JP2002123224A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2002123224A
JP2002123224A JP2000315711A JP2000315711A JP2002123224A JP 2002123224 A JP2002123224 A JP 2002123224A JP 2000315711 A JP2000315711 A JP 2000315711A JP 2000315711 A JP2000315711 A JP 2000315711A JP 2002123224 A JP2002123224 A JP 2002123224A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異常な電源オフ時にも液晶表示パネルに残像
を生じさせない。 【解決手段】 電源off信号(A)を制御部2のカウ
ンタ部3で設定された遅延時間tだけ遅延させて電源o
ff信号(B)としてVGA5に出力する。また、制御
部2はカウンタ部3を通さずに制御部2をスルーさせた
電源off信号(A)を白書込信号として出力する。白
書込信号と、LCD制御信号(E)との論理積をとるA
ND回路7は、演算結果として白書込信号(F)(Lo
w)を白書込回路9に出力する。これにより、LCD6
の全画面に白表示がなされる。一方、制御部2から遅延
時間tだけ遅延して出力された電源off信号(B)が
入力されたVGA5は、遅延時間tだけ遅延した電源o
ff信号(C)をトランジスタTr4に出力する。これ
によりLCD電源10からLCD6へのLCD駆動電力
の供給は遅延時間tだけ遅延して遮断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置に関
するものであり、特に、液晶表示パネルに電源オフ後に
残像を認識させないようにした情報処理装置に関する。
なお、本明細書における「白色」「白表示」等は、電源
オフ時のノーマリーホワイトの液晶表示パネル自身の色
を指し、また、「黒色」「黒表示」等は、電源オフ時の
ノーマリーブラックの液晶表示パネル自身の色を指すも
のである。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置に用いられる反射型の液晶
表示装置(LCD)は、外部からの入射光をLCD内部
に位置する反射板により反射させ、この反射光を表示光
源として利用することでバックライトが不要となり、バ
ックライトを必要とする透過型LCDよりも、低消費電
力化、薄型化、軽量化を達成できる利点を有するため、
携帯端末用の表示装置等に多用されている。
【0003】反射型LCDの基本構造は、TN(ツイス
テッドネマテッィク)方式、一枚偏光板方式、STN
(スーパーツイステッドネマテッィク)方式、GH(ゲ
ストホスト)方式、PDLC(高分子分散)方式、コレ
ステリック方式、TFT方式等を用いた液晶と、これを
スイッチングするための素子と、液晶セル内部あるいは
外部に設けた反射板とから構成される構造である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般
に、このようなパネルを駆動する駆動回路からの出力
は、電源遮断と同時に中断されるため、電源を遮断して
画面上の表示を消去しようとしても、画面上に残像が、
一定時間の間、見えることがある。このような残像が生
じる原因は、液晶容量及び補助容量からなる負荷容量に
保持された電荷によるものである。
【0005】透過型LCDの場合、電源遮断時にバック
ライトが消灯することでこの残像が見えなくなるが、反
射型LCDの場合、電源遮断後からその電荷が自然に放
電されるまでの間、透過型LCDに比べ長い期間残像と
して画面上に見えてしまう。この反射光によって見える
残像の程度は、TFT型LCDの開口率が向上するにし
たがって大きくなってきているため、表示画面の品質の
観点から問題となるなるだけでなく、ユーザに不安感を
与えてしまう。
【0006】このような課題を解決するために、特開平
10−222134号公報には、コンピュータ本体側か
ら送出されたクロック信号あるいは水平同期信号が長時
間停止したことを検出することにより、液晶表示装置の
電源がこの後暫くしてからオフになることを検知し、こ
の電源がオフになる前に、特定の表示色を表示させるこ
とで残像を認識させない液晶表示装置および情報処理装
置が開示されている。
【0007】しかしながら、特開平10−222134
号公報に開示されているような、電源オフ後にLCDに
特定の表示色を表示をさせる方式の場合、情報処理装置
の本体側からのLCDに対しての制御信号の送出が中止
されるため、残像を認識させないようにする間、専用に
LCDに対しての制御信号を生成する回路が必要にな
る。また、制御信号の送出が中止された後、直ちに液晶
表示装置に対する電源電圧の供給が中止する場合は液晶
表示装置に対して別途、専用の電源電圧を供給する必要
がある。こうした構成は設計の複雑化やコスト増大を招
く場合がある。
【0008】また、例えば、図12に示すように、液晶
表示装置の制御信号であるLCD制御信号をトリガー
に、特定の表示色をLCDに書き込む書込信号(sig
nal)をLCDに対して出力した後、電源off信号
によりLCDがオフされるといった、通常の電源オフシ
ーケンスが実行された場合には残像をなくすことができ
るが、強制電源オフ時や、一部のOSの終了時には、図
13に示すように、書込信号(signal)のトリガ
ーであるLCD制御信号と、LCDの電源をオフする電
源off信号とが同時にオフするといった、通常でない
電源オフのシーケンスが実行されると残像を生じてしま
う場合が考えられる。
【0009】そこで、本発明は、残像を認識させないた
めの制御信号を生成する回路や内部電源のどちらかもし
くは両方を必要としない、表示画面の品質の向上した液
晶表示パネルを有する情報処理装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の情報処理装置は、画像表示回路からの画像信号
に基づく画像を表示する液晶表示パネルを含む表示部
と、前記液晶表示パネルのパネル用電源をオフするため
のパネル電源オフ信号を出力するシステム制御部を含む
本体部と、前記システム制御部が前記パネル電源オフ信
号を出力してから、前記液晶表示パネルの前記パネル用
電源のオフ後の残像を認識させないための残像処理が実
行されるまでの間、前記本体部の本体部用電源はオフさ
れないようにする残像処理手段とを有する。
【0011】上記の通り構成された本発明の情報処理装
置は、液晶表示パネルのパネル用電源のオフ後、本体部
の本体部用電源がオフされる、いわゆる通常の電源オフ
シーケンスが実行された場合、残像処理手段により、液
晶表示パネルのパネル用電源のオフ後の残像を認識させ
ないための残像処理が実行されるまでの間、本体部の本
体部用電源はオフされないようにしている。このため、
本体部用電源がオフされる前に、必ず残像処理が行われ
るので電源オフ後の液晶表示パネルの画面に残像が生じ
るといったことはない。
【0012】残像処理手段は、画像表示回路の出力に応
答して残像処理を液晶パネルに実行し、しかる後にパネ
ル用電源をオフさせるものであってもよい。
【0013】また、本発明の情報処理装置は、パネル用
電源のオフ後に、本体部用電源がオフするものであって
もよい。
【0014】残像処理手段は、残像処理を実行する残像
処理実行回路と、残像処理実行回路を作動させるための
作動信号を残像処理実行回路に対して出力する残像処理
制御回路とを有するものであってもよい。
【0015】残像処理制御回路は、システム制御部から
出力された、本体部用電源をオフするための本体部電源
オフ信号と、画像表示回路からの信号とが入力される論
理演算回路を有し、演算結果のうちの少なくとも1つを
残像処理実行回路に作動信号として入力するものであっ
てもよく、この場合、論理演算回路は、本体部電源オフ
信号が第1のレベルで、画像表示回路からの信号が第2
のレベルのときの演算結果を作動信号として残像処理実
行回路に入力するものであってもよい。
【0016】また、残像処理手段は、画像表示回路の出
力と残像処理実行回路の出力とを切り替える切り替え回
路を有するものであってもよい。
【0017】残像処理制御回路は、システム制御部から
出力された、本体部用電源をオフするための本体部電源
オフ信号と、画像表示回路からの信号とが入力される論
理演算回路を有し、演算結果のうちの少なくとも1つを
切り替え回路に、画像表示回路からの出力を残像処理実
行回路からの出力に切り替える切り替え信号として入力
するものであってもよく、この場合、論理演算回路は、
本体部電源オフ信号が第1のレベルで、画像表示回路か
