JP2002123756A - 情報処理装置および方法、並びに記録媒体 - Google Patents

情報処理装置および方法、並びに記録媒体

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JP2002123756A
JP2002123756A JP2000312331A JP2000312331A JP2002123756A JP 2002123756 A JP2002123756 A JP 2002123756A JP 2000312331 A JP2000312331 A JP 2000312331A JP 2000312331 A JP2000312331 A JP 2000312331A JP 2002123756 A JP2002123756 A JP 2002123756A
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久雄 西岡
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康芳 金子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より適正な広告価格を決定できるようにする 【解決手段】 データマイニングサーバ5は、ランダム
にサンプリングしたパーソナルコンピュータ7−1乃至
7−3に対して、広告メールをテスト送信する。データ
マイニングサーバ5は、Webサーバ4から通知されたテ
スト送信の結果から、レスポンス者のプロファイル等を
分析し、本送信における各広告コンテンツ毎のレスポン
ス率を予測する。データマイニングサーバ5は、テスト
送信の結果から算出した実際のレスポンス率、または、
本送信における予測レスポンス率(数)に対応する広告
料金を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び方法、並びに記録媒体に関し、特に、情報処理端末に
対して広告メールを送信した場合の予測レスポンス率
(数)を算出し、予測レスポンス率に応じて広告料金を
決定することにより、より適正な広告料金を決定するこ
とができるようにする情報処理装置および方法、並びに
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、登録した顧客に対して広告メール
を配信するサービスが行われている。
【0003】ところで、広告メール配信サービスを行っ
ている事業者に対して、広告メールの配信を依頼する企
業などが支払う広告料金の決定方法としては、次のよう
なものがある。
【0004】1.広告メールの送信回数、またはバナー
広告が表示されているWeb(World Wide Web)ページを
閲覧したユーザの数を基準に決定する露出量決定方法 2.広告メールに記述されているURL(Uniform Resourc
e Locator)が実際にクリックされ、Webページ(広告ペ
ージ)へアクセスされた回数、または、Webページのバ
ナー広告が実際にクリックされ、アクセスされた回数を
基準に決定するレスポンス量決定方法
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た露出量決定方法では、実際に何人のユーザがURLをク
リックし、Webページにアクセスしたかなどのレスポン
ス数が考慮されないため、広告の効果と費用の関係が明
確でない。
【0006】また、上述したレスポンス量決定方法で
は、実際のレスポンス数による出来高制となり、広告価
格が事前に決まらなかったり、所定のレスポンス数を契
約して価格設定したにもかかわらず、契約したレスポン
ス数が達成できなかったり、達成するのに時間がかかっ
たりすることがあるといった課題があった。
【0007】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、より適正な広告料金を決定することがで
きるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の情報処理
装置は、情報処理端末に対してコンテンツを送信する送
信手段と、送信手段により送信されたコンテンツに対す
る情報処理端末からのレスポンス率を算出する算出手段
と、レスポンス率に対応するコンテンツの対価を記憶す
る記憶手段と、算出手段により算出されたレスポンス率
に対応するコンテンツの対価を記憶手段から取得する取
得手段とを含むことを特徴とする。
【0009】本発明の第1の情報処理装置の情報処理方
法は、情報処理端末に対してコンテンツを送信する送信
ステップと、送信ステップの処理により送信されたコン
テンツに対する情報処理端末からのレスポンス率を算出
する算出ステップと、レスポンス率に対応するコンテン
ツの対価を記憶する記憶ステップと、算出ステップの処
理により算出されたレスポンス率に対応するコンテンツ
の対価を記憶ステップの処理により記憶されたコンテン
ツの対価から取得する取得ステップとを含むことを特徴
とする。
【0010】本発明の記録媒体のプログラムは、情報処
理端末に対してコンテンツを送信する送信ステップと、
送信ステップの処理により送信されたコンテンツに対す
る情報処理端末からのレスポンス率を算出する算出ステ
ップと、レスポンス率に対応するコンテンツの対価を記
憶する記憶ステップと、算出ステップの処理により算出
されたレスポンス率に対応するコンテンツの対価を記憶
ステップの処理により記憶されたコンテンツの対価から
取得する取得ステップとを含むことを特徴とする。
【0011】本発明の第2の情報処理装置は、情報処理
端末に複数のコンテンツを送信した場合における、各コ
ンテンツに関する情報処理端末からのレスポンスの期待
値を算出する算出手段と、算出手段により算出された期
待値に所定の閾値を設定する設定手段と、期待値に対応
するコンテンツの対価を記憶する記憶手段と、設定手段
により設定された所定の閾値に対応するコンテンツの対
価を記憶手段から取得する取得手段とを含むことを特徴
とする。
【0012】レスポンスの期待値は、レスポンス率の期
待値、または情報処理端末からのレスポンス数の期待値
を含むようにすることができる。
【0013】本発明の第2の情報処理装置の情報処理方
法は、情報処理端末に複数のコンテンツを送信した場合
における、各コンテンツに関する情報処理端末からのレ
スポンスの期待値を算出する算出ステップと、算出ステ
ップの処理により算出された期待値に所定の閾値を設定
する設定ステップと、期待値に対応するコンテンツの対
価を記憶する記憶ステップと、設定ステップの処理によ
り設定された所定の閾値に対応するコンテンツの対価を
記憶ステップの処理により記憶されたコンテンツの対価
から取得する取得ステップとを含むことを特徴とする。
【0014】本発明の第2の記録媒体のプログラムは、
情報処理端末に複数のコンテンツを送信した場合におけ
る、各コンテンツに関する情報処理端末からのレスポン
スの期待値を算出する算出ステップと、算出ステップの
処理により算出された期待値に所定の閾値を設定する設
定ステップと、期待値に対応するコンテンツの対価を記
憶する記憶ステップと、設定ステップの処理により設定
された所定の閾値に対応するコンテンツの対価を記憶ス
テップの処理により記憶されたコンテンツの対価から取
得する取得ステップとを含むことを特徴とする。
【0015】本発明の第1の情報処理装置および方法、
並びに記録媒体のプログラムにおいては、情報処理端末
に対してコンテンツが送信され、送信されたコンテンツ
に対する情報処理端末からのレスポンス率が算出され、
レスポンス率に対応するコンテンツの対価が記憶され、
算出されたレスポンス率に対応するコンテンツの対価が
取得される。
【0016】本発明の第2の情報処理装置および方法、
並びに記録媒体のプログラムにおいては、情報処理端末
に複数のコンテンツを送信した場合における、各コンテ
ンツに関する情報処理端末からのレスポンスの期待値が
算出され、算出された期待値に所定の閾値が設定され、
期待値に対応するコンテンツの対価が記憶され、設定さ
れた所定の閾値に対応するコンテンツの対価が取得され
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した広告メ
ール配信システムの構成例を示すブロック図である。メ
ールサーバ1は、広告メールを、登録した顧客のパーソ
ナルコンピュータ7−1乃至7−3,8−1乃至8−3
に対して、インターネットに代表されるネットワーク3
を介して送信する。顧客情報データベース2は、広告メ
ールを配信する顧客に関する情報を記憶する。
【0018】図2は、この顧客情報データベース2の構
成例を表している。図2のデータベースの例では、デモ
グラフィック情報、製品/サービス購入・利用履歴、及
び人柄データなどのプロファイル項目が、顧客IDによ
って識別される顧客毎に登録されている。
【0019】図2のデータベースの例では、デモグラフ
ィック情報が「氏名」、「電話番号」、「住所コー
ド」、「性別」、「年齢」、「家族コード」及び「年収
コード」等とされ、一部コード化された項目から構成さ
れている。なお、このデモグラフィック情報は、基本属
性を示す情報であり、いわゆる名寄せ情報にも使われる
情報である。
【0020】また、製品/サービス購入・利用履歴は、
行動履歴に対応するもので、「製品コード」、「購入日
時」及び「製品コード」等とされ、一部コード化された
項目から構成されている。
【0021】そして、人柄データは、顧客内的情報に対
応されるものであり、「質問1」、「質問2」、「質問
3」、・・・というように、各種質問と、その回答情報
により構成されている。
【0022】メールサーバ1が送信する広告メールに
は、URL(Uniform Resource Locator)が付加されてお
り、広告メールを視聴した顧客は、そのURLに基づい
て、Webサーバ4に記憶されているWebページにアクセス
することができる。あるいはまた、広告メールには、電
子メールの返信先として、Webサーバ4が記述されてい
る。Webサーバ4は、メールサーバ1が送信した広告メ
ールに対するレスポンス(アクセス)に関する情報を記
憶し、データマイニングサーバ5に通知する。
【0023】データマイニングサーバ5は、Webサーバ
4から通知されたレスポンス情報に基づいて分析用デー
タベース6を制御し、データマイニングによる規則抽出
処理を行う。具体的には、データマイニングサーバ5
は、図2のデータベースの例のように構成された顧客デ
ータベースから、特定の商品又はサービスに対する有望
顧客のピックアップを行うことができる。特定の商品又
はサービスに対する顧客の有望度について説明する。
【0024】有望度は、特定の商品又はサービスに対す
る顧客の関心や需要等を示す指標となるもの(期待値)
で、例えば計算式などによる規則抽出により求めること
ができる。
【0025】有望度Fの算出式には、簡易なものとし
