JP2002117498A - 船舶運航管理システム - Google Patents

船舶運航管理システム

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JP2002117498A JP2000306274A JP2000306274A JP2002117498A JP 2002117498 A JP2002117498 A JP 2002117498A JP 2000306274 A JP2000306274 A JP 2000306274A JP 2000306274 A JP2000306274 A JP 2000306274A JP 2002117498 A JP2002117498 A JP 2002117498A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】船舶が出港し、目的地に到達し、バース繰り
(桟橋荷役計画)等を行う段階までの船舶の運航管理を
効率的に行える船舶運航管理システムを提供する。 【解決手段】海洋上の船舶からの位置情報を得て船舶1
0が目的地に到達するまでの運航を管理するシステム
を、船舶に固定式アンテナ14Aが設けられた端末無線
機14と、この端末無線機14に接続されるコンピュー
タ端末3A,3Bとを有し、船舶10の運航位置の情報
を入手する位置情報入手手段を備えて構成する。この位
置情報入手手段で得た運航位置情報と到達目的地の情報
とをネットワーク1を介してデータ送信し、ネットワー
ク1により管理本部12のホストコンピュータ4で船舶
の運航を管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石油製品等の荷物
を搬送するタンカー、その他の船舶が製油所等の目的地
に到達するまでの海洋上の運航を管理する船舶運航管理
システムに関するものである。
【0002】
【背景技術】石油製品等の荷物を搭載したタンカーは、
その運航を管理する管理本部からの指示を受けて製油所
等の目的地(仕向け地)まで運航される。従来では、管
理本部から出向前のタンカーに対して、仕向け地の情報
(何処に搬送するか)、荷物の情報(何をどれだけ搬送
するか)、予定日時等の配船情報を電話、ファックス等
で指示される。
【0003】タンカーが出港して海洋上にある場合に
は、タンカーから管理本部に対して、船舶の現状位置
(何処にいるか)、船舶状況(空船か満船か)、動静情
報(いつ頃目的地に入港するか)等の船舶の運航状況に
関する情報が電話、ファックス等で報告される。管理本
部はタンカーからの情報を電話、ファックス等で船舶代
理店へそのまま伝達する。タンカーが所定の製油所の目
的地の港に入港して荷物を下ろした後では、製油所は、
積揚地情報(何処から何処へ荷物を運搬したか)、積
(揚)量情報(荷物をどれだけ搬出したか)、航海日
時、燃料情報(使用した燃料はどのくらいか)、船員人
数等の実績情報をコンピュータに個別に入力し管理す
る。この入力された情報は必要に応じて管理本部、船舶
代理店に伝達される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】荷物を搭載したタンカ
ーが出港して目的地の製油所に航海するにあたり、管理
本部、タンカー、船舶代理店及び製油所の間で多種多様
な情報が伝達されているが、従来では、これらの情報の
伝達手段は、電話やファックスであり、かつ、その管理
が管理本部、タンカー等で多元的に行われている。その
ため、従来例では、情報が効率的に管理されていないと
いう問題点があり、これを解決するために、海洋上のタ
ンカーの運航を効率的に管理することが望まれている。
【0005】船舶の運航を効率的に管理するシステムと
して特開平11-345397号に記載の航行支援システムがあ
る。この航行支援システムは、基地局に設けるホストコ
ンピュータと、このコンピュータと公衆回線を介してデ
ータ送信可能な携帯電話及び人工衛星を利用したナビゲ
ーション装置を接続したパソコンとを備え、複数の船舶
同士が海洋上で衝突することがないように各船舶からの
位置データ、その他のデータを処理する構成である。
【0006】しかし、特開平11-345397号に記載の従来
例では、船舶の運航管理は、海洋上での船舶同士の衝突
防止という視点で行われており、タンカーが目的地の製
油所、油槽所、発電所等の各工場まで到着するために船
舶や管理本部等の間で効率的に行うという視点では行わ
れていない。
【0007】本発明の目的は、船舶が出港し、目的地に
到達し、バース繰り(桟橋荷役計画)等を行う段階まで
の船舶の運航管理を効率的に行える船舶運航管理システ
ムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の船舶運航管理シ
ステムは、海洋上の船舶からの位置情報を得て船舶が目
