JP2002123683A - 通貨交換レートのリスクをヘッジするコンピュータシステムおよび方法 - Google Patents

通貨交換レートのリスクをヘッジするコンピュータシステムおよび方法

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JP2002123683A JP2001313802A JP2001313802A JP2002123683A JP 2002123683 A JP2002123683 A JP 2002123683A JP 2001313802 A JP2001313802 A JP 2001313802A JP 2001313802 A JP2001313802 A JP 2001313802A JP 2002123683 A JP2002123683 A JP 2002123683A
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hedge
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ゲールハルト・マイアー
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    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、交換取引アイテムの特定の位置に
関連する通貨交換レートのリスクを容易に、迅速にヘッ
ジする方法およびそのためのコンピュータシステムを提
供することを目的としている。 【解決手段】 交換取引アイテムの1次トランザクショ
ンに関連する通貨交換レートのリスクをヘッジするため
のコンピュータシステム100 は、トランザクション値を
有する1次トランザクションを実行する手段110 と、通
貨交換レートを受信する手段112 と、通貨交換レート
と、ヘッジ期間と、トランザクション値またはトランザ
クション値の一部に基づいてヘッジ価格を決定する手段
116 と、ヘッジ価格を有するヘッジオファーを出力する
手段108 とを備えていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換取引アイテム
のトランザクションに関連する通貨交換レートのリスク
をヘッジするコンピュータシステムおよび方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムの補助により、投
資者または投資者の代理人等のユーザは株、証券、株の
選択権、将来の選択形、財務文書等の交換取引アイテム
を購入または売却するため交換取引アイテムの市場にア
クセスできる。交換取引アイテムの市場にアクセスする
コンピュータシステムはユーザ端末と通信するユーザ情
報を受信し、出力する手段を通常具備している。さら
に、このようなコンピュータシステムは交換取引アイテ
ムのトランザクションを実行する手段を具備している。
トランザクションを実行する手段はトランザクションを
管理する取引手段と、株の交換等の交換取引アイテムの
市場と通信する交換インターフェースを含んでいる。
【0003】ユーザは特定の交換取引アイテムが購入ま
たは売却される現在の価格に関するユーザリクエストを
入力することによって交換取引アイテムのトランザクシ
ョンを開始してもよい。ユーザリクエストを受信したと
き、コンピュータシステムは交換インターフェースを介
して交換取引アイテムの市場から対応する価格をリクエ
ストする。コンピュータシステムはその後、ユーザ情報
を受信し出力する手段によりユーザへ交換インターフェ
ースを介して受信された価格を出力する。ユーザが特定
の交換取引アイテムをその現在の価格に基づいて購入ま
たは売却することを決定したならば、ユーザは例えば購
入または売却される特定の会社のシェア量等の少なくと
もトランザクションのボリュームを含む実行リクエスト
を入力する。この実行リクエストはユーザ端末より入力
され、ユーザ情報を受信し出力する手段により受信され
る。その後、取引手段は実行リクエストに関するトラン
ザクションを実行するために交換インターフェースによ
り交換取引アイテムの市場にアクセスする。トランザク
ションの実行後、特定の交換取引アイテムの位置が生成
されまたは設定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】交換取引アイテムのト
ランザクションは通貨交換レートのリスクを受けること
がよく知られている。これは通常、交換取引アイテムの
価格を設定している市場の通貨が例えば投資者の国内市
場の通貨とは異なる場合である。例えば日本人の投資者
がNASDAQで1シェア当たり10ドルでXYZ社の
取引の100のシェアを購入するならば、トランザクシ
ョン時の交換レートが1ドル当たり100円であると仮
定すると、トランザクションは投資者に100,000
円の価格を要する。投資者が交換レートが1ドル当たり
95円であるときXYZ社のシェアを売却することを決
定したならば、投資者は交換レートの変動に関する5%
の損失を負う。
【0005】外国の交換(FX)のリスクに対して保護
するために財務文書が既に存在している。例えば、FX
の呼オプションの購入者は特定された時に特定額で外国
通貨を特定の交換レートで購入する権利を有する。しか
しながら、平均的なカスタマの小売り銀行業では、FX
オプションは幾つかの理由で交換取引アイテムのトラン
ザクションにより生成された位置に関連する交換レート
のリスクを減少するのには適していない。最初に、FX
オプションの使用は、投資者がオプションの投資と呼の
使用と、位置をヘッジすることに精通することを必要と
することにより交換取引アイテムのトランザクションに
複雑性の階級を付加する。また、FXオプションは典型
的に固定した通貨の額のためのものであり、通常交換取
引アイテムの典型的なトランザクションに関連する通貨
額のリスクに一致しない。さらに、特定の通貨ペアに対
するFXオプションのストライク価格はFX市場メーカ
ーにより予め限定され、多くは交換取引アイテムの特定
のトランザクションが行われるときに、正確な交換レー
トに一致しない。さらに、投資者の地理的位置に依存し
て、FXオプションはしばしば、部分的のみの保護が実
現されるように選択権料が交換レートの動きに厳密にし
たがわない“欧州スタイル”である。また欧州スタイル
のオプションは満期でのみ行われることができ、それに
