JP2002125270A - 移動端末接続方法 - Google Patents

移動端末接続方法

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JP2002125270A
JP2002125270A JP2000317904A JP2000317904A JP2002125270A JP 2002125270 A JP2002125270 A JP 2002125270A JP 2000317904 A JP2000317904 A JP 2000317904A JP 2000317904 A JP2000317904 A JP 2000317904A JP 2002125270 A JP2002125270 A JP 2002125270A
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Teruhiko Unoki
輝彦 卯木
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる無線通信エリアに移動する度に実行さ
れる認証動作が負担となっている。 【解決手段】 クライアントとして機能する移動端末
と、通信範囲の限定された1つ又は複数の狭域無線通信
エリアと、複数の狭域無線通信エリアを網羅する広域無
線通信エリアとを移動端末が無線回線を介して接続され
所定の通信サービスを実現するネットワークを介して接
続された固有のサーバとを備える移動通信システムにお
いて、移動端末が初回に無線回線を介して広域無線通信
エリアにある無線基地局と移動端末固有の認証に関する
情報を交換し、交換した固有の認証に関する情報を接続
完了後も各々が保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯端末や車載情
報機器などの移動可能なクライアントを通信範囲の限定
された無線通信により最短距離にある、サーバーと接続
しサービスの提供を可能とするシステムにおいて、クラ
イアントとサーバ間の接続を簡略化する接続方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】現在、携帯端末や、車載情報機器などの
移動可能なクライアントを通信範囲の限定された無線通
信により最短距離のサーバと接続し、サービスの提供を
可能とするシステムとして色々なものが実際に運用され
ている。例えば、緊急車両直線の青信号を延長するシス
テム、周辺情報を提供するシステムなどがある。
【0003】このうち、緊急車両が青信号などを延長す
るシステムは、緊急車両がなるべく早く目的地に到着で
きる様に、緊急車両前方の信号機を青色にしておくシス
テムである。このシステムは、無線通信装置、クライア
ント、サーバなどで構成される。
【0004】無線通信装置は、信号機の直前の道路上に
固定的に極小な無線通信エリアを持つ様に設置される。
他方、クライアントは、緊急車両に搭載され、無線通信
エリアにあるときのみ無線通信装置を介してサーバと通
信可能である。サーバは、無線通信装置及び信号機とネ
ットワークで接続され、信号機の切り替えタイミングを
制御することができる。無線通信装置は、1つの信号機
に1つ以上必要である。サーバは、1つの信号機に1つ
でも、複数の交差点に1つでも良い。
【0005】クライアントが無線通信エリアに入ると、
クライアントとサーバ間で相互認証が行なわれ、クライ
アントからの要求に応じてサーバが信号機の切り替えタ
イミングを制御する。ここで、サーバは、緊急車両が通
過するまで緊急車両前方の信号機を青色にしておく。認
証には、暗号鍵の管理が比較的容易な公開鍵による方式
が良く使われ、認証プロトコルとしては一般的によくし
られたSSLなどが使われることが多い。
【0006】このシステムは、クライアントにGPSな
どの位置取得手段が必要なく、サーバ側は信号機周辺の
居所的装置だけで実現できるため、導入初期のコストが
小さく、サービス提供の地域の拡大も容易である。
【0007】他方、周辺情報提供システムは、クライア
ントの位置に応じて、サーバがクライアントを保持する
ユーザに有用な情報を提供するシステムである。提供す
る情報の例として、交通規制や渋滞などの交通情報、空
き駐車場情報、休憩所やレストランなどの施設情報があ
る。
【0008】このシステムも、前記の青信号延長システ
