JP2002119200A - 食品ケーシング - Google Patents

食品ケーシング

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JP2002119200A
JP2002119200A JP2001316559A JP2001316559A JP2002119200A JP 2002119200 A JP2002119200 A JP 2002119200A JP 2001316559 A JP2001316559 A JP 2001316559A JP 2001316559 A JP2001316559 A JP 2001316559A JP 2002119200 A JP2002119200 A JP 2002119200A
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casing
liquid smoke
coating
carbonyl
food
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JP2001316559A
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Norman Abbye Portnoy
ノーマン・アビー・ポートノイ
J R Escoubas
ジェイ・アール・エスコウバス
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Viskase Corp
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    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
    • A22C13/00Sausage casings
    • A22C13/0013Chemical composition of synthetic sausage casings

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Processing Of Meat And Fish (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)
  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーシングの内部に高いカルボニル濃度を含
有する液薫を被覆することによってケーシング内に形成
された食品からのセルロース系食品ケーシングの剥離特
性を向上させると共に、またひだ寄せされたスティック
の凝集性も保持することに関する。 【解決手段】 内面上にコーティングを有するケーシン
グを含むチューブラーセルロース系ケーシングであっ
て、該コーティングは、剥離可能なケーシングをもたら
すのに有効な量であり、該コーティングは、水溶性セル
ロースエーテル、食品用銘柄ワックス及び液薫の、カル
ボニル含量少なくとも16重量%を有する組成物を含む
チューブラーセルロース系食品ケーシング。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーシングの内面
に高いカルボニル濃度を含有する液薫を被覆することに
よってケーシング内に形成された食品からのセルロース
系食品ケーシングの剥離特性を向上させることに関す
る。加えて、そのような被覆されたケーシングは、ケー
シングのひだ寄せされたスティックにおいて要求される
商用品質を保持する。
【0002】
【従来の技術】強化されていないセルロース食品ケーシ
ングは、当分野において良く知られておりかつホットド
ッグのような食品が詰め込まれた生成物、等を生産する
のに広く使用されている。これらのケーシングは、天然
のセルロースが苛性アルカリ溶液で処理される良く知ら
れた「ビスコースプロセス」によって造られる再生セル
ロースで形成されるシームレスチューブであるのが普通
である。この処理は、所定のアルカリ可溶性セルロース
様分子を除き、更にセルロースを活性化し、それによっ
て変性を可能にする。生成したアルカリセルロースを細
断し、熟成しかつ二硫化炭素で処理して苛性の、可溶性
セルロース誘導体であるセルロースキサンテートを形成
し、これを次いで弱苛性アルカリ溶液に溶解してビスコ
ースを形成する。この「ビスコース」を更に仕上げ、環
状ダイを通して押し出すことによって加工し、こうして
チューブラーフィルムを、これよりケーシングを形成す
る。これらの変性された又は再生されたケーシングを、
次いで水のような可塑剤、及び/又はグリセリンのよう
なグリセリンで処理し、セルロースチューブの脆性を低
減してセルロースチューブを商業使用において取り扱い
容易にする。
【0003】代わりのセルロースケーシング製造方法
