JP2002103562A - クリームはんだ印刷装置 - Google Patents

クリームはんだ印刷装置

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JP2002103562A
JP2002103562A JP2000296578A JP2000296578A JP2002103562A JP 2002103562 A JP2002103562 A JP 2002103562A JP 2000296578 A JP2000296578 A JP 2000296578A JP 2000296578 A JP2000296578 A JP 2000296578A JP 2002103562 A JP2002103562 A JP 2002103562A
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metal mask
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Shiro Soya
紫郎 征矢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】版離れ動作にかかる版離れ動作時間(版離れ動
作距離)の短縮化を図ることでプリント配線基板のラン
ド部にクリームはんだを印刷する印刷時間を短縮させ、
さらにプリント配線基板への転写品質の向上を図れ、実
装基板の生産性の向上を図ると共に、作業者の作業負担
を軽減できるクリームはんだ印刷装置を提供する。 【解決手段】 プリント配線基板12を支持する基板テ
ーブル10と、基板テーブル10に支持されたプリント
配線基板12とメタルマスク60とを位置合わせして重
ね合わせる重ね合わせ機構と、プリント配線基板12に
重ね合わせたメタルマスク60上で摺動し、メタルマス
ク60を介してプリント配線基板12上にクリームはん
だを塗布するスキージユニット14と、スキージユニッ
ト14をメタルマスク60に押接して移動させる駆動手
段とを備えるクリームはんだ印刷装置において、スキー
ジユニット14をメタルマスク60上の一回の塗布範囲
に亘って移動させた状態でスキージユニット14がメタ
ルマスク60を押接する高さ位置を保持して停止させる
停止機構を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリームはんだ印
刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイスの小型化や異形化
に伴い、プリント配線基板上に実装される半導体デバイ
スのリード線間のピッチがファイン化しており、ランド
部間のピッチも狭くなりつつある。このため、クリーム
はんだをプリント配線基板のランド部に印刷する前に、
まず、メタルマスクのマスクパターンとプリント配線基
板のランド部とを高精度に位置合わせして重ねることが
要求される。
【0003】これに対応して、今日では、画像認識装置
が搭載されたクリームはんだ印刷装置が知られている。
この装置によれば、プリント配線基板上に設けられた基
準マークを画像認識用のCCDカメラにより撮像し、上
記基準マークの位置ずれ量を算出してプリント配線基板
を所定のクリームはんだ充填位置に配置させることがで
きる。これによって、メタルマスクのマスクパターンと
プリント配線基板のランド部(プリント配線基板上の印
刷すべき箇所)とを高精度に位置合わせして重ねること
ができ、好適なクリームはんだ充填開始状態にセットで
きる。
【0004】ところで、プリント配線基板は、ガラスエ
ポキシ樹脂基材やベークライト樹脂基材あるいはセラミ
ック基材等の材料を用いて形成されているため、温度変
化等の外界条件や外圧を受けることで、反り等の変形が
生じ、基板が凹凸面(湾曲面)に形成されてしまうこと
が多い。凹凸面に変形したプリント配線基板にメタルマ
スクを置いてクリームはんだを転写する場合、単にスキ
ージによってクリームはんだを充填したのでは、ランド
部によって、印刷されるクリームはんだの充填量にばら
