JP2002113931A - シリアルプリンタ - Google Patents

シリアルプリンタ

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JP2002113931A
JP2002113931A JP2000310515A JP2000310515A JP2002113931A JP 2002113931 A JP2002113931 A JP 2002113931A JP 2000310515 A JP2000310515 A JP 2000310515A JP 2000310515 A JP2000310515 A JP 2000310515A JP 2002113931 A JP2002113931 A JP 2002113931A
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JP2000310515A
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English (en)
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Yasuhiro Oshima
康裕 大島
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリアルプリンタのキャリッジを活用して、
プリンタの現在の動作モードが分るようにする。 【解決手段】 キャリッジ17の走行可能領域の左端と
右端の2箇所に、キャリッジ17が待機するためのホー
ムポジション18、19を設ける。プリンタ10が現在
とっている動作モードに応じて、2つのホームポジショ
ン18、19を使い分ける。例えば、ロール紙を用いて
印刷する「ロール紙モード」では左側のホームポジショ
ン18を用い、カットット紙を用いて印刷する「カット
紙モード」では右側のホームポジション19を用いる。
プリンタのコンソールに動作モードを示す表示器が無く
ても、キャリッジ17が居るホームポジションから現在
の動作モードが分る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、シリアルプリンタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】シリアルプリンタでは、一本の走行路上
を往復走行できるキャリッジに印刷ヘッドがマウントさ
れ、印刷中はキャリッジにより、印刷ヘッドが用紙に対
して左右に往復移動させられる。印刷が終わると、キャ
リッジは、走行路の一端のホームポジションと呼ばれる
位置まで移動して、次の印刷までホームポジションで停
止したまま待機している。ホームポジションには、通
常、印刷ヘッドの手入れ又は保護のためのヘッドメンテ
ナンス機構が設けられている。また、ホームポジション
は、印刷中の印刷ヘッドの位置を測定するための基準点
としても使われることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、プリ
ンタの低価格化のために、プリンタの部品点数は減らさ
れる傾向にある。例えばプリンタのコンソールから、ス
イッチ類が減らされ、表示器が除去される。その一方
で、プリンタにはより高い性能やより多くの機能が要求
されている。その結果、コンソール上の1つのスイッチ
が複数の操作に対応せざる得なくなり、コンソールを見
ただけではプリンタの状態を把握することが困難になる
など、ユーザにとって不便な状況が生じている。
【0004】一例として、カット紙とロール紙の双方が
使えるマルチ用紙機能をもったシリアルプリンタを想定
する。このプリンタのコンソールには、スイッチがたっ
た2個あるだけで、表示器は無かったとする。カット紙
を使用するモードとロール紙を使用するモードでは、待
機時にコンソール上のスイッチで行なう用紙操作の種類
が異ってくる。例えば、カット紙モードでは、給紙と排
紙が行えれば良いが、ロール紙モードでは、給紙、ティ
アオフ(tear off)、ティアオフ解除及びペーパバック
アウトなどの異なる用紙操作が必要になる。当然に、ス
イッチの使い方は、カット紙モードとロール紙モードで
は違ってくる。しかし、コンソール上に表示器がないた
