JP2002118879A - Catv回路における音声通話装置 - Google Patents

Catv回路における音声通話装置

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JP2002118879A
JP2002118879A JP2000310124A JP2000310124A JP2002118879A JP 2002118879 A JP2002118879 A JP 2002118879A JP 2000310124 A JP2000310124 A JP 2000310124A JP 2000310124 A JP2000310124 A JP 2000310124A JP 2002118879 A JP2002118879 A JP 2002118879A
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mobile terminal
signal
call
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JP2000310124A
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English (en)
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Satoru Ono
哲 小野
Haruo Otsuka
治男 大塚
Hisashi Ishizuki
尚志 石附
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Ikegami Tsushinki Co Ltd
Iwatsu Electric Co Ltd
Original Assignee
Ikegami Tsushinki Co Ltd
Iwatsu Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容易に且つ安価に音声通話機能を実現すること
ができるCATV伝送路を利用する音声通話システムを
提供する。 【解決手段】CATV伝送路に接続された複数の親機
と、該複数の親機のおのおのがカバーする各無線通信エ
リアにより形成されるサービスエリア内で、前記親機と
前記CATV伝送路を介して相互に通話可能な複数の移
動子機とを備え、前記CATV伝送路における発呼側送
信・着呼側受信の予め定めた所定の第1の専用チャネル
と、着呼側送信・発呼側受信の予め定めた所定の第2の
専用チャネル、及び、前記複数の親機のうちの少なくと
も一つの親機とを用いて、各親機に登録された前記移動
子機の位置情報を参照して、おのおのが形成される複数
の通信路を介して、前記複数の移動子機が相互に通話す
ることができるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CATV伝送路を
利用する音声通話システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン・アンテナを用いてテレビ
ジョン放送を受信する通常のテレビジョン放送受信のほ
かに、テレビジョン・アンテナを用いないでテレビジョ
ン放送波をケーブルによりテレビジョン受像機に伝送す
るケーブル・テレビジョン(以下、CATVと称する)
が近時広く普及している。
【0003】従来のこの種の装置は、次に示されるよう
に構成されている。CATVシステムは、「放送局」に
相当するセンタ装置と「テレビ受信機」に相当する端末
とで構成されている。CATVケーブルには、上り帯域
(端末→センタ装置)に10〜50MHzの信号を割り
当て、下り帯域(センタ装置→端末)には制御信号,音
声波を伝送するFM信号,VHFバンド(映像搬送波周
波数)等の76〜463MHzの信号を割り当ててい
る。FM帯とは、たとえば、NHKFM放送(東京では
=82.5MHz)用である。また、下り帯域のチャネ
ル数は映像搬送波周波数にて指定されている。個別のチ
ャネルは公称映像搬送波周波数に付帯する音声搬送波を
1つ有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】CATVシステムは優
れたシステムであるが、特に構内用などの小規模なシス
テムにおいて、単なる1:1程度の電話機能を達成する
にも、従来の基本的なチャネル割り当てにおいては、限
られた資源としてのチャネルの中から、音声通話を行う
ために、6MHz帯域/片通話=1CHを占有(すなわ
ち同通話には2CHを占有)することになる。従って、
1:nあるいはn:nの電話機能を果たす方式は実現が
極めて困難である。
【0005】本発明の目的は、従来の欠点を除去し、か
かる貴重なチャネルを多数使用することなく、容易に且
つ安価に音声通話機能を実現することができるCATV
伝送路を利用する音声通話システムを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明によるCATV伝送路を利用する音声通話シ
ステムは、CATV伝送路と、該CATV伝送路に接続
された複数の親機と、該複数の親機のおのおのがカバー
する各無線通信エリアにより形成されるサービスエリア
内で、前記親機と前記CATV伝送路を介して相互に通
話可能な複数の移動子機とを備え、前記複数の移動子機
のおのおのからの位置情報は、前記複数の親機のうち
の、当該移動子機からの送信波を受信可能な親機に受信
登録されるように構成され、前記CATV伝送路におけ
る発呼側送信・着呼側受信の予め定めた所定の第1の専
用チャネルと、着呼側送信・発呼側受信の予め定めた所
定の第2の専用チャネル、及び、前記複数の親機のうち
の少なくとも一つの親機とを用いて、前記登録された前
記移動子機の位置情報を参照して、おのおのが形成され
る複数の通信路を介して、前記複数の移動子機が相互に
通話することができるように構成されている。本発明に
よるCATV伝送路を利用する音声通話システムでは、
前記CATV伝送路は、送信点と受信点とが区分されて
U字状に配置された双方向伝送路を含むように構成する
ことができる。
【0007】また、本発明によるCATV伝送路を利用
する音声通話システムは、CATV伝送路と、該CAT
V伝送路に接続された複数の親機と、該複数の親機のお
のおのがカバーする各無線通信エリアにより形成される
サービスエリア内で、前記親機と前記CATV伝送路を
介して相互に通話可能な複数の移動子機とを備え、前記
複数の移動子機のおのおのからの位置情報は、前記複数
の親機のうちの、当該移動子機からの送信波を受信可能
な親機に受信登録され、該親機に登録済みの当該移動子
機の位置情報は、該位置情報を登録した当該親機から該
親機を除く前記複数の親機に伝達されて、各親機にて共
有するように構成され、前記CATV伝送路における発
呼側送信・着呼側受信の予め定めた所定の第1の専用チ
ャネルと、着呼側送信・発呼側受信の予め定めた所定の
第2の専用チャネル、及び、前記複数の親機のうちの少
なくとも一つの親機とを用いて、前記共有する前記移動
子機の位置情報を参照して、おのおのが形成される複数
の通信路を介して、前記複数の移動子機が相互に通話す
ることができるように構成することができる。
【0008】さらに、本発明によるCATV伝送路を利
用する音声通話システムは、前記複数の移動子機のおの
おのは、発呼時に、着呼先の該移動子機の電話番号をダ
イヤル操作することにより、当該発呼先移動子機のID
番号と当該発呼元移動子機を配下とする発呼元の前記親
機のID番号及び前記着呼先の移動子機を配下とする着
呼先の前記親機のID番号を含む発呼信号が、前記登録
されたか又は前記共有する前記位置情報を参照する前記
親機のおのおのにおける判別動作により、該着呼元の該
親機のみにより配下の着呼先の移動子機への着呼である
と判定され、当該着呼先の移動子機宛に呼出信号を送出
し、前記発呼元の移動子機と該着呼先の移動子機との通
話路が設定されるように構成することができる。
【0009】また、本発明によるCATV伝送路を利用
する音声通話システムは、前記CATV伝送路上にテレ
ビジョン信号を伝送するために形成される複数のチャネ
ルのうちの所定の複数のチャネルが音声通話信号の伝送
のために占有され、前記移動子機の発呼時及び着呼時の
制御のために、前記CATV伝送路の複数のチャネルの
うちの空きチャネルがその制御に必要な信号の伝送をす
るように構成され、前記CATV伝送路のチャネル数よ
り前記親機の数が大なるように設定されていることを特
徴とするように構成することができる。
【0010】また、本発明によるCATV伝送路を利用
する音声通話システムは、前記CATV伝送路上にテレ
ビジョン信号を伝送するために形成される複数のチャネ
ルのうちの所定の複数のチャネルが、制御信号と複数の
通話路の通話信号とをFDMA多重にて伝送するため
に、占有されるように構成されたことを特徴とするよう
に構成することができる。
【0011】さらに、本発明によるCATV伝送路を利
用する音声通話システムでは、前記複数の親機のおのお
のは、前記移動子機との無線通信波の周波数をベースバ
ンド帯域信号に変換する第1の変復調手段と、前記CA
TV伝送路の前記占有された所定の複数のチャネルの無
線通信波を前記ベースバンド帯域信号に変換する第2の
変復調手段と、該第1の変復調手段及び該第2の変復調
手段を前記ベースバンド帯域信号で結合する手段とを備
えていることを特徴とするように構成することができ
る。
【0012】また、本発明によるCATV伝送路を利用
する音声通話システムは、前記複数の通話路のうちの一
つの通話路を介して相互通話中の各移動子機からの会議
通話のための制御が行われたとき、該複数の移動子機の
うちの他の移動子機が当該通話中の通話路に接続され
て、その接続された移動子機と前記通話中の移動子機と
の会議通話が可能になるように構成されていることを特
徴とするように構成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、前提条件として、CA
TV伝送路において、 イ)発呼側の送信(着呼側の受信)には、380MHz
帯を、 ロ)着呼側の送信(発呼の受信)には、254MHz帯
を、 専有して使用する。即ち、例えば、イ)にはCH49
を、ロ)にはCH28を使用する。但し、この選択は1
例であり、イ),ロ)の選択が逆になるようにしてもよ
い。
【0014】このCATV伝送路を含む本発明システム
は、例えば、次の構成要素により形成することができ
る。 1)親機の構成: CATV回線の特性に整合するインピーダンス特性
等の電気的特性、及び、接続コネクタ等の構造的仕様を
有して、CATV回線に直接接続されるインターフェー
ス回路。 そのインターフェース回路に接続され、ケーブルテ
レビジョンの下りチャネルから選択されたCHに対応す
るアナログコードレス電話帯(即ち、CH49では380.