よってこれらは任意の時間に投資者により終了される特
定位置を保護するために有効ではない。結果としてFX
オプションはオンラインで容易に購入されず、投資者は
FXオプションを購入するときに潜在的に時間がかかる
プロセスを受けなければならない。
【0006】交換レートのリスクをヘッジする別の技術
は通貨の証明書の購入である。しかしながら、現在の取
引通貨の証明書は最も適切な通貨の証明書を選択するた
めに投資者が十分に商品を理解することを必要とする。
さらに、通貨の証明書は、交換取引アイテムのトランザ
クション量と一致しない標準的な証明書量と、トランザ
クションが実行されたときの交換レートと一致しない予
め限定されたストライクレベルを有する。FXオプショ
ンのように、通貨証明書はオンラインで容易に選択され
ず、そのために投資者は通貨証明書を購入するときに潜
在的に時間がかかるプロセスを受けなければならない。
【0007】要約すると、交換取引アイテムの位置に関
連する交換レートのリスクは、特に交換レートのリスク
に対して保護するためのFXオプションまたは通貨の証
明書のような現在有効な財務文書を購入する複雑で時間
のかかるプロセスによりプロではない投資者により容易
にヘッジされることができない。それ故、交換取引アイ
テムの特定の位置に関連する通貨交換レートのリスクを
容易におよび迅速にヘッジするコンピュータシステムお
よび方法が必要とされている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来技術の欠
点を克服し既存の要件を満たすコンピュータシステムを
提供することを目的とし、そのコンピュータシステム
は、トランザクション量を有する交換取引アイテムの1
次トランザクションを実行する手段と、通貨交換レート
を受信する手段と、少なくとも通貨交換レートと、ヘッ
ジ期間と、トランザクション量とまたはその一部に基づ
いてヘッジ価格を決定する手段と、少なくともヘッジ価
格を有するヘッジオファーを出力する手段とを具備して
いる。本発明にしたがって通貨交換レートのリスクをヘ
ッジする方法は、トランザクション量を有する交換取引
アイテムの1次トランザクションを実行し、通貨交換レ
ートを受信し、最小の通貨交換レートと、ヘッジ期間
と、トランザクション量またはその一部に基づいてヘッ
ジ価格を決定し、少なくともヘッジ価格を有するヘッジ
オファーを出力するステップを含んでいる。本発明にし
たがって、ヘッジ価格を含んでいるヘッジオファーは好
ましくは、特定の1次トランザクションを実行するため
に例えば投資者がコンピュータシステムからリクエスト
したすぐ後に、交換取引アイテムの特定の1次トランザ
クションに関連して出力される。
【0009】ヘッジ期間、即ち交換レートのリスクに対
する保護が探索されまたは許可される期間は、コンピュ
ータシステムにより標準化されユーザ決定され、または
予め決定される。ヘッジ期間がコンピュータシステムに
より予め決定されない場合には、コンピュータシステム
はヘッジ期間を受信する手段を具備することが好まし
い。ヘッジ期間を受信する手段は標準化されたヘッジ期
間を受信するための交換取引アイテムの市場、またはユ
ーザ規定されたヘッジ期間を受信するためのユーザ端末
と通信してもよい。
【0010】本発明の例示的な実施形態では、コンピュ
ータシステムは交換レートのリスクの2次トランザクシ
ョンを実行する手段をさらに具備している。交換レート
のリスクの2次トランザクションはヘッジ価格を含んで
いるヘッジオファーがユーザにより容認された後に自動
的に行われることが好ましい。ほとんどの場合、ヘッジ
価格は投資者の2次トランザクションの価格全体と同一
である。
【0011】好ましくは、2次トランザクションは背景
で自動的に行われ、それによって、2次トランザクショ
ンの詳細な機構は投資者には“見えない”ままである。
それ故、投資者がこのように2次トランザクションを理
解する必要はない。投資者がヘッジオファーを受けるな
らば、投資者は特定の1次トランザクションに関連する
交換レートのリスクが除去されることを知りさえすれば
よい。
【0012】2次トランザクションは投資者と例えば財
務機構間の同意の形態を有してもよく、それによって財
務機関は特定の1次トランザクションに関連する交換レ
ートのリスクを繰越そうとし、投資者は代りに財務機関
へヘッジ価格を支払おうとする。他方で、2次トランザ
クションは特定の1次トランザクションに関連した交換
レートのリスクを補償するのに適した特別な財務機構の
ような交換取引アイテムに関してもよい。
【0013】2次トランザクションは交換取引アイテム
と、取引されることができない、いわゆる取引可能では
ないアイテムの両者に関する。2次トランザクションは
例えば、店頭取引(OTC)財務機構に基づき、これは
ユーザの決定可能なヘッジ期間のような複数のパラメー
タにしたがって特別に調製される。このようなOTC機
構は通常取引されることができず、したがって以下説明
するように1次トランザクションのアイテムにリンクさ
れてもよい。他方で、2次トランザクションはまた例え
ばヘッジ期間に関して標準化された財務機構に基づき、
例えば1ドルまたは10ドルのような小さい標準化され
た通貨額へ分解される。
【0014】コンピュータシステムはコンピュータシス
テムとその環境間で情報の転送を可能にする幾つかのイ
ンターフェースを具備してもよい。通貨交換レートを受
信する手段は例えば交換レートデータソースと通信する
レートインターフェースを含んでもよい。交換レートデ
ータソースは実時間の交換レートを与えることができ
て、これはヘッジ価格を決定する基盤を形成する。さら
に、トランザクションを実行する手段は交換取引アイテ
ムの市場と通信する交換インターフェースを具備しても
よい。交換インターフェースは交換取引アイテムの実時
間価格を少なくとも受信するように構成されている。さ
らに、ヘッジ価格を出力する手段はユーザ情報を出力し
受信するユーザインターフェースを具備してもよい。ユ
ーザインターフェースは外部ユーザ端末と通信すること
が好ましい。ユーザ端末は投資者の代理人または直接投
資者によって動作されることができる。
【0015】さらに別の実施形態によれば、本発明のコ
ンピュータシステムはまた、それぞれ実行された1次ト
ランザクションに関するトランザクション情報を記憶す
るデータベース手段も具備する。さらに、トランザクシ
ョン情報はその次の2次トランザクションに関する情報
を含むことができる。
