JP2002115696A - ターボ形ポンプの吸込口部構造 - Google Patents

ターボ形ポンプの吸込口部構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ターボ形ポンプの吸込口部において、回転す
る羽根車へ流入する流体に旋回流を発生させ、羽根車へ
の流入直前に生じる種々の損失を低減させる。 【解決手段】 ケーシング14に収容された羽根車12
の回転駆動により、その羽根車12に吸い込まれる流体
を、羽根車12の回転軸方向Fから羽根車12に導くよ
うに管状に形成されたターボ形ポンプ(遠心ポンプ)1
1の吸込口部15において、その半径方向内側に突出す
る旋回羽根16を、吸込口部15の内壁部17に沿って
螺旋状に設けることにより、流体を羽根車12の回転方
向に旋回させながら、その羽根車12に流れ込ませるよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遠心ポンプなどのタ
ーボ形ポンプに関し、詳しくはターボ形ポンプの羽根車
に流体を導入する吸込口部の構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ケーシング内で回転する羽根車の
作用により、水などの流体に圧力エネルギーや速度エネ
ルギーを与え、これらのエネルギーを利用してその流体
を低所から高所へ揚水するようにしたターボ形ポンプが
広く用いられている。ターボ形ポンプは、羽根車から吐
き出される流体の流れ方向の違いによって三つの形式に
大別される。その方向がほぼ羽根車の回転軸に垂直な平
面内にあるものは遠心ポンプ、回転軸を中心とする円錐
面上にあるものは斜流ポンプ、回転軸と同心の円筒面上
にあるものは軸流ポンプと呼ばれる。
【0003】これらのターボ形ポンプのなかで、代表的
な形式である遠心ポンプの一例を図7に示す。遠心ポン
プ11は、主軸13の端部に固着された羽根車12が、
ケーシング14の内部に回転自在に収容され、羽根車1
2は図示しない原動機によって主軸13とともに回転す
る。また、ケーシング14には、羽根車12の中心部に
対向して開口する管状の吸込口部15が設けられる。し
たがって、水などの流体は、この吸込口部15を通じて
主軸13に沿った方向から導入され、羽根車12の回転
によりその中心部に吸い込まれる。そして、吸い込まれ
た流体は、回転する羽根車12の遠心作用によりその外
周部から吐き出され、渦巻室28から吐出口29へ導か
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような構成を備え
る遠心ポンプ11では、主軸13に沿った方向から羽根
車12に吸い込まれた流体は、羽根車12の回転半径方
向に吐き出され、その流れ方向が羽根車12内で略直角
に変換される。吸込口部15までスムーズに流れていた
流体は、こうして流体の流れ方向が大きく変えられるこ
とと相まって、羽根車12に流れ込む際には、羽根車1
2の回転作用によって一時的に激しい乱流状態となる。
このため、その流体抵抗などによって流速や圧力などの
損失が発生し、これらの種々の損失が、遠心ポンプ11
の運転効率を低下させる要因となっていた。なお、この
ような問題点は、羽根車を回転させるようにした他の形
式のターボ形ポンプにおいても同様に存在する。
【0005】したがって、本発明の課題は、流体が羽根
車へ流入する直前で生じる種々の損失を低減させるべ
く、その流体に旋回流を発生させる旋回羽根を設けるよ
うにした、ターボ形ポンプの吸込口構造を提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ケーシングに収容された羽根車の回転駆動により同
羽根車に吸い込まれる流体を、前記羽根車の回転軸方向
から同羽根車に導くように管状に形成されたターボ形ポ
ンプの吸込口部において、同吸込口部の半径方向内側に
突出する旋回羽根を、前記吸込口部の内壁部に沿って螺
旋状に設けることにより、前記流体を前記羽根車の回転
方向に旋回させながら、同羽根車に流れ込ませるように
構成するものである。ここで、「ターボ形ポンプ」と
は、回転する羽根車の作用により、水などの流体を揚水
するための圧力エネルギーや運動エネルギーを与えるポ
ンプ装置をいう。
【0007】上記発明によると、羽根車に吸い込まれる
流体が吸込口部を流れる際に、その内壁部近傍の流体
は、羽根車の回転方向に曲げられた螺旋状の旋回羽根に