2125〜381.30MHz,CH28では253,8625〜254.95MH
z )で送信および受信を行う無線(ユニット)回路。 その無線回路を介してベースバンド回路からの音声
を送信するための変調回路。 前記の無線回路からの受信信号を復調してベースバ
ンド回路へ供給する復調回路。 ベースバンド帯域の音声送受信信号をディジタルコ
ードレス電話帯域(1.9GHz 帯)のディジタル化された
信号へ変調するコーデック回路及び逆に復調するための
コーデック回路。 ディジタル化された信号をディジタルコードレス電
話帯域の指定の周波数にて送受信するディジタルコード
レス無線(ユニット)回路。 CATV回線に対する送受信及びディジタルコード
レス電話機能を制御する制御(CPU)回路。 2)子機の構成:使用者側に設置される音声機能を果た
す子機の構成であり、親機からのディジタルコードレス
電話の電波を送受信し、且つ音声通話の入出力機能達成
のための音響部品,及びダイヤル,発呼制御,着呼制御
・保留制御等の制御部を有するディジタルコードレス電
話子機(移動子機)とを含んで構成することができる。
【0015】このような構成によれば、次のような作用
(機能)を発揮することができる。CATV回線におけ
る前記の周波数帯を専用すれば、CATV回線を無線空
間と同等とみなせるので、アナログコードレス電話の機
能を以下のように実現することができる。
【0016】(1)システムについて: 通話に供するチャネルの資源はCATV回線の映像
搬送波周波数CH(63)であり、従来技術では、通話
回線には2CHを占有することになるので、63CH/
2=31通話回線となる。 通話制御(発呼制御,着呼制御)には各占有帶域に
それぞれ設けられる制御チャネルを使用することができ
る。 各移動子機からの位置情報は、複数の親機のうち
の、その移動子機からの送信波を受信可能な親機に受信
登録されている。 一つの移動子機から発呼があったとき、その発呼を
受信した親機は、発呼した移動子機のID番号と当該親
機のID番号を含みかつ着呼側の移動子機のID番号を
指定する発呼符号を、前記の制御チャネルに送出し、こ
の発呼符号に含まれている着呼側の移動子機のID番号
を、各親機に登録されている位置登録されている位置情
報と比較参照して両者が一致するときだけ通話路を成立
させる制御により、交換機を用いないで発着呼時の通話
路確立とその通話路による通話信号伝送機能を実現する
ことができる。また、一つの移動子機から発呼があった
とき、その発呼信号を受信した親機は、発呼した移動子
機のID番号と当該親機のID番号を含み、かつ、共有
している位置情報を参照して検索検知される着呼側の移
動子機のID番号とその着呼側の移動子機のID番号を
登録している親機のID番号を指定する発呼符号を前記
の制御チャネルに送出し、この発呼符号に含まれている
着呼側のID番号に指定される親機だけが着呼側のID
番号に指定される移動子機だけに呼出信号を送出し、着
呼側のID番号に指定される移動子機だけと通話路を成
立させるように制御することにより、交換機を用いない
で発着呼時の通話路確立とその通話路による通話による
通話信号伝送機能を実現することができる。 なお、CATV回線では、通話を成立させる前に、
通話に使用したい周波数が既に使用されているかをRS
SIレベル検知等により判定し、RSSIレベル以上で
あれば、既に通話に使用されているものとし、マルチチ
ャネルアクセス方式制御等により、他の周波数にて通話
を行うことが可能であり、混信又はスプリアスの弊害は
排除することができる。 ベースバンド帯域で送話時の音声帯域をたとえば2
分割し、低域と高域を反転して送信し、受信機でその帯
域を再反転すれば、CATV回線での通話に秘話は機能
を保持させることができる。 保留情報に基づき通話元との通話リンクを保持しつ
つ、他の通話チャネルを使用して転送先との連絡をと
り、その通話を配送先に転送することもできる。
【0017】(2)装置について: 一般にアナログコードレス電話機の出力電力(空中
線電力)は10mW以下(=123dBμ)であり、C
ATV回線の信号レベル(62〜85dBμ)とは、レ
ベル調整が必要であるが、空中線をCATV回線に接続
する場合の、インピーダンス整合(空中線は基本的に5
0Ω、CATV回線は75Ω)作業により、適正なレベ
ル調整を行うことにより可能である。 アナログコードレス電話機の送信「スプリアス発射
の強度の許容値」は2.5μW(約−40dB)以下で
あり、CATV回線のC/N比は40dB以上であるか
ら、アナログコードレス電話機を用いてもCATV回線
に整合するスプリアスの許容値に係わる基本特性を満足
する。 アナログコードレス電話帯域は254/380MH
z帯であり、CATV回線のチャネルプラン内の帯域を
使用することから、伝送周波数特性について特段の修正
の必要はない。
【0018】(3)使用者の移動子機について:移動子
機については、無線サービスエリア内での各端末のロー
カルな参加型会議機能(複数の子機を同時に使用しその
子機間で同時に双方向で通話する会議機能)を、ディジ
タルコードレス電話のTDMA/TDD方式で実現する
ことができる。
【0019】以下本発明の具体的実施例について説明す
る。図1(a)(b)は、本発明によるシステムの構成を示す
図であり、図1(a)において、1は同軸線路(又は光ケー
ブル)を配置したCATV回線であり、数十以上の多く
のテレビジョン信号チャネルを伝送可能な双方向伝送路
である。従来のCATV回線ではセンタ装置から端末で
あるテレビ受像機に向けて下り方向主体の伝送形式をと
っているが、本発明システムでは、例えば、図1(b) に
示すように、送信点と受信点とが区分されてU字状に配
置された双方向伝送路を含む伝送路を用いることができ
る。2は、CATVシステムの基本サービスであるテレ
ビジョン映像信号及び音声信号の送信に必要な送信側イ
ンターフェースボックス(I/F−BOX−TX)であ
り、CATV回線1に接続されている。3は、TVカメ
ラで代表される送像装置であり、送信側インターフェー
スボックス2に接続される。4はCATVシステムの基
本サービスであるテレビジョン映像信号及び音声信号の
受信に必要な受信側インターフェースボックス(I/F
−BOX−RX)であり、CATV回線1に接続されて
いる。5はTV受像機であり、受信側インターフェース
ボックス4に接続されている。6は、このシステムで音
声通話情報の伝送のためにCATV回線1に接続される
親機(BS−1,BS−2,…BS−n)であり、各親
機6の送信出力端と受信出力端はCATV回線1に接続
されている。親機6(BS−1)のサービスゾーン8−
1には移動子機(PS−01,PS−03)が配置さ
れ、親機6(BS−2)のサービスゾーン8−2には移
動子機(PS−04,PS−21,PS−32)が配置
され、親機6(BS−n)のサービスゾーン8−nには
移動子機(PS−02,PS−22,PS−m)が配置
されている。
【0020】以上説明した図1(a)(b)の構成により、C
ATVシステムの基本サービスであるテレビジョン映像
信号及び音声信号は、送信側インターフェースボックス
2を介してCATV回線1に送出され、CATV回線1
に接続されている受信側インターフェースボックス4を
介して、TV受信機5により所望のテレビジョンチャネ
ルを選択して受像受信される。このようなCATVシス
テムを利用する本発明による電話情報の伝送に係わる構
成と動作について以下順次説明する。
【0021】図2は、親機6(BS)の構成例を示す図
であり、そのサービスゾーンに移動子機PSを3台収容
する場合の例を示している。親機6(BS)において、
