JP2002125741A - キャリーバッグ及びスーツケースの製造方法 - Google Patents

キャリーバッグ及びスーツケースの製造方法

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JP2002125741A
JP2002125741A JP2000326732A JP2000326732A JP2002125741A JP 2002125741 A JP2002125741 A JP 2002125741A JP 2000326732 A JP2000326732 A JP 2000326732A JP 2000326732 A JP2000326732 A JP 2000326732A JP 2002125741 A JP2002125741 A JP 2002125741A
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JP
Japan
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frame
bag
manufacturing
shape
carry bag
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JP2000326732A
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English (en)
Inventor
Yukihiko Nakano
由紀彦 中野
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SANKO KABAN KK
Original Assignee
SANKO KABAN KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】製作コストを極力押さえ、軽量化を図りながら
十分な構造強度を確保し、有効内容積も広く取れる構造
のキャリーバッグ等の鞄類の製造方法を提供する。 【解決手段】バッグの胴周り部分を構成するフレームB
を、頂面フレーム1、底面フレーム2、左右の側面フレ
ーム3,4の4部分に分割して作り、両側面フレームの
周縁部に設けた周縁リブ5に嵌込溝6を形成させ、この
嵌込溝6に、頂面1及び底面フレーム2の夫々の両側端
を挿嵌して、フレームを組立てることを特徴とする。そ
して、側面フレームの外側面に、側面外装材を縫合手段
により取付ける際に、周縁リブ5の部分で縫合すること
によって、フレームの組上形態を固定させる作業も同時
に行う。頂面1及び底面フレーム2は、横断面がコ字乃
至はU字形の樋状に形成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッグの胴周り部
分だけを、硬質合成樹脂等の剛性材料で構成し、バッグ
の底側面及び表側面は、織物やプラスチックシート等で
構成することによって、軽量化等の使い勝手の改善を図
ったタイプのキャリーバッグやスーツケース等の鞄類
の、新規な製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に、上記タイプの従来のキャリーバ
ッグの代表的な構造の一例を、横置き状態での模式的斜
視図として示した。このキャリーバッグ100の、扁平
な角筒状をした胴周り部分51は、帯板状の硬質プラス
チック板を曲げ加工する方法で作られている。そして、
図示の様に、胴周り部分51の内周面には、金属や硬質
プラスチック製で、厚手の帯板状補強材52を添着させ
て、その強度不足を補っている。
【0003】そして、胴周り部分51の開放された底側
面には、織物やプラスチックシートを張設して底部分5
3としている。又、胴周り部分51の開放された表側面
には、底部分53と同質の素材で作られた柔軟性のある
蓋部分54を、チャック(図示略)を用いて開閉自在に
張設している。尚、図示は省いたが、胴周り部分51に
は、手提げ用の取っ手、キャスター、牽引用の伸縮式ハ
ンドル等が取付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】主に、海外旅行に使わ
れるキャリーバッグの類いは、必要とする構造強度を備
えながら、極力軽く作ることを求められる。又、外形を
成るべくコンパクトにまとめながら、有効内容積は極力
広く取れる様にすることも望ましい。そして勿論、製作
コストを極力抑えられることも重要である。
【0005】この様な観点からすると、上記の従来のキ
ャリーバッグの胴周り部分51には、改良の余地が多分
に残されている。即ち、比較的薄手の硬質プラスチック
板で作られ、極く単純な角筒状をした胴周り部分51
に、必要強度を付与させる為に、その内周面に、厚手の
帯板状補強材52を添着させている。
