JP2002109304A - 消耗品の交換時期通知システムおよびその方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 浄水器用フィルタカートリッジ等の消耗品の
交換時期をインターネット上のＥメールより顧客に自動
的に送付し、そして、その消耗品の購入に関して利便性
を付与する消耗品の交換時期通知システムおよびその方
法を提供する。 【解決手段】 消耗品の交換時期通知方法を実行するシ
ステムは、消耗品の交換時期に至ると、その顧客に向け
て、交換時期を通知するＥメールを自動的に送付する。
このＥメールには顧客毎に固有の注文／変更ウエブペー
ジにジャンプするためのリンク５０が張られており、リ
ンク５０をクリック操作することで、顧客はその注文／
変更ウエブページの提供を直ちに受ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はいわゆるインターネ
ットと称される通信ネットワークを使用し、顧客が購入
した製品に関し、その消耗品の交換時期を通知する消耗
品の交換時期通知システムおよびその方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】顧客が購入する製品の中には消耗品を使
用するものが多く、このような製品と消耗品との組合せ
にはたとえば空気清浄器や浄水器等の製品とその消耗品
であるフィルタやフィルタカートリッジの組合せがあ
る。ところで、この種のフィルタやフィルタカートリッ
ジはその使用に伴い、その製品本来の性能が劣化するこ
とから、適切な時期に新品のフィルタやフィルタカート
リッジに交換する必要がある。それゆえ、製品あるいは
消耗品の取扱い説明書中には、ユーザ登録葉書とともに
その消耗品の有効使用期間が必ず明記されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、顧客は
その消耗品の有効使用期間を忘れがちとなり、有効使用
期間が過ぎても使用していることが多く、このような場
合、製品本来の性能が発揮されなくなってしまう。さら
に、たとえ顧客が消耗品の有効使用期間を把握していて
も、新たな消耗品を購入する場合、顧客はその消耗品の
型番を販売店に明示する必要があるが、通常、製品自体
の商標等はともかく、その消耗品の型番まで顧客が認知
していることは希であり、消耗品の購入に際し、顧客に
不便さを感じさせているのが実状である。

【０００４】本発明は上述の事情に基づいてなされたも
ので、その目的とするところは先ず、顧客が購入した製
品に関し、その顧客に消耗品の交換時期を適切に把握さ
せることができ、さらには消耗品の購入に関して、顧客
に利便性を付与する消耗品の交換時期通知システムおよ
びその方法を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項１に係る消耗品の交換時期通知システム
は、通信ネットワークに接続されたサーバ装置を備え、
このサーバ装置は、顧客側のクライアント装置が通信ネ
ットワークを介して接続されたとき、クライアント装置
にユーザ登録ページを提供し、このユーザ登録ページへ
の入力を通じて、少なくとも顧客の電子メールアドレス
および購入製品の消耗品に関する情報を含む顧客データ
を受け取るデータ受取り部と、このデータ受取り部にて
受取った顧客データに基づき、顧客毎の消耗品の交換時
期を管理し、消耗品の交換時期に達したとき、その対象
顧客へのメール送付指令を出力する管理部と、この管理
部からのメール送付指令および対象顧客の電子メールア
ドレスに基づき、通信ネットワークを介して消耗品の交
換時期通知を内容とする電子メールをその対象顧客に送
付するメール送付部とを含んでいる。

【０００６】上述した消耗品の交換時期通知システムに
よれば、サーバ装置はデータ登録された消耗品がその交
換時期に到達したとき、その消耗品の交換が必要となる
顧客に電子メールを送付し、一方、その顧客は受取った
電子メールから消耗品の交換時期を把握でき、消耗品の
購入が促される。請求項２に係るシステムのサーバ装置
は、クライアント装置からのアクセス要求に基づいて、
クライアント装置にその顧客に固有の消耗品注文ページ
を提供し、この消耗品注文ページへの入力を通じて消耗
品の注文を受け取る受注部をさらに備えており、そし
て、前述の電子メールはサーバ装置に通信ネットワーク
を介して前記アクセス要求を発信するためのアクセス要
素を含むものとなっている。

【０００７】このような交換時期通知システムによれ
ば、顧客は受取った電子メール中のアクセス要素を操作
するだけで、サーバ装置からその顧客に固有の消耗品注
文ページの提供を受け、この消耗品注文ページを通じて
消耗品の注文が可能である。好ましくは、顧客に提供さ
れる消耗品注文ページには顧客データの変更を許容する
ページ部分が含まれている（請求項３）。この場合、顧
客は消耗品の購入と同時に、その消耗品の送付先となる
住所等を同時に修正可能となる。

