JP2002104811A - 二酸化炭素還元装置 - Google Patents

二酸化炭素還元装置

Info

Publication number
JP2002104811A
JP2002104811A JP2001185607A JP2001185607A JP2002104811A JP 2002104811 A JP2002104811 A JP 2002104811A JP 2001185607 A JP2001185607 A JP 2001185607A JP 2001185607 A JP2001185607 A JP 2001185607A JP 2002104811 A JP2002104811 A JP 2002104811A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon dioxide
reaction
hydrogen
tank
complex metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001185607A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4598994B2 (ja
Inventor
Atsuko Nakada
敦子 中田
Yoshihiro Kita
吉博 北
Hiroaki Matsumoto
浩明 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001185607A priority Critical patent/JP4598994B2/ja
Publication of JP2002104811A publication Critical patent/JP2002104811A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4598994B2 publication Critical patent/JP4598994B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 火星等の水を必要とする宇宙空間若しくは砂
漠等でも容易に生命維持のための水を得ることが出来る
もので、特に現地で得た二酸化炭素(CO)と地球よ
り運んできた水素を利用して還元反応させて生命維持に
必要な水を製造するための二酸化炭素還元装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 水素と二酸化炭素を合流させてその合流
部若しくはその下流側に触媒の存在下で両者を還元反応
させる反応部を設けた二酸化炭素還元装置であって、前
記水素が水素吸蔵合金若しくは錯金属水素化物であり、
この場合前記水素化物貯蔵槽を加熱若しくは加圧するこ
とにより容易に水素が放出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水素と二酸化炭素
を還元反応させて水及び炭化水素を製造させる二酸化炭
素還元装置に係り、特に、砂漠等の水を必要とする地球
空間のみならず、宇宙ステーション、宇宙探査衛星や有
人宇宙推進ロケット等に搭載される、例えば火星に存在
する二酸化炭素(CO)と地球より運んできた水素を
利用して還元反応させて生命維持に必要な水を製造する
ための装置を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、10年後程度に火星に有人衛
星を打ち上げようという試みが米国、日本等で検討され
ている。火星で人類が生活するために、酸素と水は生命
維持のためにどうしても用意しなければならないが、水
は地球から運ぶには極めて重量負担が大であり、火星に
おいて比較的高濃度で存在する二酸化炭素(CO)に
地球から運んでくる水素を還元反応させて水をつくる技
術が検討されている。
【0003】しかしながら水素は燃料ガスであり、安全
性の面で注意を払う必要がある。このため従来の技術で
は高圧水素ガス(30MPa)を地球から運ぶことを検
討しているが、この方式では、ガス容器を耐圧構造とし
なければならず、容器の質量が大きくなる。質量が大き
くなると、それに応じたロケットの推進エネルギーが必
要になり、必然的にその推進エネルギーを装備するため
ロケットが大きくなり、実質的に火星にまで到達し得る
だけの推進エネルギーを得ることが出来ないという問題
が生じる。
【0004】次に従来のCOの還元に必要な水素(H
)ガスを水素ボンベ等により補給を行っていたCO
還元装置の参考例を簡単に説明する。COの還元反応
は具体的には、図5に示すように供給されるCOガス
を混合タンク51において、Hボンベ55よりH
ンク54を経由して供給されるHガスと混合し、反応
炉52へ導入する。反応炉52へ導入された混合ガス
は、反応炉52内で還元反応し、メタンと水蒸気(H
O(G))となる。水蒸気(HO(G))は反応炉5
2の下流側に設置されている凝縮器53で凝縮され、水
(HO(L))となる。ここで気液2相流は気液分離
装置2へ送入され、メタン(CH)とHO(L)に
分離され、CHはそのまま排気され、H O(L)は
水タンク3へと送入されて保管される。
【0005】このように、CO還元を行う際には、H
は必要不可欠であるが、そのためのHボンベ、タン
クなどの搭載スペース、質量等が、宇宙ステーションや
宇宙探査衛星、若しくは火星有人飛行等の装置では、非
常に問題となることは前記したとおりである。なお、上
記反応炉52には、通常還元反応の触媒に、アルミナ担
