JP2002100401A - 非水系電解液およびそれを用いた電気化学的デバイス - Google Patents

非水系電解液およびそれを用いた電気化学的デバイス

Info

Publication number
JP2002100401A
JP2002100401A JP2000290549A JP2000290549A JP2002100401A JP 2002100401 A JP2002100401 A JP 2002100401A JP 2000290549 A JP2000290549 A JP 2000290549A JP 2000290549 A JP2000290549 A JP 2000290549A JP 2002100401 A JP2002100401 A JP 2002100401A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
substituent
electrolyte
atom
electrochemical device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000290549A
Other languages
English (en)
Inventor
Junko Shigehara
淳孝 重原
Nozomi Sugo
望 須郷
Hideji Iwasaki
秀治 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP2000290549A priority Critical patent/JP2002100401A/ja
Publication of JP2002100401A publication Critical patent/JP2002100401A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 耐加水分解性に優れ、集電体として用いられ
るアルミニウムへの腐食性を低減化した非水系電解液、
および該電解液を用いた電気化学的デバイスの提供。 【解決手段】 一般式(I) (Xは酸素原子または硫黄原子、Y+はLi+、Na+
+または有機アンモニウムイオン、R1〜R4はそれぞ
れ水素原子、トリフルオロメチル基、置換基を有してい
てもよいアルキル基またはアリール基、R5〜R12はそ
れぞれ水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していても
よいアルキル基、アリール基もしくは複素環基を表す
か、または互いに隣接するものがその結合する2つの炭
素原子と一緒になって環構造を形成していてもよく、R
13は置換基を有していてもよいアルキル基、アラルキル
基、アルケニル基、アルコキシル基、アリール基または
複素環基。)で示される有機ケイ素化合物を電解質とし
て含む電気化学的デバイス用の非水系電解液。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リチウムイオン電池、
リチウム電池、電気二重層キャパシタなどの電気化学的
デバイスに使用される非水系電解液およびその非水系電
解液を構成成分とする電気化学的デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気化学的デバイス、例えばリチ
ウムイオン電池やリチウム電池などの非水系電解液電池
には、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4)や六フッ
化リン酸リチウム(LiPF6)などの無機電解質をプ
ロピレンカーボネートやエチレンカーボネートなどの非
水系溶解液に溶解させた非水系電解液が用いられている
(例えば、「新規二次電池材料の最新技術」(シーエム
シー出版、1997年発行)参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の無機電解質は水
によって容易に分解する性質を持つため、非水系溶解液
に含まれる数ppm程度の水とも徐々に反応して分解し
ていく。したがって、上記の無機電解質を含有する非水
系電解液中の電解質濃度は時間の経過とともに低下する
結果、例えば、電池の電気容量が低下するなどの障害が
生じる。このような欠点を解決するため、耐加水分解性
を有し、かつ高い交流伝導度(イオン伝導度)の電解液
を与える電解質として、ビス(トリフルオロスルホニ
ル)イミドリチウムが提案されている(特開平6−17
6769号公報参照))。しかしながら、ビス(トリフ
ルオロスルホニル)イミドリチウムを電解質とする非水
系電解液中では、例えばリチウムイオン電池またはリチ
ウム電池において一般に集電体として使用されるアルミ
ニウムが陽極酸化によって腐食されるため、該非水系電
解液を用いた電気化学的デバイスにおいては、集電体と
して加工性などの点で有利で、しかも一般的であるアル
ミニウムを使用できないという問題点が存在している。
また、この問題点を改良し得る電解質として(CHF2
CF2SO22NLiまたは(CF3CHFCF2SO2
2NLiが提案されているが(特開平9−104686
号公報参照)、これらの電解質は合成に長時間を要する
などの問題がある。しかして、本発明の目的は、これら
の状況を鑑み、耐加水分解性に優れ、アルミニウムへの
腐食性を低減化した新たな非水系電解液、また該非水系
電解液を用いた電気化学的デバイス、例えば電池を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特定の有
機ケイ素化合物を電解質として含む非水系電解液が耐加
水分解性に優れることを見出すとともに、該非水系電解
液を電気化学的デバイス、特にリチウムイオン電池また
はリチウム電池に好適に用いることができることを見出
し、本発明を完成した。すなわち、本発明は 一般式(I)
【0005】
【化4】
【0006】(式中、Xは酸素原子または硫黄原子を表
し、Y+はLi+、Na+、K+または有機アンモニウムイ
オンを表し、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ水素原
子、トリフルオロメチル基、置換基を有していてもよい
アルキル基またはアリール基を表し、R5、R6、R7
8、R9、R10、R11およびR12はそれぞれ水素原子、
ハロゲン原子、置換基を有していてもよいアルキル基、
アリール基もしくは複素環基を表すか、または互いに隣
接するものがその結合する2つの炭素原子と一緒になっ
て環構造を形成していてもよく、R13は置換基を有して
いてもよいアルキル基、アラルキル基、アルケニル基、
