JP2002125801A - 座席用熱搬送装置 - Google Patents

座席用熱搬送装置

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JP2002125801A
JP2002125801A JP2000328543A JP2000328543A JP2002125801A JP 2002125801 A JP2002125801 A JP 2002125801A JP 2000328543 A JP2000328543 A JP 2000328543A JP 2000328543 A JP2000328543 A JP 2000328543A JP 2002125801 A JP2002125801 A JP 2002125801A
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JP
Japan
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seat
heat
temperature
air
peltier module
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JP2000328543A
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English (en)
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Hiroshi Uno
浩 宇野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 夏季の駐車時に日射により座席温度が上昇
し、再運転時に熱くて不快感をもたらすことを解消する
こと。 【解決手段】 座席に設けたエア吹出孔14と、エアを
搬送するエア通路15と、エアを冷却・加温するペルチ
ェモジュール16と、エアを搬送する送風機17と、車
輌の運転中に充電され、駐車時は送風機17を駆動する
充電2次電池を備えている。そして日射により座席10
の温度が上昇し始めると、充電2次電池18で送風機1
7が駆動され、エアがエア吹出孔14から吹き出し、座
席温度の上昇が抑制される。よって再運転時には座席に
通常のとおり座ることができ、またペルチェモジュール
16が駆動すると、座席温度が上昇していないため、短
時間で冷却され快適な車室環境が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、夏季の駐車時にお
いて自動車の座席温度が上昇し、再運転時に熱くて不快
感をもたらすことを防止するために、温度上昇を抑える
機能を有する座席用熱搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の座席用熱搬送装置として
は、特開平5−277020号公報に記載されているよ
うなものがあった。図7は、前記公報に記載された従来
の座席用熱搬送装置を示すものである。
【0003】図7において、自動車の座席1に設けたエ
ア吹出孔2と、このエア吹出孔2と連通し、吹出すエア
を搬送するために内部に設けたエア通路3と、このエア
通路3に配設し、搬送されるエアを冷却・加温するペル
チェモジュール4と、前記エア通路3に配設し、エアを
搬送するための送風機5から構成されていた。
【0004】そして、自動車の運転時にペルチェモジュ
ール4と送風機5が駆動し、夏季では、送風機5で吸入
されたエアはペルチェモジュール4で冷却されて、エア
通路3で搬送され、エア吹出孔2から吹出していた。冬
季では、送風機5で吸入されたエアはペルチェモジュー
ル4で加温されて、エア通路3で搬送され、エア吹出孔
2から吹出していた。
【0005】また、従来のその他の座席用熱搬送装置と
しては、特開2000−60680号公報に記載されて
いるようなものがあった。図8は、前記公報に記載され
た従来の座席用熱搬送装置を示すものである。
【0006】図8において、座席1の表面域に設けた一
またはそれ以上のヒートパイプ6と、このヒートパイプ
6の一端側に設けた冷却素子7と、他端側に設けた加熱
素子8と、放熱手段9から構成されていた。
【0007】そして、自動車の運転時で夏季では、冷却
素子7が作動し、ヒートパイプ6の一端側を冷却するこ
とで他端側まで冷却し、座席1の表面を冷却していた。
また、冬季では、加熱素子8が作動し、ヒートパイプ6
