JP2002122072A - 振動式圧縮機 - Google Patents

振動式圧縮機

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JP2002122072A
JP2002122072A JP2000316173A JP2000316173A JP2002122072A JP 2002122072 A JP2002122072 A JP 2002122072A JP 2000316173 A JP2000316173 A JP 2000316173A JP 2000316173 A JP2000316173 A JP 2000316173A JP 2002122072 A JP2002122072 A JP 2002122072A
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JP
Japan
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introduction pipe
refrigerant introduction
refrigerant
piston
pipe
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Application number
JP2000316173A
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English (en)
Inventor
Ko Inagaki
耕 稲垣
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫、エアーコンディショナー用振動式圧
縮機に関し、効率向上を図る。 【解決手段】 ピストンの内面に挿入され、一部が固定
要素に取付けられた導入管とからなり、導入管と吸入管
を近接して対向させることで、吸入ガスの温度上昇を防
止し、効率を向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫、エアーコ
ンディショナー等に使用される振動式圧縮機の効率向上
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、冷凍機器の高効率化の必要性はさ
らに高まっており、リニアモータを使用した圧縮機は機
構構成の単純さ故に、高効率化と製造原価の低減のため
広く使用されている。
【0003】従来の振動式圧縮機としては、特開平10
−54360号公報に記載されているものがある。
【0004】図6は従来の振動式圧縮機の断面図であ
る。図6において、1は密閉ケーシング、2は本体であ
る。3はモーター、4はシリンダ、5はピストン、6は
ステイ、7はシリンダヘッドである。モーター3は、固
定子3aと可動子3bとから構成されており、可動子3
bはピストン5に固定されている。10はシリンダ4と
ピストン5から構成される圧縮室である。
【0005】本体2はモーター3の可動子3b,ピスト
ン5などから構成される可動要素11と、シリンダ4、
モーター3の固定子3a、ステイ6などから構成される
固定要素12とから構成されている。14はコイルバネ
14a,14bを用いた弾性要素であり、バネ14aは
ピストン5の後部に設けたフランジ部5bとシリンダ4
の間に係止され、バネ14bはピストン5のフランジ部
5bとステイ6の間に可動要素11に係止されている。
【0006】20は冷媒吸入誘導管、21は冷媒吸入誘
導管20の後端に形成された皿型マフラーであり、冷媒
吸入誘導管20はステイ6を貫通し、ピストン6の内部
に嵌合されている。また、冷媒吸入誘導管20及び皿型
マフラー21は、プラスチックのような熱伝導性の低い
材質により製作されている。
【0007】次に振動式圧縮機の機構について説明す
る。電気回路25(図示せず)を用いて発生させた正弦
波状の交流電源をピストンに固定された可動子3bのコ
イルに通電することにより、固定子3aによる磁界を横
切るように推力が発生し、可動子3aはピストン5の軸
方向に移動する。そして可動要素11が変位すると弾性
要素14は変形し、弾性要素14に蓄えられた弾性力に
より可動要素11は逆方向に押され、ピストン5は軸方
向の往復運動を行う。
【0008】電気回路25で発生させる交流電源の周波
数は、主に可動要素11の質量や弾性要素14のバネ定
数などから定まる共振周波数で与えることで、弾性要素
14のバネ力を可動要素11の往復動に有効に用いるこ
とができる。
