JP2002123946A - 光記録再生装置、光記録再生方法および相変化光記録媒体 - Google Patents

光記録再生装置、光記録再生方法および相変化光記録媒体

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JP2002123946A
JP2002123946A JP2000312537A JP2000312537A JP2002123946A JP 2002123946 A JP2002123946 A JP 2002123946A JP 2000312537 A JP2000312537 A JP 2000312537A JP 2000312537 A JP2000312537 A JP 2000312537A JP 2002123946 A JP2002123946 A JP 2002123946A
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Michiaki Shinozuka
道明 篠塚
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光記録媒体にレーザ光を照射して情報の書き
込みと読み出しとを行う光記録再生装置において、相変
化光記録媒体の記録層の破壊を防ぎ、かつ消去に要する
時間を短縮する。 【解決手段】 相変化光記録媒体1にあらかじめ記録時
における消去パワーおよび線速に関する情報を記録して
おく。相変化光記録媒体1に記録されている情報の消去
のみ行う場合、相変化光記録媒体1に記録されている消
去パワーおよび線速に関する情報に基づいて、レーザ光
のパワーは記録時における消去パワーとし、記録時の線
速よりも早い線速で消去を行う。相変化光記録媒体1の
記録層4に使用されている記録材料は少なくともSbT
eを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は相変化光記録媒体に
レーザ光を照射して情報の書き込み(記録)と読み出し
(再生)とを行う光記録再生装置、光記録再生方法およ
び相変化光記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】相変化光ディスクに代表される相変化光
記録媒体は、記録層がアモルファス相と結晶相との間で
可逆的な相変化をすることにより情報の記録消去ができ
るため、既に情報が記録されている媒体に新たに記録を
行う際、記録されている全情報を消去することなく、上
書き(オーバーライト)すなわち既記録情報を部分的に
逐次消去して記録を行うことができる。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】しかし、相変化光記
録媒体に対し消去のみを行う場合、記録時の消去パワー
のレーザ光で同一の場所を繰り返し消去すると、相変化
光記録媒体の記録層が破壊される可能性がある。記録層
は一度破壊されると元に戻らないので、記録再生消去が
不可能になってしまう可能性がある。また、消去のみ行
う場合でも、記録時と同じだけ時間がかかるという問題
もあった。本発明は、このような従来技術の問題点に鑑
み創案されたものであり、その目的は、相変化光記録媒
体の記録層の破壊を防ぎ、かつ消去に要する時間を短縮
することができる光記録再生装置、光記録再生方法およ
び相変化光記録媒体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、光記録媒体にレーザ光を照
射して情報の書き込みと読み出しとを行う光記録再生装
置において、前記光記録媒体に記録されている情報の消
去のみ行う場合、記録時における線速よりも早い線速で
消去を行うように構成したことを特徴とする。また、請
求項2記載の発明は、請求項1記載の光記録再生装置に
おいて、前記光記録媒体にあらかじめ記録時における消
去パワーおよび線速に関する情報を記録しておき、前記
光記録媒体に記録されている情報の消去のみ行う場合、
前記消去パワーおよび線速に関する情報に基づいて、レ
ーザ光のパワーは記録時における消去パワーとし、記録
時の線速よりも早い線速で消去を行うようにしたことを
特徴とする。また、請求項3記載の発明は、相変化光記
録媒体にレーザ光を照射して情報の書き込みと読み出し
とを行う光記録再生方法において、前記光記録媒体にあ
らかじめ記録時における消去パワーおよび線速に関する
情報を記録しておき、前記光記録媒体に記録されている
情報の消去のみ行う場合、前記消去パワーおよび線速に
関する情報に基づいて、レーザ光のパワーは記録時にお
ける消去パワーとし、記録時の線速よりも早い線速で消
去を行うようにしたことを特徴とする。また、請求項4