持体にルテニウム(Ru)を添着した触媒が用いられて
おり、約300℃で反応は促進される。この際のCO
還元反応を反応式で示せば、以下のようになる。
【0006】 Ru CO+4H → CH+2HO (発熱反応) 約300℃
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記課
題に鑑み、水素ボンベや水素タンク等の搭載スペースお
よび搭載質量の負担をなくし、システム全体がコンパク
トであるとともに、熱の有効利用による省エネ化が図
れ、さらには安全面でも有利な二酸化炭素還元装置を関
発すべく、鋭意検討した。その結果、本発明者らは、装
置の各部分に水素吸蔵合金や錯金属水素化物を効果的に
用いることによって、上記問題点が解決されることを見
い出した。
【0008】本発明は、かかる課題に基づいて安全且つ
質量負担の軽減を図るとともに、火星等の水を必要とす
る宇宙空間若しくは砂漠等でも容易に生命維持のための
水を得ることが出来るもので、特に現地で得た二酸化炭
素(CO)と地球より運んできた水素を利用して還元
反応させて生命維持に必要な水を製造するための二酸化
炭素還元装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、反応炉を含む
二酸化炭素還元装置において、該反応炉の内部に水素吸
蔵合金若しくは錯金属水素化物が組み込まれており、こ
の水素化物からなる貯蔵槽と触媒反応槽とが1つの反応
炉内に備えられていることを特徴とする二酸化炭素還元
装置を提案するものである。本発明では従来の反応炉の
中に、水素吸蔵合金若しくは錯金属水素化物を組み入れ
たので、システム全体が大幅にコンパクトになる。ま
た、水素吸蔵合金若しくは錯水素吸蔵合金槽と触媒反応
槽を1つの反応炉に組み込むことで、熱の有効利用を可
能とし、省エネ化を図れる。さらに、該水素吸蔵合金若
しくは錯金属水素化物を用いることで、高圧ボンベなど
の使用が必要なくなり、安全面でも優位となる。
【0010】また、本発明は、二酸化炭素と水素を混合
する混合タンク及び反応炉を含む二酸化炭素還元装置に
おいて、該混合タンク内に水素吸蔵合金若しくは錯金属
水素化物が組み込まれており、後段の反応炉には触媒反
応槽が備えられていることを特徴とする二酸化炭素還元
装置を提供するものである。本発明では、混合タンク内
に水素吸蔵合金若しくは錯金属水素化物を組み入れるこ
とで、上記同様にシステム全体がコンパクトになる。ま
た、水素吸蔵合金を用いることで、高圧ボンベなどの使
用が必要なくなり、安全面でも優位となる。
【0011】更に本発明は、水素と二酸化炭素を合流さ
せてその合流部若しくはその下流側に触媒の存在下で両
者を還元反応させる反応部を設けた二酸化炭素還元装置
であって、前記水素が水素吸蔵合金若しくは錯金属水素
化物(両者を含めて金属水素化物という)を封入した貯
蔵槽より生成されることを特徴とする。
【0012】錯金属水素化物の化学式例はNaBH
、LiBH、LiAlH、水素吸蔵合金の化学
式例はLaNi、TiMn、で、上記の式
において、両者は非常に似ているが、水素吸蔵合金は、
金属結晶の間に水素が入り込む状態の物理的な反応であ
るので、その水素貯蔵量は2%程度であるのに対し、錯
金属水素化物は化学反応で生成されている物質である為
その水素貯蔵量は10%と格段に大きいが非可逆反応で
ある。
【0013】かかる発明によれば、水素をそのまま貯留
することなく、水素吸蔵合金や錯金属水素化物を用いて
貯蔵するために、容器自体が軽量化でき、然も高圧ボン
ベなどの使用が必要なくなり、安全面でも優位となる。
【0014】又本発明の具体例は、前記合流部位置に前
記水素吸蔵合金若しくは錯金属水素化物を含む水素化物
貯蔵槽が設けられ、該貯蔵槽と触媒反応槽とが1つの反
応炉内に備えられていることを特徴とする。
【0015】かかる発明によれば1つの反応炉の中に、
前記水素吸蔵合金若しくは錯金属水素化物を含む水素化
物貯蔵槽が組み込まれているために、システム全体が大
幅にコンパクトになる。また、前記水素吸蔵合金若しく
は錯金属水素化物を含む水素化物貯蔵槽と触媒反応槽を
1つの反応炉に組み込むことで、熱の有効利用を可能と
し、省エネ化が図れる。
【0016】更に本発明は、二酸化炭素と水素の合流部
と反応部が個別に形成されている請求項3記載の二酸化
炭素還元装置において、前記合流部内に前記水素吸蔵合
金若しくは錯金属水素化物を含む水素化物貯蔵槽が組み
込まれており、その下流側の反応部には触媒反応槽が備
えられていることを特徴とする。
【0017】かかる発明によれば、触媒反応槽の上流側
に貯蔵槽が設けられているために、水素の発生量の調整
が還元反応部と無関係に行われる。例えば二酸化炭素の
供給が変動する場合に、独立して調整できることは極め
て有利である。
【0018】更に本発明は、前記二酸化炭素還元装置
が、宇宙空間で得られる二酸化炭素に、水素吸蔵合金若
しくは錯金属水素化物より得られた水素を還元反応させ
て水を製造する装置であって、前記触媒の存在下で両者
を還元反応させる反応部に加熱ヒータが付与されている
ことを特徴とする。
【0019】即ち、還元反応には適正な温度が必要であ
り、常温で供給される二酸化炭素はもとより、−60℃
前後で、その大気圧も0.5kPa程度と地球より大幅
に低い火星の大気(二酸化炭素)が反応部に直接導入さ
れると、前記還元反応が円滑に行われないことに配慮し
てヒータを用いている。
【0020】又本発明は、前記還元反応部の下流側に還
元反応物より炭化水素を分離して水のみを取り出す冷却
