JP2002117134A5

JP2002117134A5 -

Info

Publication number: JP2002117134A5
Application number: JP2001050517A
Authority: JP
Filing date: 2001-02-26
Publication date: 2005-02-17

Description

【０００３】
このため、従来、リサイクル処理に関して、例えば特開２０００−１２６７４９号公報（以下、第１従来例と称す）及び特開平１１−２６８８０３号公報（以下、第２従来例と称す）に記載されているものが知られている。
第１従来例には、リサイクル処理対象物の入着から出荷に至るまでの一連の複数の処理を行うリサイクル処理工場に適用されるリサイクル処理管理システムにおいて、処理対象物に対して前記複数の処理の夫々を施した際に、処理対象物に関する処理データを取得して、この取得された処理データを複数の処理の夫々が行われる度にデータベースに入力するようにしたリサイクル処理管理システム及びリサイクル処理管理方法が記載されている。

【００３５】
一方、リサイクルチップ２の不揮発性メモリ１７に対してアクセスするリーダライタ２１は、図２に示すように、水晶発振子２２で発振させたクロック信号を増幅器２３で増幅して電力供給コイル２４に供給する電力送信回路２５と、水晶発振子２２のクロック信号が供給されるマイクロプロセッサ２６と、このマイクロプロセッサ２６に接続されたデータ送信回路２７及びデータ受信回路２８と、これらデータ送信回路２７及びデータ受信回路２８が接続されたデータ送受信コイルアンテナ２９と、マイクロプロセッサ２６に接続された予め作成された書込情報を格納すると共に、リサイクルチップ２から読出した履歴情報を記憶するメモリ３０と、マイクロプロセッサ２６に接続された書込情報及び履歴情報を表示する液晶ディスプレイ３１とを備えている。

【００３６】
ここで、データ送信回路２７は、コイルの相互誘導作用を利用してデータの送信を行うために、マイクロプロセッサ２６からの送信データを例えばＮＲＺ符号等に符号化し、この符号化データを所定周波数の搬送波を使用した例えばＰＳＫ方式のデジタル変調を行って、このデジタル変調信号を増幅器とブリッジドライブ回路を介してデータ送受信コイルアンテナ２９に供給して、リサイクルチップ２側に送信する。

【００４０】
このステップＳ７では、リサイクルチップ２からの書込情報送信要求をデータ受信回路２８で受信したか否かを判定し、書込情報送信要求を受信していないときにはステップＳ８に移行して、パスワード再送要求を受信したか否かを判定し、パスワード再送要求を受信したときには前記ステップＳ５に移行し、パスワード再送要求を受信していないときにはステップＳ９に移行して、書込禁止メッセージを受信したか否かを判定し、書込禁止メッセージを受信したときには、書込禁止メッセージを液晶ディスプレイ３１に表示してから前記ステップＳ１に戻り、書込禁止メッセージを受信していないときには前記ステップＳ７に戻る。

【００４６】
次いで、ステップＳ３３に移行して、履歴情報読出要求をデータ受信回路１５で受信したか否かを判定し、履歴情報読出要求を受信していないときにはこれを受信するまで待機し、履歴情報読出要求を受信したときにはステップＳ３４に移行して、不揮発性メモリ１７から履歴情報を読出し、これをデータ送信回路１４に出力してからステップＳ３５に移行し、履歴情報の送信が完了したか否かを判定し、履歴情報の送信が完了していないときには完了するまで待機し、履歴情報の送信が完了したときには前記ステップＳ２１に戻る。
この図３及び図４の処理において、ステップＳ１乃至ステップＳ１１の処理及びステップＳ２１乃至ステップＳ３２の処理が情報書込手段に対応し、ステップＳ１２乃至Ｓ１４の処理及びステップＳ３３乃至Ｓ３５の処理が情報確認手段に対応している。

【００５２】
その後、小売店からリサイクル業者に冷蔵庫を引き渡す場合には、パスワードを電子メールで暗号化して送信するか、別書類に記載して手渡すと共に、小売店情報、リサイクル業者情報とを記載した所定フォーマットの特定家庭用機器廃棄物管理票を作成し、これをリーダライタ２１のメモリに格納してから、リーダライタ２１を使用して、パスワードを入力することにより、特定家庭用機器廃棄物管理票をリサイクルチップ２の不揮発性メモリ１７に書込むと共に、これまでの履歴情報を確認する。

【００７５】
その後、小売店では、リーダライタ２１で、パスワードを入力することにより、入荷日、小売店名、小売店所在地、取扱い者名、電子メールアドレス等でなる小売店情報を入力し、顧客にパーソナルコンピュータＰＣを販売すると、販売日、顧客名、顧客住所、電話番号、電子メールアドレス等の顧客情報を書込む。
このように、流通経路において必要な流通経路情報が不揮発性メモリ１７に記憶された状態で消費者がパーソナルコンピュータＰＣの使用を開始するために電源を投入すると、リサイクルチップ２の電圧監視回路１９で、電源の投入を検出し、これによって切換回路１８が外部電源入力端子ｔｃ側に切換えられることにより、制御回路１６に電源が供給されて、図７の評価処理を実行開始する。

【００８２】
その後、使用者がパーソナルコンピュータの買い換え等を行うため、使用中のパーソナルコンピュータを中古市場に出す場合には、中古品買取店で査定を行うことになるが、このときに、中古品買取店に配設されたリーダライタ２１で、パスワードを入力してから使用限度情報要求をパーソナルコンピュータに装着されたリサイクルチップ２に送信すると、図７の評価処理において、ステップＳ４３からステップＳ５４に移行して、不揮発性メモリ１７の使用環境情報記憶領域に記憶されている累積使用時間ＴＭａ、外気温度移動平均値Ｔｍ及び湿度移動平均値Ｈｍに基づいて使用限度時間ＴＭｃを算出する。