ムとほぼ同様の構成で実現できる。但し、無線通信エリ
アは信号機直前だけに限らない.また、サーバに置ける
情報の管理は、複数のサーバにおける情報の管理は、複
数のサーバを情報の種類に応じて適当な階層構造に分
け、上位のサーバで行なうことも可能である。
【0009】クライアントが、無線通信エリアに入る
と、クライアントとサーバ間で相互認証が行なわれ、ク
ライアントからの要求に応じて、サーバは適当な情報を
提供する。無線通信エリアを広域にせず、極小な無線通
信エリアを特定することで、クライントの現在位置や進
行方向に応じて、きめ細かい情報提供が可能になる。ク
ライアントと対話的に利用することで、駐車場などの施
設の事前予約なども可能である。
【0010】同様な構成で実現できるシステムとして、
他にタクシー配車システムやオンデマンドバスシステム
などもある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のシステ
ム構成の場合には、以下に示すような課題があった。
【0012】1つのクライアントが複数の無線通信エリ
アを通過しながら、1つのサービスを連続して利用する
場合、通信エリアに侵入するたびに認証手続きを最初か
ら行なう必要があった。
【0013】ところが、上記局所的通信を行なう無線通
信装置にあっては、通常、インフラ整備のコストの問題
などから、有線による通信や広域の無線通信に比べ、伝
送速度が非常に遅い。
【0014】このため、クライアントが高速移動するシ
ステムでは、無線通信装置によって転送される認証に必
要な情報をなるべく小さく抑える必要がある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、認証に必要な情報交換を広域の無線通
信により事前に行なっておくようにし、狭域の無線通信
によるデータ転送量を削減する手段を提案する。
【0016】第1の手段としては、1度交換した認証に
関する情報をサーバーとクライアントの各々で保存して
おき、クライアントが同一サーバを利用する場合に、認
証に関する情報交換が省略できる方法を提案する。
【0017】すなわち、クライアントとして機能する移
動端末と、通信範囲の限定された1つ又は複数の狭域無
線通信エリアと、複数の狭域無線通信エリアを網羅する
広域無線通信エリアとを移動端末が無線回線を介して接
続され所定の通信サービスを実現するネットワークを介
して接続された固有のサーバとを備える移動通信システ
ムにおいて、移動端末が初回に無線回線を介して広域無
線通信エリアにある無線基地局と移動端末固有の認証に
関する情報を交換する。
【0018】より具体的には、クライアントとして機能
する移動端末と、通信範囲の限定された1つ又は複数の
狭域無線通信エリアと、1つ又は複数の狭域無線通信エ
リアを網羅する広域無線通信エリアとを移動端末が無線
回線を介して接続され所定の通信サービスを実現するネ
ットワークを介して接続された特定のサーバとを備える
移動通信システムにおける移動端末接続方法において、
以下の特徴を備える。
【0019】広域無線エリアでは、無線通信により、ク
ライアントとサーバが相互に認証を行ない、狭域無線エ
リアにおけるサービス提供時の認証手続きを簡略化する
ために、認証に関する情報を安全な手段で交換してお
く。狭域無線エリアでは、前記広域無線エリアにおいて
交換した認証に関する情報を用いて、(広域無線エリア
における認証よりも少ない手続きで)クライアントとサ
ーバが相互に認証を行なう。
【0020】移動端末は、起動後、無線エリアにあるサ
ーバと最初の無線接続時に移動端末固有の認証に関する
情報を送信する。サーバは、認証に関する情報と、当該
情報に対応付けるための情報とを対応させて保存する。
【0021】第2の手段としては、クライアントが、事
前に予定された移動経路に沿って複数のサーバを利用す
る場合に、クライアントの移動経路上のすべてのサーバ
に、事前に認証に関する情報を転送しておくことで、同
一セキュリティドメインのサーバの再接続における認証
手続きを簡略化する方法を提案する。
【0022】すなわち、クライアントとして機能する移
動端末と、通信範囲の限定された1つ又は複数の狭域無
線通信エリアと、複数の狭域無線通信エリアを網羅する
広域無線通信エリアとを移動端末が無線回線を介して接
続され所定の通信サービスを実現するネットワークを介
