JP2002125450A - 植生マットおよびその製造法 - Google Patents

植生マットおよびその製造法

Info

Publication number
JP2002125450A
JP2002125450A JP2000322147A JP2000322147A JP2002125450A JP 2002125450 A JP2002125450 A JP 2002125450A JP 2000322147 A JP2000322147 A JP 2000322147A JP 2000322147 A JP2000322147 A JP 2000322147A JP 2002125450 A JP2002125450 A JP 2002125450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vegetation mat
vegetation
plant
fibrous
layers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000322147A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Furusawa
浩一 古澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dokoo Kk
Dokoo KK
Original Assignee
Dokoo Kk
Dokoo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dokoo Kk, Dokoo KK filed Critical Dokoo Kk
Priority to JP2000322147A priority Critical patent/JP2002125450A/ja
Publication of JP2002125450A publication Critical patent/JP2002125450A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】予め間隙を多くとり、根が張るにつれて充分な
耐力を有し、設計通りの緑化植生が図れ、吸収性を良好
にする活性炭等を予め混入しておくことが出来、取り扱
い性が向上するようにする植生マットの製造方法を提供
する 【手段】植生マット1において、該植生マット1を複数
層のフェルト2から成るようにし、その内部に該フェル
ト2中に栄養剤10と共に、改良剤4や活性炭5や肥料
7や所定の土壌菌8を散在させる。そして、各層の間に
補強シート3を介装させて植生マット1の緑化の成長を
5ケ月以内であるようにする。 【効果】充分な耐力があり、植生の成長が設計通りに図
られ、取り扱い性がよく、コストダウンを図ることが出
来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は、基礎上に緑化を植生
するに際し、その植物栽培がし易くするようにした技術
分野に属する。
【0002】
【従来の技術】家屋の屋根構造等の面材の構造にあって
はセダム等の植生マットを敷設する構造態様が多くな
り、省資源的な発明をなしたドイツから全世界に広まっ
ており、我が国に於ても近時緑化基準が改正され、全国
的にかかる傾向は広がっていくものと思われ、流行の兆
しが見られるが、我が国に於ける勾配屋根の薄層緑化等
はコンクリート等による押えとは機構的に異なり、様々
な問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】それらのシステムの形
式としては、排水マット型や底面灌水型等があるが,例
えば、ベンケイソウ科キリンソウ属のセダム等を勾配屋
根の表層部に防水シートを介して植生させるようにして
いるが、該植生マットの基になる土層の表層に敷設する
土壌や砂利が、台風等の際の豪雨や干天等の激しい日照
等により飛散して、著しいダメージを受けることから、
耐久性に乏しい欠点があり、これに対処するに頻繁なメ
ンテナンスを必要とする難点があり、結果的にコスト高
になるという不利点もあった。
【0004】又、植生の基礎となる植生マットの土壌等
の降雨による非定時的な流出等によっても、定期的に損
傷を受け、常時維持する程の薄層緑化が図れないという
デメリットがあった。
【0005】これに対処するに、玉砂利と土を固めて金
網状のものを敷設する植生システムも開発されてはいる
