され、貸玉払出の制御
を行う。発射制御基板90は、払出制御基板144から
の発射制御信号に応じて発射装置87の制御を行う。ま
た、外部情報出力基板132は、主基板151、払出制
御基板144と接続され、外部へ遊技情報を出力する。
【0033】また、電源ユニット基板(電源生成基板)
137は、DC30V、DC21V、DC12V、DC
5V、AC24Vの5種類の電圧を生成し、各制御基板
に所定の電源を供給する。但し、可変表示装置44に関
わる特定の電源は、前述したように表示用電源基板85
から供給されるようになっている。具体的には、図13
に示すように、主基板151のCPU151aから表示
制御基板75のCPU75aにコマンド用の制御信号が
出力されるが、これと同様に、主基板151から表示制
御基板75へは、電源ユニット基板137からの電源
(DC30V)が供給され、この電源(DC30V)が
表示用電源基板85に供給される。そして、表示用電源
基板85は、可変表示装置44を構成する後述のドラム
モータ213用の電源DC24Vとドラムランプ214
用の電源DC15Vを生成し、これを表示制御基板75
と後述するドラム基板215のモータ駆動回路215a
及びランプ駆動回路215bを介してドラムモータ21
3とドラムランプ214に供給する。
【0034】次に、本実施形態の要部をなす可変表示装
置44と表示部飾り部材160の詳細な構成について説
明する。先ず、表示部飾り部材160について図5乃至
図8を参照して説明する。表示部飾り部材160は、図
5乃至図7に示すように、前記窓枠部161が形成され
た窓枠形状をなして表示部飾り部材160を遊技盤40
の表面に取り付ける取付基板162と、該取付基板16
2に取り付けられる複数のレンズ部材163〜167
と、取付基板162に取り付けられる複数の装飾部材1
68〜178と、前記普通図柄表示器63を構成する2
つのLEDを実装してなるLED基板179と、該LE
D基板179の前方を被覆する各レンズ部材180・1
81と、前記特別図柄始動記憶LED46、普通図柄始
動記憶LED64、及び飾りLED45をそれぞれ実装
してなるLED基板182と、回転ドラム(回転ドラム
201・202・203)の前面側を被覆するように取
付基板162の窓枠部161に取り付けられるドラムレ
ンズ190と、を備えている。
【0035】取付基板162は、窓枠部161の前端側
の全周に亘って鍔状フランジ部183が形成されてい
る。該鍔状フランジ部183には、取付基板162を遊
技盤40にビス止めするための取付穴184と、装飾部
材168〜171・173・174及びレンズ部材16
6・167をそれぞれの取付ボス168a〜171a・
173a・174a及び取付片166a・167aを介
して取付基板162の前面側にビス止めするための取付
穴185と、装飾部材175・176をそれぞれの係合
突起175a・176aを介して取付基板162の前面
側に取り付けるための嵌入穴186と、装飾部材177
・178をそれぞれの係合溝177a・178aを介し
て取付基板162の裏面側に取り付けるための係合突起
187と、レンズ部材180を取付基板162の中央上
部に裏面側から嵌入して取り付けるための嵌入穴188
と、レンズ部材181をその取付片181aを介してレ
ンズ部材180の裏面側に重畳してビス止めするための
取付ボス189と、ドラムレンズ190をその上下の取
付片190a・190bを介して取付基板162の裏面
側にビス止めするための取付ボス191と、LED基板
182を取付基板162の裏面側にビス止めするための
取付ボス192と、LED基板182に実装された特別
図柄始動記憶LED46及び飾りLED45の発光を前
方に透光する各透光穴193・194と、が形成されて
いる。なお、装飾部材173・174は、それぞれレン
ズ部材166・167の前面側を装飾するための部材で
あり、各取付ボス173a・174aは、レンズ部材1
66・167に穿設された各挿通穴166b・167b
を挿通した状態で鍔状フランジ部183にビス止めされ
る。
【0036】また、レンズ部材163〜165は、それ
ぞれのボス挿通穴163a〜165aに前述した装飾部
材169〜171の各取付ボス169a〜171aを挿
通した状態で、装飾部材169〜171を取付基板16
2にビス止めすることにより、装飾部材169〜171
と取付基板162との間に挟持して取り付けられる。装
飾部材172は、前述したドラムレンズ190の上部側
の取付片190aに穿設された取付穴190cにビス止
めして取り付けられる。LED基板179は、レンズ部
材181の裏面側に突設された取付ボス181bにビス
止めして取り付けられる。
【0037】また、上記した取付基板162の窓枠部1
61の下側部分は、表示部飾り部材160を遊技盤40
に取り付けた状態で遊技盤40面から入り込んだ打玉を
転動する玉転動面として構成されている。具体的に、玉
転動面は、遊技盤40の表面側(前側)に向かって緩や
かに下り傾斜して形成される左右両側の玉受入部195
と、該左右の玉受入部195間に設けられ且つ玉受入部
195よりも大きく前方に下り傾斜して形成されること
で遊技盤40面上に玉を排出する玉排出部196と、か
らなる。そして、玉排出部196は、表示部飾り部材1
60を遊技盤40に取り付けた状態で前記普通可変入賞
球装置58の上方位置に配置されることにより、排出す
る玉を普通可変入賞球装置58に入賞し易くする。