つきが生じてしまう。すなわち、基板の凹部には、メタ
ルマスクが凹部表面から浮くことによって所定量以上の
クリームはんだが充填され、反対に、基板の凸部には所
定量以下の量のクリームはんだしか充填されなくなる。
これでは、次工程の半導体デバイスの実装工程の品質要
求を満たすことができない。
【0005】このため、基板の反り具合に応じて、スキ
ージによりメタルマスクをプリント配線基板に押圧し、
メタルマスクがプリント配線基板の表面から浮き上がら
ないようにして充填する方法が行われている。この方法
によれば、クリームはんだ充填動作中は、メタルマスク
とプリント配線基板との印刷面が常に密着しているた
め、基板が反っている場合であっても、全ランド部にお
いて、所定量のクリームはんだを充填することができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】プリント配線基板は、
異なる製品の場合や製造ロットが異なる場合には基板の
反り量がばらつく。このため、基板の反り量(凹凸量)
に応じて、スキージがメタルマスクを押し込む押し込み
量(スキージの押し下げ限界位置)を作業者が予め調節
する調節機構を設けている。作業者が設定する上記押し
込み量は、基板の反り具合のばらつきが大きい場合のク
リームはんだ充填にあっては大きい値に設定し、反対
に、基板の反り具合が小さい場合のクリームはんだ充填
にあっては小さい値に設定する。
【0007】実際の生産現場においては、反り具合の大
きな基板と反り具合の小さな基板とが混在しているか
ら、作業者は、ランド部への所定量のクリームはんだの
充填を確保するため、上記押し込み量を大きな反りに対
応できるように大きく設定する。しかし、メタルマスク
の押し込み量を大きく設定しまうと、クリームはんだ充
填終了時に行われるメタルマスクからプリント配線基板
を引き離すためにプリント配線基板を支持している基板
テーブルをゆっくりと降下させる版離れ動作に時間がか
かってしまう。すなわち、上記押し込み量を大きく設定
すると、クリームはんだ充填動作が終了して版離れ動作
に移行したにもかかわらず、スキージがメタルマスク
を、予め設定した押し込み量まで押し込み続けるといっ
たことになる。これは、版離れ動作が開始しているにも
かかわらず、設定された押し込み量どおりの押し込み作
用が解消するまでは、継続してスキージがメタルマスク
を押し続けるということであり、プリント配線基板を支
持する基板テーブルが、メタルマスクの押し込み量位置
からさらに降下してはじめて版離れがなされることを意
味する。これでは、クリームはんだ充填動作終了から版
離れ動作終了までに要する時間が増大することとなり、
生産全体にかかるサイクルタイムが増大してしまい、効
率的に生産を行うことができないといった課題がある。
スキージの押し込み量を調節しているのは、できるだけ
押し込み量を小さくして、この版離れ動作にかかる時間
を最小限に抑制するためであり、その都度、基板の反り
具合に応じて押し込み量を設定することは、作業者の作
業負担が増大するといった課題がある。
【0008】上記版離れ動作は十分な時間をかけて行う
が、これは、メタルマスクの開口部内に充填されたクリ
ームはんだを確実にランド部へ転写させるためである。
版離れ動作が速いと、開口部の内壁面と該開口部内に充
填されたクリームはんだとの間に生じる摩擦係数(せん
断力)が大きくなり、該開口部内に充填されたクリーム
はんだ全てがランド部上に移行されず、ランド部上のク
リームはんだに、カケやツノといった不良転写が発生す
る。
【0009】近年では、半導体デバイスの小型化や異形
化に伴い、ランド部が微細化しているために、版離れを
よりゆっくりと行わなければならなくなっている。例え
ば、BGAパッケージ又はCSPといわれるような半導
体デバイスではランド部の平面積に比較してメタルマス
クが厚くなるため(アスペクト比が大きくなるため)、
版離れ動作中に生じる上記摩擦係数(せん断力)がより
大きくなり、版離れ動作にかける時間が一般の半導体デ
バイス以上に必要となる。このように、版離れ動作をよ