の他端側を加熱することで一端側まで加熱し、座席1の
表面を暖房していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の装置では、夏季の駐車時において自動車の運転を停止
するため、日射により座席温度が上昇し、実測によると
約65℃にもなる。その結果、再運転時に座席に座ると
熱くて不快感をもたらすことがあった。再運転により、
ペルチェモジュール4と送風機5が駆動し、エア吹出孔
2から冷却されたエアが吹出して不快感を解消するには
長時間を要し、その間、不快感がもたらされるという課
題を有していた。
【0009】また、前記従来のその他の装置でも、同様
に夏季の駐車時において自動車の運転を停止するため、
日射により座席温度が上昇し、再運転時に座席に座ると
熱くてたまらないという不快感をもたらすことがあっ
た。そして再運転により冷却素子が駆動し、座席表面が
冷却されて不快感を解消するには長時間を要し、その間
中も、不快感がもたらされるという同様の課題を有して
いた。
【0010】また、ヒートパイプ6は座席1の表面域に
一またはそれ以上の複数の個数を独立して設けており、
冷却素子または加熱素子もヒートパイプ6と同じ個数を
必要とする。もしくは、一個の冷却素子または加熱素子
で複数個のヒートパイプ6へ冷却または加熱するには、
構成が複雑になるという課題を有していた。
【0011】本発明は前記従来の課題を解決するもの
で、夏季の駐車時において自動車の運転を停止するた
め、日射により座席温度が上昇することを抑制し、再運
転時に座席に快適に座れる座席用熱搬送装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の座席用熱搬送装置は、座席の着座部
および背当部の人が座る側の面に設けたエア吹出孔と、
このエア吹出孔と連通し、吹出すエアを搬送するために
内部に設けたエア通路と、このエア通路に配設し、搬送
されるエアを冷却・加温するペルチェモジュールと、前
記エア通路に配設し、エアを搬送するための送風機と、
車両の運転中に充電される充電2次電池とを備え、駐車
時は前記充電2次電池で前記送風機が駆動されるように
したものである。
【0013】これによって、夏季の駐車時において自動
車の運転を停止し、日射により座席の前面の温度が上昇
し始めると、充電2次電池で前記送風機が駆動され、エ
アがエア通路を経由してエア吹出孔から吹き出す。送風
機を車室内で最も温度が低い座席下部に設けると、座席
温度の上昇が抑制される。なお、充電2次電池の容量は
一般的な駐車時間から余裕をみて決定すればよい。この
ようにして、日射により温度が上昇しても座席温度の上
昇が抑制されるため、再運転時に座席に通常のとおり座
れるようになる。そして、再運転により、ペルチェモジ
ュールが駆動すると、座席温度が上昇していないため、
短時間で座席表面が冷却され快適な車室環境が得られ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、座席の
着座部および背当部の人が座る側の面に設けたエア吹出
孔と、このエア吹出孔と連通し、吹出すエアを搬送する
ために内部に設けたエア通路と、このエア通路に配設
し、搬送されるエアを冷却・加温するペルチェモジュー
ルと、前記エア通路に配設し、エアを搬送するための送
風機と、車両の運転中に充電される充電2次電池と、車
両の運転中は車両の電源付属で駆動され、駐車時は前記
充電2次電池で前記送風機が駆動される。
【0015】夏季の駐車時において自動車の運転を停止
し、日射により座席の前面の温度が上昇し始めると、充
電2次電池で前記送風機が駆動され、エアがエア通路を
経由してエア吹出孔から吹き出す。送風機を車室内で最
も温度が低い座席下部に設けると、座席温度の上昇が抑
制される。なお、充電2次電池の容量は一般的な駐車時
間から余裕をみて決定すればよい。
【0016】このようにして、日射により温度が上昇し
ても座席温度の上昇が抑制されるため、再運転時に座席
に通常のとおり座ることができる。そして再運転によ
り、ペルチェモジュールが駆動すると、座席温度が上昇
していないため、短時間で座席表面が冷却されて快適な
車室環境が得られる。
【0017】請求項2に記載の発明は、座席の下部から
座席の着座部に入り、着座部の人が座る側の面に配設さ
れ、着座部から背当部に連なり、背当部の人が座る側の
面に配設され、着座から出て座席の下部に戻る通路を成
し、内部に加熱されると気液2相流に変化する冷媒を封
