JP2002109227A - 保険商品の給付処理システム及び記録媒体 - Google Patents

保険商品の給付処理システム及び記録媒体

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JP2002109227A
JP2002109227A JP2000300784A JP2000300784A JP2002109227A JP 2002109227 A JP2002109227 A JP 2002109227A JP 2000300784 A JP2000300784 A JP 2000300784A JP 2000300784 A JP2000300784 A JP 2000300784A JP 2002109227 A JP2002109227 A JP 2002109227A
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insurance
amount
contractor
compensation
payment
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JP2000300784A
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English (en)
Inventor
Takeshi Nagano
毅 永野
Hidekazu Hiraki
英一 平木
Akira Koda
彰 甲田
Hiroshi Uehara
啓 上原
Tatsuya Hikichi
達也 引地
Kosuke Moriki
康祐 森木
Shigeo Kuwabara
茂雄 桑原
Hiroshi Aida
洋 相田
Reiko Tashiro
玲子 田代
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Tokio Marine and Fire Insurance Co Ltd
Original Assignee
Tokio Marine and Fire Insurance Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保険会社および契約者の双方にとって魅力あ
る保険サービス形態を支援することができる給付処理シ
ステムを提供する。 【解決手段】 免責金額が定められている保険商品の契
約に関する契約情報を契約者毎に保持するデータベース
管理システム(DBMS)15と、契約情報に基づく保
険金給付処理を実行する保険金給付処理部12と、免責
金額の範囲で各契約者に当該免責金額を補助するための
補償金の給付処理を実行する補償金給付処理部14と、
主制御部11を備えて給付処理システム1を構成する。
主制御部11は、各契約者の自己負担額を所定期間にわ
たって累積し、その累積値が所定値に達した以降の事故
等については自己負担なく保険金を給付し、また、免責
金額が高額の場合には免責金額の範囲内で補償金を給付
できるようにして、契約者の自己負担をなくすような処
理を実現するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顧客の経済的負担
力に応じて設計され、保険金給付事由の発生時に契約者
が自己負担すべき免責金額が定められている保険商品の
給付処理をコンピュータシステムを用いて実現するため
の技術に関する。「保険商品」とは、補償事由が発生し
たときに、保険会社が、契約した顧客(以下、「契約
者」)に保険金給付によって補償を行うことを内容とす
る、無形のサービス商品である。保険商品の例として
は、火災保険、傷害保険、自動車保険、賠償責任保険、
又はこれらを網羅的に統合した総合型の保険等がある。
【0002】
【従来の技術】保険会社が契約者に対して提供する保険
商品に免責金額が設定されることがある。特定の保険商
品については、契約上、必ず免責金額が設定される場合
がある。このような免責金額は、保険商品に対して契約
者が支払うべき保険料を低廉にすることを主たる目的と
して設定される。通常は、免責金額が高額になるほど、
保険料は低廉になる。免責金額は、保険商品毎に、1回
の補償事由発生時、例えば交通事故発生によって損害が
発生したときに、その損害額につき○○円というように
設定される。免責金額以内の損害額であった場合、保険
会社は、契約者への保険金給付の責任が免除される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、免責金
額を高額に設定するほど保険商品に対する保険料を低廉
にすることが可能なので、保険会社としては、補償内容
をより高度なものにしても、その分、免責金額の設定可
能額によって調整をとることができる。しかし、あまり
に高額な免責金額を設定すると、損害発生時の契約者の
リスク負担が大きくなる。また、契約期間内に、免責金
額内の損害を複数回発生した場合には、補償の総額が如
何に大きくともすべて自己負担となり、手元資金の乏し
い契約者にとっては過剰なリスク負担となりかねない。
実際に損害が発生したときに手元資金がない契約者は、
