JP2002116003A - 被覆電線用偏心度測定装置 - Google Patents

被覆電線用偏心度測定装置

Info

Publication number
JP2002116003A
JP2002116003A JP2000306880A JP2000306880A JP2002116003A JP 2002116003 A JP2002116003 A JP 2002116003A JP 2000306880 A JP2000306880 A JP 2000306880A JP 2000306880 A JP2000306880 A JP 2000306880A JP 2002116003 A JP2002116003 A JP 2002116003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
center
measuring device
core
eccentricity
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000306880A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3420563B2 (ja
Inventor
Katsunobu Takigawa
勝信 滝川
Teruo Mochida
照夫 持田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKIKAWA ENG KK
Original Assignee
TAKIKAWA ENG KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAKIKAWA ENG KK filed Critical TAKIKAWA ENG KK
Priority to JP2000306880A priority Critical patent/JP3420563B2/ja
Publication of JP2002116003A publication Critical patent/JP2002116003A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3420563B2 publication Critical patent/JP3420563B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高精度の測定が容易にできるのにもかかわら
ず安価なコストで済む被覆電線用偏心度測定装置を提供
する。 【解決手段】 導体心線を絶縁物の外皮で覆った被覆電
線において、被覆電線の全体の中心である外皮の中心
を、レーザー外径測定器から成る外皮中心測定器1が光
学的に測定する。心線中心測定器2は、電流発生器21
と四つの磁気センサ22から成り、電流発生器21によ
り導体心線に電流を流すことで測定面に生ずる磁界の強
度分布を四つの磁気センサ22で求めることで心線中心
が測定される。外皮中心測定器1からの出力と心線中心
測定器2からの出力とにより外皮の中心に対する導体心
線の中心のずれである偏心度を演算処理部3が求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、各種電線やケ
ーブルのように導体心線を絶縁物の外皮で覆った被覆電
線において、被覆電線の全体の中心である外皮の中心の
位置に対する導体心線の中心の位置のずれである偏心度
を測定する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】各種電線やケーブルのように導体心線を
絶縁物の外皮(以下、絶縁外皮)で覆った被覆電線の製
造においては、導体心線が被覆電線全体の中央に正しく
位置していることが重要である。導体心線が被覆電線全
体の中央に正しく位置していない場合、即ち、導体心線
の中心(以下、心線中心)の位置と絶縁外皮の中心(以
下、外皮中心)の位置とが一致せず偏心している場合、
絶縁外皮の厚さが薄い部分が出てくるので、信頼性等の
点で問題が生じてくる。このため、心線中心と外皮中心
とが高い精度で一致しているかどうかを製品検査におい
て調べるようにしている。従って、導体心線と絶縁外皮
との偏心の度合いを測定する偏心度測定器が必要にな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】偏心度測定器の構成の
うち、外皮中心の測定には光学的な手法が使用できる。
即ち、被覆電線の外径よりも大きな幅で平行光を照射
し、被覆電線によって遮蔽される光の幅から被覆電線の
外径を測定する。そして、このような外径測定を直交す
る二つの方向で行うことで外皮の中心を求めることが可
能である。
【0004】また、心線中心の測定には、電磁気的な手
法が使用できる。即ち、導体心線に交流を流し、導体心
線の周り交番磁界を生じさせる。この交番磁界の磁束に
鎖交するようにして導体心線の周りに複数のコイルを設
け、各コイルに流れる誘導電流のバランスから導体心線
の中心位置を測定する。具体的には、予め定められた機
械的な中心位置(測定原点)から等距離の位置に各コイ
ルを配置する。導体心線がその測定原点に一致していれ
ば各コイルに流れる誘導電流は等しいが、偏心がある
と、等しくはならない。従って、各コイルに流れる誘導
電流に基づく出力信号を演算処理して、導体心線の測定