は、米国特許第2,179,181号に記載されている
通りにして、セルロース分子を変性する代わりに、簡単
に溶解することによってセルロース溶液を形成すること
を伴う。天然セルロースを第三アミンN−オキシドによ
って溶解してセルロース溶液を生成し、変性することを
要しない。米国特許第3,447,939号は、N−メ
チル−モルホリン−N−オキシド(「NMMO」)を、
このプロセスにおいて使用することができる環状アミン
として使用して終局的にフィルム又はフィラメントを形
成することを開示している。米国発明登録第H1592
号は、このプロセスについて詳細に記載しており、同米
国発明登録の全体を本明細書中に援用する。その他の代
わりのセルロース系ケーシング製造方法は、セルロース
をN24/DMF又はLiCl/DMFのような有機溶
媒、H3PO4又はZnCl2のような無機酸、或は銅、
鉄、又はカドミウム錯体のような無機錯生成試薬中に直
接溶解することを伴う。フィルム又はチューブは、終局
的に環状ダイを通して押し出すことによって成形される
のが普通である。チューブは、ケーシングに加工され、
特にソーセージを製造するために使用されることができ
る。
【0004】本明細書中で変性された又は非変性のケー
シングの表示は、それぞれビスコース−及びNMMO製
造されたセルロース系ケーシングを言うはずである。
【0005】押し出した後に、チューブは、洗浄されて
溶解及び再生プロセスに伴う化学薬品を除き、次いで加
工助剤、添加剤、又はコーティングで処理されて食品加
工特性を高めるのが普通である。例えば、グリセリン、
等のような保湿剤が加えられ;着色剤がケーシング中に
又はケーシング上に組み込まれて内部着色ケーシングを
造り、該内部着色ケーシングは、食品を加工する間に色
を移し;燻煙フレーバーもまた、液薫がケーシング中に
又はケーシング上に組み込まれる時に所定の条件下で食
品に移されることができる。
【0006】ケーシングは、巻き取られ、次いでひだ寄
せされ、又は機械的に折り畳まれて、ケーシング約84
〜約225フィート(26〜69m)を収容する長さ約
12〜18”(30〜46cm)のスティックにされる
のが普通である。最終の使用者、ソーセージメーカー又
は肉パッカーは、これらの「ひだ寄せされた」ケーシン
グスティックを、ひだ寄せされていないケーシングに比
べてずっと簡便に取り扱う。
【0007】ケーシングは、ホットドッグのようなスキ
ンレスソーセージを製造するために使用される。乳化さ
れた肉が、ケーシングの中に詰められ、間隔をおいてね
じられてソーセージを形成する。リンクされたソーセー
ジは、酸性にされて又は酸性にされないのいずれかで調
理され(cooked)かつ燻煙されてソーセージの外
層中のタンパク質にフレーバーを付け、タンパク質を変
性しかつ凝固させ、次いで冷却されて凝固されたタンパ
ク質を固める。調理されかつ燻煙されたソーセージは、
次いで水を注がれてそれらを十分に湿らせてスキンを緩
め、次いでスキンがはがされて引き締まったスキンレス
ソーセージになる。
【0008】ホットドッグ製造プロセスに含まれる一つ
の共通な工程は、リンクを燻煙することである。ホット
ドッグの燻煙は、硬木を燃やすことによって現場で煙を
発生させ、生成した煙を調理する間ホットドッグに向け
ることにより、或はケースに入れたホットドッグに商用
液薫を浴びせる又はスプレーすることによって実施する
ことができる。商用液薫は、硬木を燃やしかつガス状流
出物を水中に捕獲して水性燻煙組成物を生成することに
よって製造される。製造方法に関係なく、煙の3つの基
本的な化学成分:フェノール類、酸及びカルボニルが存
在する。フェノール類は、フレーバリング剤であり、食
品に特徴的な燻煙フレーバーを付与する;酸は、酢酸及
びギ酸であり、肉エマルションの最も外側の層を変性さ
せ、こうして食品上に強靱なスキンを形成し;カルボニ
ルは、肉エマルションのタンパク質とMaillard
Reactionによって反応する着色剤であること
が知られている。
【0009】調理されたソーセージからケーシングが剥
離される時に、肉は、ストリッピング工程の間にケーシ
ングに接着し得、引き離され、商業上容認し得ない傷跡
のある生成物を生じることが分かった。調理されたソー
セージからケーシングを、ソーセージのいずれかに損傷
を引き起こさないで、完全に剥がすことを可能にする剥
離助剤は、商用ケーシングの重要な成分である。また、
ひだ寄せされ、被覆されたケーシングスティックは、商
業生産ハウスによって取り扱うために要求される、ステ
ィックの凝集性、サイジング及び破損のような特性をす
べて保持することも重要である。
【0010】剥離助剤が、ほとんどのケーシングの剥離
性を向上させることは良く知られているが、一種の特定
の剥離助剤が、すべての情況について使用されることが
できるわけではない。ソーセージを造るのに使用される