アルコキシル基、アリール基または複素環基を表す。)
で示される有機ケイ素化合物(以下、有機ケイ素化合物
(I)と略称する)を電解質として含む電気化学的デバ
イス用の非水系電解液、 有機ケイ素化合物(I)を電解質として含む非水系電
解液を構成成分とする電気化学的デバイス、および 一般式(I−1)
【0007】
【化5】
【0008】(式中、X、R1、R2、R3、R4、R5
6、R7、R8、R9、R10、R11、R1 2およびR13は前
記定義のとおりである。)で示される有機ケイ素化合物
(以下、有機ケイ素化合物(I−1)と略称する)を電
解質として含む非水系電解液を構成成分とする電気化学
的デバイスである。
【0009】
【発明の実施の形態】
【0010】上記一般式中、R1、R2、R3、R4
5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12およびR
13が表すアルキル基としては、例えば、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イ
ソブチル基、tert−ブチル基、アミル基、イソアミ
ル基、ヘキシル基、シクロへキシル基、ノルボルニル基
などが挙げられる。これらのアルキル基は置換基を有し
ていてもよく、かかる置換基としては、例えばフッ素原
子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲン原
子;メトキシ基、エトキシ基などのアルコキシル基など
が挙げられる。
【0011】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7
8、R9、R10、R11、R12およびR1 3が表すアリール
基としては、例えばフェニル基、ナフチル基、アントラ
ニル基などが挙げられ、R5、R6、R7、R8、R9、R
10、R11、R12およびR13が表す複素環基としては、例
えばピリジル基、イソキノリル基、フリル基などが挙げ
られる。これらのアリール基または複素環基は置換基を
有していてもよく、かかる置換基としては、例えばフッ
素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲ
ン原子;メチル基、エチル基などのアルキル基;メトキ
シ基、エトキシ基などのアルコキシル基などが挙げられ
る。
【0012】R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11
よびR12が表すハロゲン原子としては例えばフッ素原
子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などが挙げられ
る。
【0013】R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11
よびR12の互いに隣接するものがその結合する2つの炭
素原子と一緒になって形成していてもよい環構造として
は、例えばシクロヘキシル環、シクロオクチル環、シク
ロペンテニル環、シクロヘキセニル環などの脂肪族環;
ベンゼン環、ナフタレン環などの芳香環;ジヒドロフラ
ン環、フラン環、ピロール環、ピロリン環、デヒドロジ
オキソラン環、ピラゾール環、ピラゾリン環、イミダゾ
ール環、オキサゾール環、イソオキサゾール環、チアゾ
ール環、オキサジアゾール環、トリアゾール環などの5
員環の複素環;ピラン環、ジヒドロピラン環、ピリジン
環、ジヒドロピリジン環、テトラヒドロピリジン環、デ
ヒドロジオキサン環、デヒドロモルホリン環、ピリダジ
ン環、ジヒドロピリダジン環、ピリミジン環、ジヒドロ
ピリミジン環、テトラヒドロピリミジン環、ピラジン
環、ジヒドロピラジン環などの6員環の複素環などが挙
げられる。これらの環構造は置換基を有していてもよ
く、かかる置換基としては、例えばフッ素原子、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲン原子;メチル
基、エチル基などのアルキル基;メトキシ基、エトキシ
基などのアルコキシル基などが挙げられる。
【0014】R13が表すアラルキル基としては、例えば
ベンジル基、フェネチル基などが挙げられ、アルケニル
基としては、例えばビニル基、アリル基などが挙げら
れ、アルコキシル基としては、例えばメトキシ基、エト
キシ基などが挙げられる。これらのアラルキル基、アル
ケニル基、アルコキシル基は置換基を有していてもよ
く、かかる置換基としては、例えばフッ素原子、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲン原子;メチル
基、エチル基などのアルキル基;メトキシ基、エトキシ
基などのアルコキシル基などが挙げられる。
【0015】Y+が表す有機アンモニウムイオンとして
は、例えばテトラメチルアンモニウムイオン、テトラエ
チルアンモニウムイオン、テトラプロピルアンモニウム
イオン、テトラブチルアンモニウムイオン、トリメチル
エチルアンモニウムイオン、トリエチルメチルアンモニ
ウムイオン、N−エチル−N−メチルピロリジニウムイ
オン、N,N−テトラメチレンピロリジニウムイオンな
どが挙げられる。
【0016】有機ケイ素化合物(I)の安定性を考慮し
た場合、R1〜R4の少なくとも一つは電子吸引基である
ことが好ましく、かかる電子吸引性基としては、例えば
トリフルオロメチル基、またはトリクロロメチル基、ペ
ンタフルオロエチル基、ペンタクロロエチル基などのハ
ロゲン原子を置換基として有するアルキル基などが挙げ
られる。なお、有機ケイ素化合物(I−1)は、有機ケ
イ素化合物(I)に包含される化合物である。
【0017】有機ケイ素化合物(I)の具体例として
は、例えば以下の式(a)で示されるリチウム ビス
[α,α−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼンメタノ
ラート(2−)-C2,O]メチルシリケート(1−)、
式(b)で示されるリチウム ビス[α,α−ビス(ト
リフルオロメチル)ベンゼンメタノラート(2−)-
2,O]n−ブチルシリケート(1−)、式(c)で
示されるリチウム ビス[α,α−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンゼンメタノラート(2−)-C2,O]フェ
ニルシリケート(1−)が挙げられる。
【0018】
【化6】
【0019】
【化7】
【0020】
【化8】
【0021】これらの有機ケイ素化合物(I)の製造法
は特に限定されるものではなく、例えばジャーナル オ
ブ アメリカン ケミカル ソサエティー(J.Am.