原点からのずれを求める。そして、測定された外皮中心
の位置と比較して偏心度を求める。
【0005】このような偏心度測定器の構成のうち、光
学的な手法による外皮中心の測定は、測定原理がシンプ
ルであり、外乱の影響も少なく、また測定条件も比較的
安定しているので、信頼性の高いものが容易に得られ
る。しかしながら、電磁気的な手法による心線中心の測
定は、磁界の分布から、その磁界を生じさせている電流
が流れる導体の中心を求める作業が必要になるため、測
定系の構成が複雑になり易い。即ち、磁界の強度分布は
指数関数的なものになるため、計算が複雑になり易い。
また、原理的に測定が可能であっても、測定機器の僅か
なバラツキ等により測定誤差を生じさせ易く、充分に高
い精度で測定を行うことが難しい。
【0006】このような問題を解決する方法として、各
コイルに流れる誘導電流が等しくなるよう各コイルを一
体に移動させ、その際に動いた距離と方向から心線中心
の測定原点からのずれを求める構成が考えられる。しか
しながら、各コイルに流れる誘導電流が等しくなるよう
各コイルを一体に移動させるには、高精度のサーボモー
タ等を含む高価なサーボ機構が必要となり、装置のコス
トが高くなってしまう欠点がある。
【0007】本願の発明は、かかる課題を解決するため
になされたものであり、高精度の測定が容易にできるの
にもかかわらず安価なコストで済む被覆電線用偏心度測
定装置を提供する技術的意義がある。
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願の請求項1記載の発明は、導体心線を絶縁物の
外皮で覆った被覆電線において、被覆電線の全体の中心
である外皮の中心の位置に対する導体心線の中心の位置
のずれを偏心度として測定する被覆電線用偏心度測定装
置であって、外皮の中心を光学的に測定する外皮中心測
定器と、導体心線に電流を流すことによって生ずる磁界
のうち被覆電線の長さ方向に垂直な面である測定面内に
おける磁界の強度分布から導体心線の中心を測定する心
線中心測定器と、外皮中心測定器からの出力と心線中心
測定器からの出力とにより前記偏心度を求める演算処理
部とを備えており、演算処理部は、心線中心測定器から
の出力により算出された心線中心の位置の一次データを
補正するための補正値マップ情報を記憶した記憶部を有
しており、この補正値マップ情報は、測定面を微小な多
数の領域に区分し、一次データからその領域に心線中心
が位置するとされた場合にその一次データを補正するた
めの補正値を各領域毎に設定した情報であり、演算処理
部は、心線中心測定器からの出力により心線中心の位置
の一次データを算出した後、補正値マップ情報により一
次データを補正する演算を行うものであるという構成を
有する。また、上記課題を解決するため、請求項2記載
の発明は、前記請求項1の構成において、前記外皮中心
測定器には、レーザー外径測定器が使用されているとい
う構成を有する。また、上記課題を解決するため、請求
項3記載の発明は、前記請求項1又は2の構成におい
て、前記補正値マップ情報は、絶縁外皮の無い心線中心
のみの電線である標準用電線を使用して同様に外皮中心
測定器と心線中心測定器を用いた測定により得られるも
のであり、心線中心測定器からの出力により算出した中
心位置のデータに従って前記測定面を所定の多数の領域
に区分し、外皮中心測定器からの出力により算出した中
心位置のデータと心線中心測定器からの出力により算出
した中心位置のデータとの差分を求めてこの差分を無く
なるよう補正するための値を補正値として各領域毎に設
定した情報であるという構成を有する。また、上記課題
を解決するため、請求項4記載の発明は、導体心線を絶
縁物の外皮で覆った被覆電線において、被覆電線で全体
の中心である外皮の中心の位置に対する導体心線の中心
の位置のずれである偏心度を測定する被覆電線用偏心度
測定装置であって、外皮の中心を光学的に測定する外皮
中心測定器と、導体心線に電流を流すことによって生ず
る磁界のうち被覆電線の長さ方向に垂直な面である測定
面内における磁界の強度分布から導体心線の中心を測定
する心線中心測定器と、外皮中心測定器からの出力と心
線中心測定器からの出力とにより偏心度を求める演算処
理部とを備えており、演算処理部は、前記被覆電線を径
方向には変位させずにその中心軸の周りに回転させなが
ら得られた前記心線中心測定器からの出力により心線中
心の位置のデータを三つ以上算出し、算出された各デー
タからそれら心線中心の位置を通る円弧の中心を算出す
るとともに、算出された円弧の中心と外皮中心測定器か
らの出力により算出された外皮中心とのずれを補正する
ための値をバックグラウンドノイズ補正値として求め、
このバックグラウンドノイズ補正値で心線中心の位置の
データを補正する演算を行うものであるという構成を有
する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態(以
下、実施形態)について説明する。図1は、本願発明の
実施形態の偏心度測定装置の斜視概略図である。図1に
示す偏心度測定装置は、外皮中心を光学的に測定する外
皮中心測定器1と、導体心線に電流を流すことによって
生ずる磁界のうち被覆電線の長さ方向に垂直な面内にお
ける磁界の強度分布から心線中心を測定する心線中心測
定器2と、外皮中心測定器1からの出力と心線中心測定
器2からの出力とにより偏心度を求める演算処理部3と
を備えている。