6−IはCATV回線1の入出力部となるI/OBO
X,6−IIは子機との無線路制御機能を収容したMAI
N BOXである。
【0022】I/O BOX 6−Iにおいて、6−1
はCATVシステムの特定のチャネルCH28(又はC
H49)を受信するためにCATV回線1に接続された
インピーダンス整合等のためのインターフェース回路、
6−2は前記のCATVシステムの特定のチャネル(前
記の6−1の場合とは逆のCH49又はCH28)に送
信するためにCATV回線1に接続されたインピーダン
ス整合のためのインターフェース回路、6−3はインタ
ーフェース回路6−1からの受信信号をこの場合3分配
するための分配器、6−5,6−6は3台の移動子機P
Sに対応して設けられている3組のアナログコードレス
電話機としての無線ユニット(RFU)であり、6−5
は発呼側信号(送信側はCH49の380MHz帶の受
信側はCH28の254MHz帶)用,6−6は着呼側
信号(送信側はCH28の254MHz帶,受信側はC
H49の380MHz帶)用であって、各組は一つの送
信回路と一つの受信回路を内蔵しており、各組の受信回
路に分配器6−3からの3分配された各受信信号がそれ
ぞれ入力される。6−4は無線ユニット(RFU)6−
5,6−6の各組の送信回路からの出力を結合する結合
器である。無線ユニット(RFU)6−5,6−6の各
受信回路の出力と各送信回路の入力には、ベースバンド
帯域の音声信号−Vと同じくベースバンド帯域の制御
信号−Dが存在している。無線ユニット(RFU)6
−5,6−6の表示記号で、「A」は発呼側用であり、
「B」は着呼側用であることを示している。6−7はP
PU及び制御部であり、空きCH検出機能のほか位置情
報の登録・制御を行う。
【0023】本発明システムにおいて、I/O BOX
6−IとCATV回線1とは、パケット形式で相互に
制御情報の伝達をするように構成される。この場合のパ
ケット形式での制御情報の相互伝達の機能は、インター
フェース回路6−1.6−2が実行するように構成する
ことができる。
【0024】図3は,図2のI/O BOX 6−Iに
おけるPPU及び制御回路6−7の具体的構成例を示す
図であり、6−7−1はCATV回線1上のアナログコ
ードレス電話帯周波数の受信レベルを監視して空きCH
検出機能を実現するRSSI回路、6−7−2は無線ユ
ニット6−5,6−6からの音声帯域信号のレベル範囲
(ダイナミックレンジ)を移動子機との間の無線伝送対
策として圧縮・伸張するコンパンダ、6−7−3はRS
SI回路6−7−1を制御するほかに、移動子機からの
後述のDATA(−D)を用いて移動子機の登録・制
御を行うPPUである。制御回路6−7−4は、PPU
6−7−3の機能動作を制御する。コンパンダ6−7−
2の出力側には、ベースバンド帯域受話出力(−V)
をとり出すバッファアンプ6−7−5と、移動子機から
のベースバンド帯域送話入力(−V)を受け取るバッ
ファアンプ6−7−6を備えている。
【0025】図4は、図2におけるMAIN BOX
6−IIの詳細構造例を示す図である。このMAIN B
OX 6−IIは、I/O BOX6−Iと結合される構
成機器であり、I/O BOX6−Iとの音声,制御信
号を周波数変換するディジタルコードレス電話の無線ユ
ニットを内蔵し、他のBS配下の移動子機の音声,制御
信号を送受信を行い、MAIN BOX 6−II配下の
移動子機との通話機能を達成する。また、親機BS内ロ
ーカル参加型会議機能を分担し、MAIN BOX配下
の子機間の会議通話機能を達成する。合わせて、I/O
BOX6−I内のPPU6−7−3を制御するMPU
を内蔵している。
【0026】図4において、6−11,6−12は音声
帯域周波数信号の送話アンプと受話アンプとをそれぞれ
含む送話用ベースバンド回路と受話用ベースバンド回路
である。6−13はバッファアンプ、6−14は加算回
路、6−15,6−16はコーデック、6−17は主と
して移動子機との無線通信制御を行うMPU、6−18
はコーデック6−15,6−16の入出力に配置されて
いる図示のディジタル信号路であるハイウェイに接続さ
れ、ディジタル化された音声信号をMPU6−17によ
る制御の下で処理して配下の移動子機PSの会議通話機
能等を達成するハイウェイスイッチ、6−19は音声信
号をディジタル化するADPCMトランスコーダ、6−
20は無線制御回路、6−21は無線制御回路6−20
による制御の下で配下の移動子機PSからの無線周波の
受信レベルを監視するRSSI監視回路、6−22は無
線制御回路6−20による制御の下で移動子機PSから
のディジタルコードレス電話帯の信号を変復調するモデ
ム、6−23は移動子機PSからのディジタルコードレ
ス電話帯の信号を送受信するDCL TRXユニット
(無線ユニット)、6−24は配下の移動子機との通話
を行うアンテナである。
【0027】(A)請求項1に対応するシステムの動作 以下、本発明のシステムにおける発呼,通話及び会議通
話の動作について説明する。以下の動作を行う前提条件
として、通常のアナログコードレス電話システム,ディ
ジタルコードレス電話システムにおける場合と同様に、
各移動子機の位置情報の管理が行われている。すなわ
ち、本発明のシステムでは、各移動子機PSの電源がO
Nになると、その移動子機PSの位置情報が当該移動子
機PSが所在する親機BS内のPPU6−7−3に例え
ば、図1に対応して(表1)の(a)(b)(c)に示
すように登録される。以下に説明する通話路確立及び相
互通話は、このように記録された位置情報を参照する制
御により実行される。
【0028】
【表1】
【0029】(発呼動作)まず、以下の図1乃至図4及
び図5を参照して、本発明システムにおける一つの親局
BS−1の配下の一つの移動子機Xから発呼し他の一つ
の親局BS−2の配下の一つの移動子機Pに着信する場
合の動作を説明する。親局BS−1の配下の移動子機X
が「通信相手である移動子機Pの電話番号をダイアル操
作する」発呼操作をすると、発呼時におけるディジタル
コードレス電話帯の通信路確立のための電波が移動子機
Xから送出され、これを親局BS−1のMAIN−BO
Xが受信して、DCL TRXユニット6−23,QP
SKモデム,MPU6−17を経て取り出された受信出
力DATA−Dが、I/OBOXのPPU6−7−3
とコンパンダ6−6−2を経て、その移動子機Xの位置
情報(当該移動子機XのID情報とその親局BS−1の
ID情報を含む)を含んで、発呼側の無線ユニットRF
UA−1(6−5)から経路I−2,結合器6−4,イ
ンターフェース回路6−2を経てCATV回線1のCH
49に、発呼時の親局BS−2宛となる「通信路確立要
請」の発呼信号として送出される。この場合のインター
フェース回路6−2からCATV回線1への情報伝達は
パケット形式で行われる。
【0030】このCATV回線1のCH49に送出され
た「通信路確立要請」のパケット形式の発呼信号は、C
ATV回線1に接続されている親局BS−2に受信され
る。即ち、受信されたパケット形式の発呼信号は、経路
〔インターフェース回路6−1→分配器6−3→接続線
I−3→無線ユニットRFUB−1(6−6)〕を経て
信号−Dとなり、この信号−DをPPU及び制御部
6−7において、前記のように記録されている各移動子
機の位置情報を参照して判別することにより、移動子機
Pが配下に所在する当該親機BS−2のみがこの発呼信
号を信号−DとしてMAIN BOXに伝達し、この
信号−DがMAIN−BOX6−IIから移動子機Pに
無線伝送で送出され、移動子機Pで着呼応答操作をす
る。なお、BS−1,BS−2を除くたの親機では、移