【0038】また、回転ドラム201・202・203
の前面側を被覆するドラムレンズ190は、図8に示す
ように、外形形状が横長の長方形状をなすと共に、回転
ドラム201・202・203の前端面に沿った湾曲面
形状の表面部197を備え、その上下両辺部には、前述
した取付片190a・190bが突設されている。ドラ
ムレンズ190の下辺部分には、前述した玉転動面に入
り込んだ打玉が回転ドラム201・202・203の表
示面に衝突するのを防止するための衝突防止壁190d
が形成されている。また、ドラムレンズ190の上辺端
部及び左右の両側辺端部には、それぞれ前方に突出した
鍔状突出壁198が形成されており、該鍔状突出壁19
8の外壁部分には、ローレット加工とナシ地加工からな
る粗面パターン198aが形成されている。このような
粗面パターン198aは、ドラムレンズ190の成形金
型を切削加工及びエッチング加工することで形成される
ものである。切削加工は、射出成形の金型をフライス等
で切削加工してパターン(本実施形態では、ローレット
加工のパターン)を形成するものであり、エッチング加
工は、金型を薬品によって腐食させてパターン(本実施
形態では、ナシ地加工のパターン)を形成するものであ
る。エッチング加工によって形成されるパターンとして
は、ナシ地以外に皮シボ等のパターンがある。これによ
り、遊技者側から表面部197の端部を見た場合には、
鍔状突出壁198の粗面パターン198aが光を拡散す
ることで内部が視認し難いようになっている。従って、
表面部197によって視認性が向上された図柄の表示領
域と、該表示領域の端部との視覚的な差別化を図ること
ができ、ひいては図柄の視認性をより一層向上するよう
になっている。また、粗面パターン198aを形成した
鍔状突出壁198は、このような視覚的効果に加えてド
ラムレンズ190の強度向上も招来するようになってい
る。また、粗面パターン198aの近くには飾りLED
45が配置されているので、飾りLED45の光が粗面
パターン198aによって拡散して美観性を向上するよ
うになっている。また、ドラムレンズ190の両側辺端
部の下側には、ドラムレンズ190を取付基板162に
取り付けた状態で、取付基板162の裏面側に取り付け
られる前記装飾部材177・178を前方から透視可能
に被覆する被覆部199が形成されている。
【0039】次に、可変表示装置44の構成を図9乃至
図11を参照して説明する。可変表示装置44を構成す
る回転ドラム201・202・203は、図9に示すよ
うに、個々にドラム取付基板205に取り付けられ、該
3つのドラム取付基板205が並列状態でドラム筐体2
07に収容されることで可変表示装置44を構成するよ
うになっている。先ず、回転ドラム201・202・2
03及びドラム取付基板205の構成について説明す
る。なお、左・中・右の回転ドラム201・202・2
03及びこれを個々に取り付けるドラム取付基板205
は、それぞれほぼ同一の構成部材によって構成されるた
め、以下の説明では、中央の回転ドラム202及びこれ
を取り付けるドラム取付基板205の構成についてのみ
説明を行う。
【0040】回転ドラム202は、透光性合成樹脂から
なり、図10及び図11に示すように、円筒状のドラム
部208と、該ドラム部208の中心に配されて回転ド
ラム202を後述するドラムモータ213の駆動部22
0に取り付ける取付部209と、該取付部209とドラ
ム部208を連結するフレーム部210と、から構成さ
れている。ドラム部208の外周面には、特別図柄が所
定の並列順で付されている。取付部209には、回転ド
ラム202をドラムモータ213の駆動部220と位置
決めするための2つの位置決め穴211(図10中に
は、1つのみを図示)と、ドラムモータ213の駆動部
220にビス止めするための取付穴212と、が穿設さ
れている。
【0041】一方、ドラム取付基板205には、回転ド
ラム202の駆動源となるドラムモータ213と、ドラ
ム部208の裏面から光を照射し、特別図柄を照明装飾
するためのドラムランプ214を植設したドラム基板2
15と、ドラムランプ214を保持し、光を前方へ反射
させるためのランプホルダー216と、が取り付けられ
る。具体的には、ドラムモータ213と一体的に取り付
けられた取付板217の上下一対の取付片部217a
(図10中には、上側のみを図示)をドラム取付基板2
05に穿設された取付穴218にビス止めすることでド
ラムモータ213がドラム取付基板205に取り付けら
れる。なお、ドラム取付基板205には、ドラムモータ
213の駆動軸端を突出させるための開口部219が穿
設されている。また、ドラムモータ213は、その駆動
軸の先端部分が円盤状の駆動部220として形成されて
おり、駆動部220の周縁側の2箇所には、前記位置決
め穴211と嵌合する位置決め突起220aが突設さ
れ、駆動部220の中央には、前記取付穴212を介し
て回転ドラム202をビス止めするための取付穴220
bが穿設されている。また、ドラムモータ213には、
コネクタ部221が設けられている。
【0042】また、ドラムランプ214を植設したドラ
ム基板215は、前記ランプホルダー216と共にドラ
ム取付基板205に穿設された取付穴222にビス止め
して取り付けられる。ドラム基板215には、ビス止め
用の取付穴223が穿設されると共に各コネクタ224
・225が実装されている。コネクタ224には、前記
ドラムモータ213のコネクタ部221が配線接続さ
