JP2002109540A - バッジ識別方法 - Google Patents

バッジ識別方法

Info

Publication number
JP2002109540A
JP2002109540A JP2001194794A JP2001194794A JP2002109540A JP 2002109540 A JP2002109540 A JP 2002109540A JP 2001194794 A JP2001194794 A JP 2001194794A JP 2001194794 A JP2001194794 A JP 2001194794A JP 2002109540 A JP2002109540 A JP 2002109540A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
badge
pixels
color
pixel
boundary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001194794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4712231B2 (ja
Inventor
Paul A Beardsley
ポール・エイ・ベアズリィー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Research Laboratories Inc
Original Assignee
Mitsubishi Electric Research Laboratories Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US09/628,461 external-priority patent/US6647142B1/en
Application filed by Mitsubishi Electric Research Laboratories Inc filed Critical Mitsubishi Electric Research Laboratories Inc
Publication of JP2002109540A publication Critical patent/JP2002109540A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4712231B2 publication Critical patent/JP4712231B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 カメラにより取得された場面の連続画像の中
でバッジを動的に識別する。 【解決手段】 連続画像中の各画像301は多数の画素
を含み、各画素は色と強度を有している。各画像301
はスキャンされ、境界画素311が検出される。境界画
素311に隣接する画素は連結され、画素の連結領域が
決定される。連結領域の内側境界が求められ、楕円が内
側境界に適合される。楕円内の内部画素は円形状に歪ま
せられ、複数のスポーク341が、歪ませられた内部画
素に適合され、着色セグメントを識別する。その時、一
意な同一性が着色セグメントに従って各バッジに関連付
けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】発明の分野本発明は、一般に
識別バッジの読み取り、より詳細にはカメラおよびビジ
ョンシステムを用いる着色バッジの読み取りに関する。
【0002】
【従来の技術】発明の背景 ほとんどの従来技術の機械で読み取り可能なバッジ、例
えばバーコードおよび磁気ストライプは、バッジとバッ
ジ読取装置との間をある程度接近させる必要があり、そ
の際に1つのバッジしか読み取れない。
【0003】1999年7月13日出願のPCT特許出
願第WO 00/04711号「画像識別および配信シ
ステム」には、個人識別のためのセグメント化タグが記
載されている。そこでは、カラー写真がグレースケール
(無彩色)画像に変換され、その上でエッジ検出が実行さ
れる。このシステムはRGBからHSV色への変換とセ
グメンテーション(分割)も行なう。エッジ検出および色
検出の結果が論理積演算され、識別タグの表示を提供す
る。このシステムはタグ外周および中心領域の外径もチ
ェックする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このシステムには多く
の欠点がある。第1に、このシステムは単独の画像でし
か作動しない。第2に、このシステムはバッジを着用し
ている個人が識別されることを必要とする。第3に、カ
メラをバッジに向ける必要がある。第4に、カメラは、
カメラマン、システムオペレータ、または無線信号によ
って作動する必要がある。第5に、バッジは正面から撮
影されねばならない。第6に、このシステムはリアルタ
イムで画像を処理しない。
【0005】従って、離れた場所から読み取り得る機械
