JP2002124957A - 半二重光通信方式におけるid番号取得方法及び光無線通信システム - Google Patents

半二重光通信方式におけるid番号取得方法及び光無線通信システム

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JP2002124957A
JP2002124957A JP2000314112A JP2000314112A JP2002124957A JP 2002124957 A JP2002124957 A JP 2002124957A JP 2000314112 A JP2000314112 A JP 2000314112A JP 2000314112 A JP2000314112 A JP 2000314112A JP 2002124957 A JP2002124957 A JP 2002124957A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の子機のID番号が互いに異なるように
ID番号を取得する。 【解決手段】 親機20と、複数の子機40との間で光
情報信号を半二重光通信方式により送受信する際に、複
数の子機のうちで一つの子機が乱数を用いてID番号を
生成し、且つ、親機からの光回線空き信号を受信した時
に、一つの子機がID番号を付与した光回線使用要求信
号を親機に送信すると共に、親機は一つの子機からの光
回線使用要求信号を受信して、この光回線使用要求信号
中から検出した一つの子機のID番号を付与した光回線
使用許可信号を複数の子機に送信し、更に、複数の子機
が親機からの光回線使用許可信号に付与された一つの子
機のID番号を検出することで、一つの子機以外の他の
子機のID番号が一つの子機のID番号と一致した時に
は、一つの子機のID番号と一致した子機のみが取得済
みのID番号を破棄して乱数を用いてID番号を更新す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親機と複数の子機
との間で光情報信号を半二重光通信方式により送受信す
る際に、親機側で複数の子機のID番号(識別番号)を
管理することなく、複数の子機のID番号が互いに異な
るように子機側で乱数を用いてID番号を取得できる半
二重光通信方式におけるID番号取得方法及び光無線通
信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報信号のディジタル化に伴っ
て、周知のイーサネット(登録商標)環境下となるIE
EE(アメリカ電気電子技術者協会)802.3規格に
準拠したCSMA(Carrier Sense Multiple Access :
搬送波感知多重アクセス)方式を採用して、各種のOA
(Office Automation)端末機器間のデータをイーサネッ
ト環境下で有線及び/又は光無線により相互に(双方向
に)授受できるLAN(Local Area Network)が既に構
築されている。尚、上記したイーサネット(Ethernet)
とは、1980年にアメリカのゼロックス社,DEC
社,インテル社が共同開発したネットワークであり、L
ANに利用され、ネットワークの構造はバス型である。
【0003】このようなLANを構築する際、有線によ
る接続は、機械的に確実な接続が可能なので、外来雑音
によるデータ誤りが少ないなどの点では有利であるもの
の、配線工事が煩雑であり、レイアウト変更ごとに配線
工事が必要であるなどの問題点がある。
【0004】また、最近では、ラップトップ型,ブック
型,パームトップ型などのパソコン(Personal Compute
r)や電子手帳などの携帯型情報処理機器を相互に接続
してデータ伝送を行う要求も高まっている。一方で、こ
れらの携帯型情報処理機器は、元々携帯移動して使用す
ることを目的とした機器であり、有線により接続した状
態のままで携帯移動するようなことは極めて希である。
このため、これらの携帯型情報処理機器を相互に接続し
てデータ伝送を行う場合は、その移動ごとにコネクタの
抜き差しが行われることになり、このような接続作業は
非常に面倒である。また、コネクタの抜き差しを繰り返
すと、当該コネクタの接続部の機械的破損が発生する虞
もある。
【0005】これらのことから、据置型,携帯型に限ら
ず、各種の情報処理機器間でデータの送受信を行う場合
には、伝送路の全部または一部を無線化して、有線によ
る接続を減らしたいという要求がある。
【0006】ここで、当該無線伝送の手法としては、電
波を伝送媒体としたものと、光を伝送媒体としたものと
がある。これら電波、光の何れの伝送媒体を使用しても
高速データ伝送が実現可能であるものの、電波の場合は
法的な規制があるため、法的規制のない光を伝送媒体と
した光無線伝送が有利である。
【0007】このようなことから、本出願人は、特開平
7−250083号公報において、伝送媒体として光を
用い、10Mbps(Mega bit per second )程度の伝
送速度を実現する「構内情報通信システム」を既に提案
している。
【0008】図10は従来の構内情報通信システムを説
明するための全体構成図である。
【0009】図10に示した従来の構内情報通信システ
ム100は、上記した特開平7−250083号公報に
開示されているものであり、ここでは簡略に説明する。
【0010】図10において、複数室(例えばA室,B
室)は隣り合う室から光が入り込まないように不透明な
壁(光遮蔽材)Kなどを用いて周囲を間切りして形成さ
れている。また、各室(A室,B室)には、イーサネッ
ト環境下で電気的な情報信号を伝送するLANケーブル
101が同軸ケーブル,ツイストペア線,光ファイバケ
ーブルなどを用いて配線されている。
【0011】また、LANケーブル101から各室(A
室,B室)ごとに変換コネクタ102(102A,10
2B)により分岐して、各室ごとに親機110(110
A,110B)まで有線で夫々接続されている。
【0012】また、各室(A室,B室)には、親機11
0(110A,110B)と光情報信号を相互に(双方
向に)光無線で交信する複数の子機120(120A,
120B)が設置されている。更に、これら複数の子機
120(120A1〜120A5,120B1〜120
B2)には、パソコン,プリンタなどのOA端末機器1
30(130A1〜130A5,130B1〜130B
2が有線で夫々接続されており、両者120,130間
で電気的な情報信号を相互に授受できるようになってい
る。
【0013】また、親機110と複数の子機120との
間で光情報信号を相互に光無線で交信する際、必要に応
じて中継機140が設置されている。この中継機140
は、親機110からの光情報信号を子機120に光無線
で単に中継したり、あるいは子機120からの光情報信
号を親機110に光無線で単に中継する機能を備えてい
る。この際、必要に応じて中継機140を設置する理由
は、親機110と子機120との間に複数の光伝送路を
形成してシステムの信頼性を高めたり、あるいは光が直
進しても例えばA室内で親機110Aから比較的遠い位
置に設置したために光無線が届かない子機120A3が
ある場合とか、もしくは同室内を不透明な仕切り板Sに
遮られて光無線が届かない子機120A4,120A5
などがある場合などにより中継機140を適宜な場所に
設置すれば良いものである。
【0014】この際、LANケーブル101と接続した
複数の親機110及び複数の子機120と接続した複数