【0009】冷却システム(図示せず)からの冷媒ガス
は、吸入管26の開口部26aから、密閉ケーシング1
内に入り、皿型マフラー21、冷媒吸入誘導管20を経
由して、ピストン5に設けられた吸入弁27を介して圧
縮室10に至る。圧縮室10に至った冷媒ガスは、上述
したピストン5の往復運動により圧縮される。圧縮され
た冷媒ガスは、吐出弁28を介して一旦シリンダヘッド
7内の高圧室7aに吐出された後、吐出管(図示せず)
を経由してシステムに吐出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、皿型マフラー21と冷媒吸入誘導管20は
可動要素11と一体となって往復するため、皿型マフラ
ー21は吸入管26との距離をとる必要があり、また、
皿型マフラー21により周辺の雰囲気が攪拌されるた
め、冷媒吸入誘導管20に吸入される冷媒ガスは、吸入
管26から密閉ケーシング1へ流入直後の冷えた状態で
はなく、比較的高温の密閉ケーシング1内雰囲気温度と
なり、体積効率が悪化するという欠点があった。
【0011】本発明は、従来の課題を解決するもので、
密閉ケーシング内雰囲気からの冷媒ガスの受熱を低減す
る事で、高効率の圧縮機を提供することを目的とする。
【0012】また、熱伝導性の低い材質の冷媒導入管を
使用していても、ピストンとの接触部分が大きいとピス
トン5からの伝熱により冷媒導入管の温度が上昇し、冷
媒ガスの温度が上昇し、体積効率が悪化するという欠点
があった。
【0013】本発明の他の目的は、ピストンから冷媒導
入管への伝熱を低減し、冷媒ガスの受熱を低減する事
で、高効率の圧縮機を提供することである。
【0014】また、冷媒ガスを吸入する経路の圧損によ
り、吸入行程終了時の圧縮室内の圧力はシステムの吸入
圧力よりわずかに低い圧力となり、体積効率が低くなる
ことで性能が低くなるという欠点があった。
【0015】本発明の他の目的は、体積効率を向上せし
め、高性能の圧縮機を提供することである。
【0016】また、吸入弁から吸入管までを管だけで構
成すると、圧力脈動が大きくなり、騒音の原因となると
いう欠点があった。
【0017】本発明の他の目的は、吸入管に伝わる脈動
を低減し低騒音の圧縮機を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、密閉ケーシングと、前記密閉ケーシング内に
収納されたシリンダと、前記シリンダに軸方向に往復自
在に挿入されるピストンと、固定子及び可動子とから構
成されたモーターと、前記可動子と前記ピストンなどに
より構成された可動要素と、前記シリンダや前記固定子
などにより構成された固定要素と、一部が前記可動要素
に固定され一部が前記固定要素に固定された弾性要素
と、前記ピストンの内面に挿入され、一部が前記固定要
素に取付けられた冷媒導入管とから構成したものであ
り、冷媒導入管を密閉ケーシングに設けた吸入管に近接
して配置し、温度の低い冷媒ガスを冷媒導入管の中を通
して吸入弁付近まで供給することができるため、体積効
率が向上し、圧縮機の効率が向上するという作用を有す
る。
【0019】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明に、さらに密閉ケーシングに取付けられた吸入管
とからなり、、前記吸入管と冷媒導入管の開口部が近接
して対向するか、あるいは一方の先端部を他方の内部に
挿入するか、あるいは互いを変形可能な連結体で接続し
たものであり、温度の低い冷媒ガスを吸入管から冷媒導
入管へ流入させることができ、冷媒ガスの温度上昇を防
止でき、体積効率が向上し、圧縮機の効率が向上すると
いう作用を有する。
【0020】請求項3に記載の発明は、密閉ケーシング
と、前記密閉ケーシング内に収納されたシリンダと、前
記シリンダに軸方向に往復自在に挿入されるピストン
と、固定子及び可動子とから構成されたモーターと、前
記可動子と前記ピストンなどにより構成された可動要素
と、前記シリンダや前記固定子などにより構成された固
定要素と、一部が前記可動要素に固定され一部が前記固
定要素に固定された弾性要素と、前記ピストンの内面に
一部が嵌合して取付けられた冷媒導入管とから構成した
ものなので、温度の低い冷媒ガスを冷媒導入管の中を通
して吸入弁付近まで供給し、冷媒導入管がピストンに固
定されていることで温度の高い先端付近での熱伝達を効
果的に低減することができるので、体積効率が向上し、
圧縮機の効率が向上するという作用を有する。