りゆっくりと行わなければならない場合には、より効率
的に印刷操作を行うことが求められる。
【0010】そこで、本発明は、上記課題に対応すべく
なされ、その目的とするところは、版離れ動作にかかる
版離れ動作時間(版離れ動作距離)の短縮化を図ること
でプリント配線基板のランド部にクリームはんだを印刷
する印刷時間を短縮させ、さらにプリント配線基板への
転写品質の向上を図れ、実装基板の生産性の向上を図る
と共に、作業者の作業負担を軽減できるクリームはんだ
印刷装置を提供することにある。
【0011】
【発明を解決するための手段】本発明に係るクリームは
んだ印刷装置は、プリント配線基板を支持する基板テー
ブルと、該基板テーブルに支持された前記プリント配線
基板とメタルマスクとを位置合わせして重ね合わせる重
ね合わせ機構と、前記プリント配線基板に重ね合わせた
前記メタルマスク上で摺動し、該メタルマスクを介して
前記プリント配線基板上にクリームはんだを転写するス
キージユニットと、該スキージユニットを前記メタルマ
スクに押接して移動させる駆動手段とを備えるクリーム
はんだ印刷装置において、前記スキージユニットを前記
メタルマスク上の一回のクリームはんだ充填範囲に亘っ
て移動させた状態で該スキージユニットが前記メタルマ
スクを押接する高さ位置を保持して停止させる停止機構
を設けたことを特徴とする。これによれば、版離れ動作
にかかる版離れ動作時間(版離れ動作距離)の短縮化を
図ることでプリント配線基板のランド部にクリームはん
だを印刷するタクトタイムを短縮させ、実装基板の生産
性の向上を図ると共に、作業者の作業負担を軽減でき
る。また、前記停止機構は、前記スキージユニットを支
持して昇降駆動させるシリンダの駆動ロッドの突出入動
作を強制的に停止させると好適である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るクリームはん
だ印刷装置の好適な実施の形態を添付図面に基づいて説
明する。図1は、本実施の形態に係るクリームはんだ印
刷装置の全体構成を示す正面図である。図1に示すクリ
ームはんだ印刷装置100は、従来公知の構造を備え
る。すなわち、10はプリント配線基板12を移動可能
に支持する基板テーブル、14は下端部に一対の印刷ヘ
ッド14a、14bを備えるスキージユニット、18は
画像認識装置として用いられるCCDカメラユニット、
20は基板テーブル10を移動させてプリント配線基板
12の位置を補正する位置合わせ機構を有する基板位置
補正ユニット、22は搬入用コンベア、24は搬出用コ
ンベアである。
【0013】次に、図1に示すスキージユニット14の
構成について、図2及び図3と共に詳細に説明する。図
2はスキージユニット14の正面図、図3はスキージユ
ニット14の側面図である。図2において、26、28
は昇降手段としてのエアシリンダであり、シリンダ支持
板30上にボルト29による螺合手段によって固定され
ている。26a、28aはエアシリンダ26、28の駆
動ロッドであり、下端部には印刷ヘッド14a、14b
が設けられている。印刷ヘッド14a、14bは、駆動
ロッド26a、28aが上下方向に伸縮することで昇降
可能になっている。
【0014】32は所要の厚みを有したヘッド支持板で
あり、下端面に所要の深さの溝32aが形成されてい
る。32bは取付孔であり、ヘッド支持板32の幅方向
に貫通して形成されている。34は連結板であり、厚み
が溝32aの溝幅よりも若干肉薄に形成され、横長の板
状体に形成されている。連結板34は、長手方向の中央
部に突部34aが形成されている。34bは取付孔であ
り、連結板34の中央部に幅方向に貫通して設けられて
いる。連結板34は、突部34aが溝32a内に嵌め込
まれてヘッド支持板32の外方からヒンジピン36が挿
通され、ヒンジピン36を抜き差しすることでヘッド支
持板32に着脱可能に固定されている。連結板34は、
ヘッド支持板32にヒンジピン36によって固定されて
いるため、連結板34はヒンジピン36を支点として円
弧状に軌跡を描いて若干の回動ができるようになってい