のOA端末機器130には、夫々固有のアドレス(送信
元アドレス,宛先アドレス)として、イーサネット環境
下におけるイーサネット・アドレスが夫々付与されてお
り、更に、同室内の親機110,複数の子機120,複
数のOA端末機器130には室内固有のID番号が夫々
付与されている。また、一つの親機110に従属するイ
ーサネット・アドレス,ID番号は親機110内の図示
しないアドレス・メモリテーブルのもとで管理されてお
り、異なる室間ではイーサネット・アドレスが参照さ
れ、同室内ではID番号が参照されている。従って、と
くに、同一室内の親機110,複数の子機120,複数
のOA端末機器130同士で情報信号を授受する場合に
は、短いアドレスのID番号を参照しているので、アド
レス判断を迅速に行うことができる。
【0015】ここで、上記構成による従来の構内情報通
信システム100では、同室内の親機110と複数の子
機120との間で光情報信号を相互に光無線で交信する
際に複数の子機120同士の衝突現象を生じさせないた
めに、親機110は子機120からの光情報信号のキャ
リアが無い時に子機120からの送信を許可するための
タイミング信号を間欠的に発生し、このタイミング信号
を子機120に向けて送信する一方、子機120は親機
110からのタイミング信号を検出し、且つ、親機11
0への送信を希望した時に乱数を発生し、タイミング信
号を検出した後のタイミング信号の数と乱数とが合致し
た時にのみ子機120から光情報信号を送信するように
構成している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の構内情報通信システム100によると、同室内の親
機110と複数の子機120との間で光情報信号を相互
に光無線で交信する際に、前述したように同室内の親機
110,複数の子機120,複数のOA端末機器130
には室内固有のID番号が夫々付与され、同室内では短
いアドレスのID番号を参照しているので、アドレス判
断を迅速に行うことができるものの、各ID番号は親機
110内の図示しないアドレス・メモリテーブルのもと
で管理されているため、親機110内に各ID番号を記
憶する記憶手段と、各ID番号を管理する管理手段とを
設ける必要があり、親機110の構成及び動作が複雑に
なっている。
【0017】また、一つ子機120が親機110への送
信を希望した時に乱数を発生して、親機110からのタ
イミング信号を検出した後のタイミング信号の数と乱数
とが合致した時にのみ子機120から光情報信号を親機
110に向けて送信しているために、同室内で複数の子
機120同士の衝突現象を防ぐことができるものの、他
の子機120が同時に電源を立ち上げて偶然にも同一の
乱数を発生させた場合には衝突現象が生じる危険性が残
されている。
【0018】そこで、親機側で複数の子機の各ID番号
を記憶及び管理することなく、しかも、複数の子機のう
ちで一つの子機が電源を立ち上げてID番号を取得する
時に、他の子機が同時に電源を立ち上げて偶然にも同一
の乱数を発生させるような現象を生じさせずに、子機同
士の衝突現象を完全に防ぐことができる半二重光通信方
式におけるID番号取得方法及び光無線通信システムが
望まれている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、第1の発明は、光送信手段及び
光受信手段を有する親機と、この親機に従属し、且つ、
光送信手段及び光受信手段をそれぞれ有する複数の子機
とで少なくとも構成され、前記親機と交信を希望する前
記子機との間で光情報信号を半二重光通信方式により送
受信する際に用いる該子機のID番号が各子機同士互い
に異なるように該ID番号を取得するID番号取得方法
であって、前記複数の子機のうちで一つの子機が乱数を
用いてID番号を生成し、且つ、前記親機からの光回線
空き信号を受信した時に、前記一つの子機がID番号を
付与した光回線使用要求信号を前記親機に向けて送信す
ると共に、前記親機は前記一つの子機からの光回線使用
要求信号を受信して、この光回線使用要求信号中から検
出した前記一つの子機のID番号を付与した光回線使用
許可信号を前記複数の子機に向けて送信し、更に、前記
複数の子機が前記親機からの前記光回線使用許可信号に
付与された前記一つの子機のID番号を検出すること
で、前記一つの子機以外の他の子機のID番号が該一つ
の子機のID番号と一致した時には、前記一つの子機の
ID番号と一致した子機のみが取得済みのID番号を破
棄して乱数を用いてID番号を更新することを特徴とす
る半二重光通信方式におけるID番号取得方法である。
【0020】また、第2の発明は、光送信手段及び光受
信手段を有する親機と、この親機に従属し、且つ、光送
信手段及び光受信手段をそれぞれ有する複数の子機とで
少なくとも構成され、前記親機と交信を希望する前記子
機との間で光情報信号を半二重光通信方式により送受信
する際に用いる該子機のID番号が各子機同士互いに異
なるように該ID番号を取得する光無線通信システムで
あって、前記親機は、光回線が空き状態であることを示
す光回線空き信号を生成する光回線空き信号生成部と、
前記複数の子機のうちで一つの子機からの光回線使用要
求信号を検出し、且つ、この光回線使用要求信号に付与
された前記一つの子機のID番号を検出する光回線使用
要求信号検出部と、前記光回線使用要求信号中から検出
した前記一つの子機のID番号を付与して光回線使用許
可信号を生成する光回線使用許可信号生成部と、前記光
回線空き信号,前記光回線使用許可信号,データ信号を
それぞれのタイミングで前記子機に向けて送信する前記
光送信手段と、前記子機からの光回線使用要求信号,デ
ータ信号をそれぞれのタイミングで受信する前記光受信
手段とを備え、前記子機は、前記親機からの前記光回線
空き信号,前記光回線使用許可信号,前記データ信号を
それぞれのタイミングで受信する前記光受信手段と、受
信した前記光回線空き信号を検出する光回線空き信号検
出部と、受信した前記光回線使用許可信号を検出する光
回線使用許可信号検出部と、乱数を用いてID番号を生
成し、且つ、このID番号を保持すると共に、ID番号
生成の必要性を判定する子機ID生成/保持/判定部
と、前記子機ID番号生成/保持/判定部で生成したI
D番号を付与して光回線使用要求信号を生成する光回線
使用要求信号生成部と、前記光回線使用要求信号,デー
タ信号をそれぞれのタイミングで前記親機に向けて送信
する光送信手段とを備えてなり、前記複数の子機のうち
で前記一つの子機が乱数を用いてID番号を生成し、且
つ、前記親機からの光回線空き信号を受信した時に、前
記一つの子機がID番号を付与した光回線使用要求信号
を前記親機に向けて送信すると共に、前記親機は前記一
つの子機からの光回線使用要求信号を受信して、この光
回線使用要求信号中から検出した前記一つの子機のID
番号を付与した光回線使用許可信号を前記複数の子機に
向けて送信し、更に、前記複数の子機が前記親機からの
前記光回線使用許可信号に付与された前記一つの子機の
ID番号を検出することで、前記一つの子機以外の他の
子機のID番号が該一つの子機のID番号と一致した時
には、前記一つの子機のID番号と一致した子機のみが
取得済みのID番号を破棄して乱数を用いてID番号を
更新することを特徴とする光無線通信システムである。
【0021】また、第3の発明は、上記した第2の発明
の光無線通信システムにおいて、前記子機ID生成/保
持/判定部は、前記子機のID番号を初期化するID初