【0009】図1に示す偏心度測定器は、被覆電線4の
製造ラインにおける検査工程に用いられるものとなって
いる。検査工程では、図1に示すように、製造された被
覆電線4を水平な走行ラインに沿って走行させるように
なっている。偏心度測定器は、走行ライン上の所定位置
で偏心度を測定するようになっている(以下、この位置
を測定原点とし、図1中にOで示す)。
【0010】まず、外皮中心測定器1の構成について説
明する。外皮中心測定器1は、レーザー外径測定器が使
用されている。即ち、外皮中心測定器1は、測定する被
覆電線4の外径よりも大きな幅でレーザー光を照射する
レーザー光源ユニット11と、レーザー光源ユニット1
1からの光を受光する受光器12とから構成されてい
る。レーザー光源ユニット11と受光器12は、二組設
けられている。各組のレーザー光源ユニット11と受光
器12とは、図1に示すように、光軸が互いに直角に交
わるようにして設けられている。この光軸が交わる点
は、走行ライン上の点であり、前述した測定原点Oに一
致している。
【0011】図1に示すように、各受光器12の検出信
号は、演算処理部3に送られるようになっている。図2
を使用して外皮中心測定の原理について説明する。図2
は、図1に示す外皮中心測定器1の原理を示す図であ
る。図2において、各レーザー光源ユニット11からの
レーザー光は、光軸に平行な平行光である。図2から解
るように、各受光器12に入射するレーザー光は、被覆
電線4が陰となるので、被覆電線4の外径の分だけレー
ザー光の入射の無い部分が生ずる。受光器12として、
レーザー光の幅方向に配列されたフォトダイオードアレ
イから成るもの等を使用すれば、受光面のうち遮蔽によ
りレーザー光が入射しない領域の位置を高い精度で知る
ことができる。
【0012】そして、受光器12が設けられた位置と測
定原点Oとの関係は既知であって変化しないから、一方
の光軸上の受光器12の検出信号から、他方の光軸に沿
った方向における外皮中心の位置が解り、他方の光軸上
の受光器12の検出信号から一方の光軸に沿った方向で
の外皮中心の位置が解る。そして、これらのデータか
ら、測定原点Oを通り走行ラインに垂直な面(以下、測
定面)上における外皮中心の位置が特定できる。
【0013】演算処理部3は、図1に示すように、演算
処理を行うプロセッサ31と、プロセッサ31に利用さ
れるファイルを記憶した記憶部32とからマイクロコン
ピュータである。記憶部32は、RAM又はROM等の
メモリやハードディスクから構成されている。記憶部3
2に記憶されたファイルの一つは、上記二つの受光器1
2から送られるデータを処理して外皮中心を求める外皮
中心算出プログラム321となっている。プロセッサ3
1は、二つの受光器12からデータが送られた際、この
外皮中心算出プログラム321を実行して外皮中心の位
置を求めるようになっている。
【0014】上述した通り、外皮中心の測定には、被覆
電線4の外径よりも大きな幅の平行光が必要になるが、
本実施形態では、Fθレンズを使用することにより測定
精度をさらに高めている。この点について、図3を使用
して説明する。図3は、図1及び図2に示すレーザー光
源ユニット11の概略構成を示す図である。図3に示す
ように、レーザー光源ユニット11は、レーザー光源1
11と、レーザー光源111からの光を反射する回転多
面鏡112と、回転多面鏡112からのレーザー光が入
射するFθレンズ113とを有している。
【0015】レーザー光源111には、600〜800
nm程度の発振波長の半導体レーザーが使用されてい
る。回転多面鏡112は、不図示のモータにより所定の
回転速度で回転するようになっている。Fθレンズ11
3は、焦点距離をF、レンズから出射する光の光軸に対
する角度をθとしたとき、光軸に対して垂直な面におい
てF・θの位置で光が集光するよう設計されたレンズで
ある。受光器12の受光面をこの集光点が走査される面
に設定し、モータにより回転多面鏡112を一定の速度
で回転すると、レーザー光が受光面上に同じ速度で同じ
周期で受光面上に集光されて走査される。この状態は、
図2を用いた前記説明の場合のように平行光を受光器1
2に入射させたのと等価であり、同様に外皮中心の測定
を行うことができる。そして、Fθレンズ113を用い
ると、像面湾曲の収差の影響がなく、高精度の測定が容
易に行えるメリットがある。
【0016】次に、心線中心測定器2の構成について説
明する。図1に示すように、心線中心測定器2は、走行
する被覆電線4に電流を流すための電流発生器21と、
電流発生器21により被覆電線4に生じた電流により誘
導されて生じる磁界の強度分布を測定する複数の磁気セ
ンサ22等から構成されている。
【0017】図4は、心線中心測定器2の原理について
説明する図である。電流発生器21は、本実施形態で
は、交流特に高周波電流を発生させるようになってい
る。具体的には、電流発生器21は、たコイル211
と、このコイル211に高周波電源を流す高周波電源2
12とから構成されている。図4に示すように、被覆電
線4は、高周波的に見ると、容量を介してアースととも
に閉回路を形成している。従って、コイル211に流れ
た高周波電流により被覆電線を取り囲む磁界が生じる
と、アースを介して被覆電線4に高周波電流が誘導され
て流れる。尚、図4における容量は、絶縁外皮による容
量であるが、アースと被覆電線4との間の空間容量も含
まれる。また、高周波の周波数は、100kHz〜20
0kHz程度である。