的地に到達するまでの運航を管理するシステムであっ
て、前記船舶に固定式アンテナが設けられた端末無線機
と、この端末無線機に接続されるコンピュータ端末とを
有し、前記船舶の運航位置の情報を入手する位置情報入
手手段を備え、この位置情報入手手段で得た運航位置情
報と到達目的地の情報とをネットワークを介してデータ
送信し、前記ネットワークにより管理本部のホストコン
ピュータで前記船舶の運航を管理することを特徴とす
る。
【0009】本発明では、ホストコンピュータと船舶の
コンピュータ端末との間で端末無線機、例えば、携帯電
話を介して情報の伝達が行われるため、船舶の航海上の
位置にかかわらず、船舶位置情報を確実に管理本部のホ
ストコンピュータに伝達することができる。そのため、
船舶が出港してから目的地に到達するまでの間、さら
に、その後に行われるバース繰り(桟橋荷役計画)まで
の船舶の運航管理が効率的に行われる。
【0010】ここで、本発明では、前記位置情報入手手
段で得た船舶の運航位置の定時の情報に基づいて船舶の
動静表を作成する動静表作成手段がサーバに設置され、
このサーバは前記ホストコンピュータに接続された構成
が好ましい。この構成では、船舶の動静表、つまり、船
舶毎に、出港時間、船舶が向かう目的地並びにその目的
地に到達する予定日時(入港予定日時)等を表示した一
覧表が作成されることで、今後の作業予定の立案に役立
つことになる。具体的には、製油所、油槽所、発電所等
の各工場、目的地の港湾荷役作業を行う代理店等への動
静表のネットワークを用いたデータ送信等により、各工
場内でのタンク繰り、バース繰り(桟橋荷役)等の作業
計画の立案である。例えば、何時、何処に、どのくらい
の量の製品(石油製品等)を搬送するための作業計画を
立てる。
【0011】また、本発明では、前記サーバは、前記動
静表作成手段で作成された動静表と、運航に際して要す
る費用(予想額)を表示する帳票データとを前記船舶の
到達目的地に設けられたコンピュータに送信する送信手
段を備えた構成が好ましい。この構成では、動静表並び
に帳票データが送信手段で到達目的地である製油所等に
送られることで、製油所等において、今後の作業予定の
立案に役立つことになる。
【0012】さらに、本発明では、前記管理本部のホス
トコンピュータは、前記位置情報入手手段で得た運航位
置情報と前記船舶の到達目的地の情報とを地図情報とと
もに画面上で表示する構成が好ましい。この構成では、
位置情報入手手段で入手された船舶の運航位置情報と到
達目的地の情報とが画面上で表示されるため、海洋上の
船舶、例えば、石油製品を搭載したタンカーが到達目的
地到着するまでの予定が把握しやすくなる。なお、ホス
トコンピュータでの画像表示をサーバに設けられた画像
表示手段で行わせるものでもよい。さらに、ホストコン
ピュータにおいて、商社等を対象としたホームページを
開設し、このホームページに空き船舶と費用とを画像表
示手段に記載するものでもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。図1には本発明の一実施形態の
全体構成が示されている。図1において、本実施形態の
船舶運航管理システムは、海洋上の複数の船舶10から
の位置情報をそれぞれ得て船舶10が目的地に到着する
までの運航管理するシステムであって、インターネット
等の通信回線網1を介してサーバ2と、複数の船舶用コ
ンピュータ3A,3Bと、ホストコンピュータ4と、製
油所用コンピュータ5と、船舶代理店用コンピュータ6
とがそれぞれ接続されている構成を有する。サーバ2と
ホストコンピュータ4とは専用通信回線7を介して接続
してもよい。なお、本実施形態では、通信回線網1に商
社50のコンピュータ51を接続し、このコンピュータ
50からホストコンピュータ4で開設されるホームペー
ジを覗くことを可能としてもよい。
【0014】船舶10は石油製品を異なる製油所11の
間で運搬するタンカーであり、このタンカーの運航管理
は管理本部12で行われる。この管理本部12にはホス
トコンピュータ4が配置される。サーバ2は管理本部1
2に設置されても、他の場所に設置されてもよいが、少
なくともホストコンピュータ4と接続されていることが
必要である。製油所用コンピュータ5は到達目的地であ
る製油所11に設置されている。船舶代理店用コンピュ
ータ6は船舶所有会社の代理店13に設置されている。
【0015】船舶用コンピュータ3A,3Bは、それぞ
れ端末無線機である携帯電話14に接続され、この携帯
電話14には専用のアンテナ14Aが設けられている。
携帯電話14と通信回線網1とはアンテナ14Aを介し
て互いに信号が伝達される。この携帯電話14はiモー
ドと称されるものであり、本実施形態では、このiモー
ドを利用したデータ通信回線網が用いられる。アンテナ
14Aは商品名「ルーフトップアンテナ(NTTドコモ