れ、コネクタ225には、表示制御基板75が配線接続
されることで、ドラムモータ213とドラムランプ21
4とがそれぞれドラム基板215を介して表示制御基板
75に接続されるようになっている(図13参照)。ま
た、ドラム基板215には、表示制御基板75からのコ
マンド信号に応じてドラムモータ213及びドラムラン
プ214を個々に制御するモータ駆動回路215a及び
ランプ駆動回路215bが設けられている。ランプホル
ダー216には、ビス止め用の取付ボス226が設けら
れると共に複数のドラムランプ214を個々に保持する
ための凹部227aを切欠形成した仕切り部227が設
けられている。なお、ドラム基板215に植設される複
数のドラムランプ214は、上から順に「白・赤・白・
赤・白・赤・白」の発光色に設定された計7個のランプ
から構成されている。
【0043】また、ドラム取付基板205の前端には、
被覆部材228が取り付けられる。この被覆部材228
は、回転ドラム201・202・203を左・中・右の
順で並設した状態で、隣接する各回転ドラム間の間隙を
回転ドラムの内側から被覆するものである。具体的に
は、図14に示すように、右側の回転ドラム203のド
ラム取付基板205に取り付けられる被覆部材228に
よって各回転ドラム202・203間の間隙が被覆さ
れ、中央の回転ドラム202のドラム取付基板205に
取り付けられる被覆部材228によって各回転ドラム2
01・202間の間隙が被覆されるようになっている。
このため、左側の回転ドラム201のドラム取付基板2
05には、被覆部材228は取り付けられない。なお、
被覆部材228は、ドラム基板215と積層した状態で
取り付けられる。また、被覆部材228には、隣接する
各回転ドラム間でドラムランプ214の光が干渉し合わ
ないようにドラムランプ214の光を遮蔽する遮断面2
29が設けられている。この遮断面229には、前記ラ
ンプホルダー216と共にドラム取付基板205の取付
穴222に被覆部材228をビス止めするための取付穴
228aと、ドラム基板215をドラム取付基板205
に取り付けた状態で遮断面229がドラムランプ214
のはんだ付部分214aと干渉しないように逃がすため
の開口部230と、が穿設されている。
【0044】ところで、上記したように隣接する回転ド
ラム201・202・203間の間隙を回転ドラム20
1・202・203の内側から被覆部材228で被覆す
る構成によれば、回転ドラム201・202・203の
視認部分を狭めることなく特別図柄の視認部分を大きく
見せることができ、然も省スペース化を招来することが
できる。具体的には、図15(A)に示す従来の構成で
は、隣接する回転ドラム301・302・303間の前
方に被覆部材300を設けていたので、回転ドラム30
1・302・303の一部分が被覆部材300によって
被覆され、回転ドラム301・302・303の視認部
分(図柄表示部分)が狭くなっていた。なお、被覆部材
300の横幅W1は、回転ドラム301・302・30
3間の間隙幅W2よりも大きく設定されている。これに
対して、図15(B)に示す本実施形態の構成では、被
覆部材228の横幅W1を回転ドラム201・202・
203間の間隙幅W2よりも大きく設定しても、回転ド
ラム201・202・203間の間隙を回転ドラム20
1・202・203の内側から被覆部材228で被覆す
るので、回転ドラム201・202・203の視認部分
を狭めることなく(回転ドラム201・202・203
の外周面を被覆することなく)特別図柄の視認部分を大
きく見せることができる。また、回転ドラム201・2
02・203の外周面よりも被覆部材228を内側に配
置するので、省スペース化を招来することができる。
【0045】また、ドラム取付基板205の前端側の上
下両端部には、後述するドラム筐体207の係合溝23
9と係合して位置決めを行う係合片231が突設されて
おり、ドラム取付基板205の後端側には、ドラム取付
基板205をドラム筐体207にビス止めするための取
付穴232aを穿設した取付片部232が折曲形成され
ている。なお、ドラム取付基板205には、以上説明し
た構成部材を取り付けるための取付穴以外に複数の穴2
33が穿設されており、該複数の穴233によってドラ
ム基板215のはんだ付部分と干渉しないように逃がす
ようになっている。
【0046】しかして、上記のように構成される回転ド
ラム201・202・203は、個々にドラムモータ2
13の駆動力によって回転し、ドラム部208に付され
た特別図柄を可変表示するようになっている。また、特
別図柄を照明装飾するドラムランプ214は、個々に回
転ドラム201・202・203内に配設され、特別図
柄をその裏面から照射するようになっている。なお、回
転ドラム201・202・203は、有色の合成樹脂で
もよく、特に乳白色であれば光を拡散するので、装飾効
果に優れたものにできる。さらに、合成樹脂製に限らず
セラミックなどでもよく、材質は特に限定しない。ま
た、特別図柄を照明装飾する発光部材は、本実施形態の
ようにランプに限らず、LEDなどいずれの発光部材で
あってもよい。また、各回転ドラム201・202・2
03間の間隙を被覆する被覆部材228の色は、特に限
定するものではないが、各回転ドラム201・202・
203と同系色にした場合には、特別図柄の表示面全体
が一体的になり視覚的な興趣を向上することができる。
【0047】次に、ドラム筐体207の構成について説