が、充分とは言えない不具合があった。且つ、従来の植
生マットは施工が困難であるという難点あった。
【発明の目的】
【0006】この出願の発明の目的は上述従来技術に基
づく薄層緑化の植生を確実に図ると共に、土壌の流出
や、水の蒸散が少なくて済み、施工が容易で耐久性が良
く、設計通りの薄層緑化が面材に対して確実に維持出来
るようにするに、屋上や屋根やテラス等の基体の建築産
業に於ける緑化技術利用分野に益する優れた植生マット
及びその製造方法を提供せんとするものである。
【発明が解決する手段】
【0007】上述目的に沿い先術特許請求の範囲を要旨
とするこの出願の発明の構成は、前述課題を解決するた
めに、繊維質から作られたシート状の植生マット本体に
植物の種子、或いは、茎,根と葉を散在させて植付かせ
て緑化栽培する植生マットであって、上記植生マット本
体が繊維質の物質から成り、該植生マット本体の厚さが
2〜300mmからなるようにすることを第1の基幹と
し、而して、上記繊維質の植生マット本体が1層か又は
2層以上の複層構造を有するようにし、又、上記繊維質
の植生マット本体が異なる2種以上繊維素材を含むよう
にし、更に、上記繊維質の植生マット本体が1層か又は
2層以上の複数層からなり、いづれかの層の剛性が他の
層より弱いようにもし、上記繊維質の植生マット本体の
いづれかの層に、土地改良材,保水剤,肥料,土壌菌,
及び炭素化合物から成る粒子のいづれかを含有するよう
にもし、又、更に、上記繊維質の植生マット本体か複数
層から成り、最上層の層の剛性がいづれかの他の層の剛
性より弱いようにもし、該植生マット本体の単位面積当
りの重量が0.1〜5Kg/m2 であるようにもし、加
えて上記繊維質か作られたシート状の植生マット本体の
植物の全て或いは、一部の成長が不良の場合は当該植物
の一部を播いて再生を図るようにもし、又、該植生マッ
トに植物の種子,或いは、茎,根と葉を散在させて植付
かせて緑化栽培する植生マットの製造法であって、上記
植生マット本体を繊維質の物質からなるようにし、該植
生マット本体の厚さが2〜300mmから成るように
し、且つ、種子,或いは、茎,根と葉を散在させてか
ら、該植生マット本体の生成を終了するまで6ケ月以内
であるようにすることを第2の基幹とし、而して、上記
植生マットにおいて、茎,根と葉を散在させてから5ケ
月以内で該植生マット本体の生成を終了するようにし、
植物の全部或いは、一部の成長が不良の場合は当該植物
の一部を播いて再生を図るようにした技術的手段を講じ
たものである。
【0008】
【作用】上述構成において、建築構造物の屋根やベラン
ダやテラスの全表面を植生物により緑化を図るに際し、
植生マット本体をその厚さが2〜300mm等であるよ
うにし、それぞれの厚さが所定の厚さで複数層の構造の
繊維素材から成るようにし、最上層の植生マット本体に
は土壌改良材,保水材,肥料,土壌菌,及び、炭素化合
物から成る所定サイズの粒子群を有し、茎,葉と共に均
一状に散在させ、養生畑にて発芽,発根させ植生させ
て、該種子と茎,根,葉と混在状態にし、疎に蜜在させ
5ケ月以内で植生マットとして形成させ、植生マット本
体の全部或いは、、一部の植物が乾燥,栄養不足で成育
不良になった場合には、成育不良部分に植物の一部、例
えば、セダムの場合は茎を播くことで植物を再生させる
ことができるようにし、この場合、植物の一部の撒布
前、或いは/及び後に土壌,砂礫を撒布することが好ま
しく、又、植物の撒布後に保護シートをかぶせることが
好ましい。この保水シートとしてはレーヨン,セルロー
ス等を含有する不撒布が好ましく、特に、生分解性のシ
ートが好ましい。このようにして該屋根等の構造物の全
表面を緑化させるようにしたものである。
【0009】
【発明が実施しようとする形態】次に、この出願の発明
が実施しょうとする形態を実施例の態様として図1の図
面を参照して説明すれば、以下の通りである。
【0010】図1に示す実施例に於てはこの出願の発明
の要旨を成す植生マットであり、該植生マット1は内部
に土壌分の間隙を多くとられており、植物9の植生が張
り易くなると、疎になって充分な耐力がなくなり、マッ
トとして使用不可能となるがために、土壌分の間隙をと
っており、当該実施例にあっては土壌に代えてフェルト
2製であり、その厚さは(図示態様においては右端部に
d−dで示されている)は一般的に2〜300mmであ
り、該繊維質のフェルト2のシート状の植生マット本体
であり、その製造に際し、予めピートモス,パーライ