め、プリンタを見ただけでは、ユーザはプリンタの現在
の動作モードがカット紙モードかロール紙モードか分ら
ない。よって、コンソール上のスイッチの使い方を間違
える可能性が高い。
【0005】従って、本発明の目的は、コンソール上に
表示器がなくても、プリンタを見れば、プリンタの現在
の動作モードが分るようにすることにある。
【0006】本発明の別の目的は、シリアルプリンタの
キャリッジを活用して、プリンタの現在の動作モードが
分るようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に従うシリアルプ
リンタは、キャリッジの走行可能領域の複数箇所に、所
定の複数の動作モードにそれぞれ対応付けられた、キャ
リッジの待機のための複数のホームポジションを有す
る。そして、プリンタの制御回路は、所定の複数の動作
モードの中から1つの動作モードを選択し、選択した動
作モードに応じた制御を行うと共に、待機時には、その
選択した動作モードに対応したホームポジションでキャ
リッジを待機させる。
【0008】このシリアルプリンタによれば、待機時に
キャリッジが停止することになるホームポジションの位
置が、動作モードによって異なる。その結果、ユーザ
は、待機時にキャリッジが何処で停止しているかを見る
ことで、現在の動作モードがどれであるかが分る。
【0009】好適な実施形態では、いずれのホームポジ
ションも、そこにキャリッジが長く止まり続けていられ
るように構成されている(例えば、インクジェットプリ
ンタに関しては、印刷ヘッドかインク漏れを防止したり
インク吐出ノズルを保護したりするためにキャッピング
装置などが設けられている)。
【0010】好適な実施形態では、プリンタの所定箇所
に上記複数の動作モードをそれぞれ表す複数のラベル又
はマークが付けられていて、キャリッジがどのホームポ
ジションに位置しているかに応じて、そのとき選択され
ている動作モードを表す一つのラベル又はマークが、プ
リンタのケーシングに開けられた表示用窓、キャリッジ
それ自体、或いはキャリッジに付けられた矢印などによ
って、指し示されるようになっている。
【0011】好適な実施形態では、キャリッジの走行可
能領域の左右両側の端部にそれぞれホームポジションが
設けられている。そして、左側と右側のホームポジショ
ンのどちらを用いるかによって、所定の2つの動作モー
ド、例えば、カット紙を用いるカット紙モードと、ロー
ル紙を用いるロール紙モードとを区別して示すようにな
っている。2つのホームポジションがキャリッジ走行可
能領域の全く反対側の端部にあるので、ユーザは、その
2つのホームポジションを区別し易く、動作モードを識
別することが容易である。
【0012】好適な実施形態では、プリンタのコンソー
ル上の操作スイッチによって行える制御動作が、動作モ
ードによって異なるようになっている。このような場
合、ユーザはプリンタの現在の動作モードが何であるか
を把握してないと、操作スイッチを正しく操作すること
ができないのであるが、キャリッジの待機位置から現在
の動作モードが簡単に分るので、どの動作モードであっ
ても、操作スイッチを正しく操作することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態にか
かるシリアルプリンタの平面図である。このシリアルプ
リンタは、パーソナルコンピュータ等のホスト装置と接
続され、ホスト装置から印刷ジョブデータを受信して印
刷を行うものである。
【0014】図1に示すシリアルプリンタ10は、パー
ソナルコンピュータ等のホスト装置30と接続され、ホ
スト装置30から印刷ジョブデータを受信して印刷を行
うものである。図1に示すように、このシリアルプリン
タ10は、内部にキャリッジ17や制御回路27や紙送
り機構など収納された本体11と、この本体11に取り
つけれたカット紙用の給紙トレイ12、及び排紙トレイ
14などを有する。また、ロール紙13の給紙部も、例
えば給紙トレイ12の下方などに設けられている。
【0015】本体11は、その外表部にケーシング15
を有する。ケーシング15のコンソール部には、2個の
スイッチ、すなわち、モードスイッチ25と操作スイッ
チ26が設けられている。モードスイッチ25も操作ス
イッチ26も、例えば自己復帰型の押しボタンスイッチ