これを金融機関からの借入金で賄うことになるが、借入
金の額によっては、融資審査の時間と手間がかかるこ
と、担保を提供しなければならない場合がある等の問題
があり、迅速な損害状態からの回復が図られないおそれ
があった。
【0004】本発明は、上記のような問題を解消し、保
険会社および契約者の双方にとって魅力ある保険サービ
ス形態を実現する、新規な仕組みを提供することを主た
る課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来にはない
新規な保険商品についての給付形態を情報技術によって
実現する給付処理システムを提供することによって上記
の課題を解決する。第1の給付処理システムは、保険金
給付事由の発生時に契約者が自己負担すべき免責金額が
定められている保険商品の契約に関する契約情報を契約
者毎に保持する手段と、個々の契約者の自己負担額の入
力を受け付ける受付手段と、受け付けた各契約者の自己
負担額を所定期間にわたって累積する自己負担額累積手
段と、前記契約情報に基づく保険金給付処理を実行する
保険金給付処理手段と、自己負担額の累積値が所定値に
達した又は達する予定の契約者が存在するときに前記保
険金給付処理手段による当該契約者に対する保険金給付
処理を実行可能にする制御手段とを備えてなるものであ
る。
【0006】免責金額を累積し、この累積値が所定値に
達した、あるいは達する蓋然性が高い場合に保険金給付
処理が実行されるので、契約者にとっては、非常時のリ
スクが低減される。保険会社にとっては、このようなリ
スク低減による安心感を契約者に与えることができ、保
険勧誘の動機付けを与えることができる。
【0007】第2の給付処理システムは、保険金給付事
由の発生時に契約者が自己負担すべき免責金額が定めら
れている保険商品の契約に関する契約情報を契約者毎に
保持する手段と、前記契約情報に基づく保険金給付処理
を実行する保険金給付処理手段と、前記免責金額の範囲
で各契約者に当該免責金額を補助するための補償金の給
付処理を実行する補償金給付処理手段と、契約者の要求
に応じて当該契約者のための給付処理を実行する前記保
険金給付処理手段又は前記補償金給付処理手段を起動可
能にする制御手段とを備えてなるものである。免責金額
についての補償金給付が可能になるので、契約者にとっ
ては魅力ある保険商品となり得、保険会社にとってもこ
のような保険の契約の促進につながり、双方に魅力ある
保険商品となり得る。
【0008】第3の給付処理システムは、保険金給付事
由の発生時に契約者が自己負担すべき免責金額が定めら
れている保険商品の契約に関する契約情報を契約者毎に
保持する手段と、個々の契約者の自己負担額の入力を受
け付ける第1の受付手段と、受け付けた各契約者の自己
負担額を所定期間にわたって累積する自己負担額累積手
段と、前記契約情報に基づく保険金給付処理を実行する
保険金給付処理手段と、前記免責金額の範囲で各契約者
に当該免責金額を補助するための補償金の給付処理を実
行する補償金給付処理手段と、自己負担額の累積値が所
定値に達した又は達する予定の契約者が存在するとき
に、当該契約者からの要求に応じて、前記保険金給付処
理手段又は前記補償金給付処理手段を起動させて当該契
約者に対する前記保険金給付処理又は前記補償金給付処
理を実行可能にする制御手段とを備えてなるものであ
る。
【0009】免責金額を累積し、この累積値が所定値に
達した、あるいは達する蓋然性が高い場合に保険金給付
処理が実行されるので、契約者にとっては、非常時のリ
スクが低減される。保険会社にとっては、このようなリ
スク低減による安心感を契約者に与えることができ、保
険勧誘の動機付けを与えることができる。また、免責金
額についての補償金給付が可能になるので、契約者にと
っては魅力ある保険商品となり得、保険会社にとっても
このような保険の契約の促進につながり、双方に魅力あ
る保険商品となり得る。
【0010】本発明は、また、保険金給付事由の発生時
に契約者が自己負担すべき免責金額が定められている保
険商品の契約に関する契約情報の処理をコンピュータシ
ステムで実行する方法を提供する。この方法は、コンピ
ュータシステムが読みとり可能な情報記録領域に、前記
免責金額が定められている保険商品の契約に関する契約
者毎の契約情報と、個々の契約者の前記契約情報に基づ
く保険金給付処理を実行するためのプログラムと、前記
免責金額の範囲で各契約者に当該免責金額を補助するた
めの補償金の給付処理を実行するためのプログラムとを
記録しておき、個々の契約者の自己負担額と補償希望額
の入力を受け付け、前記自己負担額については、その額
を所定期間にわたって累積し、この累積値が所定値に達
した又は達する予定の契約者からの要求に応じて、前記
保険金給付処理又は前記補償金給付処理を実行すること
を特徴とする方法である。
【0011】この方法は、コンピュータシステムが読み
とり可能な記録媒体に下記の機能を実現するためのプロ
グラムを記録しておき、このプログラムを当該コンピュ
ータシステムが読み込んで実行することによっても実現
可能である。 (1)保険金給付事由の発生時に契約者が自己負担すべ
き免責金額が定められている保険商品の契約に関する契