動子機Pが配下に所在しているという位置情報を記録し
ていないので、この発呼信号により信号−DをMAI
NBOXに送出することはなく、その配下の移動子機へ
の着呼がおこなわれることになる。このとき、親局BS
−2におけるI/O BOX6−II内のRSSI回路6
−7−1により、CATV回線1上の制御情報伝送用周
波数の信号レベルが規定レベル以上であることが確認さ
れたときに、移動子機Xから移動子機Pへの着呼時の
「通信路確立」が完結する。
【0031】(通話動作I)以上のように、親局BS−
1の配下の移動子機Xから親局BS−2の配下の移動子
機Pへの着呼時の「通信路確立」が完結したとき、移動
子機Xと移動子機Pとの通話は次の経路で行われること
を、図5を参照して説明する。 a)発呼側移動子機Xから着呼側移動子機Pへの音声信
号伝送:移動子機Xからの送話信号は、経路〔移動子機
X→親局BS−1のI/O BOX6−II→音声信号
−V→PPU及び制御部6−7→音声信号−V→無線
ユニットRFUA−1(6−5)→接続線I−2→結合
器6−4→インターフェース回路6−2〕を介して親局
BS−1からCATV回線1のCH49に送出される。
移動子機XからCATV回線1のCH49に送出された
送話信号の移動子機Pにおける受話は、経路〔親局BS
−2のインターフェース回路6−1→分配器6−3→接
続線I−3→無線ユニットRFUB−1(6−6)〕を
経て信号−Vとなり、この信号−VがPPU及び制
御部6−7で信号−Vとなり、この信号−VがMA
IN−BOX6−IIから移動子機Pに無線伝送され、移
動子機Pで受信される。
【0032】b)着呼側移動子機Pから発呼側移動子機
Xへの音声信号伝送:移動子機Pからの送話信号は、経
路〔移動子機P→親局BS−2のI/O BOX6−II
→音声信号−V→PPU及び制御部6−7→音声信号
−V→無線ユニットRFUB−1(6−6)→接続線
I−4→結合器6−4→インターフェース回路6−2〕
を介して親局BS−2からCATV回線1のCH28に
送出される。移動子機PからCATV回線1のCH28
に送出された送話信号の移動子機Xにおける受話は、経
路〔親局BS−1のインターフェース回路6−1→分配
器6−3→接続線I−3→無線ユニットRFUB−1
(6−6)〕を経て信号−Vとなり、この信号−V
がPPU及び制御部6−7で信号−Vとなり、この信
号−VがMAIN−BOX6−IIから移動子機Xに無
線伝送され、移動子機Xで受信される。
【0033】(通話動作II)親局BS−1の配下の移動
子機Xから、親局BS−2の配下の移動子機Pと親局B
S−3の配下の移動子機Aへ着呼させ、発呼側移動子機
Xと着呼側移動子機Pおよび移動子機Aとの通話を行う
ときの通話操作は次の経路で行われることを、図6を参
照して説明する。着呼時の通話路設定は、上記の発呼側
移動子機Xから着呼側移動子機Pへの着呼時の場合と同
様であるから、説明を省略する。 a)発呼側移動子機Xから着呼側移動子機Pおよび移動
子機Aへの音声信号伝送:移動子機Xからの送話信号
は、経路〔移動子機X→親局BS−1のI/O BOX
6−II→音声信号−V→PPU及び制御部6−7→音
声信号−V→無線ユニットRFUA−1(6−5)→
接続線I−2→結合器6−4→インターフェース回路6
−2〕を介して親局BS−1からCATV回線1のCH
49に送出される。移動子機XからCATV回線1のC
H49に送出された送話信号の移動子機Pにおける受話
は、経路〔親局BS−2のインターフェース回路6−1
→分配器6−3→接続線I−3→無線ユニットRFUB
−1(6−6)〕を経て信号−Vとなり、この信号
−VがPPU及び制御部6−7で信号−Vとなり、こ
の信号−VがMAIN−BOX6−IIから移動子機P
に無線伝送され、移動子機Pで受信される。さらに、移
動子機XからCATV回線1のCH49に送出された送
話信号の移動子機Aにおける受話は、経路〔親局BS−
3のインターフェース回路6−1→分配器6−3→接続
線I−3→無線ユニットRFUB−1(6−6)〕を経
て信号−Vとなり、この信号−VがPPU及び制御
部6−7で信号−Vとなり、この信号−VがMAI
N−BOX6−IIから移動子機Aに無線伝送され、移動
子機Aで受信される。
【0034】b)着呼側移動子機Pから発呼側移動子機
Xおよび着呼側移動子機Aへの音声信号伝送:移動子機
Pからの送話信号は、経路〔移動子機P→親局BS−2
のI/O BOX6−II→音声信号−V→PPU及び
制御部6−7→音声信号−V→無線ユニットRFUB
−1(6−6)→接続線I−4→結合器6−4→インタ
ーフェース回路6−2〕を介して親局BS−2からCA
TV回線1のCH28に送出される。移動子機PからC
ATV回線1のCH28に送出された送話信号の移動子
機Xにおける受話は、経路〔親局BS−1のインターフ
ェース回路6−1→分配器6−3→接続線I−3→無線
ユニットRFUB−1(6−6)〕を経て信号−Vと
なり、この信号−VがPPU及び制御部6−7で信号
−Vとなり、この信号−VがMAIN−BOX6−
IIから移動子機Xに無線伝送され、移動子機Xで受信さ
れる。さらに、移動子機PからCATV回線1のCH2
8に送出された送話信号の移動子機Aにおける受話は、
経路〔親局BS−3のインターフェース回路6−1→分
配器6−3→接続線I−3→無線ユニットRFUB−1
(6−6)〕を経て信号−Vとなり、この信号−V
がPPU及び制御部6−7で信号−Vとなり、この信
号−VがMAIN−BOX6−IIから移動子機Aに無
線伝送され、移動子機Aで受信される。
【0035】c)着呼側移動子機Aから発呼側移動子機
Xおよび着呼側移動子機Pへの音声信号伝送:移動子機
Aからの送話信号は、経路〔移動子機A→親局BS−3
のI/O BOX6−II→音声信号−V→PPU及び
制御部6−7→音声信号−V→無線ユニットRFUB
−1(6−6)→接続線I−4→結合器6−4→インタ
ーフェース回路6−2〕を介して親局BS−3からCA
TV回線1のCH28に送出される。移動子機AからC
ATV回線1のCH28に送出された送話信号の移動子
機Xにおける受話は、経路〔親局BS−1のインターフ
ェース回路6−1→分配器6−3→接続線I−3→無線
ユニットRFUB−1(6−6)〕を経て信号−Vと
なり、この信号−VがPPU及び制御部6−7で信号
−Vとなり、この信号−VがMAIN−BOX6−
IIから移動子機Xに無線伝送され、移動子機Xで受信さ
れる。さらに、移動子機AからCATV回線1のCH2
8に送出された送話信号の移動子機Pにおける受話は、
経路〔親局BS−2のインターフェース回路6−1→分
配器6−3→接続線I−3→無線ユニットRFUB−1
(6−6)〕を経て信号−Vとなり、この信号−V
がPPU及び制御部6−7で信号−Vとなり、この信
号−VがMAIN−BOX6−IIから移動子機Pに無
線伝送され、移動子機Pで受信される。
【0036】(通話動作 IIIの1)親局BS−1の配下
の移動子機Xから親局BS−3の配下の移動子機A,
B,Cへ着呼させ着呼時の「通信路確立」が、前記移動
機Pについて説明したように完結したとき、、会議形式
での通話を次の経路で行うことができることを、図7を
参照して説明する。 a)発呼側移動子機Xから着呼側移動子機A,B,Cへ
の音声信号伝送:移動子機Xからの送話信号は、経路
〔移動子機X→親局BS−1のI/O BOX6−II
→音声信号−V→PPU及び制御部6−7→音声信号
−V→無線ユニットRFUA−1(6−5)→接続線
I−2→結合器6−4→インターフェース回路6−2〕
を介して親局BS−1からCATV回線1のCH49に
