JP2002123399A - 教育支援方法およびシステム並びに記録媒体 - Google Patents

教育支援方法およびシステム並びに記録媒体

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JP2002123399A
JP2002123399A JP2000316677A JP2000316677A JP2002123399A JP 2002123399 A JP2002123399 A JP 2002123399A JP 2000316677 A JP2000316677 A JP 2000316677A JP 2000316677 A JP2000316677 A JP 2000316677A JP 2002123399 A JP2002123399 A JP 2002123399A
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Shigeru Kano
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数人の利用者が交代する際にかかる手順を
自動化することにより、交代する際にかかっていた操作
に要する時間を短縮すると共に、利用者の負担を軽減す
ること。 【解決手段】 先の利用者から後の利用者への交代に際
し、先の利用者が利用していた使用環境の情報を当該先
の利用者による所定の操作によって利用者別に記憶手段
に記憶するステップと、前記先の利用者への再交代に際
し、当該先の利用者が利用していた使用環境の情報を当
該先の利用者による所定の操作によって前記記憶手段か
ら読み出し、復元するステップとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数人の利用者が
1台のコンピュータを交代して利用しながら教育を受け
る教育支援方法及びシステム並びに記録媒体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータを用いた教育支援システム
は、特開平2000−019945号公報や特開平10
−274919号公報に開示されているように周知の技
術であるが、これらは利用者1人に対してコンピュータ
1台を使用することを前提としており、コンピュータの
台数が利用者の人数に満たない環境では、利用者が交代
する際に先に使用していた利用者が開いていた画面を閉
じたり画面で編集していたデータを保存させたり、次に
使用する利用者が教育支援システムにログインし直した
り、必要な画面を開く必要があるため、時間がかかると
いう問題がある。
【0003】このような従来技術によって教育支援シス
テムの利用者2人が交代しながら1台のコンピュータを
使用する場合の交代にかかる手順の例を図13で説明す
る。図13(a)において、現在コンピュータを使用し
ている利用者は、まず編集中のデータを保存し(ステッ
プSA1)、全てのデータの保存を完了するまでステッ
プSA1の操作を繰り返す。ステップSA2で全て処理
したと判定された場合は、次に開いている画面を閉じ
(ステップSA3)、全ての画面を閉じるまでステップ
SA3の操作を繰り返す。ステップSA4で全ての画面
を閉じたと判定した場合は教育支援システムからログア
ウトし(ステップSA5)、次の利用者に操作権を譲渡
する。
【0004】図13(b)において、次の利用者は前に
自分が行っていた作業を継続するために次の操作を行う
必要がある。まず教育支援システムにログインし(ステ
ップSB1)、次に作業を継続するために必要な画面を
開き(ステップSB2)、必要な画面全てを開くまでス
テップSB2の操作を繰り返す。ステップSB3で必要
な画面を全て開いたと判定した場合は、次にステップS
B2で開いた画面毎に必要なデータを読み込み(ステッ
プSB4)、必要なデータを全て読み込むまでステップ
SB4の操作を繰り返す。ステップSB5で必要なデー
タを全て読み込んだと判定した場合に、ようやく次の利
用者が作業を継続できる状態となり交代が完了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術によれば、図
13で説明したような手順を利用者が交代するたびに実
行しなければならず、交代に要する操作時間が多くかか
ることになり、利用者にとって煩雑であると同時に、シ
ステムの稼働率が悪いという問題がある。また、ステッ
プSB2で開く画面及びステップSB4で読み込むデー
タについては、前に自分が別の利用者に操作権を譲渡す
る際にステップSA1で保存したデータ及びステップS
