JP2002109439A - 電子決済システム、icカード、決済装置、及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

電子決済システム、icカード、決済装置、及びそのプログラムを記録した記録媒体

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JP2002109439A
JP2002109439A JP2000301281A JP2000301281A JP2002109439A JP 2002109439 A JP2002109439 A JP 2002109439A JP 2000301281 A JP2000301281 A JP 2000301281A JP 2000301281 A JP2000301281 A JP 2000301281A JP 2002109439 A JP2002109439 A JP 2002109439A
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Takashi Yano
隆志 矢野
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パスワードや生体情報の不正な記録を防止
し、不正な決済を防止することによりセキュリティを向
上させた電子決済システムを提供することを目的とす
る。 【解決手段】ICカードを用いて電子決済を行う電子決
済システムであり、利用者によって予めICカードに入
力された個人情報や取引額等の情報を用いて電子決済に
おける処理を行う。個人情報はパスワードや生体情報で
あり、これにより個人認証を行う。取引額等の情報は取
引限度額や取引額であり、ICカードから取引限度額や
取引額を決済装置に送信することにより、不正な取引額
による取引が行われることを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商取引によって発
生する購入代金、使用料等の決済をネットワークやIC
カードを利用して行う電子決済に関する。
【0002】
【従来の技術】電子決済にはネットワーク型電子決済と
カード型電子決済がある。ネットワーク型電子決済は仮
想世界の商取引に使用され、電子財布と呼ばれる概念の
ソフトウェアで貨幣価値の保存、転送を行う。カード型
電子決済は実世界の商取引に使用することができ、メモ
リーで貨幣価値の保存を行う。本発明はこれらのうちの
カード型電子決済、特にICカードを利用したカード型
電子決済を対象としており、以下、カード型電子決済の
従来技術について説明する。
【0003】カード型電子決済には、クレジットカード
型、電子マネー型、キャッシュカード型の3種類の方式
がある。
【0004】クレジットカード型におけるカードはクレ
ジット会社が発行し、決済は25−55日後に所有者の
銀行口座から引き落とされ、取引先の銀行口座に振り込
まれることにより行われる。クレジットカード型では本
人認証にサインを用いるので支払に手間がかかり、使用
は一般的に高額の取引に限定される。
【0005】電子マネー型には例えばビザ・キャッシ
ュ、モンデックス、プロトン、スーパーキャッシュ等が
あり、電子マネーは主に金融機関が発行する。電子マネ
ー型で使用するカードが記憶しているのは貨幣価値情報
であり、カードを使用する際には本人確認の必要はな
く、他人の使用もできる。決済は貨幣価値情報の転送で
リアルタイムに行われ、主に少額取引に用いられる。
【0006】電子マネー型では、店頭端末における目視
による金額確認と確認ボタンの操作(決済がその場で完
結し証拠が残らないため)が必要であること等のため、
あまり普及していない。
【0007】キャッシュカード型には例えばデビットカ
ードがあり、カードは主に金融機関が発行する。本人確
認は所有者のパスワード(例えば銀行口座暗証番号)で行
われ、決済はリアルタイムに所有者の銀行口座から引き
落とされ取引先の銀行口座に振り込まれる。預金残高以
上の取引はできず、主に少額取引に用いられる。
【0008】キャッシュカード型における本人確認には
所有者のパスワード(銀行口座暗証番号)が用いられ、こ
れが盗まれると所有者の銀行口座の預金が危険にさらさ
れると言う問題点がある。
【0009】さて、上記の電子決済システムには利用者
が用いるカードとして磁気カード等やICカードが用い
られる。磁気カード等を用いた場合にはユーザ認証をユ
ーザID(カードID)とパスワード(ユーザが入力する
パスワード)によって行っており、ユーザIDとパスワ
ードが容易に傍受されるという問題がある。一方、IC
カードは磁気カード等と比較して情報の読みだしが困難
であり、偽造も困難である。また、暗号処理を行うこと
により、パスワードによるユーザ認証を暗号アルゴリズ
ムを用いて行い、更に、耐タンパー性を持たせる(漏洩
電磁波のシールド等)ことにより、磁気カード等と比較
してユーザ認証能力と偽造防止能力が高い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ICカ
ードを用いた電子決済システムでも、利用者はICカー
ドの所有者であることを証明するために店頭端末にパス
ワードを入力することが必要である。この時、パスワー
ドを第三者に見られる可能性があり、また、店頭端末に
直接パスワードを入力するために悪意によって改造され
た店頭端末によってパスワードの記録を取られる可能性
がある。従って、パスワードが盗まれる可能性があると
いう問題点がある。パスワードが盗まれると不正な架空
の決済が行われる可能性がある。
【0011】指紋等の生体情報の認識技術であるバイオ
メトリックスもユーザ認証に使用されてきているが、こ
の場合にも、ICカードの所有者であることの証明に店
頭端末で生体情報を読み取る必要があり、悪意によって
改造された店頭端末によって生体情報を記録される可能
性がある。