読み取り可能なバッジ、および複数のバッジを同時に読
み取ることができ、かつバッジを様々な角度から読み取
ることができるシステムを提供することが望まれてい
る。さらに、人間の介入なしでシステムがリアルタイム
で受動的に作動することが望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明の概要 本方法は、カメラにより取得された場面の連続画像の中
でバッジを動的に識別する。連続画像中の各画像は多数
の画素を含み、各画素は色と強度を有している。各画像
はスキャンされ、境界画素が検出される。境界画素に隣
接する画素は連結され、画素の連結領域が決定される。
連結領域の内側境界が求められ、楕円が内側境界に適合
される。楕円内の内部画素は円形状に歪ませられ、複数
のスポークが、歪ませられた内部画素に適合され、着色
セグメントを識別する。その時、一意な同一性が着色セ
グメントに従って各バッジに関連付けられる。
【0007】境界画素は境界色および第1のしきい値よ
り大きい強度を有し、かつ隣接画素は境界色および第2
のしきい値より大きい強度を有し、第1のしきい値は第
2のしきい値よりも大きい。各画像の画素は、左から右
および上から下の順でスキャンされる。内側境界を検出
するため、連結領域内の画素は前方および左方向にたど
られる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるバッジ識別
システム300を示す。システム300は、会議会場の
展示ブース101に設置し得る。システムは1つ以上の
カメラ102に接続されている。好ましくは、カメラは
デジタル式である。カメラは様々な位置に設置し得る。
各カメラは場面の連続画像を同時に取得する。展示ブー
スは、拡声器などの出力機器105を含み得る。
【0009】システムは、カメラの前の場面104中に
ある、または入ってくる個人または物品に取り付けられ
たバッジ200を動的にリアルタイムで検出する。バッ
ジ200は、個人または物品を一意的に識別するために
用いられる。バッジの識別は、マーケティングまたは追
跡の目的で用いられ得る。利点として、システムはリア
ルタイムで作動し、一度に複数のバッジを識別し、オペ
レータを必要とせずに悪い照明条件下でも正しく作動し
得る。バッジは、自動車、列車、または製品などの他の
移動物体にも取り付けられることに注目すべきである。
さらなる利点として、バッジはカメラに対して正確に垂
直に向けられる必要はない。
【0010】カメラ102は、三菱電機株式会社製「a
rtificial retina」(AR)、部品番
号M64289Uとし得る。ARは、352×288個
の感色性画素を有するCMOS画像センサーである。A
Rチップは、低電力消費で高性能を達成し得る。ビジョ
ンシステムは、三菱電機株式会社製シングルチップCM
OSマイクロコンピュータ、部品番号M32000D4
AFPをベースとし得る。チップは、32ビットプロセ
ッサおよび2MBのDRAMと4KBのバイパスキャッ
シュを含んでいる。カメラとコントローラは数十ドルで
入手でき、妥当なコストで大衆市場訴求力を有する比較
的簡単な構成要素に対するニーズを満たす。システム3
00は、以下でより詳細に説明されるバッジ識別方法を
実行する。
【0011】識別バッジ 図2に示されるように、識別バッジ200には以下の特
性がある。識別バッジの境界(縁)領域201は、既知の
背景色、例えば白である。境界201は、正面から見た
時、形状はほぼ円形である。角度を付けて見た時、バッ
ジ形状は楕円形に見えるであろう。境界領域201の内
部境界202は、種々の色にセグメント化された内部領
域を囲んでいる。
【0012】セグメント(区分)数は2〜12とすること
ができ、バッジサイズによってはより大きくし得る。実
施の形態のバッジには6つのセグメントがある。「キ
ー」セグメント203の色は黒であり、他のセグメント
の色は、どのような任意の選択された色、例えば赤、
青、緑、黄、およびオレンジにもし得る。キーセグメン
トは、バッジの他の着色セグメント解読の開始点の決定
に用いられる。複数のセグメントを同色にし得る。従っ
て、5つの着色されたセグメントおよび5つの使用可能
な色があるとすると、一意的カラーコーディングの数は
5、すなわち3125通りである。システム300
は、セグメント数が異なるバッジを正しく識別でき、従
って例えば4、5、および6セグメントのバッジを同時
に用いて一意な識別数の全体数を増大させることができ
る。
【0013】以下で説明される識別方法は、シャツまた
はその他の衣類の表面に印刷された識別バッジに適用で
きる。バッジは、製品もしくは乗り物、手荷物、あるい
は一意な識別による恩恵を受け得るどのようなものにも
取り付けまたは印刷し得る。
【0014】検出方法 図3は、バッジ識別システム300により実行されるス
テップを示す。
【0015】潜在的なバッジ境界の識別 この方法は、1台以上のカメラにより取得された連続画
像の各画像301を処理する。連続画像中の各画像は、
