JP2002108220A - イラスト見本帳 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数のイラスト見本を備えた新規なイラスト
見本帳を提供する。 【解決手段】 イラスト見本帳１０は、縮尺度の異なる
複数のイラスト駒が配置された複数のイラストシート１
１が展開可能に収納される。各イラストシート１１ごと
に異なる形態のイラスト駒が所定縮尺度で順次列設され
る。イラストシート１１は透明の薄型プラスチック材で
なり、このプラスチック材にイラスト駒が印刷またはシ
ール片として添着されている。表表紙１２および裏表紙
１３が連結ピン１４を介して結合し、表表紙１２および
裏表紙１３の間に各イラストシート１１が連結ピン１４
のまわりに回動可能に支持される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、建築業、看板業な
どの製造業等において、たとえば商談等の打合せ時に用
意された図面に対して、所定のスケールサイズのイラス
ト等を提供する見本帳に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】この種の業界では商談等の際、構想図や
設計図等を使って打合せを行なう場合が多い。たとえば
住宅建築の場合、家屋内装の設計計画を行なうために色
見本を用意し、その色見本を見ながら具体的な打合せを
進める。かかる色見本を使用することで、実際のものに
近いイメージを得ることができ、商談あるいは打合せ等
を効率よく進めることができる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述の例のような色見
本帳は知られているが、従来イラストを対象とした、言
わばイラスト見本帳は知られていない。そこで本発明
は、多数のイラスト見本を備えた新規なイラスト見本帳
を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明のイラスト見本帳
は、縮尺度の異なる複数のイラスト駒が配置された複数
のイラストシートが展開可能に収納されていることを特
徴とする。

【０００５】また、本発明のイラスト見本帳において、
各イラストシートごとに異なる形態のイラスト駒が所定
縮尺度で順次列設されることを特徴とする。また、本発
明のイラスト見本帳において、前記イラストシートは透
明の薄型プラスチック材でなり、このプラスチック材に
前記イラスト駒が印刷またはシール片として添着されて
いることを特徴とする。また、本発明のイラスト見本帳
において、表表紙および裏表紙が連結ピンを介して結合
し、前記表表紙および裏表紙の間に各イラストシートが
前記連結ピンのまわりに回動可能に支持されていること
を特徴とする。

【０００６】また、本発明のイラスト見本帳は、縮尺度
の異なる複数のイラスト駒が配置された複数のイラスト
シートが展開可能に収納されているイラスト見本帳であ
って、各イラストシートごとに異なる形態のイラスト駒
が所定縮尺度で順次列設され、前記イラストシートは透
明の薄型プラスチック材でなり、このプラスチック材に
前記イラスト駒が印刷成形、またはシール片として添着
されていることを特徴とする。

【０００７】本発明によれば、イラスト見本帳に収納さ
れているイラストシートのうちから所望の形態と縮尺度
のものを選択し、それを連結ピンのまわりに回動させる
ことでイラスト見本帳から展開することができる。そし
て所望の縮尺度のイラスト駒を、用意された図面等の適
所にあてがうことで、その図面等およびイラスト駒双方
によって極めてリアル感のある視覚効果が得られる。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明によ
るイラスト見本帳の好適な実施の形態を説明する。図１
はこの実施形態におけるイラスト見本帳の斜視図、図２
はそのイラスト見本帳の側面図である。図において、こ
のイラスト見本帳１０には、後述するように縮尺度の異
なる複数のイラスト駒が配置された複数のイラストシー
ト１１が展開可能（図１、一点鎖線参照）に収納されて
いる。

【０００９】図２にも示されるように、表表紙１２およ
び裏表紙１３が連結ピン１４を介して結合している。表
表紙１２および裏表紙１３は厚紙あるいはコート紙等に
より形成され、比較的こしのあるものになっている。連
結ピン１４は、たとえばイラスト見本帳１０の角部に配
置され、表表紙１２および裏表紙１３間に各イラストシ
ート１１がこの連結ピン１４のまわりに回動可能に支持
される。

【００１０】各イラストシート１１は透明の薄型プラス
チック材でなり、適度な可撓性を有している。また、イ
ラストシート１１はその一辺にて、図１のように互いに
重ならないように突出配置されたタブ１５を有する。タ
ブ１５には、後述するイラスト駒の種類内容等（たとえ
ば、人物（子供、男性、女性）、樹木、乗物等の項目）
が表記されている。このタブ１５を摘んで上述のように
連結ピン１４のまわりに回動させ、イラスト見本帳１０
からそのイラストシート１１を展開することができる。

【００１１】ここで、図３および図４は、イラストシー
ト１１の構成例を示している。各イラストシート１１ご
とに異なる形態のイラスト駒１６が所定縮尺度で順次列
設されている。この例では、たとえば図３のように、女
性の立姿を描いたイラスト駒１６ａ〜16ｆが１／１００
〜１／５０の縮尺度で順に配置される。また、図４のよ
うに、１枚のイラストシート１１に１つのイラスト駒１
６が配置されるようにしてもよい。なお、これらの場合
タブ１５には、「女性・立姿」等のイラスト内容を表記
する項目が付される。イラスト駒１６は、イラストシー
ト１１に印刷成形、またはシール片として添着されてい
る。このように種類の異なるイラストシート１１を複数
収納することで、イラスト見本帳１０は１０００種類以
上のイラスト駒１６を含むことができる。