して接続された複数のサーバとを備える移動通信システ
ムにおいて、移動端末が初回に無線回線を介して広域無
線通信エリアにある無線基地局と移動端末固有の認証に
関する情報を交換した場合、当該移動端末について事前
に設定のあった移動経路上に位置する他の狭域無線通信
エリアにある無線基地局に対し予め転送する機能を持つ
構成としたものである。
【0023】より具体的には、クライアントとして機能
する移動端末と、通信範囲の限定された1つ又は複数の
狭域無線通信エリアと、複数の狭域無線通信エリアを網
羅する広域無線通信エリアとを移動端末が無線回線を介
して接続され所定の通信サービスを実現するネットワー
クを介して接続された複数のサーバとを備える移動通信
システムにおける移動端末接続方法において、以下の特
徴を備える。
【0024】広域無線エリアでは、無線通信により、ク
ライアントと認証サーバが相互に認証を行なう。また、
狭域無線エリアにおける、サービス提供時の認証手続き
を簡略化するために、認証に関する情報を安全な手段で
交換しておく。また、移動端末が保持する情報(移動予
定情報)を受け取り、移動予定情報に基づき、他の移動
経路上のサーバにネットワークを介して転送する機能を
持つ。狭域無線エリアでは、前記広域無線エリアにおい
て交換した認証に関する情報を用いて、(広域無線エリ
アにおける認証よりも少ない手続きで)クライアントと
サーバが相互に認証を行なう。
【0025】移動端末は、起動後、広域無線エリアにあ
る認証サーバと最初の無線接続時に移動端末固有の認証
に関する情報と、事前に設定のあった移動経路に関する
情報を送信する。認証サーバは、認証に関する情報と、
当該情報に対応付けるための情報とを対応させて保存す
るともに、これら情報を基に、移動経路上のサーバを検
索しネットワークを介し接続された当該サーバに、移動
端末の認証情報を予め転送する。
【0026】移動端末は、狭域無線エリアでは、認証情
報に関する情報を送る、狭域無線エリアにあるサーバは
認証サーバから得た認証情報と確認し認証する。
【0027】本発明では、1度交換した、認証の証明書
をサーバとクライアントが保存しておくことで、証明書
の交換のためのメーセージ交換が省略できる。また、移
動予定のシステムのみを稼動させるため、システム資源
の有効利用となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を用いて説明する。図1に、本発明の第1の移
動通信システムを利用する、実施形態における構成図を
示す。
【0029】図1に示す様に、サーバ1aと、狭域無線
通信装置2a〜2bと、広域無線通信装置4、クライア
ント5を備える。説明を容易にするため、サーバ1aと
クライアント5は、1つだけ図示している。
【0030】ここで、サーバ1aは、ワークステーショ
ンなどの電子計算機に実装されるものであり、複数の狭
域無線通信装置と1つの広域無線通信装置4とネットワ
ークを介して接続される。一般にネットワークは有線で
あるが、無線ネットワークでもかまわない。
【0031】狭域無線通信装置2a〜2bは、各々の固
定された通信エリアを持ち、お互いの無線通信エリアは
交わらない。広域無線通信装置4は、少なくとも当該サ
ーバーの接続している狭域無線通信装置2a〜2bの通
信エリアを含むより広い通信エリアでクライアント5と
通信が可能な装置である。
【0032】クライアント5は、携帯端末などの移動可
能な電子計算機で実現されるものとし、狭域無線通信装
置2a〜2b、及び広域無線通信装置4を介してサーバ
と通信する機能を含んでいる。
【0033】図2に、本発明の第1の移動通信システム
を利用する、実施形態におけるサーバ1aの機能構成を
示す。認証部11と、証明書格納部12と、一時的ID
発行部13とサービス実行部14と通信部15を備え
る。図3に。本発明の第1の移動通信システムを利用す
る、実施形態におけるクライアント5の機能構成を示
す。認証部21と、証明書格納部22と、一時的ID格
納部23とサービス実行部24と広域無線通信部26を
備える。
【0034】ここで、証明書格納部11及び21は、R
AM等の記憶装置で実現される。一時的ID格納部23
も同様である。なお、認証部11及び21、一時的ID
発行部13、サービス実行部14及び24の各機能につ
いては、ソフトウエア処理又は、ハードウエア処理のい