約情報を前記コンピュータシステムが読みとり可能な情
報記録領域に契約者毎に記録する機能、(2)個々の契
約者の前記契約情報に基づく保険金給付処理を実行する
機能、(3)前記免責金額の範囲で各契約者に当該免責
金額を補助するための補償金の給付処理を実行する機
能、(4個々の契約者の自己負担額と補償希望額の入力
を受け付け、前記自己負担額についてはその額を所定期
間にわたって累積する機能、(5)前記自己負担額の累
積値が所定値に達した又は達する予定の契約者からの要
求に応じて、前記保険金給付処理又は前記補償金給付処
理を実行する機能、(6)前記補償金給付処理を実行し
たときに当該契約者を当事者とする新たな保険契約を自
動発効させる機能。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を説明する。ここでは、一つの保険契約で社会生活にお
ける様々なリスク、例えば、災害による損害発生や財産
滅失に対するリスク、病気に対するリスク、交通事故
(被害者/加害者)に遭遇するリスク、老後の介護者確
保のリスク、傷害や死亡に対するリスク等を網羅的に補
償しつつ、契約者が、自己が感じるリスクに応じて補償
内容を自由に組み立てられるようにした、いわゆる総合
保険商品についての給付処理に適用した場合の例を挙げ
る。
【0013】総合保険商品は、例えば、生命保険、自動
車保険、火災保険、傷害保険等のような、個別契約に基
づく保険商品による、補償漏れ(自動車保険だけでは加
害者/被害者となった場合の補償が十分でない場合があ
る、火災保険だけでは老朽化による損害に対応できない
等)や重複補償(生命保険と自動車保険の補償内容が重
複する等)をできるだけ排除しようとした保険商品であ
る。より具体的には、社会生活を営む上で考えられるリ
スクに対する補償を大枠で捉えた複数種の保険契約を一
括りとし、各保険契約による補償内容を契約者が自由に
選べるようにしたものである。この総合保険商品によ
り、契約者に対して無駄がなく且つ幅広い範囲の補償内
容を提供することができる。
【0014】但し、総合保険商品は、複数種の保険契約
を集合したものとなるので、自動車保険や損害保険のよ
うな個別契約に基づく保険商品よりも保険料が高額にな
らざるを得ない。そこで、本実施形態では、契約者にと
って有利となる特徴的な仕組みを総合保険商品に組み込
むことによって、契約者のリスク負担の軽減を図る。具
体的には、高額免責特約及び完全補償特約を総合保険商
品に付加するとともに、契約者毎の所定期間にわたる自
己負担額の累積を行う。所定期間は、通常は保険契約期
間であるが、それよりも短くすることも可能である。
【0015】「高額免責特約」は、免責金額を一般的な
額よりも高額(50万円、100万円等)にすることを
内容とする特約である。この特約の目的は、上記の総合
保険商品によって不必要な保険カバーを排除する際に、
契約者が支払うべき保険料の額を合理的な水準に抑制し
ようとすることにある。保険による補償額によっては、
著しく低廉な保険料を実現することができる。
【0016】「完全補償特約」は、契約者の要求によ
り、実際に補償事由が発生したときに契約者が自己負担
すべき額(高額免責の設定額:50万円、100万円
等)を免除すること、つまり免責金額に相当する補償金
を形式的又は実質的に給付することを内容とする特約で
ある。形式的な給付は、損害時に免責なく、直ちに保険
会社から保険金給付を行う場合の形態であり、実質的な
給付は、免責金額の範囲内で定めた一定の限度額の枠内
で、契約者に補償金を給付する場合の形態である。これ
によって、補償事由発生時の契約者の自己負担額を完全
に補償することができる。しかし、完全補償特約には条
件があり、この特約を実行したときは、契約者を当事者
とする新たな保険契約を自動発効させる。これを、補償
金給付の際の担保とする。
【0017】新たな保険契約は、例えば総合保険商品以
外の個別保険商品の契約、総合保険商品について当該契
約者が支払うべき次期以降の保険料を増額する契約、あ
るいは、補償金の一部又は全部の割賦返済契約である。
割賦返済契約の場合の返済方法としては、例えば、補償
金として50万円の給付を受けた場合に、翌年以降5年
間にわたり年10万円(=50万円/5年)を保険料に
加算する方法などが考えられる。補償金の給付限度額
は、一般的には高額免責金額と同額に設定するが、それ
以下であっても良い。
【0018】なお、完全補償特約は、契約者が必ず設定
しなければならないというものではない。しかし、高額
免責特約のもとでは、損害を複数回発生した場合に契約
者が自己負担する額が膨大になる。そこで、契約者の自
己負担額を所定期間にわたって累積し、この累積値が所
定値に達した又は達する蓋然性が高い場合には、当該契
約者に対して保険金給付を行うようにする。これによ
り、完全補償特約によらない場合であっても契約者の負
担が過度にならず、魅力ある保険商品となり得る。
【0019】以上のような特約が総合保険商品に付加さ
れ、また、個々の契約者が自己負担した額を累積しよう
とすると、契約者数が増えるにつれて管理対象となる情
報の種類及び量が飛躍的に増加する。また、保険商品の
性質上、補償事由は不定期に発生する。そのため、これ