記載の発明に係る相変化光記録媒体は、記録時における
消去パワーおよび線速に関する情報があらかじめ記録さ
れていることを特徴とする。また、請求項5記載の発明
は、請求項4記載の相変化光記録媒体において、その記
録層に使用されている記録材料が少なくともSbTeを
含むことを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明の光記録再生装置および光記録再生方法
では、光記録媒体に記録されている情報の消去のみを行
う際、記録時における線速よりも早い線速で消去を行う
ので、光記録媒体の記録層へのダメージを小さくして、
記録層の破壊を防ぐとともに、消去に要する時間を短縮
することができる。本発明の相変化光記録媒体には、記
録時における消去パワーおよび線速に関する情報があら
かじめ記録されているので、光記録媒体に記録されてい
る情報の消去のみを行う際、前記消去パワーおよび線速
に関する情報に基づいて、レーザ光のパワーは記録時に
おける消去パワーとし、記録時の線速よりも早い線速で
消去を行うことにより、光記録媒体の記録層へのダメー
ジを小さくして、記録層の破壊を防ぐとともに、消去に
要する時間を短縮することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は、本発明に係る相変化光記録媒体の
層構造を例示する断面図である。同図に示すように、こ
の相変化光記録媒体1は、例えばポリカーボネート製の
透明基板2の上に、下部保護層3(例えばZnS.Si
2、SiNx、などの誘電体材料を用いる)、記録層4
(例えばAgInSbTe 、GeSbTe、などの相
変化材料を用いる)、上部保護層5(例えばZnS.S
iO2、SiNx、 などの誘電体材料をもちいる)、放
熱層6(例えばAl、Al合金、Au、Ag、などの熱
伝導率の高い材料を用いる)、およびUV保護層7(例
えばUV硬化樹脂を材料を用いる)を順次積層して構成
される。この発明は、このような層構成や材料に限定さ
れるものではないが、前記の層構成、材料とした場合
は、記録/再生およびオーバーライト特性がよくなるの
で好適である。なお、このような相変化光記録媒体1は
円盤ディスク状の媒体すなわち相変化光ディスクであっ
てもよいし、カード状、シート状の媒体であってもよ
い。この相変化光記録媒体1は、本発明に係る光記録再
生装置を使用することにより、1000回程度繰返し消去し
ても再度記録再生することができる。本発明に係る光記
録再生装置は、記録時の線速よりも早い線速で消去を行
う機能を有している。記録時の線速よりも早い線速で消
去を行うことで、相変化光記録媒体1の記録層4の破壊
を防ぐことができる。繰り返し消去を行っても記録層4
へのダメージも小さいので、相変化光記録媒体1を繰り
返し消去して使用することができる。
【0007】表1に示すように、記録時の線速および消
去パワーで1000回消去を実行してから記録すると、ジッ
タが初期値の7.5%から10%以上に悪化した。これは記
録層4が劣化したことを示しており、記録層4の劣化に
よりデータエラーが発生しやすくなる。これに対し、消
去パワーは記録時のままとし、線速を記録時よりも上げ
て1000回消去してから記録した結果、記録時の線速で行
った場合よりもいずれもジッタは良好であった。これは
記録層4への熱的な影響度が減少したためである。
【表1】 評価条件は、レーザ光源(LD)の発振波長:635nm、
開口数(NA):0.6、最適記録パワー:11mW、消去パ
ワー:6mW、、線速:3.5m/s、線密度:0.26μm/bit、トラ
ックピッチ:0.74μm、初期ジッタ:7.5%である。ま
た、本発明では、あらかじめ記録時における消去パワー
および線速に関する情報を相変化光記録媒体1に記録し
ておく。そして、本発明の光記録再生装置は、消去のみ
を行う場合、相変化光記録媒体1に記録されている当該
情報に基づいて、レーザ光のパワーは記録時における消
去パワーとし、記録時の線速よりも早い線速で消去を行
う。このようにすることで、1000回消去しても、相変化
光記録媒体1を更に使用することが可能となる。
【0008】また、本発明の相変化光記録媒体1は、そ
の記録層4に使用されている記録材料が少なくともSb
Teを材料として含んでいる。記録層4の相変化材料を
Ag-In-Sb-Te系にすることによって 高密度記録
が可能となる。表2に示すように記録層をAg-In-S
b-Te系にすると記録特性であるジッタ特性が8%とな
る線密度が0.24μm/bitであり、その他の記録材料、た
とえばGe-Sb-Te系でも線密度0.28μm/bitの高密
度記録が可能であった。また、線速を記録線速よりも1
m/s早くして消去1000回行った後でもジッタは8%前後と
良好であった。