肉エマルションのタイプのようなその他の要因が、ケー
シングの剥離性に影響を与え、従ってケーシング上に使
用すべき剥離助剤のタイプを決めることになる。
【0011】セルロースソーセージケーシング用の所定
の剥離剤は、当分野で良く知られている。例は、米国特
許第3,533,808号の通りの、糖を使用し;米国
特許第5,230,933号の通りの、鉱油、レシチ
ン、水溶性セルロースエーテル、及び界面活性剤を使用
し;米国特許第3,898,348号及び同第4,59
6,727号の通りの、カルボキシメチルセルロース;
米国特許第3,905,397号に記載されている通り
の、アルキルケテンダイマー;及び米国特許第2,90
1,358号に開示されている通りの、脂肪酸クロミル
クロリドを含む。また、米国特許第4,540,613
号の教示に従う酸性のタールの減少された濃液薫のよう
な液薫で処理された非フィブラスケーシングは、米国特
許第5,230,933号に記載されている通りの酸シ
ャワー処理によって加工される時に、高速剥離機上で望
ましくない低い剥離性を有することも報告されており、
米国特許第5,230,933号全体を本明細書中に援
用する。
【0012】遺憾ながら、商用ソーセージ製造業者の多
くは、剥離性およそ100%を有するケーシングを使用
するだけで、スクラップ生成物を何ら残さないか又は最
少のスクラップ生成物しか残さないことになる。
【0013】剥離性に加えて、凝集のようなその他のス
ティック性質は、ケーシング上に被覆される剥離助剤に
よって影響される。ひだ寄せされたケーシングスティッ
クは、スタッフィング機上で使用することができるため
に、それらの凝集を保持しなければならない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、調理された肉又は食品からケーシングを機械化され
たソーセージ剥離機によって調理された食品の商業製造
業者によって要求される度合いに容易に剥離することを
可能にする剥離助剤で被覆されたチューブラーセルロー
ス系ケーシングを提供するにある。
【0015】本発明の別の目的は、上記の剥離助剤で被
覆され、それらの凝集を保持し、容易にひだ解きするこ
とを可能にするチューブラーセルロース系ケーシングを
提供するにある。
【0016】本発明のその他の目的及び利点は、本開示
から明らかになるものと思う。
【0017】
【課題を解決するための手段】発明の概要 今、予期されないことに、チューブラーセルロース系ケ
ーシングを造るのに、調理された食品、特に調理された
肉エマルションからのこれらのケーシングの容易な機械
的剥離をもたらす剥離助剤を組み込むのがよいことを見
出した。生成したケーシングは、調理されたホットドッ
グからの高いレベルの剥離を示す。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に従う剥離助剤組成物は、
高いカルボニル含量を有する液薫を、充填されたケーシ
ングにあびせることによって適用させる又はケーシング
の中に直接ひだ寄せ用溶液をスプレーさせることを含
む。その組成物は、また、食品用銘柄ワックス及び水溶
性エーテルも含むのが好ましい。この組成物は、また、
油のような抗プリーツロック剤及び界面活性剤も含んで
よい。その他の典型的に採用されるケーシング添加剤
は、当分野で知られており、例えば保湿剤、抗カビ性
剤、滑剤及び酸化防止剤を含むことができる。高いカル
ボニル液薫を塗布する方法に関係なく、ひだ寄せ用溶液
のその他の成分をひだ寄せする間ケーシングの内面上に
スプレーすることによって塗布する。
【0019】本発明に従うチューブラーセルロース系食
品ケーシングは、内面上にコーティングを剥離可能なケ
ーシングをもたらすのに有効な量で有し、該コーティン
グは、高いカルボニル含量を有する液薫を含むセルロー
ス系ケーシングを含む。コーティング組成物は、加えて
水溶性セルロースエーテル及び食品用銘柄ワックスを含
むのが好ましい。このケーシングは、商用高速剥離機に
よって容易に剥離可能である。上記した添加剤のような
その他の成分を、剥離助剤組成物に含んでよい。
【0020】発明の具体的な説明 発明は、高いカルボニル含量液薫を含む溶液で被覆され
た新規なチューブラーセルロース系食品ケーシングであ
り、加えてひだ寄せプロセスにおいて有用なその他の添
加剤を含有してよい。本発明の食品ケーシングは、上記
した通りにして造ったチューブラーケーシングから調製
することができる。これらのケーシングは、良く知られ
たプロセス及び装置を使用して、ギャザーを寄せてひだ
寄せされたスティックにするのが典型的である。ひだ寄
せする間、ケーシング、特に内面を、ひだ寄せ溶液をス
プレーすることによって被覆するのが一般的である。ひ
だ寄せ溶液は、抗プリーツロック剤、滑剤、界面活性
剤、水及び/又は保湿剤のような成分を含むことがで