入した環状の熱サイフォンと、この熱サイフォンの通路
で座席の下部に位置する部分を冷却・加温するペルチェ
モジュールと、このペルチェモジュールの廃熱を放熱す
る廃熱熱交換部とを設けた構成により、夏季の駐車時に
おいて自動車の運転を停止し、日射により座席の人が座
る側の面の温度が上昇し始めると、環状の熱サイフォン
に封入された冷媒も座席の人が座る側の面に配設された
部分で加熱される。冷媒の物性で規定される気化温度に
上昇すると、液状態から気体が混入した気液2相流にな
り、圧力が上昇するとともに比重が小さくなり、座席の
下部の部分に向かって循環する。日射のない日射のない
座席の下部は温度が人が座る側の面より低いため、ここ
で冷媒は放熱し、液状態に戻り、循環が継続される。と
くにペルチェモジュールの廃熱を放熱する廃熱熱交換部
から放熱される。このようにして、日射により温度が上
昇しても冷媒の気化温度に一定に保たれ、座席温度が上
昇することを抑制し、再運転時に座席に快適に座れるよ
うになる。
【0018】さらに、車両の運転中では、ペルチェモジ
ュールを冷却するように設定することで、環状の熱サイ
フォンが冷却され、封入された冷媒は温度が低下する。
冷媒の気化温度が低い種類を選定することで、冷却に適
した温度域、例えば20〜30℃で気化するため、前述
のような作動原理で循環する。また、冬季では、ペルチ
ェモジュールを加熱するように設定することで、環状の
熱サイフォンが加熱され、封入された冷媒は温度が上昇
する。冷媒の気化温度が促進され、前述のような作動原
理で循環する。
【0019】このようにして、日射により温度が上昇し
ても座席温度の上昇が抑制されるため、再運転時に座席
に通常のとおり座ることができる。そして再運転によ
り、ペルチェモジュールが駆動すると、座席温度が上昇
していないため、短時間で座席表面が冷却されて快適な
環境が得られる。
【0020】さらに、熱サイフォンは環状であるため、
複数個の熱サイフォンを複数個ペルチェモジュールで冷
却することを必要とせず、1個のペルチェモジュールで
1ケ所を冷却すればよく、しかも冷却と加熱の両機能が
発揮でき、構成が簡単になる。
【0021】請求項3に記載の発明は、熱サイフォンの
通路において、座席の下部から着座部の人が座る側の面
に向かって順方向とした逆止弁を着座部の人が座る側の
面の入り口部分に設け、さらに背当部の人が座る側の面
から座席の下部に向かって順方向とした逆止弁を着座部
の人が座る側の面の出口に設けた構成により、夏季の駐
車時において自動車の運転を停止し、日射により座席の
前面の温度が上昇し始めると、環状の熱サイフォンに封
入された冷媒も座席の前面に配設された部分で加熱され
る。冷媒の物性で規定される気化温度に上昇すると、液
状態から気体が混入した気液2相流になり、圧力が上昇
するとともに比重が小さくなる。
【0022】ここで、座席の着座部の人が座る側の面の
入り口部分に設けた逆止弁は逆止方向に働き、背当部の
人が座る側の面の出口に設けた逆止弁は順方向に作動す
る。そこで、冷媒は日射のない反対側の後面に配設され
た廃熱用熱交換部に向かって循環する。次に座席の前面
に配設された部分では圧力が低下し、着座部の人が座る
側の面の入り口部分に設けた逆止弁は順方向になり、液
体が流入する。逆に、背当部の人が座る側の面の出口に
設けた逆止弁は、逆止方向に作動し、滞留した冷媒は再
び日射により加熱される。この間、廃熱用熱交換部に流
入した冷媒は放熱する。
【0023】このようにして前述の作動を繰り返すこと
で、冷媒の循環が継続される。そして、座席の着座部と
背当部を環状に連ねるため、上下の位置関係が複雑にな
り、循環が難しくなる現象が解消され、確実に循環でき
る。
【0024】請求項4に記載の発明は、座席の下部から
座席の着座部に入り、着座部の人が座る側の面に配設さ
れ、着座部から背当部に連なり、背当部の人が座る側の
面に配設され、着座から出て座席の下部に戻る通路を成
し、内部に流体を充填した流体通路と、この流体通路で
座席の下部に位置する部分を冷却・加温するペルチェモ
ジュールと、この流体通路に設けて流体を循環させる流
体ポンプと、前記ペルチェモジュールの廃熱を放熱する
廃熱熱交換部と、車両の運転中に充電される充電2次電
池と、車両の運転中は車両の電源で駆動され、駐車時は
前記充電2次電池で前記流体ポンプが駆動されるように
設けた構成により、夏季の駐車時において自動車の運転
を停止し、日射により座席の前面の温度が上昇し始める
と、充電2次電池で前記流体ポンプが駆動され、流体が