【０００８】一方、上述の目的は、請求項４〜６に係る
本発明の消耗品の交換時期通知方法によっても達成さ
れ、請求項４の方法は、顧客に通信ネットワークを介し
てユーザ登録ページを提供し、このユーザ登録ページへ
の入力を通じて、少なくとも顧客の電子メールアドレス
および購入製品の消耗品に関する情報を含む顧客データ
を受け取り、受取った顧客データに基づき、顧客毎の消
耗品の交換時期を管理し、消耗品の交換時期に達したと
き、その対象顧客へのメール送付指令を出力し、そし
て、出力されたメール送付指令および対象顧客の電子メ
ールアドレスに基づき、通信ネットワークを介して消耗
品の交換時期通知を内容とする電子メールを前記対象顧
客に送付する。

【０００９】請求項５の方法は、電子メールに通信ネッ
トワークを介して顧客側からのアクセス要求を送信する
アクセス操作要素を含んでおり、そして、顧客側でのア
クセス操作要素の操作を受けてアクセス要求を受取った
とき、その顧客に固有の消耗品注文ページを提供し、こ
の消耗品注文ページへの入力を通じて消耗品の注文を受
け取る。

【００１０】請求項６の方法は、消耗品注文ページに顧
客データの変更を許容するページ部分を含んでおり、消
耗注文ページ中のページ部分への入力を通じて顧客デー
タの修正を許容する。請求項４〜６の方法は前述した請
求項１〜３のシステムと同様な作用を発揮する。

【００１１】

【発明の実施の形態】図１は本発明の消耗品の交換時期
通知方法を実行するシステムの一例を概略的に示し、こ
のシステムは消耗品を使用する製品として、たとえば家
庭の蛇口等に装着される浄水器を対象とし、そのフィル
タカートリッジのための交換時期を通知するものであ
る。

【００１２】図１の交換時期通知システムはサーバ装置
２を備え、サーバ装置２は通信ネットワークとしてのイ
ンターネット４に常時接続されている。サーバ装置２は
パーソナルコンピュータに比べて、その記憶容量や処理
能力が共に優れたサーバコンピュータから構成されてい
るが、この種のサーバ装置２はその基本的な機能が既に
公知であり、それゆえ、ここでは、本発明に関する部位
の構成のみを簡単に説明する。

【００１３】サーバ装置２は、種々のウエブページを蓄
えたページストア部６、電子メール（Ｅメール）の送受
信部８、顧客データベース１０および注文データベース
１２に加え、これらをソフトウエア的且つ統合的に管理
するサーバエンジン１４等により実現されている。ま
た、サーバ装置２は通信ラインを介して発送システム１
６にも接続されており、発送システム１６は後述するよ
うにサーバ装置２からの発送指令を受け、消耗品として
のフィルタカートリッジの発送処理を行う。

【００１４】一方、インターネット４には製品を購入し
た顧客、また顧客となり得るインターネットユーザのク
ライアント装置１８もまた常時接続、または接続可能と
なっている。これらクライアント装置１８は通信機器を
含むパーソナルコンピュータからなり、インターネット
を介して種々のウエブサイトのページを閲覧するための
ブラウザ２０、そして、Ｅメールの送受信に不可欠なＥ
メールアドレス２２を有する。

【００１５】今、インターネットユーザが浄水器を購入
して新たな顧客となったと仮定する。この場合、その顧
客は購入した浄水器と共に同梱された取扱い説明書や保
証書以外にユーザ登録用データカード２４を受け取る。
このユーザ登録用データカード２４にはサーバ装置２、
すなわち、そのページストア部６におけるユーザ登録ウ
エブページのアドレス、すなわち、ＵＲＬ(Uniform Res
ource Locator)２６が記載されている。

【００１６】したがって、顧客は自身のクライアント装
置１８をインターネット４に接続し、そして、そのブラ
ウザを通じてＵＲＬ２６を入力することでサーバ装置２
のユーザ登録ウエブページにアクセスすることができ
る。このようにして顧客側からのアクセスを受けると、
サーバ装置２は図２に示すユーザ登録ルーチンを実行す
る。