【0012】また、上記従来の技術によると、ICカー
ド所有者に提供する情報と異なる情報を決済センターに
提供することにより不正な決済(異なる金額の決済)が行
われる可能性があるという問題点がある。これはパスワ
ードや生体情報が盗まれなくても起こりうる。
【0013】更に、店頭端末へのパスワード入力に時間
がかかり、営業効率に影響を及ぼすという問題がある。
また、クレジットカード型ではサインの処理に時間を要
し、電子マネー型では店頭端末へのパスワード入力、金
額確認ボタンの操作に時間を要し、キャッシュカード型
では金額確認ボタンの操作に時間を要するという問題点
がある。
【0014】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、パスワードや生体情報の不正な記録を防止し、不
正な決済を防止することによりセキュリティを向上さ
せ、更に店頭端末における操作時間を短縮させた電子決
済システムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は次のように構成することができる。
【0016】請求項1に記載の発明は、ICカードを用
いて電子決済を行う電子決済システムであって、利用者
によって予めICカードに入力された情報を用いて電子
決済における処理を行う。
【0017】本発明によれば、予めICカードに入力さ
れた情報を用いるので、改造された店頭端末等により入
力情報が記録されるという問題点を解消でき、セキュリ
ティーを向上させることができる。また、改造された店
頭端末等の不正により実際と異なる取引額による決済が
行われることを防止することが可能となる。
【0018】請求項2に記載の発明は、請求項1の記載
において、前記情報は個人情報であり、該個人情報を用
いてICカードの認証処理を行うようにする。
【0019】本発明によれば、特に、パスワード等の個
人情報が改造された店頭端末等により記録されるという
問題点を解消できる。
【0020】請求項3に記載の発明は、請求項2の記載
において、前記電子決済システムは認証装置を有し、前
記認証処理において、前記ICカードは属性情報を認証
装置に送信し、該認証装置は認証信号を該ICカードに
送信し、該ICカードは該認証信号と前記個人情報を含
む情報に演算を施し、認証応答信号を生成して該認証装
置に送信し、該認証装置が該認証応答信号を用いて認証
を行う。これにより、ICカード利用者の認証を、個人
情報が傍受されることなく行うことができる。
【0021】請求項4に記載の発明は、請求項2又は3
の記載において、前記ICカードに入力された個人情報
を一回の取引における使用に限定する。
【0022】本発明により、個人情報が盗まれる危険を
防止することができる。
【0023】請求項5に記載の発明は、請求項2ないし
4のうちいずれか1項の記載において、前記個人情報は
パスワード又は生体情報であるとする。パスワード又は
生体情報を用いることにより、個人認証を行うことがで
きる。
【0024】請求項6に記載の発明は、請求項1の記載
において、前記情報は取引の額に関する情報であり、該
取引の額に関する情報を用いて決済処理を行うか否かを
判断する。
【0025】本発明によれば、改造された店頭端末等を
用いた不正により実際と異なる取引額による決済が行わ
れることを防止することが可能となる。
【0026】請求項7に記載の発明は、請求項6の記載
において、前記電子決済システムは店頭端末と決済装置
を有し、前記取引の額に関する情報は取引限度額であ
り、前記ICカードは取引限度額を決済装置に送信し、
決済装置は、該取引限度額を受信し、店頭端末からIC
カードの利用者の取引額を含む取引要求を受信し、該取
引額が前記取引限度額を超える場合に該取引要求を拒絶
する。
【0027】本発明によれば、取引額が取引限度額を超
えることがなくなり、不正や過誤により過大な取引額に
よる決済が行われることを防止できる。
【0028】請求項8に記載の発明は、請求項6の記載
において、前記電子決済システムは店頭端末と決済装置
を有し、前記取引の額に関する情報は取引額であり、前
記ICカードは取引額を決済装置に送信し、決済装置
は、該取引額を受信し、前記店頭端末からICカードの
利用者の取引額を含む取引要求を受信し、ICカードか
ら受信した取引額と前記店頭端末から受信した取引額と
を比較し、それらが一致しない場合には該取引要求を拒
絶する。
【0029】本発明によれば、不正により実際と異なる
取引額による取引要求がなされた場合でも、その取引要
求は拒絶されるため、取引の安全を確保でき、セキュリ
ティーを高めることができる。また、店頭端末における
金額確認が不要となるため、操作が容易になり、利用者
の利便性が向上するとともに、店における業務効率も向
上する。
【0030】請求項9に記載の発明は、請求項6の記載
において、前記電子決済システムは店頭端末を有し、前
記取引に関する情報は取引限度額であり、前記電子決済
システムが電子マネー型である場合において、前記店頭
端末に装着されたICカードに、該店頭端末から取引限
度額を超える取引要求がある場合に該ICカードは該取
引要求を拒絶する。
【0031】本発明によれば、請求項7と同様の作用効
果を得ることができる。
【0032】請求項10に記載の発明は、請求項6の記
載において、前記電子決済システムは店頭端末を有し、
前記取引に関する情報は取引額であり、前記電子決済シ
ステムが電子マネー型である場合において、前記店頭端
末に装着されたICカードに、前記店頭端末から前記取
引額と異なる取引額による取引要求がある場合に該IC
カードは該取引要求を拒絶する。
【0033】本発明によれば、請求項8と同様の作用効
果を得ることができる。
【0034】請求項11に記載の発明は、店頭端末を有
する電子決済システムで使用するICカードであって、
テンキーと、テンキーを用いて入力された情報を保持す
る手段と、該情報を店頭端末に送信する手段とを有す
る。