流体通路を循環して座席の人が座る側の面で集熱し、座
席の下部に戻る。
【0025】日射のない座席の下部は温度が人が座る側
の面より低いため、集熱した熱はペルチェモジュールを
介して廃熱を放熱する廃熱熱交換部で放熱され、座席温
度の上昇が抑制される。なお、充電2次電池の容量は一
般的な駐車時間から余裕をみて決定すればよい。
【0026】このようにして、日射により温度が上昇し
ても座席温度の上昇が抑制されるため、再運転時に座席
に通常のとおり座れる。再運転により、ペルチェモジュ
ールが駆動すると、座席温度が上昇していないため、短
時間で座席表面が冷却されて快適な環境が得られる。
【0027】請求項5に記載の発明は、座席の下部から
座席の着座部に入り、着座部の人が座る側の面に配設さ
れ、着座部から背当部に連なり、背当部の人が座る側の
面に配設され、着座から出て座席の下部に戻る通路を成
し、内部に流体を充填した流体通路と、座席の着座部お
よび背当部の人が座る側の面に伝熱できるように収納さ
れ、前記流体通路から冷却・加温されて蓄冷・蓄熱する
とともに、蓄冷・蓄熱した熱で人が座る側の面を冷却・
加温する蓄冷熱容器と、前記流体通路の座席の下部に位
置する部分を冷却・加温するペルチェモジュールと、前
記流体通路に設けて流体を循環させる流体ポンプと、前
記ペルチェモジュールの廃熱を放熱する廃熱熱交換部を
設けたものである。
【0028】この構成により、夏季に自動車の運転を行
うと、ペルチェモジュールが流体通路の流体を冷却し、
流体ポンプが冷却された流体を循環させる。流体は人が
座る側の面に循環すると、人が座る側の面を冷却すると
ともに、蓄冷熱容器を冷却して蓄冷を行なう。そして、
再び座席下部に戻り、ペルチェモジュールで冷却され
る。ペルチェモジュールは廃熱を廃熱熱交換部で放熱す
る。その後、運転を停止して駐車すると、日射により座
席の前面の温度が上昇し始めるが、蓄冷熱容器が蓄冷し
た熱で人が座る側の面を冷却し、座席温度の上昇が抑制
される。なお、蓄冷熱容器の容量は一般的な駐車時間か
ら余裕をみて決定すればよい。
【0029】また、冬季においては、自動車の運転を行
うと、ペルチェモジュールが流体通路の流体を加熱し、
流体ポンプが加熱された流体を循環させる。流体は人が
座る側の面まで循環すると、人が座る側の面を加熱する
とともに、蓄冷熱容器を加熱して蓄熱を行なう。そし
て、再び座席下部に戻り、ペルチェモジュールで加熱さ
れる。ペルチェモジュールは廃熱を廃熱熱交換部で放熱
する。その後、運転を停止して駐車すると、座席の温度
が下降し始めるが、蓄冷熱容器が蓄熱した熱で人が座る
側の面を加熱し、座席温度の下降が抑制される。
【0030】このようにして、夏季では日射により温度
が上昇しても座席温度の上昇が抑制されるため、再運転
時に座席に通常のとおり座れる。再運転により、ペルチ
ェモジュールが駆動すると、座席温度が上昇していない
ため、短時間で座席表面が冷却されて快適な環境が得ら
れる。
【0031】請求項6に記載の発明は、座席の着座部お
よび背当部の人が座る側の面に伝熱できるように収納さ
れ、冷却・加温されて蓄冷・蓄熱するとともに、蓄冷・
蓄熱した熱で人が座る側の面を冷却・加温する蓄冷熱容
器と、この蓄冷熱容器を冷却・加温するペルチェモジュ
ールとから構成したことにより、夏季に自動車の運転を
行うと、ペルチェモジュールが蓄冷熱容器を冷却して人
が座る側の面を冷却するとともに、蓄冷も行なう。この
場合、ペルチェモジュールは廃熱を廃熱熱交換部で放熱
する。その後、運転を停止して駐車すると、日射により
座席の前面の温度が上昇し始めるが、蓄冷熱容器が蓄冷
した熱で人が座る側の面を冷却し、座席温度の上昇が抑
制される。なお、蓄冷熱容器の容量は一般的な駐車時間
から余裕をみて決定すればよい。
【0032】また、冬季においては、自動車の運転を行
うと、ペルチェモジュールが蓄冷熱容器を加熱し、人が
座る側の面を加熱するとともに、蓄熱を行なう。その
後、運転を停止して駐車すると、座席の温度が下降し始
めるが、蓄冷熱容器が蓄熱した熱で人が座る側の面を加
熱し、座席温度の下降が抑制される。
【0033】このようにして、夏季では日射により温度
が上昇しても座席温度の上昇が抑制されるため、再運転
時に座席に通常のとおり座れる。再運転により、ペルチ
ェモジュールが駆動すると、座席温度が上昇していない
ため、短時間で座席表面が冷却されて快適な環境が得ら
れる。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0035】(実施例1)図1は本発明の実施例1にお