製)」として販売されているものであって、船舶固定式
のものを使用する。船舶10はグローバルポジショニン
グシステム(GPS)を利用して航海上の位置が検知さ
れる。このGPSは、船舶10が現在運航している位置
を衛星15を利用して検知するもので、船舶10にはG
PS用のアンテナ15Aが設けられている。
【0016】これらの携帯電話14、専用アンテナ14
A及びGPSを備えて船舶10の運航位置の情報を入手
する位置情報入手手段20が構成されている。この位置
情報入手手段20で得た船舶10の運航位置情報は到達
目的地の情報及び地図情報とともに画像表示手段である
ホストコンピュータ4の画面4Aに表示される。
【0017】サーバ2は、制御手段21及びデータベー
ス22から構成されている。このデータベース22は、
図2に示される通り、各種船舶10に関する諸情報を予
め登録した船名マスターファイル23と、船舶代理店に
関する諸情報を予め登録した代理店マスターファイル2
4と、製油所に関する諸情報を予め登録した製油所マス
ターファイル25と、日本地図等の情報を予め登録した
地図情報ファイル26と、石油製品の市況データ等のマ
ーケット情報が蓄積されるマーケット情報蓄積ファイル
27とを備えており、これらの諸情報は適宜更新される
構成である。
【0018】船名マスターファイル23は、船舶10の
船名及びそのコード番号、運賃単価、船会社名及びその
コード、輸送形態、専用種種、積載量、船型、載積可能
な石油製品の種類、その他船舶10に関する諸情報が記
録されている。代理店マスターファイル24は、船舶代
理店の名称、その連絡先、代理店が管理する船舶の種類
及び隻数、その他代理店に関する諸情報が記録されてい
る。製油所マスターファイル25は、製油所の名称、所
在地、扱う石油製品の名称及び容量、積地代理店の名
称、その連絡先、揚地代理店の名称、その連絡先、その
他製油所に関する諸情報が記録されている。地図情報フ
ァイル26は、日本並びにその周辺諸国の海洋地図、航
路情報、天気情報、その他の諸情報が記録されている。
マーケット情報蓄積ファイル27は、石油製品の市況情
報、為替情報、その他マーケットに関する諸情報が記録
されている。
【0019】制御手段21は、運航位置情報入手手段2
0で得た船舶10の運航位置の情報に基づいて船舶10
の動静表を作成する動静表作成手段31と、ホストコン
ピュータ4の画面4Aに必要な情報を表示する画像表示
手段32と、各船舶10に運航予定・変更を指示する配
船指示手段33と、必要情報をコンピュータ5,6に送
信する送信手段34と、船舶10の運航に際して費やし
た費用を表示する帳票データ作成手段35と、船舶10
の運搬実績の情報を作成する実績情報作成手段36とを
備えて構成されている。
【0020】動静表作成手段31は、データベース22
及び船舶10からの情報を得て管理対象となる船舶10
が何時、何処へ向かうか、さらには、到達目的地への到
達予想日時、その他の船舶10に関する動静を各船舶1
0毎に一覧表として作成するものである。画像表示手段
32は、データベース22及び船舶10からの情報を得
て管理対象となる船舶10が現在航海している位置、地
図情報、並びに、その他の必要な情報を画面4Aに表示
するものである。
【0021】画面4Aの表示態様が図3に示されてい
る。図3において、地図には、船舶10が黒丸印41で
示され、現在、航行する方向が矢印42で示されてい
る。到達目的地が三角印43で示され、船舶代理店の所
在地が白抜きの文字で表示されている。海洋上での船舶
10の現在位置を示す黒丸印41に重畳すると、その現
在の進行状況が一覧表44として示される。つまり、一
覧表44には、船名、現在位置、船速、仕向け地(到達
目的地)及び予想到達日時(動静情報)が示される。こ
の画面には気象情報を合わせて表示するものでもよい。
【0022】図2において、配船指示手段33は、デー
タベース22及び管理本部12からの天気情報、その他
の情報を得て管理対象となる船舶10に今後の運航予定
並びに運航変更を指示するものである。この配船指示手
段33で船舶10に運航指令等が出されたことが製油所
用コンピュータ5及び船舶代理店用コンピュータ6に通
知される。帳票データ作成手段35は、データベース2
2及び船舶10からの情報を得て運賃、運航費、船費、
その他、運航に際して費やした費用を作成するものであ
る。
【0023】実績情報作成手段36は、データベース2
2及び船舶10からの情報を得て、どこからどこへ石油
製品を運んだか、石油製品の積量、出港日時、入港日
時、費やした燃料、船員の数、その他の実績データを作
成するものである。送信手段34は、動静表作成手段3
1で作成された動静表、帳票データ作成手段35で作成
された帳票データ及び実績情報作成手段36で作成され
た実績データを、製油所用コンピュータ5と船舶代理店
用コンピュータ6とにそのまま送信するものである。