【００１７】先ず、ユーザ登録ルーチンではサーバ装置
２が顧客側からのアクセスを受けると、サーバ装置２の
サーバエンジン１４はページストア部６に蓄えられてい
るウエブページ、つまり、そのＵＲＬにより指定された
ユーザ登録ウエブページ(WP)をインターネット４を介し
てクライアント装置１８に提供する（ステップＳ１）。

【００１８】図３にその一例が示されているようにユー
ザ登録ウエブページは、顧客の住所、氏名、Ｅメールア
ドレス、郵便番号、電話番号、購入した浄水器の機種
名、御購入日、消耗品であるフィルタカートリッジの交
換タイミングを入力するための入力フィールド２６〜４
０を含む。また、ユーザ登録ウエブページには新製品等
の紹介などを内容とする電子ダイレクトメールに関し、
その送付を希望するか否かを選択するＯＫボタン４２お
よびＮＯボタン４４、そして、入力フィードに記載した
内容、つまり、ユーザ登録データをサーバ装置２に向
け、インターネット４を介して送信するための送信ＯＫ
ボタン４６などが表示されている。なお、初期設定では
ＯＫボタン４２が選択されているものとする。

【００１９】この後、サーバ装置２はクライアント装置
１８からユーザ登録データを受信したか否かを判別し
（ステップＳ２）、ここでの判別結果が真（Ｙ）になる
まで待機する。ユーザ登録ウエブページの全ての入力フ
ィールドが満たされた後、送信ＯＫボタン４６がマウス
によりクリック操作され、顧客側からユーザ登録データ
が実際に送信されると、この時点で、ステップＳ２での
判別結果が真になり、サーバ装置２はその受信したユー
ザ登録データをサーバエンジン１４にて処理し、そし
て、新規の顧客データとして顧客データベース１０に追
加する（ステップＳ３）。

【００２０】この場合、ページストア部６、顧客データ
ベース１０およびサーバエンジン１４は顧客からの顧客
データを受け取るためのデータ受取り部を構成するもの
となる。この後、サーバ装置２のサーバエンジン１４は
新規の顧客データに基づき、Ｅメールの送受信部８を通
じて、お礼状ＥメールをそのＥメールアドレスにしたが
い、その顧客に送信する（ステップＳ４）。

【００２１】図４はお礼状のＥメールの一例を示したも
ので、この一例から明らかなようにお礼状Ｅメールに
は、その顧客のユーザ登録内容も含まれ、これにより、
顧客はこの時点で、ユーザ登録内容の確認を行うことが
できる。また、お礼状Ｅメールにはユーザ登録内容に誤
りがある場合を考慮し、その登録内容の変更を許容する
ためのアクセス操作要素、いわゆるリンク（登録内容の
変更）４８が張られている。したがって、顧客はユーザ
登録内容に誤りを見付けたとき、そのＥメール中のリン
ク４８をマウスでクリック操作し、サーバ装置２にアク
セスすることができる。

【００２２】このようなアクセスを受けると、サーバ装
置２は図５に示す登録内容の変更ルーチンを実行する。
先ず、この変更ルーチンでは、顧客側からのアクセスを
受け、サーバ装置２のサーバエンジン１４は前記リンク
４８のＵＲＬに基づき、そのページストア部６のユーザ
登録内容変更ウエブページをクライアント装置１８にイ
ンターネット４を介して提供する（ステップＳ１１）。

【００２３】ここで、ユーザ登録内容変更ウエブページ
は図２のユーザ登録ウエブページと実質的に同一のフォ
ーマットであるが、その各入力フィールドには顧客デー
タベース内の顧客データに基づき、その登録データが予
め記入されている。したがって、顧客はユーザ登録内容
変更ウエブページ中、誤りのある入力フィールドのみの
データを修正すればよい。

【００２４】このようにしてユーザ登録内容変更ウエブ
ページを通じ、顧客によりデータ修正が行われると、こ
の後、サーバ装置２はそのウエブページ中の送信ＯＫボ
タン４６が操作されたか否か、具体的には、クライアン
ト装置１８からユーザ登録内容変更ウエブページを通
じ、その変更データを受信したか否かを判別する（ステ
ップＳ１１）。この判別結果が真になると、サーバ装置
２のサーバエンジン１４は受信した変更データに基づ
き、顧客データベース内における顧客データの対応部分
を修正する（ステップＳ１３）。