らの信号が第2のレベルのときの演算結果を書込信号と
して切り替え回路に入力するものであってもよい。
【0018】残像処理実行回路は、パネル用電源がオフ
された状態での液晶表示パネル自身の色である電源オフ
時表示色を液晶表示パネルに書き込むものであってもよ
い。
【0019】また、本発明の情報処理装置は、表示部側
に残像処理実行回路が設けられており、本体部側に残像
処理制御回路が設けられているものであってもよいし、
残像処理手段が、本体部側に設けられているものであっ
てもよいし、あるいは、残像処理手段は、表示部側に設
けられているものであってもよい。
【0020】本発明の情報処理装置は、画像表示回路か
らの画像信号に基づく画像を表示する液晶表示パネルを
含む表示部と、本体部に含まれる、前記本体部の本体部
用電源をオフするための本体部電源オフ信号を出力する
システム制御部と、前記システム制御部からの前記本体
部電源オフ信号を遅延させて遅延電源オフ信号として出
力する遅延部と、前記遅延部が前記遅延電源オフ信号を
出力するまでの間に、遅延残像処理として、前記液晶表
示パネルのパネル用電源のオフ後の残像を認識させない
ための残像処理を行う残像処理手段とを有する。
【0021】上記の通り構成された本発明の情報処理装
置は、遅延部がシステム制御部からの本体部電源オフ信
号を遅延させて遅延電源オフ信号として出力するまでの
間に、残像処理手段により、液晶表示パネルのパネル用
電源のオフ後の残像を認識させないための残像処理を行
う。すなわち、遅延部により本体部用電源のオフを遅延
させ、その遅延した間に残像処理を行うので、本体部用
電源がオフされる前に必ず残像処理が行われることとな
り、電源オフ後の液晶表示パネルの画面に残像が生じる
といったことはない。
【0022】また、本発明の情報処理装置は、液晶表示
パネルのパネル用電源と、本体部用電源とが略同時にオ
フされる場合、もしくはシステム制御部がパネル用電源
をオフするためのパネル電源オフ信号を出力して残像処
理が終了する前に本体部用電源がオフされる場合に、遅
延残像処理を行うものであってもよい。この場合、強制
電源オフ時等、通常でない電源オフがなされた場合で
も、遅延部により本体部用電源のオフを遅延させるた
め、本体部用電源がオフされる前に必ず残像処理が行わ
れることとなり、電源オフ後の液晶表示パネルの画面に
残像が生じるといったことはない。
【0023】また、本発明の情報処理装置は、パネル用
電源のオフ後に、本体部用電源がオフするものであって
もよい。
【0024】残像処理手段は、残像処理を実行する残像
処理実行回路と、残像処理実行回路を作動させるための
作動信号を残像処理実行回路に対して出力する残像処理
制御回路とを有するものであってもよい。
【0025】残像処理制御回路は、本体部電源オフ信号
と、画像表示回路からの信号とが入力される論理演算回
路を有し、演算結果のうちの少なくとも1つを残像処理
実行回路に作動信号として入力するものであってもよ
く、この場合、論理演算回路は、本体部電源オフ信号が
一方のレベルで、画像表示回路からの信号が他方のレベ
ルのときの演算結果を作動信号として残像処理実行回路
に入力するものであってもよい。
【0026】残像処理手段は、画像表示回路の出力と残
像処理実行回路の出力とを切り替える切り替え回路を有
するものであってもよい。
【0027】残像処理制御回路は、本体部電源オフ信号
と、画像表示回路からの信号とが入力される論理演算回
路を有し、演算結果のうちの少なくとも1つを切り替え
回路に、画像表示回路からの出力を残像処理実行回路か
らの出力に切り替える切り替え信号として入力するもの
であってもよく、この場合、論理演算回路は、本体部電
源オフ信号が一方のレベルで、画像表示回路からの信号
が他方のレベルのときの演算結果を書込信号として切り
替え回路に入力するものであってもよい。
【0028】残像処理実行回路は、パネル用電源がオフ
された状態での液晶表示パネル自身の色である電源オフ
時表示色を液晶表示パネルに書き込むものであってもよ
い。
【0029】また、本発明の情報処理装置は、表示部側
に残像処理実行回路が設けられており、本体部側に残像
処理制御回路が設けられているものであってもよいし、
残像処理手段は、本体部側に設けられているものであっ
てもよいし、あるいは、残像処理手段は、表示部側に設
けられているものであってもよい。
【0030】本発明の情報処理装置は、画像表示回路か
らの画像信号に基づく画像を表示する液晶表示パネルを
含む表示部と、本体部に含まれる、前記液晶表示パネル
のパネル用電源をオフするためのパネル電源オフ信号、
および前記本体部の本体部用電源をオフするための本体
部電源オフ信号を出力するシステム制御部と、前記シス
テム制御部からの前記本体部電源オフ信号を遅延させて
遅延電源オフ信号として出力する遅延部と、前記システ
ム制御部が前記パネル電源オフ信号を出力してから、前
記液晶表示パネルの前記パネル用電源のオフ後の残像を
認識させないための残像処理が実行されるまでの間、前
記本体部の本体部用電源はオフされないようにする第1
の電源オフ処理、および、前記パネル用電源と、前記本
体部用電源とが略同時にオフされる場合、もしくは前記
システム制御部がパネル電源オフ信号を出力して前記残
像処理が終了する前に前記本体部用電源がオフされる場
合に、前記残像処理手段は、前記遅延部が前記遅延電源
オフ信号を出力するまでの間に、遅延残像処理として前
記残像処理を行う第2の電源オフ処理のいずれかを行う
残像処理手段とを有する。
【0031】上記の通り構成された本発明の情報処理装
置は、残像処理手段が、液晶表示パネルのパネル用電源
のオフ後、本体部の本体部用電源がオフされる、いわゆ
る通常の電源オフシーケンスが実行された場合には、残
像処理が実行されるまでの間、本体部の本体部用電源は
オフされないようにする第1の電源オフ処理を行い、一
方、パネル用電源と本体部用電源とが同時にオフされる
といった強制電源オフ時等の通常でない電源オフがなさ
れた場合には、遅延部により本体部用電源のオフを遅延
させて、その遅延した間に残像処理をする第2の電源オ
フ処理を行う。このため、通常の電源オフ、あるいは通
常でない電源オフのいずれの場合においても、本体部用
電源がオフされる前に、必ず残像処理が行われるので、
電源オフ後の液晶表示パネルの画面に残像が生じるとい
ったことはない。
【0032】残像処理手段は、第1の電源オフ処理が実
行される際、残像処理がなされている間、画像表示回路
から出力される画像信号を保持し、残像処理の終了後に
パネル用電源をオフさせるものであってもよい。
【0033】また、本発明の情報処理装置は、パネル用
電源のオフ後に、本体部用電源がオフするものであって
もよい。
【0034】残像処理手段は、残像処理を実行する残像
処理実行回路と、残像処理実行回路を作動させるための
作動信号を残像処理実行回路に対して出力する残像処理
制御回路とを有するものであってもよい。
【0035】残像処理制御回路は、システム制御部から
出力された、本体部用電源をオフするための本体部電源
オフ信号と、画像表示回路からの信号とが入力される論
理演算回路を有し、演算結果のうちの少なくとも1つを
残像処理実行回路に作動信号として入力するものであっ
てもよい。この場合、論理演算回路は、第1の電源オフ
処理が実行される際、本体部電源オフ信号が第1のレベ
ルで、画像表示回路からの信号が第2のレベルのときの
演算結果を作動信号として残像処理実行回路に入力する
ものであってもよいし、また、論理演算回路は、第2の
電源オフ処理が実行される際、本体部電源オフ信号が一
方のレベルで、画像表示回路からの信号が他方のレベル
のときの演算結果を作動信号として残像処理実行回路に
入力するものであってもよい。
【0036】残像処理手段は、画像表示回路の出力と残
像処理実行回路の出力とを切り替える切り替え回路を有
するものであってもよい。
【0037】残像処理制御回路は、システム制御部から
出力された、本体部用電源をオフするための本体部電源
オフ信号と、画像表示回路からの信号とが入力される論
理演算回路を有し、演算結果のうちの少なくとも1つを
切り替え回路に、画像表示回路からの出力を残像処理実
行回路からの出力に切り替える切り替え信号として入力
するものであってもよい。この場合、論理演算回路は、
第1の電源オフ処理が実行される際、本体部電源オフ信
号が第1のレベルで、画像表示回路からの信号が第2の
レベルのときの演算結果を書込信号として切り替え回路
に入力するものであってもよいし、また、論理演算回路
は、第2の電源オフ処理が実行される際、本体部電源オ
フ信号が一方のレベルで、画像表示回路からの信号が他
方のレベルのときの演算結果を書込信号として切り替え
回路に入力するものであってもよい。
【0038】残像処理実行回路は、パネル用電源がオフ