沿うようにして流れる。このとき、流体には円周方向の
流れ成分が与えられ、次第にその円周方向に旋回するよ
うになる。こうした旋回羽根の作用により、吸込口部を
流れる流体には、羽根車と同じ回転方向の旋回流が発生
する。そして、この旋回流により旋回しながら羽根車の
直前に到達した流体は、回転する羽根車に相乗るように
して、その羽根車の内部に流れ込む。これによって、羽
根車の直前における激しい乱流状態が解消され、あるい
はその程度が緩和されるようになる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の構成に加え、前記旋回羽根の突端部までの高さ
が、前記羽根車に遠い位置から同羽根車に近づくにつれ
て徐々に高くなるように形成するものである。
【0009】上記発明によると、旋回羽根の高さが羽根
車に近づくにつれて徐々に高くなり、羽根車直前で最大
となるため、吸込口部で発生する旋回流の大きさもま
た、羽根車に近づくにつれて徐々に大きくなり、羽根車
直前で最大となる。一方、旋回羽根の高さを高くする
と、流体の受ける抵抗がそれだけ大きくなり、流速の損
失の度合いも大きくなる傾向がある。しかし、旋回羽根
を上記のような構成とすることで、流速の損失をできる
だけ抑えながら、羽根車により近いところで効果的に旋
回流が発生するようになる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明の構成に加え、前記吸込口部の軸線方向に
対する前記旋回羽根のねじれ角が、前記羽根車に遠い位
置から同羽根車に近づくにつれて徐々に大きくなるよう
にして、前記旋回羽根を設けるものである。
【0011】上記発明によると、旋回羽根のねじれ角が
羽根車に近づくにつれて徐々に大きくなり、羽根車直前
で最大となるため、吸込口部で発生する旋回流の大きさ
もまた、羽根車に近づくにつれて徐々に大きくなり、羽
根車直前で最大となる。一方、旋回羽根のねじれ角を大
きくすると、その旋回羽根に沿って流れる流体の円周方
向の速度成分がより大きくなる反面、吸込口部の軸線方
向の速度成分がそれに応じて減ぜられる。しかし、旋回
羽根を上記のような構成とすることで、羽根車により近
いところで効果的に旋回流が発生するようになる。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか1つに記載の発明の構成に加え、前記旋回羽根
の側面部を、前記吸込口部の半径方向から前記羽根車の
反回転方向側に傾斜させるようにして、前記旋回羽根を
設けるものである。
【0013】上記発明によると、羽根車の半回転方向に
傾斜させた旋回羽根は、流体に旋回流を生じさせるとと
もに、流体を吸込口部の内壁部付近からその軸中心方向
に流れるよう案内する。これにより、旋回羽根が直接作
用しない吸込口部の軸中心付近においても、旋回流が効
果的に発生するようになる。また、一般的に管路を流れ
る流体の流速はその内壁部で最も小さく、内壁部から離
れるにしたがって上昇し、軸中心付近で最大となる傾向
にある。しかし、上記のように構成された旋回羽根は、
流速の遅い管路の内壁部付近の流体を、より流速の速い
その軸中心付近に誘導するため、管路内の流体全体の流
れがよりスムーズになる。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明の構成に加え、前記吸込口部の軸線方向に垂直な
前記旋回羽根の断面形状が、同旋回羽根の突端部から前
記吸込口部の内壁部に近づくにつれて徐々に幅広となる
ように形成するものである。
【0015】上記発明によると、旋回羽根の断面が末広
がり状となるように形成することで、旋回羽根自体の強
度及びその取り付け強度が十分に確保され、鋳造など比
較的容易な方法による一体形成が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明をターボ形ポンプの
一形式である遠心ポンプの吸込口部に具体化した一実施
形態につき、図面に基づいて説明する。図1は本実施形
態における遠心ポンプの主要部を示す正面図であり、図
2は同主要部をX−X間で破断して示す側面断面図であ
る。
【0017】図1及び図2に示すように、本実施形態の
遠心ポンプ11は、羽根車12と、これを固定する主軸
13と、これらを収容するケーシング14と、ケーシン
グ14内に流体を導入する吸込口部15とを備える。こ
の遠心ポンプ11は、横方向に設置される主軸13の端
部に単一の羽根車12が取り付けられ、かつ、その羽根
車12の側面から流体を導入するようにした管状の吸込
口部15が設けられることから、横軸単段片吸込形遠心
ポンプとも呼ばれる。
【0018】羽根車12は、複数枚の湾曲した羽根21
が、主板22及び側板23の2枚の円板で挟まれた構造
を有する。主板22はナット24により主軸13の一方
の端部に固定され、側板23には羽根車12内に流体を
吸い込ませるための吸込口が開口している。主軸13
は、ケーシング14の軸封部26により、横向きに回転
自在に軸支され、軸封部26には、ケーシング14内か
ら高圧の流体が漏れ出るのを防止するためグランドパッ
キンが圧入される。ケーシング14にはさらに、渦巻室
28及び吐出口29が設けられる。渦巻室28は、ケー
シング14内の羽根車12の外側において、上方に向け
て開口した吐出口29に向かって緩やかに断面積の拡大
する渦巻状に形成される。
【0019】この遠心ポンプ11では、羽根車12を主
軸13とともに矢印Rの方向に回転駆動すると、水など
の流体が吸込口部15を通じて主軸13に沿った矢印F
の方向から、主板22及び側板23に挟まれた羽根車1
2の内部に流れ込む。そして、羽根車12の内部に吸い
込まれた流体は、回転する羽根車12の遠心作用によ
り、羽根車12の外周部から渦巻室28に吐き出され、
その渦巻き形状に沿って吐出口29へ導かれる。
【0020】続いて、本発明の特徴部分である吸込口部
15の構成について詳細に説明する。図3は吸込口部1
5をX−X間で破断して示す部分斜視図であり、図4
(a),(b),(c)は吸込口部15に設けられる旋
回羽根16の1つを、それぞれ矢印A,矢印B,矢印C
の方向から概略的に示す図であり、図5は吸込口部15
をY−Y間で破断して示す部分断面図である。
【0021】図3に示すように、吸込口部15は、羽根
車12と同軸の略円筒形に形成され、一方の端部におい
てケーシング14に取り付けられる。吸込口部15の内
壁部17には、複数枚(図では6枚)の旋回羽根16が
一定の間隔で設けられる。各旋回羽根16は、吸込口部
15を矢印Fの方向に流れる流体が、羽根車12の回転
方向Rに旋回するように、吸込口部15の内壁部17に
沿って回転方向Rに曲げられた螺旋状に設けられる。
【0022】図4(a)〜(c)に示すように、旋回羽
根16は複雑なねじれ羽根状に形成される。旋回羽根1
6は、まず、吸込口部15の内壁部17から突端部18
までの高さが、矢印Fの方向、すなわち羽根車12に遠
い位置からその羽根車12に近づくにつれて、徐々に高
くなるように形成される。また、旋回羽根16は、吸込
口部15の軸線方向に対するねじれ角αが、矢印Fの方
向、すなわち羽根車12に遠い位置からその羽根車12
に近づくにつれて、徐々に大きくなるようにして設けら
れる。さらに、旋回羽根16は、その突端部18の位置
を、吸込口部15の半径方向から羽根車12の回転方向
Rの反対側に、傾斜角βだけ傾斜させ、側面部19が傾
斜した状態となるようにして設けられる。
【0023】次いで、上記のように構成される吸込口部
15の作用及び効果について説明する。
【0024】羽根車12の回転駆動により吸い込まれる
流体は、吸込口部15を通じて羽根車12の入口に導か
れる。このとき、内壁部17近傍を流れる流体の一部が
旋回羽根16の側面部19に当たり、螺旋状に設けられ
た旋回羽根16の側面部19に沿って流れる。これによ
り、流体には円周方向Rの流れ成分が与えられ、次第に
その円周方向Rに旋回するようになる。そして、旋回流
となって羽根車12の直前に到達した流体は、回転する
羽根車12に相乗るようにして流れ込んでいく。羽根車
12の内部では、流体の流れ方向が略直角に変換される
が、その際に流速や圧力など種々の損失の発生を伴う。
しかし、本実施形態のように、予め流体に旋回流を与え
て羽根車12に流れ込ませるようにすれば、このような
損失をある程度低減させることができる。
【0025】また、実際に吸込口部15を流れる流体
が、層流状態となっていることはほとんどない。特に、
羽根車12に流れ込む直前では、羽根車12の回転によ
り一時的に激しい乱流状態となり、この乱流による流体
抵抗によって、流速や圧力など種々の損失が発生してい
ると考えられる。しかし、本実施形態では、旋回羽根1
6の旋回流を与える作用により、流れに方向性が与えら
れるため、激しい乱流状態を解消し、あるいはその程度
を緩和することができる。
【0026】さらに、旋回羽根16を上述したような構
