JP2002108795A - ウェブサイト用のナビゲーションシステムおよび方法、記録媒体 - Google Patents

ウェブサイト用のナビゲーションシステムおよび方法、記録媒体

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JP2002108795A
JP2002108795A JP2000303038A JP2000303038A JP2002108795A JP 2002108795 A JP2002108795 A JP 2002108795A JP 2000303038 A JP2000303038 A JP 2000303038A JP 2000303038 A JP2000303038 A JP 2000303038A JP 2002108795 A JP2002108795 A JP 2002108795A
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JP2000303038A
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Hirohito Kimoto
裕仁 木本
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ESUROKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェブサイトの仮想空間を立体的に表示して
ウォークスルー操作できるようにするとともに、そのウ
ェブサイトの仮想空間内を自由に移動して目的のコンテ
ンツを容易に探し出せるようにする。 【解決手段】 ウェブサイトの仮想空間内でのユーザの
移動を指示するためのGUIによる移動指示部18と、
ユーザの移動が指示されたときに、現在の仮想空間を表
示している画像データから移動先の仮想空間を表示する
ための画像データへと表示画像の切り替えを行う表示更
新部19と、表示画像の切り替えを行いながら仮想空間
の画像を表示する第1のウィンドウおよび、第1のウィ
ンドウに表示される空間よりも広い範囲の空間と共にユ
ーザの現在地を示すシンボルを表示する第2のウィンド
ウの2つの画像に関する表示制御を行う表示制御部16
とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はウェブサイト用のナ
ビゲーションシステムおよび方法、記録媒体に関し、特
に、広がりを持ったウェブサイトの仮想空間上における
ユーザの現在地をガイド表示するとともに、当該仮想空
間内でのユーザの移動を指示するためのナビゲーション
システムに用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットを使ったウェブサ
イトにより様々なサービスが提供されている。サービス
の運営者あるいは運営企業は、できるだけ多くのユーザ
に自己のウェブサイトにアクセスしてもらえるように、
ウェブサイトのコンテンツ、デザイン、提供するサービ
ス内容などに各種の工夫を凝らしている。
【0003】その中にあって、魅力のあるコンテンツや
豊富なサービスを充実させたウェブサイト、いわゆるポ
ータルサイトが注目を集めている。ポータルサイトの
「ポータル」は正面玄関を意味する語であり、何らかの
サービスを利用しようとするユーザが最初にアクセスす
るサイトがポータルサイトである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ポータルサイトにでき
るだけ多くのユーザからアクセスしてもらえるようにす
るためには、サイトに登録するコンテンツ数を多くする
とともに、それぞれのコンテンツを魅力あるものにする
ことが大切である。しかしながら、魅力あるコンテンツ
を数多く集めて登録するには多大な労力と時間を要し、
そのこと自体が非常に困難である。
【0005】また、数多くのポータルサイトが乱立して
いる現在においては、どのポータルサイトでもコンテン
ツを充実させる努力をしており、他のポータルサイトと
の差別化を図るためには、コンテンツの中身を工夫する
だけでは不十分であると言える。したがって、コンテン
ツの中身以外にも、他のポータルサイトにはない何らか
の工夫が必要になってくる。
【0006】そのための工夫の例として、ポータルサイ
トを1つの擬似的な街並みと見做し、ユーザがあたかも
ポータルサイトの中を歩いて所望のコンテンツを探すよ
うな感覚で操作を行えるようにすることが考えられる。
通常、ポータルサイトはその中にどんなコンテンツが含
まれているかをユーザに提示するが、従来は単にツリー
構造等にて表した一覧情報や、一画面に表示した平面的
な地図上に各コンテンツを表したマップ等にて提示して
いるに過ぎなかった。
【0007】したがって、例えばポータルサイトの街並
みを立体的に見えるように表示して、ユーザがその中を
自ら歩いて所望のコンテンツを探すように見せることが
できれば、コンテンツ探し自体をゲーム感覚で楽しむこ
とができ、ポータルサイトそのものをかなり魅力的なも
のとすることができる。これにより、アクセス数の増大
も期待できる。
【0008】ところが、ポータルサイトの街並みを立体
的に見えるように表示する場合、平面的な地図に比べて
情報量が飛躍的に大きくなるため、一画面内に一度に表
示可能な街並みの範囲は、平面的な地図に比べて自ずと
狭くなる。そのため、画面上には街並み全体の中の一部
分だけを表示し、その中を仮想的なユーザ(例えばユー
ザのキャラクタ)が移動していくに従って、表示する街
並みの位置を更新していく処理が必要になる。
【0009】しかしながら、画面上に街並み全体の中の
一部分だけを表示していると、ユーザが街並み全体の中
のどこにいるのかが分かりにくくなり、所望のコンテン
ツを探すのが困難になってしまうという問題を生じる。
すなわち、一度に街並み全体を見渡すことができないの
で、仮想空間内のいろんな場所に試行錯誤で移動しなが
ら所望のコンテンツを探す必要がある。したがって、目
的のコンテンツに行き着くまでに非常に多くの時間がか
かってしまうこともある。
【0010】また、ウェブ上で表示された仮想空間内で
ユーザのキャラクタを移動させるためには、通常、キー
ボードのカーソルキーを操作することによって移動方向
の指示を行う必要がある。ところが、これでは基本的に
前後左右の移動しかできず、目的のコンテンツに行き着
くまでに多くのキーボード操作を行わなければならない
という問題が生じる。ちなみに、カーソルキー以外の英
数字キーなどに特殊なコマンドを割り当てる方法も考え
られるが、英数字キーとコマンドとの対応関係をユーザ
が直感的に理解しにくいという問題がある。
【0011】そこで本発明は、ウェブサイトの仮想空間
を立体的に見えるように表示して、あたかもユーザがそ
のウェブサイトの中を歩くようなゲーム感覚で操作を楽
しめるようにするとともに、その仮想空間内を自由に移