ト,バーミキュライト,珪藻土組成物,バーク,パーラ
イト,ゼオライト,ロックウール,スポンジ,ヤシ殻,
クリプトモス,日高砂等の軽石類等の土壌改良剤4や古
紙成分,植物質天然有機物(ピートモス,鋸維,籾殻,
バガス,間伐材),水苔粉末,ヤシ髄粉末,パルプ繊
維,種子リンター,層状粘土鉱物,多孔質鉱物,沸石類
(ゼオライト),モンモリロナイト系の粘土系鉱物,多
孔質鉱物(シリカ,アルミナ,ウィスカー等の結晶性化
合物,珪藻土のような堆積物),5mm以下,ポリエチ
レンオキサイド,ポリウレタン,酢酸ビニル,アクリル
樹脂やこれらの共重合体,特開平10−191777,
128108,94729号記載のポリマー等の保水剤
5及び活性炭6が植生9の成長に必要な所定のコーヒー
滓,樹脂コーティング肥料,水難溶性肥料,粉状の有機
肥料(万里(商品名))等の肥料7及び菌根菌類,窒素
固定細菌,VA菌根菌,アゾ菌類,アゾスピルラム菌
(Dr.キンコン等(商品名)),フランキア菌,マメ
科根粒菌,ブリオ種等の土壌菌8、及び、所定の植生の
栄養剤10を平均して散在状態に含有し、植物9が土壌
菌の土壌菌8の増殖により根の活性化も促されるように
され、且つ、その製造に際して、複数の層状に形成さ
れ、各層の間にはジュートやヤシ繊維等の補強シート3
が薄く介装されている。
【0011】尚、植物9の成長に伴い、根の部分がフェ
ルト2中に張り易くなると、充分な耐力がなくなり、植
生マットとしての使用が不可能となるために、薄く製造
するような場合は補強材としてシート3を必要となし、
シート3を介装されることによりその耐力が充分であ
り、早期の圧縮が防ぐことが出来るようにされる。
【0012】又、活性炭6や木炭や活炭等を散在させる
ことにより、自動的に土壌の場合はその間隙が増加して
根が張り易くなり、酸素の供給も増加し、根の成育が促
進されることとなる。
【0013】又、活性炭6等の内部では土壌菌8が増殖
されて植物9の活性化を促すが、フェルト2の場合は化
学繊維から構成されているために、どうしても本来的に
水の飛散,蒸散が早いので古紙成分,植物質天然有機物
(ピートモス,鋸維,籾殻,バガス,間伐材),水苔粉
末,ヤシ髄粉末,パルプ繊維,種子リンター,層状粘土
鉱物,多孔質鉱物,沸石類(ゼオライト),モンモリロ
ナイト系の粘土系鉱物,多孔質鉱物(シリカ,アルミ
ナ,ウィスカー等の結晶性化合物,珪藻土のような堆積
物),5mm以下,ポリエチレンオキサイド,ポリウレ
タン,酢酸ビニル,アクリル樹脂やこれらの共重合体,
特開平10−191777,128108,94729
号記載のポリマー等の保水剤5を散在されているように
され、該フェルト2の間隙を保存する上でも土壌改良剤
4と共に効果的である。
【0014】尚、該フェルト2等は初期製造時期におい
て、植物9の成長不可欠な菌が入っていないがために、
植生マット1を使用する場合には製造において菌根菌
類,窒素固定細菌,VA菌根菌,アゾ菌類,アゾスピル
ラム菌(Dr.キンコン等(商品名)),フランキア
菌,マメ科根粒菌,ブリオ種等の土壌菌8を散在させて
おく。
【0015】又、植生9の全て、或いは、一部が成長不
良の場合には当該植生9の一部を播いて再生を図るよう
にする。
【0016】而して、この出願の発明の植生マット1の
好ましい繊維素材は綿,麻,セルロース,ジュートやヤ
シ繊維,毛,絹等の天然繊維,アセテート,レーヨン等
の再生繊維の剛性の強い層が好ましいものである。
【0017】又、土壌改良剤4は植生マット1の全重量
に対し、0.1〜10%程度が好ましく0.5〜5%よ
りはより好ましいものである。
【0018】そして、保水剤5は例えば、生産化合物,
ゼロライト,酢酸ビニル,アクリル樹脂等のポリマーで
あり、その量は0.001〜50mmが好ましく、0.
01〜5mmではより好ましいものであり、又、その含
有量は植生マットの全重量に対し0.1〜10%程度が
好ましく、0.5〜5%の範囲であればより好ましいも
のである。
【0019】そして、肥料5については、植生マット1
の全重量に対し、0.1〜10%が好ましく0.5〜5
%ではより好ましいものである。
【0020】更に、土壌菌8については、例えば、D
r.キンコン(商品名)であり、その添加量は植生マッ
ト1の全重量に対し、0.1〜10%程度が好ましく、
0.5〜5%場合はより好ましいものである。
【0021】又、散在させる炭素化合物からなる粒子に
は活性炭6や黒煙,非黒煙炭素材料の再流の、竹炭が好
ましく、その添加量は植生マット1の全重量に対し0.