明する。回転ドラム201・202・203を収容する
ドラム筐体207は、合成樹脂によって前方が開放した
箱状に形成され、その前方の開口234から3つの回転
ドラム201・202・203を挿入支持することがで
きるようになっている。より具体的な構成について説明
すると、開口234の外周端には、全周に亘ってフラン
ジ片235が形成され、該フランジ片235の上辺部の
左右2箇所には、後述する止着枠金具242との位置決
めを行う位置決めピン236が突設されている。また、
フランジ片235の上辺部及び下辺部には、それぞれ左
右2箇所に切欠部237が形成されている。この切欠部
237は、後述する取付金具241と止着枠金具242
とでドラム筐体207を挟み込むようにしてドラム筐体
207に取付金具241と止着枠金具242を取り付け
るための切欠である。また、ドラム筐体207の開口2
34側の外壁面には、フランジ片235を補強するため
の補強リブ238が複数形成されている。なお、ドラム
筐体207は、合成樹脂で形成されているがこれに限ら
ず、例えば鉄などでもよく材質は特に限定しない。
【0048】また、開口234側となるドラム筐体20
7の前端内壁面には、上辺部及び下辺部にそれぞれ複数
の係合溝239が形成されている。この複数の係合溝2
39は、前述したドラム取付基板205の上下一対の係
合片231と係合することで、回転ドラム201・20
2・203をドラム筐体207内の所定位置に支持する
ものである。一方、ドラム筐体207の後面には、各回
転ドラム201・202・203に対応する部位に複数
の取付穴(図示しない)が形成されている。該取付穴
は、ドラム取付基板205に形成された前記取付片部2
32の取付穴232aとのビス止めにより、それぞれ回
転ドラム201・202・203をドラム筐体207内
で固定するようになっている。なお、ドラム取付基板2
05の取付片部232をドラム筐体207に取り付ける
ビスによって後述する放熱板243も一緒にドラム筐体
207の後面側に取り付けられるものである。また、ド
ラム筐体207の後面には、止着枠金具242と放熱板
243とを一体的にビス止めするための取付穴(図示し
ない)も形成されている。ドラム筐体207の後側底面
には、3つの底面開口240が開設されている。該底面
開口240は、各回転ドラム201・202・203を
ドラム筐体207の底面外壁に取り付けられる表示制御
基板75に配線接続するための開口である。表示制御基
板75は、前述したように表示制御基板カバー74によ
って被覆される。また、ドラム筐体207の一側面外壁
には、前記表示用電源基板85が基板カバー86に被覆
された状態で取り付けられる。なお、表示制御基板カバ
ー74及び基板カバー86には、それぞれ表示制御基板
75及び表示用電源基板85の熱を外部に放出するため
の放熱穴74a・86aが多数穿設されている。
【0049】また、ドラム筐体207には、その上面、
後面、及び底面をコの字状に囲んで取り付けられる左右
一対の取付金具241と、開口234のフランジ片23
5に沿って取り付けられる額縁状の止着枠金具242
と、ドラム筐体207の後面側に取り付けられる放熱板
243と、が設けられる。取付金具241には、その上
側末端部に取付穴244aを穿設した取付片部244が
形成される一方、下側末端部には、止着枠金具242の
後述する切欠部249と係合する係合爪部245が形成
されている。また、取付金具241には、その中程に上
下一対の取付穴246が穿設されており、該取付穴24
6が放熱板243の取付穴151と共にドラム筐体20
7の後面にビス止めされる。止着枠金具242には、そ
の上辺の左右2箇所に取付金具241の取付片部244
と対応する取付片部247が折曲形成され、該取付片部
247には、取付片部244の取付穴244aとビス止
めするための取付穴247aが穿設されている。左右一
対の取付片部247の外側近傍には、それぞれドラム筐
体207の位置決めピン236を嵌入することで、止着
枠金具242とドラム筐体207との位置決めを行う位
置決め穴248が穿設されている。一方、止着枠金具2
42の下辺の左右2箇所には、取付金具241の係合爪
部245を係止する切欠部249が形成されている。
【0050】また、止着枠金具242の両側辺部の外周
側には、止着枠金具242(可変表示装置44)を遊技
盤40裏面にビス止めするための取付穴250が複数穿
設されている。なお、この複数の取付穴250のうち実
際のビス止めに用いられるのは、止着枠金具242の四
隅に穿設された4つの取付穴250だけであり、残りの
取付穴250は予備穴となっている。しかして、止着枠
金具242は、取付穴250を介して遊技盤40裏面に
予めビス止めされ、この状態で位置決め穴248にドラ
ム筐体207の位置決めピン236を嵌入することで、
ドラム筐体207の開口234外周部分(フランジ片2
35)を位置決めし、切欠部249に取付金具241の
係合爪部245を係止した状態で、取付片部247の取
付穴247aに取付金具241の取付穴244aをビス
止めすることで、取付金具241との間でドラム筐体2
07を挟持するようになっている。放熱板243には、
該放熱板243をドラム筐体207の後面にビス止めす
るための取付穴251・252が穿設されており、この
うち取付穴252は、前述したように取付金具241の
取付穴246と共にドラム筐体207の後面にビス止め