【0016】特定の交換取引アイテムのヘッジ位置は設
定され(例えば特定の会社の先に購入されたシェアが売
却されたとき)、現在の交換レートは投資者が交換レー
トの損失を被ったか否かを見つけるために検査されなけ
ればならない。コンピュータシステムはしたがって第1
の比較手段をさらに具備し、これはヘッジ位置を設定し
たときに、1次トランザクションの実行時に記憶された
交換レートと、交換レートを受信する手段により与えら
れた現在の交換レートとを比較する。
【0017】第1の比較手段が現在の交換レートが記憶
された交換レートよりも小さいことを決定したならば、
補償額が記憶された交換レートと現在の交換レートとの
差に基づいて計算されることができる。計算はさらに、
決定のヘッジ値に基づくことができる。第1の比較手段
に加えて、コンピュータシステムはしたがって補償額を
計算する手段を備えることが好ましい。投資者は設定さ
れた1次トランザクションからの利益を受けるだけでな
く、補償額、交換レートの下落に関連する交換レートの
損失が補償される。
【0018】1次トランザクションの設定前にヘッジ期
間が経過したとき、1次トランザクションにより生成さ
れた位置に関連する交換レートのリスクはもはやヘッジ
されない。位置の連続的なヘッジ(“ロールオーバ
ー”)を可能にするために、コンピュータシステムは、
ヘッジ期間の経過した部分を測定するための時間測定手
段を具備してもよい。時間測定手段はヘッジオファーを
出力する手段と通信し、それによって、ヘッジ期間の経
過した部分が第1のしきい値を超えた場合には、新しく
決定されたヘッジ価格を含んでいるさらに別のヘッジオ
ファーが出力される。例えば最初3か月のヘッジ期間が
投資者により選択されたならば、さらなるヘッジオファ
ーがこの3か月期間の終了前の2週間に出力されてもよ
い。
【0019】ヘッジ期間中、ヘッジ位置の値、即ち1次
トランザクションを受ける交換取引アイテムの価格が認
識されてもよい。結果として、位置の現在値とヘッジ値
との間に差が存在する。投資者に位置の認識された値を
ヘッジするオプションを与えるために、コンピュータシ
ステムは1次トランザクションの実行時に記憶された交
換取引アイテムの外国通貨の価格をその現在の価格と比
較する。第2の比較手段はさらに、または代りにヘッジ
位置の外国通貨の現在値を1次トランザクションが実行
されたときの位置値と比較する。
【0020】第2の比較手段はヘッジオファーを出力す
る手段と通信し、それによって計算された差が第2のし
きい値を超過するならば、新しく決定されたヘッジ価格
に基づくさらなるヘッジオファーが出力される。好まし
くは、交換取引アイテムの記憶された値と、その位置の
現在の価格または記憶された値との差はヘッジ期間中に
のみ監視される。
【0021】既に前述したように、コンピュータシステ
ムのユーザインターフェースは1次トランザクションに
関連する交換レートのリスクをヘッジするためにユーザ
端末と通信してもよい。ユーザ端末はユーザインターフ
ェースを介して送信された情報を受信し出力することを
可能にする複数のユーザ通信フィルタを有する。複数の
ユーザ通信フィールドは、トランザクション情報を入力
するためのトランザクションフィールドを具備し、それ
に基づいて1次トランザクションが実行され、さらに、
複数のユーザ通信フィールドは、少なくとも現在の交換
レートと、ヘッジ期間と、トランザクション値またはト
ランザクション値の一部に基づいて決定されるヘッジ価
格を出力するための確証フィールドを具備してもよい。
ヘッジ期間がユーザ決定可能であるならば、ユーザ端末
はさらにヘッジリクエストを入力するためのヘッジフィ
ールドを具備することができ、ヘッジリクエストは最小
のヘッジ期間を含んでいる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明のさらに別の特徴および利
点は以下の本発明の好ましい実施形態の詳細な説明と、
添付図面を参照することにより明白になるであろう。図
1では、交換取引アイテムの1次トランザクションに関
連する通貨交換レートのリスクをヘッジするための本発
明にしたがったコンピュータシステム100 のブロック図
が示されている。コンピュータシステム100 と通信して
いるのはニューヨークの株式交換所のような取引アイテ
ムを交換するための市場102 であり、これを介して投資
者の1次トランザクションが実行される。また、外部交
換レートデータソース104 はコンピュータ100 と通信し
ており、これはコンピュータシステム100 に実時間交換
レートデータを提供する。さらに、例えば投資者または
投資者の代理人により動作されるユーザ端末106 は特別
の交換取引アイテムで1次トランザクションを実行する
目的でコンピュータシステム100 と通信する。ユーザ端
末106 は例えば無線アプリケーションプロトコル(WA
P)に適合された移動体電話、またはコンピュータシス
テム100 と対話するように設計されたソフトウェアプロ
グラムを実行するパーソナルコンピュータであってもよ
いが、これには限定されていない。ユーザ端末106 はイ
ンターネットまたは専用の通信ラインを含むがそれに限
定されていない任意の既知の方法を使用してコンピュー
タシステム100 と通信してもよい。
【0023】コンピュータシステム100 はユーザ端末10
6 へ情報を出力し、ユーザ端末106からの情報を受信す
る。コンピュータシステム100 とユーザ端末106 との間
の対話を管理するための管理手段108 を含んでいる。管
理手段108 から出力された情報は交換取引アイテムに関
する1次トランザクションとの一時的な閉じた関係で出
力されてもよい最小のヘッジオファーを含んでいる。管
理手段108 はそれ故、ヘッジオファーを出力するための
構成手段である。
【0024】管理手段108 はさらにユーザ情報が出力さ
れ、受信されるユーザインターフェース 108aを備えて
いる。ユーザ端末106 はユーザインターフェース 108a
を介して管理手段108 と通信する。ユーザインターフェ
ース 108aを介して、管理手段108 はユーザの規定する
ヘッジ期間をユーザ端末106 から受信してもよい。
【0025】コンピュータシステム100 はまた1次トラ
ンザクションを実行する手段110 を含んでいる。1次ト
ランザクションを実行する手段110 は管理手段108 と通
信しており、ユーザ端末106 によりリクエストされた1
次トランザクションを管理する取引手段 110aと、1次