であり、本体11内の制御回路27に接続されている。
【0016】本体11のケーシング15の内側には、ガ
イドレール16に沿って図中左右方向に往復走行するキ
ャリッジ17や、制御回路27や、紙送り機構(図示省
略)などが収容されている。キャリッジ17は、印刷ヘ
ッドを有し、また、このプリンタ10がある種のインク
ジェットプリンタでである場合には、インクカートリッ
ジもこのキャリッジ17に含まれる。本明細書では、印
刷ヘッドやインクカートリッジなど、一体になって走行
する部品を一纏めにして、キャリッジ17と呼ぶ。
【0017】キャリッジ17のガイドレール16に沿っ
た走行可能領域の右側と左側の両方の端部に、待機中に
キャリッジ17を停止させておくための場所であるホー
ムポジション18、19がある。そして、この左右のホ
ームポジション18、19のいずれにも、印刷ヘッドの
手入れ又は保護を行うためのヘッドメンテナンス機構
(例えば、ヘッドクリーニング機構やヘッドキャッピン
具装置などであり、図示は省略する)が設けられてい
る。
【0018】キャリッジ17のガイドレール16に沿っ
た走行可能領域のうち、左右のホームポジション18、
19の間に挟まれた領域は、そこにカット紙又はロール
紙が通されてその用紙表面をキャリッジ17が往復走行
することで印刷が行われる印刷領域である。そして、ケ
ーシング15の上記印刷領域に対応した部分に、キャリ
ッジ17の動きや印刷の進行状況をユーザが観察できる
ようにするための大きい観察窓22が開けられている。
【0019】また、キャリッジ17のユーザから見える
外表面には、「ロール紙」及び「カット紙」とそれぞれ
記された2枚のラベル20、21が貼付(又は印刷)さ
れている。そして、左側ホームポジション18にキャリ
ッジ17が停止しているときの「ロール紙」ラベル20
の位置に対応するケーシング15の部分に、その「ロー
ル紙」ラベル20に合わせたサイズの左側表示窓23が
開けられている。さらに、右側ホームポジション19に
キャリッジ17が停止しているときの「カット紙」ラベ
ル21の位置に対応するケーシング15の部分に、その
「カット紙」ラベル21に合ったサイズの右側表示窓2
4が開けられている。従って、キャリッジ17が左側ホ
ームポジション18で停止しているときには、左側表示
窓23に「ロール紙」と表示されることになり、また、
キャリッジ17が右側ホームポジション19で停止して
いるときには、右側表示窓24に「カット紙」と表示さ
れることになる。
【0020】本体15内の制御回路27は、後に詳述す
るように、ロール紙を用いて印刷する「ロール紙モー
ド」と、カット紙を用いて印刷する「カット紙モード」
の2つの動作モードを有し、各動作モードの制御を行
う。制御回路27は、ホスト装置30から印刷ジョブデ
ータが入るのを待っている待機時において、モードスイ
ッチ25がユーザに押されると、「ロール紙モード」か
ら「カット紙モード」へ又はその逆へと、動作モードを
切り換える。そして、制御回路27は、「ロール紙モー
ド」においては、待機時にキャリッジ17を左側ホーム
ポジション18に停止させておき、そのため、左側表示
窓23に「ロール紙」と表示される。また、制御回路2
7は、「カット紙モード」においては、待機時にキャリ
ッジ17を右側ホームポジション19に停止させてお
き、そのため、右側表示窓24に「カット紙」と表示さ
れる。この表示から、ユーザは現在の動作モードがどれ
であるかが分る。
【0021】また、制御回路27による、待機時に操作
ボタン26が押されたときの制御や、印刷ジョブデータ
が入ったときの制御なども、「ロール紙モード」と「カ
ット紙モード」で異なる。制御回路27による制御の具
体的なことは以下に説明する。
【0022】図2は、制御回路27が行う動作モード選
択の処理流れを示す。
【0023】図2に示されるように、このプリンタ10
の電源が投入されると(S1)、制御回路27は、動作
モードをデフォルトのモード、例えば「カット紙モー
ド」に初期設定する(S2)。そして、制御回路27
は、キャリッジ17を右ホームポジション18に位置さ
せ、そこで停止させ待機させる(S3)。このとき、図
1に示した右側表示窓24に「カット紙」と表示され
る。その後、印刷ジョブデータがまだ入って来ない待機
状態において、ユーザが図1に示したモードスイッチ2