されるようになっている。
【0051】以上のように、本実施形態の構成によれ
ば、識別情報としての特別図柄が付された可動部材とし
ての回転ドラム201・202・203を動作させるこ
とにより特別図柄を可変表示可能な可変表示装置44を
備えた遊技機としての弾球遊技機1において、前記可変
表示装置44は、前記回転ドラム201・202・20
3の表面側を透視可能に被覆するカバー部材としてのド
ラムレンズ190を備え、前記ドラムレンズ190は、
少なくとも前記回転ドラム201・202・203に対
応した表示領域を形成する表面部197と、該表面部1
97の端部に立設された壁部としての鍔状突出壁198
と、を有し、前記鍔状突出壁198に内部を透視し難い
ようにするための所定の処理(実施形態中では、粗面処
理)を施したことを特徴とする。このように構成するこ
とにより、表示領域の端部から内部を視認し難くでき
る。また、この構成によれば、ドラムレンズ190の表
面部197によって視認性が向上された表示領域と、該
表示領域の端部との視覚的な差別化を図ることができ、
ひいては図柄の視認性をより一層向上できる。なお、実
施形態中では、表示領域の端部から内部を視認し難くす
るための所定の処理として、壁部に光拡散パターン(粗
面)を形成しているが、必ずしもこの構成に限定するも
のではなく、内部を視認し難くするものであればいずれ
の構成であってもよい。具体的に、その他の所定の処理
としては、例えば、壁部にシールを貼付したり、あるい
は壁部に印刷を施す等であってもよい。
【0052】また、本実施形態の構成によれば、前記鍔
状突出壁198に内部を透視し難いようにするための光
拡散パターン198aを形成したことを特徴とする。こ
のように構成することにより、表示領域の端部から内部
を視認し難くできる。また、この構成によれば、ドラム
レンズ190の表面部197によって視認性が向上され
た表示領域と、該表示領域の端部との視覚的な差別化を
図ることができ、ひいては図柄の視認性をより一層向上
できる。なお、カバー部材の表面部は、可動部材に対応
した大きさのものに限らず、可動部材よりも大きい範囲
に亘って形成されたものであってもよい。
【0053】また、実施形態中では、壁部としての鍔状
突出壁198を上端と両側端の3箇所に設けた構成とし
ているが、この構成に限定するものではなく、上下左右
の端部のうち少なくともいずれかの端部に設けたもので
あればよい。また、壁部に施される光拡散パターンある
いは所定の処理は、必ずしも全ての壁部に施す必要はな
く、少なくとも1つの壁部に施すものであればよい。ま
た、壁部の立設方向は、前方に限らず、後方に立設する
ものであってもよい。
【0054】また、前記鍔状突出壁198は、前記表面
部197から弾球遊技機1の前方に向かって立設されて
いることを特徴とする。このように構成することによ
り、ドラムレンズ190の強度を向上することができ
る。また、この構成によれば、表示領域に奥行き感を持
たせることができる。
【0055】また、前記鍔状突出壁198の近傍に発光
体としての飾りLED45を設けたことを特徴とする。
このように構成することにより、飾りLED45の光を
鍔状突出壁198に形成された光拡散パターン198a
で拡散することができ、ひいては鍔状突出壁198にお
ける美観性を向上することができる。なお、実施形態中
では、発光体を装飾用のもの(飾りLED45)として
いるが、これに限らず普通図柄表示用の発光体や図柄始
動記憶用の発光体等であってもよい。
【0056】また、前記鍔状突出壁198は、前記表面
部197の側端に立設された側壁部を含むことを特徴と
する。このように構成することにより、表示領域の側端
から内部を視認し難くできる。
【0057】また、前記鍔状突出壁198は、前記表面
部197の上端に立設された上壁部を含むことを特徴と
する。このように構成することにより、表示領域の上端
から内部を視認し難くできる。
【0058】また、前記可変表示装置44の表面側を装
飾する装飾部材としての取付基板162を備え、該取付
基板162に前記ドラムレンズ190を取り付けたこと
を特徴とする。このように構成することにより、ドラム
レンズ190を取り付けるための部材を別途設ける必要
がなくなる。
【0059】また、本実施形態の構成によれば、識別情
報としての特別図柄が付された複数の可動部材としての
回転ドラム201・202・203を動作させることに
より特別図柄を可変表示可能な可変表示装置44を備え
た遊技機としての弾球遊技機1において、前記可変表示
装置44は、前記複数の回転ドラム201・202・2
03のうち隣接する回転ドラム201・202・203
間の間隙を前記回転ドラム201・202・203の内
側から被覆する被覆部材228を備えたことを特徴とす
る。このように構成することにより、被覆部材228に
よって回転ドラム201・202・203の外周面を被
覆することがないので、回転ドラム201・202・2
03間の間隙を被覆する構成において、回転ドラム20
1・202・203の視認部分を狭めることなく特別図
柄の視認部分を大きく見せることができる。また、この
構成によれば、回転ドラム201・202・203の外
周面よりも被覆部材228を内側に配置するので、省ス
ペース化を招来することができる。
【0060】また、前記可変表示装置44は、前記回転
ドラム201・202・203の内側から前記回転ドラ
ム201・202・203に対して光を照射する発光体