Chem.Soc.)、第107巻、6340−635
2頁(1985年)に記載されているような方法で合成
することができる。例えば、式(a)で示されるリチウ
ム ビス[α,α−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼ
ンメタノラート(2−)-C2,O]メチルシリケート
(1−)は、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ
−2−フェニル−2−プロパノール(以下、RfOHと
略称する)をブチルリチウムなどでリチオ化した後、メ
チルトリクロロシランと反応させることで得られる。ま
た、RfOHをブチルリチウムなどでリチオ化した後、
テトラクロロシランと反応させてビス[α,α−ビス
(トリフルオロメチル)ベンゼンメタノラート(2−)
-C2,O]シランを合成し、この化合物にメチルリチウ
ムを反応させて得ることもできる。なお、RfOHは市
販されており、容易に入手することができる。
【0022】有機ケイ素化合物(I)を電解質として含
む非水系電解液を調製する際の溶媒としては、非水系電
解液を調製する際に通常用いられる非水系溶解液を使用
することができる。かかる非水系溶解液としては、例え
ばプロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ジ
メチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルエ
チルカーボネートなどのカーボネート;ジメトキシエタ
ン、ジエトキシメタン、ジエトキシエタン、テトラヒド
ロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,3−ジ
オキソランなどのエーテル;γ−ブチロラクトン、γ−
バレロラクトンなどのラクトン;ギ酸メチル、酢酸メチ
ル、酢酸エチルなどのエステル;アセトニトリルなどの
ニトリル;スルホランなどのスルホン;ジメチルホルム
アミド、N−メチルピロリドンなどのアミドなどが挙げ
られる。これらの非水系溶解液は一種類を単独で使用し
てもよく、二種類以上を混合して使用してもよい。非水
系溶解液の使用量は、電解質である有機ケイ素化合物
(I)の濃度として、0.01mol/lから該有機ケ
イ素化合物(I)の飽和濃度の範囲で適宜決定すること
ができ、非水系電解液の交流伝導度(イオン伝導度)の
値を高く確保する観点からは、有機ケイ素化合物(I)
の濃度として0.03mol/l〜1.5mol/lの
範囲となる量が好ましい。
【0023】また、非水系電解液を調製した後、該非水
系電解液に高分子成分をさらに添加してもよい。かかる
高分子成分としては、本発明の非水系電解液によって膨
潤または溶解し得るものが好ましく、例えばポリエチレ
ンオキシドのようなオキシアルキレン基をセグメントに
もつポリマー、ポリアクリロニトリル、ポリフッ化ビニ
リデンなどが挙げられる。高分子成分を添加する場合、
その添加量に特に制限はないが、非水系電解液に対して
通常10〜1000重量部の範囲であるのが好ましい。
高分子成分を添加することで、例えば電池作製時のかし
め工程における非水系電解液の漏れを低減化させること
ができる。
【0024】有機ケイ素化合物(I)を電解質として含
む非水系電解液、例えば有機ケイ素化合物(I−1)を
電解質として含む非水系電解液は、リチウムイオン電
池、リチウム電池、電気二重層キャパシタ、燃料電池な
どの種々の電気化学的デバイスの構成成分として使用す
ることができ、特にリチウムイオン電池またはリチウム
電池などの非水系電解液電池の構成成分として用いるこ
とが好ましい。
【0025】本発明の、有機ケイ素化合物(I)を電解
質として含む非水系電解液を構成成分とした電気化学的
デバイス、例えばリチウムイオン電池、リチウム電池な
どの非水系電解液電池は、現在実用化されているリチウ
ムイオン電池またはリチウム電池の作製に通常用いられ
ている方法と同様の方法で作製することができる。
【0026】正極材料としては、例えばLiCoO2
LiNiO2、LiMn24、LiMnO2、Li2Mn5
12、Li4Mn512、LiFeO2、LiNi(1-x)
x 2(0<X<1)などのリチウム−遷移金属複合酸
化物またはこれらの混合物;2,5−ジメルカプト−
1,3,4−チアゾールなどの有機ジスルフィド;ポリ
アニリン、フッ化黒鉛、二酸化マンガンなどが挙げられ
る。正極は、例えば上記したリチウム−遷移金属複合酸
化物などの正極材料を粉末状に粉砕後、アセチレンブラ
ックなどの導電性材料を添加し、次いでポリフッ化ビニ
リデンなどのバインダーを溶解させたジメチルホルムア
ミド溶液を添加してペースト状にした後、アルミニウム
箔などからなる集電体に塗布し、加圧成形し、必要に応
じて熱処理した後、乾燥することで作製することができ
る。
【0027】負極材料としては、例えば黒鉛系炭素、易
黒鉛化炭素、難黒鉛化系炭素、ポリアセンなどの炭素材
料またはこれらの混合物;リチウム金属などが挙げられ
る。負極は、例えば、上記した炭素材料などの負極材料
を粉末状に粉砕後、ポリフッ化ビニリデンなどのバイン
