JP2002101017A - 受信装置 - Google Patents

受信装置

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JP2002101017A
JP2002101017A JP2000291755A JP2000291755A JP2002101017A JP 2002101017 A JP2002101017 A JP 2002101017A JP 2000291755 A JP2000291755 A JP 2000291755A JP 2000291755 A JP2000291755 A JP 2000291755A JP 2002101017 A JP2002101017 A JP 2002101017A
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JP
Japan
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signal
received
unit
signals
pilot
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Application number
JP2000291755A
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English (en)
Inventor
Hisashi Kondo
恒 金銅
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Kawasaki Microelectronics Inc
Original Assignee
Kawasaki Microelectronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、複数の通信路を経由して受信された
複数の受信信号を合成して1つの受信信号を生成するこ
とにより通信品質を上げる方式が採用された受信装置に
関し、各受信信号を信号合成に参加させるか否かをより
有効にかつきめ細かく判定する。 【解決手段】複数の通信路を経由した複数の受信信号そ
れぞれのパイロットシーケンスの受信状態を評価して各
受信信号を信号の合成に参加させるか否かを判定する判
定部と、前記判定部で信号の合成に参加させる旨判定さ
れた受信信号を合成する合成部とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の通信路を経
由して受信された複数の受信信号を合成して1つの受信
信号を生成することにより通信品質を上げる方式が採用
された受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば携帯電話等においてスペクトル拡
散方式と呼ばれる移動体通信方式が知られており、この
移動体通信方式においては、例えば複数の基地局から発
せられた電波や、1つの基地局から発せられた電波であ
っても直接に受信された電波と山やビルディング等で反
射された後に受信された電波など、複数の通信路を経由
してきた電波を受信し、その受信により得られた複数の
受信信号を合成して通信品質を上げる、いわゆるRak
e受信方式と呼ばれる受信方式が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが通信路の状態
は移動体通信装置の移動に伴って変化したり、あるいは
移動体通信装置が停止している状態においてもたえず変
化しており、それまで十分な強度の電波が送られてきて
いた通信路が一時的に(あるいは永久に)受信できなく
なったり、新たな通信路を経由した電波が受信された
り、また同一の通信路を経由してきた電波であってもそ
の信号の位相が絶えず変化している。このような状況下
において、どの通信路を経由してきた電波の受信信号を
信号の合成に参加させるかが問題となる。
【0004】例えば特開平10−22871号公報に
は、各受信信号のパワーレベルを求め、パワーレベルの
高い受信信号のみ合成に参加させることが提案されてい
るが、例えばVOX制御と呼ばれる、伝達するデータが
途切れているときは通信自体を停止するという制御を行
なっている場合は、その通信路の受信状態が良好であっ
ても、その通信路の受信信号の平均のパワーレベルは小
さく判定されてしまい、あるいは、送信が途切れている
か否かを閾値で判定して送信されているときのみのパワ
ーレベルを求めようとするとその閾値制御が複雑にな
る。
【0005】また、各通信路ごとの受信を担うFige
r(フィンガ)のオン/オフ(Rake合成に寄与させ
る/させない)は、パワーの計算上、フレーム単位ある
いはスロット単位等ある時間幅単位でしか切り換えるこ
とはできず、Fading(フェーディング)、すなわ
ち、近接した2つの通信路の電波が混在して電波が弱ま
ったり強まったりを繰り返す現象が生じた場合などに対
応できない。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、受信信号を信
号合成に参加させるか否かをより有効にかつきめ細かく
判定することのできる受信装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の受信装置は、複数の通信路を経由して受信された複
数の受信信号を合成して1つの受信信号を生成する受信
装置において、この受信装置は、既知のデータ列からな
るパイロットシーケンスを含む信号を受信する受信装置
であって、複数の通信路を経由した複数の受信信号それ
ぞれのパイロットシーケンスの受信状態を評価して各受
信信号を信号の合成に参加させるか否かを判定する判定
部と、判定部で信号の合成に参加させる旨判定された受
信信号を合成する合成部とを備えたことを特徴とする。
【0008】ここで、上記本発明の受信装置において、
上記判定部は、各受信信号のパイロットシーケンスと、
そのパイロットシーケンスの期待値とを比較して一致す
るか否かを評価し、一致するか否かに応じて、その受信
信号を信号の合成に参加させるか否かを判定するもので
あってもよい。
【0009】本発明の対象としているスペクトル拡散方
式による通信システムにおいては、通信路におけるFa
dingなどによる位相の変化を補正するために、受信
側において既知のシーケンス(パイロットシンボル等)
を送信し、受信側でこのシーケンスを復調し、その復調
結果を基に実際のデータの位相補正を行なう方式が採用
されている。通常このパイロットシンボルは、VOX制
御を行なっている場合であっても送信される。
【0010】本発明はこのシーケンスを利用するという
着想に基づくものである。
【0011】このシーケンス(パイロットシンボル等)