5を押すと(S4でYes)、制御回路27は、動作モ
ードを「ロール紙モード」に変更し(S5)、そして、
キャリッジ17を左ホームポジション19に移動させ、
そこで停止させ待機させる(S6)。これにより、図1
に示した右側表示窓23に「ロール紙」と表示される。
その後、待機状態において、再びモードスイッチ25が
押されると(S7でYes)、制御回路27は、動作モ
ードを「カット紙モード」に切り換え(S2)、キャリ
ッジ17を右ホームポジション18に移動させそこで待
機させる(S3)。このようにして、待機状態におい
て、モードスイッチ25を押される都度、制御回路27
は、動作モードを「カット紙モード」と「ロール紙モー
ド」の間で切り換える。
【0024】図3は、図2のステップS3で「カット紙
モード」で待機状態に入った後、図1に示す操作ボタン
26が押されたときと、ホスト装置から印刷ジョブデー
タが入ってきたときの、制御回路27の制御の流れを示
す。
【0025】図3に示すように、「カット紙モード」で
待機状態にあるとき(S10)、操作スイッチ26が押
されると(S11でYes)、制御回路27は、そのと
きまだ給紙が為されていなければ、つまり、印刷領域に
カット紙がセットされていなければ(S12でNo)、
給紙トレイ12から1枚のカット紙を給紙して上記印刷
領域にセットする(S14)。また、操作スイッチ26
が押されたとき、既に給紙済みであれば(S12でYe
s)、制御回路27は、排紙を行う、つまり印刷領域に
今セットされているカット紙を排紙トレイ14へ排出す
る(S14)。
【0026】このように、「カット紙モード」の待機状
態では、操作スイッチ26が押される都度、カット紙の
給紙と排紙が交互に行われる。
【0027】また、「カット紙モード」で待機状態にあ
るとき(S10)、ホスト装置から印刷ジョブデータが
入ってくると(S15でYes)、制御回路27は、待
機を解除して印刷制御に入る(S16以降)。この印刷
制御では、まず、入ってきた印刷ジョブデータの指定す
る動作モード(「カット紙モード」か「ロール紙モー
ド」か)をチェックする(S16)。それが「カット紙
モード」であれば、その印刷ジョブデータに従って印刷
処理を行う(S17)。この印刷処理では、まず、
(未だ給紙がなされてなければ)カット紙を給紙し、
そのカット紙に画像を印刷し、そして、印刷の終わっ
たカット紙を排出する、という〜の動作を、必要印
刷枚数だけ繰り返す。
【0028】「カット紙モード」での印刷処理が終わる
と、、制御回路27は、キャリッジ17を右側ホームポ
ジションへ戻して停止させ、再び待機状態になる(S1
8)。
【0029】また、入ってきた印刷ジョブデータの指定
する動作モードが「カット紙モード」ではなく「ロール
紙モード」であった場合には(S16でNo)、制御回
路27は、動作モードを「ロール紙モード」に変更し
(S19)そして、次に説明する図4にステップ29で
示す「ロール紙モード」での印刷処理へ進む。
【0030】図4は、図2のステップS6で「ロール紙
モード」の待機状態に入った後、図1に示す操作ボタン
26が押されたときと、ホスト装置30から印刷ジョブ
データが入ってきたときの、制御回路27の制御の流れ
を示す。
【0031】図4に示すように、「ロール紙モード」で
待機状態にあるとき(S20)、操作スイッチ26が押
されると(S21でYes)、制御回路27は、そのと
きまだロール紙13の給紙が為されていなければ、つま
り、印刷領域にロール紙13がセットされていなければ
(S22で「未給紙」)、ロール紙13を送り出して上
記印刷領域にセットする(S23)。また、操作スイッ
チ26が押されたとき、最近過去に行われた操作が上記
ステップS23の給紙か、又は後述するステップS29
の印刷処理であった場合には(S22で「給紙のみ
済」)、制御回路27は、そのロール紙の印刷済みの前
方部分を、排紙トレイ14に設けられたカッタ(図示省
略)でティアオフ(切り取る)できるようにするため
に、そのロール紙を所定処理だけ前方に送り出す(S2
4の「ティアオフ」処理)。
【0032】また、操作スイッチ26が押されたとき、
最近過去に行われた用紙操作が上記ステップS24のテ
ィアオフ処理であった場合には(S22で「ティアオ
フ」)、制御回路26は、そのロール紙を上記所定距離