ダーを溶解させたジメチルホルムアミド溶液を添加して
ペースト状にし、銅箔などからなる集電体に塗布して乾
燥することで作製することができる。リチウム金属を負
極に用いる場合は、リチウム金属箔またはリチウム圧延
板を、所望の大きさに切断することによって作製でき
る。
【0028】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定さ
れるものではない。
【0029】参考例1 リチウム ビス[α,α−ビス
(トリフルオロメチル)ベンゼンメタノラート(2−)
-C2,O]メチルシリケート(1−)(式(a)の化合
物)の合成 窒素雰囲気下、攪拌棒および滴下ロートを備えた容量2
00mlの三つ口フラスコにn−ブチルリチウム88m
l(3mol/lヘキサン溶液、0.264mol)を
入れ、次いでテトラメチレンジアミン3.61ml(2
4mmol)を滴下して室温で15分間攪拌後、0℃に
冷却した。この溶液にRfOH20.9ml(0.12
mol)およびテトラヒドロフラン18mlを加えて3
0分間攪拌した後、室温まで昇温してさらに24時間攪
拌した。この混合液を再び0℃に冷却し、該混合液にメ
チルトリクロロシラン7.05ml(0.06mmo
l)を滴下した後、室温に昇温して1時間攪拌した。反
応液に水2.5mlおよびエーテル500mlを加え、
0.5N塩酸水溶液20mlで2回、さらに水15ml
で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮
し、淡黄白色固体22.0gを回収した。得られた淡黄
白色固体をテトラヒドロフラン−クロロホルム混合溶媒
を用いて再結晶後、さらに塩化メチレン−ペンタン−ジ
エチルエーテル混合溶媒を用いて再結晶し、下記の物性
を有するリチウム ビス[α,α−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンゼンメタノラート(2−)-C2,O]メチ
ルシリケート(1−)(以下、錯体(a)と略称する)
14.5gを得た。なお、後述する実施例においては、
アルゴン雰囲気下、上記で得られた錯体(a)10gを
テトラヒドロフラン60gに溶解させ、得られた溶液に
中性アルミナ10gを加えて25℃で72時間攪拌後、
中性アルミナを濾過して除去し、濾液を濃縮して、さら
に50℃で12時間真空乾燥して得られた錯体(a)を
用いた。
【0030】錯体(a)1 H−NMRスペクトル(270MHz,DMSO−
6,TMS,ppm) δ:8.05(m,2H,A
rH ortho to Si),7.32(m,6
H,ArH),0.12(s,3H,SiCH3) FD−Massスペクトル: m/e(相対強度) 5
34(100,M+) 元素分析:calcd.for C1911212SiLi Li 1.3,C 42.7,H 2.1,F 42.7 anal. Li 1.39,C 42.1,H 2.9,F 42. 4
【0031】参考例2 リチウム ビス[α,α−ビス
(トリフルオロメチル)ベンゼンメタノラート(2−)
-C2,O]n−ブチルシリケート(1−)(式(b)の
化合物)の合成 窒素雰囲気下、攪拌棒および滴下ロートを備えた容量2
00mlの三つ口フラスコにn−ブチルリチウム88m
l(3M/lヘキサン溶液、0.264mol)を入
れ、次いでテトラメチレンジアミン3.61ml(24
mmol)を滴下し、室温で15分間攪拌後、0℃に冷
却した。この溶液にRfOH20.9ml(0.12m
ol)およびテトラヒドロフラン18mlを加えて30
分間攪拌した後、室温まで昇温してさらに24時間攪拌
した。この混合液を再び0℃に冷却し、該混合液にブチ
ルトリクロロシラン11.4g(0.06mmol)を
滴下した後、室温に昇温して1時間攪拌した。反応液に
水2.5mlおよびエーテル500mlを加え、0.5
Nの塩酸水溶液20mlで2回、さらに水15mlで洗
浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮する
ことにより油状液体28.3gを得た。得られた油状液
体をテトラヒドロフラン−クロロホルム混合溶媒を用い
て再結晶後、さらに塩化メチレンを用いて再結晶し、下
記の物性を有するリチウム ビス[α,α−ビス(トリ
フルオロメチル)ベンゼンメタノラート(2−)-C2
O]n−ブチルシリケート(1−)(以下、錯体(b)
と略称する)11.2gを得た。なお、後述する実施例
においては、アルゴン雰囲気下、上記で得られた錯体
(b)10gをテトラヒドロフラン60gに溶解させ、
得られた溶液に中性アルミナ10gを加えて25℃で7
2時間攪拌後、中性アルミナを濾過して除去し、濾液を
濃縮して、さらに50℃で12時間真空乾燥して得られ
た錯体(b)を用いた。
【0032】錯体(b)1 H−NMRスペクトル(270MHz,DMSO−
6,TMS,ppm) δ:8.05(m,2H,A
r H ortho to Si),7.30(m,6
H,ArH),1.39(m,2H,SiCH2),
1.05(m,4H,SiCCH2CH2),0.73
(s,3H,−CH3) FD−Massスペクトル: m/e(相対強度)57