【0021】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明に、さらにピストンと冷媒導入管の間に複数の密
閉空間を形成したものであり、ピストンと冷媒導入管の
間の熱伝達を空間により低減すると共に、ピストンと冷
媒導入管の間の空間を、ピストン先端付近の温度の高い
部分と先端から離れた温度の低い部分に分離すること
で、冷媒導入管内の冷媒ガス全体にピストン先端部分の
温度が伝達することを防止するとともに、ピストンと冷
媒導入管が直接接触している面積を小さくしても、空間
を形成するように接触部分を構成することでピストンと
冷媒導入管は安定して取り付けることが容易となるとい
う作用を有する。
【0022】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
の発明に、さらに冷媒導入管と吸入管が、互いの開口部
が近接して対向するか、あるいは一方の先端部を他方の
内部に挿入するか、あるいは少なくとも密閉ケーシング
より小さく形成された空間内で開口したものであり、背
面空間内の温度は吸入ガスにより密閉ケーシング内の雰
囲気温度より低く維持されるので、温度の低い冷媒ガス
を冷媒導入管を経て圧縮室へ供給することで、体積効率
が向上し、圧縮機の効率が向上するという作用を有す
る。
【0023】請求項6に記載の発明は、請求項3に記載
の発明に、さらに固定要素に取付けられ、冷媒導入管の
近傍に配置された冷媒第2導入管を備えたものであり、
冷媒ガスの流路を可動要素と一体になって動く部分と固
定要素と一体になって動く部分に分けることで、吸入管
から流入した温度の低い冷媒ガスが、これ以外の温度の
高い冷媒ガスにさらされる部分をさらに小さくでき、体
積効率が向上し、圧縮機の効率が向上するという作用を
有する。
【0024】請求項7に記載の発明は、請求項6記載の
発明において、吸入管と冷媒導入管と冷媒第2導入管の
内の少なくとも1組を、開口部を近接して対向させる
か、あるいは一方の先端部を他方の内部に挿入するか、
あるいは互いを変形可能な連結体で接続したものである
ので、冷媒導入管内と外部のケーシング内空間の冷媒ガ
スが直接接触したり、混合することを低減できるので、
冷媒ガスの温度上昇を低減し、体積効率が向上し、圧縮
機の効率が向上するという作用を有する。
【0025】請求項8に記載の発明は、請求項7記載の
発明において、さらに吸入管あるいは吸入管に接続する
システム配管の吸入管近傍に設けたチャンバーとを備え
たので、冷媒ガスがシリンダ内に吸入されたときの圧力
波が冷媒導入管、吸入管を通じて伝播し、チャンバーで
反射され再び圧縮室に伝わることで、吸入行程終了時の
圧縮室内の圧力を向上せしめ、冷媒循環量を増加させ、
冷凍能力を増加させるという作用を有する。
【0026】請求項9に記載の発明は、請求項7記載の
発明において、さらに冷媒導入管あるいは冷媒第2導入
管と隣接して配置される背面空間と、前記背面空間と冷
媒導入管あるいは冷媒第2導入管との間に設けた連通部
とを備えたので、背面空間と連通部で共鳴器を形成でき
るので、管内を伝播する圧力波の所望の周波数成分を増
幅や吸収することにより、体積効率向上あるいは騒音低
減効果を得るという作用を有する。
【0027】請求項10に記載の発明は、請求項9記載
の発明において、背面空間を可動要素の反圧縮室側に形
成し、可動要素の往復運動により背面空間の容積が変化
するので、この容積変化が圧力波となり、連通部や冷媒
導入管などを経て吸入行程終了時の圧縮室内の圧力を向
上せしめ、冷媒循環量を増加させ、冷凍能力を増加させ
るという作用を有する。
【0028】請求項11に記載の発明は、請求項9記載
の発明において、背面空間と連通部で形成される共鳴器
の共振周波数を運転周波数のほぼ2倍とすることで、冷
媒ガスがシリンダ内に吸入されたときの圧力波が背面空
間と連通部で形成される共鳴器で反射され、冷媒導入管
などを経て吸入行程終了時の圧縮室へ帰還し、圧縮室内
の圧力を向上せしめ、冷媒循環量を増加させ、冷凍能力
を増加させるという作用を有する。
【0029】請求項12に記載の発明は、請求項9記載
の発明において、背面空間と連通部で形成される共鳴器
の共振周波数を運転周波数とほぼ一致させたことで、冷
媒導入管内を伝播する運転周波数の圧力波は背面空間と
連通部で形成される共鳴器で吸収され、密閉ケーシング
内の空間やシステム配管に伝わる脈動を低減できるの
で、騒音振動を低減するという作用を有する。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明による振動式圧縮機