【0018】また、磁気センサ22としては、本実施形
態では、磁界により誘導電流が流れるコイルより成るも
のが使用されている。即ち、磁気センサ22は、検出コ
イル221と、検出コイル221に流れる電流を電圧に
変換して出力する検流器222とから主に構成されてい
る。図4において、被覆電線4に高周波電流が流れる
と、被覆電線4を周回するようにして磁界Bが発生す
る。磁気センサ22の検出コイル221は、この磁界B
の磁束が鎖交するよう設けられており、検出コイル22
1には磁界Bによる誘導電流が流れる。誘導電流は検流
器222によって検出された後に電圧に変換され、増幅
されて演算処理部3に送られるようになっている。
【0019】各検出コイル221は、測定原点Oからの
位置関係が同じになるよう精度良く配置されている。即
ち、各検出コイル221はその軸が測定面上の測定原点
Oを中心とする円周上に位置するとともに、測定面上で
直交する座標軸上に位置している。
【0020】周知のように、無限電線中に電流Iが流れ
ると、電線に垂直な面上の電線から半径rの距離におけ
る磁界の強度密度Bは、 B=μI/2πr で表される。但し、μは真空中の透磁率である。上の
式から解るように、各検出コイル221に流れる誘導電
流は、被覆電線4の導体心線からの距離に依存する。従
って、各検出コイル221に流れる誘導電流を比較する
ことで、心線中心からの各検出コイル221の相対的な
位置関係が判る。そして、各検出コイル221は、測定
原点Oを基準にした位置として既知であるので、各検出
コイル221に流れる誘導電流の大きさから、心線中心
の位置が測定原点Oを基準にして求まる。
【0021】演算処理部3の記憶部32に記憶されたフ
ァイルの一つは、各磁気センサ22の出力データから上
記のような演算により心線中心を求める心線中心算出プ
ログラム322となっている。プロセッサ31は、各磁
気センサ22からデータが送られた際、この心線中心算
出プログラム322を実行して心線中心の位置を求める
ようになっている。
【0022】また、図1に示すように、演算処理部3の
記憶部32に記憶されたファイルの一つは、求められた
外皮中心の位置と心線中心の位置のデータから、その被
覆電線4の偏心度を算出する偏心度算出プログラム32
3となっている。即ち、測定面上の測定原点Oを中心と
する座標系(図1中にX−Yで示す)において、外皮中
心の位置の座標と、心線中心の位置の座標とから、その
差を算出して偏心度とする。算出された偏心度は、表示
部5に送られて表示されるようになっている。表示部5
は、測定原点Oを中心とするXY座標系における外皮中
心の座標、心線中心の座標、及び、偏心距離等を表示す
るようになっている。尚、座標は、X=10μm、Y=
15μmというように、測定原点Oからの距離の絶対値
で表される。
【0023】さて、本実施形態の装置の最も大きな特徴
点は、上記演算処理部3の記憶部32に、心線中心の測
定の際に利用される補正値マップ情報ファイル324が
記憶されている点である。以下、この点について説明す
る。前述したように、磁界の強度分布に基づく導体心線
の位置の測定は、計算が複雑になり易く、また測定機器
のバラツキ等の影響を受け易いため、充分に高い精度の
測定を行うことが難しい。本実施形態の構成でいうと、
各磁気センサ22の位置精度、各磁気センサ22を構成
する検出コイル221の製造上のバラツキ等が測定誤差
を生じさせる要因となる。本実施形態では、このような
要因を是正して高精度の測定が行えるよう、補正値マッ
プ情報を利用している。即ち、図1に示すように、演算
処理部3の記憶部32は、補正値マップ情報ファイル3
24を記憶している。
【0024】図5は、図1に示す補正値マップ情報ファ
イル324のデータの例について示す図である。前述し
たように、各磁気センサ22は、測定面上に配置されて
いる。図5に示す補正値マップ情報は、測定面を微小な
多数の領域に区分し、各領域毎に一次データからその領
域に心線中心が位置するとされた場合にその一次データ
を補正するための補正値を設定した情報である。
【0025】より具体的に説明すると、断面が円形で絶
縁外皮の無い電線(心線中心のみの電線)を標準用とし
て用いる(以下、この電線を標準用電線と呼ぶ)。この
標準用電線を適度な張力で水平に延びるよう保持し、X
Y移動機構を使用して測定面上で僅かずつ変位させるこ
とができるようにする。前述した外皮中心測定器1と心
線中心測定器2を動作させながら、標準用電線を測定面
上のXY方向に僅かずつ変位させる。心線中心測定器2
からの出力により算出された心線中心の座標が表示部5
に表示されるので、この座標が測定原点Oになるよう標
準用電線を変位させる。
【0026】心線中心の座標が測定原点Oになったと表
示された場合、絶縁外皮の無い標準用電線であるから、
外皮中心測定器1で測定される外皮中心の座標も理論的
には測定原点Oになる筈であるが、測定誤差がある場
合、測定原点Oにはならない。従って、偏心があるとさ
れ、偏心距離が表示される。この場合、外皮中心測定器
1の座標が正しいデータであるとし、このデータとの差
分を心線中心測定器2のデータに含まれる測定誤差とす
る。つまり、心線中心測定器2による中心の座標が測定
原点(0,0)と表示されているにもかかわらず外皮中
心測定器1による中心の座標が例えば(0.002,
0.003)と表示された場合、その点(0,0)にお
ける心線中心測定器2の測定誤差を(0.002,0.
