JP2002111103A - 光ファイバ共振器 - Google Patents

光ファイバ共振器

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JP2002111103A
JP2002111103A JP2000297473A JP2000297473A JP2002111103A JP 2002111103 A JP2002111103 A JP 2002111103A JP 2000297473 A JP2000297473 A JP 2000297473A JP 2000297473 A JP2000297473 A JP 2000297473A JP 2002111103 A JP2002111103 A JP 2002111103A
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optical fiber
bobbin
coupler
resonator
fiber resonator
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JP2000297473A
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Kazufumi Takahashi
和文 高橋
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Yokogawa Denshikiki Co Ltd
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Yokogawa Denshikiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバや高分岐比カプラとを同一温度環
境下に置いて共振周波数の安定化を図る。 【解決手段】 光ファイバ2と該光ファイバ2に光を入
出力する高分岐比カプラ3とを単一のボビン1に収容す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に共振型光ファ
イバジャイロ等に適用される光ファイバ共振器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、船舶や航空機等の航走体
の慣性回転速度(角速度)を検出する手段としてジャイ
ロが用いられてるが、近年、より高精度かつダイナミッ
クレンジの広いジャイロとして、光ファイバ共振器を用
いた共振型光ファイバジャイロが研究されている。この
共振型光ファイバジャイロは、例えば電子情報通信学会
誌別冊(Vol.73 No.2 pp.149-16 1990)等に記載されて
いるように、サニャック効果(Sagnac effect)に基づ
いて航走体の角速度を検出するものであり、すなわち航
走体がある角速度で旋回した場合に光が光ファイバ共振
器内を一方方向に1周する時間と逆方向に1周する時間
とに差異が生じる現象に基づいて航走体の角速度を検出
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、共振型光フ
ァイバジャイロでは、このような光ファイバ共振器内を
逆方向に伝搬する光の時間差を光ファイバ共振器の共振
周波数(共振波長)の差異として検出することにより航
走体の角速度を検出する。したがって、光ファイバ共振
器の主光路を形成する閉ループ状の光ファイバ、及び該
光ファイバに光を入出力するために上記光ファイバの一
部に介挿される高分岐比カプラ(光ファイバ共振器の光
路の一部を形成する)に物理的なストレスを加えると、
共振周波数が変動し、この結果、航走体の角速度を精度
良く検出することができなくなる。また、上記光ファイ
バや高分岐比カプラの周囲温度が変化すると、光ファイ
バや高分岐比カプラの屈折率が変化して、この場合にも
共振周波数が変動する。
【0004】しかし、従来の共振型光ファイバジャイロ
では、光ファイバや高分岐比カプラとを十分に同一温度
環境下に置くことができなかったため、十分な共振周波
数の安定度を実現することができなかった。
【0005】本発明は、上述する問題点に鑑みてなされ
たもので、以下の点を目的とするものである。 (1)光ファイバや高分岐比カプラとを同一温度環境下
に置いて共振周波数の安定化を図る。 (2)精度良く航走体の角速度を測定することが可能な
共振型光ファイバジャイロを実現する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、第1の手段として、光ファイバと該光
ファイバに光を入出力するフォトカプラとを単一のボビ
ンに収容するという手段を採用する。
【0007】また、第2の手段として、上記第1の手段
において、ボビンは、光ファイバが巻回される巻回部と
該巻回部の近傍にフォトカプラを収容するカプラ収容部
とを備えるという手段を採用する。
【0008】第3の手段として、上記第1または第2の