の実施に形態について、図1から図5を用いて説明す
る。尚、従来と同一構成については、同一符号を付して
詳細な説明を省略する。
【0031】(実施の形態1)図1は本発明の実施例1
による振動式圧縮機の断面図である。
【0032】図1において、30は筒状の形状をした冷
媒導入管であり、一端に設けたフランジ部30aが固定
要素12のステイ6に取付けられ、他端は可動要素11
のピストン5内に挿入されている。また、冷媒導入管3
0の開口部30bは、吸入管26の密閉ケーシング内へ
の開口部26aとわずかの空間を介して、中心軸がほぼ
一致する位置関係で対向している。また、冷媒導入管3
0は例えばプラスティックなどの熱伝導性の低い材質で
形成されている。
【0033】以上のように構成された振動式圧縮機にお
いて、以下その動作を説明する。
【0034】冷媒導入管は固定要素12に対して固定さ
れているので、可動要素11に固定した場合に比べ圧縮
時の往復動による振幅が小さく、冷媒導入管30の開口
部30bを吸入管26の開口部26aの近くに配置して
も、運転中の振動により冷媒導入管と吸入間が衝突して
破損する恐れが無い。
【0035】従って、冷媒導入管30の開口部30b
は、吸入管26の密閉ケーシング内への開口部26aは
近接して配置することが可能となっている。また、吸入
管26と冷媒導入管30の開口部は対向して配置されて
いるので、吸入管26から流入した温度の低い冷媒ガス
は、ほとんど密閉ケーシング1内の雰囲気に接触するこ
と無く、また、流れの方向を変えることなく開口部30
bから冷媒導入管30内に流入する。
【0036】冷媒導入管30内に入った冷媒ガスは管内
を通ってバルブ付近の開口部30cに至り、吸入弁27
から圧縮室10に吸入される。ピストンは圧縮室のガス
圧縮やシリンダとの摺動発熱により温度上昇している
が、冷媒ガスの流路の大部分は冷媒導入管30の内部に
あり、冷媒ガスとピストンが直接接触する位置はピスト
ンの先端に限定されることから、冷媒ガスがピストンか
ら熱を受けて温度上昇することを低減できる。
【0037】従って、冷媒ガスが温度の低いまま圧縮室
10に流入するので、体積効率が向上し、効率が向上す
る。
【0038】以上のように、本実施の形態の振動式圧縮
機は、ピストン5の内面に挿入され、一部が固定要素1
1に取付けられた冷媒導入管30とから構成され、密閉
ケーシング1に取付けられた吸入管26の開口部26a
と、冷媒導入管30の開口部30bが対向しているの
で、温度の低い冷媒ガスを吸入管から冷媒導入管を通っ
て圧縮室へ流すことができ、体積効率を向上させること
ができるので、圧縮機の効率を向上させることができ
る。
【0039】なお、本実施例では冷媒導入管と吸入管を
近接して対向させたが、一方の先端部を他方の内部に挿
入するか、あるいは互いを変形可能な連結体で接続して
も同様に、冷媒ガスの温度上昇を低減する効果を得るこ
とができる。
【0040】(実施の形態2)図2は本発明の実施例2
による振動式圧縮機の断面図である。図3は図2の要部
拡大図である。
【0041】図2、図3において、40はピストン5の
内部に挿入された冷媒導入管である。冷媒導入管40
は、フランジ部40a,40bがピストン5の内面に嵌
合してピストンに固定されている。ピストン5と冷媒導
入管40の間には、フランジ部40a,40bにより区
切られた空間41aと41bが形成されている。
【0042】また、43は、ステイ6とモータ3の可動
要素3bの反圧縮側の面の間に形成される空間であり、
冷媒導入管40および吸入管26の開口部40cと26
aは、空間43内で開口している。
【0043】冷媒導入管40は例えばプラスティックな
どの熱伝導性の低い材質で形成されている。また、望ま
しくは空間43も熱伝導性の低い素材で囲まれている。
【0044】以上のように構成された振動式圧縮機にお
いて、以下その動作を説明する。
【0045】冷媒導入管が固定要素に取付けられる場
合、ピストンと冷媒導入管が相対運動することになるた
め、ピストンの往復距離だけピストンと冷媒導入管の先
端が離れている必要があり、この冷媒導入管に覆われて
いない部分で冷媒ガスが加熱されることが問題となる。
ところが、本実施例によれば冷媒導入管40はピストン
5に対して固定されているので、ピストンの先端に近い
位置まで冷媒導入管40を挿入することで、ピストンと
冷媒ガスが直接接触する部位を小さくすることができ
る。
【0046】また、冷媒導入管40がピストン5と直接
接触している部分は外径面の一部であり、ほとんどの部
分では空間を介して隣合っている。この為、温度の高い