ずれかで実現される。
【0035】次に、本発明の第1の移動通信システムを
利用する、実施形態における接続動作について、時間経
過順に説明する。
【0036】図4に、本発明の第1の移動通信システム
を利用する、実施形態における接続シーケンスを示す。
図4(a)は初期接続シーケンス図である。このシーケン
スでは、クライアントが起動後始めて広域無線装置の通
信エリアに入った場合又は、前回接続した広域無線通信
エリアとは接続関係のない他のネットワークの無線通信
エリアに入った場合に実行される初期接続シーケンスの
例を示したものである。
【0037】始めに、クライアント5がサーバ1aに対
して、認証要求メッセージを送信し(1)、サーバ1aが
認証応答メッセージにより応答する(2)。このやりとり
により、暗号アルゴリズムやデータ圧縮方法の交渉が行
なわれる。
【0038】サーバ1aからの認証応答では、一時的I
D発行部13が発行した、一時的IDが添付される。一
時的IDは、その時点でシステムに存在するクライアン
トを一意に特定するための識別子である。
【0039】次に、サーバ1aは、サーバ1aの公開鍵
を含む証明書をクライアント5に送り(3)、クライアン
ト5は、クライアント5の公開鍵を含む証明書をサーバ
1aに送る(4)。クライアント5は、一時的IDを一時
的ID格納部23に、サーバ1aの証明書を証明書格納
部22に保存しておく。サーバ1aは、クライアント5
の証明書を、発行した一時的IDと対応させ、証明書格
納部22に保存しておく。
【0040】続いて、図4(b)に示す狭域無線通信装置
の通信エリアに進入した時の再接続シーケンスを説明す
る。このシーケンスでは、クライアント5がサーバ1a
に対して、認証要求メッセージを送信し(1)、サーバ1
aが認証応答メッセージにより応答する(2)。クライア
ント5からの認証要求では、初期接続時にサーバ1aに
より付与されクライアント5の一時的ID格納部に保管
されていた一時的IDが添付される.サーバは、送られ
てきた一時的IDにより、証明書格納部22から対応す
るクライアント5の証明書を取り出す。
【0041】次に、クライアント5は、プレマスター鍵
をサーバ1aの公開鍵で暗号化し、クライアントの署名
をつけてサーバに送る(3)。サーバ1aは、メッセージ
をサーバ1aの秘密鍵で復号化することによりプレマス
ター鍵を取りだし、クライアント5の公開鍵によりクラ
イアント5の署名を確認する。クライアント5、サーバ
1aともに、プレマスター鍵により実際の通信に使われ
るマスター鍵を生成する。
【0042】次に、クライアント5とサーバ1aの両方
が、通信の準備ができたことを確認するメッセージを送
信し(4)、サービスに関するデータ交換を開始する
(5)。サービスに関するデータ交換は、マスター鍵によ
り対象暗号方式よる暗号化を行なう。
【0043】上記の手順は、システムが採用する認証方
式により、若干異なる場合があるが、いずれの方式にお
いても、1度交換した証明書をサーバとクライアントが
保存しておくと言う点で、証明書交換のためのメッセー
ジ交換が省略できる。
【0044】以上のように本発明の第1の移動通信シス
テムを利用する、実施形態によれば、クライアントとサ
ーバの間で、広域無線通信で交換した認証に関する情報
をサーバとクライアント各々で保存しておき、クライア
ントが同一サーバを利用する場合に証明書の転送を不要
にしたため、狭域無線通信による接続時には、サーバと
クライアントの間の通信量の削減を実現できる。
【0045】図5に、本発明の第2の移動通信システム
を利用する、実施形態における構成図を示す。
【0046】図5に示す様に、サーバ1a〜1cと、認
証サーバ3と、狭域無線通信装置5〜6と、広域無線通
信装置4、クライアント5を備える。説明を容易にする
ため、サーバは3つだけ、クライアント5は、1つだけ
図示している。
【0047】ここで、サーバ1a〜1cは、ワークステ
ーションなどの電子計算機に実装されるものであり、特
定の狭域無線通信装置と、認証サーバ3と、他のサーバ
とネットワークで接続される。認証サーバ3は、ワーク
ステーションなどの電子計算機に実装されるものであ
り、1つの広域無線通信装置4とネットワークを介して
接続される。ここで、一般にネットワークは有線である
が、無線ネットワークでもかまわない。
【0048】狭域無線通信装置2a〜2cは、各々の固