された状態での液晶表示パネル自身の色である電源オフ
時表示色を液晶表示パネルに書き込むものであってもよ
い。
【0039】また、本発明の情報処理装置は、表示部側
に残像処理実行回路が設けられており、本体部側に残像
処理制御回路が設けられているものであってもよいし、
残像処理手段は、本体部側に設けられているものであっ
てもよいし、あるいは、残像処理手段は、表示部側に設
けられているものであってもよい。
【0040】本発明の情報処理装置は、画像表示回路か
らの画像信号に基づく画像を表示する液晶表示パネルを
含む表示部と、情報処理のために使用されるデバイスを
含む本体部と、前記液晶表示パネルのパネル用電源のオ
フ後の残像を認識させないため、前記パネル用電源をオ
フする信号がシステム制御部から出力された後、残像を
認識させないための残像処理を行う残像処理手段とを有
し、前記残像処理手段は前記本体部で使用される電源に
よって駆動される。
【0041】上記の通り構成された本発明の情報処理装
置は、残像処理手段を作動させるための専用の電源を持
たないため、情報処理装置の設計を簡略化することがで
きる。
【0042】本発明の情報処理装置は、画像表示回路か
らの画像信号に基づく画像を表示する液晶表示パネルを
含む表示部と、情報処理のために使用されるデバイスを
含む本体部とを有し、前記液晶表示パネルのパネル用電
源のオフ後の残像を認識させないための残像処理を実行
する残像処理実行回路が前記表示部に設けられており、
前記残像処理実行回路を作動させるための作動信号を前
記残像処理実行回路に対して出力する残像処理制御回路
が前記本体部に設けられている。
【0043】上記の通り構成された本発明の情報処理装
置は、本体部に設けられている残像処理制御回路から表
示部に設けられている残像処理実行回路に対して作動信
号を出力する。そして、この作動信号が入力された残像
処理実行回路が液晶表示パネルのパネル用電源のオフ後
の残像を認識させないための残像処理を実行するため、
パネル用電源オフ後に液晶表示パネル上に残像が残らな
い。
【0044】また、本発明の情報処理装置の液晶表示パ
ネルは反射型の表示パネルであってもよい。
【0045】ノーマリーホワイト方式の液晶表示パネル
は、パネル用電源がオフされた状態での液晶表示パネル
自身の色である電源オフ時表示色として液晶表示パネル
における白色を表示するものであってもよく、この場
合、白色は、Pullup回路からの出力に基づくもの
であってもよい。
【0046】ノーマリーブラック方式の液晶表示パネル
は、パネル用電源がオフされた状態での液晶表示パネル
自身の色である電源オフ時表示色として液晶表示パネル
における黒色を表示するものであってもよく、この場
合、黒色は、Pulldown回路からの出力に基づく
ものであってもよい。
【0047】また、本発明の情報処理装置は、表示部お
よびシステム制御部の動作用の電力を供給する二次電池
ユニットを有し、二次電池ユニットは、表示部内で、少
なくとも1つの電池セルが露出された状態で液晶表示パ
ネルの背面側に配置されている少なくとも1つの電池セ
ルを有するものであってもよい。
【0048】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1に、本実施形態の情報処理装置
の液晶表示パネルの電源オフ時の制御ブロック図を、ま
た、図2に、図1に示した制御ブロックによる通常の電
源オフの際のタイミングチャートを、図3に、通常でな
い電源オフの際のタイミングチャートをそれぞれ示す。
【0049】本実施形態の情報処理装置は、ノーマリー
ホワイト方式の反射型液晶表示パネルであるLCD6に
関係する信号を出力する、グラフィックアクセラレータ
等の画像表示回路であるVGA5と、カウンタ用のクロ
ックを生成するクロック生成部1と、LCD6の全画面
を白表示させるための白書込回路9と、Baniste
r等からなるシステムコントローラ8から出力された、
電源off信号を遅延させて出力するカウンタ部3を有
する制御部2と、VGA5から出力されたLCD制御信
号と制御部2から出力された白書込信号とが入力される
AND回路7とを有する制御ブロックにより、まず、電
源off信号を遅延させ、その遅延した間にLCD6に
白表示をさせた後に、遅延した電源off信号によりL
CD6の電源をオフするものである。
【0050】VGA5は、LCD6に対して、LCDク
ロック(ドットクロック)、HSYNC、VSYNC、
DE(Display Enable)、およびデータ
などを出力する。
【0051】なお、クロック生成部1により生成される
カウンタ用クロックとしては、HSYNC(水平同期信
号)、LCDクロック(ドットクロック)、VSYNC
(垂直同期信号)、32Kクロックが用いられる。カウ
ンタ用クロックがHSYNC、LCDクロック(ドット
クロック)あるいはVSYNCの場合、これらはVGA
5から出力されているため、このVGA5をクロック生
成部1とすることができる。また、32Kクロックをカ
ウンタ用クロックとする場合は、オシレータをクロック
生成部1とする。なお、カウンタ用クロックは、電源オ
フとともに消滅するクロックではなく、しばらく動作す
るクロックが使用されることが好適であるため、特に、
HSYNCや、オシレータから出力されるクロック信号
が好ましい。
【0052】以下に、上述した本実施形態の情報処理装
置の制御ブロックによる、電源オフ時の制御の詳細を図
1および図2を用いて説明する。この通常の電源オフに
は、例えば、本実施形態の情報処理装置に、さらにCR
Tが接続されており、LCD6表示からCRT表示に切
り替えてLCD6が消える際等が該当し、また、サスペ
ンドやハイバネーション等が該当する場合もある。
【0053】なお、以下の説明における、電源off信
号(a)とは、システムコントローラ8内のBIOSが
直接VGA5に対して出力する、LCD6の電源をオフ
させるための信号であり、電源off信号(A)とは、
情報処理装置本体の電源をオフさせるための信号であ
り、また、本実施形態の制御ブロック用に特別に生成さ
れた信号ではなく、後述する通常でない電源オフがなさ
れた場合には、情報処理装置本体の別のデバイスである
HDD等に送られる信号が電源off信号(A)として
流用されるものである。
【0054】まず、液晶表示パネルの電源をオフする
際、後述する情報処理装置の本体201内(図8参照)
に設けられているシステムコントローラ8から電源of
f信号(a)が直接VGA5に対して時間t1に出力さ
れる(図2の時間t1で電源off信号(a)はHig
h→Low)。そして、システムコントローラ8から電
源off信号(a)が入力されたVGA5からは、時間
1において、LCD制御信号(E)(Low)が、制
御部2から出力された白書込信号と、VGA5からのL
CD制御信号(E)とが入力されるAND回路7に対し
て出力される。
【0055】また、白書込信号(High)が制御部2
をスルーしてAND回路7に入力される。
【0056】LCD制御信号(E)(Low)と、白書
込信号(High)とが入力されたAND回路7は、演
算結果として、時間t1以降、白書込信号(F)(Lo
w)をLCD6の白書込回路9に対して出力する。この
白書込回路9は白書込信号(F)(Low)が入力され
ることでLCD6の全画面を白表示させるため、LCD
6は、時間t1以降、全画面を白表示することとなる。
【0057】このようにLCD6の全画面が白表示され
た後、VGA5からのsignalは時間t2までac
tiveに保持され、時間t2でVGA5からのsig
nalがactiveからLowに、次いで、VGA5
は時間t3で電源off信号(C)(Low)を、LC
D電源10とLCD6との間に設けられたトランジスタ
Tr4に対して出力する。トランジスタTr4に電源o
ff信号(C)(Low)が入力されたことにより、L
CD電源10からLCD6へのLCD駆動電力の供給
は、時間t3において遮断される。
【0058】その後、システムコントローラ8は、電源
off信号(A)を出力し、これにより、情報処理装置
本体の電源がオフされる。
【0059】以上の通常の電源オフ時の制御を要約する
と、 (1)システムコントローラ8内のBIOSが、LCD
6の電源をオフさせる信号である電源off信号(a)
を直接VGA5に対して出力する (2)これにより、LCD制御信号(E)(High→
Low) → signal(active→Low)
→ 電源off信号(C)(High→Low)のシ
ーケンスが実行される (3)その後、システムコントローラ8は、情報処理装
置本体の電源をオフするための電源off信号(A)を
出力する (4)情報処理装置本体の電源がオフされるとなる。こ
のように、通常の電源オフ時には、(1)〜(4)のシ
ーケンスが実行されることで、システムコントローラ8