て、数値化されたデータ項目に係数を掛け合わせた
(1)式のように示される線形結合式がある。
【0026】 F=a×Q1+b×Q2+c×Q3+d×Q4+e×Q5+・・・ ・・・(1) ここで、Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,・・・は顧客
プロファイルデータ、a,b,c,d,e,・・・は特
定の商品又はサービスに対して設定された定数(係数)
である。
【0027】なお、有望度Fの算出式はこのような線形
結合式によって表現されるものに限定されるものではな
く、非線形の様々な計算式によって表現することもでき
る。例えば、シグモイド関数を用いたニューラルネット
ワークモデルがその一つである。
【0028】また、下記に示すような条件式(IF文)
によるルール形式によっても有望度を導き出すことがで
きる。
【0029】IF(Q1>a AND Q2>b AND Q3>
c AND Q4>d AND Q5>e)THEN F =X なお、線形モデルによる統計手法は、判別分析、ロジス
ティック回帰、クラスター分析等が該当し、「なぜ」
「どのように」といった疑問の返答に適している。
【0030】また、非線形モデルの一つであるツリーモ
デル(帰納方式とも呼ばれる)は、データからディシジ
ョンツリー(決定木)を構成している。このモデルは、
重要な変数を選び、不要な予測要素を削除する場合に適
している。
【0031】そして、非線形モデルであるニューラルネ
ットワークは、履歴データをもとに未来の結果を予測す
ることができ、「何が」という疑問の返答に適してい
る。
【0032】データマイニングサーバ5は、このような
計算式等により、データマイニング手法を採用して、特
定の商品又はサービスに対する各顧客の有望度を算出す
る。
【0033】データマイニングサーバ5は、特定の商品
又はサービスについて顧客の各々に対し求めた有望度に
基づいて、その商品又はサービスの潜在顧客をピックア
ップする。例えば、これにより、効率良くマーケティン
グを行うことができる。例えば、特定の商品又はサービ
スの購入を望む顧客に対して広告用のメール等を送付す
るなどといったことが可能になる。
【0034】また、有望度の算出式は、任意の方法で作
成することもできる。例えば、顧客から得た各種情報に
基づいて、その情報間に存在する関係から有望度の算出
式を作成することもできる。一般には顧客のプロファイ
ルデータと予測したい顧客の嗜好等の関係に対応する変
数(ターゲット変数)が既知であるデータセット(学習
用データベース)に対して、上述のモデルを適用して各
種のパラメータを獲得することができる。
【0035】図3は、メールサーバ1の構成例を示して
いる。CPU(Central Processing Unit)21は、ROM(R
ead Only Memory)22に記憶されているプログラム、
または、記憶部28からRAM(Random Access Memory)
23にロードされたプログラムに従って各種の処理を実
行する。RAM23にはまた、CPU21が各種の処理を実行
する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
【0036】CPU21、ROM22、およびRAM23は、バ
ス24を介して相互に接続されている。このバス24に
はまた、入出力インタフェース25も接続されている。
入出力インタフェース25には、キーボード、マウス
などよりなる入力部26、CRT、LCDなどよりなるディス
プレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部27、ハー
ドディスクなどより構成される記憶部28、モデム、タ
ーミナルアダプタなどより構成される通信部29が接続
されている。通信部29は、CPU21からの指令に基づ
いて顧客情報データベース2から顧客情報を取得し、取
得した顧客に対し、記憶部28に記憶されている広告メ
ールをネットワーク3を介して送信する。
【0037】入出力インタフェース25にはまた、必要
に応じてドライブ30が接続され、磁気ディスク31、
光ディスク32、光磁気ディスク33、或いは半導体メ
モリ34などが適宜装着され、それから読み出されたコ
ンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部28にイ
ンストールされる。
【0038】図4は、データマイニングサーバ5の構成
例を示すブロック図である。CPU41乃至半導体メモリ
54を有するデータマイニングサーバ5は、CPU21乃
至半導体メモリ34を有するメールサーバ1と基本的に
同様の構成とされ、同一の名称のブロックは同一の機能
を有するので、その説明は、適宜省略する。
【0039】記憶部48は、様々な分析用プログラムを
記憶し、CPU41に対して、分析処理に必要な分析用プ
ログラムを提供する。
【0040】通信部49は、ネットワーク3と接続され
ており、Webサーバ4からレスポンス情報を受信する。
また、通信部49は、CPU41が分析処理により、広告
メールを送信することを選択した顧客に関する情報をメ
ールサーバ1に対して通知する。
【0041】図5は、パーソナルコンピュータ7−1乃
至7−3,8−1乃至8−3の構成例を示すブロック図
である。CPU61乃至半導体メモリ74を有するパーソ
ナルコンピュータ7−1乃至7−3,8−1乃至8−3
は、CPU21乃至半導体メモリ34を有するメールサー
バ1と基本的に同様の構成とされ、同一の名称のブロッ
クは同一の機能を有するので、その説明は、省略する。
【0042】上述したような構成の広告メール配信シス
テムを利用して、顧客からのレスポンス率(数)を向上
させることができる。レスポンス率を向上させるために
は、データマイニングサーバ5が、メールサーバ1から
通知された顧客情報に基づいてレスポンスする可能性の
高い顧客を選択し、選択した顧客に対してのみ広告メー
ルを送信すればよい。しかし、その場合、メールサーバ
1が送信する広告メールの全体数が減少するため、全体
のレスポンス数も減少する。そのため、本発明を適用し
た広告メール配信システムにおいては、メールサーバ1
は、特定の情報に関して複数の文章を作成し、データマ
イニングサーバ5による、レスポンス率およびレスポン
ス数をともに向上させることができるような顧客分析に
基づいて、広告メールを送信する。
【0043】始めに、図6のフローチャートを参照し
て、データマイニングサーバ5が分析処理を行う顧客情
報を取得するためのテスト送信について説明する。
【0044】ステップS1において、メールサーバ1
は、顧客情報データベース2から取得した顧客情報を、
ネットワーク3を介してデータマイニングサーバ5に対
して通知する。
【0045】ステップS2において、データマイニング
サーバ5は、メールサーバ1から通知された顧客情報か
ら、テスト送信の対象となる顧客をランダムに選択し、
分析用データベース6に記憶させる。なお、データマイ
ニングサーバ5が選択するテスト送信の対象となる顧客
が使用する端末は、パーソナルコンピュータ7−1乃至
7−3である(パーソナルコンピュータ7−1乃至7−
3のそれぞれを個々に区別する必要がない場合、単にパ
ーソナルコンピュータ7と称する)。
【0046】ステップS3において、データマイニング
サーバ5は、メールサーバ1に対して、ステップS2の
処理で選択したテスト送信の対象となる顧客に関する情
報(パーソナルコンピュータ7のメールアドレス等)を
ネットワーク3を介して送信する。
【0047】ステップS4において、メールサーバ1
は、データマイニングサーバ5から通知されたテスト送
信の対象の顧客に対して通信部29から広告メールを送
信する。
【0048】図7乃至図11は、テスト送信に利用する
広告メールの例を示しており、メールサーバ1の記憶部
28に記憶されている。データ収集処理においては、3
種類のテスト送信が実施され、テスト送信1に対して5
種類(図7および図8)、テスト送信2に対して5種類
(図9および図10)、テスト送信3に対して3種類
(図11)の、広告メールがそれぞれ設定されている。
【0049】テスト送信1は、「会議室リニューアル」
に関する広告メールであり、図7(A)のメールA1は
「安らぎ」を、図7(B)のメールB1は「刺激」を、図
7(C)のメールC1は「ふれあい」を、図8(A)のメ
ールD1は「おしゃれ」を、図8(B)のメールE1は
「儲ける」を、それぞれキャッチコピーとした文章構成
とされている。それぞれのメールには、リニューアルし
た会議室へアクセスするためのURLが記述されており、
パーソナルコンピュータ7で広告メールを閲覧した顧客
は、URLをクリックするだけで、Webサーバ4に記憶され
ているWebページにアクセスすることができる。
【0050】テスト送信1は、上述した5種類の広告メ
ールを、それぞれランダムに抽出した2万人に対して、
合計で10万人に対して送付することで実施される。
【0051】テスト送信2は、「映画情報(cinema 情
報)のWebページリニューアル」に関する広告メールで
あり、図9(A)のメールA2は「流行」を、図9(B)
のメールB2は「本物」を、図9(C)のメールC2は
「便利」を、図10(A)のメールD2は「安らぎ」を、
図10(B)のメールE2は「刺激」を、それぞれキャッ
チコピーとした文章構成とされている。それぞれのメー
ルには、リニューアルした映画情報のWebページにアク
セスするためのURLが記述されており、パーソナルコン
ピュータ7で広告メールを閲覧した顧客は、URLをクリ
ックするだけで、Webサーバ4に記憶されているWebペー
ジにアクセスすることができる。
【0052】テスト送信2は、上述した5種類の広告メ
ールを、それぞれランダムに抽出した1.5万人に対し
て、合計で7.5万人に対して送付することで実施され
る。
【0053】テスト送信3は、「雑誌情報(magazine
情報 )のWebページリニューアル」に関する広告メール
であり、図11(A)のメールA3は「安らぎ」を、図1
1(B)のメールB3は「操る」を、図11(C)のメー
ルC3は「備える」を、それぞれキャッチコピーとした
文章構成とされている。それぞれのメールには、リニュ
ーアルした雑誌情報のWebページにアクセスするためのU
RLが記述されており、パーソナルコンピュータ7で広告
メールを閲覧した顧客は、URLをクリックするだけで、W
ebサーバ4に記憶されているWebページにアクセスする
ことができる。
【0054】テスト送信3は、上述した3種類の広告メ
ールを、それぞれランダムに抽出した2万人に対して、
合計で6万人に対して送付することで実施される。
【0055】図6の説明に戻り、ステップS5におい
て、Webサーバ4は、パーソナルコンピュータ7のうち
のレスポンスがあった顧客の情報(レスポンス情報)を
記憶する。
【0056】ステップS6において、Webサーバ4は、デ