期化部と、ID番号生成の必要性を判定する判定部と、
前記判定部の判定結果に応じて乱数を用いてID番号を
生成するID番号生成部と、前記ID番号生成部で生成
したID番号を保持するID番号保持部と、前記ID番
号保持部からのID番号と前記親機から送られた前記光
回線使用許可信号中から検出したID番号とを入力して
両ID番号の一致性を比較するID番号比較部と、前記
判定部の入力側と前記ID番号比較部の出力側との間に
介装されて前記子機が前記光回線使用要求信号を送信し
た後に前記親機から送られる前記光回線使用許可信号を
待つ間は開かれるスイッチング手段とを備え、前記ID
初期化部からの初期化状態と前記ID番号比較部からの
比較結果とを前記判定部に入力してID番号生成の必要
性を判定することを特徴とする光無線通信システムであ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る半二重光通信
方式におけるID番号取得方法及び光無線通信システム
の一実施例を図1乃至図9を参照して詳細に説明する。
【0023】本発明に係る半二重光通信方式におけるI
D番号取得方法及び光無線通信システムでは、パケット
送信によってデータを光無線により送受信する例えばI
EEE802.3規格に準拠したイーサネット(Ethern
et)などのLAN(Local Area Network)に接続可能な
システムである。また、この実施例では従来例よりも伝
送速度を大巾に速めて100Mbps(Mega bit per s
econd )程度の伝送速度で同室内の親機と複数の子機と
の間で光情報信号を半二重光通信方式により送受信する
際に、親機側で複数の子機のID番号(識別番号)を記
憶及び管理することなく、複数の子機のうちで一つの子
機が乱数を用いてID番号(識別番号)を親機に知らせ
た時に、一つの子機のID番号がこの一つの子機以外の
他の子機のID番号と一致したならば、一致した他の子
機も乱数を用いてID番号を親機に知らせ、以下同様に
全ての子機が異なるID番号を保有する状態に収束させ
ることを特徴とするものである。
【0024】図1は本発明に係る半二重光通信方式にお
けるID番号取得方法及び光無線通信システムを説明す
るための全体構成図、図2は本発明に係る半二重光通信
方式におけるID番号取得方法及び光無線通信システム
におけるパケット形態を説明するための図である。
【0025】図1に示した如く、本発明に係る光無線通
信システム10では、イーサネット環境下で電気的な情
報信号を伝送するLANケーブル11にハブ12を介し
て親機20が有線で接続されており、且つ、この親機2
0は室内の天井13などに懸架されている。
【0026】また、同一室内で親機20のもとには複数
の子機40(例えば3台の子機40A,40B,40
C)が従属して設けられており、親機20と複数の子機
40との間で半二重光通信方式により光情報信号を相互
に送受信できるようになっている。
【0027】尚、上記した半二重光通信方式とは、親機
20と複数の子機40との間で伝送媒体である光を介し
て交信する際に、親機20は子機40からの光情報信号
を受信している時以外はいつでも複数の子機40に向け
て光情報信号を送信でき、且つ、親機20の光回線が空
いている時に一つの子機40から送信でき、両者20,
40間でタイミングをずらして光情報信号を交互に交信
する方式であり、これに対して全二重光通信方式とは、
親機20と子機40との間で光情報信号を双方で同時に
交信可能な方式である。
【0028】上記した親機20は、変調した電気的な情
報信号を発光素子を用いて光情報信号に変換してこの光
情報信号を発光素子から空間に送信する光送信手段と、
空間に送信された光情報信号を受光素子を用いて光電変
換した後に元の電気的な情報信号に復調する光受信手段
とを備えており、且つ、複数の子機40側に向けて広範
囲に親機送信信号20aを送信すると共に、各子機40
から送信された子機送信信号40aを広い角度で受信で
きるような拡散型光無線装置として構成されている。
【0029】一方、上記した複数の子機40も、変調し
た電気的な情報信号を発光素子を用いて光情報信号に変
換してこの光情報信号を発光素子から空間に送信する光
送信手段と、空間に送信された光情報信号を受光素子を
用いて光電変換した後に元の電気的な情報信号に復調す
る光受信手段とを備えており、且つ、親機20に向けて
子機送信信号40aを狭角度で送信すると共に、親機2
0側から送信された親機送信信号20aを狭い角度で受
信できるできるような狭指向角型光無線装置として構成
されている。従って、子機40が狭指向角型光無線装置
であるため、子機40同士の交信は後述するように親機
20を介して行われている。
【0030】また、複数の子機40には、OA端末機器
60(60A〜60C)が有線でそれぞれ接続されてい
る。尚、子機40に接続するOA端末機器はいかなるも
のであっても良く、更に、子機40内にOA端末機器を
内蔵した構造形態であっても良い。
【0031】この実施例では、OA端末機器60として
例えばノート型パソコンを用いており、このノート型パ
ソコン60の側面に設けたPCカードスロット(図示せ
ず)にネットワーク・インターフェース・カード61が
着脱自在に取り付けられ、更に、ネットワーク・インタ
ーフェース・カード61からワイヤ62を介して子機4
0A,40Bに接続したり、あるいは、ノート型パソコ
ン50の側面に設けたPCカードスロット(図示せず)
に子機40Cを直接着脱自在に接続している。
【0032】ここで、親機20と複数の子機40との間
で半二重光通信方式により光情報信号を送受信する時に
はパケット形態を適用しており、このパケット形態とし
て、例えば、図2(a)に示したように親機20から複
数の子機40に向けて光回線の空き状態を後述する2値
バース信号を用いて示す光回線空き信号SPとか、図2
(b)に示したように一つの子機40から親機20に光
回線の使用要求(リンク要求)をするためにリンク要求
ヘッダー,送信元子機IDからなる光回線使用要求信号
REとか、図2(c)に示したように親機20から一つ
の子機40に光回線の使用許可(リンク許可)を与える
ためにリンク許可ヘッダー,宛先子機IDからなる光回
線使用許可信号PMとか、図2(d)に示したように宛
先アドレス,送信元アドレス,データからなる親機側
(LANケーブル側)及び子機側(OA端末機器側)の
データ信号とかがある。
【0033】この際、親機20と複数の子機40との間
で光回線使用の認証の際に用いられる光回線空き信号S
Pや光回線使用要求信号RE、光回線使用許可信号PM
は、イーサネット規格に対応したフレームデータを送受
信するためのデータパケット長よりも、短いパケット長
(時間的に短時間のパケット)となされている。これ
は、短いパケットであれば例えば複数の子機40からの
光回線使用要求信号REが衝突したとしても、イーサネ
ット規定の衝突管理時間内に、その衝突を確認すること
ができるからである。
【0034】また、上記した“パケット(packet)”と
は、パケット交換方式で通信を行う際に単位となるもの
であり、送信するデータの部分と、宛先や送信元などを
示す符号で構成されている。即ち、LANケーブル11
と接続した親機20及び複数の子機40には、夫々固有
のアドレス(送信元アドレス,宛先アドレス)として、
図2(d)に示したようにイーサネット環境下における
イーサネット・アドレスが夫々付与されている。この