ける座席用熱搬送装置の構成図を示すものである。
【0036】図1において、10は自動車の座席で着座
部11と背当部12に大別される。
【0037】13は人が座る側の面、14エア吹出孔
で、人が座る側の面13に設けられている。15はエア
通路でエア吹出孔14と連通し吹出すエアを搬送する。
16はペルチェモジュールでエア通路15に配設し、搬
送されるエアを冷却・加温する。17は送風機でエア通
路15に配設しエアを搬送する。18は充電2次電池で
車両の運転中に充電され、駐車時は送風機17を駆動す
る電源になる。19は制御部で、車両の運転中に充電2
次電池18を充電し、駐車時は送風機17を充電2次電
池18で駆動する。
【0038】以上のように構成された座席用熱搬送装置
について、以下、その動作、作用を説明する。
【0039】夏季の駐車時において自動車の運転を停止
し、日射により座席10の前面の温度が上昇し始める
と、充電2次電池18で前記送風機17が駆動され、エ
アがエア通路15を経由してエア吹出孔14から吹き出
す。送風機17を車室内で最も温度が低い座席10下部
に設け、座席温度の上昇を抑制している。なお、充電2
次電池18の容量は一般的な駐車時間から余裕をみて決
定すればよい。
【0040】以上のように、本実施例においては、駐車
時は前記充電2次電池18で送風機17が駆動するよう
に設けたことで、日射により温度が上昇しても座席温度
の上昇が抑制されるため、再運転時に座席10に通常の
とおり座れる。そして再運転により、ペルチェモジュー
ル16が駆動すると、座席温度が上昇していないため、
短時間で座席10表面が冷却されて快適な車室環境が得
られる。
【0041】(実施例2)図2は本発明の実施例2の座
席用熱搬送装置の構成図である。なお実施例1と同一符
号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0042】実施例1と異なる点は、座席10の下部か
ら座席10の着座部11に入り、着座部11の人が座る
側の面13に配設され、着座部11から背当部12に連
なり、背当部12の人が座る側の面13に配設され、着
座部11から出て座席10の下部に戻る通路を成し、内
部に加熱されると気液2相流に変化する冷媒を封入した
環状の熱サイフォン20と、この熱サイフォン20の通
路で座席10の下部に位置する部分を冷却・加温するペ
ルチェモジュール16と、このペルチェモジュール16
の廃熱を放熱する廃熱熱交換部21とを設けたところで
ある。
【0043】以上のように構成された座席用熱搬送装置
について、以下、その動作、作用を説明する。
【0044】夏季の駐車時において自動車の運転を停止
し、日射により座席10の人が座る側の面13の温度が
上昇し始めると、環状の熱サイフォン20に封入された
冷媒も座席10の人が座る側の面13に配設された部分
で加熱される。冷媒の物性で規定される気化温度に上昇
すると、液状態から気体が混入した気液2相流になり、
圧力が上昇するとともに比重が小さくなり、日射のない
座席10の下部の部分に向かって循環する。日射のない
日射のない座席10の下部は温度が人が座る側の面13
より低いため、ここで冷媒は放熱し、液状態に戻り、循
環が継続される。とくにペルチェモジュール16の廃熱
を放熱する廃熱熱交換部21から放熱される。
【0045】このようにして、日射により温度が上昇し
ても冷媒の気化温度に一定に保たれ、座席温度が上昇す
ることを抑制し、再運転時に座席10に快適に座れる。
さらに、車両の運転中では、ペルチェモジュール16を
冷却するように設定することで、環状の熱サイフォン2
0が冷却され、封入された冷媒は温度が低下する。冷媒
の気化温度が低い種類を選定することで、冷却に適した
温度域、例えば20〜30℃で気化するため、前述のよ
うな作動原理で循環する。また、冬季では、ペルチェモ
ジュール16を加熱するように設定することで、環状の
熱サイフォン20が加熱され、封入された冷媒は温度が
上昇する。冷媒の気化温度が促進され、前述のような作
動原理で循環する。
【0046】以上のように、本実施例においては、環状
の熱サイフォン20と、この熱サイフォン20の通路で
座席10の下部に位置する部分を冷却・加温するペルチ
ェモジュール16と、このペルチェモジュール16の廃
熱を放熱する廃熱熱交換部21とを設けたことで、日射
により温度が上昇しても座席温度の上昇が抑制されるた
め、再運転時に座席10に通常のとおり座れる。再運転