が電源off信号(a)を出力してから、LCD6の全
画面を白表示させるまで情報処理装置本体の電源はオフ
されずに、まず残像をユーザに認識させないためLCD
6の白表示させ、白表示終了後、次いで、LCD6の電
源供給を遮断し、最後に情報処理装置本体の電源オフを
行う。
【0060】次に、通常でない電源オフ時の制御に関し
て図1および図3を用いて説明する。なお、この通常で
ない電源オフは、上述の(1)、(2)のシーケンスが
実行されずに、いきなり(3)、(4)が実行され、B
IOSから電源off信号(a)が出力されずに電源オ
フがなされる強制電源オフ時、電源off信号(a)が
出力され、残像を認識させないための白表示が終了する
前に情報処理装置本体の電源がオフされる場合、あるい
は一部のOSの終了時等が該当する。
【0061】まず、液晶表示パネルの電源をオフする
際、システムコントローラ8から電源off信号(A)
が制御部2に対して出力される(図3の時間t4で電源
off信号(A)はHigh→Low)。
【0062】次に、この電源off信号(A)を遅延さ
せる。すなわち、電源off信号(A)を、制御部2の
カウンタ部3で設定された遅延時間tだけ遅延させて時
間t 5で電源off信号(B)としてVGA5に対して
出力する(時間t5で電源off信号(B)はHigh
→Low)。この遅延時間tは、図3においては、クロ
ック(D)の3カウント分として示されている。なお、
このクロック(D)のカウント数は、これに限定される
ものではない。
【0063】また、制御部2は、カウンタ部3を通さず
に制御部2をスルーさせた電源off信号(A)を、白
書込信号として出力する。すなわち、白書込信号である
電源off信号(A)は遅延せずに制御部2から出力さ
れる(時間t4でHigh→Low)。
【0064】遅延することなく制御部2から出力された
白書込信号と、VGA5からのLCD制御信号(E)と
が入力されるAND回路7は、時間t4までは、白書込
信号とLCD制御信号(E)との両方がHighである
ため、演算結果として白書込信号(F)(High)を
白書込回路9に対して出力する。この白書込回路9は白
書込信号(F)(Low)が入力されることでLCD6
の全画面を白表示させるため、時間t4までは、白表示
はなされない。
【0065】時間t4をすぎると、AND回路7には、
制御部2から白書込信号である電源off信号(A)
(Low)が入力される。すなわち、AND回路7には
LCD制御信号(E)(High)と、白書込信号(L
ow)とが入力されるので、AND回路7からは白書込
信号(F)(Low)が演算結果として白書込回路9に
対して出力されることとなる。これにより、時間t4
降は、LCD6の全画面に白表示がなされることとな
る。
【0066】一方、制御部2から遅延時間tだけ遅延し
て出力された電源off信号(B)は、VGA5へと入
力される。そして、VGA5は、遅延時間tだけ遅延し
た電源off信号(C)を、LCD電源10とLCD6
との間に設けられたトランジスタTr4に対して出力す
る。これによりLCD電源10からLCD6へのLCD
駆動電力の供給は、遅延時間tだけ遅延した時間t5
遮断される。また、VGA5からLCD6への各信号
も、遅延時間tだけ遅延した時間t5で出力停止され
る。
【0067】そして、図示しないが、情報処理装置本
体、およびHDD等の他のデバイスも、電源off信号
(B)がHigh→Lowとなる、遅延時間t’だけ遅
延した時間t5で電源がオフされる。
【0068】以上のように、本実施形態の情報処理装置
は、通常でない電源オフ時がなされる際、まず、電源o
ff信号を遅延させ、その間に遅延することなく出力さ
れた白書込信号(F)によりLCD6に白表示をさせた
後に、遅延した電源off信号によりLCD6の電源を
オフし、その後、情報処理装置本体の電源がオフする。
【0069】以上説明したように、本実施形態の情報処
理装置は、異常な電源オフがなされた場合、必ず、電源
オフを遅延させて、その遅延した間にLCD6の白表示
を行い、その後にLCD6の電源がオフし、さらにその
後、情報処理装置本体の電源がオフするため、正常な電
源オフシーケンスの実行時と同じく、電源オフ後のLC
D6の画面に残像が生じるといったことはない。また、
本実施形態の情報処理装置は、白表示専用の電源や、L
CDの制御信号を生成する専用回路を要する、電源オフ
後にLCD6に白表示をさせる方式ではなく、制御部2
のカウンタ部3で電源off信号を遅延させることで電
源オフ前にLCD6に白表示をさせる方式であるため、
専用の回路や電源を設ける必要がない。 (第2の実施形態)上述の第1の実施形態では、LCD
6に白書込回路9が設けられている場合の、電源オフ時
の制御ブロックおよび電源オフシーケンスに関して説明
した。これに対し、本実施形態は、白書込回路が設けら
れていない場合の、電源オフ時の制御ブロックおよび電
源オフシーケンスに関して説明する。
【0070】本実施形態の情報処理装置は、画像表示回
路であるVGA105と、クロック生成部101と、白
信号を出力するPullup回路112と、VGA10
5からのビデオ信号とPullup回路112からの白
信号とのいずれかを出力するスイッチ部111と、シス
テムコントローラ108から出力された、電源off信
号を遅延させて出力するカウンタ部103を有する制御
部102と、スイッチ制御信号をスイッチ部111に対
して出力するAND回路107とを有する制御ブロック
により、まず、電源off信号を遅延させ、その間にL
CD6に白表示をさせた後に、上述の遅延した電源of
f信号によりLCD106の電源をオフするものであ
る。
【0071】以下に、本実施形態の制御ブロックによ
る、電源オフ時の制御の詳細を説明する。
【0072】まず、通常の電源オフ時の制御に関して図
4および図5を用いて説明する。
【0073】液晶表示パネルの電源をオフする際、後述
する情報処理装置の本体201内(図8参照)に設けら
れているシステムコントローラ108から電源off信
号(a’)が直接VGA105に対して時間t6に出力
される(図5の時間t6で電源off信号(a’)はH
igh→Low)。そして、システムコントローラ10
8から電源off信号(a’)が入力されたVGA10
5からは、時間t6において、LCD制御信号(E’)
(Low)がAND回路107に対して出力される。ま
た、電源off信号(A’)(High)が制御部10
2をスルーしてAND回路107に入力される。
【0074】AND回路107は、制御部102をスル
ーした電源off信号(A’)(High)と、LCD
制御信号(E’)(Low)との論理積をとり、演算結
果として、時間t6以降、スイッチ制御信号(F’)
(Low)をスイッチ部111に対して出力する。この
スイッチ部111はスイッチ制御信号(F’)(Lo
w)が入力されることで時間t6以降は、VGA105
からのビデオ信号(G’)が、pullup回路112
からの、LCD106を白表示するビデオ信号(白)
(I’)に変更されてLCD106へ入力されるため、
LCD106の全画面に白表示がなされることとなる。
【0075】このようにLCD106の全画面が白表示
された後、時間t7でVGA105からのsignal
がactiveからLowに、次いで、VGA105は
時間t8で電源off信号(C’)(Low)を、LC
D電源110とLCD106との間に設けられたトラン
ジスタTr104に対して出力する。トランジスタTr
104に電源off信号(C’)(Low)が入力され
たことにより、LCD電源110からLCD106への
LCD駆動電力の供給は、時間t8において遮断され
る。
【0076】以上のようにして、通常の電源オフ時にお
いて、LCD106の全画面を白表示させた後、LCD
106の電源供給が遮断されることとなる。
【0077】その後、システムコントローラ108は、
電源off信号(A)を出力し、これにより、情報処理
装置本体の電源がオフされる。
【0078】次に、通常でない電源オフ時の制御に関し
て、本実施形態の情報処理装置における液晶表示パネル
の電源オフ時の制御ブロック図である図4および図4に
示した制御ブロックによる、通常でない電源オフの際の
タイミングチャートである図6を用いて説明する。
【0079】まず、液晶表示パネルの電源をオフする
際、システムコントローラ108から電源off信号
(A’)が制御部102に対して出力される(図6の時
間t9で電源off信号(A’)はHigh→Lo
w)。
【0080】次に、この電源off信号(A’)を遅延
させる。すなわち、電源off信号(A’)を、制御部
102のカウンタ部103で設定された遅延時間t’だ
け遅延させて時間t10で電源off信号(B’)として
VGA105に対して出力する(時間t10で電源off