る。
【0015】38はスキージホルダーであり、連結板3
4に所定の角度を持たせて固定されている。40は所要
の厚みを有するウレタン製のスキージ(へら状の塗布
板)であり、下端面40aがスキージホルダー38の下
端面38aよりも若干下方に突出してスキージホルダー
38の長手方向に沿って張設されている。42は取っ手
であり、スキージホルダー38のスキージ40が張設さ
れた面とは反対側の前端面から外方に延出して設けられ
ている。43はハンダガイドであり、スキージ40がメ
タルマスク60面上を摺動する印刷時に、クリームはん
だが摺動範囲外に広がるのを防止する。44、44は微
調整部であり、平板47の両端部に設けられている。平
板47は、エアシリンダ26の駆動ロッド26aの下端
部に駆動ロッド26aの伸縮方向と略直角に連結されて
いる。平板47とヘッド支持板32とはボルト45、4
5によって固定されている。調整部44、44は、下端
面がテーパ面に形成されたアジャストネジ46と、バラ
ンスネジ50と、バランスバネ48と、ストッパ52と
からなる。
【0016】このように、ヘッド支持板32と連結板3
4とがヒンジピン36によって連結されると共に、バラ
ンスネジ50がバランスバネ48の付勢力によって、常
時ストッパ52を弾性的に押圧することによって、連結
板34をヒンジピン36を軸として揺動可能にスキージ
40がメタルマスク60の摺動面上を摺動するときにプ
リント配線基板12の左右の高さの相違による傾斜にな
らうようにして連結板34の左端部と右端部とでメタル
マスク60の摺動面全体を均一に押圧することができ
る。
【0017】54は駆動ロッド位置検出手段としてのシ
リンダセンサーであり、駆動ロッド26a、28aの上
下方向の位置を検出することで、印刷ヘッド14a、1
4bの上下方向の位置を検出できる。図3において、5
6は速度調節手段としてのスピコンであり、駆動ロッド
26a、28aの上下の伸縮速度を調節することで印刷
ヘッド14a、14bの昇降速度を調節する。
【0018】図2において、70は停止機構を有したブ
レーキユニットであり、駆動ロッド26a、28aの伸
縮動作の作動及び制止を制御するためのものである。す
なわち、ブレーキユニット70は、図4に示すように、
駆動ロッド26a、28aを挟んで対向して配されたブ
レーキシュー(摩擦材)72、72と、周溝74aが形
成されたコレットリング74と、周溝74aに設けられ
た剛球76と、ブレーキピストン78と、スプリング8
0とを備える。これによって、A室内の空気が排気され
ると、ブレーキピストン78がスプリング80により押
圧されて図の上方向に移動し、ブレーキピストン78の
内側テーパ面に接する剛球76が内側に押圧され、コレ
ットリング74がブレーキシュー(摩擦材)72、72
を加圧することで、駆動ロッド26a、28aを締め付
ける。この駆動ロッド26a、28aの締め付け作用
は、クリームはんだ充填が終了すると同時に作用し、版
離れ動作が行われている間、作用するようになってい
る。なお、ブレーキユニット70は、駆動ロッド26
a、28aの伸縮動作を所要時間制止させることができ
る構造であればよく、必ずしも図4に示す構造である必
要はなく、他の制止手段を採用し得ることは勿論のこと
である。
【0019】図3において、58は垂直支持部材であ
り、メタルマスク60の周縁部60aを下方から支持す
るマスク受け板62上に外側面をマスク受け板62の外
側面と同一面位置にそろえられて立設されてボルト59
によって固定されている。垂直支持部材58とマスク受
け板62は、図示しない基台に固定されている。64は
エアシリンダであり、垂直支持部材58の内側面に取り
付けられたL型金具66上に取り付けられている。68
はクランパーであり、エアシリンダ64の駆動ロッド6
4aの下端部に設けられている。クランパー68は、駆
動ロッド64aが伸縮することでメタルマスク60の周
縁部60a上面に当接したりあるいは離れたりすること
で、メタルマスク60をマスク受け板62との間で押圧
挟持したりあるいは非挟持状態にしたりする。