ピストンから冷媒導入管に温度の伝達を低減している。
また、ピストンの軸方向に独立した複数の空間41aと
41bを形成することで、温度が高いピストン先端側の
空間41bは41aより温度が低く維持され、冷媒導入
管の温度が全体的に高くなることを防止し、冷媒ガスの
温度上昇を低減する。さらに、このように、空間を囲む
ようにピストンと冷媒導入管が接触する部分を形成する
ことで、少ない接触面積でピストンに対して、冷媒導入
管を安定して取付けることが容易となる。
【0047】さらに、冷媒導入管40の反圧縮室側の開
口部40cと、吸入管26の開口部26aは、空間43
内で開口している。空間43は密閉ケーシング内空間に
比べて十分に小さいため、温度の低い冷媒ガスにより、
密閉ケーシング1内空間より温度は低く維持される。
【0048】従って、冷媒ガスと空間43の外の冷媒ガ
スとほとんど接触すること無く、温度が低いまま冷媒導
入管40内を通ってピストンに設けた吸入弁に至り、圧
縮室10に流入するので、体積効率が向上し、圧縮機の
効率が向上する。
【0049】以上のように、本実施の形態の振動式圧縮
機は、ピストン5の内面に外径部の一部が当接して取付
けられた冷媒導入管40と、可動要素の反圧縮室側に形
成した空間43とからなり、ピストン5と冷媒導入管4
0の間に複数の密閉空間41a,41bを形成し、吸入
管26と冷媒導入管40が空間43内で開口しているた
め、温度の低い冷媒ガスを吸入管から冷媒導入管を通っ
て圧縮室へ流すことができ、体積効率を向上させること
ができるので、圧縮機の効率を向上させることができ
る。
【0050】なお、本実施例においては、ピストンと冷
媒導入管の間に形成する空間を2個として説明したが、
これより多くの空間に分割されても、同様の効果が得ら
れることは言うまでもない。
【0051】(実施の形態3)図4は本発明の実施例3
による振動式圧縮機の断面図である。
【0052】48は、冷媒導入管40と軸がほぼ一致す
るように配置された冷媒第2導入管であり、冷媒第2導
入管42は外径部が固定要素12のステイ6に固定され
ている。
【0053】さらに、冷媒第2導入管48の内径は冷媒
導入管40および吸入管26の外径より大きく、冷媒導
入管40の開口端40cと吸入管26の開口端26aが
それぞれ、冷媒第2導入管の開口部48a,48bに挿
入されている。
【0054】冷媒導入管40と冷媒第2導入管48はと
もに例えばプラスティックなどの熱伝導性の低い材質で
形成されている。
【0055】50は吸入管と接続された冷凍システム配
管の一部であり、51はシステム配管50につながるチ
ャンバーである。チャンバー51は、圧縮室10から、
冷媒導入管40、冷媒第2導入管42、吸入管26、シ
ステム配管50などの連続的に配置された配管につなが
っており、圧縮室10とチャンバー51の入口51aと
の間の距離は概ね(数1)、即ち圧縮機の一行程の1/
4の時間に冷媒ガスの圧力波が進む距離となるように選
択されている。
【0056】
【数1】
【0057】以上のように構成された振動式圧縮機にお
いて、以下その動作を説明する。
【0058】冷媒ガスは、吸入管26から、冷媒第2導
入管42と冷媒第2導入管42を通って圧縮室へ吸入さ
れるため、外部からの受熱を低減でき、効率を高くする
ことができる。
【0059】また、吸入行程において、ピストンが下死
点側に移動すると圧縮室10内の圧力が一時的に低下
し、吸入弁27が開く。吸入弁27が開くと、冷媒ガス
が圧縮室10内に流入する。冷媒の流入により圧縮室1
0内の圧力が上昇すると、吸入弁が閉じる。このとき、
冷媒導入管40内には正の圧力波が発生する。この圧力
波が冷媒導入管40、冷媒第2導入管42、吸入管2
6、システム配管50を伝播して、チャンバー51に至
る。
【0060】チャンバー51内は容積が大きくほぼ定圧
であるため、膨張波はチャンバー入口51aで反射し、
負の圧力波となる。この負の圧力波は配管を通って吸入
弁に戻り、閉じた状態の吸入弁27で反射される。今度
は負の圧力波がチャンバーへ伝達し、反射反転して、正
の圧力波となり圧縮室10に至る。
【0061】チャンバーと圧縮室の距離は一行程の約1
/4の時間に冷媒ガスの圧力波が進む距離に選択されて
いるので、正の圧力波が圧縮室10に到達するタイミン
グは吸入弁27が閉まる時期と一致する。
【0062】この結果、吸入行程終了時の圧縮室内の圧
力が高くなり、冷媒ガスの循環量を多くすることができ
るため、圧縮機の冷凍能力を高くすることができる。
【0063】なお、体積効率の向上に配管内での圧力波