により、ペルチェモジュール16が駆動すると、座席温
度が上昇していないため、短時間で座席10表面が冷却
されて快適な車室環境が得られる。
【0047】さらに、熱サイフォン20は環状であるた
め、複数個の熱サイフォン20を複数個ペルチェモジュ
ール16で冷却することを必要とせず、1個のペルチェ
モジュール16で1ケ所を冷却すればよく、しかも冷却
と加熱の両機能が発揮でき、構成が簡単になる。、 (実施例3)図3は本発明の実施例3の座席用熱搬送装
置の構成図である。なお実施例1と同一符号のものは同
一構造を有し、説明は省略する。
【0048】実施例1と異なる点は、熱サイフォン20
の通路において、座席10の下部から着座部11の人が
座る側の面13に向かって順方向とした逆止弁22を着
座部11の人が座る側の面13の入り口部分に設け、さ
らに背当部12の人が座る側の面13から座席10の下
部に向かって順方向とした逆止弁22を着座部11の人
が座る側の面13の出口に設けたところである。
【0049】以上のように構成された座席用熱搬送装置
について、以下、その動作、作用を説明する。
【0050】夏季の駐車時において自動車の運転を停止
し、日射により座席10の前面の温度が上昇し始める
と、環状の熱サイフォン20に封入された冷媒も座席1
0の前面に配設された部分で加熱される。冷媒の物性で
規定される気化温度に上昇すると、液状態から気体が混
入した気液2相流になり、圧力が上昇するとともに比重
が小さくなる。ここで、座席10の着座部11の人が座
る側の面13の入り口部分に設けた逆止弁22は逆止方
向に働き、背当部12の人が座る側の面13の出口に設
けた逆止弁22は順方向に作動する。そこで、冷媒は日
射のない反対側の後面に配設された廃熱用熱交換部に向
かって循環する。
【0051】次に座席10の前面に配設された部分では
圧力が低下し、着座部11の人が座る側の面13の入り
口部分に設けた逆止弁22は順方向になり、液体が流入
する。逆に、背当部12の人が座る側の面13の出口に
設けた逆止弁22は、逆止方向に作動し、滞留した冷媒
は再び、日射により加熱される。この間、廃熱用熱交換
部21に流入した冷媒は放熱する。このようにして前述
の作動を繰り返すことで、冷媒の循環が継続される。
【0052】以上のように、本実施例においては、熱サ
イフォン20の通路において、逆止弁22を設けたこと
で、座席10の着座部11と背当部12を環状に連ねる
ため、上下の位置関係が複雑になり、循環が難しくなる
現象が解消され、確実に循環できる。
【0053】(実施例4)図4は本発明の実施例4の座
席用熱搬送装置の構成図である。なお実施例1と同一符
号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0054】実施例1と異なる点は、座席10の下部か
ら座席10の着座部11に入り、着座部11の人が座る
側の面13に配設され、着座部11から背当部12に連
なり、背当部12の人が座る側の面13に配設され、着
座から出て座席10の下部に戻る通路を成し、内部に流
体を充填した流体通路23と、この流体通路23で座席
10の下部に位置する部分を冷却・加温するペルチェモ
ジュール16と、この流体通路23に設けて流体を循環
させる流体ポンプ24と、前記ペルチェモジュール16
の廃熱を放熱する廃熱熱交換部21と、車両の運転中に
充電される充電2次電池18と、車両の運転中は車両の
電源で駆動され、駐車時は前記充電2次電池18で前記
流体ポンプ24が駆動されるように設けたところであ
る。
【0055】以上のように構成された座席用熱搬送装置
について、以下、その動作、作用を説明する。
【0056】夏季の駐車時において自動車の運転を停止
し、日射により座席10の前面の温度が上昇し始める
と、充電2次電池18で前記流体ポンプ24が駆動さ
れ、流体が流体通路23を循環して座席10の人が座る
側の面13で集熱し、座席10の下部に戻る。日射のな
い座席10の下部は温度が人が座る側の面13より低い
ため、集熱した熱はペルチェモジュール16を介して廃
熱を放熱する廃熱熱交換部21で放熱され、座席温度の
上昇が抑制される。なお、充電2次電池18の容量は一
般的な駐車時間から余裕をみて決定すればよい。
【0057】以上のように、本実施例においては、車両
の運転中は車両の電源で駆動され、駐車時は前記充電2
次電池18で前記流体ポンプ24が駆動されるように設
けた構成により、日射により温度が上昇しても座席温度