き、当業者に良く知られている。このコーティングは、
ひだ寄せマンドレル又はスタッフィングホーンの上でケ
ーシングの移行を助成するのに行う。ひだ寄せ溶液によ
るコーティングは、また、ケーシングのひだ寄せを助成
してソーセージを形成する肉エマルションのような食品
を詰め込むために適応させるひだ寄せされたケーシング
のひだ解き容易な自立スティックを形成する。
【0021】コーティングは、また、良く知られた浸
漬、スラッギング及びあびせる方法によって塗被しても
よいが、その他の添加剤及びコーティング組成物をひだ
寄せ溶液スプレーイングによって塗布するのが簡便であ
り、経済的であり、ケーシング表面上のコーティングの
規則的な測定された分布を配置するのを助成する。本発
明に従って造ったケーシングに、発明の剥離混合物を、
ひだ寄せ用溶液としてスプレーすることによって被覆す
るのが好ましい。
【0022】本発明は、内部の食品接触表面上にコーテ
ィングを有するチューブラーセルロース系ケーシングで
あって、コーティングが、処理したケーシングを、完全
に加工した食品の表面から機械化された剥離機によって
商業上許容し得るレベルに剥がすことを可能にする剥離
剤であるものからなる。本発明のケーシングを使用する
と、商業上許容し得るソーセージを高いパーセンテージ
で生じる。驚くべきことに、本発明の剥離剤は、燻煙味
及び赤色がかった色を加工されたホットドッグやその他
のソーセージに付与するための良く知られた添加剤、液
薫である。本発明の液薫は、商業上入手可能な種々の液
薫溶液に比べて高いカルボニル含量を含有する。
【0023】好適なタールの減少された液薫処理された
ケーシングは、米国、ウイスコンシン、マニタワクのR
ed Arrow Products Co.,In
c.製のようなタールの減少された濃液薫を使用して造
るのが好ましい。液薫は、固体物質及び/又は水溶性物
質の複雑な混合物である。これらの中で最も顕著なの
は、フェノール系誘導体、カルボニル化合物、酢酸及び
ギ酸である。これより、液薫は、例えばカルボニルのレ
ベルによって区別することができる。カルボニル機能
は、Maillard Reactionによって、燻
煙プロセスに伴う着色のレベルを決め、カルボニル濃度
が高くなる程、完成したソーセージ又はホットドッグ上
の色が深くなることが知られている。本発明の好適な実
施態様では、剥離助剤又は剥離剤は、カルボニル少なく
とも約16.0%、好ましくはカルボニル少なくとも約
19%を含有する液薫であり、セルロース系ケーシング
を被覆するのに使用する。(本明細書全体を通して、パ
ーセンテージは、他に示さない場合には、すべて重量に
よる。カルボニル含量は、メチルエチルケトン又はME
K、テスト手順によって測定する通りの、液薫の重量に
よる)。液薫中のカルボニルの重量によるパーセンテー
ジは、下記のMEKテスト手順によって測定する。
【0024】水酸化カリウム20gを脱イオン水40m
lに溶解しかつメタノールで200mlに希釈すること
によってアルコール性水酸化カリウムを調製する。
【0025】2,4ジニトロフェニルヒドラジン1グラ
ムをメタノール約100ml中に加熱しながら溶解する
ことによってColor Reagentを調製する。
冷却して結晶が沈殿するのを待つ。ろ過して結晶を収集
し、それらをメタノール約300ml中に加熱しながら
溶解する。冷却して結晶を沈殿させる。
【0026】メチルエチルケトン(2−ブタノン80
%)1mlを脱イオン水で200mlに希釈することに
よって標準の原液を調製する。
【0027】Color Reagent5ml、サン
プル5ml及び濃塩酸1滴を一緒に混合する。55℃水
浴中で30分間蒸解する。氷で約5分間冷却し、次いで
アルコール性水酸化カリウム5mlを加える。振盪しか
つ30分間静置させる。分光光度計を水ブランクで48
0NMにおいてゼロ点矯正する。サンプル及び調製した
基準を読み、標準カーブを計算し、下記の式によってサ
ンプル百万当たりの部を求める:
【数1】
【0028】食品ケーシングの内面上に存在する高カル
ボニル液薫の濃度は、約10〜約250mg/被覆ケー
シング表面100in2(160〜3900mg/被覆
ケーシング表面1m2)の範囲である。好適な濃度は、
約40〜約150mg/被覆ケーシング表面100in
2(620〜2300mg/被覆ケーシング表面1m2
である。
【0029】第二成分、すなわち水溶性セルロースエー
テルを、離型又は剥離用組成物に加えてよい。使用する
ことができる典型的な水溶性セルロースエーテルは、非
イオン性水溶性アルキル及びヒドロキシアルキルセルロ
ースエーテル、例えばメチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、エチルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース及びエチルヒドロキシエチルセルロース、並びに好