A3で閉じた画面を利用者自身が記憶しておかなければ
ならないため、これも利用者にとって極めて煩雑であ
る。
【0006】このように、交代する際には先に使用して
いた利用者が再度コンピュータを利用する際に作業を継
続するために途中の作業状態を利用者自身で記憶してお
かなければならず、他の利用者がコンピュータを利用し
ている間の待ち時間が長くなればなるほど、覚えていた
作業状態を忘れる可能性が高くなり、交代した後で作業
を継続することが困難になるという問題もある。
【0007】本発明の目的は、複数人の利用者が交代す
る際にかかる手順を自動化することにより、交代する際
にかかっていた操作に要する時間を短縮すると共に、利
用者の負担を軽減することができる教育支援方法及びシ
ステム並びに記録媒体を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による教育支援方法は、先の利用者から後の
利用者への交代に際し、先の利用者が利用していた使用
環境の情報を当該先の利用者による所定の操作によって
利用者別に記憶手段に記憶するステップと、前記先の利
用者への再交代に際し、当該先の利用者が利用していた
使用環境の情報を当該先の利用者による所定の操作によ
って前記記憶手段から読み出し、復元するステップとを
備えることを特徴とする。また、前記使用環境の情報
は、各利用者が利用していたアプリケーションプログラ
ムによって定まるものであることを特徴とする。また、
前記使用環境の情報は、各利用者が利用していた画面を
再現するための情報であることを特徴とする。
【0009】また、本発明の教育支援システムは、先の
利用者から後の利用者への交代に際し、先の利用者が利
用していた使用環境の情報を当該先の利用者による所定
の操作によって利用者別に記憶する記憶手段と、前記先
の利用者への再交代に際し、当該先の利用者が利用して
いた使用環境の情報を当該先の利用者による所定の操作
によって前記記憶手段から読み出し、復元する手段とを
備えることを特徴とする。また、前記使用環境の情報
は、各利用者が利用していたアプリケーションプログラ
ムによって定まるものであることを特徴とする。また、
前記使用環境の情報は、各利用者が利用していた画面を
再現するための情報であることを特徴とする。また、予
め当該コンピュータを使用する利用者を全て指定する手
段を備えていることを特徴とする。
【0010】さらに、本発明の教育支援用のプログラム
を記録した記録媒体は、先の利用者から後の利用者への
交代に際し、先の利用者が利用していた使用環境の情報
を当該先の利用者による所定の操作によって利用者別に
記憶手段に記憶する処理と、前記先の利用者への再交代
に際し、当該先の利用者が利用していた使用環境の情報
を当該先の利用者による所定の操作によって前記記憶手
段から読み出し、復元する処理とを含むコンピュータが
読み取り可能なプログラムが記録されていることを特徴
とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して具体的に説明する。図1は、本発明による教
育支援システムの実施形態を示すブロック図である。こ
の実施形態の教育支援システムは、入力装置10、教育
支援装置11、表示装置19とに大別される。これら入
力装置10、教育支援装置11及び表示装置19は、例
えばパーソナルコンピュータなどのコンピュータで実現
されるものであり、教育支援装置11がコンピュータ本
体部に相当する。教育支援装置11は、入力装置10か
ら入力されるコマンドを解析するコマンド解析部22
と、利用者の情報を記憶する利用者データ記憶部13
と、利用者データ記憶部13に記憶された利用者の情報
を一覧表示してコマンド解析部12から入力されるコマ
ンドに従って教育支援システムを使用する利用者の情報
を抽出して記憶する利用者データ選択部15と、開いて
いる画面の状態を利用者データ選択部15に記憶された
利用者の情報により特定される利用者毎のデータ格納場
所のファイルに保存する作業状態保存部14と、利用者
データ選択部15で記憶している当該システムを使用す
る利用者の情報を入れ替える利用者入れ替え処理部16
と、利用者データ選択部15に記憶された利用者の情報
により特定される利用者毎のデータ格納場所のファイル
に保存されている画面の状態を復元する作業状態復元部
17と、作業状態を復元した結果を表示装置19に出力
する表示部18により構成される。
【0012】これら教育支援装置11を構成する各部
は、具体的にはそれぞれの部分に割当てられた機能を実