最初にバッジがその場面内にあるかどうかを検出し、第
2にその着色パターンに従ってバッジを識別するため
に、以下のように処理される。
【0016】最初に、この方法は各画像301中の境界
画素(B)311を検出310しようとする。境界画素
は、バッジの「境界」色、例えば白に実質的に類似する
色およびT1より大きい強度を有している。様々な照明
条件に適応させるため、カメラおよびビジョンシステム
は、特定の照明条件について境界色を検出するように校
正され得る。
【0017】潜在的境界画素は、各画素列について画像
の左上隅の画素から始め右下隅の画素で終わるように、
上から下の順に左から右へスキャンすることにより位置
が突き止められる。以下で説明される色類似性試験は、
境界画素の検出に用いられる。
【0018】境界画素が検出されるとすぐに、以下で説
明されるように連結構成要素解析320が実行される。
連結構成要素解析は、さらなる境界画素が色類似性試験
をパスし、かつしきい値T2(T2<T1)より大きい強
度を有している限り、境界画素に連結したさらなる境界
画素を受け入れる。このステップは、ピクセル・バイ・
ピクセル(画素毎)領域成長と呼ばれ得る。
【0019】境界画素の検出および連結すなわち領域成
長が繰り返し続き、各画像のすべての画素について、1
つ以上の連結領域(CR)321を生成する。各連結領
域は、他の領域から分離されている。各連結領域は、潜
在的なバッジ境界である。
【0020】各画像中の画素のスキャン、検出、および
連結の繰り返しの間、すでに境界画素と認識された画素
すなわち連結領域内の画素はスキップされる。
【0021】連結構成要素解析の欠くことのできない部
分は、連結した境界画素のすぐ外側および内側の画素の
「マーキング」である。これらの画素は、色類似性試験
または強度値試験に落ちたか、あるいは画像の最端部に
ある。これらの画素は、ドーナツの内側および外側の境
界のように、内側および外側の境界を決定する。境界お
よび連結画素は以下の方法でさらに処理される。
【0022】その外側境界に違いない単一の境界を有す
る境界画素の連結領域にはもはや関心はなく無視され
る。なぜなら、「穴」が全くないからである。複数の境
界を有する連結領域は、内部の非領域「穴」を囲んでい
るにちがいなく、次段落で説明されるようにさらに処理
を受ける。
【0023】境界画素をその全長に渡ってたどるために
任意のルールが定義され、例えば、内側および外側の境
界は、関連する連結境界領域が前方方向の左側にあるよ
うに、常にたどられる。境界は、任意の開始点から始め
てたどられ、開始点からの前方方向の変化を表す積分値
は保持される。処理が境界チェーンの開始点へ戻るころ
までには、積分値は、境界が連結画素の領域の内側の境
界か外側の境界かによって、2πラジアンまたは−2π
ラジアンになるであろう。従って、内側境界に対応する
境界は区別でき、これらは以下の楕円適合段階に渡され
る。
【0024】色類似性試験 上記で用いられた色類似性試験により、RGB値Cp=
(Rp,Gp,Bp)を有する画像中の画素が、RGB
値Ct=(Rt,Gt,Bt)を有する目標色に類似す
るかどうかが測定される。境界のための目標境界色は白
が選択される。この試験は照明の変化に対してある程度
不変である。単位3ベクトルcp=Cp/mag(C
p)が画素色について計算される。式中、mag(C
p)はCpの大きさである。同様に、単位3ベクトルc
t=Ct/mag(Ct)が目標色について計算され
る。ドット積D=cp・ctが計算される。もしドット
積Dがしきい値τを超えるときは、色Cpは目標境界色
Ctに類似するものとして受け入れられる。
【0025】領域境界への楕円の適合 受け入れられた各内側境界について、例えば、Fitzgibb
onの楕円適合法およびRANSACアルゴリズム(Fitz
gibbon et al. in "Ellipse Fitting: DirectLeast Squ
are Fitting Of Ellipses," IEEE Trans. PAMI, Vol.2
1, No 5, May 1999, Fischler et al. "RANSAC: Rando
m Sample Consensus: a paradigm for model fitting w
ith application to image analysis and automated ca
rtography," Commun. Assoc. Comp. Mach., Vol 24, 19
81を参照)を用いて楕円ε331がチェーンに適合33
0される。
【0026】各内側境界について、RANSACアルゴ
リズムは複数の起こりうる楕円解を生成し、その各々が
どれほどうまく適合するかに従ってスコアが記録され
る。最も高スコアの楕円が、特定の結合チェーンに最も
適合するものとして保持される。
【0027】連続画像中のいかなる画像301中のいか
なるバッジ200も、遠近法的歪みを受けている可能性
がある。例えば、円形バッジは、これがカメラに関して