ましくはアニオン性水溶性セルロースエーテル、例えば
カルボキシメチルセルロース及びカルボキシメチルヒド
ロキシエチルセルロースである。非イオン性水溶性セル
ロースエーテルとアニオン性水溶性セルロースエーテル
との混合物も使用してよい。商業上、カルボキシメチル
セルロース(「CMC」)及びカルボキシメチルヒドロ
キシエチルセルロースは、ほとんど常にナトリウム塩と
して販売されており、商用製品をナトリウム塩と呼ばな
いのが定着した商業上の慣習である。本出願の目的から
は、これらのアニオン性物質に言及することは、これら
の塩、例えばこれらのナトリウム塩及びその他のアルカ
リ金属塩を含むはずである。
【0030】食品ケーシングの内面上に存在する水溶性
セルロースエーテルの量は、広い範囲にわたって変える
ことができるが、実際に要するのは非常に少ない量であ
る。本発明のセルロース系ケーシングは、セルロースエ
ーテル約2〜約10mg/被覆ケーシング表面100i
2(30〜160mg/被覆ケーシング表面1m2)を
含有することになるのが普通であり、セルロースエーテ
ル約2.5〜約7.5mg/被覆ケーシング表面100
in2(40〜120mg/被覆ケーシング表面1m2
を含有することになるのが好ましい。所望ならば、セル
ロースエーテル成分を一層多い量で使用してもよいが、
ケーシングの剥離特性を大きくは改良しないのが普通で
ある。
【0031】剥離組成物の第三成分は、食品用銘柄ワッ
クスである。食品用銘柄ワックスの例は、水溶性の生理
学的に害のない高分子脂肪族炭化水素、例えば英国特許
第723,323号に記載されている通りのパラフィン
ワックス又は米国特許第4,163,463号に記載さ
れている通りのオキサゾリンワックスを含み、両方の特
許を本明細書中に援用する。本発明の好適な実施態様
は、当分野において良く知られたワックスであるカルナ
ウバワックスを、濃度約5〜約30mg/被覆ケーシン
グ表面100in2(80〜470mg/被覆ケーシン
グ表面1m2)で使用する。カルヌバワックスの特に好
適な濃度は、8〜約19mg/被覆ケーシング表面10
0in2(120〜200mg/被覆ケーシング表面1
2)である。
【0032】抗プリーツロック剤は、ひだ寄せされたケ
ーシングスティックのプリーツが互いに過度に接着し、
それによりひだ解きする及び詰め込む間ピンホール、引
裂又は破損を生じることによってケーシングを損傷する
傾向を最少にすることによって、プリーツのひだ解きを
助成することができる物質である。抗プリーツロック剤
は、好ましくは、プリーツの接着を助成することが知ら
れている水溶性セルロースエーテルの存在において有効
になる。剥離組成物又は混合物に混和して用いるのに適
したいくつかの抗プリーツロック剤は、合成、天然及び
改質された油を含み、鉱油、植物油、動物油、食品用銘
柄鉱油、シリコーン油及び中鎖トリグリセリドを含む。
【0033】当業者に良く知られている別の添加剤は、
植物及び動物に由来する天然のリン脂質であるレシチン
である。レシチンは、変性されたケーシングにおいて有
用な添加剤であるが、それは、非変性ケーシングスティ
ックの凝集性を低減させることが認められており、従っ
て、非変性ケーシング中に少しでもあるとすれば、非常
に少ない量だけで使用することができる。
【0034】また、界面活性剤も離型又は剥離用組成物
に加えてよい。適した界面活性剤は、水分散性又は少な
くとも一部水分散性界面活性剤、例えば脂肪酸か又は部
分脂肪酸エステルのいずれかのアルキレンオキシド、ア
ンヒドロソルビトール、グリゼロール、ペンタエリトリ
トール、及びグルコシドのようなポリオールのエトキシ
ル化脂肪酸部分エステル、並びにエトキシル化モノジグ
リセリド、ソルビタントリオレエート、ポリオキシエチ
レン(23)ラウリルエーテルのような脂肪族ポリオキ
シエチレンエーテルを含む。界面活性剤のいくつかの良
く知られた商標名は、“Tween(登録商標)”(デ
ラウエア、ウイリミントンのICI Americas
によって販売される)及び“Mazol(登録商標)”
(イリノイ、ガーニーのMazur Chemical
s,Inc.によって販売される)を含む。特に好適な
のは、エトキシル化モノ−又はジグリセリドの混合物で
あるMazol 80 MGKである。
【0035】セルロース系食品ケーシングの剥離又は離
型特性を高める有効なひだ寄せ用溶液は、ケーシングの
内面に、水溶性セルロースエーテル約2〜約10mg/
ケーシング表面100in2(30〜160mg/ケー
シング表面1m2)、食品用銘柄ワックス約5〜約30
mg/ケーシング表面100in2(80〜470mg
/ケーシング表面1m2)、及び高カルボニル液薫約1
0〜約250mg/ケーシング表面100in2(16
0〜3900mg/ケーシング表面1m2)を被覆する