【００２５】一方、サーバ装置２は図６に示す交換時期
通知ルーチンをたとえば毎日実行する。より詳しくは、
交換時期通知ルーチンにて、サーバ装置２のサーバエン
ジン１４は顧客データベースの顧客データをフィルタカ
ートリッジの交換タイミング（交換時期）に関して検索
し、そして、その交換タイミングとなった顧客データを
抽出し（ステップＳ２１）、この後、抽出された顧客デ
ータを有する顧客に向けてメール送付指令を出力する。
この出力を受け、Ｅメール送受信部８はインターネット
４を介して交換時期通知を内容としたＥメールを対象の
顧客に向けてそれぞれ送付する（ステップＳ２２）。

【００２６】したがって、サーバエンジン１４および顧
客データベース１０はメール送付指令を管理する管理部
を構成し、そして、Ｅメール送受信部８はＥメールの送
付部を構成するものとなっている。ここで、フィルタカ
ートリッジ交換タイミングは、フィルタカートリッジの
実際の使用期限日のみならず、たとえばその使用期限日
から１週間前の日に設定することもできる。このように
交換タイミングが使用期限日以前に設定されていると、
顧客はその使用期限日に至る前に、新たなフィルタカー
トリッジを確実に入手可能となる。

【００２７】図７にその一例を示すように交換時期通知
Ｅメールには、フィルタカートリッジ注文／変更ウエブ
ページにジャンプするためのアクセス操作要素、つま
り、その注文／変更ウエブページのアドレス（ＵＲＬ）
を含んだリンク５０が張られている。ここで、注文／変
更ウエブページは顧客毎に準備されているものであり、
これらの注文／変更ウエブページはサーバ装置２のペー
ジストア部６に予め格納されている。

【００２８】したがって、交換時期通知Ｅメールを受取
った顧客は、自身が購入した浄水器に関し、そのフィル
タカートリッジが交換時期になっていることを明確に把
握することができ、そして、この時点で、そのＥメール
中のリンク５０をマウスでクリック操作することによ
り、サーバ装置２側のフィルタカートリッジ注文／変更
ウエブページにインターネット４を介してダイレクトに
アクセスすることができる。

【００２９】このような顧客からのアクセスを受ける
と、サーバ装置２は図８に示す受注ルーチンを実行す
る。この受注ルーチンでは、先ず、サーバ装置２のサー
バエンジン１４は顧客側からのアクセスに基づきページ
ストア部６を通じて、そのリンク５０により指定された
フィルタカートリッジ注文／変更ウエブページをクライ
アント装置１８にインターネット４を介して提供する
（ステップＳ３１）。

【００３０】ここで、図９にその一例が示されているよ
うに、フィルタカートリッジ注文／変更ウエブページは
注文ボタン５２に加え、その顧客毎に固有のユーザ登録
内容を表示したページ部分、すなわち、フィールド部分
を有し、さらに、そのフィールド部分の変更を許容する
ための変更ボタン５４を有する。より詳しくは、フィル
タカートリッジ注文／変更ウエブページ中のユーザ登録
内容には、購入された浄水器の機種に対応したフィルタ
カートリッジの型番をも含まれており、これにより、顧
客は交換すべきフィルタカートリッジを確認することが
できる。

【００３１】一方、顧客が変更ボタン５４をマウスでク
リック操作すると、注文／変更ウエブページ中、ユーザ
登録内容の各フィールドが修正可能モードとなり、これ
により、顧客はユーザ登録内容、たとえば住所などのデ
ータをこの時点で変更することができる。この後、顧客
が注文／変更ウエブページの注文ボタン５２をマウスで
クリック操作すると、クライアント装置１８からインタ
ーネット４を介して注文／変更データがサーバ装置２に
送信され、これを受けて、図８中のステップＳ３２の判
別結果が真となり、そして、サーバ装置２のサーバエン
ジン１４は受信した注文／変更データに基づき、ユーザ
登録内容の変更の有無を判別する（ステップＳ３３）。

【００３２】ここで、ユーザ登録内容に変更が有る場
合、サーバエンジン１４はその変更データに基づき、顧
客データベース内の顧客データの対応部分を修正した後
（ステップＳ３４）、ページストア部６およびインター
ネット４を介してクライアント装置１８にフィルタカー
トリッジの購入ウエブページを提供する（ステップＳ３
５）。

【００３３】図１０にフィルタカートリッジの購入ウエ
ブページの一例が示されているように、購入ウエブペー
ジはフィルタカートリッジの購入個数を入力するための
入力フィールド５６、この入力フィールド５６への入力
にしたがい、購入金額が自動的に表示される表示フィー
ルド５８、購入するフィルタカートリッジの送付先デー
タを表示したフィールド６０、そして、注文確定ボタン
６２を有する。