の上昇が抑制されるため、再運転時に座席10に通常の
とおり座れる。再運転により、ペルチェモジュール16
が駆動すると、座席温度が上昇していないため、短時間
で座席表面が冷却されて快適な環境が得られる。
【0058】(実施例5)図5は本発明の実施例5の座
席用熱搬送装置の構成図である。お実施例1と同一符号
のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0059】実施例1と異なる点は、座席10の下部か
ら座席10の着座部11に入り、着座部11の人が座る
側の面13に配設され、着座部11から背当部12に連
なり、背当部12の人が座る側の面13に配設され、着
座から出て座席10の下部に戻る通路を成し、内部に流
体を充填した流体通路23と、座席10の着座部11お
よび背当部12の人が座る側の面13に伝熱できるよう
に収納され、前記流体通路23から冷却・加温されて蓄
冷・蓄熱するとともに、蓄冷・蓄熱した熱で人が座る側
の面13を冷却・加温する蓄冷熱容器25と、前記流体
通路23の座席10の下部に位置する部分を冷却・加温
するペルチェモジュール16と、前記流体通路23に設
けて流体を循環させる流体ポンプ24と、前記ペルチェ
モジュール16の廃熱を放熱する廃熱熱交換部21を設
けたところである。
【0060】以上のように構成された座席用熱搬送装置
について、以下、その動作、作用を説明する。
【0061】夏季に自動車の運転を行うと、ペルチェモ
ジュール16が流体通路23の流体を冷却し、流体ポン
プ24が冷却された流体を循環させる。流体は人が座る
側の面13に循環すると、人が座る側の面13を冷却す
るとともに、蓄冷熱容器25を冷却して蓄冷を行なう。
そして、再び座席10下部に戻り、ペルチェモジュール
16で冷却される。ペルチェモジュール16は廃熱を廃
熱熱交換部21で放熱する。その後、運転を停止して駐
車すると、日射により座席10の前面の温度が上昇し始
めるが、蓄冷熱容器25が蓄冷した熱で人が座る側の面
13を冷却し、座席温度の上昇が抑制される。なお、蓄
冷熱容器25の容量は一般的な駐車時間から余裕をみて
決定すればよい。
【0062】また、冬季においては、自動車の運転を行
うと、ペルチェモジュール16が流体通路23の流体を
加熱し、流体ポンプ24が加熱された流体を循環させ
る。流体は人が座る側の面13まで循環すると、人が座
る側の面13を加熱するとともに、蓄冷熱容器25を加
熱して蓄熱を行なう。そして、再び座席10下部に戻
り、ペルチェモジュール16で加熱される。ペルチェモ
ジュール16は廃熱を廃熱熱交換部21で放熱する。そ
の後、運転を停止して駐車すると、座席10の温度が下
降し始めるが、蓄冷熱容器25が蓄熱した熱で人が座る
側の面13を加熱し、座席温度の下降が抑制される。
【0063】以上のように、本実施例においては、流体
通路23から冷却・加温されて蓄冷・蓄熱するととも
に、蓄冷・蓄熱した熱で人が座る側の面13を冷却・加
温する蓄冷熱容器25を設けたことで、夏季では日射に
より温度が上昇しても座席温度の上昇が抑制されるた
め、再運転時に座席10に通常のとおり座れる。再運転
により、ペルチェモジュール16が駆動すると、座席温
度が上昇していないため、短時間で座席10表面が冷却
されて快適な環境が得られる。
【0064】(実施例6)図6は本発明の実施例6の座
席用熱搬送装置の構成図である。なお実施例1と同一符
号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0065】実施例1と異なる点は、座席10の着座部
11および背当部12の人が座る側の面13に伝熱でき
るように収納され、冷却・加温されて蓄冷・蓄熱すると
ともに、蓄冷・蓄熱した熱で人が座る側の面13を冷却
・加温する蓄冷熱容器25と、この蓄冷熱容器25を冷
却・加温するペルチェモジュール16を設けたところで
ある。
【0066】以上のように構成された座席用熱搬送装置
について、以下、その動作、作用を説明する。
【0067】夏季に自動車の運転を行うと、ペルチェモ
ジュール16が蓄冷熱容器25を冷却して人が座る側の
面13を冷却するとともに、蓄冷も行なう。この場合、
ペルチェモジュール16は廃熱を廃熱熱交換部21で放
熱する。その後、運転を停止して駐車すると、日射によ
り座席10の前面の温度が上昇し始めるが、蓄冷熱容器
25が蓄冷した熱で人が座る側の面13を冷却し、座席
温度の上昇が抑制される。なお、蓄冷熱容器25の容量
は一般的な駐車時間から余裕をみて決定すればよい。