1〜10%程度が好ましく0.5〜5%の場合はより好
ましいものであり、又、その粒子サイズは0.01〜1
00μmが好ましく、より好ましくは0.1〜50μm
がよく、又、比表面積は0.1〜300m2 /gが好ま
しく、1〜30m2 /gがより好ましいものである。
【0022】この出願の発明に用いる植生マット1の植
物はセダム類,ハーブ類,蘚苔類が好ましいものであ
り、セダムが特に好ましいものである(セダム類も複数
の品種の組合わせが好ましい)。
【0023】又、この出願の発明の植生マット1は重量
において0.1〜5kg/m2 が好ましく、特に0.1
〜1.0kg/m2 が特に好ましいものである。
【0024】そして、この出願の発明の植生マット1の
おける植生は温室で1〜6ケ月栽培することが好まし
い。
【0025】尚、当該植生マット1の製造において、栄
養剤10からの植生が可能となるには、6ケ月以内が好
ましいものであるが、3ケ月以内が特に好ましく、この
場合好適条件は当該植物により異なる条件で実質的な日
照時間を適宜に調節することが好ましい。
【0026】尚、植生マット1にフェルト2を用いたも
のは建築基準法で要求される場所での使用が可能である
という観点からである。尚、該フェルト2には不燃性,
難燃性材質のものを用いることが好ましい。
【0027】又、フェルト2にて植生マット1を製造す
る初期において、該フェルト2に所定サイズの活性炭,
或いは、茎を根と葉を散在的に混合させて植生マット1
とすることが出来、複数層の強い層にはジュートやヤシ
繊維を含有させることが好ましいものである。
【0028】而して、植生マット1の厚さは2〜300
mmが好ましく、2〜100mmがより好ましく、2〜
60mmがさらに好ましく、2〜30mmが特に好まし
い。
【0029】又、最上層の厚さは1〜300mmが好ま
しく、1〜100mmがより好ましく、2〜60mmが
さらに好ましく、1〜30mmが特に好ましい。
【0030】尚、植生マット1は1層又は2層以上から
なることが好ましく、最上層以外のいづれかの層に含有
する土壌改良剤,保水剤,肥料,土壌菌,および炭素化
合物からなる粒子の体積あたりの量が最上層の量より少
ないことが好ましい。
【0031】前記の土壌改良剤,保水剤,肥料,土壌
菌,および炭素化合物から成る粒子の、これらの層の体
積あたりの含有量は最上層の含有量に対し50%以下が
好ましく、20%以下がさらに好ましく、10%以下が
より好ましい。
【0032】而して、この出願の発明の植生マット1の
好ましい繊維粗材は綿,麻,セルロース,ジュート、
毛,絹等の天然繊維,アセテート,レーヨン等の再生繊
維,ポリエステル,ポリアミド(ナイロン),アクリル
等の合成繊維である。
【0033】綿,麻,セルロース,ジュート,毛,絹等
の天然繊維,アセテート,レーヨン等の再生繊維がより
好ましく、綿,麻,セルロース,ジュート,レーヨン,
アセテートがさらに好ましく、綿,麻,セルロース,ジ
ュートが特に好ましい。剛性の強い層にはジュートを含
有するのが好ましい。
【0034】而して、この出願の発明の植生マット1の
構成は以下の通りであり、この出願の発明の好ましい土
壌改良剤は例えば、ピートモス,パーライト,バーミキ
ュライト,珪藻土組成物,バーク,パーライト,ゼオラ
イト,ロックウール,スポンジ,ヤシ殻,クリプトモ
ス,日高砂等の軽石類等である。その添加物は植生マッ
ト1の重量に対し0.1〜10%好ましく、0.5〜5
%より好ましい。
【0035】そして、この出願の発明の好ましい保水剤
は例えば古紙成分,植物質天然有機物(ピートモス,鋸
維,籾殻,バガス,間伐材),水苔粉末,ヤシ髄粉末,
パルプ繊維,種子リンター,層状粘土鉱物,多孔質鉱
物,沸石類(ゼオライト),モンモリロナイト系の粘土
系鉱物,多孔質鉱物(シリカ,アルミナ,ウィスカー等
の結晶性化合物,珪藻土のような堆積物),5mm以
下,ポリエチレンオキサイド,ポリウレタン,酢酸ビニ
ル,アクリル樹脂やこれらの共重合体,特開平10−1
91777,128108,94729号記載のポリマ
ー等である。その粒子サイズは0.0001〜15mm
が好ましく、0.01〜5mmが好ましい。その添加量
は植生マット1の重量にたいし0.1〜10%好まし
く、0.5〜5%より好ましい。
【0036】又、この出願の発明の好ましい肥料はコー
ヒー滓,樹脂コーティング肥料,水難溶性肥料,粉状の
有機肥料(万里(商品名))であり、その添加量は植生
マット1の重量に対し0.1〜10%が好ましく、0.