【0006】その分、胴周り部分51が重くなってしま
う。その上、帯板状補強材52の取付コストが嵩み、然
も、有効内容積も減ってしまうことになる。そして、大
きな衝撃力が突発的に及ぼされた場合には、補強されて
いない部分が大きく変形して破損したり、バッグの中身
が損傷を被る恐れもあった。
【0007】そこで、本発明の目的は、極力製作コスト
を押さえながら、必要にして十分な構造強度を確保する
と共に、軽量性等の使い勝手も優れ、有効内容積も成る
べく大きく取れる様にしたキャリーバッグ及びスーツケ
ースの製造方法を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
の、本発明によるキャリーバッグ及びスーツケースの製
造方法は、キャリーバッグの胴周り部分となる、硬質材
料製でほぼ扁平筒形のフレームを備えており、その両解
放筒端を、夫々可撓性シート材から成る裏面材、及びバ
ッグの蓋となる蓋面材で塞ぐ様に構成したものに於い
て、前記フレームを、頂面フレーム、底面フレーム、及
び左右の側面フレームの4部分に分割して作り、両側面
フレームの周縁部に突設した周縁リブに、嵌込溝を設
け、頂面及び底面フレームの夫々の両側端を前記嵌込溝
に夫々挿嵌させることにより、前記フレームを組立てる
ことを特徴とする。そして、側面フレームの外側面に、
側面外装材を取付ける工程に於いて、側面外装材の周縁
部を、縫合手段により、周縁リブに結合させることによ
って、フレームの組立状態の固定も同時に行うとよい。
又、頂面フレーム及び底面フレームは、横断面がコ字乃
至はU字形を成す樋状に形成するとよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施例に就い
て、キャリーバッグを製作する場合に例を採って、図1
〜図4を参照しながら説明する。図1は、キャリーバッ
グAの胴周り部分となる、フレームBの分解斜視図、図
2は、組上がっフレームBの斜視図、図3は、縦置状態
のキャリーバッグAを表側から見た斜視図、図4は、同
じく裏側から見た斜視図である。
【0010】先ず、フレームBの構造を、縦置状態で示
した図1及び図2によって説明する。この実施例の硬質
プラスチック製のフレームBは、頂面フレーム1、底面
フレーム2、及び左右一組の側面フレーム3,4の、4
つの部分に分けて作られている。
【0011】頂面フレーム1は、プラスチック板を曲げ
加工して、横断面がほぼコ字形乃至はU字形をした樋状
に形成している。この頂面フレーム1には、図3,図4
に示した様に、手持ち用の上向きの取っ手21と、牽引
用の伸縮式のハンドル22とが組付けられる。
【0012】底面フレーム2は、頂面フレーム1に対し
て、ほぼ対称状の形態を備えている。そして、図4に示
した様に、キャスター23が取付けられる。
【0013】左右一組の側面フレーム3,4には、図1
に示した様に、その周縁に、横断面が縦長のコ字形乃至
はU字形をした周縁リブ5を、外側向きに直角に延設し
ている。横断面形状を、コ字乃至U字形に形成すること
によって、この周縁リブ5には、図1から理解される様
に、頂面及び底面フレーム1及び2の夫々の両側端を挿
嵌させる為の嵌込溝6が、フレームBの内側向きに形成
される。
【0014】そして、フレームBは、頂面フレーム1、
底面フレーム2、及び左右の側面フレーム3,4の、4
つの部分を上述の如く嵌込溝6によって、互いに嵌め合
わせることによって、図2に示した形態に組上がる。組
上がったフレームBには、その表側と裏側とに、夫々方
形をした表側開口部aと、裏側開口部bとが形成され
る。
【0015】次に、完成したキャリーバッグAの外観を
示した、図3,図4に於いて、7は、表側開口部aを開
閉自在に塞ぐ為の蓋面材であり、8は、裏側開口部bを
塞ぐ為の裏面材である。そして、9は、側面フレーム
3,4の外側面に夫々添着させた、側面外装材である。
尚、24は横向きの取っ手である。
【0016】この実施例では、これ等の蓋面材7、裏面
材8、及び側面外装材9は、軽くて柔軟性に富んだ織物
や、プラスチックシート等を縫製して作られている。そ
して、蓋面材7と側面外装材9には、図示の様にポケッ
ト10を取付けている。図中の11は、蓋面材7やポケ
ット10の開閉用のチャックである。尚、裏面材8に
も、ポケット部を設けている。
【0017】この実施例では、蓋面材7、裏面材8,及
び側面外装材9を、図3,図4に示した様にフレームB
に取付けるのに、特殊の工業用ミシンを使って縫合させ
る方法を採っている。図中の符号12は、縫合用の綴じ
糸を示している。
【0018】そして、側面フレーム3,4に、側面外装
材9を取付ける際には、図3,4に示した様に、側面外
装材9の周縁部を、側面フレーム3,4 の周縁リブ5
の外周りに被せる。そして、側面外装材9と、頂面及び
底面フレーム1及び2の側端部を嵌合溝6に夫々挿嵌さ