定された通信エリアを持ち、お互いの無線通信エリアは
交わらない。広域無線通信装置4は、少なくとも当該認
証サーバーの接続している狭域無線通信装置2a〜2c
の通信エリアを含むより広い通信エリアでクライアント
5と通信が可能な装置である。
【0049】クライアント5は、携帯端末などの移動可
能な電子計算機で実現されるものとし、狭域無線通信装
置2a〜2cを介してサーバ1a〜1cと、広域無線通
信装置4を介して認証サーバ3と通信する機能を含んで
いる。
【0050】図6に、本発明の第2の移動通信システム
を利用する、実施形態における認証サーバ3の機能構成
を示す。認証部11と、証明書格納部12と、一時的I
D発行部13と、証明書転送部16と、通信部15と経
路上サーバ検索部17を備える。図7に。本発明の第2
の移動通信システムを利用する、実施形態におけるクラ
イアント5の機能構成を示す。認証部21と、移動経路
入力部27と、一時的ID格納部23と、サービス実行
部24と、広域無線通信部26と、狭域無線通信部25
を備える。
【0051】ここで、証明書格納部12及び22は、R
AM等の記憶装置で実現される。一時的ID格納部23
も同様である。なお、認証部11及び21、一時的ID
発行部13、サービス実行部24の各機能については、
ソフトウエア処理又は、ハードウエア処理のいずれかで
実現される。
【0052】経路上サーバ検索部17は、クライアント
5から送られてきたクライアント5の移動経路情報に基
づき、その経路上に存在する他のサーバを検索する手段
である。
【0053】証明書格納部12は、他のサーバの証明書
を保存しておく手段であり、他のサーバの証明書が事前
に取得され保存されている。
【0054】移動経路入力部27は、クライアント5の
利用者が移動経路を入力する手段である。ここで入力手
段は、一般的なナビゲーションシステムのように、ユー
ザは目的地のみを入力し、クライアント内で推奨経路を
探索し生成するようにしてもよい。
【0055】次に、本発明の第2の移動通信システムを
利用する、実施形態における接続動作について、時間経
過順に説明する。
【0056】図8に、本発明の第2の移動通信システム
を利用する、実施形態における接続シーケンスを示す。
図8(a)はクライアントとサーバ間の接続シーケンス図
である。このシーケンスでは、クライアントが起動後始
めて広域無線装置の通信エリアに入った場合又は、前回
接続した広域無線通信エリアとは接続関係のない他のネ
ットワークの無線通信エリアに入った場合に実行される
初期接続シーケンスの例を示したものである。また、以
下の説明では、クライアントの目的地までの予定移動経
路途中にあるサーバを接続する順に、サーバ1a、サー
バ1b、とする。サーバ1cが管理する無線通信エリア
は、予定移動経路途中にないものとする。
【0057】始めに、クライアント5が認証サーバ3に
対して、認証要求メッセージを送信し(1)、認証サーバ
3が認証応答メッセージにより応答する(2)。このやり
とりにより、暗号アルゴリズムやデータ圧縮方法の交渉
が行なわれる。
【0058】クライアント5からの認証要求には、クラ
イアント5の予定移動経路情報が添付される。予定移動
経路情報は、クライアント5の利用者が移動経路入力部
27により入力したものである。
【0059】認証サーバ3からの認証応答では、一時的
ID発行部13が発行した、一時的IDが添付される。
一時的IDは、その時点でシステムに存在するクライア
ントを一意に特定するための識別子である。
【0060】次に、認証サーバ3は、認証サーバ3の公
開鍵を含む証明書をクライアント5に送り(3)、クライ
アント5はクライアント5の公開鍵を含む証明書を認証
サーバ3に送る(4)。クライアント5は、一時的IDを
一時的ID格納部23に、認証サーバ3の証明書を証明
書格納部12に保存しておく。認証サーバ3は、クライ
アント5の証明書を、発行した一時的IDと対応させ、
証明書格納部12に保存しておく。
【0061】次に、クライアント5は、クライアント5
の署名を認証サーバ3に送り(5)、認証サーバ3は、ク
ライアント5の公開鍵によりクライアント5の署名を確
認する。
【0062】次に、クライアント5と認証サーバ3の両
方が、お互いを認証したことを示すメッセージを送信す
る(6)。認証サーバ3は、クライアント5からの認証要