トランザクションを実行を実行する手段110 と取引アイ
テムを交換するための市場102 との間の通信を可能にす
る交換インターフェース 110bとを備えている。1次ト
ランザクションを実行する手段110 は、ユーザ端末106
からユーザインターフェース 108aを介して受信された
実行リクエストを市場102 へ出力し、ユーザインターフ
ェース 108aを介して、市場102 から受信された取引確
認をユーザ106 へ報告する。
【0026】コンピュータシステム100 にはレートイン
ターフェース 112aを有する通貨交換レートを受信する
手段112 も含まれている。交換レートを受信する手段11
2 はレートインターフェース 112aを介して、実時間交
換レートデータを提供する交換レートデータソース104
と通信する。
【0027】コンピュータシステム100 はまた1次トラ
ンザクションに関連する交換レートのリスクの2次トラ
ンザクションを実行する手段114 を備えている。2次ト
ランザクションを実行する手段114 は、少なくとも1次
トランザクションを実行する手段110 および管理手段10
8 と通信する。
【0028】以下、1次トランザクションに関連する交
換レートのリスクのヘッジが、2次トランザクションを
実行する手段114 により両者とも実行される2つの例示
的な2次トランザクションにより示される。
【0029】手段114 により実行されることのできる第
1の例示的な2次トランザクションは取引可能ではない
FXプットオプション“米国スタイル”に関する。この
ような“米国スタイル”オプションは満期日前の任意の
時に実行されることができる。FXオプションは好まし
くはOTCオプションであり、即ちこのオプションは特
定の1次トランザクションに対して調節され、例えばヘ
ッジ期間と、ヘッジされる1次トランザクション値に関
して投資者の特別な必要性にしたがう。OTCFXオプ
ションは取引可能ではないが、全体的なヘッジ期間に1
次トランザクションにより生成された特定位置にリンク
される。リンクにより、OTC FXオプションはヘッ
ジ期間中にヘッジ位置が固定されたときに自動的に設定
される。リンクは1次トランザクションに関連する交換
レートのリスクをヘッジするために投資者がOTC F
Xオプションの詳細な機構および選択権構成を理解する
必要がない利点を有する。
【0030】手段114 により実行されてもよい第2の例
示的な2次トランザクションは標準的なストライクレベ
ルと標準的な満期日を有するが例えば1ドルのような1
つの通貨単位に分解されるベアタイプの取引可能な通貨
証明書に関係する。投資者が例えば14,320ドルの
トランザクション値を有する1次トランザクションに関
連する交換レートのリスクをヘッジすることを意図する
ならば、2次トランザクションはしたがって14,32
0の通貨証明書の量を有し、各通貨証明書は特定の交換
レートにより、即ちストライクレベルで満了日に1ドル
の売却を可能にする。前述したように、通貨証明書は標
準化されたストライクレベルを有する。購入するための
通貨証明書は現在の交換レートに基づく。通常、現在の
交換レートに近いストライクレベルを有する通貨証明書
はコンピュータシステム100 によって自動的に選択され
る。特定の満了日と特定のストライクレベルを有する通
貨証明書の価格は現在の交換レートに依存している。通
貨証明書は通常取引可能であるので、通貨証明書の1次
トランザクションの位置と2次トランザクションとの位
置間の連結は必要とされない。換言すると、通貨証明書
は1次トランザクションの交換取引アイテムから独立し
て投資者により売られてもよい。
【0031】コンピュータシステム100 はさらに、特別
な1次トランザクションに関連する交換レートのリスク
をヘッジするために価格を決定する手段116 を具備す
る。ヘッジ価格を決定する手段116 は管理手段108 、1
次トランザクションを実行する手段110 、交換レートを
受信する手段112 、2次トランザクションを実行する手
段114 と通信する。
【0032】手段116 はコンピュータシステムとユーザ
端末106 との間のトランザクションを管理するための手
段108 を介して投資者からの対応するヘッジリクエスト
を受信したときにヘッジ価格を決定する。ヘッジ価格の
決定は特別な2次トランザクションに依存している。コ
ンピュータシステム100 はまた幾つかの異なる2次トラ
ンザクション間のユーザの選択を可能にするか、あるい
は1次トランザクションに関連する交換レートのリスク
のヘッジを特別な2次トランザクションに制限してもよ
い。
【0033】2次トランザクションがOTC FXオプ
ションに関係するならば、1次トランザクションをヘッ
ジする価格、即ちOTC FXオプションの価格はヘッ
ジ期間、ヘッジされる1次トランザクションの値、1次
トランザクションが実行されるときの交換レートに依存
する。1次トランザクションの実行時に、ヘッジ価格を
決定する手段116 はしたがって1次トランザクションを
実行する手段110 から交換レートと1次トランザクショ
ン値を受信する手段112 を介して交換レートデータソー
ス104 から現在の交換レートを受信する。さらに、手段
116 はユーザの選択するヘッジ期間と、所望ならば、管
理手段108 を介してユーザ端末106 からヘッジされるト
ランザクション値の一部を受信する。手段116 はその
後、これらのパラメータに基づいてヘッジ価格を計算
し、計算されたヘッジ価格を管理手段108 へ送信し、そ
の管理手段108 はその後、計算されたヘッジ価格を含む
ヘッジオファーをユーザインターフェース 108aを介し
てユーザ端末108 へ出力する。
【0034】他方で、2次トランザクションが小さい通
貨単位に分解された通貨証明書に関するならば、1次ト
ランザクションをヘッジする価格は1次トランザクショ
ン値と、選択された特定の通貨証明書に依存する。1次
トランザクションの実行時に、手段116 は通貨交換レー
トに基づいて適切な通貨証明書を選択し、1つの選択さ
れた通貨証明書の価格をトランザクション値またはその
ユーザの選択するその一部分をヘッジするために必要と
される通貨証明書数により乗算することによってヘッジ
価格を決定する。通貨証明書は標準化されたストライク
レベルを有するので、特定の通貨証明書はヘッジ価格を
決定する手段116 により選択され、それによって有効な
ストライクレベルと、交換レートを受信する手段112 を