動して目的のコンテンツを容易に探し出せるようにする
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によるウェブサイ
ト用のナビゲーションシステムは、表示装置上に表示さ
れるユーザインタフェースにより構成され、ウェブサイ
ト上の仮想空間内におけるユーザの移動を指示するため
の移動指示手段と、上記移動指示手段により上記ユーザ
の移動が指示されたときに、現在の仮想空間を表す画像
データから移動先の仮想空間を表す画像データへと表示
画像の切り替えを行う表示更新手段と、上記仮想空間の
画像を表示するための第1のウィンドウおよび、上記第
1のウィンドウに表示される空間よりも広い範囲の空間
と共に上記ユーザの現在地を示すシンボルを表示するた
めの第2のウィンドウの少なくとも2つの画像に関する
表示制御を行う表示制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0013】本発明の他の態様では、上記第1のウィン
ドウに表示される仮想空間の画像データは、上記仮想空
間を立体的に見えるように表示するための画像データで
あり、上記第2のウィンドウに表示される画像データ
は、上記第1のウィンドウに表示される空間よりも広い
範囲の空間を平面的に表示するための画像データである
ことを特徴とする。
【0014】本発明のその他の態様では、上記移動指示
手段のユーザインタフェースを、上記第2のウィンドウ
の近傍もしくは上記第2のウィンドウ上に配置したこと
を特徴とする。本発明のその他の態様では、上記第2の
ウィンドウに表示される空間の範囲を切り替え可能に構
成したことを特徴とする。
【0015】本発明のその他の態様では、上記第1のウ
ィンドウおよび上記第2のウィンドウに表示される画像
データの少なくとも一方は、第2のユーザインタフェー
スによりアクセス可能なシンボルを1以上含むことを特
徴とする。
【0016】本発明のその他の態様では、上記表示更新
手段は、上記移動指示手段のユーザインタフェースによ
って上記ユーザの移動が指示されたときに、上記現在の
仮想空間を表す画像データから上記移動先の仮想空間を
表す画像データへと表示画像の切り替えを行う第1のモ
ードと、上記第2のユーザインタフェースによるアクセ
スが指示されたときに、上記現在の仮想空間を表す画像
データから、アクセスされたシンボルを正面から見た状
態を表す画像データへと表示画像の切り替えを行う第2
のモードとを有し、上記第2のモードでは、上記アクセ
スされたシンボルの正面画像と共に、上記アクセスされ
たシンボルに隣接するシンボルの少なくとも一部の正面
画像を表示することを特徴とする。
【0017】また、本発明によるウェブサイト用のナビ
ゲーション方法は、ウェブサイト上の仮想空間を表示装
置の第1のウィンドウ上で立体的に見えるように表示す
るとともに、上記第1のウィンドウ上に表示される空間
よりも広い範囲の空間と共にユーザの現在地を示すシン
ボルを上記表示装置の第2のウィンドウ上で表示するよ
うにしたウェブサイト用のナビゲーション方法であっ
て、上記表示装置上に表示されるユーザインタフェース
によって上記仮想空間内における上記ユーザの移動を指
示する移動指示ステップと、上記移動指示ステップで上
記ユーザの移動が指示されたときに、上記第1のウィン
ドウ上で現在の仮想空間を表示している画像データか
ら、移動先の仮想空間を表す画像データへと表示画像の
切り替えを行う表示画像切替ステップとを有することを
特徴とする。
【0018】本発明の他の態様では、上記ユーザインタ
フェースは、上記第2のウィンドウの近傍もしくは上記
第2のウィンドウ上に配置されるGUIであることを特
徴とする。本発明のその他の態様では、上記第1のウィ
ンドウおよび上記第2のウィンドウに表示される画像デ
ータの少なくとも一方は、第2のユーザインタフェース
によりアクセス可能なシンボルを1以上含むことを特徴
とする。
【0019】本発明のその他の態様では、上記第2のユ
ーザインタフェースによって上記仮想空間内における上
記ユーザの移動を指示する第2の移動指示ステップと、
上記第2の移動指示ステップで上記ユーザの移動が指示
されたときに、上記第1のウィンドウ上で現在の仮想空
間を表示している画像データから、上記第2のユーザイ
ンタフェースによって指示されたシンボルの正面画像と
上記指示されたシンボルに隣接するシンボルの少なくと
も一部の正面画像とを表す画像データへと表示画像の切
り替えを行う第2の画像切替ステップとを有することを
特徴とする。
【0020】また、本発明のコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、表示装置上に表示されるユーザインタフ
ェースにより構成され、ウェブサイト上の仮想空間内に
おけるユーザの移動を指示するための移動指示手段と、
上記移動指示手段により上記ユーザの移動が指示された
ときに、現在の仮想空間を表す画像データから移動先の
仮想空間を表す画像データへと表示画像の切り替えを行
う表示更新手段と、上記仮想空間の画像を表示するため
の第1のウィンドウおよび、上記第1のウィンドウに表
示される空間よりも広い範囲の空間と共に上記ユーザの
現在地を示すシンボルを表示するための第2のウィンド
ウの少なくとも2つの画像に関する表示制御を行う表示
制御手段としてコンピュータを機能させるためのプログ
ラムを記録したことを特徴とする。
【0021】本発明の他の態様では、上記プログラム
は、ネットワーク上に接続されたサーバ装置からクライ
アント装置に送信されるプログラムであることを特徴と
する。本発明のその他の態様では、上記プログラムは、
ネットワーク上に接続されたクライアント装置からサー
バ装置に対して上記ウェブサイトへのアクセスが行われ
たときに、上記サーバ装置から上記クライアント装置に
送信されるプログラムであることを特徴とする。
【0022】本発明のその他の態様では、ウェブサイト
上の仮想空間を表示装置の第1のウィンドウ上で立体的
に見えるように表示するとともに、上記第1のウィンド
ウ上に表示される空間よりも広範囲の空間と共にユーザ
の現在地を示すシンボルを上記表示装置の第2のウィン
ドウ上で表示するようにしたシステムにおいて、上記表
示装置上に表示されるユーザインタフェースによって上
記仮想空間内における上記ユーザの移動を指示する移動
指示手順と、上記移動指示手順で上記ユーザの移動が指
示されたときに、上記第1のウィンドウ上で現在の仮想
空間を表示している画像データから、移動先の仮想空間
を表す画像データへと表示画像の切り替えを行う表示画
像切替手順とをコンピュータに実行させるためのプログ
ラムを記録したことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるウェブ
サイト用のナビゲーションシステムの機能構成を示すブ
ロック図である。図1に示すように、本実施形態のナビ
ゲーションシステムは、サーバ装置1とクライアント装
置2とを備え、これらの装置1,2がインターネット等
のネットワーク3に接続可能に構成されている。
【0024】サーバ装置1は、ウェブサーバ4、プログ
ラムDB(データベース)5、画像情報DB6およびマ
ップ情報DB7を備えている。ウェブサーバ4は、クラ
イアント装置2側のウェブブラウザ11から送られてく
る要求に応じて、サービス提供用に用意されたHTML
(Hyper Text MarkupLanguage)情報、プログラム、画
像情報などを提供する。
【0025】クライアント装置2側では、ウェブサーバ
4から送られてきたHTML情報をウェブブラウザ11
で解析し、そのHTML情報の中で指定されたプログラ
ムをウェブサーバ4からダウンロードして後述する処理
を実行する。その際、当該HTML情報により示される
内容を画面上に表示するとともに、HTML情報でリン
クされている画像情報があれば、その画像情報も画面上
に表示する。
【0026】プログラムDB5は、クライアント装置2
側にダウンロードして実行するためのアプリケーション
・プログラムを記憶したデータベースである。例えば、
Java言語で作成した小さなソフトウェア、いわゆる
JavaアプレットをこのプログラムDB5に記憶す
る。
【0027】本実施形態において用いるJavaアプレ
ットは、ポータルサイト内に設定した各タウンをそれぞ
れ擬似的な街並みと見做し、その街並みを立体的に見え
るように表示して、その中をユーザが歩きながら所望の
コンテンツを探すように見せる処理(以下では、これを
ウォークスルー処理と称する)を行うプログラムであ
る。なお、本実施形態では、ポータルサイトの例とし
て、芸能界関連のコンテンツを集めた芸能ポータルサイ
トを想定して説明する。
【0028】画像情報DB6は、上述のウォークスルー
処理を実行する際に用いる複数の画像データを記憶した
データベースである。この画像情報DB6に記憶される
画像データには、ユーザのキャラクタを表す画像データ
と、タウンマップを表す画像データと、ポータルサイト
に存在する各タウン内の街並みを表す画像データと、そ
の街並みの中でユーザキャラクタの移動を制御するナビ
ゲーションウィンドウの画像データとが含まれる。
【0029】なお、ここで言うタウンマップとは、ポー
タルサイトの全体地図を平面的に表したマップである。
このタウンマップ上で所望のタウンをマウスクリック等
によって指定すると、その指定されたタウンに入ってウ
ォークスルー処理が実行される。
【0030】街並みの画像データは、図2に示すよう
に、道路や建物の敷地など街のベースとなる画像(レイ
ヤ0)と、タレントの家、ショップ、公共施設、建物、
動植物などコンテンツの存在場所などを表す画像(レイ
ヤ1)と、タレントの家の表札や建物の看板などコンテ
ンツの内容を表す画像(レイヤ2)との各構成要素画像
が合成されて構築される。この合成画像は、例えば遠近
法を用いた奥行きのある画像となっている。画像情報D
B6には、この合成画像データが登録される。なお、こ
こでは各構成要素画像を合成するとしたが、これらを別
個の画像ファイルとして持ち、重ねて表示するようにし
ても良い。
【0031】この街並みの画像データとしては、ユーザ
キャラクタがポータルサイトの仮想空間内を移動したと
きに変化する街並みの様子を複数コマ分画像情報DB6
に記憶する。例えば、ナビゲーションウィンドウに対す
る1回の移動操作によってユーザキャラクタが街並みの
中を移動する量をあらかじめ決めておき、各移動ポイン
トにおける街並みを表す画像データを、タウン内の街並
み全体をカバーするように複数枚用意する。
【0032】ナビゲーションウィンドウの画像データ
は、図3に示すように、1枚の街並みの画像データによ
って表される空間よりも広い範囲をカバーした平面的な
マップ上で、コンテンツの存在場所やユーザキャラクタ
の現在地を表示するためのナビゲーションマップ31の
画像と、ナビゲーションマップ31上に現れる種々のシ
ンボルの意味を説明するためのインフォメーションウィ
ンドウ32の画像と、ユーザキャラクタの移動操作を行
うためのナビゲートウィンドウ33の画像とから構成さ
れる。
【0033】このうちナビゲーションマップ31には、
タレントの家、ショップ、公共施設、建物、交番などを
表す種々のシンボル34が道路地図上に表示される。そ
のシンボル34にマウスポインタを当てると、そのシン
ボル34の説明の噴出しが表示されるようになってい
る。なお、このシンボル34自体に名称を併記するよう
にしても良い。
【0034】また、このナビゲーションマップ31に
は、ユーザキャラクタの現在地を表すシンボル35が表
示される。ナビゲートウィンドウ33の操作によってユ
ーザキャラクタの移動が指示されると、そのユーザキャ
ラクタの移動に伴ってシンボル35も道路地図上を移動
する。ナビゲーションマップ31上におけるシンボル3
5の位置は、街並みの画像データによって表されるユー
ザキャラクタがいる街並みの位置と連動する。
【0035】本実施形態では、ナビゲーションマップ3
1に表示する画像データとして、居留区(コンテンツの
存在区域)全体を表すマップと、居留区の一部を表すマ
ップとの2種類を用意している。この2種類のマップの
例を図4に示す。図4(a)が居留区一部のマップ、図
4(b)が居留区全体のマップである。これら2種類の
マップは、ユーザの指示によって任意に切り替えて表示
できるようになっている。その切り替えは、ナビゲート
ウィンドウ33内のコマンドボタン(図3では図示せ
ず)の操作により行う。初期状態では、居留区の一部の
マップが表示される。
【0036】なお、ここでは居留区の全体および一部を
表す2種類のマップの画像データを用意し、それを切り
替えて表示するようにしているが、居留区全体の画像デ
ータだけを用意しておき、居留区の一部を表示すること
が指示された場合は、その一部の画像データを電子的に
拡大して表示するようにしても良い。
【0037】また、インフォメーションウィンドウ32
には、ユーザキャラクタの現在地に関する情報を表示す
る部分と、ナビゲーションマップ31上に表示された各
シンボル34の説明を表示する部分とが含まれる。
【0038】また、ナビゲートウィンドウ33は、シン
ボル表現されたGUI(GraphicalUser Interface)に
よって構成される複数のコマンドボタン36〜41を備
えている。36は左折コマンドボタン、37は前進コマ
ンドボタン、38は右折コマンドボタン、39は後退コ
マンドボタン、40はタウンマップへの戻りコマンドボ
タン、41はワープコマンドボタンである。ここでは図
示していないが、上述した居留区全体の表示と居留区一
部の表示とを切り替えるためのコマンドボタンもこのナ
ビゲートウィンドウ33内に備えられる。
【0039】なお、戻りコマンドボタン40を操作した
ときの戻り先は、そのタウンの入り口の場所である。ま
た、ワープコマンドは、ポータルサイト内の他の居留地
や施設などへワープするためのコマンドであり、このコ
マンドを使用すると、目的のイベント(場所)にダイレ
クトに移動することができる。ワープコマンドでワープ
するイベントは、例えばその他のタウン、タレントの
家、野球場やコンサート会場などのイベント施設などで
ある。
【0040】図1に戻って説明を続ける。マップ情報D
B7は、各タウン内の街並み全体のマップ情報を記憶し
たデータベースである。ここに記憶するマップ情報は、
画像情報DB6に複数枚に分けて記憶された街並みの画
像データの繋がり関係を表す情報である。つまり、ある
街並みの画像データに隣接する移動先の街並みの画像デ
ータは、このマップ情報によって特定することが可能で
ある。
【0041】以上に述べたプログラムDB5、画像情報
DB6およびマップ情報DB7は、例えばハードディス
ク、フロッピーディスク、CD−ROM、光ディスク、
光磁気ディスクなどの記録媒体により構成される。
【0042】また、クライアント装置2は、ウェブブラ
ウザ11、プログラム記憶部12、画像データ記憶部1
3、マップ情報記憶部14、制御部15、表示制御部1
6、表示部17、移動指示部18および表示更新部19
を備えている。ウェブブラウザ11は、ユーザが指定し
たURLに従って、そのURLを持つウェブサーバ4に
対してHTML情報の送信を要求する。そして、この要
求に対応してウェブサーバ4から送られてくるHTML
情報、およびそのHTML情報によって指定されるプロ
グラムや画像データなどを取得する。
【0043】プログラム記憶部12は、サーバ装置1内
のプログラムDB5から送られてくるJavaアプレッ
トを記憶するものである。画像データ記憶部13は、サ
ーバ装置1内の画像情報DB6から送られてくるユーザ
キャラクタの画像データ、タウンマップの画像データ、
街並みの画像データ、およびナビゲーションウィンドウ
の画像データを記憶するものである。また、マップ情報
記憶部14は、サーバ装置1内のマップ情報DB7から
送られてくるマップ情報を記憶するものである。これら
の各記憶部12〜14は、例えばコンピュータのRAM
あるいはハードディスクなどの記録媒体によって構成さ
れる。
【0044】制御部15は、クライアント装置2全体の
動作を制御するものであり、CPUまたはMPU、RO
M、RAMなどを有するマイクロコンピュータシステム
によって構成される。本実施形態において、制御部15
は特に、プログラム記憶部12に記憶されたJavaア
プレットに従って、ウォークスルー処理の制御を実行す
る。
【0045】表示制御部16は、画像データ記憶部13
に記憶された画像データを表示部17に表示する制御を
行う。ユーザが最初にポータルサイトにアクセスする
と、サーバ装置1内の画像情報DB6からタウンマップ
の画像データがクライアント装置2内の画像データ記憶
部13に送られ、表示制御部16によってそのタウンマ
ップの画像が表示部17に表示される。
【0046】この状態で、ユーザがマウスクリックによ
ってタウンマップ上の所望のタウンを指定すると、その
指定されたタウンの入り口に当たる街並みの画像デー
タ、ナビゲーションウィンドウの画像データ、およびユ
ーザキャラクタの画像データがサーバ装置1内の画像情
報DB6からクライアント装置2内の画像データ記憶部
13に送られ、表示制御部16によってそれらの画像が
合成されて表示部17に表示される(以下、この合成画
像が表示された画面をウォークスルー画面と称する)。
【0047】図5は、ウォークスルー画面の画面構成例
を示す図である。図5に示すように、本実施形態のウォ
ークスルー画面は、ポータルサイト運営会社のコマーシ
ャルウィンドウ51、画面説明ウィンドウ52、企業の
広告表示用ウィンドウ53、タウン表示ウィンドウ5
4、ナビゲーションウィンドウ55を備えている。この
うちタウン表示ウィンドウ54上に街並みの画像56と
ユーザキャラクタの画像57とが重ねて表示される。ま
た、ナビゲーションウィンドウ55上に図3のようなナ
ビゲーションウィンドウの画像58が表示される。
【0048】このウォークスルー画面において、ユーザ
キャラクタ57の表示位置は固定である。その代わりに
背景である街並みを動かすことにより、相対的にユーザ
キャラクタ57が移動しているように見せる。また、ナ
ビゲーションウィンドウ55の表示位置も固定である
が、マウスのドラッグ&ドロップ操作によってウォーク
スルー画面内の任意の位置に移動できるようにしても良
い。
【0049】移動指示部18は、図5のように表示され
たウォークスルー画面において、ユーザキャラクタ57
の移動を指示するためのものである。この移動指示部1
8は、図5のナビゲーションウィンドウ55上に表示さ
れる図3のようなナビゲートウィンドウ33内の複数の
コマンドボタン36〜41を備えて構成される。
【0050】表示更新部19は、移動指示部18により
ユーザキャラクタ57の移動が指示されたときに、ウォ
ークスルー画面のタウン表示ウィンドウ54上に現在表
示されている街並みの画像データから、移動先の街並み
の画像データに表示を更新する処理を行う。移動先の街
並みの画像データは、マップ情報記憶部14に記憶され
ているマップ情報に基づいて判断する。
【0051】具体的には、表示更新部19は、移動先に
該当する街並みの画像データを指定するためのURLを
ウェブブラウザ11に供給する。これを受けてウェブブ
ラウザ11は、その指定された街並みの画像データをサ
ーバ装置1内の画像情報DB6から取得し、クライアン
ト装置2内の画像データ記憶部13に記憶する。表示制
御部16は、画像データ記憶部13に記憶された移動先
の街並みの画像データを、それまで表示されていた移動
前の街並みの画像データと切り替えて表示部17に表示
する。
【0052】このとき、表示制御部16は、ユーザキャ
ラクタ57の移動方向および移動量に応じた分だけ、ナ
ビゲーションウィンドウ55内でユーザキャラクタ57
の現在地を表すシンボル35も徐々に移動していくよう
に表示する。
【0053】図6は、ウォークスルー処理による画像デ
ータの切り替えイメージを説明するための図である。図
6(a)が画像データの切り替え前(ユーザキャラクタ
57の移動前)のウォークスルー画面を示し、図6
(b)が画像データの切り替え後(ユーザキャラクタ5
7の移動後)のウォークスルー画面を示している。
【0054】図6において、点線の矩形領域で囲った範
囲61,62,63が画面表示領域であり、2重線で囲
った範囲64,65が1つの街並みの画像データ(GI
Fファイル)である。この図6は、ユーザキャラクタ5
7が街並みの中を前進する場合の画像切り替えを例に説
明しており、タウン表示ウィンドウ54上には、画面表
示領域61,62,63内の画像がこの順番に従って順
に表示されていく。
【0055】本実施形態では、1枚の街並みの画像デー
タは、画面表示領域よりも大きなサイズで構成してい
る。具体的には、街並みの画像データのサイズは、1回
の移動操作でユーザキャラクタ57が移動する、あらか
じめ決められた移動量の分だけ画面表示領域よりも大き
くしている。例えば、図6(a)に示す街並みの画像デ
ータ64は、ウォークスルー処理前に表示される画面手
前の画面表示領域61と、ウォークスルー処理後に表示
される移動先の街並みを含んだ画面奥の画面表示領域6
2(画面表示領域61の一部と重複する)とから構成さ
れる。
【0056】図6(a)のように、1枚の街並みの画像
データ64を用いて画面表示領域61で示される街並み
の画像がウォークスルー画面に表示されている状態で、
ユーザキャラクタ57の前進を指示すると、画面表示領
域61から画面表示領域62へと、表示対象とする画像
データの領域が徐々に切り替えられていく。
【0057】このような処理によってウォークスルーが
終了すると、ウォークスルーの終点である画面表示領域
62内の画像が画面手前の画面表示領域63内に含まれ
る図6(b)のような画像データが、サーバ装置1から
クライアント装置2にダウンロードされ、その街並みの
画像データに表示が切り替えられる。その後、再びユー
ザキャラクタ57の前進が指示されたときは、この図6
(b)の画像データに対して図6(a)と同様のウォー
クスルー処理を実行し、次の街並みの画像データに切り
替える。
【0058】このようなウォークスルー処理の際、ユー
ザキャラクタ57の画像の位置は画面内で固定されたま
まであるが、街並み自体が動いて表示されることによ
り、相対的にユーザキャラクタ57が移動しているよう
に見せることが可能である。また、ナビゲーションウィ
ンドウ55の画像も全体としては固定されたままである
が、ユーザキャラクタ57の現在地を表すシンボル35
だけはユーザキャラクタ57の移動量の分だけ移動して
表示される。
【0059】図7は、表示更新部19によって行われる
表示画像切り替えの他の例を説明するための図である。
上述したウォークスルー処理によってコンテンツの存在
場所を表すタレントの家、ショップ、公共施設、建物な
どに移動し、それらの画像をマウスでクリックすると、
正面玄関の画像に切り替えられる。
【0060】すなわち、表示更新部19は、タレントの
家などがクリックされると、正面玄関の画像データを指
定するためのURLをウェブブラウザ11に供給する。
これを受けてウェブブラウザ11は、その指定された正
面玄関の画像データをサーバ装置1内の画像情報DB6
からクライアント装置2内の画像データ記憶部13にダ
ウンロードする。表示制御部16は、画像データ記憶部
13に記憶された正面玄関の画像データ(図7(b))
を、それまで表示されていた街並みの画像データ(図7
(a))と切り替えて表示する。
【0061】図7(b)に示すように、本実施形態で
は、マウスクリックしたタレントの家71だけでなく、
その両隣の家72の画像も一部表示するようにしてい
る。立体的な街並みの画像では隣接の家などを確認でき
るが、平面的な正面玄関の画像では、それのみを表示す
ると隣接する家などの情報は得ることができない。そこ
で、目的の家71の片側あるいは両側に隣の家72の画
像を少し表示させることにより、より現実的な空間を表
現することができる。なお、隣の家の表札が少し見える
ようにすることが望ましい。
【0062】なお、ショップの画像をマウスクリックし
た場合は、ショップの中の画像に切り替えられる。ま
た、交番の画像をマウスクリックした場合は、道案内の
画像に切り替えられる。
【0063】図8は、上述したウォークスルー処理の動
作例を示すフローチャートである。なお、この図8は、
クライアント装置2側の動作を示したものである。図8
において、まずステップS1で、クライアント装置2
は、サーバ装置1の画像情報DB6からタウンマップの
画像データを取得して表示する。そして、ステップS2
で、そのタウンマップ上の所望のタウンがマウスクリッ
クにより指定されたかどうかを判断し、指定がない場合
はステップS3に進む。
【0064】ステップS3では、表示を終了するか否か
(例えば、インターネット接続を切断したり、他のUR
Lを指定したりする場合)を判断する。ここで、表示を
終了することが指示された場合はウォークスルー処理を
終了するが、そうでない場合はステップS2に戻る。
【0065】ステップS2で所望のタウンの指定が行わ
れると、処理はステップS4へと進む。ステップS4
で、クライアント装置2は、サーバ装置1のプログラム
DB5からJavaアプレットをダウンロードする。J
avaアプレットをダウンロードした後は、これがクラ
イアント装置2内に常駐し、以降の処理を制御すること
となる。
【0066】次に、ステップS5で、クライアント装置
2は、指定されたタウンの入り口に当たる街並みの画像
データをサーバ装置1の画像情報DB6から取得して表
示する。このとき、ユーザキャラクタ57の画像データ
やナビゲーションウィンドウ55の画像データも取得し
て表示することにより、ウォークスルー画面を構築す
る。
【0067】そして、ステップS6で、ウォークスルー
画面のナビゲーションウィンドウ55上でユーザキャラ
クタ57を移動するための操作が行われたかどうかを判
断する。ここで、図3に示した何れかのコマンドボタン
36〜41が操作されることによってユーザキャラクタ
57の移動が指示されると、処理はステップS7へと進
む。
【0068】ステップS7および次のステップS8で
は、操作されたコマンドボタンに応じた画像切り替えの
処理を実行する。例えば、前後左右の何れかに移動する
ためのコマンドボタン36〜39が操作された場合は、
図6にて説明したような手順で街並みの画像データの表
示切り替えを行う。このときステップS8では、移動先
の街並みの画像データをサーバ装置1から取得して表示
する。
【0069】また、タウンマップへの戻りコマンドボタ
ン40あるいはワープコマンドボタン41が操作された
場合は、それに該当する場所の画像データに表示を切り
替える。このうち、戻りコマンドボタン40が操作され
たときは、処理はステップS1に戻る。
【0070】このような表示画像の切り替え処理を行っ
た後は、ステップS9で表示を終了するか否か(例え
ば、インターネット接続を切断したり、他のURLを指
定したりする場合)を判断する。ここで、表示を終了す
ることが指示された場合はウォークスルー処理を終了す
るが、そうでない場合はステップS6に戻って同様の処
理を繰り返し行う。
【0071】一方、ステップS6でユーザキャラクタ5
7の移動指示がないと判断した場合は、ステップS10
に進む。ステップS10で、クライアント装置2は、タ
レントの家、ショップ、公共施設、建物などがマウスで
クリックされたかどうかを判断する。そして、これらが
マウスクリックされていない場合はステップS9に進
み、クリックされた場合はステップS11に進む。
【0072】ステップS11で、クライアント装置2
は、クリックされた家などの正面玄関の画像データをサ
ーバ装置1の画像情報DB6から取得して表示する。そ
して、ステップS12で、その正面玄関がマウスクリッ
クされたかどうかを監視する。ここで、正面玄関がクリ
ックされると、処理はステップS13に進み、その家の
中に入ってあらかじめ用意されたサービスを利用できる
ようになる。その後、処理はステップS9に進む。
【0073】以上詳しく説明したように、本実施形態に
よるウェブサイト用のナビゲーションシステムによれ
ば、ポータルサイト内の各タウンを立体的な街並みに見
えるように表示して、あたかもユーザがその街の中を歩
くようなゲーム感覚でコンテンツ探しの操作を行うこと
ができる。
【0074】しかも、その立体的な街並みのウォークス
ルー画面内に、タウンの広範囲を示したナビゲーション
用の地図を表示し、更にユーザキャラクタの移動を指示
するためのコマンドボタンを地図の近傍に設けたので、
コンテンツ探しをゲーム感覚で楽しめるだけでなく、仮
想的な街並みの中をユーザが自由に移動して目的のコン
テンツを容易に探し出すことができる。
【0075】なお、ゲーム装置などの分野においても、
比較的狭い範囲を立体的に見せる一方で広範囲な地図上
にてユーザの現在地を示すようにした技術は存在する
(例えば、特開平11−146979号公報)。しか
し、地図の近傍に設けたコマンドボタンによって地図上
のシンボルを動かし、それに連動して立体的な画像も切
り替えて表示するというものは存在しない。これに対
し、本実施形態によれば、初心者であっても立体的に見
せた仮想空間内を自由に移動することができる。また、
キーボードによる移動操作ではないため、前後左右の方
向指示のみでなく、種々のコマンドを作ることができる
というメリットもある。
【0076】以上に説明した本実施形態によるウェブサ
イト用のナビゲーションシステムを構成するサーバ装置
1およびクライアント装置2は、コンピュータのCPU
あるいはMPU、RAM、ROMなどを備えて構成され
るものであり、RAMやROM、あるいはハードディス
ク等に記憶されたプログラムが動作することによって実
現できる。特に、本実施形態のウォークスルー処理は、
サーバ装置1からクライアント装置2にダウンロードさ
れるJavaアプレットによって実現される。
【0077】したがって、コンピュータが上記機能を果
たすように動作させるプログラムを、例えばCD−RO
Mのような記録媒体に記録し、それをコンピュータに読
み込ませることによって実現できるものである。上記プ
ログラムを記録する記録媒体としては、CD−ROM以
外に、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディス
ク、磁気テープ、光磁気ディスク、DVD、不揮発性メ
モリカード等を用いることができる。
【0078】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムを実行することにより上述の実施形態の機能が実現さ
れるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおい
て稼働しているOS(オペレーティングシステム)ある
いは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実
施形態の機能が実現される場合や、供給されたプログラ
ムの処理の全てあるいは一部がコンピュータの機能拡張
ボードや機能拡張ユニットにより行われて上述の実施形
態の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発
明の実施形態に含まれる。
【0079】なお、以上に説明した実施形態は、本発明
を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過
ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈
されてはならないものである。すなわち、本発明はその
精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様
々な形で実施することができる。
【0080】例えば、上記実施形態では、ユーザキャラ
クタ57の移動指示が行われる度に移動先の街並みの画
像データをサーバ装置1からクライアント装置2にダウ
ンロードするようにしているが、一度に複数枚の街並み
の画像データをダウンロードして画像データ記憶部13
に蓄積しておき、その都度サーバ装置1にデータを取り
にいかなくても、画像データ記憶部13に蓄積された画
像データを利用してウォークスルー処理を実現するよう
にすることも可能である。この場合、表示更新部19
は、指定された移動先の街並みの画像データが画像デー
タ記憶部13内に記憶されているかどうかをまず判断
し、記憶されていればそれを利用し、記憶されていない
ときに限り、ウェブブラウザ11によってその画像デー
タを取得するようにする。
【0081】また、上記実施形態では、タレントの家な
どがクリックされたときに、正面玄関の画像データをサ
ーバ装置1からクライアント装置2にダウンロードする
ようにしているが、この正面玄関の画像データについて
もあらかじめダウンロードし(例えば、最初にJava
アプレットをダウンロードした後に続いてダウンロード
しておく)、画像データ記憶部13に蓄積しておくよう
にしても良い。
【0082】また、上記実施形態では、複数枚の街並み
の画像データの繋がり関係を表したマップ情報をサーバ
装置1からクライアント装置2にダウンロードし、ユー
ザキャラクタ57の移動指示があったときに、クライア
ント装置2側において移動先の街並みの画像データを特
定するようにしているが、マップ情報はクライアント装
置2にダウンロードせず、移動先の街並みの画像データ
をサーバ装置1側にて特定するようにすることも可能で
ある。ただし、その場合には、現在クライアント装置2
側でどの街並みの画像データを表示しているかをサーバ
装置1側で管理しておく必要がある。
【0083】また、上記実施形態では、ナビゲーション
ウィンドウ55内のナビゲーションマップ31の画像デ
ータは固定したままであるが(ユーザキャラクタの現在
地を表すシンボル35は除く)、これも街並みの画像デ
ータと同様に切り替えて表示するようにしても良い。
【0084】この場合、ナビゲーションマップ31の画
像データも、ユーザキャラクタ57がポータルサイトの
仮想空間内を移動したときに変化するマップを複数コマ
分画像情報DB6に記憶する。例えば、ナビゲートウィ
ンドウ33に対する1回の移動操作によってユーザキャ
ラクタのシンボル35が移動する量をあらかじめ決めて
おき、その移動量に応じて変化する道路地図を表す画像
データを、タウン内の街並み全体をカバーするように複