らの情報を台帳で人的に管理することは現実的でない。
また、総合保険商品の現時点の契約状況・保険金等の給
付状況、各契約者の自己負担額の累積値等を、任意の時
点で任意の場所から任意の方法で知得できるようにして
おくことは、契約者や保険会社の担当者が、さらなるリ
スク回避のための方策を講じたり、補償事由発生時に特
約を使うかどうかの判断を適切に行う上で重要である。
そこで、以下に、多数の契約者等を対象とした場合の情
報管理、特に総合保険商品についての給付処理及びそれ
に関する情報の報知等を正確且つ迅速に行えるようにす
るための情報技術の応用例及びその運用形態を説明す
る。
【0020】<システム構成>上記の総合保険商品の給
付に関する情報処理を行うシステム(「給付処理システ
ム」)の構成例を図1に示す。図1は、本実施形態によ
る給付処理システムの構成図である。この給付処理シス
テム1は、単一又は複数のコンピュータから構成される
もので、ネットワークNETを介して、保険会社の営業
者や契約者等が操作するパーソナルコンピュータ(以
下、PC)、これらの者が操作する携帯電話等との中継
を行う基地局、その他、外部のWebサーバ等と接続さ
れるようになっている。ネットワークNETは、例えば
インターネット等の広域ネットワークである。PCは、
それを操作する者がブラウザソフトウェアを介して給付
処理システム1が保持する情報を閲覧でき、必要に応じ
て、その情報を音声出力あるいはプリンタ出力できるも
のである。携帯電話は、簡易ブラウザ機能と、インター
ネット接続機能とを有するもので、株式会社NTTドコ
モが提供している「iモード端末」または同等製品を用
いることができる。
【0021】給付処理システム1は、システム全体の動
作を統括制御する主制御部11、モジュール化された保
険金給付処理部12及び補償金給付処理部13、ネット
ワークNETとの間で行われる通信形態を制御する通信
制御部14、総合保険商品の契約状況に関する情報を蓄
積するための複数のデータベース(以下、データベース
を「DB」と称する)を格納したDB管理システム(以
下、「DBMS」と称する)15、キーボードやマウス
や光学式文字読取装置等の入力装置から入力される各種
データを受け付ける入力制御部16、表示装置やプリン
タ等の出力装置に情報を出力する出力制御部17を含ん
で構成される。本発明との関係では、通信制御部14及
び入力制御部16が自己負担額や補償希望額の入力を受
け付ける「受付手段」に該当し、主制御部11が「制御
手段」に該当し、DBMS15が、自己負担額及び給付
金の累積値その他の契約関連情報を保持ないし累積する
手段に該当する。保険金給付処理部12は、契約情報に
基づく保険金給付処理を実行するものであり、補償金給
付処理部13は、契約者に免責金額を補助するための補
償金の給付処理を実行するものである。
【0022】主制御部11をはじめとする上記の機能及
び各種DBは、コンピュータ本体が有するCPUが、図
示しないプログラム記録領域に記録されている所定のプ
ログラムを適宜読み出して実行することにより実現され
る。このプログラムは、CD−ROM等の可搬性の記録
媒体に記録されているものであっても良く、あるいは、
ネットワークNET等を介して外部のプログラムサーバ
等から、コンピュータ読みとり可能なプログラム信号と
して、サーバ本体が読みとり可能な形態で提供されるも
のであっても良い。プログラムは、また、サーバ本体に
搭載されるオペレーティングシステム、及び/又は、B
IOS(基本制御プログラム)と共同で上記の機能や各
種DBを形成するものであっても良い。
【0023】なお、この実施形態では、契約者等が、ネ
ットワークNETに接続されたPCまたは携帯電話を通
して給付処理システム1にアクセスすることを想定して
いる。但し、給付処理システム1に直接接続されたキー
ボード等で操作することを排除するものではない。
【0024】図2は、本実施形態におけるDBMS15
の構造図である。DBMS15は、契約者の個人情報等
を記録した顧客管理DB151と、総合保険商品につい
ての契約者毎の契約内容を表す契約データを記録した契
約管理DB152と、保険金・補償金の給付状況を記録
するための給付状況管理DB153と、補償事由、例え
ば事故発生に関わる情報を契約者毎に記録するための事
故情報管理DB154と、自己負担金の支払状況を契約
者毎に記録するための自己負担金管理DB155と、給
付金の計算に用いる各種パラメータを記録したパラメー
タテーブル156を含んで構成される。
【0025】それぞれのDB151〜155は、契約者
(顧客)及び保険契約内容を一意に識別するための顧客
番号(例:0001〜9999)または証券番号(例:
A001〜Z999)によって相互にリンクされてお
り、これによって、複数の契約者に関する総合保険商品
の給付処理に関する情報その他の契約情報を管理できる
ようになっている。
【0026】契約管理DB152は、契約者毎に総合保
険商品の契約内容を記述したレコードから構成される。
各契約者のレコードは、総合保険商品の証券番号、当該
保険商品の契約内容を示す契約情報(必要に応じて当該
契約者の個人情報に対応する顧客番号)のフィールドの