介して交換レートデータベース手段104 から受信された
現在の交換レートとの差は最小にされる。通貨証明書は
標準化された満期日を有するので、ヘッジ期間は投資者
により自由に選択されることはできない。代りに、ヘッ
ジ価格を決定する手段116は、異なる満期日に関する幾
つかのヘッジ価格を含むヘッジオファーを、管理手段10
8 のユーザインターフェース 108aを介してユーザ端末
106 へ送信する。ユーザはその後、特定の満期日、即ち
ヘッジ期間を選択し、ユーザの対応する選択リクエスト
は、管理手段108 のユーザインターフェース 108aを介
してユーザ端末106 から2次トランザクションを実行す
る手段114 へ送信される。選択された通貨証明書は取引
可能であるので、2次トランザクションを実行する手段
114 は1次トランザクションを実行する手段110 の取引
手段 110aを介して取引アイテムを交換するための市場
102 を通して、選択された通貨証明書を購入してもよ
い。
【0035】コンピュータシステム100 は1次または2
次トランザクションに関する全ての情報を記憶した中央
データベース手段118 を具備している。必要ならば、デ
ータベース手段118 はコンピュータシステム100 の全て
の他のコンポーネントによりアクセスされてもよい。デ
ータベース手段118 に記憶されているトランザクション
情報は、交換取引アイテムの識別を可能にする少なくと
も1つの識別子と、特定の1次トランザクションを受け
る交換取引アイテムの量と、1次トランザクションが実
行されたときの交換取引アイテムの価格に関するものが
含まれる。ヘッジオファーが受け入れられた場合、トラ
ンザクション情報もまたヘッジ情報を含むことができ
る。ヘッジ情報は、交換取引アイテムの特定の位置がヘ
ッジされることを示している少なくとも1つのヘッジフ
ラグと、ヘッジ期間と、1次トランザクションまたは2
次トランザクションが実行されたときの交換レートと、
実行された2次トランザクションに関する情報に関連で
きる。
【0036】コンピュータシステム100 はまた管理手段
108 と通信する第1の比較手段120と、通貨交換レート
を受信する手段112 と、データベース手段118 とを備え
ている。管理手段108 が、特定の位置、例えば売却され
た特定の会社の先に購入されたシェアが設定されたこと
を示す設定リクエストをユーザ端末106 から受信したと
き、第1の比較手段120 はこの特定の位置がヘッジされ
たか否かと、ヘッジ期間が既に経過されたか否かをチェ
ックする。ヘッジ期間がまだ経過されていないならば、
第1の比較手段120 は1次トランザクションの実行時に
データベース手段118 中に記憶された交換レートと、交
換レートを受信する手段112 を介して交換レートデータ
ソース104 から受信された現在の交換レートとを比較す
る。
【0037】第1の比較手段120 は、現在の交換レート
が2次トランザクションの特性に依存して記憶された交
換レートよりも小さいことを決定した場合にさらに動作
が行われる。交換レートのリスクが通貨証明書でヘッジ
されるならば、位置が設定されるときに通貨証明書は自
動的に売却されてもよい。交換レートの下落のために通
貨証明書値が認識されるので、位置の設定に関連する投
資者の交換レート損失は交換レート利益により補償さ
れ、これは2次トランザクションの設定に関連される。
【0038】他方で、交換レートのリスクが財務機構に
より発行される取引可能ではないOTC FXオプショ
ンでヘッジされているならば、財務機構は交換交換レー
トの下落のに関連する投資者の交換レート損失を補償し
なければならない。コンピュータシステム100 はしたが
って第1の比較手段120 およびデータベース手段118と
通信する補償額計算手段122 をさらに具備している。こ
の手段122 は、1次トランザクションのヘッジされた値
に基づいて補償額と、1次トランザクションが実行され
たときにデータベース手段118 に記憶された交換レート
との間の差と、交換レートを受信する手段112 および第
1の比較手段120 を介して交換レートデータソース104
から受信された現在の交換レートとを計算する。
【0039】交換取引アイテムの特定のヘッジ位置値が
ヘッジ期間中に認識されるとき、1次トランザクション
が実行されたときの位置値と、外国通貨の現在の位置値
との差はヘッジされない。コンピュータシステム100 は
したがって、管理手段108 と1次トランザクションを実
行する手段110 とデータベース手段118 と通信している
第2の比較手段124 を具備している。
【0040】この第2の比較手段124 は1次トランザク
ションが実行されたときにデータベース手段118 中に記
憶された交換取引アイテムの価格を、交換インターフェ
ース110aを介して取引アイテムを交換するための市場1
02 から受信された交換取引アイテムの現在の価格を比
較する。特定位置を構成する交換取引アイテムの量と、
記憶された価格および現在の価格の差に基づいて、第2
の比較手段124 はその位置の外国通貨の認識値を評価す
る。認識された値が予め定められたまたはユーザの決定
したしきい値を超えているならば、第2の比較手段124
は管理手段108のユーザインターフェース 108aを介し
てユーザ端末106 へ警告を出力する。ユーザはその後、
警告を拒否するか、またはさらにヘッジオファーが前述
したように行われるためのヘッジリクエストを入力す
る。代りに、警告は新しく決定されたヘッジ価格を有す
るさらなるヘッジオファーを既に具備してもよい。新し
いヘッジ価格は先のヘッジ期間と、現在の交換レート
と、認識された位置値に基づいて決定されてもよい。
【0041】コンピュータシステム100 はまた管理手段
108 およびデータベース手段118 と通信している時間測
定手段126 を具備している。時間測定手段126 は既に経
過したヘッジ期間の一部を測定する。ヘッジ期間の経過
部分が予め定められたまたはユーザの決定したしきい値
を超えていることを時間測定手段126 が決定したなら
ば、ロールオーバーリクエストが管理手段108 のユーザ
インターフェース 108aを介してユーザ端末106 へ出力
される。ロールオーバーリクエストはユーザにさらにヘ
ッジリクエストを入力させる。その代りに、ロールオー
バーリクエストには新しく決定されたヘッジ価格を含む
さらなるヘッジオファーが付随してもよい。新しいヘッ
ジ価格は、先のヘッジ期間と、現在の交換レートと、現