正面位置から傾いている場合には、透視投影下では楕円
に見えるであろう。従って、アフィン変換が楕円中の画
素に適用される。言い換えると、アフィン変換は、画像
の内側画素を歪ませ、それによってそれらが再び円形を
有するようになる。従って本発明では、バッジとカメラ
との間での垂直方向の位置付けを必要としない。
【0028】バッジの内側セグメントへの「スポーク」
の適合 ステップ340では、以下のようにスポーク341を適
合させることにより、各バッジの境界内の色セグメント
が識別される。最初に、アフィン変換を用いて、バッジ
の標準形、言い換えるとセグメントを有する円形バッ
ジ、を各楕円331にマッピングする。この変換は、対
応する楕円内の各バッジセグメントの位置を定義する。
しかしながら、この変換はバッジの未知の回転までにつ
いてのみ既知である。すなわち、画像データを楕円中に
適合させるための、バッジ「スポーク」つまりセグメン
ト境界の正確な回転は、当初わかっていないということ
である。
【0029】次に、測度(measure)Mが定義される。測
度Mはバッジの個々のセグメントについて決定される。
測度Mは、セグメント中の多くの画素が類似した色であ
る場合には値が比較的低く、セグメント中の画素が異な
る色の場合には、値が比較的高い。
【0030】次に、各セグメントについてMが測定さ
れ、全セグメントのMの合計は、Msumとして保存さ
れる。測度は以下で定義される。
【0031】未知の回転量を説明するため、新たなアフ
ィン変換が定義され、これもバッジの標準形を楕円にマ
ッピングするが、スポークの回転が異なる。再度、Ms
umが決定される。
【0032】これはスポークのすべての可能な回転につ
いて繰り返される。例えば、この工程は、完全な1回転
について10度間隔で36回繰り返し得る。Msumの
最小値を与える回転は、各セグメントの内側部分が類似
色の画素から成っていることを保証する観点から、バッ
ジの標準形と楕円との間の最良のマッピングを決定す
る。このように、バッジのスポークは、観察された画像
データに適合される。
【0033】測度Mの定義 特定の楕円を有するバッジセグメントの整列を仮定すれ
ば、楕円内の画素は、最初に、バッジの各セグメントご
とに1グループとしてグループ化される。これらのグル
ープ、すなわちクラスターは次に、これらのクラスター
の中心と共に、RGB空間において近い画素のクラスタ
ーを識別するためにK−Medoidクラスタリング(K
-Medoid clustering)を受ける。
【0034】次に、バッジのセグメントjについてすべ
ての画素Pjを取る。計算された各クラスター中心につ
いて、その中心からの全画素Pjの総距離を求める。す
べてのクラスター中心について、PMINjと呼ばれ
る、この距離の最小値を見出す。すべてのバッジセグメ
ントについてPMINjの合計を取る。これが測度Mで
ある。
【0035】カラーコーディングの識別 ステップ340のスポーク適合は、バッジ中の着色セグ
メントの相対的位置からカラーコーディング(ID)3
09を識別350するために用いられる。各セグメント
について、そのセグメント中の画素のRGB値を取り、
メドイド(medoid)(n次元測定値の中央値であって、こ
の場合は3次元RGB値)を求める。強度が最も低いメ
ドイドは、黒い「キー」セグメント203を決定する。
他のすべてのセグメントのメドイドは、あり得るすべて
のバッジの色について事前に保存されている色値と比較
され、最もよく一致したものが各セグメントの色を決定
する。種々のセグメントの色が決定された後に、バッジ
に関連付けられた一意な識別が着色セグメントの配置に
より決定される。
【0036】システム300は、種々のカメラの使用、
および種々の照明条件下におけるバッジ色の外観変化に
対して強い。このシステムは、画像中のバッジ直径が約
15画素に減少するまで作動し続ける。このことは、2
40×240画素の画像を捕らえる平均的なカメラを仮
定すると、直径約12cmのバッジをカメラから約3メ
ートルの距離までで検出できることを意味する。その範
囲は、より大きいバッジまたはより高解像度のカメラに
より増大する。
【0037】適用 ここで説明されたカラーコーディングされたバッジの識
別には、多様な用途がある。
【0038】バッジは、屋内または屋外での人々の追跡
に用い得る。例えば、人が建物へ入る際、その人に一意
なカラーコーディングを有するバッジを割り当て得る。
種々の入口または種々の部屋に設置されたカメラは、人
が入口を通る際、または部屋へ入る際にこれを検出し、
この情報をデータベースに記録し得る。本発明は、いか
なるカメラもバッジに向ける必要がないことに留意すべ
きである。バッジが場面に入るとすぐ、システムはバッ
ジを自動的に検出する。
【0039】多くの団体には、会議および展示会におけ
る多くの個人との定期的な集まりがあり、そこでは会員
企業によって製品が販売または展示される。そのような
会議は、多くの会社にとり重要なマーケティング手段で