ほか、図示を省略したが、補償内容(担保条件含む)に
ついてのフィールドと、総合保険商品について包括的に
設定可能な高額免責特約の設定の有無およびその上限額
についてのフィールドと、完全補償特約の設定の有無及
び補償金利用限度額についてのフィールドと、後述する
割増保険料についてのフィールドと、契約者の保険料支
払条件についてのフィールドと、契約者の取引金融機関
の情報のフィールドとを含んでいる。レコードには、契
約内容に応じて任意のフィールドを追加できるようにな
っている。高額免責の上限額と補償金の上限値は、本シ
ステム1に入力された契約者からの希望額に基づいて設
定されるものである。契約管理DB152における個々
の契約者の契約状況の把握(レコードの特定)は、当該
総合保険商品の証券番号によっても行えるようになって
いる。
【0027】給付状況管理DB153は、契約者に給付
した保険金および完全補償特約に基づく補償金の給付状
況(給付実績)を契約者毎に記述したレコードから構成
される。個々の契約者のレコードは、少なくとも顧客番
号、証券番号、保険金給付状況、補償金給付状況につい
てのフィールドを含む。
【0028】事故情報管理DB154は、契約者毎にそ
の契約者に関連した事故(補償事由)の種類およびその
際の損害額を事故毎に既述したレコードから構成され
る。個々の契約者のレコードは、少なくとも顧客番号、
事故日、事故区分、損害額、完全補償特約利用希望の有
無についてのフィールドを含む。自己負担金管理DB1
55とは、契約者毎にその契約者が過去の事故に関連し
て自分で負担した金額を累積して記録するレコードから
構成される。個々の契約者のレコードは、少なくとも顧
客番号、自己負担金累積額についてのフィールドを含
む。各DB151〜155は、顧客番号(0001〜9
999)または証券番号(A001,B002等)、あ
るいは双方の情報によって、相互にリンクされている。
例えば、図2の例において、顧客番号0001で識別さ
れる契約者は、契約管理DB152によれば、証券番号
A001の総合保険商品に契約しており、顧客管理DB
151によれば、それは、「ヤマダタロウ」という名前
の顧客であることがわかる。このようにして、総合保険
商品の契約および個人の事故情報・自己負担金等に関わ
る多種多数で不定期に入力されるデータを効率的に管理
できるようにしている。
【0029】<運用形態>次に、上記のように構成され
る給付処理システム1の運用形態の一例、特に、契約者
に対する補償事由(事故)が発生したときの処理手順に
ついて説明する。
【0030】(保険金給付処理等)図3は、高額免責特
約及び完全補償特約が付加されていない、最もシンプル
な契約内容の場合の処理手順を示している。契約者は、
事故発生時に、所定のフォーマットに従って、事故通知
を行う(ステップS101)。事故通知は、書類を起票
して保険会社に送付することで間接的に給付処理システ
ム1に入力されるようにしても良いし、ネットワークN
ETを介して契約者のPCから直接、給付処理システム
1に入力されるようにしても良い。通知内容としては、
顧客番号又は証券番号と事故情報が含まれる。事故情報
は、例えば、事故日、事故区分、事故によって発生した
損害額、完全補償特約の利用希望の有無である。事故通
知によって、給付処理システム1は、上記の事故情報を
事故情報管理DB上の当該契約者についての顧客別レコ
ードに記録する(ステップS102)。給付処理システ
ム10は、また、通知された顧客番号を検索キーとし
て、契約管理DB152を検索し、該当する証券番号が
存在するか否かを検出する(ステップS103)。該当
する証券番号が存在しない場合には警告を発し、処理を
停止する(ステップS103:No)。
【0031】該当契約が存在する場合には(ステップS
103:Yes)、契約管理DB152から保険期間
を、事故情報管理DB154から事故日の検出し、事故
日が保険期間内にあるか否かをチェックする(ステップ
S104)。事故日が保険期間外にある場合には、警告
を発し、処理を停止する(ステップS104:No)。
事故日が保険期間内にある場合には(ステップS10
4:Yes)、契約管理DB152から担保条件を、事
故情報管理DB154から事故区分をそれぞれ検出し、
当該事故が保険金給付対象となる事故(有責事故)に該
当するか否かをチェックする(ステップS105)。事
故区分が担保条件に合致しない場合には警告を発し、処
理を停止する(ステップS105:No)。当該事故が
有責事故に該当する場合には(ステップS105:Ye
s)、契約管理DB152の該当レコードから高額免責
特約設定の有無を検出する(ステップS106)。高額
免責特約の設定がない場合には(ステップS106:N
o)、当該事故の損害額は保険金であると認識し、保険
金給付処理を実行する(ステップS107)。具体的に
は、図示しない関係取引金融機関のコンピュータシステ
ムに、契約者の取引金融機関口座へ資金移動させる旨の
指示を出す。また、給付した保険金の額、給付日時等
を、給付状況管理DB153上の当該契約者のレコード
に記録する(ステップS108)。
【0032】ステップS106において、高額免責金額