5〜5%がより好ましい。
【0037】更に、この出願の発明の好ましい土壌菌は
VA菌根菌(Dr.キンコン(商品名)等である。その
添加量は植生マットの重量にたいし0.1〜10%好ま
しく、0.5〜5%より好ましい。
【0038】加えて、この出願の発明の好ましい炭素化
合物からなる粒子はヤシ殻,活性炭(太閤(商品
名)),又は細粒の炭,黒鉛,非黒鉛炭素材料であり、
その添加量は植生マット1の重量に対し0.1〜10%
好ましく、0.5〜5%がより好ましい。そして、その
粒子サイズは0.01〜100μmが好ましく、0.1
〜50μmが好ましい。又、比表面積は0.1〜300
2 /gが好ましく、1〜30m2 /gがより好まし
い。
【0039】而して、この出願の発明に用いる植物はセ
ダム類,ハーブや蘚苔類が好ましいが、該種セダム類が
特に好ましい。
【0040】尚、この出願の発明の植生マット1の総重
量は0.1〜5Kg/m2 が好ましく、0.1〜3.0
Kg/m2 がより好ましく、0.1〜1.0Kg/m2
が特に好ましい。
【0041】そして、この出願の発明の植生マットは温
室で1〜6ケ月栽培することが好ましい。
【0042】茎,根と葉を散在させてから植生マット1
の生成を終了するまで6ケ月以内であることが好まし
く、4ケ月以内がより好ましく、3ケ月以内が特に好ま
しい。このため植物により異なる条件で実質的な日照時
間を調節することが好ましい
【0043】又、上記複数層のいづれかの層に含有され
る土壌改良剤4や保水剤5や肥料7及び土壌菌8、又、
炭素化合物からなる各粒子の体積当りの量が最上層の量
よりも少なくなるほうが好ましいものであり、これらの
層の体積当りの含有量が最上層の含有量に対し50%以
下が好ましく、10%以下である場合が更に、好ましい
ものである。
【0044】尚、道路端或いは、道路の中央分離帯の緑
化方法として、厚さ10■以上に砂利,砂礫を敷き、そ
の上に本発明の植生マットを敷くことが好ましい。この
場合排水マットを除くことが出来る。
【0045】次に図2に示す実施例に於ては上述図1の
実施例態様同様に、土壌菌8や活性炭6,土壌改良剤
4,保水剤5等を散在状態に含有したフェルト2等の植
生マット1をセルロース紙11で挟装し、ジュート4等
の補強芯3に載置させてセダムシート9´ を上設した
態様であり、実質的に図1の作用効果と変わりはないも
のである。尚、植生マット1の厚さdは3mm以上とす
る。
【0046】
【発明の効果】以上、この出願の発明によれば、構築物
の緑化に供される植生マットにおいて、植生マット本体
がフェルト等の繊維質の物質からなり、この製造初期に
おいて、植物の活性炭或いは、茎、根と葉等を散在させ
ることにより補強シートと共に、充分な剛性をとること
が出来るという優れた効果が奏される。
【0047】上述同様にフェルト内の空間間隙が増加
し、根が張り易くなり、酸素の供給も増加し、根の成育
が良好となる優れた効果が奏される。
【0048】そして、植物の全て、或いは、一部の成長
が不良の場合は当該植物の一部を播いて再生を図るよう
にすることにより隈なく、均一的緑化が図れるという優
れた効果が奏される。
【0049】又、活性炭内の土壌菌等の増殖により根の
活性化の促進させるという効果もある。
【0050】当該繊維質フェルト等で植生マット本体が
構成製造されるために、水の蒸散が早くなるおそれがあ
るが、保水剤を内臓させることにより補うことが出来る
メリットもある。
【0051】そして、粗い間隙を有するフェルトで植生
マット本体を製造すると早期に早い時期に圧縮されやす
くなるが、補強材や土壌改良材を組み込んでおくことに
より耐力が大きくなり、早期の圧縮が防がれるという効
果がある。
【0052】而して、フェルト等の繊維質は肥料を保持
していないがために、その製造過程で化学肥料や有機肥
料を添加しておくことにより、成長が促進されるという
効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の1実施例の概略断面図であ
る。
【図2】同他の実施例の概略側面図である。
【符号の説明】
1 植生マット 10 植生 9 栄養剤 4 土壌改良材 5 保水剤 7 肥料 8 土壌菌 9´ セルロース紙
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月23日(2000.10.