だけ後方へ巻き戻して、ステップS24のティアオフ処
理を行う前の位置に戻す(S25の「ティアオフ解除」
処理)。また、操作スイッチ26が押されたとき、最近
過去に行われた用紙操作が上記ステップS25のティア
オフ解除処理であった場合には(S22で「ティアオフ
解除」)、制御回路26は、そのロール紙を完全に巻き
戻して、未給紙の状態にする(S26の「ペーパバック
アウト」処理)。
【0033】このように、「ロール紙モード」の待機状
態では、操作スイッチ26が押される都度、ロール紙の
給紙、ティアオフ処理、ティアオフ解除処理及びペーパ
バックアウト処理が順番に行われる。
【0034】また、「ロール紙モード」で待機状態にあ
るとき(S20)、ホスト装置から印刷ジョブデータが
入ってくると(S27でYes)、制御回路27は、待
機を解除して印刷制御に入る(S28以降)。この印刷
制御では、まず、入ってきた印刷ジョブデータの指定す
る動作モード(「カット紙モード」か「ロール紙モー
ド」か)をチェックする(S28)。それが「ロール紙
モード」であれば、その印刷ジョブデータに従って印刷
処理を行う(S29)。この印刷処理では、まず、
(未だ給紙がなされてなければ)ロール紙を給紙し、
そのロール紙を送り出しつつ画像を印刷していく。
【0035】「ロール紙モード」での印刷処理が終わる
と、制御回路27は、キャリッジ17を左側ホームポジ
ションへ戻して停止させ、再び待機状態になる(S3
0)。
【0036】また、入ってきた印刷ジョブデータの指定
する動作モードが「ロール紙モード」ではなく「カット
紙モード」であった場合には(S28でNo)、制御回
路27は、動作モードを「カット紙モード」に変更し
(S31)そして、前述した図3にステップ17で示し
た「カット紙モード」での印刷処理へ進む。
【0037】以上の説明から分るように、「ロール紙モ
ード」と「カット紙モード」では、操作スイッチ26を
押したときの制御を始めとして、プリンタ10の諸動作
が違ってくる。そして、「ロール紙モード」と「カット
紙モード」の切り換えは、ユーザがマニュアル操作で行
う場合もあるし、入って来た印刷ジョブデータの指示で
自動的に行われることもある。しかし、いずれにして
も、「ロール紙モード」と「カット紙モード」ではキャ
リッジ17のホームポジションが異なるため、プリンタ
10のコンソールに動作モードを示す表示器が特に無く
ても、ユーザは、キャリッジ17が左右いずれ側のホー
ムポジションを用いているかを見ることで、現在の動作
モードがいずれであるかを容易に把握することができ
る。
【0038】図5は、キャリッジ17のホームポジショ
ンの選択によって、現在の動作モードを表示するための
構成の変形例を示す。
【0039】この図に示した変形例では、プリンタ10
のケーシング15の外表面の、左右の表示窓23、24
の近傍に、「ロール紙」ラベル20及び「カット紙」ラ
ベル21が貼付(又は印刷)されている。キャリッジ1
7の左右の表示窓20、21に対応する位置に、矢印ラ
ベル28が貼付(又は印刷)されている。キャリッジ1
7がホームポジション18又は19に居ると、「ロール
紙モード」か「カット紙モード」かが分る。
【0040】なお、上述した動作モードを分かり易く表
示するためのラベル20、21、28は、絶対に必要と
いうわけではない。それらのラベルが無くても、キャリ
ッジ17が左右のいずれのホームポジション18又は1
9を用いているかということだけで、動作モードを区別
するようにしてもよい。
【0041】また、上記実施形態では、「ロール紙モー
ド」と「カット紙モード」という用紙の使い分けに関す
る動作モードで、キャリッジのホームポジションを使い
分けているが、これは一例に過ぎない。他の種類の動作
モード、例えば、プリンタのステータスが正常であるか
エラー発生であるか、或いは、ホスト装置とオンライン
で結ばれているかオフライン状態であるか、などの動作
モードを区別して示すために、キャリッジのホームポジ
ションを使い分けてもいい。また、ホームポジション
は、必ずしも、キャリッジ走行可能領域の左右の両端で
ある必要もない。さらに、ホームポジションの使い分け
で区別する動作モードは、3種類以上であっても良い。
【0042】図6に示す変形例では、キャリッジ走行可