【００３４】ここで、購入ウエブページ中の送付先デー
タは、顧客データペース内の顧客データに基づいて表示
されるものであり、これにより、注文／変更ウエブペー
ジを通じてユーザ登録内容の変更があった場合でも、そ
の変更を送付先データに反映させることができ、これに
より、顧客は送付先の確認をこの時点で行うことができ
る。

【００３５】この後、顧客が購入ウエブページの注文確
認ボタン６２をマウスでクリック操作すると、購入ウエ
ブページに含まれる注文データがクライアント装置１８
からインターネット４を介してサーバ装置２に送信さ
れ、この時点で、フィルタカートリッジの購入手続が完
了する。上述したように顧客は、購入した浄水器に関
し、そのフィルタカートリッジの交換時期に悩まされる
ことなく、サーバ装置２からのＥメールの送付を受ける
ことで、その交換時期を知ることができる。

【００３６】そして、顧客は、交換時期通知のＥメール
中に含まれるリンク５０をクリック操作するだけで、注
文／変更ウエブページにダイレクトにジャンプできるの
で、この注文／変更ウエブページを通じてフィルタカー
トリッジの注文を直ちに行うことができ、その購入を簡
単かつ迅速に行うことができる。一方、図８のルーチン
では、サーバ装置２が注文データを受け取ると、ステッ
プＳ３６の判別結果が真となり、サーバ装置２のサーバ
エンジン１４は受信した注文データを注文データベース
に追加し（ステップＳ３７）、そして、発送システム１
６に発送指令を出力する（ステップＳ３８）。ここで、
発送指令には顧客を特定するための情報が含まれてい
る。

【００３７】この後、発注システム１６は図１１に示す
発注ルーチンにしたがいサーバ装置２からの発送指令を
処理する。具体的には、発注ルーチンでは、先ず、サー
バ装置２からの発送指令が有るか否が判別される（ステ
ップＳ４１）。ここでの判別結果が真の場合、発送指令
に基づき、対応した顧客データが顧客データベースから
読み出され（ステップＳ４２）、そして同様に、対応し
た注文データが注文データベースから読み出される（ス
テップＳ４３）。このようにサーバ装置２は注文データ
ベースをも備えているのでこの注文データベースから顧
客の注文動向を把握することができ、顧客へのよりきめ
細かいサービスの提供が可能となる。

【００３８】この後、読み出された顧客データおよび注
文データに基づき受注明細書が作成され（ステップＳ４
４）、そして、この受注明細書が販売店に向けて送付さ
れる（ステップＳ４５）。なお、受注明細書の送付を受
けた販売店は代金振り込み用紙と共にフィルタカートリ
ッジを顧客の住所に発送し、一方、顧客は代金振り込み
用紙を使用し販売店に代金を振り込むことになる。

【００３９】本発明は上述の一実施形態に制約されるも
のではなく、種々の変形が可能である。たとえば、前述
した各ウエブページにおけるフォーマットやその送信ボ
タン等の形式、また、各Ｅメールの具体的な内容などは
図示されたものに限らず、色々と変更することができ
る。

【００４０】

【発明の効果】以上説明したように本発明の消耗品の交
換時期通知システムおよびその方法（請求項１，４）に
よれば、顧客は電子メールによりその消耗品の交換時期
を知ることができ、消耗品の交換時期を自身で管理する
必要はない。また、顧客に送付される電子メールに顧客
固有の消耗品注文ページにジャンプするためのリンク操
作要素が含まれているので（請求項２，５）、顧客は電
子メールを受け取ると直ちに消耗品注文ページを開き、
消耗品の注文を簡単かつ迅速に行うことができる。

【００４１】さらに、消耗品注文ページに顧客データの
変更を許容するページ部分が含まれいると（請求項３，
６）、消耗品の注文と同時に、消耗品の送付先などの変
更を行うことができ、消耗品購入の利便性が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】浄水器用フィルタカートリッジの交換時期通知
システムを示した概略図である。