現するプログラムによって実現されるものであり、その
プログラムはCD−ROMなどの記録媒体に記録してコ
ンピュータユーザに提供することができる。また、イン
タネット等のネットワークを通じて学校等の教育支援コ
ンピュータに有償でインストールする形式でプログラム
製品そのものとして提供できるものである。なお、小学
校などのコンピュータ教室などにおいて本発明による教
育支援システムを実施する場合には、サーバ用コンピュ
ータを設置し、生徒用コンピュータとLANで接続し、
サーバ用コンピュータに利用者データ記憶部13を配置
してもよい。このとき、利用者毎のデータ格納場所13
3(図2で後述)もサーバ用コンピュータに配置するこ
とで、どの生徒用コンピュータからでも同じ環境で使用
できるという副次的効果を得ることができる。
【0013】コマンド解析部12は、入力装置10から
入力されるコマンドを解析し、コマンドが利用者の選択
の場合は利用者データ選択部15に選択された利用者を
通知し、コマンドが交代要求を示すものであるときは作
業状態保存部14に作業状態の保存を要求する。利用者
データ記憶部13は当該教育支援システムを利用する全
ての利用者の情報を保持する。作業状態保存部14はコ
マンド解析部12から作業状態の保存を要求されたとき
に現在開かれている全ての画面及びこれらの画面を復元
するための情報を使用環境情報として、利用者データ選
択部15で記憶している利用者の情報により特定される
場所のファイルに保存する。なお、画面及びこれらの画
面を復元するための使用環境の情報は、現在使用してい
るアプリケーションプログラムによって規定される。例
えば、文書編集プログラムAでは、利用者が交代要求を
入力した際に、そのときに開いていた画面と全く同じ画
面を再現するように、再現のための情報を保存する。ま
た、他の文書編集プログラムBでは、利用者が交代要求
を入力した際に、そのときに開いていた画面の先頭の画
面を再現するように、再現のための情報を保存する。
【0014】利用者データ選択部15は、利用者データ
記憶部13で記憶されている利用者情報150(図3で
後述)を一覧表示し、コマンド解析部12から通知され
る利用者の情報のみを抽出して記憶する。利用者入れ替
え処理部16は、作業状態保存部14の処理完了後に呼
び出され、利用者データ選択部15で保持している利用
者の情報を入れ替える。作業状態復元部17は、利用者
入れ替え処理部16の処理完了後に呼び出され、利用者
データ選択部15で記憶している利用者の情報により特
定される場所のファイルから作業状態を読み込み、読み
込んだ作業状態に従って画面を表示することで作業状態
を復元する。表示部18は作業状態復元部17の処理結
果を表示装置19の画面に表示する。
【0015】図2は、利用者データ記憶部13の利用者
情報の記憶例を示した図である。利用者データ記憶部1
3は当該教育支援システムを利用する全ての利用者の利
用者情報130を記憶する。図2では利用者A、利用者
B、利用者C、利用者Dの4人の利用者の利用者情報1
30が格納されている例を示している。利用者情報13
0は利用者を特定するための情報131と利用者のデー
タ格納場所を特定する情報132とで構成され、利用者
を特定するための情報131は利用者の姓や名などの情
報を含み、利用者のデータ格納場所を特定する情報13
2は利用者毎のデータ格納場所133を特定する情報を
含む。なお、利用者データ記憶部13は本発明を実施し
た教育支援システムを利用する全ての利用者の情報を格
納するものであるため、利用者が1人しかいない場合は
1人分の利用者情報130を記憶し、利用者が1000
人いる場合は1000人分の利用者情報130を記憶す
る。また、小学校などのコンピュータ教室において本発
明を実施する場合は、学年や学級毎に利用者情報130
を管理させ、利用者選択部125で学年や学級を選択さ
せるようにしてもよい。
【0016】図3は、利用者データ選択部15の利用者
情報の記憶例を示した図である。利用者データ選択部1
5は利用者データ記憶部13に記憶されている利用者情
報130を一覧表示し、入力装置10により利用者が一
覧表示された中から利用者名を選択すると、コマンド解
析部12から選択された利用者の通知を受け取り、利用
者データ記憶部13に記憶されている利用者情報130
の中から、通知された利用者の利用者情報130を抽出
して記憶する。図3では、図2で示した利用者データ記
憶部13で記憶されている利用者A、利用者B、利用者
C、利用者Dの4人のうち、利用者Bと利用者Cが選択
された場合の例を示している。なお、この例では2人の