003)とするのである。
【0027】次に、心線中心測定器2による心線中心の
座標を表示部5で見ながら、XY移動機構により標準用
電線を変位させる。そして、表示部5における心線中心
の表示が例えば測定原点OからX方向に所定の短い距離
d(>0)だけ離れた座標、即ち(0,+d)になるよ
うにする。この状態で、外皮中心測定器1による外皮中
心の座標の表示値を確認し、二つの座標の差分を、座標
(0,+d)における心線中心測定器2の測定誤差とす
る。そして、さらに標準用電線を変位させ、心線中心測
定器2による心線中心の座標として、例えば(0,+2
d)になるようにし、この際の外皮中心測定器1による
外皮中心の座標との差分を求め、それを座標(0,+2
d)における心線中心測定器2の測定誤差とする。
【0028】このようにして、心線中心測定器2による
心線中心の座標の表示値に従って標準用電線の中心を測
定面上の各点に位置させ、その点における外皮中心測定
器1による表示値の差分をその点における心線中心測定
器2の測定誤差とする。そして、得られた測定誤差を補
正する補正値をその点の座標に当てはめてマップ化す
る。図5は、このようにして得られた補正値マップ情報
の一例を示すものである。
【0029】図5に示すように、補正値マップ情報は、
測定面を一定の間隔で区切って碁盤の目状にした各領域
に当てはめられた補正値よりなる情報である。各領域の
中心が、測定誤差を得た前記各点になっている。尚、各
領域の幅は小さい程好ましく、例えば1mm以下、より
好ましくは0.5mm以下とする。尚、補正値マップ情
報は、各点におけるX方向の補正値とY方向の補正値と
の情報であるが、図5では、一例としてX方向の補正値
の情報をマップにしている。
【0030】偏心度の算出の際、演算処理部3は、心線
中心測定器2から出力により前述したように心線中心の
座標を求める。そして、記憶部32から補正値マップ情
報ファイル324を呼び出し、その座標が補正値マップ
情報のどの領域に属するかを判断し、その領域の補正値
でデータを補正する。そして、補正後のデータにより前
述した偏心度(距離と方向)を算出するようになってい
る。
【0031】本実施形態の装置の別の大きな特徴点は、
測定系に含まれるバックグラウンドノイズを補正するよ
うになっている点である。このバックグラウンドノイズ
の補正は、上述した補正値マップ情報によるものとは別
のものであり、被覆電線4のねじれを利用したものであ
る。具体的に説明すると、被覆電線4は、走行ラインを
走行する際、ねじれ即ち中心軸の周りに回転する場合が
ある。これは例えば、前方においてリール等により巻き
取られている場合等に頻繁に生ずる。
【0032】このように被覆電線4が中心軸の周りに回
転しながら走行している状態で、上述した偏心度の測定
を行う場合を想定する。図6は、ねじれを利用したバッ
クグラウンドノイズの補正について説明する図であり、
被覆電線4がねじれながら走行している状態で偏心度を
測定した場合の測定結果をイメージ的に示した図であ
る。
【0033】走行する被覆電線4に対して、異なる時刻
に外皮中心と心線中心とを測定して偏心度を求めた場
合、被覆電線4が同じ走行ライン上を走行している限り
(径方向に変位しない限り)、外皮中心の位置は常に一
定である。そして、外皮中心測定器1は精度が高く、誤
差は無視できる程度に小さいから、図6に示すように、
外皮中心Cは常に同じ場所に表示される。
【0034】一方、偏心がある場合、心線中心は外皮中
心Cから外れた位置にあるから、被覆電線4がねじれな
がら走行すると、心線中心は、図6に示すように、円弧
上の異なった場所に表示される。即ち、ある時刻T
の場所だったとすると、その後の時刻Tでは
、さらにその後の時刻TではPの場所に表示さ
れる。理論的には、P、P、Pは、外皮中心Cと
同心の円弧上に位置する筈であるが、図6に示すよう
に、実際にはP、P、Pにより得られる円弧の中
心Pと外皮中心Cとは一致しないことが多い。これ
は、測定結果に含まれるバックグラウンドノイズの起因
するものであり、これも主に心線中心測定器2の測定誤
差である。
【0035】図6において、P、P、Pにより得
られる円の中心Pと外皮中心Cとのずれは、バックグ
ラウンドノイズの量を示している。そこで、本実施形態
では、このP、P、Pにより得られる円の中心P
と外皮中心Cとのずれを求め、そのずれを戻すように
バックグラウンドノイズ補正値を決定し、前述した心線
中心測定器2によるデータをこのバックグラウンドノイ
ズ補正値で補正する。
【0036】図1に示すように、演算処理部3の記憶部
32は、バックグラウンドノイズ補正値を更新する補正
値更新プログラム325を有している。図7は、補正値
更新プログラム325について説明するフローチャート
である。補正値更新プログラム325がスタートする
と、一定時間毎に外皮中心と心線中心とを3回求め、そ
れぞれの値を記憶部32に記憶する。そして、記憶部3
2から心線中心のデータを読み出し、心線中心の各デー
タが位置する円弧の中心を求める。そして、求められた
円弧の中心と外皮中心との差分からバックグラウンドノ
イズ補正値を求め、記憶部32に更新して記憶する。
尚、P、P、Pから円の中心Pを求める演算
は、最小二乗法によることが好ましい。また、最低三つ
の点があればそれらを通る円の中心は求められるが、四
つ又はそれ以上の点による方が精度が高くなるので好ま
しい。
【0037】次に、多少繰り返しになるが、演算処理部
3が有する偏心度算出プログラム323について、以下
に説明する。図8は、偏心度算出プログラム323につ
いて説明するフローチャートである。図8に示すよう
に、偏心度算出プログラム323がスタートすると、外
皮中心測定器1及び心線中心測定器2からのデータの入
力待ちの状態となる。そして、外皮中心測定器1からデ