際、各子機40が乱数を用いてID番号を夫々異なるよ
うに取得する方法が本発明の要部となるものであり、こ
れについては後で詳述する。
【0035】次に、上記した親機20の構成について、
図3及び図4を用いて説明する。
【0036】図3は本発明に係る半二重光通信方式にお
けるID番号取得方法及び光無線通信システムにおい
て、親機の構成を説明するための図であり、(a)は親
機の全体構成を示し、(b)は親機内の制御部を示した
図、図4は親機内の制御部に設けた光回線空き信号生成
部で生成した光回線空き信号を説明するための波形図で
ある。
【0037】図3(a)に示した如く、親機20内に
は、LANインターフェース(以下、LAN I/Fと
記す)21と、親機20の送受信動作を制御する制御部
22と、子機40から送られたデータ信号Dを一時的に
記憶するバッファメモリ23と、光送信手段を構成する
エンコーダ部(符号化部)24,変調部25,光送信部
26と、光受信手段を構成する光受信部27,復調部2
8,デコーダ部(復号化部)29とが設けられている。
【0038】即ち、親機20内のLAN I/F21
は、LANケーブル11とハブ12を介して直接有線で
接続されている。ここで、LANケーブル11と親機2
0との間ではデータ信号Dを有線で相互に且つ常に授受
できる状態に設定されている。この際、データ信号Dは
親機20に従属した複数の子機40に接続されたOA端
末機器60とも相互に授受できる信号である。
【0039】また、上記した制御部22は、LANケー
ブル11と親機20との間で有線によるデータ信号D
と、親機20と子機40との間で光無線による光情報信
号を光電変換した後の電気的な情報信号とを適宜処理す
ると共に、親機20内の送受信動作を制御している。
【0040】また、制御部22は、図3(b)に示した
如く、光回線空き信号生成部22Aと、光プリアンブル
信号生成部22Bと、光回線使用要求信号検出部22C
と、光回線使用許可信号生成部22Dと、イーサネット
信号検出部22Eなどを内部に備えている。
【0041】ここで、制御部22内の各構成部を説明す
ると、制御部22内の光回線空き信号生成部22Aは、
親機20の光回線が空き状態であることを示す光回線空
き信号SPを生成し、更に、光回線空き信号SPに後述
する光プリアンブル信号Pを付加して複数の子機40に
向けて光送信手段から送信している。上記した光回線空
き信号SPは、図4に示したように、2値バースト信号
が間欠的に生成されており、この光回線空き信号SPの
伝送期間は例えば80ビットを伝送するに要する略一定
期間に設定されている。また、光回線空き信号SPに続
いてこの光回線空き信号SPの中点レベルの値で無信号
状態を示す無信号MSが生成され、この無信号MSの期
間は適宜設定されるが、光回線空き信号SPと無信号M
Sとを加え合わせた期間が一番長い期間でも512ビッ
ト以下に設定されている。
【0042】再び図3(b)に戻り、制御部22内の光
プリアンブル信号生成部22Bは、交信相手の子機40
と位相同期をとるための光プリアンブル信号Pを生成
し、この光プリアンブル信号Pを光回線空き信号SP,
光回線使用許可信号PM,データ信号Dに一緒に付加し
ている。尚、後述するように、子機40も光プリアンブ
ル信号Pを生成している。そして、親機20から子機4
0に向けて送信する時とか、あるいは、子機40から親
機20に向けて送信する時に、光プリアンブル信号Pは
両者20,40間で例えば100Mbpsのイーサネッ
ト信号を安定して位相同期させるためには、少なくとも
30ビット期間程度に相当する光プリアンブル信号Pを
図2に示した各パケットに付加している。
【0043】また、制御部22内の光回線使用要求信号
検出部22Cは、親機20が光回線空き信号SPを送信
した時に、親機20に対して交信を望んでいる子機40
が送信した光回線使用要求信号REを光受信手段で受信
し、この光回線使用要求信号REを検出すると共に、こ
の光回線使用要求信号REに付与されている子機40の
ID番号を検出している。
【0044】また、制御部22内の光回線使用許可信号
生成部22Dは、親機20に対して交信を望んでいる子
機40からの光回線使用要求信号REを受信した時に、
親機20から交信を許可することを示す光回線使用許可
信号PMを生成している。この際、交信希望の子機40
のID番号を付与して光回線使用許可信号PMを生成
し、更に、光回線使用許可PMに光プリアンブル信号P
を付加して交信希望の子機40に向けて光送信手段から
送信している。
【0045】また、制御部22内のイーサネット信号検
出部22Eは、LANケーブル11側又は子機40側か
ら送られた情報信号がイーサネット規格に準拠したデー
タ信号Dであるか否かを判断している。
【0046】図3(a)に戻り、バッファメモリ23
は、子機40から送られたデータ信号Dを一時的に記憶
するものであり、ここでは前述したように各子機40が
狭指向角光無線通信装置に構成されているために子機4
0同士の交信が不可能であるので、送信元の子機40か
らのデータ信号Dを親機20側で一度受信してバッファ
メモリ23に記憶させてから、バッファメモリ23から
読み出したデータ信号Dを送信先の子機40に向けて光
送信手段から送信している。
【0047】次に、親機20内の光送信手段を説明する
と、LANケーブル11側から送られたデータ信号D又
は制御部22で発生した各種の信号などの情報信号は、
制御部22と接続されたエンコーダ部24で適宜処理さ
れた後、変調部25に送られる。この変調部25内で
は、エンコーダ部24で適宜処理された情報信号をNR
ZIでディジタル変調して、光送信部26の発光素子か
ら親機送信信号20aとして光無線で複数の子機40に
向けて送信している。この際、光送信部26の発光素子
は、親機20内の電気的な情報信号を赤外光に変換し
て、この赤外光を全方位に発光している。
【0048】次に、親機20内の光受信手段を説明する
と、複数の子機40から送信される子機送信信号40a
は、光受信部27で受信される。この光受信部27に
は、赤外光を受光して電気的な情報信号に光電変換する
pinフォトダイオードなどの受光素子を用いて全方位
から受光している。また、光受信部27で受信した子機
送信信号40aは復調部28に送られ、復調部28内で
子機送信信号40aが復調されて、その後、デコーダ部
29で元の情報信号に戻されて、制御部22に送られて
いる。そして元の情報信号に戻された後の情報信号は、
LAN I/F21を介してLANケーブル11側に有
線で送信している。
【0049】次に、上記した子機40の構成について、
図5を用いて説明する。
【0050】図5は本発明に係る半二重光通信方式にお
けるID番号取得方法及び光無線通信システムにおい
て、子機の構成を説明するための図であり、(a)は子
機の全体構成を示し、(b)は子機内の制御部を示した
図である。
【0051】図5(a)に示した如く、子機40内に
は、光受信手段を構成する光受信部41,復調部42,
デコーダ部(復号化部)43と、光送信手段を構成する
エンコーダ部(符号化部)44,変調部45,光送信部
46と、子機30の送受信動作を制御する制御部47
と、インターフェース(以下、I/Fと記す)48とが
設けられている。
【0052】まず、子機40内の光受信手段を説明する
と、親機10からの親機送信信号20は光受信部41内
の受光素子で受信された後、受光素子で光電変換された
親機送信信号20は復調部42に送られて、この復調部
42で復調されてデコーダ部(復合化部)43で元の情