利用者が選択された場合の例を示しているが、1台のコ
ンピュータを共有する利用者が3人以上の場合は、その
人数分の利用者データ選択部15に記憶できるようにし
ておけば対応可能である。
【0017】図4は、作業状態保存部14による作業状
態の保存例を示した図である。作業状態保存部14は、
利用者が入力装置10により交代要求コマンドを入力し
たときにコマンド解析部12から呼び出され、その時点
で表示されている全ての画面について画面毎の作業状態
を作業状態保存ファイル44に保存する。例えば、図4
に示すように、画面1(41)、画面2(42)、画面
3(43)の3つの画面が表示されている場合は、それ
ぞれ画面1の作業状態(45)、画面2の作業状態(4
6)、画面3の作業状態(47)として作業状態保存フ
ァイル44に保存される。このとき、作業状態保存ファ
イル44は交代前に当該システムを使用していた利用者
の利用者毎のデータ格納場所153(図3)に置く。
【0018】図4で示されている画面毎の作業状態とし
ては、画面の表示位置、画面の表示サイズ、画面の種
別、画面で編集中のファイルへのパスなどの情報を含む
ことが考えられるが、作業状態に含まれる内容は画面毎
に異なっていてもよい。例えば画面の表示サイズが常に
固定の画面であれば、作業状態中に画面の表示サイズを
含む必要が無いし、画面上にファイルから読み込んだ内
容を表示しない画面であれば、作業状態中に編集中のフ
ァイルへのパスを含む必要がない。つまり、作業状態と
して保存する内容は画面毎に任意であり、当該画面を表
示する処理が当該画面の表示内容を復元するために必要
なデータだけを作業状態として保存することが必要であ
る。また、必要であれば前述した情報以外の情報を作業
状態として含むことも可能であることはいうまでもな
い。また、画面で編集中のデータについては読み込んだ
ファイルに上書き保存してもよいが、このとき利用者は
意図しないうちにファイルが上書き保存されてしまうと
いう予期しない結果に混乱することになる。このため、
編集中のデータは上書き保存せずに、別の一時保存ファ
イルに保存するようにした方が望ましい。この場合、読
み込み元ファイルへのパスと一時保存先ファイルへのパ
スを作業状態として保存するようにすることで実現可能
である。
【0019】図5は作業状態保存部14の処理の概要を
示すフローチャートである。まず、利用者データ選択部
15で記憶されている利用者情報150のうち、1番目
の利用者のデータ格納場所を取り出し、これをDとする
(ステップ501)。次に現在表示されている画面を1
つずつ取り出し、これをWとする(ステップ502)。
次にステップ502で画面Wの取り出しに成功したかど
うかを判別することにより、画面を全て処理したかどう
かを判別し(ステップ503)、全て処理していない場
合はステップ504で画面Wの状態を格納場所Dにある
作業状態保存ファイルに保存する。そして、作業状態を
保存し終えた画面Wを閉じ(ステップ505)、ステッ
プ502に戻る。また、ステップS53で全ての画面を
処理したと判定された場合は終了する。
【0020】図3及び図4の状態を例として図5で示し
たフローチャートを説明すると、以下のようになる。ス
テップ501において利用者Bのデータ格納場所が取り
出され、Dとされる。次にステップ502において画面
1(41)が取り出され、Wとされる。そして、ステッ
プ503で画面Wには画面1(41)が格納されている
ことから画面を全て処理していないと判断され、続いて
ステップ504で画面Wに格納されている画面1(4
1)の状態が、Dに格納されている利用者Bのデータ格
納場所の状態保存ファイル(44)に保存される。次に
ステップ505でWに格納されている画面1(41)が
閉じられる。
【0021】再びステップ502において画面2(4
2)が取り出され、Wとされる。そしてステップ503
でWには画面2(42)が格納されていることから画面
を全て処理していないと判断され、続いてステップ50
4でWに格納されている画面2(42)の状態が、Dに
格納されている利用者Bのデータ格納場所の状態保存フ
ァイル(44)に保存される。次にステップ505でW
に格納されている画面2(42)が閉じられる。さらに
ステップ502において画面3(43)が取り出され、
Wとされる。そしてステップ503でWには画面3(4
3)が格納されていることから画面を全て処理していな
いと判断され、続いてステップ504でWに格納されて
いる画面3(43)の状態が、Dに格納されている利用
者Bのデータ格納場所の状態保存ファイル(44)に保