【0035】本発明によれ、上記電子決済システムでの
使用に適したICカードを提供することができる。
【0036】請求項12に記載の発明は、請求項11の
記載において、テンキーを用いて入力された情報を表示
するディスプレイを更に有する。これにより入力を確認
することができる。
【0037】請求項13に記載の発明は、請求項11の
記載において、入力された情報を所定の処理の後に削除
する手段を更に有する。本発明によれば、処理の度に新
たに情報を入力することとなるので、セキュリティーを
高めることができる。
【0038】請求項14に記載の発明は、請求項12又
は13の記載において、消費税を算出するためのキーを
更に有する。これにより、正確かつ迅速に取引額を入力
することができる。
【0039】請求項15に記載の発明は、請求項11の
記載において、前記電子決済システムが電子マネー型で
ある場合において、前記情報として取引限度額を保持す
る手段と、店頭端末から取引限度額を超える取引要求が
ある場合に該取引要求を拒絶する手段とを更に有する。
本発明によれば、請求項9の電子決済システムでの使用
に適したICカードを提供できる。
【0040】請求項16に記載の発明は、請求項11の
記載において、前記電子決済システムが電子マネー型で
ある場合において、前記情報として取引額を保持する手
段と、店頭端末から前記取引額と異なる取引額による取
引要求がある場合に該取引要求を拒絶する手段とを更に
有する。本発明によれば、請求項10の電子決済システ
ムでの使用に適したICカードを提供できる。
【0041】請求項17に記載の発明は、ICカードを
用いて電子決済を行う電子決済システムにおける決済装
置であって、利用者によって予めICカードに入力され
た情報を受信し、その情報を用いて電子決済における処
理を行う。
【0042】本発明によれば、請求項1と実質的に同様
の作用効果を奏する。
【0043】請求項18に記載の発明は、請求項17の
記載において、前記情報は取引の額に関する情報であ
り、該取引の額に関する情報を用いて決済処理を行うか
否かを判断する手段を有する。
【0044】本発明によれば、請求項6と実質的に同様
の作用効果を奏する。
【0045】請求項19に記載の発明は、請求項18の
記載において、前記電子決済システムは店頭端末を有
し、前記取引の額に関する情報は取引限度額であり、前
記ICカードから取引限度額を受信する手段と、店頭端
末からICカードの利用者の取引額を含む取引要求を受
信する手段と、該取引額が前記取引限度額を超える場合
に該取引要求を拒絶する手段とを有する。
【0046】本発明によれば、請求項7と実質的に同様
の作用効果を奏する。
【0047】請求項20に記載の発明は、請求項18の
記載において、前記電子決済システムは店頭端末を有
し、前記取引の額に関する情報は取引額であり、前記I
Cカードから取引額を受信する手段と、店頭端末からI
Cカードの利用者の取引額を含む取引要求を受信する手
段と、ICカードから受信した取引額と前記店頭端末か
ら受信した取引額とを比較し、それらが一致しない場合
には該取引要求を拒絶する手段とを有する。
【0048】本発明によれば、請求項8と実質的に同様
の作用効果を奏する。
【0049】請求項21〜請求項24に記載の発明によ
れば、請求項17〜20の決済装置の処理を行うことに
適したプログラムを記録した記録媒体を提供することが
できる。
【0050】また、請求項25に記載の発明は、ICカ
ードを用いて電子決済を行う電子決済システムであっ
て、ICカードに所定の情報を入力する第1の端末と、
前記ICカードから所定の情報を取り出して操作部から
入力された取引の情報に関する情報とともに送信する第
2の端末とを有する。
【0051】本発明によれば、請求項1に記載の発明と
実質的に同様の作用効果を奏する。
【0052】
【発明の実施の形態】[第1の実施例]図1に本発明の
実施例における電子決済システムの構成を示す。同図に
示すように、本電子決済システムは、認証センター1
(認証装置ともいう)、決済センター2(決済装置とも
いう)、取引先口座金融機関3、ICカード所有者口座
金融機関4、店頭端末5を有し、それぞれがネットワー
ク6に接続される。また、ICカード7は、店頭端末5
に装着されることによりネットワーク6を介してデータ
を送受信できる。
【0053】認証センター1はICカードの認証を行
い、決済センター2が決済処理を行う。取引先口座金融
機関3は、取引相手の口座を持つ金融機関であり、ある
物を購入した場合の代金はこの口座に振り込まれる。I
Cカード所有者口座金融機関4は、ICカード所有者の
口座を持つ金融機関であり、購入代金がここから引き落
としされる。
【0054】認証センター1と決済センター2は、クレ
ジットカード型ではクレジット会社にある。
【0055】また、一般的な電子マネー型ではパスワー
ド認証を行わないので認証センター1はないが、パスワ
ード認証を行う電子マネー型では認証センターが必要で
あり、本実施例においてはパスワード認証を行うものと
して説明する。電子マネー型における決済センター2は
銀行等のカード発行金融機関にあり、ICカード所有者
はカード発行金融機関に口座を作る。
【0056】キャッシュカード型では認証センター1と
決済センター2共に銀行等のカード発行金融機関にあ
り、この場合もICカード所有者はカード発行金融機関
に口座を作る。
【0057】認証センター1と決済センター2はそれぞ
れコンピュータを用いて実現することができる。図2に
決済センター2の構成例を示す。なお、認証センター1
も図2に示す構成と同様の構成をとることができる。図
2に示すように、決済センター2は、CPU(中央処理
装置)101、メモリ102、入力装置103、表示装
置104、CD−ROMドライブ105、ハードディス
ク106、通信処理装置107を有する。CPU101
は装置の全体を制御する。メモリ102はCPU101