という結果になる配合を有する。好適なひだ寄せ用溶液
は、水溶性セルロースエーテル約4.0〜約8.0mg
/ケーシング表面100in2(62〜120mg/ケ
ーシング表面1m2)、カルヌバワックス約8〜約18
mg/ケーシング表面100in2(120〜280m
g/ケーシング表面1m2)、及び高カルボニル液薫約
50〜約150mg/ケーシング表面100in2(7
80〜2300mg/ケーシング表面1m2)を含有す
る。そのような溶液は、ケーシングをひだ寄せするとケ
ーシングの内面上にスプレーすることによって塗布し、
それによって内面上にコーティングを剥離可能なケーシ
ングをもたらすのに有効な量で有し、該コーティング
は、水溶性セルロースエーテル、食品用銘柄ワックス及
び高いカルボニル含量を有する液薫の組成物を含むチュ
ーブラーセルロース系食品ケーシングを製造する。この
液薫のカルボニル含量は、少なくとも約16%である。
【0036】発明は、下記の例と一緒に検討する際に一
層明らかになるものと思い、下記の例は、単に例示する
ものとして示し、制限することを意図しない。
【0037】
【実施例】例1〜20 これらの例は、ホットドッグのような加工された食品か
らのセルロースケーシングの剥離特性を改良するのに要
する液薫のカルボニル成分のパーセンテージを求めた。
この一連の実験では、カルボニルレベルが異なる種々の
燻煙を調べて、液薫中の高いレベルのカルボニル化合物
が剥離性に及ぼす作用を求めた。種々の酸、カルボニ
ル、及び界面活性を有する液薫を使用してこの目的に最
良の組成物を求めた。
【0038】非変性のセルロースのケーシングを、本質
的に米国発明登録第H1592号に記載されているパイ
ロットプラント設備で製造した。これらのケーシング
は、折り径約1.31インチ(3.25cm)を有して
おり、ケーシングの内面に、CMC7.2mg、カルナ
ウバワックス160mg、脱イオン水24mg、プロピ
レングリコール89mg及びMazur 210 DS
(米国、イリノイ、ガーニー在PPG Industr
iesから得られる)1mgで構成されるひだ寄せ用溶
液をスプレーした。ひだ寄せされたスティックでは、お
よそ84フィート(26m)のケーシングは、機械的プ
リーツ加工によって12”(30cm)スティックに短
縮された。ひだ寄せされたスティックを5日間周囲条件
に保ってひだ寄せ用溶液をスティック内で完全に平衡さ
せかつ液を最大量吸収させた。この保持期間の後に、ス
ティックに、牛及び豚トリミング及び高含量のコラーゲ
ン状物質を含有する配合物から調製したホットドッグ肉
エマルションを詰め込み、スティックを結合してひだ寄
せされたスティック当たり約188のホットドッグにし
た。ホットドッグを造った後に、それらを8つの種々の
液薫の内の1つを収容する8つのタブの内の1つの中に
75秒間に浸した。液薫をできるだけ均一に塗布するよ
うに注意を払った。次いで、それらを燻製室におよそ3
0分間入れ、その時間の間、燻製室の温度を約140°
F (60℃)から約180°F (82℃)に上昇させ、
その間、相対湿度約20%を維持した。温度約180°
F及び相対湿度20%を、ケースに入れたホットドッグ
の内部温度が160°F (71℃)に達するまで維持
し、内部温度が160°F (71℃)に達した際に、ケ
ースに入れたホットドッグを燻製室から取り出して水道
水を10分間浴びせた。次いで、それらを燻製室から取
り出し、ブラインシャワーで更に10分間冷却し、その
際に、それらを氷水を有するトレーに入れ、機械的高速
剥離機の中に供給して調理されたホットドッグからケー
シングを取り去った。結果を表1に示す。剥離性は、剥
離作業を受けたホットドッグの合計数に対する剥離した
ホットドッグの数のパーセントとして報告する。例え
ば、100%は、ケーシング全体がすべてのホットドッ
グから剥離されかつ剥離されたケーシングに肉が存在し
なかったことを表わす。
【0039】これらの実験中にその他の変数が存在した
が、これらのサンプルについて最も高い剥離レベルが、
液薫のカルボニル含量が最も高い時に生じたことは、デ
ータから明らかである。
【0040】
【表1】
【0041】これらの結果は、カルボニルレベルが一層
高い液薫が、カルボニルレベルが一層低い液薫に比べ
て、一層良好な剥離を生じたことを示す。特に、カルボ
ニルレベルが一層高いことは、カルボニル含量少なくと
も約16%、好ましくはカルボニル含量少なくとも約1
9%を有する液薫配合物を意味する。
【0042】例21〜25 例1〜20の方法をたどったが、例2、4、10、15
及び17の液薫配合物を希釈してカルボニルを、元の1
9.3〜30.0%よりもむしろ7.1〜7.7%の濃
度で含有するようにした。生成したホットドッグは、表
2に示す通りに、剥離レベル22.1%及び7.8%を
それぞれ有していた、このことは、例2、4、10、1