信号(B’)はHigh→Low)。
【0081】また、制御部102は、AND回路107
に対しても、カウンタ部103を通さずにスルーさせた
電源off信号(A’)を出力する。なお、この遅延時
間tは、図6においては、クロック(D’)の3カウン
ト分として示されているが、これに限定されるものでは
ない。
【0082】次に、VGA105から出力されたLCD
制御信号(E’)(High)と、遅延せずに時間t9
で入力された電源off信号(A’)(Low)とが入
力されたAND回路107からは、スイッチ部111に
対して、LCD106への入力を、VGA105からの
ビデオ信号(G’)をPullup回路112からの白
信号(H’)に切り替えるための信号であるスイッチ制
御信号(F’)が時間t9で出力される。
【0083】スイッチ制御信号(F’)が時間t9でス
イッチ部111に入力(High→Low)されること
で、時間t9以降は、ビデオ信号(G’)が、LCD1
06を白表示するビデオ信号(白)(I’)に変更され
てLCD106へ入力されるため、LCD106の全画
面に白表示がなされることとなる。
【0084】一方、制御部102から遅延時間t’だけ
遅延して出力された電源off信号(B’)は、VGA
105へと入力される。そして、VGA105は、遅延
時間t’だけ遅延した電源off信号(C’)を、LC
D電源110とLCD106との間に設けられたトラン
ジスタTr104に対して出力する。これによりLCD
電源110からLCD106へのLCD駆動電力の供給
は、遅延時間t’だけ遅延した時間t10で遮断される。
【0085】そして、図示しないが、情報処理装置本
体、およびHDD等の他のデバイスも、電源off信号
(B’)がHigh→Lowとなる、遅延時間t’だけ
遅延した時間t10で電源がオフされる。
【0086】以上説明したように、白書込回路を持たな
い本実施形態の情報処理装置は、液晶表示パネルの電源
をオフする際、まず、電源off信号を遅延させ、その
間に遅延することなくビデオ信号(白)(I’)がLC
D106に入力されてLCD106を白表示させた後
に、遅延した電源off信号によりLCD106の電源
をオフし、その後、情報処理装置本体の電源がオフす
る。
【0087】よって、本実施形態の情報処理装置も、第
1の実施形態と同様に、異常な電源オフがなされた場
合、必ず、電源オフを遅延させて、その遅延した間にL
CD106の白表示を行い、その後にLCD106の電
源がオフし、さらに、その後、情報処理装置本体の電源
がオフするため、正常な電源オフシーケンスの実行時と
同じく、電源オフ後のLCD106の画面に残像が生じ
るといったことはない。また、本実施形態の情報処理装
置も、白表示専用の電源や、LCDの制御信号を生成す
る専用回路を要する、電源オフ後にLCD106に白表
示をさせる方式ではなく、第1の実施形態と同様に、制
御部102のカウンタ部103で電源off信号を遅延
させることで電源オフ前にLCD106に白表示をさせ
る方式であるため、専用の回路や電源を設ける必要がな
い。
【0088】なお、上述の各実施形態では、ノーマリー
ホワイト方式の反射型LCDを例として説明したが、こ
れに限定されるものではなく、例えば、ノーマリーブラ
ック方式の場合は、電源オフ前にLCD6の全画面に黒
表示をさせることとなり、特に、第2の実施形態では、
Pullup回路112の代わりにpulldown回
路を用いることとなる。すなわち、電源オフ前にLCD
6の全画面の表示色を、電源オフ後のLCD6の全画面
の表示色にしてから、電源をオフすることで残像を認識
させないようするものであってもよいし、LCD6の略
全画面に任意の単色を表示させるものであってもよい。
【0089】また、例えば、第1の実施形態の図1で
は、白書込回路9はLCD6側に設けられ、また、カウ
ンタ部3を含む制御部2、AND回路7、およびVGA
5は本体側に設けられているように図示したが、これに
限定されるものではない。すなわち、上述の各実施形態
において、LCDに白色を書き込む回路、およびこの書
込回路を制御する制御回路は、両方が、LCDと本体と
のいずれか一方にまとめて設けられている構成であって
もよい。
【0090】次に、第1および第2の実施形態で説明し
た情報処理装置の外観を示す斜視図の一例を図7に示
す。また、図8は、図7に示す情報処理装置の構成を示
すブロック図である。なお、以下の説明には、第1の実
施形態で用いた符号を用いることとする。
【0091】図7に示すように情報処理装置は、出力デ
バイスであるLCD6を備えた表示部204が、入力デ
バイスであるキーボード202を備えた本体201に、
その背面側端においてヒンジ部203によって開閉可能
すなわち折り畳み可能に支持されている携帯型のパーソ
ナルコンピュータである。
【0092】本発明の情報処理装置の概略の構成につい
て図8を参照して説明する。図8に示すように、本体2
01には、上述したキーボード202の他に、記憶デバ
イスとしてHDDユニット208が内蔵されている。ま
た、表示部204には、上述したLCD6の他に、この
情報処理装置の内蔵電源であるポリマ二次電池ユニット
207が内蔵されている。そして、これらLCD6の制
御、HDDユニット208の制御、ポリマ二次電池ユニ
ット207の充放電の制御、およびこの情報処理装置全
体の動作制御を行うシステムコントローラ8が本体20
1に設けられている。この情報処理装置が実行するプロ
グラムは、HDDユニット208、およびシステムコン
トローラ8に設けられたメモリの少なくとも一方に記録
されている。システムコントローラ8による、各デバイ
スの制御は、HDDユニット208またはメモリに記録
されたプログラムに基づいて行われる。
【0093】また、この情報処理装置は、ACアダプタ
210からの電力供給によっても動作可能である。つま
り、本発明の情報処理装置は、ACアダプタ210と、
ポリマ二次電池ユニット207の2種類の電源を利用可
能である。各デバイスへの電力の供給は図8に太線で示
しているように、システムコントローラ8を経由して行
われる。
【0094】システムコントローラ8では、ACアダプ
タ210が接続されているときには、ポリマ二次電池ユ
ニット207からの電力供給を遮断してACアダプタ2
10からの電力を利用し、ACアダプタ210が接続さ
れていないときにのみ、ポリマ二次電池ユニット207
からの電力を利用するように、電源供給ラインを制御し
ている。また、システムコントローラ8は、ACアダプ
タ210からの電力を利用して、ポリマ二次電池ユニッ
ト207への充電も行わせる。
【0095】以下に、ポリマ二次電池ユニット207に
ついて詳細に説明する。
【0096】上述のように、本発明の情報処理装置はポ
リマ二次電池ユニット207を内蔵しており、ポリマ二
次電池でも動作可能である。ポリマ二次電池ユニット2
07は、表示部204の内部でLCD6の背面に設置さ
れている。
【0097】ここで、表示部204の内部の構造につい
て図9を参照して説明する。図9は、図7に示す情報処
理装置の表示部を、内部の構造が見えるようにカバーを
切断して示す図である。LCD6は、前カバー242お
よび後カバー241で構成される筐体の内部に設けられ
る。前カバー242には、LCD6のための開口部が形
成されており、LCD6はその表示面を前カバー242
に向けて設置される。LCD6の裏面(表示面と反対側
の面)には金属製のパネル押さえフレーム243が両面
テープによって固定されており、このパネル押さえフレ
ーム243を、LCD6との固定部位とは異なる位置で
後カバー241にねじ止めすることで、LCD6が表示
部204内に固定されている。ポリマ二次電池ユニット
207は、後カバー241とパネル押さえフレーム24
3との間のスペースに配置されている。
【0098】このように、パネル押さえフレーム243
を介してLCD6を後カバー241に固定することで、
ポリマ二次電池ユニット207を配置するのに必要なス
ペースを確保しつつ、ポリマ二次電池ユニット207を
後カバー241に確実に固定することができる。また、
後カバー241とLCD6との間にパネル押さえフレー
ム243が介在しているため、表示部204を閉じた状
態などに後カバー241に衝撃が加わったような場合で
も、パネル押さえフレーム243が一種のダンパとして
働き、衝撃がLCD6に直接作用するのを防止すること
ができる。パネル押さえフレーム243によるダンパ効
果は、パネル押さえフレーム243とLCD6との固
定、およびパネル押さえフレーム243を後カバー24
2との固定を、互いに異なる位置で行うことにより、よ
り効果的に発揮される。
【0099】次に、ポリマ二次電池ユニット207の構
成について図10を参照して説明する。図10は、図9
に示すポリマ二次電池ユニットの構成を示す平面図であ