報信号に戻されて、制御部47に送られる。そして元の
情報信号に戻された後の情報信号は、I/F48と有線
で接続されたOA端末機器60に送られ、OA端末機器
60で適宜な情報処理が行われる。
【0053】一方、子機40内の光送信手段を説明する
と、OA端末機器60からのデータ信号Dは、I/F4
8,制御部47を介してエンコーダ部44で適宜処理さ
れた後、変調部45に送られる。そして、変調部45で
情報信号をNRZIでディジタル変調して、光送信部4
6内の発光素子から子機送信信号40aを親機20に向
けて光無線で送信している。
【0054】また、制御部47は、図5(b)に示した
如く、光回線空き信号検出部47Aと、光プリアンブル
信号生成部47Bと、光回線使用要求信号生成部47C
と、子機ID番号生成/保持/判定部47Dと、光回線
使用許可信号検出部47Eと、イーサネット信号検出部
47Fなどを内部に備えている。
【0055】ここで、制御部47内の各構成部を説明す
ると、制御部47内の光回線空き信号検出部47Aは、
親機20の光回線が空き状態であることを示す光回線空
き信号SPが親機20から送信された時に、光受信手段
で受信した光回線空き信号SPを検出している。
【0056】また、制御部47内の光プリアンブル信号
生成部47Bは、交信相手の親機20と位相同期をとる
ための光プリアンブル信号Pを生成し、この光プリアン
ブル信号Pを光回線使用要求信号RE,データ信号Dに
一緒に付加している。
【0057】また、制御部47内の光回線使用要求信号
生成部47Cは、親機20からの光回線空き信号SPを
検出して、親機20に対して交信を希望する時に自分自
身のID番号を付与した光回線使用要求信号REを生成
し、更に、光回線使用要求信号REに光プリアンブル信
号Pを付加して親機20に向けて光送信手段から送信し
ている。
【0058】また、制御部47内の子機ID番号生成/
保持/判定部47Dは、本発明の要部となるものであ
る。この子機ID番号生成/保持/判定部47Dは、複
数の子機40のうちで一つの子機40が電源を立ち上げ
た時に乱数を用いて自分自身のID番号を取得する場合
とか、あるいは、乱数を用いて取得した一つの子機40
のID番号とID番号取得済みの子機40のID番号と
が一致していると判断した時に、ID番号取得済みの子
機40が乱数を用いて自分自身のID番号を更新する場
合に適用するために設けられたものであり、各子機40
同士のID番号が互いに異なるようにID番号を生成
し、このID番号を保持すると共に、ID番号生成の必
要性を判定するように構成されたものであり、これにつ
いては後で詳述する。
【0059】また、制御部47内の光回線使用許可信号
検出部47Eは、親機20から送られた光回線使用許可
信号PMを光受信手段で受信した時に、この光回線使用
許可信号PMに付与されているID番号が自分宛てのI
D番号である時に、親機20との交信を許可するもので
あり、この光回線使用許可信号PMを検出後、データ信
号Dを親機20に向けて送信できる。
【0060】また、制御部47内のイーサネット信号検
出部22Eは、親機20側又はOA端末機器60側から
送られた情報信号がイーサネット規格に準拠したデータ
信号Dであるか否かを判断している。
【0061】次に、本発明の要部となる子機40のID
番号を取得するために子機40内の制御部47に設けた
子機ID番号生成/保持/判定部47Dの構成及び動作
について図6乃至図8を用いて詳述する。
【0062】図6は図5に示した子機ID番号生成/保
持/判定部の構成を示した図、図7は本発明に係る半二
重光通信方式におけるID番号取得方法及び光無線通信
システムにおいて、子機のID番号を生成するフロー
図、図8は本発明に係る半二重光通信方式におけるID
番号取得方法及び光無線通信システムにおいて、親機と
複数の子機との間で子機のID番号を取得するタイミン
グを示した図である。
【0063】図6に示した如く、子機40内の制御部4
7に設けた子機ID番号生成/保持/判定部47Dは、
ID初期化部47D1と、判定部(以下、EX−OR部
と記す)47D2と、ID番号生成部(乱数発生部)4
7D3と、ID番号保持部47D4と、ID番号比較部
47D5、スイッチング手段(SW)47D6とで構成
されている。
【0064】ここで、子機ID番号生成/保持/判定部
47Dの各構成部について説明すると、ID初期化部4
7D1は、子機40の電源が立ち上がっていない時には
“0”の値が出力されると共に、子機40の電源を立ち
上がってから所定期間又は子機40の電源を立ち上げて
いる状態で子機40がID初期化を望んだ所定期間に亘
って“1”の値が出力されるようになっており、且つ、
ID初期化部47D1の出力はEX−OR部47D2の
一方の入力端子に入力されている。そして、子機40の
電源を立ち上げた時には、この子機は上記した所定期間
中に自分自身のID番号を取得する必要があるので、E
X−OR部47D2の一方の端子に“1”の値を入力し
ている。
【0065】また、上記したEX−OR部47D2は、
子機40のID番号生成の必要性を判定する判定部であ
り、このEX−OR部47D2の他方の入力端子には、
ID番号比較部47D5からの比較結果がスイッチング
手段(SW)47D6を介して入力されている。このス
イッチング手段(SW)47D6は、子機40が光回線
使用要求信号REを親機20に送信した後に、親機20
から送られる光回線使用許可信号PMを待つ間は開かれ
る(点線側)ことにより、自分のID番号を受信をした
場合には、ID番号生成部47D3を駆動させないため
のものである。尚、スイッチング手段(SW)47D6
は、周知のスイッチ又は論理回路を用いれば良いもので
ある。
【0066】また、EX−OR部47D2の出力端子か
らの判定結果は、ID番号生成部(乱数発生部)47D
3に入力されている。上記したID番号生成部(乱数発
生部)47D3は、EX−OR部47D2でID番号生
成の必要性有りと判定された時に乱数を用いて子機40
のID番号を生成しており、ここで生成したID番号
は、ID番号保持部47D4と、制御部47内に設けた
光回線使用要求信号生成部47Cとに送られている。
【0067】そして、ID番号保持部47D4ではID
番号生成部47D3で生成したID番号を自分自身のI
D番号として保持すると共に、このID番号をID番号
比較部47D5に送っている。
【0068】一方、制御部47内に設けた光回線使用要
求信号生成部47Cでは、前述したように、ID番号生
成部47D3から送られたID番号を付与して光回線使
用要求信号REを生成し、更に、光回線使用要求信号R
Eに光プリアンブル信号生成部47Bからの光プリアン
ブル信号Pを付加して子機40側の光送信手段を介して
親機20に向けて送信している。この後、親機20は光
回線使用要求信号REを送信してきた子機40に向けて
光回線使用許可信号PMを返信するので、親機20に従
属した全ての子機40は親機20からの光回線使用許可
信号PMを子機40側の光受信手段で受信可能となる。
これに伴って、各子機40の光回線使用許可信号検出部
47Eは、光回線使用許可信号PMに付与されている子
機40のID番号を検出し、この検出したID番号をI
D番号比較部47D5に送っている。
【0069】ここで、電源を立ち上げてID初期化をし
た一つの子機40の場合には、ID初期化時にEX−O
R部47D2の一方の端子に“1”の値が入力され、他
方の端子に“0”の値が入力されているので、EX−O