ある。これらおよびその他の集まりへの出席者は合計数
千人にもなることがあり、会議のスポンサーおよび参加
企業は、出席者に関する詳細な情報を入手することを望
む。従って、出席者の氏名、社名および住所、ならびに
目視で容易に読み取れる情報および/またはコンピュー
タ操作される機器で容易にスキャンまたは読み取りでき
る情報を識別バッジが含むことが、しばしば必要とされ
る。例えば、本発明のシステムは、どの個人が会議のど
のエリアを訪れているかを追跡することができ、さらに
はバッジが現れた連続画像の数をカウントすることによ
り、その個人が特定の場所にどのくらいの時間とどまっ
ているのかさえも追跡できる。このシステムは、個人が
種々の場所を訪れた順序も知ることができる。
【0040】バッジは、着用者の欲求または好みに関す
る情報を表すことができ、それにより自動的なリアルタ
イム対話システムがバッジ着用者を支援し得る。例え
ば、スポーツスタジアムまたは劇場に到着する人に、カ
ラーコーディングでその人の座席を示すバッジが渡され
る。様々な入口および公共の通過エリアでのカメラを利
用するこのシステムは着用者を観察し、対話的に、例え
ばディスプレイまたはスピーカー105を介した音声案
内により、着用者を割り当てられた座席エリアへ案内す
る。同様に、旅行者は正しいバスライン、列車のプラッ
トホーム、または上陸ゲートへ案内され得る。
【0041】バッジは、物品の位置の記録にも用い得
る。例えば、自動車が多層階式駐車場に入る際に、カラ
ーコーディングしたバッジを車の屋根に取り付け得る。
天井の高架式カメラが自動車の最終的な駐車位置を記録
する。ドライバーは、車を離れる際にそのバッジを屋根
から取る。ドライバーが駐車場へ戻り、対話システムに
バッジを提示すると、ドライバーは本来の駐車スペース
にある自動車まで自動的に案内される。
【0042】物品の位置の追跡を容易にするためにバッ
ジを物品に取り付けることもできる。バッジは、不規則
に動き、追跡しづらい物品の追跡に用い得る。見る人に
は、物品の不規則な動きが自動的にキャンセルされた安
定した光景が与えられる。
【0043】バッジが人または物品の同一性(識別)を記
号化する適用分野の支援において、現在活動中のバッジ
のカラーコーディングのデータベースを維持することが
望まれる。例えば、ある人物が建物に入り、一意的なバ
ッジを割り当てられると、そのバッジはデータベース中
に活動中として登録される。その人物が建物を出て、バ
ッジを返却すると、そのバッジはデータベースから自動
的に除去される。これにより、無効または偽造バッジの
自動チェックが可能になる。
【0044】バッジを付けた人々/物品の画像を観察者
がリアルタイムで見ているような適用分野への支援にお
いては、より意味のある形でバッジのカラーコーディン
グについての情報を提供するため、画像を合成的にオー
バーレイすることがより望ましい。例えば、建物内の人
々を観察しているシステムでは、バッジの元の見え方
を、それが観察者に対して表示される際に、「スタッ
フ」または「ビジター」という単語の上張りで取り替え
るようにできる。
【0045】これまで本発明のいくつかの実施の形態お
よびいくつかの変更態様ならびにそれらの変化について
説明してきたが、上記は単に例示のためのものであって
限定するものではなく、例としてのみ提示されたもので
あることは、当業者にとり明白なことは当然である。多
くの変更態様およびその他の実施の形態は、当分野の通
常技術の1つの範疇にあるものであり、添付の特許請求
の範囲およびその同等物に定義される範囲に入るものと
予測される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるバッジ識別システムのブロック
図である。
【図2】 図1のシステムで用いられるバッジである。
【図3】 図2のバッジを識別するために図1のシステ
ムで用いられる方法のフローチャートである。
フロントページの続き (71)出願人 597067574 201 BROADWAY, CAMBRI DGE, MASSACHUSETTS 02139, U.S.A. Fターム(参考) 5C054 AA01 CC02 CH01 CH08 EA01 FC08 FC12 HA00 5L096 AA02 BA02 CA02 EA07 FA15 HA09 JA11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各画像が多数の画素を含み各画素は色お
    よび強度を有する、カメラにより取得された場面の連続
    画像中でバッジを動的に識別するための方法であって、 バッジの境界を検出し、 楕円を前記境界に適合させ、 前記楕円内部の画素を円形に歪ませ、 前記歪まされた画素から着色セグメントを識別し、 前記着色セグメントに従って、一意な同一性を各バッジ
    に関連付ける、 ことからなるバッジ識別方法。
  2. 【請求項2】 境界画素は境界色および第1のしきい値
    より大きい強度を有しており、かつ隣接画素は境界色お