ータが送られると、サブプログラムとして前記外皮中心
算出プログラム321を実行して外皮中心を算出する。
次に、心線中心測定器2からデータが送られると、サブ
プログラムとして前記心線中心算出プログラム322を
実行して心線中心を算出する。
【0038】次に、補正値マップ情報ファイル324を
読み出し、算出された心線中心から、補正値マップ情報
のうちのどの領域であるかを決定する。そして、その領
域に登録されている補正値で心線中心の一次データを補
正して一次補正値とする。次に、記憶部32に記憶され
ているバックグラウンドノイズ補正値を読み出し、その
値で一次補正値をさらに補正し、二次補正値とする。そ
の後、外皮中心の値と、心線中心の二次補正値との値と
から、最終的に偏心度を算出する。
【0039】上述した偏心度算出プログラム323を実
行して偏心度測定を繰り返す過程で、必要に応じて補正
値更新プログラムを実行してバックグラウンドノイズ補
正値を更新する。例えば、周囲に存在する部材等が変わ
って測定環境が変わった場合、磁界の強度分布等も変わ
る場合があるので、補正値更新プログラム325を実行
する。
【0040】本実施形態の構成によれば、誤差の生じや
すい心線中心の測定において補正値マップ情報を利用す
るので、誤差が効果的に補正された精度の高い測定が行
える。また、外皮中心の測定に、レーザー外径測定器を
使用するので、外皮中心の測定が高い精度で行える。
尚、補正値マップ情報の作成の際、標準用電線の中心位
置の特定にもレーザー外径測定器が使用されており、補
正値マップ情報の精度という点でも優れたものとなって
いる。さらに、本実施形態では、被覆電線4のねじれを
利用してバックグラウンドノイズを算出して補正してい
るので、この点でもさらに高い測定が行える。
【0041】尚、上記実施形態では、偏心度測定は、偏
心の距離と方向の測定であったが、距離のみの測定でも
良い。また、距離を絶対値で得るようにしても良いし、
全体の直径に対する値といった相対値で得るようにして
も良い。また、バックグラウンドノイズの算出に利用さ
れる被覆電線4のねじれは、生産現場の状況で自然に生
ずる場合が多いが、場合によっては人為的に被覆電線4
をねじりながら測定を行ってバックグラウンドノイズを
算出しても良い。
【0042】
【発明の効果】以上説明した通り、本願の請求項1記載
の発明によれば、誤差の生じやすい心線中心の測定にお
いて補正値マップ情報を利用するので、誤差が効果的に
補正された精度の高い偏心度測定が行える。また、高価
なサーボ系を使用する必要もないので、装置のコストも
安くなる。また、請求項2記載の発明によれば、上記効
果に加え、外皮中心の測定にレーザー外径測定器を使用
するので、外皮中心の測定が高い精度で行える。このた
め、さらに精度の高い偏心度測定が行える。また、請求
項3記載の発明によれば、上記効果に加え、補正値マッ
プ情報の作成の際、標準用電線の中心位置の特定にもレ
ーザー外径測定器が使用されており、補正値マップ情報
の精度が高くなる。従って、この点でさらに精度の高い
偏心度測定が行える。また、請求項4記載の発明によれ
ば、被覆電線のねじれを利用してバックグラウンドノイ
ズを算出して補正している。従って、この点で精度の高
い偏心度測定が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施形態の偏心度測定装置の斜視概
略図である。
【図2】図1に示す外皮中心測定器1の原理を示す図で
ある。
【図3】図1及び図2に示すレーザー光源ユニット11
の概略構成を示す図である。
【図4】心線中心測定器2の原理について説明する図で
ある。
【図5】図1に示す補正値マップ情報ファイル324の
データの例について示す図である。
【図6】ねじれを利用したバックグラウンドノイズの補
正について説明する図であり、被覆電線4がねじれなが
ら走行している状態で偏心度を測定した場合の測定結果
をイメージ的に示した図である。
【図7】補正値更新プログラム325について説明する
フローチャートである。
【図8】偏心度算出プログラム323について説明する
フローチャートである。
【符号の説明】
1 外皮中心測定器 11 レーザー光源ユニット 12 受光器 2 心線中心測定器 21 電流発生器 22 磁気センサ 3 演算処理部 31 プロセッサ 32 記憶部 321 外皮中心算出プログラム 322 心線中心算出プログラム 323 偏心度測定プログラム 324 補正値マップ情報ファイル 325 補正値更新プログラム 4 被覆電線 5 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F063 AA06 BA30 CA09 CA34 CB12 CB19 CB20 DA02 DA05 DB04 DD05 EA20 GA29 JA04 LA11 LA23 LA29 ZA01 2F065 AA07 AA17 AA26 BB12 CC00 DD03 FF02 GG06 JJ02 JJ05 JJ09 JJ18 JJ25 LL10 LL15 MM15 UU01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体心線を絶縁物の外皮で覆った被覆電
    線において、被覆電線の全体の中心である外皮の中心の
    位置に対する導体心線の中心の位置のずれを偏心度とし
    て測定する被覆電線用偏心度測定装置であって、 外皮の中心を光学的に測定する外皮中心測定器と、導体
    心線に電流を流すことによって生ずる磁界のうち被覆電
    線の長さ方向に垂直な面である測定面内における磁界の
    強度分布から導体心線の中心を測定する心線中心測定器
    と、外皮中心測定器からの出力と心線中心測定器からの
    出力とにより前記偏心度を求める演算処理部とを備えて