R部47D2の出力端子から“1”の値が出力されてI
D番号生成可能となり、この後、一つの子機40はID
番号生成部47D3で乱数を用いてID番号を取得して
ID番号保持部47D4に保持し、保持したID番号を
ID番号比較部47D5に入力する。そして、この場合
には自分自身のID番号を比較するので、ID番号保持
部47D4に保持したID番号と、親機20から返信さ
れた光回線使用許可信号PM中から検出したID番号と
が同じであるため、ID番号比較部47D5からID番
号が一致している旨の“1”の値をEX−OR部47D
2の他方の入力端子に入力している。この時、EX−O
R部47D2の一方の入力端子にはID初期化してから
所定期間内であるので“1”の値が入力されたままとな
っているので、従って、EX−OR部47D2の両入力
端子には共に“1”の値が入力されているため、EX−
OR部47D2の出力結果は“0”となりID番号生成
不必要の判定がなされ、この後は、一の子機40はID
番号を生成することなく、今回、乱数を用いて取得した
ID番号を使用する。
【0070】一方、今回、乱数を用いてID番号を取得
した一つの子機40以外の他の子機機40は既にID番
号を取得済みであり、取得済みのID番号がID番号保
持部47D4に保持されている。また、親機20から送
信された光回線使用許可信号PMは全ての子機40で受
信可能であり、光回線使用許可信号検出部47Eで検出
した光回線使用許可信号PMに付与されている子機40
のID番号は自分宛てのものでないものの、検出したI
D番号をID番号比較部47D5に送っている。そし
て、ID番号比較部47D5で取得済みのID番号と、
光回線使用許可信号PMから検出したID番号とを比較
して、両者が一致しているならばID番号比較部47D
5から“1”の値が出力され、両者が不一致ならばID
番号比較部47D5から“0”の値が出力される。ここ
で、他の子機機40は電源が立ち上がっていてもID初
期化が一度は済んでいる状態なので、EX−OR部47
D2の他方の端子に“0”の値が入力されている。従っ
て、一つの子機40のID番号と他の子機40のID番
号が一致している時には、EX−OR部47D2の各入
力端子に“1”,“0”の値が入力されるので、EX−
OR部47D2は一致している子機40に対してID番
号生成必要ありと判定され、直ちにID初期化を行って
上記と同様に乱数を用いて新たなID番号の取得をす
る。一方、一つの子機40のID番号と他の子機40の
ID番号が不一致ならば、EX−OR部47D2の各入
力端子に共に“0”の値が入力されるので、他の子機4
0はID番号生成不必要となり、既に取得したID番号
をそのまま使用できる。
【0071】次に、上記した子機ID番号生成/保持部
47における子機のID番号生成フローについて図7に
従って説明する。
【0072】図7に示した如く、まず、ステップ1でI
D番号生成フローをスタートさせた後に、ステップ2で
ID初期化がなされているか否かを問う。ここで、ID
初期化がなされている(YES)場合には、ステップ3
で乱数を用いて新規ID番号を生成し、取得した新規I
D番号を親機20を介して全ての子機40に対して通知
し、ステップ4でID番号生成フローを終了する。
【0073】一方、ステップ2でID初期化の過程では
ない(N0)場合には、ステップ5で他の子機40から
ID番号を通知されたか否かを問う。ここで、他の子機
40からID番号を通知されていない(No)場合に
は、ステップ4に移行してID番号生成フローを終了す
る一方、他の子機40からID番号を通知された(YE
S)場合にはステップ6に移行する。
【0074】次に、ステップ6では、他の子機40から
通知されたID番号が自分のID番号と一致しているか
否かを問う。ここで、ID番号が一致していない(N
O)場合には、ステップ4に移行してID番号生成フロ
ーを終了する一方、ID番号が一致している(YES)
場合には、ステップ7で乱数を用いて新規ID番号を生
成し、取得した新規ID番号を親機20を介して全ての
子機40に対して通知し、ステップ4でID番号生成フ
ローを終了する。
【0075】上記のようにして、複数の子機40のうち
で一つの子機40が乱数を用いてID番号を取得した時
に、一つの子機40のID番号に対して取得済みのID
番号が一致した他の子機40は、これまで保持していた
ID番号を破棄し、乱数を用いてID番号を更新し、以
下、親機20に従属している複数の子機40のID番号
が全て異なる状態に至るまで上記と同様に繰り返すもの
の、ID番号のビット長さが参入可能性のある子機40
の最大値よりも十分大きなビット長さであれば、新規に
生成されたID番号が既に取得済みの子機のID番号と
合致する確率は極めて低くなり、全ての子機40が異な
るID番号を保有する状態に簡単に収束する。
【0076】次に、親機20と複数の子機40との間で
光情報信号を交信する際に、子機40のID番号を取得
するタイミングを図8を用いて説明する。
【0077】図8に示した如く、まず、親機20は、子
機40との位相同期を取るための光プリアンブル信号P
を付加して光回線が空き状態であることを示す光回線空
き信号SPを複数の子機40に向けて間欠的に送信す
る。
【0078】また、親機20に従属する複数の子機40
のうちで、例えば子機40Aは電源を立ち上げる寸前の
状態であり、一方、子機40Bは既に電源を立ち上げて
おり、且つ、自分自身のID番号を既に取得済みの状態
であるとして以下説明する。
【0079】ここで、子機40Aが電源を立ち上げた直
後に子機40Aは所定期間に亘って初期化信号“1”を
出力していると共に、この所定期間中の前半で光回線空
き信号SPが送信されている最中に乱数を用いてID番
号を生成する。そして、親機20から光回線空き信号S
Pが送信された直後で親機20が無信号の時に、子機4
0Aは乱数を用いて生成したID番号を付与した光回線
使用要求信号REを光プリアンブル信号Pと一緒に親機
20に向けて送信する。この時、各子機40A,40B
は狭指向角型光無線装置に構成されているために、子機
40Aからの光回線使用要求信号REは子機40Bで受
信できない。
【0080】この後、子機40Aからの光回線使用要求
信号REを受信した親機20は、光回線使用要求信号R
E中から子機40AのID番号を検出し、この子機40
AのID番号を付与した光回線使用許可信号PMを光プ
リアンブル信号Pと一緒に子機40A,40Bに向けて
送信するので、子機40AはID番号を取得できたこと
になる。
【0081】この時、親機20は拡散型光無線装置に構
成されているために、子機40Bも親機20からの光回
線使用許可信号PMを受信するので、この子機40Bは
直ちに光回線使用許可信号PMに付与されたID番号が
既に取得した自分自身のID番号と一致しているか否か
を先に説明した方法で判断し、一致しない場合には既に
取得したID番号をそのまま保持する一方、一致してい
た場合にはID初期化を行うと共に乱数を用いてID番
号を更新し、この後、親機20から光回線空き信号SP
が送信された直後で親機20が無信号の時に更新したI
D番号を付与した光回線使用要求信号REを光プリアン
ブル信号Pと一緒に親機20に向けて送信し、親機20
から更新されたID番号を付与した光回線使用許可信号
PMが返信されるので、子機40Bは更新したID番号
を取得できたことになる。
【0082】以下、親機20に従属する他の子機40も
同様な方法で取得済みのID番号を保持したり、又はI