で処理するデータやプログラムを保持する。入力装置1
03はキーボードやマウス等のデータを入力するための
装置である。表示装置104はディスプレイ等の装置で
ある。CD−ROMドライブ105はCD−ROM等を
駆動し、データやプログラムの読み出しを行う。ハード
ディスク106には、プログラムや、本発明の処理に関
わるデータが格納される。通信処理装置107によりデ
ータをネットワークを介して送受信する。また、データ
の保存等ためにMT装置を接続してもよい。本発明の電
子決済処理を実行するプログラムは、コンピュータに予
めインストールされていてもよいし、例えばCD−RO
Mに格納され、CD−ROMドライブ105を介してハ
ードディスク106にロードするようにしてもよい。プ
ログラムが起動されると、所定のプログラム部分がメモ
リ102に展開され、処理が実行される。
【0058】なお、認証センター1と決済センター2を
統合することも可能である。また、認証センター1と決
済センター2をカード発行金融機関から独立させ、電子
マネー/キャッシュカードの運営グループの運営とする
こともできる。
【0059】取引先口座金融機関3、ICカード所有者
口座金融機関4の構成及び動作は従来と同様である。
【0060】店頭端末5は、本体装置8とICカードを
装着するリーダーライター9を有する。本体装置8は例
えばコンピュータを用いて実現できる。また、本体装置
8をPOS端末としてもよい。また、本体装置とリーダ
ーライターを一体として構成することもできる。
【0061】ネットワーク6としては、例えばインター
ネット、回線交換ネットワーク、専用回線を使用するこ
とができる。
【0062】図1に示すように、ICカードとしては、
ディスプレイとテンキー付きICカード10、テンキー
付きICカード11、PDAや携帯電話とのインターフ
ェースを有するICカード12を使用できる。
【0063】ディスプレイとテンキー付きICカード1
0の構成を図3に示す。
【0064】ディスプレイとテンキー付きICカード1
0は、店頭端末等から信号や電力を受信するアンテナ2
1、信号の送受信を行うトランシーバ22、処理・制御
を行うCPU23、入力データ等を保持するRAM2
4、プログラムと秘密鍵を記憶するEPROM25(一
般的にはフラッシュメモリーが用いられる)、情報を入
力するためのテンキー26、テンキーからの入力を符号
化するテンキーエンコーダ27、情報を表示するLCD
(liquid crystal display)28、LCDを制御するデ
ィスプレイドライバ29、アンテナや電池内蔵ウォレッ
トから受信した電力を受電する受電器30、電力を蓄え
るキャパシタ31、受電器30からの電力とキャパシタ
31を切替えるための切替器32を有する。
【0065】上記の構成において、LCD28、ディス
プレイドライバ29を省略した構成とすることもでき、
その場合、アンテナを介してデータを送受信することに
よりPDAや携帯電話にディスプレイ機能を持たせるこ
とが可能である。
【0066】上記のように電源としてキャパシター31
又は二次電池を使用し、充電は接触型/非接触型ともに
次のようにして行うことができる。すなわち、電池内蔵
ウォレットに装着した状態で充電しながらキー操作を行
い電池内蔵ウォレットからICカードを取り外す。ま
た、電池内蔵ウォレットに装着して充電し、電池内蔵ウ
ォレットからICカードを取り外した状態でキー操作を
行うようにしてもよい。また、店頭端末のリーダーライ
ターに装着した時に充電してもよい。
【0067】図4にPDAや携帯電話とのインターフェ
ースを有するICカード12の構成を示す。同図に示す
ように、図3に示す構成からテンキーとLCDに関わる
部分を除いた構成をとる。この場合、EPROM25に
は、プログラムと秘密鍵と共に、携帯電話やPDAの認
証に用いる公開鍵を有する。また、PDAや携帯電話か
ら操作時に電力を供給することが可能である。
【0068】次に、本発明の第1の実施例における処理
手順を図5を用いて説明する。
【0069】まず、ICカード所有者はテンキー付きI
Cカード、ディスプレイ/テンキー付きICカード、又
はPDA、携帯電話等を用いて、ICカードにパスワー
ドを入力する(ステップ1)。パスワードの表示は " *
" 等の記号を用いるか " Enter " キー入力で消去され
る(ディスプレイなしのICカードではこの制御は不要
である。)。なお、パスワードや生体情報等の個人を証
明するための情報を本明細書では個人情報という。
【0070】次に、利用者はICカードを店頭端末のリ
ーダーライターに装着する(ステップ2)。なお、非接
触型ICカードを用いる場合は接近させるだけでよい。
【0071】続いて、ICカードは属性情報を認証セン
ターに送る(ステップ3)。属性情報を受信した認証セ
ンターは認証信号をICカードに送る(ステップ4)。
この認証信号は認証の度に異なる値をとる。認証信号を
受信したICカードは一回のパスワード入力に対して一
回のみ、認証信号とパスワードとを連結したデータに例
えば秘密鍵による暗号化を施して認証応答信号を生成
し、認証センターに送り返す(ステップ5)。上記の属
性情報は例えばカードIDである。
【0072】認証センターは認証応答信号を公開鍵で復
号化し、認証センターが有する当該ICカードの属性情
報に対するパスワードと、復号化して得たパスワードと
を比較して正しいことを確認すると、認証済信号を店頭
端末に送り(ステップ6)、認証応答信号が正しくない
ことを確認すると認証拒否信号を店頭端末に送る(ステ
ップ7)。
【0073】上記の例の認証処理の場合、認証センター
は図6に示すようなテーブルを有し、このテーブルに記
録されたパスワードと、演算によって得たパスワードと
の比較を行うことによってパスワード認証を行う。
【0074】なお、上記のようにパスワードを用いず、
認証センターから送信された認証信号を秘密鍵で暗号化
して認証センターに送り返し、認証センターがそれを復