23)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】尚、道路端或いは、道路の中央分離帯の緑
化方法として、厚さ10cm以上に砂利,砂礫を敷き、
その上に本発明の植生マットを敷くことが好ましい。こ
の場合排水マットを除くことが出来る。ットもある。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月24日(2000.10.
24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】而して、この出願の発明の植生マット1の
好ましい繊維素材は綿,麻,セルロース,ジュートやヤ
シ繊維,毛,絹等の天然繊維,アセテート,レーヨン等
の再生繊維,カーボン繊維の剛性の強い層が好ましいも
のである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】而して、この出願の発明の植生マット1の
好ましい繊維粗材は綿,麻,セルロース,ジュート、
毛,絹等の天然繊維,カーボン繊維,アセテート,レー
ヨン等の再生繊維,ポリエステル,ポリアミド(ナイロ
ン),アクリル等の合成繊維である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】綿,麻,セルロース,ジュート,毛,絹等
の天然繊維,カーボン繊維等の合成繊維,アセテート,
レーヨン等の再生繊維がより好ましく、綿,麻,セルロ
ース,ジュート,レーヨン,アセテートがさらに好まし
く、綿,麻,セルロース,ジュートが特に好ましい。剛
性の強い層にはジュートを含有するのが好ましい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】加えて、この出願の発明の好ましい炭素化
合物からなる粒子はヤシ殻,活性炭(太閤(商品
名)),又は細粒の炭,黒鉛,非黒鉛炭素材料,カーボ
ン繊維であり、その添加量は植生マット1の重量に対し
0.1〜10%好ましく、0.5〜5%がより好まし
い。そして、その粒子サイズは0.01〜100μmが
好ましく、0.1〜50μmが好ましい。又、比表面積
は0.1〜300m2 /gが好ましく、1〜30m2
gがより好ましい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】
【発明の効果】以上、この出願の発明によれば、構築物
の緑化に供される植生マットにおいて、植生マット本体
がフェルト等の繊維質の物質からなり、この製造初期に
おいて、植物の活性炭或いは、カーボン繊維,茎,根と
葉等を散在させることにより補強シートと共に、充分な
剛性をとることが出来るという優れた効果が奏される。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維質から作られたシート状の植生マット
    本体にに植物の種子,或いは、茎,根と葉を散在させて
    植付かせて緑化栽培する植生マットにおいて、上記植生
    マット本体が繊維質の物質から成り、該植生マット本体
    の厚さが2〜300mmからなることを特徴とする植生
    マット。
  2. 【請求項2】上記繊維質の植生マット本体が1層からな
    ることを特徴とする請求項1記載の植生マット。
  3. 【請求項3】上記植生マット本体がセルロース紙である
    ことを特徴とする請求項1記載の植生マット。
  4. 【請求項4】上記繊維質の植生マット本体が2層以上の
    複層構造を有する請求項1記載の植生マット。
  5. 【請求項5】上記繊維質の植生マット本体が異なる2種
    以上繊維素材又は植物を含むことを特徴とする請求項1
    〜4いづれか記載の植生マット。
  6. 【請求項6】上記繊維質の植生マット本体が2層以上の
    複数層からなり、いづれかの層の剛性が他の層より弱い
    ことを特徴とする請求項1〜5いづれか記載の植生マッ
    ト。
  7. 【請求項7】上記繊維質の植生マット本体のいづれかの
    層に、土壌改良材,保水剤,肥料,土壌菌,および炭素
    化合物から成る粒子のいづれかを含有することを特徴と
    する請求項1〜6いづれか記載の植生マット。
  8. 【請求項8】上記繊維質の植生マットが複数層から成
    り、最上層の層の剛性がいづれかの他の層の剛性より弱
    いことを特徴とする請求項1〜7いづれか記載の植生マ
    ット。
  9. 【請求項9】該植生マット本体の単位面積当りの重量が
    0.1〜5Kg/m2であることを特徴とする請求項1
    〜8いづれか記載の植生マット。
  10. 【請求項10】上記植物の全部、或いは、一部の成長が
    不良の部分に対し当該植物の一部を播くことで該植物を
    再生させることを特徴とする請求項1〜9いづれか記載
    の植生マット。
  11. 【請求項11】上記繊維質から作られたシート状の植生
    マット本体に植物の種子,或いは、茎,根と葉を散在さ
    せて植付かせて緑化栽培する植生マットの製造法におい
    て、上記植生マット本体を繊維質の物質からなるように
    し、又、該植物マット本体の厚さが2〜300mmから
    成るようにし、且つ、種子,或いは、茎,根と葉を散在
    させてから該植生マット本体の生成を終了するまで6ケ