    よび第2のしきい値より大きい強度を有しており、前記
    第1のしきい値は前記第2のしきい値よりも大きい請求
    項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 各画像の画素を左から右および上から下
    への順でスキャンすることをさらに含む請求項1に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 内側境界を検出するために前方向および
    左方向に連結領域中の画素をたどることをさらに含む請
    求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 各画像の各画素が色値Cp=(Rp,G
    p,Bp)を有し、かつ境界色がCt=(Rt,Gt,
    Bt)であって、 単位3ベクトルcp=Cp/mag(Cp)を求め(式
    中、mag(Cp)はCpの大きさ)、 境界色の単位3ベクトルct=Ct/mag(Ct)を
    求め、さらに 特定の画素が境界色を有するかどうかを判定するため、
    ドット積D=cp・ctがしきい値τより大きいかどう
    かを測定する、 ことをさらに含む請求項2に記載の方法。
  6. 【請求項6】 複数のカメラが同時に複数の場面の複数
    の連続画像を取得し、 複数の場面の中でバッジを追跡することをさらに含む請
    求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 場面中のバッジの位置に応じて、出力を
    介してフィードバックを提供することをさらに含む請求
    項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 バッジが個人に取り付けられる請求項1
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】 場面中で、複数のバッジが同時かつ動的
    に識別される請求項1に記載の方法。
JP2001194794A 2000-07-31 2001-06-27 バッジ識別方法 Expired - Fee Related JP4712231B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/628461 2000-07-31
US09/628,461 US6647142B1 (en) 1999-08-19 2000-07-31 Badge identification system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002109540A true JP2002109540A (ja) 2002-04-12
JP4712231B2 JP4712231B2 (ja) 2011-06-29

Family

ID=24518973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001194794A Expired - Fee Related JP4712231B2 (ja) 2000-07-31 2001-06-27 バッジ識別方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4712231B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63271587A (ja) * 1987-04-28 1988-11-09 Kyoritsu:Kk コ−ドシステム
JPS6412390A (en) * 1987-07-06 1989-01-17 Toshiba Ceramics Co Display body with code consisting of graphic code
JPH0275091A (ja) * 1988-09-09 1990-03-14 Takayuki Murata 情報表示体
JPH0579232A (ja) * 1991-09-25 1993-03-30 Sharp Corp ドアの自動案内システム
JPH06331316A (ja) * 1993-05-21 1994-12-02 Canon Inc 3次元計測方法及び画像処理装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0525555U (ja) * 1991-06-06 1993-04-02 大成建設株式会社 同心円式カラーリングコードとその読取装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63271587A (ja) * 1987-04-28 1988-11-09 Kyoritsu:Kk コ−ドシステム
JPS6412390A (en) * 1987-07-06 1989-01-17 Toshiba Ceramics Co Display body with code consisting of graphic code