存される。次にステップ505でWに格納されている画
面3(43)が閉じられる。
【0022】次にステップ502において画面の取り出
しが行われるが、全ての画面を取り出し終えたためWに
は何も格納されず、ステップ503において画面を全て
処理したと判定されて終了する。このように作業状態保
存部14は、図13で示したステップSA1からステッ
プSA4までの操作を自動化する。
【0023】図6は利用者入れ替え処理部16の利用者
入れ替え例を示した図である。図3で示した利用者デー
タ選択部15の状態で交代が行われた場合、先にコンピ
ュータを使用していた利用者Bが利用者データ選択部1
5の2番目に格納され、待ち状態であった利用者Cが利
用者データ選択部15の1番目に格納されることで利用
者の順番が入れ替わっている。
【0024】図7は利用者入れ替え処理部16の処理の
概要を示すフローチャートである。まず、利用者データ
選択部15で記憶されている利用者情報150の個数を
取り出し、これをNとする(ステップ701)。次に、
Nの値が「2」より小さいかどうかを判定し(ステップ
S702)、「2」よりも小さければ終了している。こ
れは1台のコンピュータを使用している利用者が1人だ
けの場合に対応するためのものである。次にステップ7
02でNの値が「2」以上、すなわち1台のコンピュー
タを2人以上で共有していると判定された場合は、利用
者データ選択部15に記憶されている利用者情報150
のうち、先頭の利用者の利用者情報150を取り出し、
これをP1とする(ステップ703)。次に利用者デー
タ選択部15に記憶されている次の利用者情報150を
取り出し、これをP2とする(ステップ704)。次
に、P2を1つ前に移動し(ステップ705)、ステッ
プ706で全ての利用者を処理していないと判定された
場合はステップ704に戻る。また、ステップ706で
全ての利用者を処理したと判定された場合は、ステップ
707においてP1をN番目に追加して終了する。
【0025】図3に示した例を図7に示したフローチャ
ートによって処理する場合を説明すると以下のようにな
る。まず、ステップ701においてNに「2」が格納さ
れる。次にステップ702ではNが「2」のためステッ
プ703に進み、ここでP1に利用者Bが格納される。
次にステップ704においてP2に利用者Cが格納さ
れ、次のステップ705においてP2に格納されている
利用者Cが1つ前、すなわち1番目に移動される。次に
ステップ706においてすべての利用者を処理したと判
定され、続くステップ707においてP1に格納されて
いる利用者BがN番目、すなわち2番目に格納される。
【0026】このように図3の例で利用者入れ替え処理
部16の処理が行われることにより図6の結果が得られ
る。また、このようにして利用者入れ替え処理部16は
図13に示したステップSA5およびステップSB1の
操作を自動化する。
【0027】図8は作業状態復元部17の処理の概要を
示すフローチャートである。利用者データ選択部15に
格納されている利用者情報150のうち、1番目の利用
者のデータ格納場所が取り出され、これがDとされる
(ステップ801)。次にDにある作業状態保存ファイ
ルが取り出され、これがFとされる(ステップ80
2)。次にステップ803においてFが見つかったかど
うかが判定され、見つからなければ終了する。交代によ
り初めて操作権を得た利用者の場合、直前に使用してい
たときの状態保存ファイルがないため、これに該当す
る。ステップ803においてFが見つかった場合、Fに
格納されている作業状態が復元され(ステップ80
4)、続くステップ805でFが削除されて終了する。
【0028】図9はステップ804の作業状態の復元を
さらに詳細に説明するフローチャートである。ステップ
802で取り出された状態保存ファイルから作業状態を
1個ずつ取り出し、これをSとする(ステップ90
1)。次にステップ902においてSの取り出しが行え
たかどうかが判定され、取り出しが行えたと判定された
場合は、Sに従って画面を表示する。このとき画面の表
示については前述した通り画面によって保存される作業
状態の内容が異なるため詳細な説明は省略する。例えば
画面の表示位置、画面の表示サイズ、画面種別、読み込
み元ファイルへのパス、一時保存先ファイルへのパスが
作業状態として保存されている画面の場合は、画面種別
により表示する画面を決定し、画面の表示位置と画面の
表示サイズに従って画面を表示する。さらに一時保存先
ファイルへのパスにより示されるファイルからデータを
読み込んで画面上に表示し、編集した結果のデータの保
存先として読み込み元ファイルへのパスを設定する。ま