    おり、 演算処理部は、心線中心測定器からの出力により算出さ
    れた心線中心の位置の一次データを補正するための補正
    値マップ情報を記憶した記憶部を有しており、この補正
    値マップ情報は、測定面を微小な多数の領域に区分し、
    一次データからその領域に心線中心が位置するとされた
    場合にその一次データを補正するための補正値を各領域
    毎に設定した情報であり、 演算処理部は、心線中心測定器からの出力により心線中
    心の位置の一次データを算出した後、補正値マップ情報
    により一次データを補正する演算を行うものであること
    を特徴とする被覆電線用偏心度測定器。
  2. 【請求項2】 前記外皮中心測定器には、レーザー外径
    測定器が使用されていることを特徴とする請求項1記載
    の被覆電線用偏心度測定器。
  3. 【請求項3】 前記補正値マップ情報は、絶縁外皮の無
    い心線中心のみの電線である標準用電線を使用して同様
    に外皮中心測定器と心線中心測定器を用いた測定により
    得られるものであり、心線中心測定器からの出力により
    算出した中心位置のデータに従って前記測定面を所定の
    多数の領域に区分し、外皮中心測定器からの出力により
    算出した中心位置のデータと心線中心測定器からの出力
    により算出した中心位置のデータとの差分を求めてこの
    差分を無くなるよう補正するための値を補正値として各
    領域毎に設定した情報であることを特徴とする請求項1
    又は2記載の被覆電線用偏心度測定装置。
  4. 【請求項4】 導体心線を絶縁物の外皮で覆った被覆電
    線において、被覆電線で全体の中心である外皮の中心の
    位置に対する導体心線の中心の位置のずれである偏心度
    を測定する被覆電線用偏心度測定装置であって、 外皮の中心を光学的に測定する外皮中心測定器と、導体
    心線に電流を流すことによって生ずる磁界のうち被覆電
    線の長さ方向に垂直な面である測定面内における磁界の
    強度分布から導体心線の中心を測定する心線中心測定器
    と、外皮中心測定器からの出力と心線中心測定器からの
    出力とにより偏心度を求める演算処理部とを備えてお
    り、 演算処理部は、前記被覆電線を径方向には変位させずに
    その中心軸の周りに回転させながら得られた前記心線中
    心測定器からの出力により心線中心の位置のデータを三
    つ以上算出し、算出された各データからそれら心線中心
    の位置を通る円弧の中心を算出するとともに、算出され
    た円弧の中心と外皮中心測定器からの出力により算出さ
    れた外皮中心とのずれを補正するための値をバックグラ
    ウンドノイズ補正値として求め、このバックグラウンド
    ノイズ補正値で心線中心の位置のデータを補正する演算
    を行うものであることを特徴とする被覆電線用偏心度測
    定器。
JP2000306880A 2000-10-05 2000-10-05 被覆電線用偏心度測定装置 Expired - Fee Related JP3420563B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000306880A JP3420563B2 (ja) 2000-10-05 2000-10-05 被覆電線用偏心度測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000306880A JP3420563B2 (ja) 2000-10-05 2000-10-05 被覆電線用偏心度測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002116003A true JP2002116003A (ja) 2002-04-19
JP3420563B2 JP3420563B2 (ja) 2003-06-23

Family

ID=18787490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000306880A Expired - Fee Related JP3420563B2 (ja) 2000-10-05 2000-10-05 被覆電線用偏心度測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3420563B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006027925A1 (de) * 2006-03-10 2007-09-13 Matthias Dipl.-Ing. Braun Vorrichtung zur Erfassung von Bewegungen von setzungsempfindlichen Bauteilen
JP2015025806A (ja) * 2013-07-29 2015-02-05 シコラ アーゲー 絶縁外被内の導体の中心性を測定するための方法およびデバイス
JPWO2015052941A1 (ja) * 2013-10-11 2017-03-09 古河電気工業株式会社 被覆厚さ検査方法及び被覆厚さ検査装置
WO2021000771A1 (zh) * 2019-07-02 2021-01-07 李宏达 非接触式测量载流导线相对电缆芯几何中心偏移的方法
CN113108678A (zh) * 2021-04-14 2021-07-13 四川华能涪江水电有限责任公司 水轮发电机组固定部件中心的测定调整方法