が設定されている場合(ステップS106:Yes)
は、図4の処理に移る。すなわち、契約管理DB152
の該当レコードから完全補償特約の有無を検出する(ス
テップS201)。完全補償特約がある場合は(ステッ
プS201:Yes)、事故情報に含まれる完全補償特約
の利用希望有無を検出する(ステップS202)。完全
補償特約利用希望ありの場合は(ステップS202:Y
es)、契約管理DB152の該当レコードから高額免
責特約の金額を、給付状況管理DB153の該当レコー
ドから累積補償金額をそれぞれ検出し、補償可能な上限
値である補償金利用限度額が費消されているか否かをチ
ェックする(ステップS203)。
【0033】補償金利用限度額が費消されていない場合
(ステップS203:No)、すなわち、既に給付された
補償金の累積額(累積補償金給付額)が補償金利用限度
額に満たない場合は、補償金給付処理を実行する。すな
わち、補償金給付可能と認識して、給付すべき補償金の
額を決定し、補償金給付指示を契約者の取引金融機関口
座へ資金移動させる旨の指示を出す(ステップS20
4,205)。補償金の額の決定は、具体的には、補償
金利用限度額から累積補償金給付額を控除し、控除した
額と当該事故の損害額を比較して、いずれか小さい額を
給付可能な補償金の額とすることにより行う。その後、
給付した補償金の額を、顧客番号及び給付日時と共に給
付状況管理DB153の該当レコードに記録する(ステ
ップS206)。
【0034】ステップS201で完全補償特約がないと
判断した場合、ステップS202で特約利用の希望がな
いと判断した場合、ステップS203で補償金利用限度
額が費消されていると判断した場合は、図5の処理に移
る。すなわち、まず、契約管理DB152の該当レコー
ドから高額免責の設定金額情報を、自己負担金管理DB
155の該当レコードから累積自己負担額情報をそれぞ
れ検出し、高額免責金額が費消されているか否かをチェ
ックする(ステップS301)。高額免責金額が既に費
消されている場合には(ステップS301:Yes)、当
該事故の損害額を保険金として認識し、関係取引金融機
関のコンピュータに、契約者の取引金融機関口座へ資金
移動させる指示情報を出す(ステップ302)。その
後、給付した保険金を給付状況管理DB153の該当レ
コードに記録する(ステップS303)。なお、ここで
は、補償金利用限度額が高額免責金額よりも小さいこと
を前提としているが、この額は同額であって良い。この
場合、ステップS203で補償金利用限度額が費消され
ていると判断された後は、直ちにステップS302の処
理に移行することになる。
【0035】ステップS301で高額免責金額が費消さ
れていないと判断した場合であって(ステップS30
1:No)、未だ自己負担額の累積がない場合は、損害
額を自己負担額と認定し、これを自己負担金管理DB1
55の該当レコードに記録する(ステップS305)。
【0036】自己負担金の累積額(累積自己負担額)が
既に存在する場合は、以下のような処理を行う。累積自
己負担額に当該損害額を加算した額から高額免責金額を
控除する。控除後の値が0またはマイナスとなる場合
は、当該損害額を自己負担額と認定し、この額を自己負
担金管理DB155の該当レコードに記録する。例え
ば、高額免責金額が50万円と設定され、累積自己負担
額が30万円のときに、当該損害額が10万円であれば、
この10万円を自己負担額として扱い、40万円という
累積自己負担額情報が、自己負担金管理DB155の該
当レコードに記録される。上記の控除後の額がプラスと
なる場合には、その額を、給付すべき保険金として認識
し、関係取引金融機関のコンピュータシステムに、契約
者の取引金融機関口座へ資金移動させる指示を出す。こ
の保険金の額は、給付状況管理DB153の該当レコー
ドに記録される。
【0037】当該損害額から保険金の額を控除した金額
は自己負担額と認識され、自己負担金管理DB155の
該当レコードに蓄積され、処理を終える。例えば、高額
免資金額が50万円と設定され、累積自己負担額が30
万円のときに、当該損害額が40万円の揚合には、保険
金として給付される額は、30万円+40万円−50万
円=20万円となり、自己負担額は40万円−20万円
=20万円となる。このとき、保険金給付額40万円が
給付状況管理DB153の該当レコードに、自己負担額
20万円が自己負担金管理DB155の該当レコードに
記録される。
【0038】(割増保険料の計算)給付処理システム1
は、給付状況管理DB153の該当レコードに記録され
た累積補償金給付額をベースに、所定の払込方法に基づ
いた割増保険料を算出する。算出された割増保険料は、割
増保険料情報として契約管理DB152の該当レコード
に記録する。
【0039】<本実施形態の給付システムによる利点>
本実施形態の給付処理システム1では、総合保険商品に
ついての契約状況、事故情報、自己負担金の累積状況、
保険金・補償金の給付状況を逐次契約者毎に記録してお
き、各種特約に基づく保証金の給付の可否の判断、補償
金の給付の可否の判断、その額の計算、割増保険金の計
算を自動的に実行するようにしたので、保険会社にとっ
ては、給付処理に関わる煩雑な事務作業から解放される