送出される。移動子機XからCATV回線1のCH49
に送出された送話信号の移動子機A,B,Cにおける受
話は、経路〔親局BS−3のインターフェース回路6−
1→分配器6−3→接続線I−3→無線ユニットRFU
B−1(6−6)〕を経て信号−Vとなり、この信号
−VがPPU及び制御部6−7で信号−Vとなり、
この信号−VがMAIN−BOX6−IIから移動子
機A,B,Cに無線伝送され、移動子機A,B,Cで受
信される。
【0037】b)着呼側移動子機A,B,Cから発呼側
移動子機Xへの音声信号伝送:移動子機A,B,Cから
の送話信号は、経路〔移動子機A,B,C→親局BS−
3のI/O BOX6−II→音声信号−V→PPU
及び制御部6−7→音声信号−V→無線ユニットRF
UB−1(6−6)→接続線I−4→結合器6−4→イ
ンターフェース回路6−2〕を介して親局BS−2から
CATV回線1のCH28に送出される。移動子機A,
B,CからCATV回線1のCH28にで送出された送
話信号の移動子機Xにおける受話は、経路〔親局BS−
1のインターフェース回路6−1→分配器6−3→接続
線I−1→無線ユニットRFUA−1(6−5)〕を経
て信号−Vとなり、この信号−VがPPU及び制御
部6−7で信号−Vとなり、この信号−VがMAI
N−BOX6−IIから移動子機Xに無線伝送され、移
動子機Xで受信される。
【0038】(通話動作 IIIの2)親局の一つであるB
S−1の配下の移動子機Xから発呼して、他の親局BS
−2の配下の移動子機Pと他の親局BS−3の配下の移
動子機Aに着呼させ、移動子機X,P,A相互間で会議
形式で通話をする場合の動作を図6を参照して説明す
る。発呼側移動子機Xと着呼側移動子機Pとの相互間通
話、及び、発呼側移動子機Xと着呼側移動子機Aとの相
互間通話は、前記(通話動作II)において説明したとお
りである。次に着呼側移動子機PとA相互間の通話、す
なわち、移動子機Pが送信で移動子機Aが受信となる通
話と移動子機Aが送信で移動子機Pが受信となる通話と
を伝送する相互通話伝送路が必要である。このために、
CATV回線1のCH28,CH49のおのおのに形成
されている多重化チャネルのうちからここで必要となる
付加チャネルとして図6に点線で示すように各親局BS
−1,BS−2,BS−3で利用する接続とし、図6に
複数として示されている無線ユニット(RFUA)6−
5と無線ユニット(RFUB)6−6のうちの各空無線
ユニットを点線で示す付加チャネル用として接続する構
成をとった通話路設定が行われる。このような通話路設
定は、図6に示す構成により、実行可能であるから、親
局BS−1,BS−2,BS−3のいずれの配下の移動
子機が発呼側となっても、他の親局BS−1,BS−
2,BS−3の配下の移動子機との間の相互通話を行う
会議形式の通話を実現することができる。この場合の各
通話伝送経路については、上記の各通話動作において説
明した経路から理解されるものであるから詳細な説明は
省略する。
【0039】(B)請求項2に対応するシステムの動作 次に、各移動子機の位置情報を各親機において共有する
場合の本発明のシステムにおける発呼,通話及び会議通
話の動作について説明する。すなわち、この場合には、
本発明のシステムでは、各移動子機PSの電源がONに
なると、その移動子機PSの位置情報が当該移動子機P
Sが所在する親機BS内のPPU6−7−3に登録され
る。この位置情報は、各移動子機PSの発呼動作時のほ
か、一定時間周期で他の親機BSに通知され、各親機B
S内のPPU6−7−3に前記(表1)の(a)(b)
(c)に示すように同じ情報がともに記録されて共有化
される。以下に説明する通話路確立及び相互通話は、こ
のように記録された位置情報を参照する制御により実行
される。
【0040】(発呼動作)まず、以上の図1乃至図4及
び図5を参照して、本発明システムにおける一つの親局
BS−1の配下の一つの移動子機Xから発呼し他の一つ
の親局BS−2の配下の一つの移動子機Pに着信する場
合の動作を説明する。親局BS−1の配下の移動子機X
が「通信相手である移動子機Pの電話番号をダイアル操
作する」発呼操作をすると、発呼時におけるディジタル
コードレス電話帯の通信路確立のための電波が移動子機
Xから送出され、これを親局BS−1のMAIN−BO
Xが受信して、DCL TRXユニット6−23,QP
SKモデム,MPU6−17を経て取り出された受信出
力DATA−Dが、I/OBOXのPPU6−7−3
とコンパンダ6−6−2を経て、さらに発呼側の無線ユ
ニットRFUA−1(6−5)から経路I−2,結合器
6−4,インターフェース回路6−2を経て、CATV
回線1のCH49に、発呼符号を発呼時の「通信路確立
要請」の発呼信号として親局BS−2宛に送出される。
この場合の発呼符号のは、次の位置情報を含んでいる。 (1) その移動子機XのID情報、(2) その親局BS−1
のID情報、(3) 通信相手である移動子機PのID情
報、(4) この移動子機PのID情報に対応してPPU6
−7−3に前記のように記録され共有されているその親
局BS−2のID情報。この場合のインターフェース回
路6−2からCATV回線1への情報伝達はパケット形
式で行われる。
【0041】このCATV回線1のCH49に送出され
た「通信路確立要請」のパケット信号の発呼符号は、C
ATV回線1に接続されている親局BS−2に受信され
る。受信されたパケット信号は、経路〔インターフェー
ス回路6−1→分配器6−3→接続線I−3→無線ユニ
ットRFUB−1(6−6)〕を経て信号−Dとな
り、この信号−Dが受信された発呼符号に含まれてい
るその親局BS−2のID情報を参照して行われるPP
U及び制御部6−7の動作で信号−Dとなり、この信
号−DがMAIN−BOX6−IIから移動子機Pに無
線伝送で着信され、移動子機Pで着信応答操作をする。
このとき、親局BS−2におけるI/O BOX6−II
内のRSSI回路6−7−4により、CATV回線1上
の制御情報伝送用周波数の信号レベルが規定レベル以上
であることが確認されたときに、移動子機Xから移動子
機Pへの着信時の「通信路確立」が完結する。なお、親
局BS−2以外の親局では、発呼符号内にその親局を指
定するID情報を含んでいないので、信号−Dを出力
することはなく、配下の移動子機に呼出信号を送出する
ことはしない。
【0042】(通話動作I)以上のように、親局BS−
1の配下の移動子機Xから親局BS−2の配下の移動子
機Pへの着信時の「通信路確立」が完結したとき、移動
子機Xと移動子機Pとの通話は次の経路で行われること
を、図5を参照して説明する。 a)発信側移動子機Xから着信側移動子機Pへの音声信
号伝送:移動子機Xからの送話信号は、経路〔移動子機
X→親局BS−1のI/O BOX6−II→音声信号
−V→PPU及び制御部6−7→音声信号−V→無線
ユニットRFUA−1(6−5)→接続線I−2→結合
器6−4→インターフェース回路6−2〕を介して親局
BS−1からCATV回線1のCH49にパケット形式
で送出される。移動子機XからCATV回線1のCH4
9にパケット形式で送出された送話信号の移動子機Pに
おける受話は、経路〔親局BS−2のインターフェース
回路6−1→分配器6−3→接続線I−3→無線ユニッ
トRFUB−1(6−6)〕を経て信号−Vとなり、
この信号−VがPPU及び制御部6−7で信号−V
となり、この信号−VがMAIN−BOX6−IIから
移動子機Pに無線伝送され、移動子機Pで受信される。
【0043】b)着呼側移動子機Pから発呼側移動子機
Xへの音声信号伝送:移動子機Pからの送話信号は、経
路〔移動子機P→親局BS−2のI/O BOX6−II