は、VOX制御などの場合でも送信されるため送信パワ
ーの変動を考慮する必要はなく、閾値制御も簡単にな
る。また、前述のフレーム単位あるいはスロット単位よ
りも細かい時間単位である、チャネル推定値の更新レー
ト単位で、Finger値(各受信信号)の有効性を判
定することができるため、きめ細やかなRake制御を
行なうことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0013】図1は、1つのフィンガ(Finger;
1つの通信路を経由してきた電波の受信回路)の主要部
を示すブロック図、図2は、図1のフィンガの各部の信
号シーケンスを示す図である。
【0014】受信信号Sは、このフィンガ10の、チャ
ネル推定部11、パイロット逆拡散部12、およびデー
タ逆拡散部15に入力される。これらのうち、パイロッ
ト逆拡散部12では、パイロットシンボルの逆拡散(受
信信号からのパイロットシンボルの抽出)が行われ、受
信パイロットシンボルRP(図2(B)参照)が生成さ
れる。また、このとき、チャネル推定部11ではその受
信パイロットシンボルRPのチャネル推定値C(図2
(C)参照)が求められる。このチャネル推定値Cは、
対応する受信パイロットシンボルRPの位相変化の程度
を示している。この場合、1シンボルだけでのチャネル
推定では精度が不十分であり、複数のシンボルを用いる
場合が一般的である。
【0015】パイロット逆拡散部12で抽出された受信
パイロットシンボルRPは、乗算器13でチャネル推定
値Cと乗算されることにより、通信回路で受けた位相変
化(回転に対する位相補正(逆回転)を受け、図2
(D)に示す位相補正パイロットシンボルP’が生成さ
れる。この生成された位相補正パイロットシンボルP’
は、有効性判定回路14に入力される。
【0016】有効性判定回路14には、その位相補正パ
イロットシンボルP’のほか既知のパイロットシンボル
の期待値P(図2(A)参照)も入力され、各パイロッ
トシンボルごとにそれらの間の比較が行なわれる。ここ
では、P0=P0’,P1=P1’,P2≠P2’,P3
3’、すなわち、P0’,P1’,P3’に関しては期待
値と一致し、P2については期待値とは一致しなかった
ものとする。この場合、有効性判定回路14では、図2
(E)に示すような、P0’,P1’,P3’については
一致し、P2’ については不一致であることを表わす有
効性判定信号VALIDが出力される。
【0017】一方、受信信号Sは、データ逆拡散部15
にも入力され、データ逆拡散部15では、データ逆拡散
(受信信号Sからのデータ抽出)が行なわれる。このデ
ータも、パイロットシンボルと同一の電波に乗って同一
の通信経路を経由して受信されたものであり、したがっ
てパイロットシンボルと同一の位相変化を受けており、
乗算器16で位相補正(逆回転)が行なわれ、図2
(F)に示すような位相補正データ(SYMBOL)d
が生成される。
【0018】図2(G)は、図2(F)に示す位相補正
データ(SYMBOL)のうちの、有効性判定回路14
で有効である(パイロットシンボルが期待値と一致して
いる)と判定されたデータを抽出したものである。信号
の合成には、この図2(G)に示すデータのみ参加す
る。
【0019】図3は、複数のフィンガと信号合成回路を
示したブロック図である。
【0020】図1に示した回路(フィンガ10)は、複
数の通信路を経由した電波のうちの1つの通信路を経由
した電波の受信を担う回路であり、この受信装置全体と
しては、図3に示すように複数の通信路を経由した電波
を受信するための複数(ここでは簡単のため3つのみ示
してある)のフィンガ10_0,10_1,10_2が
備えられており、各フィンガ10_0,10_1,10
_2のそれぞれからは、図2(E)に示すような有効性
判定信号(VALID)と図2(F)に示すようなデー
タ(SYMBOL)が出力され、これらは全て信号合成
回路20に入力される。
【0021】信号合成回路20では、各フィンガ10_
0,10_1,10_2から送られてきた各データ(S
YMBOL0,SYMBOL1,SYMBOL2)のう
ち、その各フィンガ10_0,10_1,10_2から
送られてきた各有効性判定信号(VALID0,VAL
ID1,VALID2)が、データが有効であることを
示している部分のみ(図2(G)参照)を合成に参加さ
せて、それら有効なデータを合成する。こうすることに
より、合成に参加させる信号を有効に選択ししかもその
切り換えを短かい時間単位(シンボル単位)で行なうこ
とができ、通信品質を有効に向上させることができる。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、各受信信号を信号合成に参加させるか否かを有効か
つきめ細かく判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】1つのフィンガ(Finger;1つの通信経
路を経由してきた電波の受信回路)の主要部を示すブロ
ック図である。
【図2】図1のフィンガの各部の信号シーケンスを示す
図である。
【図3】複数のフィンガと信号合成回路を示したブロッ
ク図である。
【符号の説明】
10,10_0,10_1,10_2 フィンガ 11 チャネル推定部 12 パイロット逆拡散部 13 データ逆拡散部 14 有効性判定回路 15 データ逆拡散部 20 信号合成回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信路を経由して受信された複数
    の受信信号を合成して1つの受信信号を生成する受信装
    置において、 この受信装置は、既知のデータ列からなるパイロットシ
    ーケンスを含む信号を受信する受信装置であって、 複数の通信路を経由した複数の受信信号それぞれのパイ
    ロットシーケンスの受信状態を評価して各受信信号を信
    号の合成に参加させるか否かを判定する判定部と、 前記判定部で信号の合成に参加させる旨判定された受信
    信号を合成する合成部とを備えたことを特徴とする受信
    装置。
  2. 【請求項2】 前記判定部は、各受信信号のパイロット
    シーケンスと、該パイロットシーケンスの期待値とを比
    較して一致するか否かを評価し、一致するか否かに応じ
    て、該受信信号を信号の合成に参加させるか否かを判定
    することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
JP2000291755A 2000-09-26 2000-09-26 受信装置 Pending JP2002101017A (ja)

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