在の位置値または1次トランザクションが実行されたと
きの位置値に基づいて決定されてもよい。
【0042】ユーザインターフェース 108aを介してコ
ンピュータシステム100 と通信するユーザ端末106 は、
ユーザインターフェース 108aを介して送信される情報
を入力および出力することを可能にする複数のユーザ通
信フィールド 106a、 106b、 106cを有している。ユ
ーザ通信フィールド 106a、 106b、 106cは、ユーザ
端末106 のディスプレイ装置上で単一の形態または別々
のスクリーンマスクの形態で表示されてもよい。複数の
ユーザ通信フィールドは1次トランザクションに関する
トランザクション情報の入力を可能にするトランザクシ
ョンフィールド106aを含んでいる。ユーザにより入力
されたトランザクション情報は、購入または売却される
交換取引アイテムと、その量に関する情報を含むことが
できる。さらに、トランザクションフィールド 106aを
介して、1次トランザクションのトランザクション値が
出力され、ユーザは1次トランザクションを実行するた
めの対応する実行リクエストを入力してもよい。
【0043】ユーザが1次トランザクションを実行する
ための実行リクエストを入力する前またはその直後に、
ヘッジフィールド 106bが表示され、ユーザが1次トラ
ンザクションに関連する交換レートのリスクをヘッジし
たいか否かをユーザに尋ねる。ユーザが交換レートのリ
スクをヘッジしたいならば、ヘッジ期間を入力するよう
に言われ、1次トランザクションの全体値またはその一
部だけがヘッジされるか否かを尋ねられる。この情報に
基づいて、コンピュータシステム100 の手段116 は、ヘ
ッジオファーとしてユーザ端末196 へ出力され、このユ
ーザ端末106 はその確認フィールド 106cに表示された
ヘッジ価格を決定する。ユーザはその後、ヘッジオファ
ーを受入れるか、異なるヘッジ価格に基づいてさらなる
ヘッジオファーを求めるか、または取消す。
【0044】図2および3を参照すると、本発明によっ
て交換取引アイテムの1次トランザクションに関連する
通貨交換レートのリスクをヘッジする方法が示されてい
る。最初に、ステップ1では、1次トランザクションに
関する、例えばXYZ社の100シェアの購入に関する
実行リクエストがユーザ端末106 のトランザクションフ
ィールド 106aを介して入力され、コンピュータシステ
ム100 から受信される。次に、ステップ2で、コンピュ
ータシステム100 は、ヘッジフィールド 106bを介して
購入に関連する交換レートのリスクがヘッジされるか否
かをユーザに尋ねる。ユーザが交換レートのリスクを断
ったならば、XYZ社の100シェアを購入するユーザ
の実行リクエストは、技術でよく知られている処理にし
たがってステップ3のように1次トランザクションを実
行する手段110 によって処理される。
【0045】他方で、ユーザが購入に関連する交換レー
トのリスクをヘッジすることを希望することを示したな
らば、ステップ4で、コンピュータシステム100 は、X
YZ社の100シェアを購入する実行リクエストが投資
者がそのシェアに対して支払おうとしている価格に関し
て制限されたか否かを決定する。リクエストが制限され
ないならば、ステップ5で、XYZ社の100シェアを
購入するリクエストが1次トランザクションを実行する
手段110 により実行される。ステップ6では、100シ
ェアのリクエストが完了したか否かが決定される。完了
したならば、1次トランザクションはステップ7で予約
される。
【0046】実行リクエストが制限されないか、実行リ
クエストが部分的にのみ埋められているならば、ステッ
プ8で、1次トランザクションを実行する手段110 は価
格設定のときを決定するために実行リクエストの埋めら
れていない部分を監視し、取引アイテムを交換するため
の市場102 におけるXYZ社のシェアの有効性は実行リ
クエストの埋められていない部分が埋められるようにさ
れる。これが行われたとき、方法はステップ5へ進み、
ここでは1次トランザクションの埋められていない部分
が実行される。
【0047】図3を参照すると、完了後またはステップ
5のそれぞれの部分的な埋合わせ後にXYZ社の100
シェアの1次トランザクションに関連する交換レートの
リスクをヘッジする方法が示されている。完了後または
ステップ5のそれぞれの部分的な埋合わせ後、方法は完
了または部分的な埋合わせに関連するヘッジ価格を計算
するように進行する。ステップ9で、コンピュータシス
テム100 は管理手段108 を介してリクエストをユーザ端
末106 へ出力し、投資者が1次トランザクションに関連
する交換レートのリスクのヘッジを希望するヘッジ期間
を投資者に特定させる。ユーザ端末106 はこのリクエス
トをヘッジフィールド 106bを介してユーザへ出力し、
ユーザは少なくともヘッジ期間の明細を含むヘッジリク
エストを入力することができる。例えば、投資者がXY
Z社のシェアを3か月保持することを希望するならば、
投資者は3か月のヘッジ期間を選択する。
【0048】一度投資者がヘッジリクエストを入力し、
ヘッジ期間を選択すると、ステップ10で、ヘッジ価格を
決定する手段116 は購入したXYZ社のシェア値と、投
資者の母国の通貨と投資者が購入したXYZ社のシェア
の外国通貨との交換レートと、ヘッジ期間とに基づいて
1次トランザクションをヘッジする価格を計算する。
【0049】市場状況または投資者の限定された実行リ
クエストのために、XYZ社の100シェアを購入する
ための投資者の1つの実行リクエストが例えば2つの5
0シェア部分で実行されてもよいので、ヘッジ価格は各
部分のリクエストが実行された時の交換レートと、各部
分のリクエストの値に基づいて、それぞれ50のシェア
部分で別々に計算されなければならない。一度ヘッジ価
格が決定されると、ステップ11で、コンピュータシステ
ム100 はヘッジ価格を含むヘッジオファーをユーザ端末
106 へ出力する。ユーザ端末106 はその後、確証フィー
ルド 106cでヘッジ価格を表示する。
【0050】投資者が表示されたヘッジ価格に基づいて
交換レートのリスクをヘッジすることを選択したなら
ば、ステップ12で、XYZ社のシェアの購入に関連する
交換レートのリスクのヘッジは有効にされる。これは例
えばOTC FXオプションの第2のトランザクション
により、このオプションをXYZ社のシェアの特定位置
へ連結し、OTC FXオプションがXYZ社のシェア