6(100,M+) 元素分析:calcd.for C2217212SiLi Li 1.2,C 45.8,H 3.0,F 39.6; anal.Li 1.3,C 44.2,H 3.5,F 40.4
【0033】参考例3 リチウム ビス[α,α−ビス
(トリフルオロメチル)ベンゼンメタノラート(2−)
-C2,O]フェニルシリケート(1−)(式(c)の化
合物)の合成 窒素雰囲気下、攪拌棒および滴下ロートを備えた容量2
00mlの三つ口フラスコにn−ブチルリチウム88m
l(3M/lヘキサン溶液、0.264mol)を入
れ、次いでテトラメチレンジアミン3.61ml(24
mmol)を滴下し、室温で15分間攪拌後、0℃に冷
却した。この溶液にRfOH20.9ml(0.12m
ol)およびテトラヒドロフラン18mlを加えて30
分間攪拌した後、室温まで昇温してさらに24時間攪拌
した。この混合液を再び0℃に冷却し、該混合液にフェ
ニルトリクロロシラン12.6g(0.06mmol)
を滴下した後、室温に昇温して1時間攪拌した。反応液
に水2.5mlおよびエーテル500mlを加え、0.
5Nの塩酸水溶液20mlで2回、さらに水15mlで
洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮
し、淡黄白色固体14.6gを回収した。得られた淡黄
白色固体をテトラヒドロフラン−クロロホルム混合溶媒
を用いて再結晶後、さらに塩化メチレンを用いて再結晶
し、下記の物性を有するリチウム ビス[α,α−ビス
(トリフルオロメチル)ベンゼンメタノラート(2−)
-C2,O]フェニルシリケート(1−)(以下、錯体
(c)と略称する)11.9gを得た。なお、後述する
実施例においては、アルゴン雰囲気下、上記で得られた
錯体(c)10gをテトラヒドロフラン60gに溶解さ
せ、得られた溶液に中性アルミナ10gを加えて25℃
で72時間攪拌後、中性アルミナを濾過して除去し、濾
液を濃縮し、さらに50℃で12時間真空乾燥して得ら
れた錯体(c)を用いた。
【0034】錯体(c)1 H−NMRスペクトル(270MHz,DMSO−
6,TMS,ppm) δ:8.28(m,2H),
7.80(m,2H),7.36(m,6H),7.0
2(m,3H) FD−Massスペクトル: m/e(相対強度)59
6(100,M+) 元素分析:calcd.for C2413212SiLi Li 1.2,C 48.3,H 2.2,F 38.2; anal.Li 1.3,C 44.2,H 3.5,F 40.4
【0035】実施例1 露点温度−50℃以下に調節したアルゴン雰囲気のドラ
イボックス中で、参考例1で得られた錯体(a)を、非
水系溶解液としてのプロピレンカーボネート(水分含有
率:<5ppm)に室温で溶解させ、錯体(a)の濃度
が0.2mol/lであるプロピレンカーボネート溶液
を調製した。次いで、同ドライボックス中で、上記のプ
ロピレンカーボネート溶液を電解液とし、作用電極をア
ルミニウム(市販のアルミ箔)、対電極および参照電極
をリチウム金属としたセルで、アルミニウムをリチウム
金属に対して+4.0Vの電位に保持した時に流れる単
位電極面積当たりの電流値を測定し、アルミニウム陽極
酸化電流値とした。結果を表1に示した。
【0036】実施例2 実施例1において、錯体(a)の代わりに参考例2で得
られた錯体(b)を用いた以外は実施例1と同様にして
プロピレンカーボネート溶液を調製し、アルミニウム陽
極酸化電流値を求めた。結果を表1に示した。
【0037】実施例3 実施例1において、錯体(a)の代わりに参考例3で得
られた錯体(c)を用いた以外は実施例1と同様にして
プロピレンカーボネート溶液を調製し、アルミニウム陽
極酸化電流値を求めた。結果を表1に示した。
【0038】比較例1 露点温度−50℃以下に調節したアルゴン雰囲気のドラ
イボックス中で、LiPF6を非水系溶解液としてのプ
ロピレンカーボネート(水分含有率:<5ppm)に室
温で溶解させ、0.2mol/lのプロピレンカーボネ
ート溶液を調製した。次いで、同ドライボックス中で、
LiPF6のプロピレンカーボネート溶液を電解液とし
て、作用電極をアルミニウム(市販のアルミ箔)、対電
極および参照電極をリチウム金属としたセルで、アルミ
ニウムをリチウム金属に対して+4.0Vの電位に保持
した時に流れる単位電極面積当たりの電流値を測定し、
アルミニウム陽極酸化電流値とした。結果を表1に示し
た。
【0039】
【表1】
【0040】実施例1〜3および比較例1の結果から、
有機ケイ素化合物(I)を電解質として非水系溶解液に
溶解させた非水系電解液におけるアルミニウム陽極酸化
電流値は、比較例1のLiPF6を電解質とした非水系
電解液での値の1/5000以下である。このことは、
実施例1〜3の非水系電解液中では、アルミニウムの腐
食速度は比較例1の非水系電解液中の1/5000以下
になることを示している。
【0041】実施例4 室温下、参考例1で得られた錯体(a)を非水系溶解液
としてのプロピレンカーボネート(水分含有率:<5p
pm)に溶解させ、濃度0.1mol/lである非水系