を利用する場合、配管の内径は一定で、配管外に圧力が
逃げにくくなっていることが望ましく、また、配管も曲
げが少ないことが望ましい。本実施例では冷媒導入管、
冷媒第2導入管、吸入管を連続して配置することで、こ
のような圧力波を有効に利用できる構成となっている。
【0064】以上のように、本実施の形態の振動式圧縮
機は、吸入管26に接続するシステム配管50の、圧縮
室10からの距離が冷媒ガスの音速で約1/4行程の位
置にチャンバー51を設けることで、チャンバーで反射
した圧力波により吸入行程終了時の圧縮室内の圧力を高
くして、圧縮機の冷凍能力を向上させることができる。
【0065】(実施の形態4)図5は本発明の実施例4
による振動式圧縮機の断面図である。
【0066】図5において、60は冷媒第2導入管であ
り、冷媒第2導入管の外側にはステイ2とモータ3の可
動子3bの反圧縮室側の面に囲まれた背面空間61が形
成されている。62は冷媒第2導入管60の内部と背面
空間61の連通部である。連通部62と背面空間61は
共鳴器63を形成している。
【0067】以上のように構成された振動式圧縮機にお
いて、以下その動作を説明する。
【0068】共鳴器63の共振周波数は(数2)で表さ
れ、連通部62の長さと断面積、背面空間61の容積を
調整することで、任意の共振周波数を得ることができ
る。
【0069】
【数2】
【0070】冷媒導入管40及び冷媒第2導入管60に
は、吸入行程において冷媒導入管40内で発生した圧力
波が伝播する。圧力波は運転周波数で発生するので、こ
の時共鳴器63の固有振動数を運転周波数とほぼ同じに
すると、共鳴器は共鳴型の吸音器として作用し、共鳴器
から先に音波が伝わることを遮断する効果がある。従っ
て、密閉ケーシング内の空間やシステム配管に伝わる脈
動が低減され、騒音振動を低減することができる。
【0071】また、共鳴器63の共振周波数を運転周波
数の約2倍とすると、共鳴器に伝わった圧力波は共鳴器
63で反射され、圧縮室10に帰還し、圧縮室内の吸入
行程終了時の圧力を上昇させ、体積効率が向上する。
【0072】さらに、背面空間61の容積は可動子3b
の往復動により変化するので、運転周波数の圧力波が連
通部62から発生する。この圧力波が冷媒導入管などを
通って圧縮室10内に伝達し、吸入行程終了時の圧力を
上昇させる。したがって、吸入行程終了時の圧力が上昇
し、体積効率が向上する。
【0073】以上のように、本実施の形態の振動式圧縮
機は、冷媒第2導入管60と隣接して配置される背面空
間61と、前記背面空間61と冷媒第2導入管60との
間に設けた連通部62とからなり、背面空間61を可動
要素11の背面と固定要素12との間に形成して、可動
要素11の往復運動により背面空間の容積が変化する様
に構成したものであり、背面空間61と連通部62で形
成される共鳴器63の共振周波数を運転周波数とほぼ同
じまたはほぼ2倍としたので、吸入行程終了時の圧縮室
内の圧力を高くすることで、体積効率を向上させ、冷凍
能力を向上させると共に、運転周波数の圧力波を吸収
し、騒音振動を低減することができる。
【0074】なお、本実施例では共鳴器の共振周波数を
運転周波数と同じあるいは2倍としたが、これ以外の周
波数でも特定の周波数の圧力波の低減や、圧力波の発生
による体積効率の向上は可能である。
【0075】
【発明の効果】以上の説明したように請求項1記載の発
明は、ピストンの内面に挿入され、一部が固定要素に取
付けられた冷媒導入管とから構成したので、冷媒導入管
を密閉ケーシングに設けた吸入管に近接して配置して、
温度の低い冷媒ガスを冷媒導入管の中を通して吸入弁付
近まで供給することができるため、体積効率が向上し、
圧縮機の効率が向上することができる。
【0076】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明に加えて、密閉ケーシングに取付けられた
吸入管とからなり、吸入管と冷媒導入管の開口部が近接
して対向するか、あるいは一方の先端部を他方の内部に
挿入するか、あるいは互いを変形可能な連結体で接続し
たものであり、温度の低い冷媒ガスを吸入管から冷媒導
入管へ流入させることができ、冷媒ガスの温度上昇を防
止でき、体積効率が向上し、圧縮機の効率が向上するす
ることができる。
【0077】また、請求項3に記載の発明は、ピストン
の内面に一部が嵌合して取付けられた冷媒導入管とから
構成したので、温度の低い冷媒ガスを冷媒導入管の中を
通して吸入弁付近まで供給し、冷媒導入管がピストンに
固定されていることで温度の高い先端付近での熱伝達を