数枚用意する。あるいは、ポータルサイトの仮想空間全
体の画像データを1枚用意してその一部をナビゲーショ
ンマップ31に拡大表示しておき、ユーザキャラクタ5
7の移動に応じて、拡大表示する部分を移動させていく
ようにしても良い。
【0085】また、マップ情報DB7に記憶するマップ
情報としては、画像情報DB6に複数枚に分けて記憶さ
れた街並みの画像データの繋がり関係を表す情報の他
に、同じく画像情報DB6に複数枚に分けて記憶された
ナビゲーションマップ31の画像データの繋がり関係を
表す情報も含ませる。
【0086】さらに、表示更新部19は、移動指示部1
8によりユーザキャラクタ57の移動が指示されたとき
に、ウォークスルー画面のタウン表示ウィンドウ54上
に現在表示されている街並みの画像データから、移動先
の街並みの画像データに表示を更新するとともに、ウォ
ークスルー画面のナビゲーションウィンドウ55上に現
在表示されているナビゲーションマップ31の画像デー
タから、移動先のナビゲーションマップ31の画像デー
タに表示を更新する処理を行う。
【0087】また、上記実施形態では、タウン表示ウィ
ンドウ54に表示される街並みの画像データは、立体的
に見えるような奥行きのある画像データであったが、こ
れも平面的な空間を表す画像データであっても良い。た
だし、タウン表示ウィンドウ54に表示される街並みの
範囲が、ナビゲーションウィンドウ55に表示される地
図がカバーする範囲よりも狭い場合(例えば、街並みの
画像データがより多くの情報を含む詳細な画像データで
ある場合)に用いて有効である。
【0088】また、上記実施形態では、ウォークスルー
画面内にユーザキャラクタ57を表示するようにしてい
るが、これは必ずしも表示しなくても良い。すなわち、
ウォークスルー画面にユーザキャラクタ57を表示しな
くても、背景である街並みを動かすことにより、ユーザ
自身が相対的に街並みの中を移動しているように見せる
ことが可能である。
【0089】また、上記実施形態では芸能ポータルサイ
トを例に挙げて説明したが、この他のポータルサイトに
も同様に適用することが可能なことは言うまでもない。
また、必ずしもポータルサイトに限定されるものではな
く、ウェブサイトであれば本発明を任意に適用すること
が可能である。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ウ
ェブサイト上の仮想空間を第1のウィンドウ上で例えば
立体的に見えるように表示して、あたかもユーザがその
ウェブサイトの中を歩き回るようなゲーム感覚で操作を
楽しむことができるようになるとともに、その仮想空間
内にいるユーザの現在地とコンテンツの存在場所を第2
のウィンドウ上で確かめながら、画面上に表示されたユ
ーザインタフェースを用いて仮想空間内を自由に移動し
て目的のコンテンツを容易に探し出すことができるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態によるウェブサイト用のナビゲーシ
ョンシステムの機能構成を示すブロック図である。
【図2】街並みの画像データの例を示す図である。
【図3】ナビゲーションウィンドウの画像データの例を
示す図である。
【図4】2種類のナビゲーションマップの例を示す図で
ある。
【図5】本実施形態によるウォークスルー画面の画面構
成例を示す図である。
【図6】ウォークスルー処理による画像切り替えイメー
ジを示す図である。
【図7】画像切り替えの他の例を示す図である。
【図8】ウォークスルー処理の動作例を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 サーバ装置 2 クライアント装置 3 ネットワーク 4 ウェブサーバ 5 プログラムDB 6 画像情報DB 7 マップ情報DB 11 ウェブブラウザ 12 プログラム記憶部 13 画像データ記憶部 14 マップ情報記憶部 15 制御部 16 表示制御部 17 表示部 18 移動指示部 19 表示更新部 31 ナビゲーションマップ 32 インフォメーションウィンドウ 33 ナビゲートウィンドウ 34 コンテンツの存在場所を表すシンボル 35 ユーザキャラクタの現在地を表すシンボル 36〜41 移動指示コマンドボタン 54 タウン表示ウィンドウ 55 ナビゲーションウィンドウ 56 街並みの画像 57 ユーザキャラクタの画像 58 ナビゲーションウィンドウの画像 71 目的の家 72 隣接する家
フロントページの続き Fターム(参考) 5B050 BA08 BA09 BA11 BA17 CA07 CA08 EA24 FA02 FA09 FA12 FA13 FA14 5B069 AA16 BA03 CA13 DD06 DD17 LA03 5E501 AC15 AC16 AC33 BA03 BA17 FA02 FA14 FA23 FA27 FA36 FB22 FB34

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置上に表示されるユーザインタフ
    ェースにより構成され、ウェブサイト上の仮想空間内に
    おけるユーザの移動を指示するための移動指示手段と、 上記移動指示手段により上記ユーザの移動が指示された
    ときに、現在の仮想空間を表す画像データから移動先の
    仮想空間を表す画像データへと表示画像の切り替えを行
    う表示更新手段と、 上記仮想空間の画像を表示するための第1のウィンドウ
    および、上記第1のウィンドウに表示される空間よりも
    広い範囲の空間と共に上記ユーザの現在地を示すシンボ
    ルを表示するための第2のウィンドウの少なくとも2つ
    の画像に関する表示制御を行う表示制御手段とを備えた
    ことを特徴とするウェブサイト用のナビゲーションシス
    テム。
  2. 【請求項2】 上記第1のウィンドウに表示される仮想
    空間の画像データは、上記仮想空間を立体的に見えるよ
    うに表示するための画像データであり、上記第2のウィ
    ンドウに表示される画像データは、上記第1のウィンド
    ウに表示される空間よりも広い範囲の空間を平面的に表
    示するための画像データであることを特徴とする請求項
    1に記載のウェブサイト用のナビゲーションシステム。
  3. 【請求項3】 上記移動指示手段のユーザインタフェー
    スを、上記第2のウィンドウの近傍もしくは上記第2の
    ウィンドウ上に配置したことを特徴とする請求項1また
    は2に記載のウェブサイト用のナビゲーションシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 上記第2のウィンドウに表示される空間
    の範囲を切り替え可能に構成したことを特徴とする請求
    項1〜3の何れか1項に記載のウェブサイト用のナビゲ
    ーションシステム。
  5. 【請求項5】 上記第1のウィンドウおよび上記第2の
    ウィンドウに表示される画像データの少なくとも一方
    は、第2のユーザインタフェースによりアクセス可能な
    シンボルを1以上含むことを特徴とする請求項1〜4の
    何れか1項に記載のウェブサイト用のナビゲーションシ
    ステム。
  6. 【請求項6】 上記表示更新手段は、上記移動指示手段
    のユーザインタフェースによって上記ユーザの移動が指
    示されたときに、上記現在の仮想空間を表す画像データ
    から上記移動先の仮想空間を表す画像データへと表示画
    像の切り替えを行う第1のモードと、 上記第2のユーザインタフェースによるアクセスが指示
    されたときに、上記現在の仮想空間を表す画像データか
    ら、アクセスされたシンボルを正面から見た状態を表す
    画像データへと表示画像の切り替えを行う第2のモード
    とを有し、 上記第2のモードでは、上記アクセスされたシンボルの
    正面画像と共に、上記アクセスされたシンボルに隣接す
    るシンボルの少なくとも一部の正面画像を表示すること
    を特徴とする請求項5に記載のウェブサイト用のナビゲ
    ーションシステム。
  7. 【請求項7】 ウェブサイト上の仮想空間を表示装置の
    第1のウィンドウ上で立体的に見えるように表示すると
    ともに、上記第1のウィンドウ上に表示される空間より
    も広い範囲の空間と共にユーザの現在地を示すシンボル
    を上記表示装置の第2のウィンドウ上で表示するように
    したウェブサイト用のナビゲーション方法であって、 上記表示装置上に表示されるユーザインタフェースによ
    って上記仮想空間内における上記ユーザの移動を指示す
    る移動指示ステップと、 上記移動指示ステップで上記ユーザの移動が指示された
    ときに、上記第1のウィンドウ上で現在の仮想空間を表
    示している画像データから、移動先の仮想空間を表す画
    像データへと表示画像の切り替えを行う表示画像切替ス
    テップとを有することを特徴とするウェブサイト用のナ
    ビゲーション方法。
  8. 【請求項8】 上記ユーザインタフェースは、上記第2
    のウィンドウの近傍もしくは上記第2のウィンドウ上に
    配置されるGUIであることを特徴とする請求項7に記
    載のウェブサイト用のナビゲーション方法。
  9. 【請求項9】 上記第1のウィンドウおよび上記第2の
    ウィンドウに表示される画像データの少なくとも一方
    は、第2のユーザインタフェースによりアクセス可能な
    シンボルを1以上含むことを特徴とする請求項7または
    8に記載のウェブサイト用のナビゲーション方法。
  10. 【請求項10】 上記第2のユーザインタフェースによ
    って上記仮想空間内における上記ユーザの移動を指示す
    る第2の移動指示ステップと、 上記第2の移動指示ステップで上記ユーザの移動が指示
    されたときに、上記第1のウィンドウ上で現在の仮想空
    間を表示している画像データから、上記第2のユーザイ
    ンタフェースによって指示されたシンボルの正面画像と
    上記指示されたシンボルに隣接するシンボルの少なくと
    も一部の正面画像とを表す画像データへと表示画像の切
    り替えを行う第2の画像切替ステップとを有することを
    特徴とする請求項9に記載のウェブサイト用のナビゲー
    ション方法。
  11. 【請求項11】 表示装置上に表示されるユーザインタ
    フェースにより構成され、ウェブサイト上の仮想空間内
    におけるユーザの移動を指示するための移動指示手段
    と、 上記移動指示手段により上記ユーザの移動が指示された
    ときに、現在の仮想空間を表す画像データから移動先の
    仮想空間を表す画像データへと表示画像の切り替えを行
    う表示更新手段と、 上記仮想空間の画像を表示するための第1のウィンドウ
    および、上記第1のウィンドウに表示される空間よりも
    広い範囲の空間と共に上記ユーザの現在地を示すシンボ
    ルを表示するための第2のウィンドウの少なくとも2つ
    の画像に関する表示制御を行う表示制御手段としてコン
    ピュータを機能させるためのプログラムを記録したこと
    を特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  12. 【請求項12】 上記プログラムは、ネットワーク上に
    接続されたサーバ装置からクライアント装置に送信され
    るプログラムであることを特徴とする請求項11に記載
    のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】 上記プログラムは、ネットワーク上に
    接続されたクライアント装置からサーバ装置に対して上
    記ウェブサイトへのアクセスが行われたときに、上記サ
    ーバ装置から上記クライアント装置に送信されるプログ
    ラムであることを特徴とする請求項11に記載のコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】 ウェブサイト上の仮想空間を表示装置
    の第1のウィンドウ上で立体的に見えるように表示する
    とともに、上記第1のウィンドウ上に表示される空間よ
    りも広範囲の空間と共にユーザの現在地を示すシンボル
    を上記表示装置の第2のウィンドウ上で表示するように
    したシステムにおいて、 上記表示装置上に表示されるユーザインタフェースによ
    って上記仮想空間内における上記ユーザの移動を指示す
    る移動指示手順と、 上記移動指示手順で上記ユーザの移動が指示されたとき
    に、上記第1のウィンドウ上で現在の仮想空間を表示し
    ている画像データから、移動先の仮想空間を表す画像デ
    ータへと表示画像の切り替えを行う表示画像切替手順と
    をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
    たことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011528126A (ja) * 2008-07-15 2011-11-10 ディバージョナリー・セラピー・テクノロジーズ・ピーティーワイ・リミテッド 治療のために患者を準備させる方法
JP2013037389A (ja) * 2011-08-03 2013-02-21 Ntt Communications Kk コンテンツ提示システム、コンテンツ提示方法およびコンテンツ提示プログラム

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