分離部が設けられていることを特徴とする。
【0021】即ち、還元反応部において大気(二酸化炭
素)は加熱されているため、そのままではメタンと水蒸
気を円滑に分離できないので、前記還元反応物を水の蒸
発点以下に冷却して炭化水素を分離して水のみを取り出
す冷却分離部を設けるのがよい。この冷却には冷却水を
用いても、又火星の大気(二酸化炭素)は−60℃前後
であるために、これを用いても良い。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
る構成部品の種類、形状、その相対配置などは特に特定
的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定
する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。先ず水素吸
蔵合金と錯金属水素化物の違いについて説明する。水素
吸蔵合金は特開平5−228878や特開平8−233
200に示されるように、水素の吸蔵、放出の可逆サイ
クルを伴いながら、安定的に水素の貯蔵を行うもので、
水素吸蔵合金に使われる材料は特に限定されるものでは
なく、通常用いられる材料を広く利用することができ
る。具体的には、例えばランタン(La)とニッケル
(Ni)の合金などが好適に用いられ、他にはチタン
(Ti)と鉄(Fe)の合金などが好ましく用いられ
る。この際の反応を反応式で示せば、以下のようにな
る。
【0023】LaNi+ 熱エネルギー →La
Ni+3H(吸熱反応) LaNi +3H(加圧) →LaNi
(発熱反応) ここで、水素放出時にあたっては熱が必要であるが、上
記反応の場合は約40℃以上あれば十分に反応は促進す
る。
【0024】しかしながら、水素吸蔵合金は、金属結晶
の間に水素が入り込む状態の物理的な反応であるので、
その水素貯蔵量は2%程度と小さいのが難点である。一
方、錯金属水酸化物はNaBHのように化学反応で生
成されている物質である為その水素貯蔵量は10%と格
段に大きいが、非可逆反応である点が難点である。
【0025】しかしながら火星では、地球上のように貴
重な水を再度水素に分解する必要もなく、非可逆反応で
ある点の欠点は何等問題にならない。逆に水素貯蔵量は
10%と格段に大きい点が省スペース化の点で有利であ
る。
【0026】以下水素吸蔵合金若しくは錯金属水素化物
を用いた各実施形態を説明する。 実施の形態(その1) 図1は、本実施の形態に係る水素吸蔵合金を用いた二酸
化炭素還元装置の説明図である。本装置の基本構成とし
ては、還元反応炉1、気液分離装置2および水タンク3
より構成される。上記還元反応炉1の中には、水素吸蔵
合金を組み入れられている。この1つの還元反応炉1に
は、水素吸蔵合金からなる水素吸蔵合金槽4および触媒
反応槽5が含まれている。そして通常、触媒反応槽5の
近傍には加熱ヒータ6が備えられている。
【0027】本実施の形態では、供給されるCOガス
はそのまま還元反応炉1に送入される。還元反応炉1
は、水素吸蔵合金槽4、触媒反応槽5及び加熱ヒータ6
から構成されている。水素吸蔵合金は熱を加えることに
より、金属と結合しているHを容易に放出する。ま
た、放出後、H存在下のもと加圧することにより、再
度水素を取り込む特性を持つものである。この特性を利
用し、本実施の形態では還元反応炉1の中に、水素吸蔵
合金槽4を設けたものである。
【0028】まず、還元反応炉1全体を約300℃程度
まで加熱する。すると、水素吸蔵合金槽4からは水素H
を放出し始める。この状態で、COを還元反応炉1
へ供給する。供給されたCOは、水素吸蔵合金槽4で
ガスと混合された後、両側を囲む形で配置される触
媒反応槽5へ送入される。触媒反応槽5では、還元され
てCHと水蒸気(HO(G))になる。これらの流
体は、下流側に設置されている気液分離装置2へ送入さ
れる。気液分離装置2全体は冷却水で冷却されており、
供給されるガスはこの部分で凝縮され、液体(H
(L))と気体(CH)とに分離される。一方のH
O(L)は水タンク3へ送られ、他方のメタン(C
)は排気される。
【0029】ここで、水素吸蔵合金槽4に使われる材料
は特に限定されるものではなく、通常用いられる材料を
広く利用することができるが、具体的には、前記したよ
うに、ランタン(La)とニッケル(Ni)の合金など
が好適に用いられ、他にはチタン(Ti)と鉄(Fe)
の合金などが好ましく用いられる。この際の反応を反応
式で示せば、段落〔0023〕のようになるが、水素放
出時にあたっては熱が必要であるが、上記反応の場合は
約40℃以上あれば十分に反応は促進する。また、触媒
反応槽5での反応を反応式で示せば、以下のようにな
る。
【0030】CO+4H→CH+2HO(発熱
反応)
【0031】以上のように本実施の形態によれば、水素
吸蔵合金を用いることにより、図5に示す従来の装置で
必要であった混合タンク51、水素タンク54及び水素
ボンベ55などが必要なくなった。この為、システムの
大幅なコンパクト化が図れる利点がある。また、図1に
示すように水素吸蔵合金槽4を還元反応炉1の中心部に
設置し、その周囲に触媒反応槽5を設置する態様にすれ
ば、反応時に相互の熱エネルギーを有効利用できるので
効率がよい。すなわち、水素吸蔵合金は熱エネルギーが
必要なのに対し、触媒反応は熱を放出する為、お互いの
熱の吸収・放出をうまく利用して熱交換することで、装
置の省エネ化を図ることができる。さらに、従来では水
素ボンベなどの高圧ボンベ(100kG/cm)等を
用いていたが、水素吸蔵合金を用いることで、ほぼ常圧