電解液を調製した。次に、この非水系電解液に水を10
重量%添加して、室温下で30日放置した後、飛行時間
型質量分析計(time−of−flight mas
s spectrometer、以下TOF−MASS
と略称する)を用いて、この溶液のスペクトルを測定し
た。このTOF−MASSスペクトルを水添加前の非水
系電解液のTOF−MASSスペクトルと比較したとこ
ろ、両者に変化は認められず、また錯体(a)が加水分
解された場合に生成する水酸化リチウムに由来するピー
クも全く観察されなかった。
【0042】実施例5 実施例4において、錯体(a)の代わりに参考例2で得
られた錯体(b)を用いた以外は実施例4と同様の操作
を行い、TOF−MASSを用いて水添加前の非水系電
解液のスペクトルと比較した結果、スペクトルに変化は
認められなかった。
【0043】実施例6 実施例4において、錯体(a)の代わりに参考例3で得
られた錯体(c)を用いた以外は実施例4と同様の操作
を行い、TOF−MASSを用いて水添加前の非水系電
解液のスペクトルと比較した結果、スペクトルに変化は
認められなかった。
【0044】実施例7〜9 露点温度−50℃以下に調節したアルゴン雰囲気のドラ
イボックス中で、参考例1〜3で得られた錯体(a)、
錯体(b)および錯体(c)を用い、非水系溶解液とし
てのプロピレンカーボネート(水分含有率:<5pp
m)またはジメトキシエタン(水分含有率:<5pp
m)に室温で溶解させ、それぞれ表1に示す濃度の非水
系電解液を調製した。次いで、同ドライボックス中で、
各非水系電解液について、下記の手法で交流伝導度を測
定した。すなわち、よく研磨したステンレス電極間に、
測定する非水系電解液を含浸したポリプロピレンスぺー
サー(直径2cm、厚さ25μm)を挟み込むことによ
って交流伝導度測定用のセルを作成し、インピーダンス
アナライザー(ヒューレットパッカード社製、HP41
92A)を用いて振幅0.5V、測定範囲100Hz〜
2.5MHz、測定温度25℃の条件下で交流伝導度を
測定した。結果を表2に示す。
【0045】比較例2 露点温度−50℃以下に調節したアルゴン雰囲気のドラ
イボックス中で、LiPF6を非水系溶解液としてのプ
ロピレンカーボネート(水分含有率:<5ppm)に溶
解させ、0.2mol/lの非水系電解液を調製した。
この非水系電解液について、実施例7〜9と同様の手法
で交流伝導度を測定した。結果を表2に示す。
【0046】
【表2】
【0047】表2より、本発明の、有機ケイ素化合物
(I)を電解質とする非水系電解液の交流伝導度は、従
来の非水系電解液電池の電解質であるLiPF6を用い
た非水系電解液と同等の性能を示しており、本発明の非
水系電解液は非水系電解液電池に好適であることがわか
る。
【0048】実施例10〜12 露点温度−50℃以下に調節したアルゴン雰囲気のドラ
イボックス中で、図1のようなコイン型リチウム二次電
池(直径20mm、厚さ3.0mm)を作製した。ここ
で、リチウム金属からなる負極1は負極集電体2の内面
に圧着されており、この負極集電体2はフェライト系ス
テンレス鋼(SUS430)からなる負極缶3の内底面
に固着されている。前記負極缶3の周端は、ポリプロピ
レン製のガスケット4の内部に固定されており、ガスケ
ット4の外周にはステンレスからなる正極缶5が固定さ
れている。この正極缶5の内底面には正極集電体6が固
定されており、この正極集電体6の内面には正極7が固
定されている。この正極7と前記負極1の間にはポリエ
チレン製多孔質フィルムからなるセパレーター8が挿入
されており、電極および、セパレーターが本発明の非水
系電解液によって含浸されている。前記正極7は、コバ
ルト酸リチウム(LiCoO2)、導電剤としてのアセ
チレンブラックおよび結着材としてのポリフッ化ビニリ
デンを重量比で90:5:5の割合となるように混合し
たものを加圧成形し、250℃〜350℃にて熱処理し
て作製した。また、前記負極1は、リチウム圧延板を所
定寸法に打ち抜くことによって作製した。
【0049】非水系電解液としては、錯体(a)、錯体
(b)および錯体(c)を、非水系溶解液としてのプロ
ピレンカーボネート(水分含有率:<5ppm)にそれ
ぞれ室温で溶解させ、0.2mol/lのプロピレンカ
ーボネート溶液としたものを用いた。
【0050】それぞれの非水系電解液を用いて作製した
コイン型リチウム二次電池において、充放電の電流密
度:0.2mA/cm2、充電終止電圧:4.2V、放
電終止電圧:2.7Vの条件で室温で充放電試験を行
い、1サイクル目の放電容量および70サイクル目の放
電容量保持率を求めた。得られた結果を表3に示した。
ここで、70サイクル目の放電容量保持率とは70サイ
クル目の放電容量を1サイクル目の容量で割った百分率
である。
【0051】参考例4 電解質としてLiPF6を用い、非水系溶解液としての
プロピレンカーボネート(水分含有率:<5ppm)に
室温で溶解させることによって、0.2mol/lの非
水系電解液を調製した。この非水系電解液を用いて実施
例7〜9と同様にしてコイン型リチウム二次電池を作製
し、実施例10〜12と同様にして1サイクル目の放電
容量および70サイクル目の放電容量保持率を求めた。
得られた結果を表3に示した。
【0052】
【表3】
【0053】表3より、本発明の、有機ケイ素化合物
(I)を電解質とする非水系電解液を用いた非水系電解
液電池の放電容量および放電容量保持率は、従来の非水
系電解液において電解質として用いられているLiPF
6と同等またはそれ以上の性能を示すことがわかる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、耐加水分解性に優れ、
集電体として一般的に用いられるアルミニウムへの腐食
性を低減化した非水系電解液、および該非水系電解液を
用いた電気化学的デバイスを提供することができる。
【0055】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気化学的デバイスの構成について、
その一実施態様としてのコイン型リチウム二次電池の構
成を示す。
【符号の説明】
1 負極 2 負極集電体 3 負極缶 4 ガスケット 5 正極缶 6 正極集電体 7 正極 8 セパレーター

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、Xは酸素原子または硫黄原子を表し、Y+はL
    +、Na+、K+または有機アンモニウムイオンを表
    し、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ水素原子、トリ
    フルオロメチル基、置換基を有していてもよいアルキル
    基またはアリール基を表し、R5、R6、R7、R8
    9、R10、R11およびR12はそれぞれ水素原子、ハロ
    ゲン原子、置換基を有していてもよいアルキル基、アリ
    ール基もしくは複素環基を表すか、または互いに隣接す
    るものがその結合する2つの炭素原子と一緒になって環
    構造を形成していてもよく、R13は置換基を有していて
    もよいアルキル基、アラルキル基、アルケニル基、アル
    コキシル基、アリール基または複素環基を表す。)で示
    される有機ケイ素化合物を電解質として含む電気化学的
    デバイス用の非水系電解液。
  2. 【請求項2】 一般式(I) 【化2】 (式中、Xは酸素原子または硫黄原子を表し、Y+はL
    +、Na+、K+または有機アンモニウムイオンを表
    し、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ水素原子、トリ
    フルオロメチル基、置換基を有していてもよいアルキル
    基またはアリール基を表し、R5、R6、R7、R8
    9、R10、R11およびR12はそれぞれ水素原子、ハロ
    ゲン原子、置換基を有していてもよいアルキル基、アリ
    ール基もしくは複素環基を表すか、または互いに隣接す
    るものがその結合する2つの炭素原子と一緒になって環
    構造を形成していてもよく、R13は置換基を有していて
    もよいアルキル基、アラルキル基、アルケニル基、アル
    コキシル基、アリール基または複素環基を表す。)で示
    される有機ケイ素化合物を電解質として含む非水系電解
    液を構成成分とする電気化学的デバイス。
  3. 【請求項3】 一般式(I−1) 【化3】 (式中、Xは酸素原子または硫黄原子を表し、R1
    2、R3およびR4はそれぞれ水素原子、トリフルオロ
    メチル基、置換基を有していてもよいアルキル基または
    アリール基を表し、R5、R6、R7、R8、R9、R10
    11およびR12はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、置
    換基を有していてもよいアルキル基、アリール基もしく
    は複素環基を表すか、または互いに隣接するものがその
    結合する2つの炭素原子と一緒になって環構造を形成し
    ていてもよく、R13は置換基を有していてもよいアルキ
    ル基、アラルキル基、アルケニル基、アルコキシル基、
    アリール基または複素環基を表す。)で示される有機ケ
    イ素化合物を電解質として含む非水系電解液を構成成分
    とする電気化学的デバイス。
  4. 【請求項4】 非水系電解液電池である請求項2または
    請求項3に記載の電気化学的デバイス。
JP2000290549A 2000-09-25 2000-09-25 非水系電解液およびそれを用いた電気化学的デバイス Pending JP2002100401A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000290549A JP2002100401A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 非水系電解液およびそれを用いた電気化学的デバイス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000290549A JP2002100401A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 非水系電解液およびそれを用いた電気化学的デバイス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002100401A true JP2002100401A (ja) 2002-04-05