号することでICカード自体の認証を行うことは可能で
ある。この場合のパスワードは、例えば、ICカードを
有効にするために使用できる。
【0075】ICカードが一回のパスワード入力に対し
て一回のみ認証を行うようにするには、例えば、図7に
示す処理を行う。すなわち、パスワードを入力し(ステ
ップ101)、上記の認証処理を行い(ステップ10
2)、認証処理が終了したらICカード内のパスワード
を削除する(ステップ103)。
【0076】上記の説明ではパスワードを例にとって説
明したが、指紋等の生体情報やその他の個人情報を認証
に使用する場合にも同様に処理を行うことが可能であ
る。
【0077】さて、パスワード認証処理以降の処理は電
子決済の方式により異なるので、それぞれについて分け
て説明する。
【0078】まず、クレジットカード型決済処理につい
て説明する。
【0079】ICカード所有者は店頭端末で取引金額を
確認し、正しければ確認ボタンを押す(ステップ1
1)。次に、店頭端末は決済センター(クレジット会社)
に取引額の支払を要求し(ステップ12)、決済センタ
ー(クレジット会社)は決済日に所有者の銀行口座から要
求額を引き落とし、取引先(加盟店)の口座に取引額から
手数料を減算した金額を振り込む(ステップ13)。
【0080】次に、電子マネー型決済処理について説明
する。
【0081】上記と同様に、ICカード所有者は店頭端
末で取引金額を確認し、正しければ確認ボタンを押す
(ステップ21)。次に、店頭端末はICカードの貨幣
価値情報を取引額だけ減算し取引先(加盟店)の貨幣価値
情報を加算し(ステップ22)、決済センター(カード
発行金融機関)に獲得した貨幣価値情報を送る(ステッ
プ23)。決済センター(カード発行金融機関)は取引先
(加盟店)の口座に貨幣価値情報の金額を振り込む(ステ
ップ24)。なお、手数料がある場合はそれを減算した
金額を振り込む。
【0082】次に、キャッシュカード型決済処理につい
て説明する。
【0083】ICカード所有者は店頭端末で取引金額を
確認し、正しければ確認ボタンを押す(ステップ3
1)。店頭端末は決済センター(カード発行金融機関)に
取引額の支払を要求し(ステップ32)、決済センター
(カード発行金融機関)は所有者口座から要求額を引き落
とし、取引先(加盟店)の口座にその金額を振り込む(ス
テップ33)。なお、手数料がある場合はそれを減算し
た金額を振り込む。
【0084】なお、上記の各決済センターは、各処理の
履歴の管理・報告等も行う。
【0085】[第2の実施例]次に、本発明の第2の実
施例について、図8を用いて説明する。
【0086】第2の実施例では、パスワードに加え、I
Cカードに取引限度額を入力する。これにより、取引限
度額を超える取引を防止することができ、安全に取引を
行うことができる。
【0087】まず、第1の実施例で説明したように、パ
スワードをICカードに入力する(ステップ41)。次
に、ICカードに取引限度額を入力する(ステップ4
2)。
【0088】続いて、ICカードを店頭端末のリーダー
ライターに装着することによって、第1の実施例で説明
したようなパスワード認証処理が行われる(ステップ4
3)。
【0089】これ以降の処理は電子決済の方式により異
なるので、それぞれについて分けて説明する。
【0090】まず、クレジットカード型決済処理につい
て説明する。
【0091】ICカードは属性情報と取引限度額情報を
決済センターに送る(ステップ51)。ICカード所有
者は店頭端末で取引金額を確認し、正しければ確認ボタ
ンを押す(ステップ52)。なお、この処理は省略して
もよい。そして、店頭端末は決済センター(クレジット
会社)に取引額の支払を要求する(ステップ53)。決
済センター(クレジット会社)はICカードの取引限度額
を越えた取引先(加盟店)からの取引要求を拒絶する(ス
テップ54)。取引限度額を超えていない場合には、決
済センター(クレジット会社)は決済日に所有者の銀行口
座から要求額を引き落とし、取引先(加盟店)の口座に取
引額から手数料を減算した金額を振り込む(ステップ5
5)。
【0092】図9に、上記の決済センターの処理フロー
を示す。まず、取引限度額をICカードから受信する
(ステップ111)。その後、取引額を店頭端末から受
信する(ステップ112)。そして、取引額と取引限度
額とを比較し(ステップ113)、取引額が取引限度額
以上であれば取引要求を拒絶し(ステップ114)、取
引額が取引限度額より小さければ上述した口座処理を行
う(ステップ115)。
【0093】次に、電子マネー型決済処理について説明
する。
【0094】ICカード所有者は店頭端末で取引金額を
確認し、正しければ確認ボタンを押す(ステップ6
1)。なお、この処理は省略してもよい。次に、ICカ
ードは、店頭端末からICカードの取引限度額を越える
決済要求があるとき、その決済要求を拒絶する(ステッ
プ62)。
【0095】店頭端末からの決済要求がICカードの取
引限度額を超えない場合には、店頭端末はICカードの
貨幣価値情報を取引額だけ減算し取引先(加盟店)の貨幣
価値情報を加算する(ステップ63)。続いて、店頭端
末は決済センター(カード発行金融機関)に獲得した貨幣
価値情報を送る(ステップ64)。
【0096】決済センター(カード発行金融機関)は取引
先(加盟店)の口座に貨幣価値情報の金額を振り込む(ス
テップ65)。なお、手数料がある場合はそれを減算し
た金額を振り込む。
【0097】上記の電子マネー型の場合の取引限度額判
断に係わるICカードの処理フローを図10に示す。ま
ず、店頭端末から決済要求とともに取引額を受信する
(ステップ121)。その取引額とユーザが入力した取
引限度額とを比較し(ステップ122)、取引額が取引
限度額以上であれば決済要求を拒絶し(ステップ12
3)、取引額が取引限度額より小さければICカードの
貨幣価値情報を取引額だけ減算する(ステップ12
4)。