レベルで取扱うことができようになり、安全面でも優位
なシステムである。
【0032】実施の形態(その2) 図2は、本発明の実施の形態(その2)に係る水素吸蔵
合金を用いた二酸化炭素還元装置の説明図である。本装
置の基本構成としては、水素吸蔵合金タンク(加圧混合
タンク)21、反応炉12、凝縮器13、気液分離装置
2、および水タンク3よりなる。本実施の形態では、混
合タンク内に水素吸蔵合金を組み入れて水素吸蔵合金タ
ンク21とし、後段には触媒反応槽を有する反応炉12
が設置される。従来の混合タンク内に水素吸蔵合金を組
み入れたことで、システム全体がコンパクトになるとと
もに、水素吸蔵合金を用いることで、高圧ボンベなどの
使用が必要なくなり、安全面で有利となる。
【0033】本実施の形態では、供給されるCOガス
を水素吸蔵合金を含んだタンク21に送入する。このタ
ンク11は約40℃程度に加熱されており、内部に吸蔵
されたHが加熱されたことにより脱着されている。よ
って、タンク21内に送り込まれたCOガスは、H
ガスと混合され、還元反応炉12に送入される。還元反
応炉12は、図1に示したような触媒反応槽5及び加熱
ヒータ6により構成されている。この還元反応炉12に
て、混合ガスは還元され、CHと水蒸気(H
(G))になる。これらの流体は、下流側に設置されて
いる凝縮器13へ送入され、水蒸気は凝縮され、更に下
流の気液分離装置2に導入される。この分離装置2で、
液体(HO(L))と気体(CH)とに分離され
る。そして、HO(L)は水タンク3へ送られ、CH
は排気される。
【0034】ここで、タンク21内の水素吸蔵合金に使
われる材料としては特に限定されるものではなく、通常
用いられる材料を広く利用することができるが、具体的
には、例えばランタン(La)とニッケル(Ni)の合
金などが好適に用いられ、他にはチタン(Ti)と鉄
(Fe)の合金などが好ましく用いられる。この際の反
応は、上記実施の形態(その1)に示す反応式と同じで
あり、水素放出時にあたっては熱が必要であるが、上記
反応の場合は水素吸蔵合金の場合約40℃以上あれば十
分に反応は促進する。
【0035】本実施の形態では、水素吸蔵合金槽とタン
クとを一体化し、還元反応炉12をその下流側に設け
た。このことにより、従来の装置に比べ、システム全体
のコンパクト化が図れる。また、実施の形態(その1)
に比べ、コンパクト化あるいは省エネ化の効果は若干劣
るものの、機能をそれぞれ分けたことにより、故障時な
どのメンテナンスが容易に行えるなどの利点があり、こ
のような本実施の形態によれば、水素吸蔵合金をタンク
21内に併設することにより、図3に示すような従来の
装置で必要であった水素タンク54及び水素ボンベ55
などが必要なくなった。
【0036】(実施形態3)図3は、火星上で得られる
−50℃前後で、その気圧も1Pa程度と地球より大幅
に薄い二酸化炭素を取り込んで、錯金属水素化物より得
られた水素と還元反応させて水を製造する装置に関する
本発明の第3の実施形態の変形例に係る二酸化炭素還元
装置の説明図である。本装置の基本構成としては、図1
と同様に、前記火星上の二酸化炭素に、錯金属水素化物
槽04より得られた水素を還元反応させて水とメタンを
製造する還元反応炉1、該反応炉1より得た水蒸気とメ
タン(還元反応物)を冷却によりメタン(炭化水素)を
分離して冷却により凝縮した水のみを取り出す気液冷却
分離装置2および前記分離した水を貯留する水タンク3
より構成されるとともに、上記還元反応炉1の中には錯
金属水素化物が組み入れられている。
【0037】この還元反応炉1は1〜5KPaに加圧状
態に維持されるとともに、中心側に錯金属水素化物が充
填された槽04および該錯金属水素化物槽04を囲撓す
る如くその外周側にリング状に触媒反応槽5が設けられ
ているとともに、更に、触媒反応槽5の外周側には加熱
ヒータ6がスパイラル状に巻回されている。
【0038】錯金属水素化物槽04内に、錯金属水素化
物のNaBHとともに、平均粒子径が45μm以下の
チタン(Ti)粉末を添加して充填させて形成される。
そして中心側の錯金属水素化物槽04の一端には前記二
酸化炭素導入口4aが、その他端側には錯金属水素化物
槽04で発生した水素と二酸化炭素を触媒反応槽5に導
く連結通路4bが設けられている。又錯金属水素化物槽
04では水素を発生するために、熱若しくは水等の水素
発生促進媒体が必要なために、二酸化炭素導入口4a上
流側の二酸化炭素通路32上に加熱器40若しくは水蒸
気導入部31が設けられ、後記する加熱ヒータ6ととも
に両者の熱により300〜500℃に加熱されるように
構成している。
【0039】又前記還元反応炉の下流側に設けられた気
液分離装置2は、冷却媒体として水タンクよりの水を用
いても良いが、せっかく火星上で得られる二酸化炭素が
−60℃前後と冷却されているために、分離装置2で先
ず300〜500℃前後の還元反応物を冷却する一方、
二酸化炭素を加熱した後、錯金属水素化物槽04に導入
するようにすれば、二酸化炭素通路32上に加熱器40
を設ける必要がなくなる。
【0040】従って本実施形態では、供給されるCO
ガスは加熱器40により加熱されるか気液分離装置2に
より熱を付与されて高温で還元反応炉1に送入されるこ
ととなる。
【0041】還元反応炉1は1〜5KPaの加圧下で、
前記したように錯金属水素化物槽04、触媒反応槽5に
加熱ヒータ6から熱が付与される構成となっているの
で、例えば錯金属水素化物は二酸化炭素よりの熱ととも
にヒータ6よりの熱を100〜450℃程度加えること
により、金属と結合しているHを容易に放出する。
尚、前記ヒータ6よりの加える加熱温度は、NaBH
で400〜450℃、LiBHで270〜300℃、L
iAlHで120〜150℃が適当である。
【0042】又、二酸化炭素を加熱しなくても還元反応
炉1全体が1〜5KPaに加圧された状態で約100〜
450℃程度までヒータ6より加熱すれば同様な結果が
得られる。
【0043】従って還元反応炉1全体を、錯金属水素化
物が封入されている場合は100〜450℃程度加熱し
た後、COガスを導入孔4aより還元反応炉1へ供給
すると、供給されたCOは、錯金属水素化物槽04で
ガスと混合された後、連結通路4bを介してその外
周側を囲撓する形で配置された触媒反応槽5へ送入され
る。触媒反応槽5では、加熱ヒータ6より100〜45
0℃程度の加熱により還元反応によりCHと水蒸気
(HO(G))が生成される。
【0044】これらの還元反応流体は、下流側に設置さ
れている気液分離装置2へ送入される。気液分離装置2
全体は冷却水や冷却COガス等の冷却媒体で冷却され
ており、供給されるガスの水蒸気はこの部分で凝縮さ
れ、液体(HO(L))と気体(CH)とに分離さ
れる。一方のHO(L)は水タンク3へ送られ、他方
の気体であるメタン(CH)は火星空間上で使用され
る燃料に利用される。尚、触媒反応槽5での反応式は実
施形態1と同様である。
【0045】本実施例によれば、図1の実施形態の効果
とともに、錯金属水素化物槽04を用いることにより、
水素発生量が更に増加し、システムの大幅なコンパクト
化が図れる。
【0046】(実施形態4)図4は、本発明の実施の形
態(その4)に係る二酸化炭素還元装置の説明図であ
る。本装置の基本構成としては、経路上に錯金属水素化
物が充填されたCOガス合流部(加圧混合タンク)4
1、還元反応炉12、凝縮器13、気液分離装置2、お
よび水タンク3を夫々独立して設けたシステムである。
本実施の形態では、加圧混合タンク41内に錯金属水素
化物を封入して且つ1〜5KPaに減圧し、更に加熱器
40により少なくとも40℃(水素吸蔵合金のみの場
合)、好ましくは錯金属水素化物を含む場合は300か
ら500℃に加熱可能に構成するとともに、後段には触
媒反応槽を有する還元反応炉12を設置する。
【0047】本実施形態では、供給されるCOガスを
加熱器40により加熱(錯金属水素化物の場合)した後
1〜5KPaに加圧された加圧混合タンク41に送入す
る。該加圧混合タンク41内の加熱と加圧により内部に
吸蔵されたHが放出されるとともに、加圧混合タンク
内41に送り込まれた加熱COガスとともに混合さ
れ、還元反応炉12に送入される。還元反応炉12は、
図1や図3に示したような触媒反応槽5に加熱ヒータ6
を巻回させた構成にしてもよいが、加熱COガスによ
り300〜450℃に加熱されるために、加熱ヒータ6
は用いなくても良い。
【0048】この還元反応炉12にて、混合ガスは還元
され、CHと水蒸気(HO(G))になる。これら
の流体は、下流側に設置されている凝縮器13へ送入さ
れ、冷却水や冷却COガス等の冷却媒体で冷却さて水
蒸気は凝縮され、更に下流の気液分離装置2に導入され
る。この分離装置2で、液体(HO(L))と気体
(CH)とに分離される。そして、HO(L)は水
タンク3へ送られ、CH は火星空間上で使用される燃
料に利用され、排気される。
【0049】ここで、加圧混合タンク41に封入する錯
金属水素化物は、例えばNaBHやLiBH、Li
AlH等が挙げられる。これらの水素化物の反応は、
水素放出時にあたっては熱や加圧が必要である。
【0050】本実施例においても前記実施例と同様な効
果とともに、触媒反応槽を有する還元反応炉12の上流
側に構成された加圧混合タンク41が設けられているた
めに、加圧混合タンク41の加熱温度等により、水素の
発生量の調整が反応炉12と無関係に行われる。例えば
二酸化炭素の供給が変動する場合に、独立して調整でき
ることは極めて有利であるとともに、還元反応炉12に
加熱ヒータを設けなくても、加熱された加圧混合タンク
41よりの熱を混合ガスが移相するために前記温度下で
還元反応が行われて、システム全体がコンパクトになる
とともに安全面で有利となる。
【0051】又本実施形態では、錯金属物等の水素貯蔵
槽とタンクとをー体化し、還元反応炉12をその下流側
に設けたことにより、(実施形態3)に比べ、機能をそ
れぞれ分ける事が出来、故障時などのメンテナンスが容
易に行えるなどの利点がある。
【0052】
【発明の効果】以上記載した如く本発明によれば、反応
炉内あるいは混合タンク内に、水素吸蔵合金若しくは錯
金属水素化物を組み入れたので、システム全体が大幅に
コンパクトになる。また、水素吸蔵合金若しくは錯金属
物を組み入れた水素貯蔵槽と触媒反応槽を1つの反応炉
に組み込むことで、熱の有効利用を可能とし省エネ化を
図れる。さらに、該水素吸蔵合金若しくは錯金属物を組
み入れたタンクを用いることで、高圧ボンベなどの使用
が必要なくなり、安全面でも有利となる。又本発明によ
れば、安全且つ負担の軽減を図るとともに、火星等の水
を必要とする宇宙空間若しくは砂漠等でも容易に生命維
持のための水を得ることが出来るもので、特に現地で得
た二酸化炭素(CO)と地球より運んできた水素を利
用して還元反応させて生命維持に必要な水を製造するた
めの二酸化炭素還元装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る二酸化炭素還元
装置の一例を示す榎式図である。
【図2】 本発明の第2の実施例に係る二酸化炭素還元
装置の他の一例を示す模式図である。
【図3】 本発明の第3の実施例に係る二酸化炭素還元
装置の一例を示す榎式図である。
【図4】 本発明の第4の実施例に係る二酸化炭素還元
装置の他の一例を示す模式図である。
【図5】 従来の二酸化炭素還元装置を概略的に示す模
式図である。
【符号の説明】
1、12 還元反応炉 2 気液分離装置 3 水タンク 4 水素吸蔵合金槽 04 錯金属水素化物槽 5 触媒反応槽 6 加熱ヒータ 13 凝縮器 21 加圧混合タンク(水素吸蔵合金) 41 加圧混合タンク(錯金属水素化物)
フロントページの続き (72)発明者 松本 浩明 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内 Fターム(参考) 4G075 AA04 AA05 BA01 BA06 BD14 CA54 DA02 EB01 FB02 4H006 AA02 AA04 AC11 BA23 BA55 BA61 BD81 BE20 BE41 4H039 CA11 CB40

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応炉を含む二酸化炭素還元装置におい
    て、該反応炉の内部に水素吸蔵合金若しくは錯金属水素
    化物が組み込まれており、該水素化物からなる貯蔵槽と
    触媒反応槽とが1つの反応炉内に備えられていることを
    特徴とする二酸化炭素還元装置。
  2. 【請求項2】 二酸化炭素と水素を混合する混合タンク
    及び反応炉を含む二酸化炭素還元装置において、該混合
    タンク内に水素吸蔵合金若しくは錯金属水素化物が組み
    込まれており、後段の反応炉には触媒反応槽が備えられ
    ていることを特徴とする二酸化炭素還元装置。
  3. 【請求項3】 水素と二酸化炭素を合流させてその合流
    部若しくはその下流側に触媒の存在下で両者を還元反応
    させる反応部を設けた二酸化炭素還元装置であって、 前記水素が水素吸蔵合金若しくは錯金属水素化物を封入
    した貯蔵槽より生成される水素であることを特徴とする
    二酸化炭素還元装置。
  4. 【請求項4】 前記水素吸蔵合金若しくは錯金属水素化
    物を含む水素化物貯蔵槽が加熱若しくは減圧されている
    ことを特徴とする請求項3記載の二酸化炭素還元装置。
  5. 【請求項5】 前記合流部位置に前記水素吸蔵合金若し
    くは錯金属水素化物を含む水素化物貯蔵槽が設けられ、
    該貯蔵槽と触媒反応槽とが1つの反応炉内に備えられて
    いることを特徴とする請求項3記載の二酸化炭素還元装
    置。
  6. 【請求項6】 二酸化炭素と水素の合流部と反応部が個
    別に形成されている請求項3記載の二酸化炭素還元装置
    において、前記合流部内に水素吸蔵合金若しくは錯金属
    水素化物を含む水素化物貯蔵槽が組み込まれており、 その下流側の反応部には触媒反応槽が備えられているこ
    とを特徴とする二酸化炭素還元装置。
  7. 【請求項7】 前記二酸化炭素還元装置が、宇宙空間で
    得られる二酸化炭素に、水素吸蔵合金若しくは錯金属水
    素化物より得られた水素を還元反応させて水を製造する
    装置であって、前記触媒の存在下で両者を還元反応させ
    る反応部に加熱ヒータが付与されている請求項3記載の
    二酸化炭素還元装置。
  8. 【請求項8】 前記還元反応部の下流側に還元反応物よ
    り炭化水素を分離して水のみを取り出す冷却分離部が設
    けられている請求項3記載の二酸化炭素還元装置。
JP2001185607A 2000-06-30 2001-06-19 二酸化炭素還元装置 Expired - Lifetime JP4598994B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001185607A JP4598994B2 (ja) 2000-06-30 2001-06-19 二酸化炭素還元装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-197539 2000-06-30
JP2000197539 2000-06-30
JP2001185607A JP4598994B2 (ja) 2000-06-30 2001-06-19 二酸化炭素還元装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002104811A true JP2002104811A (ja) 2002-04-10
JP4598994B2 JP4598994B2 (ja) 2010-12-15

Family

ID=26595039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001185607A Expired - Lifetime JP4598994B2 (ja) 2000-06-30 2001-06-19 二酸化炭素還元装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4598994B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITMI20111420A1 (it) * 2011-07-28 2013-01-29 I Agenzia Spaziale Italiana As Procedimento per l'ottenimento di prodotti utili al sostentamento di missioni spaziali sul suolo marziano mediante l'utilizzo di risorse reperibili in situ
CN105296031A (zh) * 2015-10-20 2016-02-03 浙江大学 一种室温下co2转化为合成燃料的方法
JP2021143791A (ja) * 2020-03-12 2021-09-24 三菱パワー株式会社 流体間の熱交換ができる装置およびその製法
CN113899520A (zh) * 2021-09-13 2022-01-07 中国航空工业集团公司哈尔滨空气动力研究所 一种火星风洞的二氧化碳成分控制系统及其控制方法
CN115371359A (zh) * 2022-08-25 2022-11-22 北京航天试验技术研究所 一种应用于火星表面的Sabatier装置反应气分离液化系统及方法
CN115364622A (zh) * 2022-08-25 2022-11-22 北京航天试验技术研究所 一种火星表面二氧化碳捕集与转化系统及其方法
CN115364615A (zh) * 2022-08-25 2022-11-22 北京航天试验技术研究所 一种采用变温吸附法的火星表面二氧化碳捕集系统及方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6984098B2 (ja) 2017-10-26 2021-12-17 日立造船株式会社 ガス生成装置及びガス生成方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63159210A (ja) * 1986-08-22 1988-07-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 炭酸ガスの分解方法
JPH04235738A (ja) * 1991-01-18 1992-08-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 炭酸ガス還元用触媒
JPH07213891A (ja) * 1994-02-09 1995-08-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 炭酸ガス還元装置
JPH08233200A (ja) * 1995-02-23 1996-09-10 Sanyo Electric Co Ltd 水素貯蔵用水素吸蔵合金タンク
JPH09124515A (ja) * 1995-11-06 1997-05-13 Suiso Energ Kenkyusho:Kk 炭素酸化物の水素化方法
JP3278585B2 (ja) * 1997-01-20 2002-04-30 日本電気株式会社 水素還元材及び水素還元装置
JPH11189552A (ja) * 1997-12-25 1999-07-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 二酸化炭素のメタン化反応方法及びその装置
JP3659797B2 (ja) * 1998-04-07 2005-06-15 三菱重工業株式会社 酸素再生装置及びカーボン吸着手段の交換方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITMI20111420A1 (it) * 2011-07-28 2013-01-29 I Agenzia Spaziale Italiana As Procedimento per l'ottenimento di prodotti utili al sostentamento di missioni spaziali sul suolo marziano mediante l'utilizzo di risorse reperibili in situ
WO2013014606A1 (en) * 2011-07-28 2013-01-31 Universita' Degli Studi Di Cagliari A process for the production of useful materials for sustaining manned space missions on mars through in-situ resources utilization
JP2014530595A (ja) * 2011-07-28 2014-11-20 ウニヴェルシタ デリ ストゥディ ディ カッリャリ 現地資源活用を通じて火星における有人宇宙ミッションを維持するために有用な資材を生産するプロセス
US8978293B2 (en) 2011-07-28 2015-03-17 Universita Degli Studi Di Cagliari Process for the production of useful materials for sustaining manned space missions on mars through in-situ resources utilization
RU2600183C2 (ru) * 2011-07-28 2016-10-20 Университа Дельи Студи Ди Кальяри Способ получения материалов, применимых для жизнеобеспечения пилотируемых космических полетов на марс, посредством использования местных ресурсов
CN105296031A (zh) * 2015-10-20 2016-02-03 浙江大学 一种室温下co2转化为合成燃料的方法
JP2021143791A (ja) * 2020-03-12 2021-09-24 三菱パワー株式会社 流体間の熱交換ができる装置およびその製法
JP7389686B2 (ja) 2020-03-12 2023-11-30 三菱重工業株式会社 流体間の熱交換ができる装置およびその製法
CN113899520A (zh) * 2021-09-13 2022-01-07 中国航空工业集团公司哈尔滨空气动力研究所 一种火星风洞的二氧化碳成分控制系统及其控制方法
CN113899520B (zh) * 2021-09-13 2023-04-07 中国航空工业集团公司哈尔滨空气动力研究所 一种火星风洞的二氧化碳成分控制系统及其控制方法
CN115371359A (zh) * 2022-08-25 2022-11-22 北京航天试验技术研究所 一种应用于火星表面的Sabatier装置反应气分离液化系统及方法
CN115364622A (zh) * 2022-08-25 2022-11-22 北京航天试验技术研究所 一种火星表面二氧化碳捕集与转化系统及其方法
CN115364615A (zh) * 2022-08-25 2022-11-22 北京航天试验技术研究所 一种采用变温吸附法的火星表面二氧化碳捕集系统及方法
CN115364622B (zh) * 2022-08-25 2024-02-09 北京航天试验技术研究所 一种火星表面二氧化碳捕集与转化系统及其方法
CN115364615B (zh) * 2022-08-25 2024-02-09 北京航天试验技术研究所 一种采用变温吸附法的火星表面二氧化碳捕集系统及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4598994B2 (ja) 2010-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2345966C (en) Fuel processing system
EP0951529B1 (en) Steam reformer with internal hydrogen purification
US6783741B2 (en) Fuel processing system
US6221117B1 (en) Hydrogen producing fuel processing system
US7093626B2 (en) Mobile hydrogen delivery system
US6099811A (en) Self-heating metal-hydride hydrogen storage system
JP4598994B2 (ja) 二酸化炭素還元装置
JP2000351607A (ja) 水素製造装置
CA2458314C (en) Steam reformer with internal hydrogen purification
US6593017B1 (en) High capacity calcium lithium based hydrogen storage material and method of making the same
US3532547A (en) Process for supplying hydrogen and oxygen to fuel cells
JP4663839B2 (ja) 水素回収・貯蔵容器
JP2009091165A (ja) 水素供給システム
CA2427464C (en) Steam reformer with internal hydrogen purification
JP2008266079A (ja) 水素製造装置、水素製造システムおよび水素製造方法
KR100415235B1 (ko) 연료 처리 시스템
AU745858B2 (en) Fuel processing system
JP4223852B2 (ja) 化学反応装置
JP2001313049A (ja) 燃料電池用水素供給装置
RU2604228C1 (ru) Способ аккумулирования водорода
JP2004011003A (ja) 水素貯蔵材料およびそれを用いた水素貯蔵容器
KR20240041022A (ko) 고압 수소 발생 장치 및 고압 수소의 화학적 제조 방법
KR20230099284A (ko) 직접합성법에 의한 고체수소저장소재 제조방법
JPH0214600B2 (ja)
Jensen et al. Hydrogen Storage Via Cataltically Enhanced Metal Hydrides

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090619

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090818

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100903

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100927

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4598994

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term