求に添付された移動経路情報に基づき、経路上サーバ検
索部17により、クライアント5の移動経路上に無線通
信エリアを持つすべてのサーバを検索する。
【0063】上記の例では、サーバ1aとサーバ1bが
出力される。そして、認証サーバ3は、これらすべての
サーバの証明書をクライアント5に送信する(7)。この
ときクライアント5の移動経路上に無線通信エリアを持
つすべてのサーバに対して、当該クライアント5の証明
書及び一時的IDを転送する(8)(9)。
【0064】サーバ1a及びサーバ1bは、受け取った
証明書を一時的IDと対応させ、証明書格納部12に保
存する。
【0065】続いて、図8(b)に示す狭域無線通信装置
の通信エリアに進入した時の再接続シーケンスを説明す
る。このシーケンスでは、クライアント5がサーバ1a
に対して、認証要求メッセージを送信し(1)、サーバ1
aが認証応答メッセージにより応答する(2)。クライア
ント5からの認証要求では、初期接続時にサーバ1aに
より付与されクライアント5の一時的ID格納部に保管
されていた一時的IDが添付される。サーバ1aは、送
られてきた一時的IDにより、証明書格納部23から対
応するクライアント5の証明書を取り出す。
【0066】次に、クライアント5は、プレマスター鍵
をサーバ1aの公開鍵で暗号化し、クライアントの署名
をつけてサーバに送る(3)。認証サーバ3は、メッセー
ジを認証サーバ3の秘密鍵で復号化することによりプレ
マスター鍵を取りだし、クライアント5の公開鍵により
クライアント5の署名を確認する。クライアント5、認
証サーバ3ともに、プレマスター鍵により実際の通信に
使われるマスター鍵を生成する。
【0067】次に、クライアント5と認証サーバ3の両
方が、通信の準備ができたことを確認するメッセージを
送信し(4)、サービスに関するデータ交換を開始する
(5)。サービスに関するデータ交換は、マスター鍵によ
り対象暗号方式よる暗号化を行なう。
【0068】上記の手順は、システムが採用する認証方
式により、若干異なる場合があるが、いずれの方式にお
いても、1度交換した証明書をサーバとクライアントが
保存しておくと言う点で、証明書交換のためのメッセー
ジ交換が省略できる。
【0069】以上のように本発明の第2の移動通信シス
テムを利用する実施形態によれば、認証サーバがクライ
アントの認証に関する情報を事前に予定移動経路上のサ
ーバに転送しておく。
【0070】そのため、クライアントが複数のサーバを
利用する場合にも、次に接続するサーバとクライアント
との間でクライアントの証明書の転送を不要にできる。
また、複数のサーバを順に利用する場合に、次に接続す
るサーバとクライアントの間の通信量を削減することが
できる。しかも、他のサーバへの情報転送がクライアン
トが接続する前に行なわれるので、再接続時の時間延長
も少なくてすむ。また、証明書の転送先となるサーバは
予定移動予定経路上のものだけなので、システム全体の
資源に対する無駄も比較的少なくてすむ。
【0071】
【発明の効果】上述したように、本発明の第1の移動通
信システムを利用する実施形態によれば、クライアント
とサーバの間で、広域無線通信で交換した認証に関する
情報をサーバとクライアント各々で保存しておき、クラ
イアントが同一サーバを利用する場合に証明書の転送を
不要にしたため、狭域無線通信による接続時には、サー
バとクライアントの間の通信量の削減を実現できる。
【0072】また、本発明の第2の移動通信システムを
利用する実施形態によれば、クライアントが複数のサー
バを利用する場合にも、次に接続するサーバとクライア
ントとの間でクライアントの証明書の転送を不要にでき
る。また、複数のサーバを順に利用する場合に、次に接
続するサーバとクライアントの間の通信量を削減するこ
とができる。しかも、他のサーバへの情報転送がクライ
アントが接続する前に行なわれるので、再接続時の時間
延長も少なくてすむ。また、証明書の転送先となるサー
バは予定移動予定経路上のものだけなので、システム全
体の資源に対する無駄も比較的少なくてすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の移動通信システムを利用する、
実施形態における構成図である。
【図2】本発明の第1の移動通信システムを利用する、