【0024】次に、本実施形態について、図4のフロー
チャートに基づいて説明する。図4に示される通り、配
船指示手段33を実行して管理本部12から船舶10へ
配船予定を配信する(STEP1)。これにより、船舶10
は到達目的地へ向けて出港する。航海上にある船舶10
は、位置情報入手手段20により、その位置が検出さ
れ、画像表示手段32によってホストコンピュータ4の
画面4Aに位置情報が地図情報とともに表示される(STE
P2)。
【0025】ここで、管理本部12では、動静情報を船
舶10より受けた場合には、画面4Aに動静情報を表示
し(STEP3)、さらに、動静表作成手段31を実行して
動静表を作成する(STEP4)。この動静表から今後の船
舶10の運航状況を管理本部で予測し、今後の目的地ま
での運航予定の変更、次の運航予定の立案を検討し、配
船効率の向上に活かす。さらに、送信手段34を実行
し、作成された動静表を製油所用コンピュータ5と船舶
代理店用コンピュータ6とに送る(STEP5)。到達目的
地にある製油所並びに船舶代理店は、この動静表から今
後の船舶10の運航を予測し、変更に対応した作業計画
の立案〔バース繰り(桟橋荷役)、代理店業務〕を行う
ことができる。
【0026】船舶10が到達目的地に着いたら、実績情
報作成手段36を実行し、石油製品の積量、出港日時、
入港日時、費やした燃料等の実績データを作成し、この
実績データがホストコンピュータ4に入力される。さら
に、帳票データ作成手段35を実行し、運航に際して費
やした費用等から帳票データを作成する(STEP6)。さ
らに、送信手段34を実行し、この帳票データを製油所
用コンピュータ5に送信する。
【0027】従って、本実施形態では、海洋上の船舶か
らの位置情報を得て船舶10が目的地に到達するまでの
運航を管理するシステムを、船舶10の運航位置の情報
を入手する位置情報入手手段20と、この位置情報入手
手段20で得た運航位置情報と到達目的地の情報とを地
図情報とともに画面4A上で表示する画像表示手段32
とを備えて構成したから、位置情報入手手段20で入手
された船舶10の運航位置情報と到達目的地の情報とが
画面4A上で表示されるため、海洋上の船舶10が到達
目的地到着するまでの予定が明確にできる。しかも、画
像表示手段32を、船舶10の運航を管理する管理本部
12に配置したから、船舶位置情報が管理本部12に集
約されることで、運航管理が効率的に行える。
【0028】さらに、本実施形態では、画像表示手段3
2は管理本部12のホストコンピュータ4に設けられ、
このホストコンピュータ4とネットワーク1を介してデ
ータ送信するための端末無線機14に接続するコンピュ
ータ3A,3Bが船舶10に設置されたから、ホストコ
ンピュータ4と船舶10のコンピュータ3A,3Bとの
間で端末無線機14を介して情報の伝達が行われるた
め、船舶10の航海上の位置にかかわらず、船舶位置情
報を確実に管理本部12のホストコンピュータ4に伝達
することができる。しかも、運航位置情報入手手段20
は、端末無線機14と、この端末無線機14に設けられ
たアンテナ14Aと、GPSとを備えた構成であるか
ら、精度良く船舶10の位置情報をホストコンピュータ
4に送ることができる。
【0029】運航位置情報入手手段20で得た船舶10
の運航位置の情報に基づいて船舶10の動静表を作成す
る動静表作成手段31がサーバ2に設置され、このサー
バ2がホストコンピュータ4に接続された構成であるた
め、船舶毎に、出港時間、船舶が向かう目的地並びにそ
の目的地に到達する予定日時(入港予定日時)等を表示
した一覧表が作成されることになり、今後の作業予定の
立案に役立つことになる。
【0030】サーバ2は、動静表作成手段31で作成さ
れた動静表と、船舶10の運航に際して費やした費用を
表示する帳票データとを船舶10の到達目的地に設けら
れたコンピュータ5に送信する送信手段34を備えたか
ら、動静表並びに帳票データが送信手段34で到達目的
地である製油所等に送られることで、製油所等におい
て、今後の作業予定の立案に役立つことになる。
【0031】さらに、画像表示手段32によって、海洋
上での船舶10の現在位置を示す黒丸印41に重畳する
と、その現在の進行状況が一覧表44として示される構
成としたから、船舶10の進行状況が地図情報と照らし
合わせてわかりやすく表示される。
【0032】なお、本発明では、前記実施形態の構成に
限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範
囲であれば次に示す変形例を含むものである。例えば、
前記実施形態では、運搬する製品を石油製品としたが、
本発明では、他の製品、例えば、自動車、オートバイ等
の機械製品、食品、その他のものであってもよい。さら
に、製品を運搬する船舶だけでなく人を運搬する客船に
も本発明を適用することができる。