た、ステップ902においてSの取り出しが行えなかっ
たと判定された場合は終了する。このようにして作業状
態復元部17は図13に示したステップSB2からステ
ップSB5までの操作を自動化する。
【0029】図10は状態保存ファイルに保存された作
業状態の復元例を示した図である。ここでは、作業状態
保存ファイル44(図4)に画面1の作業状態(4
5)、画面2の作業状態(46)、画面3の作業状態
(47)が保存されている場合、それぞれの作業状態に
従って画面1(41)、画面2(42)、画面3(4
3)が表示される例を示している。
【0030】図10に示した例を図9のフローチャート
に従って処理する場合について説明すると以下のように
なる。まず、ステップ901においてSに画面1の作業
状態45が格納され、ステップ902ではSに作業状態
が格納されているためステップ903にジャンプし、ス
テップ903ではSに格納されている画面1の作業状態
45に従って画面1(41)が表示される。次にステッ
プ901においてSに画面2の作業状態46が格納さ
れ、ステップ902ではSに作業状態が格納されている
ためステップ903にジャンプし、ステップ903では
Sに格納されている画面2の作業状態46に従って画面
2(42)が表示される。さらにステップ901におい
てSに画面3の作業状態47が格納され、ステップ90
2ではSに作業状態が格納されているためステップ90
3にジャンプし、ステップ903ではSに格納されてい
る画面3の作業状態47に従って画面3(43)が表示
される。次にステップ901で再度作業状態を取り出そ
うとするが失敗してSには何も格納されず、続くステッ
プ902でSが見つからないと判定されることにより終
了する。このようにして図10の結果が得られる。
【0031】図11は本発明を適用した教育支援システ
ムで交代を行った場合の画面表示例を示した図である。
本発明を適用した教育支援システムで利用者Bと利用者
Cが1台のコンピュータを共有して作業を開始した場
合、最初利用者Bは何も画面に表示されていない状態か
ら画面1と画面2を表示し(符号120で示す画面)、
利用者Cに交代したとする。利用者Cも最初は何も画面
に表示されていない状態から画面3と画面4を表示した
とする(符号121で示す画面)。この後、利用者Cが
利用者Bに交代すると直前の利用者Bの作業状態が復元
されて符号120の状態となり、さらに利用者Bから利
用者Cに交代した場合は直前の利用者Cの作業状態が復
元されて符号121の状態となる。
【0032】図12は、学校のコンピュータ教室などに
本発明を適用した場合の実施形態を示すシステム構成図
であり、サーバ用パーソナルコンピュータ(パソコン)
1201、先生用パソコン1202、生徒用パソコン1
203〜1205がLAN接続され、さらに各生徒用パ
ソコン1203〜1205には手書き入力のための液晶
タブレット1206〜1208が接続されている。ま
た、先生用パソコン1202には、デジタルボード(電
子黒板)1209が接続され、先生用パソコン1202
の画面に表示されている内容と同一内容がデジタルボー
ド1209に拡大表示されるようになっている。このよ
うな構成においては、図1の構成要素のうち利用者デー
タ記憶部13がサーバ用パソコン1201に配置され
る。先生用パソコン1202、生徒用パソコン1203
〜1205にはコマンド解析部12、作業状態保存部1
4、利用者データ選択部15、利用者入れ替え処理部1
6、表示部18が配置される。このような構成によれ
ば、授業を受ける生徒は、自分が前回に使用していた環
境がサーバ用パソコン1201に保存されているため、
3つの生徒用パソコン1203〜1205のいずれから
でもログインし、前回使用していた作業状態を復元して
授業を継続することができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数人の
利用者が1台のコンピュータを交代しながら使用する環
境において、交代にかかる操作時間を短縮し、かつ利用
者への負荷を軽減することができ、また交代する際にど
こまで作業を行ったかを記憶する必要なく、容易に交代
前の作業を継続することが可能になる。そして、コンピ
ュータの稼働率を向上させることができるなどの効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図2】利用者データ記憶部の利用者情報の記憶例を示
す図である。
【図3】利用者データ選択部の利用者情報の記憶例を示
す図である。
【図4】作業状態保存部による作業状態の保存例を示す