【0020】次に、クリームはんだ印刷装置100の動
作について、図1及び図5に基づいて説明する。まず、
図1に示すように、プリント配線基板12を搬入用コン
ベア22により基板テーブル10上の所定位置にセット
する。そして、CCDカメラ18によってプリント配線
基板12上に形成された基準マーク12b、12bを画
像認識処理させ、基板位置補正ユニットにより位置補正
してプリント配線基板12のランド部12aとメタルマ
スク60のマスクパターン60aとが位置ずれしないよ
うに重ね合わせて位置合わせを行い、クリームはんだ充
填開始状態にセットされる。
【0021】次に、スキージユニット14を作動させ
て、メタルマスク60の上方から左右いずれか一方の印
刷ヘッド(14aあるいは14b)をヘッドダウンさせ
て、スキージ40によりクリームはんだをローリングさ
せながらメタルマスク60面上を摺動させる。すると、
図5に示すように、メタルマスク60の開口部60b内
にクリームはんだが充填される。こうして、プリント配
線基板12に形成されたランド部12a上にクリームは
んだ90が印刷される(図5(a)参照)。
【0022】クリームはんだ充填が終了すると同時にブ
レーキユニット70が作動して、前記印刷ヘッド(14
a、14bのいずれか一方)の昇降動作を制御する駆動
ロッド(26a、28aのいずれか一方)の伸縮動作
が、その駆動ロッドの位置で強制的に停止される。そし
て、基板テーブル10が下動して、プリント配線基板1
2がメタルマスク60から離される版離れ動作が行われ
る。なお、ブレーキユニット70が作用して駆動ロッド
(26a、28aのいずれか一方)の伸縮動作を暫定的
に停止させる時間は、少なくともこの版離れ動作が開始
して終了するまでの時間を含むようになっている。
【0023】この状態下で、基板テーブル10を下動さ
せると、印刷ヘッド(14a、14bのいずれか一方)
は高さ位置が固定して支持されているから、メタルマス
ク60は印刷終了時の高さ面よりも下方に押し下げられ
て撓むことはないため、開口部60b内に充填されたク
リームはんだ90全てを開口部60bの内壁面に引っ掛
けることなく、また、該内壁面に残留させることなく開
口部60bに充填されたパターンのままの形状でプリン
ト配線基板12のランド部12a上に移行させることが
できる(図5(b)参照)。
【0024】なお、基板テーブル10を下動させる版離
れ速度は、開口部60bの内壁面と開口部60b内に充
填されたクリームはんだ90の外表面との間に生じる摩
擦係数(せん断力)がなるべく小さくなるように版離れ
速度を設定すればよいが、版離れ動作にかかる版離れ動
作時間の短縮化を図るために、版離れ動作終了時に開口
部60bの内壁面にクリームはんだ90の一部が残留し
ない範囲内の版離れ最高速度に設定すれば、一層のタク
トタイムの短縮化を図ることができる。もちろん、クリ
ームはんだ90のランド部12aへの不良塗布を生じさ
せないようにクリームはんだ印刷装置100を稼動する
ために、ある程度、版離れ動作にかける時間に余裕を持
たせてもよい。
【0025】このように、クリームはんだ充填が終了す
ると同時に駆動ロッド(26a、28aのいずれか一
方)の伸縮動作が強制的に停止されるため、版離れ動作
中は、メタルマスク60は、スキージ14によって印刷
終了時の高さ面以下に押圧されて撓むことはなく、この
高さ面が版離れ動作中におけるメタルマスク60の摺動
面の下限位置となる。このため、基板テーブル10を所
要の低速度で下動させて版離れ動作を行いさえすれば、
開口部60b内に充填されたクリームはんだ90を確実
にランド部12a上に移行させることができ、開口部6
0b内に充填されたクリームはんだ90を開口部60b
の内壁面に引っ掛けたりする等してランド部12a上の
クリームはんだにカケやツノといった不良塗布の発生を
なくすことができるのである。
【0026】すなわち、版離れ動作中は、前記下限位置
以下においては、メタルマスク60のスキージ40が摺
動する摺動面とプリント配線基板12とが接触すること
はないため、版離れ動作にかかる無駄な時間を省くこと