効果的に低減することができるので、体積効率が向上
し、圧縮機の効率が向上することができる。
【0078】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載の発明に加えて、ピストンと冷媒導入管の間に複
数の密閉空間を形成したので、ピストンと冷媒導入管の
間の熱伝達を空間により低減すると共に、ピストン先端
付近の温度の高い部分と先端から離れた温度の低い部分
を別の部屋とすることで、冷媒導入管内の冷媒ガス全体
にピストン先端部分の温度が伝達することを防止すると
ともに、ピストンと冷媒導入管が直接接触している面積
を小さくしても、空間を形成するように接触部分を構成
することでピストンと冷媒導入管は安定して取り付ける
ことが容易となる。
【0079】また、請求項5に記載の発明は、請求項3
に記載の発明に加えて、冷媒導入管と吸入管が、互いの
開口部が近接して対向するか、あるいは一方の先端部を
他方の内部に挿入するか、あるいは少なくとも密閉ケー
シングより小さく形成された空間内で開口したものであ
り、温度の低い冷媒ガスを冷媒導入管を経て圧縮室へ供
給することで、体積効率が向上し、圧縮機の効率を向上
することができる。
【0080】また、請求項6に記載の発明は、請求項3
に記載の発明に加えて、固定要素に取付けられ、冷媒導
入管の近傍に配置された冷媒第2導入管を備えたので、
冷媒ガスの流路を可動要素と一体になって動く部分と固
定要素と一体になって動く部分に分けることで、吸入管
から流入した温度の低い冷媒ガスが、これ以外の温度の
高い冷媒ガスにさらされる部分をさらに小さくでき、体
積効率が向上し、圧縮機の効率を向上することができ
る。
【0081】また、請求項7に記載の発明は、請求項6
記載の発明に加えて、吸入管と冷媒導入管と冷媒第2導
入管の内の少なくとも1組を、開口部を近接して対向さ
せるか、開口部を近接して対向させるか、あるいは一方
の先端部を他方の内部に挿入するか、あるいは互いを変
形可能な連結体で接続したので、冷媒導入管内と外部の
ケーシング内空間の冷媒ガスが直接接触したり、混合す
ることを低減できるので、冷媒ガスの温度上昇を低減
し、体積効率が向上し、圧縮機の効率を向上することが
できる。
【0082】また、請求項8に記載の発明は、請求項7
記載の発明に加えて、さらに吸入管あるいは吸入管に接
続するシステム配管の吸入管近傍に設けたチャンバーと
を備えたので、冷媒ガスがシリンダ内に吸入されたとき
の圧力波が冷媒導入管、吸入管を通じて伝播し、チャン
バーで反射され再び圧縮室に伝わることで、吸入行程終
了時の圧縮室内の圧力を向上せしめ、冷媒循環量を増加
させ、冷凍能力を増加させることができる。
【0083】請求項9に記載の発明は、請求項7記載の
発明に加えて、さらに冷媒導入管あるいは冷媒第2導入
管と隣接して配置される背面空間と、前記背面空間と冷
媒導入管あるいは冷媒第2導入管との間に設けた連通部
とを備えたので、背面空間と連通部で共鳴器を形成でき
るので、所望の周波数を増幅や吸収することにより、体
積効率向上あるいは騒音低減効果を得ることができる。
【0084】請求項10に記載の発明は、請求項9記載
の発明に加えて、背面空間を可動要素の反圧縮室側に形
成し、可動要素の往復運動により背面空間の容積が変化
するので、この容積変化が圧力波となり、連通部や冷媒
導入管などを経て吸入行程終了時の圧縮室内の圧力を向
上せしめ、冷媒循環量を増加させ、冷凍能力を増加させ
ることができる。
【0085】請求項11に記載の発明は、請求項9記載
の発明において、背面空間と連通部で形成される共鳴器
の共振周波数を運転周波数のほぼ2倍とすることで、冷
媒ガスがシリンダ内に吸入されたときの圧力波が背面空
間と連通部で形成される共鳴器で反射され、冷媒導入管
などを経て吸入行程終了時の圧縮室へ帰還し、圧縮室内
の圧力を向上せしめ、冷媒循環量を増加させ、冷凍能力
を増加させるという作用を有する。
【0086】請求項12に記載の発明は、請求項9記載
の発明において、背面空間と連通部で形成される共鳴器
の共振周波数を運転周波数とほぼ一致させたことで、冷
媒導入管内を伝播する運転周波数の圧力波は背面空間と
連通部で形成される共鳴器で吸収され、密閉ケーシング
内の空間やシステム配管に伝わる脈動を低減できるの
で、騒音振動を低減するという作用を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による振動式圧縮機実施の形態1の断面
【図2】本発明による振動式圧縮機実施の形態2の断面