【0098】次に、キャッシュカード型決済処理につい
て説明する。
【0099】まず、ICカードは属性情報と取引限度額
情報を決済センターに送る(ステップ71)。続いて、
ICカード所有者(ユーザ)は店頭端末で取引金額を確
認し、正しければ確認ボタンを押す(ステップ72)。
なお、この処理は省略することが可能である。次に、店
頭端末は決済センター(カード発行金融機関)に取引額の
支払を要求する(ステップ73)。要求を受けた決済セ
ンター(カード発行金融機関)はICカードからの取引限
度額を越えた取引先(加盟店)からの決済要求を拒絶する
(ステップ74)。
【0100】決済要求がICカードからの取引限度額を
超えない場合には決済センター(カード発行金融機関)は
所有者口座から要求額を引き落とし、取引先(加盟店)の
口座に該金額を振り込む(ステップ75)。なお、手数
料がある場合はそれを減算した金額を振り込む。この場
合の決済センターの処理フローは図9に示した処理フロ
ーと同様である。
【0101】第2の実施例において、支払額データをI
Cカードに書込み、必要に応じて表示することにより、
取引限度額までいくらあるかを容易に把握することが可
能となる。
【0102】[第3の実施例]次に、第3の実施例を図
11を用いて説明する。第3の実施例では、パスワード
に加え、ICカードに取引額を入力する。これにより、
安全に取引を行うことができるとともに、金額確認の操
作を省略することが可能である。以下、第1、第2の実
施例と異なる部分を中心に説明する。
【0103】利用者は、店頭端末にICカードを装着す
る前にICカードに取引額を入力する(ステップ8
1)。ここで、第3の実施例で使用するICカードに
は、正確な取引額を入力するために消費税を加算するキ
ーを設けるようにしてもよい。このキーには、ディスプ
レイ/テンキー付きICカードを使用する方式ではボタ
ンを使用し、PDAや携帯電話で情報をICカードに入
力する方式ではボタンでもソフトスイッチでも使用可能
である。このようなキーを用いて、購入した複数商品の
総額や消費税の加算の計算を行い、ICカードに正確な
取引額を入力する。この後、ICカードを店頭端末に装
着し(ステップ82)、パスワード認証(ステップ8
3)が行われる。
【0104】クレジットカード型、キャッシュカード型
の場合、パスワード認証の後にICカードは属性情報と
取引額情報を決済センターに送る(ステップ84)。そ
して、店頭端末は決済センターに取引額の支払を要求す
る(ステップ85)。なお、第3の実施例では取引額を
利用者がICカードに入力しているため、店頭端末によ
る金額確認は行わない。
【0105】決済センターは、ICカードから受信した
取引額と異なる取引額の支払いを要求した取引先からの
取引要求を拒絶する(ステップ86)。ICカードから
受信した取引額と店頭端末からの取引額が一致した場合
には、第1、2の実施例で説明した引き落とし、振り込
み処理等の口座処理が行われる。
【0106】電子マネー型の場合、ICカードは、IC
カードに入力された取引額と異なる決済要求が店頭端末
からあるとき、その決済要求を拒絶する(ステップ9
1)。店頭端末からの決済要求がICカードの取引額と
一致する場合には、第2の実施例で説明した電子マネー
型決済処理におけるステップ63以降と同様の決済処理
が行われる。
【0107】上記の決済センターの処理フローを図12
に示す。まず、ICカードから予め入力された取引額を
受信する(ステップ131)。次に、店頭端末から取引
要求とともに取引額を受信する(ステップ132)。こ
れらの取引額を比較し(ステップ133)、一致しなけ
れば取引要求を拒絶し(ステップ134)、一致する場
合には口座処理を行う(ステップ135)。
【0108】次に、電子マネー型の場合の取引限度額判
断に係わるICカードの処理フローを図13に示す。ま
ず、店頭端末から決済要求とともに取引額を受信する
(ステップ141)。その取引額とユーザが入力した取
引額とを比較し(ステップ142)、それらが一致しな
ければ決済要求を拒絶し(ステップ143)、一致すれ
ばICカードの貨幣価値情報を取引額だけ減算する(ス
テップ144)。
【0109】なお、第2と第3の実施例を組み合わせ
て、取引限度額と取引額をICカードに入力するように
してもよい。
【0110】本発明は、上記の実施例に限定されること
なく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能であ
る。
【0111】
【発明の効果】本発明によれば、店頭端末にICカード
を装着する前にパスワードを入力するので、店頭端末の
改造等によってパスワードを記録される危険を無くすこ
とができる。また、店頭端末へのパスワード入力時間を
削減し、利用者の利便性が向上するとともに、店におけ
る業務効率を向上させることができる。
【0112】パスワードに係るセキュリティーが向上す
ることにより、クレジットカード型では、本人認証をサ
インからパスワードに代えることでき、事務経費の削減
により手数料を低額にできるという効果がある。また、
電子マネー型では、ICカードの収納額を高額にするこ
とができる。更に、キャッシュカード型では、パスワー
ド(銀行口座暗証番号)が盗まれることの問題を解決でき
る。
【0113】また、取引限度額をICカードに入力し、
それを決済センターに送信等することとしたので、店頭
端末の改造等による不正や本人の過誤による過大な額の
取引を防止することが可能となる。
【0114】また、消費税を含めた取引額をICカード
に入力し、その額と店頭端末が算出した取引額とを比較
し、一致した場合にのみ取引を行うこととしたため、店
頭端末の改造等による不正な取引を防止することが可能
となる。また、店頭端末への金額確認ボタンの操作が不
要になるため、利用者の利便性が向上するとともに、店
における業務効率を向上させることができる。特に、電
子マネー型では小額取引が多いので、金額確認ボタン操