ータマイニングサーバ5に対してレスポンス情報をネッ
トワーク3を介して送信する。レスポンス情報には、レ
スポンスした顧客の登録ID、メールアドレス等の情報が
含まれている。
【0057】ステップS7において、データマイニング
サーバ5は、Webサーバ4から通知されたレスポンス情
報に基づいて、テスト送信した顧客のうちのレスポンス
があった顧客を識別し、その顧客情報(顧客プロファイ
ル)を分析する。データマイニングサーバ5の顧客プロ
ファイルの分析処理については後述する。
【0058】図12乃至図14は、テスト送信1乃至テ
スト送信3のレスポンス結果の例を示している。図12
乃至図14では、それぞれのキャッチコピーの広告メー
ルについて、広告メールをテスト送信した人数、広告メ
ールを受信した顧客のうちのWebページにアクセスした
人数(レスポンス数)、およびレスポンス率((レスポ
ンス数)÷(テスト送信した人数))を示している。
【0059】図12に示すテスト送信1のレスポンス結
果においては、テスト送信1の全体の送信数は1025
63、レスポンス数は1024、レスポンス率は1.0
0%となっている。
【0060】図13に示すテスト送信2のレスポンス結
果においては、テスト送信2の全体の送信数は7664
4、レスポンス数は660、レスポンス率は0.86%
となっている。
【0061】図14に示すテスト送信3のレスポンス結
果においては、テスト送信3の全体の送信数は6151
7、レスポンス数は389、レスポンス率は0.63%
となっている。
【0062】次に、データマイニングサーバ5の顧客プ
ロファイルの分析処理について説明する。データマイニ
ングサーバ5は、Webサーバ4から通知されたレスポン
ス情報を、テスト送信の対象として選択した顧客情報と
対応させて分析用データベース6に学習用データベース
として記憶させ、各キャッチコピー毎に、レスポンスが
あった顧客(レスポンス者)のプロファイルを各種デー
タマイニング手法により分析する。そして、データマイ
ニングサーバ5は、分析した結果に基づいて、まだ広告
メールを送信していない顧客(パーソナルコンピュータ
8−1乃至8−3(以下、パーソナルコンピュータ8−
1乃至8−3のそれぞれを個々に区別する必要がない場
合、パーソナルコンピュータ8と称する)の顧客)に対
して、どのキャッチコピーの広告メールを送信すること
が、最もレスポンス率を向上させるのに適しているかを
判断する。
【0063】図15のフローチャートを参照して、デー
タマイニングサーバ5の学習パラメータの算出処理につ
いて説明する。
【0064】ステップS21において、CPU41は、顧客
データベースからランダムにサンプリングすることで学
習用データとし、学習用データベースに記憶させるとと
もに、レスポンス情報をターゲット変数(従属変数)と
する。
【0065】ステップS22において、CPU41は、顧客
の特性を予測する変数となる独立変数を作成する。例え
ば、CPU41は、学習用データベースと顧客データベー
スとの共通項目から独立変数とするプロファイル項目を
抽出する。そして、CPU41は、抽出したプロファイル
項目に対して、データの抜け、異常値等を補正する欠損
値処理をし、さらに、プロファイル項目に対して編集や
合成などの変数加工を施し、最終的な独立変数を作成す
る。
【0066】ステップS23において、CPU41は、学習
用データベースを規則発見用のデータ(学習用データ)
と、規則評価用の評価用データに分割する。
【0067】ステップS24において、CPU41は、学習
モデルを選択し、学習用データに適用する。
【0068】図16は、ステップS24の処理でCPU41
が学習用データに対して適用する学習モデルの例を示し
ている。
【0069】図16(A)に示す学習モデル1は、CPU4
1がテスト送信1で使用した各広告メール毎に適用する
学習モデルを表す。この学習モデルは、カスケード接続
型のディシジョンツリーであり、ディシジョンツリーが
2段階に分けて適用される。CPU41は、2種類の分析
手法で学習を実行し、第1段目のディシジョンツリーに
よる分析で、各広告メールに対するレスポンス率を予測
し、レスポンス率が低いと予測された顧客に対して、再
び、第2段目のディシジョンツリーによる分析で、レス
ポンス率を予測する。これにより、予測レスポンス率が
低い顧客に対する予測精度を向上させることができる。
【0070】図16(B)に示す学習モデル2は、CPU4
1がテスト送信2で使用した各広告メール毎に適用する
学習モデルを表す。この学習モデルは、ディシジョンツ
リーと、ニューラルネットワークのアンサンブル型とさ
れている。CPU41は、ディシジョンツリーとニューラ
ルネットワークのそれぞれの分析手法から得られた予測
レスポンス率を、1:1の割合で荷重結合することによ
り、どちらかの分析手法で予測精度の悪い部分を、他方
の分析手法で補うことができる。
【0071】図16(C)に示す学習モデル3は、CPU4
1がテスト送信3で使用した各広告メール毎に適用する
学習モデルを表す。この学習モデルは、始めに変数の選
択に工夫を加え、それに対してニューラルネットワーク
による分析手法を適用するものである。
【0072】図15の説明に戻り、ステップS25にお
いて、CPU41は、評価用データに対して学習モデル
(学習パラメータ)を適用し、その適用結果から、最も
有効な学習モデル(学習パラメータ)を選択する。な
お、評価用データに学習パラメータを適用した結果か
ら、評価用データのアセスメントチャートを作成するこ
とができる。
【0073】ステップS26において、CPU41は、ステ
ップS25の処理による評価結果に基づいて学習パラメ
ータを決定し、保存する。以上の処理は、全ての広告メ
ールに対して行われる。
【0074】次に、図17のフローチャートを参照し
て、図15のフローチャートの処理で選択した学習パラ
メータを用いて予測レスポンス率を算出するデータマイ
ニングサーバ5の処理について説明する。データマイニ
ングサーバ5は、学習用データベースから抽出した学習
パラメータを本送信の対象となる顧客データベースに適
用し、それぞれの広告メールを送信した場合の予測レス
ポンス率を顧客毎に算出し、レスポンス率を向上させる
には、どの広告メールを送信するのが最も効果的かを判
断する。
【0075】ステップS41において、CPU41は、デモ
グラフィック情報から名寄せ処理を行う。すなわち、同
一の顧客が異なる顧客とならないように整合し、必要に
応じて、別人であっても、同一の家族であれば、家族毎
にグループ分けが行われる。
【0076】ステップS42において、CPU41は、学習
用データベースにおける処理と同様に、顧客データベー
スからプロファイル項目を抽出し、欠損値処理、および
変数加工を施し、学習用データベースで作成した独立変
数と同一の独立変数を作成する。
【0077】ステップS43において、CPU41は、図1
5のステップS26の処理で保存しておいた学習パラメ
ータを、顧客データベースに適用する。
【0078】ステップS44において、CPU41は、それ
ぞれの顧客毎に、各広告メールを送信した場合の予測レ
スポンス率を算出し、最も高い予測レスポンス率が得ら
れた広告メールを記憶部48に記憶させる。
【0079】図18は、図17のステップS44の処理
でデータマイニングサーバ5が算出した予測レスポンス
率の例を示している。図18の例においては、コンテン
ツ(広告メール)A,B,Cを、顧客X,Y,Zのそれぞれに
対して送信した場合の予測レスポンス率が算出されて、
示されている。
【0080】顧客Xに対してコンテンツAを送信した場合
の予測レスポンス率は3.5%と、コンテンツBを送信
した場合の予測レスポンス率は5.7%と、コンテンツ
Cを送信した場合の予測レスポンス率は2.8%と、そ
れぞれ算出されている。この場合、データマイニングサ
ーバ5は、顧客Xに対して送信するコンテンツとして、
予測レスポンス率が最も高いコンテンツBを選択する。
【0081】また、顧客Yに対してコンテンツAを送信し
た場合の予測レスポンス率は4.5%と、コンテンツB
を送信した場合の予測レスポンス率は1.2%と、コン
テンツCを送信した場合の予測レスポンス率は0.5%
と、それぞれ算出されているため、データマイニングサ
ーバ5は、顧客Yに対して送信するコンテンツとして、
予測レスポンス率が最も高いコンテンツAを選択する。
【0082】さらに、顧客Zに対してコンテンツAを送信
した場合の予測レスポンス率は0.3%と、コンテンツ
Bを送信した場合の予測レスポンス率は0.8%と、コ
ンテンツCを送信した場合の予測レスポンス率は1.3
%と、それぞれ算出されているため、データマイニング
サーバ5は、顧客Zに対して送信するコンテンツとし
て、予測レスポンス率が最も高いコンテンツCを選択す
る。
【0083】同様の方法により、データマイニングサー
バ5は、本送信の対象(パーソナルコンピュータ8−1
乃至8−3)となるそれぞれの顧客に対して、最もレス
ポンスが期待される広告メールを選択する。
【0084】図19は、データマイニングサーバ5がテ
スト送信の分析結果に基づいて選択した、本送信のそれ
ぞれの広告メール毎の送信数の例を示している。
【0085】図19(A)は、本送信1における各広告
メール毎の送信数を示している。なお、本送信1におい
て、メールサーバ1は、第1段目のディシジョンツリー
(図16(A))の結果から抽出した顧客(高レスポン
スが予測される顧客)に対して送信する本送信を本送信
A1と、2段目のディシジョンツリー(図16(A))の
結果から抽出した顧客(低レスポンスが予測される顧
客)に対して送信する本送信を本送信B1とに分けて送
信する。
【0086】図19(B)は、本送信2における各広告
メール毎の送信数を示している。なお、本送信2におい
ては、メールサーバ1は、最もレスポンスが期待される
広告メールを選択して送信する本送信の他に、本送信2
の比較として、送信する広告メールをランダムに選択し
て送信するランダム送信2とに分けて送信する。
【0087】図19(C)は、本送信3における各広告
メール毎の送信数を示している。なお、本送信3におい
ては、メールサーバ1は、各広告メール毎に、本送信3
の対象者を、予測レスポンス率の高いグループ(本送信
A3)と、低いグループ(本送信B3)に分けて送信す
る。また、メールサーバ1は、本送信3の比較として、
送信する広告メールをランダムに選択して送信するラン
ダム送信3に分けて送信する。
【0088】次に、図20のフローチャートを参照し
て、本送信によるデータ収集処理について説明する。
【0089】ステップS61において、データマイニン
グサーバ5は、メールサーバ1に対して本送信の顧客情
報をネットワーク3を介して通知する。データマイニン
グサーバ5が送信する顧客情報には、それぞれの顧客毎
に、最も高い予測レスポンス率が得られた広告メールを
指定する情報などが含まれている。
【0090】ステップS62において、メールサーバ1
は、データマイニングサーバ5からの通知に基づいて、
パーソナルコンピュータ8に対して最も高い予測レスポ
ンス率が得られた広告メールを送信する。広告メールを
受信した顧客は、広告メールに記述されているURLで指
定されるWebページの閲覧を希望する場合、URLをクリッ
クするだけでWebサーバ4にアクセスすることができ
る。
【0091】ステップS63において、Webサーバ4は、
パーソナルコンピュータ8からのレスポンス情報(アク
セス情報)を記憶する。
【0092】ステップS64において、Webサーバ4は、
データマイニングサーバ5に対して、レスポンス情報を
ネットワーク3を介して通知する。
【0093】ステップS65において、データマイニン
グサーバ5は、Webサーバ4から通知されたレスポンス
情報を分析し、より高い予測レスポンス率が得られるよ
うにするための手順を解析する。データマイニングサー
バ5の分析処理については後述する。
【0094】図21乃至図23は、データマイニングサ
ーバ5が分析するテスト送信の結果、および本送信の結
果の例を示す図である。
【0095】図21には、各広告メール毎に、テスト送
信1の送信数、テスト送信1に対するレスポンス数、お
よびレスポンス率が、本送信A1(第1段目のディシジ
ョンツリーから抽出した顧客)の送信数、本送信A1に
対するレスポンス数、およびレスポンス率、本送信B1
(第2段目のディシジョンツリーから抽出した顧客)の
送信数、本送信B1に対するレスポンス数、およびレス
ポンス率、並びに、本送信1の全体の送信数、本送信1
に対する全体のレスポンス数、およびレスポンス率とと
もに、それぞれ示されている。
【0096】図21の例においては、テスト送信1の全
体の送信数が102563、テスト送信1に対するレス
ポンス数が1024、レスポンス率が1.00%とさ
れ、本送信A1(高レスポンス率が予測される顧客)の
全体の送信数が13429、本送信A1に対するレスポ
ンス数が404、レスポンス率が3.01%とされ、本
送信B1(低レスポンス率が予測される顧客)の全体の
送信数が58053、本送信B1に対するレスポンス数
が336、レスポンス率が0.58%とされ、本送信1
の全体の送信数が71482、本送信1に対するレスポ
ンス数が740、レスポンス率が1.04%とされてい
る。
【0097】図22には、各広告メール毎に、テスト送
信2の送信数、テスト送信2に対するレスポンス数、お
よびレスポンス率が、本送信2の送信数、本送信2に対
するレスポンス数、およびレスポンス率、並びに、ラン
ダム送信2の送信数、ランダム送信2に対するレスポン
ス数、およびレスポンス率とともに、それぞれ示されて
いる。
【0098】図22の例においては、テスト送信2の全
体の送信数が76644、テスト送信2に対するレスポ
ンス数が660、レスポンス率が0.86%とされ、本
送信2の全体の送信数が71820、本送信2に対する
レスポンス数が969、レスポンス率が1.35%とさ
れ、ランダム送信2の全体の送信数が25581、ラン
ダム送信2に対するレスポンス数が250、レスポンス
率が0.98%とされている。
【0099】図23には、各広告メール毎に、テスト送
信3の送信数、テスト送信3に対するレスポンス数、お
よびレスポンス率が、本送信A3(高レスポンスが予測
される顧客に対する本送信)の送信数、本送信A3に対
するレスポンス数、およびレスポンス率、本送信B3
(低レスポンスが予測される顧客に対する本送信)の送
信数、本送信B3に対するレスポンス数、およびレスポ
ンス率、ランダム送信3の送信数、ランダム送信3に対
するレスポンス数およびレスポンス率、並びに、本送信
3の全体の送信数、本送信3に対する全体のレスポンス
数、およびレスポンス率とともに、それぞれ示されてい
る。
【0100】図23の例においては、テスト送信3の全
体の送信数が61517、テスト送信3に対するレスポ
ンス数が389、レスポンス率が0.63%とされ、本
送信A3(高レスポンス率が予測される顧客)の全体の
送信数が26368、本送信A3に対するレスポンス数
が461、レスポンス率が1.75%とされ、本送信B
3(低レスポンス率が予測される顧客)の全体の送信数
が55386、本送信B3に対するレスポンス数が30
8、レスポンス率が0.56%とされ、ランダム送信3
の全体の送信数が30774、ランダム送信3に対する
レスポンス数が249、レスポンス率が0.81%とさ
れ、本送信3の全体の送信数が81754、本送信3に
対するレスポンス数が769、レスポンス率が0.94
%とされている。
【0101】図21乃至図23に示すレスポンス結果
と、予め算出した予測レスポンス率に基づいてアセスメ
ントチャートを作成することができる。
【0102】また、図21乃至図23に示す結果より、
各広告メール毎のレスポンス率の差を、最低の値を示す
レスポンス率と最高の値を示すレスポンス率の比により
表すことができる。テスト送信1において、最高のレス
ポンス率を示す広告メールのキャッチコピーは、「ふれ
あい」(1.30%)であり、最低のレスポンス率を示
す広告メールのキャッチコピーは、「安らぎ」(0.7
6%)であるため、レスポンス率の比は、 1.30÷0.76=1.71 となる。
【0103】また、テスト送信2において、最高のレス
ポンス率を示す広告メールのキャッチコピーは、「便
利」(1.54%)であり、最低のレスポンス率を示す
広告メールのキャッチコピーは、「刺激」(0.61
%)であるため、レスポンス率の比は、 1.54÷0.61=2.56 となる。
【0104】さらに、テスト送信3において、最高のレ
スポンス率を示す広告メールのキャッチコピーは、「操
る」(0.71%)であり、最低のレスポンス率を示す
広告メールのキャッチコピーは、「安らぎ」(0.49
%)であるため、レスポンス率の比は、 0.71÷0.49=1.42 となる。以上の結果より、顧客に対して送信する広告メ
ールのキャッチコピーの違いにより、レスポンス率に違
いがあることが判る。
【0105】レスポンス率が高いキャッチコピーの順に
並べた場合、図22のテスト送信2において、「便
利」、「安らぎ」、「本物」、「流行」、「刺激」の順
となり、図22のランダム送信2においても、同様に、
「便利」、「安らぎ」、「本物」、「流行」、「刺激」
の順となる。また、図23のテスト送信3において、
「操る」、「備える」、「安らぎ」の順となり、図23
のランダム送信3においても、同様に、「操る」、「備
える」、「安らぎ」の順となることから、レスポンス率
の順位が変化しないことがわかり、これによってもキャ
ッチコピーの違いによって、レスポンス率の差が生じる
ことが示されている。
【0106】図24乃至図29は、テスト送信1におけ
る各広告メール毎に対応するレスポンス者のプロファイ
ルと、そのレスポンス率を示している。図24において
は、顧客プロファイルを「年齢・性別」のグループに分
け、それぞれのグループに対するキャッチコピー毎のレ
スポンス率が示されている。図25においては、顧客プ
ロファイルを「職業」のグループに分け、それぞれのグ
ループに対するキャッチコピー毎のレスポンス率が示さ
れている。図26においては、顧客プロファイルを「収
入」のグループに分け、それぞれのグループに対するキ
ャッチコピー毎のレスポンス率が示されている。図27
においては、顧客プロファイルを「ドメイン」のグルー
プに分け、それぞれのグループに対するキャッチコピー
毎のレスポンス率が示されている。図28においては、
顧客プロファイルを「趣味」のグループに分け、それぞ
れのグループに対するキャッチコピー毎のレスポンス率
が示されている。図29においては、顧客プロファイル
を「過去にアクセスしたインフォマシャールレスポン
ス」のグループに分け、それぞれのグループに対するキ
ャッチコピー毎のレスポンス率が示されている。
【0107】キャッチコピーの違いによって、レスポン
ス者のプロファイルに差異が出ないとした場合、どのプ
ロファイルのグループに対しても、レスポンス率が最も
高いキャッチコピーは、総合結果で最もレスポンス率が
高いキャッチコピー(図24においては「ふれあい」)
と一致する。しかし、図24の「10代男性」と「20
代男性」の各キャッチコピー毎のレスポンス率を高い順
に並べて比較した場合、「10代男性」の場合、「刺
激」、「おしゃれ」、「儲ける」、「ふれあい」、「安
らぎ」となり、「20代男性」の場合、「ふれあい」、
「刺激」、「儲ける」、「おしゃれ」、「安らぎ」の順
となり、キャッチコピーの違いによって、レスポンス者
のプロファイルに差異が出ることが示されている。
【0108】本送信の顧客毎にそれぞれのコンテンツに
対する予測レスポンス率が算出されているため、データ
マイニングサーバ5は、その値とレスポンス結果を用い
て、アセスメントチャートを作成することができる。
【0109】図30は、本送信A1(図21)のレスポ
ンス結果に基づいてデータマイニングサーバ5により作
成されたアセスメントチャートを示す図である。
【0110】図31は、本送信B1(図21)のレスポ
ンス結果に基づいてデータマイニングサーバ5により作
成されたアセスメントチャートを示す図である。
【0111】図32は、本送信2(図22)のレスポン
ス結果に基づいてデータマイニングサーバ5により作成
されたアセスメントチャートを示す図である。
【0112】図33は、本送信3(図23)のレスポン
ス結果に基づいてデータマイニングサーバ5により作成
されたアセスメントチャートを示す図である。
【0113】これらの図において、縦軸はトルツメレス
ポンス率を示し、横軸は予測レスポンス率が高い値を示
す順に顧客全体を並べた場合の上位からの数の全体に対
する比率を表している。
【0114】図34は、本送信2とランダム送信2(図
34(A))、本送信3とランダム送信3(図34
(B))の結果を比較した図である。
【0115】図34(A)は、5種類の広告メールを、
予測レスポンス率に基づいて最適送信した場合、ランダ
ム送信した場合と比べて、どのくらいレスポンス率が向
上しているかを示す図である。ランダム送信2の平均レ
スポンス率(0.98%)(図22)を基準とすると、
最適送信(本送信)との比は、(本送信のレスポンス
率)÷(0.98)で表される。図34においては、横
軸は、予測レスポンス率が高い値を示す順に顧客全体を
並べた場合の上位からの数の全体に対する比率を示して
おり、縦軸は、レスポンス率の比を示している。なお、
本送信2のレスポンス率は、図32のアセスメントチャ
ートより、また、本送信3のレスポンス率は、図33の
アセスメントチャートより、それぞれ取得したものであ
る。
【0116】図34(A)に示されるように、上位10
%の顧客を抽出した場合、レスポンス率は4.65%
(図32)であり、ランダム送信2との比は、図34
(A)に示されるように、 4.65÷0.98=4.75(倍) となり、上位30%の顧客を抽出した場合、レスポンス