利点がある。また、これによって、総合保険商品の普及
を図りやすくなる。顧客(契約候補者)にとっては、こ
の総合保険商品によって社会生活を営む上で補償幅が広
く且つ無駄のない補償が得られるようになり、しかも、
高額免責特約に基づく保険料の低廉さ、完全補償特約に
基づく万一の場合の確実なリスク回避、自己負担額の累
積による過度のリスク低減が確保される利点がある。こ
のように、顧客と保険会社の双方に利益となる保険サー
ビスの形態が実現される。
【0040】<他の実施形態>本発明は、上記の実施形
態のほかにも、個々の契約者の自己負担額と補償希望額
の入力を受け付け、自己負担額については、その額を所
定期間にわたって累積し、この累積値が所定値に達した
又は達する予定の契約者からの要求に応じて、保険金給
付処理又は補償金給付処理を選択的に実行するような実
施の形態も可能である。また、上記の実施形態は、総合
型保険商品の給付処理に適用した場合の例であるが、少
なくとも、自己負担額を累積し、累積値が免責金額を越
えた時点で、免責を解除して保険金給付処理に移行する
点については、複数種の保険商品の集合のみならず、単
独の保険商品の場合も同様に適用が可能である。また、
本実施形態では、補償金を給付した場合に発効される新
たな契約の一例として、割増保険料の割賦支払契約(一
種の無担保融資)を例に挙げたが、保険料自体を増額す
るような契約も可能である。また、必ずしも補償金の全
額を返済したり、それを保険料に充当したりせずに、一
部のみを返済対象、充当対象とする契約も可能である。
さらに、別途用意してある他の保険商品その他の金融商
品の契約を自動発効するようにしても良い。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、保険会社及び契約者の双方に魅力ある保険サ
ービス形態とその保険サービス形態に際しての給付処理
の適正な運用を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態による給付処理システムの構成図。
【図2】本実施形態によるDBMSの構造図。
【図3】給付処理の手順説明図。
【図4】給付処理の手順説明図。
【図5】給付処理の手順説明図。
【符号の説明】
1 給付処理システム 11 主制御部 12 保険金給付処理部 13 補償金給付処理部 14 通信制御部 15 DBMS 16 入力制御部 17 出力制御部 151 顧客管理DB 152 保険管理DB 153 給付状況管理DB 154 事故情報管理DB 155 自己負担金管理DB 156 パラメータテーブル NET ネットワーク
フロントページの続き (72)発明者 甲田 彰 東京都千代田区丸の内1−2−1 東京海 上火災保険株式会社内 (72)発明者 上原 啓 東京都千代田区丸の内1−2−1 東京海 上火災保険株式会社内 (72)発明者 引地 達也 東京都千代田区丸の内1−2−1 東京海 上火災保険株式会社内 (72)発明者 森木 康祐 東京都千代田区丸の内1−2−1 東京海 上火災保険株式会社内 (72)発明者 桑原 茂雄 東京都千代田区丸の内1−2−1 東京海 上火災保険株式会社内 (72)発明者 相田 洋 東京都千代田区丸の内1−2−1 東京海 上火災保険株式会社内 (72)発明者 田代 玲子 東京都千代田区丸の内1−2−1 東京海 上火災保険株式会社内 Fターム(参考) 5B055 CC00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保険金給付事由の発生時に契約者が自己
    負担すべき免責金額が定められている保険商品の契約に
    関する契約情報を契約者毎に保持する手段と、 個々の契約者の自己負担額の入力を受け付ける受付手段
    と、 受け付けた各契約者の自己負担額を所定期間にわたって
    累積する自己負担額累積手段と、 前記契約情報に基づく保険金給付処理を実行する保険金
    給付処理手段と、 自己負担額の累積値が所定値に達した又は達する予定の
    契約者が存在するときに前記保険金給付処理手段による
    当該契約者に対する保険金給付処理を実行可能にする制
    御手段とを備えてなる、 保険商品の給付処理システム。
  2. 【請求項2】 保険金給付事由の発生時に契約者が自己
    負担すべき免責金額が定められている保険商品の契約に
    関する契約情報を契約者毎に保持する手段と、 前記契約情報に基づく保険金給付処理を実行する保険金
    給付処理手段と、 前記免責金額の範囲で各契約者に当該免責金額を補助す
    るための補償金の給付処理を実行する補償金給付処理手
    段と、 契約者の要求に応じて、当該契約者のための給付処理を
    実行する前記保険金給付処理手段又は前記補償金給付処
    理手段を起動可能にする制御手段とを備えてなる、 保険商品の給付処理システム。
  3. 【請求項3】 保険金給付事由の発生時に契約者が自己
    負担すべき免責金額が定められている保険商品の契約に
    関する契約情報を契約者毎に保持する手段と、 個々の契約者の自己負担額の入力を受け付ける第1の受