→音声信号−V→PPU及び制御部6−7→音声信号
−V→無線ユニットRFUB−1(6−6)→接続線
I−4→結合器6−4→インターフェース回路6−2〕
を介して親局BS−2からCATV回線1のCH28に
送出される。移動子機PからCATV回線1のCH28
に送出された送話信号の移動子機Xにおける受話は、経
路〔親局BS−1のインターフェース回路6−1→分配
器6−3→接続線I−3→無線ユニットRFUB−1
(6−6)〕を経て信号−Vとなり、この信号−V
がPPU及び制御部6−7で信号−Vとなり、この信
号−VがMAIN−BOX6−IIから移動子機Xに無
線伝送され、移動子機Xで受信される。
【0044】(通話動作II)親局BS−1の配下の移動
子機Xから、親局BS−2の配下の移動子機Pと親局B
S−3の配下の移動子機Aへ着呼させ、発呼側移動子機
Xと着信側移動子機Pおよび移動子機Aとの通話を行う
ときの通話操作は次の経路で行われることを、図6を参
照して説明する。着呼時の通話路設定は、上記の移動子
機Xから着信側移動子機Pへの場合と同様であるから、
説明を省略する。 a)発呼側移動子機Xから着呼側移動子機Pおよび移動
子機Aへの音声信号伝送:移動子機Xからの送話信号
は、経路〔移動子機X→親局BS−1のI/O BOX
6−II→音声信号−V→PPU及び制御部6−7→音
声信号−V→無線ユニットRFUA−1(6−5)→
接続線I−2→結合器6−4→インターフェース回路6
−2〕を介して親局BS−1からCATV回線1のCH
49に送出される。移動子機XからCATV回線1のC
H49に送出された送話信号の移動子機Pにおける受話
は、経路〔親局BS−2のインターフェース回路6−1
→分配器6−3→接続線I−3→無線ユニットRFUB
−1(6−6)〕を経て信号−Vとなり、この信号
−VがPPU及び制御部6−7で信号−Vとなり、こ
の信号−VがMAIN−BOX6−IIから移動子機P
に無線伝送され、移動子機Pで受信される。さらに、移
動子機XからCATV回線1のCH49に送出された送
話信号の移動子機Aにおける受話は、経路〔親局BS−
3のインターフェース回路6−1→分配器6−3→接続
線I−3→無線ユニットRFUB−1(6−6)〕を経
て信号−Vとなり、この信号−VがPPU及び制御
部6−7で信号−Vとなり、この信号−VがMAI
N−BOX6−IIから移動子機Aに無線伝送され、移動
子機Aで受信される。
【0045】b)着呼側移動子機Pから発呼側移動子機
Xおよび着呼側移動子機Aへの音声信号伝送:移動子機
Pからの送話信号は、経路〔移動子機P→親局BS−2
のI/O BOX6−II→音声信号−V→PPU及び
制御部6−7→音声信号−V→無線ユニットRFUB
−1(6−6)→接続線I−4→結合器6−4→インタ
ーフェース回路6−2〕を介して親局BS−2からCA
TV回線1のCH28に送出される。移動子機PからC
ATV回線1のCH28に送出された送話信号の移動子
機Xにおける受話は、経路〔親局BS−1のインターフ
ェース回路6−1→分配器6−3→接続線I−3→無線
ユニットRFUB−1(6−6)〕を経て信号−Vと
なり、この信号−VがPPU及び制御部6−7で信号
−Vとなり、この信号−VがMAIN−BOX6−
IIから移動子機Xに無線伝送され、移動子機Xで受信さ
れる。さらに、移動子機PからCATV回線1のCH2
8に送出された送話信号の移動子機Aにおける受話は、
経路〔親局BS−3のインターフェース回路6−1→分
配器6−3→接続線I−3→無線ユニットRFUB−1
(6−6)〕を経て信号−Vとなり、この信号−V
がPPU及び制御部6−7で信号−Vとなり、この信
号−VがMAIN−BOX6−IIから移動子機Aに無
線伝送され、移動子機Aで受信される。
【0046】c)着呼側移動子機Aから発呼側移動子機
Xおよび着呼側移動子機Pへの音声信号伝送:移動子機
Aからの送話信号は、経路〔移動子機A→親局BS−3
のI/O BOX6−II→音声信号−V→PPU及び
制御部6−7→音声信号−V→無線ユニットRFUB
−1(6−6)→接続線I−4→結合器6−4→インタ
ーフェース回路6−2〕を介して親局BS−3からCA
TV回線1のCH28に送出される。移動子機AからC
ATV回線1のCH28に送出された送話信号の移動子
機Xにおける受話は、経路〔親局BS−1のインターフ
ェース回路6−1→分配器6−3→接続線I−3→無線
ユニットRFUB−1(6−6)〕を経て信号−Vと
なり、この信号−VがPPU及び制御部6−7で信号
−Vとなり、この信号−VがMAIN−BOX6−
IIから移動子機Xに無線伝送され、移動子機Xで受信さ
れる。さらに、移動子機AからCATV回線1のCH2
8にパケット形式で送出された送話信号の移動子機Pに
おける受話は、経路〔親局BS−2のインターフェース
回路6−1→分配器6−3→接続線I−3→無線ユニッ
トRFUB−1(6−6)〕を経て信号−Vとなり、
この信号−VがPPU及び制御部6−7で信号−V
となり、この信号−VがMAIN−BOX6−IIから
移動子機Pに無線伝送され、移動子機Pで受信される。
【0047】(通話動作 IIIの1)親局BS−1の配下
の移動子機Xから親局BS−3の配下の移動子機A,
B,Cへ着呼させ着呼時の「通信路確立」が、前記移動
機Pについて説明したように完結したとき、、会議形式
での通話を次の経路で行うことができることを、図7を
参照して説明する。 a)発呼側移動子機Xから着呼側移動子機A,B,Cへ
の音声信号伝送:移動子機Xからの送話信号は、経路
〔移動子機X→親局BS−1のI/O BOX6−II
→音声信号−V→PPU及び制御部6−7→音声信号
−V→無線ユニットRFUA−1(6−5)→接続線
I−2→結合器6−4→インターフェース回路6−2〕
を介して親局BS−1からCATV回線1のCH49に
送出される。移動子機XからCATV回線1のCH49
に送出された送話信号の移動子機A,B,Cにおける受
話は、経路〔親局BS−3のインターフェース回路6−
1→分配器6−3→接続線I−3→無線ユニットRFU
B−1(6−6)〕を経て信号−Vとなり、この信号
−VがPPU及び制御部6−7で信号−Vとなり、
この信号−VがMAIN−BOX6−IIから移動子
機A,B,Cに無線伝送され、移動子機A,B,Cで受
信される。
【0048】b)着呼側移動子機A,B,Cから発呼側
移動子機Xへの音声信号伝送:移動子機A,B,Cから
の送話信号は、経路〔移動子機A,B,C→親局BS−
3のI/O BOX6−II→音声信号−V→PPU
及び制御部6−7→音声信号−V→無線ユニットRF
UB−1(6−6)→接続線I−4→結合器6−4→イ
ンターフェース回路6−2〕を介して親局BS−2から
CATV回線1のCH28に送出される。移動子機A,
B,CからCATV回線1のCH28にで送出された送
話信号の移動子機Xにおける受話は、経路〔親局BS−
1のインターフェース回路6−1→分配器6−3→接続
線I−1→無線ユニットRFUA−1(6−5)〕を経
て信号−Vとなり、この信号−VがPPU及び制御
部6−7で信号−Vとなり、この信号−VがMAI
N−BOX6−IIから移動子機Xに無線伝送され、移
動子機Xで受信される。
【0049】(通話動作 IIIの2)親局の一つであるB
S−1の配下の移動子機Xから発呼して、他の親局BS
−2の配下の移動子機Pと他の親局BS−3の配下の移
動子機Aに着呼させ、移動子機X,P,A相互間で会議
形式で通話をする場合の動作を図6を参照して説明す
る。発呼側移動子機Xと着呼側移動子機Pとの相互間通
話、及び、発呼側移動子機Xと着呼側移動子機Aとの相
互間通話は、前記(通話動作II)において説明したとお