率は2.92%(図32)であり、ランダム送信2との
比は、 2.92÷0.98=2.98(倍) となり、上位50%の顧客を抽出した場合、レスポンス
率は2.16%(図32)であり、ランダム送信2との
比は、図34(A)に示されるように、 2.16÷0.98=2.20(倍) となり、上位100%(本送信2の総合レスポンス率)
の顧客を抽出した場合、レスポンス率は1.35%(図
32)であり、ランダム送信2との比は、図34(A)
に示されるように、 1.35÷0.98=1.38(倍) となる。
【0117】図34(B)においても同様に、ランダム
送信3の平均レスポンス率(0.81%)(図23)を
基準とし、向上率を算出すると、上位10%の顧客を抽
出した場合、レスポンス率は3.14%(図33)であ
り、ランダム送信3との比は、 3.14÷0.81=3.88(倍) となり、上位30%の顧客を抽出した場合、レスポンス
率は1.82%(図33)であり、ランダム送信3との
比は、 1.82÷0.81=2.25(倍) となり、上位50%の顧客を抽出した場合、レスポンス
率は1.34%(図33)であり、ランダム送信3との
比は、 1.34÷0.81=1.65(倍) となり、上位100%(本送信3の総合レスポンス率)
の顧客を抽出した場合、レスポンス率は0.94%(図
33)であり、ランダム送信3との比は、 0.94÷0.81=1.16(倍) となる。
【0118】上述したように、複数の広告メールを最適
送信することは、ランダム送信する場合に比べて、高い
レスポンス率を得ることができる。
【0119】図24乃至図29で示すように、顧客プロ
ファイルによって、レスポンス率に差異が生ずるため、
データマイニングサーバ5は、顧客プロファイルと予測
レスポンス率に基づいて、例えば、図35に示すような
レスポンスパターン(原理を示すパターンであり、図2
4乃至図29の数値に具体的に対応しているものではな
い)を求めることができる。
【0120】図35は、コンテンツAに関する顧客プロ
ファイルと予測レスポンス率の関係(レスポンスパター
ン)の例を示しており、データマイニングサーバ5は、
取得したいレスポンス率を閾値として設定し、閾値以上
のレスポンス率を示す顧客プロファイルに対応する顧客
(斜線部Aに対応する顧客)を選択し、選択した顧客の
みに、メールサーバ1からコンテンツAを送信すること
により、送信する顧客数を制限しつつ、閾値以上のレス
ポンス率を確保することができる。
【0121】なお、コンテンツAは、上述したような広
告メールや、Webページ上に表示されるバナー広告など
により構成される。後述するコンテンツB、コンテンツ
C、コンテンツD、およびコンテンツEにおいても同様と
する。
【0122】コンテンツを1種類しか用意しない場合、
図35に示されるような1つのレスポンスパターンしか
得られない。しかしながら、同様のコンテンツを若干変
更して、複数のコンテンツを用意することで、例えば、
図36に示されるような複数のレスポンスパターンを得
ることができる。
【0123】図36は、コンテンツA、コンテンツB、お
よびコンテンツCのレスポンスパターンを示しており、
データマイニングサーバ5は、取得したいレスポンス率
を閾値として設定し、閾値以上のレスポンス率を示す顧
客プロファイルに対応する顧客のみに、メールサーバ1
からコンテンツA、コンテンツB、およびコンテンツCの
それぞれコンテンツを送信する。図36の例において
は、斜線部Aに該当する顧客に対してコンテンツAが、斜
線部Bに該当する顧客に対してコンテンツBが、斜線部C
に該当する顧客に対してコンテンツCが、それぞれメー
ルサーバ1から送信される。これにより、送信する顧客
数を制限しつつ、閾値以上のレスポンス率を確保するこ
とができる。
【0124】図37のフローチャートを参照して、デー
タマイニングサーバ5がレスポンスパターンに設定した
閾値に基づいて、それぞれの顧客に送信するコンテンツ
を選択する処理について説明する。なお、データマイニ
ングサーバ5は、テスト送信の結果を取得しているもの
とする。
【0125】ステップS81において、CPU41は、テス
ト送信の結果に基づいてレスポンス者のプロファイル分
析を行う。
【0126】ステップS82において、CPU41は、それ
ぞれの顧客の予測レスポンス率を算出する。CPU41
は、例えば、図15および図17のフローチャートの処
理を実行することにより予測レスポンス率を算出する。
【0127】ステップS83において、CPU41は、ステ
ップS81の処理で取得したレスポンス者のプロファイ
ル情報、およびステップS82の処理で取得した予測レ
スポンス率から、例えば、図35または図36に示すよ
うなレスポンスパターンを作成する。
【0128】ステップS84において、CPU41は、デー
タマイニングサーバ5の管理者が入力部46を操作する
ことにより入力した所定のレスポンス率を閾値として設
定する。
【0129】ステップS85において、CPU41は、ステ
ップS84の処理で設定した閾値以上のレスポンス率が
予測される顧客を選択し、選択した顧客毎にメールサー
バ1から送信するコンテンツを選択する。図35の例に
おいては、CPU41は、斜線部Aに該当する顧客に対して
コンテンツAをメールサーバ1から送信する。また、図
36の例においては、CPU41は、斜線部Aに該当する顧
客に対してコンテンツAを、斜線部Bに該当する顧客に対
してコンテンツBを、斜線部Cに該当する顧客に対してコ
ンテンツCを、それぞれメールサーバ1から送信する。
【0130】ステップS86において、CPU41は、顧客
情報を記憶部48に記憶させる。記憶部48に記憶され
る顧客情報には、顧客毎に送信することを選択したコン
テンツの情報、および顧客IDなどの情報が含まれる。
【0131】ステップS87において、CPU41は、ステ
ップS86の処理で記憶部48に記憶させた顧客情報を
通信部49からメールサーバ1に送信する。
【0132】次に、図38のフローチャートを参照し
て、顧客情報に基づいてコンテンツを送信するメールサ
ーバ1の処理について説明する。
【0133】ステップS101において、CPU21は、通
信部29において、データマイニングサーバ5から送信
されてきた顧客情報を受信する。
【0134】ステップS102において、CPU21は、ス
テップS101の処理で受信した顧客情報に含まれてい
る顧客IDから、顧客毎のメールアドレスを顧客情報デー
タベース2に問い合わせることにより取得する。
【0135】ステップS103において、CPU21は、デ
ータマイニングサーバ5から送信されてきた顧客情報に
より指定されている顧客毎のコンテンツ(閾値以上の予
測レスポンス率が得られたコンテンツ)を選択し、通信
部29から、ネットワーク3を介してパーソナルコンピ
ュータ8に送信する。
【0136】以下、図39乃至図41を参照して、複数
のコンテンツがある場合に、データマイニングサーバ5
が、メールサーバ1から送信する全体の顧客数を制限し
つつ、レスポンス率およびレスポンス数を向上させるコ
ンテンツと顧客の選択方法について説明する。
【0137】図39は、コンテンツAおよびコンテンツD
に関する顧客プロファイルと予測レスポンス率の関係
(レスポンスパターン)を示している。図39の例にお
いては、2つのレスポンスパターンが示す顧客プロファ
イルの大部分が重複しているが、レスポンス率の最大値
が異なっている。この場合、データマイニングサーバ5
は、全顧客に対してコンテンツA(コンテンツDではな
く)をメールサーバ1から送信することにより、送信す
る全体の顧客数を制限しつつ、レスポンス率およびレス
ポンス数を向上させることができる。
【0138】図40は、コンテンツBおよびコンテンツC
に関する顧客プロファイルと予測レスポンス率の関係
(レスポンスパターン)を示している。図40において
は、2つのレスポンスパターンが示す顧客プロファイル
の一部分が重複しており、レスポンス率の最大値が近似
している。図40のレスポンスパターンを示すコンテン
ツBおよびコンテンツCを送信する場合、データマイニン
グサーバ5は、2つのレスポンスパターンの交点を示す
顧客プロファイルP1から左側の顧客プロファイルに対応
する顧客に対してはコンテンツBを、右側の顧客プロフ
ァイルに対応する顧客に対してはコンテンツCを、それ
ぞれメールサーバ1から送信する。
【0139】図41は、コンテンツA、コンテンツB、コ
ンテンツC、コンテンツD、およびコンテンツEに関する
顧客プロファイルと予測レスポンス率の関係(レスポン
スパターン)を示している。図41のレスポンスパター
ンを示すコンテンツから、送信するコンテンツを選択す
る場合、データマイニングサーバ5は、コンテンツAと
コンテンツBのレスポンスパターンの交点を示す顧客プ
ロファイルP1、およびコンテンツBとコンテンツCのレ
スポンスパターンの交点を示す顧客プロファイルP2で
顧客プロファイルを分割し、顧客プロファイルP1から
左側の顧客プロファイルに対応する顧客に対しては、そ
の範囲で最大のレスポンス率を示すコンテンツAを、顧
客プロファイルP1から顧客プロファイルP2の間の範囲
に対応する顧客に対しては、その範囲で最大のレスポン
ス率を示すコンテンツBを、顧客プロファイルP2から右
側の顧客プロファイルに対応する顧客に対しては、その
範囲で最大のレスポンス率を示すコンテンツCを、それ
ぞれメールサーバ1から送信する。
【0140】図42のフローチャートを参照して、レス
ポンスパターンを顧客プロファイルにより分割し、それ
ぞれの顧客に送信するコンテンツを選択するデータマイ
ニングサーバ5の処理について説明する。なお、データ
マイニングサーバ5は、テスト送信の結果を取得してい
るものとする。
【0141】ステップS111乃至S113の処理は、図
37のステップS81乃至S83の処理と同様の処理であ
る。すなわち、これらの処理により、テスト送信の結果
に基づき、レスポンスパターンが作成される。
【0142】ステップS114において、CPU41は、レ
スポンスパターンが重複する部分に対応する顧客に対し
て、最大レスポンス率をとるコンテンツを選択する。図
39のレスポンスパターンの例においては、データマイ
ニングサーバ5は、全顧客に対してコンテンツAを送信
することを選択する。また、図40のレスポンスパター
ンの例においては、データマイニングサーバ5は、顧客
プロファイルP1から左側の顧客プロファイルに対応する
顧客に対してはコンテンツBを、右側の顧客プロファイ
ルに対応する顧客に対してはコンテンツCを、それぞれ
送信することを選択する。さらに、図41のレスポンス
パターンの例においては、データマイニングサーバ5
は、顧客プロファイルP1から左側の顧客プロファイル
に対応する顧客に対しては、その範囲で最大のレスポン
ス率を示すコンテンツAを、顧客プロファイルP1から顧
客プロファイルP2の間の範囲に対応する顧客に対して
は、その範囲で最大のレスポンス率を示すコンテンツB