【００１２】また、イラスト駒１６はモノトーンあるい
はフルカラーの色彩が付されてもい。図３のように描画
領域（黒塗つぶし部分）を除いて、それ以外の領域は透
明となっている。上述のように印刷あるいはシールでイ
ラスト駒１６を構成する場合の他に、各イラスト駒１６
を別体に分離構成し、各々をイラストシート１１に設け
た袋状の収納部に収納するようにすることもできる。そ
の場合各イラスト駒１６を単独でイラストシート１１か
ら挿脱することができる。

【００１３】本発明のイラスト見本帳は上記のように構
成されており、つぎにその作用を説明する。たとえば図
５に示したように商談等の際、構想図や設計図の図面が
用いられ、その図面には所定の縮尺度で商談テーマの内
容等が描かれているものとする。なお、図面は必ずしも
構想図や設計図ばかりでなく、写真や印刷物等であって
もよい。

【００１４】このような図面に対してイラスト見本帳１
０を使用する場合、典型的には図面の内容のものと同一
縮尺度のイラスト駒１６を選択し、これを図面の適所に
あてがう。図示例ではイラスト見本帳１０に収納されて
いるイラストシート１１のうちから「人物」のタブ１５
を選び、そのイラストシート１１を連結ピン１４のまわ
りに矢印のように回動させることでイラスト見本帳１０
から展開する。そしてイラスト駒１６を、図示例のよう
に図面の適所にあてがうことで、その図面とイラスト駒
１６双方によって極めてリアル感のある視覚効果が得ら
れる。

【００１５】上記の場合、イラスト駒１６の種類内容と
しては「人物」の場合の他に、図５に併記されているよ
うに「樹木」や「乗物」等種々の形態を選択することがで
きる。

【００１６】上述の例のように商談等に使用する場合の
他、たとえば建築業、看板業、内装業などの図面を必要
とする職業や、建築・インテリア・デザイン関係の専門
学生（小学、中学、高校あるいは大学）等においても有
効に使用することができる。また、業務,学習用の作図
見本、あるいはクライアントにプレゼンテーションする
場合等その用途、使い道は極めて広範である。

【００１７】本発明の好適な実施形態を説明したが、本
発明は上記実施形態のみに限定されるものでなく、本発
明の範囲内で種種変形等が可能である。たとえば、イラ
ストシート１１に含まれるイラスト駒１６の数やその縮
尺度等は必要に応じて適宜変更可能である。また、イラ
スト見本帳１０に収納されるイラストシート１１の数量
等についても必要に応じて適宜変更可能である。

【００１８】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来存在しなかった新規なイラスト見本帳を提供すること
で、特に図面を必要とする職業において作図、商談、打
合せ等を極めて効率よく行なうことができる。また、構
造が比較的簡単であり、低コストで利便性の高いイラス
ト見本帳を実現する等の利点を有している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のイラスト見本帳の好適な実施形態にお
ける外観構成例を示す斜視図である。

【図２】本発明のイラスト見本帳の実施形態における側
面図である。

【図３】本発明のイラスト見本帳の実施形態におけるイ
ラストシートの構成例を示す平面図である。

【図４】本発明のイラスト見本帳の実施形態におけるイ
ラストシートの構成例を示す平面図である。

【図５】本発明のイラスト見本帳の実施形態における使
用例を示す図である。

【符号の説明】

１０ イラスト見本帳 １１ イラストシート １２ 表表紙 １３ 裏表紙 １４ 連結ピン １５ タブ １６ イラスト駒

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 縮尺度の異なる複数のイラスト駒が配置
   された複数のイラストシートが展開可能に収納されてい
   ることを特徴とするイラスト見本帳。
2. 【請求項２】 各イラストシートごとに異なる形態のイ
   ラスト駒が所定縮尺度で順次列設されることを特徴とす
   る請求項１に記載のイラスト見本帳。
3. 【請求項３】 前記イラストシートは透明の薄型プラス
   チック材でなり、このプラスチック材に前記イラスト駒
   が印刷成形、またはシール片として添着されていること
   を特徴とする請求項２に記載のイラスト見本帳。
4. 【請求項４】 表表紙および裏表紙が連結ピンを介して
   結合し、前記表表紙および裏表紙の間に各イラストシー
   トが前記連結ピンのまわりに回動可能に支持されている
   ことを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載の
   イラスト見本帳。
5. 【請求項５】 縮尺度の異なる複数のイラスト駒が配置
   された複数のイラストシートが展開可能に収納されてい
   るイラスト見本帳であって、 各イラストシートごとに異なる形態のイラスト駒が所定
   縮尺度で順次列設され、前記イラストシートは透明の薄
   型プラスチック材でなり、このプラスチック材に前記イ
   ラスト駒が印刷成形、またはシール片として添着されて
   いることを特徴とするイラスト見本帳。