る。図10に示すように、ポリマ二次電池ユニット20
7は、12個の電池セル245と、これら電池セル24
5に配線247によって接続されたポリマ二次電池制御
回路基板246とを有する。ポリマ二次電池制御回路基
板246には、電池セル245の状態を監視し、監視結
果に基づくシステムコントローラ8(図8参照)からの
指令や電池セル245自身の状態に応じて電池セル24
5の充放電等を制御する二次電池制御回路が設けられて
いる。電池セル245には、薄型のもの、例えば、現
在、携帯電話用の電池として一般的に用いられているタ
イプの電池セルが用いられる。この種の電池セルは、概
ね厚みが5mm以下である。
【0100】12個の電池セル245は、4行×3列の
マトリックス状に配列されており、同列に配列された4
つが配線247により並列接続され、さらに、4つが並
列接続されたもので構成される3つの組が、ポリマ二次
電池制御回路基板246に形成された配線(不図示)に
より直列接続されている。このように、複数個の電池セ
ル245をマトリックス配列することで、LCD6の背
面側の面積を有効に活用することができる。さらに、マ
トリックス配列された電池セル245を、並列接続と直
列接続とを組み合わせて接続することで、電池セル24
5による厚みを最小限に抑えつつ、この情報処理装置の
各デバイスの動作に必要な電圧を確保するとともに、長
時間動作も可能な容量を確保することができる。また、
各電池セル245とポリマ二次電池制御回路基板246
との間の配線構造を単純化するため、各電池セル245
は、外部端子が全て同じ方向を向くように配置されてい
る。
【0101】各電池セル245およびポリマ二次電池制
御回路基板246は、少なくとも1つの電池セル245
が露出された状態でベース板248上に設置されてい
る。したがって、図9にも示したように、ポリマ二次電
池ユニット207とLCD6あるいはパネル押さえフレ
ーム243との間での短絡を防止するために、ポリマ二
次電池ユニット207とパネル押さえフレーム243と
の間に絶縁シート244を介在させている。このよう
に、各電池セル245を剥き出しの状態で設置すること
で、電池セル245をパッケージングするための種々の
要素が不要となり、その分だけ、表示部204ひいては
情報処理装置の薄型化および軽量化が達成できる。絶縁
シート244を介在させても、その厚み分は殆ど無視で
きる。また、前述したように、LCD6は、反射型の表
示パネルでありバックライトを必要としない。このこと
も、表示部204の薄型化および軽量化に有利である。
【0102】ところで、前述したように、ポリマ二次電
池ユニット207はポリマ二次電池制御回路基板246
を有しているが、この基板はプリント回路基板であり、
この基板上に、ポリマ二次電池制御回路を構成する種々
の電気部品および電子部品が実装されている。そのた
め、プリント回路基板自身の厚みおよび実装部品の高さ
により、ポリマ二次電池制御回路基板246は、ある程
度の厚みを有する。
【0103】LCD6にも、システムコントローラ8
(図8参照)からの信号に応じて各画素を駆動表示パネ
ル駆動回路が設けられている。この駆動回路も、ポリマ
二次電池制御回路と同様に、プリント回路基板上に種々
の電気部品および電子部品を実装することで構成されて
おり、この駆動回路が形成された表示パネル駆動回路基
板も、プリント回路基板自身の厚みおよび実装部品の高
さを含めると、ある程度の厚みを有する。
【0104】そこで、図11に示すように、ポリマ二次
電池制御回路基板246と表示パネル駆動回路基板20
5aとを、表示部204の厚み方向について互いに重な
らない位置に配置することで、LCD6の背面にポリマ
二次電池ユニット207を配置することによる、表示部
204の厚みの増加を最小限に抑えることができる。図
11では、表示パネル駆動回路基板205aとポリマ二
次電池制御回路基板246との位置関係を分かり易くす
るため、両者を向きの異なる斜線で表している。
【0105】前述した二次電池制御回路による充放電の
制御について簡単に説明する。二次電池制御回路では、
一定の時間間隔で、電池セル全体の電圧をチェックし、
その電圧が、この情報処理装置のハイバネーション処理
時の動作を除いて実質的にこの情報処理装置の各デバイ
スを動作させることのできない電圧である終了電圧以下
でなければ、特に処理は行わない。電池セル全体の電圧
が終了電圧以下であれば、本体201のシステムコント
ローラ8へ、電池残量がない旨の信号を通信する。シス
テムコントローラ8は、この信号に基づいて、ハイバネ
ーション処理を実行する。
【0106】ここで、ポリマ二次電池の電力をより効率
よく使用するために、二次電池制御回路内にコンデンサ
を設け、このコンデンサに、ハイバネーション処理用の
電力を予め蓄えておくようにしてもよい。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、残像処理
手段が、通常の電源オフシーケンスが実行された場合に
は、残像処理が実行されるまでの間、本体部の本体部用
電源はオフされないようにし、一方、強制電源オフ時等
の通常でない電源オフがなされた場合には、遅延部によ
り本体部用電源のオフを遅延させて、その遅延した間に
残像処理を行う。このため、通常の電源オフ、あるいは
通常でない電源オフのいずれの場合においても、本体部
用電源がオフされる前に、必ず残像処理が行われるの
で、電源オフ後の液晶表示パネルの画面に残像が生じる
ことがなく、よって、ユーザに不安感を与えることもな
く、表示画面の品質を向上させることができる。
【0108】また、本発明の情報処理装置は、液晶表示
パネルの残像を認識させないための制御信号を生成する
回路や内部電源のどちらかもしくは両方を必要としない
ため、設計が複雑化せず、構造も簡単となり、よって、
コストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における情報処理装置
の液晶表示パネルの、電源オフ時の制御ブロック図であ
る。
【図2】図1に示した制御ブロックによる、通常の電源
オフの際のタイミングチャートである。
【図3】図1に示した制御ブロックによる、通常でない
電源オフの際のタイミングチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態における情報処理装置
の液晶表示パネルの、電源オフ時の制御ブロック図であ
る。
【図5】図4に示した制御ブロックによる、通常の電源
オフの際のタイミングチャートである。
【図6】図4に示した制御ブロックによる、通常でない
電源オフの際のタイミングチャートである。
【図7】本発明の情報処理装置の一例の外観を示す斜視
図である。
【図8】図7に示す情報処理装置の構成を示すブロック
図である。
【図9】図7に示す情報処理装置の表示部を、内部の構
造が見えるようにカバーを切断して示す図である。
【図10】図9に示すポリマ二次電池ユニットの構成を
示す平面図である。
【図11】図7に示す情報処理装置の表示部内での、ポ
リマ二次電池制御回路基板と表示パネル制御回路基板と
の位置関係を示す図である。
【図12】従来の情報処理装置における、通常の電源オ
フがなされた場合の、電源オフの際のタイミングチャー
トである。
【図13】従来の情報処理装置における、通常でない電
源オフがなされた場合の、電源オフの際のタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
1、101 クロック生成部 2、102 制御部 3、103 カウンタ部 4、104 Tr(トランジスタ) 5、105 VGA 6、106 LCD 7、107 AND回路 8、108 システムコントローラ 9 白書込回路 10、110 LCD電源 111 スイッチ部 112 Pullup回路 201 本体 202 キーボード 203 ヒンジ部 204 表示部 205a 表示パネル駆動回路基板 206 乾電池パック 207 ポリマ二次電池ユニット 208 HDDユニット 210 ACアダプタ 241 後カバー 242 前カバー 243 パネル押さえプレート 244 絶縁シート 245 電池セル 246 ポリマ二次電池制御回路基板 247 配線
フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NC01 NC59 NC65 NC90 ND02 NE07 NE10 5C006 AF51 AF53 AF64 AF67 BB11 BB28 BF07 BF22 BF26 BF31 BF45 FA22 FA34 5C080 AA10 BB05 DD05 DD21 DD29 JJ02 JJ04 JJ06

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像表示回路からの画像信号に基づく画
    像を表示する液晶表示パネルを含む表示部と、 前記液晶表示パネルのパネル用電源をオフするためのパ
    ネル電源オフ信号を出力するシステム制御部を含む本体
    部と、 前記システム制御部が前記パネル電源オフ信号を出力し
    てから、前記液晶表示パネルの前記パネル用電源のオフ
    後の残像を認識させないための残像処理が実行されるま
    での間、前記本体部の本体部用電源はオフされないよう
    にする残像処理手段とを有する情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記残像処理手段は、前記画像表示回路
    の出力に応答して前記残像処理を前記液晶パネルに実行
    し、しかる後に前記パネル用電源をオフさせる請求項1
    に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記パネル用電源のオフ後に、前記本体
    部用電源がオフする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記残像処理手段は、前記残像処理を実
    行する残像処理実行回路と、前記残像処理実行回路を作
    動させるための作動信号を前記残像処理実行回路に対し
    て出力する残像処理制御回路とを有する請求項3に記載
    の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記残像処理制御回路は、前記システム
    制御部から出力された、前記本体部用電源をオフするた
    めの本体部電源オフ信号と、前記画像表示回路からの信
    号とが入力される論理演算回路を有し、演算結果のうち
    の少なくとも1つを前記残像処理実行回路に前記作動信
    号として入力する請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記論理演算回路は、前記本体部電源オ
    フ信号が第1のレベルで、前記画像表示回路からの信号
    が第2のレベルのときの前記演算結果を前記作動信号と
    して前記残像処理実行回路に入力する請求項5に記載の
    情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記残像処理手段は、前記画像表示回路
    の出力と前記残像処理実行回路の出力とを切り替える切
    り替え回路を有する請求項4に記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記残像処理制御回路は、前記システム
    制御部から出力された、前記本体部用電源をオフするた
    めの本体部電源オフ信号と、前記画像表示回路からの信
    号とが入力される論理演算回路を有し、演算結果のうち
    の少なくとも1つを前記切り替え回路に、前記画像表示
    回路からの出力を前記残像処理実行回路からの出力に切
    り替える切り替え信号として入力する請求項7に記載の
    情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記論理演算回路は、前記本体部電源オ
    フ信号が第1のレベルで、前記画像表示回路からの信号
    が第2のレベルのときの前記演算結果を前記書込信号と
    して前記切り替え回路に入力する請求項8に記載の情報
    処理装置。
  10. 【請求項10】 前記残像処理実行回路は、前記パネル
    用電源がオフされた状態での前記液晶表示パネル自身の
    色である電源オフ時表示色を前記液晶表示パネルに書き
    込む請求項4ないし9のいずれか1項に記載の情報処理
    装置。
  11. 【請求項11】 前記表示部側に前記残像処理実行回路
    が設けられており、前記本体部側に前記残像処理制御回
    路が設けられている請求項4ないし10のいずれか1項
    に記載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】 前記残像処理手段は、前記本体部側に
    設けられている請求項1ないし10のいずれか1項に記
    載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】 前記残像処理手段は、前記表示部側に
    設けられている請求項1ないし10のいずれか1項に記
    載の情報処理装置。
  14. 【請求項14】 画像表示回路からの画像信号に基づく
    画像を表示する液晶表示パネルを含む表示部と、 本体部に含まれる、前記本体部の本体部用電源をオフす
    るための本体部電源オフ信号を出力するシステム制御部
    と、 前記システム制御部からの前記本体部電源オフ信号を遅
    延させて遅延電源オフ信号として出力する遅延部と、 前記遅延部が前記遅延電源オフ信号を出力するまでの間
    に、遅延残像処理として、前記液晶表示パネルのパネル
    用電源のオフ後の残像を認識させないための残像処理を
    行う残像処理手段とを有する情報処理装置。
  15. 【請求項15】 前記液晶表示パネルのパネル用電源
    と、前記本体部用電源とが略同時にオフされる場合、も
    しくは前記システム制御部が前記パネル用電源をオフす
    るためのパネル電源オフ信号を出力して前記残像処理が
    終了する前に前記本体部用電源がオフされる場合に、前
    記遅延残像処理を行う請求項14に記載の情報処理装
    置。
  16. 【請求項16】 前記パネル用電源のオフ後に、前記本
    体部用電源がオフする請求項15に記載の情報処理装
    置。
  17. 【請求項17】 前記残像処理手段は、前記残像処理を
    実行する残像処理実行回路と、前記残像処理実行回路を
    作動させるための作動信号を前記残像処理実行回路に対
    して出力する残像処理制御回路とを有する請求項16に
    記載の情報処理装置。
  18. 【請求項18】 前記残像処理制御回路は、前記本体部
    電源オフ信号と、前記画像表示回路からの信号とが入力
    される論理演算回路を有し、演算結果のうちの少なくと
    も1つを前記残像処理実行回路に前記作動信号として入
    力する請求項17に記載の情報処理装置。
  19. 【請求項19】 前記論理演算回路は、前記本体部電源
    オフ信号が一方のレベルで、前記画像表示回路からの信
    号が他方のレベルのときの前記演算結果を前記作動信号
    として前記残像処理実行回路に入力する請求項18に記
    載の情報処理装置。
  20. 【請求項20】 前記残像処理手段は、前記画像表示回
    路の出力と前記残像処理実行回路の出力とを切り替える
    切り替え回路を有する請求項17に記載の情報処理装
    置。
  21. 【請求項21】 前記残像処理制御回路は、前記本体部
    電源オフ信号と、前記画像表示回路からの信号とが入力
    される論理演算回路を有し、演算結果のうちの少なくと
    も1つを前記切り替え回路に、前記画像表示回路からの
    出力を前記残像処理実行回路からの出力に切り替える切
    り替え信号として入力する請求項20に記載の情報処理
    装置。
  22. 【請求項22】 前記論理演算回路は、前記本体部電源
    オフ信号が一方のレベルで、前記画像表示回路からの信
    号が他方のレベルのときの前記演算結果を前記書込信号
    として前記切り替え回路に入力する請求項21に記載の
    情報処理装置。
  23. 【請求項23】 前記残像処理実行回路は、前記パネル
    用電源がオフされた状態での前記液晶表示パネル自身の
    色である電源オフ時表示色を前記液晶表示パネルに書き
    込む請求項17ないし22のいずれか1項に記載の情報
    処理装置。
  24. 【請求項24】 前記表示部側に前記残像処理実行回路
    が設けられており、前記本体部側に前記残像処理制御回
    路が設けられている請求項17ないし23のいずれか1
    項に記載の情報処理装置。
  25. 【請求項25】 前記残像処理手段は、前記本体部側に
    設けられている請求項14ないし23のいずれか1項に
    記載の情報処理装置。
  26. 【請求項26】 前記残像処理手段は、前記表示部側に
    設けられている請求項14ないし23のいずれか1項に
    記載の情報処理装置。
  27. 【請求項27】 画像表示回路からの画像信号に基づく
    画像を表示する液晶表示パネルを含む表示部と、 本体部に含まれる、前記液晶表示パネルのパネル用電源
    をオフするためのパネル電源オフ信号、および前記本体