成とすることにより、旋回流を効果的に発生させること
ができる。すなわち、旋回羽根16の高さが羽根車12
に近づくにつれて徐々に高くなっており、かつ、旋回羽
根16のねじれ角αが羽根車12に近づくにつれて徐々
に大きくなっているため、旋回羽根16による流速の損
失の影響をできるだけ抑えながら、羽根車12の直前で
その大きさが最大となるようにして旋回流を発生させる
ことができる。
【0027】さらに、旋回羽根16が傾斜角βだけ傾斜
させて設けられることにより、吸込口部15の内壁部1
7付近における流体の流れが、その軸中心方向に向かう
ようになるため、旋回羽根16の作用が直接及ばない軸
中心付近にも旋回流を発生させることができる。また、
流速が遅い内壁部17付近の流体が、より流速が速い軸
中心付近に誘導されるため、吸込口部15内の流体全体
の流れを、よりスムーズにすることができる。
【0028】以上のように、本実施形態の遠心ポンプ
(ターボ形ポンプ)の吸込口部構造によれば、羽根車に
流入する直前の流体に旋回流を発生させることにより、
その際に生じる種々の損失を低減させることができ、こ
れによりポンプの揚水効率を向上させることができる。
また、羽根車の負荷が軽減されるため、羽根車を駆動さ
せる原動機の駆動力をより少なくすることができる。
【0029】なお、本発明のターボ形ポンプの吸込口部
構造は、上述した実施形態に限定されるものではなく、
請求項に記載された内容を逸脱しない範囲内において変
更が可能である。例えば、次に示すような構成とするこ
ともできる。
【0030】(1)旋回羽根16の大きさや形状、ある
いはその取り付け枚数や場所といった条件は適宜変更が
可能であり、ポンプの形式や揚水能力、吸い込まれる流
体の物性(粘度など)などに応じて、最適の流れ(旋回
流)が得られるように調整すればよい。
【0031】例えば、図6に示すように、旋回羽根16
の断面が略三角形状となるように形成してもよい。この
場合、旋回羽根16の裏側に半ば閉塞した空間が生じる
ことがないため、旋回羽根16の裏側に回り込んだ流体
がそこで滞り、流体全体のスムーズな流れを阻害するよ
うな状態が発生するのを回避することができる。また、
旋回羽根16をこのような形状とした場合、旋回羽根1
6自体の強度やその取り付け強度が増すことから、旋回
羽根16と吸込口部15を鋳造などの方法により一体成
形して製作することができる。
【0032】(2)吸込口部はポンプ本体にどのように
取り付けられていてもよく、例えば、羽根車などを収容
するケーシングに、予め一体形成されていてもよい。ま
た、吸込口部の形状は羽根車と同軸の円筒状であればよ
く、例えば、吸込口部を構成する配管が、羽根車に近づ
くにつれて次第にその口径が大きくなる末広がり状に形
成されたものであってもよい。
【0033】(3)遠心ポンプの形式は、本実施形態で
示したものに限定されない。例えば、上記の実施形態で
は、羽根車12として羽根21が主板22と側板23と
で挟まれたクローズド羽根が用いられているが、側板を
持たず羽根が吸込口部側で開放された形状のオープン羽
根が用いられるポンプにおいても、同様に適用可能であ
る。また、遠心ポンプは、上記実施形態のような形式の
他に、ケーシング内の羽根車の外側に案内羽根と呼ばれ
る固定した翼を備えるものが知られている。このような
形式の遠心ポンプをタービンポンプ(又はディフューザ
ポンプ)といい、案内羽根を持たないタイプを渦巻きポ
ンプ(又はボリュートポンプ)という。しかし、本発明
の特徴部分である吸込口部付近の構造に違いはないた
め、いずれの形式の遠心ポンプにおいても、本発明は適
用可能である。
【0034】(4)本発明は、ケーシング内で回転する
羽根車に、その回転軸に沿った方向から流体を吸い込ま
せるように構成された吸込口部を備える限りにおいて、
あらゆる形式のターボ形ポンプに適用可能である。例え
ば、回転する羽根車の揚力の作用で揚水する軸流ポンプ
や、遠心力と揚力の両作用で揚水する斜流ポンプにも同
様に適用できる。これらの形式のポンプにおいても、旋
回羽根を設けることで、その旋回羽根の作用により旋回
流の与えられた流体が、回転する羽根車に相乗るように
して吸い込まれるようになる。したがって、遠心ポンプ
の場合と同様に、羽根車直前における流体の乱流状態が
解消又は緩和され、これによりポンプの運転効率の向上
などの効果を奏することができる。
【0035】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、羽根車