【0033】さらに、画像表示手段32によって、船舶
10の進行状況が一覧表44として地図情報とともに示
される構成としたが、本発明では、少なくとも、船舶1
0の現在位置を表示するものであれば、その具体的な構
成は問わない。また、運航位置情報入手手段20は、端
末無線機14と、この端末無線機14に設けられたアン
テナ14Aと、GPSとを備えた構成としたが、これら
の構成に代えて従来より使用している船舶用無線装置を
使用してもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、海洋上の船舶からの位
置情報を得て船舶が目的地に到達するまでの運航を管理
するシステムであって、前記船舶に固定式アンテナが設
けられた端末無線機と、この端末無線機に接続されるコ
ンピュータ端末とを有し、前記船舶の運航位置の情報を
入手する位置情報入手手段を備え、この位置情報入手手
段で得た運航位置情報と到達目的地の情報とをネットワ
ークを介してデータ送信し、前記ネットワークにより管
理本部のホストコンピュータで前記船舶の運航を管理す
る構成としたから、ホストコンピュータと船舶のコンピ
ュータ端末との間で端末無線機を介して情報の伝達が行
われるため、船舶の航海上の位置にかかわらず、船舶位
置情報を確実に管理本部のホストコンピュータに伝達す
ることができる。そのため、バース繰り(桟橋荷役計
画)を含めた船舶の運航管理が効率的に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の全体が示された概略構成
図である。
【図2】前記実施形態のサーバの概略構成が示されるブ
ロック図である。
【図3】画像表示手段で示される画面の概略図である。
【図4】前記実施形態を実施するためのフローチャート
である。
【符号の説明】
1 通信回線網 2 サーバ 3A,3B 船舶用コンピュータ 4 ホストコンピュータ 4A 画面 5 製油所用コンピュータ 6 船舶代理店用コンピュータ 10 船舶 11 製油所(到達目的地) 12 管理本部 13 船舶代理店 14 携帯電話(端末無線機) 14A アンテナ 20 運航位置情報入手手段 21 制御手段 22 データベース 31 動静表作成手段 32 画像表示手段 34 送信手段 35 帳票データ作成手段 36 実績情報作成手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 名村 博 東京都新宿区大久保二丁目3番4号 出光 新宿ビル9階 Fターム(参考) 5H180 AA25 BB04 BB05 CC12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海洋上の船舶からの位置情報を得て船舶
    が目的地に到達するまでの運航を管理するシステムであ
    って、 前記船舶に固定式アンテナが設けられた端末無線機と、
    この端末無線機に接続されるコンピュータ端末とを有
    し、前記船舶の運航位置の情報を入手する位置情報入手
    手段を備え、 この位置情報入手手段で得た運航位置情報と到達目的地
    の情報とをネットワークを介してデータ送信し、前記ネ
    ットワークにより管理本部のホストコンピュータで前記
    船舶の運航を管理することを特徴とする船舶運航管理シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の船舶運航管理システム
    において、 前記位置情報入手手段で得た船舶の運航位置の定時の情
    報に基づいて船舶の動静表を作成する動静表作成手段が
    サーバに設置され、このサーバは前記ホストコンピュー
    タに接続されていることを特徴とする船舶運航管理シス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の船舶運航管理システム
    において、 前記サーバは、前記動静表作成手段で作成された動静表
    と、運航に際して要する費用を表示する帳票データとを
    前記船舶の到達目的地に設けられたコンピュータに送信
    する送信手段を備えたことを特徴とする船舶運航管理シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の船舶運航管理システムにおいて、 前記管理本部のホストコンピュータは、前記位置情報入
    手手段で得た運航位置情報と前記船舶の到達目的地の情
    報とを地図情報とともに画面上で表示することを特徴と
    する船舶運航管理システム。
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Cited By (4)

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