作不要の効果は大きい。
【0115】上記のようにセキュアで利便性の高いな電
子決済システムを提供することが可能になるので、当該
電子決済システムの運営者はより多くのクライアントと
加盟店を確保でき、より多くの取引に利用されることを
期待することができる。
【0116】
【図面の簡単な説明】
【図1】電子決済システムの構成図である。
【図2】決済センターの構成図である。
【図3】ディスプレイとテンキー付きICカードの構成
図である。
【図4】PDA等とのインターフェースを有するICカ
ードの構成図である。
【図5】本発明の第1の実施例における処理手順を示す
図である。
【図6】認証センターが有するテーブルの例を示す図で
ある。
【図7】ICカードが一回のパスワード入力に対して一
回のみ認証を行うようにするための処理を示すフローチ
ャートである。
【図8】本発明の第2の実施例における処理手順を示す
図である。
【図9】本発明の第2の実施例における決済センターの
処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施例における電子マネー型
の場合のICカードの処理を示すフローチャートであ
る。
【図11】本発明の第3の実施例における処理手順を示
す図である。
【図12】本発明の第3の実施例における決済センター
の処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第3の実施例における電子マネー型
の場合のICカードの処理を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 認証センター 2 決済センター 3 取引先口座金融機関 4 ICカード所有者口座金融機関 5 店頭端末 6 ネットワーク 7 ICカード 8 本体装置 9 リーダーライター 10 ディスプレイとテンキー付きICカード 11 テンキー付きICカード 12 PDAや携帯電話とのインターフェースを有する
ICカード 21 アンテナ 22 トランシーバ 23 CPU 24 RAM 25 EPROM 26 テンキー 27 テンキーエンコーダ 28 LCD(liquid crystal display) 29 ディスプレイドライバ 30 受電器 31 キャパシタ 32 切替器32 101 CPU(中央処理装置) 102 メモリ 103 入力装置 104 表示装置 105 CD−ROMドライブ 106 ハードディスク 107 通信処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 17/00 G06K 17/00 V 5B085 19/077 19/00 K 19/07 J Fターム(参考) 2C005 MA04 MA05 MA33 MB08 NA09 QA05 QB01 QC20 SA04 SA05 SA06 SA12 SA13 SA16 TA22 5B035 AA15 BB09 CA05 CA06 5B049 AA05 CC39 DD04 EE21 EE26 5B055 CB00 HA02 KK05 KK19 5B058 KA38 YA01 5B085 AA08 AE02 AE12

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICカードを用いて電子決済を行う電子
    決済システムであって、 利用者によって予めICカードに入力された情報を用い
    て電子決済における処理を行うことを特徴とする電子決
    済システム。
  2. 【請求項2】 前記情報は個人情報であり、該個人情報
    を用いてICカードの認証処理を行う請求項1に記載の
    電子決済システム。
  3. 【請求項3】 前記電子決済システムは認証装置を有
    し、前記認証処理において、 前記ICカードは属性情報を認証装置に送信し、 該認証装置は認証信号を該ICカードに送信し、 該ICカードは該認証信号と前記個人情報を含む情報に
    演算を施し、認証応答信号を生成して該認証装置に送信
    し、 該認証装置が該認証応答信号を用いて認証を行う請求項
    2に記載の電子決済システム。
  4. 【請求項4】 前記ICカードに入力された個人情報を
    一回の取引における使用に限定する請求項2又は3に記
    載の電子決済システム。
  5. 【請求項5】 前記個人情報はパスワード又は生体情報
    である請求項2ないし4のうちいずれか1項に記載の電
    子決済システム。
  6. 【請求項6】 前記情報は取引の額に関する情報であ
    り、該取引の額に関する情報を用いて決済処理を行うか
    否かを判断する請求項1に記載の電子決済システム。
  7. 【請求項7】 前記電子決済システムは店頭端末と決済
    装置を有し、前記取引の額に関する情報は取引限度額で
    あり、 前記ICカードは取引限度額を決済装置に送信し、 決済装置は、該取引限度額を受信し、店頭端末からIC
    カードの利用者の取引額を含む取引要求を受信し、該取
    引額が前記取引限度額を超える場合に該取引要求を拒絶
    する請求項6に記載の電子決済システム。
  8. 【請求項8】 前記電子決済システムは店頭端末と決済
    装置を有し、前記取引の額に関する情報は取引額であ
    り、 前記ICカードは取引額を決済装置に送信し、 決済装置は、該取引額を受信し、前記店頭端末からIC
    カードの利用者の取引額を含む取引要求を受信し、IC
    カードから受信した取引額と前記店頭端末から受信した
    取引額とを比較し、それらが一致しない場合には該取引
    要求を拒絶する請求項6に記載の電子決済システム。
  9. 【請求項9】 前記電子決済システムは店頭端末を有
    し、前記取引に関する情報は取引限度額であり、前記電
    子決済システムが電子マネー型である場合において、 前記店頭端末に装着されたICカードに、該店頭端末か