D番号を更新し、全ての子機40のID番号が異なるよ
うにしている。
【0083】尚、親機20から光回線使用許可信号PM
が送られた場合には、親機20に光回線使用要求信号R
Eを送信した子機40が光回線使用許可信号PMを受信
した直後に直ちにデータ信号Dを親機20に向けて送信
可能になっており、親機20この子機40からデータ信
号Dが送られことを予想してしばらくの間無信号状態を
保つがこの無信号期間は最大512ビット以下に設定さ
れている。
【0084】次に、複数の子機40がそれぞれ異なるI
D番号を取得している状態で、半二重光通信により親機
20と子機40との間でデータパケット(図9中のフレ
ームデータ)を送信する場合について、図1,図9を併
用して説明する。
【0085】図9は本発明に係る半二重光通信方式にお
けるID番号取得方法及び光無線通信システムにおい
て、親機と子機との間でデータパケットを送信するタイ
ミングを説明するための図である。
【0086】図9に示した如く、OA端末機器60が発
生したフレームデータF1を子機40から親機20に送
信する場合、先ず、図中タイミングT1として、親機2
0は、光回線の空きを示す光回線空き信号SPに光プリ
アンブル信号Pを付加して子機40に向けて送信する。
子機40は、この光回線空き信号SPを検出(受光)
し、且つ自分が光回線を使用したい場合、光回線の使用
を要求する光回線使用要求信号REを生成し、図中タイ
ミングT2に示すように、親機20が無信号状態のと
き、その光回線使用要求信号REに光プリアンブル信号
Pを付加して親機20に向けて送信する。
【0087】この光回線使用要求信号REを受け取った
親機20は、光回線の使用が可能であるとき、その光回
線使用要求信号REを送信してきた子機40に対して、
図中タイミングT3に示すように、光回線の使用を許可
する光回線使用許可信号PMに光プリアンブル信号Pを
付加して送信する。なお、光回線使用許可信号PMは、
その光回線の使用が許可された子機40以外の子機40
に対して、光回線の使用状態を知らせるための信号でも
ある。
【0088】親機20から光回線使用許可信号PMを受
け取った子機40は、OA端末機器60からネットワー
ク・インターフェース・カード61,ワイヤ62を介し
て介して受け取ったフレームデータF1を図中タイミン
グT4に示すように内部の光送信手段に有線で送信し、
さらに、当該光送信手段の発光素子から図中タイミング
T5に示すように光プリアンブル信号Pを付加して親機
20に向けて送信する。
【0089】親機20は、子機40から送られてきたフ
レームデータF1を、図中タイミングT6に示すように
LANケーブル11側に有線で送信する。次のフレーム
データF2の場合の動作もフレームデータF1の場合と
同様である。
【0090】尚、本実施の形態の光無線通信システムに
おいて、例えばOA端末機器60AからOA端末機器6
0B(即ち、子機40Aから子機40B)にフレームデ
ータ(データパケット)を送信するような場合には、先
ず、送信側のOA端末機器60Aから子機40Aを介し
て親機20に対してフレームデータを送信し、親機20
は、当該フレームデータを内蔵したバッファメモリ23
(図3)に一旦保存するようにし、そして、送信側のO
A端末機器60A(子機40A)からのフレームデータ
を全て受信し終わった後、当該バッファメモリ23に保
存したフレームデータを読み出して受信側の子機40B
のOA端末機器60Bへ送信する。
【0091】このように、本実施の形態の光無線通信シ
ステムにおいては、複数の子機40のうち、親機20側
が認証(光回線の使用を許可)した子機40との間での
み、当該親機20と子機40との間の光無線通信が行わ
れ、また、一方から他方への光送信を相手方が無信号状
態のときに行う、半二重通信方式を採用している。すな
わち、本実施の形態では、1対複数の装置間の通信にお
いて半二重光通信方式を採用することで、光拡散通信に
おける反射光の影響を回避し、全二重通信方式のような
光反射による受信信号品質の低下を防止している(通信
品質を向上させている)。
【0092】また、本実施の形態において、親機20に
よる子機40に対する光回線使用の認証(光回線の使用
許可)の際には、先ず子機40側が光回線使用要求信号
REに子機固有のID番号を付与して送出し、一方、親
機20側は、光回線使用要求信号REに付与されている
子機40のID番号を光回線使用許可信号PMを用いて
送り返すようになされ、これにより当該子機IDの返送
を受けた子機40のみが光回線を使用可能となってい
る。
【0093】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係る半二重光通信
方式におけるID番号取得方法及び光無線通信システム
によれば、光発信手段及び光受信手段を有する親機と、
この親機に従属し、且つ、光発信手段及び光受信手段を
それぞれ有する複数の子機とで少なくとも構成され、親
機と交信を希望する子機との間で光情報信号を半二重光
通信方式により送受信する際に用いる子機のID番号が
各子機同士互いに異なるようにID番号を取得する場
合、親機側で複数の子機の各ID番号を記憶及び管理す
る必要がないので、親機はID番号を記憶及び管理する
構成部材が削減され、親機の動作が簡素化できると共に
親機の部品コストを削減できる。また、複数の子機のう
ちで一つの子機が電源を立ち上げてID番号を取得する
時に、他の子機が同時に電源を立ち上げて偶然にも同一
の乱数を発生させるような現象が全く生じないので、子
機同士の衝突現象を完全に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半二重光通信方式におけるID番
号取得方法及び光無線通信システムを説明するための全
体構成図である。
【図2】本発明に係る半二重光通信方式におけるID番
号取得方法及び光無線通信システムにおけるパケット形
態を説明するための図である。
【図3】本発明に係る半二重光通信方式におけるID番
号取得方法及び光無線通信システムにおいて、親機の構
成を説明するための図である。
【図4】親機内の制御部に設けた光回線空き信号生成部
で生成した光回線空き信号を説明するための波形図であ
る。
【図5】本発明に係る半二重光通信方式におけるID番
号取得方法及び光無線通信システムにおいて、子機の構
成を説明するための図である。
【図6】図5に示した子機ID番号生成/保持/判定部
の構成を示した図である。
【図7】本発明に係る半二重光通信方式におけるID番
号取得方法及び光無線通信システムにおいて、子機のI
D番号を生成するフロー図である。
【図8】本発明に係る半二重光通信方式におけるID番
号取得方法及び光無線通信システムにおいて、親機と複
数の子機との間で子機のID番号を取得するタイミング
を示した図である。
【図9】本発明に係る半二重光通信方式におけるID番
号取得方法及び光無線通信システムにおいて、親機と子
機との間でデータパケットを送信するタイミングを説明
するための図である。
【図10】従来の構内情報通信システムを説明するため
の全体構成図である。
【符号の説明】
10…本発明に係る光無線通信システム。20…親機、
22…制御部、22A…光回線空き信号生成部、22C
…光回線使用要求信号検出部、22D…光回線使用許可
信号生成部、26…光送信部、27…光受信部、40…
子機、41…光受信部、46…光送信部、47…制御
部、47A…光回線空き信号検出部、47C…光回線使