図である。
【図5】作業状態保存部の処理の概要を示すフローチャ
ートである。
【図6】利用者入れ替え処理部による利用者入れ替え処
理例を示す図である。
【図7】利用者入れ替え処理の概要を示すフローチャー
トである。
【図8】作業状態復元部の処理の概要を示すフローチャ
ートである。
【図9】図8のステップS84の処理の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図10】状態保存ファイルに保存された作業状態の復
元例を示す図である。
【図11】利用者Bと利用者Cが交代してコンピュータ
を使用した場合の画面例を示す図である。
【図12】学校のコンピュータ教室等に適用した場合の
実施形態を示すシステム構成図である。
【図13】従来のシステムにおける利用者の交代手順を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…入力装置、11…教育支援装置、12…コマンド
解析部、13…利用者データ記憶部、14…作業状態保
存部、15…利用者データ選択部、16…利用者入れ替
え処理部、17…作業状態復元部、18…表示部、19
…表示装置、44…作業状態保存ファイル、130…利
用者情報、133…利用者毎のデータ格納場所。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数人の利用者が1台のコンピュータを
    交代で使用しながら予め定めた教育を支援する方法であ
    って、 先の利用者から後の利用者への交代に際し、先の利用者
    が利用していた使用環境の情報を当該先の利用者による
    所定の操作によって利用者別に記憶手段に記憶するステ
    ップと、 前記先の利用者への再交代に際し、当該先の利用者が利
    用していた使用環境の情報を当該先の利用者による所定
    の操作によって前記記憶手段から読み出し、復元するス
    テップとを備えることを特徴とする教育支援方法。
  2. 【請求項2】 前記使用環境の情報は、各利用者が利用
    していたアプリケーションプログラムによって定まるも
    のであることを特徴とする請求項1に記載の教育支援方
    法。
  3. 【請求項3】 前記使用環境の情報は、各利用者が利用
    していた画面を再現するための情報であることを特徴と
    する請求項1または2に記載の教育支援方法。
  4. 【請求項4】 複数人の利用者が1台のコンピュータを
    交代で使用しながら予め定めた教育を支援するシステム
    であって、 先の利用者から後の利用者への交代に際し、先の利用者
    が利用していた使用環境の情報を当該先の利用者による
    所定の操作によって利用者別に記憶する記憶手段と、 前記先の利用者への再交代に際し、当該先の利用者が利
    用していた使用環境の情報を当該先の利用者による所定
    の操作によって前記記憶手段から読み出し、復元する手
    段とを備えることを特徴とする教育支援システム。
  5. 【請求項5】 前記使用環境の情報は、各利用者が利用
    していたアプリケーションプログラムによって定まるも
    のであることを特徴とする請求項4に記載の教育支援シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記使用環境の情報は、各利用者が利用
    していた画面を再現するための情報であることを特徴と
    する請求項4または5に記載の教育支援システム。
  7. 【請求項7】 予め当該コンピュータを使用する利用者
    を全て指定する手段を備えていることを特徴とする請求
    項4〜6のいずれか一項に記載の教育支援システム。
  8. 【請求項8】 複数人の利用者が1台のコンピュータを
    交代で使用しながら予め定めた教育を支援するシステム
    に用いる記録媒体であって、 先の利用者から後の利用者への交代に際し、先の利用者
    が利用していた使用環境の情報を当該先の利用者による
    所定の操作によって利用者別に記憶手段に記憶する処理
    と、 前記先の利用者への再交代に際し、当該先の利用者が利
    用していた使用環境の情報を当該先の利用者による所定
    の操作によって前記記憶手段から読み出し、復元する処
    理とを含むコンピュータが読み取り可能なプログラムが
    記録されていることを特徴とする記録媒体。
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