CN114543657A (zh) * 2022-02-24 2022-05-27 博腾电子产品(成都)有限公司 电线偏心检测装置及检测方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100911841B1 (ko) * 2007-04-20 2009-08-11 한국전기연구원 가공송전선 접속 개소 탐상 장치

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006027925A1 (de) * 2006-03-10 2007-09-13 Matthias Dipl.-Ing. Braun Vorrichtung zur Erfassung von Bewegungen von setzungsempfindlichen Bauteilen
JP2015025806A (ja) * 2013-07-29 2015-02-05 シコラ アーゲー 絶縁外被内の導体の中心性を測定するための方法およびデバイス
KR20150014393A (ko) * 2013-07-29 2015-02-06 시코라 아게 절연 케이싱 내에서 도전체의 중심률을 측정하기 위한 방법 및 디바이스
KR101662679B1 (ko) 2013-07-29 2016-10-05 시코라 아게 절연 외피 내에서의 도전체의 중심 위치를 측정하기 위한 방법 및 디바이스
JPWO2015052941A1 (ja) * 2013-10-11 2017-03-09 古河電気工業株式会社 被覆厚さ検査方法及び被覆厚さ検査装置
WO2021000771A1 (zh) * 2019-07-02 2021-01-07 李宏达 非接触式测量载流导线相对电缆芯几何中心偏移的方法
CN113811739A (zh) * 2019-07-02 2021-12-17 沈阳阿维澳尔测控科技有限公司 非接触式测量载流导线相对电缆芯几何中心偏移的方法
CN113811739B (zh) * 2019-07-02 2024-04-19 沈阳阿维澳尔测控科技有限公司 非接触式测量载流导线相对电缆芯几何中心偏移的方法
CN113108678A (zh) * 2021-04-14 2021-07-13 四川华能涪江水电有限责任公司 水轮发电机组固定部件中心的测定调整方法
CN114543657A (zh) * 2022-02-24 2022-05-27 博腾电子产品(成都)有限公司 电线偏心检测装置及检测方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3420563B2 (ja) 2003-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10969541B2 (en) Method for determining the curvature and/or torsion of an optical waveguide
JPH07260410A (ja) センサ素子の空間位置決定装置
JP3420563B2 (ja) 被覆電線用偏心度測定装置
KR20010093678A (ko) 와전류 손실 측정 센서, 막 두께 측정 장치, 막 두께 측정방법 및 기록 매체
JP5032359B2 (ja) 円筒型圧電アクチュエータおよび圧電素子ならびにそれを用いた走査型プローブ顕微鏡
JP6673688B2 (ja) 計測方法および計測用プログラム
RU2593425C2 (ru) Способ и устройство для измерения центричности токопроводящей жилы в изоляционной оболочке
Diakov et al. Large-scaled details flatness measurement method
US7068359B2 (en) Contactless system for measuring centricity and diameter
JPH06102035A (ja) コイルばねの形状計測方法と装置
JP2011027440A (ja) 形状測定方法及び形状測定装置
JP2003177049A (ja) コリオリ流量計
JP2987540B2 (ja) 三次元スキャナー
JPH09318321A (ja) 測長装置
JP2697867B2 (ja) ケーブルの偏肉測定方法及び偏肉測定装置
JP2006112964A (ja) 光学センサ装置
Ascasíbar et al. Measurements of magnetic field fluctuations in TJ-II plasmas with new in-vessel helical arrays of magnetic coils
JP3628487B2 (ja) 被覆より線の膜厚測定機
JP3031140B2 (ja) 非接触測長装置
EP2159534A1 (en) Eccentricity gauge for wire and cable and method for measuring concentricity
JP3847290B2 (ja) ギャップ調節装置及び調節方法
JP4354397B2 (ja) 磁気力顕微鏡用の磁界発生装置
CN113811739A (zh) 非接触式测量载流导线相对电缆芯几何中心偏移的方法
JP3333724B2 (ja) Xy座標軸のずれ検出方法
JPH0438049B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090418

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090418

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100418

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees