JP2002109175A - ブランド力診断方法及びそのシステム - Google Patents

ブランド力診断方法及びそのシステム

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JP2002109175A
JP2002109175A JP2000302433A JP2000302433A JP2002109175A JP 2002109175 A JP2002109175 A JP 2002109175A JP 2000302433 A JP2000302433 A JP 2000302433A JP 2000302433 A JP2000302433 A JP 2000302433A JP 2002109175 A JP2002109175 A JP 2002109175A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】売上との関係でブランド力を診断する方法及び
システムを提供する。 【解決手段】品質、定評、共感、愛着、識別、話題、印
象、興味の8指標を対象としたアンケートの回答を数値
化して、記憶するステップと、品質、定評、共感、愛着
の4指標の回答を集約し、ブランド資産の評価値を計算
し、識別、話題、印象、興味の4指標の回答を集約し、
ブランドアクテイビテイの評価値を計算するステップ
と、両評価値からブランド資産とブランドアクテイビテ
イとのマトリックスでのブランドの位置を出力するステ
ップとを有する。買いたい商品を検討するときに候補に
挙がるブランド(Evoked Set)で定義し、このEvoked
Setノミネート率に影響する構成要素を、ブランド資産
とブランドアクテイビテイの2つで定義し、2大要素
を、品質、定評、共感、愛着、識別、話題、印象、興味
の8指標で表すことにより、ブランド力を正確に診断
し、対策が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明、製品及びサービス等
の商品ブランドの競争力を診断するブランド力診断方法
及びそのシステムに関し、特に、ブランドの競争力と個
々のブランドの今後の改善点を診断するためのブランド
力診断方法及びそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】自己の製品、サービス等の商品を他人の
商品と区別するため、商品ブランド(所謂、商標)を商
品に付与する。消費者は、ある商品を購入するのに、商
品ブランドをキーに、購入商品を決定する。従って、消
費者のブランドに対する意識、認識を調査することによ
り、そのブランドの商品の市場での価値を診断すること
ができる。即ち、消費者は商品をブランドで認識するた
め、商品の市場での価値は、このブランドに対する意
識、認識を調査することにより診断できる。このブラン
ドに対する意識を定量的に測定したものをブランド力と
言う。
【0003】このブランド力を測定するため、従来は、
ブランドイクイテイを測定する手法が提案されている。
この測定方法は、「ブランドロイヤリテイ」(ブランド
に対する愛着度)、「ブランド認知」(ブランドがその
商品に所属することを生活者が認識及び想起する程
度)、「知覚品質」(代替製品と比べたそのブランドの
品質乃至優位性についての知覚)、「ブランド連想」
(ブランドに関する記憶と関連するもの)という4つの
要素に基ずいた消費者の動向を測定し、ブランド力を診
断するものである。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】従来のブランド力
の診断方法は、主に、前述の4つの要素からブランドの
資産的価値(過去の実績)に着目し、ブランドイクイテ
イの構造上の問題点を診断するというものである。この
ため、ブランドを静的なものとして捉えていたため、商
品の売上シェアとブランド力との関係や個々のブランド
の今後の問題点の発見が困難であるという問題が生じて
いた。
【0005】従って、本発明の目的は、商品の売上シェ
アとブランド力との関係を診断するためのブランド力診
断方法及びそのシステムを提供するにある。
【0006】又、本発明の他の目的は、購入対象候補に
挙がるブランド力を診断するためのブランド力診断方法
及びそのシステムを提供するにある。
【0007】更に、本発明の他の目的は、競合ブランド
との比較において、現状の売上シェアの原因と今後の問
題点を導き出すためのブランド力診断方法及びそのシス
テムを提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的の達成のため、
本発明の生活者のブランドに対するアンケート結果から
そのブランド力を診断するブランド力診断方法は、少な
くとも、品質、定評、共感、愛着、識別、話題、印象、
興味の8指標を対象とした複数の前記アンケートの回答
を数値化して、メモリに記憶するステップと、前記品
質、定評、共感、愛着の4指標の回答を集約し、ブラン
ド資産の評価値を計算し、前記識別、話題、印象、興味
の4指標の回答を集約し、ブランドアクテイビテイの評
価値を計算するステップと、前記両評価値から前記ブラ
ンド資産と前記ブランドアクテイビテイとのマトリック
スでの前記ブランドの位置をビジュアル出力するステッ
プとを有することを特徴とする。
【0009】本発明では、力のあるブランドとは、買い
たい商品を検討するときに候補に挙がるブランド(Evok
ed Set)で定義し、このブランド力の強弱には、Evoked
Setが影響することが判った。このブランド力(Evoke
d Setノミネート率)に影響する構成要素を検討したと
ころ、大きく分けて、ブランド資産とブランドアクテイ
ビテイの2つで定義できることが判った。これらの2大
要素は、品質、定評、共感、愛着、識別、話題、印象、
興味の8指標で表すことにより、ブランド力を正確に診
断し、対策を立て、Evoked Setノミネート率をコント
ロールすることが可能である。
【0010】又、本発明では、前記ビジュアル出力する
ステップは、前記ブランド資産と前記ブランドアクテイ
ビテイとのマトリックスでの前記ブランドの位置と前記
ブランドと競合する他のブランドの位置をビジュアル出
力するステップからなることにより、他のブランドとの
相対比較により、ブランドを診断できる。
【0011】更に、本発明では、好ましくは、前記ブラ
ンド資産の評価値の計算ステップは、前記品質、定評の
2指標の回答を集計し、前記共感、愛着の2指標の回答
を集計し、前記両集計値を集計して、前記ブランド資産
の評価値を計算するステップからなり、前記ブランドア
クテイビテイの評価値を計算するステップは、前記識
別、話題の2指標の回答を集計し、前記印象、興味の2
指標の回答を集計、前記両集約値を集計して、前記ブラ
ンドアクテイビテイの評価値を計算するステップからな
り、前記ビジュアル出力ステップは、前記ブランド資産
を構成する前記品質、定評の2指標と、前記共感、愛着
の2指標とのマトリックスでの前記ブランドの位置をビ
ジュアル出力し、前記ブランドアクテビテイを構成する
前記識別、話題の2指標と、前記印象、興味の2指標と
のマトリックスでの前記ブランドの位置をビジュアル出
力するステップを更に有する。これにより、更に、ブレ
ークダウンしたブランド診断が可能となる。
【0012】更に、本発明では、好ましくは、前記記憶
ステップは、前記アンケートの前記8指標の回答の理由
を示す理由語を数値化して、記憶するステップを更に有
し、前記計算ステップは、前記数値化された理由語を分
析するステップを更に有し、前記ビジュアル出力ステッ
プは、前記理由語の分析結果をビジュアル出力するステ
ップを更に有する。
【0013】この形態では、これらの指標語に、その指
標語を説明する理由語を、カテゴリや課題特性に応じて
個別に設定し、この理由語への反応を分析することによ
り、具体的にブランド力の構成内容の質と量を測定する
ことができる。
【0014】更に、本発明は、前記計算ステップは、各
前記理由語を集計するステップを更に有し、前記ビジュ
アル出力ステップは、前記理由語の集計値をレーダーチ
ャートでビジュアル出力するステップを更に有すること
により、より具体的に、ブランド力の構成内容の質と量
を測定することができる。
【0015】更に、本発明では、好ましくは、前記数値
化された理由語と前記回答結果との関係式から前記理由
語の重みを計算するステップを更に有し、前記ビジュア
ル出力ステップは、前記指標の各理由語の重みを記載し
た判定表をビジュアル出力するステップを更に有するこ
とにより、ブランド力に寄与する理由を直接的に診断で
きる。
【0016】更に、本発明では、好ましくは、前記計算
した重みによる評価点と前記指標の回答値から、前記関
係の回帰分析精度を計算するステップを更に有すること
により、ブランドに寄与する理由判定精度を測定でき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、ブ
ランド力診断の概念、ブランド力診断システム、ブラン
ド力診断処理、ブランド力強化施策策定処理、他の実施
の形態の順で、説明するが、本発明は、この実施の形態
に限られるものではない。
【0018】[ブランド力診断の概念]図1は、本発明
の一実施の形態のブランド力診断の測定指標の階層構成
図、図2は、図1の測定指標によるブランド力診断の説
明図、図3は、本発明のブランド力診断のための売上シ
ェアと再生購入候補ブランド(Evoked Set)ノミネー
ト率との関係図である。
【0019】先ず、本発明でいうブランド力を説明す
る。本発明者等は、ブランド毎の売上シェアと、再生購
入候補ブランド(Evoked Set)ノミネート率を調査し
た。図3に、売上シェアと再生購入候補ブランド(Evok
ed Set)ノミネート率との関係の調査結果を示し、横軸
に、商品ブランドA〜Iを、縦軸に、そのブランド(商
品)の売上シェア(%)、Evoked Setノミネート率
(%)を示してある。
【0020】再生購入候補ブランド(Evoked Set)と
は、買いたい商品を検討するときに候補に挙がるブラン
ドで定義する。そして、Evoked Setノミネート率と
は、その商品カテゴリにおいて、検討候補に挙がる全ブ
ランド数を「100」とし、そのブランドが検討候補に
挙がる数をパーセントで正規化したものである。
【0021】図3の調査結果から、Evoked Setノミネ
ート率(即ち、Evoked Setに挙がる率)と売上シェア
は対応した傾向を示しており、Evoked Setに挙がるブ
ランドが実際に売れていることが判る。即ち、本発明で
は、力のあるブランドとは、買いたい商品を検討すると
きに候補に挙がるブランド(Evoked Set)で定義し、こ
のブランド力の強弱には、Evoked Setが影響する。
【0022】このブランド力(Evoked Setノミネート
率)を様々な角度から検討したところ、ブランド力(Ev
oked Setノミネート率)に影響する構成要素は、図1
に示すように、大きく分けて、ブランド資産とブランド
アクテイビテイの2つであることが判った。ブランド資
産は、従来でも診断、分析されている蓄積的価値であ
り、これまでのマーケテイング活動、広告活動などの蓄
積により得られた評価である。一方、ブランドアクテイ
ビテイは、本発明で新たに導入された現在そのブランド
が生活者に与えている動的なインパクトを指標化したも
のであり、現状行われているマーケテイング活動、広告
活動などによる存在感、インパクトで定義される。
【0023】図1に示すように、このブランド力の構成
要素(ブランド資産とブランドアクテイビテイ)を測定
するには、ブランド資産を品質定評、共感愛着という2
つの測定指標で、ブランドアクテビテイを識別話題、印
象興味という2つの測定指標で測定することができる。
【0024】品質共感は、消費者による主観的評価であ
り、機能がすぐれているか、売れているかなど、消費者
が実際に感じている商品性である。共感愛着は、消費者
とブランドの心理的距離であり、親近感や自己適合性な
ど、消費者がそのブランドに感じている心理的な近さの
度合いである。
【0025】識別話題は、消費者が感じる個性や存在感
であり、現状の話題性、認識などを通じて消費者が実感
するブランドの存在感である。印象興味は、消費者が感
じるインパクトであり、現状のマーケテイング活動や広
告活動を通じて消費者が感じる魅力度である。
【0026】このため、さらに、それぞれの測定指標に
2つの指標語を定義する。即ち、品質定評は、商品が良
い、商品が売れている、という2つの指標語で、共感愛
着は、なじみがある、自分に合うという、2つの指標語
で、識別話題は、他と違う特徴がわかる、商品や広告が
話題となっている、という2つの指標語で、印象興味
は、商品や広告が印象に残る、興味がわく、という2つ
の指標語で定義する。
【0027】これら8つの指標語で表されるブランド力
を正確に把握し、対策を立てることが、Evoked Setノ
ミネート率をコントロールすることに有効である。
【0028】更に、これらの指標語には、その指標語を
説明する理由語を、カテゴリや課題特性に応じて個別に
設定する。この理由語への生活者による反応をとること
により、具体的にブランド力の構成内容の質と量を測定
することができる。
【0029】具体的には、図5及び図6で後述するこの
指標語によるアンケートを作成し、消費者からアンケー
トをとる。アンケート結果を、4つの測定指標に集約
し、ブランド力の2大要素を測定することにより、ブラ
ンド力を診断する。
【0030】図2は、ある商品カテゴリにおけるEvoked
Setノミネート率とブランド2大要素(ブランド資産
とブランドアクテイビテイ)との関係図であり、ブラン
ド2大要素のマトリックス座標での各ブランドの相対位
置とEvoked Setノミネート率を示す。
【0031】図2から、Evoked Setノミネート率の低
いブランドは、ブランド2大要素(ブランド資産とブラ
ンドアクテイビテイ)が低く、Evoked Setノミネート
率の高いブランドは、ブランド2大要素(ブランド資産
とブランドアクテイビテイ)が高いことが理解される。
【0032】従って、これらブランド2大要素(ブラン
ド資産とブランドアクテイビテイ)のポイントを引き上
げることが、ブランド力、即ち、Evoked Setノミネー
ト率を高める有効な方法であり、図2のマトリックス線
図は、2大要素の位置、偏りによりブランドを類別診断
することになる。これにより、ブランド毎に、適切且つ
効率的な対策を講じることが可能となり、更に、具体的
に、前述の指標語以下により、適切なブランド戦略を計
画できる。
【0033】例えば、図2のAグループのブランドは、
アクテイビテイ型、Cグループのブランドは資産型と判
断できる。これにより、例えば、Evoked Setノミネー
ト率を高めるには、資産型ブランドを対象とする場合に
は、アクテイビテイの強化戦略を立てることが有効と判
断できる。又、アクテイビテイ型ブランドは、アクテイ
ビテイの更なる強調戦略を立てることにより、資産型よ
り有利な改善を図るという対策の方向性を検討できる。
尚、ブランド資産を高める方向も考慮できるが、今後の
展開として、ブランド資産を高めるより、ブランドアク
テビテイを高める方が手っ取り早く、有効である。
【0034】このように、ブランド力をEvoked Setノ
ミネート率という再生購入候補率、即ち売れ続ける力で
定義し、その構成要素をブランド資産、ブランドアクテ
イビテイで定め、各構成要素を4つの測定指標、8つの
測定指標語で測定し、測定結果を自動分析することによ
り、売れ続けるためのブランド力を診断できる。これに
より、ブランド力を高めるためのブランド毎の適切且つ
効率的な対策を講じることが可能となる。
【0035】[ブランド力診断システム]次に、前述の
ブランド力を診断するシステムを説明する。図4は、本
発明の一実施の形態のブランド力診断システムの構成
図、図5及び図6は、そのアンケート内容の説明図、図
7は、図4のブランド力診断処理フロー図である。
【0036】図4に示すように、ブランド力診断システ
ムは、CPU1,ファイル装置2、Webサーバ3、入
力装置4、デイスプレイ5、プリンタ6からなる。生活
者の意識は、アンケート7から得る。アンケート7の結
果は、Webサーバ3及び/又は入力装置4からアンケ
ートデータとして、CPU1に入力する。Webサーバ
3は、インターネット等のネット網により、生活者の端
末(パソコン、携帯電話等のモバイル端末)にアンケー
ト7のデータを送信し、端末で入力された回答データを
受信する。入力装置4は、キーボードやOMR等で構成さ
れ、アンケート7の用紙に、生活者の回答をデータとし
て入力する。
【0037】CPU1は、入力されたアンケートデータ
(回答)をファイル装置2の登録データベースファイル
20に登録した後、診断指示に応じて、ブランド診断処
理を行い、診断結果をファイル装置2の出力ファイル2
6に格納する。デイスプレイ5は、診断処理の内容、診
断結果を表示し、プリンタ6は、診断結果を印刷する。
【0038】CPU1のブランド診断処理、ファイル装
置2の構成を説明する前に、アンケート7の内容を図5
及び図6により説明する。アンケート7の内容は、前述
の図1のブランド力(ブランド資産、ブランドアクテイ
ビテイ)を診断するための8つの測定指標と、理由語で
構成される。アンケートは、各ブランド毎に作成され、
そのアンケートの基本形を図5及び図6に示す。
【0039】図5及び図6に示すように、前述の品質定
評は、商品が良い、商品が売れている、という2つの指
標語をQ1,Q2で、共感愛着は、なじみがある、自分
に合うという、2つの指標語をQ3,Q4で、識別話題
は、他と違う特徴がわかる、商品や広告が話題となって
いる、という2つの指標語をQ5,Q6で、印象興味
は、商品や広告が印象に残る、興味がわく、という2つ
の指標語をQ7,Q8で質問する形式である。各質問に
対する回答は、「1.思う」、「2.やや思う」、
「3.どちらともいえない」、「4.余り思わない」、
「5.思わない」の5つの選択肢から選択する。
【0040】更に、各質問の回答に対し、回答の理由を
示す理由語を設定する。例えば、食品のカテゴリーのブ
ランドのQ1の品質に対しては、品質の回答の理由とし
て、「1.品質が優れている」、「2.おいしい」、
「3.メーカーが信用できる」、「4.栄養価が高
い」、「5.パッケージが優れている」、「6.健康に
良い」、「7.料理に合う」、「8.低カロリー」、
「9.味がまずい」、「10.信頼できない」、「1
1.栄養価が高い」、「12.パッケージデザインが悪
い」、「13.健康効果が低い」、「14.料理に合わ
ない」、「15.カロリーが高い」を設定し、回答を得
る。以下、同様に、Q2の定評、Q3の共感、Q4の愛
着、Q5の識別、Q6の話題、Q7の印象、Q8の興味
に理由語を設定する。
【0041】尚、アンケート7の回答には、言うまでも
無く、アンケート回答者の性別、年齢、広告接触度等の
プライベートデータも含まれる。
【0042】図4及び図7を参照して、CPU1のブラ
ンド診断処理の全体の流れ、ファイル装置2の構成を説
明する。先ず、アンケート7の回答データは、Webサ
ーバ3、入力装置4を介しCPU1の制御で、ファイル
装置2の登録データベースファイル20に登録される。
アンケートの回答(調査)データは、各指標語の選択肢
の選択を「1」、「0」のフラグで、理由語の選択肢の
選択を「1」、「0」のフラグでデータベースファイル
20に格納される。
【0043】CPU1は、入力装置(キーボード)4か
らのブランド診断指示(診断ブランド名等)に応じて、
入力レコード分類処理S10により、登録データベース
20から対象ブランドの調査データを抽出し、評価デー
タ(指標語に対する回答)と、理由語データに分類す
る。そして、評価データは、入力レコードファイル21
に格納され、理由語データは、理由語ファイル24に格
納される。
【0044】次に、CPU1は、ブランド力の診断のた
め、集計処理S11により、入力レコードファイル21
の入力レコード(各指標語の選択結果)を前述の図1の
階層構造に従い集計する。集計結果は、集計ファイル2
3に集計される。出力マトリックス処理S12は、集計
結果から2大要素、4指標のマトリックス出力を生成
し、出力ファイル26に展開する。この出力ファイル2
6の内容は、プリンタ6、デイスプレイ5でビジュアル
出力される。
【0045】一方、理由語ファイル24の理由語レコー
ドは、CPU1のマージ処理S13により、入力レコー
ドファイル21の入力レコードとマージされ、ブランド
力要素データに変換され、ブランド力要素ファイル25
に格納される。次に、CPU1の回帰分析処理S14に
より、ブランド力要素データが回帰分析され、要素の重
みが計算される。更に、CPU1の理由語出力処理S1
5により、ブランド力寄与度判定表とレーダーチャート
が作成され、出力ファイル26に展開される。この出力
ファイル26の内容は、プリンタ6、デイスプレイ5で
ビジュアル出力される。
【0046】次に、前述のブランド力診断処理、理由語
によるブランド力強化策策定処理を具体的に説明する。
【0047】[ブランド力診断処理]図8は、本発明の
一実施の形態のブランド力診断処理フロー図、図9は、
その集計処理の計算表の説明図、図10乃至図14は、
ブランド力診断結果の出力例の説明図である。
【0048】図8は、図4の入力レコード分類処理S1
0,集計処理S11,出力マトリックス処理S12の実
施の形態を示す。
【0049】(S10)ブランド力を診断する会社(こ
こでは、ブランド名)を入力する。例えば、同一商品カ
テゴリの競合各社のブランド名を指定する。入力レコー
ド分類処理では、指定されたブランドをキーにして、登
録データベース20からそのブランドの8指標Q1〜Q
8の回答結果(選択肢1〜5のフラグ)を取り出し、サ
ンプル番号、対象ブランド、8指標Q1〜Q8の回答結
果(選択肢1〜5のフラグ)のテーブルを作成し、入力
レコードファイル21に格納する。図8では、4ブラン
ドA,B,C,Dの入力レコードを示す。
【0050】(S11)次に、8指標の集計を指示す
る。この場合、対象ブランド及び分析対象者の属性(例
えば、20代男性)を指定できる。この集計において、
各対象ブランドのブランド力要素(8測定指標;品質、
定評、共感、愛着、識別、話題、印象、興味)は、図9
の8指標データ集約式により、計算される。この式にお
いて、Q1−1〜Q1−5、Q2−1〜Q2−5、Q3
−1〜Q3−5、Q4−1〜Q4−5、Q5−1〜Q5
−5、Q6−1〜Q6−5、Q7−1〜Q7−5、Q8
−1〜Q8−5は、8指標Q1〜Q8の回答結果(選択
肢1〜5のフラグ)であり、k1〜k5は、重み付けパ
ラメータである。例えば、k1=2,k2=1,k3=
0,k4=−1,k5=−2と設定する。従って、アン
ケートのQ1で「1。思う」を選択すると、重みk1=
2により、評価点は2ポイントとなる。
【0051】次に、測定4指標、即ち、品質定評、共感
愛着、識別話題、印象興味を図9のように、8指標の加
算により、計算する。更に、測定2指標、即ち、ブラン
ド資産、ブランドアクテビテイを、4指標の加算によ
り、計算する。そして、図8のように、指標データマト
リックステーブルを作成し、集計ファイル23に格納す
る。図8では、20代男性の指標データマトリックステ
ーブルを示す。
【0052】(S12)次に、出力マトリックス処理で
は、集計ファイル23の指標データマトリックステーブ
ルから、指標マトリックスでの各ブランドの相対位置を
示すマトリックス出力を作成し、出力ファイル26に格
納する。この出力ファイル26のマトリックス出力は、
プリンタ6、デイスプレイ5でビジュアル化(印刷又は
表示)される。図8では、4指標の2指標ずつ(品質定
評と共感愛着、識別話題と印象興味)のマトリックス出
力80、81と、測定2指標(ブランド資産とブランド
アクテビテイ)のマトリックス出力82を示し、各ブラ
ンドA,B,Dの各指標の評価点(集計値)からそのマ
トリックスでの位置にプロットされる。
【0053】このマトリックス出力の意味を、図10乃
至図14で説明する。図10は、2大要素(ブランド資
産、ブランドアクテビテイ)のマトリックス出力82を
示し、2大要素によるブランド力のポジショニングが表
示される。この例では、ブランドPは、資産もアクテビ
テイも高く、ブランドQは、アクテイビテイは形成され
ているが、資産が低く、ブランドRは、資産は形成され
ているが、アクテビテイが低いと診断される。
【0054】そして、ブランドRを対象とする診断で
は、ブランド資産は形成されているが、競合ブランド
P,Qに比較して、ブランドアクテイビテイが劣ってい
ることが判るから、より高いブランド力を得るには、資
産を維持しつつ、アクテイビテイを強化することが課題
となると診断できる。
【0055】図11は、ブランド資産の2測定指標(品
質定評、共感愛着)のマトリックス出力80を示し、2
測定指標によるブランド資産の構成が表示される。この
例では、ブランドRを対象とする診断では、品質定評、
共感愛着とも高いポイントを獲得し、ブランド資産は形
成されているが、競合ブランドP,Qを引き離す働きを
しているのは、主に、共感愛着である。従って、資産の
構成要素として、共感愛着がより重要度が高いと診断で
きる。
【0056】図12は、ブランドアクテイビテイの2測
定指標(印象興味、識別話題)のマトリックス出力81
を示し、2測定指標によるブランドアクテビテイの構成
が表示される。この例では、ブランドRを対象とする診
断では、印象興味、識別話題とも、競合ブランドP,Q
に先行されており、特に識別話題の面で劣っていること
が判る。従って、アクテイビテイをより高めるには、識
別話題を重点的に強化する必要があると診断できる。
【0057】同様に、8つの指標語にブレークダウンし
て、分析することにより、更に詳細に診断することがで
きる。例えば、ブランドRについて言えば、ブランドア
クテイビテイを構成する識別話題に対する指標語「他と
違う特徴がある]、「商品や広告が話題になっている」
をベースにした宣伝、広告活動を展開することが好まし
いと診断できる。
【0058】更に、消費者セグメントによる課題の抽出
ができる。即ち、各ブランドのプロフィールを、デモグ
ラフィック特性や広告接触有無などのセグメント別に分
析することにより、各ブランドが誰にどのように支持さ
れ、逆に、ブランド力を強化するには、誰にどのような
態度、行動を促せばよいか、そのため、どのような課題
をクリアしなければならないかを指摘することができ
る。
【0059】図13は、ブランド資産を年代別にマトリ
ックス化したものである。この例では、ブランドRを対
象とする診断では、品質定評、共感愛着とも全般的に高
いポイントを獲得し、ブランド資産は形成されている
が、それを支えているのは、主に40歳以上の中高年層
であると判る。これに対し、競合ブランドPは若年層の
支持をえることに成功しており,ブランドRは絶対的に
も相対的にも、「若年層の取り込み」が課題のひとつで
あると診断できる。
【0060】図14は、ブランドアクテイビテイの2測
定指標(印象興味、識別話題)のマトリックス出力で、
広告接触別の出力を示し、2測定指標によるブランドア
クテビテイの構成が表示される。この例では、ブランド
Rを対象とする診断では、広告が主に識別話題に貢献し
ており、競合ブランドPの広告は印象興味に大きく貢献
していることが判る。従って、ブランドPの方がEvoked
Setノミネート率が高いことを考えると、ブランドR
は、印象興味型への広告に切り替えることも検討する必
要があると診断される。
【0061】同様に、8つの指標語にブレークダウンし
て、分析することにより、更に詳細に診断することがで
きる。
【0062】[ブランド力強化施策策定処理]次に、図
4及び図7のブランド力強化策定処理を説明する。図1
5は、図7のブランド力強化策定処理フロー図、図16
は、その説明力の説明図、図17乃至図18は、そのレ
ーダーチャートの説明図である。
【0063】図15は、図4のマージ処理S13,回帰
分析処理S14,レーダーチャート作成処理S15の実
施の形態を示す。
【0064】(S13)前述の入力レコード分類処理で
は、指定されたブランドをキーにして、登録データベー
ス20からそのブランドの8指標Q1〜Q8の理由語
(選択肢1〜Nのフラグ)を取り出し、サンプル番号、
対象ブランド、8指標Q1〜Q8の区別、理由語(選択
肢1〜Nのフラグ)のテーブルを作成し、理由語ファイ
ル24に格納される。図15では、5ブランドA,B,
C,D、Eの品質の理由語レコードを示す。
【0065】CPU1のマージ処理により、理由語レコ
ード24は、入力レコード21の8指標の評価点Y(即
ち、図9における各サンプルの8指標の各々の指標の選
択肢の加算値であり、前述の図9の計数値の場合、+
2、+1、0、−1、−2のいずれかの値をとる)とマ
ージされ、ブランド力要素テーブルが作成され、ブラン
ド力要素ファイル25に格納される。
【0066】ブランド力要素テーブルは、8指標の各々
に設けられる、サンプル番号、対象ブランド、その指標
Q1〜Q8の評価点Y、理由語(選択肢1〜Nのフラ
グ)のテーブルである。
【0067】(S14)次に、CPU1の回帰分析処理
により、ブランド力要素テーブルが回帰分析され、要素
の重みが計算される。即ち、評価点Yと、理由語1〜N
のフラグX1〜XN(「1」又は「0」)との関係式を
下記の如く設定する。 Y=a1・X1+a2・X2+……+aN・XN (1)
【0068】ある指標(例えば、品質)について、各サ
ンプルの関係式を設定し、これらの関係式から、a1〜
aNを求める連立方程式を解く。このa1〜aNは、理
由語の重みであり、どの理由語が評価点に影響している
かを示す。これを各ブランドの8指標の各指標につい
て、回帰分析する。
【0069】例えば、あるブランドの前述の図5の8指
標の品質質問において、Aさんが、「良いと思う」(Y
=+2)と回答し、理由としての理由語を、「1.品質
が優れている」、「3.メーカーが信用できる」、
「5.パッケージが優れている」を選んだ場合には、前
述の関係式は、下記の如くなる。 +2=a1+a3+a5 (2)
【0070】同様に、そのブランドのBさんの品質回
答、選択した理由語から、Bさんの関係式を求める。以
下、同様に、Cさん以下、全員(例えば、100人(サ
ンプル))の関係式を求め、それらのa1〜aNを求め
る連立方程式を解く、所謂回帰分析を行う。
【0071】(S15)このようにして、各対象ブラン
ド(例えば、ブランドA)の8指標の各理由語の重みa
1〜aNを表にしたブランド力寄与度判定表85を作成
する。この重みa1〜aNは、各理由語がそれぞれどの
程度のパワーを持つかを示し、8指標の評価について、
どの理由語が寄与しているかを示す。これにより、どの
理由語がブランドのパワーアップに有効かを判定するこ
とができる。このブランド力寄与度判定表85には、説
明力γ2が付加される。
【0072】説明力は、寄与度判定の精度、即ち、回帰
分析の精度を示す。このため、先ず、前述の回帰分析に
より得られた重み値a1〜aNを関係式(1)に設定
し、評価点Yとのモデル関係式を作成する。このモデル
関係式に、各個人(サンプル)の理由語フラグX1〜X
Nをセットし、モデル値Y’を計算する。そして、図1
5の対比表83、即ち、各サンプルの各ブランドの実測
値(ファイル25の得点)Yと、モデル値Y’の対比表
を作成する。図16のように、この実測値YをY軸に、
モデル値Y’をX軸にとったマトリクスにおいて、各サ
ンプルをプロットすると、ある分布を持った群となる。
【0073】この分布の各ブランドの全サンプルの評価
値を基準に、評価点Yとモデル値Y’の相関性(同一変
化傾向がある)の有無を示す相関係数γを計算する。相
関係数は、2変数の相関性を示す一般的な統計数値であ
り、相関係数γは1〜−1の間の値をとり、相関係数が
1に近い程、分散の程度は小さく、正の相関性(Yと
Y’が同様の増減傾向を示す)を持つことが証明され、
回帰分析の精度が高いことを示す。又、相関係数が−1
に近い場合は、負の相関が強いとされ、Yの増加に伴っ
てY’が減少するという逆位相関係となる。
【0074】図15の回帰ライン特性図84は、これを
示す。相関係数の絶対値が小さい場合には、回帰精度が
低く、モデル、即ち、設定された理由語と異なる理由語
がブランド力に影響することを示す。この場合は、アン
ケートの理由語を作成しなおすことが検討課題となる。
【0075】次に、レーダーチャート86が8指標の各
々に作成される。図17は、ブランドRとブランドQと
2つのブランドの品質が良いと思う理由語8つについ
て、理由語の選択数を計算し、品質が良いと思うと選択
したサンプル数で割った値をレーダーチャートで示す。
【0076】図17からは、品質が良いと答えた理由と
して、ブランドRには、主に物性のイメージの言葉(高
級感がある等)が挙げられたのに対し、競合ブランドQ
には、コミュニケーションイメージの言葉(ネーミング
が良い等)が多く挙げられており、質的に異なるフォー
ムを形成していることが判る。仮に、ブランドQをしの
ぐことがマーケテイングの目標である場合、ブランドR
は、コミュニケーションイメージの向上を持って高品質
感を訴えることに注力すべきと判断される。
【0077】図18は、ブランドRとブランドQと2つ
のブランドの印象に残ると思う理由語8つについて、理
由語の選択数を計算し、印象に残ると思うと選択したサ
ンプル数で割った値をレーダーチャートで示す。
【0078】図18からブランドRは、CMソング以外
の全てにおいて、競合ブランドQほど強い印象を残して
いないことが判る。この場合、CMソングは記憶に残っ
ても、購買につながるべき「商品名」や「商品特徴」が
浸透していない恐れがある。商品属性を強調したコミュ
ニケーションによって、印象度を引き上げる必要がある
と判断される。このように、ブランド力寄与度判定表及
びレーダーチャートが作成され、出力ファイル26に展
開される。この出力ファイル26の内容は、プリンタ
6、デイスプレイ5でビジュアル出力される。
【0079】[他の実施の形態]前述の実施の形態で
は、8指標の5つの回答項目を評価の対象としている
が、例えば、良い評価(良いと思う、やや思う)を評価
対象としても良い。又、商品も、サービスを含む。
【0080】以上、本発明を、実施の形態で説明した
が、本発明の趣旨の範囲内において、、種々の変形が可
能であり、これらを本発明の技術的範囲から排除するも
のではない。
【0081】
【発明の効果】本発明では、力のあるブランドとは、買
いたい商品を検討するときに候補に挙がるブランド(Ev
oked Set)で定義し、Evoked Setに影響する構成要素
を、大きく分けて、ブランド資産とブランドアクテイビ
テイの2つで定義し、これらの2大要素は、品質、定
評、共感、愛着、識別、話題、印象、興味の8指標で表
すことにより、ブランド力を正確に診断し、対策を立
て、Evoked Setノミネート率をコントロールすること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のブランド力診断の階層
構成図である。
【図2】図1のブランド力2大要素とEvoked Setの関
係図である。
【図3】図1のためのEvoked Setノミネート率と売上
シェアの関係図である。
【図4】本発明の一実施の形態のブランド力診断システ
ムの構成図である。
【図5】図4のアンケートの基本形の説明図(その1)
である。
【図6】図4のアンケートの基本形の説明図(その2)
である。
【図7】図4のブランド力診断処理の全体フロー図であ
る。
【図8】図7のブランド力診断処理フロー図である。
【図9】図8の集約処理の説明図である。
【図10】図7のビジュアル出力の2大要素によるブラ
ンド力のポジションの説明図である。
【図11】図7のビジュアル出力のブランド資産の構成
の説明図である。
【図12】図7のビジュアル出力のブランドアクテビテ
イの構成の説明図である。
【図13】図7のビジュアル出力の年齢別ブランド資産
評価の説明図である。
【図14】図7のビジュアル出力の広告接触別ブランド
アクテビテイの評価の説明図である。
【図15】図7のブランド力強化策策定処理フロー図で
ある。
【図16】図15の説明力の説明図である。
【図17】図15のビジュアル出力のレーダーチャート
の説明図である。
【図18】図15のレーダーチャートの他の例の説明図
である。
【符号の説明】
1 処理ユニット(CPU) 2 ファイル装置 3 Webサーバ 4 入力装置 5 デイスプレイ 6 プリンタ 20 登録データベース 21 入力レコードファイル 23 集計ファイル 24 理由語ファイル 25 ブランド力要素ファイル 26 出力ファイル
フロントページの続き (72)発明者 並木 義巳 東京都中央区築地1丁目11番10号 株式会 社電通内 (72)発明者 赤井 俊一 東京都中央区築地1丁目11番10号 株式会 社電通内 (72)発明者 中田 晃 東京都中央区銀座7丁目4番17号 株式会 社電通リサーチ内 Fターム(参考) 5B049 BB11 CC00 EE01 FF03 GG09

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生活者のブランドに対するアンケート結果
    からそのブランド力を診断するブランド力診断方法にお
    いて、 少なくとも、品質、定評、共感、愛着、識別、話題、印
    象、興味の8指標を対象とした複数の前記アンケートの
    回答を数値化して、メモリに記憶するステップと、 前記品質、定評、共感、愛着の4指標の回答を集約し、
    ブランド資産の評価値を計算し、前記識別、話題、印
    象、興味の4指標の回答を集約し、ブランドアクテイビ
    テイの評価値を計算するステップと、 前記両評価値から前記ブランド資産と前記ブランドアク
    テイビテイとのマトリックスでの前記ブランドの位置を
    ビジュアル出力するステップとを有することを特徴とす
    るブランド力診断方法。
  2. 【請求項2】前記ビジュアル出力するステップは、 前記ブランド資産と前記ブランドアクテイビテイとのマ
    トリックスでの前記ブランドの位置と前記ブランドと競
    合する他のブランドの位置をビジュアル出力するステッ
    プからなることを特徴とする請求項1のブランド力診断
    方法。
  3. 【請求項3】前記ブランド資産の評価値の計算ステップ
    は、 前記品質、定評の2指標の回答を集計し、前記共感、愛
    着の2指標の回答を集計し、前記両集計値を集計して、
    前記ブランド資産の評価値を計算するステップからな
    り、 前記ブランドアクテイビテイの評価値を計算するステッ
    プは、 前記識別、話題の2指標の回答を集計し、前記印象、興
    味の2指標の回答を集計、前記両集約値を集計して、前
    記ブランドアクテイビテイの評価値を計算するステップ
    からなり、 前記ビジュアル出力ステップは、 前記ブランド資産を構成する前記品質、定評の2指標
    と、前記共感、愛着の2指標とのマトリックスでの前記
    ブランドの位置をビジュアル出力し、前記ブランドアク
    テビテイを構成する前記識別、話題の2指標と、前記印
    象、興味の2指標とのマトリックスでの前記ブランドの
    位置をビジュアル出力するステップを更に有することを
    特徴とする請求項1又は2のブランド力診断方法。
  4. 【請求項4】前記記憶ステップは、 前記アンケートの前記8指標の回答の理由を示す理由語
    を数値化して、メモリに記憶するステップを更に有し、 前記計算ステップは、 前記数値化された理由語を分析するステップを更に有
    し、 前記ビジュアル出力ステップは、 前記理由語の分析結果をビジュアル出力するステップを
    更に有することを特徴とする請求項1又は2又は3のブ
    ランド力診断方法。
  5. 【請求項5】前記計算ステップは、 各前記数値化された理由語を集計し、分析するステップ
    を有し、 前記ビジュアル出力ステップは、 前記理由語の集計値をレーダーチャートでビジュアル出
    力するステップを有することを特徴とする請求項4のブ
    ランド力診断方法。
  6. 【請求項6】前記計算ステップは、 前記数値化された理由語と前記回答結果との関係式から
    前記理由語の重みを計算するステップを有し、 前記ビジュアル出力ステップは、前記指標の各理由語の
    重みを記載した判定表をビジュアル出力するステップを
    有することを特徴とする請求項4又は5のブランド力診
    断方法。
  7. 【請求項7】前記計算した重みによる評価点と前記指標
    の回答値から、前記関係の回帰分析精度を計算するステ
    ップを更に有することを特徴とする請求項6のブランド
    力診断方法。
  8. 【請求項8】生活者のブランドに対するアンケート結果
    からそのブランド力を診断するブランド力診断システム
    において、 少なくとも、品質、定評、共感、愛着、識別、話題、印
    象、興味の8指標を対象とした複数の前記アンケートの
    回答を数値化して、記憶するファイルと、 前記品質、定評、共感、愛着の4指標の回答を集約し、
    ブランド資産の評価値を計算し、前記識別、話題、印
    象、興味の4指標の回答を集約し、ブランドアクテイビ
    テイの評価値を計算する処理ユニットと、 前記両評価値から前記ブランド資産と前記ブランドアク
    テイビテイとのマトリックスでの前記ブランドの位置を
    ビジュアル出力する出力ユニットとを有することを特徴
    とするブランド力診断システム。
  9. 【請求項9】前記ビジュアル出力ユニットは、 前記ブランド資産と前記ブランドアクテイビテイとのマ
    トリックスでの前記ブランドの位置と前記ブランドと競
    合する他のブランドの位置をビジュアル出力することを
    特徴とする請求項8のブランド力診断システム。
  10. 【請求項10】前記処理ユニットは、 前記品質、定評の2指標の回答を集計し、前記共感、愛
    着の2指標の回答を集計し、前記両集計値を集計して、
    前記ブランド資産の評価値を計算し、前記識別、話題の
    2指標の回答を集計し、前記印象、興味の2指標の回答
    を集計、前記両集約値を集計して、前記ブランドアクテ
    イビテイの評価値を計算し、 前記ビジュアル出力ユニットは、 前記ブランド資産を構成する前記品質、定評の2指標
    と、前記共感、愛着の2指標とのマトリックスでの前記
    ブランドの位置をビジュアル出力し、前記ブランドアク
    テビテイを構成する前記識別、話題の2指標と、前記印
    象、興味の2指標とのマトリックスでの前記ブランドの
    位置をビジュアル出力することを特徴とする請求項8又
    は9のブランド力診断システム。
  11. 【請求項11】前記ファイルは、 前記アンケートの前記8指標の回答の理由を示す理由語
    を数値化して、記憶し、 前記処理ユニットは、前記数値化された理由語を分析
    し、 前記ビジュアル出力ユニットは、 前記理由語の分析結果をビジュアル出力することを特徴
    とする請求項8又は9又は10のブランド力診断システ
    ム。
  12. 【請求項12】前記処理ユニットは、各前記理由語を集
    計し、 前記ビジュアル出力ユニットは、 前記理由語の集計値をレーダーチャートでビジュアル出
    力することを特徴とする請求項11のブランド力診断シ
    ステム。
  13. 【請求項13】前記処理ユニットは、 前記数値化された理由語と前記回答結果との関係式から
    前記理由語の重みを計算し、 前記ビジュアル出力ユニットは、前記指標の各理由語の
    重みを記載した判定表をビジュアル出力することを特徴
    とする請求項11又は12のブランド力診断システム。
  14. 【請求項14】前記処理ユニットは、 前記計算した重みによる評価点と前記指標の回答値か
    ら、前記関係の回帰分析精度を計算することを特徴とす
    る請求項13のブランド力診断システム。
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