【0068】また、冬季においては、自動車の運転を行
うと、ペルチェモジュール16が蓄冷熱容器25を加熱
し、人が座る側の面13を加熱するとともに、蓄熱を行
なう。その後、運転を停止して駐車すると、座席10の
温度が下降し始めるが、蓄冷熱容器25が蓄熱した熱で
人が座る側の面13を加熱し、座席温度の下降が抑制さ
れる。
【0069】以上のように、本実施例においては、蓄冷
熱容器25を冷却・加温するペルチェモジュール16と
から構成したことにより、夏季では日射により温度が上
昇しても座席温度の上昇が抑制されるため、再運転時に
座席10に通常のとおり座れる。再運転により、ペルチ
ェモジュール16が駆動すると、座席温度が上昇してい
ないため、短時間で座席表面が冷却されて快適な環境が
得られる。
【0070】
【発明の効果】以上のように請求項1〜6記載の発明に
よれば、日射により温度が上昇しても座席温度の上昇が
抑制されるため、再運転時に座席には通常のとおり座る
ことができる。そして再運転により、ペルチェモジュー
ルが駆動すると、座席温度が上昇していないため、短時
間で座席表面が冷却されて快適な車室環境が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における座席用熱搬送装置の
構成図
【図2】本発明の実施例2における座席用熱搬送装置の
構成図
【図3】本発明の実施例3における座席用熱搬送装置の
構成図
【図4】本発明の実施例4における座席用熱搬送装置の
構成図
【図5】本発明の実施例5における座席用熱搬送装置の
構成図
【図6】本発明の実施例6における座席用熱搬送装置の
構成図
【図7】従来の座席用熱搬送装置の構成図
【図8】同装置の他の構成を示した部分断面図
【符号の説明】
10 自動車の座席 11 着座部 12 背当部 13 人が座る側の面 14 エア吹出孔 15 エア通路 16 ペルチェモジュール 17 送風機 18 充電2次電池 19 制御部 20 熱サイフォン 21 廃熱熱交換部 22 逆止弁 23 流体通路 24 流体ポンプ 25 蓄冷熱容器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座席の、着座部および背当部に設けたエ
    ア吹出孔と、このエア吹出孔と連通しエアを搬送するエ
    ア通路と、このエア通路に配設し搬送されるエアを冷却
    ・加温するペルチェモジュールと、前記エア通路に配設
    し、エアを供給搬送する送風機と、車両の運転中に充電
    される充電2次電池とを備え、駐車時は前記充電2次電
    池で前記送風機を駆動する座席用熱搬送装置。
  2. 【請求項2】 座席の下部から着座部に捜設し、この着
    座部から背当部に延設し、続いて前記背当部から前記座
    席の下部に戻る通路を形成して、前記通路の内部に加熱
    されると気液2相流に変化する冷媒を封入した環状の熱
    サイフォンとし、この熱サイフォンの前記通路をペルチ
    ェモジュールによって冷却・加温すると共に前記ペルチ
    ェモジュールの廃熱を廃熱熱交換部を介して放熱する座
    席用熱搬送装置。
  3. 【請求項3】 熱サイフォンの通路において、座席の下
    部から着座部に向かって冷媒が流れるようにする逆止弁
    を設けた請求項2記載の座席用熱搬送装置。
  4. 【請求項4】 座席の下部から着座部に捜設し、この着
    座部から背当部に延設し、続いて前記背当部から前記座
    席の下部に戻るように形成した通路と、この内部に充填
    した流体と、この流体を冷却・加温するペルチェモジュ
    ールと、前記流体を循環させる流体ポンプと、前記ペル
    チェモジュールの廃熱を放熱する廃熱熱交換部と、車両
    の運転中に充電される充電2次電池とを備え、駐車時は
    前記充電2次電池で前記流体ポンプを駆動する座席用熱
    搬送装置。
  5. 【請求項5】 座席の着座部および背当部の少なくとも
    一方に流体から冷却・加温されて蓄冷・蓄熱する蓄冷熱
    容器を設けた請求項4記載の座席用熱搬送装置。
  6. 【請求項6】 座席の着座部および背当部の少なくとも
    一方に設けられ、冷却・加温されて蓄冷・蓄熱する蓄冷
    熱容器と、この蓄冷熱容器を冷却・加温するペルチェモ
    ジュールとを備えた座席用熱搬送装置。
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