5及び17に示す通りの一層高いカルボニルレベルが、
液薫配合物において許容し得る剥離結果をもたらすのに
要求されることを示す。
【0043】
【表2】
【0044】例26〜41 液薫製造プロセスから直接抜き出した又は商用液薫配合
物中に主要な割合で存在することが知られているかのい
ずれかの種々のカルボニル成分を、表3に示す通りの種
々の濃度で標準のひだ寄せ用溶液に加え、次いでそれら
をひだ寄せしながらケーシングを被覆するのに使用し
た。
【0045】そのような標準のひだ寄せ用溶液を調製す
る一方法は、下記である:CMC約4%を脱イオン水と
ブレンダー中で高速でおよそ3分間混合し、次いでプロ
ピレングリコール約21%、カルヌバワックス約4%、
及び脱泡剤0.2%をCMC溶液に加え、約5分間撹拌
した。次に、液薫約17%を溶液に加え、高速で更に5
分間混合した。
【0046】次いで、ひだ寄せされたケーシングを、例
1〜20に記載する通りにして調製し(及びひだ寄せ用
溶液をスプレーした)。次いで、ホットドッグを例1〜
20の方法によって造り、Red Arrow(登録商
標)23P液薫(米国、ウイスコンシン、マニタワク在
のRed Arrow Products Co.,I
nc.から購入した)を浴びせた。次いで、ホットドッ
グを、例1〜20の方法により調理しかつ剥離した。
【0047】結果を表3に示す。これらの結果から、高
カルボニル含有液薫は、それをひだ寄せしてケーシング
にし、次いで、ケーシングに一層少ないカルボニル含有
液薫を浴びせる時に、ケーシングに浴びせる際に、一層
高いカルボニル含有液薫だけを使用する時に比べて、同
等に有効であることが分かる。これらの結果は、また、
カルボニルと液薫のその他の成分との間の予期されない
共同作用を示す。液薫を製造するのに用いたプロセスか
ら、アルファ−ヒドロキシアセトアルデヒド(「AH
A」)及び高カルボニルフラクション(「HCF」)が
共に留出された。実験は、テストケーシングに関して使
用したひだ寄せ用溶液中のAHAか又はHCFのいずれ
かだけではホットドッグからのケーシングの剥離の向上
を示さなかった。しかし、高カルボニル液薫(「SMK
4」)を剥離用添加剤として使用した場合に同様の条件
下で顕著な剥離性の向上が見られた。
【0048】
【表3】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月19日(2001.10.
19)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】 剥離組成物の第三成分は、食品用銘柄ワ
ックスである。食品用銘柄ワックスの例は、水溶性の生
理学的に害のない高分子脂肪族炭化水素、例えば英国特
許第723,323号に記載されている通りのパラフィ
ンワックス又は米国特許第4,163,463号に記載
されている通りのオキサゾリンワックスを含み、両方の
特許を本明細書中に援用する。本発明の好適な実施態様
は、当分野において良く知られたワックスであるカルナ
ウバワックスを、濃度約5〜約30mg/被覆ケーシン
グ表面100in2(80〜470mg/被覆ケーシン
グ表面1m2)で使用する。カルナウバワックスの特に
好適な濃度は、8〜約19mg/被覆ケーシング表面1
00in2(120〜200mg/被覆ケーシング表面
1m2)である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】 セルロース系食品ケーシングの剥離又は
離型特性を高める有効なひだ寄せ用溶液は、ケーシング
の内面に、水溶性セルロースエーテル約2〜約10mg
/ケーシング表面100in2(30〜160mg/ケ
ーシング表面1m2)、食品用銘柄ワックス約5〜約3
0mg/ケーシング表面100in2(80〜470m
g/ケーシング表面1m2)、及び高カルボニル液薫約
10〜約250mg/ケーシング表面100in2(1
60〜3900mg/ケーシング表面1m2)を被覆す
るという結果になる配合を有する。好適なひだ寄せ用溶
液は、水溶性セルロースエーテル約4.0〜約8.0m
g/ケーシング表面100in2(62〜120mg/
ケーシング表面1m2)、カルナウバワックス約8〜約
18mg/ケーシング表面100in2(120〜28
0mg/ケーシング表面1m2)、及び高カルボニル液
薫約50〜約150mg/ケーシング表面100in2
(780〜2300mg/ケーシング表面1m2)を含
有する。そのような溶液は、ケーシングをひだ寄せする
とケーシングの内面上にスプレーすることによって塗布
し、それによって内面上にコーティングを剥離可能なケ
ーシングをもたらすのに有効な量で有し、該コーティン
グは、水溶性セルロースエーテル、食品用銘柄ワックス
及び高いカルボニル含量を有する液薫の組成物を含むチ
ューブラーセルロース系食品ケーシングを製造する。こ