から別々に取引されることができないようにすることに
より行われることができる。
【0051】異なるヘッジ期間がさらに所望であること
を投資者が決定したならば、投資者には、ステップ13で
さらに所望のヘッジ期間を使用して新しく決定されたヘ
ッジ価格を有する機会が与えられる。しかしながら、投
資者がXYZ社のシェアの1次トランザクションのヘッ
ジに反対することを決定したならば、方法はステップ14
へ進み、この場合、1次トランザクションはヘッジされ
ない状態である。
【0052】さらに本発明の実施形態にしたがって、投
資者は1次トランザクションだけでなく2次トランザク
ションを限定できる。ユーザが1次トランザクションを
実行するリクエストを入力した後数日間限定された1次
トランザクションが実行されないので、1次トランザク
ションまたはその一部が実行される時のヘッジ価格は、
例えば交換レートの変動のために変更される可能性があ
る。限定された1次トランザクションをヘッジしようと
する投資者は、それ故ヘッジ期間だけでなく例えば投資
者が支払おうとしているヘッジ価格の価格範囲を特定す
るように求められる。結果として、限定された1次トラ
ンザクションは、1次トランザクションが実行される時
の現在のヘッジ価格が投資者により特定された価格範囲
内であるならばヘッジされるだけである。そうでなけれ
ば1次トランザクションはヘッジされない状態である。
【0053】コンピュータシステム100 の時間測定手段
126 を参照にして既に説明したように、投資者は、彼が
以前に特定したヘッジ期間内にXYZ社のシェアを売却
することを選択しない場合、ヘッジ期間の変化に適合で
きる。コンピュータシステム100 は電子メール、ファク
シミリまたは電話を含むがそれらに限定されない技術的
に知られている任意の手段を使用して、最初に選択され
たヘッジ期間が経過しようとしていることを投資者に通
知し、延長期間に対するヘッジを希望するか否かに関し
て投資者に尋ねる。代りに投資者自身がコンピュータシ
ステム100 からさらに長いヘッジ期間をリクエストす
る。
【0054】さらに、購入が行われた後にこの位置の値
が認識されるならば、XYZ社のシェアの位置のヘッジ
された値を増加することが必要になる。コンピュータシ
ステム100 の第2の比較手段124 を参照にして説明した
ように、コンピュータシステム100 は再度投資者に通知
し、投資者が認識された彼の位置値をヘッジすることを
可能にする。その代りに投資者自身がコンピュータシス
テム100 からXYZ社のシェアの認識された彼の位置の
値をヘッジするようにリクエストしてもよい。
【0055】投資者がXYZ社のシェアの彼の位置を売
却するとき、購入時の交換レートと売却時の交換レート
の良い方に基づいて母国の通貨で売却する手順を受け
る。例えば、購入時の交換レートが1ドル100円であ
り、売却時の交換レートが1ドル110円であったなら
ば、(円による販売手順を受ける)投資者は、高い交換
レートである1ドル110円に基づく販売手順を受け
る。この場合、売却時の交換レートは購入時の交換レー
トよりも好ましいので、ヘッジの要求は行われない。
【0056】他方で、売却時の交換レートが1ドル95
円であるならば、投資者は実質上購入時の交換レートで
ある1ドル100円に基づく売却手順を受ける。この場
合、投資者はヘッジ利得を使用する。
【0057】前述の説明から明白になったように、本発
明はプログラムがコンピュータで実行されるとき本発明
にしたがった方法のステップを行うプログラムコード手
段を有するコンピュータプログラムにも関する。プログ
ラムコード手段を有するコンピュータプログラムはコン
ピュータの読取り可能な記録媒体に記録されることがで
きる。さらに、本発明は、特定の会社のシェアの購入の
ヘッジに関しては図2と図3を参照して説明したが、本
発明は投資者が財務文書等の異なる交換取引アイテムを
購入する場合にも適用されてよいことが当業者に明白で
ある。また本発明は将来に交換取引アイテムを購入する
目的以外の交換取引アイテムの購入にも適用されること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】交換取引アイテムの1次トランザクションに関
連する通貨交換レートのリスクをヘッジするための本発
明のコンピュータシステムの概略図。
【図2】交換取引アイテムの1次トランザクションに関
連する通貨交換レートのリスクをヘッジするための本発
明の方法のフローチャート。
【図3】交換取引アイテムの1次トランザクションに関
連する通貨交換レートのリスクをヘッジするための本発
明の方法のフローチャート。

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換取引アイテムの1次トランザクショ
    ンに関連する通貨交換レートのリスクをヘッジするため
    のコンピュータシステムにおいて、 トランザクション値を有する1次トランザクションを実
    行する手段と、 通貨交換レートを受信する手段と、 少なくとも通貨交換レートと、ヘッジ期間と、トランザ
    クション値またはトランザクション値の一部に基づいて
    ヘッジ価格を決定する手段と、 少なくともヘッジ価格を有するヘッジオファーを出力す
    る手段とを具備しているコンピュータシステム。
  2. 【請求項2】 ヘッジ期間を受信する手段をさらに具備
    している請求項1記載のコンピュータシステム。
  3. 【請求項3】 交換レートのリスクの2次トランザクシ
    ョンを実行する手段をさらに具備している請求項1また
    は2記載のコンピュータシステム。
  4. 【請求項4】 通貨交換レートを受信する手段は交換レ
    ートデータソースと通信するレートインターフェースを
    具備している請求項1乃至3のいずれか1項記載のコン
    ピュータシステム。
  5. 【請求項5】 トランザクションを実行する手段は取引
    アイテムを交換するための市場と通信する交換インター
    フェースを具備している請求項1乃至4のいずれか1項
    記載のコンピュータシステム。
  6. 【請求項6】 ヘッジ価格を出力する手段は、ユーザ端
    末と通信してユーザ情報を出力して受信するユーザイン
    ターフェースを具備している請求項1乃至5のいずれか
    1項記載のコンピュータシステム。
  7. 【請求項7】 実行された1次トランザクションに関す