を、顧客プロファイルP2から右側の顧客プロファイル
に対する顧客に対しては、その範囲で最大のレスポンス
率を示すコンテンツCを、それぞれ送信することを選択
する。
【0143】ステップS115において、CPU41は、ス
テップS114の処理で顧客毎にどのコンテンツを送信
するかを選択した情報を含む顧客情報を記憶部48に記
憶させる。
【0144】ステップS116において、CPU41は、ス
テップS115の処理で記憶部48に記憶させた顧客情
報を通信部49からメールサーバ1に対して送信する。
【0145】顧客情報を受信したメールサーバ1の処理
は、上述した図38のフローチャートと同様の処理とな
るので、その説明は省略する。
【0146】次に、図43乃至図45を参照して、ター
ゲット変数が1種類の場合のアセスメントチャートの作
成方法について説明する。データマイニングサーバ5
は、予測する変数(ターゲット変数)を従属変数、顧客
のプロファイルデータを独立変数として、従属変数に対
する予測を行う。予測アルゴリズムは、ディシジョンツ
リー、ニューラルネットワーク、回帰分析といった各種
アルゴリズムが適用される。なお、従属変数(ターゲッ
ト変数)は、各コンテンツ(広告メールを含む)に対す
るレスポンス情報により構成され、独立変数の顧客のプ
ロファイルデータは、性別、年齢、および職業などのデ
モグラフィック情報や、趣味、生活スタイル、および過
去の様々なコンテンツに対するレスポンス情報などによ
り構成される。
【0147】図43は、分析データに独立変数(顧客プ
ロファイル)とターゲット変数(レスポンス結果)が含
まれており、分析データを学習用データと評価用データ
に分割し、学習用データから学習パラメータを算出する
データマイニングサーバ5の処理を説明する図である。
【0148】図44は、評価用データに学習パラメータ
を適用し、それぞれの顧客に対する予測値(予測レスポ
ンス率)を算出するデータマイニングサーバ5の処理を
説明する図である。
【0149】図45は、顧客毎に算出された予測値に基
づいて、予測値の高い顧客順に並べて、アセスメントチ
ャートを作成するデータマイニングサーバ5の処理を説
明する図である。
【0150】次に、図46のフローチャートを参照し
て、データマイニングサーバ5による評価用データのア
セスメントチャート作成処理について説明する。
【0151】ステップS131において、CPU41は、分
析データを学習用データと評価用データに分割する(図
43の処理1)。
【0152】ステップS132において、CPU41は、学
習用データに対して予測分析を行い、学習パラメータを
算出する(図43の処理2)。予測分析で用いられる学
習モデルは、例えば、図16に示すような学習モデルで
ある。
【0153】ステップS133において、CPU41は、ス
テップS132の処理で算出した学習パラメータを評価
用データに適用して、予測値を算出する(図44の処理
3)。
【0154】ステップS134において、CPU41は、予
測値が高い顧客順にソートする(図45の処理4)。
【0155】ステップS135において、CPU41は、予
測値に対する正解、または不正解(正反応割合)を算出
し、グラフ化し、アセスメントチャートを作成する(図
45の処理5)。
【0156】図47は、このようにして作成されるアセ
スメントチャートの例を示す図である。アセスメントチ
ャートは、縦軸をトルツメレスポンス率と、横軸を高レ
スポンス率が期待される顧客順にソートした場合の上位
からの割合として作成される。すなわち、図47の例に
おいては、データマイニングサーバ5は、予測レスポン
ス率が高い上位5%の顧客を選択して広告メールを送信
した場合、100%のレスポンス率が得られることを示
しており、また、予測レスポンス率が高い上位10%の
顧客を選択して広告メールを送信した場合、90%弱の
レスポンス率が得られることを示している。さらに、図
47は、データマイニングサーバ5が顧客全体に対して
広告メールを送信するとした場合、25%のレスポンス
率が得られることを示している。
【0157】以上においては、ターゲット変数が1個で
あったが、ターゲット変数が複数存在する場合、アセス
メントチャートの作成は困難となる。本発明では、次の
ようにしてアセスメントチャートが作成される。
【0158】図48乃至図51は、ターゲット変数が複
数ある場合の、データマイニングサーバ5のアセスメン
トチャートの作成処理を説明する図である。
【0159】図48は、学習パラメータA,B,Cを算出
するデータマイニングサーバ5の処理を説明する図であ
る。分析データA,B,Cのそれぞれには、独立変数(顧
客プロファイル)とターゲット変数(予測レスポンス
率)が含まれており、分析データAは学習用データAと評
価用データAに分割され、学習用データAから学習パラメ
ータAが生成される。分析データBは学習用データBと評
価用データBに分割され、学習用データBから学習パラメ
ータBが生成される。分析データCは学習用データCと評
価用データCに分割され、学習用データCから学習パラメ
ータCが生成される。
【0160】図49は、予測値X,Y,Zを算出するデー
タマイニングサーバ5の処理を説明する図である。評価
用データAに学習パラメータA,B,Cが適用され、それぞ
れの顧客に対する予測値(予測レスポンス率)A,B,C
を含む予測値Xが生成される。評価用データBに学習パラ
メータA,B,Cが適用され、それぞれの顧客に対する予
測値(予測レスポンス率)A,B,Cを含む予測値Yが生成
される。評価用データCに学習パラメータA,B,Cが適用
され、それぞれの顧客に対する予測値(予測レスポンス
率)A、B、Cを含む予測値Zが生成される。
【0161】図50は、予測値が最大となる評価用デー
タを合成するデータマイニングサーバ5の処理を説明す
る図である。評価用データAに関して、顧客毎に算出さ
れた予測値に基づいて予測値Xの中の予測値Aが最大とな
る評価用データが抽出される。評価用データBに関し
て、顧客毎に算出された予測値に基づいて予測値Yの中
の予測値Bが最大となる評価用データが抽出される。評
価用データCに関して、顧客毎に算出された予測値に基
づいて予測値Zの中の予測値Cが最大となる評価用データ
が抽出される。そして、抽出された評価用データが合成
される。
【0162】図51は、合成した評価用データを、予測
値の高い顧客順にソートして、ターゲット変数の正解、
または不正解を算出してグラフ化し、アセスメントチャ
ートを作成するデータマイニングサーバ5の処理を説明
する図である。
【0163】次に、図52のフローチャートを参照し
て、ターゲット変数が複数ある場合のデータマイニング
サーバ5のアセスメントチャート作成処理について説明
する。なお、ターゲット変数は、ターゲット変数A、タ
ーゲット変数B、およびターゲット変数Cの3種類がある
ものとする。
【0164】ステップS151において、CPU41は、分
析データAを学習用データAと評価用データAに、分析デ
ータBを学習用データBと評価用データBに、分析データC
を学習用データCと評価用データCに、それぞれ分割する
(図48の処理1)。
【0165】ステップS152において、CPU41は、学
習用データAから学習パラメータAを、学習用データBか
ら学習パラメータBを、学習用データCから学習パラメー
タCを、それぞれ算出する(図48の処理2)。
【0166】ステップS153において、CPU41は、ス
テップS152の処理で算出した学習パラメータA,B,C
を評価用データAに、それぞれ適用して、予測値X(評価
用データAに含まれる予測値A,B,Cを含む)を算出する
(図49の処理3)。
【0167】ステップS154において、CPU41は、ス
テップS152の処理で算出した学習パラメータA,B,C
を評価用データBに、それぞれ適用して、予測値Y(評価
用データAに含まれる予測値A,B,Cを含む)を算出する
(図49の処理3)。
【0168】ステップS155において、CPU41は、ス
テップS152の処理で算出した学習パラメータA,B,C
を評価用データCに、それぞれ適用して、予測値Z(評価
用データAに含まれる予測値A,B,Cを含む)を算出する
(図49の処理3)。
【0169】ステップS156において、CPU41は、評
価用データA,B,Cから、それぞれのターゲット変数に
対する予測値が最大値となる評価用データのみを抽出す
る(図49の処理4)。すなわち、CPU41は、評価用
データAからコンテンツAの予測値が最大となるデータ
を、評価用データBからコンテンツBの予測値が最大とな
るデータを、評価用データCからコンテンツCの予測値が
最大となるデータを、それぞれ抽出する。ターゲット変
数が0または1の2値である場合、予測値X,Y,Zは、
0乃至1のいずれかの値となる。
【0170】ステップS157において、CPU41は、ス
テップS156の処理で抽出した評価用データを合成す
る(図51の処理5)。
【0171】ステップS158において、CPU41は、ス
テップS157の処理で合成した評価用データを、算出
された最大予測値が高い顧客順にソートする(図51の
処理6)。
【0172】ステップS159において、CPU41は、タ
ーゲット変数の正解、または不正解(正反応割合)を算
出し、グラフ化し、アセスメントチャートを作成する
(図51の処理7)。
【0173】データマイニングサーバ5は、複数のター
ゲット変数がある場合に、上述した方法でアセスメント
チャートを作成し、予測値を算出することにより、個々
の評価用データから算出することに比べて、予測値を向
上させることができる。
【0174】次に、図53乃至図56を参照して、ター
ゲット変数が複数存在する場合において、以上のような
処理により作成されるアセスメントチャートの例につい
て説明する。
【0175】図53は、ターゲット変数がコンテンツA
のレスポンスである場合(ターゲット変数が1種類の場
合)のアセスメントチャートを示している。この例は、
データマイニングサーバ5が高レスポンス率が期待され
る上位10%の顧客を選択して広告メールを送信すると
した場合、約1.85%のレスポンスが得られることを
示している。
【0176】図54は、ターゲット変数がコンテンツB
のレスポンスである場合(ターゲット変数が1種類の場
合)のアセスメントチャートを示している。この例は、
データマイニングサーバ5が高レスポンス率が期待され
る上位10%の顧客を選択して広告メールを送信すると
した場合、約3.3%のレスポンスが得られることを示
している。
【0177】図55は、ターゲット変数がコンテンツC
のレスポンスである場合(ターゲット変数が1種類の場
合)のアセスメントチャートを示している。この例は、
データマイニングサーバ5が高レスポンス率が期待され
る上位10%の顧客を選択して広告メールを送信すると
した場合、約2.4%のレスポンスが得られることを示
している。
【0178】図56は、ターゲット変数がコンテンツ
A,B,Cのレスポンスである場合(ターゲット変数が複