JPH0275091A (ja) * 1988-09-09 1990-03-14 Takayuki Murata 情報表示体
JPH0579232A (ja) * 1991-09-25 1993-03-30 Sharp Corp ドアの自動案内システム
JPH06331316A (ja) * 1993-05-21 1994-12-02 Canon Inc 3次元計測方法及び画像処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4712231B2 (ja) 2011-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6647142B1 (en) Badge identification system
US20200358984A1 (en) Method and System for Providing At Least One Image Captured By a Scene Camera of a Vehicle
JP4970195B2 (ja) 人物追跡システム、人物追跡装置および人物追跡プログラム
CN101669824B (zh) 基于生物特征识别的人与身份证同一性检验装置
US8254633B1 (en) Method and system for finding correspondence between face camera views and behavior camera views
CN108388882B (zh) 基于全局-局部rgb-d多模态的手势识别方法
US10380412B2 (en) Video based facial recognition for customer verification at touchless checkout
JP3584334B2 (ja) 人間検出追跡システムおよび人間検出追跡方法
Krotosky et al. Mutual information based registration of multimodal stereo videos for person tracking
US11138420B2 (en) People stream analysis method, people stream analysis apparatus, and people stream analysis system
US20060140453A1 (en) Three-dimensional ear biometrics system and method
CN107657639A (zh) 一种快速定位目标的方法和装置
CN107615298A (zh) 人脸识别方法及系统
CN110443898A (zh) 一种基于深度学习的ar智能终端目标识别系统及方法
JP2019009752A (ja) 画像処理装置
CN110796100B (zh) 步态识别方法、装置、终端及存储装置
KR20110128574A (ko) 이미지내 생체 얼굴 인식 방법 및 인식 장치
Yao et al. Face detection and location based on skin chrominance and lip chrominance transformation from color images
CN105095867A (zh) 基于深度学习的快速动态人脸提取、识别方法
Zhang et al. Indoor space recognition using deep convolutional neural network: a case study at MIT campus
CN108921881A (zh) 一种基于单应性约束的跨摄像头目标跟踪方法
KR102248706B1 (ko) 지능형 영상 분석 기술에 기반한 통합 교육 관리 시스템 및 그 방법
Hanzl et al. Analyses of human behaviour in public spaces
Geng et al. Low-observable targets detection for autonomous vehicles based on dual-modal sensor fusion with deep learning approach
KR102617756B1 (ko) 속성 기반 실종자 추적 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080523

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110128

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110323

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees