JP2002103227A - 研磨又は研削加工方法、光学素子の加工方法、蛍石の加工方法、研磨及び又は研削加工装置、光学素子の研磨及び又は研削加工装置、光学素子の表面を加工する装置、レンズ - Google Patents
研磨又は研削加工方法、光学素子の加工方法、蛍石の加工方法、研磨及び又は研削加工装置、光学素子の研磨及び又は研削加工装置、光学素子の表面を加工する装置、レンズInfo
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Abstract
加工時のヤケ、や加工液中のダイヤモンド砥粒との反応
を防ぐ。 【解決手段】 光学素子42の加工方法において、前記
光学素子の被加工面の加工面積に対して加工面積の小さ
い加工工具42を用い、前記加工工具による加工領域に
供給する加工液48と前記加工領域以外の区域に供給す
る加工液50の機能を異なるようにしたことを特徴とし
た光学素子の加工方法を提供する。そして、加工液の分
離手段としてエアーカーテンを圧搾空気供給穴46A、
46Bにより形成する。
Description
又は研磨加工する技術に関する。
削又は研磨加工する際の加工液の供給に関する。
る加工装置に関する。
させて研削研磨加工する際の加工液を複数種類供給する
方法及び装置に関する。
削又は研磨加工に際し、加工液の供給方法及び装置に関
する。
磨工具で加工する際に供給する加工液の供給を加工領域
に応じて区分け供給する方法及び装置に関する。
素材を荒削り加工し、荒研削加工、研磨加工、精研磨加
工と順次所定の設定値の表面精度に仕上げ加工を行う。
接触する加工位置及びその周辺領域には研磨砥粒を含む
研磨液が満弁なく供給されている。
研磨加工は加工するレンズよりも小さい径の加工工具を
レンズ表面を走査加工して加工面を部分的に除去して加
工する。
工具による加工領域にのみ供給すればよいことになる
が、加工領域にのみ加工液を供給すると、加工済みの領
域や、未加工領域に一部の加工液が飛散し、加工液中の
ダイヤモンド砥粒がレンズ表面に付着し、レンズ表面と
該砥粒が反応して、反応生成物質を生じさせ、レンズ表
面上の精度に影響を及ぼす。
材料の、蛍石レンズは従来の非結晶系の光学レンズガラ
ス材料に比して、柔らかく傷がつき易く、又、加工液中
のダイヤモンド砥粒との反応を生じやすい性質を持って
いる。
ズ表面全面に、加工液を供給する方法では砥粒との反応
を生じて所望の加工精度を得ることが難しい。
削加工する加工方法において、機能の異なる液体を工具
による加工領域と非加工領域とに分けて供給して加工す
るようにしたことを特徴とした研磨又は研削加工方法に
より上記課題の解決を図る。
及び又は研削加工するに際し、前記被加工物の被加工面
を加工する加工工具の被加工領域と該被加工領域以外の
区域を区分し、前記区分領域に応じて供給する加工液体
を異なるようにしたことを特徴とした研磨又は研削加工
方法による提案をする。
る方法において、被加工物の被加工面を加工する工具の
加工領域内には研磨剤を含む加工液を供給し、前記加工
領域以外の領域には研磨剤を含まない液体を供給するよ
うにしたことを特徴とした研磨又は研削加工方法を提案
する。
子の被加工面を加工する工具の加工領域と、該加工領域
以外の領域とに供給する液体の機能を異ならせて供給す
るようにしたことを特徴とした光学素子の加工方法を提
案する。
徴とした請求項4記載の光学素子の加工方法の態様を提
案する。
記光学素子の被加工面の加工面積に対して加工面積の小
さい加工工具を用い、前記加工工具による加工領域に供
給する加工液と前記加工領域以外の区域に供給する加工
液の機能を異なるようにしたことを特徴とした光学素子
の加工方法により上記課題の解決を図る。
て、前記光学素子の加工面に研磨及び又は研削機能液を
供給し、前記光学素子の前記加工面以外の領域に乾燥防
止機能液を供給するようにしたことを特徴とした光学素
子の加工方法を提案する。
前記光学素子の被加工面以外の領域に乾燥防止機能液を
供給するようにしたことを特徴とした光学素子の加工方
法を提案する。
の加工方法において、前記光学素子の被加工面領域以外
の領域を非乾燥状態に維持して加工するようにしたこと
を特徴とした光学素子の加工方法を提案する。
加工方法において、前記光学素子の加工領域を加工する
工具の被加工領域以外の領域を湿潤状態に維持して加工
するようにしたことを特徴とした光学素子の加工方法を
提案する。
加工方法であって、前記光学機能面を加工する工具の加
工領域以外の領域を非乾燥状態に維持して加工するよう
にしたことを特徴とした蛍石の加工方法を提案する。
記光学機能面の加工時に、該光学機能面の加工領域以外
の領域に乾燥防止液を供給するようにしたことを特徴と
した蛍石の加工方法を提案する。
又は研削加工装置であって、前記光学素子の加工表面に
供給する複数の加工液供給手段を備えたことを特徴とし
た光学素子の研磨及び又は研削加工装置により上記課題
の解決を図る。
は前記加工表面の供給領域に応じて供給液の種類が異な
ることを特徴とした請求項13記載の光学素子の研磨及
び又は研削加工装置の態様を提案する。
たことを特徴とした請求項14記載の光学素子の研磨及
び又は研削加工装置の態様を提案する。
あって、前記光学素子の被加工面を加工する工具の加工
領域に供給する第一の加工液供給手段と、前記光学素子
の被加工面上であって、前記工具の被加工領域以外の領
域を区分けする手段を設け、前記被加工領域以外の領域
に供給する第二の加工液供給手段とを備えることを特徴
とした光学素子の研磨及び又は研削加工装置を提案す
る。
た請求項13乃至16記載の光学素子の研磨及び又は研
削加工装置を提案する。
る装置であって、前記光学素子の被加工面に機能の異な
る複数の加工液を供給する手段と、前記加工液供給手段
から供給される複数の加工液の交じり合いを防ぐ手段を
備えたことを特徴とした光学素子の表面を加工する装置
により上記課題の解決を図る。
の手段としていることを特徴とした請求項18記載の光
学素子の表面を加工する装置を提案する。
る装置であって、前記光学素子の被加工面に供給する機
能の異なる加工液を供給し、前記機能の異なる加工液を
独立的に回収する手段を備えたことを特徴とした光学素
子の表面を加工する装置を提案する。
た請求項18乃至20記載の光学素子の表面を加工する
装置の態様がある。
あって、前記レンズの光学面の加工時に、加工工具によ
る加工部分への第一の加工液の供給操作と、前記加工工
具による加工部分以外の領域への第二の加工液の供給操
作を行って加工したことを特徴とした蛍石を材料とした
レンズを提案する。
被加工物のレンズ4を載置し、基礎台平面上のX軸、Y軸
方向に移動させるXYテーブルである。
容する加工液受け槽である。
り、前記基礎台1に取り付けてある。
触して被加工面4Aを研削又は研磨加工の除去作業を行
う加工工具であり、アスファルトを原料とするピッチか
ら成る。
持されて、不図示の加圧手段及び回転手段による回転運
動と傾斜操作を受ける。
管部材であり、該円管部材14は第一の加工液と第二の
加工液を分離する分離手段としての作用を行う機能を有
している。
料の先端にスポンジ、フェルトなどの弾性部材を接着し
た構成から作られており、 前記保持部材12Aにバネ
部材18を介して取り付けられている。
圧で軽く被加工面上に圧接する状態に保つように構成さ
れる。
工工具12を配置し、加工工具12の中心位置から円管
部材14の半径距離を隔てて、該円管部材の内側と外側
とにより加工領域と非加工領域を区分するように構成す
る。
表面との接触部14Aにはテフロン(登録商標)等の樹
脂、不織布、ポリウレタン樹脂などの弾性体を取り付け
て、接触圧によるレンズへの影響を排除してある。
加工液のタンク22からポンプ24、供給部材26を介
して前記円管部材14内の被加工レンズの加工面上に供給
する。
粒を配合した研削/研磨加工液が供給されている。
管28の供給口28Aは前記円管部材14の外周位置側
に配置されており、該第二供給管からの液は前記レンズ
の前記非加工領域に供給される。
の加工液タンクから第二加工液が供給される。
加工液受け槽6の排出口に接続して、加工液を回収タン
ク32に送る。
の粒度に調整されたダイヤモンドパウダーをタンク内に
内蔵した撹拌手段にて濃度が一定に保たれた研磨液の液
流を作る。
し、加工準備を整える。
表面の非加工領域の乾燥を防止する乾燥防止液を準備す
る。
同じ種類の液体(水)で、中にダイヤモンド砥粒を含ま
ない液体を用いる。
合、第一加工液と同じに、ダイヤモンド砥粒を含む液体
を使用すると、蛍石の非加工領域の表面にダイヤモンド
砥粒と蛍石の表面成分とが反応して反応生成物を生じ
る。
(ヤケ)と称する反応が生じる。
粒の濃度は重量濃度で0.5%前後に調整した。
せ、前記円管部材14内に第一加工液を前記供給量で供
給し、更に、第二加工液供給管28から第二の加工液を
レンズ4の非加工領域に供給して加工工具10の回転操
作及び前記テーブルの送り操作により加工を実行する。
に含まれるダイヤモンド砥粒によるレンズ表面の加工除
去作業が行われ、円管部材14の外側の非加工領域には
乾燥防止用の第二の加工駅が供給されているので非加工
領域での前記反応作用が抑制される。
の加工領域及び非加工領域は変動するが、変動位置に応
じて前記円管部材14も追従操作するので、加工領域と
非加工領域は常に追従する。
が、被加工レンズの材料が蛍石などの結晶性ガラス材料
の場合には、水以外の液体でもよく、低粘度で、ダイヤ
モンド砥粒の分散性がよく、非反応性、非揮発性の液体
を採用できる。
ングリコール液などである。
第二加工液を被加工レンズの表面上で分離させる分離手
段を示す。
4は加工工具保持部材である。レンズ40は前記図1の
XYテーブル上に載置し、保持部材44は前記基礎台1上
に取り付ける。
たエアーカーテンを加工工具の周囲に形成し、該エアー
カーテンにより第一と第二の加工液の交わりを防ぐよう
にしたものである。
中空状円間部材であり、中央部に圧搾空気供給穴46A.
46Bが多数形成されている。
粒を含んでいる。
乾燥防止液である。
ブルに取り付け、加工面に加工工具42を押し当て、圧
搾空気供給手段52から所定圧力の圧搾空気を前記供給
穴46A、46Bからレンズ表面に向けて供給し、同時
に、第一の加工液及び第二の加工液を夫々供給して、研
磨加工を行う。
均等に配置され、供給穴からの圧搾空気はレンズの表面
に突き当たってエアーカーテン54を形成して、第一の
加工液が工具周辺から分散するのを防止し、又、第二の
加工液が加工工具近辺に移動するのを防止する。
量、加工工具などの条件が第一実施例の条件と同じ場
合、圧搾空気の圧力は 0.2Kg/cm であった。
加工液の交じり合う位置に液の吸引手段を設けること
で、第一と第二の加工液の混じりあいを防ぎ、非加工領
域に第一加工液内に含まれるダイヤモンド砥粒の混入を
防ぐものである。
部材62を配置し、該円筒部材62には加工レンズ64
の面上の加工液を吸引する吸引穴62A,62B,,を均等に
設ける。
工液供給管66による加工液の供給がされ、円筒部材6
2の外側の非加工領域には第二加工駅供給管70による
乾燥防止液の供給が行われる。
に穴80Aを設け該穴80Aを工具支持軸82の貫通穴に
接続し、該貫通穴上部から研磨砥粒を加工工具に供給す
る。
り、該円筒部材に加工液供給穴84Aを複数設ける。
る。
加工液供給管であり、乾燥防止用である。
加工液供給管86とから供給される液と同じ種類の水で
ある。
の中心から供給されるダイヤモンド砥粒と混合して研磨
用加工液となり、供給管86から円筒部材84の外側に
供給された水はレンズの非加工領域を覆って乾燥防止作
用を行う。
物の加工領域に供給される加工液と非加工領域に供給さ
れる加工液を分離機能させることで、非加工領域への悪
影響を排除して、加工性の高い加工方法及び加工装置を
得ることが出来る。
Claims (22)
- 【請求項1】 研磨及び又は研削加工する加工方法にお
いて、機能の異なる液体を工具による加工領域と非加工
領域とに分けて供給して加工するようにしたことを特徴
とした研磨又は研削加工方法。 - 【請求項2】 被加工物の被加工面を研磨及び又は研削
加工するに際し、前記被加工物の被加工面を加工する加
工工具の被加工領域と該被加工領域以外の区域を区分
し、前記区分領域に応じて供給する加工液体を異なるよ
うにしたことを特徴とした研磨又は研削加工方法。 - 【請求項3】 研磨及び又は研削加工する方法におい
て、被加工物の被加工面を加工する工具の加工領域内に
は研磨剤を含む加工液を供給し、前記加工領域以外の領
域には研磨剤を含まない液体を供給するようにしたこと
を特徴とした研磨又は研削加工方法。 - 【請求項4】 光学素子の加工方法において、前記光学