実施形態におけるサーバの機能構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の移動通信システムを利用する、
実施形態におけるクライアントの機能構成を示す図であ
る。
【図4】本発明の第1の移動通信システムを利用する、
実施形態における接続シーケンスを示す図である。
【図5】本発明の第2の移動通信システムを利用する、
実施形態における構成図である。
【図6】本発明の第2の移動通信システムを利用する、
実施形態における認証サーバの機能構成を示す図であ
る。
【図7】本発明の第2の移動通信システムを利用する、
実施形態におけるクライアントの機能構成を示す図であ
る。
【図8】本発明の第2の移動通信システムを利用する、
実施形態における接続シーケンスを示す図である。
【符号の説明】
1a、1b、1c サーバ 2a、2b、2c 狭域無線通信装置 4、広域無線通信 5、クライアント 11、認証部 12、証明書格納部 13、一時的ID発行部 14、サービス実行部 15、通信部 16、証明書転送部 17、経路上サーバ検索部 21、認証部 22、証明書格納部 23、一時的ID格納部 24、サービス実行部 25、狭域無線通信部 26、広域無線通信部 27、移動経路入力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/24 7/26 7/30 Fターム(参考) 5K027 AA11 5K033 AA01 AA02 CB01 DA19 5K034 AA02 AA09 DD02 EE03 FF11 FF13 HH01 HH02 LL01 5K067 AA15 AA32 BB02 DD17 EE02 EE10 EE16 EE24 HH11 HH22 HH23

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クライアントとして機能する移動端末が
    無線通信を介して接続される1つ又は複数の無線通信エ
    リアを管理下におく無線基地局と、前記1つ又は複数の
    無線通信エリアを管理下におく無線基地局とネットワー
    クを介して接続されるサーバと、前記1つ又は複数の無
    線通信エリアを管理下におく無線通信基地局の通信エリ
    ア内に前記サーバとネットワークを介して接続される通
    信範囲の限定された1つ又は複数の無線基地局とを備え
    る無線通信システムにおける移動端末接続方法におい
    て、 前記移動端末が起動後、前記1つ又は複数の無線通信エ
    リアを管理下におく無線基地局と初回の無線接続時に、
    前記サーバとの間で固有の認証に関する情報を交換し、 前記サーバと交換した固有の認証に関する情報を接続完
    了後も各々が保持し、前記移動端末が、前記サーバと接
    続されたある無線基地局の無線エリア内に位置する時に
    行なう当該無線基地局との無線接続時に、前記保持され
    た固有の認証に関する情報を比較し認証を行なう、こと
    を特徴とする移動端末接続方法
  2. 【請求項2】 クライアントとして機能する移動端末が
    無線通信を介して接続される1つ又は複数の無線通信エ
    リアを管理下におく無線基地局と、前記1つ又は複数の
    無線通信エリアを管理下におく無線基地局が接続される
    認証サーバと、前記認証サーバとネットワークを介して
    接続される所定の通信サービスを実現する1つ又は複数
    のサーバと、前記1つ又は複数の無線通信エリアを管理
    下におく無線通信基地局の通信エリア内に前記サーバ各
    々に接続された通信範囲の限定された無線基地局とを備
    える無線通信システムにおける移動端末接続方法におい
    て、 前記移動端末が起動後、前記複数の無線通信エリアを持
    つ1つ又は複数の無線通信エリアを管理下におく無線基
    地局と初回の無線接続時に前記認証サーバと固有の認証
    に関する情報を交換し、 交換した固有の認証に関する情報を接続完了後も各々が
    保持し、 ある無線基地局の無線エリア内に位置する時に当該無線
    基地局に接続された当該サーバとの間で前記保持された
    固有の認証に関する情報を比較し認証を行なう、ことを
    特徴とする移動端末接続方法
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