手段において、ボビンに熱伝導性が高い材料を選定する
という手段を採用する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係わる光ファイバ共振器の一実施形態について説明す
る。
【0010】図1は本実施形態の斜視図、また図2は正
面図(a)、側面図(b)、上面図(c)及びA−A線
断面図(d)である。これらの図において、符号1はボ
ビン、2は光ファイバ、3は高分岐比カプラ(フォトカ
プラ)、4はフィルムヒータ、5は温度センサである。
ボビン1は、無底円筒状(リング状)に形成され、その
材質は熱伝導性が高いアルミニウム合金である。このボ
ビン1の外周面つまり一定幅を有する円形の帯状面に
は、光ファイバ2を巻回するための巻回部1aと、高分
岐比カプラ3を収容するためのカプラ収容部1bと、温
度センサ5を収容するためのセンサ収容部1cとがそれ
ぞれ形成されている。
【0011】すなわち、ボビン1の外周面は、図示する
ようにその一部が円形帯状の巻回部1aとされ、この巻
回部1aに所定長さの光ファイバ2が巻回状態に収容さ
れるようになっている。また、同じくボビン1の外周面
において上記巻回部1aの横に沿う位置には、図示する
ように外周面の一部を切り欠くことによりカプラ収容部
1bが形成され、また当該カプラ収容部1bとは異なる
巻回部1aの横に沿う位置には同じく外周面の一部を切
り欠くことによりセンサ収容部1cが形成されている。
【0012】このように本光ファイバ共振器は、光ファ
イバ2の極力近傍に高分岐比カプラ3及び温度センサ5
を配置して単一のボビン1に収容するように構成されて
いる。なお、当該ボビン1は、A−A線断面図(d)に
示すように外径がφ123(mm)かつ幅が20(m
m)であり、比較的小型に形成されている。
【0013】光ファイバ2は、所定長さを有し、その両
端は高分岐比カプラ3の各入出力端子に融着接続されて
いる。すなわち、この光ファイバ2は、高分岐比カプラ
3を一部に含む状態でループ状の光導波路を形成するも
のである。高分岐比カプラ3は、光ファイバ2に光を入
出力するものであり、合計4つの光入出力端子を備えた
4端子カプラである。高分岐比カプラ3の両端部には、
各々一対の光入出力端子が設けられており、このうち各
端部の一方の光入出力端子は上記光ファイバ2の各端部
にそれぞれ融着接続され、各端部の他方の光入出力端子
は、本光ファイバ共振器の外部に設けられた光源及び受
光器に接続されるようになっている。
【0014】フィルムヒータ4は、ボビン1の内周面全
体に亘って貼設されており、円筒状のボビン1の各部を
均一に加熱するものである。すなわち、フィルムヒータ
4と光ファイバ2とは、熱伝導性の高いボビン1を挟ん
で該ボビン1の全周面に亘って対向配置されているの
で、フィルムヒータ4によって光ファイバ2の各部を均
一に加熱する。温度センサ5は、ボビン1の温度(正確
には光ファイバ2の温度)を検出するものであり、上述
したセンサ収容部1cに収容されるものである。
【0015】上記フィルムヒータ4によるボビン1(正
確には光ファイバ2)の加熱状態、つまりフィルムヒー
タ7に通電される電流量は、温度センサ5の検出値に基
づいてフィードバック制御されるようになっている。こ
のようなフィードバック制御の主体である加熱制御回路
は、本光ファイバ共振器の付属装置として設けられてい
る。
【0016】ここで、上記ボビン1に光ファイバ2を巻
回する場合、まず高分岐比カプラ3の各端部の一方の光
入出力端子に一定長の光ファイバ2a,2bを融着接続
した状態とし、高分岐比カプラ3をカプラ収容部1bに
固定する。そして、上記光ファイバ2a,2bを巻回部
1aにそれぞれ逆回りに巻回し、その端部同士を融着接
続してポリイミドチューブを被せ、図3に示すようにボ
ビン1の端面に接着固定する。なお、上記端部同士を融
着接続する際、光ファイバ2a,2bの各長さが等しく
なるように配慮することにより、光ファイバ2(光ファ
イバ2aと光ファイバ2bとから構成される。)内を伝
搬する光の共振周波数の安定性(共振特性)を向上させ
ることができる。
【0017】次に、図4を参照して本光ファイバ共振器
の外装構成について説明する。この図において、6は磁
気シールド容器、7は低熱伝導性容器である。本光ファ
イバ共振器は、円筒状の磁気シールド容器6を最外装と
しており、該磁気シールド容器6の内側に設けられた低
熱伝導性容器7内に光ファイバ2が巻回されたボビン1
が固定収納されるようになっている。すなわち、光ファ
イバ2が巻回されたボビン1は、低熱伝導性容器7と磁
気シールド容器6とによって2重にカバーされている。
【0018】磁気シールド容器6は、各々に一端面が開
放状態の有底円筒状に形成された第1金属カバー6Aと
第2金属カバー6Bとから構成され、低熱伝導性容器7
は、同様に各々に一端面が開放状態の有底円筒状に形成
された第1樹脂カバー7Aと第2樹脂カバー7Bとから
構成されている。上記第1金属カバー6A及び第2金属