    月以内であるようにすることを特徴とする植生マットの
    製造方法。
  12. 【請求項12】上記植生マット本体が請求項1から7い
    づれか記載の植生マット本体であって、茎,根と葉を散
    在させてから6ケ月以内で該植生マット本体の生成を終
    了するようにすることを特徴とする植生マットの製造方
    法。
  13. 【請求項13】上記植生マット本体の植物の全部或いは
    一部の成長が不良の場合、当該植物の一部を播くことに
    より、植物の再生を図るようにすることを特徴とする請
    求項12記載の植生マットの製造方法。
JP2000322147A 2000-10-23 2000-10-23 植生マットおよびその製造法 Pending JP2002125450A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000322147A JP2002125450A (ja) 2000-10-23 2000-10-23 植生マットおよびその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000322147A JP2002125450A (ja) 2000-10-23 2000-10-23 植生マットおよびその製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002125450A true JP2002125450A (ja) 2002-05-08

Family

ID=18800070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000322147A Pending JP2002125450A (ja) 2000-10-23 2000-10-23 植生マットおよびその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002125450A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007274974A (ja) * 2006-04-07 2007-10-25 Asahi Kasei Homes Kk 植生ユニット
JP2015008721A (ja) * 2013-07-02 2015-01-19 東日本旅客鉄道株式会社 植栽基盤

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007274974A (ja) * 2006-04-07 2007-10-25 Asahi Kasei Homes Kk 植生ユニット
JP2015008721A (ja) * 2013-07-02 2015-01-19 東日本旅客鉄道株式会社 植栽基盤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104542220B (zh) 一种边坡修复用植生网毯及边坡修复方法
CN205040304U (zh) 一种骨架加筋可调控植物纤维毯
KR100876007B1 (ko) 무토양잔디
KR100714674B1 (ko) 식물종자를 포함하는 식생줄, 식생로프 및 식생자재
KR100876008B1 (ko) 카펫형 천연 지피식물에 의한 옥상녹화장치
CN204539762U (zh) 一种用于边坡修复的麻椰土工格室植生网毯
CN115735685A (zh) 一种三相共生技术的生态修复方法
CN107082697B (zh) 一种蔬菜育苗用基质及利用其的蔬菜育苗方法
JP2003503076A (ja) 植物生育用基材および植物生育用ブロックの製造方法
KR20070034243A (ko) 무토잔디용 생육포
CN107960173A (zh) 一种植生条及其制备方法和应用
KR100510082B1 (ko) 유기생태형 무토(無土)잔디
CN114128556A (zh) 生长床及其制作方法、边坡修护方法
JP2002125451A (ja) 植生マットを用いた緑化工法
JP2937876B2 (ja) 植物生育用基材及びその施工方法
JP2002125450A (ja) 植生マットおよびその製造法
CN113728753A (zh) 一种千金鹅耳枥种子催芽方法
JP3024872B2 (ja) 植物緑化体
KR101004424B1 (ko) 식생네트와 녹화토혼합물을 이용한 법면 녹화구조
KR100779502B1 (ko) 벼의 부산물을 활용한 잔디재배방법
KR100687584B1 (ko) 식생 환경매트 및 그 제조 방법
KR200386677Y1 (ko) 식생 환경매트
KR200373836Y1 (ko) 유기생태형 무토(無土)잔디
KR20200134697A (ko) 사면보호용 식생매트의 제조방법 및 그러한 방법으로 제조된 사면보호용 식생매트
JP3312687B2 (ja) 人工地盤への植栽物植生方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050830

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051129

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060328