能領域の右端の近傍に、左右位置が若干ずれた複数箇所
(図6の例では3箇所)のホームポジション41、4
2、43が設けられている。そして、それらのホームポ
ジション41、42、43が、複数の動作モード(図6
の例ではエラー発生モード、カット紙モード、ロール紙
モードの3モード)で使い分けられる。キャリッジ17
上の矢印ラベル28が、キャリッジ17が位置するホー
ムポジション41、42、43に応じて、「エラー」、
「カット紙」及び「ロール紙」のラベル44、45、4
6をそれぞれ指し示す。
【0043】以上、本発明の一実施形態を説明したが、
これは本発明の例示のための説明であって、本発明の範
囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明
は、他の様々な実施形態でも実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるシリアルプリンタ
の平面図。
【図2】制御回路27が動作モードを選択する制御の流
れを示すフローチャート。
【図3】図2のステップS3で「カット紙モード」の待
機状態に入った後、図1に示す操作ボタン26が押され
たときと、ホスト装置30から印刷ジョブデータが入っ
てきたときの、制御回路27の制御の流れを示すフロー
チャート。
【図4】図2のステップS6で「ロール紙モード」の待
機状態に入った後、図1に示す操作ボタン26が押され
たときと、ホスト装置30から印刷ジョブデータが入っ
てきたときの、制御回路27の制御の流れを示すフロー
チャート。
【図5】キャリッジ17のホームポジションの選択によ
って、現在の動作モードを表示するための変形例を示す
平面図。
【図6】キャリッジ17のホームポジションの選択によ
って、現在の動作モードを表示するための別の変形例を
示す平面図。
【符号の説明】
10 シリアルプリンタ 11 プリンタの本体 12 カット紙の給紙トレイ 13 ロール紙 14 排紙トレイ 15 本体のケーシング 16 ガイドレール 17 キャリッジ 18 左側ホームポジション 19 右側ホームポジション 20 「ロール紙」ラベル 21 「カット紙」ラベル 22 観察窓 23 左側表示窓 24 右側表示窓 25 モードスイッチ 26 操作スイッチ 27 制御回路 28 矢印ラベル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリッジの走行可能領域の複数箇所に
    それぞれ設けられ、所定の複数の動作モードにそれぞれ
    対応付けられた、キャリッジの待機のための複数のホー
    ムポジションと、 所定の複数の動作モードの中から1つの動作モードを選
    択し、選択した動作モードに応じた制御を行うと共に、
    待機時には、前記選択した動作モードに対応したホーム
    ポジションでキャリッジを待機させる制御回路とを備え
    たシリアルプリンタ。
  2. 【請求項2】 各ホームポジションが、そこにキャリッ
    ジが止まり続けていられるように構成されている請求項
    1記載のシリアルプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記キャリッジがどのホームポジション
    に位置しているかに応じて選択的に指し示されるように
    なった、前記複数の動作モードをそれぞれ表した複数の
    ラベル又はマークを更に備えた請求項1記載のシリアル
    プリンタ。
  4. 【請求項4】 キャリッジの走行可能領域の両側の端部
    に2つのホームポジションを備えた請求項1記載のシリ
    アルプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記複数の動作モードとして、カット紙
    を用いるカット紙モードと、ロール紙を用いるロール紙
    モードを有する請求項1記載のシリアルプリンタ。
  6. 【請求項6】 プリンタのコンソールに操作スイッチを
    備え、前記制御回路が、前記操作スイッチが操作された
    ときに行う制御動作を、動作モードによって違えるよう
    になっている請求項1記載のシリアルプリンタ。
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