りである。次に着呼側移動子機PとA相互間の通話、す
なわち、移動子機Pが送信で移動子機Aが受信となる通
話と移動子機Aが送信で移動子機Pが受信となる通話と
を伝送する相互通話伝送路が必要である。このために、
CATV回線1のCH28,CH49のおのおのに形成
されている多重化チャネルのうちからここで必要となる
付加チャネルとして図6に点線で示すように各親局BS
−1,BS−2,BS−3で利用する接続とし、図6に
複数として示されている無線ユニット(RFUA)6−
5と無線ユニット(RFUB)6−6のうちの各空無線
ユニットを点線で示す付加チャネル用として接続する構
成をとった通話路設定が行われる。このような通話路設
定は、図6に示す構成により、実行可能であるから、親
局BS−1,BS−2,BS−3のいずれの配下の移動
子機が発呼側となっても、他の親局BS−1,BS−
2,BS−3の配下の移動子機との間の相互通話を行う
会議形式の通話を実現することができる。この場合の各
通話伝送経路については、上記の各通話動作において説
明した経路から理解されるものであるから詳細な説明は
省略する。
【0050】(C)位置情報の管理 本発明によるシステムは、以上の通話動作のほか、移動
子機の位置情報の管理を次のように実行することができ
る。移動子機からの位置情報(1つの実施例は、移動子
機毎に付与されるIDコードにて行う)を、移動子機の
発する無線通信波を受信可能の範囲内にある親機にて受
信・登録する。また、その位置情報を他の親機にCAT
V回線上に設定される制御チャネル経由で伝達して、こ
の子機の位置情報を各親機にて共有する。すなわち、あ
る移動子機(PS−1)から他の移動子機(PS−2)
への発呼動作が行われた場合には、その移動子機(PS
−1)の電波を受信した親機は移動子機(PS−1)の
発呼情報(発呼情報本体のほか移動子機(PS−2)の
IDコードを含む)を親機内の登録内容と照合して、次
の動作を行う。 イ)移動子機(PS−2)の位置情報がその親機に登録
されていない場合には、CATV回線上の他の親機に対
し移動子機(PS−2)への発呼行為があったことをC
ATV回線上の制御情報チャネル経由で通知し、各親機
は移動子機(PS−2)の位置情報を照合して、移動子
機(PS−2)の位置情報を有する親機は移動子機(P
S−2)に対して呼出信号を移動子機(PS−2)に対
して送出する。移動子機(PS−2)にて応答操作をす
ることにより、移動子機(PS−1)と(PS−2)は
通話動作を行うことができる。 ロ)移動子機(PS−2)の位置情報が登録されている
場合には、その親機の配下に移動子機(PS−2)が所
在するものと判定し、その親機は移動子機(PS−2)
に対して呼出信号を送出する。移動子機(PS−2)に
て応答操作をすることにより、移動子機(PS−1)と
(PS−2)は通話動作を行うことができる。この動作
の場合はローカルエリア内の通話となる。移動子機が親
機間を移動する毎に移動子機の有するIDコードは規定
の時間間隔、且つ規定のフォーマットでCATV回線上
の制御情報チャネル経由でその無線通信範囲内にある親
機に対して位置情報として告知されるが、他の親機のエ
リアに移動した場合には、該子機位置情報はCATV回
線上の制御情報チャネル経由で、その移動子機の移動先
のエリアの親機から今まで該子機の位置情報を有してい
た親機及び他の親機に対して更新位置情報として通知さ
れる。従って、移動子機の使用者は相手先子機がどの親
機の配下に所在するかを意識することなく、相手先子機
の子機番号(電話機番号)のみをダイヤル操作すること
で呼出,通話及び保留転送ができる。上記のように、各
親機で移動子機の位置情報を登録しておき、その登録し
てある移動子機の位置情報を参照して着呼処理動作をす
ることができるので、高価な交換機を必要とせず安価に
音声連絡装置を実現することができる。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
るCATV伝送路を利用する音声通話システムは、実施
例にてアナログコードレス電話帯の周波数を使用する例
の如く、 1)CATV回線上に複数の親機を分散配置し、親機の
配下で動作する移動子機を親機のサービスエリア(親機
の電波の到達する範囲)内に配置し、 2)CATV回線上の特定のチャネルを1つの空間とし
てみなして占有し、 3)そのチャネルに許容される複数の通信・通話路を設
定して、 4)これらの通信・通話路を発着呼等の制御情報と通話
信号の伝送用に使用して、 5)親機の構成要素により、アナログコードレス電話帯
の周波数を、ディジタルコードレス電話帯にて動作する
配下の移動子機との周波数変換を行うことにより、 6)親機配下の移動子機と無線路を経由して通話をする
ことが可能である。また、7)配下の移動子機の位置情
報は、それぞれの親機内の制御部に分散して収容するこ
とが可能である。これにより、次の効果が得られる。 イ)複数の移動子機との同時双方向通話が可能である。 ロ)かかる方式をとれば、CATV回線に定められたC
H数以上の移動子機との通話路設定が可能である。 ハ)同様に、1:1の通話に限らず1:nの通話(会議
通話機能)が可能である。 ニ)親機配下の移動子機間での会議通話がディジタルコ
ードレス電話の基本機能として可能である。また、前記
7)の理由により、 ホ)複数の移動子機相互間の通話路を設定するための
「交換機」のような高価な集中制御機能構成要素は必要
ではなく、安価にシステム構成を提供することができ
る。 ヘ)位置登録情報により使用者は移動子機の電話番号の
みを意識して、発呼が可能であるので利便性に富んだシ
ステム構築が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシステムの主要構成を示すブロッ
ク図(a)(b)である。
【図2】本発明システムに用いる親機の構成例を示すブ
ロック図である。
【図3】図2に示す親機に用いられるI/O BOXの
構成例を示すブロック図である。
【図4】図2に示す親機に用いられるMAIN BOX
の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明システムにおける一つの親局の配下の一
つの移動子機から発呼し他の一つの親局の配下の一つの
移動子機に着呼する場合の動作およびその後の通話動作
を説明するためのブロック図である。
【図6】本発明システムにおける一つの親局の配下の一
つの移動子機から発呼し他の二つの親局の配下の各移動
子機に着呼した後における各移動子機間の通話動作を説
明するためのブロック図である。
【図7】本発明システムにおける一つの親局の配下の一
つの移動子機から一斉呼出を行い、他の親局の配下の複
数の移動子機を含む会議通話を行う動作を説明するため
のブロック図である。
【符号の説明】