としてのドラムランプ214を備え、前記被覆部材22
8は、隣接する回転ドラム201・202・203のド
ラムランプ214からの光を遮断するための遮断面22
9を有することを特徴とする。このように構成すること
により、回転ドラム201・202・203毎にドラム
ランプ214の光を明確に区分けすることができる。
【0061】また、前記可変表示装置44は、発光体と
しての前記ドラムランプ214を実装した発光体基板と
してのドラム基板215を備え、前記被覆部材228
は、前記ドラム基板215と積層した状態で取り付けら
れると共に、前記ドラム基板215に実装されたドラム
ランプ214のはんだ付部分214a(取付部分)に対
応した位置に開口部230を有することを特徴とする。
このように構成することにより、被覆部材228とドラ
ムランプ214のはんだ付部分214aとの干渉を回避
することができる。なお、実施形態中では、ドラムラン
プ214を実装したドラム基板215を本発明に係る発
光体基板としているが、これに限定するものではない。
例えば、有効ライン等を表示するランプ・LED等の発
光体を実装した基板を被覆部材に設け、その基板を本発
明に係る発光体基板としてもよい。
【0062】また、前記可変表示装置44は、前記回転
ドラム201・202・203を駆動させるための電気
的駆動源としてのドラムモータ213と、該ドラムモー
タ213を取り付ける取付部材としてのドラム取付基板
205と、を備え、前記被覆部材228は、前記ドラム
取付基板205に取り付けられることを特徴とする。こ
のように構成することにより、被覆部材228を取り付
けるための部品を別途設ける必要がなくなる。
【0063】また、前記被覆部材228の色を前記可動
部材の色と同系色に設定したことを特徴とする。このよ
うに構成することにより、可変表示装置44における特
別図柄の表示領域を視覚的に一体化することができる。
【0064】また、遊技動作を制御する遊技制御基板と
しての主基板151と、該主基板151からの制御信号
に応じて前記可変表示装置44を制御する表示制御基板
75と、を備えたことを特徴とする。このように構成す
ることにより、主基板151の制御負担を軽減すること
ができる。
【0065】また、前記可変表示装置44は、前記複数
の回転ドラム201・202・203を収容する収容ケ
ースとしてのドラム筐体207を備え、該ドラム筐体2
07に前記表示制御基板75を取り付けたことを特徴と
する。このように構成することにより、表示制御基板7
5と可変表示装置44との配線の接続作業性を向上する
ことができる。
【0066】また、前記可変表示装置44に関わる特定
の電力(DC24V、DC15V、図13参照)を生成
する表示用電力生成基板としての表示用電源基板85を
備えたことを特徴とする。このように構成することによ
り、表示用電源基板85を交換するだけで簡単に他の種
類の可変表示装置に機種変更することができる。
【0067】また、前記可変表示装置44は、前記複数
の回転ドラム201・202・203を収容する収容ケ
ースとしてのドラム筐体207を備え、該ドラム筐体2
07に前記表示用電源基板85を取り付けたことを特徴
とする。このように構成することにより、表示用電源基
板85と可変表示装置44との配線の接続作業性を向上
することができる。
【0068】なお、上記した実施形態では、可変表示装
置の可動部材を回転ドラムとしているが、これに限らず
ベルトによって本発明に係る可動部材を構成してもよ
い。また、弾球遊技機の構成として、始動玉検出器の入
賞玉の検出に伴って可変表示装置での識別情報の変動を
開始し、該識別情報が所定の表示結果となると特定遊技
状態が発生して可変入賞球装置を開放する弾球遊技機
(これを俗に第1種という)を例示しているが、特にこ
れに限定するものではなく、始動玉検出器の入賞玉の検
出に伴って可変入賞球装置を開放し、該可変入賞球装置
内の特定領域への打玉の入賞により特定遊技状態を発生
する弾球遊技機(これを俗に第2種という)や、始動玉
検出器の入賞玉の検出に伴って可変表示装置での識別情
報の変動を開始し、該識別情報が所定の表示結果となる
と権利発生状態となり、この状態で特定領域に打玉が入
賞すると特定遊技状態が発生する弾球遊技機(これを俗
に第3種という)であってもよく、さらにはスロットマ
シンやコインゲーム等の遊技機であってもよい。
【0069】また、以上説明した実施形態から把握でき
る発明として以下のものがある。 (1)識別情報が付された複数の可動部材を動作させる
ことにより識別情報を可変表示可能な可変表示装置を備
えた遊技機において、前記可変表示装置は、前記複数の
可動部材のうち隣接する可動部材間の間隙を前記可動部
材の内側から被覆する被覆部材を備えたことを特徴とす
る。このように構成することにより、被覆部材によって
可動部材の外周面を被覆することがないので、可動部材
間の間隙を被覆する構成において、可動部材の視認部分
を狭めることなく識別情報の視認部分を大きく見せるこ
とができる。また、この構成によれば、可動部材の外周
面よりも被覆部材を内側に配置するので、省スペース化
を招来することができる。 (2)前記可変表示装置は、前記可動部材の内側から前
記可動部材に対して光を照射する発光体を備え、前記被
覆部材は、隣接する可動部材の発光体からの光を遮断す
るための遮断面を有することを特徴とする。このように
構成することにより、可動部材毎に発光体の光を明確に
