JP2002102145A - 電子内視鏡システム - Google Patents

電子内視鏡システム

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JP2002102145A
JP2002102145A JP2000295950A JP2000295950A JP2002102145A JP 2002102145 A JP2002102145 A JP 2002102145A JP 2000295950 A JP2000295950 A JP 2000295950A JP 2000295950 A JP2000295950 A JP 2000295950A JP 2002102145 A JP2002102145 A JP 2002102145A
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JP
Japan
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electronic endoscope
light
image signal
fluorescent
scale
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JP2000295950A
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English (en)
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Hideo Sugimoto
秀夫 杉本
Takayuki Enomoto
貴之 榎本
Satoru Ozawa
了 小澤
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子内視鏡の機種や観察対象を変更するときで
も、通常画像信号と蛍光画像信号の出力レベルのバラン
ス調整を一度に手早く行える電子内視鏡システムを、提
供する。 【解決手段】電子内視鏡システム1は、白色光を所定の
反射率で反射する白色光反射部69cと紫外光に励起さ
れると所定の蛍光強度で発光する蛍光発光部69dとを
有する回転板69が回転軸67bに取り付けられたと
き、電子内視鏡10の先端部10aから白色光と紫外光
とが射出されるタイミングに同期させて、挿入孔62に
挿入された電子内視鏡10の先端部10aの前方に白色
光反射部69cと蛍光発光部69dとを交互に横切らせ
るスケール回転装置60を有する。また、画像信号処理
回路52は、白色光反射部69cと蛍光発光部69dか
らの反射光及び蛍光が受光されて生成された各画像信号
から、それらの増幅率を設定し、その増幅率にて各画像
信号を増幅する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可視光により照明
された被検体表面の通常画像と励起光が照射されて自家
蛍光を発した被検体の蛍光画像とを合成した画像を生成
する医療用の電子内視鏡システムに、関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子内視鏡システムを用いて被検
体(体腔壁)の自家蛍光を観察する方法が提案されてい
る。特定の波長の光(一般に紫外光である)が照射され
て励起された体腔壁では、癌などの不健全な組織からの
蛍光が健全な組織からの蛍光よりも弱い強度を有するた
めに自家蛍光の強度分布が生じるので、このような体腔
壁からの自家蛍光を電子内視鏡の固体撮像素子(CC
D)によって撮像することにより、通常の可視光の照明
による体腔壁の画像とは異なる特殊な体腔壁の画像を観
察することができる。
【0003】このような蛍光観察が行える電子内視鏡シ
ステムとして、照明光としての白色光(可視光)と励起
光としての紫外光とを電子内視鏡の照明光学系から被検
体(体腔壁)へ交互に照射し、白色光により照明された
体腔壁の対物光学系による像と紫外光により励起されて
自家蛍光を発した体腔壁の対物光学系による像とを電子
内視鏡のCCDによって順次撮像して電気信号に変換
し、通常画像信号と蛍光画像信号を時系列に生成するも
のがある。
【0004】この電子内視鏡システムにおいて、生成さ
れる各画像信号から蛍光画像信号のみを取り出してこの
蛍光画像信号に基づく白黒画像をモニタに出力すると、
その白黒映像では、自家蛍光を発光している位置が対物
光学系から離れているために暗部が形成されているの
か、患部が自家蛍光を発しないために暗部が形成されて
いるのかが、モニタを介して被検体を観察する者にとっ
て判別できない。そのため、上記の電子内視鏡システム
では、通常画像信号を互いに同じ出力レベルとなるRG
B各色の画像信号に分配するとともに、このうちのB画
像信号に蛍光画像信号を加算することにより、白色光に
より照明された体腔壁の白黒画像に対して自家蛍光を発
した部分を青色に着色した画像を生成している。
【0005】ところが、B画像信号に蛍光画像信号が加
算される際に通常画像信号(RGB画像信号)と蛍光画
像信号との出力レベルの比率が調整されていないと、こ
の電子内視鏡システムからの画像信号が入力されたモニ
タには、臨床的に有効ではない被検体の映像が、映し出
されることになる。
【0006】このため、通常画像信号と蛍光画像信号と
の出力レベルの相対的なバランスをスケールを利用して
調整する場合がある。このスケールには、可視帯域にお
いて所定の反射率にて白色光(可視光)を反射する反射
板により構成される白色光用スケールと,励起光が照射
されると所定の蛍光強度をもって発光する蛍光板により
構成される蛍光用スケールとがある。これらのスケール
では、経験的に得られている臨床結果に基づいてその反
射率及び蛍光強度が設定されている。
【0007】そして、この電子内視鏡システムは、電子
内視鏡の先端部から白色光用スケールの反射板に白色光
(可視光)を照明してその反射光を撮像して得られる通
常画像信号の出力レベルと、蛍光用スケールの蛍光板に
励起光を照射してその蛍光を撮像して得られる蛍光画像
信号の出力レベルとが、所定の比率となるように、各画
像信号を増幅することにより、照明による体腔壁の白黒
画像と自家蛍光による体腔壁の青色画像とのバランスが
とれている画像を、生成することができる。これによ
り、モニタを介して被検体を観察する観察者は、より正
確に被検体の診断を行うことができる。
【0008】また、通常、様々な特性を有する複数の電
子内視鏡を交換して使用する場合や、1つの電視内視鏡
において観察対象を変える場合に対応できるように、白
色光の反射率が互いに異なる複数種類の白色光用スケー
ルと蛍光の発光強度が互いに異なる複数種類の蛍光用ス
ケールとが夫々用意されている。作業者は、幾つかのス
ケールの中から使用する電視内視鏡に対応する白色光用
スケール及び蛍光用スケールを選び出し、選出した両ス
ケールを用いて各画像信号の出力調整をすることによ
り、その被検体の観察を快適に且つより正確に行うこと
ができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、スケールには、数種類のスケールが存在する
ために、電子内視鏡システムが生成する通常画像信号と
蛍光画像信号の出力レベルを調整する時に、これらスケ
ールを取り違えて使用してしまうことがあった。また、
各画像信号の出力レベルを調整する際には、通常画像信
号の出力調整と蛍光画像信号の出力調整とを別々に行わ
ねばならず、その調整の手順が非常に煩雑であった。
【0010】さらに、電子内視鏡の機種を交換するとき
や観察対象を変えるときには、その都度出力レベルの調
整を行わねばならないために、需要者の間には、通常画
像信号と蛍光画像信号の出力レベルのバランス調整を一
度に手早く行いたいという要望があった。
【0011】本発明は、上述したような問題点に鑑みて
なされたものであり、その課題は、白色光と紫外光とを
交互に被検体に照射して通常画像信号と蛍光画像信号と
を順次生成する方式の電子内視鏡システムであるにも拘
わらず、電子内視鏡の機種や観察対象に対応するスケー
ルを用いて通常画像信号と蛍光画像信号の出力レベルの
バランス調整を一度に手早く行うことができる電子内視
鏡システムを、提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに構成された本発明は、電子内視鏡の照明光学系に可
視光と紫外光とを交互に供給する光源装置と、前記電視
内視鏡に組み込まれた撮像素子により撮像されて生成さ
れる画像信号を処理する内視鏡プロセッサとを備え、前
記電子内視鏡が交換可能に取り付けられる電子内視鏡シ
ステムであって、筐体と、前記電子内視鏡の先端部が挿
入可能であり、この先端部を前記筐体の外部から内部へ
ガイドするための挿入孔と、板形状に形成され、その一
方の面には可視光が照射されると所定の反射率にて反射
する白色光用スケール、及び紫外光が照射されると励起
して所定の蛍光強度にて発光する蛍光用スケールを有
し、その回転中に前記白色光用スケール及び蛍光用スケ
ールが前記挿入孔の前方を横切ることになる位置で回転
可能に、前記筐体内部において着脱可能に保持される回
転板と、前記筐体内部に保持された前記回転板を、前記
電子内視鏡の先端部から射出される可視光と紫外光との
切替に同期して回転駆動させることにより、前記可視光
に対して前記白色光用スケールを挿入し、前記紫外光に
対して前記蛍光用スケールを挿入する駆動装置と、前記
電子内視鏡の先端部が前記挿入孔に挿入された状態下で
バランス調整処理の開始指示が入力されると、前記可視
光が前記電子内視鏡の先端部から射出された際に前記撮
像素子から送信される画像信号の出力レベルと、前記紫
外光が前記電子内視鏡の先端部から射出された際に前記
撮像素子から送信される画像信号の出力レベルとが、所
定の比率となるように、前記各画像信号に対する増幅率
を夫々設定し、設定した各増幅率にて前記各画像信号を
増幅させる制御部とを備えたことを、特徴とする。
【0013】上記のように構成されると、回転板が筐体
内に取り付けられ、電子内視鏡の先端部が挿入孔に挿入
された後、バランス調整処理の開始指示が入力されたと
きには、電子内視鏡の先端部からは可視光及び紫外光が
交互に射出される。このとき、先端部から射出される可
視光は、それが射出される期間のみ挿入孔に対向する回
転板上の白色光用スケールを照射し、紫外光は、それが
射出される期間のみ挿入孔に対向する回転板上の蛍光用
スケールを照射する。これにより、可視光は白色光用ス
ケールで反射されるとともに紫外光は蛍光用スケールを
励起し、白色光用スケールからの反射光及び蛍光用スケ
ールからの蛍光は、電子内視鏡に組み込まれる撮像素子
により交互に受光されて順次通常画像信号及び蛍光画像
信号として繰り返し生成され、各画像信号の出力レベル
が所定の比率となるように制御部によって各画像信号の
増幅率が設定され、その時点での増幅率にて以後の通常
使用時において各画像信号が増幅される。
【0014】従って、作業者は、電子内視鏡の機種を変
更したり観察対象を変えた後であっても、電子内視鏡の
機種や観察対象に対応したスケールの組み合わせを有す
る回転板を駆動装置の回転軸に取り付け、電子内視鏡の
先端部を挿入孔に差し込んだ後に、バランス調整処理の
開始指示を入力することにより、通常画像信号と蛍光画
像信号の出力レベルのバランス調整処理を、一度に簡単
に手早く行うことができる。
【0015】本発明による電子内視鏡システムでは、回
転板及び駆動装置が、光源装置や内視鏡プロセッサと一
体に組み込まれても良いし、光源装置や内視鏡プロセッ
サとは別体に組み込まれても良い。前者の場合には、光
源装置及び内視鏡プロセッサを収容する筐体に挿入孔を
設けるとともにその筐体に回転板と駆動装置を収容す
る。後者の場合には、光源装置や内視鏡プロセッサとは
別体に形成した筐体に挿入孔を設けるとともにその筐体
に回転板と駆動装置とを収容する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明による電子内視鏡シ
ステムの実施形態について図面を参照しながら説明す
る。
【0017】図1は、本発明の実施形態である電子内視
鏡システム1の概略の外観を示す斜視図である。
【0018】この電子内視鏡システム1は、患者の体腔
内にその先端部10aが挿入される電子内視鏡10と,
この電子内視鏡10のコネクタ10bが差し込まれてい
る外部装置20と,スケール回転装置60とを有する。
このうちの外部装置20には、電子内視鏡10に照明光
や励起光を供給する光源装置や電子内視鏡10により生
成される画像信号を処理する内視鏡プロセッサ等が、収
容されている。また、この外部装置20の筐体には、操
作パネル30が備えられ、この操作パネル30には、後
述するバランス調整処理の開始指示を入力するためのバ
ランス調整ボタン30aが備えられている。尚、電子内
視鏡10としては、被検体の種類に応じた様々な特性を
有する複数の機種が用意されている。そして、これらが
交換されて使用されるように、電視内視鏡10は、着脱
可能なコネクタ10bを介して外部装置20の筐体に取
り付けられている。
【0019】一方、スケール回転装置60は、円柱をそ
の中心軸に沿って切断してその切断面を底面とした形
状、いわゆる蒲鉾形に形成された筐体61を有し、湾曲
面(円柱面)と底面に対して垂直な2つの略半円形の側
面のうち、一方の側面には、電子内視鏡10の先端部1
0aを挿入するための挿入口61aと,外部装置20か
らのケーブルCの先端のコネクタを差し込むためのコネ
クタ差込口61bが形成され、他方の側面は、筐体61
に対して開閉可能な蓋61cとして形成されている。
【0020】先ず、電子内視鏡システム1の電子内視鏡
10及び外部装置20の構成及び動作について説明す
る。
【0021】図2は、本例の電子内視鏡10及び外部装
置20の概略構成を示す説明図である。
【0022】この図2に示すように、コネクタ10bを
介して電子内視鏡10が接続された外部装置20には、
操作パネル30と,電子内視鏡10に照明光及び励起光
を供給する光源装置40と,この光源装置40を制御し
たり電子内視鏡10からの画像信号を受信して処理する
内視鏡プロセッサ50とが、内蔵されている。
【0023】また、内視鏡プロセッサ50は、照明光及
び励起光や画像信号などを同期させるためのタイミング
コントローラ51と,電子内視鏡10からの画像信号を
処理してRGB画像信号に変換してモニタ2に送出する
画像信号処理回路52と,操作パネル30等から入力さ
れる指示により外部装置20全体の制御を行うシステム
コントローラ53とを、備えている。
【0024】電子内視鏡10は、コネクタ10bが外部
装置20の筐体に差し込まれると光源装置40の所定の
位置にその先端部10aが配置されるライトガイドファ
イババンドル(以下、「ライトガイド」と省略する)1
1と,このライトガイド11に導かれた照明光及び励起
光を広範囲に照射するための配光レンズ12と,被検体
(体腔壁)の像を形成する対物光学系13と,この対物
光学系13の結像面近傍に配置されて体腔壁の像を撮像
する固体撮像素子(CCD)14と,このCCD14へ
駆動用の転送パルスを送信したり画像信号処理回路52
へ画像信号を送信するための電線15と,先端部10a
近傍を湾曲させるための図示せぬ湾曲機構と,その図示
せぬ湾曲機構を操作するためのハンドル16と,システ
ムコントローラ53に入力される信号を生ずるボタンや
スイッチ等を備える操作部17と,その操作部17から
システムコントローラ53へ各種の信号を伝送するため
の電線18とを、備えている。尚、電線15,18は、
電子内視鏡10のコネクタ10bが外部装置20の筐体
に差し込まれると、夫々、画像信号処理回路52及びシ
ステムコントローラ53に接続される。
【0025】光源装置40は、白色光用光源41,第1
の回転シャッタ42,ハーフミラー43,集光レンズ4
4,紫外光用光源45,及び、第2の回転シャッタ46
から、構成されている。
【0026】白色光用光源41は、通常観察用の照明光
としての白色光を射出するキセノンランプ(図示せず)
や,このキセノンランプから射出された白色光が平行光
となるように反射させるリフレクタ(図示せず)等によ
り、構成されている。また、紫外光用光源45は、被検
体(体腔壁)の自家蛍光の励起光として紫外光を射出す
る紫外線ランプ(図示せず)や,この紫外線ランプから
射出された紫外光が平行光となるように反射させるリフ
レクタ(図示せず)等により、構成されている。
【0027】白色光用光源41から発せられる可視領域
の波長からなる平行光束(以下、「平行白色光束」とい
う)は、第1の回転シャッタ42を通過し、ハーフミラ
ー43を透過した後、集光レンズ44によりライトガイ
ド11の入射端11aへ収束される。
【0028】一方、平行白色光束と交差するように紫外
光用光源45から発せられる紫外領域の波長からなる平
行光束(以下、「平行紫外光束」という)は、第2の回
転シャッタ46を通過し、ハーフミラー43により反射
された後、集光レンズ44によりライトガイド11の入
射端11aへ収束される。
【0029】図3の(a)は、第1の回転シャッタ42
の正面図であり、図3の(b)は、第2の回転シャッタ
46の正面図である。
【0030】第1及び第2の回転シャッタ42,46
は、図2及び図3に示すように、モータ42a,46a
の駆動軸に対して同軸に取り付けられた円板に、その円
板の中心に頂点が一致するとともにその頂角が約60°
の角度を有する扇状の開口部42c,46cが形成され
ることによって、構成されている。
【0031】これら第1及び第2の回転シャッタ42,
46の外周縁の近傍には、図2に示すように、タイミン
グコントローラ51に接続されたセンサ42b,46b
が、配置されている。これらセンサ42b,46bは、
第1及び第2の回転シャッタ42,46の回転状態を検
知してタイミングコントローラ51へ通知する。また、
これらモータ42a,46aもタイミングコントローラ
51に接続されており、それらの回転の速度と位相がタ
イミングコントローラ51により制御される。
【0032】図4は、内視鏡プロセッサ50内部の概略
構成を示すブロック図である。
【0033】この図4に示すように、タイミングコント
ローラ51は、同期パルス信号を発生するとともにこの
同期パルス信号に照明光及び励起光や画像信号などを同
期させるタイミング生成回路511と、センサ42b,
46bで検知された回転状態に基づいて第1及び第2の
回転シャッタ42,46を回転させるモータ42a,4
6aの駆動を制御する回転シャッタ制御回路512と,
タイミング生成回路511からの同期パルス信号に応じ
てCCD14に転送パルスを送出するCCDドライバ5
13とを、備えている。
【0034】尚、回転シャッタ制御回路512がモータ
42a,46aの回転の速度と位相とを制御することに
より、ライトガイド11の入射端11aには、可視領域
の波長からなる光束と紫外領域の波長からなる光束とが
交互に入射する。このときの各光束が入射端11aに入
射する様子を、図5に模式的に示している。この図5に
おいて、両破線間の間隔は、同じ回転速度で回転する各
回転シャッタ42,46が一周する期間を示し、(a)
のグラフにおいて立ち上がっている期間は、ライトガイ
ド20の入射端11aに光束が入射している期間を示
し、(b)のグラフにおいて立ち上がっている期間は、
CCD14に蓄積された一画面分の電荷を画像信号とし
て読み出すための転送期間を示している。この図5に示
すように、各回転シャッタ42,46が一周する間に、
白色光(可視光)と紫外光がこの順で入射端11aへ入
射し、また、白色光と紫外光が入射端11aへ入射する
タイミングに同期して対物光学系13により形成される
像がCCD14に蓄積されて読み出される。
【0035】また、図4に示すように、画像信号処理回
路52は、CCD14からの画像信号に対して増幅,ク
ランプ,サンプルホールド,γ補正などの処理を行うた
めの前段信号処理回路521と,後述するモノクロ画像
信号と蛍光画像信号とを夫々所定の増幅率にて増幅する
ためのレベル設定回路522と,アナログ/デジタル
(A/D)コンバータ523と,画像信号を一時記憶す
るためのメモリ部524と,デジタル/アナログ(D/
A)コンバータ部525と,画像信号に対してクラン
プ,ブランキング,インピーダンスマッチング等の処理
を行うための後段信号処理回路526a,526bと,
画像信号を加算するための加算器527とを、備えてい
る。さらに、メモリ部524は、蛍光画像信号用メモリ
524a及びモノクロ画像信号用メモリ524bを備え
ているとともに、D/Aコンバータ部525は、両メモ
リ524a,524bに対応したD/Aコンバータ52
5a,525bを備えている。
【0036】システムコントローラ53は、システムバ
スBを介して互いに接続されたCPU531,メモリコ
ントロール回路532,I/Oポート533,RAM5
34,及び、ROM535を備えている。
【0037】CPU531は、システムバスBに接続さ
れる操作パネル30や電子内視鏡10の操作部17にお
いて入力された指示により、光源装置40及び内視鏡プ
ロセッサ50の制御を行う中央処理回路である。メモリ
コントロール回路532は、CPU531からの命令に
従って画像信号処理回路52の各メモリ524a,52
4bを制御する。I/Oポート533は、CPU531
からの命令に従って画像処理制御回路52からのデータ
を受信する。RAM534は、CPU531の作業領域
が展開されるランダムアクセスメモリである。ROM5
35は、電子内視鏡システム2を制御するための各種の
プログラムが格納されたメモリである。
【0038】ROM535に格納されるプログラムに
は、CPU531によって読み込まれることによりバラ
ンス調整処理を実行するものが含まれている。このバラ
ンス調整処理を実行するためのプログラムは、CPU5
31に対し、第1及び第2の回転シャッタ42,46の
同期した回転の開始を指示させ、後述するモノクロ画像
信号と蛍光画像信号をD/Aコンバータ部525から受
信させ、各画像信号の出力レベルが所定の比率となるよ
うに各画像信号に対する増幅率を設定させ、それらの増
幅率にて各画像信号を増幅するようにレベル設定回路5
22に対する制御を行わせる。
【0039】上述した電子内視鏡10及び外部装置20
では、電子内視鏡10の先端部10aが患者の体腔内に
挿入されている場合、第1及び第2の回転シャッタ4
2,46の回転に伴って、白色光及び紫外光がライトガ
イド11の入射端11aより交互に入射されると、ライ
トガイド11を通って射出端より射出される白色光及び
紫外光が、被検体(体腔壁)に向けて照射される。する
と、白色光により照明された体腔壁表面の対物光学系1
3による像,及び、紫外光により励起されて自家蛍光を
発した体腔壁の対物光学系13による像が、CCD14
の撮像面上に順次形成される。そのCCD14は、上述
したように、タイミング生成回路511からの同期パル
ス信号を受けたCCDドライバ513により駆動され、
照明光及び励起光によって形成される被検体の像を順次
撮像して電気信号に変換する。
【0040】CCD14から時系列に出力されるモノク
ロ画像信号及び蛍光画像信号は、前段信号処理回路52
1において各種の処理を施され、CPU531によって
制御されるレベル設定回路522により互いの画像信号
の出力レベルが所定の比率となるように夫々増幅された
後、A/Dコンバータ523によりデジタル信号に変換
される。
【0041】A/Dコンバータ523により順次デジタ
ル信号に変換されたモノクロ画像信号及び蛍光画像信号
は、CPU531の命令に従ったメモリコントロール回
路532によって各画像信号に対応するメモリ524
a,524bに振り分けられ、一旦各メモリ524a,
524bに格納された後、夫々D/Aコンバータ部52
5のD/Aコンバータ525a,525bへ同時に出力
される。このように同期化された各メモリ524a,5
24bからのデジタル信号は、夫々各D/Aコンバータ
525a,525bでアナログ信号に変換される。
【0042】これらアナログ信号に変換されたモノクロ
画像信号及び蛍光画像信号は、各画像信号に対応する後
段信号処理回路526a,526bにおいて各種の処理
を施される。
【0043】後段信号処理回路526bで処理されたモ
ノクロ画像信号は、互いに同じ出力となる3つの画像信
号に分配されてRGB画像信号として生成されるととも
に、このうちのB画像信号には、後段信号処理回路52
6aで処理された蛍光画像信号が加算器527において
加算される。
【0044】そして、蛍光画像信号が加算されたB画像
信号とともにG画像信号及びR画像信号は、モニタ2へ
出力され、同時に、タイミング生成回路511からの同
期信号SYNCも、モニタ2へ出力される。このモニタ2で
は、白色光により照明された体腔壁の白黒画像に対して
自家蛍光を発した部分を青色に着色した画像が、映し出
される。
【0045】次に、外部装置20が生成するモノクロ画
像信号及び蛍光画像信号の夫々の出力レベルを調整する
ために用いるスケール回転装置60について説明する。
【0046】図6は、本例のスケール回転装置60の概
略構成を示す透視図である。
【0047】このスケール回転装置60は、図1に示し
たような蒲鉾形の筐体61内に、バッテリ63,制御回
路64,ドライバ回路65,モータ66,ギア軸受け6
7,センサ68,及び、回転板69を、備えている。
【0048】また、筐体61には、上述したように略半
円形の2つの側面(図6では左右の側面)のうちの一方
の側面に挿入口61aが備えられており、筐体61の内
部には、この挿入口61aから回転板69の側面に向け
て電子内視鏡10の先端部10aをガイドする挿入孔6
2が、形成されている。この挿入孔62は、電子内視鏡
10の先端部10aの外径より若干太めの内径に形成さ
れている。
【0049】さらに、挿入口61aが備えられている筐
体61の側面には、上述したように外部装置20からの
ケーブルCのコネクタを差し込むためのコネクタ差込口
61bが形成されており、このコネクタ差込口61bに
コネクタを差し込んでケーブルCを接続すると、外部装
置20からの同期信号SYNCがこのケーブルCを介して制
御回路64に送信される。
【0050】制御回路64は、バッテリ63より電力が
供給されることにより駆動し、回転板69が外部装置2
0からの同期信号SYNCに同期して回転するように、ドラ
イバ回路65を制御する。ドライバ回路65は、制御回
路64からの命令に応じた回転速度でモータ66が駆動
するように、バッテリ63から供給される電力を調整し
てモータ66に出力する。
【0051】また、ギア軸受け67には、歯車67aを
有する歯車軸と回転板69が取り付けられている回転軸
67bとが、回転可能に取り付けられている。そして、
モータ66による回転運動は、モータ66の駆動軸の先
端に備えられる歯車66aから歯車67aを介して回転
板69に伝達される。回転板69の回転状態は、センサ
68によって検知されて制御回路64に通知される。
【0052】図7は、本例のスケール回転装置60の回
転板69の正面図である。
【0053】回転板69は、図6及び図7に示すよう
に、円板の一方の側面上にこの円板と同軸な状態で歯車
69aを固定するとともに、他方の側面の中心付近に四
角柱状の摘み69bをこの面に対して貼り付けることに
よって、構成されている。
【0054】また、この回転板69は、歯車69aが固
定されている側面において、白色光が照射されると所定
の反射率にて反射する白色光用スケールとしてのコーテ
ィングが施された白色光反射部69cと、紫外光が照射
されると励起して所定の蛍光強度にて発光する蛍光用ス
ケールとしてのコーティングが施された蛍光発光部69
dとを、備えている。これら白色光反射部69c及び蛍
光発光部69dは、夫々、半円形状に形成され、互いの
直線状の辺を接合するように配置されている。これによ
り、回転板69の表面は、白色光反射部69cが占める
領域と蛍光発光部69dが占める領域の2つの領域に区
分されている。
【0055】そして、この回転板69は、その回転が開
始された場合には、制御回路64の制御により同期信号
SYNCに同期するように回転駆動される。即ち、スケール
回転装置60では、回転板69は、光源装置40内の第
1及び第2の回転シャッタ42,46の回転速度と同じ
速度で回転されるとともに、電子内視鏡10の先端部1
0aから白色光(可視光)が射出されている期間に、白
色光反射部69cが挿入孔62の延長線を横切り、電子
内視鏡10の先端部10aから紫外光が射出されている
期間に、蛍光発光部69dが挿入孔62の延長線を横切
るように、回転される。
【0056】ところで、図7に示すように、歯車69a
の中心には孔が形成されており、この歯車69aの孔に
対してギア軸受け67に取り付けられている回転軸67
bを抜き差しすることにより、回転板69は、この回転
軸67bに対して着脱される。尚、この歯車69aの中
心に形成される孔の内面の一部にはその中心軸に沿って
溝が形成されている。そして、回転軸67bの先端にお
いてその軸方向に沿って形成されるキー状の突起(図示
せず)をこの溝に嵌め合わせることにより、回転板69
が回転軸67bに対してその軸周り方向に滑らないよう
に固定される。
【0057】図8は、本例のスケール回転装置60の筐
体61の蓋61cを開いた状態を示す側面図である。
【0058】回転板69は、上述したように、回転軸に
対して抜き差し可能となっているので、この回転板69
を交換する際には、図8に示すように、筐体61の蓋6
1cを開け(図6に示すように、この蓋61cは蝶番6
1dを軸に開閉する)、摘み69bを摘んで回転板69
を手前に引き抜くことにより、回転板69をギア軸受け
67の回転軸67bから取り外す。そして、取り外した
回転板69を事前に用意しておいた回転板69と交換
し、この用意しておいた回転板69の摘み69bを摘ん
で、歯車67aの歯に歯車69aの歯を噛み合わせつつ
回転軸67bが歯車69aの孔に差し込まれるように、
回転板69を押し込み、蓋61cを閉める。
【0059】尚、本実施形態においては、白色光用スケ
ールの反射率や蛍光用スケールの蛍光強度の組み合わせ
が互いに異なる様々な種類の回転板69が、予め複数用
意され、外部装置20に取り付けた電子内視鏡10の機
種やその観察対象に対応する両スケールの組み合わせを
有する回転板69が、複数の回転板69の中から選択さ
れて回転軸67bに取り付けられる。
【0060】次に、以上に示したスケール回転装置60
を用いて外部装置20が出力する各画像信号の出力レベ
ルを調整する手順及び動作について説明する。
【0061】本例の電子内視鏡システム2では、バラン
ス調整時においては、図1に示すように、同期信号SYNC
を取り出すためのケーブルCのコネクタがスケール回転
装置60の筐体61のコネクタ差込口61bに差し込ま
れるとともに、電子内視鏡10の先端部10aがスケー
ル回転装置60の筐体61の挿入口61aへ挿入され
る。そして、外部装置20の筐体に備えられた操作パネ
ル30上のバランス調整ボタン30aが押下されると、
その入力信号がCPU531に送られ、モノクロ画像信
号(RGB画像信号)と蛍光画像信号との出力レベルの
バランス調整処理が実行される。
【0062】バランス調整処理の実行が開始されると、
第1及び第2の回転シャッタ42,46の回転が開始さ
れ、スケール回転装置60の回転板69に近接する状態
(図6)にある電子内視鏡10の先端部10aからは、
タイミングコントローラ51によって制御される第1及
び第2の回転シャッタ42,46の同期した回転に伴っ
て、白色光(可視光)と紫外光とが、交互に射出され
る。
【0063】電子内視鏡10の先端部10aから交互に
射出された白色光と紫外光は、スケール回転装置60の
回転板69の回転に伴ってこの先端部10aの前方(即
ち、CCD14によって撮像される空間)を交互に横切
る白色光反射部69cと蛍光発光部69dに、繰り返し
照射される。このとき、白色光反射部69cは、電子内
視鏡10の先端部10aの前方を横切る間のみ白色光を
照射され、蛍光発光部69dは、この先端部10aの前
方を横切る間のみ紫外光を照射される。
【0064】電子内視鏡10の先端部10aに組み込ま
れたCCD14は、白色光反射部69cにおいて反射し
た白色光と、蛍光発光部69dから発光される蛍光と
を、交互に受光して、各々モノクロ画像信号及び蛍光画
像信号としての電気信号に変換する。
【0065】I/Oポート533を介してモノクロ画像
信号及び蛍光画像信号を受信したCPU531は、各画
像信号の出力レベルが所定の比率となるように各画像信
号に対する増幅率を設定してRAM534に記憶すると
ともに、設定した増幅率によってレベル設定回路522
を制御することにより、時系列に出力されるモノクロ画
像信号と蛍光画像信号を夫々増幅する。ここで、所定の
比率とは、モノクロ画像信号に基づく白黒画像と蛍光画
像信号に基づく青色画像とのバランスが調整されて被検
体を有効に観察することができるように臨床経験に基づ
いて決められたものである。
【0066】そして、以上のバランス調整処理が行われ
た後、スケール回転装置60に差し込んでいたケーブル
Cのコネクタを抜いてモニタ2の所定の差込口に差し込
むとともに、電子内視鏡10を患者の体腔内に挿入して
被検体を観察するときには、モノクロ画像信号と蛍光画
像信号は、RAM534に記憶された各画像信号に対す
る増幅率に応じてレベル設定回路522により増幅され
るので、夫々の出力レベルのバランスが整えられた状態
でモニタ2に出力される。これにより、モニタ2には、
臨床的に有効に観察することができる被検体の映像が映
し出される。
【0067】また、電子内視鏡10の機種を変更すると
きや観察対象を変更するときには、スケール回転装置6
0では、回転板69が、電子内視鏡10の機種やその被
検体の種類に対応する白色光反射部69c及び蛍光発光
部69dの組み合わせを持つ回転板69に、交換され
る。
【0068】そして、ケーブルCのコネクタがスケール
回転装置60の筐体61のコネクタ差込口61bに差し
込まれ、電子内視鏡10の先端部10aがスケール回転
装置60の筐体61の挿入口61aへ挿入され、操作パ
ネル30上のバランス調整ボタン30aが押下される
と、各画像信号との出力レベルのバランス調整処理が実
行される。
【0069】この場合のように回転板69を変更したと
しても、電子内視鏡10の先端部10aから射出される
白色光は、射出される期間のみ白色光反射部69cに向
けて照射されてCCD14においてモノクロ画像信号と
して生成され、電子内視鏡10の先端部10aから射出
される紫外光は、射出される期間のみ蛍光発光部69d
に向けて照射され蛍光画像信号として生成される。そし
て、画像信号処理回路52では、各画像信号の出力レベ
ルが所定の比率となるように各画像信号に対する増幅率
が設定されてRAM534に記憶される。このため、モ
ノクロ画像信号と蛍光画像信号の出力レベルが所定の比
率となるように調整されるので、やはり、モニタ2に
は、臨床的に有効に観察することができる被検体の映像
が映し出される。
【0070】以上に示したように、本実施形態の電子内
視鏡システム1では、スケール回転装置60の挿入口6
1aに電子内視鏡10の先端部10aを挿入し、ケーブ
ルCのコネクタをスケール回転装置60のコネクタ差込
口61bに差し込み、操作パネル30上のバランス調整
ボタン30aを押下するだけで、自動的に出力レベルの
バランスが調整されるので、作業者にとっては、このよ
うな調整を簡単に手早く行うことができる。
【0071】また、電子内視鏡10の機種を交換した場
合や観察対象を変更した場合でも、作業者は、回転板6
9を交換するだけで、簡単に、電子内視鏡10の機種や
被検体に対応したバランス調整を正確に行うことができ
る。
【0072】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の電子内
視鏡システムによれば、白色光と紫外光とを交互に被検