    ら取引限度額を超える取引要求がある場合に該ICカー
    ドは該取引要求を拒絶する請求項6に記載の電子決済シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 前記電子決済システムは店頭端末を有
    し、前記取引に関する情報は取引額であり、前記電子決
    済システムが電子マネー型である場合において、 前記店頭端末に装着されたICカードに、前記店頭端末
    から前記取引額と異なる取引額による取引要求がある場
    合に該ICカードは該取引要求を拒絶する請求項6に記
    載の電子決済システム。
  11. 【請求項11】 店頭端末を有する電子決済システムで
    使用するICカードであって、 テンキーと、 テンキーを用いて入力された情報を保持する手段と、 該情報を店頭端末に送信する手段とを有することを特徴
    とするICカード。
  12. 【請求項12】 テンキーを用いて入力された情報を表
    示するディスプレイを更に有する請求項11に記載のI
    Cカード。
  13. 【請求項13】 入力された情報を所定の処理の後に削
    除する手段を更に有する請求項11に記載のICカー
    ド。
  14. 【請求項14】 消費税を算出するためのキーを更に有
    する請求項12又は13に記載のICカード。
  15. 【請求項15】 前記電子決済システムが電子マネー型
    である場合において、 前記情報として取引限度額を保持する手段と、 店頭端末から取引限度額を超える取引要求がある場合に
    該取引要求を拒絶する手段とを更に有する請求項11に
    記載のICカード。
  16. 【請求項16】 前記電子決済システムが電子マネー型
    である場合において、 前記情報として取引額を保持する手段と、 店頭端末から前記取引額と異なる取引額による取引要求
    がある場合に該取引要求を拒絶する手段とを更に有する
    請求項11に記載のICカード。
  17. 【請求項17】 ICカードを用いて電子決済を行う電
    子決済システムにおける決済装置であって、 利用者によって予めICカードに入力された情報を受信
    し、その情報を用いて電子決済における処理を行うこと
    を特徴とする決済装置。
  18. 【請求項18】 前記情報は取引の額に関する情報であ
    り、該取引の額に関する情報を用いて決済処理を行うか
    否かを判断する手段を有する請求項17に記載の決済装
    置。
  19. 【請求項19】 前記電子決済システムは店頭端末を有
    し、前記取引の額に関する情報は取引限度額であり、 前記ICカードから取引限度額を受信する手段と、 店頭端末からICカードの利用者の取引額を含む取引要
    求を受信する手段と、 該取引額が前記取引限度額を超える場合に該取引要求を
    拒絶する手段とを有する請求項18に記載の決済装置。
  20. 【請求項20】 前記電子決済システムは店頭端末を有
    し、前記取引の額に関する情報は取引額であり、 前記ICカードから取引額を受信する手段と、 店頭端末からICカードの利用者の取引額を含む取引要
    求を受信する手段と、 ICカードから受信した取引額と前記店頭端末から受信
    した取引額とを比較し、それらが一致しない場合には該
    取引要求を拒絶する手段とを有する請求項18に記載の
    決済装置。
  21. 【請求項21】 ICカードを用いて電子決済を行う電
    子決済システムにおける決済処理をコンピュータに実行
    させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体であって、 利用者によって予めICカードに入力された情報を受信
    し、その情報を用いて電子決済における処理手順をコン
    ピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  22. 【請求項22】 前記情報は取引の額に関する情報であ
    り、該取引の額に関する情報を用いて決済処理を行うか
    否かを判断する手順を有する請求項21に記載のプログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  23. 【請求項23】 前記電子決済システムは店頭端末を有
    し、前記取引の額に関する情報は取引限度額であり、 前記ICカードから取引限度額を受信する手順と、 店頭端末からICカードの利用者の取引額を含む取引要
    求を受信する手順と、 該取引額が前記取引限度額を超える場合に該取引要求を
    拒絶する手順とを有する請求項22に記載のプログラム
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  24. 【請求項24】 前記電子決済システムは店頭端末を有
    し、前記取引の額に関する情報は取引額であり、 前記ICカードから取引額を受信する手順と、 店頭端末からICカードの利用者の取引額を含む取引要
    求を受信する手順と、 ICカードから受信した取引額と前記店頭端末から受信
    した取引額とを比較し、それらが一致しない場合には該
    取引要求を拒絶する手順とを有する請求項22に記載の
    プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
  25. 【請求項25】 ICカードを用いて電子決済を行う電
    子決済システムであって、 ICカードに所定の情報を入力する第1の端末と、 前記ICカードから所定の情報を取り出して操作部から
    入力された取引の情報に関する情報とともに送信する第
    2の端末とを有する電子決済システム。
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