区分けすることができる。 (3)前記可変表示装置は、発光体を実装した発光体基
板を備え、前記被覆部材は、前記発光体基板と積層した
状態で取り付けられると共に、前記発光体基板に実装さ
れた発光体の取付部分に対応した位置に開口部を有する
ことを特徴とする。このように構成することにより、被
覆部材と発光体の取付部分との干渉を回避することがで
きる。 (4)前記可変表示装置は、前記可動部材を駆動させる
ための電気的駆動源と、該電気的駆動源を取り付ける取
付部材と、を備え、前記被覆部材は、前記取付部材に取
り付けられることを特徴とする。このように構成するこ
とにより、被覆部材を取り付けるための部品を別途設け
る必要がなくなる。 (5)前記被覆部材の色を前記可動部材の色と同系色に
設定したことを特徴とする。このように構成することに
より、可変表示装置における識別情報の表示領域を視覚
的に一体化することができる。 (6)遊技動作を制御する遊技制御基板と、該遊技制御
基板からの制御信号に応じて前記可変表示装置を制御す
る表示制御基板と、を備えたことを特徴とする。このよ
うに構成することにより、遊技制御基板の制御負担を軽
減することができる。 (7)前記可変表示装置は、前記複数の可動部材を収容
する収容ケースを備え、該収容ケースに前記表示制御基
板を取り付けたことを特徴とする。このように構成する
ことにより、表示制御基板と可変表示装置との配線の接
続作業性を向上することができる。 (8)前記可変表示装置に関わる特定の電力を生成する
表示用電力生成基板を備えたことを特徴とする。このよ
うに構成することにより、表示用電力生成基板を交換す
るだけで簡単に他の種類の可変表示装置に機種変更する
ことができる。 (9)前記可変表示装置は、前記複数の可動部材を収容
する収容ケースを備え、該収容ケースに前記表示用電力
生成基板を取り付けたことを特徴とする。このように構
成することにより、表示用電力生成基板と可変表示装置
との配線の接続作業性を向上することができる。 (10)前記所定の処理は、前記壁部に粗面を形成する
ことからなることを特徴とする。このように構成するこ
とにより、表示領域の端部から内部を視認し難くでき
る。 (11)前記所定の処理は、前記壁部にシールを貼付す
ることからなることを特徴とする。このように構成する
ことにより、表示領域の端部から内部を視認し難くでき
る。 (12)前記所定の処理は、前記壁部に印刷を施すこと
からなることを特徴とする。このように構成することに
より、表示領域の端部から内部を視認し難くできる。
【0070】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、請求項1の発明においては、識別情報が付された可
動部材を動作させることにより識別情報を可変表示可能
な可変表示装置を備えた遊技機において、前記可変表示
装置は、前記可動部材の表面側を透視可能に被覆するカ
バー部材を備え、前記カバー部材は、少なくとも前記可
動部材に対応した表示領域を形成する表面部と、該表面
部の端部に立設された壁部と、を有し、前記壁部に内部
を透視し難いようにするための所定の処理を施したこと
を特徴とする。このように構成することにより、表示領
域の端部から内部を視認し難くできる。また、この構成
によれば、カバー部材の表面部によって視認性が向上さ
れた表示領域と、該表示領域の端部との視覚的な差別化
を図ることができ、ひいては識別情報の視認性をより一
層向上できる。
【0071】また、請求項2の発明においては、識別情
報が付された可動部材を動作させることにより識別情報
を可変表示可能な可変表示装置を備えた遊技機におい
て、前記可変表示装置は、前記可動部材の表面側を透視
可能に被覆するカバー部材を備え、前記カバー部材は、
少なくとも前記可動部材に対応した表示領域を形成する
表面部と、該表面部の端部に立設された壁部と、を有
し、前記壁部に内部を透視し難いようにするための光拡
散パターンを形成したことを特徴とする。このように構
成することにより、表示領域の端部から内部を視認し難
くできる。また、この構成によれば、カバー部材の表面
部によって視認性が向上された表示領域と、該表示領域
の端部との視覚的な差別化を図ることができ、ひいては
識別情報の視認性をより一層向上できる。
【0072】また、請求項3の発明においては、前記壁
部は、前記表面部から遊技機の前方に向かって立設され
ていることを特徴とする。このように構成することによ
り、カバー部材の強度を向上することができる。また、
この構成によれば、表示領域に奥行き感を持たせること
ができる。
【0073】また、請求項4の発明においては、前記壁
部の近傍に発光体を設けたことを特徴とする。このよう
に構成することにより、発光体の光を壁部に形成された
光拡散パターンで拡散することができ、ひいては壁部に
おける美観性を向上することができる。
【0074】また、請求項5の発明においては、前記壁
部は、前記表面部の側端に立設された側壁部を含むこと
を特徴とする。このように構成することにより、表示領
域の側端から内部を視認し難くできる。
【0075】また、請求項6の発明においては、前記壁
部は、前記表面部の上端に立設された上壁部を含むこと
を特徴とする。このように構成することにより、表示領
域の上端から内部を視認し難くできる。
【0076】また、請求項7の発明においては、前記可
変表示装置の表面側を装飾する装飾部材を備え、該装飾
部材に前記カバー部材を取り付けたことを特徴とする。
このように構成することにより、カバー部材を取り付け
るための部材を別途設ける必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る弾球遊技機を示す正面図であ
る。
【図2】弾球遊技機を示す背面図である。
【図3】弾球遊技機に設けられる遊技盤を示す正面図で
ある。
【図4】遊技盤を示す背面図である。
【図5】遊技盤に取り付けられた可変表示装置及び表示
部飾り部材を示す縦断面図である。
【図6】表示部飾り部材を示す斜視図である。
【図7】表示部飾り部材を構成する各種構成部材を示す
分解斜視図である。
【図8】表示部飾り部材を構成する取付基板を示す斜視
図である。
【図9】表示部飾り部材を構成するレンズ部材を示す斜
視図である。
【図10】表示部飾り部材を構成する被覆部材を示す斜
視図である。
【図11】表示部飾り部材を示す正面図である。
【図12】主基板と各種制御基板及び電気部品との関係
を示すブロック図である。
【図13】主基板と各種制御基板及び電気部品との関係
を示すブロック図である。
【図14】回転ドラム、ドラム基板、及び被覆部材を取
り付けたドラム取付基板を示す断面図である。
【図15】同図(A)は従来例における回転ドラムと被
覆部材との関係を示す正面図であり、同図(B)は本実
施形態における回転ドラムと被覆部材との関係を示す正
面図である。
【符号の説明】
1 弾球遊技機(遊技機) 40 遊技盤 41 遊技領域 44 可変表示装置 45 飾りLED(発光体) 46 特別図柄始動記憶LED 63 普通図柄表示器 64 普通図柄始動記憶LED 74 表示制御基板カバー 75 表示制御基板 85 表示用電源基板 86 基板カバー 151 主基板 160 表示部飾り部材 162 取付基板(装飾部材) 169 LED基板 162 取付基板 190 ドラムレンズ(カバー部材) 197 表面部 198 鍔状突出壁(壁部) 198a 光拡散パターン 201・202・203 回転ドラム(可動部材) 205 ドラム取付基板(取付部材) 207 ドラム筐体 213 ドラムモータ 214 ドラムランプ 214a はんだ付部分 215 ドラム基板 228 被覆部材 229 遮断面 230 開口部 241 取付金具 242 止着枠金具

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 識別情報が付された可動部材を動作させ
    ることにより識別情報を可変表示可能な可変表示装置を
    備えた遊技機において、 前記可変表示装置は、前記可動部材の表面側を透視可能
    に被覆するカバー部材を備え、 前記カバー部材は、少なくとも前記可動部材に対応した
    表示領域を形成する表面部と、該表面部の端部に立設さ
    れた壁部と、を有し、前記壁部に内部を透視し難いよう
    にするための所定の処理を施したことを特徴とする遊技
    機。
  2. 【請求項2】 識別情報が付された可動部材を動作させ
    ることにより識別情報を可変表示可能な可変表示装置を
    備えた遊技機において、 前記可変表示装置は、前記可動部材の表面側を透視可能
    に被覆するカバー部材を備え、 前記カバー部材は、少なくとも前記可動部材に対応した
    表示領域を形成する表面部と、該表面部の端部に立設さ
    れた壁部と、を有し、前記壁部に内部を透視し難いよう
    にするための光拡散パターンを形成したことを特徴とす
    る遊技機。
  3. 【請求項3】 前記壁部は、前記表面部から遊技機の前
    方に向かって立設されていることを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記壁部の近傍に発光体を設けたことを
    特徴とする請求項2又は請求項3記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記壁部は、前記表面部の側端に立設さ
    れた側壁部を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項
    4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記壁部は、前記表面部の上端に立設さ
    れた上壁部を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項
    5のいずれかに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記可変表示装置の表面側を装飾する装
    飾部材を備え、該装飾部材に前記カバー部材を取り付け
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに
    記載の遊技機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8308561B2 (en) 2003-09-15 2012-11-13 Igt Gaming apparatus having a configurable control panel
JP2016059619A (ja) * 2014-09-18 2016-04-25 サミー株式会社 スロットマシン

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