数ある場合)に、図52のフローチャートに示す処理で
作成したアセスメントチャートの例を示している。この
例においては、データマイニングサーバ5は、高レスポ
ンス率が期待される上位10%の顧客を選択して広告メ
ールを送信するとした場合、約4.0%のレスポンスが
得られることを示しており、コンテンツA,B,Cのそれ
ぞれ個別のアセスメントチャート(図53乃至図55)
より、高い予測レスポンス率が得られることが判る。
【0179】以上においては、データマイニングサーバ
5は、メールサーバ1からコンテンツ(広告メール)を
テスト送信し、その分析結果に基づいて顧客毎に各コン
テンツ毎の予測レスポンス率を算出し、本送信において
最もレスポンスが期待されるコンテンツを選択し、送信
することとしたが、データマイニングサーバ5は、予測
レスポンス率などの分析結果を利用して、コンテンツの
送信料金(広告料金)を決定することができる。なお、
コンテンツは、Webページに表示されるバナー広告や、
広告メールなどにより構成される(以下、広告コンテン
ツと称する)。
【0180】例えば、データマイニングサーバ5は、テ
スト送信のレスポンス結果(例えば、図12乃至図1
4)に基づいて広告料金を決定したり、テスト送信の結
果に基づいてレスポンスパターンを作成し、取得したい
レスポンス率を閾値として設定し、その閾値以上のレス
ポンス率が予測される顧客のみに広告コンテンツを送信
する(図35および図36)ことにより広告料金を決定
したり、または、コンテンツが複数ある場合に、レスポ
ンスパターンから、レスポンス率およびレスポンス数を
予測して広告コンテンツを送信する(図39乃至図4
1)ことにより、広告料金を決定したりすることができ
る。なお、データマイニングサーバ5は、アセスメント
チャートからレスポンス数およびレスポンス率を予測し
て広告価格を決定することもできる。
【0181】図57のフローチャートを参照して、デー
タマイニングサーバ5がテスト送信のレスポンス結果に
基づいて広告料金を決定する処理について説明する。
【0182】ステップS171において、CPU41は、We
bサーバ4から送信されてきたテスト送信の結果を取得
する。
【0183】ステップS172において、CPU41は、ス
テップS171の処理で取得したテスト送信の結果よ
り、レスポンス率を算出する。テスト送信のレスポンス
率は、例えば、図12乃至図14に示されるように、各
広告コンテンツ毎に算出される。
【0184】ステップS173において、CPU41は、記
憶部48に記憶されている広告コンテンツ毎のレスポン
ス率と広告価格の対応表に基づいて広告価格を決定す
る。そのため、データマイニングサーバ5の管理者は、
広告コンテンツ毎の予測レスポンス率と広告価格の対応
表を記憶部48に予め登録しておく必要がある。
【0185】次に、図58のフローチャートを参照し
て、テスト送信の結果から予測したレスポンス率に応じ
て広告価格を決定するデータマイニングサーバ5の処理
について説明する。
【0186】ステップS181において、CPU41は、We
bサーバ4から送信されてきたテスト送信の結果を取得
する。
【0187】ステップS182において、CPU41は、テ
スト送信の結果から顧客毎の予測レスポンス率を算出す
る。CPU41が実行する処理は、例えば、図15および
図17に示す処理である。
【0188】ステップS183において、CPU41は、ス
テップS182の処理で算出した予測レスポンス率と、
分析した顧客プロファイルに基づいて、レスポンスパタ
ーンを作成する。CPU41が作成するレスポンスパター
ンは、例えば、図35および図36に示すようなレスポ
ンスパターンである。
【0189】ステップS184において、CPU41は、入
力部41からデータマイニングサーバ5の管理者が入力
した予測レスポンス率に基づいて、ステップS183の
処理で作成したレスポンスパターンに、閾値となる予測
レスポンス率を設定する。例えば、図35および図36
の例においては、それぞれの図に示すように閾値Tが設
定される。
【0190】ステップS185において、CPU41は、記
憶部48に予め記憶されている予測レスポンス率と広告
価格の対応表から、閾値の予測レスポンス率に対応する
広告価格を決定する。そのため、データマイニングサー
バ5の管理者は、予測レスポンス率と広告価格の対応表
を記憶部48に予め登録しておく必要がある。
【0191】次に、図59のフローチャートを参照し
て、テスト送信の結果から予測したレスポンス率と予測
レスポンス数に応じて広告価格を決定するデータマイニ
ングサーバ5の処理について説明する。
【0192】ステップS201乃至S203の処理は、図
58のステップS181乃至S183の処理と同様の処理
である。すなわち、テスト送信の結果に基づいて予測レ
スポンス率が算出され、それに基づいて、レスポンスパ
ターンが作成される。なお、ステップS203の処理で
作成されるレスポンスパターンは、例えば、図39乃至
図41のレスポンスパターンとする。
【0193】ステップS204において、CPU41は、顧
客毎に送信する広告コンテンツを選択する。例えば、ス
テップS203の処理で作成されるレスポンスパターン
が図39に示すレスポンスパターンである場合、CPU4
1は、全顧客にコンテンツAを送信することを選択す
る。また、例えば、ステップS203の処理で作成され
るレスポンスパターンが図40に示すレスポンスパター
ンである場合、CPU41は、顧客プロファイルP1の左側
の顧客プロファイルに対応する顧客に対してコンテンツ
Bを、顧客プロファイルP1の右側の顧客プロファイルに
対応する顧客に対してコンテンツCを、それぞれ送信す
ることを選択する。
【0194】さらに、例えば、ステップS203の処理
で作成されるレスポンスパターンが図41に示すレスポ
ンスパターンである場合、CPU41は、顧客プロファイ
ルP1の左側の顧客プロファイルに対応する顧客に対し
てコンテンツAを、顧客プロファイルP1から顧客プロフ
ァイルP2の間の顧客プロファイルに対応する顧客に対
してコンテンツBを、顧客プロファイルP2の右側の顧客
プロファイルに対応する顧客に対してコンテンツCを、
それぞれ送信することを選択する。
【0195】ステップS205において、CPU41は、ス
テップS204の処理で選択した広告コンテンツに基づ
いて、全体の予測レスポンス数および予測レスポンス率
を算出する。
【0196】ステップS206において、CPU41は、記
憶部48に記憶されている予測レスポンス数および予測
レスポンス率と、広告価格との対応表から、ステップS
205の処理で算出した予測レスポンス数および予測レ
スポンス率に対応する広告価格を決定する。そのため、
データマイニングサーバ5の管理者は、予測レスポンス
数および予測レスポンス率と、広告価格の対応表を記憶
部48に予め登録しておく必要がある。
【0197】図60は、データマイニングサーバ5がア
セスメントチャートに基づいて広告価格を決定する処理
を説明するフローチャートである。
【0198】ステップS221において、CPU41は、We
bサーバ4から送信されてきたテスト送信の結果を取得
する。
【0199】ステップS222において、CPU41は、テ
スト送信の結果に基づいてアセスメントチャートを作成
する。CPU41は、ターゲット変数が1種類の場合、図
46のフローチャートの処理を実行することによりアセ
スメントチャートを作成し、また、ターゲット変数が複
数ある場合、図52のフローチャートを実行することに
よりアセスメントチャートを作成する。
【0200】ステップS223において、CPU41は、デ
ータマイニングサーバ5の管理者からの予測レスポンス
数や予測レスポンス率などの入力に対応する広告価格を
決定する。そのため、データマイニングサーバ5の管理
者は、予測レスポンス数および予測レスポンス率と、広
告価格の対応表を記憶部48に予め登録しておく必要が
ある。
【0201】データマイニングサーバ5の管理者は、例
えば、広告価格をレスポンス数に正比例させる場合、1
レスポンスあたりの広告単価をP円とすると、 (広告価格)=(予測レスポンス数)×P となるような広告価格の対応表を記憶部48に記憶させ
る。
【0202】以上においては、メールサーバ1とデータ
マイニングサーバ5を別の装置により構成されるとした
が、メールサーバ1とデータマイニングサーバ5の2つ
の機能を有する1つの装置としても良い。
【0203】上述した一連の処理は、ハードウェアによ
り実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行
させることもできる。
【0204】一連の処理をソフトウエアにより実行させ
る場合には、そのソフトウエアを構成するプログラム
が、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュー
タ、または、各種のプログラムをインストールすること
で、各種の機能を実行することが可能な、例えば、汎用
のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録
媒体からインストールされる。
【0205】この記録媒体は、図3乃至図5に示すよう
に、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供する
ために配布される、プログラムが記録されている磁気デ
ィスク31,51,71(フロッピディスクを含む)、
光ディスク32,52,72(CD-ROM(Compact Disk-Re
ad Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含
む)、光磁気ディスク33,53,73(MD(Mini-Dis
k)を含む)、もしくは半導体メモリ34,54,74な
どよりなるパッケージメディアにより構成されるだけで
なく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供
される、プログラムが記録されているROM22,42,
62や、記憶部28,48,68に含まれるハードディ
スクなどで構成される。
【0206】なお、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0207】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0208】
【発明の効果】本発明の第1の情報処理装置および方
法、並びに記録媒体のプログラムによれば、情報処理端
末に対してコンテンツを送信し、送信したコンテンツに
対する情報処理端末からのレスポンス率を算出し、レス
ポンス率に対応するコンテンツの対価を記憶し、算出し
たレスポンス率に対応するコンテンツの対価を取得する
ようにしたので、より適正な広告料金を決定することが
できる。
【0209】本発明の第2の情報処理装置および方法、