Family

ID=18773766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000290549A Pending JP2002100401A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 非水系電解液およびそれを用いた電気化学的デバイス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002100401A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100477751B1 (ko) * 2002-11-16 2005-03-21 삼성에스디아이 주식회사 비수계 전해액 및 이를 채용한 리튬 전지
JP2007213924A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Shoei Electronics Kk 有機電解質電池
JP2016145165A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 信越化学工業株式会社 フッ素含有ケイ素化合物、その製造方法、及びフッ素含有ケイ素樹脂の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100477751B1 (ko) * 2002-11-16 2005-03-21 삼성에스디아이 주식회사 비수계 전해액 및 이를 채용한 리튬 전지
JP2007213924A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Shoei Electronics Kk 有機電解質電池
JP2016145165A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 信越化学工業株式会社 フッ素含有ケイ素化合物、その製造方法、及びフッ素含有ケイ素樹脂の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Sakaebe et al. Application of room temperature ionic liquids to Li batteries
JP6842557B2 (ja) 硫酸ホウ素リチウム化合物、リチウム二次電池用添加剤、電池用非水電解液、及びリチウム二次電池
WO2013005828A1 (ja) 非水電解液用添加剤、非水電解液、及び、蓄電デバイス
KR101422383B1 (ko) 환상 설폰 화합물을 함유하는 비수전해액, 및 리튬 2차 전지
JP5956680B2 (ja) 電池用非水電解液、新規化合物、高分子電解質、及びリチウム二次電池
JP5519862B2 (ja) イオン液体、当該イオン液体を含有するリチウム二次電池用電解質、及び当該電解質を備えるリチウム二次電池
WO2013058387A1 (ja) ホスホノスルホン酸化合物を含有する非水電解液、及びリチウム二次電池
JP5212241B2 (ja) 非水電解液およびリチウム二次電池
JP2003536229A (ja) リチウムバッテリのための電解塩
KR20100100676A (ko) 아미드 화합물을 포함하는 전해질 및 이를 구비한 전기화학소자
JP2000138071A (ja) 非水電解液およびそれを用いたリチウム二次電池
JP6843378B2 (ja) 含硫黄ポリマー
JP2010205695A (ja) 蓄電デバイス
JP2019133895A (ja) 電解液用添加剤
JP5398321B2 (ja) 二次電池用非水電解液及び非水電解液二次電池
JP5823261B2 (ja) 非水電解液及び該電解液を用いた非水電解液二次電池
JP2018133146A (ja) 非水二次電池用電解質及びそれを用いた電解液並びに電池
JP4904950B2 (ja) 電気二重層キャパシタ
JP2002100401A (ja) 非水系電解液およびそれを用いた電気化学的デバイス
JP2003040885A (ja) グリセリンジカーボネート誘導体、それを用いた非水電解液、高分子電解質および電池
JP2013051179A (ja) 環状スルホン化合物を含有する非水電解液、及びそのリチウム二次電池
JP5680509B2 (ja) メソイオン化合物を含む電池用電解液、及び当該電解液を含む電池
JP3715436B2 (ja) 塩、電解液及びそれを用いた電気化学デバイス
JP3341705B2 (ja) リチウム二次電池
WO2020025499A1 (en) New components for electrolyte compositions