【表2】 評価条件は、レーザ光源(LD)の発振波長:635nm、
開口数(NA):0.6、ジッタ最小ライトパワー記録ト
ラックピッチ:0.74μm/bit、消去線速:記録線速+1m/
s、消去パワー:記録線速での最適消去パワー(Ag-I
n-SbTe系の場合は6mW、GeSbTe系の場合は
6.5mW)である。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明は以下のよう
な優れた効果を奏する。請求項1記載の発明の光記録再
生装置によれば、光記録媒体に記録されている情報の消
去のみ行う場合、記録時における線速よりも早い線速で
消去を行うように構成したことにより、光記録媒体の記
録層へのダメージを小さくして、記録層の破壊を防ぐと
ともに、消去に要する時間を短縮することができる。請
求項2記載の発明の光記録再生装置によれば、光記録媒
体にあらかじめ記録されている消去パワーおよび線速に
関する情報に基づいて、レーザ光のパワーは記録時にお
ける消去パワーとし、記録時の線速よりも早い線速で消
去を行うように構成したことにより、光記録媒体の記録
層へのダメージを小さくして、記録層の破壊を防ぐとと
もに、消去に要する時間を短縮することができる。請求
項3記載の発明の光記録再生方法によれば、光記録媒体
にあらかじめ記録されている消去パワーおよび線速に関
する情報に基づいて、レーザ光のパワーは記録時におけ
る消去パワーとし、記録時の線速よりも早い線速で消去
を行うようにしたことにより、光記録媒体の記録層への
ダメージを小さくして、記録層の破壊を防ぐとともに、
消去に要する時間を短縮することができる。請求項4記
載の発明の相変化光記録媒体によれば、光記録媒体に記
録されている情報の消去のみを行う際、光記録媒体にあ
らかじめ記録されている消去パワーおよび線速に関する
情報に基づいて、レーザ光のパワーは記録時における消
去パワーとし、記録時の線速よりも早い線速で消去を行
うことにより、光記録媒体の記録層へのダメージを小さ
くして、記録層の破壊を防ぐとともに、消去に要する時
間を短縮することができる。請求項5記載の発明の相変
化光記録媒体によれば、その記録層に使用されている記
録材料が少なくともSbTeを含むことにより、高密度
記録およびくり返し消去し記録することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る相変化光記録媒体の層構造を例示
する断面図である。
【符号の説明】
1:相変化光記録媒体 2:基板 3:下部保護層 4:記録層 5:上部保護層 6:放熱層 7:UV保護層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相変化光記録媒体にレーザ光を照射して
    情報の書き込みと読み出しとを行う光記録再生装置にお
    いて、 前記光記録媒体に記録されている情報の消去のみ行う場
    合、記録時における線速よりも早い線速で消去を行うよ
    うに構成したことを特徴とする光記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記光記録媒体にあらかじめ記録時にお
    ける消去パワーおよび線速に関する情報を記録してお
    き、 前記光記録媒体に記録されている情報の消去のみ行う場
    合、前記消去パワーおよび線速に関する情報に基づい
    て、レーザ光のパワーは記録時における消去パワーと
    し、記録時の線速よりも早い線速で消去を行うように構
    成したことを特徴とする請求項1記載の光記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】 相変化光記録媒体にレーザ光を照射して
    情報の書き込みと読み出しとを行う光記録再生方法にお
    いて、 前記光記録媒体にあらかじめ記録時における消去パワー
    および線速に関する情報を記録しておき、 前記光記録媒体に記録されている情報の消去のみ行う場
    合、前記消去パワーおよび線速に関する情報に基づい
    て、レーザ光のパワーは記録時における消去パワーと
    し、記録時の線速よりも早い線速で消去を行うようにし
    たことを特徴とする光記録再生方法。
  4. 【請求項4】 記録時における消去パワーおよび線速に
    関する情報があらかじめ記録されていることを特徴とす
    る相変化光記録媒体。
  5. 【請求項5】 その記録層に使用されている記録材料が
    少なくともSbTeを含むことを特徴とする請求項4記
    載の相変化光記録媒体。
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