並びに記録媒体のプログラムによれば、情報処理端末に
複数のコンテンツを送信した場合における、各コンテン
ツに関する情報処理端末からのレスポンスの期待値を算
出し、算出した期待値に所定の閾値を設定し、期待値に
対応するコンテンツの対価を記憶し、設定した所定の閾
値に対応するコンテンツの対価を取得するようにしたの
で、より適正な広告料金を決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した広告メール配信システムの構
成例を示すブロック図である。
【図2】図1の顧客情報データベースのデータベース例
を説明する図である。
【図3】図1のメールサーバの構成を示すブロック図で
ある。
【図4】図1のデータマイニングサーバの構成を示すブ
ロック図である。
【図5】図1のパーソナルコンピュータの構成を示すブ
ロック図である。
【図6】テスト送信によるデータ収集処理を説明するフ
ローチャートである。
【図7】テスト送信1に利用する広告メールの例を示す
図である。
【図8】テスト送信1に利用する広告メールの他の例を
示す図である。
【図9】テスト送信2に利用する広告メールの例を示す
図である。
【図10】テスト送信2に利用する広告メールの他の例
を示す図である。
【図11】テスト送信3に利用する広告メールの例を示
す図である。
【図12】テスト送信1のレスポンス結果を説明する図
である。
【図13】テスト送信2のレスポンス結果を説明する図
である。
【図14】テスト送信3のレスポンス結果を説明する図
である。
【図15】データマイニングサーバの処理を説明するフ
ローチャートである。
【図16】学習モデルの例を示す図である。
【図17】データマイニングサーバの他の処理を説明す
るフローチャートである。
【図18】予測レスポンス率の例を説明する図である。
【図19】本送信における広告メールの送信数を説明す
る図である。
【図20】本送信によるデータ収集処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図21】本送信1の結果を説明する図である。
【図22】本送信2の結果を説明する図である。
【図23】本送信3の結果を説明する図である。
【図24】顧客プロファイル毎のレスポンス率を説明す
る図である。
【図25】他の顧客プロファイル毎のレスポンス率を説
明する図である。
【図26】さらに他の顧客プロファイル毎のレスポンス
率を説明する図である。
【図27】顧客プロファイル毎のレスポンス率を説明す
る図である。
【図28】他の顧客プロファイル毎のレスポンス率を説
明する図である。
【図29】さらに他の顧客プロファイル毎のレスポンス
率を説明する図である。
【図30】本送信A1の結果のアセスメントチャートを
示す図である。
【図31】本送信B1の結果のアセスメントチャートを
示す図である。
【図32】本送信2の結果のアセスメントチャートを示
す図である。
【図33】本送信3の結果のアセスメントチャートを示
す図である。
【図34】本送信の結果を説明する図である。
【図35】レスポンスパターンを示す図である。
【図36】他のレスポンスパターンを示す図である。
【図37】データマイニングサーバのさらに他の処理を
説明するフローチャートである。
【図38】メールサーバの処理を説明するフローチャー
トである。
【図39】さらに他のレスポンスパターンを示す図であ
る。
【図40】レスポンスパターンを示す図である。
【図41】他のレスポンスパターンを示す図である。
【図42】データマイニングサーバの処理を説明するフ
ローチャートである。
【図43】アセスメントチャートの作成方法を説明する
図である。
【図44】アセスメントチャートの作成方法を説明する
図43に続く図である。
【図45】アセスメントチャートの作成方法を説明する
図44に続く図である。
【図46】データマイニングサーバの他の処理を説明す
るフローチャートである。
【図47】アセスメントチャートの例を示す図である。
【図48】アセスメントチャートの作成方法を説明する
図である。
【図49】アセスメントチャートの作成方法を説明する
図48に続く図である。
【図50】アセスメントチャートの作成方法を説明する
図49に続く図である。
【図51】アセスメントチャートの作成方法を説明する
図50に続く図である。
【図52】データマイニングサーバのさらに他の処理を
説明するフローチャートである。
【図53】他のアセスメントチャートの例を示す図であ
る。
【図54】さらに他のアセスメントチャートの例を示す
図である。
【図55】アセスメントチャートの例を示す図である。
【図56】他のアセスメントチャートの例を示す図であ
る。
【図57】データマイニングサーバの処理を説明するフ
ローチャートである。
【図58】データマイニングサーバの他の処理を説明す
るフローチャートである。
【図59】データマイニングサーバのさらに他の処理を
説明するフローチャートである。
【図60】データマイニングサーバの処理を説明するフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 メールサーバ, 2 顧客情報データベース, 4
Webサーバ, 5データマイニングサーバ, 6 分
析用データベース, 21 CPU, 22 ROM, 23
RAM, 24 バス, 25 入出力インタフェー
ス, 26 入力部, 27 出力部, 28 記憶
部, 29 通信部, 30 ドライブ,31 磁気デ
ィスク, 32 光ディスク, 33 光磁気ディス
ク, 34半導体メモリ, 41 CPU, 42 ROM,
43 RAM, 44 バス,45 入出力インタフェ
ース, 46 入力部, 47 出力部, 48 記憶
部, 49 通信部, 50 ドライブ, 51 磁気
ディスク, 52 光ディスク, 53 光磁気ディス
ク, 54 半導体メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉見 尚也 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 西岡 久雄 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 金子 康芳 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA06 BB49

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理端末に対してコンテンツを送信
    する送信手段と、 前記送信手段により送信された前記コンテンツに対する
    前記情報処理端末からのレスポンス率を算出する算出手
    段と、 前記レスポンス率に対応する前記コンテンツの対価を記
    憶する記憶手段と、 前記算出手段により算出された前記レスポンス率に対応
    する前記コンテンツの対価を前記記憶手段から取得する
    取得手段とを含むことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 情報処理端末に対してコンテンツを送信
    する送信ステップと、 前記送信ステップの処理により送信された前記コンテン
    ツに対する前記情報処理端末からのレスポンス率を算出
    する算出ステップと、 前記レスポンス率に対応する前記コンテンツの対価を記
    憶する記憶ステップと、 前記算出ステップの処理により算出された前記レスポン
    ス率に対応する前記コンテンツの対価を前記記憶ステッ
    プの処理により記憶された前記コンテンツの対価から取
    得する取得ステップとを含むことを特徴とする情報処理
    方法。
  3. 【請求項3】 情報処理端末に対してコンテンツを送信
    する送信ステップと、 前記送信ステップの処理により送信された前記コンテン
    ツに対する前記情報処理端末からのレスポンス率を算出
    する算出ステップと、 前記レスポンス率に対応する前記コンテンツの対価を記
    憶する記憶ステップと、 前記算出ステップの処理により算出された前記レスポン
    ス率に対応する前記コンテンツの対価を前記記憶ステッ
    プの処理により記憶された前記コンテンツの対価から取
    得する取得ステップとを含むことを特徴とするコンピュ
    ータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録
    媒体。
  4. 【請求項4】 情報処理端末に複数のコンテンツを送信
    した場合における、前記各コンテンツに関する前記情報
    処理端末からのレスポンスの期待値を算出する算出手段
    と、 前記算出手段により算出された前記期待値に所定の閾値
    を設定する設定手段と、 前記期待値に対応する前記コンテンツの対価を記憶する
    記憶手段と、 前記設定手段により設定された前記所定の閾値に対応す
    る前記コンテンツの対価を前記記憶手段から取得する取
    得手段とを含むことを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記レスポンスの期待値は、レスポンス
    率の期待値、または前記情報処理端末からのレスポンス
    数の期待値を含むことを特徴とする請求項4に記載の情
    報処理装置。
  6. 【請求項6】 情報処理端末に複数のコンテンツを送信
    した場合における、前記各コンテンツに関する前記情報
    処理端末からのレスポンスの期待値を算出する算出ステ
    ップと、 前記算出ステップの処理により算出された前記期待値に
    所定の閾値を設定する設定ステップと、 前記期待値に対応する前記コンテンツの対価を記憶する
    記憶ステップと、 前記設定ステップの処理により設定された前記所定の閾
    値に対応する前記コンテンツの対価を前記記憶ステップ
    の処理により記憶された前記コンテンツの対価から取得
    する取得ステップとを含むことを特徴とする情報処理方
    法。
  7. 【請求項7】 情報処理端末に複数のコンテンツを送信
    した場合における、前記各コンテンツに関する前記情報
    処理端末からのレスポンスの期待値を算出する算出ステ
    ップと、 前記算出ステップの処理により算出された前記期待値に
    所定の閾値を設定する設定ステップと、 前記期待値に対応する前記コンテンツの対価を記憶する
    記憶ステップと、 前記設定ステップの処理により設定された前記所定の閾
    値に対応する前記コンテンツの対価を前記記憶ステップ
    の処理により記憶された前記コンテンツの対価から取得
    する取得ステップとを含むことを特徴とするコンピュー
    タが読みとり可能なプログラムが記録されている記録媒
    体。
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