ができ、印刷の開始から終了までに要する印刷時間を短
縮できるため、実装基板の生産性の向上を図ることがで
き、また、作業者が、印刷開始前に、予めプリント配線
基板12の反り量(凹凸量)に応じて、スキージ40が
メタルマスク60を押し込む押し込み量を調節する必要
がなくなるため、作業者の作業負担を軽減できるのであ
る。
【0027】スキージ40は一方向へ移動して印刷操作
を行った後、他方向へ戻る方向に移動して、同様に印刷
操作を行う。他方向へスキージ40を戻してクリームは
んだ充填した場合も、上述したと同様に、ブレーキユニ
ット70により強制的に駆動ロッド(26a、28aの
いずれか一方)の突出入動作を停止させ、版離れを行
う。こうして、往復動作させながら印刷を行うことがで
きる。
【0028】
【発明の効果】本発明に係るクリームはんだ印刷装置に
よれば、前記スキージユニットを前記メタルマスク上の
一回のクリームはんだ充填範囲に亘って移動させた状態
で該スキージユニットが前記メタルマスクを押接する高
さ位置を保持して停止させる停止機構を設けたため、版
離れ動作にかかる版離れ動作時間(版離れ動作距離)の
短縮化を図ることでプリント配線基板のランド部にクリ
ームはんだを印刷する印刷時間を短縮させ、さらにプリ
ント配線基板への転写品質の向上を図れ、実装基板の生
産性の向上を図ると共に、作業者の作業負担を軽減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクリームはんだ印刷装置の正面図
である。
【図2】スキージユニットの正面図である。
【図3】スキージユニットの側面図である。
【図4】ブレーキユニットの部分断面図である。
【図5】本実施の形態のクリームはんだ印刷装置で版離
れ動作時の経過を示す説明図である。
【符号の説明】
10 基板テーブル 12 プリント配線基板 12a ランド部 12b 基準マーク 14 スキージユニット 14a、14b 印刷ヘッド 26、28 シリンダ 26a、28a 駆動ロッド 38 スキージホルダー 40 スキージ 60 メタルマスク 60a マスクパターン 60b 開口部 70 ブレーキユニット 72 ブレーキシュー(摩擦材) 74 コレットリング 76 剛球 78 ブレーキピストン 90 クリームはんだ 100 クリームはんだ印刷装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント配線基板を支持する基板テーブ
    ルと、 該基板テーブルに支持された前記プリント配線基板とメ
    タルマスクとを位置合わせして重ね合わせる重ね合わせ
    機構と、 前記プリント配線基板に重ね合わせた前記メタルマスク
    上で摺動し、該メタルマスクを介して前記プリント配線
    基板上にクリームはんだを転写するスキージユニット
    と、 該スキージユニットを前記メタルマスクに押接して移動
    させる駆動手段とを備えるクリームはんだ印刷装置にお
    いて、 前記スキージユニットを前記メタルマスク上の一回のク
    リームはんだ充填範囲に亘って移動させた状態で該スキ
    ージユニットが前記メタルマスクを押接する高さ位置を
    保持して停止させる停止機構を設けたことを特徴とする
    クリームはんだ印刷装置。
  2. 【請求項2】前記停止機構は、前記スキージユニットを
    支持して昇降駆動させるシリンダの駆動ロッドの突出入
    動作を強制的に停止させることを特徴とする請求項1記
    載のクリームはんだ印刷装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100353820C (zh) * 2003-08-22 2007-12-05 华硕电脑股份有限公司 锡膏涂布辅助设备
CN107953660A (zh) * 2017-10-13 2018-04-24 天津市侨阳印刷有限公司 一种印刷件固定架

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