体に照射して通常画像信号と蛍光画像信号とを順次生成
する方式の電子内視鏡システムの場合にも、電子内視鏡
の機種や観察対象に対応するスケールを用いて通常画像
信号と蛍光画像信号の出力レベルのバランス調整を一度
に手早く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態である電子内視鏡システム
の概略の外観を示す斜視図
【図2】 本例の電子内視鏡及び外部装置の概略構成を
示す説明図
【図3】 本例の光源装置における(a)第1の回転シ
ャッタ、及び、(b)第2の回転シャッタの正面図
【図4】 本例の内視鏡プロセッサ内部の概略構成を示
すブロック図
【図5】 (a)ライトガイドの入射端に光束が入射す
る周期、及び、(b)CCDに蓄積された一画面分の電
荷を画像信号として読み出すための転送周期を示す模式
【図6】 本例のスケール回転装置の概略構成を示す透
視図
【図7】 本例のスケール回転装置の回転板の正面図
【図8】 本例のスケール回転装置の筐体の蓋を開いた
状態を示す側面図
【符号の説明】
1 電子内視鏡システム 10 電子内視鏡 10a 先端部 10b コネクタ 11 ライトガイドファイババンドル 14 固体撮像素子(CCD) 20 外部装置 30 操作パネル 30a バランス調整ボタン 40 光源装置 50 内視鏡プロセッサ 51 タイミングコントローラ 52 画像信号処理回路 53 システムコントローラ 60 スケール回転装置 62 挿入孔 64 制御回路 65 ドライバ回路 66 モータ 69 回転板 69c 白色光反射部 69d 蛍光発光部
フロントページの続き (72)発明者 小澤 了 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 BA09 CA02 CA06 CA09 CA11 CA22 DA42 DA51 GA02 GA06 GA11 4C061 CC06 GG01 HH51 LL01 QQ04 RR25 SS07 TT12 WW17 5C054 CA03 CA04 CC07 CD00 EB05 EB07 ED03 ED13 GA04 HA12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子内視鏡の照明光学系に可視光と紫外光
    とを交互に供給する光源装置と、前記電視内視鏡に組み
    込まれた撮像素子により撮像されて生成される画像信号
    を処理する内視鏡プロセッサとを備え、前記電子内視鏡
    が交換可能に取り付けられる電子内視鏡システムであっ
    て、 筐体と、 前記電子内視鏡の先端部が挿入可能であり、この先端部
    を前記筐体の外部から内部へガイドするための挿入孔
    と、 板形状に形成され、その一方の面には可視光が照射され
    ると所定の反射率にて反射する白色光用スケール、及び
    紫外光が照射されると励起して所定の蛍光強度にて発光
    する蛍光用スケールを有し、その回転中に前記白色光用
    スケール及び蛍光用スケールが前記挿入孔の前方を横切
    ることになる位置で回転可能に、前記筐体内部において
    着脱可能に保持される回転板と、 前記筐体内部に保持された前記回転板を、前記電子内視
    鏡の先端部から射出される可視光と紫外光との切替に同
    期して回転駆動させることにより、前記可視光に対して
    前記白色光用スケールを挿入し、前記紫外光に対して前
    記蛍光用スケールを挿入する駆動装置と、 前記電子内視鏡の先端部が前記挿入孔に挿入された状態
    下でバランス調整処理の開始指示が入力されると、前記
    可視光が前記電子内視鏡の先端部から射出された際に前
    記撮像素子から送信される画像信号の出力レベルと、前
    記紫外光が前記電子内視鏡の先端部から射出された際に
    前記撮像素子から送信される画像信号の出力レベルと
    が、所定の比率となるように、前記各画像信号に対する
    増幅率を夫々設定し、設定した各増幅率にて前記各画像
    信号を増幅させる制御部とを備えたことを特徴とする電
    子内視鏡システム。
  2. 【請求項2】前記回転板及び前記駆動装置は、前記電子
    内視鏡と前記光源装置と前記内視鏡プロセッサとは別体
    の筐体に収容され、 前記挿入孔は、前記筐体に形成されていることを特徴と
    する請求項1記載の電子内視鏡システム。
  3. 【請求項3】前記制御部は、前記電子内視鏡の先端部か
    ら可視光と紫外光とを射出するタイミング、及び、撮像
    素子において光電変換して各画像信号を生成するタイミ
    ングを、同期信号を用いて制御し、 前記駆動装置は、前記同期信号に同期させて前記回転板
    を回転させることを特徴とする請求項1又は2記載の電
    子内視鏡システム。
  4. 【請求項4】前記制御部は、前記各画像信号を所定の増
    幅率にて増幅させるための信号処理回路を備えているこ
    とを特徴とする請求項1,2又は3記載の電子内視鏡シ
    ステム。
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