カバー6Bは、高透磁率の材料であるパーマロイから形
成されている。一方、第1樹脂カバー7A及び第2樹脂
カバー7Bは、熱伝導性の低いポリエーテルイミド(あ
るいはユピタール)から形成されている。
【0019】本光ファイバ共振器は、組立図(c)に示
すようにボビン1を挟んで第1樹脂カバー7Aと第2樹
脂カバー7Bとの各開放端を突き合わせることにより、
第1樹脂カバー7Aと第2樹脂カバー7Bとによって形
成される空間内にボビン1を収納するようになってい
る。また、第1金属カバー6Aと第2金属カバー6Bと
の各開放端を突き合わせることにより、第1樹脂カバー
7Aと第2樹脂カバー7Bとからなる低熱伝導性容器7
を磁気シールド容器6内の空間に収納するようになって
いる。
【0020】このように構成された光ファイバ共振器に
よれば、温度センサ5の検出値に基づくフィルムヒータ
4のフィードバック制御により、ボビン1(正確には光
ファイバ2)の温度は常に一定に保持される。ここで、
光ファイバ2と高分岐比カプラ3とは、単一のボビン1
に収容された状態で低熱伝導性容器7の内空に収納され
るので温度環境が同一である。したがって、光ファイバ
2と高分岐比カプラ3とを異なる温度環境下に置いた場
合と比較して、光ファイバ2と高分岐比カプラ3との温
度差に起因する共振周波数の安定性(共振特性)の悪化
を是正することができる。
【0021】また、ボビン1が熱伝導性の低いポリエー
テルイミド(あるいはユピタール)から形成された低熱
伝導性容器7内に収納されるので、低熱伝導性容器7の
内空の温度環境は、低熱伝導性容器7の外部の温度変動
による外乱を受け難いので、該外乱による温度変動が生
じにくい。さらに、低熱伝導性容器7の外側が磁気シー
ルド容器6によって覆われているので、外部の磁界が光
ファイバ2内を伝搬する光の共振特性に外乱を与えるこ
とを防止することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる光
ファイバ共振器によれば、光ファイバと該光ファイバに
光を入出力するフォトカプラとを単一のボビンに収容す
るので、光ファイバとフォトカプラとの温度官許を同一
化することが可能であり、よって共振特性の安定化を図
ることが可能である。また、このような光ファイバ共振
器を用いて共振型光ファイバジャイロを構成することに
より、航走体の角速度を精度良く測定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の要部構成を示す斜視図
である。
【図2】 本発明の一実施形態の要部構成を示す正面
図、右側面図、上面図及びA−A線断面図である。
【図3】 本発明の一実施形態における光ファイバの巻
回状態を示す斜視図である。
【図4】 本発明の一実施形態における外装構成を示す
斜視図、部分断面斜視図及び組立図である。
【符号の説明】
1……ボビン 1a……巻回部 1b……カプラ収容部 1c……センサ収容部 2……光ファイバ 3……高分岐比カプラ(フォトカプラ) 4……フィルムヒータ 5……温度センサ 6……磁気シールド容器 6A……第1金属カバー 6B……第2金属カバー 7……低熱伝導性容器 7A……第1樹脂カバー 7B……第2樹脂カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G01C 19/72 H01S 3/04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ(2)と該光ファイバ(2)
    に光を入出力するフォトカプラ(3)とを単一のボビン
    (1)に収容することを特徴とする光ファイバ共振器。
  2. 【請求項2】 ボビン(1)は、光ファイバ(2)が巻
    回される巻回部(1a)と該巻回部(1a)の近傍にフ
    ォトカプラ(3)を収容するカプラ収容部(1b)とを
    備えることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ共振
    器。
  3. 【請求項3】 ボビン(1)に熱伝導性が高い材料を選
    定することを特徴とする請求項1または2記載の光ファ
    イバ共振器。
JP2000297473A 2000-09-28 2000-09-28 光ファイバ共振器 Withdrawn JP2002111103A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007234711A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Totoku Electric Co Ltd 光源
JP2013190322A (ja) * 2012-03-14 2013-09-26 Japan Aviation Electronics Industry Ltd リングレーザジャイロ

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20071204