素子の被加工面を加工する工具の加工領域と、該加工領
域以外の領域とに供給する液体の機能を異ならせて供給
するようにしたことを特徴とした光学素子の加工方法。 - 【請求項5】 前記光学素子の材料は蛍石であることを
特徴とした請求項4記載の光学素子の加工方法。 - 【請求項6】 光学素子の加工方法において、前記光学
素子の被加工面の加工面積に対して加工面積の小さい加
工工具を用い、前記加工工具による加工領域に供給する
加工液と前記加工領域以外の区域に供給する加工液の機
能を異なるようにしたことを特徴とした光学素子の加工
方法。 - 【請求項7】 光学素子の加工方法において、前記光学
素子の加工面に研磨及び又は研削機能液を供給し、前記
光学素子の前記加工面以外の領域に乾燥防止機能液を供
給するようにしたことを特徴とした光学素子の加工方
法。 - 【請求項8】 光学素子の加工方法において、前記光学
素子の被加工面以外の領域に乾燥防止機能液を供給する
ようにしたことを特徴とした光学素子の加工方法。 - 【請求項9】 光学素子の研磨及び又は研削の加工方法
において、前記光学素子の被加工面領域以外の領域を非
乾燥状態に維持して加工するようにしたことを特徴とし
た光学素子の加工方法。 - 【請求項10】 光学素子の研磨及び又は研削の加工方
法において、前記光学素子の加工領域を加工する工具の
被加工領域以外の領域を湿潤状態に維持して加工するよ
うにしたことを特徴とした光学素子の加工方法。 - 【請求項11】 蛍石の光学機能面の加工方法であっ
て、前記光学機能面を加工する工具の加工領域以外の領
域を非乾燥状態に維持して加工するようにしたことを特
徴とした蛍石の加工方法。 - 【請求項12】 蛍石の光学機能面の加工方法であっ
て、前記光学機能面の加工時に、該光学機能面の加工領
域以外の領域に乾燥防止液を供給するようにしたことを
特徴とした蛍石の加工方法。 - 【請求項13】 光学素子の研磨及び又は研削加工装置
であって、前記光学素子の加工表面に供給する複数の加
工液供給手段を備えたことを特徴とした光学素子の研磨
及び又は研削加工装置。 - 【請求項14】 前記加工液供給手段から供給される加
工液は前記加工表面の供給領域に応じて供給液の種類が
異なることを特徴とした請求項13記載の光学素子の研
磨及び又は研削加工装置。 - 【請求項15】 前記供給液の区分を行う手段を備えた
ことを特徴とした請求項14記載の光学素子の研磨及び
又は研削加工装置。 - 【請求項16】 光学素子の研磨及び又は研削加工の装
置であって、前記光学素子の被加工面を加工する工具の
加工領域に供給する第一の加工液供給手段と、前記光学
素子の被加工面上であって、前記工具の被加工領域以外
の領域を区分けする手段を設け、前記被加工領域以外の
領域に供給する第二の加工液供給手段とを備えることを
特徴とした光学素子の研磨及び又は研削加工装置。 - 【請求項17】 前記光学素子は蛍石であることを特徴
とした請求項13乃至16記載の光学素子の研磨及び又
は研削加工装置。 - 【請求項18】 光学素子の表面を加工する装置であっ
て、前記光学素子の被加工面に機能の異なる複数の加工
液を供給する手段と、前記加工液供給手段から供給され
る複数の加工液の交じり合いを防ぐ手段を備えたことを
特徴とした光学素子の表面を加工する装置。 - 【請求項19】 前記交じり合いを防ぐ手段は圧搾空気
をその手段としていることを特徴とした請求項18記載
の光学素子の表面を加工する装置。 - 【請求項20】 光学素子の表面を加工する装置であっ
て、前記光学素子の被加工面に供給する機能の異なる加
工液を供給し、前記機能の異なる加工液を独立的に回収
する手段を備えたことを特徴とした光学素子の表面を加
工する装置。 - 【請求項21】 前記光学素子は蛍石であることを特徴
とした請求項18乃至20記載の光学素子の表面を加工
する装置。 - 【請求項22】 蛍石を材料としたレンズであって、前
記レンズの光学面の加工時に、加工工具による加工部分
への第一の加工液の供給操作と、前記加工工具による加
工部分以外の領域への第二の加工液の供給操作を行って
加工したことを特徴とした蛍石を材料としたレンズ。
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