    るトランザクション情報を記憶するためのデータベース
    手段をさらに具備している請求項1乃至6のいずれか1
    項記載のコンピュータシステム。
  8. 【請求項8】 第1の比較手段をさらに具備し、ここで
    1次トランザクションの実行時に、交換レートが記憶さ
    れ、1次トランザクションにより生成された交換取引ア
    イテム位置の設定時に、第1の比較手段が記憶された交
    換レートと現在の交換レートとを比較する請求項1乃至
    7のいずれか1項記載のコンピュータシステム。
  9. 【請求項9】 記憶された交換レートと現在の交換レー
    トの差に基づいて補償額を計算するための手段をさらに
    具備し、補償額は現在の交換レートが記憶された交換レ
    ートよりも小さいならば計算される請求項8記載のコン
    ピュータシステム。
  10. 【請求項10】 ヘッジ期間の経過した部分を測定する
    ための時間測定手段をさらに具備している請求項1乃至
    9のいずれか1項記載のコンピュータシステム。
  11. 【請求項11】 ヘッジオファーを出力する手段は、ヘ
    ッジ期間の経過部分が第1のしきい値を超えたならば、
    さらにヘッジオファーを出力する請求項10記載のコン
    ピュータシステム。
  12. 【請求項12】 第2の比較手段をさらに具備し、ここ
    で1次トランザクションの実行時に、交換取引アイテム
    の少なくとも1つの価格と、交換取引アイテムの位置の
    値が記憶され、第2の比較手段は記憶された価格または
    値と現在の価格または値とを比較する請求項1乃至11
    のいずれか1項記載のコンピュータシステム。
  13. 【請求項13】 ヘッジオファーを出力する手段は、現
    在の価格または値と記憶された価格または値の差が第2
    のしきい値を超えたならばさらにヘッジオファーを出力
    する請求項12記載のコンピュータシステム。
  14. 【請求項14】 交換取引アイテムの1次トランザクシ
    ョンに関連する通貨交換レートのリスクをヘッジする方
    法において、 トランザクション値を有する1次トランザクションを実
    行し、 通貨交換レートを受信し、 少なくとも通貨交換レートと、ヘッジ期間と、トランザ
    クション値またはトランザクション値の一部に基づいて
    ヘッジ価格を決定し、 少なくともヘッジ価格を有するヘッジオファーを出力す
    るステップを含んでいる方法。
  15. 【請求項15】 ヘッジ期間を受信するステップをさら
    に含んでいる請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 交換レートのリスクの2次トランザク
    ションを実行するステップをさらに含んでいる請求項1
    4または15記載の方法。
  17. 【請求項17】 1次トランザクションが実行される時
    に少なくとも交換レートを記憶するステップをさらに含
    んでいる請求項14乃至16のいずれか1項記載の方
    法。
  18. 【請求項18】 実行された1次トランザクションに関
    するトランザクション情報を記憶するステップをさらに
    含んでいる請求項14乃至17のいずれか1項記載の方
    法。
  19. 【請求項19】 1次トランザクションにより生成され
    た交換取引アイテムの位置が設定されたとき、記憶され
    た交換レートを現在の交換レートと比較するステップを
    さらに含んでいる請求項17または18記載の方法。
  20. 【請求項20】 現在の交換レートが記憶された交換レ
    ートよりも小さいならば補償額を計算するステップをさ
    らに含んでおり、その計算は記憶された交換レートと現
    在の交換レートとの差に基づいている請求項19記載の
    方法。
  21. 【請求項21】 ヘッジ期間の経過した部分を測定する
    ステップをさらに含んでいる請求項14または20記載
    の方法。
  22. 【請求項22】 ヘッジ期間の経過した部分が第1のし
    きい値を超えた場合には、ヘッジオファーを出力するス
    テップをさらに含んでいる請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 1次トランザクションの実行される時
    に、交換取引アイテムの価格を記憶し、交換取引アイテ
    ムの現在の価格と記憶された価格とを比較するステップ
    をさらに含んでいる請求項14乃至22のいずれか1項
    記載の方法。
  24. 【請求項24】 現在の価格と記憶された価格の差が第
    2のしきい値を超えた場合にはヘッジオファーを出力す
    るステップをさらに含んでいる請求項23記載の方法。
  25. 【請求項25】 プログラムがコンピュータで実行され
    るとき請求項14乃至24のいずれか1項記載のステッ
    プを実行するプログラムコード手段を有するコンピュー
    タプログラム。
  26. 【請求項26】 コンピュータの読取り可能な記録媒体
    に記憶されている請求項2記載のプログラムコード手段
    を有するコンピュータプログラム。
  27. 【請求項27】 交換取引アイテムの1次トランザクシ
    ョンに関連する通貨交換レートのリスクをヘッジするユ
    ーザ端末において、ユーザ端末はコンピュータシステム
    のユーザインターフェースと通信し、複数のユーザ通信
    フィールドを有し、ユーザインターフェースを介して送
    信される情報の入力および出力を可能にし、ここで複数
    のユーザ通信フィールドは、トランザクション値を有す
    る1次トランザクションを実行するためにトランザクシ
    ョン情報を入力するためのトランザクションフィールド
    と、少なくとも現在の交換レートと、ヘッジ期間と、ト
    ランザクション値または、そのトランザクション値の一
    部に基づいて決定されたヘッジ価格を出力するための確
    認フィールドとを具備しているユーザ端末。
  28. 【請求項28】 ヘッジリクエストを入力するためのヘ
    ッジフィールドをさらに具備し、ヘッジリクエストは少
    なくともヘッジ期間を具備する請求項27記載の端末。
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