    付手段と、 受け付けた各契約者の自己負担額を所定期間にわたって
    累積する自己負担額累積手段と、 前記契約情報に基づく保険金給付処理を実行する保険金
    給付処理手段と、 前記免責金額の範囲で各契約者に当該免責金額を補助す
    るための補償金の給付処理を実行する補償金給付処理手
    段と、 自己負担額の累積値が所定値に達した又は達する予定の
    契約者が存在するときに、当該契約者からの要求に応じ
    て、前記保険金給付処理手段又は前記補償金給付処理手
    段を起動させて当該契約者に対する前記保険金給付処理
    又は前記補償金給付処理を実行可能にする制御手段とを
    備えてなる、 保険商品の給付処理システム。
  4. 【請求項4】 前記保険商品が、前記免責金額が設定さ
    れている1又は複数の保険契約を含む同一契約者による
    複数種の保険契約の集合であり、 前記免責金額が、個々の保険契約に於いて定められてい
    る免責金額の合算値である、 請求項1、2又は3記載の給付処理システム。
  5. 【請求項5】 補償し得る補償金の上限値を契約者毎に
    設定する手段と、 個々の契約者からの補償希望額の入力を受け付ける第2
    の受付手段と、 各契約者に給付した補償金を所定期間に渡って累積する
    補償金累積手段とを備え、 前記補償金給付処理手段は、 前記上限値から当該契約者についての補償金の累積値を
    控除した額と前記補償希望額のうち低い額を、給付可能
    な補償金の額として決定するように構成されている、 請求項2又は3記載の給付処理システム。
  6. 【請求項6】 前記補償金給付処理手段が前記補償金給
    付処理を実行したときに当該契約者を当事者とする新た
    な保険契約を自動発効させる手段を備えてなる、請求項
    2又は3記載の給付処理システム。
  7. 【請求項7】 前記新たな保険契約が、当該保険商品に
    ついて当該契約者が支払うべき次期以降の保険料を増額
    する契約である、 請求項6記載の給付処理システム。
  8. 【請求項8】 前記新たな保険契約が、当該契約者に対
    して給付した前記補償金の一部又は全部の割賦返済契約
    である、 請求項6記載の給付処理システム。
  9. 【請求項9】 保険金給付事由の発生時に契約者が自己
    負担すべき免責金額が定められている保険商品の契約に
    関する契約情報の処理をコンピュータシステムで実行す
    る方法であって、 前記コンピュータシステムが読みとり可能な情報記録領
    域に、前記免責金額が定められている保険商品の契約に
    関する契約者毎の契約情報と、個々の契約者の前記契約
    情報に基づく保険金給付処理を実行するためのプログラ
    ムと、前記免責金額の範囲で各契約者に当該免責金額を
    補助するための補償金の給付処理を実行するためのプロ
    グラムとを記録しておき、 個々の契約者の自己負担額と補償希望額の入力を受け付
    け、前記自己負担額については、その額を所定期間にわ
    たって累積し、この累積値が所定値に達した又は達する
    予定の契約者からの要求に応じて、前記保険金給付処理
    又は前記補償金給付処理を実行することを特徴とする、 保険商品の給付処理方法。
  10. 【請求項10】 コンピュータシステムに下記の機能を
    形成するためのコンピュータプログラムが記録された記
    録媒体。 (1)保険金給付事由の発生時に契約者が自己負担すべ
    き免責金額が定められている保険商品の契約に関する契
    約情報を前記コンピュータシステムが読みとり可能な情
    報記録領域に契約者毎に記録する機能、(2)個々の契
    約者の前記契約情報に基づく保険金給付処理を実行する
    機能、(3)前記免責金額の範囲で各契約者に当該免責
    金額を補助するための補償金の給付処理を実行する機
    能、(4個々の契約者の自己負担額と補償希望額の入力
    を受け付け、前記自己負担額についてはその額を所定期
    間にわたって累積する機能、(5)前記自己負担額の累
    積値が所定値に達した又は達する予定の契約者からの要
    求に応じて、前記保険金給付処理又は前記補償金給付処
    理を実行する機能、(6)前記補償金給付処理を実行し
    たときに当該契約者を当事者とする新たな保険契約を自
    動発効させる機能。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112805741A (zh) * 2018-07-25 2021-05-14 回弹融资股份有限公司 用于监测定量和定性环境分析以及管理相关联金融交易的商业方法、装置和系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112805741A (zh) * 2018-07-25 2021-05-14 回弹融资股份有限公司 用于监测定量和定性环境分析以及管理相关联金融交易的商业方法、装置和系统

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