の液薫のカルボニル含量は、少なくとも約16%であ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】 そのような標準のひだ寄せ用溶液を調製
する一方法は、下記である:CMC約4%を脱イオン水
とブレンダー中で高速でおよそ3分間混合し、次いでプ
ロピレングリコール約21%、カルナウバワックス約4
%、及び脱泡剤0.2%をCMC溶液に加え、約5分間
撹拌した。次に、液薫約17%を溶液に加え、高速で更
に5分間混合した。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】
【表3】
フロントページの続き (72)発明者 ジェイ・アール・エスコウバス アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ、ノー ス・カナル・ストリート165 Fターム(参考) 4B011 DA01 DC04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面上にコーティングを有するケーシン
    グを含むチューブラーセルロース系ケーシングであっ
    て、該コーティングは、剥離可能なケーシングをもたら
    すのに有効な量であり、該コーティングは、水溶性セル
    ロースエーテル、食品用銘柄ワックス及びカルボニル含
    量少なくとも16重量%を有する液薫の組成物を含むチ
    ューブラーセルロース系食品ケーシング。
  2. 【請求項2】 前記カルボニル含量が少なくとも19重
    量%である請求項1のケーシング。
  3. 【請求項3】 前記水溶性セルロースエーテルを、メチ
    ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキ
    シメチルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロ
    ピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
    ス、カルボキシメチルセルロース及びそれらの塩からな
    る群より選ぶ請求項1のケーシング。
  4. 【請求項4】 前記カルボキシメチルセルロース又はそ
    れらの塩が、30〜160mg/被覆ケーシング表面1
    2(2〜10mg/被覆ケーシング表面100in2
    の量で存在する請求項3のケーシング。
  5. 【請求項5】 前記食品用銘柄ワックスがカルヌバワッ
    クスである請求項1のケーシング。
  6. 【請求項6】 前記カルナウバワックスが80〜470
    mg/被覆ケーシング表面1m2(5〜30mg/被覆
    ケーシング表面100in2)の量で存在する請求項5
    のケーシング。
  7. 【請求項7】 前記液薫が160〜3900mg/被覆
    ケーシング表面1m 2(10〜250mg/被覆ケーシ
    ング表面100in2)の量で存在する請求項1のケー
    シング。
  8. 【請求項8】 前記水溶性セルロースエーテルが40〜
    130mg/m2(2.5〜8.5mg/100in2
    の量で存在し;前記食品用銘柄ワックスが80〜470
    mg/m2(5〜30mg/100in2)の量で存在
    し;及び前記液薫が160〜3900mg/m2(10
    〜250mg/100in2)の量で存在し;すべての
    量は、前記被覆ケーシング表面に基づく請求項1のケー
    シング。
  9. 【請求項9】 内面上にコーティングを有するケーシン
    グを含むチューブラーセルロース系ケーシングであっ
    て、該コーティングは、剥離可能なケーシングをもたら
    すのに有効な量であり、該コーティングはカルボニル含
    量少なくとも16重量%を有する液薫を含むチューブラ
    ーセルロース系食品ケーシング。
  10. 【請求項10】 水溶性セルロースエーテル、食品用銘
    柄ワックス、及び高カルボニル液薫で構成される変性さ
    れた又は変性されていないチューブラーセルロース系食
    品ケーシングの剥離又は離型特性を高める溶液であっ
    て、該ケーシングの内面に塗布される時に、該ケーシン
    グの内面が、水溶性セルロースエーテル30〜160m
    g/ケーシング表面1m2(2〜10mg/ケーシング
    表面100in2)、食品用銘柄ワックス80〜470
    mg/ケーシング表面1m2(5〜30mg/ケーシン
    グ表面100in2)、及び高カルボニル液薫160〜
    3900mg/ケーシング表面1m2(10〜250m
    g/ケーシング表面100in2)で被覆される溶液。
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