に吸い込まれる流体に羽根車と同じ回転方向の旋回流を
与えることにより、流体を回転する羽根車に相乗るよう
にして効率良く流れ込ませることができる。これによ
り、流体が羽根車に流れ込む直前で生じる種々の損失を
低減させることができ、ひいては羽根車の負荷の低減を
図ることができる。
【0036】請求項2又は3に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明の効果に加え、流速の損失をできる
だけ抑えながら、羽根車に近いところで効果的に旋回流
を発生させることができる。
【0037】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜3のいずれか1つに記載の発明の効果に加え、旋回羽
根が直接作用しない吸込口部の軸中心付近においても、
旋回流を効果的に発生させることができる。また、内壁
部付近を流れる流速の遅い流体を、より流速の速い軸中
心付近に誘導することにより、流体の流れをスムーズに
して効率良く羽根車に流れ込ませることができる。
【0038】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明の効果に加え、旋回羽根自体の強度やその
取り付け強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施形態である遠心ポン
プの主要部を示す正面図である。
【図2】同遠心ポンプの主要部をX−X間で破断して示
す部分断面図である。
【図3】同遠心ポンプの吸込口部をX−X間で破断して
示す部分斜視図である。
【図4】同遠心ポンプの吸込口部における旋回羽根の1
つを、それぞれ異なる方向から概略的に示す図であっ
て、(a)は矢印Aの方向から示す図であり、(b)は
矢印Bの方向から示す図であり、(c)は矢印Cの方向
から示す図である。
【図5】同遠心ポンプの吸込口部をY−Y間で破断して
示す部分断面図である。
【図6】本発明を具体化した別の実施形態である遠心ポ
ンプの吸込口部を、図5と同様に破断して示す部分断面
図である。
【図7】従来の遠心ポンプ(ターボ形ポンプ)の一例を
示す側面断面図である。
【符号の説明】
11 遠心ポンプ(ターボ形ポンプ) 12 羽根車 13 主軸 14 ケーシング 15 吸込口部 16 旋回羽根 17 内壁部 18 突端部 19 側面部 R 羽根車の回転方向 F 羽根車の回転軸方向

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングに収容された羽根車の回転駆
    動により同羽根車に吸い込まれる流体を、前記羽根車の
    回転軸方向から同羽根車に導くように管状に形成された
    ターボ形ポンプの吸込口部において、 同吸込口部の半径方向内側に突出する旋回羽根を、前記
    吸込口部の内壁部に沿って螺旋状に設けることにより、
    前記流体を前記羽根車の回転方向に旋回させながら、同
    羽根車に流れ込ませるように構成することを特徴とする
    ターボ形ポンプの吸込口部構造。
  2. 【請求項2】 前記旋回羽根の突端部までの高さが、前
    記羽根車に遠い位置から同羽根車に近づくにつれて徐々
    に高くなるように形成することを特徴とする請求項1に
    記載のターボ形ポンプの吸込口部構造。
  3. 【請求項3】 前記吸込口部の軸線方向に対する前記旋
    回羽根のねじれ角が、前記羽根車に遠い位置から同羽根
    車に近づくにつれて徐々に大きくなるようにして、前記
    旋回羽根を設けることを特徴とする請求項1又は2に記
    載のターボ形ポンプの吸込口部構造。
  4. 【請求項4】 前記旋回羽根の側面部を、前記吸込口部
    の半径方向から前記羽根車の反回転方向側に傾斜させる
    ようにして、前記旋回羽根を設けることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか1つに記載のターボ形ポンプの吸
    込口部構造。
  5. 【請求項5】 前記吸込口部の軸線方向に垂直な前記旋
    回羽根の断面形状が、同旋回羽根の突端部から前記吸込
    口部の内壁部に近づくにつれて徐々に幅広となるように
    形成することを特徴とする請求項4に記載のターボ形ポ
    ンプの吸込口部構造。
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