【図3】同実施の形態の要部拡大図
【図4】本発明による振動式圧縮機実施の形態3の断面
【図5】本発明の実施例4による振動式圧縮機の断面図
【図6】従来の振動式圧縮機の断面図
【符号の説明】
1 密閉ケーシング 3 モーター 4 シリンダ 5 ピストン 11 可動要素 12 固定要素 14 弾性要素 26 吸入管 30 冷媒導入管 40 冷媒導入管 48 冷媒第2導入管 50 システム配管 51 チャンバー 60 冷媒第2導入管 61 背面空間 62 連通部
フロントページの続き Fターム(参考) 3H076 AA02 BB02 BB23 BB35 BB43 CC05 CC28 CC31 CC43 CC92 CC93 CC94 CC95 5H607 AA00 AA04 BB01 BB11 CC05 DD19 FF07 5H633 BB09 BB10 GG03 GG06 GG09 GG17 JA02 JB06 JB07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉ケーシングと、前記密閉ケーシング
    内に収納されたシリンダと、前記シリンダに軸方向に往
    復自在に挿入されるピストンと、固定子及び可動子とか
    ら構成されたモーターと、前記可動子と前記ピストンな
    どにより構成された可動要素と、前記シリンダや前記固
    定子などにより構成された固定要素と、一部が前記可動
    要素に固定され一部が前記固定要素に固定された弾性要
    素と、前記ピストンの内面に挿入され、一部が前記固定
    要素に取付けられた冷媒導入管とからなる振動式圧縮
    機。
  2. 【請求項2】 密閉ケーシングに取付けられた吸入管を
    備え、前記吸入管と冷媒導入管の開口部が近接して対向
    するか、あるいは一方の先端部を他方の内部に挿入する
    か、あるいは互いを変形可能な連結体で接続した請求項
    1記載の振動式圧縮機。
  3. 【請求項3】 密閉ケーシングと、前記密閉ケーシング
    内に収納されたシリンダと、前記シリンダに軸方向に往
    復自在に挿入されるピストンと、固定子及び可動子とか
    ら構成されたモーターと、前記可動子と前記ピストンな
    どにより構成された可動要素と、前記シリンダや前記固
    定子などにより構成された固定要素と、一部が前記可動
    要素に固定され一部が前記固定要素に固定された弾性要
    素と、前記ピストンの内面に一部が嵌合して取付けられ
    た冷媒導入管とからなる振動式圧縮機。
  4. 【請求項4】 ピストンと冷媒導入管の間に複数の密閉
    空間を形成した請求項3記載の振動式圧縮機。
  5. 【請求項5】 冷媒導入管と吸入管が、互いの開口部が
    近接して対向するか、あるいは一方の先端部を他方の内
    部に挿入するか、あるいは少なくとも密閉ケーシングよ
    り小さく形成された空間内で開口した請求項3記載の振
    動式圧縮機。
  6. 【請求項6】 固定要素に取付けられ、冷媒導入管の近
    傍に配置された冷媒第2導入管を備えた請求項3記載の
    振動式圧縮機。
  7. 【請求項7】 吸入管と冷媒導入管と冷媒第2導入管の
    内の少なくとも1組を、開口部を近接して対向させる
    か、あるいは一方の先端部を他方の内部に挿入するか、
    あるいは互いを変形可能な連結体で接続した請求項5記
    載の振動式圧縮機。
  8. 【請求項8】 吸入管あるいは吸入管に接続するシステ
    ム配管の吸入管近傍に設けたチャンバーとからなる請求
    項7記載の振動式圧縮機。
  9. 【請求項9】 冷媒導入管あるいは冷媒第2導入管と隣
    接して配置される背面空間と、前記背面空間と冷媒導入
    管あるいは冷媒第2導入管との間に設けた連通部とから
    なる請求項8記載の振動式圧縮機。
  10. 【請求項10】 背面空間を可動要素の反圧縮室側に形
    成し、可動要素の往復運動により背面空間の容積が変化
    する請求項9記載の振動式圧縮機。
  11. 【請求項11】 背面空間と連通部で形成される共鳴器
    の共振周波数を運転周波数のほぼ2倍とする請求項9記
    載の振動式圧縮機。
  12. 【請求項12】 背面空間と連通部で形成される共鳴器
    の共振周波数を運転周波数とほぼ一致させた請求項9記
    載の振動式圧縮機。
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