用要求信号生成部、47D…子機ID番号生成/保持/
判定部、47D1…ID初期化部、47D2…判定部
(EX−OR部)、47D3…ID番号生成部(乱数発
生部)、47D4…ID番号保持部、47D5…ID番
号比較部、47D6…スイッチング手段(SW)、47
E…光回線使用許可信号検出部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 5/16 H04L 13/00 317 29/08 29/12 (72)発明者 奥秋 克夫 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 成木 秀敏 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 Fターム(参考) 5K002 AA05 DA04 DA10 FA03 5K018 AA04 DA01 5K033 AA03 AA04 AA05 DA02 DA20 5K034 AA07 AA10 AA11 DD02 EE01 HH01 HH02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光送信手段及び光受信手段を有する親機
    と、この親機に従属し、且つ、光送信手段及び光受信手
    段をそれぞれ有する複数の子機とで少なくとも構成さ
    れ、前記親機と交信を希望する前記子機との間で光情報
    信号を半二重光通信方式により送受信する際に用いる該
    子機のID番号が各子機同士互いに異なるように該ID
    番号を取得するID番号取得方法であって、 前記複数の子機のうちで一つの子機が乱数を用いてID
    番号を生成し、且つ、前記親機からの光回線空き信号を
    受信した時に、前記一つの子機がID番号を付与した光
    回線使用要求信号を前記親機に向けて送信すると共に、
    前記親機は前記一つの子機からの光回線使用要求信号を
    受信して、この光回線使用要求信号中から検出した前記
    一つの子機のID番号を付与した光回線使用許可信号を
    前記複数の子機に向けて送信し、更に、前記複数の子機
    が前記親機からの前記光回線使用許可信号に付与された
    前記一つの子機のID番号を検出することで、前記一つ
    の子機以外の他の子機のID番号が該一つの子機のID
    番号と一致した時には、前記一つの子機のID番号と一
    致した子機のみが取得済みのID番号を破棄して乱数を
    用いてID番号を更新することを特徴とする半二重光通
    信方式におけるID番号取得方法。
  2. 【請求項2】 光送信手段及び光受信手段を有する親機
    と、この親機に従属し、且つ、光送信手段及び光受信手
    段をそれぞれ有する複数の子機とで少なくとも構成さ
    れ、前記親機と交信を希望する前記子機との間で光情報
    信号を半二重光通信方式により送受信する際に用いる該
    子機のID番号が各子機同士互いに異なるように該ID
    番号を取得する光無線通信システムであって、 前記親機は、光回線が空き状態であることを示す光回線
    空き信号を生成する光回線空き信号生成部と、前記複数
    の子機のうちで一つの子機からの光回線使用要求信号を
    検出し、且つ、この光回線使用要求信号に付与された前
    記一つの子機のID番号を検出する光回線使用要求信号
    検出部と、前記光回線使用要求信号中から検出した前記
    一つの子機のID番号を付与して光回線使用許可信号を
    生成する光回線使用許可信号生成部と、前記光回線空き
    信号,前記光回線使用許可信号,データ信号をそれぞれ
    のタイミングで前記子機に向けて送信する前記光送信手
    段と、前記子機からの光回線使用要求信号,データ信号
    をそれぞれのタイミングで受信する前記光受信手段とを
    備え、 前記子機は、前記親機からの前記光回線空き信号,前記
    光回線使用許可信号,前記データ信号をそれぞれのタイ
    ミングで受信する前記光受信手段と、受信した前記光回
    線空き信号を検出する光回線空き信号検出部と、受信し
    た前記光回線使用許可信号を検出する光回線使用許可信
    号検出部と、乱数を用いてID番号を生成し、且つ、こ
    のID番号を保持すると共に、ID番号生成の必要性を
    判定する子機ID生成/保持/判定部と、前記子機ID
    番号生成/保持/判定部で生成したID番号を付与して
    光回線使用要求信号を生成する光回線使用要求信号生成
    部と、前記光回線使用要求信号,データ信号をそれぞれ
    のタイミングで前記親機に向けて送信する光送信手段と
    を備えてなり、 前記複数の子機のうちで前記一つの子機が乱数を用いて
    ID番号を生成し、且つ、前記親機からの光回線空き信
    号を受信した時に、前記一つの子機がID番号を付与し
    た光回線使用要求信号を前記親機に向けて送信すると共
    に、前記親機は前記一つの子機からの光回線使用要求信
    号を受信して、この光回線使用要求信号中から検出した
    前記一つの子機のID番号を付与した光回線使用許可信
    号を前記複数の子機に向けて送信し、更に、前記複数の
    子機が前記親機からの前記光回線使用許可信号に付与さ
    れた前記一つの子機のID番号を検出することで、前記
    一つの子機以外の他の子機のID番号が該一つの子機の
    ID番号と一致した時には、前記一つの子機のID番号
    と一致した子機のみが取得済みのID番号を破棄して乱
    数を用いてID番号を更新することを特徴とする光無線
    通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の光無線通信システムにお
    いて、 前記子機ID生成/保持/判定部は、前記子機のID番
    号を初期化するID初期化部と、ID番号生成の必要性
    を判定する判定部と、前記判定部の判定結果に応じて乱
    数を用いてID番号を生成するID番号生成部と、前記
    ID番号生成部で生成したID番号を保持するID番号
    保持部と、前記ID番号保持部からのID番号と前記親
    機から送られた前記光回線使用許可信号中から検出した
    ID番号とを入力して両ID番号の一致性を比較するI
    D番号比較部と、前記判定部の入力側と前記ID番号比
    較部の出力側との間に介装されて前記子機が前記光回線
    使用要求信号を送信した後に前記親機から送られる前記
    光回線使用許可信号を待つ間は開かれるスイッチング手
    段とを備え、前記ID初期化部からの初期化状態と前記
    ID番号比較部からの比較結果とを前記判定部に入力し
    てID番号生成の必要性を判定することを特徴とする光
    無線通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2008099484A1 (ja) * 2007-02-15 2010-05-27 パイオニア株式会社 通信端末装置、通信管理装置、通信方法、通信プログラムおよび記録媒体
CN102104425A (zh) * 2009-12-18 2011-06-22 兄弟工业株式会社 红外线id通信装置

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