    部の本体部用電源をオフするための本体部電源オフ信号
    を出力するシステム制御部と、 前記システム制御部からの前記本体部電源オフ信号を遅
    延させて遅延電源オフ信号として出力する遅延部と、 前記システム制御部が前記パネル電源オフ信号を出力し
    てから、前記液晶表示パネルの前記パネル用電源のオフ
    後の残像を認識させないための残像処理が実行されるま
    での間、前記本体部の本体部用電源はオフされないよう
    にする第1の電源オフ処理、および、前記パネル用電源
    と、前記本体部用電源とが略同時にオフされる場合、も
    しくは前記システム制御部がパネル電源オフ信号を出力
    して前記残像処理が終了する前に前記本体部用電源がオ
    フされる場合に、前記残像処理手段は、前記遅延部が前
    記遅延電源オフ信号を出力するまでの間に、遅延残像処
    理として前記残像処理を行う第2の電源オフ処理のいず
    れかを行う残像処理手段とを有する情報処理装置。
  28. 【請求項28】 前記残像処理手段は、前記第1の電源
    オフ処理が実行される際、前記残像処理がなされている
    間、前記画像表示回路から出力される前記画像信号を保
    持し、前記残像処理の終了後に前記パネル用電源をオフ
    させる請求項27に記載の情報処理装置。
  29. 【請求項29】 前記パネル用電源のオフ後に、前記本
    体部用電源がオフする請求項27または28に記載の情
    報処理装置。
  30. 【請求項30】 前記残像処理手段は、前記残像処理を
    実行する残像処理実行回路と、前記残像処理実行回路を
    作動させるための作動信号を前記残像処理実行回路に対
    して出力する残像処理制御回路とを有する請求項29に
    記載の情報処理装置。
  31. 【請求項31】 前記残像処理制御回路は、前記システ
    ム制御部から出力された、前記本体部用電源をオフする
    ための本体部電源オフ信号と、前記画像表示回路からの
    信号とが入力される論理演算回路を有し、演算結果のう
    ちの少なくとも1つを前記残像処理実行回路に前記作動
    信号として入力する請求項30に記載の情報処理装置。
  32. 【請求項32】 前記論理演算回路は、前記第1の電源
    オフ処理が実行される際、前記本体部電源オフ信号が第
    1のレベルで、前記画像表示回路からの信号が第2のレ
    ベルのときの前記演算結果を前記作動信号として前記残
    像処理実行回路に入力する請求項31に記載の情報処理
    装置。
  33. 【請求項33】 前記論理演算回路は、前記第2の電源
    オフ処理が実行される際、前記本体部電源オフ信号が一
    方のレベルで、前記画像表示回路からの信号が他方のレ
    ベルのときの前記演算結果を前記作動信号として前記残
    像処理実行回路に入力する請求項31に記載の情報処理
    装置。
  34. 【請求項34】 前記残像処理手段は、前記画像表示回
    路の出力と前記残像処理実行回路の出力とを切り替える
    切り替え回路を有する請求項30に記載の情報処理装
    置。
  35. 【請求項35】 前記残像処理制御回路は、前記システ
    ム制御部から出力された、前記本体部用電源をオフする
    ための本体部電源オフ信号と、前記画像表示回路からの
    信号とが入力される論理演算回路を有し、演算結果のう
    ちの少なくとも1つを前記切り替え回路に、前記画像表
    示回路からの出力を前記残像処理実行回路からの出力に
    切り替える切り替え信号として入力する請求項34に記
    載の情報処理装置。
  36. 【請求項36】 前記論理演算回路は、前記第1の電源
    オフ処理が実行される際、前記本体部電源オフ信号が第
    1のレベルで、前記画像表示回路からの信号が第2のレ
    ベルのときの前記演算結果を前記書込信号として前記切
    り替え回路に入力する請求項35に記載の情報処理装
    置。
  37. 【請求項37】 前記論理演算回路は、前記第2の電源
    オフ処理が実行される際、前記本体部電源オフ信号が一
    方のレベルで、前記画像表示回路からの信号が他方のレ
    ベルのときの前記演算結果を前記書込信号として前記切
    り替え回路に入力する請求項35に記載の情報処理装
    置。
  38. 【請求項38】 前記残像処理実行回路は、前記パネル
    用電源がオフされた状態での前記液晶表示パネル自身の
    色である電源オフ時表示色を前記液晶表示パネルに書き
    込む請求項30ないし37のいずれか1項に記載の情報
    処理装置。
  39. 【請求項39】 前記表示部側に前記残像処理実行回路
    が設けられており、前記本体部側に前記残像処理制御回
    路が設けられている請求項30ないし38のいずれか1
    項に記載の情報処理装置。
  40. 【請求項40】 前記残像処理手段は、前記本体部側に
    設けられている請求項27ないし39のいずれか1項に
    記載の情報処理装置。
  41. 【請求項41】 前記残像処理手段は、前記表示部側に
    設けられている請求項27ないし39のいずれか1項に
    記載の情報処理装置。
  42. 【請求項42】 画像表示回路からの画像信号に基づく
    画像を表示する液晶表示パネルを含む表示部と、 情報処理のために使用されるデバイスを含む本体部と、 前記液晶表示パネルのパネル用電源のオフ後の残像を認
    識させないため、前記パネル用電源をオフする信号がシ
    ステム制御部から出力された後、残像を認識させないた
    めの残像処理を行う残像処理手段とを有し、 前記残像処理手段は前記本体部で使用される電源によっ
    て駆動される情報処理装置。
  43. 【請求項43】 前記残像処理手段は前記本体部で使用
    される電源によって駆動される請求項1ないし41のい
    ずれか1項に記載の情報処理装置。
  44. 【請求項44】 画像表示回路からの画像信号に基づく
    画像を表示する液晶表示パネルを含む表示部と、 情報処理のために使用されるデバイスを含む本体部とを
    有し、 前記液晶表示パネルのパネル用電源のオフ後の残像を認
    識させないための残像処理を実行する残像処理実行回路
    が前記表示部に設けられており、前記残像処理実行回路
    を作動させるための作動信号を前記残像処理実行回路に
    対して出力する残像処理制御回路が前記本体部に設けら
    れている情報処理装置。
  45. 【請求項45】 前記液晶表示パネルは反射型の表示パ
    ネルである請求項1ないし44のいずれか1項に記載の
    情報処理装置。
  46. 【請求項46】 ノーマリーホワイト方式の前記液晶表
    示パネルは、前記パネル用電源がオフされた状態での前
    記液晶表示パネル自身の色である電源オフ時表示色とし
    て白色を表示する請求項1ないし45のいずれか1項に
    記載の情報処理装置。
  47. 【請求項47】 前記白色は、Pullup回路からの
    出力に基づく請求項46に記載の情報処理装置。
  48. 【請求項48】 ノーマリーブラック方式の前記液晶表
    示パネルは、前記パネル用電源がオフされた状態での前
    記液晶表示パネル自身の色である電源オフ時表示色とし
    て前記液晶表示パネルにおける黒色を表示する請求項1
    ないし45のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  49. 【請求項49】 前記黒色は、Pulldown回路か
    らの出力に基づく請求項48に記載の情報処理装置。
  50. 【請求項50】 前記表示部および前記システム制御部
    の動作用の電力を供給する二次電池ユニットを有し、 前記二次電池ユニットは、前記表示部内で、少なくとも
    1つの電池セルが露出された状態で前記液晶表示パネル
    の背面側に配置されている少なくとも1つの電池セルを
    有する請求項1ないし49のいずれか1項に記載の情報
    処理装置。
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CN100401365C (zh) * 2005-04-26 2008-07-09 乐金电子(昆山)电脑有限公司 液晶显示器残像清除装置
JP2022547285A (ja) * 2019-09-06 2022-11-11 北京集創北方科技股▲ふん▼有限公司 表示ドライバーチップ、表示パネル、設備およびシステム

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