【図２】図１のサーバ装置が実行するユーザ登録ルーチ
ンを示したフローチャートである。

【図３】ユーザ登録および登録内容変更のためのウエブ
ページを示した図である。

【図４】顧客へのお礼Ｅメールを示した図である。

【図５】図１のサーバ装置が実行するユーザ登録内容変
更ルーチンを示したフローチャートである。

【図６】図１のサーバ装置が実行する交換時期通知ルー
チンを示したフローチャートである。

【図７】顧客への交換時期通知のＥメールを示した図で
ある。

【図８】図１のサーバ装置が実行する発注ルーチンを示
したフローチャートである。

【図９】注文／変更ウエブページを示した図である。

【図１０】購入ウエブページを示した図である。

【図１１】発注ルーチンを示したフローチャートであ
る。

【符号の説明】

２ サーバ装置 ４ インターネット（通信ネットワーク） ６ ページストア部 ８ Ｅメール送受信部 １０ 顧客データベース １２ 注文データベース １４ サーバエンジン １８ クライアント装置 ２０ ブラウザ ２２ Ｅメールアドレス ２６ ユーザ登録用データカード

フロントページの続き (72)発明者 唐津 義明 千葉県浦安市美浜１丁目８番１号 東レ株 式会社東京事業場内 (72)発明者 大橋 賢 千葉県浦安市美浜１丁目８番１号 株式会 社東レシステムセンター内 (72)発明者 宮地 正樹 千葉県浦安市美浜１丁目８番１号 株式会 社東レシステムセンター内 Ｆターム(参考） 5B049 CC05 CC31 FF03 GG04 GG07

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 通信ネットワークに接続されたサーバ装
   置を備え、前記サーバ装置は、 顧客側のクライアント装置が前記通信ネットワークを介
   して接続されたとき、前記クライアント装置にユーザ登
   録ページを提供し、前記ユーザ登録ページへの入力を通
   じて、少なくとも顧客の電子メールアドレスおよび購入
   製品の消耗品に関する情報を含む顧客データを受け取る
   データ受取り部と、 前記データ受取り部にて受取った顧客データに基づき、
   顧客毎の消耗品の交換時期を管理し、消耗品の交換時期
   に達したとき、その対象顧客へのメール送付指令を出力
   する管理部と、 前記管理部からの前記メール送付指令および前記対象顧
   客の電子メールアドレスに基づき、前記通信ネットワー
   クを介して消耗品の交換時期通知を内容とする電子メー
   ルを前記対象顧客に送付するメール送付部とを具備した
   ことを特徴とする消耗品の交換時期通知システム。
2. 【請求項２】 前記サーバ装置は、クライアント装置か
   らのアクセス要求に基づいて前記クライアント装置にそ
   の顧客に固有の消耗品注文ページを提供し、この消耗品
   注文ページへの入力を通じて消耗品の注文を受け取る受
   注部をさらに備え、 前記電子メールは前記サーバ装置に前記通信ネットワー
   クを介して前記アクセス要求を発信するためアクセス操
   作要素を含むことを特徴とする請求項１に記載の消耗品
   の交換時期通知システム。
3. 【請求項３】 前記消耗品注文ページは、顧客データの
   変更を許容するページ部分を含むことを特徴とする請求
   項２に記載の消耗品の交換時期通知システム。
4. 【請求項４】 顧客に通信ネットワークを介してユーザ
   登録ページを提供し、前記ユーザ登録ページへ入力を通
   じて、少なくとも顧客の電子メールアドレスおよび購入
   製品の消耗品に関する情報を含む顧客データを受け取
   り、 前記受取った顧客データに基づき、顧客毎の消耗品の交
   換時期を管理し、消耗品の交換時期に達したとき、その
   対象顧客へのメール送付指令を出力し、 前記出力されたメール送付指令および前記対象顧客の電
   子メールアドレスに基づき、前記通信ネットワークを介
   して消耗品の交換時期通知を内容とする電子メールを前
   記対象顧客に送付することを特徴とする消耗品の交換時
   期通知方法。
5. 【請求項５】 前記電子メールには前記通信ネットワー
   クを介して顧客側からのアクセス要求を送信するアクセ
   ス操作要素が含まれ、 顧客側での前記アクセス操作要素の操作を受けて前記ア
   クセス要求を受取ったとき、その顧客に固有の消耗品注
   文ページを提供し、この消耗品注文ページへの入力を通
   じて消耗品の注文を受け取ることを特徴とする請求項４
   に記載の消耗品の交換時期通知方法。
6. 【請求項６】 前記消耗品注文ページは顧客データの変
   更を許容するページ部分を含み、 前記消耗注文ページの前記ページ部分への入力を通じ
   て、顧客データの修正が許容されることを特徴とする請
   求項５に記載の消耗品の交換時期通知方法。