せた状態の周縁リブ5とを、綴じ糸12によって縫合さ
せる。
【0019】この様にして縫合すれば、側面外装材9
を、側面フレーム3,4の外側面に固定させる作業と、
図2に示した様に、左右の側面フレーム3,4の嵌合溝
6に、頂面及び底面フレーム1及び2の側端部を嵌め合
わせた、フレームBの組上がり形態を確実に固定させる
作業とを、同時に行うことが出来る。
【0020】蓋面材7及び裏面材8も、側面外装材9と
同様に、ミシン縫いによって、図3,図4に示した様
に、フレームBに組付ける。
【0021】尚、フレームBの組上形態を固定させるに
は、上記の縫合による他に、接着や熱溶着手段、或い
は、鋲止等によってもよい。
【0022】
【発明の効果】以上の説明によって明らかな様に、本発
明によるキャリーバッグやスーツケース等の鞄類の製造
方法によれば、例えば、図5に示した構造のフレーム
(胴周り部分)を用いた従来方法に比べて、以下に列挙
した如き実用上の優れた効果が得られる。 (a)側面フレームに設けた周縁リブによって、フレー
ム全体が極めて効果的に補強される。 (b)又、頂面フレーム及び底面フレームを、横断面が
コ字乃至U字形をした樋状に形成することによっても、
フレーム全体の構造強度を大幅に高められる。 (c)そして、その分、フレームを目立って軽量化出来
る。 (d)フレームを構成する複数の分割部材は、互いに嵌
め合わせるだけで、フレームの形態に簡単・迅速に組立
てられる。 (e)側面外装材を、フレームに縫い付ける際に、周縁
リブの部分も一緒に綴じることによって、フレームの組
立形態の固定作業も同時に行える。 (f)その分、鞄類の組立作業の能率を顕著に高められ
る。 (g)側面フレームの外側の、周縁リブに囲まれた凹み
状のデッドスペースも、ポケット付きの側面外装材を取
付けることによって、有効活用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、フレームの分
解斜視図である。
【図2】同上、フレームを組立てた状態の斜視図であ
る。
【図3】同上、キャリーバッグを表側から見た斜視図で
ある。
【図4】同上、キャリーバッグを裏側から見た斜視図で
ある。
【図5】従来例を示すもので、蓋を開いた状態での、横
置きしたキャリーバッグの模式的斜視図である。
【符号の説明】
A キャリーバッグ B フレーム 1 頂面フレーム 2 底面フレーム 3,4 側面フレーム 5 周縁リブ 6 嵌込溝 7 蓋面材 8 裏面材 9 側面外装材 10 ポケット 11 チャック 12 綴じ糸 21,24 取っ手 22 ハンドル 23 キャスター a 表側開口部 b 裏側開口部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリーバッグ等の鞄類の胴周り部分と
    なる、硬質材料製でほぼ扁平筒形のフレームを備えてお
    り、その両解放筒端を、夫々可撓性シート材から成る裏
    面材、及びバッグ等の蓋となる蓋面材で塞ぐ様に構成し
    たものに於いて、 前記フレームを、頂面フレーム、底面フレーム、及び左
    右の側面フレームの4部分に分割して作り、 両側面フレームの周縁部に突設した周縁リブに、嵌込溝
    を設け、頂面及び底面フレームの夫々の両側端を前記嵌
    込溝に夫々挿嵌させることにより、前記フレームを組立
    てることを特徴とするキャリーバッグ及びスーツケース
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 側面フレームの外側面に、側面外装材を
    取付ける工程に於いて、 側面外装材の周縁部を、縫合手段により、周縁リブに結
    合させることにより、前記フレームの組立状態の固定を
    同時に行うことを特徴とする請求項2記載のキャリーバ
    ッグ及びスーツケースの製造方法。
  3. 【請求項3】 頂面フレーム及び底面フレームを、横断
    面がコ字乃至はU字形を成す樋状に形成することを特徴
    とする請求項1又は2記載のキャリーバッグ及びスーツ
    ケースの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101339087B1 (ko) 2012-05-25 2013-12-09 주식회사 성진아이앤씨 가방

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101339087B1 (ko) 2012-05-25 2013-12-09 주식회사 성진아이앤씨 가방

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Effective date: 20050517

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