1 CATV回線 2 I/F−BOX−TX 3 TVカメラ 4 I/F−BOX−RX 5 TV受像機 6 親機(BS) 6−I I/O BOX 6−II MAIN BOX 6−1,6−2 インターフェース回路(INF) 6−3 分配器 6−4 結合器 6−5 無線ユニット(RFU−A) 6−6 無線ユニット(RFU−B) 6−7 PPU及び制御器 6−7−1 RSSI回路 6−7−2 コンパンダ 6−7−3 PPU 6−7−4 制御部 6−7−6,6−7−7 バッファアンプ 6−11,6−12 ベースバンド回路 6−13 バッファアンプ 6−14 加算回路 6−15,6−16 コーデック 6−17 MPU 6−18 ハイウェイスイッチ 6−19 ADPCMトランスコーダ 6−20 無線制御回路 6−21 RSS監視回路 6−22 QPSKモデム 6−23 DCL TRXユニット 6−24 アンテナ(ANT) 7 移動子機 8−1,8−2,…8−n サービスゾーン PS,A,B,C,P,Q,R,X,Y,Z 移動子機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 治男 東京都杉並区久我山一丁目7番41号 岩崎 通信機株式会社内 (72)発明者 石附 尚志 東京都大田区池上五丁目6番16号 池上通 信機株式会社内 Fターム(参考) 5C064 BA02 BA07 BC16 BC20 BC27 5K067 AA21 BB08 DD17 DD23 DD57 EE02 EE10 FF03 HH23 JJ66 KK15 5K101 LL06 LL12 RR05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CATV伝送路と、 該CATV伝送路に接続された複数の親機と、 該複数の親機のおのおのがカバーする各無線通信エリア
    により形成されるサービスエリア内で、前記親機と前記
    CATV伝送路を介して相互に通話可能な複数の移動子
    機とを備え、 前記複数の移動子機のおのおのからの位置情報は、前記
    複数の親機のうちの、当該移動子機からの送信波を受信
    可能な親機に受信登録されるように構成され、 前記CATV伝送路における発呼側送信・着呼側受信の
    予め定めた所定の第1の専用チャネルと、着呼側送信・
    発呼側受信の予め定めた所定の第2の専用チャネル、及
    び、前記複数の親機のうちの少なくとも一つの親機とを
    用いて、前記登録された前記移動子機の位置情報を参照
    して、おのおのが形成される複数の通信路を介して、前
    記複数の移動子機が相互に通話することができるように
    構成されたことを特徴とするCATV伝送路を利用する
    音声通話システム。
  2. 【請求項2】 CATV伝送路と、 該CATV伝送路に接続された複数の親機と、 該複数の親機のおのおのがカバーする各無線通信エリア
    により形成されるサービスエリア内で、前記親機と前記
    CATV伝送路を介して相互に通話可能な複数の移動子
    機とを備え、 前記複数の移動子機のおのおのからの位置情報は、前記
    複数の親機のうちの、当該移動子機からの送信波を受信
    可能な親機に受信登録され、該親機に登録済みの当該移
    動子機の位置情報は、該位置情報を登録した当該親機か
    ら該親機を除く前記複数の親機に伝達されて、各親機に
    て共有するように構成され、 前記CATV伝送路における発呼側送信・着呼側受信の
    予め定めた所定の第1の専用チャネルと、着呼側送信・
    発呼側受信の予め定めた所定の第2の専用チャネル、及
    び、前記複数の親機のうちの少なくとも一つの親機とを
    用いて、前記共有する前記移動子機の位置情報を参照し
    て、おのおのが形成される複数の通信路を介して、前記
    複数の移動子機が相互に通話することができるように構
    成されたことを特徴とするCATV伝送路を利用する音
    声通話システム。
  3. 【請求項3】 前記CATV伝送路は、送信点と受信点
    とが区分されてU字状に配置された双方向伝送路を含む
    ように構成されていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載のCATV伝送路を利用する音声通話システム。
  4. 【請求項4】 前記複数の移動子機のおのおのは、発呼
    時に、着呼先の該移動子機の電話番号をダイヤル操作す
    ることにより、当該発呼先移動子機のID番号と当該発
    呼元移動子機を配下とする発呼元の前記親機のID番号
    及び前記着呼先の移動子機を配下とする着呼先の前記親
    機のID番号を含む発呼信号が、前記登録されたか又は
    前記共有する前記位置情報を参照する前記親機のおのお
    のにおける判別動作により、該着呼元の該親機のみによ
    り配下の着呼先の移動子機への着呼であると判定され、
    当該着呼先の移動子機宛に呼出信号を送出し、前記発呼
    元の移動子機と該着呼先の移動子機との通話路が設定さ
    れるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載
    のCATV伝送路を利用する音声通話システム。
  5. 【請求項5】 前記CATV伝送路上にテレビジョン信
    号を伝送するために形成される複数のチャネルのうちの
    所定の複数のチャネルが音声通話信号の伝送のために占
    有され、 前記移動子機の発呼時及び着呼時の制御のために、前記
    CATV伝送路の複数のチャネルのうちの空きチャネル
    がその制御に必要な信号の伝送をするように構成され、 前記CATV伝送路のチャネル数より前記親機の数が大
    なるように設定されていることを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれかに記載のCATV伝送路を利用する音声
    通話システム。
  6. 【請求項6】 前記CATV伝送路上にテレビジョン信
    号を伝送するために形成される複数のチャネルのうちの
    所定の複数のチャネルが、制御信号と複数の通話路の通
    話信号とをFDMA多重にて伝送するために、占有され
    るように構成されたことを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれかに記載のCATV伝送路を利用する音声通話シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記複数の移動子機のおのおのからの位
    置情報が、前記複数の親機のうちの、当該移動子機から
    の送信波を受信可能な親機に受信登録され、該親機に登
    録済みの当該移動子機の位置情報は、該位置情報を登録
    した当該親機から該親機を除く前記複数の親機に伝達さ
    れて、各親機にて共有するように構成されたことを特徴
    とする請求項2乃至請求項6のいずれかに記載のCAT
    V伝送路を利用する音声通話システム。
  8. 【請求項8】 前記複数の通話路のうちの一つの通話路
    を介して相互通話中の各移動子機からの会議通話のため
    の制御が行われたとき、該複数の移動子機のうちの他の
    移動子機が当該通話中の通話路に接続されて、その接続
    された移動子機と前記通話中の移動子機との会議通話が
    可能になるように構成されていることを特徴とする請求
    項1乃至6のいずれかに記載のCATV伝送路を利用す
    る音声通話システム。
  9. 【請求項9】 前記複数の親機のおのおのは、 前記移動子機との無線通信波の周波数をベースバンド帯
    域信号に変換する第1の変復調手段と、 前記CATV伝送路の前記占有された所定の複数のチャ
    ネルの無線通信波を前記ベースバンド帯域信号に変換す
    る第2の変復調手段と、 該第1の変復調手段及び該第2の変復調手段を前記ベー
    スバンド帯域信号で結合する手段とを備えていることを
    特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のCATV
    伝送路を利用する音声通話システム。
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